まどか「ゲッターロボサーガ!!」 (341)

閉塞と混沌の時代に突如として発表された「ゲッターロボアーク」のアニメ化に「魔法少女まどか☆マギカ 
叛逆の物語」の続編の制作決定…!

100年に1度のこのビッグウェーブ、乗るしかない…!ということで漫画版初代ゲッターロボとまどマギの
コラボSSを書くことになりました。

ただし物語をクロスオーバーさせるのは偉大な先人たちの通った道だし、まどマギファンの皆様にもこの機会に
改めてゲッターについて知ってもらいたかったので、『まどマギのキャラクター達で漫画版ゲッターロボを再現する』
というコンセプトのSSになりました。

文章力が無い、想像力も足りてない、話のテンポも悪い…とダメな書き手ではありますが、大好きな2つの作品を
繋ぐことで1人でも多くの方に相手側の作品を知ってもらう切っ掛けになれるように一生懸命頑張りたいと思います!!

長文になってしまい申し訳ありませんでしたが、まずは物語の導入部としてまどマギのクライマックスシーンから
始めさせてもらいます。

それではお楽しみください、ドワオ!!






SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1621068598



まどか「ゲッターロボサーガ!!」
プロローグ-1-
『閃光!!願いの果て!』



見滝原市 中心街


ほむら「う…ぐ…!」


遠のいていた意識が身体中を走る激痛によって無理矢理呼び戻される。

か細い少女の身体は傷つき、血にまみれていた。
特に彼女の両脚は崩れたビルに押しつぶされ、完全にその場から動けなくなっていた。


ほむら「どうして…何度やってもあいつに勝てない…」


そうつぶやいて少女…暁美ほむらは天を仰いだ。

 



キャハハハハハハハハハ


見滝原の上空に浮かぶ巨大な異形の姿。

『ワルプルギスの夜』…別名『舞台装置の魔女』。
スーパーセルを伴い、姿を顕現させる度に何千人もの犠牲者を出す最凶最悪の魔女。

ほむらにとって、絶対に越えなければならない障害といえる存在なのだが…その壁は彼女にとって、あまりにも高すぎる壁だった…。

ほむらは親友である鹿目まどかを救う為に数え切れないほど時間を逆行し、ワルプルギスの夜に戦いを挑み続けていた。

しかし…いまだかつて1度たりとも戦いに勝てたことはなく、そして今回も同じ結果に終わってしまった…。


ほむら「…繰り返せば、その度にまどかの因果が増える…」

ほむら「…う…っうう…ッ」


ポタッ…ポタッ…。


あまりの悔しさ、無力さにほむらの目からとめどなく涙がこぼれる…。


ほむら「私がやってきた事は結局……!」





ーーもういいんだよ、ほむらちゃん。





ほむら「!!」

聞きなれた人なつっこい声にほむらは伏せていた顔を上げる。


ほむら「あ……まどか……」

いつの間に来たのだろうか。

ほむらの目の前には彼女のかけがえのない大切な友人、鹿目まどかが立っていた。


ほむら「まさか……」


ほむらの問いかけにまどかは申し訳なさそうに…けれど優しくほほ笑みながら答えた。





まどか「…ごめんね」


キュウべえ「ーー数多の世界の運命を束ね因果の特異点となった君ならば」

キュウべえ「どんな途方もない望みであろうと叶えられるだろう」


ほむら(インキュ…ベーター…!)


まどかの影から静かにキュウべえ…いや、インキュベーターが姿を現す。

その瞬間、ほむらはようやく自らの置かれた致命的な状況を理解した。


ほむら「そんな…やめて…」

ほむら「まどかぁ…!」



まどか「ほむらちゃんわたしやっと解ったの」

まどか「叶えたい願い事見つけたの」



まどか「だから…その為にこの命、使うね」



ほむら「やめてよッ!!」


胸の奥から込み上がる激情に、思わず叫んでしまう。


ほむら「それじゃあ私は今まで何の為に…!」


ほむらの脳裏を走馬灯の様にこれまでのループの記憶が記憶が駆け巡る。

ーー巴マミの惨劇が。

ーー美樹さやかの末路が。

ーー佐倉杏子の最期が。


…そして。
穢れで黒く染まったソウルジェムを差し出しながら見せた…



ーー鹿目まどかの哀しい笑顔が。



ほむら(ーー彼女たちを『犠牲』にしてきたというのよ……?)


これまでのループで押し殺してきた悲しみが、大きな涙の粒となってほむらの頬を伝い落ちていった……。


まどか「……」


ほむら「ううぅ……ひっく……」


幼い子供のように大粒の涙を流しながら嗚咽するほむらにまどかが近づいていく…。
そして…。


スッ…。


ほむら(!!)


力なく地面に置かれていたほむらの手に、まどかの暖かい手がそっと重ねられた。


まどか「…大丈夫だよ、ほむらちゃん」

まどか「これまでずっと、ほむらちゃんに守られて望まれてきたから今の私が在るんだと思う」

まどか「そんな私がやっと見つけた答えなの」

まどか「だから…信じて」ニコッ


ほむら(…まどか…)


キュウべえ「…まどか。取り込み中のところすまないけど、そろそろ決断してくれないかな?」

キュウべえ「見てごらん、ほむらのソウルジェムはもう限界だよ」

キュウべえ「…もし君が僕と契約をして彼女を助けなければ、ほむらは手遅れになってしまうよ?」


まどか「…わかったよ…」


まどかは名残惜しそうにほむらと重ねた手を離し、立ち上がる。


ほむら「…まどか…」


まどか「……」ニコッ



ーー大丈夫。後はわたしに任せてーー



言葉を交わさなくても、まどかの想いはたしかにほむらの胸へと伝わっていた。


キュウべえ「…では、始めようか…」



さあ鹿目まどか



その魂を対価にして



君は何を希(ねが)う…?



…数え切れないほどの魔法少女達を破滅へと導いておきながら、自らをただの『傍観者』だと騙る悪魔(インキュベーター)は、いつもの口上を
形式的に…そして機械的に述べた。



まどか(…私は…)


まどか(私の願いは……!)


すうっ


…覚悟は決まった。
まどかは大きく息を吸い込むと、無機質なインキュベーターの目を真っすぐに見つめながら、自らの魂と対になる……否、世界の運命を左右する
願いを叫ぶーー。





まどか「私は『私の存在と引き換えに』全てのインキュベーターをこの宇宙から消し去りたい」


まどか「過去、現在、未来…あらゆる時間軸の全てのインキュベーターという存在を、この宇宙からーー!」




キュウべえ「!?その祈りはーーーー」


カッ!!


次の瞬間、まどかを中心として眩い光が周囲を疾(はし)った。

魔法少女の契約が結ばれ、まどかの魂をソウルジェムへと変換するプロセスが始まったのだ。


これまで本当の感情を見せたことのないインキュベーターの貌(かお)に、初めて『恐怖』の表情が浮かぶ。


ーー賽は投げられた。


今まで安全な位置から全てを俯瞰し、舞台の登場人物たちの悲劇を嘲笑ってきた『傍観者』は、たった1人の小さな少女の手によって、
ついに同じ舞台上へと引きずり堕とされたのだ…!


キュウべえ「ま、まどか!!君は自分が何をしたのか、理解しているのかい!?」

キュウべえ「前にも言ったけど、君たち人類の繁栄は僕たちインキュベーターによってもたらされたものなんだよ!?」

キュウべえ「もし僕たちインキュベーターの存在がこの宇宙から消えたら、君たち人類は再び有史以前の原始的な生活に戻ってしまう!!」

キュウべえ「…いや、そもそも今この瞬間に宇宙が存在できているのは、僕たちインキュベーターがこれまで宇宙の各地で魔法少女を作ることで
希望と絶望の相転移からエネルギーを回収し、延命してきたおかげだ!!」

キュウべえ「その事実を消し去り、宇宙を終焉へ誘う君の願いは、明確な因果律への『叛逆』に他ならない!!」

キュウべえ「鹿目まどかーー君はこれまでの宇宙の歴史を…『進化』の全てを破壊するつもりなのかッ!!?」



まどか「……そうだよ」



キュウべえ「…なっ…!?」


まどか「あなた達インキュベーターはこれまで数え切れないほどの魔法少女たちの運命を弄んできたけれど」

まどか「……それは私も同じだよ」

まどか「私はインキュベーターを倒すために、この願いで今在る世界のすべてを破壊する」

まどか「…魔法少女になる運命だった子たちから『希望』を取り上げて、パパやママ、タツヤみたいな何も知らない大勢の人たちの運命を
自分勝手に作り変える…」

まどか「解る?…あなたとわたしは『同罪』なの」


まどか「誰かの運命に悪戯に干渉して全てを作り変えてしまう…そんなの、神様にだってきっと許されていないことだよ」

まどか「だから歴史に介入して人類の運命を大きく変えてしまうような『罪』を犯した存在は、この宇宙から消えなくてはならないんだよ…!」

まどか「あなたも…そして…」


まどか「…私も」


キュウべえ「!!!」


まどか「…私には解る…。この願いが叶う時、世界はきっと…今よりもずっと…ずっと…すばらしい世界に生まれ変わっているんだって…」


まどか「…ただ、その新しい宇宙にあなたとわたしが行くことはない…!」


まどか「さぁキュウべえ…もういいでしょ?」


まどか「終わりにしようよ…全てを!」



ピカーーーーッ!!!!



まどかの決意に応えるように、まどかから放たれる光はより強く、そして大きくその輝きを増していったーー。



ほむら「キャアッ!?」

キュウべえ「こ…この光は…!?」

インキュベーターの瞳が驚きに大きく見開かれる。

まるでまどかを護るように展開される神秘的な緑色の輝き。

それは魔法少女の契約で生まれるソウルジェムの光とはまったく別の…異質な光だった。


キュウべえ(……な、なんだこれは!?こんな現象、今まで観測されたことがない!)

永き時を生き、宇宙で起こる様々な事象を観測し、解明してきたインキュベーターですら解らない謎の発光現象にキュウべえはただただ戸惑う。

キュウべえ(わ、わけがわからない…!わけがわからないよ…ッ!!)

キュウべえ(自己を犠牲にして宇宙の歴史とインキュベーターの存在を消し去ろうとするまどかの精神状態もそうだけど…)

すみませんが本日の更新は以上になります。
続きは近日中に投稿させてもらいますので、よろしくお願いします!


キュウべえ(この正体不明の発光体は…す、凄いエネルギーだッ…!!)

キュウべえ(エントロピーどころじゃない…!)

キュウべえ(このままこのエネルギーが無尽蔵にまどかの元に集結し続ければ、じきにビッグバンに匹敵するほどのエネルギーの総量になる!!)

キュウべえ(い…いくらまどかほどの素質を持つ少女が世界のリセットを望んだからといって、こんな事が起こりえるのか…!?)


キュウべえ(…ま、まさか…)


ーーまさか『別の次元』から、何者かの『意思』がこの宇宙に介入しようとしているのかーー!?


キュウべえ「いったい…いったい何が起こっているというんだ!!!?」


…理解を超えた事態の連続に、インキュベーターの『恐怖』は今、最高潮に達しようとしていた。




まどか「…キュウべえ…」


キュウべえ「ひッ!?」



ゴ オ オ オ ッ ! ! !



まどかの元へと集束した光はさらに輝きを増し、今や天をも貫くほどに巨大な1本の光の柱と化していた。

その光の柱の中から、ゆっくりとまどかが姿を現す。

その小さな躰(からだ)の内に、揺るぎない決意と、熱き怒りの嵐を抱いてーーー!


まどか「…ねぇキュウべえ…私の願いを覚えてる…?」

まどか「私の願いはーー『私の存在と引き換えに』全てのインキュベーターをこの宇宙から消し去りたいーー」

まどか「…私は今からこの願いを叶えて、魔法少女のみんなから『希望』を奪う…」

まどか「…本当なら叶うはずだった願いを失うことで、みんなが『絶望』を味わうことに変わりはないのかもしれない…けど…!」

まどか「だけど…だけど…もし!魔女になった子たちや戦いの中で命を落とした魔法少女のみんなが…もう一度新しい世界で『人』として生きることができるなら!」

まどか「いなくなってしまったみんなが…また…ここに…帰ってきてくれるなら!!」ポロポロ…。


まどか「私は私の全てを、この願いの為に捧げるよ!!!」



まどか「…さぁ…叶えてよ…!」



まどか「インキュベーター!!!」





ド ワ オ オ オ オ オ オ オ ! ! ! ! !









ーー契約は果たされた。
まどかの手の中に魔法少女の契約の証であるソウルジェムが現れると同時に、天に向かって伸びていた光の塔は突然形を変え膨張したかと思うとそのままドーム状に爆発。閃光が、全てを呑み込んでいった……。


まどかも…。

ほむらも…。

インキュベーターも…。

ワルプルギスの夜も…。

見滝原の街も…いや、世界さえも…!


全て…全て…眩い緑の閃光の中へと消えていった……。



ーー契約は果たされた。
まどかの手の中に魔法少女の契約の証であるソウルジェムが現れると同時に、天に向かって伸びていた光の塔は突然形を変え膨張したかと思うとそのままドーム状に爆発。閃光が、全てを呑み込んでいった……。


まどかも…。

ほむらも…。

インキュベーターも…。

ワルプルギスの夜も…。

見滝原の街も…いや、世界さえも…!


全て…全て…眩い緑の閃光の中へと消えていった……。

間違えて2回送信してしまいました…。大事な場面ですみません…。





ーーーそうか…そうだったんだーーー。





ーーー今のわたしになら解るーーー。





ーーー宇宙の全てがーーー。





ーーーあぁ。…こんなにも…簡単なことだったんだーーー。





………。

……。

…。

今回の投稿は以上になります。

ゲッターを知っている皆様には「どういう事だおい…こいつさっそく虚無ってるじゃねーか!」とツッコマれているかもしれませんが、ちゃんと次回はあるので安心してください。

筆者は遅筆なので更新は遅くなると思いますが、このssが虚無らないように完走を目指して頑張らせてもらいます。

次回はタイトルだけ決まっていて、『伝説~legend~』になります。

ご期待ください!


みなさま、お待たせしてしまってすみません……(土下座)

この2ヶ月、ssの続きを何回も書いてはやり直してを繰り返した結果、改めて自分には文才がカケラも無いことを痛感しました…orz

なのでこれからはssの初心に帰って地の文を廃止し、セリフとモノローグと擬音を中心にssを書くことで更新速度をあげていきたいと思います。

分かりづらい部分が多々あると思いますが、どうかお許しください…。

それでは、これより続きを投下します。

今回からいよいよゲッター線濃度が急上昇してくると思うので、お楽しみにッ!!

ドワオッ!!



まどか「ゲッターロボサーガ!!」
プロローグー2-
『伝説~Ⅼegend~』


…。
……。
………。


ほむら「……ここは…」


ーー目が醒めると私は緑色の光に包まれた不思議な空間にいた。


ほむら(…何が…起こったんだっけ…?)

ほむら(たしか…私はワルプルギスの夜と戦っていてーー)


『ーーもういいんだよ、ほむらちゃん』


ほむら(!!!)


ほむら「あ…あぁ……!」ガクガク…!


霧がかかったように曖昧だった記憶がしだいに、鮮明に甦っていくーー。


『ごめんね』


『だから…私を信じて』


『私の願いはーー』




『私の存在と引き換えに、全てのインキュベーターをこの宇宙から消し去りたいーー!』




ほむら「ああああぁぁぁぁ!!!!」

ーーそう。
彼女は願ってしまった…。
憎きインキュベーターを倒すために…。
散っていった魔法少女たちのために…。
弱りきった私を救うために…。
そして……全ての悲劇を終わらせるために……。


彼女は奇跡を祈り、恐らくそれは果たされてしまったのだろう…。


『鹿目まどか』という、かけがえのない存在と引き換えにーー……!


ほむら「そ、そんなの嘘よ…!」

ほむら「まどかが…まどかの存在が、消えてしまったなんて……!」



ほむら(……すべて、私のせいだ……)



ほむら(…私が…私がいつまでたっても弱いままだから…!)

ほむら(だからまどかは追いつめられて、あんな決断をしてしまったんだ……!!)



ほむら「なにが『まどかを救う』よ……!」ギリリ…ッ!


ほむら「…私が…私がまどかを死なせたようなものじゃない……!!」


ーーポタッ。


ほむら「う…うぅ……まどかぁ……」


ほむら「まどかぁーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」








『ーー大丈夫だよ。ほむらちゃん』


ほむら「!!」


…嘘…この声は……!?
………でも、あの子の声を、私が忘れるはずなんてない!

私は背後から聞こえてきた愛らしい声の主を確かめるために、ゆっくりと後ろへと振り返った…。


ほむら「あ……」


……あぁ。やっぱり、聞き間違えなんかじゃなかった……!



