寝れないのでちょっとだけ書こうかなと。
推理モノのつもりですけど、ちゃんとした推理はしないと思っておいてください。
事件は放課後、生徒たちが部活を終え、殆どが帰宅した時に起こった。
一年の七咲逢は、部活終了後も自主練を続けていた。
憧れの塚原先輩に追いつくため。そんな彼女を、塚原もまた横で見つめていた。
プールには二人以外誰もいない。それは先に着替えを済ませた塚原が確認している。
塚原が全部員の帰宅を見届け、それが発覚するまでの三〇分間、その間に事件が起きたのだ。
その事件とは…『七咲逢、下着窃盗事件』
事件発覚後、すぐさま校内に残っていた生徒が集められた。
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高橋「事件があったのは、午後六時から六時半の間で間違いないわね?」
塚原「ええ。私が更衣室から目を離していたのはその間でしたから」
高橋「私がちょうど校門辺りを見回っていた時間ね」
絢辻「何をしていたのですか先生?」
高橋「それが、車の鍵を落としちゃってね。もし誰かが通りかかったら声をかけようと思ってたけど、誰も通らなくて…」
塚原「鍵は見つかりましたか?」
高橋「ええ、なんとか。見つかってすぐに、塚原さんが報告に来たのよ」
絢辻「ということは、事件が起きた時間に誰も校外に出ていないと」
高橋「それは私が保障するわ」
絢辻「だったら、犯人はこの中に…」
当時残っていた生徒一覧
・七咲逢:被害者。制服は荒らされておらず、下着だけがなくなっていた。ちなみに水色。ちなみに今現在、ノーパンノーブラ。
・塚原響:水泳部部長。被害者のそばに居たので、犯行は不可能と思われる。ただ、最後に更衣室から出たのも彼女である。
・高橋麻耶:教師。当時、校門付近で車の鍵を探していた。現在、彼氏大絶賛募集中。
・絢辻詞:生徒会長。少し残っていた書類を、生徒会室で仕上げていた。他役員は、既に下校させている。
・桜井梨穂子:茶道部部員。湯瓶をひっくり返してしまい、先輩二人と畳を拭いたりしていた。一番疑いのない人物。
・飛羽愛歌:茶道部副部長。桜井のこぼしたお湯を、せっせと拭いていた。雑巾やバケツを取りに、一度部室を出ている。
・夕月琉璃子:茶道部部長。同じくお湯を拭いていた。お湯がかかったが、既に電源は切っていたためぬるま湯だった。
・棚町薫:二年。田中とおしゃべりをしていた。途中で梅原も加わる。場所は2-A。
・田中恵子:二年。棚町とおしゃべりをしていた。内容は、恋の相談。いい加減、そのたんぽぽ(ry
・梅原正吉:二年。パソコン部にて、伊藤の手伝いをしていた。下校しようとしたところを、棚町に捕まる。その間の三分は所在不明。
・伊藤香苗:パソコン部部長。梅原とパソコンで作業をしていた。途中梅原を返し、一人で少しだけ秘密の作業をしていたらしい。
・森島はるか:三年。図書室で写真集を見ながら寝落ち。高橋に起こされるまで寝ていた。
・噂の図書委員:二年。帰りたかったのに帰れなかった。実は一番の被害者かもしれない。
・中多紗江:一年。美也をモデルにデッサンをしていた。デッサンというよりは漫画絵だが、用途はお察し。
・橘美也:一年。中多のモデルをしていた。モデルとは言っても、椅子に座っておしゃべりをしていただけである。場所はテラス。
・上崎裡沙:二年。校内をウロウロしていたらしいが、途中でめまいがして保健室で休んでいた。なぜウロウロしていたかは不明。
・橘純一:二年。なぜ校内に残っていたか不明。どこに居たかも言わない。変態という名の紳士。
棚町「…犯人分かったわ」
絢辻「奇遇ね。私もよ」
桜井「純一…」
七咲「まさか、本当に警察沙汰を起こす変態だとは…。早く返してください」
純一「待て待て待て待て待てマテマテマテマッテッマティッカ!」
梅原「大将、そのネタは古いぞ」
高橋「さあ、早く盗んだ下着を出しなさい。そうすれば通報だけは勘弁してあげるわ」
純一「いや、ホントに僕じゃないって!」
美也「にぃに…。犯人さんはみんなそう言うんだよ」
夕月「このポルノ野郎!」
塚原「だったら、何をしていたのか言えるよね?」
純一「そ、それは…」
伊藤「言えないのは認めたと同意だよ?」
純一「うぅ…」
田中「最低だね!」
上崎「盗むなら私のをどうぞ!」
絢辻「アンターダーットレイ!」ビシィ
純一「それでも…それでも僕は、やってない!」
純一:弁論
純一「た、確かに、僕はどこに居たかなんて言えないけれど、プールには行っていないよ!」
純一「しかも、プールに行くには三ルートあるけど、どこも見つかっちゃうよ!」
純一「まず、校門ルート。これは高橋先生に見つかっちゃう」
純一「次に裏ルート。ここは茶道部部室が近くにあるから、誰かに見つかるかもしれない」
純一「最後に校内ルート。僕は三階に居たから、必然的に保健室か2-Aを通ることになる」
