南条光「進化する絆」[R18] (134)

信じる気持ちが絆になって、
触れ合う気持ちが友情になって、
交わし合う気持ちが信頼になって、
空を見る眼差しが尊敬になって、

……そして今、アタシは彼を何だと思ってるんだろう。

ただ絆だったはずの物が、何時しかアタシを見てくれないとよぎるだけで不安になって。

友情だったはずの物が、彼を想うだけで切なくなって。

信頼だったはずの物が、失うことを怯え始めて。

尊敬だったはずの物が、……妄想で汚しちゃうぐらい、隣にいてくれる人であって欲しくなって。

その気持ちの名前が、何時まで経ってもわからなくって。

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「P、いいかな」

「光?」

キッカケに頼ることすら出来なかった。

たった一つ確かな物、ネジを撒き散らしながら突き進む激情だけを握りしめ、彼に相対する。

ただ二人きりになれた時間を選んで、訪ねた。

彼に抱きついたのは、そうしなきゃいけないと思ったからだ。


「光……それは……」

「わからないんだ。……恐いんだ! 自分が自分じゃなくなるだけじゃない。胸が痛くて、些細なことで涙が出て! ……教えて、欲しい……」

言葉なく、唇に返事が重なる。

腕に抱かれると、自分がどうしても小さいんだと知らされる。

「……ダメなんだがな」

「んちゅ……P、P……?」

腰に巻き付いてた手がお尻に伸びる。

大きくなってきたお尻を、ズボンの上から捏ねられた。

普段からは想像できない切羽詰まった指使いが、積極的な風で凄く嬉しい。

甘く触れ合うだけのハズだったキスは、何時しか舌を絡め合うそれにフォームチェンジ。

粘膜を巻きつけ合う、気持ちいいオトナのキスで胸が破裂しそう。

息苦しさの極致に達して唇を離すと、二人の間に銀の橋が架かった。

「……光、本当にいいんだよな」

名残惜しく別れた口から、最終確認が問われる。

その震える声が、彼もまた抑えきれない心を抱いてると教えてくれた。

「……アタシはヒーローだ。嘘は、吐かない」

シャツを脱いで、ブラをあらわにする。

こんなことがあるかもしれないと思って、何時もは使わない普通のブラを着けてきた。

スポブラよりも実用性に劣るけど、……ちょっとだけ可愛い、女の子の為のブラジャー。

戻れない分かれ道に右か左、選ぶのを彼に委ねてしまうぐらい、心が止まりそうに恥ずかしい。

進化し続けた気持ちの正体が、今わかってしまう、かもしれない。

とりあえずここまで。リクエストありで適度にヤッてきます


「綺麗な髪だな。ずっと、触りたいって思ってた」

髪を温かい手で梳かれると、頭皮から背中がぞくぞくする。

黒髪を褒めながら胸を揉みしだく彼の息は、荒くって悲しそう。

初めて彼で自分を慰めた時に似た罪悪感を、彼も抱いてるんだと思う。

けど、これからするのは空想となれ合うごっこ遊びじゃない。

「年の離れた妹とか、娘みたいに思ってた。……けど」

ためらいを振り切るみたいに、ブラごと胸が絞られる。

彼の中でも気持ちが変わり続けていて、アタシも変わってしまってて……

これまでが相棒で、親子みたいな関係だとしたら、これからはどうなっちゃうんだろう。

男と女、になっちゃうんだと思う。

互いを近くに感じたくって、触れ合うと胸がときめいて、一つになるまで溶け合いたいと望む二人に、……これからなる。

親子じゃできないことを、いっぱいするんだ。

「あ、あんっ♪ なら、もっと早く告白するべきだったかな? ……ひゃうっ!」

「光は乳首まで可愛いんだな。ブラの上からなのに、こんなに敏感でさ」

「んっ! ……おっぱいだけなのに、こんなに気持ちいいのかぁ……?」

彼に触って貰ってるのが嬉しくて、気持ちいい。

尊敬する人に欲望をぶつける苦しさを分かち合ってくれる人に『可愛い』と言ってもらえることが、一番嬉しい。


「もっと、気持ちよくしてやる」

彼にズボンを脱がされて、その下のショーツ越しに彼の指が触れる。

もうすっかり勃ってるクリトリスを布地で擦られて、頭がバチバチ弾けてく。

その快感は自分で擦るのとは桁違いで、爪で先端を引っかかれただけで軽くイきそうになる。

おまんこは期待に震えてお汁まみれで、大陰唇に張り付いてその形になってる。

「ひゃ、きゃぁっ……! ふぅーっ……ひっ!」

「このままじゃ光、ノーパンで帰ることになりそうだな」

「ズ、ズボンだから大じょ……うぅんんっ!」

ぐしょぐしょのショーツに指が差し込まれて、ぷにぷにの丘を開かれる。

布一枚しか守りがない膣内を二本指に抉られて、奥に隠れてた熱い愛液をどろっとかき出された。



「そ、そろそろ……その、見たくないか、P」

本気になって渦巻く熱を絡ませ合いたくて、アタシなりの誘い文句を述べる。

早くおまんこを見て、……興奮したのなら、おちんちんをここに入れてみないか、と言ったんだ。

彼と出会った頃のアタシが聞いたら、きっと卒倒するような言葉だ。

お前は職場の同僚を相手に何を考えてるんだ、自分のやってることが恥ずかしくないのか、と説教されてると思う。

恥ずかしい。もうこのまま頭に血が上って死にそうなぐらい恥ずかしい。

心臓は速く大きく高鳴りすぎてて、部屋の外の人にまで鼓動が聞こえてしまいそう。

「光が見せたいなら、見たい」

身を投げる覚悟の返事は、ちょっとどころじゃなく意地悪だった。

リードしてくれ、なんて甘い考えは捨てるべきなのかもしれないけれど、初めてエッチをする人間に『自分からおまんこを見せろ』なんて、ハードルが高くないだろうか。

……そう思ったけど、彼の目を見て考えを改めた。

彼だって、怖がってる。これまで娘だと思ってたアタシと、本当の本当にエッチしちゃうんだって、怖がってるんだ。

自慢じゃないが、彼にはたくさん大事にして貰ったと思ってる。

大事にしてきた物に、自分の欲望を押しつけて、汚すのだから……それが悲しくないわけがない。

大丈夫。その気持ちを分かち合おうって、とっくに決めたじゃないか。

彼のためで、自分のためにすることだ。なら、それは簡単なことだ。

一緒に手を取り合えば、きっと乗り越えられる。

なら、まずアタシから手を伸ばそう。

「……見て、欲しい。アタシの、……全部……」

ずるずるずるずる……と引っかけながらショーツを降ろし、すっかり火照ったおまんこを彼に見せた。



Pの視線が割れ目に突き刺さって、それだけでヒクヒクと痙攣してしまう。

こんなのずっと繰り返してたらそれだけで興奮で死んじゃいそうなのに、アタシ達はまだ見せ合いっこしかしてないという事実で卒倒しそうになる。

まだ、この続きがある。それが期待と不安の両方を加熱させた。

「ど、どう、かな? 変なところとか無い?」

「無い。……綺麗だ、光」

ごくり、と彼が生唾を飲んだ。どうやらお世辞では無いみたいだ。

「おっぱいが大きいし……お腹はもうくびれ始めてて、尻も丸くって……肌は白くてすべすべで……」

ザラザラの掌でなぞられながら、アタシの身体を隅々まで評論されてしまった。

「え、えっちだぁ、P……!」

「ああ。光が可愛すぎて、こんなになっちまった」

カチャカチャ忙しない音を立て、彼のズボンがずり落ちる。

そして現れたのは、象の鼻みたいなでっかい大人のオチンチン。

長い肉色のそれは古い大砲のように黒ずんでいて、紫の血管が外からでもわかるほど脈打ってる。

グロテスクで、生臭くて、熱を放つそれの先端で、ぬらぬら粘液が漏れ出てる。

それがまるで、飢えて涎を垂らしてる怪獣のようにすら見えて、怖くなって後ずさってしまった。


「このままじゃ入りそうにないから、少しヌいてくれないか」

怯えに気付いてくれた彼が、これからエッチをする為の作戦を出してくれた。

『ヌく』の意味はよくわからないけど、射精したらオチンチンがちっちゃくなることは、性教育で習ってる。

「手で、こすればいいのか?」

「頼む」

言葉とともに、オチンチンを顔の前に押し付けられた。

ツンとするアンモニア臭が混じった獣の臭いが、むわぁ、と鼻先で立ち昇る。

一緒にいると感じる彼の臭い、それが何倍も濃くなった臭いが鼻を満たして、それだけでむせてしまいそう。

そんな物が目と鼻の先にあるせいで、頭の中がしびれてきた。

だんだん頭が朦朧としてきて、考えがばらばらとほどけ始める。

……ケガさせないようにしなきゃと思いながら、誘われたようにモノをねろっと舐めた。


「っ! ひ、光」

「ん……」

どうしよう、舌先がビリビリとする。

昔、間違えて白ワインを舐めてしまった時に似たあの感触が、舌先から頭まで響いてる。

怖いって気持ちを押し流すほどその痺れは甘くって、取り憑かれたようにオチンチンを舐め始めてしまった。

違う、逆だ。舌をオチンチンに舐められてる気がする。

彼のモノが放つ臭いが、アタシを重力みたいに吸い付けてるんだ。

舌先で裏筋を舐めたり、鈴口を舌先でこじったり

まだ口に含むことは出来ないけど、精一杯色んな所を舐め回す。

その都度彼がピクピク震えるのが、気持ちよくさせてあげられてると実感できて、ちょっとだけ楽しい。

鈴口でまた流れてきた半透明な粘液を唇で拭う。

傘みたいな部分だけ唇で包んでふみゅふみゅとすると、耳に入る彼の息遣いがどんどん荒くなってきた。

熱い呼吸に重ねるみたいに傘の舌を絡めると、オチンチンがビクビクと震える。

ちょっと勇気を出して唇を突き出してじゅうっと吸い取ると、その瞬間にぶるっと震えて射精された。

驚いて唇を離したけど、それで放精が終わるはずがなく、残りの精液が顔に次々かかった。

「ぷえっ、えほっ」

中にも外にも出された量は膨大で、味も酷いものだから床へ吐き出してしまった。


「わっ、すまん……出そうな時に言うべきだった」

「えふ、えふ……あ、ああいやっ、アタシちゃんと聞かないでオチンチン舐めちゃったし! こっちこそごめん!」

なぜか少しだけ冷静になって、漫才みたいに謝りあう。

鼻のまわりから口に垂れた精液を口に含むと、苦くて酸っぱい不思議な味がした。

美味しくはないけど……このドロドロしたものが、彼の精子の味。

オチンチンからおまんこの奥に放たれて、卵子と結びついて赤ちゃんを作るための液体の味だ。

正直損したと後悔するぐらいまずいネバネバを舐めて、言いようがないほど高鳴ってる。

呆然としながらドキドキしてるアタシの顔を、彼のハンカチが掃除した。

「可愛い顔を臭いので汚しちゃってごめんな」

「だ、大丈夫だっ、問題ない! それに臭くないぞ!」

「え……そうか?」

「昔よく遊んでた神社の樹の花の匂い……そうだ、栗だ! 栗の花みたいな!」

「そ、そうだな」

理由は分からないけど気が抜けてしまった彼を見て、アタシも安心する。

「……待って、可愛い、と言ってくれたのか?」

「ああ、言った。光の顔は可愛い」

「……えへへ。ありがとう」

やっぱり、彼にそんなことを言われると、顔が火照っておかしくなってしまう。

彼の顔を見られなくなって、視線を逸らした。その先には、彼のオチンチンがあった。

そしてそれは、確かに少しは小さくなっていたけど、まだ元気いっぱいに張り詰めていた。

とりあえずここまで。子作りまでちゃんとやりたいと思ってますが、とりあえずまずは処女喪失まで。

再開します


課題提出、五日目。

メール曰く、これまでで課題は殆ど終わったので、今日からは自由補修とするらしい。

ただ、するかしないかを選択させるのは、自分から決めて欲しいということだと思う。

何より、課題を引き受けて欲しいと思ってなければ、新しい玩具なんか寄越さない筈だ。

そう推測したので、課題に挑むことにした。彼の為だけじゃなく、……自分の為にも。

課題の支度を済ませて外套を着込み、寮からバスに乗って移動した。

それから数十分で訪れたのは、学校の近く。

アイドル活動を契機に転校した、アタシの学び舎だ。

課題の一環で変装をしてるので、南条光がここにいるとバレるのは考え辛い。

けど、万一は常に存在するし、アタシの変装術では、絶対の保証の方こそ有り得ない。

不安に揺れながら校舎の周辺を散歩してるいると、草の匂いが濃い突風が吹いた。

その青臭い風は外套の裾を踊らせて、その下の秘密を一瞬だけ暴いた。

膣からふとももに向けて生えたケーブルとバッテリー、内股から脚に向けて滴る愛液。

いやらしく気持ちよくなる性玩具以外、下には何も身に着けてないのだ。

こんなのを見られるわけにはいかないから、当然、慌てて外套を抑え込む。

だが、慌てて身体を動かした事実だけは隠せない。

その忙しなさは間違いなく不自然で、放課後練中の野球少年が一瞬こちらを見てきた。

(や、やばい……あいつ、クラスの男子じゃないか……?)

