響「夢の中で逢った、ような……」 (312)
まどマギ×シンフォギアのクロス物
シンフォギアはGX終了後、四期でこーなんないかな的な希望と、まあやってくんないだろうな的な絶望が入り交じります
また、特定の人物への依怙贔屓が有りますが悪しからず
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1472236828
~7月中旬某日 見滝原駅~
クリス「はぁ~っ!やっと駅から出られた!」
エルフナイン「ここが見滝原ですか……シャフトのアニメでしかありえないような芸術的な街並みですね!」
響「やぁっぱ暑いね~!おっと、地図地図……えぇっと、私達のアパートは……こっちだね!」ビシ
エルフナイン「あの……逆だと思います……」
クリス「やっぱこのバカ駄目だ……エルフナインが地図読んでくれ……」
響「え!?なんで?だって、このコンビニの方に向かって行くんだよ!」
エルフナイン「こっちは北口で、地図に載ってるのは南口です……」
響「うぇひ!?あ、あははは~……や、やっぱりこう言うのは地元の人に聞いてみるのが一番かな~……なんて……」
クリス「お前は今回の任務がなんなのかもう忘れたのか」
響「く、クリスちゃん怒りのボルテージ……上がるの早すぎない?」
クリス「誰が上げてると思ってんだこの野郎……」
響「はい、すいません」
エルフナイン「やっぱり暑さは人の理性を奪いますからね、僕たちは急いで所定のマンションへ向かうべきです」
クリス「ほら、分かったらエルフナインの荷物を半分持てよ、こっちはアタシが持つから」
響「大丈夫だよ、それくらい――私一人でぇ!」
クリス「んなこと言ってパソコン落としたら洒落にならねぇだろうが、こう言うのは分担で良いんだ」
響「はい」
支援
~数日前 タスクフォース仮設本部所 会議室~
弦十郎「と、ここまでが事件のあらまし……で、ここからが君達にやってもらいたい任務の説明だ 」
響「良くわかんないけど分かりました!任せて下さい」
あおい(大丈夫かしら……)
弦十郎「響君、クリス君、そしてエルフナイン君の3名は見滝原市に潜伏し、この『ケース・ナイアラルト』についての調査をして貰う」
クリス「まあ、夏休みだしそれは良いんだけどよ……」
弦十郎「ん?どうしたクリス君」
クリス「錬金術が関係してるかも知れないって以上エルフナインは良いんだけど……なんでこのバカとアタシなんだ?」
響「んな!私では不安ですと!?」
クリス「お・お・い・に!」
響「ぁ……ウェヒヒヒ……」
エルフナイン「調さん、切歌さん、マリアさんはメディカルチェックの結果があまり良く有りません、ダインスレイフのオールセーフ解除の負荷が抜けておらず、加えてリンカーの残量の問題も有ります」
クリス「じゃあSENPAIは?」
弦十郎「翼はな……」
クリス「はあ……?」
弦十郎「翼の事に関しては、その……親戚の我が儘なんだが……」
響「分かりますよ師匠!」
弦十郎「響君……」
響「私、翼さんの初回特典付きのCDも、グッズも……いっぱい、いーっぱい持ってます!それくらい翼さんの歌が好きです!歌ってる時の翼さんが、大好きですから!」
クリス「ったく、そう言う事ならそう言えよ。確かに何時までもSENPAIに頼りっぱなしじゃ、キリどころが回ってこねえしな」
弦十郎「すまないな、翼の見付けた夢を応援してやって欲しい……」
響「それはもう、全力全快で!」
支援
弦十郎「うむ、翼も喜ぶ……藤尭!例の物を」
朔也「準備万端ですよ」
響「こ、これは……!」
クリス「ただのスマホじゃねえか」
弦十郎「潜伏、と言ったろう」
クリス「要するに探偵をやりゃ良いんだろ?」
あおい「実は、錬金術の起源を辿って内政の不安な欧州で調査を進めているんだけど……」
弦十郎「今回も、どうやら米国政府が関与してそうなんだ」
朔也「うちも結構ハッキングを受けてますからね」
クリス「とどのつまりが、スパイの目を欺けってのかよ」
エルフナイン「ここに居るのは僕達だけで、このスマホの存在を知っている人は他に居ません」
響「『女子高校生まどか』が現実にいるなんて、スパイも思わないわけですね!」
エルフナイン「えっと、なんの話ですか…… 」
クリス「ってことは……他には蝶ネクタイ型変声機とか、腕時計型麻酔銃を」
あおい「流石にそこまでは」
弦十郎「このスマホは通話中にも定期的に周波数のチャンネルが切り替わり、さらに電話番号も変わる。もちろん、登録されている機器同士での通話には支障をきたさず、非常に傍受されにくい……任務中に連絡を取りたくなったらこれを使ってくれ」
響「あの、師匠……」
弦十郎「どうした」
響「未来から私に電話をかけたいって場合には……」
弦十郎「今回の件については基本的に完全守秘だ」
響「そ、それってつまり、夏休み中は未来に会えないって事に……」
弦十郎「うむ……辛く厳しい任務だが、やってくれるな」
響「……もちろんです……はい(小声)」
あおい(露骨に元気無くしたわね)
響「はあ……とりあえず、試しにクリスちゃんに電話を……」
クリスのスマホ『メザメタコーコロハ♩ハシリダシタ ミーライヲ エガクタメ♩』
クリス「お、洒落た着メロじゃん」
響「わー、本当に番号が表示されないよこれ(投げやり)」
弦十郎「先方の番組のオープニング曲だ。向こうでならどんな場面で流れても不思議ではないだろう?」
響「向こうの住人として溶け込むんですね!うーん、なんかスパイみたい!」
あおい(この子のやる気スイッチが分からない)
クリス「多少は作画の違いもあるだろうからな、あんま目立つのは良くないってことか」
エルフナイン「現実とフィクションがごっちゃになってませんか……?」
支援
~回想終了~
エルフナイン「以前から全国の各所で見られていたアウフバッヘン波形によく似た謎のエネルギー反応、そしてそれらの近くで必ずと言っていいほど起こる少女たちの行方不明事件……『ケース・ナイアラルト』呼ばれる事象の実態の観測、そして少女たちの行方不明事件との因果関係解明こそが僕たちに与えられた任務です」ブツブツ
クリス「どうしたんだ、急に」
エルフナイン「なんせ『魔法少女事変』がありましたからね、キャロル達との関連が疑われるこの事件は、国際的な日本の立場と『シンフォギアシステム』の安全性の問題も指摘されかねない問題です。そこで白羽の矢が立ったのが『S・O・N・G』という訳ですね、僕たちなら外部への情報の開示も必要なく、かつある程度の独自判断での行動が容認されます。」ブツブツブツ
響「だ、誰に説明してるの……?」
エルフナイン「とはいえ期間はほぼ一ヶ月強、完璧な解決を目指すものではありません。スマホには専用のアプリが入ってるので、可能であれば直接にエネルギー反応を捉えて探知をしたいところですが……」
クリス「しかし、回想とエルフナインの説明のうちに目的地に着いたぞ」
エルフナイン「え?回想……?」
響「すごーい!私たち一ヶ月もこんな立派なマンションに住んで良いの!?」
クリス「家具とかも揃ってるって聞いてたし、存外快適に過ごせそうではあるな」
エルフナイン「えっと……僕たちの部屋は五階ですね」
支援
~~
クリス「ん~!取り敢えずの指令は明日届くんだっけか?」ノビー
エルフナイン「そのはずですね」
クリス「荷物の整理は終わったが、まだ夕方か……」
響「ねーねー、ご飯買いに行こうよ!冷蔵庫の中身は空だしさ!」
エルフナイン「そういえば家事の分担も決めなくてはなりませんね」
響「まずはご飯だよご飯!お腹が空いてると碌なことが思いつかないんだから!」
クリス「お前の頭の中って飯でほとんど埋まってるよな」
エルフナイン「では、軽い視察も兼ねてスーパーへ買い出しに行きましょう」
響「あ!ご飯も大事だけど、周りの皆さんにお配りする粗品も買わないと!」
クリス「それ大事か」
響「ご飯の次に!」
エルフナイン「僕たちは住民として溶け込まなくてはならない訳ですから、近隣とのお付き合いは大事にしましょう」
クリス「なるほど……まあ、基本的にはよその番組だしな」
エルフナイン「皆さん暑さでやられていませんか?」
取り合えずここまでっす
お疲れさまでした
スレタイにシンフォギアと入れろよ
まどマギとアイマスクロスだと思って期待して開いたのに
>>12
オレと逆ww
どうせオレの知らない響だろうなぁと思いながら開いたらシンフォギアで大歓喜なワケだが
シンフォギアってあんまSSにならないから期待してる
凛や響など作品がいっぱいあって混合するからスレタイに勘違いしないように入れるように何度言えば…
どの響かと思ったらシンフォギアで驚いた
スレタイになんのSSか入れるべき
~で、買い物を終えて~
響「じゃじゃーん!立華家一子相伝の……『カラフルサラダソーメン』と『冷しゃぶバンバンジー』だよ!」パンパカパーン
クリス(んなのが一子相伝で良いのか立華家、つーか兄弟いねえだろうが)
エルフナイン「わー……!氷で冷やしたおだしに浮かぶ色付きソーメンと、彩るように散らされたお野菜がとても綺麗です!これが極東の文化の極みなんですね!」
クリス「ってか豚肉なのにバンバンジーってどうなんだ」
響「大丈夫大丈夫!ビーフが無くてもビーフストロガノフだもん!中華料理だって同じくらいに広大な懐のはずだよ!」
クリス「そういうもんか……?」
エルフナイン「あ、これお箸入れても良いんですか?」
響「当然!私たち家族だよ!」
エルフナイン「はい!」
クリス「……」
響「あれ?クリスちゃん食べないの?」
クリス「いや、その……」
響「あ、分かった!ご飯でしょ!」
クリス「いや、そうじゃなくて……ってかソーメンなのに米食うのかよ!?」
エルフナイン「あ……麺が!」スルッ
響「わ、大丈夫?」
エルフナイン「はい……使い方の知識はあるのですが、お箸って難しくて」
響「大丈夫だよ、フォーク取ってくるね……って、まさかクリスちゃんも……」
クリス「う、うるせえな……仕方ないだろ」
響(そーいえば翼さんがすっごい怒ってたような気が……)
エルフナイン「難しいですよね、お箸……あおいさんに特訓してもらったんですけど、中々……」
響「はい、二人とも!フォークとご飯だよ!」
クリス「おう、悪いな……って、誰もご飯は頼んでねえよ」
響「えーじゃあ私が食べるからいいもん、上げないよ?」
クリス「どうゆう体してればそんなに飯が食いたくなるんだ……」
響「え、2合しか食べないよ」
クリス「しかじゃねえよ!しかじゃ!もだ!も!」
響「そうかな……」
クリス「ソーメンをおかずに飯食うってのがそもそもなんなんだってんだ!」
エルフナイン「思った通り、フォークならバンバンジーも取りやすくて効率的です!」ズズズー
響クリ((先の丸いフォークが絶望的に似合う……))
~なんやかんや~
響「よし!御飯食べたしお風呂も入った!歯も磨いたし、寝よう!……でも、その前に未来にメール送ろう……」
クリス「ここの事は守秘義務がー」
響「分かってるよ!ちゃんと、守るって……」ツイツイ
クリス(単身赴任で寂しがる旦那かよ……)
エルフナイン「んー……」カチカチ
クリス「何してんだー?」
エルフナイン「明日以降の調査スケジュールを一応……届く指令がどんなものかで左右されますけど、エリア毎に区分けしておくくらいは」
響「よし送った!寝よ寝よ!」
エルフナイン「僕も、もうおしまいにしました」パタン
クリス「寝室はこっちのはずだが……えぇ……」
エルフナイン「すっごく大きなベッドですね!」
クリス(最初に確認して寝場所を決めとくべきだった……)
響「キングサイズってやつ!?これなら三人で川の字になって寝れるよね!」
響(なし崩すために黙ってました!)
クリス「あー……アタシはソファーで良いわ」
響「えー!?一緒に寝ようよー!」
クリス「そうゆのはアイツとやってろって」
エルフナイン(未来さんとナニをしてろと言うのでしょう)
~????~
響「んー……未来ぅ…………未来?」
ピカピカー
響「はっ!この絵本の中みたいな暖炉のお家は一体どこ……?」
響「って、そりゃ私の夢の中ですよねー!はは!」
ギィーッ ガチャン!
響「っ!?閉じ込められた!」
わたしは 朝の 夢を見る
響「ふぇ!?何?なんの歌!?」
まだダメよ(まだ ダメよ)
響「……?女の子?」
何色の 朝が来る(まだ ダメよ)
響「あのーこれはどういった状況なのでしょうかー、もしもーし」
まだ ダメよ(まだ ダメよ)
まだ 夜は 食べかけよ(まだ ダメよ)
響「無視するし、いつの間にか増えてるし……」
眠っている子は どこにいる?
響「なんの光……?ってか皆で向き合って、何を」
さあ おはよう NIGHTMARE
響「でも、なんか……暖かいなぁ……」
悪い お夢は――
~~
響「はっ!」
エルフナイン「Zzz」
クリス「zzz」
響「……夢?」ガバ
エルフナイン「ん……」
響「おはよう、エルフナインちゃん!」
エルフナイン「んー……おはようございまふ……」
響「起っきろ~!」バサァ
クリス「でえぁぁああッ!!?」
エルフナイン「ぷふっ」
響「ふふ!」
クリス「!?!?!?」
デスデスデース
クリス(んー、まともに朝飯食ったの久しぶりだな……)モグモグ
響「痛いよ……こんなのって無いよ……あんまりだよ……」メソメソ
クリス「アタシの頭痛を少しは分かれ」
エルフナイン「大丈夫、多少腫れただけみたいですし、すぐに引きますよ」
響(天使……)
響「そりゃ、からかったのは悪かったけどさ……」
クリス「素直に謝るのかよ……!ね、寝起きで、その……あ、あれだ……普通に起こせよバカ!」
響「ごめん……」
クリス「っ……う……あ、アタシも
ピンポーン
エルフナイン「ここを知っている……?まさかてk
ズザザザザ!!
エルフナイン(こ、行動が早い……!?)
クリス「エルフナインはそこの死角を動くな……良いな?」
エルフナイン「あ、はい」
クリス「……」クイクイ
響「……」コク
クリス(ギアは?)パクパク
響「b」
エルフナイン(普段から息を合わせればいいのに)
クリス「よし……開けるぞ」
ガチャ
配達員「ちゃーっす、サガヤ急便でさぅ!サインおなしゃーっす」
クリス「あ、はい」
配達員「あらーあす!」
クリス「……ったく、脅かしやがって」
響「す……すっごい、つかれた……」
エルフナイン「スパイって大変なんですね……あ、これ本部からの指令ですよ!」ガサガサ
響「え、これが?」
エルフナイン「なんでしょうこの箱……全長20×10センチ程度の黒い長方形ですが……」
響「こ、これはまさか……指令を騙った某国が送ってきた爆弾!?」
エルフナイン「そんな!?ここには無関係の人が沢山いるのに!!」オロオロ
響「おのれFIS!!」
クリス「違う、こいつは……VHSだ……ッ!まさか、実在しているたぁな……!」
響「……V?」
エルフナイン「H?」
響エル「「S?」」
クリス「良いか?アタシは、あのおっさんの家に置いてあったのを!偶然にも!見かけたから、知っているんだからな!!」
~~
エルフナイン「ヴィジョン・ホーム・システム……昭和後期から平成の前期にかけて圧倒的な普及数を誇り、一般家庭に『番組録画』と『映画鑑賞』と言う二つの文明開化を与えた画期的なアイテムですね」
響「昭和後期から平成前期って言うと20年位前なのかな?」
エルフナイン「VHS衰退の決定打はPS2と『機動戦士ガンダムSEED』と言う二つのパラダイム・シフトによる物だそうです……ですから、本格的に消えてしまったのは15年位前みたいです」
響「15年前って言うと私1才だなー……」
クリス「だからおっさんの家で偶然に見かけたんだ!」
響「偶然かなぁ?」
エルフナイン(弦十郎さんのお宅へ行ったことに疑問は無いんですね)
エルフナイン「とにかく、リサイクルショップにてVHSの再生機器を手に入れる事は出来ました」
クリス「まさかテレビ本体まで規格が合わず、再生が叶わないとは思ってなかったが……」
響「そー言えば小さい頃、テレビってこういう箱みたいな形してるのが普通だったなーって、思ってしまうのでした」
クリス「しかし昔のテレビってのは、こうもコードが多いものなのか」
エルフナイン「これがレコーダーとテレビを繋ぐ端子で、こっちが電源のプラグで、この端子は……家庭にあるテレビ専用の回線と繋ぐ……た、大変です!僕達の家にはケーブルTV回線なる物がありません!」
響「そんな!それってネット回線みたいに工事が必要なやつ!?」
クリス「いや、落ち着け!普通に番組を見るわけではない以上、それを繋ぐ必要は無いらしい」
響「良かったぁ」
エルフナイン「では、電源を入れます……」
VHSレコーダー「ギュギィー……ギィーキィー」
クリス「だ、大丈夫なのかこれ」
響「成せば成る!なんとかなるなる!きっとなる!」
エルフナイン「頑張れ!VHSレコーダー!」
VHS「ミーガガ、ミーガガ」
クリス(応援して動くもんなのか?)
クリス「あ、写っ……」
マリア『……』ドヤァ
調『にゃー』
エルフナイン「マリアさん!」
響「調ちゃんはなんでネコの着ぐるみなんか来てマリアさんの膝の上に……」
クリス(スパイ大作戦かよ……)
ここまでです
お疲れ様でした
マリア『おはよう『S・O・N・G』のエージェント諸君、今回の君たちの使命は「ケース・ナイアラルト」の調査をすることにある』
『調!今デスよ!(小声)』
調『にゃー』
響(カメラを回してるのは切歌ちゃんなんだね)
マリア『期間は約1ヶ月。無論、完璧な調査をしろと言うわけでは無い』
マリア『君たちが成すべき事は二つ、一つはこの『佐倉教会』に赴き事件の真相へ繋がり得る手がかりを入手すること』
響「あ、この事件知ってる、結構な人数の人が焼身自殺しようとしたんだよね」
マリア『もう一つは見滝原周辺に存在し、人の多く集まる娯楽施設について可能な限り調査をすること』
クリス(なんだその任務……)
エルフナイン「なるほど、人々の集まる場所にこそ意識が集中して、事件が起こり得るということですね」
マリア『特にスイパラとかプールとかブティックとか温泉とか遊園地とか、成人男性では心行くまで調べ上げられないところを徹底的に調査するのよ!』
『その任務私がやりたいデス……(小声)』
調『にゃー』
マリア『予算は同封されていたカードを生活費用のものとは別に使っていい……ただし、9割以上を使用できなかった場合は「調査努力不足」とみなし厳しい処罰が待っている……と指令が言っていたわ』
『マリアがボスとして振る舞わなきゃだめデスよ(小声)』
マリア『あ、そうだったわね、今のはカットしましょう……おほん』
クリス(カット出来てないぞ……)
マリア『同封されているカードは好きに使いたまえ……だが、使いきれなかった場合には、残念だが重い処罰を下さなければならない……』
『良いデスよマリア!カリスマが有るデス!』
調『にゃー』
響「……」
マリア『ふ、これでもアイドル大統領と言われた身だもの、当然よ』
マリア『おっと、最後のシーンを入れなくちゃ』
『バッチ来いデース!』
マリア『では、作戦の成功を祈る……それとご飯は毎日三食食べること、寝起きはいつも通りの生活リズムですること、あと夜出歩くときはちゃんと皆で行くのよ?学校の宿題も合間を見てちゃんとやりなさい、後……』
『マリア、それじゃお母さんデスよ』
調『にゃー』
マリア『ふーむ、じゃあこのシーンもカットしましょう』
『そうするデス』
マリア『君達、もしくは君達の協力者が捕らえられても、当局は一切関知しないからそのつもりで……尚、このテープは自動的に消滅する』
クリス「っ!伏せろ!爆発するぞ!!」
エルフナイン「ふわ!!?」
響「ひゃあ!未来以外に押し倒されたぁ!?」
マリア『……なんて事は無いので燃えないゴミでちゃんと捨てるように、以上』
『良いオチがついたデス』
調『にゃー』
『なにか言っておかないと、今回の調のセリフ「にゃー」だけで終わっちゃうデスよ?』
調『にゃー』
『気に入ってるから良いデスか……』
エルフナイン「……何が爆発するんですか?」
クリス「アタシの堪忍袋だ!!」
響「痛い痛い痛い!!なんで私なんで私!?」
クリス「間接逆ギレだ!!」
エルフナイン「そんな無茶苦茶な……」
響「この人しないフォギアだといつもこんな感じだよ」
~タスクフォース本部~
あおい「はい、あったかいもの、どうぞ」
朔也「あったかいものどうも……なあ、思うんだけどさ」
あおい「どうしたの?」
朔也「見滝原の調査なんかで、エルフナインちゃんや立華ちゃんたちを駆り出す必要ってあった?」
あおい「今回あの三人を指名して送り出したのは、シンフォギアの管理システム査察の名目で来日する各国諜報機関の目を欺くためって、指令に説明されたでしょ」
朔也「いや、それにしたってハワイとかグアムとか、もっと送り付ける先あるでしょって……なんなら休暇で良いわけだし」
プシュー(ドアが開く音)
弦十郎「そこいらについては、響君にしか説明してないな、そういや」
あおい「指令!?」
弦十郎「見ろよ、クリス君の提出した夏休みのシフト希望だ」
朔也「これ……全部、準一級待機希望じゃないですか」
弦十郎「エルフナイン君なんか、暇さえあればパソコン叩いてデータ整理したり、新しい技術開発ばっかりだ」
あおい「それは、いつも助かってるんですけど……」
弦十郎「それが女学生の理想の夏休みであってたまるかよ……要するに、仕事や集団行動以外を知らなすぎるんだ、あの二人は」
朔也「そういうことでしたか」
弦十郎「もちろん、各国諜報機関からの目を欺くため、という前提もある……なにせ響君とクリス君は顔の割れてるFIS組や、公然の秘密状態の翼と違って一般人だ」
あおい「機密を守らせてる以上、守るが私達OTONAの役目ですね」
弦十郎「エルフナイン君も多くに知れ渡るのは早すぎる……その為にあの子たちの連絡手段とタイミングを厳しく制限したんだ」
朔也「じゃあ『ケース・ナイアラルト』って言うのは……」
弦十郎「半分は都市伝説さ、ちょうどいい自由研究の課題になるだろ」
朔也「なーんだ、じゃあ事件なんか起こりようが無いんですね」
あおい「貴方がそう言うと、毎回事件が起きるのよね」
朔也「言わないでください。あ、そういえば今日からアルバイトの子が来るんでしたっけ?」
弦十郎「まあ……女子高生の短期バイトだがな」
朔也「へー、可愛い子だと嬉しいですけど」
弦十郎「ああ、可愛いぞ、とびっきりな」
おはようございます
地味に更新する……!