純一「さあ、これでどうだ!」
弁論終了
逆転裁判的なテイストなのかな
棚町「って言われてもねぇ…」
絢辻「第一ルート以外、どうにかすれば目をごまかせるし」
純一「うぐっ…」
飛羽「部室を出たのは、一回だけだ」
夕月「結構ゴタゴタしてたからなあ。外なんて気にしてられなかったな」
梅原「パソコン部から2-Aまで誰にも会わなかったけどなあ」
伊藤「でもそれも限定的な時間だしね」
純一「…もう僕に勝ち目無いじゃないか」
>>7
イメージはそんな感じですけど、そこまで深く推理とかしません。アホな学級会的なテイストです。
中多「あ、あの…」
美也「どうしたの紗江ちゃん?」
中多「え、えっと、まだアリバイのない人が居るのに、決めつけちゃっていいのかなって…」
純一「さ、紗江ちゃん!天使ですかあなたは!」
田中「でも、みんな女子だしねぇ?」
中多「ハァ?百合展開がこの世に無いとでも思ってんのか、このタンポポ頭がッ!!」クワンバ
田中「ひぃっ!?」
森島「うーん。確かに、女の子が大好きすぎる人も居るかもしれないわね♪」
塚原「そうなると、アリバイがないのが…」
絢辻「高橋先生、伊藤さん、梅原君、飛羽先輩、森島先輩、えっと…図書委員さん、上崎さん、一応塚原先輩、そして私」
高橋「まあ、目撃者がいる訳でもないから仕方ないわね」
棚町「目撃者なら居ますよ?」
田中「私と薫が先生の姿を見ています。何か中腰でウロウロしていましたけど」
飛羽「アリバイ成立」
桜井「一応ですね~」
七咲「…梅原先輩は何をしていたんですか?」
梅原:弁論
梅原「何時だったかな…。六時一〇分くらいまでパソコン部に居たんだよ」
伊藤「六時八分だよ。パソコンの時間は性格だから」
梅原「お、ありがとう香苗さん。それで、棚町に捕まったのが六時一一分。これは教室の時計見たから分かってるぜ」
梅原「その間は廊下を歩いて、階段を下りていたぞ。途中で教室に忘れ物したの思い出して、教室に行ったんだ」
梅原「少し時間がかかったのは、テラスで何かしてる中多さんと美也ちゃんを見てたからだ」
弁論終了
美也「じゃあ、梅ちゃんはみゃーたちが見えたの?」
梅原「おう。夏だから日は長いけど、遅くまで外で何してんだろうって思ってな」
塚原「その時居たのは、ちゃんと中多さんと美也ちゃんだった?」
梅原「間違いないですよ。意外に三階からテラスはよく見えるので」
絢辻「でも、アリバイとしては不十分ね。目撃者が居ないから」
梅原「いやー、流石に三分じゃ隠密行動はできないぜ?」
田中「それもそうだね。走ってたら誰かにバレそうだし」
棚町「まあ、純一に比べたら犯行可能じゃないしね。容疑者から外していいんじゃない?」
純一「だから僕は…」
塚原「それじゃあ、上崎さん。詳しい説明をお願いできるかしら?」
上崎「はい、分かりました」
上崎:弁論
上崎「時間は正確に覚えていませんが、六時一〇分くらいだと思います。めまいがしたのは」
上崎「保健室の時計は六時一二分でした。そこからベットで少し横になっていました」
上崎「それまでの時間は、橘君をスト…じゃなくて、校内をただうろついていました」
上崎「そういえば、生徒会室で絢辻さんを見かけました。なんだか睨まれた気がしたので、すぐ立ち去りましたけど」
弁論終了
梅原「絢辻さんが何してたか見てないのか?」
上崎「うーん。書類が山のように積んであったのは見えたけど」
絢辻「ああ、あれは上崎さんだったんだー(棒)」
棚町「信憑性は薄いけど、一応これもアリバイね。保健室の先生は?」
上崎「居なかったよ。あの先生、結構早めに帰るんだよ」
夕月「まあ、一応容疑者としては残しておいたほうがいいかもな。森島はどうなんだ?」
森島:弁論
森島「私は、五時くらいにワンちゃんの写真が見たいなーと思って、図書室に行ったわ」
図書委員(CV:花澤香菜)「それは私も見ています。森島先輩以降、図書室にきた人は居ません」
森島「あなた、とってもキュートね♪」
塚原「話を逸らさない!」
森島「ぶー!ひびきちゃんのいけずー!えっと、写真集読んでたらいつの間にか寝ちゃってたみたいで」
図書委員「寝てる先輩を見たのが五時五〇分だったので、それより前に寝ちゃってるかと」
森島「それで、先生に起こされたわ」
弁論終了
桜井「図書委員さんは起こさなかったの?」
図書委員「起こすことも考えましたけど、あまりにも気持ちよさそうに寝てたのでつい…」
塚原「あなたはその間、席を立っていないの?」
図書委員「はい。目撃者がいないので、証明はできませんが」
七咲「図書室を無人に出来ませんしね」
高橋「次は伊藤さんお願い」
伊藤:弁論
伊藤「さっきも言ったように、六時八分までは梅原くんと一緒でした。一通り作業が終わったので、梅原くんだけ帰しましたけど」
伊藤「そのあとは、一人だけでしたかった作業をしていました。勿論パソコンで」
