奥山沙織「魔法をかげで!」 (46)
のんびりと書いていきます
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1395404800
トレーナー「はい、ワンツースリーフォー!ワンツースリーフォー....」
沙織「ふっ!はっ....」
トレーナー「沙織ちゃん、もっとキビキビと!」
沙織「は、はい!わかり....わっ!」グラッ
バキャッ!
沙織「あいたっ!」
トレーナー「あっ、ストップストップ!」
春菜「沙織ちゃん大丈夫ですか?すごい音がしましたけど...」
沙織「は、はい...すみませ...あっ!」
トレーナー「どうしました?」
沙織「メガネ壊れだ...」ポッキリ
あの人はすでにいるな...
まあまあ眼鏡どうぞ
トレーナー「あら大変、予備のメガネは?」
沙織「今これしかねぐで...」
トレーナー「そうですか、困りまし...」
春菜「大丈夫です!これを!」ドン!
沙織「な、なんですかこれ...」
春菜「メガネを入れるためのバッグですよ、私いつも持ち歩いてるんです♪」バッ!
トレーナー「うわぁ...メガネケースが大量に...」
春菜「ほら、これなんかどうですか?あっ、それともこっちが....」
沙織「わ、わだすこういうのはあんまり...」
春菜「まあまあそんなこと言わずに♪あっ、レッスン用ならこっちもいいかも...」
トレーナー「はいはい、その辺にしておいてください春菜ちゃん」
春菜「むぅぅ...時間をかけて選びたいところですが...じゃあとりあえずこれをどうぞ♪」
沙織「あ、ありがとうごぜーます...」
トレーナー「沙織ちゃん、メガネはそれを借りるとしてケガはありませんか?」
沙織「は、はい!大丈夫です...」
トレーナー「気を抜かないでくださいね、油断すると少しずつ遅れてきてますよ?」
春菜「大丈夫、焦らずゆっくりといきましょうね!」
沙織「す、すみません...」
トレーナー「メガネの事は私がプロデューサーさんに話しておきます、それじゃ初めからもう一度!」
沙織「はい...」
---翌日---
沙織(うぅぅ...都会の街ってまだ緊張すんなぁ...)
沙織(で、でもメガネ壊れてしまったがら、新しいの買わねーど...)
沙織(とりあえず...眼鏡屋さいがねば...)
沙織(は、春菜さんにも来てもらえればいかったべが?)
春菜『えっ!?新しいメガネを選ぶ!?それは素晴らしい考えですね!すぐに行きましょう!今すぐに!』
沙織(...やっぱしやめとこ、なんかメガネが絡んだ時の春菜さん、すこし怖いし...)
沙織(そ、それともプロデューサーさんに...)
沙織(...ダメだ、プロデューサーさんとふたりっきりなんて緊張して死んでしまいそうだ...)
ピンポーン♪
「いらっしゃいませー」
沙織(さーて、どんなのにすんべが...)
沙織(でも新しいメガネを選ぶのなんて...ずいぶん久しぶりだ...)
沙織(最近忙しくて買物もできねがったから...)
沙織(...なんかウキウキしてしまうな♪)
沙織「フンフンフンフフンフーン♪」
「んっ?」
沙織「フンフン♪」
「あれ?あの子確か...」
沙織(あっ、これわだすさ似合うがも...)
沙織(いや、でもちょっと派手がもしれねぇな...)
沙織(うーん、どうすんべが...)
「悩んでるの?」
沙織「はい、なにさすっかなって...っ!?」
沙織「ど、どちら様ですか!?」
「えっ?ああゴメンなさい、急に声掛けちゃって」
沙織(だ、誰だこの人...)
沙織(あれ?でもどっかで見だごとあるような...)
