【安価】 化物語。悪戯モンキー 【調教】(66)

時系列は化物語の「するがモンキー」から

地の文、キャラ崩壊、胸糞、エロ、軽くリョナあり? 原作ほとんど無視

苦手な方はUターンでお願いします

 何の変哲もない日常。

 とは言えない日常を送っている僕だけれども、今ではそれがすっかり当たり前の様になっているのだから、そうと言えばそうなんだと思う。

 具体的にどんな部分が変哲があるかと言えば、これをわかりやすく言うのは難しいけれど、そこをあえて一言で言うのなら……。

 同級生ヲ性奴隷ニシテイル。

 レイプして写メを撮り、それを使って脅して口封じをし、後は暴力と拷問によって力任せに奴隷にした。

 これだけを聞くならまるで僕が人でなしな人間の様に聞こえるが、実際人でなしだ。

 半分ハ吸血鬼。

 つまりは、阿良々木暦という一見どこにでもいそうなごくありふれて見える男子高校生は、少し普通ではなく、そして戦場ヶ原ひたぎという可愛くてスタイルの良い性欲処理女を持っているという事だ。

 僕の誰にも言えないろくでもない話だ。

 実際、僕はひたぎに出会うまではかなり鬼畜な人間だったと思う。

 ひたぎに出会って変わった、と言えば聞こえはいいが、何の事はない、鬼畜になりきれない自分を発見しただけの事だ。

 ひたぎを奴隷にして胸が痛む訳でもなく、良心の呵責に耐えられなくなったという訳でもなく、つまりは臆病なだけだ。僕は最後の一線を踏み切れず、結果、中途半端な優しさだけが残った。

 戦場で殺した相手に向かって「申し訳ない事をした」と謝る様な優しさだ。いびつでねじまがった優しさ。

 正直、今の僕はひたぎに悪い事をしたとは思ってはいるが、だからといってひたぎを犯す事に躊躇いを見せてはいない。心に思っているだけで、行動に移さないのならそれはもう優しさではないだろう。何の意味もない優しさで、もっと言えばこれは偽善だ。

 偽善者の僕。

 それをわかっている僕。

 わかっていて変わろうとしない僕。

 我ながら唾を吐きかけたい程のクズ野郎だなと自覚はしているが、もうどうしようもない。

 結局、ひたぎの調教も僕は大して進めてはいない。

 ひたぎの都合の良い日にあいつの家に行き、そして犯す。それだけだ。

 フェラチオだとかもさせていないし、勿論、SMやアナルセックスもしていない。犯す頻度だって少ないものだ。平均すると、一週間に二回。それぐらい。性奴隷にしては可愛いものだと思う。

 セックスをする時も、僕はひたぎにあれこれ指図をしたりはしていない。

 まあ、俗にいうマグロ状態だ。ひたぎは寝ているだけで、僕が色々とする。ひたぎは心の中では僕を怖がっているから、あまり急ぎ過ぎた事はさせたくなかった。触るだけでも、ひたぎはきっと恐怖していたはずだ。

 とはいえ、そんな事を何回か続けたおかげで、今のひたぎは少なくとも僕に抱かれる時にはあまり警戒心や恐怖心を抱いていないはずだ。大人しく抱かれていれば、僕が酷い事をしないという事は理解していると思う。

 その警戒心の薄れと体の慣れが相まっての事だとは思うが、近頃ひたぎの感度は良くなっている。犯すまでにじっくりたっぷりと体を愛撫して、それから事に及ぶという僕の努力が実った成果でもあるとは思うけど。

 ひたぎは最近イク事も覚えた。

 本番ではなく手マンでなのが少し残念なところだ。

「やっ! ダメ! やめて! 阿良々木君、これ以上はもう!」

 そう言ってひたぎは僕の手を取り押さえてやめさせようとするが、当然、僕がそれでやめる事はない。結局、その数分後にはひたぎは絶頂を迎え、体を反らして細かく荒い息を何度も吐く事になる。

 ひたぎはイきそうな時には無意識的に僕の事を「御主人様」ではなく「阿良々木君」と呼ぶので、絶頂が近いかどうかが僕にはすぐわかる。多分、本人はその事に気づいてもいないのだろうけど。

 まあ、なんというかこれまで僕も根気強く辛抱強く頑張ったと思う。調教らしい事は今まで何一つしてないんだから。

 とはいえ、そろそろ本格的に調教を始めたいと思う気持ちはあるし、ひたぎの体の準備も十分整ったとはずだから、次に犯す時は何か調教らしい事をしようとは考えている。具体的にはどうするかは決めてはいないけど。

 それに、今の僕は残念な事にも、もうすぐ始まる実力テストの勉強をしなくてはならなかった。学生という身分はこうも辛いのかと、僕は憂鬱な気分で、今、歩道を歩いている。

 これから勉強を教えてもらう事になっているから、自然と足取りも重くなるというものだ。正直、面倒くさいけど仕方がない。

 卒業とか留年とか、そんな事に関わってくるし。

ルート分岐
これから勉強を教えてもらうのは、羽川かひたぎのどっち?

