キュゥべえ「魔法少女衣装のシースルー化を呼びかけよう(提案)」 (35)



QB「変身して魔法少女のコスチュームを作り出すのにも魔力を消費しているんだよ」

マミ「ええ」

QB「だからその魔力を節約して戦ったほうが良いんだよ」

マミ「分かるわ」

QB「そこで僕は魔法少女衣装のシースルー化を提案したいと思う」

マミ「これがわからない」

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QB「どうしてだい? 実に合理的じゃないか」

マミ「なんでシースルー化なのよ! そんなの……は、恥ずかし過ぎるわよ!」

QB「魔力を削減し、衣装を軽量化すればシースルーに行き着くのは当然じゃないか」

QB「本当は全裸が一番魔力を消費しないんだけどそんなの嫌だろう?」

マミ「ぜっ……そ、そんなの嫌に決まってるじゃない!!」

QB「そうだね、僕も嫌だよ。やっぱり魔法少女は着衣エロじゃないと」

マミ「……キュゥべえ?」

QB「あっ」

がんばれQB!



QB「変身して魔法少女のコスチュームを作り出すのにも魔力を消費しているんだよ」

杏子「へえ、そーなんだ」

QB「そこで僕は魔法少女衣装のシースルー化を提案したいと思う」

杏子「シースルーぅ? なんでだよ、衣装が魔力を消費するんだろ?」

杏子「だったら、余計な飾りは減らしてシンプルなジャージとかにするんじゃダメなのか?」

QB「ダメに決まってるだろ!!」

杏子「うおっ」

QB「ジャージ姿の魔法少女なんてダメに決まってるじゃないか!! 訳が分からないよ!!」

杏子「お、おう」

QB「いいかい、魔法少女は文字通り少女なんだ!」

QB「少女の理想、少女の可愛さ、可憐さ、美しさ、すべてを兼ね揃えた皆のアイドル!」

QB「魔法少女は少女たちの憧れとなり、夢と希望を振りまく存在でなければいけないんだよ!」

QB「それが魔法少女なんだよ!」

QB「それなのにジャージ姿だなんて言語道断だよ!」

杏子「は、はぁ……? そーかよ」

杏子「……でもそれだと、シースルーって……夢と希望っていうかちょっとアレじゃん。やらしー感じがするじゃんか」

QB「そりゃ僕の趣味だからね」

杏子「……へえ」

QB「あっ」



QB「変身して魔法少女のコスチュームを作り出すのにも魔力を消費しているんだよ」

なぎさ「そうなのですか?」

QB「だからその魔力を節約して戦ったほうが良いんだよ」

なぎさ「あっ、知ってるのです! そういうのってエコって言うのですよ!」

QB「うんうん、なぎさちゃんは賢いねぇ。アメちゃんをあげよう」

なぎさ「わーい」

QB「まあとにかくそのエコのために、僕は魔法少女衣装のシースルー化を提案してるんだ」

なぎさ「……しーするー?」

QB「つまり洋服を半透明にするということだよ」

QB「その分、魔力の消費も減るし何よりこれからのシーズンに最適なんだ」

QB「もうすぐ夏だからね、薄着のほうが効率的だろう? ほら、クールビズとか言うじゃないか、聞いたことあるよね」

なぎさ「知ってるのです! 大人はみんなクールビズをするってニュースが言ってました!」

QB「そうそう、そういうことだよ。大人はみんなクールビズなんだ、これもエコってやつだね」

QB「だからキミもクールビズを取り入れれば大人の仲間入りさ、ほらクールビズでエコを実践しよう」

QB「みんなより先に大人になっちゃおう、ね? ね? きっとマミも大人ななぎさを見たらびっくりするよ!」

なぎさ「ふふ、それは楽しそうなのです! じゃあクールビズするのです!」

QB「うんうん、そうだね、そうしよう! エロのため……おっと、エコのためにね!」

マミ「……ふぅん、そう」

杏子「エコねぇ……」

QB「あっ」

きゅうべえ頑張れ!