ほむら「……まどか…なの?」



まどか『ーーそうだよ。また会えたね……ほむらちゃん』


ニコッ…。


ーーそう言うと、まどかは以前と何ひとつ変わらない優しい笑顔で、私に微笑みをかけてくれたーー……。



ーーー

ーー




西暦2011年 浅間山麓 早乙女研究所 地下実験場



ピィーーーー



所員A「博士、成功です!!」


所員A「ゲッター線が回路を走ってます!!」


 




ギュオオオ!!!



所員B「よし、いいぞ!!」

所員B「予定通り、ゲッター線が体中にまわります!!」

所員A「いけ!!そのままゆけ~~~!!」




「………」






ピュオオ……!



所員C「おお……!これはいける…いけるぞぉ~~!!」


ピシュッ!


所員C「!?」

所員C(モニターの波形に乱れが……!?)



バシュウーーー!!!



所員D「う!!」



バシュオオオ!!!



「「「「何!?」」」」









ズバババッッ!!




所員A「どうした?」


所員B「ああっ~…」



「………」




シュオオ……


所員C「博士っこれは!」



「ゲッター線の量が多すぎたのね………」



所員A「えっ?まさかショートしたってことですか?」



「そうよ……見なさい。送入したゲッター線が粒子の霧となって、次々と機体の胸部から漏れ出しているわ」


所員D「あぁ、なんてことだ……」


「これだけ大量のゲッター線を体全体にまわすには……」

「もっと細部まで研究を進めなきゃダメみたいね」




「……ふう……どうやら、また1から出直しね……」フフ…。




「「「「…………」」」」





敷島「ゲゲーッ!!」




…いかがだったでしょうか?

中途半端ですみませんが、今回の投稿は以上になります。

題材が題材なので「コイツ虚無ったんじゃないか?」と心配をおかけしたかもしれませんが、ssの書き方を変えたのでこれからは投稿頻度を上げられると思います。

申し訳ありませんでした……(土下座)


……ところでついに、ついにゲッターロボアークの放送が始まりましたね!

次回以降の内容はアニメのED「Dragon2021」の冒頭で流れる部分をアレンジした物となりますので、原作未見の方は楽しみにしていてください!

それでは、近いうちにまたお会いしましょう!

ドワオッ!!

お待たせしました。これから続きを投下します。

ところで原作マンガを再現する為に始めたこのSSですが、独自の設定や展開の楽しさがあるOVAや外伝の多さもゲッターの魅力の一つだと思うので、今回原作にはないいくつかの設定をSSで使わせてもらいました。

解説とかいらないという方も当然いるとは思いますが、ゲッターを知らない方のために作ったSSですので、本文を書き終わった後に簡単ではありますがSSオリジナルの設定とその元ネタを説明させていただきたいです。

それでは続きの投下をさせてもらいます。ドワオ!!




所員A「…ゲッター線を止めろ!!」


「待って。原因を突き止めたいわ」


「エネルギー量を三分の一に減らして、はねた部分をすべてチェックしてちょうだい」


所員B「あ、はい……」



主任「……さあ、みんな!博士の指示を聞いただろう!?」

主任「俺たちが落ち込んでいたら、いつまでたっても実験は成功しないぞ!!」


主任「大丈夫!次こそは必ず成功するさ!!」ニコッ!


所員C「た、達人(たつひと)主任……!」ジ~ン…!




所員E「…そうだな、よしっ!」


所員F「今度こそ絶対に成功させるぞ~~!!」



「「「うおおおーーー!!!」」」



「……さすがは達人さんね」


達人「お、そうだ。『元気』……じゃなかった。博士も少し休んでこいよ」


「え?


達人「『こいつ』は俺たちが見張っといてやる。だからお前は展望台に行って、きれいな満月を眺めながらコーヒーでも飲んでこい」


達人「そうすればきっと何か良いアイデアが浮かんでくるさ!」


達人「……なにせお前は父さんの才能のすべてを受け継いだ、本物の『天才』なんだからな!」ニコッ!



「…あ、あなたは私のことを買いかぶりすぎよ…∥∥∥∥」


「けど…そうね。それじゃあお言葉に甘えて、少しだけ休憩を頂こうかしら」


所員A「あ、博士。僕もご一緒していいですか?」


「えぇ。どうぞ」


早乙女研究所 展望台


コツ…。コツ…。


「……星がきれいね」


所員A「そうですね……本当に」


「……そういえばこんな夜だったそうね」


所員A「えっ?」


「私の父……『早乙女賢』博士がゲッター線を発見したのは……」


「」


「それはまさに世紀の発見だったわ……」


「微量で膨大なエネルギーになる……魔法の光体」


「ゲッター線の発見により私達の研究にも……いえ、人類の未来にあらゆる可能性が出てきたわ」


所員A「……ですが、すべてが順風満帆だったわけじゃないんですよね……」


「……そうね……ここまでくるのに、本当に多くの血が流れてしまったわ……」


「幾度となく起こったゲッター炉心の暴走に巻き込まれた所員たちや」


「父が立ち上げた宇宙開発計画……通称『ゲッター計画』に志願したものの」


「プロトゲッターの殺人的な性能に耐え切れずに命を落とした自衛隊のパイロットたち……」


「こんにちにいたるまでのゲッター線の研究成果のすべてと、『ゲッター計画』がここまでこられたのは」


「彼らの尊い犠牲のおかげであることを、私達は決して忘れてはならないわ……」


所員A「そうですね……しかし、彼らの死はもちろん痛ましい出来事ですが」


所員A「我々にとって何よりつらかったのは、貴女のお姉さんの『早乙女ミチル』さんと、お父上である『早乙女賢』博士の死でしたよ……」


「!!!」



所員A「……ミチルさんがプロトゲッター・モデル『D1』の演習中に起きた事故で亡くなられた直後に」


所員A「今度はゲッター線の発見者である早乙女博士が新たに開発されていた『真』型炉心の暴走事故でミチルさんの後を追うように命を落とされた……」


所員A「正直にいって、僕はあの時この早乙女研究所はもうお終いだと諦めていましたよ……ハッ!?」



「…………」ジロー…。



所員A「あ、あわわわ……!す、すすすすみません、博士のお気持ちも考えずに失礼なことを言ってしまって……!!」


「…別にいいわ。2人が亡くなったことは事実だし……」ムスッ…



所員A「で、ですが我々には博士……あなたがいた!!」




いかがでしたか?

中途半端になりますが、今回の更新は以上になります。

それではこれより原作にない小ネタ…もとい設定の解説と元ネタを説明させていただきます。

『早乙女博士の娘の元気』…元ネタはアニメ『真ゲッターロボ 世界最後の日』。原作の『元気』は小さな男の子なのでゲッターの開発に関わったりしてません。


『早乙女賢博士』…元ネタは漫画『偽書ゲッターロボダークネス』。原作者である石川賢先生へのリスペクトから使わせていただきました。ちなみに原作やアニメでは博士の本名は謎のままです。


『早乙女ミチルの事故死』…『真ゲッターロボ 世界最後の日』から。個人的には生かしてあげたかったのですが…。


『プロトゲッター・モデルD1』…絶賛放送中の『ゲッターロボアーク』に登場する『ゲッターロボD2』が元ネタ。D2はゲッタードラゴンの量産型なのでD1の正体は…。

原作だけでも凄い面白いのに、派生作品までダイナミックかつ面白いのがゲッターの良さですよね!

続きはまた近いうちに投稿させてもらいますので、すみませんが少しの間だけお待ちください。

それではみなさんまたお会いしましょう!

ドワオ!!!

お待たせしました。それでは続きを投下します。


所員A「あの時、貴女はまだ中学生になったばかりだというのに、早乙女博士の遺した資料のすべてを完璧に理解し!」


所員A「さらには博士でも解決できなかった数々の問題点の解決方法を僕たち所員一同に提示して見せた!」


所員A「あなたは……まさに『天才』だ!!」


「………」


所員A「あなたをプロジェクトの中枢に招いたことにより、『ゲッター計画』は飛躍的に進み…」


所員A「ついに今日!完成形のゲッターの起動実験にまでこぎ着けることができたんです!」

  


所員A「……まぁ今日の起動実験自体は失敗に終わってしまいましたが」


所員A「きっと天国にいる早乙女博士とミチルさんも、あなたの成長と成果を見て喜んでいるはずですよ!」ハハハ!


「……そうね。ありがとう…」







(…『天才』か…。やっぱり、私の行動は他の人にはそう映るのね…)


(私だってゲッター線のすべてを理解できてるわけじゃないわ……)


(だけど彼や達人さんをはじめとするこの研究所の大人たちの誰よりも)


(私のほうがゲッター線について先を行っていることは間違いないようね……)


(なぜなら『今の』私にとってゲッター線に関わることは)


(小さな子供が頭の中で簡単な暗算をすぐに解くことができるように、出来て当たり前なことなんだもの)



(……ゲッター線の意思を汲み取り、その導きに従い彼らの望む『器』を造りあげること……)


(それこそがこの『新しい世界』で私に与えられた……)



カシャン!



「!!」





所員A「……しかし博士。いくら宇宙開発のためとはいえ、『ゲッター計画』は急ぎすぎなのではないですか?」コーヒーヲドウゾ…。


「……否定はしないわ……」ドーモ…。


所員A「もう少し時間をかけても良かったのでは!?」




「……………………」




所員A「博士?」




「……ねぇあなた。あの満月の前を横切る『影』が見える……?」


所員A「え、影ですか…?…あぁ、たしかに満月の前を何かが通ってますね……ん!?」


所員A「なんだあれは…!!?」


所員A「なにか大きな生き物が連なって羽ばたいているけど……鳥?にしてはやけに大きいような……?」







「………急がなければ………!!!」


早乙女研究所 地下実験場


ズズ…。


所員F「!?」


ズオオ…!


所員F(え…!?なんだこれは…!!)


所員F「だ、だれか博士を大至急呼んで来てくれ!!」


所員B「どうしたんだ?」


所員F「大変なことが起こっているんだ!!!」





ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーー!!!!!

本日の更新は以上になります。

SSの書き方を変えたおかげで少しずつではありますがストックが貯まりはじめたので、これからは週一程度で更新できると思います。

それではみなさんまた来週お会いしましょう!

ドワオッッ!!!

お待たせしました。今回の更新で長かったプロローグもやっと終わりにできそうです(汗)

あと少しだけ、お付き合いください。

それでは続きを投下させていただきす、ドワオ!!



タッタッタッ………!!!


達人「元気ーー!!大変だぁーーー!!!」


「!!」


所員A「?」


ーーー
ーー



ツカツカツカ……!


「そんな…バカな!?」


「…俺にもよく解らんが、所員(そいつ)の話じゃ」


「ゲッター線回路が次々と勝手に開いてると言うんだ!!」





「ありえないわ…!!あれだけのショートを起こしたのよ!?」


(まさか…ゲッター線が自ら…!)


所員A「最初からたいした事故じゃなかったんですよ!」


所員A「ゲッター線の量を減らしたのがよかったんですよ!」


達人「…あ、あぁ。そうだな…きっとそうに違いない!!」


「………!!!」


ウイィーーーン…!


「なにがあったの!?」


所員F「博士!!あれを見てくださいっ!」



マドオォ…!



所員C「ゲッター線が…! …ゲッターが、とつぜん緑色から『ピンク』に変色をし始めたんです!」



「「「オォッ!!?」」」




マドオオォォ……!!


達人「なんだこれは!?」


所員F「達人主任が博士を呼びにいった直後から」


所員F「急にゲッター線の色が変わり始めたんです!!」


達人「そんな馬鹿な…!?」


達人「通常ゲッター線は蛍光色に近い緑の発光体のはずだろ!?」


所員B「それだけではありません!」


所員B「ゲッター線の変色に合わせるように、ゲッターの出力も急激に上昇していきます!!」



ギュオオオオオーー!!



達人「いったい…いったいなにが起こっているんだ……!?」


「……『まどか』……?」


達人「え……?」


(…間違いないわ…!)


(あのピンク色の耀きは『まどか』のソウルジェムと同じ物よ…!)


(まさか…そういうことだったの!?)


(私がこの『新しい世界』でゲッターの開発に関わっていることも…!)


(ゲッターがこうして再起動しようとしていることも…!)


(すべてはゲッター線の…『大いなる意思』の導きではなく…!)


(あなたの意思だったということなの……!?)







(『まどか』………!!!)




マドオオオォォォーーー!!!



所員E「変色したゲッターエネルギー、機体の全身にまわります!」



……カッ!!



所員A「しゅ、出力限界値突破……!!」



所員A「『ゲッターロボ』起動しますッッ!!!」



ズ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ! ! ! ! ! ! ! ! ! 






ゲッターロボ『……グオワアアアアアアアアアアーーーーー!!!!!』





マドォォォォオオオオ………カアアアアアアーーーーーッッ!!!!!





「「「「「ああああ!!!!?」」」」」


達人「う…うぅ…!!」


(……まどか……!)



ゴ ゴ ゴ … !

ゴ ゴ …。

…。


…。

……。

………。



ほむら「……まどか…なの?」



まどか『ーーそうだよ。また会えたね……ほむらちゃん』


ニコッ…。


ほむら「……ッ」


まどか『…ほむらちゃん…?』



ほむら「…まどかの…まどかの……馬鹿ァ!!」



まどか『!!?』


ほむら「あなたは…いつもそうよ…!」


ほむら「自分の人生は貴いものだと…!家族を、友達を、なにより大切なものだと言っておきながら…!」


ほむら「いつもあなたは自分を犠牲にしてしまう!!」


ほむら「どうして解ってくれないの……!?」


ほむら「あなたが…まどかが犠牲になることで、あなたの大切な人たちがどれだけ大きく、深く傷ついているのかをッ!?」


ほむら「…私が…!私が…どれだけ悲しく、淋しい想いをしてきたのかを……!!」


ほむら「どうして解ってくれないのよ……まどかあああぁぁぁ……!!!」


まどか『………』



ほむら「うぅ……ひぐ……!」


まどか『……そっか。そういうことだったんだ……』


ギュ…。


ほむら「!!?」


ほむら(まどかに…抱きしめられた…!!?)


まどか『…ほむらちゃん…。わたしはね、自分の命なんてどうなったっていい…』


まどか『…そんな風に投げやりになったことなんて、今まで一度だってないよ?』


ほむら「え…?」


まどか『…わたしたちのこれまでの行動には、すべて「意味」があったんだよ…?』


まどか『あの日、あの時、あの場所で…わたしがキュウべえにあの願いを願ったことにもーー』


まどか『マミさんやさやかちゃん、杏子ちゃんたちが一生懸命に魔女と戦って、その命を散らしたことにもーー』


まどか『わたしがこれまでのループで魔法少女になることを選び続けたことにもーー』


ほむら(え……?)


まどか『……そしてほむらちゃん。あなたがわたしのために頑張ってくれたこと何もかにもーー』


まどか『ーーそのすべてに、大きな「意味」があったんだよ?』ニコッ…。


ほむら「…まどか、あなたまさか……!!」


まどか『うん…今のわたしにはね、過去と未来…』


まどか『かつてありえた宇宙…ありえるかもしれない宇宙…みんな解るの』


ほむら「!!」


まどか『「彼ら」が…「大いなる意思」たちが、わたしにすべてを教えてくれるの』


まどか『だからね、わたしにもようやくほむらちゃんの言葉の「意味」が解ったよ』


まどか『何度も泣いて傷だらけになりながら』


まどか『それでもわたしの為に戦い続けてくれた…』


まどか『こんなにも大切な友達が側にいてくれたんだって…』


ほむら「あ…あぁ……」


まどか『ずっと気づいてあげられなくてごめんね』


まどか『今のわたしになったから、本当のあなたを知ることができた』


まどか『ほむらちゃん、あなたは……』




まどか『わたしの最高の友達だったんだね』


ニコッ…。


ほむら「まどか…まどかぁ……うわあああぁぁぁん!!!」


ギュウゥ……!!


まどか『…さっきほむらちゃんは「なんで解ってくれないの?」って聞いてきたよね……』


まどか『わたしの答えはこうだよ』


まどか『「たとえあなたの想いを裏切ることになってもーー』


まどか『たとえわたしが命を落とす結果になったとしてもーー』


まどか『この結末を迎えられるのなら、わたしは何度だって運命に挑み続けたと思う」』


まどか『だって……今のわたしになれたから、本当のほむらちゃんとーー』


まどか『ーーわたしの最高の友達と、こうして出会うことができたんだもん!』


まどか『これ以上の幸せなんて、きっと世界中を探したって見つからないよ……』



ほむら「まどか……」



まどか『ほむらちゃん……』



ギュッ……。



………。
……。
…。


次回予告!!


運命の魔法少女、鹿目まどかの願いによってインキュベーターによる搾取の歴史は終わりを告げ、世界は新たな歴史を歩み始めた!


…しかし平和を取り戻したはずの世界に、再び邪悪な気配が忍び寄ろうとしていた…!


魔法少女が存在しない世界で、異形の『敵』に立ち向かえるのはもはや早乙女研究所と、彼らの開発した『ゲッターロボ』しかいないッ!!


