これちひろさんブチ切れそうだな

凡才プロデューサーにされてしまう

ダイジョーブ「ソンナ一流おーらのアナタニオ願イデース」

モバＰ「はい」

ダイジョーブ「ワタクシノジッケ……ジャナカッタ、研究ニゴ協力イタダケナイデショウカ？」

モバＰ「（今、実験って言わなかったか？）」

モバＰ「え、ええっと」

ダイジョーブ「ナント！ べっどデ横ニナルダケノイタッテ簡単ナオ仕事デ－ス」

モバＰ「（それどう考えても実験台……）」

ダイジョーブ「フフ、カンノスルドイオ方デスネ。長生きデキナイたいぷデース」

モバＰ「あの、帰っていいですか？」

ダイジョーブ「モチロンタダトハ言イマセーン」

モバＰ「（聞いてねえ）」

ダイジョーブ「ソレ相応ノ見返リヲゴ用意シテマース」

モバＰ「見返り！？」

ダイジョーブ「アナタノ中ニ眠ッテイル潜在能力ヲ引キ出シテアゲラレルヤモシレマセン」

Ｐ「俺の秘めたる力を開放できるってことですか！？」

ダイジョーブ「ソウイウコトニナリマ－ス。悪イ話ジャナイト思イマスガ？」

Ｐ「危険な香りしかしないけどさらに優秀なプロデューサーに近づくチャンスかも。ど、どうしよう」

Ｐ「……」

ダイジョーブ「……」

Ｐ「分かりました！ 俺、博士についていきます！」

ダイジョーブ「心意気、シカト受ケ取リマシタ。ソレデハ、れっつごーシマショウ！」

Ｐ「はい！」

ダイジョーブ「デハ、げどークン。準備を」

Ｐ「え？ ゲドーくんって？」

ゲドー「ギョー」

Ｐ「うわー、変な人？」

ダイジョーブ「デハ、目ヲツムッテクダサーイ」

Ｐ「こうですか？」

プシュー

Ｐ「あれ、何だか眠く……」

Ｐ「」zzz

ダイジョーブ「フウ、ぷらん通リデスネ。デハげどークンツレテイッテクダサイ」

ゲドー「ギョー」

Ｐ「うーん……」

Ｐ「あれ、もしやここが研究所！」

Ｐ「俺、いつのまに」

ダイジョーブ「ヨウヤクオ目覚めデスカ？ ぐっどもーにんぐみすたー」

Ｐ「ちょ、どういうことですか」

ダイジョーブ「悪アガキはヨシテクダサーイ。観念してジッケ……モトイ、研究ニ付キ合ッテイタダキマース」

Ｐ「うう、ついていくって自分で選んだんだ。諦めます」

ダイジョーブ「フフ、ソウデース。今サラ後悔シテモあふたーふぇすてぃばるデース」

Ｐ「（あとの祭りってことか？）」

ダイジョーブ「ソレデハ、研究ノこーすを選ンデクダサーイ」

Ｐ「うーんどれにしようかな」

Ｐ「……」

Ｐ「自分の働きにあまり自信が持てなくて。とにかく仕事ができるようになりたいです！」

ダイジョーブ「ドンナコトガアッテモあいどるヲとっぷニ導キタイノデスカ？ 輝カセタイノデスカ？」

Ｐ「まぁそうですね」

ダイジョーブ「ソノタメニハ大キナ危険ヲ伴イマス。成功率モ高クアリマセン」

Ｐ「そ、そうなんですか！」

ダイジョーブ「モウ１度キキマス。あいどるヲ輝カセタイデスカ？」

Ｐ「それでも俺は皆を輝かせたい！」

ダイジョーブ「ソウデスカ。ソノ覚悟、シカト受ケトリマシタ」

（あかん）

ダイジョーブ「デハ治療ヲ開始シマス……」

Ｐ「博士、明かりが……！？」

ダイジョーブ「努力ナシニ生マレ変ワルトイウコトガドンナ痛ミヲトモナウカ……」

ダイジョーブ「身ヲ持ッテ知ルガイイデース……！」

Ｐ「博士？ ダイジョーブ博士！？」

ダイジョーブ「サァ、イキマスヨーーーーッ！！」

Ｐ「博士！ タイムタイム！ まだ心の準備がぁーーーっ！」

Ｐ「ぎゃあああああああああーーーーっ！！」

バタッ

どっちだ……

ダイジョーブ「医学ノ進歩、発展ノタメニハ犠牲ガツキモノデース……」

ダイジョーブ「デモコノ失敗デ何カヲツカンダ気ガシテマース。次ハ成功サセマース」

ダイジョーブ「デハげどークン、実験体ヲ元ノ場所ニ返シテキテクダサーイ」

うわああああああああああああああああああああ！！！

Ｐ「う、うーん……！？」

Ｐ「あれ、もう夜か……何で俺、こんなところに寝てるんだろ？」

Ｐ「なんだか酷い目にあった気がする……まぁ過ぎたことだしいっか。うちに帰ろーっと」

リセットはよ

Ｐ「何だか身体が重いな」

疲れがたまった

不眠症になってしまった

怪我しやすくなってしまった

やる気が下がった

Ｐ「ぁ痛！」

Ｐ「あれ、おかしいな。こんなところでつまづくなんて。しかもめっちゃ血が出てる」

砂時計はよ

手形を持っておけばこんなことには…

Ｐ「ただいまー。とりあえず消毒しなきゃ」

Ｐ「今日はいろいろあったからか、疲れたなぁ。早く寝よ」





Ｐ「寝れねぇ」

Ｐ「（いや、そんなはずはない。頑張って寝るんだ）」

翌日

Ｐ「結局眠れなかった」

Ｐ「仕事に行かなければ」

Ｐ「おはようございます」

ちひろ「あ、おはようございますってどうしたんですか？ くまができてますよ？」

Ｐ「いやぁ昨日眠れなくて」

ちひろ「大丈夫ですか？」

Ｐ「ええ、仕事はきっちりこなしますよ」

ダイジョーブのせいで何人キャラ消すハメになったか分からん

>>20
確率は提示してるから手術する方が悪いんだよなぁ
ガチャと手術はやる方が悪い(至言)