挨拶したり消しゴムを貸したりする程度の面識しか無いが、アタシを知ってる人に、見られたかもしれない。

もし変装がバレたりすれば、翌日から学校の噂になること間違いなし。

アイドルが露出散歩に出かけてるなんて流出したら、人生は一環の終わりだ。

仮にこの事実をかれが秘密にしたとして、オナニーのオカズにされるのは確実だろう。

外套とローターだけの格好で露出してる変態に昂奮して、がちがちオチンチンから精液発射するんだろうか。

淫乱女を公衆トイレに連れ込んで、子作りレイプする妄想で抜きまくるんだろうか。

もちろん、バレてない可能性もある。

けど、羞恥に炙られた頭は妄想漬けで、外套の下では湿気た淫臭が籠もっていた。

風に撫でられてざわついてるおまんこに、突き刺さるような快感が走った。


「くひゅっ……!」

かすれた艶声は抑えられたけど、それでローターが停止することはない。

絶頂したがりをよがらせる使命に燃えた性玩具は、電源が活きる限り震え続けるのだ。

その震えは入り口を揺さぶることで性感に変換されて、甘痒さが太股を脱力させた。

歩行が困難な程力が抜けて、電信柱に寄りかかった。

肩で息しながら立ち止まってると、びちょ、と重い音がした。濃い愛液が垂れ落ちたのだ。

幸い、こぼれた場所には犬の小便の跡があったので、目立つことはないと思う。

けれど、もしここ以外の場所で休んでたら、愛液泉が残ってたのだ。

全身が恐怖と快感で震えていて、鼓動はそれしか聞こえないほどばっくばく。

それでも立ち止まる訳にはいかなくて、子鹿みたいな足取りで歩き出した。

失神寸前で辿り着いたのは、中学校の近くの市民公園。

今回の課題は露出徘徊をすることじゃない。その事実を撮影することだ。

撮影場所を求め、男女仲良くヒーローごっこしてる子供達を尻目に公衆便所に向かった。

「……うそ」

けど、女子トイレは事故があったのか閉じられていて、入ることが出来なくなってた。

このままじゃ、課題が終わらない。そうでなくても、アタシは個室が欲しかった。

イきたかったのだ。一回じゃ全然足りないのだ。

ローターを引き抜いてクリに当て、甘痒さの針が刺さる感覚を楽しみたい。

欲望の呼び水でしとどに濡れて、涎を垂らすおまんこを全力でかき毟りたいのだ。

「おにーちゃん、だいじょーぶかいっ! 困ってない?」

性欲で濁った思考が、女の子の声でクリアになった。

その子供はヒーローごっこをしていた子で、振る舞いからレッド役だとわかった。

「あっ……うん。大丈夫だよ、困ってる人に声を掛けられて偉いねっ、ひぅっ♡」

話してる最中にも小さく絶頂を迎えて、また声が甘く震えた。

女の子はこちらの様子には興味がなさげで、「困ってる人を助けて上げるのは当然だもんっ!」と胸を張っていた。

「えへへ、かっこいいな。じゃ、地球の平和は君に託した、ぜ、っ、ぇっ♡」

「ばいばーいっ!」


全力で手をぶんぶん振ってる彼女に手を振り替えし、アタシはある決断を下した。

――おにーちゃん、か。

外套にはフードが着いていて、長い髪はその下に隠している。

子供の頃は年上の人はみんな大人に見えたし、なら自分が男子に見えても変じゃない。

なら、大丈夫、だよね。

自分に甘すぎる解釈が次々と連なり、夢遊病の様にふらふらとトイレに入った。

女子トイレは開いてない。けど、男子トイレは開いてた。

トイレには既に利用者がいて、ごそごそとトイレットペーパーが巻かれる音がした。

その人の利用が終わるまで、一つの場所に留まる訳には行かず歩き回る。

満足げな顔をして個室から出た男性は、怪訝そうな顔でアタシを見てきた。

その男性が去っていったのを見送り、鏡の前に立って、外套のボタンを外していった。

誰かが来る前に済ませなければ。使命感を持った指が働いて、鏡に裸体が晒された。

鏡の女の顔は真っ赤で、肌は発情して桜色。

前から見えるほど肉付いたお尻は愛液でてらてらで、自分の身体なのに桃みたい。

ケーブルが生えたおまんこは滝が流れてて、雌の匂いをまき散らしてる。

連日オナニー三昧だったからか、むっちりしてた胸は心なしか肉が膨らんでる。

その先端、乳頭は上向きに勃起していて、触られたがってびっきびき。

そんな、全身でセックスされたがってる格好を、あろうことか男子トイレで晒してた。

もしこの瞬間に誰かが訪れたら━━━背中は外套で隠せても、鏡が全てを映すだろう。

強姦されたって文句言えないぐらい下品だし、通報されることもあり得る。

早く済ませようとアプリを立ち上げた時、外からガヤガヤと声がした。

その音の群が進入する前に、アタシは個室へ逃げ込んで鍵を掛けた。

誰が訪れたかはわからないが、同年代で、いわゆる連れション仲間なのは理解できた。

今度は怪しまれることは無かったぞ、と便座に座って深呼吸。

外套のボタンを締め直し、全裸よりはマシな格好に戻った。


「やっぱ雫ちゃんだよなー」

個室の扉の向こう、その左側から男子の声がした。

「殺人的なでかぱいっ! 挟まれるならアレっしょ!?」

「うわ出たよ、おっぱい星人……」

左の男子を、真ん中の男子が窘めた。

「通はまゆちゃんさんの慎ましパイを選ぶ……!」

「お前ら胸の話しかしてねーじゃん!」

二人に突っ込む声が右側から聞こえた。

「じゃあ、お前はアイドルなら、ぶっちゃけ誰とヤりてーの?」

「愛海ちゃん。恥丘を登山して征服したい」

「「お前も胸かこのロリコン!!」」

「同い年だろ!?」

その会話を聞いて背筋が震えた。どうやら扉の向こうの三人は同級生らしい。

「同い年ってんなら……B組の南条、あいつはどうよ? アイドルだろ?」

「えー、あいつオタクじゃん」

「けど、身体はなんかエロくね? 体操服とかほら、それなりムネとケツあったじゃん」

「ムリムリ! なんつーかこう、湿度が足りなくね? エロいの似合ねーってかさー」

三人は猥談に花咲かせながら、小便を終えて去っていった。

けれど、アタシは個室から出られなくなっていた。ローターでクリを潰すオナニーに夢中になってたからだ。

「ぅぅっぅっ……♡ ぅぁっ……♡」

漏れ出そうな声を歯ぎしりして噛み潰しても、桃色の声が零れ出る。

充血した淫核を弾いて摘み、ぶるぶる震えさせると快感が止まらない。

一回、また一回と絶頂を重ね、人として積み上げて来た物が崩れてく実感が心地よい。

「いるんだぞ、……身体だけはエロい女が、変態おなにーしながら近くにいた、んだぞっ、ひぃぃっ……♡」

P以外の男に身体を触られるなんて、想像するだけで吐き気を催しそう。

そんな嫌悪感があるのに、指は暴れ回り、ローターはその機能を過分な程果たした。

色情狂の世界から帰ってきた時、日はとっくに暮れていた。

これ以上暗くなったら不審者に襲われると身震いし、一枚だけ撮ってすぐに撤退した。


課題提出、六日目。

今日は何も用意せず、スマホにイヤホンを着けて待ってろと言われた。

指示通り待機する。が、『待て』を守れたのは理性だけで、身体は期待に濡れ始めてた。

約束を破って勝手に盛ってはならないと自制してた時、メールが届いた。

『ビデオチャットをすること』

それが今日の課題だった。

声だけとはいえ再会出来るのが嬉しくて、読み終えるなりチャットアプリを立ち上げた。

《P、こんばんは! 元気にしてるか!?》

《こんばんは、光。絶好調だ。……添削の内容、ちゃんと確認してるからな》

ノイズ混じりの言葉が響き、アタシの背筋を凍らせた。

見られるのは最初からの前提だが、いざ見てると言われるのは恥ずかしかった。

《ああ、えぇと……変じゃなかった、か?》

《すっごくエロ可愛かったよ、光》

電話越しの声が、とくんとくんと胸を鳴らせた。

その震えは彼を欲求する切なさで、息苦しいほど夢中になる感情だった。

乙女すぎる思考が気恥ずかしくて、彼に課題を始めると言われるまで動けなかった。

《えっと、ビデオチャットって、お喋りだけでいいのか? えっちはしないのか?》

《今日はそれは禁止だな。今回はこれだ》

言葉が終わると同時にメールが送られてきた。添付されたURLを開くと、動画ファイルが再生された。

《……これ》

動画には裸同然な水着を着た女が映ってた。

その女は熱を帯びた視線をこちらに寄越し、陰茎の模型を胸に挟んでる。

ぴちぴちな乳房は唾液で汚れていて、てかてか光っていやらしかった。

《『ここにオチンチン突っ込んで、おまんこみたいに犯すこと、想像してね。……きっと、スッゴく気持ちいいから』》

粘っこい水音を立てながら台詞を読み上げる声は、これ以上なくアタシに似てた。

《このシーン、本当にエロかった。光ってこんな表情も出来るんだな》

淫乱女の嬌声に混じって、彼の評価が耳に届く。

その評価の通り、必死に疑似ぱいずりしてる表情は滑稽で、惨めさすら感じさせた。

彼好みに変わりたいと望んだのは自分の筈なのに、身勝手にもアタシは怒鳴った。


《い、言わないでくれっ! ……見ないでっ。恥ずかしいアタシを見ないでぇっ!》

そうは言ったって動画は止まらず、下劣な乳遊びは次第に加熱した。

《『好きにどっぴゅん、いっぱいしてね。おちちまんこ、いっぱい受精させてくれると嬉しいなっ♡』》

紛れもない自分の声が、淫語を幸せそうに読み上げた。

《それと、一昨日のもよかったぞ》

言い終わる前に映像が切り替わった。

映された女は変わらずアタシ。服装は挑発的な黒ビキニと違って、あくまで常識的な可愛いブラジャー。

しかしその行動は可愛くなくて、異常と言い表すことしか出来なかった。

《『見てぇ♡見てぇっ♡きおちぃのぉっ!』》

目は虚ろで舌が出ていて、愛液垂れ流しのおまんこがバイブで滅茶苦茶に混ぜられてた。

本気のオナニーでよがってる女は、知恵を捨てたみたいに狂った痴態を、見られたがって絶叫してた。

――これが、アタシか。この下品な生き物がアタシなのか?

