ほむら「私の幼なじみ」 (141)

学校の昼休み

ほむら「ほむふふふっ、今日はどんな悪事をしてやろうかなあ」

ほむら「早乙女先生が教室に入ってきた時に、黒板消しを落とすなんてのはどうかしら」

ほむら「なんて卑劣で奸智にたけた悪事なんでしょ。我ながら怖ろしい悪魔だわあ」

さやか「悪魔とか中二臭い事言いよってからに!そんな事は許さないわよ、ほむら!」

ほむら「さやか、あなたが私の策略に気づいたところで私の悪行を止める事はできないわよ」

さやか「先生に言いつけてやるんだから!」

ほむら「なんですって!?くぅ~!!おのれ美樹さやか!」

ほむら「それにしても記憶を消したと思っていたのに、何で消えていないのよ」

さやか「これが円環の理の力なのだ!」

さやか「さあ、そんな事より昼休みなんだからご飯食べよ」

ほむら「はぁ!?何で私とあなたが?」


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さやか「だって、あんたいつも一人じゃない」

ほむら「…あ、悪魔は群れない、孤高の存在なのよ」

さやか「無理しちゃって。ほんとは寂しいんでしょ?」

ほむら「全然、そんな事ないわ!それに例え一人が嫌なんだとしても、何であなたと一緒に食事をしないといけないのよ?」

さやか「別にいいじゃん、あたしとほむらは幼なじみなんだし」

ほむら「幼なじみだからって一緒に食う必要はないわ」

ほむら「ん?」

ほむら「誰と誰が幼なじみですって!?」

さやか「あたしとほむらが」

ほむら「ふーん、私の他にもほむらって名前の子がいるんだ」

さやか「だから!あたしとあんたが幼なじみなんだよ!」

ほむら「あなたと幼なじみになった覚えなんてこれっぽちもないわよ!」

ほむら「まさか!偽物の見滝原の時のように誰かが私達の記憶を捏造してるの!?いったい、誰が?」

さやか「捏造じゃないけど、あたしとあんたが幼なじみになったのは、あんたのせいなんだけどね」

ほむら「え!?」

さやか「ほむらが悪魔になって、この世界を改変する前の前、つまりまどかが円環の理となって世界を改変する前の話にさかのぼるけど」

さやか「その時のまどかとあたしの関係は?」

ほむら「えーと、幼なじみでいいのかしら?」

さやか「正解」

ほむら「それと私とあなたが幼なじみなのと、どういう関係があるのよ」

さやか「まあ、続きを聞いたらわかるよ。その時のあんたはあたし達にとって、転校生だった。じゃあ、今の世界の転校生は?」

ほむら「まどかだわ…」

さやか「つまり、まどかとほむらの立場が入れ替わっちゃったってわけなんだよ」

ほむら「まさか…」

さやか「そう!あたしと幼なじみであるという関係まで、まどかとほむらは入れ替わっちゃたんだ」

ほむら「」

ほむら「嫌よ!あなたと幼なじみなんて!それにあたなと全然幼なじみだった頃の記憶なんて無いのよ!」

さやか「ひっどーい!!大切な幼なじみであるあたしとの思い出を忘れちゃったんだ!」

ほむら「イラっとくるわ!」

さやか「昔、あたしの家で一緒にご飯を食べたり、一緒にお風呂に入ったり、一緒にベッドの中でおねんねした事まで忘れちゃったの?」

ほむら「そんな事あなたとするわけ…アレ?何かそんな事があったような…」

さやか「もう、ほむらったら忘れっぽいんだからぁ。昔っからそういうとこあるよねぇ」ニヤニヤ

ほむら(うざい…)

ほむら「今、私とあなたが幼なじみであろうと関係無いわ。そんな世界、改変してしまえばいい!」

さやか「世界を改変するほど嫌なの!?」ガビーン

ほむら「さあ、ダークオーブよ!世界を改変したまえ…」

QB「それは止めた方がいいよ、ほむら」

さやか・ほむら「キュゥべえ!?」

ほほう
期待

ほむら「私が世界を改変してもあなたに不都合な事なんてあるかしら?」

QB「君のためにいってるんだよ、ほむら。今の世界は危ういバランスで成り立っている。もう一度、改変しても、まどかが転校生として見滝原にやってくる都合の良い世界ができるとは限らないんだよ?最悪、まどかが生まれない世界だって可能性があるんだ」

ほむら「何ですって!?」

ダークオーブ「後、5秒で世界を改変します。5・4…」

ほむら「ストップ!ストップ!中止!中止!さっきの無しにして!」

ダークオーブ「ええー…もうそういうの無しにして下さいよ。エネルギーためるのしんどいんですから」

ほむら「ご、ごめんなさい」

さやか(あのダークオーブってしゃべれるんだ…)

さやか「それじゃあ、一緒に食べよっか」

ほむら「近寄らないでくれる?昔の私とあなたの関係は幼なじみかもしれないけど、今から決別させてもらうわ!」

さやか「なんで、そんな事言うかねえ、この子は…。昔っから強情なんだから」

ほむら「昔から私の事を知ってるみたいな口ぶりがイラッとくるわ!」

さやか「だって幼なじみなんだもん。ほむらとは小学1年生の頃から知ってるよ」

ほむら「…」

ほむら「そ、そもそも私とあなたは敵対関係にあるはずでしょ?女神まどかの鞄持ちつまり天使であったあなたは、女神の力を封印した悪魔の事を許せるはずがないじゃない!」

さやか「確かにそうなんだけど…それでもほむらの事をほっとく事なんてできないよ!だって、幼なじみなんだよ!」

ほむら(この幼なじみテンプレ的な台詞がこれまた、うざい…)

つまらん
もうやめろ

続けてくれ

ほむら「もういいわ、勝手にしなさい…」

さやか「それじゃあ、ほむらの机であたしも食べさせてもらうよ」

ほむら「狭い…」

さやか「仕方ないじゃん、この学校の机だと机同士をくっつける事できないんだから…」

ほむら「ハイテクゆえの融通の利き無さね…っていうか何でこの学校はこんなにハイテクなのかしら」

ほむら「まあいいわ。私の食事はカロリーメイトだけだし、場所をとらないわ…」

さやか「また、あんたカロリーメイトだけなの?そんなんだから、発育が悪いのよ」

ほむら「うるさいわね…」

さやか「だから今日はあたしがほむらのお弁当を作ってきちゃいました♪」

ほむら(これまたテンプレ的な幼なじみの行動だわ…)

ほむら「…卵焼きの形が変だったり、サラダの盛り付けがぐちゃぐちゃだったりと割と、雑ね…」

さやか「たははは、そこはまあ料理修業中という事で…」

ほむら「パクっ…でも、味は悪くないわ」

さやか「でしょ?」

ほむら「でも、勝手に唐揚げにレモンをかけているのは許せないわね…」

さやか「ごめーん!ほむらは唐揚げにレモンかけない派だったの?次からはかけないでおくよ」

ほむら(次も作る気なのね…)

