南条光「超光戦士ナンジョルノ」 (41)

・色々無理はある設定だけど、光をライダーにしたかった。
ストーリーはタイトルからお察しの適当なノリと展開。基本オチなどない。

・タイトルからお察しの展開なのでキャラ崩壊注意。麗奈は最初から崩壊しているかもしれない…。

・メインはヒーローヴァーサス。担当アイドルはしゅがーさん。Pは出るけど喋りません。

・裏隣から冬馬と天道輝が友情出演。

・ニチアサネタ多め。

・初スレ立てのくせに長い。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397392756



*ゴリラ公園*

??「きゃっ!」

光「悲鳴…はっ、お姉さんを襲う不届きモノめ、覚悟しろっ!」ドカッ

光「お姉さ…お嬢さん、怪我はない?」サッ

智絵里「あ、ありがとう…」

光「この不届きモノはアタシに任せてっ。言い訳しても無駄だぜ、すぐに警察が…なに?」

P「――――」ゴニョゴニョ

光「プロデューサー?アイドルにならないか?誰が」

智絵里「私が…?」

光「キミもどうかな……って、アンタ、なに言ってるんだ?」



*事務所*

光「Pがしつこく言うし、智絵里さんが興味があるみたいだから来てみたものの…」

ちひろ「はじめまして」

光「まさか、本当に事務所があるなんて」

ちひろ「あなたたちが新しいアイドル候補ね。
私は千川ちひろ。マネージャー兼事務員兼秘書兼経理兼頼れるお姉さんです」

智絵里「緒方…緒方智絵里…です。」

光「アタシは南条光。
ちひろさん、アイドルにならないかって言われたんだけど、どういうこと?」

ちひろ「それはね…」



*教室*

麗奈「アイドルになったあああ?!」

光「うん!」

麗奈「どーして?!どうやって?!!なんでアンタが!」

光「さっき説明したじゃないか。人助けをしたらスカウトされたんだ。」
光「アイドルになったら、ヒーローになれるんだ!ステキだろ!」

麗奈「あんたは発想が短絡的すぎるのよ!」
麗奈「大体、アタシがずっとアイドル目指してるの知ってるでしょ!?それなのになんでアンタが先にアイドルになってるのよ!」

光「まだアイドル候補だけど」

麗奈「関係ないっ!アンタとはもう絶交よ、絶交!」

光(絶交されるの、これで何回目だっけ)

場面切り替えるならレス分けたほうがよさそう
あと重複してる
南条光「超光戦士ナンジョルノ」
南条光「超光戦士ナンジョルノ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397375863/)