「あなた、奥山沙織さんでしょ?」
沙織「わ、わだすのこと知ってるんですか?」
「もちろん、仕事柄気になるアイドルはチェックしてるの」
沙織「仕事柄....あっ!」
沙織「もしかして....秋月律子さん...でねえべが?」
「あら、私の事知ってるの?初めまして♪」
ほう
沙織「ほ、本物!?本物の秋月律子さんだべか!?」
律子「え、ええ...そうよ?」
沙織「な、なんとも驚いた!あ、握手してけろ!」
律子「ち、ちょっと奥山さん...」
沙織「あっ!それにサインも...しまった、今色紙が...」
律子「ま、待って!ここお店の中だから....」
沙織「はっ...」
「お客様、どうかなさいましたか?」
律子「いえ、なんでもないんです!あははは....」
沙織「す、すみません...わだす興奮してしまって...」
律子「いいのよ、それよりメガネ選んでたのね?」
沙織「は、はい...レッスンでメガネ壊れで...」
律子「へぇ...どんなのを買うか決めてるの?」
沙織「それが...どんなのが似合うのがさっぱりわがんねくて...」
律子「ふーん、じゃあ私が選んであげてもいい?」
沙織「ほ、ホントですか!?」
律子「ええ、私のセンスでよければ、だけど」
沙織「ぜ、ぜひおねげーします!」
律子「こ、声が大きいわ...静かに選びましょう」
沙織「あぅ...すみません...」
------
「ありがとうございましたー」
沙織「ありがとうごぜーます!なんとお礼を言っていいか...」
律子「いいのよ別に、それよりそれでよかったの?」
沙織「はい!律子さんが選んでくれたもんなら間違いねえハズだがら...」
律子「ふーん、初めて会ったのにずいぶん信用されてるのね私」
沙織「だ、だってわだす、ずっと前がら律子さんのファンですから!」
律子「へぇ...」
沙織「ほ、本当ですよ?地元にいた時がらずっと...」
律子「ねえ、奥山さん?」
沙織「は、はい?」
律子「少し、時間ある?」
------
律子「はい、どうぞ」
沙織「あ、ありがとうごぜーます...本当に...」
律子「大げさねぇ、たかが缶コーヒーなのに...」
沙織「い、いえ...そんな...」
沙織(う、うわー...あの秋月律子さんと公園で二人っきりなんて...)
沙織(な、なにを話していいのか全然わがんね...)
沙織(えーっと...今日はいい天気で...いや、なんか違うような...)
律子「ねえ、奥山さん」
沙織「は、はい!なんでごじゃりまするか!?」
律子「ふふっ、なぁにそれ♪」
沙織(し、失敗したー!)
律子「一つ聞いてみたい事があるのよ」
沙織「聞いてみたい事?」
律子「そう、どうして私をそんなに信用してくれるの?」
どうして上条さんはおぐやまさんの眼鏡と同じ度数の眼鏡を持ってたんですかね……
>13 メガネフレーム50種類位に加えて、遠近両用レンズを視力0.01度刻みで沢山常備してるんだよ。
この場合だと同じ事務所にいる子の視力は調べてるってことになるな・・・
上条さんなら相手の眼を見れば視力を測ることができる
沙織「どうして?」
律子「ええ、自分で言うのもなんだけど私そんなに有名なアイドルってわけじゃないでしょ?」
沙織「いえ、そんなことねえと思うんですけど...テレビにも出でだし....」
律子「確かにライブとかが取り上げられたりして少しは出た事はあるけど....」
律子「でも今は竜宮小町のプロデューサーだし、アイドルとしてのステージにはほとんど立っていないわ」
律子「だから私をアイドルだって認識してくれる人は結構少なかったりするの」
律子「まあ、たまーにうちのプロデューサーに無理矢理ライブに引っ張り出されたりするんだけどね...」
律子「それなのに奥山さんは私を一目見てアイドルの秋月律子だって言ってくれたじゃない?」
律子「それがちょっと気になったのよ、昔からアイドルが好きだったの?」
沙織「うーん、実際のところそんなに好きだったわけではねえんだげんども...」
沙織「だども、秋月律子さんの事はすごく覚えでるんです」
ダメだ眠い...