響「教会に着いたよ!それで、中に入って取り合えず書斎を調べてるよ!」
エルフナイン「誰に説明してるんですか?」
クリス「気にすんな」ガサゴソ
エルフナイン「もう何年も人が住んでないって感じですね」
クリス「しかし調べろとは言っても、もう警察が一回り調べた後だろ?」ポイ
エルフナイン「その割にはアルバムとか聖書とか信者の名簿とか、押収されててもおかしくない物がたくさんありますけど……」ペラペラ
響「神父さんとご家族は無理心中って結論出ちゃってたからなのかな」
クリス「ま、大人にやる気がねえのはいつもの事だ」
エルフナイン「ん……これ見てください!」
響「日記?どうしたの?」
クリス「何々……『娘が悪魔と契約して、人を惑わす魔女の力を手にいれていた。今までの信者達は魔女の力で錯乱させられていただけだったのだ。』」
響「悪魔って言うのはなんだろう」
エルフナイン「『魔女の力』と言うのがとても気になるワードですね、なんらかの超常の力が関与しているのでしょうか?」
クリス「『ケース・ナイアラルト』ってのと関係してんのかぁ?」
響「あ、ねえずっと気になってたんだけど『ナイアラルト』って何?アラカルトみたいで美味しそうではあるけど」
クリス「あん?それはお前……あれだろ、こう……神話とかそう言うのだろ」
エルフナイン「『ケース・ナイアラルト』は調査報告の中身が毎回圧倒的に違うんです。腕だけの女学生とか、女性の下半身だけが入った鳥籠であるとか……共通点と言えばいずれも個性的で女性的な抽象を持っている……と言った所でしょうか……それに反応自体はあっても現場に行ったら何も無かったとか記憶が混乱してるとかのケースも多いんですよ」
響「ほぇ~」
クリス「お前資料とか読んでるか?」
響「ティヒヒ……」
ゴン!
響「なんでぇ……」
エルフナイン「そんな事件なのでクトゥルフ神話随一のトリックスター「ナイアラルトホテップ」の仕業として「おのれナイアめ……!」と呼ばれていたのが始まりです」
響「へぇー」
クリス「取り合えずもう真新しい物は無さそうだし、一度引き上げるか……」
デレデレン!デレデレン!デレデレポッポコポコポコテレテレテレ デッデッデ デッデッデ♪
響「この焦燥感を煽る和風のBGMは……!」
クリス「オートスコアラーか!?」
エルフナイン「違います!イミテーション・アウフヴァッヘン波形を感知した僕のスマホのアラートです!……つまり!」
クリス「へ!超現象を確認する機会が回ってきたわけかよ!」
響「行こう!」
エルフナイン(イミテーション・アウフヴァッヘン波形自体は1年に1度も観測されるかどうかなのに、僕達の目の前でそれが観測される……と言うのは本当に偶然なんだろうか )
~~
響「よし!外に」
ヒュ バキィ
響「ぎゃん!」
クリス「な、おい!?」
エルフナイン「何者かが響さんに飛び蹴りを!?
杏子「ったく、今度の空き巣は姉さん方かよ……」シュタ
クリス「おいてめぇ!なにしやがる!」
杏子「はあ?人ん家勝手に漁っといてその言い種?ちょっと足りてないんじゃない?」アタマトントン
クリス「急に攻撃しといて随分な言い様じゃねえのか?」
響「ま、待ってよ……ごめん、ここは空き家になったって、聞いてたから」
杏子「……ったく、肝試しにしちゃ時間が早すぎるよなぁ」
クリス「あのなぁ、こちとら遊びで来たんじゃ……」
エルフナイン「響さんがOHANASIするみたいなんでちょっと黙ってましょう」ボソ
クリス「っ……んん……」
響「私達は公的な組織の仕事で、この教会で起きた事件を調査していて……」
杏子「あぁ、市役所とか警察側の連中か」
響「うん、だから怪しい者とかでは決して……」
ジャキン!
エルフナイン「響さん!」
クリス(槍!?どこから!)
響「え……あ……?」
杏子「なんだ、ただの役人にしちゃ反応が早いじゃん」
響(い、今の……避けて無かったら……!)
杏子「悪いんだけど、あたしそう言うのに捕まるのマズイんだよね」
ブン!バキィ!
響「ぐあ……っぁ!」
杏子「ち!刃は避けたか」
エルフナイン「柄で後頭部を!?響さん!」
クリス「クソ!こうなりゃイチイバルで!」
エルフナイン「待ってください!仮にも国家機密ですよ!」
クリス「抜かす場面か!」
エルフナイン「趣味の産物を使います!」ザッ
エルフナイン(天体力学、運行状況よし!レイラインとの相対位置よし!気温と湿度問題なし!)
杏子「殺しゃしないけど、痛い目にはあって貰うよ!」ブンブンブン ザッ
クリス(出遅れた!聖詠が間に合わない!)
エルフナイン「指差し確認1、2、3!」ピッピッピ
杏子「終わりだよ!」ブオン
エルフナイン「ヘルメス・トリスメギストス!」
ガギィン!!
杏子「んな……!?」
ガギン!ガイン!
杏子(抜けねえか)
クリス「おいバカ起きろ!」
響「う……うぅ……大……丈夫」
エルフナイン「脳震盪です!無理しないで下さい」
杏子「なんだ、魔法少女か……だったら!」パシュン
クリス「聖詠も無しで変身だと!?」
杏子(ちっ!使い魔が釣られてきたか!)ザッ
クリス「下がった……?」
エルフナイン「な、なんでしょう?回りの景色が……!」
~~
QB「やあ、杏子!随分派手に喧嘩してるね!」
杏子「あいつらから吹っかけてきたんだ!」
QB「彼女たちを捕らえたのは薔薇園の魔女の使い魔……どうする気だい?」
杏子「人の家に土足で入ってくる魔法少女なんて、教育してやんないとねぇ?」ジャキン
QB(あれはフィーネの忘れ形見……性能的には魔法少女の敵ではないが、果たして)
QB(見せてもらおうか……錬金術を下して魅せた、シンフォギアの実力とやらを)
ここまでです、お疲れっす
一応聞きたいのですが、戦闘シーンは台本形式で良いよね?
次回『赤VS紅』
更新はきっと明後日
※アニメ本編では販促の都合上響以外がスタートを切ることはありえません
~~
クリス(なんだここ……バラ園か?)
クリス「なんだ?何かいる……?」
エルフナイン「全センサーオフ……外部との通信が困難なため、これよりオフラインでの記録行動に移ります」
クリス「おい!もう舐めた事抜かすなよ!」
エルフナイン「一応正当防衛は成立しますけど」
クリス『killter ichaival tron』
杏子「へえー歌うのか、変な魔法」
エルフナイン「来ました!」
響「う……クリスちゃん……!」
クリス「ギアだけ纏って寝てろ!アタシがやる!」
響「うぅ……」
エルフナイン「立たないで下さい、ここはクリスさんに任せるしか……」
響(……でも、エルフナインちゃんの盾になら……!)
響『baiwisyall nescell gungnir tron』
QB(ガングニールとイチイバル……ずいぶんなコンビじゃないか)
杏子「さあ!準備は良いのかなぁ!?」
クリス『鉛弾の大バーゲン バカにつける なんちゃらはねぇ!』
杏子「歌うのか……へえ!うたずきんの物真似かい!」
ガガガ 《BLLION MAIDEN》 ガン!
杏子「って、うぉっとぉ!!」
クリス『ドンパチ感謝祭さあ踊れ! ロデオの時間さBABY!!』
クリス(速い!なんだあのスピード!)
エルフナイン「オートスコアラー……ミカ並の力が!?」
杏子「火力ばっかり馬鹿みたいに!」
《飛槍》 ジャキィン!
ズドォン!
クリス「ちぃ!」
杏子「……なんかいつもと感じが違う」
QB「折角のクロス物だからね、こっちも合わせないと」
杏子「はあ?……ってあっぶね!!」バッ
ガガガ 《QUEEN's IFNERNO》 ガン!
クリス(機動力が違いすぎる!迂闊には……!)
クリス『世の中へ 文句を垂れたきゃ 的から卒業しな!』
杏子「ってぇ!中々どうして、楽しい歌じゃないの!」
エルフナイン「当てているのに!」
クリス(録な傷がつきゃしねぇ!!)
クリス『神様 仏様! アタシ様が 許せねぇってんだぁ!』
杏子「それが隙なんだよ!」ヒュオ
クリス「っ!!」ガギィン!!
杏子(接近戦も死角にはなりえねってか!なら)バッバッ パン
エルフナイン「地面を叩いて?」
《異端審問》ズゾゾゾ!
クリス(槍が進撃……ならさぁ!)
クリス「フルバーストでぇえッ!!」
ガシャガシャ 《MEGA DETH PARTY》 ガシャン!
響「掴まって!」バッ
エルフナイン「響さん!?」
響「……ぐはっ!!」
響「う、腕で……ガード……した、から……!」
エルフナイン「で、でも!」
杏子「うわぁっ!!」
クリス『傷ごとエグッて 涙を誤魔化して!』
杏子(アイツ!)
杏子「ぐっ!」ズキッ
クリス『生きた背中でも!』トラストハー
QB「驚いた……味方が盾になることを前提に、杏子へダメージを刻みに来るとは」
QB(杏子が途中で攻撃をやめることも計算済みだったのか?……フィーネを出し抜いただけはある)
杏子(クソッ、足が……!)
クリス『支えること 笑い会うこと 上手く 出来ルンデスカ?』
ガガガ 《CUT IN CUT OUT》 ガン!
エルフナイン「響さん!」
響「へ、へいき……へっちゃ……ら……」フラ
響(インパクト・ハイクでも軽減したのに……――
クリス『慣れねえ敬語でも どしゃぶる弾丸でも ぶち込んでやるからぁッ!』
杏子「うわっ……ッんの野郎!マミと同等か!?」
ガゴン 《MAGA DETH SYMPHONY》 ガゴン
杏子「やべ!」
クリス『繋いだ手だけが紡いだ 笑顔達を守る 強さを教えろ』
杏子「割れ……」
ボボボ ズドォン!!
クリス「道は作った!急げ!」
響「 」
エルフナイン「響さんが意識を失ってしまって!頭からも凄い血を流してて!」
クリス「ッ……あのバリア、使えるか?」
エルフナイン「この中では使えません、天体運行力学が機能してなくて……」オロオロ
クリス「出れば使えるんだな?」
エルフナイン「でも、出口なんて……」
クリス「あそこのexitって書いてあるドアが出口だろ、捕まれ」バッ
エルフナイン「あの子が立ち塞がっていたのは、ここを行かせないため……?」
杏子「ってて、待ちやがれ!」
クリス(やっぱ吹き飛んだだけか……)
エルフナイン「待ってください!僕達はこの現象がなんなのかすら分からないんです!だから」
杏子「それで悪かったなと引き下がるほど大人じゃないんでね!舐められたまんまじゃ、収まらねえんだよ!」ジャキン
クリス「ここで降ろすぞ、おぶって歩けるか?」
エルフナイン「ゆっくりとなら、ですけど」
クリス「先に行け……時間を作る」
エルフナイン「はい!」
クリス(痛っ!腕が……!)ズキ
杏子「さあ……!」
クリス(プロテクターの上から一発受けただけでこれか……!)
クリス『傷ごとエグって 涙を誤魔化して!生きた背中でも』
杏子「インファイトだと?足を焼いた位でぇ!!」バキン
ジャラララ 《鉄砕鞭》 ビュンビュン
クリス「っ!」ガン ガィン
クリス『支えようと!笑い会おうと! 頼り頼られなが・らぁッ!』バキィ!
クリス(数発の打ち合いでアームドギアが砕かれるだと……!)
杏子「軟弱なんだよ!!」
クリス『なれねぇ敬語でも どしゃぶる弾丸でも ぶち込んでやるから』
クリス(もう少し!)
杏子「お仲間の為に身を張るってか!」
クリス『繋いだ手だけが 紡いだ笑顔達を 守る強さを 見 せ よ う ――』ボキィ!
杏子「右も砕いた!終わりだよ!」
クリス「良いや、捉えた!」バッ
杏子「何!?」
クリス「アーマーパージは、こう使う!!」
ここまでです。お疲れっした
戦闘は不満があったら次回から派手に変えます
シンフォギアのssってほんま少ない……
一応言っておきますが次回のまともな戦闘はお菓子の魔女戦待ちです
こんばんは
地味に更新します
~結界の入り口前~
エルフナイン「早く……早く……!」
タッタッタ
クリス「今だ!」全裸!
エルフナイン「指さし確認1234!『ヘルメス・トリスメギストス』!」
QB「結界の出入り口を塞ぐなんて、君は鬼畜か何かか」
QB(いや、この子の顔の面影……まさか……)
クリス「服は着た、バカも担いだ!ずらかるぞ!」タッタッタ
エルフナイン「はい!この先でタクシーが待ってるはずです!」
杏子「っ……そ……んの、野郎……!!」
QB「派手にやられたね、杏子」
杏子「ったく、笑えねぇ……」
QB「彼女たちは見滝原を拠点としているようだね、タクシーでそちらの方へ向かって行ったよ」
杏子「見滝原……?そうかい!マミの知り合いか……!道理であまっちょろい……!」
QB「ま、しばらくは休んでいた方が良いだろうね」
QB(慢心もあったとはいえ、杏子を退けるとは……やはり万全を期すなら、マミに倒してもらうのが一番なのかな)
QB(あと、あの子キャロルに似てたけど……まさかね、だって部下のオートスコアラーがあみだくじでラスボス決めてたし……キャロルが生きてたらそんなことしないよね?)
~夕刻 某マクド~
さやか「あっははははは!!」
仁美「うふふふっ!まどかさんったら!」
まどか「わ、笑うなんてひどいよぅ!」
さやか「すげー、まどかまでキャラが立ち始めたよ!」
まどか「一応、真剣に悩んでるんだけど……」
クリス「本当に真剣に悩んでのか、ああ!?」バン
響「あの、このたびはご迷惑をおかけいたしまして……」
エルフナイン(ハンバーガーは食べやすいから良いですね)モグモグ
クリス「お前キャロルと初対面の時も生身のまんまぼっこぼこにされたそうだな……」
エルフナイン(やはり、このストローを蛇腹にするという発想はいつ見ても凄いことです)ズズー
響「いや、その、やっぱね、まずはお話をですね」
さやか「お話し?転校の話はキレッキレっしょ!」
まどか「やめなよ、可愛そうだよそう言う言い方」
さやか「いやいやいや……こんな真夏に冬服+パンストで登校し、どこか抜けてるクールな完璧超人に見せかけ、その正体は超天然電波さん!ってどこまで属性盛る気だよ!」
仁美「さやかさん、落ち着いて下さい」
さやか「そうだよねぇ……今どき三重人格ってぐらいのキャラ盛らないとダメだよねぇ、もちろん男の娘」
仁美「女子の身体の男子なんて、捗りますわぁ」
まどか「そんなキャラ、演じれる声優さんが居ないよ」
仁美「いるとしたら、それはきっと素晴らしい声優さんなんでしょうね」
さやか「ま、転校生がそんぐらい変な奴って例えだよ」
まどか「不思議な感じの子だったよね~」サクサク
クリス「不思議じゃねえよ!ただの不良じゃねえか、あんなん!」
エルフナイン「クリスさん、どうどう……あ、でケガはどうだったんですか?」
響「見た目より大したこと全然ないみたい」
クリス「結局、たん瘤作ってデコを擦りむいただけかよ」
響「お腹にも出来てます!」
クリス「ともかく!ただの不良にしては過ぎた力だ、あれは」
エルフナイン「シ……コホン、ギアを纏っていたクリスさんの腕が、こんなにも痣だらけになるなんて……」
クリス「一応プロテクターで受けたんだがなぁ……」サスサス
響「そ、そんな……!乳白色でスベスベで柔らかくてヒンヤリでプニプニな、人類の至宝が……!!」ガタガタ
クリス「そういうのはアイツとやれっつってんだろうが!!」
仁美「あらあらまあまあ、まどかさんったら!」
さやか(ってかまどかの後ろの高校生軍団うるさっ)
まどか「うぇ?何?」
さやか「おいおい、このあたしを差し置いてもう転校生にちょっかい出したのかい?」
まどか「ちょっかいも何も、私はあの子とまともに会話してないよ」
仁美「良いんですよ、捗りますから」
クリス「あのな!会話ってのは相手にその気があって、初めて成立するんだ!」
響「そりゃ、不覚を取ったことは反省するけどさ…… 」
さやか「不覚……?つまりあの転校生からか!?」
仁美「あらぁ~」
まどか「え、何?」
さやか「許さん!まどかはあたしの嫁になるのだぁ~!」
まどか「うぇひぃ!お、女の子同士でなんて変だよぅ!」
仁美(捗りますわぁ)
クリス「女の子も何もあるかよ!敵は敵だ!」
響「そ、そうかも知れないけどさ……ちゃんとお話しもしないで、決めるなんて……」
トントン
クリス「あん?」
エルフナイン「あの……クリスさん、ちょっと……」
クリス「なんだよ?」
響「うぇ!二人で内緒話!?」
さやか「お、まどかヤキモチー?」
まどか「んむー!」プクー
仁美「あの、まどかさんの後ろの包帯巻いてる人」ボソボソ
エルフナイン「響さんの後ろのピンクの子」ヒソヒソ
仁エル「「声、すっごく似てません?」」
さやクリ「「あー……噛み合わないと思ったら」」チラリ
さやか「あ」 視線バッタリ クリス「ん!」プイッ
さやか「……露骨に逸らされた」
仁美「ふふっ」
まどか「二人だけでずるいよぅ!」
仁美「ごめんなさい、なんと説明していいのか……」
まどか「私の後ろに何かあるの?」クルリ
エルフナイン「プッ…フフ…!」プルプル
クリス「わ、笑うなよ!」
響「ほほーう、エルフナインちゃんが思わず笑ってしまうほど愉快なものが……今、まさに真後ろに!」クルリ!
まどか「ふぇ……」ビクゥ 視線ガッチリ 響「……ん」
まどか「 」
響「……」ジー
まどか「 」
響「…………」ジーー
さやか(まどかめっちゃガン見されてる……)
パン!
仁美「あぁ大変ですわぁ!もうこんなお時間!急いでバレエに行かなくちゃ!」
さやか「あ、あーそうだね!そうしなくちゃ!」
仁美「さあまどかさん!噂の新編ではまどかさんはバレリーナだったのですから、練習しなくては!」
まどか「えっ、あ、はい」
さやか「アラホラサッサ!急いだ急いだ!」
響「あ……」
クリス「いや、逃げるだろ……年上にメンチ切られたんだぞ」
エルフナイン「しかし響さんに良く似た声でしたね」
クリス「放送時期も演じる傾向も似てるからな」
エルフナイン「なんの話ですか?」
響「あのね、さっきの赤い髪の子もそうなんだけどさ……私、あの子達に」
クリス「ん?」
響「夢の中で逢った、ような……」
~某TATUYA前~
さやか「いや~、あんなに見られたら怖いよね~」
まどか「私、呪われてるかも……」
さやか「まあドンマイ!仁美は先に帰っちゃったし、ちょっとCD見てって良い?」
まどか「良いよ、また上条君の?」
さやか「まあね」
『……けて……まど……!』
まどか「……ん?」
今回はここまでです
次回、二人(大小)のマジカルガンマンもついに!
