エレン・イェーガー -その青春- (28)

グリシャ「君が、ジャン・キルシュタインだね?」

ジャン「そうです、これからお世話になります」

グリシャ「君はこれから私たちと同じ家族の一員だよ」

エレン「よろしくな!」

サシャ「ハッハッ」

ボギャァー!!!!!

エレン「なッ!ジャンの俊足の蹴りがサシャの顔面を!」

ジャン「フン」

エレン「な、なにをするだァーーーーッ!許さねえ!」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375347044

それからエレンの生活は一変したッ!



グリシャ「エレン、また間違えているぞ」

エレン「ちくしょう・・・」

グリシャ「ジャンを見ろ、10問中10問正解だ」

ジャン「フン、この程度の問題も解けないのか?」

エレン「クソッコイツ!」ガタッ

ジャン「やんのかコラ!」

グリシャ「二人ともやめなさい!」




グリシャ「エレン!なんだその食べ方は!テーブルマナーがなっていないぞ!」

エレン「でも好きなものは好きな食べ方で食べたいし・・・」

ジャン「ハッ、そのくらい我慢できないのか?まだまだガキだなぁ」

エレン「ぐぬぬ」

スポーツ!それは人々の心を熱狂させた!

司会「挑戦者、エレン・イェーガー君!彼は最近めきめきと実力をつけてきました!」

エレン「さぁ、今日の相手は誰だ!」

司会「そして対戦相手ですが、なんとこの街に来たばかりの、ジャン・キルシュタイン君です!」

エレン「え!?」

ジャン「フフフ」


司会「このゲームは顔面に一発でもくらったら負けになる!」

カーン


エレン「チッ、ジャンだろうが関係ねえ、やってやるぜ!」

シュシュシュ

ジャン「フン」

スカッスカッ

アニ「!?なんだアイツの動きは・・・」

観客「一発も当たらないなんて!」

エレン「クソックソッ!」

ジャン「でェいッ!」バキィ

ジャン「そのまま目に指を突っ込んで殴り抜けるッ!」

エレン「ぐあああああああああああああああ」

テスト

おっ、立て逃げしたかと思った。
やっぱりジャンはあんまディオみたくカリスマ性に違和感あるな。

司会「勝者!ジャン!!」

コニー「すげぇな!今のどうやったんだ!?」

ジャン「ここに居る奴らには教えてやるよ。ただしエレンには言うんじゃねーぞ!アイツはすぐ人にいうからなぁ!」

エレン「クソッジャンの奴・・・!」

ジャン「フハハハハハ!!」



エレン「くそッ!なんだか侵略されてる気分だ!」トボトボ


エレン「あ、おーいお前ら!遊ぼうぜ!」

ダズ「おいチクリがいるぞ」

トーマス「行こうぜ、また何か言われる」スタスタ


エレン「お、俺が何したってんだよ・・・」グスグス


スッ

エレン「ん?」



ミカサ「・・・・」


タッタッタ

エレン「・・・オーイ!ぶどうありがとな!また来いよ!明日もここにいるからよ!」



ミカサ「・・・エレン///」

恋ッ!?その素敵な好奇心がエレンを行動させたッ!?

二人はたちまち友達になった!
ついでにまた一人友達も増えた!


エレン「へへへ」

アルミン「ははは、エレンったら」

ミカサ「エレンエレンエレンエレンウフフフフ」


ジャン「・・・・・チッ!あの野郎・・・」

ジャン「あ、あの!」

ミカサ「・・・何か?」

ジャン「あ、その・・・綺麗な黒髪だな・・・」

ミカサ「どうも」スタスタ

ジャン「ヘヘ・・・じゃなかった、待ってくれ!」

ミカサ「?」

ジャン「お前、ミカサって言うんだろ?最近エレンと随分仲が良いみたいだな」

ミカサ「それが何か?」

ジャン「おかしいと思ったんだよなぁ、最近あの野郎が随分浮かれてるみたいだからよ」

ミカサ(エレンが私と一緒にいて浮かれている・・・)

ジャン(今だ!)