伊藤「目撃者はいないですけど、部室を出てはいません。あ、パソコンのログを見れば時間が分かるかも」
伊藤「それで、校内放送のあとに部室を出ました」
弁論終了
棚町「これは問題なさそうね」
絢辻「そうね。流石にログを改ざんなんてことはしてないでしょうし」
伊藤「そこまでの技術はないよー」
高橋「残ってる生徒を集めた放送が三二分だったから、それまで出ていないってことね」
伊藤「ええ」
桜井「じゃあ、一応塚原先輩もお願いします~」
塚原:弁論
塚原「部活が終わったのは五時四〇分だったわね。それから更衣室で制服に着替えわ」
塚原「七咲はもう少し泳ぎたいと言っていたから、部長権限で三〇分だけ許可したの」
塚原「最後まで部員を見届けないといけないから、全員が出るまで更衣室にいたわ。それが六時くらい」
塚原「全員退出したのを確認して、プールに戻って七咲を見てたわ。六時一五分くらいに上がらせて、そのあとはアドバイスを少ししたわ」
塚原「七咲が更衣室に入っている間、私はプールサイドにゴミが落ちていないか確認していたの」
弁論終了
梅原「一応犯行は出来ますね」
塚原「そうね。全員居なくなったのを確認してるから」
中多「でも、それだとすぐ先輩ってバレそうな気もします…」
伊藤「そうね。小学生でももうちょっとトリック考えそう」
棚町「あとは絢辻さんだけね」
絢辻:弁論
絢辻「そうね、五時三〇分まで生徒会役員で仕事をしていました。そこで今日の活動を打ち切って、役員は下校させました」
絢辻「私は明日までの書類が少し残っていたので、それを片付けていました。それが終わったのが六時二〇分くらい」
絢辻「生徒会室にはポットと急須があるので、仕事終わりに一服していました」
絢辻「そこに放送がかかったので、すぐにここへ来ました」
弁論終了
夕月「ほう、ちなみにお茶か?」
絢辻「緑茶です。個人的には紅茶の方が好きなんですけどね」
高橋「仕事中を上崎さんが見ていたと」
絢辻「上崎さんかどうかは分かりませんが、人影は見えました」
梅原「絢辻さんに限って窃盗なんかしそうにないけどな」
純一「…ちょっといいかな?」
棚町「何?自主する気になったの?」
純一「いやだから…。えっと、結局アリバイのない人が多すぎるし、窃盗なんだから証拠があると思うんだ」
美也「…つまり?」
純一「カバンとか見れば、七咲の下着が見つかるんじゃないかなーと思って」
絢辻「…最終手段で考えていたけど、それしかないようね」
高橋「じゃあみんな、カバンの中を見せてくれる?」
桜井「…結局、無かったね~」
棚町「まさか純一…履いているの!?」
純一「履いてない!いや、自分のは履いてるけど、七咲のは履いてない!梅原、確認してくれ!」
梅原「あんまり乗り気はしねえが…仕方ねえ」
中多「…コウフンシテキタ…デュフフ」ボソッ
美也「さ、紗江ちゃん?」
中多「な、なんでもないよ…」
梅原「…大将じゃなかったぞ」
夕月「じゃあ飲んだのか?」
純一「だから!」
高橋「…結局、分からないままね」
塚原「ごめんなさい七咲」
七咲「いえ、塚原先輩のせいでは…」
絢辻「今日は一旦帰ったほうが良さそうですね」
棚町「うわっ、バイトの時間!」
高橋「仕方ないわね。もし自首するなら、こっそり私のところに来なさい。誰にも口外はしないから」
「「はーい」」
これが、新たな悲劇を生むとは知らずに、生徒達は帰路についた。
第一部・了
翌日
棚町「で、アンタは自首したの?」
純一「だから僕じゃないって!」
梅原「誰か自首したのか?」
絢辻「いいえ、してないそうよ。あと、プールは使用中、完全に鍵がかかるようになったわ」
田中「ならまた盗られる心配はなさそうだね」
棚町「ま、純一が自首するのを、体育しながら待ちますか!」
純一「だから僕はやってない!」
それは一時間目、朝九時から一〇時一五分までの間に起こった。
この時間、2-Aと2-Bは合同で体育をしていた。女子はプールで水泳、男子はグラウンドでサッカーだった。
プールは完全に鍵がかけられ、その鍵は体育教師が保管することとなった。
だが、急な対策のため、抜けもあったのだ。更衣室の小窓の鍵が開いていたのである。
高いところにある小窓だが、高めの椅子を使えば入れないことは無い。大きさも、人一人なら通れる。
しかも、都合のいいことに外にはちょうどいい大きさの木箱が置いてあったのだ。
外から木箱を使ったであろう犯人は、そのまま更衣室に潜り込み、中にある椅子を動かして窓から脱出したのであろう。
被害者は絢辻詞。事件内容は『絢辻詞、下着制服窃盗事件』
高橋「…まさか、小窓が開いていたなんてね」
純一「で、なんで僕らが呼び出されたんですかってなんで僕だけ正座なんですか」
梅原「…大将、やたらトイレが長いと思ったらそういう事だったのか」
純一「違うよ!本当にお腹が痛いんだから!今だって結構我慢してるんだよ!?」ギュルルル
棚町「…呆れた」
