-・-マンション-・-
P「やよい、ただいまー」
やよい「あっ、パパ! おかえりなさいっ!」トコトコ
P「いい子にしてたか?」
やよい「うん、ずっとおうちにいたよ!」
P「そっか、えらいぞやよい」ナデナデ
やよい「あっ……えへへぇ」///
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P「お昼ごはん、食べたよな?」
やよい「うん! ママがつくってくれた!」
P「そっか。ママが帰ってくるのはもうちょっと遅くなるから、晩ごはんは先に食べてような」
やよい「ええー? みんなでいっしょがいいな……」
P「うーん……。じゃあ、先にお風呂でも入るか?」
やよい「っ!! うん!」パァァ
P「よしよし。じゃあ入っておいで」
やよい「パパといっしょがいいなぁ……だめ?」
P「俺はいいんだけど、やよいと一緒に入るとママに怒られるんだよなぁ」
やよい「うぅー……」
P「……。ママには、内緒だぞ?」
やよい「う、うんっ!」パァァ
P「それじゃあ、おいで。やよい」
やよい「うっうー! はぁい!」トテテ
-・-・-・-
-・-リビング-・-
伊織「内緒って、バレるに決まってるでしょ」
P「……ですよねー」(正座)
伊織「あんまりやよいを甘やかさないの。特に、アンタは!」
P「……はい」シュン
伊織「まったくもう」
やよい「うぅー……ごめんなさい、ママ」
伊織「あ……いいえ。やよいに怒ってるわけじゃないのよ? 悪いのは全部コイツなんだから」
やよい「ううん、やよいがいっしょにはいりたいって、いったから……」ジワッ
伊織「う、いえ、その……」
P「それよりお腹すいたな。そろそろご飯にしようか」
やよい「あっ、そういえば、おなかへった!」パァァ
伊織「……ふふっ、じゃあ今 作るから、待っててね」
P「俺も手伝うよ」
伊織「アンタはやよいと遊んであげて? ……ほら、料理してるとこをやよいに見られるわけには……」ボソッ
P「……そうだな、わかった。 ほらやよい、おいでー」
やよい「うっうー!」ガバッ
P「よしきた!」ダキッ
伊織「ふふっ」クスッ
-・-・-・-
-・-リビング-・-
やよい「けぷっ。おなかいっぱい!」
伊織「やよい~? お行儀悪いわよぉ?」グリグリ
やよい「あぅぅ、ごめんなさいママ」
P「あはは。ママのごはんが美味しいから、食べすぎちゃったんだよな、やよい?」
やよい「うっうー! うん、ママのごはん、すーっごくおいしいっ!」ペカー
伊織「う……/// あ、当り前じゃない! この天下の伊織ちゃんの料理なんだから!」
P「やよいは特に、どれがおいしかった?」
やよい「うーん、おにく もおいしかったけど、やっぱり おやさい かなーって!」
伊織「ふうん、野菜炒め? 子供にしては変わってるわね。まぁ、それなりに良い野菜は使ってるけど」
やよい「とくに、あのしろいおやさい……もやし? がおいしかったかなーって!」
P「ッ!!」ビクッ
伊織「っ!!」ビクッ
やよい「……? パパ、ママ? どうしたの? こわいかおして……」
P「い、いや、なんでもないよ。はは、そうだな、もやしも美味しかったな。さすがはママだよ」
伊織「あ、うん。そ、そうでしょ? さ、やよい。そろそろ歯磨きしちゃいなさい?」
やよい「はーいっ!」トテテ
P「……」
伊織「……今の」
P「……いや、考えすぎ、じゃないか」
伊織「……そう……よね」
-・-・-・-
-・-寝室-・-
P「一人だった頃は、0時前に布団に横になるなんてこと、なかったんだがなぁ」
伊織「川の字になって寝ないと、やよいがグズるものね」クスッ
やよい「パパ、おなかぽんぽんして?」
P「やよいは甘えんぼさんだなぁ」ポンポン
伊織「誰かさんが甘やかすせいでしょ」
P「うぐぐ」
やよい「ママもおなかぽんぽんしてもらう?」
伊織「えっ?」
やよい「パパにおなかぽんぽんしてもらうとね、すーっごくぽかぽかして、ぐっすりねむれるんだよ?」
P「だってさ。こっち来るか、ママ?」ニヤニヤ
伊織「そ、そういうのは小さい子にやるものなのよ。だから……」
やよい「でも、ママもやよいとおんなじくらいちっちゃいよ?」
伊織「………………。」
P「ぶふっ、ぷくくっ……!」プルプル
伊織「アンタ、明日ご飯抜きね」
P「愛してるよ、ママ」キリッ
支援
やよい「えへへ、パパとママがなかよしさんで、やよいもうれしいっ!」ニコッ
P「そうだぞ。それにパパもママも、やよいを愛してるからな。だからぐっすりおやすみ」ポンポン
やよい「うん……おやす……み……」スゥ
伊織「……ほんとに寝つきがいいわよね」
P「なにかと疲れるんだろう。それから、それだけ俺たちを信頼しきって安心してるってことだ」
伊織「……ええ」
P「伊織は、大丈夫か?」
伊織「みんなに助けてもらってるから、大丈夫よ。アンタこそ」