どっちかHTML化するんだぜー


*事務所*

光「こんにちは!」

ちひろ「こんにちは、光ちゃん。もうすぐレッスンが始まるわよ」

光「わかった!」

智絵里「がんばろう…ね、光ちゃん」

光「もちろん!世界の平和はアタシが守るんだ!そのためなら、どんな辛い特訓でも受けて立つ!」

智絵里「えへへ、そうだね。
……あ、そっか。光ちゃん、ヒーローが好きなんだよね」

光「うん」

智絵里「それなら……きっと、話が合うと思うの…」オイデオイデ

千佳「こんにちは!横山千佳です!」ペコッ

光「南条光だ。キミもPにスカウトされたの?」

千佳「そうだよ!アイドルになって、アニメのヒロインみたいな衣装を着るの!」

光「そうか!なら、アタシは千佳を守るヒーローになるぜ!」

千佳「光お姉ちゃんはヒーローになるんだね!わかった!」
千佳「でも、その時はあたしも戦うから大丈夫だよ。あ、そしたら智絵里お姉ちゃんを守ってあげる!」

智絵里「…え?」

千佳「だってちえりお姉ちゃん、お姫様みたいだし!ヒロインっぽいし!それにそれにっ!」

智絵里「あの、でも……わ、私…」

心「こらー☆」ピョコッ

千佳「わっ」ビクッ

心「そんなに一気に言ってもびっくりしちゃうでしょ」

千佳「お、おねーさん、だれ?」

心「だれってひどーい。さとうしんことしゅがーはぁとだよぉ☆」

智絵里「さ、さとうさ…ん?」

心「ノンノン、シュガーハァトって呼んでね!むしろ呼べ☆」

光「…シュガーさん」

心「なあに、光ちゃん」

光「どうやったら背って伸びるんだ?!」

心「…うーん、無邪気ってすごい」
心「根性…かな」


千佳「あ、Pくんが帰ってきた!」

P「――――――」ペコッ

ちひろ「おかえりなさい、Pさん…と、初めまして。」
ちひろ「うふふ。Pさんってば、隙あらばスカウトしてくるですから。やだ、大歓迎ですよ。」
ちひろ「私は千川ちひろです。今日からよろしくお願いしますね」

光「はじめまして!」

裕美「……関裕美、です。」

P「――――――」ゴニョゴニョ

智絵里「…いきなりレッスン、ですか…?大丈夫…?」

裕美「………………………」

光(わ、睨まれた?)

千佳「こわーい…」コソッ

光「こら、千佳っ」コソコソッ

裕美「…やっぱり、帰ります」

心「どうして?まだ自己紹介も済んでないのにぃ」

裕美「私がアイドルなんてありえないから…。目つきがきついってよく言われるし…別に可愛くもないし」

光「そんなことない!キミはかわいいよ!」

智絵里「わ、私も…そう思います」

裕美「……………。
いつも怒ってるって、思われて、笑顔の作り方もわからなくて、それなのに…」

心「別にぃ、無理してアイドルすることはないんじゃなーい?」

裕美「え?」

心「はぁとはアイドルになるためにこの事務所に来たの♪」
心「裕美ちゃんも、少しはアイドルになりたいって思ってるでしょー?」

裕美「そ、それは…」

心「大丈夫。このPはロリコンだけどー、はぁとたちをかわいくプロデュースしてくれるから。ねー☆」

千佳「ろりこん?ってなに?」

心「小さい子が好きな変態さん♪」
心「えー、なに首振ってるの、あたしを中学生だと思ってスカウトしたくせにぃ」

心「ま、最初から無理って諦めるより、ちょっとくらい挑戦してから諦めたほうがいいんじゃない?」

裕美「……」

心「はぁとはなんでもするけどね☆裏工作とか☆」

光「それは駄目だ!」

心「うふ☆でもね、アイドルってちょー楽しいよー♪」

心さんキツイです


千佳「裕美おねえちゃん、ごめんね。一緒にがんばろう?」

裕美「……うん」コクッ

光千佳「やったー!」ピョンッ

智絵里「よかった…」

心「よぉし、じゃあ、みんなで一緒にアレやろうか」

光「アレ?」

心「せーの、スウィーティー♪…って、あれ?」
心「うーん、ミスった。でもでも、失敗してーも気にしなーい☆」

智絵里「す、すうぃーてぃー?」

心「そう☆スウィーティーは魔法のコトバなの。スウィーティー♪リピートアフターミー♪」

全員「…スウィーティー♪」

心「オッケー!アイドルっぽーい☆」

トレーナー「…さて、そろそろレッスンを始めてもいいかな?」

裕美「あっ、ごめんなさい!」

トレ「かまわないよ。今後は、必要のない私語をした者にペナルティがでるがな。
さあ、始めよう」

心「その前にしつもーん☆
レッスン代っていくらなんですかぁ?」

トレ「人によるが…。今は気にしなくていい。Pの財布から出る」

心「なんだ、それなら安心だわ」

智絵里「…え、え?!」

裕美「安心じゃないですよ!」

トレ「Pについては会社でそういう契約を結んでいる。君たちが心配することはない。
その代わり、ライブや仕事で金を稼いで、Pにちゃんと返してあげなさい」

心「はーい☆」

トレ「それに、そのほうがレッスンにも身が入るだろう」
トレ「ついでに言っておくと、レッスンを重ねてあるレベルに達すると、特訓を行う。
特訓が成功すれば、君たちは晴れて衣装を着てアイドルになることができる」