塚原「それにしても、なぜ私たちも?」
高橋「昨日と同一犯かもしれないからね。一応皆を読んだの」
七咲「戻りました」
高橋「どう、あった?」
美也「ロッカーとかカバンとか、いろいろ探したけど無かったです。逢ちゃんのも」
純一「ほら!だから言ったじゃないですか!」
絢辻「どこに隠したか言いなさい。結構寒いんだからタオル一枚って」
純一「だから僕じゃないから…」
桜井「そういえば、上崎さん体育出てなかったよね~」
上崎「ごめんなさい。橘君を監視ゲフンゲフン今日はあの日で保健室に…」
森島「それは仕方ないわねー」
保健の先生「私が途中から居ませんでしたけど、それまで上崎さんが保健室に来て休んでたのは確認してます」
高橋「ありがとうございますわざわざ」
美也「にぃに、どこに隠したの?」
純一「僕の味方は居ないのか…」
上崎「橘くんなら、学校の中に戻っていく姿とグラウンドに出て行く姿を見ました。プール方面には行ってないですよ?」
田中「上崎さん、こんな変態を擁護しなくていいんだよ?」
純一「変態じゃないよ!仮に(ry」
伊藤「他の学年は教室でですよね」
塚原「私達は数学だったわ」
七咲「私達は歴史で高橋先生の授業でした」
梅原「じゃあ俺たち2-Aか2-Bにしか容疑者は居ないか」
絢辻「あと五秒待つから早く返しなさい」
純一「ひどい…」
高橋「…仕方ない。私が橘君を拷問もとい、自主を促すから、貴方達は戻りなさい。絢辻さんは…」
絢辻「一応替えの下着があるので、体操服で授業を受けていいですか?」
高橋「あら、さすが用意がいいわね。棚町さん、取ってきてあげて」
棚町「ロッカーにあるの?」
絢辻「いえ、カバンの中に入ってるわ。カバンごと持ってきてくれたらいいから」
純一「それでも僕は、やってない…」
この日、休み時間には当事者たちで校内捜索が行われた。
しかし、絢辻の制服諸々は出てくる気配を見せず、事態は膠着状態となっていた。
一方容疑者橘は、鍵のかかった部屋で軟禁状態にされ、終始泣いていたという。
そしてこの日、事件はさらに加速する。
第二部・了
特にオチなどは考えず、適当に書き進めています。
大きな矛盾等が絶対出ますが、本格推理ものではないのでご了承を。
それではまた後ほど。
>>1乙
それでも大将なら、大将ならきっとなんとかしてくれるはずだ・・・!
伊藤「結局、絢辻さんのも七咲さんのも見つからなかったわね」
桜井「…本当に純一なのかな~?」
棚町「でも、アリバイがない上、動機まではっきりしてるのは純一だけなのよねー」
桜井「動機?」
絢辻「変態ってだけで、十分な動機よ」
純一「ヘックシッ!うぅ…誰か出してくれ…」
七咲、絢辻両名が被害を受けた窃盗事件は、橘純一が犯人だという方向で固まりかけていた。
梅原によれば、本人は秘密の隠し部屋を持っているらしく、そこに窃盗品を置いているのではないか、という結論さえ出た。
橘は軟禁状態に置かれ、脱出は不可能。事件はもう二度と起きない。そう思っていた。
だがしかし、その油断が新たな事件を生んでしまった。
森島はるかは前日、ついドラマに熱中してしまい夜ふかしをしていた。
そのせいか、昼食後に強烈な眠気に襲われてしまった。彼女は塚原に保健室に行くと伝え、食堂を立ち去る。
保健室に着いた森島は、保険の先生曰く、一瞬で眠りについたという。
その後、保健の先生は所用で外出。戻ってきたのは二〇分後だった。その二〇分を除く、森島が寝ていた一時間半はずっと保健室に居たそうだ。
となれば、犯行は二〇分間のうちに起きたはず。そう、新たな被害者は森島であった。
事件内容、それは『森島はるか、衣服剥ぎ取り事件』
塚原「…まさか、本人から服を脱がすなんてね」
高橋「なら、森島さんはずっと寝ていて、それには気付かなかったのね?」
森島「はい…」
夕月「落ち込んでやがるな」
飛羽「精神的ショック」
棚町「まさか、着ているものを誰かに脱がされるとは思わないでしょうから」
美也「ねえ、にぃには?」
高橋「まだ閉じ込めてるわ。あそこの鍵は内からも開けられないし、窓は三階だから脱出は不可能ね」
絢辻「まさか、一番の容疑者が消えるなんてね」
田中「でも、橘君なら執念で壁に張り付いて逃げそうだけどね」
梅原「そりゃ言えてるぜ!」
純一「…お腹すいた」グスッ
上崎「私、一回保健室に行きましたけど、先生がいましたよ」
保健の先生「上崎さんは見ました。彼女には森島さんが寝ていることを伝えていませんよ」
中多「か、上崎先輩もアリバイがありますね」
絢辻「先輩が寝ているのを知っていたのは、塚原先輩と保健の先生だけ」
棚町「アリバイがないのは、七咲さん、塚原先輩、中多さん、美也ちゃん、飛羽先輩、そして私でOK?」
伊藤「そうね。それ以外の人は誰かと一緒にいたみたいだし」
田中「七咲さんは被害者だからこんなことしないと思うけどなぁ」
梅原「まあ、一応って事で」