ズキュゥゥゥゥn

バシャッドゴォ

ジャン「ブバァッ!泥水で顔を洗われた!」

ミカサ「まだ恋人にもなっていないのにせっかちなエレン待っててねエレン今すぐお互いの気持ちを伝えあって一つになろうすぐいくからエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレン」


コニー「さ、流石ミカサ!」

マルコ「俺たちに出来ないことを平然とやってのける!」

コニー「そこに痺れる憧れるぜ!」

アルミン「遅かったねミカサ」

ミカサ「よくわからない馬面に絡まれて遅くなった」シュババッ

エレン「!泥が付いてる!何かされたのか!?」ズイッ

ミカサ「エ、エレンち、近い///」

エレン「誰だ!ミカサにこんなひどいことをした奴は!俺がぶん殴ってやる!」

ミカサ「エレン・・・」ジーン



エレン「ジャァァァァァン!」

ジャン「あぁ!?人の名前を気安く呼ぶんじゃねぇよ!」

エレン「絶対許さねぇ!俺に対する嫌がらせはどうでもいい!」

エレン「でもミカサに対する嫌がらせは絶対許さねぇ!」

ジャン「話がわかんねーけどムシャクシャしてるからやってやるぜ!」

エレン「うるせぇぇぇ」

バキィッ!

エレン「ぐああああああ」

ジャン「オラッ!羨ましいんだよォォォォ」

エレン(くそっ強えぇ!でもこんな奴に負けたくねぇ!)

ドゴォッ!

ジャン「な、なんだこいつ!蹴りを入れたのに突っ込んできやがった!」

エレン「うおおおおおおおおお」

バキー

ジャン「ぐはっ」

エレン「お前がっ!泣いてもっ!殴るのをやめねぇぇぇ!!!」

ドコバキゴシャァー

グリシャ「何やってるんだお前たち!」

エレン「だってこいつが!」

グリシャ「うるさい!エレン、今のは抵抗できないジャンを一方的に殴ってるように見えたぞ!」

エレン「ちげーよ父さん!」

グリシャ「いいから二人共部屋に戻りなさい!」


ジャン「・・・チッ」トボトボ



薬「」ポロッ

カルラ「あら?こんなところにゴミが」

カルラ「燃やしてしまいましょう」


サシャ「ぎいああああああああああああああああああああああああああああああづっあづあづああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」


カルラ「あらあら・・・」

エレン「ミカサ、大丈夫か?お前にひどいことした奴は懲らしめてやったからな」

ミカサ「うん、ありがとうエレン大好き」ギュー

エレン「暑苦しい」



グリシャ「あまりにひどい状態だったからね、もう埋葬しておいたよ」

エレン「そんな・・・サシャが・・・」

グリシャ「警察が言うには、番犬が邪魔な泥棒の仕業らしい」

エレン「クソッ・・・誰がこんなむごい事を」




エレン「ついこの前まで元気に走り回ってたのに・・・うええええええん」

アルミン「よしよし」

ミカサ「エレン・・・」ギュー

ジャン「アイツの爆発力は相当なものだったな」

ジャン「とりあえずサシャを燃やしてスッキリしたからな、冷静にならねえと」

マルコ「ジャンは強い人じゃないから弱い人の気持ちがよくわかるんだよ」

マルコ「それでいて、現状を正しく認識することに長けているから今、何をすべきなのか明確にわかるんだ」

ジャン「・・・・」



7年後

司会「これはすごい!すごいぞ!エレン・イェーガー!
5人ものラガーマンにタックルされても、それを引きずり走っている!」

ライナー×5「なんだこいつ!止まらねぇ!」

エレン「おりゃああああ!」

司会「おぉーっと!前から更にエレンの行く手を阻む!」

エレン「オラッ受け取れ!」

バシィ

ジャン「ハンッ、お前のへなちょこパスを取れるのなんて俺ぐらいだ」

司会「ここで見事なパスだ!」

ピー!!!