…しかし、早乙女研究所はいまだゲッターのパイロットを見つけられないでいた…!


果たして彼らはパイロットを見つけだし、ゲッターを起動することができるのだろうか!?


そして新たな『敵』の正体とは…!



杏子「……あたしは『杏子』……『流(ながれ)杏子』さっ!!」



次回ッ!まどか「ゲッターロボサーガ!!」
第1話「杏子が行く」に…チェンジ!ゲッターーー1!!!(CV関智一)

…今回の投稿は以上になります。


マギレコ2期は始まるし、ゲッターロボアークも黒い真ゲッターのおかげで盛り上がりを見せるし、大好きな作品が話題になるのはうれしいですね!!


それではみなさん、近いうちにまたお会いしましょう!


ドワオーー!!

皆様お待たせしました。

今回から本格的に漫画版ゲッターロボの物語の再現が始まります。

ゲッターロボアークを見て原作に興味を持った方、あるいはまどマギは知っているけどゲッターは知らない方に、少しでも石川賢先生の魅力を伝えられるように頑張りたいと思います!

それでは続きを投下します。

ド ワ オ ! !

………。
……。
…。


「……ねえまどか?……」


『……なぁに?ほむらちゃん』


「…どうしてあなたはまだこの宇宙に存在していられるの?」


「あなたの願いは…『自分の存在と引き換えに全てのインキュベーターを消し去りたい』という内容だったはず……」


「こうしてまたまどかと出会えたことはうれしい…本当にうれしいけど……!」


「もしまどかの願いが叶って、インキュベーターの存在が歴史から消えたのなら……」


「『鹿目まどか』の存在も……この宇宙から消えてしまうのではないの?」


『…それはね…。「彼ら」のおかげなんだよ』


「『彼ら』……?」


『そう。……「彼ら」とはーー……!』


西暦2011年 早乙女研究所 映写室


カチャン!カタカタカタ…。


黒服A「博士、後ろから来る男です」


タッタッタッタッ…!


黒服「…この男です」


「…………」


バーーーンッ!!!


黒服B「見ての通り足の力は高校一です」


黒服B「彼の所属するアメリカンフットボールチームの優勝回数は三十回……」


黒服B「そしてそのほとんどの得点を、彼が入れております」


「…………」


ジジ…。


黒服B「まさに博士が望んでいた人材でしょう」


黒服B「体力的にも今までよりずば抜けています」


ジジ……。


黒服B「鍛え方一つで使いものになると思いますが?」


黒服A「これが彼に関する細かい調査書です」


ジジジ……。


「……明かりを点けてもらえるかしら?」


黒服A「…わかりました」


パッ


(目が痛むわ…カーテンを開けましょう)


シャ―ッ


ザーーー……。


(…また雨が降ってる…これで何日目かしら?)


黒服A「見てもらえばわかりますが彼は学力的にもけっして劣っていません」


「……そうみたいね……」


パラ…。パラ…。


黒服B「さっそく連れて来ましょうか?」


「……いいえ、それには及ばないわ」ファサッ


「「なっ……!?」」


黒服A「博士…残念ながら今のところこれ以上博士の希望にかなう人物はいません…!」


「…………」


黒服B「われわれだって足を棒にして捜し回っているんですよ!?」


黒服A「これで三百四十九人目だ…!」


黒服A「どんなに体力の優れた男を捜してきても…みんなだめ!だめ!」


黒服B「正直いってこれ以上は捜しようがありません…」


「……『これ以上』がなんですって……!」


ギロリッ!!!


バンッッ!!


「『これ以上』なんて言葉は『ゲッター計画』には存在しないのよっ!!」


黒服B「…っ!!」


「とにかく捜し続けるのよ!強靭な意思と、強い意志を持った者たちを…!」


「どれだけ『器(ゲッター)』の性能がすばらしい物でも、それを乗りこなせる選ばれし『魂(パイロット)』たちを見つけられなければ」


「『ゲッター計画』のすべては水泡に帰してしまうのだからっ!!」


黒服A「……」


バンッッ!!


「『これ以上』なんて言葉は『ゲッター計画』には存在しないのよっ!!」


黒服B「…っ!!」


「とにかく捜し続けるのよ!強靭な意思と、強い意志を持った者たちを…!」


「どれだけ『器(ゲッター)』の性能がすばらしい物でも、それを乗りこなせる選ばれし『魂(パイロット)』たちを見つけられなければ」


「『ゲッター計画』のすべては水泡に帰してしまうのだからっ!!」


黒服A「……」

連投してしまいました…すみません…。


「第一に、あなたたちはまだ事態の重大さを自覚していないわ!!」


「これは『生存』か『消滅』かを賭けた……!!」


プルプルプル!


「……チッ!…もしもし!」


所員A『あ、博士?岩鬼将造内閣官房長官からお電話ですが…』



「待たせておきなさいっ!!」



ガチャッ!!!


「フーッ…!フーッ…!」


黒服A(…おいおい、この子マジかよ…)


黒服B(うちの官房長官は元極道で血の気の多い超危険人物だって知ってるだろうに…凄ぇな…!?)


「「とにかく手をつくしてみます……」」ペコ…。


「……えぇ」


ガチャ


「…待って」


黒服B「はっ?」


「あなたたち政府に頼んでいた『例の案件』だけど……彼女たちは見つかった?」


黒服B「『例の案件』……あぁ。群馬県の見滝原市周辺に住んでいるという」


黒服B「『巴マミ』、『美樹さやか』、『佐倉杏子』の3人のを捜索するという件ですね」


黒服A「…残念ですが博士、われわれの調査では見滝原市周辺で彼女たちに該当する人物」


黒服A「ならびに戸籍謄本を見つけだすことはできませんでした」


黒服A「お役に立てず申し訳ありません…」


「……そう……」シュン…。


黒服B「彼女たちは博士のお知り合いなのですか?」


「…そうね…。彼女たちは私にとって…古い…とても古い付き合いの友人であり…」


「失われてしまった過去の思い出のような存在かしら……」フフッ…。


黒服B「はぁ………」




「…ごめんなさいね…。個人的な用件であなたたちを引き留めてしまって」


黒服A「いいえ、われわれはべつに……」


「…とにかく、引き続き『適任者(パイロット)』の捜索はあなたたちに任せるわ…!」


「そしてくれぐれも忘れないでね…人類の未来は、あなたたちの仕事に託されているということを……!!」


黒服B「…はい…!」


黒服A「われわれ政府の機関としても、今度の仕事には全力をそそいでいます」


黒服A「だから必ず見つけだしてみせますよ…!」


黒服A「ゲッターにふさわしいパイロット達を……!!」


ガチャ…。


ザーーーーッ


ザーーーーッ


「まだこの長雨は止みそうにないわね……ちぇ!」


ザーーーーッ


ゴロゴロゴロ…!


「ん…?」


(今…一瞬だけど雷鳴に照らされて、遠くの空に大きな影が見えたような…?)


ザーーーーッ


(まさかあれは…あの満月の夜に見たのと同じ生物なのでは……!?)


ザーーーーッ


(もう視えないわね……気のせい……だったのかしら?)


(…そうよね。いくら『奴ら』が人類と敵対していて、挑発的な行動を繰り返しているからといって)


(こんな昼間から堂々と空を飛び回ったりしないわよね…)



ザーーーーッ



(…だけど…だけどもし、この季節はずれの長雨が『奴ら』の手によるものだとしたら……?)


ザーーーーッ…


(もし『奴ら』が天候を自在に操作できる技術を持っていて)


(この長雨と巨大な雨雲を隠れ蓑に)


(昼間でも活動しているのだとしたら……!?)


ザーーーーッ…!


ゴロゴロゴロ……!!







(……なんてね…。働きすぎで思考回路がネガティブになってるのね…私ったら…!)フフッ…。


(だいぶ疲れが溜まっているんだわ…)


(自室に戻って、少しの間だけでも仮眠をとらせてもらいましょう…)フラフラ…。


(あのおかしな官房長官の相手をするのは…それからでも十分でしょう…)ウトウト…。


(…おやすみなさい…)


(……まどか……)


ガチャ…。


ザーーーーッ…!


ザーーーーッ…!


ザーーーーッ…!


ゴロゴロゴロ……!!!







翼竜『……ギエエエエーーーー!!!!!』




バリバリバリ……ッ!!!




ドオオオオオオオオォォォォォォォン!!!!!

…いかがでしたか?

本日の更新は以上になります。

私の拙い文章力で原作の面白さをどれだけ伝えられるか分かりませんが、少しでも興味を持っていただければ幸いです。

次回からは早乙女研究所を飛び出して、杏子が大暴れする予定なのでお楽しみに!

ド ワ オ オ ! !

皆様お待たせしました。

諸事情により来週の更新が難しくなったので、今日続きを投下させて頂きます。

あと、前回の投下でいくつか誤字脱字を見つけたのでここで訂正しておきます。

96:の博士のセリフ、正しくは「とにかく捜し続けるのよ!強靭な肉体と、強い意思を持った者たちを…!」

99:の黒服Bのセリフ、正しくは「『巴マミ』、『美樹さやか』、『佐倉杏子』の3人の少女を捜索するという件ですね」

どうもすみませんでした…(土下座)

それでは続きを投下させていただきます。

お楽しみください!

ドワッ!ドワワ~~!!

…。
……。
………。


ズサッ!


『……痛いよぉ、お父さん…』グスッ…。


『…いいか杏子』


『空手に重要なのは判断力だ』


『判断が早く、正しければお前の繰り出す技は速度を増し、より正確なモノとなる…!」』


『だから二度と泣くな杏子----』







『----涙は判断を鈍らせる』


東京都内 全日本武道大会 会場


ザーーーッ


ザーーーッ


ーー季節外れのこの雨はすでに一週間目に入っていた………。


ザーーーッ


ピチャ…。ピチャ…。


「………」


『全日本武道大会』


(……ここか……)


ザーーーッ


「行くぜ、親父…!」


サッ…!


まどか『ゲッターロボサーガ!!』
第1話「杏子が行く」


ザーーーーッ


受付「…また大雨か。こう天気の悪い日が続くと、気が滅入っちまうなぁ…」ハア…。


警備員「あぁ。まったくだ……」



スーーーッ…



受付「あっ?」


「………」


受付(なんだあの紅い髪の少女は…?)


受付(ボロボロの空手着の上に男もんの学ランなぞ羽織って)


受付(みすぼらしい格好だな…あの年でホームレスか?)


受付(…それに両手で何かを抱えてるな…あれは…もしかして…)


受付(……『遺影』か!?)ゾ~ッ…!


受付「………」



ピチャ…。ピチャ…。



受付「……きみ、招待券は?」


ムズ


「…………」


バシッ!


受付「あっ」


警備員「! きさま、会場に無断侵入するつもりか!」


ガシッ!



「止めときなよ、おっさん……ケガするぜ」


警備員「あぁン!?」


「警告はしたからな…!」



ビュンッ!!



ビーーーン!!!



受付「ひっ…!」


受付(ノールックで裏拳を耳に直撃させた!?)


警備員「ぎゃあ!!?」ジタ、バタ!!


「……ふん……」


ピチャ…。ピチャ…。


ワーッ! ワーッ!

 ワーッ! ワーッ! 


選手1「とうっ!」


選手2「グワァァ…!」


ワーッ! ワーッ!


選手2「おっ!」


バシッ!


選手2「ドアッ!!」


ブワアアーー!!


選手1「うわあああ!!!」



ドサッ!


選手2「オオーー!!」


シューーッ!!


ピタッ


選手1「うっ!」


審判「それまで!」


ワーーーッ! ワーーーッ!


館長「ほう」


来賓1「みごと!」


来賓2「日本一は決まったな」







「  ま  だ  だ  !  !  」



「…まだ何も決まっちゃいないよっ!」


ザワ…!ザワ…!


館長「!」


選手2「?」


「オイオイオイ!何遊んでんのさ、アンタたちは!!」


ズカ!ズカ!


「まだ相手は五体満足でまいっちゃいねえんだ、戦え!」


ズカ!ズカ!


「相手を仕留めてもいないのに武道だって!?」


「笑わせんじゃねえよ!!」


審判「きみはなんだ!退場したまえ!!」



「 ヒ エ イ イ イ イ ! ! ! ! 」



ババーーーン!!!



観客1「きゃーーー!!?」


観客2「げえぇー!赤髪の小柄な女の子が、審判を一発でのしちまった!?」



(ふふふ…驚くのはこれからさ…!)


シューーーー…!


選手2「!?」ビクッ!


「ウオアーーッ!」


ガキッ!


館長(!!…ぬう!顎を狙って壊しよるとは…なんと残酷な…!!)


「ハオーーーッ!!」


バシーーーッ!!!


選手2「」ブクブク…!


ビシュッ!


「 わ は は は ! ! ! 」


「これが優勝候補かよ!!」


「どうやらあたしの知らない間に、日本の武道は地に落ちちまったようだな!!」


「「「きさまあっ!」」」


ゾロ…!ゾロ…!


館長「待ちんしゃい!!」


空手家1「館長……?」


館長「……おんし、なんのこんたんがあってこの神聖な試合のじゃまをする?」


「神聖!?……ふふふ………」


「わははは!!…戦いに神聖もくそもあるかよ!」


「あるのは勝つことだけに決まってんじゃん!!」


「……いいさ。特別にあんたにおしえてやるよ、あたしの正体を…!」



グイ…!


館長「……遺影じゃと!?」


「あんたならこの顔に見覚えがあるんじゃないの?」


「こいつは…あたしの親父さ!」


館長「あの顔は…まさか……!」


館長「流一岩(ながれいちがん)!!」


空手家1「流一岩?」


館長「昔の空手家だ…神父の家系に生まれながら神の教えに背き、荒んだ生活を送っていた破戒者よ…!」ムゥ…。


館長「…ただ、その腕のすさまじさは日本全土の武道家に恐れられていた」


館長「…道場破りとしてな…!」


「はぁ…!?親父を道場破りにしたのはどこのどいつさっ!」


「てめえらじゃねえかっ!!」


「親父に勝てもしないてめえらが、悪評を立てて親父の道場を建てさせなかったんだろうが!!!」


館長「……たしかにわれわれにも非はある」


館長「しかし!きみの親父さんの空手はそれほどに危険なものだった!」


館長「あれは空手ではない…勝つことだけが目的の、ただのけんかじゃった!!」


「……今となっちゃあそんなことどうでもいいさ……ところでその後の親父の顛末を、あんたは知ってるかい?」


館長「あぁ…。失意の底に沈んだ一岩は、やがて幼い自分の娘たちに」


館長「虐待まがいの方法で空手を教え込んだが」


館長「自分ほどの才能が娘たちに無いことを悟ると、それに絶望し…」


館長「妻と2人の娘…なんの罪もない彼女たちを巻き込んで」


館長「一家心中で家ごと焼け落ちた、と聞いておったが……?」


「大体は合ってるよ……けど、『一家心中』ってところは間違ってるね…」


「……なぜならばっ!2人の娘の片割れはしぶとく火事を生き延びて」


「こうしてあんた達の前に立っているんだからねぇ……!!」ニィ…!


空手家1「おぉ……!?」


ザワ…!ザワ…!





館長「……おんしが流一岩の2人の娘の生き残りであることはわかった」


館長「じゃが…どちらだ?」


館長「姉の『杏子』か?妹の『モモ』か?」


「ん…? …ああ、そういやまだ自己紹介が済んでなかったね…!」


「それじゃあ改めて名乗らせてもらうよっ!」







「……あたしは『杏子』!」


「……親父に出来損ないと罵られ続け、いっしょにあの世へ連れて行ってさえもらえなかった」


「流家の不肖の長女……!」


「『流杏子』さっ!!」



ドワオーーーッッ!!!


……いかがだったでしょうか?

バイオレンスな描写をどうしようか悩んだのですが、それも含めて原作版の良さだと思ったので出来る限り再現させていただきました。

来週は更新をお休みさせていただきますが、必ず帰ってくるのでお待ちください!

それでは皆様、またお会いしましょう!!

ドワオーーーッッ!!!

お久しぶりです。それではこれから続きを投下させていただきます。


館長「そうか……で、『流杏子』さん……おんしの目的は?」


杏子「……生前、親父はいつもこう言ってたよ」


ヒョイッ


空手家1(あいつ…!優勝トロフィーを手にとって、どうするつもりだ!?)


杏子「…空手をやるのは自分より強い奴がいるからだ…」


杏子「…そういう奴が目の前にいる限り、空手をやめない…とね」


杏子「…そういう奴らを全員この手でぶちのめすまで、ぜったいに空手をやめねえ…とねえ……!!」



ギュウウウ………!!!



ポイッ!


杏子「こんなものもらうためにやるのが武道かっ!」


杏子「これじゃただのダンスだっ!」


グワシャーーン!