さやほむ好き

さやか「やばい!次の授業の数学の宿題忘れてた!」

ほむら「それは大変ね」

さやか「く~!これは忘れたらヤバい事になるぞー」チラッ

ほむら「そうね、あの先生厳しいから」

さやか「あたし、前も宿題忘れたから大変な事になるだろうなー」チラッ

ほむら「反省しないあなたが悪いのよ」

さやか「これのせいで、留年したらどうしようー」チラッ

ほむら「…」

さやか「いったい、どうすればー」チラッ

ほむら「いちいち人の顔をチラチラ見て、何なのよあなたは!!」

さやか「助けてくれるかなーと思って」

ほむら「はぁ!?何故、私が?」

さやか「幼なじみでしょ?親友でしょ?」

ほむら「幼なじみでも、必ず宿題を見えてあげないといけないわけじゃないわ」

さやか「嘘ー!改変される前の世界だと、いつもまどかが宿題を見せてくれたよー!」

ほむら「それは、まどかが優しすぎるだけよ!まどかの優しさにつけこんで、怠けていたのね。ますます見せたくなくなったわ」

ほむら「私じゃなくてもいいじゃない。同居人の杏子がいるでしょ?」

さやか「あの子がやってると思う?」

ほむら「…してないでしょうね」

ほむら「まどかは?」

さやか「転校生に知り合って早々、『宿題を見せて』なんて言えると思う?」

ほむら「…それもそうね」

ほむら「上條恭介と志筑仁美は?」

さやか「二人で凄くイチャイチャしてて色んな意味で宿題見せてって言えなかった…」

ほむら「…何というか、ごめんなさい」

さやか「謝んないでよ、謝られる方が辛いから…」

さやか「ねー!お願い!ほむらだけが頼りなの!」

ほむら「嫌よ」

さやか「鬼ー!悪魔ー!」

ほむら「そうよ、私は悪魔よ。例え、私が悪魔じゃなくてもあなたに宿題は見せないわ」

さやか「何でよ?」

ほむら「あなたのためにならないじゃない。誰かがいつも宿題を見せてくれるという環境のせいで、こうなったのよ。これを期に反省して、宿題を忘れないように心掛けなさい」

さやか「あたしの事を考えてくれてたんだ…悪魔なのに優しい」

ほむら「え!?あれ?宿題を見せなかったら悪魔らしくなくて、もしかして宿題を見せた方が悪魔らしいのかしら?」

さやか「そうだよ!堕落させてこそ悪魔だよ。あたしを堕落させるために宿題見せて!」

ほむら「神様の鞄持ちである、あなたがそんな事言う?」

ほむら「もういいわ、今回だけよ」

さやか「サンキューほむら!」

ほむら「勘違いしないでよ、さやか。私はあなたを幼なじみだと認めたわけじゃないわ」

ほむら「あくまで、あなたがくれた弁当の恩を返しただけ。恩を受けたままにするのは癪だからよ」

さやか「悪魔だけにね」

ほむら「うるさい」

さやか「わー、ほむらのノート綺麗…悪魔なのに」

ほむら「悪魔だと字が汚いといけないわけじゃないでしょ」

さやか「…宿題見せてもらってるのに言うのも何だけどさ、悪魔なのに忘れずにちゃんと宿題するんだ」

ほむら「…ただの気まぐれよ」

ほむら(…本当はただ単に、宿題やったり勉強したりする普通の学校生活に憧れているだけなんだけれどね…)

放課後

さやか「遊びに行こうよーほむら!」

ほむら「遠慮しとくわ」

さやか「まどかも来るよ」

ほむら「何ですって!?」

さやか「転校生である、まどかとの親交を深めようかなって思ってさ」

ほむら「ど、どうしよう…まどかとは遊びたい…でも私は悪魔。あの子を汚した悪魔よ!そんな穢れた存在があの子と一緒にいていいわけが…」

さやか「難しく考えすぎだってば。もっと気楽に考えなよ」

ほむら「でも…」

さやか「自分に嘘ついて自制してるなんて悪魔らしくないぞ」

ほむら「…」

ほむら「それじゃあ行こうかしら…」

さやか「よっしゃ、その意気だ!」

さやか「よー、転校生」

ほむら「何よ」

さやか「あんたじゃないよ、まどかの事だよ」

ほむら「え!?」

まどか「さやかちゃんとほむらちゃん、今日は誘ってくれてありがとう!」

ほむら「まどか…」

ほむら「やっぱり今日は用事があるので帰らせてもらうわ」

まどか「え!?」

さやか「ちょっ!ほむら!」

ほむホーム

ほむら「…何時かしら」

QB「9時だよ。学校から帰ってすぐに寝るなんて珍しいね」

ほむら「悪魔は怠惰に好き勝手、生きるのよ…」

ほむら(本当は自己嫌悪に陥って、落ち込んで寝てしまっただけなんだけど…)

ピンポーン

ほむら「こんな時間に誰かしら?」

さやか「こんばんは」

ほむら「何の用?」

さやか「いきなり不機嫌だね」

ほむら「…」

さやか「夕ご飯のお裾分けに来ただけだよ」

ほむら「急にお裾分けなんて…」

さやか「急にじゃないよ。一人暮らしでほむらが苦労してるからって、よくお母さんが持って行けってうるさいんだよ」

ほむら「この世界では、私とあなたは家族ぐるみの付き合いなの…」

ほむら「それにしても食べ盛りのお子さんが二人もいるのに美樹家のお母さんは優しいわね…」

さやか「まあね」

ほむら「特に食べる物も無かったし助かったわ。お母さんにもありがとうって言っといて」

さやか「うん」

ほむら「あの後、まどかとは遊んだの?」

さやか「うん、杏子を誘って三人で買い物とかに行ったよ」

ほむら「そう…」

さやか「何で逃げたのさ」

ほむら「私はまどかを裏切ったのよ。まどかと仲良く遊べる資格なんてあると思う?」

さやか「確かにあんたのやった事は許せない事だよ。でも、あんたはそれがまどかの幸せのためだと思ってやったんでしょ?」

ほむら「…ええ、そうよ」

さやか「まどかを幸せにしたと思ったなら、それでいいじゃない。自分のやった事は正しいと思ってるんでしょ?なのに、自分は悪い事をやったからまどかと仲良くしちゃいけないって考えちゃうかね?」

ほむら「…」

さやか「そもそも自分のわがままで、あんな事をやったんでしょ。なら何で最後までわがままを貫けないかな?」

さやか「あたしは辛いな…ほむらが自分に嘘をついて苦しんでいるのを見るのは…」

ほむら「ずいぶん好き勝手言ってくれたわね。あなたも魔女がいた世界では、自分の気持ちに嘘ついて苦しんでた癖に」

さやか「あたしがそうだったから、他の人にはそうなってほしくないって思えるんだよ…」

ほむら「ずいぶんと都合の良い考えね…。そもそもあなたはまどかを円環の理に戻したいと考えてるんでしょ?」

さやか「そうだよ!ほむらとあたしの目的は逆、敵同士といってもいい。いつかは決着をつけないといけない相手」

さやか「でも、あたしとほむらは幼なじみ。幼なじみの苦しんでるとこは見たくないってのが心情ってもんでしょ?それにまどかとあんたが仲良くしても、別にあたしに困る事はないしね」

さやか「今度また、まどかを誘ってみるから、ほむらもおいでよ」

ほむら「…まあ、考えとくわ」

ほむら「さやかが持ってきたのは…焼き飯か」

ほむら「電子レンジでチンして…」

チン!

