結構当てはまっててなんか泣きそう

ヲタ気質

少年になった〇〇へ。

〇〇、平和に暮らしていますか？もう自分の名前を漢字で書けるようになりましたか？そして、未来でも私と仲良くしていますか？きっと今と同じように、みんなで助け合いながら仲良く暮らしていることと思います。

こちらの〇〇は、やっと、いや、いつのまにか、小学校に入学するまでになりました。あんなに泣き虫だったれんが、とうとうランドセルを背負うのですから、嬉しいような、寂しいような、複雑な気持ちです。

〇〇は、小学校に入る前のこと、覚えていますか？鈴虫とカナブンを集めていたこと、空豆の皮むきを手伝ってくれたこと、なぜかミミズを殺戮していたこと。もう最近では、そういった子供っぽい部分もだいぶ減ってきて、「おにいさん」になりはじめましたね。これからも成長が楽しみですが、やっぱり、もう少し子供でいてほしいような、なんとも言えない気持ちになります。

未来の〇〇は、毎日をどう過ごしていますか？学校は楽しいですか？〇〇は小さいころから、少しぼーっとしたところがあったり、意欲的に「これができるようになりたい」と取り組むようなところがあまりなかったので、のほほんと日々を過ごしているんじゃないかなぁと勝手に想像しています。あまり大きなことは考えずに、小さな幸せを見つけながら暮らしている姿が、なんとなく浮かんできます。

それと、未来の〇〇が、人間関係の荒波でつらい思いをしていないか、とても心配しています。もともと〇〇は気も弱いし、内弁慶ではないけれど、喧嘩をするとすぐに泣いてしまうし、しっかりしたところもあまり見られませんでした。私の前では明るくて面白い子ですが、他の子とおもちゃを取り合ってもすぐに泣かされてしまうし、大事にしていたシールの絵本を他の子に奪われたときも、取り返せずにただただ泣いたりもじもじしているだけでした。親馬鹿なので私にとってはそんな〇〇がかわいいなぁと思いますが、将来はどうなってしまうんだろうと思うと不安です。未来では、もっと自信を持って、強気で、堂々と生きていてほしいなと思います。

〇〇。本当は、〇〇がいつかお嫁さんを見つけて出ていくのだろうと想像すると、とても寂しいです。彼女や奥さんにあーでもないこーでもないと言いたがるであろう未来の私は、すでにれんに嫌われてしまっているのかもしれませんね。なんだか寂しい未来しか思いつきませんが、例えばいつか〇〇がお金持ちになって、〇〇のそばに私が住める家を建ててくれたら、それで私は満足です。

今ここにいる〇〇、入学おめでとう。そして未来にいる〇〇が健康で、無事この手紙が届いていますように。では、未来で会いましょう。

20〇〇年4月 母より

P.S.こちらの〇〇は、いなごの佃煮も食べました。そちらの〇〇は、どうですか？

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！
やめてくれええええええええええええええええ！