心「わー☆衣装楽しみぃ。どこで買うの?」

トレ「業者から買うが…昔はちひろが作っていたな。懐かしい。」

心「へー。はぁとが作ってももいい?」

トレ「レッスンなどに支障が出なければ構わないだろう。」

裕美「あの、それなら私も…」

心「もしかしてぇ、裕美ちゃんも衣装作るの好き?」

裕美「いえ、私、アクセを作るのが好きで…」

心「サイコーだね☆じゃ、一緒にがんばろー!」

トレ「他に質問は?」

光「はい!レッスンと特訓の違いって?」

トレ「レッスンは私や他のアイドルたちと行い切磋琢磨していくが、特訓は自分自身と向き合うことが大切になる。
まあ、特訓については追々説明していこう。
まずはレッスンだ」

一同「はーい!」

なんでスレ増えてるんだ

>>3
ありがとう。気をつける。
それとHTML化出してきます。

こっちのスレで続けます。
重複させて申し訳ない。
指摘してくれた人ありがとう。


*一ヶ月くらい後*
(※基本、N+・R+の衣装です)

心「特訓しゅーりょー!」
心「晴れてアイドルになりましたー☆意外とあっさりぃ」

裕美「なんだか、不思議な気分…」

智絵里「こ、これでPさんにも恩返しが…」

光(あれから麗奈と教室で会わなくなった。)
光(授業も出てないようだし、なにをしてるんだろう。
光(本当にアイドルになれたって報告しようと思ったのにな…)

千佳「ねーねー、衣装はー?」

心「はぁい♪お待たせ、しゅがーはぁと特製だよ☆」バサァッ

心「まずは、光ちゃんにはヒーローっぽい衣装」

光「か、かっこよすぎる…!」キラキラ

心「千佳ちゃんはこういうのがいいんだっけ?」

千佳「そう!ブルーの衣装がよかったの!ありがとう!」

智絵里「…どうして?」

千佳「初めてなりたいっって思ったヒロインが、ブルーだったから」

光「へー?知性の青き泉!とか?」

千佳「ちがうよ。水の龍!蒼い竜巻!」ビシッ

心「あ、そっち?中々渋いね、千佳ちゃん」ナデナデ

裕美(全然わからない…)

レイアース?