ほむら「…美味しいわ」

QB「僕にもちょうだいよ」

ほむら「あなたはそこらへんの草でも食べてなさい」

次の日

ジリジリジリジリジリ!!!

QB「朝だよ、ほむら。目覚ましがなってるよ」

ほむら「だるい…今日は遅刻しましょ」

QB「いいのかい?昨日も遅刻してなかったっけ」

ほむら「いいのよ。悪魔なんだから。小さな悪事からコツコツよ」

ピンポーン!

ほむら「こんな朝っぱらから、誰かしら…無視して寝ましょ…」

ピンポーン!

ほむら「…」

ピンポーン!

ほむら「ああもう!うるさいわね!いったい誰よ!」

QB「ほむら、出てくれないか。チャイムの音がうるさくて仕方が無いよ」

ほむら「あなたが出なさいよ」

QB「インキューベーターのこの僕がお客を応対できると思うかい?」

ほむら「…それもそうね」

>>31ごめんなさい、ミスしてしまった
インキューベーターじゃなくて、インキュベーターで

ほむら「いったい、誰なのよ。まったく…」

ガチャッ

さやか「やっほー!さやかちゃんでした!」

ガチャッ

さやか「ちょっと!閉めないでよ!」

ほむら「いったい、朝っぱらから何なの!?」

さやか「いや、何ってもう登校時間だよ?一緒に登校しようと思ってほむらの家に来たんだ」

ほむら「そう…私はあなたと登校するなんてごめんだわ」

ガチャッ

さやか「だから閉めないでって言ってるじゃない!昔よく一緒に学校に行った仲でしょ?一緒に行こうぜー!」

ほむら「昔はそうだったかもしれないけど、今と昔は違うのよ!」

さやか「何これ反抗期?思春期特有の幼なじみと一緒に登校するのが嫌になるとかそんなの?」

ほむら「あなたと行くのも嫌だし、今学校にも行くのも嫌なの!今日は遅刻するわ」

さやか「何ー!それじゃあ、ますますほむらを学校に連れて行きたくなったよ!非行を止めるのは幼なじみの役目なのだ!」

ほむら「悪魔は非行とか、そんな事を気にしないのよ」

さやか「悪魔の非行を見逃せないのが天使なのだー」

ほむら(うざい…)

ほむら「あなたの意思がそうでも、私の意思は変わらないわ…」

さやか「あんたが学校に今すぐ行くって言わないかぎり、あたしはこの家のドアを持ったままだよ」

ほむら「…」

ほむら「あっ!さやか、スカートめくれているわ!水色のパンツが丸見えよ!」

さやか「えっ!!嘘!!///」ササッ

ほむら(手が離れた、今だ!)

ガチャッ

さやか「しまった!!」

ガチャッガチャッ

さやか「くそー!鍵が閉まってる!」

ほむら「所詮はさやかね。悪魔の頭脳にかかれば、こんなものよ」

ピンポーン!

ほむら「…」

ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!

さやか「ほむらが出てくるまで、あたしはこの指を止めないぞ!」

ほむら「どっちが悪魔よ!近所迷惑にもほどがあるわ!」

ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!

QB「ああ!うるさい!止めるように言ってくれよ、ほむら!!」

ほむら「もうわかったから!行くわよ!行けばいいんでしょ!」

さやか「早く!早く!早くしないと遅れるぞ!」

ほむら「待って、服を着替えているのよ…」

さやか「早く!早く!後、10分しかないよ!」

ほむら「朝ご飯食べないと、勉強する元気でないわ…ムシャムシャ」

さやか「やばい!やばい!後、5分しかない!」

ほむら「歯を磨かないと、口が匂うわ…」

さやか「本気でやばい!本気でやばい!後、3分しかない!」

ほむら「寝ぐせを直さないと恥ずかしいわ…」

QB「悪魔の癖に変に真面目だね君は」

ほむら「準備できたわ」

さやか「よし行こう!後、2分しない!」

バサッ

さやか「えっ!?」

ほむら「私は悪魔の翼があるから、飛んで行くわ」

さやか「えっ!?えっ!?」

ほむら「じゃあ、遅れないようにね。さやか」

さやか「あたしを乗せてー!」

ほむら「残念、この背中はまどか専用なのよ」

さやか「うおおおお!間に合えー!」ズダダダダダ

キンコンカンコーン!

和子「美樹さん!10分も遅刻してますよ!」

さやか「ぜー!ぜー!ごめんなさい…」

杏子「だっせーぞ!さやか」

まどか「杏子ちゃんも割とギリギリだってけどね…」

ほむら「遅刻するなんて、天使にあるまじき行動ね」クスクス

さやか「うぅ…」

さやか(はうぅ…遅刻してみんなに笑われちゃった…)

さやか(でも、ほむらを遅刻させずにすんだんだから結果オーライとしますか!)

さやか(さあて、遅刻したぶんを授業で取り返さないとね!)

さやか(今日の授業は張り切るぞー!)

QB(大変だー!魔獣が現れた!)

さやか(えっ…キュゥべえのテレパシー!?)

QB(早くみんな来てくれー!)

さやか(あのーこれから、授業があるんだけど…しかも遅刻したぶんを取り返すって気合入れたとこなんだけど…)

QB(早く魔法少女が来ないと被害が拡大してしまうよー!)

さやか(今日は他のみんなに任せよーかな…)

QB(今日の魔獣は強力な魔力を持っている。見滝原の魔法少女全員の力が必要だ!)

さやか(ああもう!わかりましたよ!行けばいいんでしょ!)

今日はここまでです。
次回に続きます。

面白くしろとまでは言わないがせめて口調くらい合わせろ

面白い、というか楽しい

楽しくない、というか駄文

ほむらの口調が違和感を通り越して不快なレベル

さやか厨はさやか以外把握出来てないからな

いいね。ほむふふふww

>>48
さやかもなんかおかしいだろこれ

些細なことは気にしない

さやか「先生ー!」

和子「何ですか美樹さん?」

さやか「お腹が痛いんでトイレ行っていいですか?」

杏子「先生ー!あたしもお腹が痛いんでトイレ行ってきます」

和子「急に二人ともお腹が痛くなるなんて、もしかして集団食中毒だったりして…」

まどか「さやかちゃんも杏子ちゃんも大丈夫かな?」

ほむら(まどかは本当に優しい子ね…)

ほむら(それにしても、強力な魔力を持った魔獣って言ってたわね…)

ほむら(…)

ほむら(…ちょっと見に行ってみようかしら…決してあの子たちの事が心配だというわけじゃあないわよ)

ほむら「先生ー!」

和子「どうしたの暁美さん?」

ほむら「私もお腹が痛いんでトイレに行ってきます」

和子「3人ともお腹が痛くなるなんて、やっぱり集団食中毒!?」

ほむら(二人につられてトイレって言ってしまったけど、別の言い訳の方が良かったわね…)

魔獣「グオオオオオオ!!!」

マミ「今までで戦った中でも指折りの強さの魔獣ね…ベスト10に入れてもいいわ!」

QB(結構、数が多いな…)

さやか「さっさと倒して授業に帰ろうよ!」

杏子「そう言われると、やる気が無くなってきたな。時間使って倒そうぜ」

なぎさ「理科の授業が嫌いなので、その授業が終わるぐらい時間を使いたいです」

さやか「こらこらこら!」

マミ「速攻で決めるわよ!」

杏子「止めて!速攻は!」

なぎさ「そう!ゆっくりでいいのです!」

マミ「ティロ・フィナーレ!!」

ドカーン!