否定しなければならない、こんなのアタシじゃない。

否定の意志が沸き上がった筈なのに、口が開かなかった。

怒りで声が出なかったんじゃない。見入ってしまったんだ。

小陰唇が千切れるぐらいピストンしてるけだものから、目が離せないんだ。

《今日は見てるだけだからな。まさか、オナニーしたりしてないよな?》

ノイズ混じりの声が現実感を取り戻させた。

はっとして自分を見直した。ズボンの股部が変色してて、その上を中指が這っていた。

《今日は禁止だからな》

彼は予測してたのだ。動画による羞恥心で変になると考え、わざわざ再確認したのだ。

《と、当然だ……約束は守る》

オナニーを覚える前なら当然のように言えた言葉が、こんなにも弱々しい。

《ヒーローは約束を守るものだし、こんなので興奮したら変態だものな》

いじわるにこだまする声が、、逆にアタシを煽ってる風に聞こえてならない。

自分に都合よく解釈してるだけだと否定するけど、その思考を甘い掠れ声がかき乱した。

その声の主は自慰に自由に耽っていて、絶大な性感に身悶えしてた。


渦を巻く思考に比例して身体が火照り、快感を甘受したがって獣欲を叫ぶ。

もう何もかもわからなくなって、激情が嗚咽となって溢れ出した。

《……なんで、こんなことするの……? やだよぉ、やだぁ、やめてよぉ……!》

しゃっくり混りの弱気な訴えは、虐げられて出る悲鳴に似てた。

なんでこいつは気持ちよくなっていいのに、アタシはダメなんだ。ずるい憎いこいつも自分なのになんであたしはだめなんだ。

約束を破ってこっそり気持ちよくなる選択もある。けど、そんな半端なオナニーじゃ満ち足りないのだ。

《何でも何も。今日は楽しく動画を一緒に見たいだけだか、な。もう一度言うが、今日はエロは休みだ》

白々しい囁きの、今までは理解出来なかった。理解したくないからだ。

《……お願いだ、P》

言ってはならない、この続きを言ってはならないと喚く深層心理を黙らせた。

言ってしまえば、画面の中のこいつと自分がだと認めることになる。

事実じゃないか。こいつもあたしも、えっちがだいすきなへんたいだ。

《おなにー、させてくれっ! 何されたっていいからぁ! イきたいの! おまんこぐちょぐちょしたいのっ!》

みじめに、涙声で叫んだ。

オナニーしたくて泣いて懇願するなんて、アイドル以前に人間として失格だ。

だから、何だというのだ。プライドじゃイけない、ぽるちおあくめさせてくれないんだ。

《まったく、帰ったらお仕置きだな》

《うん、うん! お仕置きすき! だから、だからぁ!》

《おねだりするんなら、それに相応しい頼み方があると思うんだが》

含むような物言いが、被虐心を撫で上げた。

情けない自分が悲しくて仕方ないのに、言葉を読み上げる舌はすらすらと走った。

《あたしは、えろ動画で発情しておなにー我慢出来なくなっちゃう、だめだめな変態ですっ♡ だからぁっ、だめまんこハッスル女に、おなにー許可くださいぃっ!!》

《いいぞ》と彼が言い切る前に、欲望に突き動かされた指が独りでに動いた。

《ひぃぃぃぃっっ♡ きたァ! はいってきたァ♡》

ちょっと立って箱を漁ればバイブが有るのだが、選り好みする余裕なんか無い。

指では満足出来ないとわかりきってるが、強引に突っ込んで膣内で暴れさせた。


最初は二本だった指は三本、四本と数が増して、気付けば拳が入りそうになっていた。

《すっごい声だな。そんなにオナニー気持ちいいのか?》

《うん、うんっ♡おにゃにーしゅっごくきもちーのっ! くちょくちょびらびら、すごくしゅきっ♡》

《まったく……そんなにオナニーで十分なら、俺、いらないかな?》

《やだやだやだァ! Pいなきゃやだっ! Pが一緒じゃなきゃやだなのぉ!》

子供みたいに泣き叫びながら、陰唇を千切れそうな程引っ張った。

日本語とは呼べない嬌声が動画と同調し、共鳴して快感を奏でた。

またこうなっちゃうんだ、キモチイイに流されるだけのアタシになっちゃうんだ。

変態と罵る声が心地よい。

もっと叱って、罵倒して、下品って言って。

片方の手を丸ごと突っ込み、もう片方の手でお腹を圧迫した時、一際大きな波が走った。

《ほひぃぃいぃぃぃいっ♡》

《うわ、ずいぶん盛大にイったな。もしかしてポルチオ開発、上手くいったか?》

《イったぁ♡ ぽるちおあくめ、たぶんできましたぁ♡》

《偉い偉い》

生徒をあやすみたいに褒める言葉が、何よりも甘美に脳髄へ沈む。

それがなおあの絶大な開放感への欲求を昂ぶらせ、果て知らずの性感へと昇らせた。

《『イきましゅぅっ♡イく、イぐっ、っぃひぃっぃい♡♡♡』》

動画の女が長く尾を引く雄叫びを上げたのに引きずられ、アタシもまたイった。

大波に浚われるような無力さと、全身が悦びにうち震えるこの快感。

身体も心も溶け合って、彼と自分以外全てが虚ろ。

一番愛してる男の言いなりになる幸福感。

現実と夢の垣根、その概念そのものが無価値になって、その幸せにうち震えてた。

《どうした、イく時は宣言するんじゃなかったのか?》

《ご、ごめんなひゃい……♡》

《ちゃんと言え。ふざけてるのか》


エクスタシーが抜けずに働かない耳でも、声に怒りが潜んでることは理解できた。

アタシは電話の向こうの彼に向かって、額を地面に擦り付けるような気持ちで話しかけた。

《ごめんなさい……ゆるして、ねぇ……?》

《んー……じゃあそうだな》

彼が条件を述べようとしてる間に、惚けた声が割って入ってきた。

《『ねぇ、あたひねー……♡ ぜぇんぜん、物足りないんだぁ……』》

その言葉を待ってたかのように彼が続いた。

《こいつよりイったらいいぞ》

それをしたら本当に許して貰えるか、そんなことは確かめない。

言われなくたって、そもそもしたかったことだからだ。

性具を使わずに指圧に拘るのは、錆びた鋸で丸太を切るほど愚かしい。

けど、辞められない。全身を駆ける甘い緊張が途切れることが、我慢ならなかったのだ。

汗と唾液と愛液の飛沫をまいて嗚咽を泣き叫ぶ様は、バレたら病院行き間違いなし。

イった回数を数えることが出来なくなり、呼吸すらキモチイイほどよがり狂ったある瞬間、ぶつん、と音がして意識が途切れた。

目が覚めたのは丑三つ時で、スマホの電源はとっくに落ちていた。

ビデオチャットと動画再生で、電力を一気に消費したからだ。

目が覚めて大分平常心が戻ってきてたので、落ち着いてスマホを再充電した。

それから水を一口飲んで、箱を漁ってバイブを手に取った。

「……あと三回」

それだけイけばビデオのアタシに勝てるかなんて、根拠はない。

膣奥を揺らされる快感を五回だけ楽しんでから、身体を拭いてもう一回寝た。


課題提出、七日目。

明日はもうLIVEなので、今日は課題無しになってる。

そういうことを気にしてくれてるので、彼は変態であると同時にプロデューサーだ。

事務所も似た方針で、今日は全体合わせも早々に済ませ、明日に向けて待機となった。

かくして、仲間達はそれぞれの方法で精神統一を計ってるので、それに続くこととした。

「……P、見てるか。いや、たぶんこのビデオは送らないけどさ」

頬を掻きながらはにかんで、撮影アプリを立ち上げた訳を述べた。

「……集中、出来ないんだ。クリトリス潰したり、ポルチオのトレーニングしたり、おしっこしたり。何かえっちなことしてないと、ぜんぜん落ち着かなくってさ」

改造成功おめでとう、これでアタシは貴方だけのオンナです、お気に召しましたか。

そう口走りそうになったが、気が早いと思って自制した。

「今日は課題が無いけど、ヒーローは自分で頑張る物だと思う。だから……」

数日前、水着ばかりで飽きないかと質問したとき、アタシはあるものを購入した。

それが今朝やっと届いたので、それを使おうと思ったのだ。

「自習をする。今日やるのは、……アナル開発、ってえっちだ」

箱を開けて潤滑液を取り出した。

他にも色々、例えばアナルバイブなる物も買ったけど……今日使うのは無理そうだ。

「一応、腸の洗浄は済ませたんだ。お湯を浣腸して、透明な液が出るまでトイレとお風呂を行ったりきたりして。……すっごく恥ずかしかった」

言葉と平行してコンドームを指に被せ、買ったばかりの潤滑液をかけた。

本来お尻の穴なんて、気持ちよくなる部分じゃない。

ここにもし精子が流れ込んでも赤ちゃんなんか作れない、汚いだけの穴だ。

けど調べたところ、きちんと触ればここでも気持ちよくなれる、らしい。

こっちの快感は、そのサイトの男の人によると、膣道とはまた別の締め方らしく……

とにかく、アタシに彼を気持ちよくさせられる部分があるのなら、有効に使いたいのだ。

全身を猥褻物に作り替え、それこそバイブみたいな性玩具になってみたい暗い欲望。

言いなりになる快感を毎日植え付けられて、自分からお尻を弄るまでになってしまった。

ふと一瞬、エッチに積極的すぎるアタシでは嫌われるんじゃないかとよぎった。


彼が付き合うと言ってくれたアタシは、もっと性に疎くて清純じゃないか、とだ。

「これから、お尻をおまんこにする特訓を始めるから……ヒかないでね?」

その不安を素直に伝えたのと同時に、ずぶぶ、と肉をかき分けて指を差し込んだ。

たぶん、色恋なんかわかってないアタシが好きだったのは事実だろう。

そして、アタシを作り替えたいと望んだのも彼で、それに応えたのは自分だ。

だからアタシは、ゴムにくるまれた指を奥へと掘り進めた。

便は全部流したから指通りはいいが、腸肉の締め付けは膣と次元が違った。

入る為には極めて強い圧が必要なのに、力むと締め付けも強くなる矛盾を抱えてる。

力を抜いて、出す。禅問答の答えはセックスにあって、あの気怠い感覚を意識すると、指がまた少しだけ進んだ。

それでも少しは所詮『少し』で、指が押し潰れそうな肉厚に変わりはない。

筋肉の塊にオチンチンが入るなんて嘘としか思えないが、それでも奥へ挑み続けた。

人差し指の第二関節までねじ込んだが、汗と寒気が止まらない。

その寒気はぞくぞくした快感に似ていて、指を引き抜くと排泄感が走った。

太いモノがアナルを通る開放感が、指が往復擦る度に流れる。

その痺れは確かにおまんことは全く別質で、もっと鋭くて硬質な刺激だった。

あくまで快感に似てるだけであって、あのうっとり惚けてしまう感覚とはやはり違う。

本来『出す』だけの器官に逆に『入れる』のは、体にとって異常事態らしく、心臓が悲鳴を叫ぶように高鳴った。

だんだんそのアブノーマルさに耽溺していって、口数も少なくなってく。

