響「……」 (24)

ガチャッ

響「……」

響「……」スタスタ

P「えっと、今日のスケジュールはっと…」カタカタ

響「……」

P「ん…うおっ!?ひ、響!?」

響「……」

P「来てたのか…声かけてくれればいいのに」

響「……」

P「?」

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P「響?どうしたんだ、なんか今日は随分とおとなしいな」

響「……」スタスタ

P「聞こえてるのか?」

響「……」ストン

P「(ソファに座って)」

響「……」ゴソゴソ

P「(カバンの中いじって、何か探してるのか)」

響「……」ペラペラ

P「(本を取り出して読み始めた…)」

響「……」ペラ

P「な、なあ響」

響「……」チラッ

P「(なんて冷たい視線なんだ…ほんとに響なのか?)」ゾクッ

響「……なに」

P「へっ、あ、あのですね、どうして全然喋らないのかなーと思いまして」

響「……」ジー

P「ほ、ほら、いつもの響ならまず元気にあいさつをだな…」

響「……おはようございます」

P「お、おう…」

響「……」ペラ

P「(なんなんだ一体)」

P「(何か嫌われるようなことしたっけ…)」

P「(それとも、これが反抗期ってやつなのか)」

P「あのー…もう一つ聞いてもよろしいでしょうか」

響「……なんですか」

P「(で、ですか?さっきから響が俺に対して敬語を使っている…)」

P「なにか、怒ってます?」

響「……?」

P「違いますか」

P「(頼む、だれかこの雰囲気を変えてくれえ!)」

ガチャッ

P「(お?)」

真美「やっほ!」

P「真美ぃぃ!」

真美「どうしたの兄ちゃん、そんなに慌てて」

P「響がおかしくなっちまったんだ」

真美「ひびきんが?どんな風に?」

P「見てもらえればわかる」

真美「ふーん…」

響「……」ペラ

真美「本読んでるだけじゃん」

P「それはそうなんだが…」

真美「ひびきーん!おはよ!」

響「…おはよう」

真美「ん、なんか元気ないね」

響「……そんなことない」

真美「そ、そう…」

響「……」ペラ

真美「なに読んでるの?」

響「…秘密です」

真美「(で、です?なんで敬語?)」

真美「に、兄ちゅぁん…っ!」ウワーン

P「わかってもらえたか」

真美「あんなのひびきんじゃないよ!ぜんっぜん元気ないし!」

P「ああ、おかしいな」

真美「それに、真美に敬語使ったよ?」

P「俺にも使ってた」

真美「兄ちゃんにも!?兄ちゃんに敬語とかありえないっしょー」

P「ま、まあ…それは、本来ありえるべきなんだけどな…」

真美「え~?だって兄ちゃんだよ?」

P「……俺ってそんなにダメな人間?」

真美「うあうあ~!そんなことよりひびきんだって!」

P「そうそう、俺のことはどうでもいいの」

真美「なんだか、いよーなふいんきを出してたよ」

P「ふんいき、な」

真美「あ~それそれぃ」

P「けど、なんだかおしとやかと言うか…上品に見えて、あれはあれでいいかもしれん」

P「清楚な美少女って感じがするよ」

響「……」ピクッ

真美「(あ、反応した)」

真美「お姫ちんみたいな感じ?」

P「それに近いな」

P「いつもの、元気でかわいい響もいいが、こういうのもいけるんだな」

響「……」チラチラ

真美「(あ、こっちチラチラ見てる…ちょっと顔も赤くなってるよ)」

真美「……」ジー

響「……」チラ

真美「……」ジー

響「……!」

真美「にやにや」

響「……っ」ペラペラペラペラ

真美「(んっふっふ~、どうやらいつものひびきんが見え隠れしてきましたな~)」

真美「ねえ、ひびき~ん」

響「……な、なんですか」

真美「なんで、敬語なのさぁ~」

響「……」ペラ

真美「あー!無視するなぁ!」

真美「無視するやつには……こうだぁ~!」コショコショ

響「ひゃあ!?」