杏子・なぎさ「ああ…」

魔獣「グオオオオオオ!」

マミ「そんな!ティロ・フィナーレが効かない!?」

QB「なかなかの防御力を持った魔獣のようだね」

杏子・なぎさ「やった!!」

さやか「こら!!」

魔獣「ヴァアアアアアアア!!!」

魔獣が光線を放った!

マミ「キャアアアア!」

杏子「マミ!くそー、サボりたいとか言ってる場合じゃないな。とりゃあ!」

ガキン!

魔獣「ガアアア!!!」

杏子「き、効かない!?」

魔獣「ヴァアアアアア!!!」

魔獣の反撃!魔獣の光線を放った!

杏子「うわあああああ!!」

なぎさ「キャアアアアアア!!」

さやか「杏子!なぎさ!」

さやか(本当に強い魔獣だ…みんながやられた今、あたし一人で倒せるのか?)

さやか「いや、やるしかない!」

さやか「とりゃああ!」

ズサッ!!

魔獣「ガガガ!!」

さやか「え!?剣を真剣白刃取りされた!?」

魔獣「シャアアアアアア!!!」

さやか「キャアアアアアアア!!」

魔獣がさやかに向けて光線を放った。

QB「さやか!!」

QB「え!?」

ほむら「世話焼けるわね…」

さやか「ごめん、ほむら…」

羽根を生やしたほむらがさやかを抱え、上昇したおけげで、さやかは魔獣の攻撃を回避する事ができた。

ほむら「あなたを助けるのはこれっきりよ」

さやか「でも、あたし一人じゃあの魔獣を倒せないよ」

ほむら「思いだしなさい。私の魔女と戦っていた時の強さはいったい何だったの?」

さやか「あ!」

さやか「でも、今のあたしは円環の理から切り離されている…でも、記憶が残っているんだから、もしかしたらその力もあるんじゃ…」

さやか「よし!やってみよう!」

さやか「いでよ人魚の魔女Oktavia_Von_Seckendorff!」

さやかは自身の心臓に剣を突き刺した。

Oktavia_Von_Seckendorff「ガアアアアア!!」

さやか「よっしゃ!でた!」

ほむら(もしかしてで、よく自分の心臓刺せるわね…)

さやか「いけー!Oktavia_Von_Seckendorff!『きりさく』だー!」

ほむら「ポケモンか」

Oktavia_Von_Seckendorff「グオオオオ!!!」

ズサッ!魔女の剣が魔獣に振り下ろされた!

魔獣「ギャアアアアアアアアア!!!」

さやか「やったー!さやかちゃん、大勝利!!」

ほむら「円環の理の力から切り離されたと思っていたけど、少しばかりはさやかの身体に残っているようね」

QB「流石の悪魔も危ういんじゃないの?」

ほむら「まさか。この程度の魔獣にギリギリ勝てるほどの天使なんて大した事ないわ」

さやか「…」

ほむら「こんな程度じゃ、悪魔を倒す事なんてできないわよ」

さやか「…」

ほむら「…何無視しているのよ、さやか。聞いているの?」

さやか「ねぇ…さっきから話してる天使とか悪魔とか何の話?」

ほむら「え!?」

ほむら「ふざけているの!?」

さやか「ふざけているって、ほむらの方がふざけてんじゃないの?悪魔とか天使とか中学二年生になってまで恥ずかしいよ」

ほむら「どういう事…?」

QB「もしかして円環の理の力が失われているんじゃないだろうか」

ほむら「え!?」

QB「さやかには円環の理の力が残っているから、前の世界や円環の理の記憶が残っていたんだと思うよ。でも、さっき、さやかの体に残る円環の理の力を使ったから、その力が無くなって記憶が消えてしまったんじゃ…」

ほむら「そんな…」

さやか「さっきから、鉛管の断りとか何言ってるの?水道管を通す事を断るの?」

ほむら「さやか!馬鹿な事言わないで!私は神様の記憶と力を奪った悪魔で、あなたはその神様から力を授かった神様の鞄持ち、つまり天使。天使は悪魔を倒す事があなたの役目なんでしょ!!」

さやか「…あれ?」

さやか「そうだ、あたしはまどかを円環の理に戻すという使命があったんだ…」

ほむら「思いだしたの?」

さやか「もしかして、記憶が消えかけてた?」

QB「まだ、円環の理の力はさやかに残っているみたいだ」

ほむら「ほっ…」

QB「記憶を維持したいなら円環の理の力はもう使わない方がいいだろうね」

さやか「気をつけないといけないね…」

ほむら「さっさと記憶なんて消えてしまった方が私にとっては楽だけど」

さやか「何をー!」

QB「それよりも、倒れてる三人をほっといていいのかい?」

さやか「あっ!マミさん達の事を忘れてた!」

昼休み

さやか「助かったよー、ほむら」

ほむら「気まぐれでやった事よ、次も助けてくれるだなんて思わない事ね」

さやか「またまたー。そう言って助けてくれるんでしょ?」

ほむら「馬鹿言わないで。とりあえずお礼にハンバーグもらうわよ」ヒョッイ

さやか「ちょっ!あたしがあんたのために用意したお弁当にもハンバーグがあったでしょ!あたしだってハンバーグ食べたかったのにー!」

ほむら「悪魔の力を使うとカロリーを使うのよ。むしゃむしゃ…」

放課後

さやか「ほむらー!一緒に帰ろうー!」

ほむら「嫌よ」

さやか「わかった」

ほむら(今日は諦めるのがやけに早いわね…)

ほむら「…」

さやか「…」

ほむら「何で着いてくるのよ!」

さやか「え?ただ単に帰る道が一緒なだけだよ?」

ほむら(うざいわねぇ…)

さやか「それでさぁ、杏子ったらさあ…」

ほむら「何で話しかけてくるの?」

さやか「いいじゃない、たまたま帰り道が一緒の人同士しゃべろーよ!」

ほむら「ああもう、勝手にすれば!」

さやか「あの後トイレ長すぎって言われて大変だったんだよ」

ほむら「それはあなたが悪いわ。何でもう少しマシな言い訳を思いつかなかったの?」

さやか「ほむらだって同じくトイレ長いって言われてた癖に!」

ほむら「う、うるさいわね!あなたにつられてトイレって言ってしまったのよ!」

ほむホーム

ピンポーン!