少ししたら再開します
続き期待
ふむ
ゆっくりと再会します
奥山沙織(19)
http://i.imgur.com/VqVEk9w.jpg
http://i.imgur.com/Va695Xm.jpg
秋月律子(19)
http://i.imgur.com/128AwfB.jpg
http://i.imgur.com/4ZeNbNd.jpg
律子「へぇ...理由を聞いてもいい?」
沙織「...わだす、昔から地味で目だたねくて、いてもいなくてもわがんねーような存在だったんです...」
律子「そうかしら?奥山さんくらい可愛かったら周りの子は放っておかないと思うんだけど...」
沙織「と、とんでもねーです!わだす人前さ出んのこっぱずかしくて苦手で....」
沙織「特に...このメガネが苦手だったから...」
律子「あら、可愛いメガネじゃない」
沙織「今はそうだげんども、昔はもっと地味なメガネかけてて...髪もボッサボサで...」
沙織「わだすは誰の気にも止められねーまま、適当な仕事見つけて地味な人生送ると思ってた...」
沙織「でも...ある時にテレビさ見てたら、そこには可愛い女の子が歌って踊ってるのが映ってたんだぁ...」
沙織「その子はわだすと同い年なのにすっごく楽しそうにみんなの前でアイドルをやってて...」
沙織「なにより驚いたのは、その子がメガネをかけたまま笑顔でライブをしてた...」
沙織「わだすにとってコンプレックスのはずのメガネなのに...その子が着けるとより一層可愛さが引き立ってた....」
沙織「それはわだすにとって、眼からウロコが落ちるような衝撃だったんです...」
律子「それが私だったって事?」
沙織「はい....」
律子「あはは...まあ当時はメガネのアイドルは珍しかったからってことでテレビにも出させてもらったんだけどねぇ...」
沙織「いえ、そんだけでもすごいことだと思います!」
沙織「でもしばらくしたらパッタリと姿が見えねくなって、引退してしまったのかと思ってガッカリしてだら...」
沙織「今度はあの竜宮小町のプロデューサーになってて、また驚きました!」
沙織「それとプロデューサーになってもやっぱりメガネはかけたまんまで...」
沙織「この人はわだすとおんなじ歳なのに、こんなすげー事やってて...」
沙織「わだすはいつまでも自信なくて、オドオドしてで...」
沙織「わだすにもおんなじことできねーかな、わだすにもこの人の何十分の一でもいいから綺麗になりてーって思って...」
沙織「気が付いたら今の事務所を電話帳で調べて、そんで電話してた...」
沙織「そうしたらプロデューサーが電話に出て、『わだす、アイドルさなりてーんです!』って言ってたんです...」
沙織「バカこくな、て言われると思ったけどすごく真剣に話を聞いてくれて『よし、わかった!』って言って...」
沙織「わざわざ秋田まで来てうちの両親を説得して、事務所に連れてきてくれた...」
沙織「それからレッスンを受けさせてくれて、衣装を着せてもらって...」
沙織「まるでわだすに魔法をかけるみてーに綺麗にしてくれた...」
律子「ふふっ♪魔法ね...」
沙織「わだす、きっと律子さんをテレビで見なかったらずーっと地味なまんまで地元で暮らしてたと思います...」
沙織「律子さんをテレビで見たがら、今アイドルをやっていられる...」
沙織「そういう意味では、律子さんはわだすの恩人です!」
沙織「だからこうやってふたりっきりでお話できるなんて夢みてーで....うぅ...うわーん!」
律子「お、奥山さん!?」
沙織「す、すみません...わだす、嬉しくって...」
律子「あはは...そっか、私の事そんな風に思ってくれてたの...」
律子「ありがとね、私なんかを恩人に思ってくれるなんてすごく嬉しいわ」
沙織「は、はい...ところでなんですけんど...」
律子「なに?」
沙織「あの...律子さんの方こそなんでわだすのこと一目でわかったんですか?衣装も何も着てねーのに...」
律子「えっ?そりゃプロデューサーとして注目のアイドルはチェックしてるし...」
沙織「ち、注目?」
律子「それに、奥山さん可愛いもの、すぐにわかっちゃったわ」
沙織「か、可愛い!?」
律子「ええ、とっても可愛いと思うわ」
沙織「そんな...わだすなんてまだまだ訛りもとれねーし、パッとしねーし...」
律子「そんなことないわよ、ウチの事務所でも最近注目してるアイドルの中に入ってるのよ?」
沙織「えっ!?わ、わだすが?」
律子「そうよ、私も奥山さんのライブ見させてもらったんだけど...」
沙織「ら、ライブをですか...」
律子「...そうね、確かにまだまだ荒削りな面も多いけど...」