空手家2「き、きさま!言わせておけばっ」


空手家3「なんだぁ!?てめえーー!!」


杏子「さぁ来やがれ!」


杏子「本物の空手をてめえらに教えてやる!」


杏子「そのためにあたしはここに来たんだ!!」



「 イ ャ ホ ッ オ ! ! ! 」



バギーーーーン!!!!



空手家1「げぶぅ!?」


杏子「りゃあ!」


バン!


空手家2「あがっ!」


ドッ…!


空手家3「!!」


バシッ!!


空手家4「ぎゃお!」



観客3「おっ、すっすごい!」


観客4「小さな女の子が、次々と大の男たちを倒していくぞ!?」


観客5「しかも彼女のほうは、相手から一発ももらってないわ!!」



杏子「これが空手だあっ!」



「 ウ ワ オ ッ ! ! 」



バキーーー!!!



ワーー! ワーー!


「「…………」」







黒服B「見たか?」


黒服A「ええ…こりゃすごい!」


黒服B「こいつはとんだほり出しもんだ…!」


黒服B「あいつなら博士の希望する人材にぴったりだぜ!」


ドッ! ドッ!


杏子(ちっ…!なんだよ、こいつら雑魚ばっかじゃねーか…!!)


杏子(ん…?)


館長「……」ムゥ…!


杏子(…へへへっ!いるじゃねーか…!空手界の超大物がよ!!)


杏子「行くぜぇ!館長さんよっ!!」


館長「!?」



杏子「ダアーーー!!!」



「 ワ ワ オ --ーー ッ ! ! 」



ビキーーーーーーーン!!!!!



館長「グワッ!!」


杏子(!!?)


ブシューーーー!!!!


空手家11「ひぃ!飛び蹴りで、館長の額が割れたぁ!?」


バターーン……!


杏子(…い、今のケリをかわせねぇ歳じゃねえだろ…!?)


杏子「……ハッ!!」


空手家5「痛ぇ…!痛えよぉ……!!」


空手家8「げほ…!ごぼ…!」


空手家10「…だれか…たすけて……!!」



アアア……! ウウウ……!



杏子「………ッ!!!」



杏子(……くっ……!)グググ…!


杏子「……もういい。帰ろうぜ……親父…」


杏子(…なにが『全日本武道大会』だ…)


杏子(聞いてあきれらぁ…)


ツカ…。ツカ…。



シーーーーー……ン







黒服B「いかん!奴をのがすな!」


黒服A「どけっどけ!」


ドンッ!ドンッ!


黒服A「…しかしあいつを連れ出すにしてもあの強さだ…!」


黒服A「簡単にはいかないですよね?」


黒服B「な~に俺に『考え』がある………」


黒服B「…とにかく今は近くにいる仲間たちを全員呼んで、奴を徹底的に監視・追跡するんだ!」


黒服A「はっ!」


黒服B「奴を見失うなよ…絶対にな!」


東京都郊外


ザーーーーッ


ピチャ…。ピチャ…。


杏子(…ウゼェ…超ウゼェ…!)


杏子(なんなんだよ、この胸のモヤモヤは……!!)


杏子(あいつらは親父たちの仇だ…!あいつらがどれだけもがき苦しんでも、それは当然の報いのはずだ……!!)


杏子(……でもあたしがこれまで空手をやってきたのは『自分より強い奴を倒したい』からだ……)


杏子(……あれじゃあ、ただの弱いものイジメだよ……)



ザーーーーッ…。




杏子(…親父たちに置いて逝かれちまって、自分の弱さを呪ったあたしは)


杏子(死に物狂いで体を鍛えながら、今日まで必死になんとか生き延びてきた…!)


杏子(…親父にはよく『杏子、お前には空手の才能が無い!』なんて罵られてたけど…)


杏子(もしかして、あたしは強くなりすぎたんじゃないかな?)


杏子(…この日本に、あたしより強い武道家なんてもう誰も…いないんじゃないかな…?)


杏子(……もしそうなら、あたしはこれから何を目的に生きていけばいいんだ……?)


杏子(『家族』と『空手』だけがあたしの人生のすべてだったのに……!!)


杏子(その両方を失っちまったら…あたしは…あたしは……!!)ジワァ…!



ザーーー……!!



杏子(!!……ちくしょう!あ、あたしは泣いてなんかないぞっ!?)


杏子(流家の女は涙を流さないんだっ!!)ゴシゴシ…!


ザーーーーッ……!!


杏子(ちっ…!また雨脚が強くなってきやがった…)


杏子(今はとにかく…『家』に帰ろう)


杏子(『親父』にも今日の成果を報せてあげないといけないしね…)


杏子(これからのことは……それから考えればいいや……)


ピチャ…。ピチャ…。


ザーーーーッ……!!









カルロス「アミーゴ・キョーコ。相変わらず貧乏臭いネー!」


杏子「うっせぇカルロス!とっととメキシコに帰りやがれ!!」

……いかがだったでしょうか?

本日の更新は以上になります。

…ところでついにアニメでゲッターエンペラーの合体シーンが描かれましたね!

長年の夢がかなって、感無量です!!

これを励みに、ssの更新も頑張りたいと思います!

それではまた近いうちにお会いしましょう。

ドワオ!

お待たせしました。これより続きを投下します。

ドーーワーーオオーー!!


東京都郊外 流邸 跡地


ザーーーッ


ザーーーッ


コト…。


杏子(……こうして親父の遺影に話かけるのも、久しぶりだな……)


杏子「親父…かたきは取ったよ…」


杏子「みんなの前であんたを陥れた連中に恥をかかせてやったよ」


杏子「今頃テレビで一部始終が流れてるんじゃないかな…いい気味さ…!」


杏子「…だけどさ、親父…」


杏子「……あたしはこれからどうしたらいいんだろうね……」


杏子「今…日本に真の武道家はいなくなっちまったよ…」


杏子「…今日だってあたし一人で暴れてるみたいだったしさ…」


杏子「どいつもこいつも、まるで相手にならなかったよ」


杏子「……やっぱさ、武道には強い相手がいなくちゃだめだよ」


杏子「そいつをぶちのめすまでの修行だもんな……」


杏子「……そういや、親父はあたしに幼いころからこう教えてくれたよね……」


杏子「『強くなれ』って…!」


杏子(…強くなることこそが『流』の生き方だ…)


杏子(…武道こそが『流』の人生だと…!)


杏子(ヨチヨチ歩きのあたしにゃ、そらつらかったよ…)


杏子(泣こうが、わめこうが、女だろうが許してくれるような親父じゃなかったしね…)


杏子(小さい手がグローブみたいにハレあがってきても……)


杏子(それを塩水にひたして、また砂箱突き……!!)


杏子(しまいにゃデカい闘犬と素手で戦わされたりもしたっけな……)


杏子(今考えるとこんなんでよく生きてこられたもんだよ……)


杏子(………………)







杏子「……それが……!!」


杏子「それがどうしたぁ!!!」


杏子「なんにもなりゃあしねえじゃねぇかっ!!!?」


バンッッ!!!!!


杏子「『武道を立て直す』だって……?」


杏子「女で、子供のあたしに…!」


杏子「大勢の人の目の前で、空手家たちをぶっ壊して見せたあたしなんかに……!!」


杏子「いったい誰がついて来てくれるっていうんだよ!!?」


杏子「こんなもん…笑い話にもならねえよ…!」


グググ………!!!


杏子「くそっ!あたしはこれからなにを『目的』に生きりゃいいんだ!!!」


バキーーーッッ!!!


杏子「痛っ…!」


杏子(しまった…親父の遺影を叩き割ったひょうしに、ガラスで手を切っちまった…!)


杏子(馬鹿かよあたしは…。とりあえず包帯でも巻いとかねえと…)


グルグル……。


杏子(……そういや親父のしごきで手をケガすると、いつもこうして妹のモモが包帯を巻いてくれたっけな……)


杏子(……モモ……)


杏子(モモは…あの鬼みたいな親父と血が繋がっているとは思えないくらい、優しくていい子だった…)


杏子(あたしと同じで空手の才能はまったく無かったけど……)


杏子(泣き言も言わずに、あの子なりのやり方で頑張って、親父やあたしについて来ようとしていた……)


杏子(必死について来ようとしてたんだ…!それなのに……!!)


杏子「…クソ親父め…!どうせ巻き添えにするなら、モモじゃなくてあたしを連れて逝けばよかったんだ……!!」ギリリ…!


杏子「なぁ神様…。親父はあんたの教えを裏切って、暴力ばっかふるっていたけど」


杏子「これはそれに対する罰なのか…?」


杏子「あんたは親父を許せなくて、その命を奪っただけじゃなく」


杏子「親父と同じ血を引くあたしの事まで苦しめようとしているのかよ…?」


杏子「……それともなにか?家族が全員死んだのに、あたしだけが取り残されたことになんか『意味』があるってのか?」


杏子「……あんたにはなにか壮大な『計画』があって、あたしはその一部だとでもいうのかよ!?」


杏子「もしそうなら…なにか『合図』をくれよっ!!」


杏子「何だっていい…!今すぐ目の前で奇跡を起こしてみろって言ってるんじゃねえんだ!」


杏子「虫の知らせとか、普段なら起こらないようなちょっとした出来事でかまわない!」


杏子「…あたしにはもう『家族』も『空手』も残されちゃいねえんだ…!」


杏子「あたしがこの先も生きていくには……なにか、大きな『目的』がなければだめなんだよっ!!」









杏子(ーーだから…頼むよ、神様。こんな人生だったんだ…)


杏子(せめて一度くらい、『希望』を持たせてーー!)


ギュウウ……!!


…………………………………。


杏子「……ハッ。馬鹿みてぇ……」


杏子「あーあ……やだやだ!この流杏子様が気の迷いとはいえ神に祈るだなんて、人に知られちゃ生きてけねぇよ!!」


杏子「クソ親父の遺影を片づけたら、さっさとここを出てどこか遠くへ行こーっと!」


杏子(…ここで暮らしていくには、つらい思い出が多すぎるし…)


杏子「さーて、ほうきはどこだっけかな……」



…ドン!ドン!ドン!



杏子「……あ……?」

  

…いかがだったでしょうか?

本日の更新は以上になります。

ほぼ杏子の一人芝居状態でしたが、孤独な彼女の心境(+原作版竜馬の悲惨な生い立ち)を伝えられるいい回だったと思います。

次回からはド派手なバトル描写がガンガン入る予定なので、お楽しみに!

それでは、またお会いしましょう!!

ドワーー!ズワワーー!!

お待たせしました。

いつもより早い更新になりますが、これより続きを投下します。



ザーーーーッ…!


…ドン!ドン!ドン!


杏子(…………)


杏子(外はとっくに日が落ちてて、しかも大雨まで降っていやがる……)


杏子(そんな状況で、焼け落ちたあばら屋に『来客』だって……!?)


杏子(なんかの冗談か…それとも…まさか、本当に…!)


杏子(天から『合図』が来たってのかよ!?)


ドン!ドン!ドン!



ドックン…! ドックン…!



杏子(……面白れぇ!!)ゾクゾク…!!


杏子(福音が鳴るか、それとも悪魔が出るのか…!)


杏子(どちらだろうとこの流杏子、逃げも隠れもするもんか……!!)


杏子(正々堂々、受けて立つ!!!)


ガラガラガラーーッ!!


杏子「……ん?」


「…………」


「…………」


杏子(…何だこいつら…?)


杏子(…夜なのにグラサンをかけた木刀持った着物のおっさんに)


杏子(モモと同じくらいの身長しかないリーゼントの小男…)


杏子(ぜんぜん見覚えが無いけど、親父の知り合いか…?)


杏子「……お客さんですか。なにか?」


「…………」


チャキッ……!


杏子「!?」



杏子(な…!?グラサンが持ってるのは木刀なんかじゃねぇ…!)


杏子(あれは……真剣じゃねえか!!)


刺客1「タァーーー!!!」



シューーーーーーッ!



ビュンッッ!!




杏子「わっ!」


スタッ!


杏子「くそっ!さっき暴れた仕返しか!?」



バリーーーン!!!



杏子「うわあ!?」


メリ…!メリ…!


杏子(な、なんだあっ!?壁をぶち破って、デカい腕が生えてきやがった!!?)


刺客3(ぐへへへ……)


杏子(今度は顔中傷だらけの外人の大男かよ…!?)


杏子(何がどうなってやがんだ…!!)


刺客1「ふふ…!」


刺客3「げへへ……!!」


杏子(それにこいつら…!ただ者じゃねぇ…!)


杏子(この殺気…!こいつらは……『殺し屋(プロ)』だ!!)


スススッ……!!


杏子「……はっ!?」


刺客2「イヤホーッ!」



シャーーッ!!



杏子「ウッ!」


杏子(危ねぇっ!?…あのリーゼントの得物は、服の下に隠した大量の投げナイフかっ!!)


刺客2「ホイッ!ホイッ!」


ビューッ!ビーッ!


杏子「…チッ!なめんなぁ!!」


ビーーン!


杏子「はっ!」


バシッ!


杏子「はっ!」



…グサーーッ!



杏子(うっ!)


杏子(しまった…肩が…!!)


フラッ…!


刺客3「ウホホ~~~ッ!!!」



バキ~~~~ンッ!!



杏子「がはっ…!!」



ドカアーーーッ!!!







黒服B(ふふ……。ついに始まったな…!)


黒服B(…あいつの実力はこの目で見ているが、やはりゲッターのパイロットを任せるにはもうひと押しの確信がほしい…!)


黒服B(もしあいつが刺客たちを返り討ちにして生き延びることができれば)


黒服B(それは博士の望む強靭な肉体と精神を持った人間であるという、『これ以上』ない証明になるはずだっ!)


黒服B(…頼むから死なないでくれよ…!)


黒服B(お前は俺たち人類の『希望』となる存在かもしれないんだからな……!!)
  


モク…。モク…。モク…。


刺客3「ぐへへ…!」


刺客1(埃が飛んできゃつの姿が見えんな…。殺ったか…?)



「…てめぇ…やるじゃねーか…!!」



「「「!!!」」」


スタ…。スタ…。


杏子「……なんの恨みか知らねえが、かかって来やがれ!」


バッ!!


杏子「この流杏子、一筋縄じゃあやられねえってとこを見せてやんぜ!!」



ドワオーーーッッ!!!



「「「ぐわわわ!!!」」」



杏子「 来 い っ ! ! 」

…中途半端ではありますが、今回の投稿は以上になります。

ところでゲッターアークのアニメがついに次回で最終回になりますね!

新規のファンの方たちにも初代ゲッターロボを知ってもらいたくて始めたSSですが、もっと早くに始めればよかったと今さら後悔しております…orz

…アニメは終りますが、SSはこれからもがんばって投稿するのでご期待ください!

それではまたお会いしましょう、ドワオ!!!

皆さん、こんばんは。来週の予定が忙しくなりそうなのと、本日ゲッターロボアークのアニメが最終回を迎えることを祝して、早めに続きを投稿することにしました。

それでは続きをお楽しみください、ドワワーー!!


刺客3「シャアッ!!!」


ビーーーーーーーン!!


ガキッ!


バッ


杏子「 ハ オ ッ ! ! 」


ギャーーーン!!!


刺客3「ぶげぇっ!!?」


シュタッ! ドスッ


杏子「ん!?」


刺客3(ふへへへ…!)ペロッペロッ


杏子「やろう…!あたしの全力の蹴りを側頭部に食らったってのに、ずいぶんと余裕じゃねーか……!!」ワクワク……!!


シュウーーーッ…。


刺客1「………」


刺客2「ひょほほ!」


杏子「うっ!」


杏子(他のも来やがった!!)


刺客1「……ふんっ!」


シャアーーー!


杏子「とうっ!」


バッ!バッ!


…ヒュウーーッ!!!!!


杏子「わっ!」ストン!


ドカッ!
ドカッ!
ドカッ!
ドカッ!
ドカ!!


杏子(危ねぇッ!!?あと少ししゃがむのが遅れてたら、黒ひげ危機一髪みたいになるとこだった…!)


杏子(ん…?)


刺客2「ぴゃほほ!!」ギラギラ!


杏子(こ、こいつ…目が完全にイッちまってるじゃねーか…!)ゾクッ…!


刺客1「ふふふ……!」ニヤニヤ…!


杏子「狂ってる…どいつもこいつも狂ってやがる!!」


杏子「わけもわからず…こんなイカれた連中に殺されてたまるかっ!」


刺客3「ぬうんッ!!!」


杏子「うおっ!」


バシッ!


杏子(しまった!もう片方の腕でパンチが来るっ!!)



バ キ ッ ! ! !



杏子「ぐわっ…!!」


バキーーーーン!!


黒服B(…おい、どうした…!?お前はこんなところで死ぬようなタマじゃないだろっ!)


……ザザーーッ!!


