※こちらは神谷奈緒が様々なアイドルと交流してみるだけという内容になっております。
一部キャラクターに関しては、私が以前に書いたペルソナとのクロスSSでのコミュ活動補足になれば幸いです。
当該作品を知らなくてもなんら問題はありません。
短いです。
―――CGプロ事務所
神谷奈緒「ふわぁ…」ガチャ
藤原肇「おはようございます、奈緒さん」ペコリ
奈緒「あぁ、おはよ、肇」ネムネム
肇「寝不足ですか?」
奈緒「あぁ…昨日なんとなく眠れないなぁって思って録りためてたアニメをだらだら見てたんだけど…」
奈緒「気が付いたら空が白んでてさ…」フワワ
肇「あらあら…」クスッ
肇「ダメですよ?規則正しい生活をしないと」
奈緒「ごめんなさい」ポリポリ
肇「じゃあ、目が覚めるようにお茶を淹れて差し上げますね」スッ
奈緒「え?いやいや悪いよ、アタシが勝手に寝不足なんだし」アセアセ
肇「良いんです、ちょうど私も喉が渇いたので」タタタ
奈緒「ごめん、ありがとう」グデー
肇「アニメって、そんなに面白いんですかー?」キュウトウシツカラー
奈緒「いやー、モノによるなー」
奈緒「アタシは大体何見ても面白いと思うたちだけどなー」
肇「なるほど…」コポポポ
奈緒「肇はちっちゃいころとかアニメ見なかったのかー?」
肇「私はそうですねぇ…」カチャカチャ
肇「あまりアニメは見ませんでしたね」コトコト
奈緒「そんな感じするな」アハハ
奈緒「ていうか、あんまりテレビとか見てなさそうなイメージだ」
肇「そうですね、朝の連続テレビ小説とかニュースとか…」
肇「祖父や両親が見ていた番組を横目で、という感じですね」
肇「はい、どうぞ」コト
奈緒「お、ありがとう」ズズッ
奈緒「はぁ~…お茶って落ち着くよなぁ…」
肇「ふふ、わかります」
奈緒「あぁ…沁みるなぁ」
肇「奈緒さん、お年寄りみたいです」
奈緒「まぁアタシにキャピキャピは似合わないし、そっちの方が良いかもな」
肇「そうですか?ステージ衣装はどれも可愛いと思いますよ?」
奈緒「う、アレは…まぁ…」
肇「あと、先日のCD聞かせていただきましたけど、『アドリブシチュエーション』ではなかなか…」
奈緒「わー!わー!わー!わー!やめろぉ!その話は無しだぁ!」ダバダバ
肇「ふふ、とても可愛らしかったのに」
奈緒「アレはプロデューサーさんがさぁ…」
肇「あら、加蓮ちゃんが『実はまんざらでもないよ奈緒は』って…」
奈緒「加蓮!!!」
肇「ふふっ」
奈緒「はぁ…肇もアタシをからかう側になってしまったのか…」ガクーン
肇「奈緒さんは、優しいですから。みんなこうやって甘えたくなってしまうんですよ」ヨシヨシ
奈緒「年下に慰められてるこの絵面はどう見ても情けないけどな…」
奈緒「はぁ…こう、なんていうか、肇みたいに落ち着いたお姉さんになりたいよなぁ…」
奈緒「誰が見たって、アタシと肇じゃ肇の方が年上だと思うぞ…」
肇「うーん」コマリ
肇「確かに私は落ち着いてるというか、大人しいとは思いますけど…」
肇「奈緒さんて大人だなぁっていつも思っていますよ?」
奈緒「ホ、ホントかぁ?」
肇「はい。こうやって年下の私や加蓮ちゃんにからかわれても、絶対に本気で怒りませんよね?」
肇「確かに奈緒さんの言うように奈緒さんをからかう人は多いですけど、やっぱり奈緒さんなら許してくれるっていう信頼があるからなんですよね」
肇「奈緒さんはいろんな人に愛されてるんです。奈緒さんの心が本当に広くて大人だから、みんな安心して奈緒さんをからかえるんですよ」
奈緒「う、うーん…なんか上手く言いくるめられてるような…」
肇「あ、ひどい、奈緒さん。私の言うことを信じてくれないんですか?」ウルッ
奈緒「あぁいやそういうわけじゃないんだ!肇のことは信頼してるけどそれとこれとは…」
肇「…」クスッ
肇「やっぱり奈緒さんは優しいですね」ニコッ
奈緒「はじめぇ…またからかったなぁ!」
肇「ふふふ、ごめんなさい」
肇「でも、さっき言ったことは本気ですよ?」
肇「人見知りな子たちも奈緒さんなら自然にお話しできるみたいですし」