QB「おかしいなあ」

QB「ボクはみんなのためを思ってシースルーを提案しているんだけどなあ」

QB「なんで上手くいかないのかなあ」

QB「ぜんぜん理解が得られない。訳が分からないよ」

QB「一度くらい試してみてくれてもいいのになあ」

QB「……試してみてもらう、か。なるほど」

QB「その手でいってみようかな、うん」



マミ「まったくもう、キュゥべえには困ったものね」

杏子「シースルーとかバッカじゃねーの、って感じだよなー」

なぎさ「危なかったのです、スケスケになったら……み、見えちゃうトコだったのです……うう」

さやか「あー、あたしのとこにも来たよあいつ。まあ速攻で追い払ったけど」

マミ「何が目的なのかしら……って、言うまでもないわよね」

さやか「キュゥべえってあんなキャラだったんすねー」

なぎさ「皆に気をつけるように教えてあげるべきだと思うのです」

杏子「ああ、そーだな……って、ん?」

???「くふふ、貴女たちが見滝原の魔法少女ですかぁ?」

さやか「誰だ!?」

沙々「わたしは優木沙々、ちょっと用があって隣町から来たんです」

マミ「用……ですって? 何かしら、お茶会のお誘いかしら?」

沙々「そんなわけない……って分かってる顔ですね、くふふ♪」

沙々「何、簡単なことですよぉ。この町を……わたしの縄張りにさせてもらおうと思いまして、ねっ!」

ぴかーん!