何か喋って動画の間を繋がなきゃと思うけど、抽送に集中すると言葉が出ない。

こんなことになるなら台本を書けば良かった、なんて公開したってもう遅い。

吐き気に近い肌寒さは次第に引いていて、口の中が粘ついていた。

その粘性は異常さに酔っただけじゃなく、アナル性感の片鱗を知って生じたんだろう。

「んぐっ……!」

嬌声と呼ぶにはまだ早い、低くて重たい声が漏れる。

それでも声を抑えきれない、息苦しさとも心地よさとも取れない疼きがあった。

もどかしさが背筋を駆け巡り、痙攣じみた神経の裏返りが何時までも続く。


ウンチしてるむず痒さがずっとして、こんなの絶対クセになる。

排泄を快感だと思いこむことこそ、アナル開発の真骨頂なのかもしれない。

お尻が気持ちいい穴だって知ったら、今後トイレに行く度に意識しちゃうんだろうか。

だとすれば、もっとお尻をほじってれば、一日中気持ちよくなる女子になれるんだ。

猛りがましい想像に溺れ、それでも更にエッチになりたくて、空いた指でクリを潰した。

鋭角的な快感が走って、脚がガクガク脱力する。

仰け反って快感を逃しても、欲しがりな指が動きを止めない。

打ち上げられた鮎みたいな姿は、鏡を通して見ると異様。

物足りなくて、膣内にまで指を突っ込む。

入り口のお腹側、恥骨の裏辺りを指圧すると、それだけで恥ずかしい波が打ち寄せる。

親指でクリを、人差し指と中指でGスポを、も片方の手でアナルを掘って。

気持ちよくなれる部分を片っ端から刺激すると、絶頂欲が高まるのはあっという間だ。

「い、いぐからっ……♡ みへへぇ……っっっっ!!」

読み上げる途中、堪え方を知らない熱が破裂した。

重々しくて、声が内側に出るような快感が暴れ出す。

エクスタシーと呼ぶには余りにも深すぎて、その消耗感は何時も以上。

肩で息して、汗を流して、心が擦り減った気分になりながら姿見を見た。

姿見の女は、ここ一週間と変わらず乱れてしどけなくって、目尻は赤くて涙を零してた。

「……きょ、今日は、お尻だけじゃイけなかったけど……何時かここも使える様にする」

短い息が混ざりながら、意味有る言葉を何とか喋る。

「だから、明日会えたら……いっぱい色んなことしよう。
 お話もそうだ、ご飯も食べたい。時間を作って映画も見たいかも」

恋人らしい睦みあいを並べ立て、マシュマロより柔い理想に酔いしれる。

恋するオンナノコらしいことを言いながらを穴から引き抜いて、ゴムを捨て、また穴に指を添えた。

陰唇を摘んだ指を引き、左右にぐぱぁとこじ開けた。

膣口は飢えた様にヒクついてて、一週間ぶりの体温の夢想でむせび泣いてる。

「いっぱいデート、楽しんだら……こっちをたーくさん、じゅっぽじゅっぽ、して欲しいな……♡」

今日はここまで。次からがヒーロー拘束プレイです。
関係ないですが、デレパにお呼ばれされるそうですね。今から楽しみです。

再開します

  ♯  ♯  ♯

――どこだろ、ここ。

覚醒に伴って瞼を開いたはずだったのに、眼前には闇が満ちていた。

その理由は単純で、柔らかい布に目を塞がれてるからだ。

顔を覆うアイマスクを剥がそうとしたら、手首に拘束感が帰ってきた。

皮ベルトの冷たさに恐怖を煽られ、腕に力を込めたが、拘束を千切るのは不可能だった。

「っ!? ……っ!」

唇を動かそうとしたが、穴が空いた皿を挟まれてて、開けたまま閉じられなくなってた。

腕と同じ様に脚もまた、おっぴろげで固定されている。

首でちりつく、もふっとした痒い感じ。

慣れ親しんだ感覚がなければ、下品な格好を強制されてる事実に叫びそうだった。

その着慣れた衣装の感覚も、乳頭の異物感がおぞましい。

「目覚めた様だな、ヒーロー南条光よぉぉぉっ」

ほとんど音がしなくて寂しい空間に、芝居がかったエコーが反響。

耳まで縛られてたわけじゃないんだな、と思いながら、お約束を反射的に述べた。

「ひひゃふぁ! ひゃいほんひゃぁっ!」

述べられなかった。間抜けな声が飛び出て、口が涎まみれになっただけだった。

「外してやろう、だがその前に……ふふふ……」

大根ぎみな演技の方向から、骨張った指が延びてきて、無防備なお腹に触れてきた。

その長い指に臍をこじられ、くにゅくにゅと身体を探る様に圧迫された。

「何をするんだ」と叫べないので、身体を捩って抵抗を示す。

その行動を否定するように指が這って、下腹部を撫ぜ揉まれた。

温もりに子宮が暖められて、重たい甘さが下腹部で波打った。

「ふむ……ここが子宮、ここが卵管か」

腹の下を二本指で開かれると、籠もり始めた熱が膣口から垂れた。

どろっと重たい愛液が漏れて、衣装下のショーツが汚れる。

過敏なぐらい身体は燃えやすくて、恥ずかしい身体と教え込まれてるみたい。

視覚を閉ざされた身体は、刺激を欲しがって敏感になってる。

「フフフ……報告の通り、ポルチオはしっかり改造されてる様だな、ヒーロー南条光よ」

がくがくと痙攣しながら、マスクの下で男を睨んだ。


声の主は、殊更アタシをヒーローと呼ぶ。

そんな事をする人は、麗奈以外では一人しか思い当たらないので、マスクの向こうの男が誰かは理解できた。

その事実と『オシオキ』の話を照らし合わせると、現状のアタシが浮かび上がる。

ファンが望む姿を写し、それ以上の理想へと挑む為に生まれた、大好きなヒーロー衣装。

強さと正しさ、規律と勇気の象徴を纏ったまま、アタシは拘束されていた。

そして、『オシオキ』をされるなら……きっと、否、確実にいやらしいことだろう。

認識された現実が雑念を生み、淫心の火を灯らせた。

主導権を握られることで火照るよう、何度も条件付けられた身体が忌々しい。

けど、この衣装を纏うヒーローとして、己のみだらさに屈したくない。

そう強く願うから、これから何をされるかと高鳴る心臓を否定し続けた。

(抵抗、しないと!)

野外放尿したり色々したけど、この衣装でいやらしい事だけはしたくない。

恋に溺れてるアタシは彼に捧げてもいいが、ファンの為に有りたいアタシは、性欲に支配されたくない。

期待と敵愾心が同時に膨れ上がる最中、カチッ、と硬質なスイッチ音が鳴った。

音の正体を探ろうとした思考は、違和感から変化した胸の振動に遮られた。

蟲の羽音より細かい振動が乳首を揺すり、もどかしさを無理やり高められた。

「ひぁぁぁぁっ♡」

不意打ちの電流が突き刺さり、受け身を取ってない身体が仰け反った。

その反応で容赦されるはずなくて、膨らみ勃った乳首を嬲られ続けた。

「ふふふ、可愛いエロ声で喘ぐじゃないか、ヒーローもメスの本能にはあらがえんということか……」

「ひっ、ひひゃぅっ! いあぁあっ♡」

彼に可愛いと言われるのは、優しい気持ちになれるほど嬉しいが、今は喜べる訳がない。

アタシに構わず縛ってきて、機械で乳首を責めてきて、そもそも衣装でこんなことして。

そう、嫌なことを強いるからこそ、ヒーロー拷問プレイと言うのだろうか。

拷問の責め手は収まらず、股間に球状の物が乗った。

(何だ? ズボンの上からじゃ挿入出来ないよな?)

高をくくって甘く一呼吸をおいた矢先、球が回転を始めた。


「いぃぃいっ!?♡♡♡ 」

「ふはははは! もうすっかりビショビショだな! この淫乱め」

違うと心で叫びあげ、身体をねじって抵抗を示す。

けれど、口は開かれたままで、身体は気持ちよさに震えるだけだ。

あんあん唸ってその身を捩り、口をべとべとにしてよがってる姿は、ヒーローじゃなくて雌犬のそれで。

脊髄を突き走る電流から、逃げるみたいに腰を浮かせた。

けれど球はしつこく追すがり、クリをぶるぶる揺すられ続けた。

強すぎる性感を流し込まれて、蜜みたいに分泌が止まらない。

衣装はお漏らし同然にびっしょびしょ、ふとももまは粘液でべったべた。

恥辱が羞恥の呼び水になり、雌を振りまく惨状が屈辱を呼んだ。

その屈辱が、高められたマゾっ気を燃やし、勃起クリがビンビン膨らんだ。

身体がすっかり出来上がってきたのを、首領が見過ごす筈がなく。

快振に唇を咬んでた時、また掌が腹に乗った。

掌が女体を熟知した手つきで、ぐにぐにといやらしく子宮を圧迫。

孕み袋の中身を押し出すみたいに、二本の指が這いずり回った。

押し出された痴悦の種が血流に乗って飛散して、身体の隅々でその芽を開く。

淫欲の芽が理性を啜り、神経と絡みながら繁茂する。

身体を塗り替えられたくなくて、腹をくねらせ背中を反らす。

そうやって仰け反ったり身を捩ることすら、外気が擦れて気持ちいい。

何をやっても昂ぶらされて、おまんこが熱くて意識が虚ろ。

そんな意識を混ぜるようにクリが撫ぜられて、脳裏が焦げ付くほど電流が流れた。

(ああ、もうイっちゃうに違いない)

あの暴力的で、絶対的で、何もかもどうでもよくなっちゃう心地よさに、こころのすべてをしはいされちゃう。

あの快美感に流されると待ち望んだその瞬間、球が急に停止した。

肩透かしに驚いてたら手が首に伸びてきた。

「答えよ、南条光……降伏し、性奴隷になるか! 責め苦に身を削り続けるかを!」

首領風の男は、アタシに返事をさせるために、口の拘束を外してきた。


「ぜ、絶対に、イやだ……あぁぁっ!?」

いきり立って返事した途端、無慈悲な球が再起動。

せっかく自由になれたのに、発せられたのは叫声だった。

またイかさせられると奥歯を噛んだその瞬間、不愉快な球がまた停止。

絶頂させたがりのクリ責めマシンが、まるでイかせたくないみたいに焦らしてきて……

『お仕置き』とは、イく寸前の狂おしさを何度も味あわせる事だと教えられ、絶望に身体がいなないた。

渇望と忍耐に揺られるアタシで喜んだみたいに、淫豆がぐちゅっと潰される。

鋭角な快感が突き走り、それで登り詰めそうになった途端、機械はまた動きを止めた。

一回、二回と責め苦が続き、二桁も続けばもう限界で。

自覚出来る程ワレメがヒクつきが、愛液は滝みたいに垂れ流し。

ズボンはすっかり雌汁漬けで、ヒーローなんて到底言えない醜態を晒してる。

手酷くイかされたくて仕方なくて、全身がオチンチンを欲しがって媚び続けてるのに、彼は変わらず焦らしをやめない。

ガラスが擦れる幻聴と頭痛が止まらなくって、飢餓感でもう発狂しそう。

もっと言葉責めしてくれれば、それに甘えて堕落出来るのに。

彼がそれをしないのは、きっと、自分の意志で墜ちるアタシを見たいからだろう。

そう思い立った瞬間、首領の物ではない声が囁いた。

(ヒーロー拷問ごっこなら、堕落する君を魅せてPを喜ばせなきゃダメだ!)

(片意地張って何になる? 恋人のためにプライドを捨てられなくて何がヒーローだ!)