≻≻63
エルフナインとキュゥべぇのせいで小理屈ばっかり並びます
≻≻82
すまぬ……小説読み直してきた
乙です
メタとはいえ並行会話ネタはユニークで良いですね(小波
>>80
OTONAを除いたらマミさん最強かww 登場が楽しみなような怖いような
てか普通の魔法少女は最下層なのね、やっぱ見滝原は魔境なのか…
ワルプルが出るのも偶然じゃなかったりしてなww
あ、OTONAって書いて思い出しちゃったが、弦十郎さんの性格だと魔法少女の事を知ったら絶対にほっとかないだろうなぁ
(そしてQBの本性を知ったら自ら手を下しかねんww)
救われて欲しいが、あの人に任せると一人で終わらせそうなのが問題かww
まってるよー
装者の強さってたしかユニゾンきりしら >本気響>つばクリマリ>響>きりしらだよね
遅れてごめんなさい
地味に更新します
エルフナイン「んー……会ったこと無い人が夢の中に出てくるって言うのは、ちょっと考え辛いですし……知り合いで良く似た人が居て、見間違えてるって言う方が納得は出来ますが」
響「んー、なんかこう……デスティニー的な物を感じるんだよねぇ」
クリス「血道じゃあるまいし、まあ良いだろ……それより家に帰って話し合わなきゃなんないことが」
デレデレン! デレデレン!デレデレポッポコポコポコテレテレテレ♪
クリス「またか!」
響「急ごう!」
エルフナイン(僕達がアレを対処しなかったから?……なら、アレには移動能力があると言うこと?それとも……)
クリス「どこからだ!イミテーション・アウフヴァッヘン波形は!」
響「略してイミフ波は!」
エルフナイン「イミフ波は……こっちです!」
クリス「工事区画じゃねえか!」
響「構うものかぁ!」
クリス「構えよこのバカ!」
エルフナイン(不確定要素が多いですが、一つだけ間違いないのは、アレは人に牙を向くということ……)
~工事区画~
クリス「ここか」
エルフナイン「はい、僕達があの力場から脱出したとき、出入り口であるべき座標にあったのはこの紋章でした」
響「取り合えずゴーゴーゴー!」ズニュン
クリス「おわ、消えた」
エルフナイン(やはり位相差障壁の向こう……テレポートジェムに近い原理で、自身の領域に入れ込む……だとすれば、錬金術と櫻井理論、この二つとナイアの事件は……)ズニュン
クリス「な、なんでそんな躊躇なく……うぅ、なんか気持ち悪ぃ……」ズニュン
~薔薇園の魔女の結界~
さやか「も、もうなんなのこれ!?」
まどか「ど、ど、どうしよう!……さやかちゃん!!」
さやか「泣きそうな声出さないでよー!」
まどか「だってぇ!」
『一点突発の 決意の右足ぇぇ!!』
ボゴォォン!!
まどか「うぃいやぁぁ!?」
さやか「変な声出さないでぇ!!」
響「立花 響!只今現着!!」
さやか(壁を蹴り抜いてなんか来た……)
まどか(右手って歌ったのに右足だった……)
響「安心してね!もう大丈夫だ……あ」
さやか「げ……」
まどか「うぅ……」
エルフナイン「響さん!」
クリス「こんなんじゃミサイルのが隠密行動に向いてら……何やってんだ、お見合いなんかしやがって」
響「さっきの子達だよ」
クリス「ん?ああ」
まどか「あ、あの……この子、助けを求めてて!」
QB「ぐったり」
エルフナイン「ちッ」
クリス「え、エルフナイン……?」
エルフナイン(この猫みたいの、見てるだけでものすっっっごくイライラする……)
QB(やっぱりこの子キャロルだよね?)
さやか「あの、なんかあっちからいっぱい来るんですけど……」
まどか「あれは……お髭の生えた綿毛?」
使い魔「ジーベンゴーペンジーベンゴーペン♪」
使い魔「ドットゥルドットゥル♪」
エルフナイン「なんだか凄く歌ってる……?あの行いにはどんな意味が?」
響「取り合えず逃げよう!私がしんがる!」
クリス「おし、エルフナインは二人を連れてついてこい!」
エルフナイン「はい!」
まどか「え、えっと……!」
さやか「ほら、その猫みたいの助けるんでしょ!行くよ!」
「ノイズモドキメ!イッピキノコラズアタシガアイテダ!」
エルフナイン「いえ、走るのが遅くなるのなら捨てましょう」
まどか「軽いからなんとか!」
「ウオオオオ!!」ズドーン ボゴーン
エルフナイン「ちッ」
さやか「え」
「セーフティカイジョ!コノシュンカンヲマッテイタンダー!」チュドーン
エルフナイン「クリスさんが前の敵を掃討してくれますから、急ぎましょう!」
さやか「あ、はい」
さやか(なんか、後ろから物凄い音が)
「ヤラセルモノカー!ヌオオオオ!!」ドカバキドカグチャァ!
クリス「あれ……?道がさっきと違う……?」
さやか「え……何ここ?大部屋?」
まどか「薔薇園……だよね?」
薔薇園の魔女【我の薔薇園を汚そうと言うのか】
エルフナイン「ボス……?なら、あれが邪神!」
まどか「なんて言ってるのかは全然分かんないけど!」
さやか「グロくてキモくて触手持ち!なんか喋ってるっぽいけどまったく伝わらない!これは絶対敵!」
クリス「遊びでやってるんじゃないんだよッ!」
クリス『鉛弾の大バーゲン バカにつける なんちゃらは ねえ!』ドガガガ
まどか「な、何あれ!」
さやか「ボウガンがガトリングに!?」
クリス『ドンパチ感謝祭 さあ踊れ!ロデオの時間さbaby!』
薔薇園【生憎、手加減は苦手でな】
まどか「しょ、触手が凄い来たよ!?」
エルフナイン「クリスさん!(ヒロインの声援)」
さやか「こ、腰からミサイルをばら撒いて全部撃ち落とした……」
クリス『世の中に文句を たれたけりゃ的から卒業しな』
響「追いついた!と、思ったら私の歌パートが……」
クリス『神様 仏様!アタシ様が許せねぇってんだぁ!』
まどか「かっこいい……!」
さやか「え、あのガンダムが?」
エルフナイン「あ!こっちに敵が来ます!走って!でもその白いのは投げつけて囮に使いましょう」
使い魔【やあ】
使い魔【君達をハサミでぶつ切りにして薔薇園の肥料に使うけど良いよね?】
響「うおりゃぁぁあ!!」グシャア!
クリス『傷ごとエグッて 涙を誤魔化して 生きた背中でも』響「トラストハート♪」
クリス『支え合うこと、笑い合うこと、上手く 出来ルンデスカ?』
クリス(さっきからぶちこみ続けなのに……!)ドパルタタタタ
薔薇園の魔女【どうした?私に挑み、倒してみろ】
クリス『馴れねぇ敬語でもどしゃ降る弾丸でも!ぶち込んでやるからぁ!』響「トラストハート♪」
まどか「わあ、凄い!ずーっと一方的だよ!」
さやか「これはイケイケなんじゃないっすかね!」
エルフナイン(いや、攻撃が利いてる兆候が無い……一体何故……?)
薔薇園の魔女【まだまだ、もの足りぬな】
クリス「なっ!しまっ!?」
響「クリスちゃん!!」
薔薇園の魔女【我が触手の機動を甘く見たな】
まどか「ふぇ!?なんか全然元気だよ!?」
さやか「ってかこれピンチ!?」
クリス「ぐっ!」ギュウ
響「待ってて!すぐに!」
クリス「バカ逃げろ!囲まれ始めてる!!」
エルフナイン「このノイズもどき、数が多いです!」
まどさや「あわあわあわ……!」
響「っ!選択肢なんて……!」
薔薇園の魔女【別れの時だ】
クリス「……づッ!!」ギリギリギリ
響「私は何一つ見捨てない!……イグナイトモジュールッ!」
エルフナイン「待ってください!地面が、急に……」
ティロ《アイギスの鏡》リーン
使い魔【まぶし!ってか熱っ!?この光熱うっ!?】
マミ「危なかったわね……でも、もう大丈夫」
まどか「……え?」
さやか「何これ……光?バリア?」
響(…………私、良いところが無い)シュン
クリス「いってぇ!!……光が触手を焼いたのか?」
薔薇園の魔女【ほう、並みの手練れでは無いようだな】
マミ「キュゥべえを助けてくれたのね?ありがとう……その子は私の大切な友達なの」
響(あれ?この子……)
まどか「あの……私、この子に呼ばれて!」
マミ「ふーん……成る程ね、でもまずは一仕事」
響(……やっぱりそうだ!でも、こんな偶然って……)
マミ「片付けてきちゃうわね!」
サールティーローヤリー タマリエバスティラァーヤァレイスティンガー♪
クリス「歌……だと……?」
エルフナイン(フォニックゲインは無い、これは本当にただの歌……?)
マミ「さあ、ショウタイムよ!」バッ
《無限の魔弾 パロットラ・マギア・エドゥ・インフィニータ》
クリス「なんだあの物量は!?」
響(クリスちゃんもドッコイだよ)
エルフナイン「飽和攻撃で打尽にしてみせるというのでしょう」
まどか「で、でも、あまり効いてるようには!」
エルフナイン(耐久力が高すぎる……シンフィギアを用いたクリスさんの攻撃もまともに通さない理由も考えると、回答はしぼれますが……)
薔薇園の魔女【その程度の攻撃で……なに?】シュルル ギチィ
《レガーレ・ヴァスタ・アリア》
さやか「弾丸がリボンに変わって、あいつを縛り上げた!」
響「すごい!これを狙っていたんだ!」
エルフナイン「…………」
さやか(この子怖い顔ばっかだなぁ)
エルフナイン(あの弾丸もリボンもエネルギーを空間に固着させて作り上げていると考えれば原理は理解できます。が、何を償却すればこの出力を生み出せる?この事象をナイアの仕業とするならば、トラペゾヘドロンとでもいうべきあれは、一体……)
マミ「やっぱり、新米の子たちに魔女の相手は荷が重いものね」
薔薇園の魔女【こやつ、まさか!】
マミ「さあ、受けなさい!」
ティロ《ティロ・フィナーレ》ロロン
>>94
見滝原はマジで魔境
魔法少女の初戦生還率が50%、平均寿命は一週間から二週間、魔法を使わずでほぼ一月
本編のさやかちゃんがテンプレなぞった魔法少女だと考えると、杏子とマミさんがマジで異常
ワルプルは……エルフナインちゃんの解説を待たれよ
>>95
そこらへんはクリスちゃんがお家で相談しようとした部分
>>97
すまなかったな……
>>98
適合率は
翼さん、クリスちゃん>第一種適合者の壁>響>>リンカーの壁>奏さん>>切歌>>マリア≧調
切ちゃんと調は明確に差があるはずで、マリアさんは年齢の問題もあってさらに低いはずだけど、マリアさんはオートスコアラーのチェック抜けてるし……
響はガングニールを掴んだけど、ガングニールは響を選んだ訳ではないし第一種適合者には劣ると思う
実際つばクリはボロボロメンタルでもギアの起動は出来るんだし(気持ちが萎えてると適合係数が下がる)
単体の戦力としては
奏さん(翼さんの謙遜の可能性もあるけど設定上はこうだとか……ただし余命数年レベルの投薬の結果)>翼さん>クリスちゃん>響(瞬間的な出力だけならトップ)>>インチキ装者の壁>>マリア>>壁>>きりしら
ユニゾンきりしらの評価をするなら比較対象は黒バックEDのつばクリ……というかきりしらは響(と多分マリアさん)の絶唱で詰みなので……
強化前の響とミカを考えると、きりしらがスペックでガングニールを凌駕してるとは思えないので、ミカが言うところの「ニコイチでやっと」「足りない出力をかけあわせて」って評価通りの「一人だと5だけど、二人なら20(ただし翼が15)」が正しい見解じゃないかな
一期の奏さんは信じがたいことにリンカー皆無で戦闘しててアレなので……
SAKIMORIとしてなら
TUBASA、たやマ>>常在戦場の壁>>クリス>>紛争根絶の壁>>響>>>>きりしら
と思われ
適合率最高だろう融合響でさえ未来が死んだと思った時は変身とけたし、変身できないから適合率で三種が一種に劣るっておかしくない?
あと年齢で適合率が下がるって聞いたことない
きりしらが響の絶唱で終わるならつばクリもおわる
あとさすがにきりしらが5で翼が15は言い過ぎ。翼は7くらいでしょ
むしろガングニール強奪した響は適合率クソ高そう
未来以外に押し倒されたって普段未来さんナニやってるんですか
支援
エルフナイン「空間が壊れる……!響さん!」
響「ふぇ?」
クリス「ギア解除だ!早くしろ!」
響「え、ええ?」
~通常空間 工事区画内~
マミ「ふふ、大丈夫だった?」スト
まどか「わあ~!」
さやか「すげー……」
クリス「な、なんだったんだ……」
エルフナイン(想い出を燃やしているようには見えませんし、かといって聖遺物由来のフォニックゲインを用いてるとも考えにくい……と、なるとやはり第三のエネルギー確保の手段があるはずなのですが、事前に準備してあるならばこんな不気味な生き物なんて戦わずともいなす術を用意できると思いますし……)
マミ「こんにちは、私は巴マミ……見滝原中学の三年生よ。貴女達は
響「格好いいッ!」グワ
マミ「あら、ありがとう」
響「あれすっごいよどうなってるの?光がぱあーってなったらマジカルでガーリーな効果音出しつつステップ踏んで可愛い衣装に身を包んで、それからお洒落なライフルでドババーって撃ちまくって、そしたら実は仕込んだリボンで拘束しての必殺技っていう鮮やかで完璧な流れ!私今、マジで半端なく超ガチで感動してるます凄いよ格好いい~!!」
マミ「あ……ありがとう……」
まどか「……」
さやか「……」
クリス「恥ずかしいからやめろ」
エルフナイン「あはは……」
マミ「さて……隠れてないで出てきたらどう?」クル
まどか「へ?」
ほむら「……」ザッ
さやか「転校生!?」
ほむら「巴マミ……その子達は……」
マミ「コソコソと覗き見なんて、趣味が悪いわね」
ほむら「……」
マミ「……」
ほむら(あの人たち誰なの?)
まどか(恐い……)
支援
クリス(まーた喧嘩か……ま、無理も無いけど)
マミ「お互い、無用なあr 響「はいストーップ!!」パァーン
マミ「……」
ほむら「……」
まどか(斬り込んだ!?)
さやか(この人神経とか無いの!?)
QB(対立を煽って勧誘の機会を作るつもりだったのに……)
響「ダメだよ、初めて会ったんだからまずは自己紹介しないと」
マミ「……」
ほむら「……」
響「はい!私、立花響16才!リディアン音楽院高等部2回生、血液型はO型、身長は先月で157、趣味は人助け、好きな物はご飯&ご飯、得意な授業は体育と音楽、最近友達に勧められて読んだ本は『陽だまりの彼女』でも彼氏居ない歴は年齢と同じッ!!」ドヤァ
まどか(凄いマシンガントーク……)
さやか(なんで最後ドヤってたの)
響「こっちは雪音クリスちゃん!リディアン音楽院高等部3回生で誕生日は12月28日、年は17の出来る女!」
クリス「は、そういう流れ?」
響「身長は多分150ちょい、血液型はA型、得意な授業は体育以外、趣味は映画鑑賞で好きな物はパン&牛乳、後!クリスちゃんだけど仏教徒!」ドヤドヤァ!!
クリス「訳わかんねぇ他己紹介してんじゃねえ!!」
まどか「ぶふっ……!」
ほむら 「わ、笑うの……?」
さやか(その困惑、分かるよ転校生)
響「この子はエルフナイン!出身は欧州、好きなものは卵をいっぱい入れてふわっふわにしたホットケーキ!趣味は錬金術の研究!最近頑張ってるのは日本の文化に馴染むこと!」
まどか「エルフ・ナイン?」
エルフナイン「エルフナインです」
さやか「えっと……エルフちゃんで良い?」
エルフナイン「その個体はいたのでダメです。エルフナインでお願いします」
支援
支援
さやか「えっと……年齢は?」
エルフナイン「この個体はまだ一月ほどです」
さやか「……はい?」
響「十歳!十歳だよ十歳!私の従妹でフルネームは『立花・マールス・ディーンハイム・エルフナイン』です、はい!」
まどか「うわ、すっごい長い……」
エルフナイン「え、あの(ムギュ もがもが」
クリス(よくもまあノリだけでここまで話を引っ張るよ)シャベルナテニヨダレガツク
響「はい!それじゃあ今度は……君!そう、そこの青い君から!」ビシィ
さやか「えぇっと、美樹さやかです。見滝原中学二年生、血液型はA型、身長は161センチ、好きなものは最近は唐揚げ!」
響「待って!!」
さやか「は、はい!?」
響「え……私より、背、高いの……?」
さやか「あ、あたしクラスでも結構高い方なんで……」
まどか(本当は真ん中位だけど、そこでフォローに回れるさやかちゃんは凄いなって)
マミ(本当だ、美樹さんの方が高い……)
さやか「それじゃあお次!まどかさんどーぞー!」シュバ
まどか「うぇ!えぇ?」オロオロマドマド
響「待ってました!桃色の神の乙女!」パチパチ
クリス(漢字違くね?)
まどか「えっと、鹿目まどかです。さやかちゃんと同じ二年生なんですけど、まだ13歳です……えっと血液型はA型で、身長は152センチで……えっと、最近気に入ってる歌は『恋の桶狭間』です……」モジモジ
クリス(身長があたしと1センチしか変わらねぇ……!)
ほむら(恋の桶狭間……PVが面白かった印象しか……帰って聴かなきゃ)
響「それじゃあマミちゃん!改めてお願いしまーす」
マミ「はい、巴マミです。見滝原中学三年生、身長は157、趣味は紅茶を作ること飲むこと、最近はハーブティーに拘ってて、暑い夏は冷たいラベンダーティーが美味しいの!あと、お茶請けのお菓子を作るのも楽しみです」
響「おしゃれ!」
さやか「素敵!」
まどか「かっこいい!」
クリス(この三人仲良いな)
エルフナイン(見習いたいところです)
陽だまりの彼女(意味深)
実在する恋愛小説です
マミ「あら、ありがとう」ニコ
響「それじゃあ最後に……黒髪の君!」
ほむら「……」
響「あ……あのー……」
クリス(ま、全員が明朗とは限らんよな)
マミ「あら、苛められっ子には難しいかしら?」
さやか(煽った……)
響「まあまあまあ、きっとほんの少しばかり恥ずかしがってるだけだよね!」
ほむら「……」
まどか「暁美さん……(ヒロインの懇願)」
ほむら(う……)
ほむら「あ、暁美……ほむらです」
響「ほむらちゃん!?ほむほむ!うっはー可愛い名前!!」ギュウー!
ほむら「うあういやわあやぁぁあ!!?」
まどか「あー……」
さやか「やっぱキャラ作ってたのかよ……ってかギャップ萌え狙いですか!?」
マミ(ちょっと可愛いとか思っちゃった……)
ゴン!
クリス「誰それ構わず抱きつくなバカ!!お前本当にバカ!!」
響「痛いよぅ……」ヒリヒリ
ほむら「あ、う……あ、あ、あの……」
さやか(ガチのコミュ障かよ……)
エルフナイン「あの、怯えてるように見えるんですけど……」
響「怯えなくて良いんだよ!私はほむらちゃんとお友達になりたいんだ!」
支援
ほむら「え、あ……う、あう……」ギュゥゥ
まどか(縮こまってスカートをすっごい握ってる)
さやか(耳まで真っ赤にしてわりとめんこい……)
響「あ、分かった!この後皆でお茶しようよ!やっぱ甘いもの食べながらだとお腹とほっぺと、ついでに緊張も緩むもんね!任せて!私のお財布の紐もゆるっゆるだから!それにね!この近くにはこの前翼さんがTwitterで紹介してた美味しいレストランの系列店があってね!そこの鮭と玉葱のキッシュが色合いも鮮やかで、豪華なお皿に乗せられた華奢でおしとやかな佇まいがなんとも食欲をそそるもので、もう周囲に盛られてるバジルなんかもつい食べたくなるような驚きの(ペラペラ
QB「それ甘いものなのかい?」
マミ「キュウべえちょっと黙ってて、女の子の会話中よ」
QB「はい」
ほむら「あうあうあう……」パクパク
さやか「あ、あ……えっと暁美さんは実は持病があってですね」
マミ「それってもしかして『レパ・マチュカ』ですか?」
響「そうだよ!そうそう!ダディヤナザンの!」
まどか「立花さん……って、あ!スライス秋山さんのお友達の人!」
さやか「ウッソマジで!?例のダンディーな人!?」テノヒラクルー
マミ「そうそう!味はとってもファンタジーって評判なの!」
QB「あの、マミ……」
マミ「うるさいわ」
エルフナイン「息の根止めますよ?」
QB「勘弁してくれないかキャロル」
クリス「……」
まどか「暁美さんも行ってみたいよね?(ヒロインの強制)」
ほむら「あ……ぅ……はぃ……」
クリス(庇うの忘れやがった)
エルフナイン(響さんと同じカテゴリの人だ)
レパ・マチュカはまどマギの外伝、かずみ☆マギカ出展
~レパ・マチュカ 見滝原店~
響「はわ~!見てくださいよこの美味しそうなパイ生地!」
クリス「読者には見えねえよ」
さやか「そうですよ実況してくださいよ!」
QB「君はキッシュと言われて想像できる読者がどれだけいる事か考えたことが」
エルフナイン「ここ女子会なので喋らないで下さい、錬金術で封印しますよ?」
QB「はい」
まどか「読者って何……?」
エルフナイン「皆さん暑さで頭がやられてるんです」
ほむら(まどかの隣……幸せ)ホムホム
マミ「キュウべえ、悪いんだけど先に帰っててね」
QB「……分ったよ」スタスタ
ほむら(ざまあ見なさい)
響「美味しい!美味しいよぅ!」パクパクパク
クリス「おい、早く話切り出せよ」ゴニョゴニョ
響「食べ終わってからでいいじゃん!凄い、何食べてもおいしいよ!」ガツガツモグモグ
クリス「お前が食い終わるの待ってたらいつ始まるか分かんねぇだろうが!ガッツリ五品も頼みやがって!」ヒソヒソ
エルフナイン「でもこれ本当に美味しいですよ。ペシャメルソースをこんなにまろやかに作るなんて、僕にはとても出来ません」モクモク
クリス「そ、そりゃ美味しいけどさ……」
さやか「あ、響さん、さっきのは一体何だったんですか?」
まどか「ええっと、キュウべえ……でしたっけ、あの子の声が聞こえて、見つけて暁美さんから逃げてたら、いつの間にかあんなところに……」
響「うん、あれはね……私にもまぁっっったく分かんない!」ドーン!!