心「智絵里ちゃんはピンクね。ふわふわな感じで☆」

智絵里「かわいいです…!」キラキラ

心「で、裕美ちゃんはこれ☆」

光「緑?」

心「裕美ちゃんもピンクが似合うと思ったんだけどね」

裕美「今は…その、ピンクが似合う自信がないから…。」

光「そんなことない!似合うよ、絶対!」

智絵里「うん、似合うよ。次は…一緒に、ピンクがいいね」

光「それもいいな…あ」

千佳「どうしたの?」

光「しゅがーさんの衣装って、それ?」

心「ちがうよー。はぁとのもピンク☆」

光「そっか。そしたら違うんだけどさ」

光「アタシが赤で、千佳が青、しゅがーさんが黄色、裕美が緑で智絵里さんがピンク。」

千佳「おおっ」

光「な?戦隊みたいだろ!」

心「あ、ホントだ☆
  とっさの時にファイティングポーズ☆とかやるぅ?」

光「おおっ!さすがしゅがーさんだ!よく知ってるな!」

千佳「え?豪快チェンジ!じゃないの?」

光「千佳的にはメタモルフォーゼかと思ってた」

裕美「………よくわからないけど」

智絵里「みんな、楽しそうだね。」

裕美「なんだか、やっていけそうな気がしてきました、アイドル。」

智絵里「私も…うん。みんなと、プロデューサーさんがいれば、大丈夫だよね」ニコッ

智絵里「そのためにも、もっといっぱいレッスンしなきゃ!」

>>13正解


*
アタシたちがレッスンをしている間も、Pはアタシたちのために東西奔走してくれていたらしい。

段々と、アタシたちは「お仕事」をし始めた。
写真を取られたり、知らないビルの会議室に一緒に行ったのはそのためだったんだな。

例えば、千佳は子供服のモデルや、子役としてドラマのエキストラ。

裕美はドラマや舞台が中心なんだけど、ティーン向け雑誌で
手作りアクセサリーのレシピを書いたりしてるらしい。

智絵里さんはドラマのオーディションをたくさん受けている。
個別に歌唱力のトレーニングも受けているので、もしかしたら
CDデビューも目前かもしれない。

しゅがーさんはPも驚くほどブレイクした。
いきなりローカルTVのレギュラーを貰って、しばらくも経たないうちに
深夜のバラエティで地方アイドル枠としてゲスト出演。
しゅがーさんのキャラクターもさることながら、
モノマネカラオケ大会でいきなり演歌を歌ったのが受けたらしい。
ちひろさんから録画した番組を見せてもらったけど、とても似合っていた。
ちひろさん達は大笑いしてたけど…。
今じゃいろんな番組で引っ張りだこだ。

そしてアタシは…。



*事務所*
光「あ、アタシがライダー!?」

P「―――――」アセアセ

光「いい、どんな役でも構わない!ヒーローになれるんなら!
え、これから打ち合わせ?」


*O泉T社会議室*

TP「南条さんには、二号ライダー・リヒトになって頂く予定です。
ただし女性ライダーではなく、あくまで男の子としての役柄となります」

SP「コンセプトは変身するヒーロー」

光「?ライダーは元々変身してるんじゃ」

SP「その前に、大人に『変身』するんです。
一号ライダーは20歳前の少年を予定していますが、二号ライダー――南条さんが演じる予定の役は、10代の少年から20代の青年に変身して、さらにライダーに変身しなくてはならない。
そうした制約、縛りを持ったライダーになります。名前は…」

光「―――面白そう!」

TP「おおまかな脚本は後ほど渡しますが…南条さん、引き受けていただけますか」

光「もちろん!」

P「――――」ゴニョゴニョ

光「うん、大丈夫。」b

光「きっとアタシが男としてライダーになったら、センセーショナルに
騒がれるんだろう。それをPは心配してくれてるんだろ?
でも、アタシはヒーローになるのが夢だから。

光「それに、むずかしい仕事ほど燃えるんだ!アタシがやらなきゃってね!」

*

シャンゼリオン要素はタイトルだけなのか……?


*撮影所*

光「今日はいよいよ撮影の日だ!」

光「しゅがーさんが言ってた…挨拶は大事だ、ってな」
光「そういうわけで共演者の楽屋前に来たんだけど…なんて読むのかな。
 ザイマエ?」

???「アンタ、相変わらずバカなのね!」

光「…レイナ?!」

光「久しぶりじゃないか!学校にも来ないから心配……
 あれ、でも、なんでいるんだ?」

麗奈「見ればわかるでしょ!アタシもアイドルになったのよ!」

光「そうなのか!」ガシッ

光「嬉しい!レイナがいるなら安心だな!
 ってことはもしかして、レイナもライダーに出演するのか?」

麗奈「そうよ。先に教えておいてあげるけど、この楽屋は財前時子様が使ってるの!」

麗奈「くれぐれも失礼のないようにするコトねっ」

光「ありがとう、さすがレイナだな!」

麗奈「……一つ、聞いていい?」

光「なんだ?」

麗奈「台本呼んでよくわからなかったんだけど、アンタってどういう役なの」

光「聞いて驚けっ。
 アタシは、普段はサッカーを愛する普通の中学生なんだ。
 でも、ある日輝く光に打たれて覚醒する。
 それで正義の味方としての力を手に入れて、悪の組織DNAに立ち向かうんだ!」

光「ただ、一号と違って色々制限がある。
 最大の欠点は、中学生のままだとライダーになれないってことだ」

麗奈「ああ、それで天道って人が出てくるの」

光「そう。アタシ――っていうか、俺の、10年後の姿。
 大人になってから、ようやくライダーに変身できるようになるんだ。
 その覚醒した姿を、天道さんって人が演じてくれるんだ」