沙織「で、ですよね...昨日のレッスンでもいろいろ注意されて...」
律子「でもね、ライブをしてる時の奥山さんはその会場にいた誰よりもイキイキして見えたわ」
律子「アイドルが楽しくて楽しくて仕方がないって感じでね」
沙織「は、はぁ...」
律子「そういう子はね、苦労を苦労と思わないの、どんなに苦しいレッスンでも耐えることができるし、その結果どんどん素晴らしい実力を着けていく」
律子「それってとってもすごい事なのよ?だから自信を持っていいと思うの」
沙織「律子さん...」
律子「あなたをスカウトしたプロデューサーさんの眼力は確かだったみたいね」
沙織「.....」
律子「奥山さん?」
沙織「うっ...」
沙織「うわーーん!!!」
律子「ちょ...どうしたの!?」
沙織「わだす....わだす....律子さんにそんなこと言ってもらえるなんて思わなくて....」
沙織「うわーん!嬉しいー!!」
律子「う、うれし泣きだったのね...ほら、涙を拭いて」
沙織「グスッ...ありがとうごぜーます、律子さん...」
律子「そんなに嬉しかったの?」
沙織「はい...わだすなんかを褒めてくれて...」
律子「本当にそう思ったから言ったのよ、すごく素敵な子だなって、だから偶然眼鏡屋さんで見かけて声をかけちゃったの」
律子「それにね、ふふっ♪」
沙織「なんですか?」
律子「眼鏡屋さんで口ずさんでた、アレよ♪」
沙織「あ、あれは...」
律子「『魔法をかけて!』でしょ?」
沙織「は、はい!わだす、この曲歌ってる律子さんを見て...」
律子「ええ、覚えてるわよ、これのライブがテレビに映ってたのよね」
沙織「そうです!いっつもこれの真似して...えーっと...こんな感じで!」
沙織「はーやーくー、そんな日が来ますようにー...」
律子「フフッ♪ちょっと間違ってるわ、こうよ」タン タタン...
沙織「す、すみません...こ、こうですか?」
律子「うん、そうそうそんな感じ」
沙織「は、はい!」
沙織(あの秋月律子さんがわだすの目の前に...)
沙織(律子さんの前で、律子さんの歌とダンスを踊ってる...)
沙織(なんか....夢でも見てるみて―だ...)
沙織「そっと瞳を閉じるから♪」
沙織「魔法をかけて!」
律子「うんうん、すごく上手♪」
沙織「あ、ありがとうごぜーます...わざわざ教えてもらって...」
律子「いいえ、こっちも見てて楽しかったわ、なんだか昔の自分を見てるみたいでね♪」
沙織「そ、そんな!わだすと律子さんと月とスッポンみてーなもんで...」
律子「ふふっ、自分を卑下しすぎよ、真面目なのねぇ...ウチの双子たちにも見習わせてあげたいわ」
沙織「す、すみません...」
律子「でもあなたをプロデュースしてるプロデューサーさんは本当に有能な人みたいね、電話の連絡でわざわざ奥山さんの実家まで行くなんて...」
沙織「そうです、プロデューサーさんは本当にすごい人なんです!」
沙織「いっつもわだすのこと気にかけてくれて、励ましてくれで...」
沙織「わだすのお仕事がうまくいった時は自分の事みてーに喜んでくれで...」
沙織「なにかあればすぐ相談さ乗ってくれるし....」
沙織「わだすにとっての魔法使いみたいな人なんです!」
律子「魔法使いねぇ...」
沙織「はい!それから...それから...」
律子「好きなの?」
沙織「...えっ?」ボフン
律子「あら、どうやら図星だったみたいね♪」
沙織「そ、そそそことそんなこと....」
律子「あはは、照れない照れない♪」
沙織「うぅぅ...なんでわかったんだべが...」
律子「奥山さん素直すぎるんだもの、顔に書いてあるわ」
沙織「あうぅ...」
律子「まあ、プロデューサーとしての立場から言えばあんまり良いことではないかもしれないけど...」
沙織「で、ですよね...」
律子「でも、いいんじゃない?」
沙織「えっ?」
律子「人のモチベーションの上げ方はそれぞれだものね、奥山さんはプロデューサーさんへの恋心というか、迷惑をかけたくないっていうのが大きいんじゃない?」
沙織「そ、そうかもしんね...」
律子「いいのよ、動機がなんであれ、それで奥山さんが頑張れるならそれでいいと思うわ」
律子「奥山さんが頑張る事でプロデューサーが喜んでくれる、プロデューサーはそんな奥山さんを見てさらに頑張る」
律子「これなら、二人で二人三脚になってトップアイドルへの階段を昇って行けると思わない?」
律子「その結果、二人がどういう関係になるかはわからないけどね?まあ頑張って♪」
沙織「は、はい...」
律子(ふぅ...私も変わったなぁ、昔はこんなこと考えもしなかったのに...)