司会「このふたりはすごい!ジャン・キルシュタイン!彼は立体起動において特に秀でており!他はそれなりの成績を持っています!」

司会「そしてエレン・イェーガー!彼もまた対人格闘技において優秀な成績を残しています!」


エレン「やったなジャン!」

ジャン「ああ、早速親父に報告だな」

ちょっと待て
ライナーが五人いるのか

俺は馬面をやめるぞォ、エレェェェェン!

ジャン「あれから7年・・・」

ジャン「俺も財産も好きにできるような年齢になった」

ジャン「あとは色々やってイェーガー家を乗っ取ってやるぞ」

エレン(あれから7年か・・・)

エレン(ジャンのやつも前みたいに荒れなくなったな、うん、いいことだな)



グリシャ「二人共おかえりゴホゴホ」

エレン「父さん、具合良くならないのか・・・?」

グリシャ「医者に入院を勧められたが、断ったよ、ちゃんと薬も飲んでるからな」

エレン「父さん・・・」



エレン「さて、俺は父さんの代わりにうちに代々伝わる謎の薬の正体について研究しないと」

バサバサ

エレン「あっ書類がメチャクチャになっちまった・・・」ゴソゴソ

エレン「ん?なんだこの紙」

エレン「ジャンの父さんと俺の父さんが同じ症状だって?・・・どういうことだ?」

アルミン「エレンのお父さんが危ない!!!」

エレン「アルミン!?」

ジャン「フフフ、親父に薬を持っていかねーとな」

エレン「おいジャン!」

ジャン「あぁ!?今親父に薬を運んでる最中だ!邪魔すんな!」

エレン「ちょっとその薬見せてみろ」

ジャン「あ!?!?その薬を疑うことはくぁwせdrftgyふじこlp;@」

エレン「お前なんか怪しいな!今ので疑念が確信に変わったぞ!!!」

バキィー

ジャン「ぐはっ」

エレン「これ以上父さんに手出しはさせねーからな!覚悟しろ!」




エレン「父さん!」

グリシャ「おおエレン、今アルミンから大体聞いたぞ」

アルミン「あなたはこれから僕の出す薬だけ飲んでくださいね」

グリシャ「うむ」

エレン「やったなアルミン!これで一安心だ!」

アルミン「ああ!」


アルミン「でもまだ問題が残ってる、エレンはウォールローゼストリートに行って解毒剤を探しに行ってくれ!」

エレン「ああ!わかった」

コソコソ

ジャン「あいつウォールローゼストリートまでいくのか、多分勝手に死ぬだろうな」



ジャン「酒ッ!飲まずにはいられないッ!」グビグビ

ドン

オルオ「どこ見てんだ?クソガキ・・・」

ジャン「げ、何だお前」

オルオ「ぶち[ピーーー]ぞ」

ガリッ

オルオ「ぐあああああああ舌噛んだああああああ」

ジャン「ヘッ、ざまぁみやがれ」

ジャン「ついでにあの謎の薬の効果も確かめておくか」

グイッ

オルオ「うぐっ!ゲホゲホ」

オルオ「・・・ウッ」

バタッ

ジャン「死んだか、やっぱ危ない薬だったんだな」



オルオ「」ピクッ

ジャン「あ?」

オルオ「」ピクピクッ



カッ



巨人「」ズズズズズ


ジャン「な、ななななんだこりゃ!?」

巨人「」ニタァ

ザワザワ
オイナンダアノバケモノ

ミケ「なんなんだこいつ!?」バンバン

ビスビス

ミケ「効いてないだと・・・」

巨人「」クルリ

ガシッ

ミケ「くッ!離せ!」

巨人「」パカッ

パキパキ

ミケ「いやああああああああああああああああああ」

一人で舌噛んで死ぬなwwww

ジャン「なんだこれ・・・」

ワーワー
ニゲローウワアアアア

巨人「」モグモグ




周りの奴らがどんどん食われてるってのにどうして・・・俺の体は動かないんだろう・・・

ジャン「・・・・」

巨人「」アーン


スッ←太陽が沈む

ジャン「ああ・・・俺は最後に太陽すら見ることができねぇのか・・・」

ジャン(もうおしまいだ・・・)