さやか「今日もお裾分け持って来たよ」

ほむら「そう…」

ほむら「今日は焼きそばね…」

QB「僕にもちょうだいよ」

ほむら「紅ショウガだけあげるわ」

QB「あんまりだよ!」

次の日

ピンポーン

さやか「ほむら、一緒に学校に行こう!」

ほむら「…今、起きたとこよ」

さやか「早く、早く、急いで!」

ほむら「今日はあんまり食べる気がしないから、朝ごはん抜きにしましょ」

さやか「朝ご飯抜いたら元気がでないよー?」

ほむら「たまにはいいでしょ」

さやか「早く、早く!後5分しかない!」

ほむら「星座占いだけ見させて」

さやか「早く、早く!後3分しかない!」

ほむら「私には悪魔の羽根があるから学校までひとっ飛びよ…」

ほむら「…朝ごはん抜いたせいで、エネルギー不足になり羽根が生成できない…」

さやか「だから言ったじゃないの!」

キンコンカンコーン!

和子「もう!美樹さんと暁美さん!10分も遅刻してますよ!」

さやか・ほむら「ご、ごめんなさ~い…」ションボリ

和子「特に美樹さんは二回目!次遅刻したら、ご両親と相談しないといけませんからね!」

さやか「そ、それだけはご勘弁をー!」

杏子「二人ともだっせー」

まどか「杏子ちゃんもチャイムが鳴った時に着いたから、人の事言えないよ」

杏子「ギリギリじゃないとあたし駄目なんだよ」

和子「佐倉さんも、ギリギリ来るの止めなさい!」

杏子「お願い!寒い目で見つめないでよ!」

休み時間

さやか「それでさぁー」

ほむら「はいはい」

杏子「なあ、さやか」

さやか「うん?」

杏子「最近、ほむらとばかり一緒にいるなぁ」

さやか「そりゃあ、幼なじみだからね」

杏子「まあ、そうだけどさ…」

さやか「?」

ほむら「杏子は相手をしてくれなくて寂しがってるようね」

さやか「え?」

杏子「そ、そんなんじゃねえよ///」

ほむら「わかりやすいわね。でも、安心して私はさやかをあなたから盗るつもりはないわ」

杏子「な、何言ってんだお前!!///さやかが誰と一緒にいようと、あたしはどうでもいいんだからな!ただ、ちょっと気になっただけだから!じゃあな!」

さやか「ちょ、ちょっと杏子!」

ほむら「少しは杏子の相手もしてあげたら?じゃないと、あの子すねてしまうから」

さやか「わ、わかってるよ」

さやか「それにしてもさ…」

ほむら「何?」

さやか「他人の気持ちはすぐにわかってあげられるし、ちゃんとアドバイスもできるんだね」

ほむら「何が言いたいの?」

さやか「それなら自分の気持ちに素直になって、まどかと…」

ドン!ほむらは机を叩いた。

シーン…、ザワザワ…

「何々?」「何かあったの?」

ほむら「…トイレに行かせてもらうわ」

さやか「…」

さやか(怒らせちゃったな…)

次の授業

和子「きりーつ!」

中沢「れーい!」

和子「ちゃくせきー!」

ほむら「すみません、先生」

和子「どうしましたか、暁美さん?」

ほむら「私の机が壊れてしまって…」

さやか(そりゃあ、悪魔が思っきし机叩いたら壊れるわ…)

昼休み

さやか「ほむらー!一緒にお昼ご飯食べよー!」

ほむら「…」

さやか「食べよー…」

ほむら「…座りたいなら、勝手に座れば?」

さやか(だいぶ、ご機嫌斜めですな…)

さやか「明日休みじゃない?」

ほむら「むしゃむしゃ…」

さやか「まどかと杏子と一緒にカラオケ行こうって誘ったんだ」

ほむら「ピクッ!…むしゃむしゃ」

さやか(今、『まどか』という言葉にあきらかに反応を示したな…)

さやか「でね、ほむらも一緒に行かない?」

ほむら「ゲホッ!ゲホッ!」

さやか「ちょっと、ご飯粒飛ばさないでよー!」

ほむら「な、な、何故私がい、一緒にカ、カラオケなんて…」

さやか(凄い、動揺してるな…)

さやか「ほむらも本当はまどかと仲良くしたいんでしょ?」

ほむら「…私にはそんな資格無いのよ」

さやか「確かに、ほむらの気持ちもわかるよ。でも、たまにだったら、良いんじゃない?たとえ、まどかと仲良くする資格が無いと思ってても、たまーにの自分のご褒美と考えてさ?」

ほむら「…そ、そうね。たまーーーーーーにのご褒美ぐらいは良いわよね?」

さやか(すんごいためが長かったな…)

学校が終わり、夜…

ほむホーム

さやか「今日もお裾分けに来たよ」

ほむら「そう、いつもありがとう」

さやか(だいぶ、機嫌直ってるな…)

ほむら「今日はチキンライスか…」

QB「僕にも分けてよ」

ほむら「…少しだけよ」

今回はここまでです。
次回でラスト(の予定)

読んでないけど改変バグで人間関係が変化してたっていうパターンだろ
毎回思うけど即修正できるだろそんなもん 修正しろよアホか

お前、ギャグssに何言ってんだよ

さやカス厨[ピーーー]

次の日

さやか「やっほー!ほむら、迎えに来たよ」

ほむら「…ありがとう」ゲッソリ

さやか「どうしたのよほむら!?凄く顔色悪いよ!目にクマなんか…良く考えたらそれは前からあったな」

ほむら「緊張しすぎて、眠れなかったのよ…」

さやか「カラオケぐらいで緊張して眠れないとか…」

ほむら「ぐらいでって、まどかとカラオケなのよ!まどかとカラオケに行くだなんて、どの時間軸でも無かった事だわ!緊張するに決まってるじゃない!」

さやか「ほむらは本当まどかの事になると、いつもこうだね…」

ほむら(本当はまどかどころか、友達と一緒にカラオケ行く事自体初めてなんだけれど…)

さやか「まどかとは駅の方で待ち合わせの約束をしてるんだ。杏子も先に行ってるよ」

ほむら「そう、それじゃあ羽根を…」

さやか「悪魔の力なんて使ったら、カラオケ歌えなくなりそうだから止めた方が良いよ。ただでさえ寝不足なんだし」

ほむら「それもそうね」

さやか「それじゃあ、一緒に歩こうか」

ほむら「ええ」

さやか「二人一緒に遊びに行くなんて久しぶりだね」

ほむら「私にはその時の記憶が無いのだけれど…」

さやか「手でも繋ぐ?」

ほむら「それは却下」

さやか「あ、いた!おーい!」

まどか「あ!さやかちゃんとほむらちゃんだ!」

杏子「遅いぞ二人ともー!」

さやか「ごめーん」

ほむら「…ま、ま、まどか。ま、待った?」

まどか「ううん、全然そんな事ないよ」

ほむら「そ、そう。それは良かった…」

さやか(いくら何でも緊張しすぎだろ、ほむら…)

カラオケルーム

杏子「ジュースが飲み放題ってマジかよ!?」

まどか「そうだよ」

杏子「カラオケって凄いな…」

さやか「そういえば杏子はカラオケ初めてだったもんね」

ほむら(知らなかったわ…カラオケってドリンク飲み放題だなんて…)