マミ「なっ、こんな街中で変身するなんて正気……!?」

さやか「来るよ、なぎさ気をつけて!」

なぎさ「は、はいなので……す?」

杏子「え……あ?」

沙々「くふふ、どうしたんですかぁ? そっちも早く変身しないと殺っちまいますよ?」

マミ「いえ、あの、あなたそれ……」///

なぎさ「大胆なのです……」///

さやか「あ、あはは……まさか本気で魔法少女服をシースルーにするバカがいるなんて思わなかったわ」

沙々「は? ……ひゃああ!?」

沙々「ななな、なんなんですかコレ!! 何しやがったクソ!!」

杏子「何って、アタシ等は別に何も……」

マミ「貴女が勝手にスケスケ衣装に変身しただけでしょうに」

さやか「しかもこんな白昼堂々、往来で」

なぎさ「ヘンタイさんなのです」

ざわざわ……

「見ろよあれ、変なコスプレ」

「うわ、下着透けてんじゃん」

「縞パンかぁ」

沙々「ひっ……! み、見ないでっ」

沙々「ちょ、助けてください、ねえ、ねえってば!」

マミ「た、他人のフリをしましょう……」

なぎさ「はい」

さやか「あたしらまで痴女の仲間に思われたくないし……」

杏子「お、あそこにケーサツいるじゃん。おーい、お巡りさーん!」

沙々「やめてくださいおねがいします!」

ざわざわ……

「痴女がいるぞ!」

「痴女だ!」

「まあ、痴女ですわ!」

沙々「やだっ! イヤだぁ! 痴女になるなんてイヤぁぁ!!」

なぎさ「あ! ソウルジェムを握り潰し……!」

沙々「…………」

マミ「……潰しはしないで懐にしまったわ」

沙々「あの、すみません、今日のことは忘れてください……」

さやか「ああ、うん。おけ」



マミ「なんだったのかしらあの子」

杏子「さあ……」

さやか「あれじゃない? ちょっとオツムが残念な子なんじゃない?」

なぎさ「可哀想なのです」

QB『いいや、違うよ』

マミ「っ!? キュゥべえ!!」

杏子「テレパシーか! ち、何処から話しかけてやがる!」

QB『それは秘密さ。そんなことより先ほどの優木沙々のことだけれど』

さやか「ああ、シースルー痴女の」

QB『彼女の衣装がシースルーになったのはね、僕の干渉によるものなんだ』

杏子「まあそれ以外あり得ないと思ってたよ」

QB『君達にはぜひシースルーの良さを分かってもらいたくてね、僕は魔法少女のシステムを書き変えたんだ』

QB『すなわち……変身すると必ず衣装がシースルーになるようにね!』

マミ「な……」

杏子「なんだってー!?」

QB『これからは魔獣退治の度にシースルー衣装を満喫すると良いよ、ふふふ』

さやか「ふ、ふざけんじゃないわよ! そんなの嫌に決まってんじゃない!」

なぎさ「そーだそーだ!」

QB『だが、そうは言っても変身しないで戦うわけにもいかないだろう』

QB『ふふふ……君達はシースルー魔法少女になる以外道はないんだよ』

マミ「なんてことなの……」

なんて外道なんだ!すげーぞよくやった!