巨人「・・・」

シーン

ジャン「・・・?」





ジャン「なんだこいつ・・・急に動きが」

巨人「・・・」

ジャン「まさか・・・」

ジャン「なんとなくわかってきたぞ・・・あの薬の力、そしてその力について・・・」ニヤリ

ジャン「ついでにたまたま傍に置いてあった斧でこいつの首を刈り取っておこう」

ジャン「なんか不安だからうなじも削っておくか」



一方エレンはなんやかんやでミカサと解毒剤を取りに行った



ジャン「ただいま」

エレン「おかえり」

ジャン「なんでやねん」



エレン「解毒剤は手に入れた!つまりは、お前の薬の招待を掴んだってことだ・・・さぁ・・・自首しろ!」

ジャン「チッ・・・」

エレン「頼むよジャン、俺たちはいつもぶつかってきたけど一応家族なんだ・・・正直俺はお前を警察に突き出したくなんてねぇ、これは俺の本心だ」

ジャン「・・・甘っちょろいお前らしい言葉だな」

ジャン「わかったよ・・・!自首すればいいんだろ・・・!」

エレン「本当か!」

ジャン(もうなりふり構ってられねぇ、ここであいつを始末するしかねぇ・・・!)

ジャン「俺はどうかしてた・・・今までクズみたいな連中と関わって育ったせいでこんな事を考えるようになっちまった・・・」

ジャン「でもな、エレン、お前たちイェーガー家の優しさに触れたおかげで・・・多分最後の最後にお前の言うイイ奴になっちまったんだろうな・・・」

エレン「ジャン・・・」

アルミン「気を付けろエレン!ジャンのいうことは信じちゃだめだ!」

エレン「アルミン!?」

ミカサ「あんな悪人面、なにか企んでるにきまってる」

ジャン「」ガーン

ジャン「・・・ってか!お前らいきなり出てきてなんなんだよ!」



アルミン「誰だ?って聞かれてるんで、自己紹介させてもらうがよ・・・」

アルミン「俺はおせっかい焼きのアルミン・アルレルト!エレンが心配だからついてきた!」

エレン「・・・アルミン?」

アルミン「俺はそいつが良いやつか悪いやつかは「匂い」で分かる!」

アルミン「」クンカクンカ

ジャン「なんだこいつ・・・気持ち悪ぃ・・・」


アルミン「こいつはくせぇっーーーーーーーーー!ゲロ以下の匂いがプンプンするぜっーーーーー!こんな悪党には会ったことがねぇほどにな!」



ジャン「ハッ、よく喋るやつだな」

アルミン「エレン!はやくこいつを警察に突き出すんだッ!証拠は揃ってる!」

マルコ「こいつイェーガー卿に毒盛ってました」

グリシャ「話は聞いたぞ、ジャン」

ハンネス「警察だ!おとなしくしろ」

ジャン「・・・・・・」


ジャン「わかった。おとなしくする」

ジャン「エレン、最後にお前が手錠をかけてほしい」


マルコ「ジャンは、捕まりはしないよ」

アルミン「あ”ッ!?」

マルコ「彼はそういう人だからね・・・」


エレン「わかった、俺が手錠をかけよう」

アルミン「エレン!気を付けるんだッ!そいつは生まれながらの悪党だッ!」

ジャン「・・・」ニヤリ

ジャン「エレン・・・人間ってのは限界があるんだ・・・だから」

エレン「なんだって?」

ジャン「俺は人間をやめるぞォーーーーーーーっ!ELEEEEEEEEEEEEEEEN!」グワッ

エレン「な、なんだその薬は!」

ジャン「俺が飲むんだよォォォォーーーッ!」ゴクゴク


カッ


巨人「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

あきた

がんばれ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom