モバP「怪獣無法地帯」 南条光「そしてアタシ達の未来!」 (117)

一応前作

モバP「ウルトラマンを」 南条光「歌うぞ!」
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モバP「地球は」 南条光「ウルトラマンの星!」
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今日はさわりだけ…



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ミミミンミミミン!
ミミミンミミミン!


P「はふぅ…朝か…着替えなきゃ…」



P「…ん?…やけに布団が重い…というか大きい…」

P「ってか体がうまく動かないぞ!?」

P「うぐぐ…なんとか体を起こして………おわぁっ!」

P「枕元の鏡に写った俺の姿が…」



P「ウルトラマンタロウのソフビそのものになってる!!」


P「な…夢!夢だよな!!俺がスパークドールズになんてなるわけがないもの!!!」

P「早く覚めろ早く覚めろ………だめか」

P「…いや、ウルトラ戦士になれたのは嬉しいんだけどさ…スパークドールズではなぁ…」

P「それよりも今日の仕事どうしよう…デスクワークだけではあるけどこれじゃPC扱うどころじゃないし…」




ピンポーン!


P「こんな時に!出ようがないしとりあえず居留守を…」


ピンポーンピンポーン!
ドンドンドン!!
プロデューサー!タイヘンナンダー!!


P「光の声…なにか緊急事態なのか!?」

P「どうやってドアを開けるか…ウルトラ念力!これでどうだ!!」


ミョーン…ガチャ!


P「なんとかなるもんだな」


光「プロデューサー!」ダダッ




P「ひ…光!お前…!!」

光「プロデューサー…アタシ…アタシ…」



光「ウルトラマンギンガになっちゃった!!!!」




P「…なるほど、事情はわかった。いつものように遊んでいたら本当にライブしてしまうなんて普通なら信じられないが…」

光(ギンガ)「まさか、プロデューサーもこんなことになってるなんて…」

P「俺は別にギンガスパークで遊んでたわけじゃないんだけどな。さて、これからどうするか…光は自分の意志でライブを解けるのか?」

光(ギンガ)「うん。…ほらね」シュウウウウ

光「自在にライブできるみたいだ。…くぅ~っ本当にウルトラマンになれるなんて…アタシすごく嬉しいぞ!」

P「なんとも羨ましい…」

光「とりあえず、リアルギンガごっこしようよ!ほらPタロウ、アタシの肩に乗って!」

P「プータロウみたいに言うんじゃない」


アーアーアーアーアー
アーアーアーアーアーアアー

光「?電話だ。麗奈から…もしもし?」



麗奈『うう…光…助けて…大変なのよ…』



光「麗奈!どうしたんだ!…とにかくすぐ行くから待ってろ!」

P「一体どうしたんだ?麗奈に何が…」

光「わからない!とにかく麗奈のところへ行かなきゃ!ほら、Pタロウも!」

P「ちょ、この体じゃ運転もできんぞ!」

光「だいじょぶ!飛んでくから!」


ウルトライブ!ウルトラマンギンガ!



光(ギンガ)「一気に行く!ちゃんと捕まってるんだぞ!!」

P「待って待って待って!!ウワァァァァァァァァァァァ!!!!」


光「さすがに早いな!あっという間に着いちゃった…Pタロウ!」

P「し、死ぬかと思った…。誰にも見られてないだろうな?」

光「だいじょうぶ!そんなことより…すいません、南条です」ピンポーン

麗奈母『あ、光ちゃん!どうぞ入って』

光「失礼します…お母さん、麗奈は部屋ですか?」

麗奈母「そうなの…。朝からまったく出てこないのよ…。悪いけどお願いできる?」

光「わかりました、アタシにまかせてください!」



麗奈母(光ちゃん、なんで肩に人形くっついてるのかしら…?)

P(麗奈のお母さん、ずっとこっち見てる…)


コンコン

光「麗奈ー?だいじょうぶなのか?」

P「麗奈!どこか具合が悪いのか?」

麗奈『…光なの?まさか、Pまでいるなんて…。ねぇ、入る前に一つだけ約束して…。絶対に笑わないって…』

光「??なんのことなのかよくわからないけど…アタシが麗奈を笑うもんか!」

P「このP、自分のアイドルを笑うほど落ちぶれてないぞ!!」


麗奈『本当に本当だからね…!………入って』


ガチャ

光「麗奈!一体どうし…………!!??」

P「麗奈!一体なに…が………!!??」

麗奈「…………」





「…………」











光・P「ば………バド星人だーーーーーっ!!!!!」






麗奈(バド星人)「朝起きたらこんな気持ち悪い姿になってたのよ…」

麗奈(バド星人)「…?光、さっきPの声がしたけど…どこにいるのよ?」

光「ここ」

P「どうも、PあらためPタロウです」

麗奈(バド星人)「 」

 ・
 ・
 ・
 ・

麗奈(バド星人)「それじゃ光もPも変身してしまったってわけね…でもなんでアタシだけこんな姿なのよ!お…お尻みたいな頭で肌色で…変態みたいじゃない!」

光「まぁまぁ、そう悲観したものじゃないぞ?なんてったってバド星人は宇宙の帝王なんだ!」

麗奈(バド星人)「へぇ…肩書はアタシに見合ったものってわけね?」

Pタロウ(本当は宇宙の帝王(笑)だったり自称・宇宙の帝王だったりするのは黙っておこう)

麗奈(バド星人)「それはともかく!こんな姿じゃ外に出らんないわよ!Pタロウ何とかならないのッ!?」

Pタロウ「う~ん…」


光「そうだ!アタシなら…」

ウルトライブ!ウルトラマンギンガ!