マミ「え、ええ!?」
ほむら(イレギュラーってレベルじゃないわ……)
支援
さやか「えぇ……なのに飛び込んだんすか……」
響「いやもう人助けが趣味ですし、つい……」
クリス「本当に付き合いきれねえよこのバカ」
さやか(なのに付き合ってあげるんだね)チラ
まどか(口は悪いけどいい人だよね)コク
エルフナイン(この二人、眼だけで会話をしている……!)
マミ「さっき貴方達を襲ってきたのは魔女、人の負の感情を司り、命を喰らう魔物……そして、それに対抗するのが魔法少女」
まどか「指輪の魔法使いって事ですか?」
マミ「んー……ちょっと違うかな……さっきのキュウべえは魔法の使者でね、なんでも好きな願いを叶えてくれる代わりに、ソウルジェム……魔法の源を授けてくれるの」ペカー
響「うわー!綺麗!……ん?なんでも願いが叶うって言った!?」
さやか「金銀財宝不老不死!満漢全席、世界征服酒池肉林!?」
響「家内安全婦婦円満、一族繁栄長命長寿に合格祈願!常在戦場交通安全!」
エルフナイン(夫婦円満ではなく?)
まどか「満漢全席に命賭けるのはどうだろう……後、戦う交通安全も何か違うかなって」
さやか「そこマジレスかよぉ」
響「羊羹食べさせちゃうぞぉ」
まどか「真面目に聞こうよぉ」ゲンナリ
クリス「それな」ピシ
マミ「でも、交通安全は大事よ、とってもね」
ほむら(私もまどかとイチャイチャしたい……)
支援
マミ「んふふ!魔法少女は魔女と戦う、その代わりに好きな願いを叶えてもらえる……分かったかしら?」
まどさや「「はーい!」」
響「分かりました!」
マミ「テストに出るから、ちゃーんと覚えなきゃダメなのよ?」
響「はい!質もーん!」シュバッ
マミ「どうぞ!」
響「マミちゃんはどんなお願い事をしたの?」
マミ「私?……私は家族と出かけてる最中に、交通事故に合ってしまって……考える時間も無くする『生き残りたい』って……」
クリス(なるほどな、それでか……)
響「あ……ごめん……」シュン
マミ「あ、気にしないでください……駄目ね、もうちょっと気の利いた言い方を考えないと」
エルフナイン(…………やはりあれを信用してはいけない……でも)
さやか「じゃあ暁美さん……は、そっか、そりゃ『病気を治す』に決まってるか」
ほむら「……」
まどか「……」
響「……」
クリス(ったく、こいつはこういう時に限ってこれだからな……)
マミ「ねえ、暁美さん……どうして、キュウべえを襲ったりしたの?貴女も、キュウべえに願いを叶えてもらったはずでしょう?」
ほむら「……」
マミ「お互い、余計な争いとは無縁でいたいと思わない?」
ほむら「……」プイ
クリスちゃんのSENPAIフェイズ
クリス(しゃーねえやつ……)
クリス「アタシは何となく分かるかな、誰かが戦わなくて良いようにする為に戦う……だから、戦場(いくさば)に引きずり込むような真似をするキュウべえは許せないってのは」
マミ「……!」
クリス「こいつらには、アンタ達みたいに命を賭けなきゃなんない願いがあるようには見えない、そいつらに魔法の使者とやらが接触するのは戦場(いくさば)へ招待に他ならないからな」
響「クリスちゃん……」
クリス「胸の覚悟も無いままに戦場に立っちまったら、しようのない後悔をする羽目になる。魔法少女になってからじゃ遅いんだろ?だったら尚更だ」
まどか「……」
さやか「……」
マミ「そっか……それで……」
ほむら(このイレギュラー……)
クリス「だが、それは話をしない理由じゃない。話もしないでいきなり喧嘩じゃ、それこそ話になんねえよ」ピシ
ほむら「……」
マミ(そうだった……軽はずみに契約してしまった先に何があるのか……私は良く知っているはずだった、なのに)
クリス「お互いに相手の腹の内ははっきりしたんだ。なら、自分が言わなきゃなんないことも分かるだろ?」
マミ「ごめんなさい……私、軽率だったわ……」
ほむら(え、何?その展開とこの空気)
ほむら「え、と、あの……ごめんなさい……」
支援
~帰宅後 マミさんの家~
マミ「って事があったの、鹿目さんと美樹さんの事はしばらく待ってあげてね、キュウべえ」
QB「成程ね、僕も立ち振る舞いには気を付けないと」
マミ「それでね、しばらくは響さんとクリスさんと暁美さんが一緒に戦ってくれることになったの!美樹さんと鹿目さんも戦場(いくさば)がどういうものか、自分の目で見てみるって」
QB「へー、そうなのかい?」
マミ「響さんとクリスさんは『シンフォギア』って言う物で戦うんですって!でも、国家機密だって言うから、皆には秘密よキュウべえ」
QB「マミ、その二人はあまり信用しない方が良い」
マミ「え?どうして?」
QB「……佐倉杏子はね、彼女たちと戦って重傷を負わされたんだ。碌な交渉も無く、3対1でね」
マミ「え……?」
QB「あの小さな少女も、錬金術という力を力を隠し持ち、杏子に対して使用している……それを君に伝えず晒さなかった、と言うことは――
~同時刻 装者達の家~
クリス「……」
エルフナイン「……」
響「あのぉ……クリスちゃんがからこういう機会を設けるって言うのはレアだから、重要な話なんだな~って言うのは感じるんだけど」
クリス「ああ」
エルフナイン「……」
響「エルフナインちゃんはどうしてそんなに暗い表情なのでしょうか……」
エルフナイン「あ、ごめんさい……ちょっと考え事を……」
クリス「で、取り敢えずアンタが治療されてる間に本部に連絡を入れたわけなんだが」
支援
今日はここまでです
>>117
ちょっと話がずれてる落ち着いて
「第二次成長期の少女が一番適合係数が高い」って話がトークショーだったかで出てる
ただ、未だ用語解説に反映されないので(マリアさんを出すに辺り)没にされた可能性もある
リディアンが小中高一貫の女子高である理由(ついでに響達のフォニックゲインが回復した理由)と、二課がクリスに目星を着けた理由、翼とクリスが聖遺物と適合した時期……の理由として、説明されてた
ならマリアさんの年齢下げろって思うけど、マリアさんはOTONAとしてその内指令になる気がして仕方ないです……
>>118
正直説明が全くないから分かりませぬ……あくまで思うだけです
でもあのガングニールが我儘な性格してるのが最大の理由な気がします
>>119
そらナニですよ
以下考察
融合症例について
適合係数が圧倒的に高い……のではなく「出力が高い」これは公式
アンチリンカーでギア出力が下がる、と言うのは適合係数ではアドバンテージが無いからと考えれば自然(リミッターはギアの方に有る為)聖遺物と人体には隔たりがあるからバックファイアでダメージを受ける、適合係数が高い程これを抑えられるのであって、その中間である響はそもそもバックファイアによるダメージが薄い(隔たりが無い、生身でノイズを殴れることが裏付け)
適合係数によるリミッターは第一~第三まであり、奏さんを見る限り第三さえ超えてればギアの起動と絶唱の使用は出来る模様(ただし低いと普通に死ぬ)
これは正規の手順を踏んで絶唱を使ったクリスと比べてもダメージが無いこと、了子さんの発言からも伺える
極端な話だけど融合症例にとって適合係数という項目には意味がない(ただしフォニックゲインが有り余る時間が長いと死ぬ)
第三種適合者について
元々適合係数にアドが無い以上、訓練によって伸ばせる適合係数において翼(装者歴7年)クリス(装者歴3年)に勝てる要素は無い
TURUGIとしての自分、すなわちアイデンティティを揺さぶられた翼さんと、膝から崩れて慟哭するほど精神的に崩れたクリスはギアを維持できている事実に対し
戦意が揺れた(揺らされていない)だけでギアの起動すら出来ない響は一回り劣ると思う
でも、個人的にはガングニールの我儘が原因だと思う
Q マリアさんから奪えたよ?
A その話とGXをよく見よう
きりしらが響の絶唱で詰むならみんな詰まない?
きりしらが詰むのは鎌とヨーヨー側の問題です
この時「融合症例」ではなく「立花響の素質」と書かれているので「響の絶唱特性」で詰む模様
似たカテゴライズであるはずのマリアさんの絶唱で詰む可能性も十分にある
続くのじゃ
GXのSAKIMORI達はどう評価するの?
三期は何度見ても装者達の共闘シーンが少ないので判断に困る……
一応二期の時点では、二課のギアが最低でも約6時間以上ぶっ続け(しかもアンチリンカーの影響下で数時間)で稼働しても問題となっておらず、むしろ奇襲をかけたマリアが先に参っている
リンカー無しのマリアさんはGX4話で戦闘不能まで一分だし……(しかも絶唱顔)きりしらも描写から推測するに一時間は保ってない
のでGXの強さ議論はキャロルからの評価で相対的に評価するしかないと思います
で、その為にはキャロルの計画が元々どうだったのかを考えないといけません
最初に考えるのは「どの装者から呪いの旋律を拾うつもりだったのか」と言うこと
これは翼、響、クリス、切歌で多分間違いない
これならオートスコアラー側から見て色が緑→青→黄色→赤→緑と綺麗に回り、オートスコアラーが対応するスートの順位と一致するし
調は全く必要なかった事、マリアが歌えた事は劇中の描写から見ても完全に想定外と思われるので(ガリィがガングニールに驚く、ファラが哲学出来たことに感心するなど)
多分だけど調を殺せば切ちゃんは覚醒するんじゃないかな、奏さん方面に
終盤で限界出力を把握していたのに掌握されてGXされたのは『本来想定してた呪いの旋律』とは違うのが原因だと思います(順番も違うし、色も違う、錬金術はこう言った要素をかなり大事にするため)
順番をシカトしたのはオートスコアラーが「人間臭いから」の一言
で、ここまで妄想を暴走させた上でキャロルからの評価は
まずダントツが翼さん、ピンポイントガンメタのオートスコアラーを開発された上で直にぶつけられたことからも伺える
多分クリスと響は同程度の評価
余計なリソースを割いていないレイアをぶつけられているクリスの方が……とも思えるけど、クリスを評価してるなら多分ミカをぶつける
切ちゃん単体にミカはオーバーキル……って思うかもしれなけどスート通りに進んでれば、これがラスト……つまり護衛のイグナイト複数機による妨害を想定されてると思う(うってつけに切歌は一周り以上弱いし)
アニメでのミカは結構消耗していたので(しないフォギアでも想い出が足りてないかのような描写があるし、そもそも軍隊、シンフォギアと戦闘した後)バーニングハートメカニクスがちゃんと機能していれば多少の妨害はものともしない性能があったと思われる
以上、妄想でした
キャロル本人についての考察はこのSSのオチのネタバレになるので伏せます
答えません(決意)
響のOHANASHIラッシュからクリスの先輩フェイズ?エルフナインとQBによる不安煽りとかレベル高杉
ついでに考察と言う名の完全論破には草も生えない
妄想じゃんと書こうとしたら本人が書いていた
ssは楽しんでいるので頑張ってください
魔法少女がシンフォギア装者より強いのは納得いかないな
魔法少女が何人集まろうとK2の標高を世界3位に下方修正出来る気がしない
裏表なく好意全開で抱きしめにくるまどか声のビッキーとかほむほむの天敵やね
あと登場してないのに響大好きのオーラだしてる未来さんやばい
こんばんは、地味に更新をします
~回想~
クリス「……」
『はーい!こちらタスクフォース仮設本部夏季限定短期アルバイトの受付担当、飛び切り可愛いと評判のJK、暁切歌デース!』
クリス「遊んでんじゃねぇ!!この場から大陸間弾道ミサイルにて顔面焼くぞコラァッ!!」
『げげげげぇ!?く、クリス先輩!?』
クリス「ったく……お前その調子でお偉いさんにまでんな訳分んねえ自己紹介してないだろうな?」
『いやー、実は調とマリアと翼さん以外がここに電話を掛けてくることはないのデス』
クリス「はあ?そりゃなんでだ?」
『秘匿レベルが高いので、国家レベルで困る人しか回線を知らないのと、そんな風に困った人はほとんどここに頼ることが無いからデスよ』
クリス「ああ、冷静に考えたらそもそもウチが情報仕入れる方が早いのか」
『と、まあ、世間話はこれまでとして、なんかご用デス?』
クリス「ん、実はイチイバルとガングニールの稼働データが欲しいんだけどさ」
『え?そんなもの、何に使うデス?』
クリス「うっせーな!その……報告書書くんだよ!」
『うえぇ!?か、勝手にシンフォギア使ったデスか!?』
クリス「やむを得ない事情があったことを説明するための書類を書くんだよこのバカ!」
『あ、さいデスよね。えーっと……』
響「待って」
クリス「あん」
響「切歌ちゃんとのイチャイチャシーン要らないでしょ!私だって切歌ちゃんとイチャイチャしたい!」
クリス「ま、とにかく本部にアタシらのシンフォギアが稼働した、ってデータと実績は無かったんだよ」
響「ふぇ?どういうこと?」
エルフナイン「そのヒントとなるのがこれです」
響「……真っ暗なスマホの画面?」
エルフナイン「使い魔の結界に入った後、ずっと撮影、録音を行っていたのですが、結果はこの通りです。あの空間を支配していたものは通常の光情報ではなく、認識光化学……即ち異端技術の一種を用いられた空間であると推察されます」
クリス「つまり『ケース・ナイア』は実在したが、それを記録する手段も、確実に捉える方法も無いってこった」
エルフナイン「この事実は、僕たちに『ナイア』の存在を知らしめる方法が無いこと意味します」
響「そんな……でも、師匠ならちゃんと話をすれば!」
クリス「話をしてどうする?……まあ、聞いてくれるし、信じても貰えるだろ……けどな、その後がどうしようもないんだよ」
響「……え?」
エルフナイン「調査のために資金をつぎ込むとして、成果がなければ意味がありません……それに、組織内で動きがあるということは敵に対して付け入るスキを与えます」
響「居るかは分らないとして、敵から身を隠しているはずの私たちが動くと、逆に弱点を晒す……ってこと?」
クリス「そーいう事……で、ここからが相談」
響「……」
クリス「つまり、アタシらでだけでもう少し調査してみないか?ってことさ。おっさんにはいつも迷惑かけっぱなしだし、こういう話聞くと、鞘走っちまうのがアタシらのSENNPAIだ」
響「で、でも魔法少女がいるよ!マミちゃんに協力してもらえば!」
エルフナイン「これまで魔法少女は歴史の表舞台に出てきませんでした。あれだけ大きな力を持つにも関わらず、です」
響「あ……」
エルフナイン「……正確には立ったことがあるのでしょうが、その結果は多分『魔女狩り』……無造作に生み出されるものであること、シンフォギアでも対処が困難なことから言って、かなりの混乱を生み出しかねない事実です」
クリス「情勢が不安定な今、余計な情報が生まれるのはマズい……この事実を知った、アタシらの存在も込みでだ」
エルフナイン「でも……もし、響さんが情報の公開を肯定するのなら、僕たちも肯定します……正直言って、僕たちだけで判断していいのかは分かりませんが……手がかりを掴んだからこそ、と考えています」
響「……私は」
~マンション屋上~
エルフナイン(調査の前提条件はクリアされた……次の問題は……)
QB「やあ、君も同じ考えだったようで安心したよ」ヒョコ
エルフナイン「……」
QB「やっと二人きりで話せるね、キャロル・マールス・ディーンハイム」
エルフナイン(キャロルと……こいつの関係)
エルフナイン「最初にはっきりさせておきますが……僕はエルフナインです」
QB「遺伝子組成が1兆分の1まで完全に一致するのに、君はキャロルでは無いのかい?」
エルフナイン「そうです。キャロルは居なくなってしまいました」
QB「……成る程、想い出を償却しきった後に、新たな人格を入れたのか」
エルフナイン「二つとも失われるよりは、お前だけでも生き延びろ……と」
QB「哀れまれたか、何もかも知った気で見下していたあの子らしい」
エルフナイン「……」
QB「まあ良いさ、君がキャロルで無いのなら納得だ」
エルフナイン「貴方はキャロルとどういった関係ですか?」
QB「万象黙示録の作成に少しばかり手を貸しただけ。自動人形は魔法少女のシステムを一部流用している。僕はその技術を提供する代わりに、キャロルは僕を無視する……それだけの関係だよ」
エルフナイン(コイツ……)
QB「出来れば邪魔して欲しくは無いけど、無理強いは出来ないしね」
エルフナイン「何故、キャロルは貴方を邪魔する必要が合ったのですか」
QB「それを説明したら、君まで邪魔するだろう?それとも、邪魔しないことを条件に聞きたいかい?」
エルフナイン「……分かりました、自分で調べます」
QB「感謝するよ、僕にとっては有意義な情報の数々だ。君達が何も知らないこと、キャロルがもう居ない事、有効に使わせて貰うよ」
エルフナイン「最後に、一つだけ良いですか?」
QB「……どうぞ」
エルフナイン「魔法少女としての奇跡……その対価はなんですか」
QB「魔女と戦い続ける運命だ」
エルフナイン「……そうですか」
QB「もういいかい?」
エルフナイン「…………おやすみなさい」
QB「ああ、おやすみ」
エルフナイン(キャロル……貴女は何を知っていて、コイツなんかと……)
~???~
響「……ん?何ここ?……って、そりゃまた私の夢の中ですよね」
響「……この部屋は……なんだろう……椅子がいっぱい並んでて、真ん中に大きな魔法の源……えっと、確かソウルジェム……があって……あれは、窓……かな?」
響「覗いて……真っ暗な世界だ……」
響「うぇ……不気味でおどろおどろしいよぅ……」
【道に 迷った あの子 が 今日も 一番 早く 帰り着いた】
響「ん……?歌?でも……何語?」
【正しさ よりも 明るい 場所を 見つけ ながら 走れば 良いんだね】
響「……なんか、不安だけど癒される」
【幼い眠りを 守りたい番人】
響「ん?女の子が二人……雨の中で……?」
【大人 になる 門は 固く 閉ざ されて】
響「合羽を着た子と傘を差した子……んーどっかで逢ったことある、ような……?」
【君は 気付いていたかな? 本当の事なんて いつも 過去に しか ない】
響(このままではダメ……なんで?……でも、確かに、きっと、間違いなく!)
【未来に在るのは全て 誰かが描く 遠い 庭の 我儘な 物語】
響「ねえ!向き合えたのなら!胸の思いを言葉に変えて!」
【ひたむきな 小鳥の 声で 歌う 子供は】
響「きっ【何を隠し 何を壊し】えるよ!」
響「うぇ!?セリフが【燃える 時計】し主役なのにー!」
響「酷いよ……歌パ【秘密めく 花の 香り】たし……」
『あなたは どこにるの ?』
響「……え?」
『静かに寄り添って どこにも行かないで』
響「この……歌は?」
『窓辺で囀って 何を失くしたって』
響「誰?……誰なの?」
~朝食の席~
響「ってな具合でまーた訳の分らん夢を見たわけですよ」
クリス「ああ、そうかい」
エルフナイン「ええっと……それは響さんにゼノグラシア現象の兆候が見られるってことですか……?」
響「ゼノグラシアは未来だよ」
エルフナイン「……はい?」
クリス「後あのさやかって奴な」
エルフナイン「何のことですか?」
響「あ!今日はどうしよっか?夕方の約束まで結構時間あるし!」
エルフナイン「ええっと、今日は見滝原大学付属病院に挨拶と、設備のチェックをしておきたいです」
クリス「ああ、そういや指令んとこの長男さんの名前と、このスマホの身分証明が有れば施設を貸してもらえるんだっけか」
エルフナイン「はい。後、ここに通っている霊脈の確認と、地理的に優れるこの場所で錬金術を行使したいのですが」
クリス「ふむ……まあ、夕方まで街の中をプラプラする感じになるか……」
エルフナイン「あ、いや……他の優先事項が有るなら……」
クリス「ん?ああいや、教会の再調査……って考えてたけど、また戦闘になったら洒落にならねえしな。全治二週間ってくらいにはぶち込んだはずだから、日を置いてからでいいさ」
響(あれ?私、話に置いてかれてる……?)
~見滝原中学 昼食時~
さやか「あたし達は呪われているぅ!!」ダン!
まどか「ど、どしたの急に……」
仁美「訳分かんないのは割といつもですけど……」
さやか「なーんで高校生と中学三年生は普通に夏休みなのにあたしらは普通に登校してるのー!!」
まどか「しょうがないよ、ルナ・アタックとかフロンティア事変とかアルケミック・カルトとかで何回もお休みになっちゃったじゃない」
仁美「高校生は課題と補習で乗り切れますが、中学生は補習をさせられる時間に限りがありますから」
さやか「ん~~!納得できない!!」
ほむら「あ、あの……」
まどか「ん?」
ほむら「今って、なんで7月なの?」
さやか「は……?7月だからでしょ?」
仁美「あら、暁美さんって愉快なことをお聞きになられますのね」
さやか「でしょ!暁美さんってこう見えて中々にキレッキレなんだから!」
ほむら(キレ……?)