沙織(な、なんかアドバイスもらってしまったな...)
沙織(ようは...わだすが頑張ればプロデューサーも頑張って...)
沙織(そんでゆくゆくは....わだすの事...)
沙織(あうぅ...///)カアァァ
沙織「あっ!あの...ところで律子さん、わだすなんかに付き合ってお時間大丈夫なんですか?」
律子「あぁいいのよ、ちょうど私も時間潰してた所なの、実は待ち合わせしてたんだけど遅れるって連絡が...」
「おーい律子ー!」タッタッタ...
律子「あっ、やっと来た!」
「すまんすまん、ちょっと忘れ物して家まで戻っちゃってさ....」
律子「もう!何やってるんですか!普段からしっかりしておかないから...」
「本当にゴメン、せっかくのデートなのに...」
律子「まったくもう...」
沙織(律子さんの彼氏さんかな...)
沙織(お邪魔しちゃ悪いな...)
沙織「じゃあ律子さん、今日はありがとうございました」ペコリッ
律子「こちらこそありがとう、これからも頑張ってね」
沙織「はい!それじゃ失礼します!」タッタッタ...
律子「ええ、それじゃあね...」
沙織「あっ、それと...」クルッ
沙織「わだすなんかが何言ってるって思うかもしんねーけんど...」
沙織「やっぱり律子さんはわだすの目標です!」
沙織「律子さんみてーな素敵なアイドルになれるように、がんばります!」
沙織「それじゃ、さようなら!」
律子「...うん!ライブで会うかもしれないから、その時はよろしくね!」
沙織「はーい!」タッタッタ...
「おい律子、あの子ってもしかして...」
律子「ええ、奥山沙織さんですよ」
「ああやっぱり、知り合いだったのか?」
律子「いえ、でもたった今知り合いになったんです、とってもいい子ですよ」
「うーん、最近人気出てきてるからな、俺も何か話を...」
律子「ストップ、今は仕事の話はなしです」
律子「それよりも!デートに遅れてくるなんてどういうつもりですか?」
「わ、悪かったよ...」
律子「だったら...」ギュッ
律子「遅れてきた分、ちゃーんと楽しませてもらいますからね」
P「わかってるって、いろいろ考えてきてるからさ」
律子「ふふっ♪しっかりとエスコートしてくださいね、プロデューサー♪」
---翌日---
ガチャッ
沙織「おはようございまーすっ!」
P「おっ、おはよう沙織」
春菜「あっ!メガネ買ったんですね!」
沙織「は、はい...似合ってますか?」
P「ああ、すごく似合ってるよ」
春菜「ふむふむ...さすがは沙織ちゃん、いいセンスですね」
沙織「あ、ありがとうごぜーます...」
P「今ちょうどトレーナーさんから沙織がメガネ壊したって聞いてさ、ちょっと心配してたんだよ」
トレーナー「沙織ちゃん、大丈夫でしたか?」
沙織「はい、大丈夫です、御心配おかけしました」ペコリ
上条春菜(19)
http://i.imgur.com/4lhr5Xb.jpg
http://i.imgur.com/tFYH2zf.jpg
トレーナー(23)
http://i.imgur.com/ZIZ9PpQ.jpg
http://i.imgur.com/apc5qeM.jpg
P「それならいいんだが...沙織?」
沙織「は、はい?わだす、どっか変ですか?寝癖ついてるとか...」
P「いや、全然そんなことはないけどさ...」
P「うーん...なんだか、晴れ晴れとした顔をしてるなと思ってな」
沙織「晴れ晴れ?」
P「うん、なんだか悩みを吹っ切ったような感じだ」
