黒井「どうしてこうなるんだ」 (43)
『765プロ大躍進!ブレイク間近か!?』
黒井「うぬぬ……」ギリギリ
美希「おはようなのー」ガチャ
黒井「……美希ちゃんか」
美希「?」
黒井「いやいや丁度良かった。君は今日三浦あずさと共演するんだったな」
美希「そうだよ?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1395874380
黒井「これをロケ弁に仕込んでおけ」っ⚫︎
美希「なにこれ?」
黒井「超強力な下剤だ。誤って飲んだりするなよ?」
美希「飲んだらどうなるの?」
黒井「まともな人間なら3日間下痢が止まらなくなる」
美希「うわあ……」
黒井「イヤとは言わせないぞ?」
美希「ふーん…まあやってあげるの」
黒井「なんだ、いつになく協力的だな」
美希「あずさには申し訳ないけど、今回765にはミキもちょっと怒ってるからね」
黒井「ほう、何かされたのか」
美希「……忘れられないの!向こうのプロデューサーが──」
黒井「あのヘッポコプロデューサーか」
美希「──ミキのおにぎりをこっそりおからの塊にすり替えたこと…!!」
黒井「………ま、まあよろしく頼む」
美希「はーいなの」
SP準拠?
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美希「~♪~♪」テクテク
黒井「おっ上手くいったかね?」
美希「うん、ばっちしなの!!」
黒井「そうかそうか!オンエアが楽しみだな…」
美希「あずさがいつも以上に調子良かったから楽しかったの!!」
黒井「ふふふ………ん?調子が良かった?」
美希「うん!惚れ惚れしちゃったの!」
黒井「えっ」
美希「ミキもね、あずさにナデナデしてもらって絶好調だったの!!」
黒井「……三浦あずさに下剤は効かないのか…?」
美希「あ、そのことだけどね」
黒井「うん?あ、ああ…」
美希「あずさから伝言だよ?」
あずさ『恥ずかしながら最近便秘気味だったんです~。黒井社長、ささやかな心遣いありがとうございます♪』
黒井「」
美希「だって!社長の評判も上がったし大成功なの!!」
>>5
基本的にそのつもりですが、もしかしたらSPと設定が食い違っている所があるかもしれません
黒井「………ど」
美希「ど?」
黒井「どうしてこうなるんだあああああ!!」ガンガン
美希「しゃちょおおおおお!?」
黒いさすが黒井社長黒い
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『765プロのユニットが鮮烈デビュー!新たな時代の幕開けか!?』
黒井「ぐぬぬ……」ポパピプペ
黒井「ウィ、私だ。打ち合わせ通りに頼む」ピッ
貴音「失礼いたします」ガチャ
黒井「…ああ、貴音ちゃん」
貴音「おはようございます、黒井殿」
黒井「君は如月千早と歌番組で共演だったね」
貴音「ええ、それが何か……」
黒井「話は通してある、タイミングは君が決めたまえ」
貴音「はて、何のたいみんぐですか?」
黒井「如月千早が歌う時に音響と照明を落とすのだ」
貴音「……そのような事は私ではなくぷろふぇっしょなるに頼むべきでは」
黒井「君は歌に詳しいからな、どのタイミングで落とせば歌を台無しに出来るか分かるんじゃないかと踏んだんだ」
貴音「ふむ……そういうことでしたらお引き受けしましょう」
黒井「珍しいな。貴音ちゃんは汚れ仕事は嫌いだと思っていたのだが」
貴音「実は私、765ぷろのぷろでゅうさあには思うところがございまして」
黒井「またあいつか……」
貴音「ええ、忘れもしません……!」
貴音「私のらぁめんをこっそり春雨にすり替えたことを……!!」
黒井「あー……うん。番組は今夜収録だ、頼むぞ」
貴音「お任せ下さい」
~~~~~~~~~~~~~~~
貴音「………♪」コロコロ
黒井「ご苦労だったな、貴音ちゃん」
貴音「ふぁ、ふほひほほ」コロコロ
黒井「……口に物を入れながら話すな。ほら、この紙にペッしなさい」
貴音「ん……」ンペ
黒井「飴か……で、結果はどうだったかね?」
貴音「ええ、大盛り上がりでした」
黒井「貴音ちゃんの実力なら当然だろう。如月千早の件は?」
貴音「?ですから、大盛り上がりでした、と」
黒井「………えっ」
貴音「やはり如月千早からは見習うべきものが多々ありますね」ウンウン
黒井「おいおい照明音響は落とさなかったのかね?」
貴音「……そのことですが……あの…」
黒井「………」
貴音「最高のたいみんぐで落とした筈なのですが、ふぁんの方には気の利いた演出だと思われたようです」
黒井「な……」
貴音「黒井殿、如月千早から言付けを受け取っております」
千早『 声が外れたのを上手くカバーして下さって有難うございます。黒井社長の絶妙な演出に感謝いたします』
黒井「」
貴音「黒井殿の評判も上がり、私は如月千早から飴を貰えてまさに一石二鳥ですね」
黒井崇男 有能 ぐう聖
黒井「………ど」
貴音「ど?」
黒井「どうしてこうなるんだあああああ!!」ゴンゴン
貴音「黒井殿おおおおお!?」
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『燦然と輝く765の歌姫!アイドル業界に旋風を巻き起こす!!』
黒井「ぐぎぎ……」イライラ
響「はいさーい!!」ドガァ
黒井「……響ちゃん、ドアは壊さないでくれって何度も言っているだろう」
響「あ、あぅ…ごめんなさい……」シュン
黒井「きちんと謝るのは良い事だ。よし、君は萩原雪歩とドラマで共演だったな?」
響「うん!犬と人間の友情を描いたハートフルストーリーさー!!」
黒井「……なぜ萩原雪歩はその仕事を受けたんだ……?」
響「あーそういえば犬嫌いだったね…」
黒井「まあいい。そのドラマに出演する犬だが……君のところのいぬ実を」
響「いぬ美だぞ」
黒井「細かいことはどうでもいい!とにかくその犬を萩原雪歩にけしかけるのだ!」
響「そんなことできるのか?」
黒井「私が制作会社に圧力をかける。犬のキャストを変えるくらい訳はないだろう」
響「よしっ分かったぞ!」
黒井「また随分物分りがいいな。……もしやまた向こうのプロデューサーか?」
響「それが酷いんだよ!なっハム蔵!」
ハム蔵「ヂュイッ‼︎(あぁ、全く信じらんねぇぜ!)」ヒョコッ
黒井「今度は何をされたのかね」
響「あいつ、ハム蔵のひまわりの種を食べたんだ!!」プンスカ
黒井「見境無いのかあのプロデューサーは!?」
響「なんか思い出しただけで腹が立ってきたぞ!ちょっと収録ついでに蹴ってくる!!」ドバァン
黒井「あ、おい……」
ハム蔵「……ヂュヂュ(…やれやれ)」
黒井「……ハァ、響ちゃんをしっかり見張っておいてくれたまえ、ハム造」
ハム蔵「俺はハム蔵だ(ヂュヂュイ)」
~~~~~~~~~~~~~~~
響「たっだいまー!!」ドギャア
黒井「だからドアは壊すなと……いやもういい、結果は?」
響「大成功さー!監督がねっ、いぬ美が作品のイメージにピッタリだって大喜びしてたぞ!!」
黒井「ほう、無理矢理変えさせたがかえって良かったか……で、萩原雪歩は?」
響「すごい演技だったぞ!完璧な自分が言うのもなんだけど完璧な演技だったな!」
黒井「なにっ!?」
響「いぬ美も懐いたみたいだしまた一緒に仕事したいな!」
黒井「………」
響「あ、あと雪歩から伝言を頼まれてるぞ」
雪歩『えへへ、いぬ美ちゃんって人懐っこくてかわいいんですねっ!黒井社長、いぬ美ちゃんを起用してくれてありがとうございますぅ♪』
黒井「」
響「いぬ美のおかげで犬嫌いもある程度克服できたみたいだねっ!」
ハム蔵「ヂュヂュ(良いことずくめだな)」
黒井「……ど」
響「ど?」
ハム蔵「ヂュ?」
黒井「どうしてこうなるんだあああああ!!」ガゴンガゴン
響・ハム蔵「「しゃちょおおおおお!?(ヂュヂュ-!?)」」
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『765プロの快進撃が止まらない!絶好調の秘密に迫る!』
黒井「くそっ…何故上手くいかん!……ん?」
『──なんと961プロが裏でサポートしていた!?』
黒井「………は?」
『765プロアイドルの証言をご覧下さい』
黒井「な……な……」
『あずさ「あれから毎日快調で~♪黒井社長、またよろしくお願いしますねっ♪」』
『千早「この前は助けて頂きましたが、次こそは全力で行かせてもらいます!」』
『雪歩「今度ぜひ事務所にいらして下さい!765プロみんなで歓迎しますぅ♪」』
黒井「」
『なにかとヒールなイメージがつきまとう黒井社長、この件で一気に払拭しそうですね!!』
『おっさんのツンデレ……滾りますね』
黒井「……」プルプル
『さて続いては正統派ツンデレの──』ブツッ
黒井「………」
黒井「…………ど、ど、」
\どうしてこうなるんだあああああ!!/
ダァー
ダァ-
終わり
win-winじゃないか流石黒井社長
以上です。
よろしければ前作の
黒井「勘違いするな」
も読んでくれたら嬉しいかなーって
だろうなとは思った
おつおつ
乙
乙なの
乙です
ハム蔵が人の言葉を喋った……だと!
おつ!
また黒井社長の書いてくれ!
キモいスレだったな
端末Oは本当に仕方ないな
いいssだった、かけ値なしに
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