杏子「おいキュゥべえ! てめえぶっ飛ばしてやるから出てこい!」

杏子「ボコボコにした後、衣装を元に戻してもらうかんな!」

QB『暴力を振るわれると分かっているのに居場所を教えるわけがないじゃないか』

QB『まあ頑張って魔獣退治を行っておくれよ、シースルー衣装でね……ふふ』

さやか「く……!」

ほむら『キュゥべえ、ご飯が出来たわよ』

QB『あ! もう、今電話中なんだけど!』

ほむら『何よ、文句があるなら片づけるわよ』

QB『分かったよ! 今いくから、もー!』

マミ「…………」

さやか「…………」

まーた談義スレ民がクソスレを立てたのか

◇ほむらの家

マミ「追い詰めたわよキュゥべえ! 覚悟しなさい!」

なぎさ「衣装を元通りにしてもらうのです!」

QB「く、よく此処までたどり着いたね……」

ほむら「あらいらっしゃい。コーヒー淹れる?」

マミ「あ、いえお構いなく」

なぎさ「なぎさは苦いのは苦手なのです」

ほむら「そう……」

まどか「ほむらちゃーん、お醤油どこー?」

ほむら「今行くわまどか」

QB「だがこれで勝った気になってもらっても困る。ボクには奥の手があるからね!」

QB「さあ出番だよ、『偽街の子供達』! あの魔法少女達をやっつけるんだ!」

子供達「わーい」

杏子「くっ……!? なんだコイツラ!」

さやか「凄い魔力を感じる! 只者じゃないよ!」

QB「ふふふ、彼女達は魔法少女に匹敵する実力の持ち主だからね!」

QB「生身でやりあうのは無理だ。さあ、早く変身するといい!」

さやか「そ、そんな……! 変身するしかないっていうの……!?」

なぎさ「ダメなのです、今変身したらシースルー衣装になっちゃうのです!」

QB「それが狙いだからね! さあさあ変身するんだ! 早くしないと子供達が襲い掛かるよ!」

子供達「わーい」

ほむら「あまりウチの子たちに変な遊びを教えないでほしいのだけど……」

マミ「……皆、ここは私に任せて。私が変身するわ」

杏子「マミ!? 何馬鹿なこと言ってんだよ!」

さやか「そ、そーですよ! そんなことしたらマミさんがスケスケ衣装でその妖艶な肉体を晒すことになっちゃうんですよ!」

マミ「構わないわ。皆を守るためなら、それくらいどうってことない……!」

マミ「皆は下がってて……私一人で何とかするから!」

なぎさ「そんな、マミ! ダメなのです! マミ一人に恥ずかしい思いをさせるくらいなら、なぎさも変身するのです!」

マミ「なぎさちゃん……」

杏子「……だな。黙って見てるなんてアタシの性にあわねーよ。アタシも変身するよ……マミさん!」

マミ「佐倉さん……!」

さやか「おおっと、勿論さやかちゃんも手伝いますよ!」

マミ「美樹さん……!」

さやか「大丈夫、マミさんと一緒ならシースルー衣装なんて怖くないです!」

マミ「ふふ……そうね、そうよね! 皆で一緒なら、もう何も怖くない!」

QB「どうやら意見はまとまったようだね……ふふふ」

QB「さあ、それなら変身するといい! そしてそのシースルー衣装を僕に見せておくれよ!」

QB「さらには恥ずかしがりながら格闘シーンとか見せてくれるとなお良し!」

杏子「はんっ……アイツの策略に乗せられてるよーで癪だけど、いっちょやるとすっか!」

マミ「そーね、この戦いが終わったらぼこぼこにしてあげましょう!」

さやか「乙女を辱めた報いはうけさせるよ、キュゥべえ!」

QB「望むところさ!! よーしよしよし、いよいよシースルー衣装のお目見えだ!」

ほむら「……ねえ、ちょっと」

杏子「あん? なんだよほむら」

ほむら「良く分からないのだけれど、貴方達は魔法少女衣装になりたくないの?」

杏子「ああ、そーだよ。キュゥべえのせいで服が恥ずかしいものに変えられちゃってさ」

ほむら「予備のジャージとかあるけど貸しましょうか?」

杏子「良いの? サンキュー」

QB「あっ」



マミ「厳しい戦いだったわね……」

杏子「ああ、でもなんとかなったな」

なぎさ「これもほむらがジャージを貸してくれたおかげなのです!」

ほむら「どういたしまして」

さやか「でもあんた、よくあんなに何着もジャージを持ってたね」

ほむら「私もまどかも家ではラフな格好が好きなのよ。ね、まどか」

まどか「ねー?」

QB「く……流石は暁美ほむら、見事に僕の計画を打ち砕いてくれたね……」

QB「衣装のシースルー化が成功すれば魔力の削減に繋がり、大勢の魔法少女が延命できたはずだったのに」

QB「どれだけ魔法少女を憎んでいるというんだ、暁美ほむらは……」

QB「だがこれで僕があきらめたと思ったら大間違いだよ暁美ほむら」

QB「次は魔法少女衣装のランジェリー化を呼びかけるとしよう」

QB「いや、ケモ化も有りかな」

QB「なんにせよ魔法少女の衣装をエロ……エコくするまで、僕はあきらめないよ……!」

QB「ふふふ……はーはっはっは!」

沙々「……話は全て聞かせてもらいましたよぉ?」

QB「あっ」

惜しい奴を亡くしたな…

おしまい

途中で登場した優木沙々にゃんが誰だか知らないという人は
好評発売中の『魔法少女おりこ☆マギカ[別編]』(芳文社)を読むと良いらしいよ!(巧妙なステマ)

ダイマだろ! いい加減にしろ!

乙乙

愚痴ってた当事者だけど朝方のあんな流れからSS作成乙でした。
沙々にゃんのあかん娘ぶりはなごむなぁ。

あれ?このQB感情豊かじゃない?

770 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/05(月) 16:52:05.15 ID:QiPVkb4g0
【急募】
クソスレ建てたい病の発作が起きてしまったのですが良いネタが思いつきません。
どなたかクソみたいなスレタイを提案していただけないでしょうか。

846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/06(火) 10:37:20.57 ID:LY1cGk0S0
魔法少女衣装のシースルー化を呼びかけよう(提案)



そんなわけで建てました。ありがとうございました。

え?それそういう書き込みじゃな……あ、いや、なんでもない

レス間が遠すぎるwwwwwwww
まぁ、面白かったよ乙



叛逆後なのか

あんたが悪魔だって事を~ とか言ってたさやかがすっかり忘れ去って平和に仲良く過ごしてて、
みんな仲良くてほのぼのした。

QBのこれまでの罪ぜんぶ許せた乙ww

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