沙織「ああ、それはその...」
沙織「いや、やっぱナイショです...」
P「ナイショ?沙織がそんなこと言うなんて珍しいな」
沙織「な、ナイショはナイショです!それよりトレーナーさん、今日もダンスレッスンよろしくお願いします!」
トレーナー「ええ、でも無理はしないでくださいね」
沙織「大丈夫です!わだす、一生懸命頑張ります!前よりも頑張ります!」
春菜「おお、なんだかやる気いっぱいですねぇ」
P「春菜も負けてられないぞ」
春菜「もちろんですよ、私だって頑張ります!」
トレーナー「ふふっ、じゃあ私も今日のレッスン張り切っちゃいますよ?」
春菜「と、トレーナーさんが張り切るのはその...あはは」
P「まあケガしないようにな二人とも」
春菜・沙織「はーい」
トレーナー「それじゃ二人とも、またあとで」バタン
春菜「はぁ...あれ以上きつくなっちゃったらどうしよう...」
沙織「が、頑張りましょう春菜さん...」
春菜「ですね...あっ、私ちょっと用があるので先に行ってますから」
沙織「はい、それじゃ後で」
春菜「ええ、今日も頑張りましょうね」バタン
P「春菜も負けてられないぞ」
春菜「もちろんですよ、私だって頑張ります!」
トレーナー「ふふっ、じゃあ私も今日のレッスン張り切っちゃいますよ?」
春菜「と、トレーナーさんが張り切るのはその...あはは」
P「まあケガしないようにな二人とも」
春菜・沙織「はーい」
トレーナー「それじゃ二人とも、またあとで」バタン
春菜「はぁ...あれ以上きつくなっちゃったらどうしよう...」
沙織「が、頑張りましょう春菜さん...」
春菜「ですね...あっ、私ちょっと用があるので先に行ってますから」
沙織「はい、それじゃ後で」
春菜「ええ、今日も頑張りましょうね」バタン
あっ、二重投稿してた....
>>38はなしで
P「さーて、俺も資料作ろうかな...」
沙織「あっ、じゃあわだすお茶淹れます!」
P「んっ、サンキュー♪」
沙織「フンフンフンフフンフーン♪」
P「おっ...それ『魔法をかけて!』だな」
沙織「プロデューサー、知ってるんですか?」
P「ああ、結構好きだなその曲」
沙織「そうなんですか...」
P「沙織も好きなのか?」
沙織「はい、大好きです!」
P「そっか...いい曲だよな、それ」
沙織「プロデューサー?」
P「どうした?」
沙織「わだすの事スカウトして良かったと思いますか?」
P「なんだよ急に?」
沙織「いえ、なんとなく...」
P「思ってるに決まってるだろ、当たり前だよ」
沙織「そうですか...」
P「沙織はどうなんだ?」
沙織「感謝してます...とっても...」
沙織「プロデューサー...ううん、魔法使いさん」
沙織「わだす、これからも頑張ります」
沙織「だからもっともーっとわだすに魔法をかげでくださいね!」
おわり
駄文失礼しました~
おぐやまさんはアイドルの中でもシンデレラっていうの言葉が一番似合うとこだと思います
個人的にはメガネをかけてる方が可愛いと思うんですが...
あと東北弁は文字にするのが難しいです
ではまた~
魔法を陰で……?
意外と陰湿だな
あとモバマスと本家のクロスを何本か書いてます よろしければどうぞ
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おっつおっつ!
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