勇ましくって揺るぎない声が、反響しながら耳へと絡む。

その声は正しさの象徴で、ヒーローのそれで、自分の心の声だった。

「ま……」

彼のためならいいじゃないか。

ヒーローなんだから、ごしゅじんさまのためにひーろーやめなきゃ。愛する人のやくにたたなきゃ、せーどれーにへんしんしなきゃ。

「まけましたぁ♡ひーろーはおまんこきもちぃぃしたくってかんぜんはいぼくしましたぁ!!」

「こーふくしますぅ♡はいぼくだめメスまんこホジホジして、せーどれいにおっことしてくださいいっっっ♡♡」


(ああ、言っちゃった、アタシ、一番言っちゃだめなこと言っちゃった♡)

子供の頃から夢見てた、強くて格好いい子供の憧れ。

彼に出会い、仲間と出会い、そうして掴んだ望んだ自分を、たった今自ら捨てた。

淫らな遊びで理想を消費し、淫蕩の餌に貶めたのだ。

最低だ、ヒーローの風上にも置けないな、そう声が何度も木霊する。

だからどうした、そう小さく切り返す。

仕方ないじゃないか、だっておまんこえろさいこうだもん、ぷらいどイくイくはムリだもん、そんなのとっくにしってるもん。

不要な物を捨てられた、その実感で胸が軽くなり、刹那浮遊感が炸裂した。

球が今までの非じゃない激震を起こし、強烈な電撃を流し込まれた。

激しい快感が脳天を突き抜け、マスクの裏が明滅する。

白と黒が忙しなくターンし、脳が白熱電球になったみたい。

額骨が熱いほど炙られ惚けて、熔解した理性が口から溢れた。

「ひぁあ゛あ゛ぁァあぁ゛あァア゛ーーッッ!!♡♡♡♡♡」

自分の声とは思えない、低いうなりが放たれる。

これでは喉が枯れてしまうと思ったが、逡巡は随喜に押し流された。

それに、なんのかんけいがあるんだろう。

のどがかれてもふぇらはできるし、おまんこもおっぱいもげんきでえろえろ、あたしせーどれいだよなんでもいいじゃん。

刹那的で、破滅的で、享楽的で、退廃的。

唾棄すべきとすら思ってた考えが、こんなにも甘美で心地いい。

人らしさを捨てた陶酔に身を委ねてると、甘い余韻が止まらない。

水の中に篭もったようにまどろんでると、ぱちん、ぱちんと音が鳴った。

音と同時に手脚が放たれ、ぐいっと身体が持ち上げられた。

周りが見えないので確証はないが、その重力変異から、運ばれてると推測できる。

その揺れも絶頂感が落ち着いてきた頃には収束し、操られるまま彼を椅子にした。

攻守が逆転したんじゃない。いわゆる背面座位になったのだ。

べちょべちょズボンを引きずり降ろされ、下半身だけ雌を晒す。

そんなみみっちぃことせず、全裸にして滅茶苦茶にしてもらう方がいいんだけど、着たままするのも情緒かも。

そんな期待に溺れていたら、また愛液をどくどく分泌した。


真新しい蜜に塗れ、媚びへつらって牡を待つ、元ヒーローのオンナがゆっくり割り裂かれる。

挿入される直前の、大陰唇と亀頭がぷにゅっとキスされるじれったさに悶えているると、ずぷぷぅっ、と一息に侵略された。

「あひぃぃっ!!♡ キたぁ♡オチンチンキたぁァ!! ♡♡」

その熱、堅さ、長さに太さ。

間違いなく、力をくれた人で、恋を教えてくれた大人で、そしてアタシを支配した主様の、お仕置き専用生オチンチンだった。

突然のオトコに驚かされて、焦らされまんこがぴゅうぴゅう泣いた。

「まったく、喜びすぎだろ」

「うんっ、うんっ!♡ オチンチンずぷぅって、うれしぃのっ♡ ねぇ、ついてついてぇ♡ 早く早くぅ♡♡」

身体はすっかりくたくただけど、おねだりする余裕はある。

それに、首領様に勃起していただくためなら、無理して媚びるのは当たり前だ。

そんな使命感すら感じつつ、ねとねとのお尻をくいくい押し付ける。

必死に媚びてピストンをねだるが、なぜか彼は動かなかった。

何時もなら、やめてと言っても沢山突いて、日によってはナカダシしてくれるのに……

孕んだ疑問にとりつかれてると、ふっと眼前に光が射した。

それは比喩ではない。瞼の周りのぬくもりが、闇と共に剥ぎ取られたのだ。

「……え……?」

「南条光よ、この光景をしかとその目に焼き付けよ」

芝居がかったその台詞の、大意がわからず思考が停止。

それは決して、彼の言葉が複雑だからってワケじゃない。

マスクが無くなった裸の瞳に、周囲の光景が流れてくる。

そこには太陽があった。一眠りする前に歌ってた会場もあり、そして人だかりがあった。

アタシを取り囲むように並ぶ人々の、その一人一人の顔を覚えてる。LIVE中、あれだけ共に盛り上がったのだから。

ファン達の視線は、勿論と言うべきか、アイドル南条光に注がれている。

機械に責められ正気を失し、たった一本の肉棒に愛されたがって堕落する馬鹿を、にこやかに笑いながら見つめている。

「い、いや……いやぁぁぁあああああああああぁぁあぁあ! 見ないでぇえぇっっ!!」

背筋が凍り、手足が冷えて、泣き叫んだその瞬間。

閉塞してく感情を打ち砕くみたいに、Pはその腰を打ち付けてきた。


オチンチンを扱くヒダヒダ孔が、湿潤に満ちたのをこれ幸いと、重たいオチンチンが掘り進んでくる。

肺の膣内の空気が押し出されるほどごんごん突かれて、呻くように喘がされる。

開いた口をへの字で結ぶが、加速する抽送に一瞬で解かれた。

もはや身体の所有権はすべて握られてるみたいに、突けば喘ぐ玩具にされる。

捨てたと思った誇りや矜持が、ファンの視線で生まれ直す。

故に「見ないで」と叫ぶけど、甘くて掠れた嬌声なんかじゃ、見られたがって媚びてるみたい。

痴態を見られたくなくて、狂った膣口を手で隠す。

しかしその手は腕ごと引かれて、無力なオンナに元通り。

羞恥で頭が茹だりきり、心臓が破裂しそうになったその瞬間、人波が左右に開かれた。

間に出来たその道を通り、悠然と少女が向かってきた。

ベレー帽を被って変装していながら、周囲に手を振ることを止めない彼女は、間違いなく佐久間まゆさんだった。

彼女はアタシの前に立ち、中空を見据えてメモを取り始めた。

なにも言わず、考え事をするかの用に眉根を顰めたその表情。

恋敵にあたる人に見られる恐怖に震えていたら、急にふわっと腰を浮かされた。

フトモモをぐいっと持ち上げられ、おまんこを見せつけるその姿勢。

交尾に狂ってる真っ最中の孔を強調するそんな姿勢、頭おかしくて変態すぎだ。

抗議の意志を示そうと、ヒーローを犯す大悪漢を振り返り見る。

悪漢はマスクなんかついてなくて、虚ろな目をしてて、そしていきなりキスしてきた。

今は悪って設定だろうが、愛してる人の唇は甘い。

ディープキスなんて名前がぬるい、舌が絡み合うお口レイプを何度もされた。

口蓋を舐められ、歯茎を舐められ、唾をじゅっぱじゅっぱ吸われちゃったら、心まで彼に渡しちゃう。

もうとっくに渡したつもりで、ごっこ遊びなら渡していいが、人前でするのは訳が違う。

けれど、身体を渦巻く淫熱は、噴火前みたいにお腹に溜まり、素直なほどに愛を歌った。

一週間、視線で感じる特訓を積んだ身体は、視線に煽られ燃え上がってる。

そんなときに、こんな恋人べろちゅーされたら、限界なんて越えられてしまう。

屈服を言い渡すみたいに舌を絡み返したら、白緑の雷撃が背骨に墜ちた。


体幹から融けてく陶酔感。

キスイキとおまんこイキと露出イキに、クリイキとポルイキまで味合わされたら、もう雌らしく喘ぐことしか出来なくなっちゃう。

絶大な開放感に震えてたその瞬間、股間まで急に涼やかになる。

しゃばついた水を噴いてた孔から、二色の水が流れ出る。

片方は透明で、片方は黄色い二条の液流が、絡みながら宙を舞った。

体内の熱が奪われていって、優しげな快感が下腹部に満ちる。

尿はやがて出し切られたけど、透明な方はいつまでも止まらない。

ぴゅうぴゅう不随意に噴かれる液が、まゆさんの顔にひっかけられた。

けれど彼女が濡れたりはせず、アタシ達と外界を隔てる、壁の様な物にぶちまけられた。

「潮吹きしちゃうなんて、光はえっちな女の子だな」

首領モードとかけ離れた、落ち着いたいつもの大人の声。

「しお……おしお……? ちがう、えっちじゃない……」

「人前でえっちなお水を噴いちゃう女の子は、みんなえっちに決まってるだろ?」

トランスに入った様な頭に、優しい看護師さんみたいに話されたら、全部聞き入れちゃうに決まってる。

汗を飛ばして、愛液を垂らして、挙げ句自分じゃコントロール出来ない水まで垂れ流す。

こんなのヒーローでも、アイドルでも、まして人間とすら呼べないだろう。

セックスされたがって人前で狂っちゃう、アタシは蛇口になったのだ。

自覚が自認を伴って、潮吹きが終わる頃には誇りへと変異した。

このひとたち、まゆさんも、あたしのあいどる卒業式にきてくれたんだ。

こんなにいっぱいきてくれたんだ、こたえてあげなきゃ失礼だ。

頭も身体もふわふわしてたら、じゅぽぽぉ、と汚い音を立てて彼が引き抜かれた。

精液を欲しがった子宮が餓えるが、疑問はすぐに頭から消えた。

人前で忘我に耽るアタシの前で、すっと彼が仁王立ち。

アタシの眉間を貫く様に、カリ高オチンチン
がぐいっと屹立。

その、逞しくって、雄々しくて、強そうで立派すぎる、でかくてぶっといご主人様をうっとり見てると、びくん、と時々に律動した。

「こんな、人殺しの武器にしか見えないモノが、いつもアタシに入ってるんだな……♡」

そんな感慨を打ち消すように、彼はモノをがしゅがしゅ扱き始めた。


長すぎるオチンチンは太い指に摩擦され、響き迫る様な擦過音を立てた。

怪我しそうな程激しく見えるが、そんなの杞憂に過ぎないらしく。

ビデオを見ながらシてたんだなと、思い知らされる程上下が加速した。

生オカズに大興奮してるんだなと納得する反面、肺を握られる様な痛みを感じた。

ビデオでオナニーなんかしないで、アタシでだけ射精して欲しい。

記録媒体なんかに、負けてるなんて言われたくない。

こんな太くてカッコよくて、神々しさすらあるオチンチンを、昨日の自分にだって渡したくない。

これに奉仕していいのは自分だけだ、そう衝動に突き動かされた。

彼の目を見て舌を突き出し、顎の前で手皿を開いた。

「早く早くっ♡ いっぱいびゅーしてっ♡」

顔射待機のにヘンタイを見て、手つきが残像が残るほどシフトアップ。

強烈すぎる刺激に晒されちゃったら、おまんこしてたオチンチンが、限界に達するのは当たり前で。

鈴口がパクつきぶるっと震えて、白濁がマグマの様に噴き出した。

躍り出る様に飛び出た精液が、洗礼の様におでこに降り落ちる。

びちゃびちゃと次々かけられる濃精は、熱くてネバネバで男臭い。

こんなのおまんこで射精されたら、きっと安全日だって妊娠しちゃう。

そう思わされるほど濃いぃざーめんは、ぷるぷるで、せーしいっぱいで、ぴっちぴちだ。

雄臭を放つ汚液の雨が、ヒーローの衣装の全域にかかった。

避けようとはしなかった。この格好のすべてを彼色に染めて欲しいと思ってた。

びくんびくんと律動し、放精を終えたくたくたチンチンは、グロくて何処か誇らしげ。

汚れて悦び震える身体を自慢するように、まゆさんの方向に視線を向ける。

彼女は未だメモと睨めっこだし、周囲はアタシとまゆさんに釘付けだった。

その周囲の視線も、アタシではなくアタシの方向を向いてるという風体で、慌ててる様子は存在しない。

こんな異常な痴態を晒して、パニックが起きてない理由を知りたくなったが、そんなこと今は重要じゃない。

(まゆさん、見てるか。もしかしたら見えてないのかもしれないけど。
アタシ、精液かけられちゃったんだ。
貴女がアイドルになってまで追っかけたオトコノヒトの、せーえき、アイドルの衣装で浴びちゃった♡ こーんなに♡)