塚原「人を疑っているような言いぶりで悪いけど、上崎さんと梅原くんもアリバイが無いんじゃないかしら?」
梅原「確かに僕は、マサとケンと話している途中、トイレに行きましたけど」
保健の先生「上崎さんが来たのは、私が外出する前でしたね」
上崎「ええ。でも、誰かが寝ているとは知りませんでした」
絢辻「…上崎さん、あなた、どの事件もアリバイがないわね」
上崎「だって橘君を監視ゲフン一人でウロウロするのが好きだから」
伊藤「まさか…上崎さんが真犯人?」
上崎「え、えええええええっ!?」
森島「上崎ちゃん…」ウルッ
上崎「違いますよ!私じゃないです!」
七咲「仕方ないと思います。アリバイがないですから」
塚原「一応カバンとか調べさせて貰うわね」
上崎「…はい」
高橋「これで見つかればいいけど…」
桜井「…これは」
棚町「…純一の写真がどっさり」
上崎「あぁぁぁぁぁぁぁ忘れてたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
伊藤「こりゃ重度のストーカーさんねぇ…」ピラッ
美也「着替えシーンまであるよ!裡沙ちゃんどうやって撮ったのさ!」
塚原「…新たな事件が発生したわね」
絢辻「結局、制服は出てこなかったわね」
梅原「じゃあ、上崎さんじゃ無いのか?」
森島「うう…」
高橋「このまま森島さんを布団に包ませたままにしておくわけにはいかないわね」
塚原「私の体操服とジャージを貸すから、一旦家に帰ってきなさい」
森島「ありがとうひびきちゃん…」
七咲「…梅原先輩」
梅原「ん?どうした?」
七咲「橘先輩の秘密の部屋があるんですよね?」
梅原「ホントかどうか知らねえが、大将がそれとなく言ってたからな」
七咲「なら、先輩に場所を聞き出して、そこを捜索してみましょう」
梅原「…ホントに行くのか?」
七咲「?」
梅原「いや、大将の痴態を曝け出しそうで…。すまん、大将」
絢辻「そうね、とりあえずそうしましょう」
高橋「塚原さんは森島さんと居てあげて」
塚原「分かりました」
棚町「そろそろ真相が分かるんじゃないかしらね」
高橋「さて、行きましょうか」
第三部・了
解決に向かうと見られた事件は、さらに混沌を増す。
三階の橘軟禁部屋へたどり着いた一行は、高橋の持つ鍵を使い、戸を開けようとした。
そこで気付く。鍵が既に刺さっているではないか。扉が既に空いているではないか。
不安を感じ突入した一行が見たのは、空になった部屋だった。
『橘純一、失踪事件』
梅原「お、おい!大将はどこにいるんだ!?」
高橋「ここの鍵は外からしか開けられない。だったら、誰かが開けたってこと?」
絢辻「高橋先生、その鍵は何本あるんですか?」
高橋「二本よ。私が今持っているのと、職員室にあるのだけ」
棚町「じゃあ、誰かが職員室の鍵を使って開けたってこと?」
七咲「ちょっと職員室に行ってきます!」
中多「えっと…職員室の先生は誰も鍵を取りに来てないって…」
美也「でも、鍵は無くなってたから、誰かが勝手に持ち出したんじゃないかって」
夕月「じゃあ誰かがこっそり侵入してこっそり持ち出したのか?」
飛羽「ステルス」
田中「でも、そんなことできるの?」
七咲「この時間帯は、先生が三人しか居なかったそうです。上手くやれば大丈夫かと」
見てるよ
>>53
どもです。
今、必死に展開というかオチ考えてます。
ギャグ方面なオチになると思いますので、推理とか期待しないでください。
レス数がまだ残ってるので、これが終わり次第、新しいの書こうかと
こっちはちゃんとした推理サスペンスにしたいなーと。
キャラが死ぬ予定あるんで、苦手な人はこの下らないやつで読み終えてください。
絢辻「…仕方ないわ。皆で橘君を探しましょう」
伊藤「了解!」
絢辻「あと上崎さん、あなたは私と同伴よ」
上崎「えっ!?」
絢辻「当たり前でしょ。この中で一番怪しいのはあなたってさっき話したばかりなんだから」
上崎「は、はい…」
棚町「じゃあ、アタシは一階を探してみるわ!」
桜井「私は学校の周りを探すよ~」
絢辻「…みんな行ったわね」
上崎「あ、あの…」
絢辻「ええ、分かってるわ。あなたが鍵を開けた犯人でないことは」
上崎「ほっ…」
絢辻「あなたには、橘君の秘密部屋まで案内をする役割をしてもらうだけだから」
上崎「な、なんでそれを!?」
絢辻「当然よ。あれだけ橘くんに付き纏ってるのだから、秘密部屋くらい知ってるでしょ?」
上崎「…流石です」
上崎(…まずい。まさかよりにもよって絢辻さんとあの部屋に行くなんて…)オドオド
絢辻「あら?何を躊躇ってるの?早く連れて行って」
上崎「え、えっと…」アセアセ
絢辻「…まさか、その部屋に窃盗物を保管している、なんてことは無いわよね?」
上崎「そ、そんなま、まさか!」ダラダラ
絢辻「…みんなにバラされて社会的に死ぬか、私だけにバラして弱みを握られるか、どっちか決めなさい?」ドドドドドド