安価↓1

ひたぎ

 そうそう。何故僕がこうして歩いているかと言えば、生憎、僕が大事にしているあのマウンテンバイクが、今、パンク中だからだ。学校が終わって、さあこれから行こうとした時、その事に気が付いた。駐輪場に止めておいたのだから、自然にパンクするはずもなく、つまりは誰かの悪戯だ。

 犯人が見つかったら、吸血鬼パンチでもお見舞いしてやろうと思う。僕の大事な自転車。こういう所はあまり僕も変わってないかもしれない。

 ……まあ、そんな訳で僕は自転車を今日は学校に置いたままにして、勉強を教えてもらう為にひたぎの家に向かっている。あいつが頭が良かったのは幸いだった。家庭教師の牝奴隷。何だか股間が疼きそうな単語だと思う。

 そんなどうでもいい事をぼんやりと考えていたら、ふと後ろからとてつもなく軽快な足音が聞こえてきた。またか、と僕は少し暗鬱な気持ちになる。振り向く必要もなく、どうせあいつに決まっているのだから。

 一陣の風。

 それと共に僕の横を駆け飛んでいく一つの優雅な肢体。

 わずかな砂ぼこりを上げて、それは僕の数メートル先で急停止し、そしてにこやかな笑顔を見せながら振り向いた。

「やあ。こんな所で会うとは奇遇だな、阿良々木先輩」

 神原駿河。それがこいつの名前だ。ここ最近、何故かずっと僕に絡んでくる女の後輩。顔とスタイルは悪くはないけど、その性格に大問題がある奴。性奴隷としてはかなり不向きなタイプだと思う。顔とスタイルはともかく、ではあるが。

「奇遇も何も、ずっと追いかけて来たんだろうが」

 僕はかなりぶっきらぼうに返す。少し前までの僕なら無視するか蹴り飛ばすかの二択だから、大人しくなったなあとしみじみ思う。

「なんと! それを見抜かれていたとは。流石は阿良々木先輩だな。私の様な若輩者がする事は全てお見通しとは。私としては少し決まりが悪いが、素直に感服するばかりだぞ」

 面倒くさい、というよりは、うざったい、と言った方が遥かに正しいと思う。大体、何でこいつは僕につきまとうんだ。予め言っておくが、僕はエロゲ脳の様な持ち主ではないから、こいつが僕の事を好きでこんな風にしているなんて一欠片も思っちゃいないし、むしろすれた考えの持ち主であったから、何か魂胆があって僕に近付いてきたとしか思っていない。

 一体、何が目的なんだろう、こいつは。

 今、僕に見せているにこにことした笑顔も、逆に怪しげに見えてならない。美人局(つつもたせ)、なんて事はまずないだろうが、気味が悪いと言えば気味が悪く、下手に手出しをしたくないというのが僕の正直なところだ。

「神原。悪いが僕は今急いでいるんだ。何か用があるなら後にしてくれ」

 実際、用はあったし、急いでいたのも事実だ。僕は嘘を言ってはいない。言ったところで、こいつに対しては全く罪悪感を覚えないが。

「そうだったのか。それは申し訳ない事をした」

 神原は以外な事にもあっさりと納得した。もう少し何か言い出すかとも思っていたんだが。

「私の身勝手な気持ちから引き止めてしまい、まるでお詫びの言葉が見つからないが、阿良々木先輩はそれに対して何かあるだろうか。その事で、例えば万の言葉を用いて私に文句や罵声を浴びせたとしても、私はそれを黙って受け入れる必要があると思うのだが……」

 前言撤回。どうやらこいつは、どうしても僕を引き止めておきたいらしい。万の言葉の代わりに千の拳をもって応えてやりたい気分だ。

「神原、さっきも言ったばかりだが、僕は急いでいる。お前の事は許すから、もうここから迅速に立ち去ってくれ」

「そうか! 流石は温厚で知られるところの阿良々木先輩だな。罵倒を浴びせる事なく、何一つ言わず、こんな愚かしい私を無条件に許してくれるとは。まるで自分が犠牲になる事で原罪を浄化したイエス・キリストの如くだ。心から感服の至りだぞ」