P「まぁ、疲れることもあるが……この幸せそうな寝顔のためなら、頑張れるってもんだな」
伊織「そうね。そういうことにしときましょ」
やよい「……むにゃ……ぱぱ、まま……えへへ……」スヤスヤ
-・-・-・-
-・-玄関-・-
P「じゃあ、出かけてくるな」
伊織「今日はパパがお昼に帰ってくるから、それまで良い子にしててね?」
やよい「はーいっ! やよい、いいこにしてる!」
P「良い子の条件は? さん、はい!」
やよい「おそとにでない、おそとをみない、きっちんにいかない、おべんきょぉする、てれびをつけない、だれがきてもでない!」
P「よーし、よくできましたっ!!」ギュッ
やよい「えへへぇ、やよい、いいこにしてるね!」///
伊織「ええ、やよいは私たちの自慢の娘だわ」ナデナデ
やよい「うん、パパとママも、じまんのパパとママだよっ!」ペカー
P「ありがと、やよい。それじゃあ、行ってくるよ」
伊織「行ってきます、やよい」
やよい「いってらっしゃーいっ!!」フリフリ
-・-・-・-
-・-リビング-・-
P「よーし、チャーハンできたぞー」コトッ
やよい「いただきまーっす!」
P「熱いから気をつけてな」
やよい「はふはふっ!」パクパク
P「ははっ、そんなに急がなくっても、チャーハンは逃げないぞ? ほら、ほっぺにご飯粒」ヒョイ
やよい「えへへぇ……/// あ、そういえばパパ」
P「ん? なんだ、やよい?」ニコッ
やよい「なんでやよいは、てれびをみちゃだめなの?」
P「………………見たのか?」ジッ
やよい「っ!? み、見てないよ!!」ビクッ
P「……本当に?」
やよい「ほ、ほんとだよ! やよい、いいこだもん! いいこだから、てれびみないもん!」
P「そうだよな。やよいは良い子だもんな。変なこと言ってごめんな?」ギュッ
やよい「ふぁ……/// や、やよいも、へんなこといってごめんなさい」
P「今は言えないけど、テレビを見ないことはやよいのためなんだ。俺を……パパとママを信じてくれ」
やよい「うん、うんっ! やよい、パパとママをしんじてるよ! やよい、いいこだもん!」
P「ああ、やよいは本当に良い子だよ。やよいが俺たちの娘で、本当に幸せだ」ナデナデ
やよい「うん、やよいもしあわせ……」ギュッ
P「今日の晩御飯な、久しぶりに外で食べようと思うんだ」
やよい「えっ?」
P「ママが、美味しいレストランを貸切にしてさ。綺麗な景色が見えるところなんだ」
やよい「へぇぇ……!」キラキラ
P「これからまたパパは出かけなくちゃいけないんだが、夕方まで良い子で待っててくれるな?」
やよい「うんっ!」
P「よしよし。おっと、チャーハンが冷めちゃうな。さ、召し上がれ」
やよい「はーいっ!」ペカー
-・-・-・-
-・-レストラン-・-
やよい「わぁぁ……!!」キラキラ
伊織「ふふ、気に入ってくれたみたいね」
P「100万ドルの夜景ってやつだな」
やよい「このおよーふくも、すっごいきれいだね!」キラキラ
伊織「いつもの格好じゃ浮いちゃうもの。ばっちりキメないとね」ニコッ
P「俺もキマってるか?」
伊織「さ、お料理をいただきましょうか」
P「………………。」
やよい「パパもすーっごくかっこいいかなーって!」ペカー
P「(´;ω;`)」ブワッ
やよい「ええっ!? パパ、どうしたの!?」
P「ナンデモナイヨ。それよりやよい、なにか欲しいものないか?」
やよい「ほしいもの? うーん……」
伊織「あ、こら。またそうやって甘やかすんだから」
P「こんな高そうな店貸し切って、よく言うよ。伊織とは甘やかしのベクトルが違うだけさ」
伊織「うっ……///」
P「ま、たまにはいいだろ。やよい、好きなもの言ってくれていいぞ?」
やよい「うーん、うーん……あっ!」
P「思いついたか? 言ってごらん?」
やよい「弟か妹がほしいかなーって!」ペカー
P「………………。」
伊織「………………。」
やよい「あれ? パパ、ママ、どうしたの?」
P「……え、ああ、うん、考えとくよ……すぐには無理だけどなぁ……あは、あはは……」
伊織「そ、そうね。いつか、ね……」
やよい「うっうー! えへへ、やったぁ!!」ペカー
お し ま い ……
えっ?
なっ?
どういうことなんだ…
疑いようもなく非常に幸せなやよいちゃんが書けて、私は満足です。
見てくださった方はありがとうございました。HTML化依頼を出してきます。
世界観とか設定はあんまりイジらず、原作準拠のつもりです。
それでは、さようなら。
悲しい
乙
えっ終わり?
料理にお薬入れて
やよいの記憶を消して家族を装ってるんだな
テレビは謎の失踪を連日報道
マスコミも押しかけてる
>>39
俺もそれかと思った
ついでに兄弟は死んでる
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