まどか「だからそんな風に言っちゃダメだったら……」
仁美「……あ」ス
さやか「ん?ああ、はい」ガタ
ほむら「……え?」
さやか「え?一緒にお弁当食べに来たんでしょ?」
ほむら「あ、え……あの」
まどか「あの、嫌……かな?(ヒロインの誘惑)」
ほむら「そんなことは無いけど、あの……」
さやか「んん?……ああ、あたしら別に買い弁とか気にならないし、ってかアンタはそんな事より他に気にすることあるでしょうが!」
ほむら「え……?」
さやか「なんでアンタは夏服なのに長袖Yシャツな訳!?昨日は冬服で失笑をかっさらうし!」
まどか「和子先生すっごい困った顔してたよね……」
仁美「箱入り娘なのは分かりますけど、このままだと娘入り箱になってしまいますわよ」
ほむら(いつもは一月なのに今回は七月……イレギュラーの原因は不明、か)
まどか「あ、そうだ!暁美さん学生食堂行ったことある?」
ほむら「え……いや……」
まどか「明日は皆で学食行こうよ!今週のおすすめランチなんだっけ?」
さやか「えっと、今週は確か……カニチャーハン!」
仁美「あら、良いですわね。そうしましょうか」
ほむら「あ……ええ、分かったわ」
さやか「うんうん!」
まどか「あのね、学食の玉子うどんがすっごく美味しいの!しかも天かすとわかめはかけ放題なんだよ、凄いでしょ!」
仁美(カニチャーハンは良いのでしょうか……?)
ほむら(感心すべきは玉子うどんそのものなのか、それともかけ放題が二品目あることなのか……でもまどかがおすすめするのだし、明日はそれに)
さやか(こいつ絶対見当違いの事考えてるな……)
~ほぼ同時刻 見滝原市街地の大きな緑公園~
響「じゃっじゃーん!私特製、シラスおにぎり~!」テッテレー
クリス「シートまで広げやがって、ピクニックかっての」
エルフナイン「いえ、食べやすくてすっごく美味しいです!」モクモク
クリス「いや、うまいんだけど、そうじゃなくてだな」
響「ひだまりの下で食べるおにぎり、唐揚げ、玉子焼きのコンボは最強なんだから!」
クリス「ま、流石に唐揚げは冷凍だわな」
エルフナイン「玉子焼きも甘くておいしいです!これなら効率的に糖分も塩分も摂取出来ますし、手で食べれるのも効率的です!」
響(小学生の頃の運動会で、未来のお母さんが作ってくれてたのを真似したんだ!……と……言えないのが辛いところ)
クリス「しかし、あの小っせえ百葉箱もどきに虫眼鏡を当てただけで錬金術とか言われてもなぁ」
エルフナイン「錬金術は世界の万象から学ぶ、力を授かる技術でもありますから、人の手が及ばない力と言うのは大きな意味が有るんですよ」
クリス「ふーん……で、後どれぐらいかかるんだ?」
エルフナイン「一時間に一回、向きを変えて、それを四回です」ペラ
クリス「あ…………そう……」
響(そう言ったエルフナインちゃんは静かに小説をめくり始めるのでした)
響「なーんて!私はエルフナインちゃんが錬金術するところ見たことあるから、対策はバッチリだもんね!さあクリスちゃん!私とバミトントンだよ!」ヒュバッ
クリス「他にすること無えのがな……」
響「≪揺らぎの斬姫≫とまで(板場さん達に)言われた私の胡蝶刃!受けさせてあげる!」
クリス「上等だこの野郎!負けた方が風呂掃除当番だからな!」
~夕刻 名も無き使い魔の結界~
エルフナイン(やはりそうだ、今回はイミフ波無し……これってつまり、魔法少女と魔女は、世界にとって当たり前の事象なんだ……でも何故?神代の聖遺物にしか見られないアウフヴァッヘン波形が、どうして魔女と繋がる?)
マミ「今回は使い魔だから、ちゃちゃっと片付けちゃいましょう」
ほむら(この人のこういうところ、苦手……)
クリス「さて、やるか」
クリス『killter ichaival tron』
クリス「ばぁーん☆」
まどか「あれ、あの時と歌が違う?」
マミ「来たわ、油断しないで!」
ほむら「せん滅するわ……」
響「二人とも待って!」ザッ
マミほむ「「え?」」
クリス『挨拶無用のガトリング!』
ガガガ 《BLLION MAIDEN》 ガン!
クリス『ごみ箱行きへのデスパーリィー!』
響「それ、ワン!」ダ
マミ「ツー!」チャキ
ほむら「……」響「スリー!」ほむら「ひゃあ!?」ビクゥ
クリス『目障りだ』
ガガガ 《CUT IN CUT OUT》 ガン!
まどか(暁美さん、結構可愛いところあるのになぁ……)
さやか「うわぁ、なんか、使い魔と言っても形容しがたいキモさが……」
クリス『ドタマに風穴欲しいなら キチンと並びなAdios!』
響「ワーン!」
マミ「ツー!」 《ティロ・ドッピエッタ》
ほむら「スリー……」響「もっと元気良く!」ほむら「ひ!?」 ビクゥッ
クリス『消え失せろ』
ほむら(なんでこの人毎回真後ろに回るの!?)アワアワホムホム
まどか(マミさん順応が早いなって)
クリス『撃鉄に込めた想い あったけぇ絆の為』
クリス『ガラじゃねえ台詞 だけど悪くねぇ!』
響『良・い・子・は!』
クリス『ネ・ン・ネ してい・な!』
クリス『Hyaha!Go to hell! さあスーパー懺悔タイム!』
さやか(とても正義の味方の歌とは思えない……)
クリス『地獄の底で閻魔様に 土下座して来い』
マミ「はあ!」
《ティロ・ボレー》
まどか「マミさんかっこいー!」
クリス『Hyaha!Go to hell! もう 後悔はしない!』
ほむら(まったく、こんな茶番……)ガウン ガウン カチャ
エルフナイン(やはり内部を記録するのは難しいですか……となると、魔女の存在を立証するのに残された方法はアレしかありませんが、法的根拠の面で説得力が……)
クリス『守るべき場所が 出来たから』
響「うおりゃああ!!」ドカバキィ
まどか「……」
さやか「……」
エルフナイン「……」
響「……あの」
クリス『もう 逃 げ な い !!』
>>150
エルフナインちゃんとQBはこれから不安煽りしまくりですぞ
>>151
この妄想は暴走ってやつです。はい、ありがとうございます
>>152
魔法少女は小説と叛逆でインフレし過ぎです……
>>153
察して距離を置いてくれるクリスちゃんと気にしない響と、年下故に警戒されないエルフナイン
ほむらちゃんの人間関係は改善されましたね(フラグ)
未来さんは未来さんですし
>>145
適合係数が訓練で成長するなんて公式であったっけ?
あと響が翼クリスに適合係数で劣るから精神がブレただけでギアを纏えなくなったっておかしくね?
三人より確実に適合係数で劣る切歌が自分がフィーネじゃないとわかった時でさえ纏ったままだったし
揚げ足取るにしても公式の用語集位読んで、どうぞ
ぶっちゃけ荒しと変わんない
この人に考察議論挑んで勝てる人なんてほぼ居ないから諦めて、後回答良く読んで
それと続きはよ
訓練で適合係数は伸びばした第一種って書いてあったね
でも考察っていうには本人も書いてるように妄想の域をでてないよ
強さ議論なんて所詮は妄想と妄想のぶつけ合いなんだから他でやれよ。馬鹿かよ。
煽る馬鹿もおとなしくしてろ。
こんばんは、更新します
響「おっつかれ~!」
マミ「お疲れ様です」
ほむら「……」
さやか「皆さんかっこよかったです!」
まどか「クリスさんもマミさんも暁美さんもクールでした!」
響「あの」
さやか「ってゆーか、アンタもなんか必殺技っぽいの出しなさいよ!」
ほむら「別に、不要よ」ファサァ
さやか「クールに決めちゃってさ!コイツめ!」ペチン
ほむら「……」イラッ
まどか「でも、暁美さんはあのままでもカッコいいよ!」
ほむら「ぇ……あ、あの……」キョド
さやか「おいなんだそのデレ方」
クリス「あー!筋肉痛だ、クソッ!」
さやか「あらー……なにしたんすか?」
クリス「このバカとバトミントンだよ……コイツめっちゃつえーのなんのって……」
エルフナイン「懲りずに何度も挑んだ結果、クリスさんがずっとお風呂掃除に……」
まどか「そういうのを賭けてやったんですか……」
エルフナイン「勝てないと思ったらやめた方が……と、止めたのですが」
クリス「コイツに馬鹿さ加減以外で負けるところがあったりしたら、アタシ様が許せねえって」
さやか「本人の前でそんな……」
まどか「あ!私、筋肉痛の治し方知ってますよ……ってあれ、響さんは?」
エルフナイン「あっちです」
響「ドウセイマドキニチョウケンジュウモデキナイナンテトカイウンデショソウデスヨワタシハノウキンデナグルシカノウガナクテエフエフデイウトコロノバーサクカケトケテキナキャラデスヨドーセワタシナンカブツブツブツ」
さやか(すっげー不貞腐れてる)チラ
まどか(フォロー入れる?)ササ
さやか(クリスさんに話を流させればいいと思う)パクパク
まどか(さやかちゃん酷い)ヒラヒラ
さやか(まどかも悪乗りしたじゃん)シュ
エルフナイン(眼だけで会話してる……!)
クリス「んで?その筋肉痛の治し方とやらは?」
さやか「それはですね!」
マミ「暁美さんの魔法って、どういうのなの?」
ほむら「えっと……全然、大したものじゃ、ないです」
マミ「『命を繋ぐ』事を願ったのなら、私と似たような魔法だと思ったのにな」
ほむら「……『命を繋ぎたい』と、願いました」
マミ「……そっか」
ほむら「……」
~銭湯 浴室~
カポーン
まどか「……」ジー
さやか「……」ジー
マミ「……」ジー
ほむら「 」
クリス(なんか視線を感じる)
まどか「あの、クリスさん」
クリス「ん?」
さやか「おっぱい触ってみても良いですか?」
マミ「あら」
クリス「ってバカ!堂々と何言い出しやがる!」バシャ
まどか「ちょ、ちょっとだけ……興味が」
さやか「どんな感じかなぁって」
ほむら「……」コク
クリス「サカってやがるのか!?」
マミ(でもあの身長とあの体型であの胸は凄いわ……)
響「腰が!腰に痺れがぁ~!」
エルフナイン「これ……これ、なんか意味あるんですか?」
響「一日の疲れがこのビリビリで癒される……よーな気がする」
エルフナイン「プラシーボ効果以上は期待できないんですね……」
響「あっちはなんか騒いでるし、やぁっぱ若い子は元気だね~」
エルフナイン「響さん達の方が元気ですけどね、普通は」
響「いやいや、私ももうすっかり年ですよ~」
エルフナイン「ははは」
クリス「~~!」
まどか「ふわぁ……」バヨン
さやか「すっげー……」モヨン
ほむら「なんで……どうして……」サワサワ
マミ(結構自信あったんだけどなぁ……)
まどか「バヨンって感じの音がしてる……」
さやか「後4年でこんなんなる気がしない……」
ほむら「 」ガタガタガタ
マミ(一人ファントム生みそうな勢いで絶望してるわね……)
クリス「も、もういいだろ!ったく、この色ガキめ!」
まどか「ふぁ~ありがとうございました」ホクホク
さやか「勉強になりました」
クリス「なんのだ!!?」
響「ねえねえ!みんなでサウナ行こうよ!」
まどか「わあ!良いですねー!」
エルフナイン「サウナって、あの高温多湿の密室でひたすら汗を流すというアレですか?」
さやか「うん、凄く嫌な言い回しだけどそれだ」
マミ「終わった後の水風呂は最高よね」
エルフナイン「あんなところは不衛生です!断固反対します!」
ほむら「あの、私も……遠慮します」
響「はいはい!二人とも遠慮しない!」
ほむら「ふひゃあ!?」
まどか「暁美さんって面白い声出すね」
ほむら「ま、まど……鹿目さん!?」
さやか「声優目指した方が良いんじゃない?斉藤千和さん並みにいろんな声出せてるし」ツンツン
ほむら「ちょ、ちょっと!どこ触ってんの!?」
~サウナ室へ~
まどか「わああ、もわっと来た」
さやか「ああ~サウナって感じ」
エルフナイン「待ってください!ここが不衛生なのは日本人女性の性病感染源の統計が!」
クリス「うってがえしすんなって、ほら行くぞ」ガッシ
エルフナイン「あうう……抱っこされると何も出来ません……」ブラーン
響「不安だったら、私の膝に座って良いからね~」
エルフナイン「うぅ……はい」
マミ「諦め早いわね」
~室内~
エルフナイン「ですから!人間の体液は塩分とミネラルが豊富な上、皮膚についた垢なんかも!」
クリス「あ~……お前よくしゃべる気になるな……」グテー
さやか「ってゆーか、いくら女湯でも全裸で仁王立ちなんかしちゃダメだって、女の子なんだから」
まどか「この前スカートの真下から扇風機当ててた人が言うんだそれ」
マミ「美樹さんそれはちょっと……」
さやか「家の中ぐらいいいじゃないですか~」
クリス「お前ら仲が良すぎてたまにキモいぞ……」
響「えー、中学生ってこんなもんだよ」
クリス「あー……こいつもその口だった……」
ほむら(……は!まどかの身体を観察するチャンス!?)ゴゴゴ
マミ(暁美さんからなんか凄く濁ったオーラが)
エルフナイン「~~と言うことなので、終わったら、ちゃんと!もう一度!」
響「はいはい、こっち来て」グイ
エルフナイン「ふえ?あの……」チョコン
響「私の膝に座って良いよって言ったじゃない」
エルフナイン「……いえ、余計に暑いですし、響さんの汗が凄く気になります……」ベトォ
響「良いの良いの、サウナなんだから」
エルフナイン「え、ええ……?」
響「あ"~私の体の中から不純物が抜けて行く~」
クリス「暑い……っつか気温120℃ってお前……」
響「クリスちゃんって『背が』低いもんね~、すぐに温まっちゃうからサウナ辛いよね~」ニヤニヤ
クリス「あ"ぁ!?」ギロォ
エルフナイン「あ、あまり熱くならないで……」
さやか(あ、煽った……)
まどか(響さんって、実は鬱憤ため込んでるんじゃ……)ササ
さやか(いつも引っ叩かれてるもんねぇ、まどかもぞんざいな反応するし)クイ
まどか(だ、だって!)プイ
さやか(いや、まあ……ねえ?)
まどか(うん……だって、あまり格好良くないし……)パクパク
さやか(皆が銃でドンパチ感謝祭してる中で、あんなグーパン連打されても……って感じだし)サササ
マミ(どうしてこの二人は普通に眼だけで会話出来てる感じなのかしら……)
まどか「そういえば暁美さんの魔法ってどんなのなの?」
ほむら「え!?」
さやか「そうそう!ベレッタでババーンとやっつけてたけど……まさかアレがあんたの武器じゃないよね?」
マミ「良く銃の名前が分かったわね」
ほむら「いや、別に……銃とか、出すだけ……」
さやか「ってことは他にも銃が有る!?」
まどか「げ、ゲートオブなんとかみたいなの?」
さやか「マミさんがアンリミテッドなんとかって感じしますから、やっぱ心象風景を!」
マミ「魔法少女は英霊じゃないのよ、もう」
エルフナイン「お二人の例えは良く分りませんが、マミさんの魔法はリボンを操る魔法ではないでしょうか?」
マミ「ん……あら、良く見てるのね?」
まどか「え?そうだったんですか?」
さやか「ええ?武器がライフルで、リボンが宝具とか魔法的なポジションだと思ってたのに……」
マミ「まあ、雪音さん程の充実した火器は無理だけど、結構いろんな物を作れるのよ?」
まどか「そういえばティーカップとか作ってましたよね」
響「あ、砲火後ティータイム!」
さやか「って事は暁美さんも似たような事が!?」
ほむら「出来なくは……」
まどか「じゃあ、今度は暁美さんの放火後ティータイム?」
さやか「物騒過ぎて怖いよそれ」
エルフナイン「英霊……英雄の幽霊……ん」
エルフナイン(そうですよ!過去の魔法少女を探すなら!)
クリス「 」プシュウウウ
響「ってかクリスちゃーん!?」
クリス「うぇ……気持ち……悪い……」
エルフナイン「脱水症状と熱中症です!サウナは危険だと言ったじゃないですか!」
まどか(全然違う危険を力説してたような……)
さやか(って言うかなんであんなに意地張ったの……?)
ほむら(私も軽く逆上せたみたい……)
響「プリプリしないの!はい、コーヒー牛乳」
エルフナイン「ん……甘いです」クピクピ
さやか(小学生みたいな効果音……)
響「はい、クリスちゃんはこっちのポカリ」
クリス「うぅ……」ゴクゴク
マミ「大丈夫ですか?」
響「ん~?ちょっと休んだら大丈夫だよぅ?」
エルフナイン「余裕ですね」
響「経験者だしね!昔に、未来とさ!」
さやか「あ、噂の幼馴染みですか?」
響「そ!こんな風に、よく膝枕してもらったんだ」
クリス「うぅ~……」ゴロン
エルフナイン(手慣れています!)
ほむら(流れるように膝枕を!?これなら……ッ!いや、でもまどかに弱いところを見せるのは!)
クリス「……Zz」
さやか「ね、眠っている……ですと!?」
まどか「生足魅惑のマーメイド!?」
響「て、照れるからあんまりそういう風に見ないで!」
エルフナイン「バドミントンで相当疲れたんですね」
マミ「どれだけ本気でやったの……?」
響「全力全開で!」
マミ「げ、元気なんですね……」
さやか「つかぬことをお聞きしますが、クリスさんと響さんはどういう仲なんですか?」
まどか「ただの先輩後輩……じゃないですよね?」
響「んー、クリスちゃんはねー……初めて会ったときは問答無用でボコボコにしに来てたし、次に会ったときはもうミサイルやらマシンガンやらでメッタメタにやられそうになったし、」
ほむら「え、えぇ……?」
響「その次なんかさー、グダグダなんか言い訳がましく小理屈並べてさー、正直助けて欲しいなら素直に助けてって言ってよ的な?いや、クリスちゃんに助けてもらったんだけどさ、今思えばあれ普通に「援護よろ」位言えば翼さんも納得してくれたはずなんだよね」
さやか(地雷踏んだっぽい)
響「それにさ!部屋こそ綺麗だけど、まともに料理出来ないし、食事のマナーは最低だし、直ぐにぶつし、普段も足は開くし、胸はブルンブルンしてるし、スカートの中見せないなんて人生の基本でしょ?戦闘でも「お前邪魔」って顔してる時あるし、ってか誤射しないって分かってても目の前で爆発とかあると恐いんだよね、ちょっと位自重とかあってもよくない!?」
まどか(やっぱり溜まってたんだね)
さやか(溜まってるでしょうな)
エルフナイン「でも、響さんはクリスさん大切に思っているはずです!」
響「んー……?仲間……いや、同士?相棒?友達、ライバル……うーむ……」
マミ「って言うか、しょっちょう喧嘩してますよね」
エルフナイン「そ、それでも!」
響「喧嘩って言うかクリスちゃんが怒ってるだけって言うか、私が怒らせてると言うか」
さやか「え?じゃあ実はあんまり仲良く無いとかですか?」
まどか「そんな風には……」
響「んー……色々考えたけども……クリスちゃんは、やっぱり『親友』!」
エルフナイン「……!」
マミ「……」
さやか「おぉ……」
まどか(初めて響さんが格好よく見えた……)
~帰り道 マンション前~
クリス「あ"~……疲れた……」
エルフナイン「あの……大丈夫ですか?」
クリス「あぁ、一休みしたしな」
響「みーんな呆れて、先に帰っちゃったよ」
クリス「う、うっせーな……」
響「はぁ……私達、呪われてるかも」
エルフナイン「あ、お二人は先に帰ってたください。僕は錬金術の続きをしてきますから」
響「え?もう9時なのに?」
エルフナイン「一日の内に月光も当てなきゃいけないんです」
クリス「大変だなおい……」
エルフナイン「マンションの屋上にいます。1時になったら帰りますから、ご飯は先に済ませていて下さい」
クリス「あいよ」
響「エルフナインちゃんの分、用意しておくからね」
エルフナイン「ありがとうございます!」
響「さて……じゃあ、カレーでも作りますか!」
クリス「おい!」ドン
響「くふっ!何故お腹……!」
クリス「悪かったな、人生の基本が出来てなくて!」ガッシ
響「うぇひ!?き、聞いてたの……?」
クリス「飯食い行こうぜ、奢ってやるよ」ニッ
響「……!うん!」パァ
クリス「この野郎、好き放題に言いやがって!折檻してやる」グリグリ
響「んふふ」
クリス「な、何笑ってんだよ……」
響「ん~ん、クリスちゃんと二人っきりでご飯なんて……それは、とっても嬉しいなって」
クリス「ば、バカ……」
響「ふふ!」ギュウ
クリス「あ、あまり外でくっつくな!」
響「家でなら良いの!?」
クリス「っ……!ち、ちょっとだけな!……ちょっとだけだからな!!」
響「うぇへへ!帰ったら未来と、調ちゃんと、切歌ちゃんと……皆に自慢するんだ!」
クリス「ば……ん~~!変なこと言うんじゃねえぞ!」
響「ねえ!了子さんのお話し聞かせてよ!」
クリス「あん?事情聴取でゲロッたのでほぼ全部だよ」
響「そうじゃなくってさ、家族の時の了子さんのお話し……中々、出来なじゃない……」
クリス「……ふっ、愚痴ばっかだぞ?」ニヤ
響「うん!」
ここまでです、お疲れ様でした
>>177>>178>>179>>180
なんだか荒れてしまいましたね、ごめんなさい……
基本的にはあくまで私の妄想なので「こんな考え方をする人がいるんだ」くらいの解釈をいただければ幸いです
ここにカ・ディンギルを建設しよつ
乙!
まぁきっと公式の設定も公式が更なる強化とか奇跡とかで上書きするだろうし自分は話が面白いから細かいこと気にしないです
響のかっこよさがわからないとはこれだから中学生は
あとひびクリは素晴らしいと思います!
裸でエルフナインを抱っこする響やクリスとイチャイチャする響を393が監視しています
更新します
~1時過ぎ、装者達の家~
エルフナイン「うん、満足いく結果が得られました!」
ガチャ
エルフナイン「えっと、ただいま」
キャッキャ ヒビヒビクリクリ
エルフナイン「……あれ?1時頃に帰宅するって伝えてあるはずなのですが」
~~
響「うぇ!?それ本当に!?」
クリス「マジ!宅配とかも全裸で出るんだぜ!こっちが恥ずかくなるっつうの!」
響「うわぁ……あ!でもよく考えたら、了子さんってみんなの前でも私の胸とか揉む人だった!」
クリス「うわ、すっげー想像しやすいなそれ」
響「でもね、皆の写真とかいっぱい撮ってて、部屋にいっぱい飾ってあったんだよ」
クリス「酷いところもあったけど、やっぱ優しいところもあったからな……なんだかんだで、だけど」
エルフナイン(了子さんって、フィーネの事……?)
エルフナイン「僕が、知らない人の話……楽しそうですね……」
エルフナイン(僕が居ないから?……いやいや!)
ガチャ
エルフナイン「た、ただいま戻りました!」
響「おっかえり!エルフナインちゃん!」
クリス「おお、もうそんな時間か」
エルフナイン「え……あ……」
エルフナイン(同じソファーで隣同士……クリスさん、そういうの嫌がってたのに……それに、僕がリビングに来るまで気が付かないなんて……)
響「ん?どうしたの?」
クリス「下手でもこいたか?」
エルフナイン「は、はい!その、ちょっと、上手くいかなくて!」
響「そっか……でも大丈夫!次、上手くやれるように頑張ろう!」
クリス「んま、早いところ飯食いなよ、軽くミーティングして寝ようぜ」
響「さっきお持ち帰りのカレー買ってきたんだ!温めてくるから、ちょっと待っててね」
エルフナイン「は、はい……」
~寝室~
クリス「ふぁ~あ……ねむ……」
エルフナイン「……っ、今日は、こっちなんですか?」
クリス「まいんちソファーじゃ腰曲がるって」
響「うぇひひ!夢の川の字だね、エルフナインちゃん!」
エルフナイン「そうですね……」
クリス「Zz……」
響「ミクゥ……」
エルフナイン(気のせいなんでしょうか、なんだか……お二人だけで仲良くなったような……)
エルフナイン「~~!」フルフル
エルフナイン「寝ましょう……明日も、やること……あるし……」
~マミさんの家~
QB「やあマミ!君の言いつけ通り、姿を現さずにいたけど」
マミ「……ねえ、本当に雪音さん達は……」
QB「自分たちの身分も目的もまともに明かさない理由なんて、そう無いと思うんだけどな」
マミ「報復されないために本当の身分を隠してる……連絡先も教えてくれないのは足取りを掴ませないため、共闘するのは手の内を探る為……そりゃ、可能性ではあり得るのでしょうけど」
QB「どの道、そんなに隠し事の多い人間を仲間として信用するのは危険すぎる、あの暁美ほむらもそうだ」
マミ「佐倉さん……無事かしら」
QB「生きてはいるはずだけど、身を隠してしまったからね……どこにいるかまでは僕も分らない」
マミ「……」
QB「それに、どうやらさやかは魔法少女になりたいみたいだね……もっとも、余計な敵を作りかねない今は、ならない方が良い……とは言っておいたんだけど」
マミ「美樹さんの願いって、どうしてもキュゥべえに頼らなければならないもの?」
QB「……そうだろうね。奇跡でなければ、さやかの願いは叶わない」
マミ「叶えたい願いがある……例え、何かを犠牲にしても……」
QB「新人の魔法少女なんて、狩る分には格好の獲物だろうね……あの子たちが魔法少女でないのだから尚更だ、目的が読めない以上対策も難しい」
マミ「私は……私の、選択は……」
~次の日、放課後 見滝原大学付属病院 エントランス~
まどか「……」
まどか「……」
まどか「……」
まどか「ねえ、キュゥべえ」
QB「やあまどか!久しぶりだね!契約かな?もちろん僕の方の準備は万端さ!さ、何を願うんだい?前にも言ったけど、君の持つ素質は規格外そのものだ!だから君は万能の神にでm(ry」
まどか「大人になるって、どういうことだろう?」
QB「なんだい藪からスティックに……何か嫌なことでもあったのかい?」
まどか「そうじゃないんだけど……ああ、ううん……昨日ママが凄い酔っぱらって帰ってきた」
QB「……で?」
まどか「パパが自分を犠牲にしてないかなって、ふと思って聞いてみたの」
QB(話が読めないんだが……)
まどか「パパはそんなことないよって言うんだ。でも……やっぱり、私やタツヤに気を遣ってあんなこと言ったのかなって、思って」
QB「さやかが居ないから、孤独に飲まれて黄昏てたわけだね」
まどか「うーん……そうなのかも」
QB「そう言うのはさやかに相談してくれ、僕では君の望むアドバイスを出せそうにない」
まどか「別にアドバイスの希望とかはないんだけど……」
QB「抽象的な質問をするときって言うのは、望みの返事を期待している時だよ。僕の経験上はそうさ」
まどか「……そうかも、ね」
QB「僕は君の希望に沿った返事は出来ない、これも経験上の結論だ」
まどか「そっか」
さやか「お待たせ~」
まどか「お帰り!今日は早かったね」
さやか「うん、なんか都合悪いみたいで……で、まどかはキュゥべえとなんの話をしてたのさ」
まどか「うーん……いろいろかな」
さやか「何?男の話?」
まどか「洒落になってないよ」
さやか「ぶぇ!別にアイツの事なんかそんな風に思ってないし!」
~病院敷地内 駐輪場前~
さやか「失礼しちゃうよね!折角来てやったのにさ」
まどか「都合が悪かったのかな?」
さやか「まったく……!」
まどか「ん……?」
さやか「どうしたの?」
まどか「えっと、あれ……」
QB「グリーフシードだ!まずいよ!孵化しかかってる!」
さやか「そんな……!そうだ、マミさんに連絡を!」ポチポチ
まどか「ほ、ほむらちゃんにも……!」パカ
さやか「マミさん出ない……あ、クリスさん達……は、スマホつながってないから連絡出来ないんだった!」
まどか「ほむらちゃん、すぐに来てくれるって!」
さやか「分かった!なら、まどかはクリスさん達を呼んできて!……あたしはここで、コイツを見張る!」
まどか「で、でも……それじゃ!」
さやか「住所は聞いたでしょ!?ここは病院で、こんな所で魔女が孵化したら、皆殺されちゃう!そんなのは!」
まどか「それじゃ、さやかちゃんが!」
QB「なら、僕もさやかと残るよ。そうすればいざとなった時、魔法少女になることで身を守れる」
まどか「!」
QB「もう願いは決めているんだろう?」
まどか「さやかちゃん……」
さやか「うん、でも皆と相談してから……それは、ケジメのつもり」
QB「そうも言ってられない場合もある、とにかくここは僕とさやかに」
ほむら「その必要は無いわ」ファサァ
さやか「暁美さん!」
まどか「来るの早いね」
ほむら「ここは私がどうにかするわ。だから」
QB「いやいやいや、この魔女は大して狂暴ではなさそうだし、ここはマミを待ってから二人もついてくるのはどうかな!」
まどか「え……でも……」
さやか「って言うか心配だよ!それに、あたしは魔法少女になろうと思ってる……マミさんにも相談して、そしたら」
ほむら「それはダメ」
さやか「む!なんでさ!」
ほむら「一度契約してしまったら、取り返しがつかない」
さやか「取り返しって……そんなにグリーフシードとやらが大切なわけ!?」
ほむら「そうじゃない……けど」
さやか「けど何ッ!!何なの!?ほんっとにまどろっこしい言い回しで!!」
ほむら「……そう、なら」カチャ
まどか「ちょ」
さやか「え……」
ガウンッ!!
さやか「 」ヘタ
まどか「ひ……!」
ほむら「そこで大人しくしていて」
マミ『残念だわ、暁美さん』
ほむら「!」ガシッ
まどか「あ……」
ほむら「くっ!」ギリィ
マミ「どうやら、キュゥべえの言うことを信じるしかないようね」
ほむら「ぐ……ぅ……!」グググ
まどか「く、首!マミさん!?」
ほむら「っ…… 」カク
マミ「気絶させただけよ、流石に縛ったままにして行くけど」
まどか「さやかちゃん!さやかちゃん!!」ユサユサ
さやか「んあっ!!……い、生きて……る?」
マミ「怪我は無い?」
さやか「あ……はい」
マミ「なら、急ぎましょう?魔女が目覚める前にケリを着けたいもの」
~お菓子の魔女の結界~
まどか「さやかちゃん……本当に大丈夫?」
さやか「平気平気!……ちょっと、ちびりそうだったけど」
マミ「ごめんなさいね、まさか撃ってくるとは思わなくて」
さやか「あ、いや……全然!死ぬほどビビりましたけど」
マミ「鹿目さんも、怖かったでしょう?」
まどか「でも、マミさんが助けてくれたから……」
マミ「私が、怖かったでしょう?」
まどか「……あの、ちょっと……だけ」
さやか「でも!あんなのアイツが悪いよ!マミさんは何も悪くないじゃん!」
マミ「余裕が無くなると、どうしてもああなっちゃうの……自分でも、情けないんだけどね」
まどか「でも、それは……」
マミ「私は、あなたたちが思うほど完璧ではないの……無理して格好つけて、怖くても辛くても、相談できる相手も居なくて、一人ぼっちで泣いてばかりで……」
さやか「マミさん……」
マミ「普通に遊ぶことも、恋をすることも出来ない……魔法少女なんて、何も良いことなんてなくて……」
QB「え、そういうの困るn(まどか「うるさいロリコン」QB「ま、まど!?(まどか「喋らないで」QB「……」
さやか「でも!あたし、魔法少女になろうと思うんです……あたしの、大切な人達を……守ってあげたいと、思うから」
まどか「…………」
マミ「『誰かの為』に命なんてかけるものではないわ……美樹さんはその人を守って、その人に感謝されたいの?」
さやか「まどかは、何も言わずにあたしに感謝してくれるもんね!」サワサワ
まどか「ひゃうっ!!……も、もう!……人前で、そんなことしちゃ。だ、ダメなんだからね!」ペシ
マミ(え、そこまで行ってるの……?)
さやか「それに、これまでマミさんが守ってくれた世界の上であたし達の生活が成り立ってるなら……一人位、マミさんを助ける人が居たって良いじゃないですか!恩返しって訳じゃないですけど」
マミ「……!」
さやか「ん?あれ?マミさん?」
まどか(今泣いてるんだよ、ちょっと待ちなよ)
さやか(あたしの超絶イケメン台詞の数々に流石のマミさんも陥落かなぁ?)
まどか「~~っ!!」ポカッ
さやか「痛っ!?」
~お菓子の魔女の結界 中枢~
さやか「あれ、雰囲気が急に?」
まどか「うーん、なんかケーキの上に立ったみたいだね」
マミ「さて!」ティロロン
さやか「うわ!おシャンティなテーブルと椅子が!?」
マミ「魔女は目覚めていないようだし、座って」
まどか「え?でも……」
マミ「良いの!……大切な話を、するから」
さやか「マミさん?」
マミ「昔、私には弟子だった魔法少女がいるの……その子の話と……雪音さん達について」
まどか「え……?」
QB(……どうやら、マミはあの子達を潰してくれるようだ。正直困るんだよね、フィーネが作った玩具如きに、まどかの契約を邪魔されるのは……イレギュラーが発生してからでは手遅れになりかねないし)
~一方その頃~
デレデレン!デレデレン!デレデレポッポコポコポコテレテレテレ デッデッデ デッデッデ♪
響「っとぉ!いつものBGMも始まったぁ!」
エルフナイン「ほ、本当に銃声が聞こえたんですか!?」
クリス「間違いない!それは魔女の座標のすぐそばだ!」
響「でも、銃声がしたって事は……!」
エルフナイン(それは、ほむらさんとマミさんの決別を意味します……)
クリス「音楽家の血を引いた耳だ!とにかく急ぐぞ!」
~~
響「ここ……なの?」
エルフナイン「間違いありません……グリーフシードを確認しました」
クリス「病院の施設を借りて、錬金術を施行する最中で、魔女が出てくるたぁな……とにかく周辺調査だ!銃声が有ったのは間違いないんだからな!」
響「例えば死角になってる、この草むらの影なんか……ってほむらちゃん!?」
ほむら「ぅ……」
クリス「な、なんで緊縛なんか……!!」
エルフナイン「しっかりして下さい!いったい誰に!?」
クリス(……紐のようなもので首を絞めた痕、それにこいつを縛めたリボン……なら、犯人は……!)
ほむら「っ……こ、今回の……魔女は……あの人、では……勝て……ない……」
響「とにかくお医者さんに!」
ほむら「大丈夫……です……だから」
響「で、でも!」
エルフナイン「リボンを作り出した人の元へ行きましょう……多分、誘いですけど」
クリス「ああ、上等じゃねえか」
響「で、でも!」
クリス「医者に見せて何とかなるって、本気でそう思ってるのかよ」
響「う……っ……」
クリス「行くぞ……細かいことはあいつから聞く……それでいいんだな」
ほむら「……はい」
響「必ず、説得して見せるからね!」ズニュン
クリス「うぇ……やっぱきもい……」ジュニュン
エルフナイン(一刻の猶予も無いのでしょうか?……だとすれば、どうしてほむらさんはそう思うのでしょうか……そして、すべての魔女がイミフ波を発さない中で、何故この魔女はイミフ波を出していたのでしょうか……僕たちが探っているものって、いったい……)
ほむら(あの人たちが、巴さんの運命を変えてくれる……それを、祈るしか……)
??「あれぇ?こんなところで野外緊縛プレイ?随分な変態さんがいるもんだね、見滝原って町はさ」シュタ
ほむら「嘘……だって、早すぎる……!」
杏子「ははあ、あんたマミにやられたね?アイツらしい、甘っちょろい手口だこと」
ほむら(イレギュラーが多すぎる……でも!)
ほむら「佐倉杏子、貴女と取引をしたい」
杏子「あん?なんでアタシの名前を……」
ほむら「今、巴マミが強大な魔女と相対しようとしてる」
杏子「……で?」
ほむら「このままでは負けてしまうかもしれない……だけど」
ほむら(一人であの魔女を仕留めることの出来た、貴女なら……!)
杏子「それ、あたしが乗る意味ある?」
ほむら「このままでは彼女が死んでしまう!」
杏子「はあ……」
ほむら「っ!?きゃああっ!!」
杏子「ウゼェ……超うぜぇ、そういうの!」
ほむら「っ……!!」
杏子「立場が分かってないよねぇ?五分の取引なんか出来る状態かっての」
ほむら(……っ!)
>>192
立派なものを建てたいと考えます
>>193
インフレしない作品はつまらない……僕たちは聖拳編でそう学んだんだ……と、冗談は置いといてフォローありがとうございます
>>194
公式でもひびクリ成分増やしてほしいです
ちなみに推しCPはガリミカ
>>196
すまない……今回は未来さんの出番が露骨に少ないんだ、すまない……
更新します
~お菓子の魔女の結界~
QB「やあ、よく来たね」
響「キュゥべえ?どうして一匹でこんな所に」
QB「道案内を頼まれたのさ、マミが君達を待っている」
エルフナイン「で、貴方がそれをやる意味はなんですか?」
クリス「お前コイツの事とことん嫌いだよな……」
QB「断る理由が無ければ断らないだろう?」
エルフナイン「……本当にそれだけですか」
響「とにかくマミちゃんの所に行こう!案内よろしく!」
QB「ああ、任せてくれて良いよ」
~そして中枢へ~
クリス「……で、お菓子のお城みたいな迷路を抜けて、バカデカいケーキの上みたいな大部屋に来たわけだが」
響「あ、あそこ!マミちゃん!」
エルフナイン(どうしてあんな高い所に……)
QB「きゅぷっ!」シュタタ
エルフナイン「あ、ちょっとどこに!」
マミ「……」
チャ《ティーロ》キン
タァーン!
エルフナイン「ひゃ!?」ビク
マミ「……」
エルフナイン(アイツを放っておくなんて……!)
クリス「取り敢えず刺激すんなって、お前がどんだけ嫌いかは置いといてもアイツ的には友達なんだからさ」
エルフナイン「……」
シャルロッテ【ボッコボコにされたのです……】ムベェー
クリス「おい、そこの簀巻きでボロッカスになってるの魔女だろ?とっとと倒して結界消そうぜ」
マミ「……その前に、少しお話がしたくて」
響「ど、どうしたの?」
マミ「……雪音さん達は、どうしてこの街に来て、私に協力をしてくれるんですか?」
響「それは、困ってる子を放っては置けなくて」
マミ「私は困ってるように見えたんですか?」
響「あ、いや……それは……言葉の綾って言うか……」
クリス「前にも言ったがな、機密だから細かく言えねえ」
響「く、クリスちゃん!」
クリス「でも協力はする。こっちの目的に沿うってのもあるが、本当に善意から来る気持ちだ」
エルフナイン(クリスさんは量ってる……マミさんの覚悟と、その根拠を)
マミ「次の質問です……この写真の子を知っていますか?」ピッ
クリス「……ああ、顔だけはな」パシ
響「……誰?」コニョ
エルフナイン「頭打ったから覚えてないんですね……」
マミ「その子、佐倉杏子は……私の弟子だった子です」
クリス「仇討ちかい?」
マミ「本当に貴女達が倒したんですか?」
クリス「正当防衛だ、そいつの協会を訳あって調べてたら、あっちから殴りかかってきた……コイツも怪我させられたし、エルフナインも守らなきゃならなかったしで、余裕無かったしな」
マミ「……あの子、世間的には行方不明だから、居ないと思ったんですね」
クリス「それに加えて、あの協会や事件については調査不足だ……どうやらアイツが邪魔してたようだがな」
マミ「……最後の質問です」
クリス「……」
マミ「雪音さん達の実力で、佐倉さんを倒せる訳が無い」
クリス「……つまり?」
マミ「貴女達は何かを隠してる、そんな人達がこの街に居るのでは、いつ寝首をかかれるか分からない」
クリス「……ふっ!」
マミ「何故笑うんですか!」
響「く、クリスちゃん!?」
クリス「いや、アタシも逆だったらそうしたろうなって思ってな」
マミ「……」
クリス「後輩がやられた、敵は弱そう……と来りゃ騙し討ちを疑うよな、そりゃ」
響「待ってよ!話し合う余地はまだ!」
マミクリ「「戦場で何を!!」」
響「っ……!」
クリス「理屈じゃ修まらねえよ、儘ならない思いは力で押し通す!」
エルフナイン「はわっ!」ギュルギュル
響「エルフナインちゃん!?」
エルフナイン「んー!」ギチィ
マミ「切り札は切らせない!」
クリス「そいつは何か?後には引かない布告か!」
マミ「見せてもらいます!貴女達が隠しているものと、覚悟を!!」
クリス『killter ichaival tron』
マミ(あの時とは違うイントロ……本気で来るのかしら?)
響「ついに聖詠も無く変身したんだね私……」←ギア装着済み
クリス「エルフナインを連れてあの二人を探せ!守れ!」
響「で、でも!こんなの!こんな……!」
クリス「行けよ!アタシのギアは目の前をぶち抜く事しか出来ないんだ!背中は……誰かが守ってくんなきゃ駄目なんだよ!……知ってるだろ!」
エルフナイン「……」
響「……分かった、信じる……信じるよ!だから!」
クリス「おうともさ!」
クリス『鉛弾の大バーゲン!馬鹿につける なんちゃらはねぇ!』
ガガガ 《BLLION MAIDEN》 ガン!
マミ「いつもの牽制!」
クリス(アイツの師匠ってのもある以上、生中で終われそうには無い!切り札はある……が、それを切るのは!)
エルフナイン「うぅー!」モガキモガキ
響「痛くないなら我慢して!二人を探さないと!」
エルフナイン(キュゥべえを止めないと!アイツは何かを企んでるのに!)
響「どこだ……どこ……!」
『ドンパチ感謝祭 さあ踊れ!ロデオの時間さ Baby!』
まどか「響さん!」
さやか「……響さん」
響「居た!」
エルフナイン「むー!うー!」
まどか「え、エルフナインちゃん!?」
さやか「あの、あたし達……」
『世の中に文句を垂れたけりゃ 的から卒業しな!』
まどか「マミさん……敵か味方か確かめるって、魔法少女は……敵ばっかりだから」
響「……そっか」
さやか「あたしが……魔法少女になりたいなんて、伝えたから……!」
響「なら……ちゃんと、最後まで見てあげて」
クリス『傷ごと抉って 涙を誤魔化して!生きた背中でも!』
ガガガ 《CUT IN CUT OUT》 ガン!
マミ「火力ばっかし!」
チヤ 《ティロ・ボレー》 カカ
ズドドド!!
クリス『支えあうこと、笑いあうこと!上手く――出来ルンデスカ?』
さやか「これが本当の戦場……!」
まどか「ど、どっちが勝ってるんですか?」
響「間合いを測りあってる……いや、マミちゃんが先に掴んだ!」
クリス『慣れねぇ敬語でも 土砂降る弾丸でも ぶち込んでやるから』
マミ「はあ!」
ビュ 《トッカ・スピラーレ》 ルル
まどか「ドリルを飛ばした!?」
さやか「弾幕を貫いたんだ!」
クリス(死角を見切られた!?)
ガガガ 《QUEEN's IFNERNO》 ガン!
マミ「クロスレンジでぇ!」ヒュオ
キャル 《黄金の美脚》 ルルン
クリス「ぐわああ!!」
響「……!」
さやか「マミさん……」
まどか「もう嫌だよ……こんなのって無いよ!」
エルフナイン「んー!んー!」
響(クリスちゃん……!)
エルフナイン(誰でもいいからこっち見てください!)
クリス「ってぇ……装甲抜かれんのはしゃあなしとしても……アームドギアが一撃で砕けるのはなんとかなんねえかな……」
マミ「魔法少女の守護はその程度では抜けない……まだ手札が有るのなら!」
クリス「はぁ……おい!みんなをしっかり守れよ!アテにするからな!!」
マミ「余裕なんですね」
クリス「伊達じゃあねえのさ……さあ、シンフォギアの修羅場が見れるぞ」
響「分かってる!!だから――」
クリス「オーライ!」グッ
マミ「来る……!!」
クリス『イグナイト・モジュール――【ダブル抜剣】!!』カチッカチッ
ダインダインスレイブ!
マミ「!?こんな……これは、魔女!いや、魔女よりも深い……!?」
【影なりし五つの刃……その一振りは、渇きの剣】
まどか「……え?」
さやか「ん?」
まどか「何か言った?」
さやか「いや、誰も何も」
まどか「……??」
エルフナイン「んー!!むー!!」
エルフナイン(後ろ手で両足首縛られて猿轡まで噛まされちゃったらどうしようも……誰でもいいからこっち見てください!!)
~お好み焼き フラワー~
緒川「すいません、査察の途中であることは知っていたのですが」
弦十郎「いや、構わんよ」
翼「……とまあ、そんな訳で」モグモグ
緒川「押しつけがましい夏休みを、押し付けられてしまって」
弦十郎「しかしまあ、どこに査察が入るか分からん以上はこっちの関係各所って訳にはいかんし……」
翼「あつハフッハフッ!実家が一番安心……ング ついでに モグモグ エルフナインと語らうことにするつもりです」ゴクゴク
弦十郎「いや、エルフナイン君は今居ないぞ」
翼「ガツガツ……ん ゴクン 龍脈の傍が良いって言うから、うちの土倉を一つ貸し与え、そこを錬金術の工房としたはずでは?」パク
弦十郎「査察の目をくぐる為にな、適当な口実をつけて見滝原に送り込んだ」
緒川「……どんだけお腹空いてたんですか」
翼「あつっハム……だって ゴクン 昨日は打ち合わせで食べ損ねたじゃないですか!」
弦十郎「おい緒川」ギロリ
緒川「ちょ、ちょっと待ってください!あれは不可抗力で……!!」
翼「おばちゃん、牛玉を」
おばちゃん「あいよ!飛び切り元気が出るのを焼いてやるよ!」
弦十郎「後で集合だこの野郎」ガシ
緒川「え、えぇ……」
ガラガラ
弓美「そこで言ってやったわけよ!『うわぼっちキャラ登場!?マジでぇ?サインくださ~い!』ってさ」
詩織「人として最低ですね」
未来「もう、あの時は切歌半泣きだったじゃない」
創世「後輩泣かすなんて最低だね、ヒナがビッキー啼かすのと違うでしょうに」
未来「だって響が……あれ、翼さん?」
翼「む、小日向か……まあ座れよ。緒川さんの奢りだ」
緒川「え」
「「「ゴチでーす!!」」」
緒川「ええっ!?」
~~
未来「と、そんなわけで切歌にお土産のつもりで来たんです」
翼「ああ、なるほどな……それにしても小日向には驚いたぞ!主役どころか主題歌までかっさらうとはな」
詩織「かっこいい歌でしたよね」
弓美「でもでもぉ、私ピルルクたんの事が心配で心配でぇ!」
創世「うそこけ」
未来「あの……スポンサー違うんで……」
翼「気にするな、ラジオのノリで良いぞ」
緒川「ダメですって!」
弦十郎「っとまあそんな訳なんだ」
翼「では、私も見滝原へと向かい、マリアのチャリティーライブに合流して行動を共にしようと思います」
緒川「それは良いですね、でしたらその次の日光でのチャリティライブからはスポンサーを付けて……」
弦十郎「お前マリアの立場分かってるか……」
緒川「すいません、翼さん以外の人のマネージメントはしたことないもので……」
弦十郎「だったら一度お前はこっちへ合流だ……諜報合戦なもんでな」
緒川「はあ、そう来ますか……」
翼「では、私の世話役にはマリアを指名しましょう」
弦十郎「うむ、それなら安心だ」
未来「なんか変な会話を聞いた気がするんですけど……」
翼「そんな訳でちょっと見滝原まで行ってくる……なにか伝言はあるか?」
未来「『君の名は。』の公開までには帰ってきてね……とだけ」
翼「そういえばこの世界はまだ7月だったからな……心得た」
弦十郎「まあマリア君の出発は明日だがな」
翼「え……いや、鞘走らせていただきます」
弦十郎「なんだよ、兄貴に顔くらい見せてやれって」
翼「監視カメラなりなんなりで、向こうは勝手に見てると思うので」
緒川(外れてないのがなんとも)
弦十郎(やはり兄妹か……)
~風鳴家~
八紘「ぶえっくしょい!!」
≻≻218
歴戦の戦士ですものねぇ……殺人も平気でやるし
≻≻219
な、なぜ展開を読まれた!?(すっとぼけ)
≻≻220
ディファレントとか叛逆とかまどポとかだと畜生のごとく強いですよね
「開始されたマミとクリスの対決
ぶつかり合う少女たちの思惑
求めるものは、勝つための正義か、正義のための勝利か?
死闘の果てに待つものを知る、青き斬姫が再び空を掛けるとき、新たに導かれる未来は?
次回、戦姫絶唱シンフォギアSS『舞い降りる剣』
激闘の渦、切り開け!イチイバル!」
八パパ「兄妹ではない。親子だ」(憤怒)
乙!
クリスちゃんマジガンダム
敵対フラグだったとは言え杏子戦はここにきて響くか
そしてエルフナインちゃんイライラ可愛い
更新します
~お菓子の魔女の結界~
黒い焔に包まれ、その姿は漆黒へと塗り替わり、大きな呪いを伴う力を得た
マミ「この感覚は……!?嘆き?諦め……怨み、渇き、怒り……?」
一度抜けば血を吸いつくさねば戻らない……それこそがダインスレイブの伝承で、赦された力……故に、剣は渇く
クリス『近距離も遠距離もねぇ!こんなもんは、バチンと当たりゃ』
唄い出すと同時にギアをマシンピストルに変え、交差させるように眼前で構える
マミも両手に銃を持ち、半身を開いて気を張った
マミ「!?」
それを確認してクリスが片足で地面を蹴ると、たったの一歩で十メートルは合った距離を詰めきり、身を翻しつつ銃床で額を討ち抜いて吹き飛ばす
クリス『満塁ホームランさあ祈れ!かっこつけさせろBaby!』
マミ「っ!」
壁に叩き付けられたマミ目掛けて背中からミサイルを作り出して両肩に懸架、一機が火を吹き圧し迫る
銀色のマスケット銃が雨を降らすように弾丸を撃ち出してミサイルを破壊、壁を蹴って爆煙を飛び越え、ミサイルに乗って突撃してくるクリスとの格闘戦に突入する
クリス『分からなくて……なんか、初めて過ぎて、くっと唇を噛んだ!』
空中での一瞬の交錯、ぶつかり合う瞬間に銃口を向け合い、射線を作って互いにそれを逸らし合うように殴打、クリスの回し蹴りで打ち負けるも、直ぐ様リボンで体勢を直し、適当な座椅子にリボンを回しパチンコの要領で自分が飛ぶ
クリスが壁に着地したその瞬間にマミがマスケットを構えて躍りかかった
反転も許さずに背中から殴り、返しの銃撃はリボンで身体を引き上げて回避し上へと回り、壁を走りながら鳩尾目掛けて渾身の蹴りを喰らわせ、流石のクリスも唄を中断させられた
響「クリスちゃん!!(主人公の声援)」
クリス『「手の繋がれ方」しか!知らなくて差し伸ばせねぇんだァッ!!』
マミが手を振ると白銀の長銃がその身を守るよう数多に出現する、対するクリスも体勢を崩して落下しながら全身の火器を展開。お互いに近距離で全火力が炸裂し、轟音と爆発がイチイバルの歌すらも掻き消す
硝煙と燃え上がる破片で視界は最悪な中、もうもうと上がる黒煙。まずは音楽が聞こえ、次に金属を叩くような音が何発か響き、黒い影が弾かれたように飛び出し、崩れ落ちるように黄色い影が着地する
クリス『独りぼっちでも 冷たい鉄部屋でも アタシは良いから!』
黒い影……クリスは強かに全身を打ち付けたが、直ぐに立ち上がってギアを展開、全身からミサイルを撃ちだした
お菓子の魔女【まぁるいケーキは、なぎさが大好きなチーズなのでぇぇすっ!!】
マミ「――え?」
それを迎撃しようと銃を携えた時、黒煙の中から大きく開いた口がマミを噛みちぎろうと迫っている、それは致命的な油断
オブジェクトの死角や黒煙の中を通ったお菓子の魔女の本体からの攻撃、もはや絶対に回避できないと言い切れるほどの接近を許してしまったのだ
お菓子の魔女【あべし!!?】
クリス『自分以外は、暖かくほら 微笑める世界へとッ!!』
それよりも早くミサイルが着弾し、クリスの渾身の飛び蹴りで壁へと埋めつけられる
腰のラックから次々とミサイルを放ちながらリフレクターを展開、打ち出した光子を反射させてエネルギーを収束させ、荷電粒子砲で鰻のごとく全身を焼いた
マミ(さっきのミサイルは、この魔女を狙って……?)
クリス『守りたいって涙薬莢に詰めるしか 知らないあたしを』
天へ発泡、マミが我を取り戻したとほぼ同時に空目掛けて腰のミサイルを放ち、両手の機関銃で掃射をかける
疾風の如く駆けて弾丸を避けるマミを追って射線をずらし、先ほど撃ち上げたミサイルが誘導を初めて背中を狙う
マミ「……っ!!」
周囲を取り囲む数えきれないほどの長銃が一斉に火を噴いて全てを落とし、その火線はクリスへも飛ぶ
三度目の殴り合いは弾幕のぶつけ合い、互いの身体を掠める弾丸にヒヤリとするよりも、全力を出し会えるこの状況に二人の口角が僅かに吊り上がる
クリス『こんなにも信じてやまない』
やがて一発のミサイルがマミの射撃を紙一重に抜けて足下を崩し……刹那、弾丸の雨の中を駆けてマミを抑え込んだ
マミ「っ!!」
クリス『仲間たちの絆を 今度は込めてぇッ……!!』
眉間に銃口を押し付けるのとほぼ同時に、クリスの後頭部にも銃口が突き付けられ、二人は暫くにらみ合いを続け……
お菓子の魔女【チーズはなぎさが頂きなのでぇぇすッ!!】
響『一点突破の 決意の右手ぇッ!!(イグナイトver)』
バキィィッ!!
お菓子の魔女【ひでぶっ!?】
クリス「クソッタレが!まだ元気なのかよ!」
マミ「……」
響「ごめん、なるべく邪魔はしたくなかったんだけど」
クリス「時間が無い、typeA(アロー)だ!」
響「うん!」
さやか「な、何が始まるんです?」
エルフナイン「んー!(イグナイトの耐久力なら負荷に耐えうるかもしれませんけど、でも!)」
【月の下、命は淡く雪のように】
まどか「ん?」
さやか「これはアレだね!宝具っていうか、必殺技的な!」
まどか(さやかちゃんからそういうお洒落なワードが出てくるとは思わないし……)
さやか「……今なんかあたしの事馬鹿にしたでしょ」
まどか「あはははー」
クリス『Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen fine el baral zizzl』
響『Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen fine el zizzl』
お菓子の魔女【え、これやばいやつなのです!?死ぬやつなのです!!?】
響「typeA!S2CA・ツインブレイク!!」
クリス「必殺必中!逃がしはしない!」
シャカ≪ARHEMIS SPIRAL≫カカカ!
お菓子の魔女【ウボォァアーッ!!?】
チュドォォン!! ガラガラガラ……
まどか「結界が崩れていく……」
さやか「流石にあれだけデカいのを食らえばって所?」
響「ギアが勝手に解除される!?」
クリス「はぁ……はぁ……限界時間か……」
マミ「……どうして、あそこで魔女への攻撃を優先したんですか?」
クリス「誰かを助けるのに、理由がいるかい?」
マミ「そんな言葉を……どうして信じられるんですか……」
響「だったら、信じてもらえるまで傍にいるよ」
マミ「え……?」
響「色々秘密があるのはごめん、だけどマミちゃんを独りきりにはしたくない……これは本当なの」
マミ「……!でも、夏が終わったら、帰っちゃうんじゃ……?格好つけなんて……!」
響「音楽は好き?」
マミ「え……?」
響「卒業したらリディアンにおいでよ、春から私の後輩!もしそうなったら、もう、何も怖くない……でしょ?」
マミ「……か、考えておきま……す!」
クリス(口説きは癖なのか狙ってるのか……)
~病院の駐輪場~
さやか「マミさん!」
まどか「皆さん大丈夫ですか?」
マミ「ええ」キリ
まどか(それはそれでマズイような……)ジンガイカナニカデワ
クリス「怪我は無いんだけどよ、立てねぇ……」
響「限界まで稼働させたの、私達が初めてだよ……」
さやか「正直、見てる分には怖いくらい強くなってましたけど……」
エルフナイン「むー!」ジタバタ
マミ「あら、ごめんなさい」シュルルル
エルフナイン「ふはっ!クリスさんはすぐに病院で身体検査をしないと!」
クリス「やっぱ動けねぇ……頼んだ」ガクン
響「んもう……胸のお肉何とかしてよ」
クリス「てめぇ後で覚えてろ……」
まどか「あ、手伝います」モヨン
クリス「さりげなく胸揉んでんじゃねぇ……」
まどか「ご、ごめんなさい!わざとじゃなくて!」
響「大きすぎだよ」
エルフナイン「……」
クリス「マジで覚えとけよこの野郎……」
エルフナイン(それよりもキュウべえはどこに……)キョロキョロ
エルフナイン「……え?」
エルフナイン(あの人影って……?)
マミ「美樹さん、魔法少女ってこういう戦いになることもよくあるわ……それでも、やる?」
さやか「あたしは……」
《鉄砕鞭》
エルフナイン「伏せてください!『ヘルメス・トリスメギストス』!」
ガィィイインッ!!
マミ「な……!?佐倉さん……?」
さやか「あの子が!?」
まどか「い、今の魔法!?」
エルフナイン「スマホのアプリです!」
さやか「ええ!?」
クリス「野郎……!」
杏子「ようマミ先輩と姉さん方!キュウべえの言う通り、本当に潰しあってたのかい!」
QB「僕は二人を止めてくれってお願いしたんだけどね」
マミ「わざわざ待たずに参加して来れば良かったのに」
杏子「ああ怖い怖い!全快のあんたとなんか、誰がカチ会うかっての」
まどか(なんでマミさんって煽るんだろう)
杏子「それにドレスコードも知らないまんまじゃ、パーティに参加すんのは怖じるってもんでね!コイツに聞いてもまともな返事が無いし」
ほむら「 」ボロ
クリス「な……なんでそんなボロッカスに!?」
エルフナイン(暴行の痕……かなり酷いものだったようですが、あのクソ饅頭は目の前のそれを止めなかったって事でしょうか!)
まどか「暁美さん!?」
さやか「最っ低!!」
マミ「……っ!!」
杏子「上下関係の教育かもしんないけどさ、羞恥プレイは酷くない?」
響「酷いよ!こんなのって!」
杏子「まあ確かに口は悪かったから、多少折檻してやったけどね」
響「だからって暴力を振るうなんて!そんなの絶対、おかしいよ!」
杏子「あー、あん時も思ったけど、うぜぇ……超うぜぇ!!」
ジャキィィン!《飛愴》《ティロ・ドッピエッタ》ズドドン!
杏子「な……!?」チッ
エルフナイン(あれだけ消耗してるにも関わらず、この速度と正確性!)
クリス(ワンタイムショット……早ぇ!)
杏子「投げた瞬間に撃ち落としやがった!?」
マミ「ここじゃ目立つわ……場所、変えましょう」ヒュオ
杏子「ふん!上等じゃないの!」タン!
さやか「ま、マミさん!!」
まどか「行っちゃったよ!どうしよう…!」
さやか「とにかく追いかけなきゃ!」
QB「マミの魔力を追いかければいい、こっちだ」ピョン
さやか「行くよ!」タッタッタ
まどか「ま、待ってよぅ!」
エルフナイン「え、あ、え、えっと!と、とにかくほむらさんとクリスさんを!?」オロオロ
クリス「追え!あいつらを!」
エルフナイン「え……?」
クリス「ギアはリミッターで動かない、アタシはこの様……だから、お前が行け!」
エルフナイン「で、でも……!」
響「そうだよ!だったら私が!」
クリス「つべこべ抜かしてんじゃねぇッ!!」
響「!!?」ビクゥ
エルフナイン「は、はいっ!!」トタトタ
ビッキーは女たらしだからしかたないね
舞い降りる剣から漂う半端ない嫌な予感の香り
おはようございます 更新します
~とあるビルの前~
エルフナイン「はっ……はっ……あれ?まどかさん?」タッタッタ
まどか「エルフナインちゃん……」
エルフナイン「え?……さやかさんと白ドブネz……キュウべえはどこに……?」
まどか「この廃ビルの上……でも……私、サイテーだよ」
エルフナイン「え……?」
まどか「……マミさんと、佐倉さんも上で……」
ガシャアンッ!!
エルフナイン「柵が落ちてきた!?上で戦っている……まさか!?」
まどか「さやかちゃんがそこに……」
エルフナイン「!」モヤモヤ
エルフナイン(どうしてこんなにも嫌な感覚になるの!確かめることも出来ない……!)
タッタッタ
エルフナイン「諸々の演算省略!『ミーディアム・リグドブライド』!」
ピカァー! チュドォン
まどか「な、謎の光線で工事現場の扉が消し飛んじゃった……」
エルフナイン「スマホのアプリです!」タッタッタ
まどか「嘘ぉ……」トタタ
エルフナイン「急ぎましょう!」カン カン カン
まどか「結構大胆なことするのね……」カッ カッ カッ
エルフナイン(に、二段跳び……!中学生の体力が羨ましいです!)
まどパン「ちらちら」
エルフナイン(別に見たいわけではないんですが…………灰色に黒のラインとアルファベットAのワンポイントです)
~屋上~
まどか「頑張って!もうちょっと!」
エルフナイン「ぜぇ……ぜぇ……」
まどか「着いた!あ、あの建物の裏で音がするよ!」
エルフナイン(さ、流石に15階建てともなると……)
まどか「さやかちゃん!!」
エルフナイン「え……えぇ……」
エルフナイン(ま、まだ走れるの……)ヘタァ
ガキン!ガキン!どすっ!
杏子「ぐ……ごふっ……!」ガク
さやか「さあ!もう観念しなさい!」チャキン
杏子(あ、あり得ねぇ……契約したばかりのはずなのに!)
マミ(いくら私との戦いで消耗してたからって、佐倉さんが手も足も出ないなんて)
QB(これは魔力の強さからくる物ではない……彼女のバトルセンスが織りなす強さなのか?)
さやか「ふふん!まあ何?才能の違いってやつ?」
杏子「この……!!」グ
チャキ《打突》イィン!
さやか「抵抗するな!いっちゃえよ!」
シャシャ《スクワルタトーレ》シャシャ
バキィッ!
杏子「がはっ!!」
さやか「さあ!好き勝手してくれた落とし前!つけさせてやろうじゃないの!」
杏子「ぐ……!」
まどか「さやかちゃん!マミさん!」バッ
マミ「出ちゃダメ!鹿目さん!」
杏子「っ……!ちょせぇっ!!」ドン
ズザザ《断罪の磔刑》ザザザ
まどか「え?」
まどか(影から槍がいっぱい飛び出てきて……これ……狙わ―— QB「杏子のバカっ!!!まどかが死んだら契約できないじゃないかぁぁっっ!!!!」
さやか「まどかぁっ!!」シュババ
クロック《アレグロ》アップ!
マミ「美樹さん!?無茶よ!!」
QB「ナイスだ青!よくやった!!」
さやか(あ、加速しすぎた)
エルフナイン「こ、この倉庫の向こう側で、皆さんが戦っているはずなんですが……」タッタッタ
ズドォォオン!!
エルフナイン(物凄い速度のまどかさんとさやかさんが、目の前を突っ切って落下していった気がするんですが……)
QB「ちょっと!?一難去ってまた一難なんだけど!?」
まどか(…………あぁ、私飛んでる……天国へ向けて飛んでる感じかなぁ)
まどか(…………なんか生々しく落ちてく感じがするような……)
さやか「わ、わ、わ、ちょ、これどうやって着地すればぁあああ!!?」
まどか「いいぃぃやああぁぁ!!!!??」
マミ『そのまま鹿目さんを抱いてて!!』
さやか『シングルベッドで夢と!?』
《レガーレ》
シュルル バシィッ!!