疲れを取るとか爆弾消すぐらいでいいのにww

まあ博士に遭遇してしまったら能力強化以外の選択などほぼないわけで。ロマン的な問題で

うまく行ってる時→更に上を目指すためにやる
全然な時→諦めるためにもやる

(もうやるしか)ないじゃん…

期待

Ｐ「……おかしいな。いつもなら仕事が終わってる時間なのに全然終わらない」

Ｐ「仕事能力が下がってる……？」

Ｐ「まさかそんなことが」

ちひろ「プロデューサーさん、私はもう帰りますけどプロデューサーさんはどうされますか？」

Ｐ「あ、俺はもう少し残りますよ。お疲れ様でした」

ちひろ「お疲れ様でした」

バタン

Ｐ「スタドリでも飲んで気合入れるか」

Ｐ「……」ｺﾞｸｺﾞｸ

疲れが取れた

Ｐ「はぁ！ もう少し頑張ろう！」

翌日

まゆ「あのぉ、今日はＰさんはどうされたんですかぁ？」

ちひろ「なんでも不眠症らしくて、病院に行くって言ってたわ。あとから来ると思うけど」

prrrrr

ちひろ「はい、ＣＧプロの千川です」

Ｐ「あぁ、ちひろさんですか」

ちひろ「あ、プロデューサーさん。大丈夫だったんですか？」

Ｐ「実は病院の帰りにちょっと怪我してしまいまして」

ちひろ「え！？ だ、大丈夫ですか！？」

Ｐ「ええ、捻挫らしいですけど、大丈夫だと思います」

ちひろ「気をつけてくださいね」

prrrrrrr

ちひろ「あら、また電話」

ちひろ「はい、ＣＧプロの千川です」

？？？「ハーイ、ワタクシ武井田ジョーと申シマス」

ちひろ「はい？」

武井田「ソチラニＰトイウぷろでゅーさーガイマスネ？」

ちひろ「あの、あなたは」

武井田「オウ、ワタクシすぽーつ医学ノ権威デース」

ちひろ「（あやしすぎるでしょ）」

武井田「トコロデ、Ｐサンハイマスカ？」

ちひろ「えっと、プロデューサーさんのお友達の方ですか？」

武井田「……ソウデース」

ちひろ「少々お待ちください」

prrrrrrr

ちひろ「もしもしプロデューサーさんですか？」

Ｐ「はい、どうかしました？」

ちひろ「単刀直入に聞きます。武井田ジョーっていう人を知ってますか？」

Ｐ「武井田ジョー？ 誰ですかそれ？」

ちひろ「いえ、知らないならいいんです」

Ｐ「どんな人ですか？」

ちひろ「……カタコトの日本語を喋るスポーツ医学の権威らしいです」

Ｐ「……もしかしたら知ってるかもしれないです」

ちひろ「……とりあえず事務所までこれますか？」

Ｐ「行きます」

ちひろ「お待たせしました」

武井田「オウ！ 早ク彼ニアワセテクダサーイ」

ちひろ「では、ＣＧプロまでお越しいただけますか？」

武井田「ワカリマシタ。スグニイキマス」

ちひろ「はい、お待ちしております」

ちひろ「……ふぅ」

武井田「コンニチワ、オジョウサン」

まゆ「あ、あの、えっとぉ。困ります」

武井田「ワタクシノ技術デモット素敵ニナリマセンカ？」

ちひろ「」

Ｐ「おはようございます」

ちひろ「おはようございます。武井田さんが奥の部屋で待ってます」

Ｐ「はい、行ってきます」

武井田「オウ！ Ｐサン。オヒサシブリデース」

Ｐ「やっぱり、貴方、ダイジョーブ博士ですよね？」

武井田「ソノ通リデス。ワタクシノ名前ハダイジョーブデース」

Ｐ「で、なんのようですか？」

武井田「実ハココノぷろだくしょんノすぺしゃるとれーなーニ就任致シマシタ」

Ｐ「……は？」

Ｐ「あの、トレーナーは既に……」

武井田「シッテマス。ワタクシノ行ウれっすんハ超特訓デス！」

Ｐ「超特訓！？」

武井田「ソウデース。読ンデ字ノゴトクすーぱーナ特訓デス」

Ｐ「よ、よくわからないですけど。俺と一緒みたいなことするのはお断りですよ」

武井田「心配ハナッシングデース。成功率ハ高イデース」

Ｐ「成功率って失敗の可能性もあるんじゃないですか！」

武井田「ダイジョーブデス！ ワタクシニオ任セクダサーイ」

Ｐ「失敗したら責任はとってもらいますよ？」

武井田「ソレデコソまいぶらざーデース！」

翌日

Ｐ「……」

ちひろ「……」

武井田「……」

アイドル一同「……」

Ｐ「えっと……博士、自己紹介をどうぞ」

武井田「ハーイあいどるノミナサン。ワタクシどいつカラ来タすぽーつ医学ノ権威、武井田ジョート申シマス」

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

Ｐ「えっと、武井田博士のところでは超特訓というレッスンができる。完全予約制で一ヶ月に一度だけ可能。特訓の成功率は９０％以上だが失敗するということも考えられる。覚悟がある奴だけ武井田博士のところに申し込みに行ってくれ」

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

ちひろ「……これ大丈夫なんですかねぇ」

Ｐ「わかんないです。それに俺の不眠症も怪我しやすくなったのも間違いなく博士の仕業ですし」

武井田「皆サン、とっぷあいどるヲ共ニ目指シマショウ！」

智絵里「あ、あの武井田博士」

武井田「ハーイ、緒方サン。ドウサレマシタカ？」

智絵里「その、ちょ、超特訓を受けたいです」

武井田「オウ、ハジメテノ希望者デース。ドノこーすニシマスカ？」

智絵里「えっと、私、変わりたいんです。堂々と……堂々と胸を張って頑張りたいんです！」

武井田「ワカリマシタ。ソンナ貴方ニハ『威圧のオーラ アイドル編』デス」

智絵里「私頑張りますから」

武井田「ア、ソノ前ニコノ水ヲ飲ンデクダサイ」

智絵里「……これは？」

武井田「成功率あっぷノ薬デス」

智絵里「……」ｺﾞｸｺﾞｸ

武井田「ソレデハ行キマショウ」

アンドロメダか