真美「おっ、変な声でた!いつものひびきんにもどるまでやめないよ~!」コチョコチョ

響「……ぅっ…プフッ…」

真美「ほほう、けっこう耐えますなぁ」コショコショ

響「……ウヒヒ……クフフ…」プルプル

真美「それそれぇ~!」コチョコチョ

響「うぁっ!?…もっ…や、やめっ…」

真美「ん?なにかいったかね?」コショコショ

響「……ぷ、ぷははははっ!!じ、じぶんのまけだぞぉっ!ひひひひひっ!!!」

真美「あ、いつものひびきんだ」

ひびかわ

P「でかしたぞ真美!」

真美「まあまあ、真美にかかればひびきんなんて、いちころだよー」

響「うう、くすぐりは卑怯だぞ!」

P「なあ響」

真美「ねえひびきん」

響「うっ…な、なに」

P「どうしてあんなキャラを演じてたんだ?」

真美「教えないと、もっかいくすぐりの刑だかんね!」

響「それだけは勘弁してぇ!!もぅ……」

響「うう、これだぞ……」

P「ん?これって」

真美「ひびきんが、さっきまで読んでた本?」

響「それ、自分が最近読んでるラノベなんだ」

真美「ラノベ?」

P「ライトノベルの略称だな、ようは小説だ」

真美「ふむふむ。それで、なんであんなことになるの?」

響「……それは…その……かっこよかったから…」

P「えっ?」

響「こ、この本に出てくるヒロインが寡黙な子で!だ、だから自分も真似してみようかなーって…あははは」

真美「えー!なにそれ~!」

P「そんなことだったのか…」

響「うっ…笑いたかったら笑えばいいさー!」

P「笑うって言うか、呆れたよ…」

真美「これはちまたで言う、中二病ってやつですな」

響「うぐぐ……あっ、そうだ!」

響「プ、プロデューサーなんて途中から自分に敬語使ってたんだぞ!」

P「ぎくっ」

響「あの時は笑いをこらえるのに必死だったぞ」

P「お前があんな冷たい視線を向けるからだ!」

響「ふーん、こんな感じか?……」ジー

P「ひええええ!や、やめろって!」

真美「うあうあ~!怖いよひびきん!兄ちゃんが敬語使っちゃうのも、うなずけるよ~!」

響「ふっふっふ~、自分も怖いぞ!…自分の才能が!やっぱり自分は天才だなっ!」

P「すぐ調子に乗る…」

真美「やっぱりひびきんはひびきんだねぇ」

響「ん?何か言ったか?二人とも。褒め言葉ならなんでも聞くぞ!」

P「しかし、ほんとにいい演技だったな響」

響「そうでしょそうでしょ!むふふっ~、もっと褒めてよ~!」

P「へいへい」ナデナデ

響「えっへへへへ……♪」

真美「むむむ……」

響「どうしたんだ?真美」

真美「ひびきんっ!真美にもその、ラノベ?っての一冊貸してよー!」

響「へっ?べつにいいけど……真美が読んでもおもしろくないかも」

真美「いいからぁ!このカバンの中だねぃ…って、うわっ、なんでこんなにいっぱいもってんの」

響「仕事まで時間つぶすつもりだったからね」

真美「んん~まあてきとうでいいや!んじゃあねぇ~……これ!借りてくね!」

響「ちょ、ちょっと!真美!」

P「行っちゃったな…」

響「行っちゃったぞ…」

ガチャッ

真美「おっはよー!兄ちゃん!」

亜美「おはおは~!今日は亜美もいるかんね」ヒョイ

P「おう、おはよう」

響「おはよーっ!亜美!真美!」

真美「あっ、ひびきん!昨日借りたの返すね」

亜美「なに借りたの?」

真美「んっふっふ~、そうだねぃ……」

響「あっ…これ…」

真美「真美の妹がこんなに可愛いわけがない!」

亜美「へっ?」

P「はい?」





おわり

短いですけど終わりです
特に何かキャラを意識して書いたわけじゃないです

僕も響きに冷たくあしらわれたいです

臭そう

おつ

ワニ子に髪の毛食べさせて出たフンをお守りにして最終的に一体化したい

>>19
許さない

響はよかったけど…真美は…百合行きなら全力顔パンね。

伊織「このバカ犬~~!!!」

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