上崎「…だぁぅ」
絢辻「全く、単純なのよ。体育の最中に仮病使って盗むだとか、保健の先生が居なくなったのをいい事に盗むだとか…」
上崎「ま、待って!森島先輩のは私じゃない!」
絢辻「…『のは』?」
上崎「…あっ」
絢辻「…さて、私の制服を返してもらおうかしら」パキポキ
上崎「…ゴメンナサイ」
絢辻「…へえ、この学校にこんな空き部屋があったなんてね」
上崎「…ソーデスネー」
絢辻「さて…橘君!いるんでしょ!」
??「!?」
上崎「ほ、ホントに居…た?」
絢辻「…た、たたた橘…君?いや、あれは…」
紳士「フォォォォォォォォォォッ!」
絢辻「…変態仮面」
僕じゃなっいー 僕じゃないー 僕じゃーなーいー
紳士「フォォォォォォォォ!」
絢辻「…その被ってるパンツと着てる制服を…今すぐ脱げぇぇぇぇぇ!!」ドゴォッ!
紳士「アウッ!」
純一「…う、あ、あれ…僕は今まで何を」
絢辻「しらばっくれるんじゃないわよ」メキメキ
純一「で、デスヨネー」
絢辻「私のパンツを被った責任!どう…取って…あれ?私のじゃない?」
上崎「…フフフ」
上崎「フフフ、フーッハッハッハッハッハァ!」
絢辻「…ま、まさか!」
上崎「そのまさかさ。今私が着ている制服、そして下着。これがお前のだぁっ!」バサァ
純一「…oh」
絢辻「じゃあこれは…」
上崎「そう、私のさ。私がお前の下着を着け、橘君が私の下着を着ける。これぞ私の計画っ!」
絢辻「な、なんで私のをつける必要があるのよ!?」
上崎「分かってないなお嬢さん。私は…絢辻詞が好きなんだっ!」ドンッ!
絢辻「…は?」
上崎「好きな人の物を盗りたくなる…。幼い考えではあるが、至高の考えでもある!」
絢辻「ちょっと待ちなさい!あなたは橘君が好きなはず!」
上崎「ああ、そうだよ。私は、二人が好きな両刀使いなのだっ!」
絢辻「…」
上崎「ハッハッハ!驚いて声も出んか!」
絢辻「…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
純一(な、なにか凄いオーラを感じるぞ!)
上崎「ハッハッ…ハ?」ゾクッ
絢辻「…コロス」メキッ
棚町「…で、絢辻さんの制服を盗んだのは上崎さんだったわけ?」
絢辻「ええ、ちゃんと自白してくれたわ。自分の性癖まで」ニコッ
上崎「ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ…」
中多「こ、怖いです…」
梅原「…なんで大将はパンツ一丁なんだ?」
純一「いろいろ深いわけがありまして…。あ、でも、僕は犯人じゃないからね!」
田中「あとは、七咲さんと森島先輩の窃盗物、そして鍵を開けた犯人だね」
伊藤「…そういえば、上崎さんや橘君以外のカバンとか調べてないよね」
桜井「いろいろゴタゴタとしてたからね~」
棚町「そんな重要な証拠を忘れてたとは…」
七咲「じゃあ、早速調べてみましょうか」
高橋「そうね。不審がられてもいけないから、それぞれ同じ学年の教室を回ってください」
美也「…」
七咲「美也…ちゃん」
中多「こ、これは…」
美也「…そうだよ。森島先輩の制服だよ」
中多「!?」
七咲「どうして…美也ちゃんが…」
美也「…仕方なかっただよ」
回想
美也『失礼しまーす!あれ?先生いないの?』
美也『ん?誰か寝てるのかな?静かにしないと…』
森島『スゥ…スゥ…』
美也《森島先輩だ!また猫みたいに撫で回されちゃう!》
美也『…って、寝てるんだから大丈夫か』
美也『…そうだ!今度は私が森島先輩をなでなでしちゃうもんねー!このフカフカにも触ってみたかったし!』フニュッ
プチン
美也『!?せ、制服のボタンが取れちゃった!ど、どうしよう!』
美也『こ、こうなったら、縫うしかないよね!』
美也『そーっと脱がせて…』
プチン
美也『ニャァっ!?なんでスカートのフックも取れるのさー!』
プチンプチン
美也『下着まで切れちゃった!?なんでどうして!』
森島『う、ううん…』
美也《ヤバっ!声が大きくて森島先輩が起きそう!》
美也『こ、こうなったら…ごめんなさい!』バサッ
回想終了
にぃに・・・
美也「…もし見つかっても、にぃにのせいにすればいいって思っちゃって…それで…」
中多「美也ちゃん…」
七咲「…ちゃんと謝りに行こう。森島先輩なら分かってくれると思うから」
美也「うん…」
塚原「…そう、美也ちゃんが」
美也「ごめんなさい!許してもらえないと思いますけど、本当にごめんなさい!」
森島「…」
塚原「…はるか、許してあげても
森島「…キュゥゥゥゥゥゥトよ美也ちゃん!」ダキッ
美也「ふにゃぁっ!?」
森島「全く、どこまでも可愛いんだから美也ちゃんは♪」ナデナデ
美也「にゃぁ…やめてください…」フニャァ
森島「美也ちゃんなら許しちゃう!最近、胸のあたりが苦しかったから、そろそろ買い換えないとダメかなーって思ってたの」
塚原(まだ大きくなってるの!?)
