男「彼女ができるために必要な100の安価?」後輩「そうです」(32)

男「俺は男、わりとイケメンでわりと運動も勉強もできるわりと普通の男子高校生だ」

男「しかし生まれてこのかた彼女というものができたことがない」

男「どうすれば彼女ができるんだろうか?」

後輩「なんですか急に」

後輩(いるじゃんいるじゃん彼女候補!目の前に!)

後輩「あ、あれですねほらその自意識過剰でウザい性格が災いしてるんじゃないですか」

後輩(ああああああ何言ってるんだ私……)

男「がーん」

後輩「ほら、あれですよ……男として丹念を積み、より精進しないと」

男「具体的に何をしたらいいんだ?」

後輩「そ、それは……」

男「それは?」

後輩「え、えと……」

男「えと?」

後輩(な、何をしたらいいんだろう!?)チラッ

後輩(ん? あの本は……)

【人生で成功するために必要な100のこと】

後輩「彼女ができるために必要な100の課題!」

後輩「こ、これをすべてクリアすればきっと彼女ができます!」

男「後輩!」ガタン

後輩「ふぁい!?」ビクッ

後輩(せ、先輩が……手、握……っ!?)ドキドキ

男「頼む! 教えてくれ!」

後輩(せ、先輩、近っ、瞳……)ドキドキドキドキ

後輩「わ、、分かりましたから離して下さいー!」ガオー

男「うむ」

後輩「1つ目の課題は……>>3です」

素敵な笑顔を磨くこと

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男「素敵な笑顔を磨くこと……?」

後輩「そうです!」

男「……」ニヤリ

後輩「そういうのじゃなくて!もっと爽やかなイケメンスマイルをですね」

男「む、むむ」ニヤ

後輩「ぎこちないです」

男「意図的に笑顔にするって難しくないか」

後輩「そうですか?」

男「ちょっと後輩お手本見せてくれ」

後輩「え、ええ!?」

男「そういうの女子の方が得意そうだし」

後輩「わ、分かりましたよぉ」

男「頼むぞ」

後輩「い、いきますよ……」

男「おう」

後輩「……」ニタァ…

男「」

後輩(は、恥ずかしすぎる……//)

男(怖すぎる……)

男「や、やっぱり難しいよな」

後輩「そ、そうですね//」

男「うまく自然に笑える方法は無いものか……」

後輩「うーん……」

男「むむむ」

後輩「お、面白い話をするとか?」

男「なるほど!では面白い話をしてくれ」

後輩「自分で言っといてあれですけど相当な無茶ぶりですね……」

男「後輩ならできる」

後輩「ええ……」

後輩「この前、本格っぽいインド料理屋に行ったんですよ」

男「ほう」

後輩「カレー頼んだら、スプーンがついてこなくて」

後輩「食べ方まで本格的なんだなって思って、手で食べてたんですけど」

後輩「後で店員さんが申し訳なさそうにスプーン持ってきました」

男「いや、気づけよ……」

後輩「すいません……」

男「……」

後輩「……」

男「な、なんかごめ
後輩「うわああああああああああああ」

期待とでも言っておこう

後輩「もう死にたい」

男「面白い話って難しいよな……」

後輩「ホントですよ!」キーッ

男「逆ギレ!?」

後輩「どうしたら面白い話ができるんですかね」

男「お笑いとかギャグ漫画とか見てみる?」

後輩「なるほど!」

男「というか普通に手っ取り早く笑顔になれそう」

後輩(はやくも目的を忘れるところだった……)

男「しかし我が漫画研究会にギャグ漫画なんてあったかな」

後輩「バトル物ばっかりですもんね……」

男「お、これなんて良さそう」

後輩「読んだこと無いです」

男「俺もだ」

後輩「読んだこと無いのにギャグってわかるんですか?」

男「いや、タイトルから予想というか勘」

後輩「勘、ねぇ……」ジー

男「……」

後輩「……」

男(よりによって……)ズーン

後輩(鬱漫画とは……)ズーン

男「……」

後輩「……」

男「……」

後輩「……」

男「な、なかなかうまくいかないな」ハハハ

後輩「あ、今の苦笑い自然でしたよ」

男「そ、そう?」

後輩「苦笑い、ですけど」

男「惜しいな……」

後輩「そのまま笑顔に移行!」

男「こ、こうか」ニヤリ

後輩「ああん!」

男「難しい……」

後輩「それにしても、先輩の“勘”、っていつも当たらないですよね」フフ

男「あ、自然な笑顔……」

後輩「え」

男「こうやって意識して見ると後輩って可愛く笑うんだな」ニコッ

後輩「か、かわ……」

後輩「!?!??!??!?//」ボンッ

後輩(かっかわかかわわかわわかか)

後輩(か、かかわかわかわかわいいって!?//)

後輩(あっ……でも、今の先輩の笑顔、素敵……かも)

後輩(ご、合格……//)バタンキュー

男「後輩ー!?」

ええぞ

帰り道

後輩「すみません……」

男「笑顔を磨く以前に笑顔を作るのが難しかったな」

後輩「そうですね……」

男「でも、後輩といると自然に笑顔になれる時が多い気がする」

後輩「そ、そうなんですか?//」

男「後輩も自然な笑顔が一番かわいかったしな」

男(あの作った笑顔?は怖かったし……)