※飲み放題じゃないカラオケ店もあります。

まどか「『それじゃ またね』って手を振って♪ 無理に笑って さみしくなって♪」

さやか「まどか可愛い!」

ほむら「何て歌声なのかしら…。まるで女神の歌声!」

まどか「…あれ?私って昔、神様だったような…」

ほむら「ストッープ!!」

杏子「オレンジジュース美味しい!」

さやか「錆ついた心 音もない世界 何を見てるの?」

杏子「何故だかわからないが、この歌聴いてると、涙が出そうになる…でもコーラは美味しい」

まどか「…ぐすん」

ほむら「!」

まどか「どうしてだろう、さやかちゃんの歌を聴いてると涙が出てくる…昔さやかちゃんと杏子ちゃんに何か悲しい事があったような…」

ほむら「そ、そんな事ないわ!二人はいつも幸せよ!」

ほむら(ちょっと、まどかに円環の理とか魔法少女の事なんかを思い出させるような歌とか歌わないでくれる?)ヒソヒソ

さやか(別にわざと歌ってるわけじゃないよ)ヒソヒソ

杏子「メロンソーダがうまい!」

まどか「杏子ちゃんの歌も聴きたいなあ」

杏子「よし、わかった!」

杏子「黒ネコのタンゴ♪タンゴ♪タンゴ♪僕の恋人は黒いネコ♪」

まどか「アレ?昔、私黒猫を助けた事があったような…」

ほむら「ストッープ!!」

さやか(ほむらも大変だな…)

ほむら「次は私の番ね」

まどか「ほむらちゃん、何歌うんだろ」

さやか「そういや、あいつが入れた歌見て無かったな」

ほむら「空ときみとのあいだにはー♪」

ほむら「今日も冷たい雨がふるー♪」

ほむら「君が笑ってくれるならー♪」

ほむら「僕は悪にでもなるーーーー」

まどか「ほむらちゃん、泣きながら歌ってる…」

さやか(ほむら、感情込めすぎだろ…)

杏子「グレープジュースすっぱい!」

さやか「今日はたくさん歌ったね」

まどか「うん、楽しかった!」

杏子「ジュースでお腹たぷたぷだよ」

ほむら「喉が痛いわ…」

まどか「ほむらちゃん、凄く一生懸命に歌ってたもんね」

ほむら「…あ、ありがとう///」

さやか(正直ドン引きするぐらい力入れてたからね…)

まどか「楽しかったほむらちゃん?」

ほむら「え?う、うん」

まどか「良かった!なんか今日でほむらちゃんとやっと友達になれたって気がする」

ほむら「…」

まどか「そうだ!携帯のアドレス、交換しようよ」

ほむら「ええ、いいわ…いいえ、駄目よ」

まどか「え?」

さやか「ほむら!」

ほむら「ごめんなさい。あなたと携帯のアドレスを交換する事はできないわ」

まどか「…そっか。無理言っちゃってごめんね」

ほむら「いいえ、私の方こそごめんなさい…それじゃあ、さようなら」

そう言って、ほむらは走り去って行った。

さやか「ほむら!待って!」

さやか「ほむらー!」

ほむら「…」

さやか「何で、あんな事言ったの?どうして、携帯のアドレスを交換する程度の事もできないの?」

ほむら「その程度の事でも駄目よ…携帯のアドレスを交換すれば、まどかと一緒に電話したりメールしたりする事になる…そうすればまどかとの仲が深まってしまう、もっと仲が良くなってしまう」

さやか「それがどうして駄目な事なの?」

ほむら「駄目に決まってるじゃない!私はあの子の手を払いのけ、あの子の想いを踏みにじり、あの子の理想を滅茶苦茶にした。そんな私が、あの子と仲良く友達をやっていいわけないでしょ!!」

ほむら「ちょっとぐらいなら、いいと思ってカラオケにつきあったけど、やっぱり駄目ね。少しの事でもまどかとの仲が進展してしまう」

さやか「あんたは苦しい事から逃げてるだけだよ。自分の犯した罪から逃げてるんだ」

ほむら「ええそうよ!まどかと一緒にいると、まどかの笑顔を見ていると、罪悪感で心が痛いの、辛いのよ…」

さやか「それじゃあ、このままでいいの?ずーっと、まどかが普通の人間として生きていくのをあんたは眺めているだけ、それで幸せなの?」

ほむら「そうよ。私の願いは『まどかを守れる私になる』事。まどかと友達となる事でも、仲良くする事でもないんだから…」

さやか「嘘つかないでよ!」

ほむら「!!」

さやか「あんたが一番笑顔になっている時はまどかと一緒にいる時、まどかと一緒におしゃべりしたり、一緒に笑ってる時なんだよ!」

ほむら「知ったような口きかないでよ…」

さやか「決めた!あたしは、まどかとほむらが二人とも幸せになる道を探す!」

ほむら「はぁ!?」

ほむら「あなた、まどかを円環の理に戻す事が使命なんでしょ?私の目的とは違うじゃない」

さやか「そうだよ。それと同時にほむらを幸せにする事もあたしの使命にするんだ」

ほむら「矛盾してるじゃない!どうやって、両立するつもりなのよ」

さやか「それは、わからない」

ほむら「話にならないわ」

さやか「だけど、きっと二人が幸せになる方法が見つかるはず。まずそれを見つける事が第一目標だ!」

ほむら「あなたにそんな事できるわけないわ…できてたまるもんですか」

さやか「いや、きっとできるはずだよ」

QB(大変だよみんな!魔獣が現れた!)

さやか・ほむら「キュゥべえからのテレパシー!!」

さやか「わかった、すぐ行くよ。場所はどこ?」

QB(えっと…)

ほむら「強い魔獣だったらいいのに」

さやか「何でさ?」

ほむら「もう忘れたの?あなたの体には円環の理の力が今ではわずかしか残っていない事を」

ほむら「強い魔獣なら、その力を使わざるをえない。あなたが前の世界や円環の理の事を全て忘れてしまえば、あなたのうるさい説教を聞く事もなくなるはずだわ」

さやか「…」

今回はここまでです。
次で本当にラスト。多分。

乙だがグダッテきたな

魔獣「ギャアオオオウウウウ!!!」

さやか「…なんか強そうなオーラをビンビン感じちゃうなぁ。女神様の鞄持ちであるさやかちゃんの勘がそう告げてるんだ…」

さやか「外れてちょうだいよ、あたしの勘…もうあの力は使いたくないんだから」

さやか「記憶を忘れたくないんだよ、まどかとほむらのためにも!」

言い終えると、さやかは剣の刀身を魔獣目掛けて発射した!

魔獣「グォオオオオオオオ!!!」

さやか「くっ!全然効いてない…」

魔獣「ヴァアアアアアア!!」

魔獣の反撃!魔獣から光線が放たれた!

さやか「そんなもの!」

さやかは魔獣の光線を難なく避けた…が

さやか「え!?」

光線は突然、さやかが避けた方向へ急角度に曲がった!