麗奈「つまり、アンタってヒーロー未満ってことじゃない。プッ」

光「制限の理由まではわからないからな…。そうかもしれない。
 でもいつか、『俺自身』で戦える日が来るって信じてる。それに…」
 
光「『大きくなってかっこいいヒーローになる』っていう夢が叶えられたんだ。
 今は、それだけで嬉しい!」
 
麗奈「あっそ。無駄なアガキになるけど、せいぜい頑張りなさい。
 視聴者の注目はこのレイナサマがぜーんぶかっさらうんだからッ!」

時子「…うるさい」

麗奈「あっお姉さま!ごめんなさいッ。
 すべてはこの光が!」

光「お姉さま…?」



*別の楽屋*

光「こんにちはっ!南条光です!」

天ヶ瀬冬馬「ああ、お前が南条か。俺は天ヶ瀬冬馬。ライダーフィンスター役だ」

光「一号ライダーだな!よろしくおねがいします!」

冬馬「相方はまだみたいだな。ま、よろしく。」

光「相方?」

天道輝「お待たせ!俺の名は、天道輝。アイドル界の一番星になる男だ!」
輝「事務所は冬馬と同じ315プロだぜ」

光「おおっ!ならアタシは、アイドル全員と友達になる!」

輝「おっ、なんだ、わかってるな南条ちゃん!」

光「な、南条ちゃん?」

輝「あれ、そこは笑顔で返すとこじゃない?スマイルスマイル!」

冬馬「…お前は黄色じゃないだろ」

輝「スッゲー!通じてる!

輝「冬馬も特撮好きだったんだな、知らなかったよ!」

冬馬「べ、別にそういう訳じゃねえし…」

光「アタシ、ベルトをたくさん持ってるんだ!天道さんはなにか持ってる?」

輝「ふっふっふっ、おにーさんを舐めちゃいけないよ。俺はパーフェクターも持ってるぜ!」

光「す、すごいっ!」

冬馬「それ、ベルトじゃねーじゃん」

輝「なんだ、俺達気が合いそうだな。うまくやっていこーぜ!」

光「ああ、よろしく!」


*

一応、天ヶ瀬冬馬(17)→http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4994199.jpg
天道輝(28)→http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4994195.jpg

他のアイドルの画像はいいよね

天の道を行き総てを司る男が出ると聞いて

本日分ここまで。
ここまで来ていうのもなんだけど、シャンゼリオンをパロってるのは終盤だけです。
明日副業が終わったら再開する。

てんど…ガンバロンもいると聞いて

シャンゼリオンはライダーじゃねーよ

>>1
こっちのスレを依頼だしてるけどいいの?

再開


*撮影――Tセンタービル前*
冬馬「くっ、このままじゃやられる…」

麗奈「アーッハッハッハッ!正義のヒーローも形無しね!」

時子「無様ね。そろそろ遊びも終わりよ」

光「……このままではフィスターがやられてしまう…」
光「2分30秒しか戦えないけど…ここはやるしかない!」

光「変身!」トウッ

輝「待てっ!」

冬馬「お前は…まさか」

麗奈「な、なによアンタ!そんな高いところから!」

輝「光る正義、輝く情熱、」

輝「ライダーリヒト!見参!!!」

冬馬「お、お前が…リヒト」

輝「俺はピンチに必ず現れる」

輝「変身!!」トウッ

輝「今助けるぜ、相棒!」

時子「…またアンタ?雑魚に興味はないの。
 あなたたち、やっておしまい」プイッ

麗奈「おねえさまの命令よ!行け、戦闘兵!」

輝「受けて立つぜ!
 熱血ゥー、アタック!」ザシュッ

*

***

レイナ「ヒカル、ヒカルっ」

ヒカル「……ああ、レイナ。ごめん、また眠っていたのか。」

トウマ「お前、大丈夫か?」

レイナ「疲れてるのよ。…仕方ないじゃない」

ヒカル「夢を見ていたよ。」

レイナ「夢?」

ヒカル「夢の中で、私はアイドル…いや、ヒーローになっていたんだ。
 子どもにも大人にも人気のアイドルだったな」

トウマ「アイドルねえ。想像つかないな」

ヒカル「私もだよ。元気で、前向きで、ちょっと抜けていて。
 そうそう、レイナとは仲が悪かったかな。」

レイナ「元気なヒカルか。ちょっと見てみたいな。
 アンタ、クールってほうが似合うものね」

***

*

光ちゃんの初出演番組は、話題騒然のヒット作となりました。
事務所でも大人気で、光ちゃんはここでも人気者です。
千佳ちゃんが教えてくれましたけど、クラスでも大人気だそうです。

少しハスキーな光ちゃんの声や、凛々しい立ち振舞いのせいか、
初めて光ちゃんを知った人は、設定通り男の子だと思ったみたいです。
光ちゃんはそれを聞いて嬉しいと喜んでいました。…よかった。

私、緒方智絵里も、ゲストとして出演することができました。
一話だけなのに、私を知ってくれる人も増えました。
…えへへ。嬉しいです。

ただ、光ちゃんが忙しくなって、あまり会えなくなったのが寂しいな…。
記者会見や雑誌のインタビュー、地方ロケ、本編と同時進行で映画の撮影。
事務所のホワイトボードは、光ちゃんの段だけいつも真っ黒です。

でもやっぱり光ちゃんは嬉しそうで楽しそうで…
わ、私もがんばらなきゃって思います。
それに…………Pさんが一緒ですから、大丈夫ですよね。

*


*

光「ライブ!?」

裕美「単独…ですか」

千佳「すごーい!」

心「さすがプロデューサー☆はぁと、信じてた♪」

智絵里「はぅ…き、緊張してきました…」

光「みんなで歌えるんだな!この時を待ってたんだ!」

智絵里「で、でも…光ちゃん、忙しいんじゃ…」

光「大丈夫、ライブの頃には撮影も終わってる。
 それに、みんなの夢が叶うんだ。忙しいなんて言ってられないよ!」
 
心「だいじょーぶ☆はぁとが光ちゃんの分まで歌って踊るぅ」

千佳「あ、千佳も!」

裕美「え…冗談、だよね?
 ……光、あなたの足を引っ張らないよう、私も精一杯がんばる」
 
光「あはは、じゃあ、アタシも皆に負けないようにがんばるよ!」



***

ヒカル「たくさんの仲間にも囲まれて、学校に行って、とても楽しそうだったよ。
 なんだか、こっちまで幸せになれた」

トウマ「願望、かもな。
 お前たちは、青春のすべてを訓練に捧げてきた。」

ヒカル「冬馬もだろ。そのことに後悔はない。」

ヒカル「ただ……。夢の中で私は、大人に変身していた。
 大人になると強くなって、どんな強い敵でも倒すことが出来るんだ。」

ヒカル「それを見て思ったよ。私がもっと大きければ、もっと強ければ…」

レイナ「ヒカル…」

レイナ「そんなことない。ヒカルは十分、頑張ってきたじゃない。」

ヒカル「ありがとう、レイナ。」



*撮影所*

麗奈「ちょっと光、大丈夫?」ユサユサ

光「うん…あ、麗奈。ごめん、なんか眠かったみたい」

冬馬「ホントか?水飲めよ」

光「ありがとう、冬馬さん」

冬馬「こんな時に限ってアンタのPがいないからな…」

光「今はライブの準備で忙しいんだ。
 Pさんを呼ばないでくれてよかった。もう、大丈夫だから」

麗奈「仕事は体力が基本よ。なっさけない」

光「あはは、本物の麗奈だ」

麗奈「な、何言ってんの?」

光「夢見ててさ。その中で、麗奈が妙に親切だったんだ。
 アタシのこともすごく心配してくれて」

麗奈「ばっかじゃないの。そんなわけないじゃない」

冬馬「よく言うぜ。さっきまでお前、南条のこと心配してたじゃないか。」
 
麗奈「はあっ?!」

光「そうなんだ、ありがとう」

麗奈「なっ…ふ、ふん!アタシの心はひろぉーーーーっゲホッ、
 ひ、広いからね、愚民の気遣いくらい当然よ」

光「そうだなっ。アタシ、麗奈と一緒に仕事が出来てよかった。」

麗奈「見てなさい、そのうちアンタなんか追い抜いて、レイナサマが
 世界一になるんだから!
 その時は、ちょっとくらいアンタたちと親しくしてやってもいいわよ」

光「本当か!やった!」

冬馬「先に世界一になるのは俺だけどな」

光「冬馬さんまで。えー…じゃ、じゃあ、アタシは日本一の私立探偵になる!」

冬馬「…それは止めとけ、歌唱力が…ゲホッゲホッ」

スタッフ「本番入りまーす」

一同「はーいっ」


***

トウマ「邪魔して悪いが、敵さんのお出ましだぜ」

ヒカル「ああ。行こう、レイナ」スッ

レイナ「ええ。」ガチャッ

ヒカル「変身!」

トウマ「変……身」

*

この光さん死にそう…


 *某玉ねぎ館、関係者席*
 
冬馬「なんだ、結局来てるんだな」

麗奈「げっ。」

輝「相変わらずなあいさつだなあ。」

麗奈「アタシはおねえさまの付き添いで!」

輝「はいはい。南条ちゃんのライブだもんな。
 見ておかないと損だもん」
 
冬馬「アンタこそ、来るとは思わなかった」

時子「私、私の気分を害さない子には優しいのよ?」

冬馬「へ、へー…」

輝「お、もうすぐ始まるな」

冬馬「なんだかんだ言って一番ブレイクしたのがアイツだからな…。
 約束したとおり、最高のライブ、見せてくれるんだろうな?」



*某玉ねぎ館、舞台裏*

千佳「い、いよいよライブ本番…」

智絵里「ど、どうしよう…。声が少し震えちゃうかも…」

光「大丈夫!みんな頑張ってきたんだ。
 今こそ、そのチカラを合わせよう!」

裕美「…そうだね。来てくれたファンのためにも」

智絵里「……うん。プロデューサーさんのためにも」

千佳「わかった!らぶりーちかの本領発揮だね!」

心「そうそう。それでオッケー☆」

心「じゃ、皆で声を合わせて、せぇの」

全員「スウィーティー♪」


***

レイナ「倒しても倒しても…くっ」

ヒカル「まずいな…トウマとはぐれてしまった。
 それにコイツら、私達をどこかへ誘っているようだ…」

ヒカル「だが、文句も言っていられまい…そうだ。」

ヒカル「熱血―――アタック!」ボムッ

レイナ「な、アンタ頭おかしくなったの?!こんな時に!」

ヒカル「夢の中の私を真似てみたんだか…中々、いいかもしれないね」

レイナ「はあっ?!」ファイヤー

ヒカル「元気が湧いてくる。」シュタッ

ヒカル「ライダーキック!」

レイナ「ヒカルが本格的におかしくなった…強いけど」ボムッ

ヒカル「このくらいしないと、やっていけないよ」

レイナ「……………」

ヒカル「誰も言わないけど、わかってる。
 もう、日本は…地球は、おしまいだって」
 
ヒカル「みんなと戦ってる時は、楽しかったな。
 チエリさん、チカ、ヒロミ、シンさん…ふふっ、こう呼んだら、また怒ってくれるかな。」

レイナ「…まだ、アタシがいるわ」

ヒカル「ああ。わかってる。レイナはずっと、私の傍にいてくれた。
 ずっと…………」

レイナ「…っヒカル、危ないっ」

ヒカル「レ……」

ヒカル「レイナーッ!!」



ヒカル「長い眠りから覚めたひとりのアイドルが、今歩き出す!」

ヒカル「その名は南条光!!」


    ***終***



ヒカル「長い眠りから覚めたひとりのアイドルが、今歩き出す!」

ヒカル「その名は南条光!!」


    ***終***

SOMEBODY LOVES♪
ということで、これにて終了。
シャンゼリオンは怪作。

光のダイマのつもりだったけど力不足だった。
スレ立てからなにからミスしまくりで申し訳ない。精進します。

>>25
ありがとう!助かった!改めて見てもみんなかわいいな!

それから先に立てたスレに書き込んでくれた人、
このスレでツッコミくれた人、ありがとう。
ゆう…じゃなかった、しゅがーさんをよろしく!


光に出番が増えますように。艦隊組めるようになりますように。
ついでにSideMの再開が早まりますように。


改めてHTML化依頼してきます。

二重投稿してる…。最後まですみません。

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