光(ギンガ)「何とかすることができるかも!」

麗奈(バド星人)「ホント!?ならさっさと何とかしなさい!」

Pタロウ「そうか…ギンガにはあの技があったか!」

光(ギンガ)「そういうこと!麗奈、そこにいてね」

Pタロウ「俺も戻りたいから麗奈の隣にいこう」シュンッ



光(ギンガ)「ギンガコンフォート」


パァァァァァァァァ……


麗奈(バド星人)「暖かい光が…あぁッ!」

パシュッ!



麗奈「戻った!戻ったわ!!」


麗奈「良かったぁ…。ずっとあのままなのかと思ったわよ…」

光「うんうん、やっぱり麗奈はこっちだな…あれ?プロデューサーは…」


Pタロウ「スパークドールズのままだ…」


麗奈「なんで?ウルトラマンには効かないってわけ?」

光「う~ん…ま、そのうちきっと戻れるさ!」

Pタロウ「人事だと思って簡単に…これじゃお前らのプロデュースだってまともにできんぞ」


ヴヴヴヴヴヴ


麗奈「P!電話鳴ってるわよ…ちひろからね」

Pタロウ「やばい、もう時間だ!光、スピーカーにしてくれ!」

光「わかったぞ」


ちひろ『プロデューサーさん!どこにいるんですか!!』

Pタロウ「ちひろさんすいません、込み入った事情がありまして…」

ちひろ『とにかく早く来てください!事務所が大変なんです!!』

Pタロウ「えっそれはどういう…ちひろさん!?……切られちゃった」

光「いったい事務所で何が起こったんだ?泥棒にでも入られたのか!?」

麗奈「とにかく、事務所に急ぐわよ!!」

Pタロウ「なんだか悪い予感がするのう…」

 
 ・
 ・
 ・
 ・
 ・
Pタロウ「到着したが…なんだか事務所の扉の向こうからすごく不穏な気配がする…」

光「そんなこと言ってる場合じゃない!」


ガチャッ


光「ちひろさん!一体どうし…………!!??」

Pタロウ「ちひろさん!一体なに…が………!!??」

麗奈「…………なによこれーっ!!!」




麗奈「事務所の中が怪獣だらけじゃない!!」




??「あっ、光ちゃんに麗奈ちゃん!プロデューサーさんは!?」

光「ちひろさん!なんでそんな姿に…」

Pタロウ「ちひろさん!他のみんなは! …まさか、この怪獣たちが…」




??「………なんでいきなり私だって特定できるんですか!!」



Pタロウ「だって…」

光「ねぇ…」


麗奈「とにかく、何があったのよ?」

ちひろ(カネゴン)「出勤して、なんだかひどく眠いな~ってうとうとして気づいたらこんなことに…」

ちひろ「麗奈ちゃんたちは平気…じゃないみたいね、プロデューサーさんもこんな姿ですし…」

Pタロウ「まずはみんなの話を聞いてみるか…」




??「あ、光に麗奈に…その声はPちゃんやな?」



麗奈「なんだか虫みたいな姿ね」

光「マーキンド星人…そして関西弁」

Pタロウ「…亜子!だいじょうぶか!!」




土屋亜子(マーキンド星人)「さっすがPちゃん、アタシのことよくわかっとるな~♪」



麗奈「そんな姿になってるのにずいぶん平然としてるわね…」

亜子(マーキンド星人)「この姿になったら、なんだか商売のアイディアがどんどん浮かんでくるもんでさ!」

光「……能力もある程度コピーされるってことなのか…?」

Pタロウ「どうやらそうらしい…見ろ、ちひろさんを」



ちひろ(カネゴン)「お…お腹がすいた…なんだかモバコインがすごく美味しそうに見える………だめ!これだけは…でも…」



P「いろいろヤバい怪獣がいるからな、早く何とかしないと!」




??「あっ、光ちゃんに麗奈ちゃん!」





Pタロウ「その超獣は…あやめか?」



浜口あやめ(ユニタング)「やや!その声はP殿ですね!それより、あやめは遂に本当の忍術を会得したのです!」

光「なんだって!さすがはくノ一超獣…」

あやめ(ユニタング)「ふふふ…とくとご覧あれ!」


棟方愛海「お山が5対も!もらった!!」シャーッ


あやめ(ユニタング)「分身の術!!」バババババッ


愛海「な…こ、これは!」

麗奈「体をバラバラにして後ろからの揉みを躱したわっ!!」

光「そしてまたひとつに戻った!!」


あやめ(ユニタング)「どうですかP殿!あやめの華麗なる忍術は!!」


Pタロウ「いや、それ忍術違う…」


Pタロウ(どっちかってとマウンテン・ティムのスタンドだよなぁ…)


脇山珠美「P殿!珠美はついに本当の剣の極意を会得いたしました!」




Pタロウ「やっぱり珠美はその姿だったか」

麗奈「いつもよりも様になってるじゃない」

光「おおっなんて切れのある動きと剣捌き!」


珠美(ザムシャー)「どうですか!珠美の底力、見なおしていただけましたか!?」シュッシュバッ


Pタロウ「うんうん、さすがはCGプロの剣豪だな」

光「今度メビウスごっこしようよ!」

珠美(ザムシャー)「ふっふっふっそうでしょうそうでしょう!珠美は日々成長しているのです!」



麗奈「ちっちゃいのは変わらないのね」



珠美(ザムシャー)「ちっちゃくないし!年上だし!!」

Pタロウ・光(黙ってたのになぁ…)



首藤葵「こんな手じゃお魚さばけないよー!」



浅利七海「プロデューサー、なんだか七海から潮の匂いがするのれす~」



Pタロウ「この組み合わせはダメだろぉォォ!」

光「葵さん、三枚おろしなら…」

Pタロウ「やめんか!」




麗奈「ねぇ、P…アンタの机の下がすごいことになってるんだけど…」

光「うわぁ…溢れかえってる…」

Pタロウ「…俺の机の下でなんてことしてくれてるんだ」



Pタロウ「こら輝子!」



星輝子「フヒッ!?…お、おおその声は…親友…」



光「輝子さんはこの怪獣しかないよなぁ…」

輝子(マシュラ)「み、見るがいい親友…ついに私はき、キノコの力を手にした…」

麗奈「というか完全に飲み込まれているようにしか見えないわよ」

輝子(マシュラ)「ほ、本当にキノコをプロデュースすることになるな、し、親友…」

Pタロウ「しかし机の下が完全にキノコで埋め尽くされてる…ん?このキノコ、動いてる…!?」





森久保乃々「こんな姿じゃみんなに注目されちゃうぅ…だめぇ…」


麗奈「の、乃々!?」

光「あっちゃー増殖してたかぁ…」

Pタロウ「おい輝子!仲間を増やすなよ!」

輝子(マシュラ)「せ、せっかくだからお隣さんもキノコになってもらった…」

乃々(キノコ人間)「これじゃアイドルとして活動するのはむーりぃー…ということで森久保は帰ります…」

Pタロウ「待て待てその格好で外に出る気か!」

輝子(マシュラ)「こ、この調子でだんだんみんなキノコになれば…み、みんなトモダチ…ぼ、ぼっち脱却…」

輝子(マシュラ)「ふ…ふ…フハハハハハハ!ヘルキノコォー!!!時は今!!みんな喰らい尽くしてやるぜぇぇぇぇぇ!!!」

麗奈「ええいやめなさいっ!!」


光「危なかった…」

麗奈「なんとか逃げれたわね」

Pタロウ「しかし、これは本格的にヤバいな…早くなんとかしないと…なんとか…別にいいかぁ…」


光「?プロデューサー、一体何を…まぁ、ヒーローにも休息が必要だな…」

麗奈「もうめんどくさいわ…」



双葉杏「よしよし、うまくいったね」


杏(ヤメタランス)「プロデューサーなんか普段はやる気の塊だから効果抜群だね~。これからは週休8日でのんびり暮らすのがいいよ」

Pタロウ「営業とかめんどくさいし~果報は寝て待てって言うし~」

杏(ヤメタランス)「さ、杏はさっさと帰って昼寝を…」



??「なんだか今日は体のナカからアツいですねー!」


杏(ヤメタランス)「!?」



日野茜「さあ!このアツさのままで今日もお仕事がんばりますよ!」



杏(ヤメタランス)「う、なんて暑苦しい!でももうすでにみんなやる気なんて…」

Pタロウ「杏…帰ろうったってそうはいかんぞ?さっさとこの事態を打開してレッスンに行くんだからな!」

杏(ヤメタランス)「あ、あれっ!?なんで!?」


茜(モエタランガ)「あ、プロデューサーおはようございます!!」

Pタロウ「おう茜おはよう!今日はまた一段と燃えてるな!」

麗奈「見た目からしてね」

茜(モエタランガ)「そうなんです!!ますますホットでヒートな気分ですよ!!!」

光「こりゃアタシも負けてられないな!」




杏(ヤメタランス)「う~こんなはずじゃなかったのに…」


麗奈「それにしても、一体どれだけのアイドルが怪獣になってるのかしら」

Pタロウ「いま、ちひろさんに事務所にいないアイドルたちの確認をしてもらってるが…」

光「アタシたちはまず事務所のみんなをなんとかしなきゃね」

Pタロウ「そうだな、とりあえずもう少し事務所の中を…中で…何をするんだっけ…?」

麗奈「ちょ、ちょっと何言ってるのよ!事務所のみんなを…みんなを…あれ?何だったかしら…?」

光「二人ともしっかりしろ!アタシたちは大事なミッションの途中だろ!大事な…大事な何だったっけ?」





??「あ、Pチャンの声にゃ!Pチャン何とかするにゃ~!」



前川みく「みくたちの姿がおかしな怪獣になっちゃったのにゃ!」

アナスタシア「ヤー、私、どうしたら良いですか?」

高峯のあ「…ユニーク、過ぎるわね…」



Pタロウ「この大事なときになんて怪獣に…」


麗奈「何よこの一つ目怪獣!」

光「宇宙化猫タマ・ミケ・クロ!有機生命体の記憶や思考を曖昧にする能力がある…んだったはず…」

みく(タマ)「えーっ!じゃあPチャン、みくたちのこと忘れちゃったのにゃ!そんなの嫌にゃ!!」

Pタロウ「ええいプロデューサー舐めるな!自分のアイドルを忘れるほど堕ちちゃいない!」



Pタロウ「まずは右から…貴方は…の…のあさん!」

のあ(クロ)「…流石ね、P…。貴方は私の本質を見誤ることはないようね…」

光「おお、さすがPタロウ!」



Pタロウ「お次は、その喋り方ときれいな声…ア…ア…アーニャだな!」

アナスタシア(ミケ)「ダー、正解、です…。私のことを覚えていてくれて、スパシーバ…ありがとうございます」

麗奈「いい感じじゃない!」


みく(タマ)「さすがはPチャンにゃ!その調子で次いくにゃ!!」

Pタロウ「にゃん…猫のアイドル…ま…み…」

みく(タマ)「そうにゃそうにゃ!あと一声にゃ!!」




Pタロウ「…思い出した!前川!!」

みく(タマ)「なんでにゃ!!」


Pタロウ「いやぁ危ないところだった…ん?仮眠室がやけに騒がしいな…」

光「誰かいるのかな?行ってみよう…ってなんだこの匂い!」

麗奈「酒臭っ!!」



ガチャッ



??「キャッツの交流戦優勝、ばんざーい!カンパーイ!」


??「なーんか身体が変な感じだけど…ま、いいわ!カンパーイ!お姉さんまだまだ呑んじゃうわよー!」


??「だらだら呑んで、からだかわる…ふふっカンパーイ♪」


Pタロウ「うわぁ…」

光「うわぁ…」

麗奈「うわぁ…」



光「酔っぱらい怪獣の飲み会…」

麗奈「なんでこの人達、自分の姿に疑問を抱かないのかしら…」

Pタロウ「友紀!早苗さん!楓さん!事務所での飲酒禁止って何回言ったらわかるんですか!」


友紀(ベロン)「あっれぇ~…Pさんの声がするけどどこにいるの?一緒にキャッツの栄光を祝おうよ!」グビグビ

早苗(ベロン)「あらP君、ずいぶんとかわいい姿になったのね~ほらほらお姉さんのところへ来てお酌しなさいよ~」

Pタロウ「うわっ!早苗さん胸!胸に挟まってやわら苦しいです!!ギブギブ!!」ムギュー


楓(ベロン)「ふふっ…プロデューサーも一杯いかがですか?…あっ」ツルッボシャーン

Pタロウ「あ、熱燗に落ちた!!あづいあづい!!そして匂いにむせる!!」バシャバシャ


光「ぴ、Pタロウ!」

麗奈「いつもより質が悪いわ…」





\ギンガコンフォート!!/




光「はぁ…さすがに疲れたよ…」

麗奈「なんとかみんなを元に戻せたようね…」

Pタロウ「ちひろさんからも連絡があった…事務所にいなかったみんなは無事だ」

光「それにしても、一体なんでみんなが怪獣に?誰かの仕業なのか…!?」






『それは…貴様のしたことだ。南条光…』






光「な…誰だ!Pタロウ、今の声はっ!?」

Pタロウ「わ、わからん!で…でも…今の声は…」

麗奈「光…アンタから聞こえたわよ!」

光「!?」



『もう一度言おう。この事態を引き起こしたのは貴様なのだ』



光「ま、またっ!一体どういう意味だ!」



『貴様の心の闇。そのマイナスエネルギーが我を復活させたのだ…』


光「アタシの闇…なんのことだ!出てこいっ!!」

麗奈「ちょ…ちょっと一体何なのよ!闇とかマイナスエネルギーとか!!」

Pタロウ「闇…マイナスエネルギー…!?まさか…」

光「くそっ!こうなったらライブしてギンガに…」

Pタロウ「…!よせ、光っ!!」




光「………ッ!?」

麗奈「光!その手は!」

光「あ、アタシの手が…ギンガスパークが…黒く…ッ!!」

Pタロウ「や…闇の存在…ッ!!」




『我が名は…ルギエル』




光「うぁぁぁぁぁぁぁーっっっっ!!!!」


麗奈「光ーーーーーッッッ!!!!」

Pタロウ「光ーーーッ!!麗奈、離れろッ!!!」



ルギエル『ほう…まだ我を抑えるか』

光「あ…アタシの心に闇なんてないッ!アタシはアイドルで…ヒーローなんだ!」

ルギエル『何を言っている?貴様の心は貴様も気づかないうちに闇に満ちているのだ』

光「そんなこと…あるわけが…」

Pタロウ「そうだ!光はいつだって元気で…皆のために!」

ルギエル『ほう…皆のために…か』


ルギエル『では…コイツ自身はどうなのだ?…光、貴様は…』

光「…どういう意味だ!」

ルギエル『確かに…周りの奴等は良いかもしれんな。だがな、貴様はずっとその影で居続けたのではないか?』

光「!」

麗奈「……!」

Pタロウ(確かに…光はここのところずっとメインを張っていない…!)


ルギエル『さぞ悔しかろう。妬ましかろう。何せ、貴様だけが売れないのだからな!』

光「違う…違う違う!!アタシはそんなこと思っちゃいないッ…!!!」

麗奈「光…惑わされんじゃないわよ!」

Pタロウ「そうだ光!」


光「今はダメでも!アタシは挫けない…いつか、いつの日かきっと…」




ルギエル『いつか…か。いつかとは、いつになったら訪れるのだ?』

光「う…うるさいうるさいうるさいぃぃぃッッッ!!!」ポロ・・・ポロ…


ルギエル『いつかはトップアイドルになれる。いつかはヒーローになれる。そんなもの、まやかしに過ぎぬ』

Pタロウ「俺が光を必ずトップアイドルにしてみせる!それに、今の光はウルトラマンギンガ…確かにヒーローなんだ!」

光「プロデューサー…そうだよね、アタシは…」



ルギエル『その力も…我が与えてやったものだ』

光「!?」

麗奈「何ですって!?何のために!!」


ルギエル『絶望とは…希望が膨らめば膨らむほどその闇の深さが増す。フハハハ…どうだ?ヒーローになった気分は。闇の力で浮かれるその姿、実に滑稽であったぞ…』

光「そ…そんな…アタシは…アタシは…」


ルギエル『諦めて闇にその身を委ね、我が依代となるのだ。さすれば楽になろう。所詮、ヒーローなど…ましてやアイドルなどただ一時の享楽に過ぎぬ。闇こそが永遠なのだ…』

光「…あ…アタシ…は…」



Pタロウ「光!やめろーッ!!」

麗奈「光ーッ!!!」



光「アタシは…………!!!!」


ドクン…



ルギエル『闇は満ちた』



…ダークルギエル…

ズォォォォ………



麗奈「な…何なのッ!!!光は…光はどうなっちゃったのよ!!!」

Pタロウ「光が…闇に飲み込まれた…!?」


ズンッ……!!!



麗奈「キャアッ!!」

Pタロウ「うわっ!!」



『我は復活した!』


麗奈「な…」

Pタロウ「ダ…ダークルギエルが…!!」


ちひろ「一体どうしたんですか!!…キャアァァァァ!?」

友紀「うぇぇぇぇっ!!何あのでっかいの!!!」

のあ「闇の…支配者………!!」



Pタロウ「みんな!ここは危険だ!!」

麗奈「こ…このぉッ!!光を返しなさい!!!」



みく「ひ…光チャンが一体どうしたのニャ!!説明してPチャン!!!」

Pタロウ「詳しい説明は後だ!!とにかく、光がアイツに取り込まれてしまったんだ!!!」

輝子「で…デンジャーじゃないか…」


ルギエル『フハハハ…我の力を見よ!』


Pタロウ「…!!危ない、逃げろッ!!!」

早苗「みんなこっち!!」

あやめ「早くっ!!!」

茜「麗奈ちゃん!いきますよ!!」

麗奈「光…光ーッ!!!」


ズガシャアッ!!!


乃々「じ、事務所が…!!」


ちひろ「そ…そんな…私たちの事務所が…」フラッ

楓「ちひろさん!しっかりし…て…!?」フラッ

アナスタシア「シトー…!いったい、何が…」ドサッ


葵「力が…抜けてくっちゃ…」フラッ

七海「あぅぅ…」ドサッ

杏「ちょっと…シャレにならないって…」ドサッ


Pタロウ「みんな…しっかりしろッ!!ルギエル…一体何をした!!」


ルギエル『貴様は…ただの人間がなぜその姿を…?』

ルギエル『まあ良い。知れたことよ…貴様らの絶望、マイナスエネルギーを吸収した。我はそれを糧とし、この世界全てを止める』


Pタロウ「そうは…させるかッ!!!」


珠美「P…殿…た、珠美の力及ばず…」ドサッ

亜子「や…ヤバイって…こんなん…」ドサッ


麗奈「ひ…光…ひか…る…」ドサッ



光『………』



Pタロウ「麗奈…麗奈!!…光ーッ!!目を覚ませーッ!!!」


ルギエル『フフフ…フハハハハハ!所詮貴様は何の力も持たぬ惨めな人形に過ぎぬ…。貴様の正解が終焉を迎える様を見ているが良い!』

×正解 ○世界






Pタロウ「何で…なぜ俺は、こんな姿に!光が…皆が傷つき倒れていくというのに…!!」

Pタロウ「何もできないのなら…!!誰か…教えてくれ!!!」






???『それは…プロデューサーだからだよキミィ』



Pタロウ「……!?」




???『アイドルたちを輝くステージへと連れて行くのがキミの役目だ』

???『ウィ。ここまで言えば…いくら弱小プロデューサーでも何をすべきかわかるだろう』

?61『わかったらさっさと行け!』

76?『さぁ…アイドルたちの希望を…未来をただの夢で終わらせてはいけないよ!がんばってくれたまえキミィ!!』



Pタロウ「俺は…プロデューサー…」






麗奈「………お…願い…シンデレラ…夢は夢で終われない…」






Pタロウ「麗奈……?」



麗奈「動き始めてる…輝く日のために………」


光『………』



みく「…エヴリデイ どんなときも キュートハート 持ってたい」

乃々「…ピンチもサバイバルも クールに超えたい」

茜「アップデイト 無敵なパッション くじけ心 更新」

輝子「わ…私に出来ることだけを 重ねて…」



Pタロウ「みんな…!!」

ルギエル『ふ…不快な歌を…!!』


友紀「お願い!シンデレラ 夢は夢で終われない」

早苗「叶えるよ 星に願いをかけたなら」

珠美「みつけよう My Only Star まだまだ小さいけど」

亜子「光り始めてる 輝く日のために」



光『………』


『ときどき落ち込んじゃって 逃げ出したくなったり
チャンスもオーディションも掴めなかったり
そのとき 君の笑顔 私のパワーになって
もう一度 頑張れる勇気くれるの

裸足でスタートしても
繰り返すバトル 届けスマイル 忘れない

誰もが シンデレラ
夢から今目覚めて
はじまるよ 新たなストーリー描いたら
掴もう! My Only Star
まだまだ遠くだけど
光降り注ぐ 明日へ向かうために』




ルギエル『…絶望が…マイナスエネルギーが止まった!?…。またしても…人間ごときが…!!』


Pタロウ「ルギエル…お前は何もわかっちゃいない。アイドルは…みんなの輝きは、決して一時の享楽なんかじゃない!!」

ルギエル『何だと…?』

Pタロウ「アイドルたちの夢が人々の力になる!!挫けても諦めない…前を向いて進む希望という力に!!!」

ルギエル『人形風情が生意気な口を…!』


『心に シンデレラ 私だけじゃ始まんない
変われるよ 君の願いとリンクして
誰かを 照らせるスター☆ いつかなれますように…
動き始めてる 輝く日のために』



Pタロウ「そして…俺はアイドルを守るためにここにいる!!それがプロデューサーの使命だから!!」


パァァァァァ…


ルギエル『…ギンガライトスパーク!?何故貴様等の手に…ッ!?』




『お願い! シンデレラ 夢は夢で終われない
叶えるよ 星に願いをかけたなら
みつけよう! My Only Star 探し続けていきたい』



Pタロウ「みんな…力を貸してくれ!!光を助け出すために!!!」



『涙のあとには また笑って スマートにね
でも可愛く 進もう!』


Pタロウ「さぁ…いくぞ!!!」







『タローーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!』







Pタロウ「セイリャァァッ!!!」

ズガッ!