肇「大人なんです、奈緒さんは」キリッ
奈緒「そ、そうか」ドキッ
奈緒「そっかぁ…アタシが大人かぁ」ニヤニヤ
肇「…こういうところが奈緒Pさんも凛ちゃんも加蓮ちゃんも好きなんですね」
奈緒「なんだって?」
肇「いいえ、なんでもありませんよ」フフ
肇「お茶が冷める前に飲んでしまいましょう」
奈緒「あ、あぁ、そうだな」グイッ
奈緒「うん、ちょうどいい感じに…ん?」
肇「どうしました?」
奈緒「いや、こんな湯呑事務所にあったか?なんかずいぶんしっかりしてるってか高そうなんだけど…」
肇「あ…えっと…実は…」
奈緒「もしかして…肇の作ったヤツか?コレ」
肇「あの…はい」
肇「先日実家に帰った時に、クール部署をイメージしながら焼いた物なんです」
肇「流石に完成までのんびり滞在するわけにもいかなくて、仕上げをおじいちゃんにお願いしていたんですが、昨日出来上がったものが届きまして」
肇「さっそく事務所に置いてみようと…」
奈緒「それでこんな早い時間に一人で事務所にいたのか」
肇「えっと…はい」テレ
奈緒「へぇ、すごいな!大したもんじゃないか」
奈緒「アタシは焼き物とかよくわからないけど、売り物だって言われてもおかしくないぞ!」
肇「変じゃありませんか?」
奈緒「全然!むしろずいぶん立派で『事務所の人用なのに』って思ったくらいだよ」
肇「良かったです…」ホッ
奈緒「こんなの作れるんだなぁ…どれくらいかかるのやら…」
奈緒「クールをイメージって言ったけど、このすっきりしたデザインがそういうことなのか?」
肇「…すごい、奈緒さんよくわかりましたね!」
肇「この湯呑は、高さの割に少し細身で作ってあります」
肇「表面の波打ちも少ないですし、女性の手にもしっかり馴染みます」
肇「ですが、容量もそれなりにあるので、男性も満足できるはず」
肇「スタイリッシュかつ存在感を持つクール部署をイメージした湯呑なんです」シンケン
奈緒「お、おう、そうなのか」ドキドキ
奈緒「肇がそんなにがっつり語るとは思わなかったからびっくりしたよ」
肇「あ、すいません…つい」
奈緒「いやいや、謝ることないさ。陶芸の事なんてなかなか聞く機会ないし、よければもっと聞かせてくれよ」
奈緒「そういえば作ったのはクールだけなのか?キュートとかパッションとかは…」
肇「よくぞ聞いてくださいました!実は作ってるんです、まずはキュートイメージのものなんですが…」
奈緒「おうおう(肇の何かに火を付けちゃったみたいだ)」
奈緒「(だけど、輝いてるな、肇のやつ)」
~約十五分~
肇「…はっ!すいません、私ばかり」
奈緒「いや、アタシが聞きたいって言ったんだし、実際面白かったからさ」
奈緒「でも、そろそろレッスンの時間じゃないか?」
肇「本当です…」シュン
奈緒「ははっ、そんなに語りたいならまた聞かせてくれよ」
奈緒「アタシも陶芸とかちょっとやってみたいし」
肇「本当ですか!同好の士が増えるのであれば大歓迎です」フンス
奈緒「肇もそんな顔するんだな、可愛いじゃんか」
肇「あ…」テレテレ
奈緒「自分で作った湯呑とかで飲むお茶は美味しいんだろうなぁ」
奈緒「プレセントとかにも良さそうだ」
肇「はい。特に湯呑なんかはとても実用的ですし、良いと思います」
肇「頑張って奈緒Pさんへの湯呑、作りましょうね!」
奈緒「おう!…って!プロデューサーは関係ないだろぉ!?」
肇「ふふっ」スタコラ
奈緒「肇ぇ!!」ドタドタ
乃々「(なんかいい感じだったんですけど…森久保も将来は森の中で静かに木彫りでもして暮らしたいんですけど)」
輝子「(フヒ…キ、キノコの形の器とか…良い…)」
以上です。
思った以上に短かった。
では、このスレは完結です。
乙
奈緒と肇び組み合わせ意外といいね
いいぞぉ!こういうのを待ってたんだよねぇ!新しい可能性をみた!ありがとう!
読みやすくて良かった!乙
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