暗く重たいどろどろの愉悦が、胸を灼く様に甘く広がる。

スプーンで掬えそうな程粘ついた感情に支配されるまま、背中から床へとどさっと倒れた。

オチンチンを握ったままの彼の前で、性器だけを持ち上げたまま、、手足を畳んでえっちをねだる。

雌犬のポーズなんて。蛇口には高尚すぎるかと思ったが、どうやらこれで正解らしい。

一瞬でむくっと持ち上がったオチンチンを見てると、アタシが彼のモノになった様に、彼をコントロールしてるみたいで堪らない。

人前でえっち、セックス、こづくりぱこぱこ。

そんなことがまかり通ってる理由を探りたいなんて、そんな理性はとっくに霧散。

時間も場所も理解できずに、突っ込まれたオチンチンに泣かされるだけの、無力なアタシには関係ないことだ。

そう性奴隷らしくなっていたから、二回戦以降の記憶が存在しない。

ただ、空を飛んでるような心地と、強い雄に包まれる幸せが脳裏に残っただけだった。

とりあえずここまで。遅くなって申し訳ございません。ヒーロー拘束プレイ及び、まゆに見られながら、でした。

再開します。

     ♯ ♯ ♯

『ご褒美』を貰うと約束をして、それから数日後。

綿密に体調を整え、馴れないおめかしと化粧までして、Pと駅前で落ち合った。

「今日は麗奈に逢わなかったんだ」なんて言って笑いあい、手を引かれて駅へと向かう。

電車に揺られて向かった先は、アタシの知らない、彼は知ってる町。

彼の考えたデートプランに従うまま、ウィンドウショッピングをして、ゲームセンターで遊んだりなんかする。

それから軽く昼食を済ませた。フォーというベトナム料理が物珍しくて美味しかった。

腹ごしらえを済ませ、一緒に映画観に向かい、薄暗がりの中で手をつなぎあった。

映画館を離れ、互いに感想を言い合ううちに、夕闇が繁華街に満ちていく。

うっすらと伸びゆく陰を見つめてると、また彼に指を絡め取られた。

穏やかな暖色の陽にあてられて、どきっとしながら彼を見つめる。

瞳に混じる熱っぽさを見て、ここに訪れた意味を再確認。

変装用に着込んだパーカー、そのフードをきゅっと被り、俯きながら導かれる。

周囲にアタシ達を疑う人はいないよね、そう怯えながら訪れたのは、閑散とした裏通り。

そこで待ってろと言われて別れ、手持ちぶさたに待機する。

せっかくデートしてるんだし、ほんの一瞬だって離れたくないのは事実だけど……

一緒にいすぎたら、胸が高鳴りすぎて破れそうだから、離れる時間も必要だろう。

彼が戻ってきた時、アタシは直立するのも困難になってた。

「そんなに楽しみか?」

意地悪に笑う彼の言葉に、はにかみながら首肯する。

きゅっと彼の右手を握ると、彼の手も汗ばんでた。

昼間アタシと一緒に遊んで、尚有り余る活力が、ズボンの隆起として示されてる。

互いを急かすようにして訪れたのは、外装がケバいピンクの建物。

所謂ラブホに中学生を連れ込むなんて、Pはなんて悪党なんだろう。

意地悪さを込めて口端を持ち上げながら、二人連れだって施設に入る。

証明が並ぶ壁沿いをゆっくり歩いてるだけなのに、長距離走の後みたいに胸がうるさい。

「異常に昂った心音を骨伝導で悟られたらどうしよう」なんて想いで頭が真っ白になってるうちに、目的地のドアが音を立てた。

まず彼が入室し、周囲を見やってからアタシが入室。

周囲から隔絶され、二人きりになれたことを確かめて、やっとほっと息をついた。


「ふぃー……もっと楽に二人きりになれたらいいのにな」

プールから上がった時のように息を吐きながら、汗に湿ったパーカーを脱ぐ。

「そうはいかんさ」

そういう彼も上着を脱いで、シャツ一枚の格好になった。

見渡した部屋は質素な感じで、ベッドとテレビぐらいしか置いてない。

そのベッドが異様に大きくて、手狭な印象を強めていた。

照明は小さくて光量が少なく、穏やかな淡さが薄暗闇を引き立てている。

寝ることにばかり特化した部屋に、男と女が薄着で居座る。

不道徳なムードに煽られてると、彼が手を差し伸べてきた。

ベッドに腰掛けた彼に倣い、手を取って隣に座る。

倒れ込む様にしなだれかかると、くしゃりと髪を愛撫された。

言葉少なに撫ぜ梳かれ、太い腕に後ろ抱きにされると、理性が彼にとろけていきそう。

「……シャワー、使うか━━━」

気遣いのつもりの質問を、不意打ちのキスに塞がれた。

ぷるっとした唇が触れ合い、鼻先に甘い匂いが流れてくる。

鍵を取ってきた間に、口臭のケアをしてたんだろうか。

そんな気遣いに気付いたら、唐突なキスだって許してしまえた。

瞬間が永遠に引き延ばされる感覚に支配されてると、熱い舌に唇を割り開かれた。

受け入れて、歯茎をしゃぶられるのを許す。

けれど、されるがままなだけはイヤなので、暴れ回る舌を吸い返した。

ねとねとの舌同士が巻き付きあうと、粘膜が痺れて気持ちいい。

オトナのキスに酔っていると、理性が涎に融け落ちてく。

唾液が興奮に粘ついて、どろっと熱く湧き出てきた。

こんこんと湧き出る唾を啜られると、ちゅっぱちゅっぱと水音が響いて、恥ずかしさでくらくらしそう。

甘ったるい蒸気が脳に充満していって、理性がどんどん刈り取られてく。

高ぶりきった興奮のままに、おっぱいを押しつけるみたいに抱きついた。

目の前の雄を焚きつけて、もっと激しいキスをして、アタシをいっぱいオンナにしてって、行動で示してあげるのだ。

乳房が胸板にむにゅっと張り付き、そのまま柔くずりずりしてると、下腹に熱い反発感。

脈打つ屹立に息を飲みつつも、腹でコくみたいに擦りつけた。


体臭をマーキングなんかしちゃっていたら、シャワーの余裕は無くなってく。

名残惜しみながら唇を離し、互いに自分の服に手を掛ける。

急ぐあまりに手がひきつって、服を脱ぐだけなのに手間取った。

誤魔化すようにはみかみながら、生まれたままの姿になった。

シャワーを浴びてない火照った肌が、薄白い照明を吸いこんで光る。

光に誘われる様に舞い込んだ視線に、皮膚をじわじわと炙られた。

彼を魅了出来てる嬉しさが首元で湧いて、重力に引かれておっぱいの間を垂れた。

「臭うんじゃないか」なんてそぶりを見せたら、Pはスンスンと鼻を鳴らし、胸いっぱいに靄だった空気を吸い込んだ。

香水を嗅ぐ様な仕草が恥ずかしいが、もっと狂わせたくなってきた。

もっとアタシを見て欲しくって、いやらしく腰をくねらせる。

ぷりぷりのおっぱいをたぷんと揺らすと、溜飲の音が耳に届いた。

年上のオトコを転がすのが面白くって、心の悪女が弄べと囁く。

「えへへ……本当にちゅーがくせいのおっぱいが大好きなんだな……変態さんだね♡」

今度は隠すように身体を捩ると、ぴくっと彼が戦慄いた。

(期待してくれてるなら、たっぷり楽しませて上げたいな)

願望に突き動かされて、ベッドに腰掛けた彼の股間に跪く。

脚の真ん中で、三本目の脚の様なオチンチンが威風堂々と鎮座してる。

グロくて巨きな先端からは、ぷっくりと先走り液が漏れ出ていた。

触ってみようと手を伸ばすと、クンッ、と揺れて液を弾かれた。

手を汚したカウパー生臭さがまるで、猛獣の牙で滴る涎の様。

ズボンの下で濃縮された、汗臭くて雄っぽい臭いが、鼻から脳へと流れ込む。

タマネギに似た刺激臭が鼻孔を満たし、頭が痺れてくらくらした。

こんな、いかにもレイプ専用なカリ高オチンチンは、おっぱいで成敗してやらねば。

女の子をバカにしちゃう悪者をぱいずりでやっつける為に、まずはぐいっと谷間を見せる。

その隙間に視線が流れて、火傷したみたいにヒリついた。

熱が溜まりゆく谷間の底に、たっぷりの唾液を惜しまず垂らす。

キスで潤った舌を突き出し、そこを伝わってどろどろと零す。

唾の泉がおっぱいに出来て、その量に自分でも驚いた。


それぞれの乳房を両手で掴み、唾をまぶす様に捏ね合わせる。

左右のおっぱいを絡ませ合い、ねちゃねちゃいわせながら揉んでると、彼までごくっと生唾を飲んだ。

ナメクジが這ったみたいなおっぱいは、てらてら光ってとってもすけべ。

おっぱいまんこでオナニーしたオチンチンには、必殺技並にキくんだろう。

「Pの大好きなえろぱいで、いっぱい気持ちよくしてあげるからね」

おっぱいに優しくされる感触を期待して、素直になって強ばるP。

それが面白くて仕方なくって、オチンチンを迎えるように乳房で挟んだ。

上半身からぐいっと倒れ込み、胸骨に竿が触れるまで押し込む。

彼にしか見せたくないおっぱいで、擦り上げながらぎゅうっと圧迫。

同年代ではちょっと大きい方ムネだが、包みきるには足りなくて、ピンクの亀頭が先端からハミ出た。

竿はすっぽり覆えてるので、たぷたぷの乳房で愛してあげられそう。

お乳セックスがよほど嬉しいのか、鈴口からカウパーが愛らしく垂れた。

生理と共に来た二次性徴で、今も膨らみゆくアタシのおっぱい。

昔は「赤ちゃんなんていらない」と思って、女らしくなるそれが不愉快だった。

けど、いっぱい彼に揉まれたお陰で、今では自慢のおっぱいだ。

愛でてくれたお礼みたいに、カリ首に乳肉を擦り付ける。

左右のおっぱいをそれぞれ掴んで、左右違いに絞り上げた。

汗ばんだ肌はしっとりしてて、滞りなくオチンチンを撫ぜられる。

唾液と先走りが滑りをよくしてくれてるお陰で、お乳奉仕は順調そのもの。

ずりずりっ、と勢いよくパイズリすると、彼が苦しげに短く呻いた。

ムネで濃い液をいっぱい出したがってると知れば、俄然やる気が沸いてきた。

乳輪で裏筋を刺激する度、手足がひきつって、彼を何時もと逆に支配してるみたい。

女としての優越を込めてずりずりすると、いやらしい水音がより響いた。

涎とカウパーが、竿とハリのあるおっぱいに捏ね混ぜられて、白い泡へと変身してく。

どんどんエッチになってくおっぱいを見てると、こっちまで頭が茹だってきた。

左右のおっぱいからにゅるにゅる責められ、快感に震えるオチンチンはどこか惨め。

強いオスを自由にする陶酔を覚えたら、もうパイズリでイかせないと治まらない。

掴んだ両手を大きく上下し、ぐっちょぐっちょと大きくしごく。


本来赤ちゃんを育てるお乳をエッチな遊びに使ってると、自分がとんでもないスケベに思えてしまう。

けど、力をくれた人に、女の子のよさを教えてくれた恩返しをするのなら、いっぱいエロくて丁度いいよね?

そう胸中で嘯いてると、乳遊びにも熱が入ってく。

もっともっとエッチになって、ヘンタイなことをしてキモチよくなりたいんだ。

搾精したくて生殖器に絡めたおっぱいは、むちむちしていて柔らかい。

ハリのある乳肉に優しくされて、オトコはもう限界らしい。

短くくぐもった唸りがしたとき、亀頭が膨らみぶるっと痙攣。

その意味を考える間も無く、次々と精液を射精された。

乳の谷間をが汚れてく光景は、まるで噴火の映像みたい。

漏れ出る彼の赤ちゃんエキスを、彼女として無駄には出来なかった。

胸を寄せ上げ谷間を深めて、そこでオチンチンをぎゅうっと締める。

射精に震えてるオチンチンを、最後までおっぱいで感じさせるのだ。

乳首を掴んで強く引き寄せ、亀頭が埋もれるぐらい抱き包む。

断続的にザーメンが放たれて、胸元まわりがどんどん白くなってく。

皮膚に纏わりつておっぱいを溢れ、腹へと重たく垂れ落ちていった。

放精をひとしきり終え、オチンチンの蠢きも落ち着いた時。

男をイかせた達成感を笑いながら、乳首をつまんで左右に開いた。

乳間からむわぁ、と雄色の濃臭。

臭いの理由が、溶かしたチーズみたいにネバついていて、乳間に黄ばんだ橋をかけてる。

精液泉の中に幾つか色濃いゲルが浮いてる。

恐る恐るつまみ上げ、鼻先で嗅いでみたら、蒸れた臭いに鼻孔を殴られた。

感覚器官が麻痺しきり、全部支配されるほど強すぎる雄臭。

意識が遊離しちゃうほどクサくって、クラクラしてる内に脳味噌が受精しそう。

この濃厚なゲルの中では、精子がいっぱい泳いでるんだろう。

ドッロドロで、濃厚で、アタシをお母さんにしたくて放たれたぴちぴちせいし。

こんな、クサくておいしそうでつよそうなざーめんをきけんびのしきゅうにびゅーってされたらぜったいニンシンしてあかちゃんデキちゃう。

次々と妄想が浮かんでは消えて、処理速度を超えて身体が静止。

停止していたその隙を突かれ、とん、と一瞬で押し倒された。


何が起きたと思う間もなく、眼前に巨大な陰が差す。

陰の主のそのまなざしは、思考を手放して濁っていた。

異様に声を漏らすが、悲鳴は唇ごと吸い舐められた。

乱雑だけれど激しいキスが、本当に本当のけだものらしい。

焚きつけられすぎのキスに身をゆだねてると、太股をがしっと掴まれた。

乱暴に脚を開かされて、無防備まんこを暴かれる。

おまんこはすっかり火照りきっていて、蜜を漏らすほど潤っていた。

キスとパイスリで昂ぶっちゃって、仕上がっちゃった恥ずかしい身体。

雄の準備を済ませた性器の上を、張り詰めた竿がゆっくり走る。

陰唇をなぞり上げられると背筋が震え、滲み出る愛液が竿に絡んだ。

繁殖ペニスにクリを撫でられたら、やれること何てたった一つだ。

陰唇を摘んで膣口を広げて、ここに入れると気持ちいいよって見せつける。

「……あたしのとろとろまんこ♡いっぱいぐちゅぅって潰してね……♡」

下品な催促に応えるみたいに、ぢゅぷぷぅ、と音が立つほど一息に挿入れられた。

股のお肉が割り開かれる感じがして、それに追いついて淫熱が走る。

初めての頃はもっとキツかったかもと思い返すと、牡に慣らされた感慨が沸いた。

そんな情緒を打ち砕くみたいに、お腹の奥をぐいぐい突かれる。

甘い麻痺が背筋を走って、フトモモがびりびり痙攣していく。

性の毒に弱ってくオンナの横隔膜を持ち上げるみたいに押された。

あっ、とか、ひぃっ、とか、肺が潰れた様な喘ぎを漏らす。

もっとちゃんとしなきゃ、エッチな言葉で興奮させたげなきゃ、なんて思考は、痴悦のハンマーで一発で崩された。

砕けてほどけた思考の残滓は、取り留めもない短文詩。

ついて、もっとちんちんをぶすぅってさして。

ほんきせっくすにむちゅうにさせて。

意識を身体につなぎ止めたくて、力を絞ってシーツを掴む。

努力を笑うように、大グラインドで子宮を叩かれた。

絶大な温もりが下腹で発し、瞬時に膨らんで全身を揺るがす。

地震の様な淫震を前に、弛緩した細指はまったく無力。

シーツを掴む指が滑って、ピストンの勢いで宙へと舞った。


理不尽な快感に踊らされる指と、骨張って長い指が体温を分かち合うように絡みあう。

隙間を埋める様に繋ぎ合うと、ぬくもりが多幸感を次々産んだ。

こうして密着することが幸せなのだから、やっぱりナマが一番好きだ。

恋人の愛を、熱を間近に感じられて、肉と肉が擦れ合うのがいい。

Pも、ゴム無しの方が膣壁が竿に張り付いたり亀頭をヒダヒダに舐められる感覚を直に感じられて好きらしいし、もうコンドーム付きなんて二度としたくない。

そう思っちゃうぐらい気持ちがいいから、避妊具無しの方が激しくて楽しい。

何よりいいのが、赤ちゃんを作ってる実感が沸くこと。

ぎゅっとお腹を引き締めてみると、ナカでぴくぴくと彼が震えた。

そうして悦ぶオチンチンの鈴口には、ぱいずりで吐き出された精子が残留してる。

これがご褒美の一貫らしい。

ゴムをつけない、ヒニンもしない、本物のセックスでアタシを犯す。

最初は驚いたし、中学生が子供を作ってはダメだって思った。

けど、彼の言葉や説明を聞く内に、自分の欲望を満たす方法はこれしかないと悟った。

彼を独り占めにしたいなら、彼の特別になるしかない。

ただの他人は絶対しない、男と女でもおいそれとしない、本当に繋がった二人になること。

それが、ご褒美を貰うという選択で、心の芯から望んだことだ。

最初は尊敬だった気持ちが、ここまで来たかと自分でも思った。

仕方ないのだ。

知りたいと思ったら隣に座るし、近くに座れば恋だってする。

恋したらキスもしたくなるし、キスしたらより深く繋がりたくなる。

……そして絆の、恋心の正体は、次の世代を欲しがる本能だ。

進化を欲する本能に従い、脳からの電気信号に命じられるままセックスするのだから、嬉しくて楽しいのは当たり前。

こんな危ないことをしてもらえるのはアタシだけ。

生き物らしい、繁殖目当てのケダモノこーびで、アタシは本当の女になれる。

一突き毎に独占欲が満たされ、どす黒い想いがときめきに昇華。

恋心が奉仕欲へと転化して、自分から腰をぐいぐい使った。

子宮口で鈴口とキスして、果敢な精子が卵子に届いたらどうなるだろう。

そんな妊娠しかねない恐ろしいことが、今は最高に気持ちいい。


いつもはゴムか、安全日の孕めない子宮に出されてるアレが、自分のナカに注がれる。

お腹の奥であの粘った濁精が暴れるんだと思うと、想像だけで軽くイってしまう。

Pの限界も近付いて、腰使いが荒くなる。

パシンパシンと一心に腰をぶつけて、汗が飛び散るくらい揺られて、かき出された愛液がごぽぉっ、と濁った音を立てて。

オチンチンにごんごんと貫かれ、最奥を捏ねたら急に停止して膣内射精でいかされた。

「お゛っ♡お゛お゛ォお゛ぉォお゛ーーーーッッ♡♡♡♡」

濁った叫声が遠くで響く。

その声の主はアタシだ。

舌を突き出して涙を流し、快悦に全身を嘶かせて大絶頂してるアタシだ。

魂が宙に霧散しそうで、艶叫と共に漏れ出て行きそう。

声を抑えたがる慎みも消えて、気持ちよくなるしか考えられない。

初恋と、初キスと、初エッチまでした人の、赤ちゃんを作れるって悦ぶ子宮が、ちゅうちゅうと精液を吸い上げてる。

(生物で習った受精の瞬間って、こんなに簡単で、幸せなことだったんだ♡)