ルギエル『ぐぅっ!?貴様…!!!』


光『………P………?みんな………?』



Pタロウ「光を…返してもらうぞ!!」

ルギエル『貴様如きに…我が闇は止められぬ!!光は既に貴様の手の届かぬ、深き闇の底に沈んでいるのだ!!』

Pタロウ「くっ…」



光『………みんな、ごめん……アタシは…アタシは…………』


ルギエル『絶望しろ人間ども! 我が糧となる栄光を感じながら!』


バシュッ!!


Pタロウ「光ーッ!! まだ…何か手はあるはず…どうしたら…ッ!?」



麗奈「………黙って聞いていれば勝手なことを…」


Pタロウ「麗奈…?」


麗奈「…P! アタシが行くわッ!! アタシが光を引っ張りだしてやるわッ!!」

Pタロウ「一体何を…どうするつもりだ!?」

麗奈「それはアンタが考えなさいッ!」

Pタロウ「そんな無茶な!!」

麗奈「アタシは世界を征服するのッ! こんな奴なんかに負けないわよッ!!」

麗奈「それにね…光のやつ、張り倒してやんないと気がすまないわ!!」

麗奈「だから、だから…お願い、アタシに行かせて! …光を助けたいのよッ!!」


Pタロウ「………」


Pタロウ「…わかった。麗奈の精神を、ヤツの中に飛ばす…。」

Pタロウ「危険だが…いいんだな?」

ちひろ「Pさん! そんな無茶な!!」

早苗「麗奈ちゃん…!!」


麗奈「危険なのはわかってるわ。でも、これはアタシにしかできないのよ!!」


早苗「…信じるわ。だから必ず帰ってくるのよ…!!」

早苗「P君! 麗奈ちゃんの身体はアタシたちが何とかする! だから…」

Pタロウ「わかってます。ルギエルは俺が抑えます!!」

Pタロウ「絶対にみんなを傷つけさせはしません!!」


Pタロウ「麗奈…準備はいいか?」

麗奈「いつでもいいわよ!!」



Pタロウ「よしッ!! ……ウルトラ念力!!!」


ギュアアアアアア…


麗奈「……!!」フラッ…


早苗「麗奈ちゃん!」ガシィ

ちひろ「早苗さん、こっちに!!」


ルギエル『フン…小賢しいことをしているようだが…往生際の悪い奴等よ!!』

Pタロウ「お前の相手は俺だッ! みんなには、指一本触れさせん!!」

ルギエル『…貴様から砕いてくれるわッ!!』


 ・
 ・
 ・
 ・
 ・
麗奈『ここが…闇の中? 本当に真っ暗闇ね…それもまとわりついてくるような…』

麗奈『光…光は…』

麗奈『光ーッ!! どこにいるのッ!!』




光『…れ…いな………?』



麗奈『…光ッ!!』


麗奈(…闇が光の身体を何重にも…)

光『…麗奈…ゴメン…アタシは…』

麗奈『そんなことはいいから!! ほら、さっさとこんな気味の悪いところ帰るわよ!!』

光『…アタシは…ヒーローなんかじゃなかった…』

光『仲間の成功を妬み…自分の不甲斐なさを嘆き…それを人のせいにして恨んで…』

麗奈『…何をウジウジしてるのよ! 帰ったらいくらでも聞いてあげるから!!』

麗奈『みんな…アンタを心配してる! Pだって戦ってる!!』

光『こんな醜いアタシは…みんなのところになんて帰れないよ…』

光『アタシはダークルギエルを呼び寄せ…復活させてしまったんだ。きっと…みんなアタシを…』



麗奈(…! アタシの身体にも闇が絡みついて…)



光『…だから、だから…お願い。アタシのことはもう…』ポロ…ポロ…

光『麗奈、逃げて…アタシのことはいいから…』



麗奈『………』





麗奈『………スペシャルレイナサマバズーカッ!!!』



ボゴォォォォォン!!!!