マミ「うぅ!!」ググゥ
まどか「お、おちおち!!??」
さやか「痛い痛い!!足凄い痛い!?」ギチギチミシミシ
ぐぐぐ ボキィ!!
さやか「あっー!!今足折れた!?絶対折れた!!」
まどか「次はお命折れちゃうって!!」
《レガーレ・ヴァスタアリア》ポフン
さやか「……あ、あれ?」
まどか「と、止まっ……た?」
さやか「これ、マミさんのリボンで作ったハンモックだよ!」ムク
まどか「に、二回死んだと思った……」ヘタァ
さやか「そういえばハンモックもシングルベッドだよね」
ポカッ!
さやか(まどかのげんこつって可愛い効果音がするなぁ)
~~
マミ「~~っあぁ……ふぅ……」
QB「あの状況でさやか達を壁に叩き付けないようにキャッチするなんて流石だね」
マミ「取り敢えず引き上げないと……」ググ
~~
マミ「ごめんなさい。佐倉さん……見失っちゃったわ」
まどか「あの、私の方こそ……ごめんなさい」
さやか「ええっと……あたしも、ちょっと油断してたかも。ごめんなさい」
エルフナイン「体力が無くてごめんなさい」
QB「それでも杏子を退けたのはさやかの力だ。君は何か武術でも嗜んでいるのかい?」
さやか「ううん、あんた知ってるじゃん」
QB「とてもそうとは思えない、歴戦の戦士のような動きだったが……」
さやか「まあ何?あたしの中に燻っていた才能……防人の血が覚醒したって感じかなぁ!」
まどか「さやかちゃん……」
マミ「本当に凄いのよ……まさかあそこでこうして、ああするなんて」
まどか(全然凄さが伝わらない……)
エルフナイン「お二人とも怪我をしているようですし、早く病院へ行きましょう」
マミ「それもそうね……痛っ!」
さやか「マミさん!うわ……凄い腫れてる!」
マミ「仕方無いわね、こうなったらリボンで跳ぶしか……」
まどか(太股を怪我してるのに跳んで移動する方法があるんだ……)
QB「そう言わずに、ここはさやかの癒しの魔法を試してみると良い」
さやか「え?あたしそう言う属性なの?」
QB「もう骨折が治ってるだろう?」
さやか「あ、本当だ……ってことはこんな感じで」ペカー
まどか「わあ、歯医者さんの青いビームみたい」
マミ「……なんか治らない気がしてきたわ」
エルフナイン「そう言えば、何をお願いしたんですか?」
さやか「ん、事故で怪我をしちゃった恭介っていうヴァイオリニストの幼馴染みが居てね……あんまりにも見てらんないから、そいつの手をちょちょいとね!」
エルフナイン「そうなんですか」
さやか「そうなんですよぅ!……と、こんな感じで良いのかな?」
QB「上々だよ」
マミ「ええ、痛みも引いて楽になったわ」
エルフナイン(ヴァイオリニストの事故患者……探せばすぐ見つけられる筈)
まどか「そういえばクリスさん達は?」
エルフナイン「病院です、消耗が激しかったので」
まどか(なのにマミさんは平気で動けるんだ……もうサイヤ人かゾンビだよ……)
さやか「あ、じゃあ序に恭介の様子も見に行こうかな!」
エルフナイン「あ……僕も一緒にもがもがもが まどか「じゃあ、クリスさん達とお話ししにいかないと」
まどか「上条君はダメ(威圧)」ゴニョゴニョ
エルフナイン「あ、はい……」
エルフナイン(タスクフォース権限でカルテを見るしかないようですね……)
~どこかの路地裏~
ドン!!
杏子「クソが!!」
杏子(才能!?才能だけであんな強いわけあってたまるかよ!!)
杏子「おい出てこい!!」
QB「荒れすぎだよ、杏子おt(むぎゅう!!」
杏子「なんだよあのイカれた強さの新人は!?お前舐めてんのか!?」
QB「いや、さやかのあの強さは想定外だ……因果値から魔法の言って器自体は君と大差ないはずなんだけど」
杏子「じゃあなんだよ!アイツが本当はウタウタイの末裔かなんかで、殺陣大好き野郎だってのか!!」
QB「分からないがあの技術はかなり洗練されたものだった……昨日今日で達する境地じゃないはずだ」
杏子「……クソが!!アタシは負けてねぇ!!態勢を整えて、今度はこっちから挨拶回りしてやる!」
QB(とは言えさやかは本当にイレギュラーだが……)
QB(リインカーネイション?……まさか!)
さやかが強いのはほむら的には行幸だろうけど果たして……
後まどかさんは小学生おパンツですか良いですね
こんにちは、更新します
~病院~
ほむら「うぅ……んー……」
響「あ、ほむらちゃん!」
ほむら「……まどかぁ」
響「おおよしよし、もう怖くないからねー」サスリサスリ
ほむら「うん、まど…………はっ!!?」
響「?」
クリス「 」
エルフナイン「 」
ほむら「!?!? 痛っ!」
響「動いちゃ駄目だよ!怪我、結構酷かったんだから」
ほむら「えっと……」
ほむら(何があったんだっけ……)
ほむら「は!巴さん!?」
響「もう大丈夫だよ!さやかちゃんが魔法少女になって、皆を助けてくれたんだ!」
ほむら「……え?魔法……少女……ですか?」
響「うん、みたいだよ」
ほむら「 」
クリス「凄え顔だなおい」
エルフナイン「……」
響「今日はもう休みなよ、クリスちゃんも同じ部屋だし、明日また来るからね!」
ほむら「 」
クリス(もう声は届いてないだろうな)
~エントランス~
マミ「お帰りなさい、ボーイフレンドはどうだった?」
さやか「そ、そんなんじゃないですってば!」
まどか「それでどうだったの?ちゃんと治ってた?」
さやか「うん!お医者さんもたまげちゃって、これから緊急検査なんだって!」
マミ「治らないって言われてたものが瞬く間に完治したんだもの、怪しいって思うのが普通だわ」
QB「少しずつ治した方が良かったのなら、そう言ってくれないと」
さやか「ま、結果オーライってことで」
響「お待たせ~」
まどか「響さん!エルフナインちゃんも!」
さやか「あれ?クリスさんは?」
エルフナイン「クリスさんは検査入院です。ギアを限界まで稼働させたのですから、体がどれほどのダメージを受けてしまっていることか!」
クリス「と言われて黙って入院してるわけがあるか!」
響「っげぇ!?」
クリス「ほら、行くぞ!状況が変わったんだから、対策を考えなきゃなんないだろうが」
エルフナイン「クリスさん!?ちょっと!クリスさん!」
マミ「……あの人、さっき点滴してたわよね?」
まどか「っていうか集中治療室に連れていかれましたよね?」
さやか「本当に人間かよ……」
QB「魔法少女が言うのかいそれ」
エルフナイン「戻らなければ駄目です!クリスさんの身体は想像以上に深刻なダメージが!」
響「そうだよ!せめて一日休んだって!」
クリス「良いってんだ!ともかく!こいつも魔法少女になった以上は、少し情報の整理が必要だ!」
マミ「そうね、佐倉さんの事もあるし……」
さやか「っていうかクリスさん半ば脱走ですけど……」
まどか「っていうか本当に顔色悪いですけど……」
クリス「お前ら実は見せ付けてる時あるだろ」
~装者達の家~
マミ(家も結構大きいと思ってたけど、それを上回る感じね……)
クリス「さて……ん?」カチャ
響「どうしたの?」
クリス「しっ!……鍵が開いてる……!」
エルフナイン「!」
響「つまり!」
さやか「空き巣!」
クリス「……だったら良いがな」
マミ「私が先駆けます。美樹さんが続いて、良いわね」チャカ
まどか(普通に拳銃が出て来た……)
さやか「はい!」
クリス「お前はちょっと離れてろ、エルフナインがここ、あんたはそっちだ」
まどか「あ、はい」
響「うん!」
エルフナイン「はい!」
まどか(ふわぁ、刑事ドラマみたい)
クリス「行くぞ……GO!」
ガチャ!ドカドカ
さやか(部屋が荒らされてる!強盗!?今流行りの計画的犯行ではなさそうだけど!)
マミ「人影!動かないで!」チャカ!
まどか(本当に刑事さんみたい……ここからじゃ見えないけど)
翼「曲者め!覚悟!」シュババ
クリス「 」
響「 」
エルフナイン「えぇ……」
バシィ!
マミ「そんな!?」
QB「マミの銃を叩き落とした!?」
翼「はあ!!」
さやか「何!?フォーク!?」
《影縫い》カカカッ!
さやか「くっ!」
マミ「う、動けない!」
翼「天誅だ!覚悟せよ!」
エルフナイン「あ、あの!」
翼「む、雪音に立花にエルフナイン!……っというより……え」
クリス「あぁ…… 」フラァ
響「え、ちょ!クリスちゃん!?」
エルフナイン「クリスさん!!」
翼「雪音!?どうした何があった!!誰にやられた!?」
エルフナイン「心が折れました!」
響「翼さんがとどめになった!!」
翼「何!?どういうことだ!まるで意味が分からんぞ!」
さやか(これは一体)
マミ(どういう……)
~マミさんのお部屋~
さやか「で、クリスさん達の先輩なんだって」
まどか「そんなにお部屋散らかってたんだ」
マミ「散々たるものだったわ……」
さやか「クリスさんの目の前が真っ暗になっちゃうくらいだし」
まどか「へぇ……」
マミ「ま、その話も程ほどにして」
ドサッ
さやか「ま、マミさん……その大量のノートは一体……」
マミ「美樹さんには早いところ一人前になってもらわないとね!」
さやか「あ、はい……」
まどか(必殺技とか銃の配置フォーメーションとその解説と効果とか、そんなのがいっぱい書いてある……あ、そうだ)
さやか(独りでやってるときに研究したってことかな……どうりでメチャクチャ強い訳だ)
マミ「まずは理論よ!魔法の使い込みもそうだけど、戦いとはどういうものかを知りましょうね!」
さやか「は、はははは……」
まどか(佐倉さんの必殺技は……ロッソ・ファンタズマ?……へぇ、分身するんだぁ)
まどか「……」
さやか(まどかが黙々と読み込み始めた……)
~~
マミ「良い?だから大事なのは『自分の攻撃』と『相手の攻撃』の『手数』のバランスよ!如何に相手の攻撃の間断に自身の攻勢を引き込む一手を打ち込めるかが大切なの!守勢に回されると一方的な攻撃が続いて反撃もままならないこともあるし、するとしてもなかなか有効な反撃というのは難しいわ。ゲームであれば無敵時間とかあるけど現実では当然そんなものはないわけだし、何より魔法というのは何が起こるかわからないものよ。間合いを読み誤って迂闊に踏み込んだ時が最期ね、そういう意味では美樹さんの接近戦一辺倒の戦闘スタイルは一定上の技量を備えた相手には効果的とは言い難いから、そんな風な突撃戦法はまじょが相手でも避けるべきね。いくら治癒能力が優れていてもそもそも攻撃を食らわなけらば不要で、治癒に回す分の魔力で効果的な攻撃手段を講じた方が結果的に費用対効果の向上が見込めるはずよ。そんなわけで美樹さんが最初に練習すべき魔法は~~
さやか「 」
まどか「 」
マミ「~~と、そんなわけで『†怒涛の剣旋†スプラッシュ・スティンガー』とかどうかしら!」
さやか「そ、そっすね……」
まどか(私、もう何も聞いてなかった……)
マミ「美樹さんはどんなのが良い?」
さやか「えっと……エターナルオメガスラッシュとかで良いです……」
マミ「それじゃ地味じゃない!もっと、ここぞという危機にこそ奮い立てる熱い響きが必要だわ!たとえばこれなんかイタリア語で~~
まどさや((帰りたい!!))
QB「早く一人前になってね、さやか」
さやか「一度と言わず二回死ねぇッ!!」
今回はここまでです。お疲れ様でした
>>274
僥倖だったようですね(白目)
~装者達の家~
翼「すまなかったな……」
響「あ、いえ別に……」
翼「マリアから鍵を預かっていてだ……連絡先も分からなかったし、何か時間を潰せるものは無いものかと……」
クリス「……」
翼「その、雪音……その表情、辛い……」
クリス「……」
響「えっと……今日のご飯!どうしましょうか!」
クリス「手羽先」
翼「う……」
響「うぇひぃ……」
翼「晩御飯奢るから機嫌を直してくれ……」
クリス「ふんっ」
~屋上~
エルフナイン「……」カタカタ
響「エルフナインちゃーん!」
エルフナイン「……!」ビク パタン
響「皆で晩御飯食べることになったんだ!一緒に行こう!」
エルフナイン「分かりました、後10分位で切り上げます」
響「またレポート書きながら錬金術?今は何を作ってるの?」
エルフナイン「これはまだ秘密です、でもきっと驚くと思います」ガサガサ
響「ふーん……よいしょ、夜なのに暖かいねぇ」スト
エルフナイン「そうですね」
響「レポートはどんなことを書いてたの?」
エルフナイン「翼さんの事を書こうかなって」
響「そうなんだ~」
エルフナイン「……」
響「……」
エルフナイン「……」
響「……悩み事でもあるの?」
エルフナイン「え?」
響「いや、最近暗いなぁって」
エルフナイン「……魔法少女の事です。昔から世界中にいたはずですが、殆ど露呈してないし……それに、あの願い事と引き換えのシステム」
響「うーん、難しいよね」
エルフナイン「……難しい?」
響「例えば、マミちゃんとほむらちゃんは、そもそも魔法少女にならないと死んじゃう所だったでしょ?」
エルフナイン「そうですね、ですがキュウべえが叶えるべき願いってもっと他にもあったと思いませんか」
響「他……?」
エルフナイン「マミさんは『死にたくない、助けて』と願ったそうですが、もし『私達を助けて』と願えばご家族は無事だったんじゃないでしょうか。ほむらさやかさんやさんだってそうです『病気を治す』ではなく『病気を治せるほどに医学を発展させて欲しい』と願う方が効率的かつ、多くの人を救えます」
響「んー、みんなそれぞれに追い詰められてたし、そんなに気を配る余裕は無かったんじゃないかなぁ」
エルフナイン「キュウべえが僕たちに悪意を持ってるとは思わないんですか」
響「エルフナインちゃん、やっぱり変だよ……なんか、怖いし……それに、私は嫌だよ。そういう風に、疑ったりするの……」
エルフナイン「え…………あ、あの……すいません……」
響「……うん、大丈夫」
エルフナイン(響さんは疑うのも、疑われるのも苦手でしたか……失念していました)
エルフナイン「それでは、行きましょうか」スク
響「……うん!」
~カラオケ店~
翼「腹拵えも済んだので、カラオケに来たぞ!」
エルフナイン「誰に向かって説明しているのでしょう……?」
響「わあーい翼さんとカラオケなんて楽しみだなー」
クリス「……」
響(うぅ……機嫌が悪いままだよぅ)
翼「ふふふ、ただのカラオケでは盛り上がりにかけるからな。折角装者が集まってカラオケをするのだ、精密採点にて点数を競おうではないか」
エルフナイン「……」
クリス「あーやだやだ、プロの癖に大人気ねぇ」
響(売り言葉ェ……)
翼「当然ハンディは無いとな、私は持ち歌を全部禁止するし、もし私を打ち負かせたら良いものをやろう」
クリス「へえへえ、大した自信ですこと」
響「良いものってなんですか?」
翼「秘密だ!」
エルフナイン(大したものではなさそうです、根拠は有りませんが)
翼「では行くぞ!尋常に……!」ピッピ
《禁断のレジスタンス》
響「持ち歌使わないって言った側からこれだよ!!」
翼「風鳴翼は関係無いぞ!……水樹奈々と言う歌手は史上最高の歌手だがな!!」
響「グレーゾーンですよ!?」
エルフナイン「はわぁ、すっごい……音程完璧ですね……」
クリス「だろうな、ちなみに97点だったぞ」
エルフナイン「誰宛ての発言ですか……」
~~
響「解きはーなーてッ!すーべてをッ!信じる夢があーるならー!」
エルフナイン(二課の課内放送でしょっちゅう流れてるやつです)
翼「うむ、聴き込みの感じられる素晴らしい歌だ!」
響「うぇひひ、そんなそんな」
クリス「けど歌う時は違えぞ、もっと息継ぎの場所とか意識して聞いとけよな」
翼「その通りだぞ、例えば一回目のサビはカクカクシカジカと歌うのだ」
響「はい!」
クリス「んで、ここの所の歌い出しはマルマルモリモリだ」
響「ほわぁ~、ここの声ってそうやって出すんだぁ!」
エルフナイン「今ので理解できるんですか……?」
クリス「んで、パス」ポイ
エルフナイン「って僕ですか!?」
クリス「ちなみに点数は82点だ」
響「JKにしては相当頑張ったよ!」
クリス「JKにしてはな」
~~
エルフナイン「マル・マル・モリ・モリ みんな食べるよ♪」
翼(なんと言う破壊力……これが、萌え!?)
クリス(流れでちょっと笑っちまった)
響「ごめんね未来、私エルフナインちゃんに浮気するかも……むしろ今夜がもう我慢出来そうになモガモガ」
クリス「とんでもねぇ発言が口をついて出てんぞこのバカッ!!」
ゴン!
響「いったぁい……!」
エルフナイン(クリスさんが明るくなって良かったです)
カラオケマシン「可愛いから86点あげちゃう!」
エルフナイン「やった!響さんに勝ちました!」
響「 」
翼(なんと声をかければ……)
クリス「大分俗物だぞこのマシン……」
~~
クリス「さてと、ようは点数で先輩に勝ちゃ良いんだろ」ピッピ
響「うん、そうだよ、そうですよ」
翼「まあ、そう易々と越えられるつもりは無いのだがなぁ?」
エルフナイン(今度は響さんが不貞腐れてしまいました……)
《Reverse day》
エルフナイン(また課内放送でよく流れるやつです)
翼「なん……だと……?」
クリス「あるぇるぇー?あたしも持ち歌無しでしたっけー?」
響「か、完全に煽りに来た……そして完膚なきまでに叩き潰すつもりで……!」
クリス『どこまでも無限に 続く空の下で!永遠を夢見てた』
翼「ぐっ……なんのつもりの当て擦り……!」
クリス『なぜたいせつなものばかり すぐ 壊れてしまうんだろう?』
響「完全に辱しめに来てますねー、括弧も『』で本気仕様ですし」
翼「くっ……!!」
カラオケマシン「そらクリスちゃんの生歌ですもの、100点出しますわ」
~~
クリス「ま、流石のSENNPAIでも100点は出せませんか」
翼「無念だ……!」
響「次、行きまーす!」
《カラフル》
クリス「劇場版のOPか」
翼「ワルツでハブられた【 】から嫌な予感しかしなかったあれだな」
エルフナイン「あ、この歌は僕も知っています!マリアさん達と……?」
―—ここでそんな展開なんてあんまりデスよ!?――
―—いえ……考えようよらずとも、ハッピーエンドなのね。これが―—
―—でも、これじゃあ【 】だけが独りぼっちになってしまう―—
エルフナイン(え……マリアさん達、と……?)
エルフナイン「っ……急に、頭痛と、眩暈が……?」
響「いつもーモノクロだった瞳の奥のー♪景色捨てたら 夢見つけた♪」
エルフナイン(僕はこの歌を知っている……でも……どこで?)
エルフナイン「ぐ……!?」ガタン
クリス「ん?おい!?」
エルフナイン(拒絶反応!?……なん……で?)ドックン
響「エルフナインちゃん?エルフナインちゃん!!」
エルフナイン「う……!あ、頭が……!!」
翼「救急車を!早く!!」
クリス「普通に考えて六分かかるぞ!」
響「そんな!こんなに汗をかいて顔色が悪いのに!」
翼『Imyuteus amenohabakiri tron』
響「じょ、常識を無視した…!」
翼「そうではない!常識を凌駕したのだ!!」ズバア
響「流石です翼さん!!」
クリス「えぇ……」
翼「病院までかっとぶぞ!スリップストリームでついてこい!!」
エルフナイン「それよ、り……お、お手洗いに……うぷ……」
翼「そうか!そこの窓なら飛び出せる大きさだったな!自身の危機でも冷静な判断と推察、流石だぞ!」
エルフナイン(い、いけない!ここで失神して、しまうと、皆さんを止める、ことが……!)
エルフナイン「ぐっ!?」ズキィ
エルフナイン(なんで拒絶反応なんか……!!)
クリス「ここから北東約850メートルの地点にある見滝原総合病院!あそこなら!」
翼「おうともさ!」
エルフナイン(カラオケで、あることが…さ、幸いで、目撃者はいないで、しょうが……外に出てしまったら……!)
翼『邪鬼の遠吠えの残音が月下に呻き狂う』
ガタン タッタッタ
エルフナイン「あ、あの……これ、い、色々……ダメ……なので、は」
翼『今宵の我が牙の 気味には同情する』
エルフナイン「うっ!?…… 」
響「エルフナインちゃん!?」
翼「敢えて言うぞ!……目の前の命を守らずして、何が防人か!!」
翼『一番聞いて欲しかった声 届け響け天地を越え』
クリス「すっとばしてサビだと!?」
翼『我が命は——「夢を防人る事」也!!』
~~
仁美「あら?塾の帰りに何気なく空を見上げたら、歌を歌う女の人が空を飛んでいますわ」
仁美「そうですわ!写真を撮ってさやかさん達にお見せしましょう。そうしましょう!」
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