逆流する程注いで貰って、自分のメスを支配される歓びが心を一色に染め上げた。

陶酔にまどろむアタシを、Pは休ませるつもりがないらしい。

グロッキーな身体を抱かれて、挿入されたまま玩具みたいに抱え上げられ、いきなりセックスを再開された。

重力に逆らって突かれるピストンのせいで、精液がごぽっと漏れ落ちていく。

体重とオチンチンで子宮が挟まれ、潰れて容積が減っちゃったのだ。

赤ちゃんのお部屋を手荒く扱われ、白濁液がタプタプ踊り、その都度絶頂を強制される。

出入りするカリ首に合わせ、精液もまた出入りして。

熱い粘液に膣ヒダを撫でられ、ザーメンにレイプされてるみたい。

せっかく射精してもらった精液が、激しい往復で引きずり出され、勿体ない気分がよぎった刹那、膣奥でまたビクビクがした。

またドクドクしたくなったんだ。

ネバネバざーめんいっぱいだして、あたしをおよめさんにしてくれるんだ。

主導権を握られ玩具にされて、子供を作る以外何も許されなくなって。

この人のメスだって教え込まれた子宮がメロメロになって、また射精の熱が響き渡った。

さっき出されたばっかの精液を、押し流すみたいな大量射精。

古い精液を掻き出すみたいにカリ首をねじ込まれ、隙間に竿を挿しこまれてイかされちゃったら、妊娠することで頭がいっぱい。


一人や二人赤ちゃんを産ませたぐらいじゃ満足できない程、Pは興奮してるらしく。

三度も射精したのに固いままのオチンチンが、休み無しで突き上げてきた。

吐精しながら奥を抉られ、凶悪なエラに膣壁を削られる度に桜色の悲鳴が抑えられなくて、おツユが次々湧き出てくる。

精液の熱に泥酔する子宮を捏ね混ぜられると、急に涼しげな開放感。

断続的な律動は射精のリズムに程近いが、吐き出された液はシャバついていた。

気持ちよくさせられすぎて、我慢が出来ずに水を噴くエッチなおもちゃにされたんだ。

だらしない口から涎を垂らし、押せば水を噴くその所作が、Pには大層楽しいらしい。

鳴き呻く自分すら遠く、意識がとろけゆく海に沈み流され、恍惚のみが心の全て。

竿と連動して子宮を出入りする精液に蹂躙されて、鋭敏な子宮口をぐりぐりされる度、脳裏で星が爆ぜ散り続けた。

アタシみたいなチビを、汚く喘ぐことしか出来ないメスを、何時まで求めてくれるかな。

終わらせたくない、永遠にしたい。

妊娠するまでエッチしたいし、妊娠した後も膨らんだお腹をかばいながらシて欲しい。

次々襲い来るオチンチンが、強く求められる証左に思えて、愛しさが快感を膨らせた。

抜いて挿してが繰り返される度、甘い痙攣が倍々と膨れる。

躯が性感の爆弾に変えられたみたいに、触れてる部分が切なくて熱い。

たった一つ確かな温もりをしがみつく様に抱きしめると、細胞の全てが悦び狂った。

肌が粟立ち視界が霞み、呼吸も短く不安定。

死にそうな程息苦しくて、深く息したくて堪らないのに、荒く吸うと媚叫が放たれた。

絶頂の痙攣で子宮口が揺られて、それでまたきゅんきゅん疼く。

快震が終わる間もなく次々打ち寄せ、心も身体も壊れてく。

弓背になって狂い跳ねるアタシを、本気で壊すみたいに突いてきた。

その都度皮膚がざわついて、胸が甘くて、焼き溶ける想いが止まらない。

彼が好きだって考える部分以外の回路が、完全にショートしてダメになった。

一つになりたい気持ちで力を振り絞り、上唇にキスして甘噛みする。

不意を打たれたそぶりもなく、彼が舌を絡め返してきた。

テクも何もなくちゅっぱちゅっぱ吸い合う、乱暴なキスが気持ちいい。

頭を掻き抱きながらディープキスして、汗塗れのおっぱいが潰れるほど抱きつき、フクラハギを背中に張り付けて、ナカダシおねだりのポーズになって。

イってイってイかされて、イってるのにイってまたイった時、Pの動きが急に止まった。


またしゃせいしたんだ。

イきすぎまんこにきゅうーってされて、おちんちんいっちゃったんだ。

あたしのおなかのなかにあっついせーえきびゅーってしてきもちよくなったんだ。

クサくてネバネバでどろっとしてる、おんなのこはらませるきまんまんのざーめんをドクドクそそがれて、あたしもまたいかされた。

からだがお湯みたいにとろけてくせつなさがとまんない。

ナカでぶるぶるっておちんちんがふるえて、子宮口がグイグイ広げられてく。

おんなのこのたまごが隠れてる、だれもはいっちゃだめなおへやに、こぼれちゃうぐらいせーしがはいる。

はらませだいすきなおたまじゃくしが、ぴちぴちはねまわってあかちゃんのべっどをじゅーりんしてる。

しきゅーがいっぱいになって、あたしはこのひとのものってあたまがかきかえられてる。

こいびとべろちゅうされながらあかちゃんつくるの、これぜったいハマっちゃうやつだ。

ぱぱになってる快感に酔って、あたしを抱き包む長い腕。

痙攣が治まらないアタシを、Pはずっと抱きしめてくれてる。

アタシに種付けしてるオスが愛しくて、めろめろな感情でまたトんじゃった。

絶頂に乱れる互いの震えを、抱きしめあって伝え合うと、幸せな気持ちが二人の間で花開くように広がっていった。

絶対に離さない、絶対に離れない。

二人の波紋が重なり合って、心の奥底まで繋がれた実感が沸いた。

肩で息して、鼓動も乱れて、身体は汗にまみれてて。

すっかりヘトヘトになったアタシたちは、何も言わずに視線を交わした。

けれど彼はシ足りたいらしく、オチンチンは未だに固いままだ。

(ちょっと休んだら、再開するんだよね)

薄ぼんやりとした思考の中で、次訪れることを静かに見据える。

繋がってるところも顔も身体も色んな液でくっちょくちょで、とろとろと精液が滴った。

膣奥から垂れていく、愛液と白濁液の混合ジュースを、勿体がりながら手皿で掬う。

その温かさを掌で感じながら、手持ちぶさたに指で遊んだ。

みょんっと伸びたり縮んだり、ねっとりと指に絡んで橋になったり。

こんな不思議な液体が、卵子と結びついたら赤ちゃんになるって言うのは、こうして見てると信じがたい。

少しの疑問を抱えながらも、こんなにも吐き出させた嬉しさと、心がとろけてく温もりを味わいながら、心地よい憔悴に何時までもまどろみ続けた。

一旦ここまで。次で〆とエピローグです

再開します

     ♯ ♯ ♯

数日後。

事務所のダンススタジオにて、アタシはレッスンを受けていた。

カセットから響く音楽に合わせ、これまで習った『型』通りにステップ。

宙に浮かんだ『型』をイメージし、その軌跡をなぞる様に身体を運ぶと、身体がダンスに適した形へと研ぎ澄まされる錯覚を覚えた。

仲間の足踏みや、挙動によって乱れた空気の一筋を知覚出来るほどの感覚の先鋭を楽しんだ時、ズキンっ、と下腹に鈍痛が響いた。

瞬間の不調が体感を奪い、しかし鳴り響く拍子は停止をしない。

隣に立つ人と接触しない前提で生まれた『型』に沿って跳ねる腕が、ハンマーの様に人を襲いそうになった時、その腕を軽く握られた。

腕はすぐさまアタシの腕を上に放り、掌を見せつけてきた。

「光ちゃん!」

言葉が意識を目覚めさせ、覚醒した意識が開かれた意味を探った。手が開かれた意味をだ。

「まゆさんっ!」

言葉を合図と見計らい、こちらからも掌を開いてハイタッチ。

強い破裂音と反作用が生じて、その力に抗わずに身体を勢いに任せることで、平衡を取り戻した。

「佐久間、南条! アレンジより先に覚えることがあるだろう!」

「「すみません!」」

ベテトレさんの叱責への謝罪が被り、それがどうしようもなく面白い。

同調がダンスを発達させる発端となり、以降ミスすることなくクリア出来た。

その後レッスンを終え、ロッカー室で体を拭いていた時。

「光ちゃん、さっきはどうしたんですかぁ? ちょっと疲れてるように見えたの……」

同じく帰り支度をしていたまゆさんが、気遣いの言葉をかけてくれた。

「ああ、ちょっと……大丈夫、すぐよくなるから。迷惑かけてごめんなさい。助けてくれてありがとう!」

返事をしながら、彼女と触れ合った掌を下腹に充てた。

肉一枚下に隠れた丹田を慈しむように撫でてると、心がほっと落ち着いてくる。

運動後の心地いい倦怠感に酔ってるアタシの頬に、女性らしい真っ白な指が触れた。

「……光ちゃん、大事な話があるから、真剣に聞いてくださいね」

たおやかな細指に頬ををなぞられ、首筋を伝って髪を弾かれて、心臓が根源的な危機を叫ぶ。

手先の震えに囚われた時、まゆさんはそっとささやいた。

「光ちゃんは、生理って知ってますかぁ?」


この拍子抜けな感覚には覚えがある。

「女の子には避けて通れないもので……でも、とっても嬉しいことなのよ。光ちゃんの体が大人になったってことだから」

まゆさんと話してるとき、身構える必要が無かったと脱力する瞬間が多々あって、そして今日もまた、『多々』の一つであるらしい。

「痛そうな顔をしてたし、もしかしてって思ったけど……困ったときは何時でも呼んでくださいね」

「ま、ま、待ってくれまゆさんっ! アタシちゃんと性教育は受けてるし、生理もとっくの昔に来てたよ!? スカウト前には!」

「え? ……え、そうだったんですかぁ?」

まゆさんはきょとんと困り顔をした後、すぐに謝意の表情へと転じた。

「そんなに遅れてると思われてたのか……?」

「ごめんなさい……けど、そうよね。光ちゃんだって中学生だもの……」

アワアワと驚いたり、かと言えばおせっかいな自らを恥じる様に縮こまったりするまゆさんは、同性の自分から見ても可愛らしい。

少なくとも、生理痛を『改造手術のリジェクション』と思い込んでテンションを上げたりしてるアタシなんかより、よっぽどすてきな女の人だと思う。

「ううん、ありがとう。……それとまゆさん、アタシ、貴女より強くなってみたい!」

「はい?」

「えっと、アイドルとしても女子としても、優しくてかっこいいまゆさんに負けない自分になりたいって、それだけ言いたくて!」

「……うふふ♪ 頑張ってくださいね」

会話を済ませて部屋を離れ、事務所を出て外気を吸う。

常緑樹の葉を撫で揺らす風が肺を滞りなく満たし、生臭い臭いを体から奪って鼻から突き抜けていった。

『ご褒美』とは、アフターピルという薬だ。

受精と着床とは元来別で、この薬には着床を妨げる作用と生理を起こす作用がある。

アタシの生理痛は、予定を弄る必要が生じるほど、それなりキツい方なのだが……

ともかく、こうして下腹がぎりぎりとしてることこそ、避妊に成功したという事実だ。

「まったく、もう……こんなことをしてまで……」

小言に込めたのは、失意ではなく喜び。

軽く透き通ってく心のままに、背を伸ばして日光を浴びた。

燦々と照りつけてくる強い日差しが、夏の訪れが近いことを物語ってる。

(まず、あの黒ビキニが似合うアタシに変身したいな!)

決意を新たに、昼からの職場を目指して足を踏み出した。

勇みすぎて転んだが、その勢いを殺さず立ち上がり、すぐさま復帰して駆けだした。

    ♯ ♯ ♯

棚を久しぶりに掃除して、思い出したように表れたアルバムには、懐かしい思い出が多く残されていた。

色んな仲間と出会い、別れ、切磋琢磨し楽しんで、そして、恋に溺れた当時の写真。

保存状態があまり良くなくて、画像はほんの少しだけ痛んでいるが、想起した記憶には一つの欠けも存在しなかった。

何年も前のことを、今まるで起きた事件に触れてるような心地でいた時、耳元に丸みを帯びた電子音が響いた。

チャイムの音に現実感を与えられて、記録の海を泳ぐのはやめて、ラフなセーターを着直して書斎から出た。

歩いてすぐそこの玄関前に立って、帰ってきた人を出迎える。

「おかえりなさい、あなた」

「ただいま、光。いやに上機嫌じゃないか、どうした?」

「懐かしいモノを見つけたのと……それと、イイのが書き上がってさ」

「期限は守ってくれるみたいだな。……貴女の作品を待ってる娘は多いんですよ、先生?」

「ご心配をかけて申し訳ございません、プロデューサーさん。」

わざとらしくお仕事モードで言葉を返すと、外套を持った彼の手が停止。

だいたい三つ数えた時に、二人の間で張り詰めた空間が笑みで弾けた。

外套を受け取ってハンガーに掛け、彼のうがい手洗いを急かし、エプロンをまとってキッチンに向かった。

下ごしらえを済ませた野菜や鶏肉盛りつつ麺を茹で、先日仕込んだスープと共に丼へと注ぎ、飾りのレモンを一切れ乗せる。

既に食卓に着いてたPにこと、と丼と箸を渡し、二人で一緒にいただきますを宣言する。

「……旨い……。魚醤が効いていて、いい感じにエスニックだ」

「米麺を手に入れられたのと、面白い調味料をゲットしたからな。薄かったら足してくれ!」

言葉と共に、机にニョクマムのビンを置いた。

フォーを完食して、それから録画したテレビを一緒に見て、穏やかな時間が訪れた。

「P、いいかな」

「作詞の話か? 光は仕事好きだな」

「な、なぜわかった!? ……いや、確かに作詞に絡んだ話だけど」

「そんなにいい詩を書けたのか?」

アタシを振り返るみる唇に、言葉なく返事を重ねる。

切っ掛けを得て、言葉を押し留める理由は消え去っていた。

「……光?」

「えへへ」


信じる気持ちは絆であり、

触れ合う気持ちは友情であり、

交わし合う気持ちは信頼であり、

空を見る眼差しは尊敬であり、

……そして、胸を満たす甘く優しい気持ちは、決して砕けない確かなものだ。

「いいのが書けたんだ。この子が書いてくれたのかもな?」

食事前から持っていた、体温計に似たレイアウトの棒を取り出して、白い円状のブロックに刻まれた縦線を見せつけた。

「……光……それは……」

膨らんで、強くなって、変異し続けた気持ちの正体。

それを明確に言い表すのは、誰にも出来ないかもしれない。

けれど、決して幻影ではなくて、触れられるものなのは確かだ。

泣き笑いの様な表情で抱きついてくる彼と、呼応して涙を垂らす自分。

皮膚を通して交わされる温もりこそが、進化してく絆が残した証拠だった。

おしまいです。途中で表現が変わったり、遅筆なせいでこんなに長引いて申し訳ありません。もっとエロだけにするべきでした。

最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございます。依頼出して来ます。

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