 うん。段々と殴りたくなってきた。だが、これだけで殴ったら流石にまずいだろう。学校でどんな噂をたてられるかわかったものじゃない。自分で言うのもあれだが、一応僕は、人畜無害な人間として学校では知られているのだからそれは良くない。我慢するしかないだろう。

「ところで阿良々木先輩。用事というのは一体何なのだろうか」

「……今から勉強を教えてもらいに行くところだ。もうすぐ実力テストが近いからな」

「なるほど。勉強か。確かに学生である私達にとってそれは最重要な事だな。うん。いちいち納得出来る事ばかりで恐れ入った。阿良々木先輩の言葉は常に的を得ていて外れるという事を知らないな」

「…………」

「ちなみに塾とかそういった所に行くのだろうか? 恐縮ではあるが、今後の参考の為にも、是非、教えて欲しいところなのだが」

「クラスメイトの所だ。一人、飛びきり頭の良い奴がいるからな。ここまで教えればもういいだろ、神原。いい加減、僕を解放しろ」

「クラスメイト……。そうか、それは確かに申し訳ない事をした。つい阿良々木先輩の優しさに甘えてしまい、長話をしてしまったこんな自分を恥じ入るばかりだ。後悔先に立たずとは、正にこの事だ。誠に申し訳ない」

 神原は丁寧に僕に頭を下げると、それから軽く二言三言別れの挨拶をして、来た道をまた疾風の様に駆け戻っていった。

 僕はその後ろ姿を眺めつつ、地面に向かって唾を吐いた。こんな事くらいで我慢している自分が少し可愛いと思う。

 そんな事があったせいで、ひたぎの家に着いた時、僕は少なからず機嫌が悪かった。だから、腹いせにひたぎに腹パンをかまして……という事は流石にせず、いつも通りひたぎの用意していたお茶をゆっくりと飲んで、それで少し心を落ち着かせる。

 僕が家に来る時は、玄関に三指をついて正座で出迎えをする事。僕が家の中に入ったら、何も言わなくてもお茶を用意する事。僕の事を御主人様と呼び、僕の命令には絶対に従う事。これらは僕がひたぎに言いつけた事だ。ひたぎはそれをこれまで忠実に守っている。性奴隷のたしなみというよりは奴隷としてのたしなみだろう。奴隷としてだけなら、ひたぎはもう躾が終わっている。

「御主人様……。その……味がお気に召さなかったかしら……?」

 僕の機嫌が悪かったのを察知したのか、ひたぎは少し怯えた様に恐る恐る尋ねた。カタツムリ少女と出会った日以来、ひたぎに対して暴力を振るった事は一度もないが、刻まれた恐怖ってのはそうそう簡単に抜けるものじゃないみたいだ。都合がいいのか、悪いのか。

「いや、悪くはないな」

 都合の話ではなく、お茶の味の話。

 ひたぎは少し安心したように息を吐き出した。こういう仕草を見せるようになったのもここ最近になってからだ。前みたいに強気を装うという事をひたぎはしなくなった。心を開いている訳ではないが、少しだけ前進はしていると思う。

これからの行動、もしくは台詞。安価↓1

神原について聞いてみる
何も知らないようなら勉強する

「ところで、ひたぎ。お前、神原って奴の事を知ってるか? 一年後輩でバスケ部のエースの。同じ中学だったとかそんな事はないか?」

「神原?」

 僕がそう尋ねた事に大した意味はなかった。ただ単純に、何がどうという訳でもなく、神原駿河という存在が少し気になったからだ。ひたぎが何か知っていれば良かった程度の、そんな他愛もない世間話のつもりだった。

「ええ……その……一応。いいえ、あの……知ってはいるわ。よくではないけど、いえ、あの……」

 だけど、尋ねられたひたぎは明らかに動揺を見せた。目が何かを求める様にあちこちをさまよい、結局、床へと移動したところで落ち着く。

「はい……。よく知っています……」

 敬語。僕に対して敬語を使う時は、ひたぎは何か言いたい事を呑み込んでいる時が多い。もちろん、全部って訳じゃないが、その確率は高い。無意識的に僕との距離を置いている時だ。

 僕は少し考えたが、ひたぎに知っている事全部を話させる事にした。話したくはないという感じだったが、だからこそ気になるというのがある。僕はこいつの御主人様なのだから、そこまでひたぎに対して斟酌する必要はないはずだ。命令をきかせるのも、調教の内の一つだろう。

「……わかりました」

 ひたぎは伏し目がちに、口を開いた。こういう時のひたぎは本当にいい表情をする。S心を刺激する様な、そんな表情。辛い事に耐える様な、それでも逆らえないという、そんな表情。