後輩(んーっ!//)ボンッ

男「こ、後輩!?また!?」アタフタ

後輩「先輩の笑顔も素敵……です」

後輩(今までも見てきたはずなのに、意識すると余計に……っ//)

男「そ、そうか」テレッ

後輩「1つ目の課題、合格です」

今更だが丹念を積むじゃなくて鍛練じゃないか?
期待してる

>>17
気づきませんでした、ご指摘ありがとうございます

後輩「先輩の事が好きなのに、なぜか先輩に彼女ができるために協力している私」

後輩「なにやってるんだろう……」ズーン

後輩「まぁちょっとでも距離が短くなればいいかなぁ」

後輩「うーん」

後輩「……複雑である」

男「ういっす」ガチャリ

後輩「あ、先輩こんにちは」

男「今日は何を読んでるんだ?」

後輩「正統派恋愛漫画です、先輩も読みます?きゅんきゅんしますよ」

男「いや、俺はいいかな……」

男「それよりも二つ目の課題を教えてくれ」

後輩「あ、そうですね」

後輩「二つ目の課題は……>>20

さりげない気配り

安価が100も出る前にエタりそうな予感

100いく前にどこかで後輩エンドになってもええんやで
支援

あげ


男「さりげない気配り…ねえ」ウーン

後輩「これはモテるためには必須ですよ」


男「でもそれには相手が必要だ」

後輩「いるじゃないですか」


男「どこに?」

後輩「ここに」チョイチョイ

男「…どこに?」

後輩「こ、ここ…に…」グスッ…ウルウル


男「ごめん、からかっただけ。ごめんって」


後輩「気を取り直しまして」ゴホン

男「あい」


後輩「先輩が気遣いを学ぶためには、私が何らかの行動をとっていなければいけません」

男「そりゃそうだ」

後輩「…で、みっつ目の課題こそが、それを学ぶべきシチュエーションを指定するものなのです」

男「へえ、どんなシチュなんだ? どこかに行くとか、そういう事か?」

後輩「ちょっと待って下さいね、次のページって書いてある…」ペラッ


男「どれどれ」ヒョイ

後輩(近いです…先輩…)ハアハア


男「……>>26

後輩お前いい匂いだな


男「……後輩、お前いい匂いだな」スンスン

後輩「はぅっ」ズキューン

男「?」


後輩「ちょ…ちょっと、もう一回言ってみてもらっていいですか」イソイソ、ピピッ

男「なに携帯出して録画しようとしてんだ」


後輩「もういいんじゃないですかね、モテるための課題とかどうでも。一人にモテとけば充分、そう思いません?」ウットリ

男「一人にさえモテてないから学ぼうとしてるんだろう」

後輩(ああん、この鉄板キャラさんめ!)


男「それで、次のページにはなんて書いてあるんだ?」ヒョイ

後輩「おぅふ…やっぱり近い。え、ええと…『女性と二人で>>28へ行く』ですって」

互いのご両親へのあいさつ


男「互いの両親への挨拶って…」

後輩(いいわ、この本、素晴らしいよ!)キラキラ


男「まあ、そんな事に後輩を付き合わせるわけには──」

後輩「──協力しましょうっ! ええ、仕方ないですっ!」


男「いやいや、そんな無理しなくても」

後輩「大丈夫! お気遣いなくっ!」

男「気遣いっつーか、気配りを学ぶために動こうとしてるはずでしょ」

後輩「心配要りません! あくまで模擬的なものですから!」


男「うーん…そうなの…か…?」

後輩「今日は週末だから両親の帰りも早いです! 私の家にいきますよっ!」


【後輩の家】


男「あらかじめ何か言ってあるの?」

後輩「もちろん、自然に演技してねって伝えてます(大嘘)」クックッ…

男「……はぁ、模擬的とはいえ緊張するなぁ」ドキドキ

後輩(先輩が私の両親への挨拶で緊張してるとか、このシチュだけで三杯はイケます!)フンスフンス


…ピーンポーン

ガチャッ…


後輩母「はーい…って、あんたなんでチャイムなんか──」

後輩「お母様! しょ…紹介したい人がっ!」

男「あ、あの…はじめまして! 『男』っていいますっ!」

後輩母「──後輩、ちょっとあんただけ入りなさい」ギロッ

後輩「へっ」

後輩母「男くん、ちょっと待ってて頂戴ね」バタンッ


後輩母「あんた、いつあんな総合ポイント高そうなオトコ捕まえてたのよ」ヒソヒソ

後輩「えっ…えっ…えと…こ、こないだ…かな?」ヒソヒソ

後輩母「でかした、さすが私の娘っ! なんとしてもモノにするわよ…」ヒソヒソ

後輩「う、うん…っ」


後輩母「それで、今は?」

後輩「えっ?」


後輩母「とぼけてんじゃないの、付き合ってるの? それともまだオトモダチ?」

後輩「ええ…と…」

後輩母「ハッキリ言いなさい、悪いようにはしないから」


後輩「>>32

既成事実を作る

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