森島「正直な美也ちゃんは、ギューッてしちゃう♪」
美也「うにゃぁ…」
塚原(正直者は許される…ね)
塚原「…ねえ七咲?」
七咲「はい?」
塚原「あなたの下着、どこにあるか分かったわ」
七咲「え!?本当ですか!?」
塚原「ええ、だって…」
バサッ
塚原「私が今着けてるのだからぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
七咲「」
塚原「実はね、昨日からずっと履いてるのよ!あ、もちろんお風呂の時は脱いだけど。昨日はあんな事やこんな事しちゃったから、七咲と私のがまじゃりんこ!」
塚原「ってね…」
七咲「」
森島「」
美也「」
保健室の先生「」
中多「…ほら、レズは空想の生き物じゃないって言っただろ」
田中「えぇー!?じゃあ鍵は梅原くんが開けたの!?」
梅原「わりい。なんだか大将が不憫でさ」
高橋「全く…。まあやりすぎな気はしたけど、言ってくれればそれなりの対処はしたわよ」
梅原「すみません…」
棚町「それにしても、七咲さんと森島先輩のはどこかしらね?」
絢辻(…今、犯人見つかったってメール来たけど、面白そうだから言わないでおこう)
伊藤「早く白状しちゃいなよ橘君」
桜井「そうだよ~。今言っておいたほうがいいよ~」
上崎「つ、ついでに私のも…ハァハァ」
絢辻「お前は黙ってろ」ゲシッ
梅原「いつまでパン一なんだよ大将…」
純一「無理やり剥ぎ取られたんだから仕方ないだろ!だから
それでも僕は、やってない!」
完
やっと終わらせられた…。
gdgdどころかグチャグチャで申し訳ない。
次回はちゃんと考えてから書こう。
乙!
次回作寝ないで舞ってる
胸糞悪いな
女連中氏ねよ
で、予告したとおりアマガミでサスペンス書こうかと。
と言っても、倒叙のような感じで進めるので、推理とかは期待しないでください。
上の文章見てもらって分かるように、頭が働かない馬鹿なのでグチャグチャになること必須。
ちゃんと下書きしてから載せたほうがイイかもしれないですが、めんどいので却下。
まあSSなんで気楽に”ツッコまずに”(←重要)温かい目で見てください。
以下、殺人描写等あります。
なお、上の文章と下の文章は、関連ありません。
別作と捉えてください。
上崎裡沙「橘君は私が守るんだから」
Day1 Morning
通学路
純一「ふふふ~」ニタニタ
美也「…にぃに、笑顔が気持ち悪い」
純一「なっ、気持ち悪いとか言うなよ!」
美也「本当のことを言っただけだよー。それよりさ、なんかいいことあったの?」
純一「まあ、あったというかありそうというか…」
美也「…なにそれ。はっきりしないね」
純一「ま、そのうち分かるって!」
純一(最近、女の子達と仲が良い。もしかしたらクリスマスまでに彼女ができるかも!?)ニタニタ
美也「…また笑ってる」
上崎(橘君、またニヤニヤしてる…。やっぱり、女の子と仲が良くなったからなのかな?)
上崎(そうだとしたら放ってはおけない!2年前の繰り返しにならないよう、私が守らなきゃ!)グッ
美也「ん?今後ろに誰か居たような…」
純一「どうしたんだ美也?」
美也「…なんでもないよにぃに!…おっと、お兄ちゃんだった」
純一「自分から言い出しておいて忘れるなよ…」
学校
梅原「おーっす大将!」
マサ&ケン「「よう橘」」
純一「おはよう!」
梅原「お、大将元気がいいな!いいことでもあったのか?」
純一「あー分かっちゃうのかー。やっぱついつい出ちゃうのかー」ニヤァ
マサ「…これは橘裏切りの予感」ヒソヒソ
ケン「…早めに成敗しないとな」ヒソヒソ
絢辻「おはよう橘君」
純一「お、おはよう絢辻さん!」
絢辻「あら、元気がいいわね。その元気のまま、進路調査票も出してくれると助かるのだけど?」
純一「…ごめんなさい」
絢辻「分かってるなら早く書きなさい」フフッ
上崎(絢辻詞。容姿端麗、文武両道の完璧優等生。でも、絶対あれは猫かぶってると思う)
棚町「やっはろー!」
純一「や、やっはろ?」
梅原「…なんだその、何年かあとに小説家何かで使われそうな挨拶は」
棚町「なんとなくよ、なんとなく。いちいち気にしないの!」バシッ
純一「いてっ!叩くなよ薫…」
上崎(棚町薫。中学から橘くんと仲がいい。悪友って感じだから、橘君が損するって!)