さやか「キャアアアアアアア!!!」

QB「なるほど、追尾式の光線を放つ魔獣か。こいつは強いぞ」

ほむら「何、あなたは安全なとこ呑気に解説してるのよ」

QB「ほむら!いや、僕がさやかの近くにいると邪魔になるかと思ってね」

ほむら「ああそう…」

QB「君もどうしてここに来たんだい?さやかと一緒に戦ってくれるの?」

ほむら「まさか。あの子のやられっぷりを見に来ただけよ…また、光線が当たった」

QB「あの追尾式の光線は厄介だね。ちょっとやそっとじゃ回避できるものじゃない。自己修復機能に優れたさやかで良かったね。他の魔法少女ならすぐに戦闘不能になってしまってるよ」

ほむら「また当たった!もう、何で避けれないのよ!」

QB「見滝原の魔法少女の中で、最も回避能力の高い杏子でも難しいと思うよ」

ほむら「そっちじゃないわ!右よ!ああもう、何で当たっちゃうの!」

QB「リボンで結界を作るマミがいたら、防げたかもしれないね」

ほむら「そうよ!杏子とマミはどうしたのよ?」

QB「杏子はジュースを飲みすぎたみたいでお腹壊して戦えないみたい。マミはなぎさの家族と一緒に休日だから旅行に行ってるよ」

ほむら(だからマミ、カラオケに来てなかったのね。ハブられているとか、そんなんじゃなくて良かった…)

魔獣「ヴァアアアアアアア!!!!」

さやか(や、やられる…円環の理の力を使うしかない…)

さやか(でも今度使ったら、私の記憶が…)

魔獣「ヴオオオオオオオオ!!!」

魔獣の肉体から光線が数発、発射された!

さやか「そんな!複数の光線を同時に発射する事ができるの!?」

さやか「キャアアアアアアア!!!」

魔獣から放たれた光線を全て受けたさやかの身体は、地面に崩れるように倒れた。

さやか(このままじゃ、円環の理の力を使う間もなくやられちゃうな…ごめんね、みんな…)

魔獣「ガァアアア…」

魔獣がさやかにとどめの一撃を放とうと身構えた。

ドーン!

魔獣「ガガガ!!???」

黒く光る矢が魔獣の頭部に突き刺さった。

さやか「え!?今のは…」

ほむら「私が相手よ、魔獣」

さやか「ほむら!!」

ほむら「随分と無様なやられっぷりね」

さやか「助けに来てくれたんだね、ほむら…」

ほむら「まあ、あなた程度の弱さでもライバルがいないとつまらないでしょうしね…全知全能たる悪魔である私にとってこの長い人生は少しでも障害が無いと退屈だわ」

さやか「へへ…あたしの幼なじみは本当に意地っぱりだねぇ…」

ほむら「ふん」

魔獣「ガァアアアア!!!」

ほむら「あなたみたいな貧弱な魔獣が悪魔と相手できるなんて滅多にない光栄な事よ」

魔獣「ヴァアアアアアアアア!!!!」

魔獣から光線がほむらへ連続して放たれた。

ほむら「いきなり複数攻撃してくるなんて、私の事が怖いのね。賢明は判断だわ、でも…」

ほむらが右手を飛んできた光線に向けると、ほむらの右手の掌の前で数発の光線が空中で停止した。

魔獣「ヴェヴェヴェヴェ!!???」

ほむら「女神の力を奪った悪魔の前では無力よ。ハァ!」

空中で停止していた光線が方向転換し、魔獣の方へ放たれた。

魔獣「ギャアアアアアアアアアアア!!!!」

さやか「つ、強すぎないですか…。あたし、こんな化物を相手にしようとしていたの?」

ほむら「私が化物?違うわ…私は悪魔よ」

魔獣「ガァアア…」

自身の光線を逆に受けてしまった魔獣の肉体は、地面に崩れ落ちた。

さやか(弱点はないのかな…)

ほむら「さて魔獣を倒した事だし、グリーフシードを回収しましょうか」

ほむらが地面に倒れている魔獣に近づこうとした、その一瞬…

魔獣「ガァアアアアアアアア!!!!」

魔獣の口から光線が放たれた。

ほむら「キャアアアアアアア!!!!」

魔獣の光線はほむらの身体を貫き、今度はほむらの身体が地面に崩れ落ちた。

さやか「ほむらぁあああああ!!!」

ほむら「あぁ…(迂闊だった…まだ生きていたなんて…)」

魔獣が起き上り、ほむらに再度攻撃しようと身構えた。

ほむら「はぁー…はぁー…(体が動かない…心臓に攻撃を受けてしまった…悪魔の力でもすぐには再生できない…)」

さやか(ほむらを助けないと…でも、ダメージが大きすぎて体が動かない…)

さやか(傷を癒すんだ…この損傷をすぐに回復するには今の私では駄目…大きな力が必要…)

魔獣「ヴァアアアアアアア…」

魔獣の肉体に光線を発射しようと魔力が凝縮されていく。

ほむら(や、やられる!)

さやか「てぇやあああああああああ!!!!」

魔獣目掛けてさやかが猛スピードで飛びかかる。

魔獣「ガガガガ!?」

ズバッ!!!

さやかの剣が魔獣の首を叩き斬った。

魔獣の肉体が砂のように崩れ落ちていき、後にはグリーフシードが残っていた。

さやか「今度こそ、倒せたようだね…それにしても油断してやられるのはあんたの悪い癖だよ。マミさんの時も同じミスしたじゃない」

ほむら「あなた…まさか…」

さやか「大丈夫、ほむら?今すぐ、治療するから」

さやかの両手の掌から癒しの力が放出され、ほむらの傷を治療した。

ほむら「…あなた、円環の理の力を使ったでしょ!」

さやか「…うん」

ほむら「何でよ…そんな事したら前の世界の事や、円環の理の事も全て記憶が消えてしまうのよ!」

さやか「たははは…仕方が無いよ、そうしないとあの魔獣を倒せなかったんだし」

ほむら「あなたって本当にバカよ…」

さやか「そうだね…あたしって、ほんとバカ…」

さやか「でも、友達を助ける事ができないよりずっといいよ…」

さやか「なんか、クラッときてる…」

ほむら「さやか!!」

地面に倒れそうになったさやかの体を、ほむらが支えた。

さやか「力を使いすぎちゃったみたいだね…何かこのまま眠っちゃいそう」

さやか「でも寝た後、起きちゃったら全部忘れててそうで怖いな…」

ほむら「…ふ、ふん。さっさと寝て忘れてしまいなさい。そうすれば私を邪魔する者はいなくなるわ…」

さやか「心配しなさんなって。魔獣と戦う前に大事な事は色々メモに取ってたから…」

ほむら「あなたって本当にお節介ね…」

さやか「…そうだよ、さやかちゃんはお節介焼きなのだ…」

さやか「なんか、凄く疲れたな…おやすみ…」

次の日

ジリジリジリジリジリ…

ほむら「もう、朝か…」

QB「今日は珍しく起きるのが早いんだね…」

ほむら「ええ…」

ほむら「…」ソワソワ

QB「どうしたの?準備できたのなら、学校に行かないの?」

ほむら「いつ行こうと、私の勝手でしょ」

ほむら「…」ソワソワ

QB「誰かを待っているのかい?」

ほむら「別に…」

ほむら(もう授業が始まるまで5分前…もう待っても無駄なようね)