黒服B「…もしもし」


無線機『もしもし。あと少しで博士をそちらにお連れできますが…状況はどうですか?』


黒服B「どうなるかはまだ分からんよ…多勢に無勢だしな…」


無線機『そうですか……』


黒服B「ただ……個人的な見解だが、奴はおそらく生き残れると思う」


無線機『えぇ…!本当ですか!?』


黒服B「あぁ…!これまで三百人以上の候補者たちを見てきた俺の直感がささやいているんだ…!」


黒服B「…奴が…奴こそが博士の言う、ゲッターに『選ばれし者』だとなっ!!」


無線機『………!!!』


バシャーーーン!


杏子「……」


ザーーーーーッ…!


杏子(……う…うぅ…くそっ……!)クラ…!クラ…!


…チャキッ!


杏子「……はっ!?」


刺客1「もらった!」


シャアーーーッ!!








『ーーいいか杏子』


『空手に必要なのは判断力だーー』


杏子「!!」


杏子(…こんな…ところで……死んで……たまるかよぉ!!!)


杏子「はおっ!!!」


バシッ!


刺客1「ひょお!?」


ギギギ……!!


刺客1(『真剣白刃取り』だとっ!?なんと豪気な……!!)


刺客1(…だが問題ない!このまま押し通る!!)


ギギ……!!


グググ………!!!


ポタ…。ポタ…。


タラー……!


刺客1「ふひひ!」


杏子(…痛ってぇ…!…けど、絶対に離したりするもんか…!!)


刺客3「ぐわ~~!!」


ドドドドドーーーーー!!!!!


杏子(くそ、背後から来やがったな!)


杏子(………こうなりゃ、いちかばちかだっ!!)



杏子「 お り ゃ あ ! ! 」



ザザーーッ!!


刺客1「ひえぇ!?」


刺客3「!!?」







ーービシュッ!!!


刺客3「」


杏子(殺った!!)

…いかがだったでしょうか?

原作の竜馬と刺客たちの闘いはまさに死闘という感じで大迫力のシーンの連続なので、ぜひ機会があったら読んでもらいたいですね!
(新ゲッターロボの1話でも再現されているので、そちらもどーぞ!)

来週の更新があるかはまだ未定ですが、もし出来たらまたその時にお会いしましょう!!

それでは、ドワォ!!

みなさんこんばんわ。

思っていたより早く予定の仕事が片付いたので、いつもより少し早いですが続きを投下したいと思います。

それでは、物語の続きをお楽しみくださいっ!

ドワオ!!


刺客2「ひっ!?」


チャッ!


杏子(……これ(刀)でも喰らいなっ!!)


ブオンッッ!!



ゴーーーーー!!!!!



刺客2「……?」


ボトッ…。


刺客2「ひぎゃああ!」


杏子「はぁ…!はぁ…!」


ザーーーー。


ザーーーーッ…。


刺客2「ぎゃあ!」


刺客2「ぴぎゃあ!?」


バシャ!バシャ!


刺客1「ひいぃ…!」


バシャ!バシャ!


刺客3「」


杏子「はっ…はっ…」


杏子(……や、殺っちまった……)


杏子(…殺るか殺られるかの戦いだったんだ…殺るしかなかった…!)


杏子(他に選択肢なんてなかったんだ!!)


杏子(…分かってる……けど……)


ザーーーー…!


刺客3「」


杏子(………くそっ!いったいどこのどいつだ!?)


杏子(こいつらを雇って、こんな悪趣味なゲームをあたしにしかけてきやがったのは……!?)ギリリッ…!


バシャ…。バシャ…。


杏子「…?」


ゾロ…!ゾロ…!


黒服B「………」


杏子(なんだ、こいつら…?)


黒服A「……博士、こいつがそうです」


杏子(…博士…だって…?)ボォー…。


黒服B「な?俺が言った通りになっただろ」


黒服B「こいつは最後まで生き残る、ってな」


杏子(なんだって…?それじゃあこいつらが連中を雇った『黒幕』なのか…?)ハァ…ハァ…!


黒服B「どうですか博士。あのイカれた連中を相手にこいつは勝ち抜いて見せたんです」


黒服B「『これ以上』ないくらい、ゲッターにふさわしい人材だと思いませんか……?」フフ…。


ザーーーーッ…!


「……なんだか含みのある言い方ね……意趣返しのつもりかしら?」


パシャ…。パシャ…。


杏子(あ…?若い女の声だと……)


黒服B「いいえ、そんなつもりはありませんよ…」フフ…!


ゴロゴロゴロ……!!


「……まぁいいわ。それじゃあじっくりと拝見させてもらいましょうか……」


「ようやく見つかった、最初の選ばれし『魂(パイロット)』の姿をーーー!」



ドカアアアアァァァァーーーーーーン!!!!!





「!!!!?」


「あ……あぁ……!?」


杏子(あ…?若そうな声だとは思ったが、この『博士』とか呼ばれている女…)


杏子(あたしと同い年くらいじゃねーか…!?)


「これは……いったい……どういうことなの……!?」サァーッ…。


杏子(…しかも人の顔見て、幽霊でもみたような青い顔色になってやがるし…)


杏子(なんか気味が悪ぃな…こいつ…)


黒服A「博士…?」


「どうして……?どうしてあなたがここにいるのよ……!?」フラッ…。




「『佐倉杏子』………!!!」


杏子(あぁ…?『さくらきょうこ』だと…!?)


黒服A「先輩、それってたしか……」


黒服B「あぁ。博士からの依頼で行方を捜していた彼女の『古い友人たち』の一人だ」


黒服B(……言われてみれば、『こいつ』と『佐倉杏子』は共通点が多いな)


黒服B(まずは『名前』、次に『炎のような紅色の髪と瞳』、そして『特徴的な八重歯』)


黒服B(たしかに偶然にしては重なる点が多いような気もするが……?)フム…。


黒服C「博士、落ち着いてください」


黒服B「残念ながら彼女は『佐倉杏子』ではありません」


「嘘よっ!…だって、どう見たってそこにいる彼女は私の知っている『佐倉杏子』そのものじゃない!?」


黒服A「しかし……」



杏子「……なぁ、そこのあんたぁ!!」



「「「「!!!!」」」」



杏子「…さっきから黙って話を聞いてりゃ」


杏子「わけのわかんねえことばっか、ぺらぺらぺらぺらと喋っちゃってさ…!」


杏子「あんた…どっかおかしいんじゃないの…?」


グググ…!


黒服A「おぉ!!」


黒服B(ほぉ…!あれだけひどく痛めつけられたのに、すぐに立ち上がったうえに軽口とはな…!)ニヤリッ…!


「『佐倉杏子』…!あなたまさか、私が誰か憶えていないの…!?」


杏子「はぁ?…あいにくあたしは修行、修行の毎日で、家族以外の誰かとまともに交流を持ったことがないんだわ」


杏子「だからあたしは自信を持って、きっぱりとあんたにこう言えるよ」


杏子「『あんたなんて……あたしは知らない』とね!!」キッパリ!


「……ッ!!」ズキン…!


杏子「…だいたいあんた、さっきから『さくらきょうこ』って名前をやたらと連呼してるけど」


杏子「あたしを誰かと勘違いしているんじゃないのか…?」ハァ…ハァ…。


「!?…だって、あなたは『佐倉杏子』でしょう?」


杏子「いいや、ちがうねぇ…!」二ヤッ…!


杏子「……いいかい、その耳かっぽじってよく聞きなよっ!」


杏子「あたしの名は『流杏子』!!」


杏子「日本一の空手家『流一岩』の娘であり、日本最後の真の武道家でもある……!!」



杏子「……あたしは『杏子』……『流杏子』さっ!!」



ドワオーーーッッ!!!


…いかがだったでしょうか。

ようやくまどマギキャラ同士の会話ができてうれしいです!

あとはゲッターロボのカッコいい戦闘シーンを早く書ければいいんですけどね…(遠い目)

それとゲッターロボアークの最終回は最高にドワオでしたね!!

未完の原作に最大級の敬意をはらいつつ、最後に風呂敷をでっかく広げる作風はまさに石川賢イズムでした!

DVDを買ってモチベーションを維持しつつ、僕も最後まで走り抜ける覚悟なので応援お願いします!

もしかしたら今週中にまた続きを投下するかもしれません(なかったらごめんなさい)

それでは皆さん、またお会いしましょう!

…俺たちの戦いはこれからだ、ドワオッ!!

みなさまお待たせしました。

約束通り続きを投下します。

お楽しみください、ドワオ!!


(……『流杏子』ですって!?)


(そんな馬鹿な…!たしかに名字が違うし、以前の彼女よりもかなり荒んでいる様子だけど……)


(……彼女は間違いなく、私の知る『佐倉杏子』よ……!!)


(またこうして杏子と出会えたのは嬉しいことだけれど……)


(これはいったい…どういうことなのかしら……?)


(……まさか……!!?)







(彼女もまた私と同じように、この『新しい世界』でゲッター線に…『大いなる意思』に…!)


(『役割』を与えられていたということなの……!?)


(そう考えればすべてのつじつまが合うわ…!)


(私がこの『新しい世界』でゲッターロボの開発者である『早乙女博士』という『役割』を与えられたように)


(きっと杏子も新しい名前や境遇と、『ゲッターのパイロット』としての『役割』を与えられたのね…!)


(…武道家か…なるほど…!たしかに以前の杏子は魔法少女としては破格の強さだったけれど)


(彼女自身は別に体を鍛えたり、特別丈夫な身体の持ち主だったわけではないわ)


(……しかし!それではゲッターのパイロットを務めることは決してできない!!)


(ゲッターのパイロットに求められるものは2つ…!)


(音速を超えるゲッターの機動にも耐えられる『超人的な身体能力』と)


(瞬時に決断を下せる『強靭な精神力』と)


(今の彼女は…『流杏子』はその両方の条件を満たした、まさにゲッターのパイロットとして理想的な人物よ!!)


(……『すべての出来事には「意味」がある』……)


(あの子の…『まどか』の言葉の意味が、今はじめて解ったような気がするわ…!)


(……いいわ!『大いなる意思』が、『まどか』が与えられた『役割』を果たすことを望んでいるというのならッ!!)


(私はその『役割』を最後まで演じきってみせる!!!)


(…我が名は『早乙女』…!)


(ゲッター線に魅入られた狂気の天才科学者であり…ゲッターロボを造りし者…!!)


(--私は『早乙女博士』よッ!!!)


「………………………」ブツブツブツ…。


黒服A「…は、博士…?」


杏子(なんだあいつ……)


杏子(急に押し黙ったかと思ったら、今度はぶつぶつぶつぶつと独り言を喋りはじめたんだけど……)


杏子(まさかあいつ…本当にどっかおかしいんじゃ…?)



「ふ……ふふふ……!!!」



「「「「「!!!?」」」」」


「…ごめんなさいね…ずっと捜し続けていたゲッターのパイロットがようやく見つかったかと思ったら」


「私の古い知り合いとあまりにもそっくりだったから…少し取り乱してしまったわ…」フフ…!


黒服B「!!…ということは…!」


「えぇ……ついに見つけたわ!」


「彼女こそ、私の捜していた人間よ!!」


杏子「……?」


杏子(なんだ…?あいつ、急に雰囲気が変わったぞ…!?)ハァ…ハァ…。


「…あらあらあら。かわいそうに…彼女、かなり弱っているようね」



「……抑えつけなさい」



「「はっ!!」」


ガシッ!


杏子「うぉ!?」


杏子(し、しまった!!)


杏子「この…離せッ!離しやがれぇ!!」クラクラ…。


黒服C「暴れないほうが身のためだぞ」


黒服B「お前は肩に刺さったナイフから絶えず出血しているんだ」


黒服B「その調子で抵抗し続けてみろ…あっという間にあの世行きさ…!」フフ…。


杏子「くっ…!」ギリッ…!


ザーーーーッ…!


ゴロゴロゴロ……!!


杏子「お、お前ら…いったい……何者なんだよ………?」ハァ…ハァ…。


「ふふふ……答えを知りたい?」


「だったら特別に教えてあげるわ…!」


「私は『早乙女』…『早乙女ほむら』!!」


「これから先、あなたに地獄を見せる女よ!!」





ドカアアアアァァァァーーーーーーン!!!!!





杏子「早乙女……ほむら……だって……?」


ほむら「早く連れて行くわよ」


ほむら「…あぁ、それと出血から見て立っているのも精一杯だろうから」


ほむら「彼女をまず『治療』してあげなさい…多少なら痛くしてもいいわよ?」


ほむら「そのほうが彼女も大人しくついて来るだろうから…!」クスクスクス…!


黒服B「はっ…!」


杏子「?」


黒服B「ふむ…まずは血を止めないといけないな」


黒服B「ふふふ…悪く思うなよ?」


ムズッ


杏子(肩の…ナイフに…手を……?)


ズサッ!


ブシャァァァアアアーーー!!!


杏子「わああーーーっ!!!」


杏子「あ……ぁぁ……」


………。
……。
…。


上信越自動車道


ザーーー…。


ザーーー…。


ズザザーーッ!!


杏子「…………」スヤスヤ…。


ほむら(……ごめんなさいね、杏子……)


ほむら(手荒なまねをせずに、あなたを連れて来られたらよかったのだけれど……)


ほむら(きっとあなたの事だから、どれだけ私たちが丁寧にお願いしたところで)


ほむら(絶対に大人しくついて来てはくれなかったでしょうね……)フフ…。


ほむら(…それにしても…)


ほむら(いい体をしてるわね…!)


サワサワ…!


杏子「ん…」ピクッ!


黒服A「は、博士…?」


ほむら「黙ってなさい」


黒服A「はい……」ドキドキ…!


ほむら(…一見以前の杏子と変わらない細見の身体に見えるけど、いっさいの無駄がない筋肉のつき方をしてるわね…)


ほむら(まさにゲッターに乗るために生まれてきたような身体だわ…!)


ほむら(杏子……あなたは最高のパイロットになれるわよ!)ホムーン!

お前らの書き込みなんて何の価値もない
Yahooニュースですらコメント数はせいぜい数百~数万
北九州市(100万)、石川県(100万)、広島市(100万)、これら田舎の人口の10分の1にすら、遠く及ばない(日本列島1億、大手サイトのコメント全国規模で多くて数万)
日本全国1億のうち、石川県ひとつの10分の1にすら遠く届かない声のデカイ奴らが
ここに書き込んでるだけ なんの影響力もない 気にする必要もない

ここで小池百合子を批判しても小池が圧勝したし (トランプ大統領ネット人気、一方バイデンの勝利も同じ)
ここで飯塚幸三を批判しても現実で批判してる人を見たことない 。小室圭さんを必死に叩く奴も現実で見たことない
在日特権がどうのシナ人がどうの言ってる人も見たことないし
NHKの受信料がどうだの集団ストーカーがどうだの喚いてる奴もネットでしか見たことない
LGBT叩きやパパ活叩き、非処女叩き外国人叩き、障がい者叩きビーガン叩き、マスコミ叩き生活保護叩き、パチンコ叩き煙草叩き
全部ネットでしか見たことない 全てはネットの狭い世界だけ
日本の広島市の10分の1にすら遠く及ばない数百~数万人が書き込みしてるだけ
5chのスレも1000人が1回ずつ書き込めば、すぐ埋まるのに中々埋まらない。同じ奴が何度も書き込んでやっと埋まる
声がデカイやつが狭い場所で目立つだけ。なんの影響力ないからマジで気にする必要ない

お前らが「若者は選挙に行け!」と書き込んでも何も効果はない
大多数の若者はお前らの書き込みなんてそもそも見てないから
大多数の若者は韓国文化が好きだから嫌韓コピペしても何も意味はない
そもそもここを見ていないし存在すら認知していないから
社会にこうしろ!政治にこうしろ!は論外 。お前らは何の権力もないただの庶民だから何も世の中は変わらない。本当にどうこうしたいなら立候補して政治家を目指すしかない
生活保護や在日に不満があってどうこうネットで文句言っても現実は何も変わらない。なぜならお前は何もしてないから

まず普通の社会人は忙しくてインターネットに書き込みしている余裕などない
仕事して、恋愛して、家族や友人と、思い出を作ってる。会社の取引先の事とか実家の老いた両親の事とか明日の献立とかで頭は一杯
しかしお前ら(超少数派)は違う。時間が有り余る少数の暇人。退職後の暇な老人か、ネット漁りの主婦か、孤独なフリーターか
所詮それがインターネット

何の影響力もない 国民の誰もお前らの下らん書き込みに興味はない
というか見ていない 存在すら知らない 書き込んでるのは暇人のみ
お前らの書き込みなんて何の価値もない


ほむら(今の杏子ならやれる…『流杏子』なら絶対にゲッターに耐えられる!)


ほむら「杏子……あなたが何をど言おうが」


ほむら「私はあなたを決して離さないわよ……!!」


ギュッ…!


杏子「んん……」ピクッ!!


黒服A「………」ドキドキ……!!


ホム…!ホム…!


黒服B(博士はどうやらあの少女が気に入ったようだな…ふふふ)


黒服C「よかった……これで肩の荷も少しはおりたぜ……」フゥ~…。


黒服B「ばか。まだまだこれからだろうが……」フフフ…。


黒服C「しかし最初のひとりがまさか女になるとはな~…」


黒服C「これからは超人的な女も候補として捜すべきかもな…!」


黒服B「たしかにな…。よけいな先入観は捨て、女や子供も候補に入れて考えるべきか……」チラッ…。







黒服B「うっ……!!?」サァー…!!!


黒服C「どうした?」


黒服B「き、来た…ついに来た!」


黒服B「博士!バックミラーを見てくださいっ!!」


ほむら「あれは…空から大きな黒い影が、こちらにむかって近づいて来てる…!!?」


黒服B「ついに…ついに来たんだ…!!」









黒服B「『奴ら』が来たッ!!!」



ザザーーッッ!!



翼竜『ギャアアアアアアーーー…!!!!!!』



「「「「わあああっ!!!!」」」」



ガチッ!


黒服B「ぐはぁ!?」ブチュ…!


ガチッ!


黒服C「ひいぃ…」グシャ…!


杏子「「うっ!!」」


ガタガタッッ!!


杏子「「なんだ!?」」ガタガタッッ!!


ほむら「「この車は『奴ら』に捕まったのよ!!」」ガタガタッッ!!


ほむら「「連れて行かれるわ!外に飛び出してッ!!」」ガタガタッッ!!



ブワアアアァァァーーー!!!



「「「うわああああああ!!!!!!」」」



バアアアアアアァァァァァァン!!!!!!


ゴーーーーー!!!!!


翼竜『ギエエエエーーーー!!!!』


バサッ!!


バサッ!!


ゴーーー………!!!



杏子「な…なんなんだ、あのデケえ鳥は…?」フラッ…。


ほむら「……あれが私たちの敵の姿よ」


杏子「ほむら!!」


杏子「無事だったんだな!…黒服は?」ハァ…ハァ…。


ほむら「……」フルフル…。


黒服A「」


杏子「そうか…。なぁ、いったい何が起こってるんだよ…?」


ほむら「……ついに始まるのよ……」


杏子「あ……?」


ほむら「『生存』か『絶滅』か……人類の存亡をかけた」


ほむら「『奴ら』との生存競争がっ!!」


杏子「………!!!」


ザーーーーッ…!


ザーーーーッ…!


ザーーーーッ…!


ーーー
ーー

…いかがだったでしょうか。

だいぶ時間がかかってしまいましたが、キリのいい所までいけたと思います。

これまでの話はアニメでいうAパートで、次回からの話がBパートになります。

ついにゲッターの戦闘シーンも描かれる予定なので、お楽しみにッ!

それではみなさん、またお会いしましょう……ドワオーー!!

お待たせしました。

これから続きを投下します。

また、前回の連投でいくつか修正する箇所を発見しましたので報告させていただきます。

202のほむらのセリフ、正しくは

ほむら(瞬時に決断を下せる『強靭な精神力』) です。

215のほむらのセリフ、正しくは

ほむら「杏子……あなたが何をどう言おうが」 です。

失礼しました。

それでは、続きをお楽しみください、ドワオ!!



ーー
ーーー


浅間山麓 早乙女研究所 敷地内


ザア……。


ザァ……。


所員G「まったくよく降りやがる雨だなあ」


所員G「もう春だってのに、ちっともあったかくならねえし」


所員G「早く百葉箱の観測を終わらせて、ストーブに当たろうっと!」カキカキ…。


ピシャッ!


所員G「ん?」


所員G「なんだ?」


所員G(なにか大きな物が頭にぶつかったぞ…?)


グイッ


イモリ「……」


所員G「げっ!」



「 わ あ ァ イ モ リ ! 」



ブンッ!


所員G「びっくりしたぁ!?……なんでこんなところにイモリが?」


ピシャ!


所員G「うっ…!?」


イモリ「……」


所員G「わあっ!?」


バシッ!


ピシャ…。
ピシャ…。


所員G「ひ……ぎゃあっ!」


ザーーーーーッ!


ピシャッピシャッピシャッピシャッピシャッピシャッピシャッ……!!


所員G「空からイモリが降ってくる!?」


ピシャッピシャッピシャッ……ボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボト…!!!


所員G「ヒ イ イ イ イ ! ! 」


ボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボトボト!!!!!


所員G「」


ザーーッ


ザザーーーッ


ザーーッ


モゾモゾモゾモゾモゾモゾ…!


イモリ「………」





イモリ(…フフ…!)



ーーー
ーー



杏子(う…うぅ…!!)


バサッ…!!

バサッ…!!


杏子(…来るな…!)


ザザーーー…!!


杏子(…来るんじゃねえ…!!)


翼竜『ーーキエエエエ!!!!』


ガパーーー!!!




杏子「 … わ あ あ ! ! ? 」


ガバッ


「きゃあ!?」


杏子「……あ?」


「びっくりしたわ…!」


「あなた、急に大声出すんだもの」フゥー…。


杏子「ち…夢か…」


「うふふ…大変な目にあったらしいじゃない」


「あなたくらいの年の女の子なら、怖い夢を見たっておかしくないわよ?」


杏子「…うっせーな、ガキ扱いすんな!」


杏子(……って、あれ?)


杏子「あんた誰だ?」


杏子「あたしは……どうしてこんな所にいるのさ?」


「私?私は和子よ」


「そしてここは『早乙女研究所』…!」


和子「あなたはゆうべ気を失ったまま、ほむらちゃんに運ばれてきたのよ」


杏子(『早乙女研究所』に『ほむらちゃん』だって…!?)


杏子「…ほむらちゃんって…」


杏子「あの黒髪ロングの冷酷ドS女、『早乙女ほむら』のことか?」


和子「(れ、冷酷ドS女…?)え、ええ。たぶんそうよ…」


杏子「…くそっ!あのアマどこにいやがる!!」


和子「えっ?」


杏子「あの女があたしをこんな目に合わせたうえに」


杏子「なにもわからないうちに変なことばっかに巻き込むんだよ!」


杏子「あいつをとっちめて理由をはっきり聞き出してやる!!」


杏子「奴はどこだっ!!!」


和子「まあまあ、落ち着いて。そんなに怒るとケガに響くわよ?」


シャーーッ


ほむら「その必要はないわ…来てあげたわよ」


杏子「うげぇ!?」


杏子「てめえよくも…痛デデデッ!!?」ズキズキ…!


ほむら「あらあら…。もう動けるのはいいことだけど」


ほむら「あまり興奮しすぎると、傷が傷むわよ?」クスクス…!


和子「ほむらちゃん!来てくれたのね!?」


ガバァ!!


ほむら・杏子「「!?」」


和子「『お母さん』はとってもうれしいわ!みんなでお茶にしましょうか?……あ、それとも秘密の女子会!?」ギュウーッ!


ほむら「そのどちらでもないわ…私は杏子を連れてすぐにここから出ていくから…」グエエ…。


和子「あら、そうなの…残念…」シュン…。


杏子「『お母さん』だって!?それじゃああんた、まさか…」


和子「そうです!私の名前は『早乙女和子』…」


和子「この研究所の前所長である『早乙女賢』博士の妻であり」


和子「現所長である『早乙女ほむら』ちゃんのお母さんなんです!」エッヘン!


杏子「え~嘘だぁ~!?…あんたら母娘のくせに、見た目も雰囲気もぜんぜん似てねぇーぞ!!」


ほむら「それはそうよ…彼女は正確には『お義母さん』…」


ほむら「つまり亡くなった私の父『早乙女賢』博士の後妻なんだから、私との血の繋がりはとうぜん無いわ」


和子「そんな…!ほむらちゃん、その言い方はあまりにひどいわ……!!」ガーン…!


ほむら「…ひどいもなにも事実でしょ…?」


ほむら「あ、ついでに父と彼女はお見合い結婚で」


ほむら「父が再婚した理由は『先立たれた妻と名前も字も同じで、なんか気が楽だった』からよ」スラスラスラ…。


杏子「お前、ほんとにドSだなっ!?」ガビーン…!!


和子「うぅ……ひどいわ~!ほむらちゃ~~ん!!」


和子「お母さん、もう泣いちゃうから……(泣)」オイオイオイ…。


ほむら「まったく…!ほら、急いで杏子」


ほむら「早くしないとあなたも彼女に取り込まれて、ギャグ時空の住人になってしまうわよ?」


杏子「お、おぅ……?」


シャーーッ…。


ほむら(まさか早乙女先生があそこまでめんどうな女だったなんて……)


ほむら(『前の世界』で先生に男がいなかったのも、納得よ……!)ゲッソリ…。


杏子(…なんかスゲー面白い人だったな!)ニヤニヤ…!



ガーーーーッ!


ガシャーーーッ!!


ガシューーッ!



杏子「…ん!!」


杏子「こ、これは……!!」



ガシューーン


ガシューーン


ピキーーン


ピキーーン


ガ ガ ガ … !



杏子「すげえ設備に……巨大ロボットの大群だとっ!?」


ギャーーーーーン!!!!!

…いかがでしたか?

本日の更新は以上になります。

ちなみに早乙女博士の奥さんと和子先生は同姓同名で、このSSを思いついたキッカケのひとつです。

独身で婚期を逃してるのがウリのキャラなので結婚させるのは……と思ったのですが先に早乙女博士にゲッター線に同化してもらうことでバランスが取れたかなと思います。

…あとスレチなのは理解しているのですが、おかげさまで某SSまとめサイトでこのSSが1400PVいただきました!!

まさかそんなに多くの回数を読んでいただけるとは思っていなくて、内心震えております…。

やはりゲッターロボは不滅のコンテンツなのだと理解するとともに

素晴らしい原作を書いてくれた石川賢先生と、魅力的なまどマギのキャラクターたちにただただ感謝です!!

このまま虚無らずにラストまで走れるよう努力するので、ご期待ください!

それではみなさん、またお会いしましょう、ドワッ!!

皆様、お待たせしました。

これから続きを投下します。

説明回プラスアクションシーンもないので地味かもしれませんが、ご容赦ください。

それでは、続きをどーぞ、ドワオ!!



ガガガ…!


杏子「マジですげぇ!?こんなヤバい施設が日本にあったなんて驚きだよ……アニメみてえだ!!」ワクワク!!


ほむら「ここ早乙女研究所はもともと『ゲッター線』と呼ばれる未知の宇宙線の研究をしていたのだけれど」


ほむら「いまは訳あってゲッター線を応用した軍事兵器の開発施設となっているの」


ほむら「流杏子…あなたが見た物は『プロトゲッター』という試作段階のロボットたちよ」


杏子「へー!カッコいいじゃん!!」キラキラキラ…!!


杏子「すげぇや!色んなタイプのロボットが、たくさん並んでる!!」ワクワク!


ほむら「ふふふ…どうやら早乙女研究所(ここ)が気に入ったようね?」


ほむら「あなたは今日からここで働くことになるのだから」


ほむら「これから先いくらでも、好きなだけロボットを見学できるわよ…良かったわね」フフ…!


杏子「おーマジかよ!………って、あん?」


杏子「…働くって…あたしが…ここで?」


ほむら「えぇ、そうよ」キッパリ!


杏子「はあぁーー!?冗談じゃねえぞっ!!!」


杏子「いいかっ!あたしは空手家であり、生粋の武道家だ!!」


杏子「この身ひとつで敵をブッ飛ばすのがあたしの仕事なのさ!!!」


杏子「そんなあたしがおりこうさんだらけの研究所で働くだって?」


杏子「…笑えねぇ冗談だぜ、まったく…!」


ほむら「………」


杏子「……第一、あたしになにができんのさ?」


杏子「スパナでも握って、マンガやアニメみてぇにデカいロボットの整備でもしろってのか?」


ほむら「……いいえ。あなたが握るのはスパナではなくハンドルよ」


杏子「………あ…?」






ほむら「流杏子、あなたにはあの『プロトゲッター』の完成形にあたるロボットのパイロットを務めてもらうわ」


杏子「!!?」


杏子「あ、あたしが……ロボットのパイロットだって!?」


ほむら「ええ、そうよ。…流杏子、あなたはゲッターの超機動に耐えられる強い身体を持った特別な人間であり」


ほむら「ゲッター線に…運命によって導かれた『選ばれし者』なのよ」


杏子「…はぁ?…あんたの言っていることが、まるで理解できないんだけど…」


ほむら「あなたの理解なんて私には必要ない」


ほむら「とにかくあなたには今日から三ヶ月の間、パイロットの訓練にただひたすらに励んでもらうわよ」


杏子「」ポカ~ン…。


ほむら「あなたの部屋も用意してあるし、寝食もこの研究所で過ごしてもらうわ」


ほむら「ただし、この施設の外への勝手な外出はぜったいに許さない」


ほむら「それと訓練は少し厳しいものになるだろうけど、あなたなら耐えられると思うわ」


ほむら「それじゃあ会議室で簡単なレクリエーションを受けたら、さっそく訓練開始よ」


ほむら「早く急ぎなさい。会議室はこっちよ」


スタスタ…。



杏子「………っざけんなーーー!!!」



杏子「冗談じゃねえ!!」


杏子「わけのわからねえけむに巻いたような説明だけして、あたしになにをさせようってんだ!!」


杏子「あたしにもわかるように説明をしろっ!!!」


ほむら「………」


ギロッ…!


杏子(う…!)


杏子(こいつ…!また雰囲気がガラリと変わりやがった…!)ピリピリ…ッ!


ほむら「……流杏子、あなたは本当にここに呼ばれた『理由』を知りたいの……?」


ほむら「たとえそれがどんなに恐ろしい真実だろうと」


ほむら「この先にあなたを待ちうけている残酷な運命を暗示するものだとしても」


ほむら「あなたはその全てを受け入れるというのね……?」


ゴ ゴ ゴ ! ! !


杏子「あ、あぁ…!…あたしはだれかに与えられた『目的』の為に生きるのは、もうごめんなんだよ…!」


杏子「色々あった人生だったが…これからは自分の意思で『目的』を掴んで生きていきたいんだっ!!」


杏子「…もしあんたの話す『理由』が、あたしの生きる『目的』と一致するものなら…!」


杏子「あたしは全力でその『理由』とやらのために生きてやるっ!!!」


杏子「それでどうだっ!!!!!」


ドワオオオーーー!!!


ほむら「……!!」


ほむら(なんて情熱的で、熱いまなざしなの……!?)


ほむら(『以前の世界』の利己的で、どこか虚無的な一面を抱えていたかつての杏子とはまるで別人だわ……!!)


ほむら(……本当なら段階を追って杏子に事情を説明していく予定だったけれど)


ほむら(今の『流杏子』なら、全てを話しても大丈夫かもしれない……!!)


ほむら「………わかったわ」


杏子「!!」


ほむら「あなたにそこまでの覚悟があるというのなら」


ほむら「すべての『答え』をおしえてあげるわ……ついてきなさい」


クルッ


杏子「……どこに行くんだよ?」


ほむら「所長室よ」


ほむら「……そこであなたに会わせたい人がいるの」

…いかがだったでしょうか。

本日の更新は以上になります。

ほむらの杏子評が酷くね?とツッコミが入るかもしれませんが、まあこのSSの設定では杏子と共闘することはあっても内面を深く理解するほどの仲になれずにまどかの願いで虚無ったと解釈してください…。

…それでは、また近いうちにお会いしましょう!

ドワオーーー!!!

皆さん、お待たせいたしました。

今回も基本的に会話劇になりますが、ラストにかけて衝撃的な展開が始まる予定なので、お楽しみください!

それでは続きを投下させていただきます。ドワオーー!!


早乙女研究所 所長室


ガーーーーーッ


達人「やぁ『元気』!それに……きみが『流杏子』ちゃんだね?」


杏子「『元気』ぃ?…誰だそりゃ」


達人「ん?…あぁ、すまない。早乙女ほむら所長の昔からのあだ名だよ」


達人「彼女、今でこそクールな鉄の女って感じだけど」


達人「小さなころはいっしょに遊んでいた男の子たちを何人も泣かせちゃうくらい、活発的だったんだぜ?」


杏子「マジかよ!?」


ほむら「………」


杏子「へ~、人は見かけによらないもんだな!」二ヒヒ!


達人「そうだろ?…で、男みたいに元気いっぱいだったから」


達人「前所長の『早乙女賢』博士がこいつにつけたあだ名が『元気』だったんだ」


達人「……もっとも一度重い心臓の病を患ってからは、今の調子になってしまったんだけどね」


ほむら「……記憶にないわ」ファサッ…!


達人「またまた~」ハハハハハ!


ほむら(…本当に記憶にないのよ…)


杏子「…で?この気のよさそうな兄ちゃんはいったい誰なんだよ?」


ほむら「杏子、紹介するわね。…彼はこの早乙女研究所で主任研究員を務める達人(たつひと)さん」


達人「達人だ。よろしく!」ニコッ!


杏子「おう、よろしくな!」ニカッ!


ほむら「…彼は生物学、ならびに古生物学のエキスパートで」


ほむら「この研究所で、極秘裏にある『研究』を進めているの」


達人(!!?)


杏子「へー、そうなのか……ん?」


杏子「ちょっと待て…なんかおかしくないか…?」


杏子「早乙女研究所(ここ)はロボットを造ったり、兵器を開発したりする施設だろ?」


杏子「『せいぶつがく』だか『こせいぶつがく』だとか、よく分かんないけどさ…」


杏子「それってここで行われてる実験やら研究やらとは合わないんじゃないの?」


杏子「どうしてそんな人間が主任なんて任されてるのさ?」


ほむら「……それは……」


達人(…ちょっと待ってくれ、話がちがうぞ元気!)


達人(…彼女には順を追って、少しずつ情報を開示していく予定だったんじゃないのか…!?)ヒソヒソ…!


ほむら(…大丈夫よ達人さん。流杏子は肉体的にも精神的にもとても強い人間よ)


ほむら(たとえどれだけ荒唐無稽な話をされても、彼女なら信じてくれるわ)ヒソヒソ…!


達人(…だが、しかし…!)


ほむら(……それに彼女はここに来る途中で『奴ら』に襲われて)


ほむら(おぼろげながらではあるけれど、実際にその姿を間近で見ているのよ?)


達人(!!)


ほむら(『奴ら』が実在することを信じてもらう下地は、すでにできているのよ…!)


ほむら(だから協力して達人さん、お願いよ……!)


達人(……わかったよ)


達人(お前がそこまで言うのなら、俺はお前を信じてーー)




ビイーーーーーーッ!!!




「「「!!?」」」


ビイーーーーーッ!!


 ビイーーーーーッ!!


杏子「な、なんだよこのサイレンは!?」


プルルル……!


ガチャッ!


ほむら「どうしたの?」


所員A『は、博士!大変です!!』


所員A『なに者かが……いいえ!』




『正体不明の「なにか」が研究所内に入り込みましたっ!!』




所員A『電線や回路といったものが、ずたずたに切られていってます!!!』


ほむら「なんですって!!」


ほむら(まさか……『奴ら』が早乙女研究所(ここ)に……!?)


ほむら「達人さん!研究所に非常態勢をとらせてっ!」


達人「わ、わかった!」




ビィーーーーーーッ!!




杏子(…いったい、なにが起きてやがるんだ…!)


…ミシィ…!


杏子「ん!?」


…ミシ…! ミシィ…!


杏子(窓の外がやたら暗いな…?……いや、これは違うぞ…!)


杏子(窓の外で…『なにか』の大群がうごめいてやがるんだっ!?)


杏子「みんな、窓から離れろーーー!!!」


「「!?」」


…バリンッ!


ザザザザザザーーーーーーッッッッ!!!!!!



「 「 「 わ あ あ あ ! ! 」 」 」



ザザーーーッ!!!


杏子「うわああ!イモリの大群…いや、雪崩だあ!?」



ド ド ド ド ! ! ! !



達人「逃げるんだ、杏子ちゃん!」


達人「ここは俺にまかせろ!」


ドカッ!


杏子「な…!あんた、木製のイスなんかでイモリの大軍団と戦おうってのか!?」


ドカッ!


達人「俺のことはいいっ!」


ドカッ


達人「博士を……元気を連れて、ここから逃げてくれ!!」


ドカッ!!


達人「頼むっ!!!」


ガーーーッ…


ほむら「杏子!行くわよ、早く!」


杏子「う…くそっ!!」


タッタッタッ…!


……タッタッタッタッ……!!


杏子「早乙女ほむら!ありゃあなんだよ!?」ハア…!ハア…!


ほむら「知らないわよ!!」ハア…ハア…!!


ほむら「…ただ…あなたも見た通り、人類以外の生物の世界に」


ほむら「大きな変化が起きているのは確かよ!!」


ほむら「前からこのようなことはあったけど…」


ほむら「今度のように『奴ら』が狂ったように攻撃してきたのは初めてよ!!」


ハア…!ハア…!


杏子「あっ!」


バリーーーン!!!


ドドドドド!!!!!


杏子(しまった!前方を塞がれた!!)


バリィーーーン!!


杏子(今度は後方…!挟み撃ちかよっ!!)


杏子(こいつら…!小っせえトカゲのくせに、ただ闇雲に襲いかかってきてるわけじゃないな…!!)


杏子(こいつらには……戦略を練る『知能』があるんだ!!!)ゾッ…!!


イモリ「クワーッ!!」


杏子(いっせいに跳びかかってくる!?…こうなりゃ、迷ってる暇はねえ!!!)


杏子「ほむら!あたしに掴まれぇ!!」


ほむら「え、えぇ!!」


ダキッ!


杏子「くそーーっ!」


トーーーン!!!


ほむら「きゃあっ!?」


杏子「 わ お --- ! 」


ピョーーーンッ!!!


杏子「どうだい!これが親父直伝の『三角跳び』だあ!!」



ドワオオオーーー!!!



杏子「…このままドアに体当たりして、次の部屋に逃げ込むぞっ!いいな、ほむら!!」


ほむら「ええ!!」


ギュッ…!



杏子「 で え ぇ り ゃ あ あ あ あ --- ! ! 」



ド カ ッ ! !

…いかがだったでしょうか?

続きの気になる終り方ですが、今日の投稿は以上とさせていただきます。

この研究所がイモリに襲われるくだりは現代でも通じるくらいサバイバルホラーな部分なので、ぜひ原作を読んでいただきたいです!

次回の更新ですが、運が良ければ日曜にできるかもしれません。(なかったらすいません…。)

それでは皆さん、また近いうちにお会いしましょう!! ドワオーーー!!!

お待たせいたしました。

いつもより投稿数が少ないですが、これより続きを投下させていただきます。

長くなってしまいましたが、ラストの辺りではついに……がその雄姿を我々の前に現す予定なのでお楽しみに!!

272<<コメントありがとうございます!

いきなりメカザウルスではなく、得体のしれない生き物の大群を送り込んで来るのが実に当時の血に飢えたダイナミックプロ風でいいですよね(笑)


ピカッ!ドワッッ!!


ズワーーー!!!


杏子「こ、こりゃあ…!」


ほむら「プロトゲッターたちが……次々と爆発している!?」


ズズ…!ドカーーッ!!


ほむら「これは…いったい…!?」


杏子「ほむら、あれを見ろ!」


ほむら「…!!」


モゾモゾモゾモゾモゾモゾモゾモゾ……!!


所員E「」


杏子「奴らめ、もうここまで来ていたのか!!」


ほむら「見て!イモリの大群が、次々とプロトゲッターの中に入っていくわ……!!」


ピカッ……ドワーーーー!!!!


杏子「うわあ!?」


ほむら「きゃあ!!」


杏子「……痛つつつ!な、なんなんだよありゃあ!?」


ほむら「……恐らくイモリの大群がプロトゲッターの回線を片っぱしから食いちぎって」


ほむら「機体を破壊しているのよ……!!」


杏子「マジかよ…信じらんねーぜ…!!」ゾオッ…!!


和子「……ほむらちゃん!!」ハァ…ハァ…!


ほむら「和子さん!?…良かった、生きていたのね!」ホッ…!


和子「い、いったいなにが起こっているの…!?」オロオロ…!


ほむら「それは…説明するのがむずかしいわ…」


ザザザザ………!!!


杏子「!!…立ち話は後でやれ!奴らが来るぞっ!」


ほむら「みんな、こっちよ!」


カン…! カン…! カン…!


…ピッ!


シューッ


カン…。 カン…。 カン…。


ほむら「…ここなら安全よ」


杏子「デケー扉だな…。このむこうには何があるんだ?」


ほむら「…それは見れば解るわ…」


ガ ガ ガ …… ! !




杏子「あっ!」


ズ ズ ズ … ! ! !




ゲッター1『………』




杏子「こ、これは!?」


ほむら「……そう。これこそがプロトゲッターたちの完成形にして」


ほむら「私の父…早乙女賢博士が人類に遺してくれた大いなる遺産……!」


ほむら「ーーそして、この地球(ほし)に残された、唯一の希望となる力ーー!!」




ほむら「その名を……『ゲッターロボ』よ!!!」




ドワオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーー!!!!!




杏子「ゲッター……ロボ……!!!」


…いかがでしたか!!?

ついに、ついにゲッターロボの出番がやってきました!!

…まあ本格的な活躍はまだまだ先になりますが、個人的にはようやくゲッターを出せてとても嬉しいです。

次回の更新は金曜を予定していますが、もしかしたら早まることもあるかもしれません。

それではまたお会いしましょう、ドワオ!!!

お待たせいたしました。

時間がとれたので、予定より早く更新させていただきます。

…今回の話は少しショッキングな内容を含むかもしれませんが、できるだけ(原作のバイオレンスさを含めて)再現したいことと規約を破りたくないので表現が曖昧でわかりにくい話になるかもしれませんが、ご容赦ください…orz。

それでは続きを投下します。ドワオ!!!


ズ ズ ズ …… !


杏子「……すげぇ、すげぇロボットだ……!!」


杏子「さっき研究所で見てきたプロトゲッターなんざ、まるで比べものにならねえ…!」


杏子「凄い迫力じゃねえか……!!」




ゴ ゴ ゴ ゴ …… ! ! ! !




杏子「……でも胴体がない」


杏子「こいつはまだ未完成なのか?」


ほむら「機体を3つに分けて外装を取り付けている途中だったのよ」


ほむら「このゲッターロボは3機の『ゲットマシン』が合体することで、陸・海・空のそれぞれに対応した作戦行動がとれるの」


ほむら「きっと完成すれば誰もがあなたみたいに息を吞む、すごいスーパーロボットになるはずよ…!」フフフ…!


ガチャ


ほむら「ほら杏子、火炎放射器よ」


ほむら「これで侵入して来る『奴ら』を焼き払うのよ!!」


杏子「よーし…!それじゃあ反撃開始といこうぜっ!!」


…ジャキッ!!
  


……ザザーーーー!!!!


和子(扉のむこうから音が近づいて来てる…!)


和子「みんな、来るわ!」


杏子「……扉を開けろ」


杏子「化け物どもめ…!成大に出迎えてやるっ!!」


ガチャンッ!!!


ポチッ!



「「「「「「クワーーー!!!」」」」」」



杏子「オラァ!!!!」


グオワワーーー!!!


ババーーーー!!!!


キィーッ!? キィーッ!!


杏子「へへへ…!ざまあみやがれ!!」


ボアーーーーー!!!!!


グオオオ…………!


キー…! キー…!


杏子「さんざん人を驚かせてくれた礼だ…!」


杏子「一匹のこらず丸焼きにしてやるからなっ!!」


ザワ… ザワ…。


「あっ…」


杏子「……ん?」


杏子(…なんだ?通路の奥から、イモリの大群といっしょに人影が来る…)


杏子「……!!?」




ザワ…!ザワ…!ザワ…!


達人「あ…ああ…!キィー…!キィー…!




杏子「た、達人さん…!?」


杏子(身体中に、イモリがへばりついてる…!?)ゾオッ…!


達人「うう……」ボーッ…。


ザワザワザワザワザワザワザワザワ……!!!!!


杏子「うああ…!こ、来ないでくれ…!」


ジャキッ!


杏子「止まってくれよ、達人さん!」


杏子「……でなきゃ、あたしはあんたを撃たなきゃならなくなるっ!!!」


ザーーー……!!


杏子「……ッ!!」


ザワ…!ザワ…!ザワ…!ザワ…!ザワ…!


和子「…きゃあっ!た、達人さん…!?」


杏子「見るな!あっちに行ってろ!!」ハァ…ハァ…!


達人「あああ…」キィー!キィー!


ペタペタ…!ゴソゴソ…!


杏子「ひっ!?……こいつは……イモリが人間をコントロールしてるんだ!!」



ゾーーー……ッ!!!


ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ……!!!!!


達人「あわあ…あ!」


杏子「気をしっかり持つんだ、達人さん!」ハァ…ハァ…!


達人「………」ダラダラ…。


杏子(……くそっ!)


ガチャッ!!


杏子「それ以上近づけば、あんたもいっしょに撃ちますよ!!」


達人「わ…わあ…!」ニヤニヤ…!


グ、グ、グ……!!


杏子「…う、うぅっ…!」


達人「あ…あう……!!」ギラギラ…!


杏子「ダメだ…!完全に身体を征服されちまってる…!」


杏子(…かといってイモリといっしょに達人さんを燃やすわにゃいかねえし…!)


杏子(……ちくしょう!どうすりゃいいんだよ!?)



達人「……わーーーーーっ!!!!!」



ガバアアァァーーー!!!!



杏子「あっ!?」


カチッ…!


和子「流さん!達人さんを……『息子』を撃たないでっ!」


杏子「!!?」


和子「私の『息子』を……!!」ポロッ…。


杏子「『息子』だって!?」


杏子(まさか…!年が合わねえだろ!?…いや、待てよ…)


杏子(たしか…和子さんとほむらの親父は再婚だったはずだ…!)


杏子(それじゃあ……達人さんは……ほむらの実の兄貴だったのか!!?)


達人「グワーー!!」


シュッ……ピタッ!!


杏子「うっ!」


杏子(しまった…!まぶたにイモリが貼りつきやがった!!)


ザザザザーーーー!!!


達人「 く わ わ ーーー ! ! ! 」


杏子((あ…あぁ……!!))ガタガタ……!!




ビッ……ズワーーーッ!!




達人「 ぎ ゃ あ あ ーーー…… ! ! 」




杏子(!?)


……メラメラメラ……!!


和子「きゃあ、達人さん!」


ズズ……バターーンッ!!


杏子「…?」


杏子(…いったい…なにが…?)


杏子(……まさか……!!)


クルッ


ほむら「………」


和子「ほ、ほむらちゃん……」サァーー…。


杏子「ほむら…あんた…まさか…!?」


ほむら「……杏子。『敵』を前にしたら考えてはダメよ……!!」


ほむら「……すぐに倒しなさい!!」


ほむら「非情に…!非常になるのよっ!!!」


ほむら「『敵』はあなたが考えるほど、甘くはないわ!!!」


ゴーーー……メラメラ……!!


ほむら「杏子!達人さんの最期をよく見ておきなさいっ!!」


ほむら「われわれが戦う『敵』の恐ろしさを見るのよ!!」


ほむら「人類以外の生物が、どんなふうに私の兄を死に追いやったのかを……その目に焼き付けておきなさいッ!!!」


ほむら「…今のような戦い方をしていては…!」


ほむら「次に炎に包まれているのはあなたよ!!……そして……」


「人類全体なのよ!!!」


杏子「……!!!」


メラ…!メラ…!メラ…!

…いかがだったでしょうか?

ssの原文、並びに原作の表現からマイルドにしたつもりでしたが、もっと手直しできたかもしれませんね…。

…描写の凄惨さや迫力は原作が遥かにすごいので、ぜひ手にとって確認いただきたいです…!

…あとスレチを覚悟でご報告したいのですが、このssが某まとめ速報で1500PV突破しました!!ありがとうございます!!!

スレチになるのでこれから先反応することはもうないですが、こんなにも多くの方に読んでもらえるとは感激です!!

このssを通じて原作の魅力をほんの少しでも伝えられるように、これからも精一杯頑張りたいと思います。

それではまた近いうちにお会いしましょう、ドワオーー!!

皆さま、お待たせしました。

私生活が忙しく、来週の更新が難しいので今晩いっきに1話のラストまで書き上げたいと思います。

お楽しみください!

あと、前回の更新で修正が必要なか所をいくつか見つけたので、この場で訂正させていただきます。

287の達人のセリフ、正しくは 達人「あ…ああ…!」キィー…!キィー…! です。

291の杏子のセリフ、正しくは 杏子(…かといってイモリといっしょに達人さんを燃やすわけにゃいかねえし…) です。

失礼しました…。

…それでは続きを投下を始めます、ドワオ!!






杏子「ま、待ってくれよ…!」


杏子「色んなことがいっぺんに起こりすぎて、あたしにはなにがなんだか解んないよ…!」


杏子「いったいなにが起こっているんだ!?」


杏子「あたしが炎に包まれるとか」


杏子「人類全体とか聞き捨てならねえ台詞が飛び出すしさ」


杏子「…そもそもイモリのような下等生物が、なんでこんなことをするんだ!?」


ほむら「下等ではないわ!!!」


杏子「!?」


ほむら「……よく見ておきなさい」


メラメラメラ……!!


杏子(炎の中から…イモリの死体を取った…!)


ブチ!


ギュウ~…


ほむら「……見て。これが『奴ら』の脳みそよ」


ほむら「こんな小さな身体にしては異常なほどの大きさよ」


ほむら「もしこいつらが人間ほどのサイズの身体を持っていたら」


ほむら「きっと人間以上の働きをするでしょうね…!」ヒヤッ…!


ほむら「…杏子、ついて来なさい」


ほむら「あなたに見せたいものがあるわ」


和子「…う…うぅ……!」グス…。


杏子(………)


タン…。 タン…。 タン…。


ほむら「あなたにはだんだんと説明しようって達人さんと…話をしていたけれど」


ほむら「こんな事件が起きては仕方がないわ」


ほむら「すべての真実をあなたに打ち明けてあげる」


杏子「……上等だよ」



ゲッター1『………』



杏子「もうなにを見ても驚かねえぞ……」


早乙女研究所 達人の研究室


シャーーーッ


杏子「ん…?」


杏子(なんだこりゃ?変な生き物の骨格が部屋のど真ん中に飾られてるけど…)


ほむら「杏子、これがなんの骨かわかる?」


杏子(いや、わかるわけないじゃん…)


ほむら「…こいつは頭は大トカゲ」


ほむら「手と一体化した翼は翼竜のプテラノドン」


ほむら「そして…」


ほむら「体は人間よ!!」


杏子「はぁ!?人間だって?」


杏子「そんな生き物、いるわけねーだろ」


ほむら「そうね。いなかった…いや、いないとされてきたわ…!」


ほむら「でも、現実にはこのように『いる』のよ!!」


ほむら「…これは決して作り物などではないし」


ほむら「また大昔の生物のものでもない…!」


ほむら「……ねえ杏子。こいつはどこから見つかったと思う?」


杏子「どこって…そんなのあたしに解るわけねーだろ…」


ほむら「こいつはね……」


ほむら「試験飛行中に墜落した、『プロトゲッター』のコックピットから見つかったのよ!!」


杏子「!?」


ほむら「事故が起きたのは今から3年ほど前のことよ……」


ほむら「当時この早乙女研究所では私の父である早乙女賢博士の主導で」


ほむら「プロトゲッター・モデル『D1』の開発が進められていたの」


ほむら「開発は順調に進み、ついにその日『D1』の試験飛行が行われることになったわ」


ほむら「……当時『D1』の操縦をしていたパイロットの1人の名は『早乙女ミチル』」


杏子「『早乙女』だって…!おい、まさか…!?」


ほむら「ええ。彼女は早乙女博士の長女であり…私の実の姉よ」


杏子「!!」


ほむら「『D1』の試験飛行は無事に成功し」


ほむら「父も兄も大層に喜んだらしいわ」


杏子「だったら…」


ほむら「だが…研究所に帰還する最中に、それは突然起こった…!」


ほむら「姉の…ミチルさんの操縦していた『ライガー号』が突然浅間山を目がけて、暴走しはじめたのよ!!」


杏子「なんだって!」


ほむら「他のパイロット2名は懸命に『ライガー号』の暴走を止めようとしてくれたけれど」


ほむら「結局『ライガー号』を先頭にした形態になった直後に『D1』は浅間山に激突し…」


ほむら「『ライガー号』は完全に大破…。ミチルさんも命を落としてしまったわ…」


杏子「マジかよ…」


ほむら「そして現場となった浅間山で事故の原因を検証中に、コックピットの中から『そいつ』は見つかったの…!」 


ほむら「ミチルさんの遺体はひどい状態だったけれど」


ほむら「検死の結果、彼女の死因は『多数の裂傷、ならびに噛み傷による虚血性のショック死』であることが判明したわ…!」


杏子「……それじゃあミチルさんは……!!」


ほむら「ええ…!…どうやって『そいつ』が『ライガー号』のコックピットに潜りこんだのかは未だに謎だけど」


ほむら「私の姉は…ミチル姉さんは、コックピットの中で『そいつ』の手にかかって死んだのよ!!」


杏子「……!!!」


杏子(…それじゃあなにか…?ほむらは実の姉と兄貴を『敵』のせいで失ったっていうのかよ……!!)


杏子(そんなのって…あんまりじゃねえか……!!)


ほむら「…それだけではないわ!」


ほむら「近年になって、『奴ら』の遺体が世界中の大きな事故や災害の現場で見つかるようになったのよ!!」


ほむら「そこの骨はつい最近の飛行機事故で他の遺体といっしょに出てきたもの…!」


ほむら「こっちが製油所の爆発事故のときのよ」


ほむら「……この1~2年の間に世界中で起きた大きな事故や、各国の要人の死亡事件の現場には必ず『奴ら』の遺体が残されていたわ」


ほむら「まるで私たちに『われわれの仕業だ!』と誇示しているかのようにね……!!」グググ…ッ!


杏子「なんでそんなまどろっこしいまねをするのさ?」


ほむら「それはこれらの事件が人類以外の知的生命体による、人類に対する挑戦だからよ!!」


杏子「………」


ほむら「……これだけの出来事を経験しながら、まだ信じられないようね」


ほむら「でもね、杏子…。かつて恐竜が滅びたあと」


ほむら「ほ乳類が生まれ、その中から進化して人類が現れ地球を支配したように」


ほむら「別の生物にそのような進化があったとしてもおかしくはないと思わない?」


ほむら「これはあくまで私の推測だけど」


ほむら「人類と同じような進化を辿るには永い年月が必要なこと」


ほむら「そして発見される『奴ら』の遺体や骨にはハチュウ類や絶滅動物の特徴が強く見られることから」


ほむら「『奴ら』の正体は『恐竜の進化種』…あるいは『高等生物にまで昇華した太古のハチュウ類』だと思うの」


杏子「恐竜だって!?…んなバカな、この平成の時代のどこに恐竜が生き残ってるっていうんだよ?」


ほむら「解らないわ…。地表のほとんどに人類がいるのにこれまでまったくの接触が無かったことから」


ほむら「考えられるのは深海か…。あるいはマントル層のような地底の奥深くかもしれないわね…」


杏子「んなところで知的動物が生きていけんのかよ?」


コポコポ…。


ほむら「…ねえ杏子。このホルマリン漬けの『奴ら』の脳を見てみなさい」


ほむら「人間の物よりもずっと、ずっと大きいわ…。きっと『奴ら』の知能は人類をはるかに凌駕しているでしょうね」


ほむら「だとしたら『奴ら』は私たちの想像も及ばないテクノロジーを持っている可能性があるわ」


ほむら「たとえば移動可能な『地底王国』とかね…」


杏子「……だとしたら大事だよ、こりゃあ……」


ほむら「そして『奴ら』が恐竜から進化した生命体だと仮定すると」


ほむら「体もきっと人類よりはるかに頑強なはず…!」


ほむら「そんな人類以上の知能と肉体を持った生命体が実在するなら」


ほむら「彼らはきっと地球を支配しようとするんじゃないかしら……?」


杏子「……人類を皆殺しにして、か……?」


ほむら「恐らくね…。だって自分たちより劣る異種族の知的生命体なんて、不愉快極まりない存在でしょう?」


杏子「まさに『生存』か『絶滅』か……生き残りを賭けた生存競争になるわけか……」




杏子「……面白えじゃねーか……!!」二ヤリ…!


翼竜1『 ぎ ゃ あ あ ! ! 』



ガシャーーーーン!



ほむら「「う!」」グラグラ…!


杏子「「なんだ!?」」グラグラ…!



ガリ!バリ!



翼竜2『ギエエエーーー!!!』



ガシャンッ!!



杏子「「この鳴き声は…!あん時のデカい鳥の仕業かっ!!」」ズズーン!


ほむら「「しまった!『奴ら』は内と外の両側から研究所を攻撃するつもりだったんだわ!」」ゴゴゴ…!


ほむら「「杏子、逃げるわよ!!」」ゴゴゴ…!


杏子「「なに言ってんのさ!?ここに逃げ場なんてありゃあしねえよ!!」」ウオオ!


ほむら「「あれよ!」」


サッ!


ほむら「「ゲッターを使うのよ!!」」


杏子「「!!!」」


和子「「ほ、ほむらちゃん……!!」」アセアセ…!


ほむら「「時間がないわッ!和子さんもいっしょにゲッターに乗ってちょうだい!!」」ゴゴゴ…!


杏子「「おいおい!いきなりゲッターを使えとか言われたって、できるわけねーだろ!!?」」ガタガタ!


ほむら「「大丈夫よ!私が操縦方法を教えてあげるわ!」」


ほむら「「なによりあなたはゲッターに選ばれた者なのよ……!!」」


ほむら「「信じるのよ!あなた自身の力を…そして…!」」


ほむら「「ゲッターの力をッ!!」」


杏子「「!!……ちっ、こうなりゃいちかばちかだっ!!」」


杏子「「やってやろうじゃねーかっ!!!」」


ゴ ゴ ゴ ゴ …… ! !


ベリ!ベリ!


ドワーーー!


ズワーーー…!


ゴゴゴ…!


グワシャーー…ン!!


翼竜1『キイイイ…!』


ザザーーー!!!



……ドドドド……!!!



翼竜1『ギ…?』


ド ド ド ド ーーー ! ! !


ゲッター1『……ウオオオオオオーーーーーー!!!!!!』


翼竜1『キイ…!』



ドドドーー……ズバシャア!!!



グワッ…!



ゲッター1『殺った!!!』


ギューーーン!


翼竜2『ヒ…ギイ!!?』


バサッ!バサッ!


ほむら「杏子!深追いをしてはダメよ!!」


ほむら「ゲッターはまだ未完成なのよ!……今日はこれで十分だわ」


杏子「…すげえ…すげえ威力だ、ゲッターロボ!!」


杏子「あまりの加速に初めは身体がぶっ壊れるかと思ったよ…!」


ほむら「あなたの言った通り、これを長時間乗りこなせるのは」


ほむら「杏子みたいに体力のある特別な人間だけよ」


ほむら「それ以外の人間なら本当に身体が壊れてしまうわ…」フフ…!


和子(こ、腰が抜けちゃった……)アワワ…!


ギュイーーーン!!!


杏子「しかし、こいつが頭だけで飛べるとは驚きだよ…!」


杏子「しかもデッカい鳥の化け物とぶつかったってのに傷ひとつないなんて…」


杏子「早乙女博士!こんな物を造れるなんて、あんたは本物の天才だったんだな!!」


ほむら「いまさら博士なんて他人行儀な呼び方は止めてよ……」


ほむら「同い年なんだし、今まで通り『ほむら』でいいわよ」ファサッ!


杏子「へへ…りょーかいだよ、『ほむら』!!」ニカッ!


アンホムーーー!!!


ほむら「…それじゃあそろそろ着陸しましょう」


ほむら「着陸用のスイッチは右はしよ」


ほむら「そしてゆっくりとレバーを戻す」


ほむら「あとは電子頭脳が自動でやってくれるわ」


ーーー
ーー


ザーーー…。


ザーーー…。


杏子(…怖いくらい研究所が静まりかえってる…)


杏子(みんなやられちまったのか…?)


和子「………」シクシク…。


ほむら「研究所もぼろぼろね……」


ほむら「でも心配はいらないわ。研究所は政府がすぐになんとかしてくれるし」


ほむら「所員もまたすぐに集められるわ……!」フフ…!


和子「……ほむらちゃん!!」


和子「…流さんの言った通り、貴女は冷酷な人ね…!」


和子「自分の実の兄が目の前で死んだのに…!」


和子「いっしょに夢を追いかけた所員の人たちが大勢死んだというのに…!」


和子「それなのに……!!」


和子「「あわれみの言葉の一つもかけようとしないなんて…!!!」」フルフル…!


杏子(………)



ザーーー…!


ほむら「……言いたいことはそれだけかしら、和子さん?」


和子「なっ…!?」


ほむら「私と杏子が生きているならそれでいいじゃない…」


ほむら「杏子と私が生きてさえいれば、『ゲッター計画』は完成できるわ…!」


ほむら「その希望が残っているだけ、人類は幸運だったのよ!!」


和子「そんな……!?」


ほむら「ゲッターを完全に動かすにはあと2人」


ほむら「杏子のような超人があと2人いる……!!」


ほむら「なんとしても見つけ出さなくてはね……!」フ…フフ…!


和子「あ…あぁ……」ポロポロ…。


ザーーー…。


ほむら(………)


ザーーー…。


達人『大丈夫!次こそは必ず成功するさ!!』


ザーーー…。


達人『お前は父さんの才能のすべてを受け継いだ、本物の「天才」なんだからな!』


ほむら(……ごめんなさい……ごめんなさい、達人さん……!!)


達人『おーーい、元気ーー!!!』ワハハ…。


ほむら((ああ……私がまだ『魔法少女』だったらなぁ……))フルフル…。



ザァーーーー……!!


ほむら((………))グスッ…。


杏子(泣いている……ほむらは泣いているんだ……)


杏子(達人さんを想って……!!)


ザーーー…!


ゲッター1『………』


杏子(『敵』の返り血がゲッターの目を伝って流れ落ちていく……)


杏子(まるで血の涙を流しているみたいだ……)


杏子(…ゲッターよ、あんたも達人さんのために涙を流しているのかい…?)


杏子(あたしもさ…本当はあんたたちといっしょになって泣きたいよ……)ジワァ…。



『だから二度と泣くな杏子ーーーー』


『ーーーー涙は判断を鈍らせる』



杏子(……でもあたしは涙を流さないっ!!)ゴシゴシ…!


杏子(だって……あたしは『流』の血を引く女だからねっ!!)



ドワオオオーーー!!!


杏子(達人さん…そして研究所の所員たち!)


杏子(みんなの仇はいつか必ずとってやるからな……!!)


杏子(そして首を洗って待っていろよ、冷血動物のトカゲ共……!!)


杏子(お前らを必ず絶滅に追いこんでやる!!!)


杏子(このあたしが…『流杏子』が……いやーー)




(ーー『ゲッターロボ』がな!!!!!)




……ザーーーーッ!!!!



ーー
ーーー


そのころ日本各地では……。


早乙女博士の言葉通り……。


密かにハチュウ類の急激な進化が起こり始めていたーー!


『奴ら』は早乙女博士の言葉通り、人類に戦いを挑もうとしていたーー!!


ーーー
ーー


マントル層内部 巨大移動要塞『マシーンランドウ』


「……『ゲッターロボ』だと?」


「ふざけているのかサル共め……ふふふ」


「あんな玩具(おもちゃ)を造ったところで」


「きさまらサルになにができるというのだ…!」


「もともと地上はわれわれのもの」


「われわれーー『ハチュウ人類』のものだ……!!」


「……返してもらうぞ」


「貴様らサルどもをこれ以上のさばらせるわけにはいかん」


「われわれの計画を邪魔する奴はどこの誰であろうと決して許さぬ」


「『早乙女研究所』だろうが、『ゲッターロボ』だろうが、必ずや葬り去ってやる…!」


「……この『地底魔王ゴール』が、人類に地獄を見せてやる……!!」


ゴール「そしてわれわれハチュウ人類を見限り、地の底へと追いやったゲッター線にーー」


ゴール「サル共を選び、地上世界を奴らに与えた『大いなる意思』にーー」


ゴール「その選択が間違いであったことを、見せてやるーー!!」


ゴール「われわれハチュウ人類の力をーーー」




ゴール「いやというほど見せてやる!!!!!」




ドワーーーッ!!!!!


次回予告!!


孤高の武道家『流杏子』を仲間に加えた早乙女研究所は次なるパイロット候補生を見つけ出すことに成功する!


彼女の名前は『神(じん)さやか』!!


ーーだが、彼女は反社会的革命組織『恭介の軍』のリーダーであった…!


『神さやか』を仲間にするために見滝原中学校へと潜入する杏子!


しかし猜疑心の強いさやかは杏子を組織を乱す不穏分子だと判断すると、容赦なく襲いかかってきた!!


果たして、杏子は無事に『神さやか』を説得することができるのだろうか……!?


そしてついに明らかとなる『奴ら』の目的とはーー


さやか「ーー目だ!耳だァ!!鼻ァ!!!」


次回ッ!まどか「ゲッターロボサーガ!!」
第2話「さやかの校しゃ」に……チェンジーーゲッター2……!!(CV関智一)

くぅ~疲れましたw

…さて、本編で説明できなかったいくつかの設定をこの場で発表して、終わらせてもらおうかとます。


1、世界観…年代は2011年ですが文化や化学技術はゲッターロボの原作の1970年代に相当しています。インキュベーターがいなくなったこととゲッター線の介入で時間軸がおかしくなったと解釈してください。

2、所員たちの安否…全滅したというのは杏子の早とちりです。異変が起きてすぐに所員の多くは敷島博士のラボに逃げ込んだので大勢生き残っています。あとイモリのほとんどは敷島博士を襲って返り討ちにされました(笑)

3、和子先生と早乙女博士の恋愛事情…一応籍はいれましたが当時早乙女博士は『真』型ゲッター炉心の研究に忙しく、手を握ることすらなく結婚の3日後にゲッター線と同化してしまいました…。ちなみに先に相手を気にいったのは博士の方で、プロポーズも博士からしたとおもいます。

本当は書き貯めがまだまだあるのですが仕事が忙しく、来週は投稿できないと思います…orz

すみませんが今回の大量投下で許してください。

それでは皆さん、また次の機会にお会いしましょう!!

これで本当の本当に終わり……ドワオオオーーー!!!

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