舞ってるせいで身体中筋肉痛なんだが
>>1よまだ舞わせる気なのか…
>>85修正
梅原「…なんだその、何年かあとに小説か何かで使われそうな挨拶は」
田中「薫、橘君、絢辻さん、おはよう」
棚町「ぐんもー」
純一「あ、戻ってる」
梅原「お、俺は?」
上崎(田中恵子。重度の男好き。…タンポポだし大丈夫か)
田中「あ、なぜか今、凄くイラっとした」
桜井「純一~」
純一「梨穂子か。どうしたんだ?」
桜井「英語の教科書貸して貰えないかな~?」
純一「忘れたのか?全く、早く起きて確認しろよー」
桜井「えへへ~」
上崎(桜井梨穂子。幼馴染。桜井さんに限って変なことはしないと思うけど…一応要注意ね)
廊下
美也「お兄ちゃん!」
純一「どうしたんだ美也?それに紗江ちゃんも」
中多「そ、その…お願いがあって…」
純一「…いいよ、僕に出来ることなら!」
中多「あ、ありがとうございます…。その…」
上崎(中多紗江。ああいう気の弱い子に限って、橘君の人生をめちゃくちゃにしちゃいそう!美也ちゃんは…大丈夫か)
七咲「先輩」
純一「ん?七咲か」
七咲「美也ちゃん見かけませんでした?」
純一「それならさっきあっちに」
七咲「そうですか。ありがとうございます」
上崎(七咲逢。正直、絢辻さん並みに危険人物だと思う!だって通報しかけたことあるって聞いたし)
森島「橘くーん♪」グッ
純一「うおっ!(こ、この背中にある感触はぁぁぁぁぁ!)」
塚原「こら、はるか!」
森島「あーん、いいじゃんひびきー!いけずー!」
純一「ぼ、僕は大丈夫ですよ」
塚原「橘君、はるかを甘やかさないで」
上崎(森島はるか。あんな人の彼氏になったら、下僕にされちゃうよ!塚原先輩までいいなりになってるんだから)
上崎(…とりあえず危険なのはこの6人かな。こんなに橘君の良さに気付く人が出てくるなんて…)
上崎(…いや、彼女達はお人好しの橘君を利用しようとしてるに違いない!ダメだよ橘君、騙されちゃ!)
上崎(橘君を幸せにできるのは私だけなんだから!絶対に他の女には渡さない!)
上崎(…どうやって他の女を排除しよう。うーん…。そうだ!橘君が誰かと既に付き合ってるといえば!)
上崎(…ダメだ。こんな信憑性のないもの、誰も信じてくれるはずがない)
上崎(だったらどうすれば…)
昼休憩
純一「良かったースペシャル残ってて!」
梅原「まさか最後の3つだとは思わなかったな棚町!」
棚町「…そうね。私が持ってた最後のひとつの食券は…」
桜井『も、もしかしてそれ、最後の一枚なの、棚町さん…?』ウルウル
棚町「…あの物欲しそうな顔には負けたわ」
純一「薫も梨穂子の食欲に負けたのか」
上崎(…取り敢えず監視から始めないと)ズルズル
上崎(…もしかして棚町さんっていい人なの?)ズルズル
上崎(…桜井さんは…ハッ!このままじゃ桜井さんの食べ過ぎで橘君が経済破綻しちゃう!)ズズッ
上崎(…なんとかして食い止めないと)ンッンッンップハー
上崎「…おばちゃん、おかわりお願いします」ゴンッ
おばちゃん「…あの子、こんなに食べる子だった?」ヒソヒソ
おばちゃん「何か悩みがあるのよ。例えば恋とか」ヒソヒソ
おばちゃん「若いっていいわねー」ヒソヒソ
絢辻「橘君、ちょっと来てくれる?」
純一「えーっと、今からマサとケンと…」
絢辻「き・て・く・れ・る?」ニコッ
純一「…ハイ」
絢辻「はい、素直でよろしい」
上崎(な、何よ今の雰囲気!絶対に危険よあの女!)ガクブル
上崎(どうしよう…。早く橘君をあの女から助けなきゃ)
上崎(でも、どうやって…。力勝負や知恵比べじゃ負けちゃいそうだし…)
上崎(ああ、早くしないと橘君が、私の橘君が…)ブンブン
上崎(…そっか、あの女を引き離すのは無理でも、存在が消えちゃえば大丈夫なんだ)
上崎(そうすれば、一生橘君は困らなくて済むし、私も安心できる。そうだよ、そうすれば!)
上崎(…フフフ。待っててね…橘君…///)
取り敢えずここまで。
叙述なんで犯人は丸分かりの状態で進んでいます。
正直、裡沙ちゃんは好きなキャラなんですけど、こういう役に丁度いい立場なんですよね…。
上崎さんかわいいよ上崎さん
それでも紳士なら・・・
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