ほむら「学校に行ってくるわ」

QB「いってらっしゃい」

ほむら(さやかの前の世界の記憶と共に、幼なじみであるという記憶まで無くなってしまったのかしら…)

ほむら(…今思うと馬鹿げた話よね、私とあの美樹さやかが幼なじみだなんて…)

ほむら(もしかしたら、あの子が私をからかう為についた嘘だったのかもしれないわ…)

ほむら(学校へ行くのに足が重い…)

ほむら(まどかの顔を見る以外楽しい事なんてこれっぽっちもない退屈な日常だもの…)

ほむら(ちょっと前までは、もう少し学校へ行く事が楽しみだった気がするのに…)

ほむら(何故なんだろう…)

ほむら(そうか…)

ほむら(隣に私を幼なじみと呼んでくれるあの子がいてくれたからだ…)

ほむら(校門に着いてしまったわ…)

「こら!暁美、何時だと思ってるんだ!遅刻だぞ!」

ほむら(生活指導の先生か…うざいわね)

「前も遅刻しただろ!」

ほむら(やっぱり、今日は学校休もう)

「こら!どこ行くんだ!引き返すな!」

?「ちょっと待ったー!!」

ほむら(さやか!)

さやか「何、帰ろうとしてんの、あんた?」

ほむら「え?えーと、だるいから…」

さやか「だるいとかいう理由で学校行くのやめるとか、なんて悪い子なんだ!」

ほむら「あ、あなたには関係ない事じゃない!」

さやか「関係大ありだよ!幼なじみの非行は黙って見過ごせないよ!」

ほむら「え!」

「暁美だけじゃなく美樹!お前も悪い子だ!何時だと思ってるんだ!遅刻だぞ!」

和子「何度目の遅刻だと思ってるんですか!もう許しませんよ!!」

さやか「ごめんなさい!ごめんなさい!何でもしますから!ほら、ほむらも謝って!」

ほむら「ご、ごめんなさい」

和子「…まあ深く反省してるようですし、保護者の方に報告するのは辞めておきます」

さやか「やった!」

和子「ただし、今日の放課後、運動場の草むしりをすること!」

さやか「そ、そげなあ!!」

ほむら「さやか、どうして遅れたの?」

さやか「ああ、そうだ。今日、ほむらの家まで行けなくてごめんね!何でかわからないけどすんごく疲れてたみたいで、大寝坊しちゃったんだ!」

ほむら「そうだったの…」

さやか「ああ運動場を草むしりとか絶対嫌だよ!!」

ほむら「そうね…くすっ」

さやか「なんか、ほむらは嫌じゃなさそうな顔してるな…むしろ嬉しそうな…」

ほむら「そんな事ないわ。気のせいよ…ふふ」

さやか「そういえば、あたしのメモ帳に変な事が書かれてたんだよ」

ほむら「!!」

さやか「天使だとか悪魔だとか、円環の理だとかわけがわからない事が書かれていて…全然記憶にないんだけどな…」

ほむら(前の世界や円環の理の記憶はやっぱり消えてしまったようね…)

さやか「まさか、あたしラノベ作家になろうとメモしてたんじゃ…」

ほむら「ぷっ!」

さやか「もう笑わないでよ」

ほむら「だって、可笑しすぎるんだもの!」ゲラゲラ

さやか「そういえばさ、ほむら私に助けてもらいたい事とかある?」

ほむら「え?」

さやか「メモ帳に『ほむらを絶対助けるんだ』って書いてあったんだけど」

ほむら「…」

さやか「ど、どうしたの!?凄く泣きそうな顔してない!?あたし、酷い事言った?!」

ほむら「な、何でも無いわ。目にゴミが入っただけよ…」

昼休み

さやか「今日はあたし達だけじゃなく、杏子と…それと転校生のまどかとも一緒にご飯食べようよ」

ほむら「え?」

さやか「なんかメモ帳にさ、『ほむらとまどかを仲良くする』みたいな事書いてあってさ」

ほむら「そうなの…」

さやか「嫌かな?」

ほむら「いいえ、そんな事ないわ」

屋上

ほむら「昨日はごめんなさい、まどか」

まどか「いいよ、気にしてないから。それと…アドレスの交換は駄目かな?」

ほむら「…やっぱり交換してもらえないかしら」

まどか「本当!良かった!」

杏子「良かったなまどか」

さやか「うんうん、仲良き事は良きかな良きかな」

さやか「ギャーー!」

まどか「どうしたのさやかちゃん!」

さやか「あたしのお弁当のハンバーグが落っこちちゃったよ!」

杏子「よっしゃ、もらおうっと!」

まどか「それは汚いから止めた方が良いよ…」

さやか「楽しみにしていたのに…」

ほむら「仕方ないわね、私の唐揚げを上げるわ」

さやか「え!いいの?」

ほむら「前に助けてくれたお礼よ」

さやか「あたしがほむらを助けた事あったっけ?」

ほむら「ええ、あったわよ。あなたは忘れているでしょうけど…」

ほむら「ありがとう、さやか…」ボソッ

さやか「え?今、声が小さくて聴こえなかったんだけど!」

ほむら「たいした事じゃないから、気にしなくていいわ」

さやか「?」

さやか「そういえばさ、ほむらが手作りのお弁当だなんて珍しい」

ほむら「気まぐれで作ってみたのよ」

さやか「ちょっと、形が変だね…」

ほむら「貰う癖にそんな事言う?」

さやか「でも味の方はなかなかだよ、ムシャムシャ…」

ほむら「そう、それは良かったわ」

まどか「本当に二人は仲良いよね」

さやか「でしょー!だって、超ラブラブの幼なじみだからね!」

ほむら「はいはい」

終わり

最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。
応援レスにも感謝です。

乙でした

自分的には結構面白かったよ



えぇ話だった

糞スレ乙
二度と書くなカス

乙~
楽しかったよ


面白かった

>>135>>136みたいなダニが湧いてるスレ

乙でした

終始どこかで見たような展開のつまらんスレだった
どこか一箇所でも>>1が自分で考えたネタがあるなら教えてくれ、多分ないだろうが

必死こいて叩く奴は何故湧くんだろう……
乙。面白かった

■ HTML化依頼スレッド Part16
■ HTML化依頼スレッド Part16 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1394756963/)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年01月30日 (金) 23:53:34   ID: 5HltLPNf

結構悪くないのに…
評価は各々としてもタグで嫌がらせされてるのは何か理由があんのか

2 :  SS好きの774さん   2015年03月18日 (水) 03:00:12   ID: hZ5e3Rsi

>タグ
いやがらせもあるかもしれないが、付けたいタグと別なのがなぜかズレて付いてしまうことはある、スマホとか特に

にしても記憶とはやっかいなものだな
覚えてないとさみしいし、あると変な意地を張る
つまり言いたいのは、さやほむは良いということだ

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