光『わぷっ!!!!』

諸事情により中断してしまっていました。

再開します。


光『ゴホゴホッ…何するんだよ麗奈!』



麗奈『………のよ……』

光『麗奈…?』


麗奈『醜かったらヒーローじゃないなんて誰が決めたのよッ!!!』


光『え…だって…』

麗奈『いいじゃない! 妬もうが、嘆こうが、恨もうが!!』

麗奈『だって人間だもの! そんなの当たり前じゃない!!』

麗奈『妬んで、嘆いて、恨んで! でも、だからそれを乗り越えたい!!』

麗奈『そうやってみんな、前に進んでいくのよ!!!』

光『………』


Pタロウ「くぅっ…光…麗奈!!」

ルギエル『何やら小賢しいことをしているようだが…無駄なこと! 一度纏わりついた闇はそう簡単に晴らせはせぬ!』



麗奈『キャアッ!!』

光『!…闇が…更に絡みついてきた…!』



麗奈『こんな…こんな闇がなんだって言うのよ! いいこと、アンタはアタシとみんなのところへ帰る! これはレイナサマが決定したことなんだから!!』

光『麗奈…』


麗奈『光! 手を伸ばしなさい!』

光『む…無理だよ…』

麗奈『聞こえないの? アンタを呼ぶみんなの声が…』

光『え…』



『『『…かる…光ちゃん…!!』』』


光『あ…みんな…』


ちひろ「光ちゃん! 負けないで!!」

亜子「光ちゃーん! まだまだ稼がなアカンでーッ!!」

あやめ「帰って、一緒に忍術の修業をする約束をしたではありませんか!!」

珠美「珠美も、一緒に大きくなるって約束をしました!!」

葵「おいしい料理作って待ってるっちゃ!!」

七海「七海はおいしいお魚を釣ってくるのれすー!!」

輝子「トモダチとこんな風に別れるなんて、アタシは許しちゃおけないんだぜーッ!!!」

乃々「も…もっと、光さんと…い、一緒にアイドルを続けていきたいんですからーッ!!!」


杏「たまには特撮ごっこ付き合ってあげるよー? …だからさ、帰っておいでよ!!」

茜「アタシは! 光ちゃんとするトレーニングが大好きなんです!! 光ちゃんも大好きなんです!!!」

みく「光チャン! 早く帰ってくるにゃ!!」

のあ「光…貴方に、闇など似合わない…」

アナスタシア「ダー、一緒に輝きましょう…」

友紀「光ちゃーん! ゲームは家に帰るまで終わりじゃないよ!! こっから一発逆転!!!」

早苗「そこのデカブツ、光ちゃんに傷ひとつつけてみなさい!! 逮捕くらいじゃ済まないわよッ!!!」

楓「光ちゃーん? 一緒に、未来を探していきましょう!」


光『み…みんな…』


Pタロウ「光…すまなかった…光の、相棒の心の痛みに気づいてやれなくて!!」

Pタロウ「俺が、必ず連れて行く!! お前が輝く場所へ!!!」

Pタロウ「だから…早く帰って来い!!!」


ルギエル『ぬけぬけと…これも、貴様のひ弱さが招いたことよ!!』バシュッ!!

Pタロウ「ぐあッ…」

光『もう…もうやめてくれ!! お願いだから…!!!』


Pタロウ「確かに、俺は弱い…」

Pタロウ「でも、俺は必ずもっと強くなる!! …みんなと、光と一緒にだ!!!」


光『P……!』


麗奈『光…レイナサマは必ず、この世界の頂点に立つ!』

麗奈『でもね、アタシだけじゃつまらない。おこちゃまで、いいこちゃんなヒーローが隣にいれば、レイナサマがより引き立つってものよ』

麗奈『…アタシには…ヒーローが必要なの』

光『麗奈…アタシは…』


麗奈『アンタの元気が…笑顔が、みんなに輝きをくれた! アタシを助けてくれたの!!』

麗奈『光…! アンタが自分のことをどう思おうが…アンタはアイドルで、レイナサマのヒーローなのよ!!』

光『…!!』


麗奈『今度は、アタシたちが光を助ける番なのよ!』

麗奈『アタシは…アンタともっともっと上に行きたい!! 輝きたい!!!』

麗奈『だから…だから……!!』



Pタロウ「光!」

ちひろ「光ちゃん!」

亜子「光ちゃん!」

あやめ「光殿!」

珠美「光ちゃん!」

葵「光ちゃん!」

七海「光さん!」

輝子「光!」

乃々「光さん!」


杏「光!」

茜「光ちゃん!」

みく「光チャン!」

のあ「光…!」

アナスタシア「光!」

友紀「光ちゃん!」

早苗「光ちゃん!」

楓「光ちゃん!」



麗奈『だから…光!!』









「「「「「「『諦めるなーーーーーーーーーッ!!!!!!!』」」」」」」









光『みんな…麗奈…ッ!!!』ググッ…

麗奈『光…ッ!!!』ググッ…


ガシイッ!!!!

パアァァァァァァァ…



ルギエル『ぬぅ…こ、これは…!?』

ルギエル『わ、我が闇が……!!』



光「………あ…ここは…」

麗奈「もど…れた……?」

光「うん…うん!! 戻れた!!!」

麗奈「やった!! 戻れたわ!!!」


ルギエル『……もはや遅い!! 我が力、貴様等如きに止められはせぬのだ!!!』ドゴッ!

Pタロウ「ぐあッ…!」


麗奈「Pッ!!」

光「…なんとかしなきゃ…!!」


パシュッ!!


麗奈「…あ…光…それは…!」

光「…ギンガスパーク!!」


麗奈「…光……」

光「…麗奈、ありがとう。アタシは…もう迷わない!!」

光「だって、アタシはアイドルで…ヒーローなんだ!!!」



麗奈「負けたら…承知しないわよッ!! あんなヤツ、思いっきりぶっ飛ばしてやりなさい!!!」

光「まかせろ! …いってきます、また後でな!!」ダッ





麗奈「怪我するんじゃないわよ―ッ!!! …お願い、神様がいるのなら…光を守って…!」




光「アタシは…負けない!」




ウルトライブ! ウルトラマンギンガ!!!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm23215488




すみません、本日はここまでです。


次回は明後日になります。
完結予定。




ルギエル『ククク…ここまでか?』

Pタロウ「ぐぅっ…まだまだ…」

ルギエル『案ずるな、今楽にしてやる…』ググググ…

ちひろ「プロデューサーさん!」




『ギンガファイヤーボール!!』




ルギエル『ぬぅッ!!!』ドガガガッ!!

Pタロウ「………!!」


光「済まない…待たせたな!」

Pタロウ「…光!!」



ルギエル『貴様…』

光「好き放題してくれたな…だが、それもここまでだっ!!」


Pタロウ「光…だいじょうぶか!?」

光「麗奈が…みんなが、アタシにもう一度立ち上がる力をくれたんだ! ごめん…Pタロウ、アタシなんかのために…。」

Pタロウ「いいんだ、アイドルのために身体を張るのが俺の使命なんだからな」

光「後は…アタシが決着をつける!!」


ルギエル『往生際の悪い…もはや、貴様には用がない!』ドゴゴゴゴゴゴッ!!!

光「うわっ!!」バガガガッ!!!

Pタロウ「光ッ!!」



麗奈「光…!」

早苗「麗奈ちゃん! 怪我はない!?」タタっ

麗奈「早苗…みんな…」

ちひろ「光ちゃん…だいじょうぶかしら…」

麗奈「…当たり前じゃない。絶対に…ウルトラマンは…光は、負けない!!」

ちひろ「…そうね。信じて…待ちましょう!!」


ルギエル『何故、しがみつく? 所詮は輝きなど一瞬の煌めきに過ぎぬ…。永遠に続く闇に身を任せれば楽になろうものを!!』

光「Pは言った…アタシ達の輝きが、みんなの希望になるんだって! アタシはそれを信じる…ずっとみんなの心に残る希望になるんだ!!」

ルギエル『クックックッ…輝きを生み出せぬ分際でよく言う…』

光「…確かに、アタシにはまだまだ輝きが足りない…。でも、もう迷わない!!」

ルギエル『…何だと?』


光「アタシはPを信じる! 輝く場所へ連れて行ってくれるって言ってくれたPを!!」

Pタロウ「………」


光「アタシは麗奈を、CGプロのみんなを…仲間たちを信じる! こんなアタシのことを認めてくれた仲間たちを!!」

麗奈「………」



光「だからやっと…アタシはアタシのことを信じられる! いつかきっと輝くんだって!!」

光「ルギエル…もう、アタシは闇になんか負けない!!」

ルギエル『…おのれぇぇぇ!!!』


光「ギンガクロスシュート!!」バシュウッ!

ルギエル『ぐおぉッ!? …この力ッ…!!』

Pタロウ「光…!」


光「…P、ありがとう。アタシはやっとわかった。アタシたちの使命は、輝きをみんなの希望として届けること…」

光「そして、その輝きを繋げていくこと!」

光「アタシは、アタシの輝きを走り切る…そして、その輝きを繋ぐ! 麗奈と、仲間と一緒にね!! だから、だから…」

Pタロウ「…俺も、ずっと一緒に走ってやる! 光と、みんなと輝きの向こう側へ!!」

光「…うん!!!」


ルギエル『く…終わらぬ! まだ我が闇はまだ…!!』


光「さあ、これで決めるぞ!!」

Pタロウ「力を…合わせて!!」

麗奈「行っけぇーーーーー!!!!」






光・Pタロウ「「ギンガサンシャイン・ストリウム!!!」」







ルギエル『グゥアァァァァァァァ…わ、我、は……!!!!!!』



ズガァァァァァァン!!!!





『…やはり、来てくれたか』

『遅くなってすまない。貴方こそ…教官として忙しい身でありながらよくここまで』

『若い奴らが大分成長してきたからな。久しぶりに好きにさせてもらったよ』

『どこの世界でも、前を向いて進む若者は応援したくなるものだからな』

『まったくだ…。さて、そろそろ私は戻らねばならん。…また会おう、ギンガ』

『そうだな、タロウ。またいつか』






光『…………ありがとう…ギンガ…タロウ………』




麗奈「光ーッ!」

光「麗奈…」

麗奈「だいじょうぶ? どこも怪我してないッ!?」

光「麗奈…ごめんよ、心配かけて…」

麗奈「こ…このレイナサマがアンタなんか、心配するわけ…グシュッ、ない、じゃないっ…」

光「ごめん…ごめんね、ごべん、なざい…ありがどう…」

麗奈「良かった…無事で…良かったよぉ…」


P「…やっと戻れたぁ…久しぶりのこの頭…」

ちひろ「プロデューサーさんっ! 無事でしたか!」

P「ちひろさん…みんなも無事で!」

ちひろ「事務所は大変ですけどね…」

光「…みんな、ごめんなさい!! アタシ…」

早苗「ま、光ちゃんが無事帰ってきたんだし、いいんじゃない?」

杏「事務所がこれじゃ、しばらく仕事はお休みだよね? じゃ、杏はこれで…」

P「残念だが、お前はこれから田舎での夏休みロケだ。お、もうすぐ空港へいかなきゃな~」

杏「そんな~」ズルズル



麗奈「まったく…事務所がこんなだってのに、みんな呑気なものね…」

光「ははっ…でも、本当に頼もしいな…」

麗奈「確かにね。さ、事務所を片付けるわよ!」

光「うん、いこう麗奈!」

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光(あれから数ヶ月が経った)

光(ちひろさんに事務所の修繕費のことを尋ねたら『月末の確率締めるから大丈夫』と言っていた)

光(その月末に、Pが危うくファントムになりかけて通りすがりの魔法使いに助けてもらっていたのはまた別の話)

光(もちろん、アタシにはもうウルトライブ能力はない)

光(でも、もう大丈夫。あの日ギンガが、そしてみんながくれたくれた輝きは今もこの胸に残っている)

光(きっと、これからもずっと…)



光(そして………)



光「………」


麗奈「…ガッチガチじゃない…。シャキッとしなさいよ!」

光「れ…麗奈…。だって、こんなにお客さんが来るなんてぇ…!」

麗奈「あ~もう! せっかくの単独ライブなのに怖気づくんじゃないわよ!」

P「そうだぞ光! お前のこれまでの努力を信じてぶつけてこい!」

光「P…麗奈…よーし! アタシ、行ってくるよ!!」



麗奈「…かましてきなさい、光!!」

光「へへっ、見ていてよ麗奈!!」




ワァァァァァァァァ………


光「みんな、待たせたなっ!!!」




おわり



これで終了です。

時間がかかりすぎですね。

寝落ちする癖、治りません…。


ウルトラマンギンガS、楽しんでいますでしょうか?

早くウチの地域でも放送してくれないかしら~。


HTML依頼を出しておきます。

この題材でまた書くと思います。

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