 ひたぎの神原についての話をまとめると、大体こんな所だった。

 同じ中学校の仲の良い先輩後輩だった。神原はひたぎの事を尊敬し憧れていたのだと思う。だけど、蟹の一件があって以来、ひたぎは神原を手酷く拒絶した。僕にしたようなやり方で。それ以降は一度も交流を持っていない。

「ふうん……」

 嘘はついてない、とは思う。僕に対してそういう事をすれば、それがバレた時に自分がどういう目に遇わされるかをひたぎはよく理解しているはずだから。もっとも、今の僕は多分ひたぎが想像している様な事はしないと思うが。

 しかし、何であいつが僕につきまとうのか、それは結局謎のままだな。いや、謎というよりある程度の推測はつかないでもないが……。

 もしも、その推測が正しかったとしたら……。

 僕は少し、というか、かなり。ひどく面倒な事になりそうな気がする。何せ、僕は学校ではひたぎと一言も口をきかない様にしているのだから。

「あの……御主人様。神原が何か……。その……どうして神原の事を……?」

 ひたぎが心配そうに尋ねてきた。こいつからしてみればそれは当然の事かもしれない。僕が神原に対して酷い事をしないかと心配でもしているんだろう。

「何でもない。お前は余計な口出しをするな」

「…………」

 僕はぴしゃりとそう言い、そこで会話を終わらせた。ここで理由を話せば、更に厄介な事になりそうな気がしたからだ。余計な事は伝えない方がいい。そう判断しての事だ。

次の行動、もしくは台詞。安価↓1

ひたぎと優しく慈しむようなセックス

抱きたいけど、その前に一応勉強する

 さて、大体のところはわかったので、とりあえず今日は良しとして、勉強を始めよう。

 かとも思ったが、その前に僕は何とはなしにふとひたぎが抱きたくなり、自分の考えを百八十度も改めた。もちろん、勉強はしなきゃいけないが、それはHの後でもEだろうと思ったのだ。英語なら赤点間違いなしだ。

 それに僕は、単純に、倫理的に、ひたぎの父親が早い内に帰ってくる可能性も考えていた。セックスを後回しにして、もしもその時に父親とかち合ったらそれは言うまでもなく大変な事になるだろう。娘とギシギシアンアンやっているところを見られたらまずいし、見せる気もなかったし、見せつける趣味もなかった。それだけの事だ。

 ひたぎの父親は仕事でほぼ毎日夜遅くに帰ってくるらしいから、当然の事ながら僕がひたぎの父親と顔を合わせた事は一度もない。そして、今後も合わせるつもりはない。ある訳がない。

 とは言っても、何の前触れもなく、こちらの意思に反して会ってしまう時だってあるだろう。そんな時に、二人で勉強をしているのと、腰をバコバコ振っているのとでは、どちらがマシかと言えば圧倒的に前者だ。

 と、まあ、何のかんのと僕は理由をつけたが、要はひたぎとここで会って、そして、今すぐセックスしたい気分になっただけの話だ。

「ひたぎ。勉強する前に抱くぞ。用意しろ」

「え?」

 テーブルの上に教科書とノートを広げて準備していたひたぎは、まるでテニスの前にバーベル上げをするぞ、と言われたかの様な表情を見せる。「……あの……でも」と所在なさげに周りを見回し、ぽつりと一言。

「今日は勉強だけじゃ……」

「いつ、僕がそんな事を言った? お前が勝手に勘違いしただけだろ。それとも不満があるのか」

 語気を少しだけ強めてそう言うと、ひたぎはうつむいて黙ってしまった。持っていたシャープペンをそっとノートの端に置き、

「いいえ……ないわ」

 ひたぎはしゅんとした様にまたぽつりと呟く。それを見て多少なりとも可哀想に思った僕は、仕方なく付け足した。

「一回だけだ。その後はきちんと勉強する」

「はい……」

 ひたぎは小さく頷くと、ゆっくり立ち上がって、シャワーを浴びに風呂場へと向かった。僕に何を言っても無駄だという事はひたぎが一番よくわかっている。

 そうして、僕がいつもの様に何とはなしに、部屋の真ん中に寝転がって待っていると、しばらくしてひたぎが湯気を立てながらバスタオル一枚だけの姿で現れた。始めの頃は全裸でいつも現れていたが、それでは脱がす楽しみがないので、僕がそうしろと命令したからだ。

「浴びてきたわ……。御主人様もどうぞ」

 僕は立ち上がり、風呂場へと向かう。その間にひたぎはテーブルをどかし、布団を敷き、僕が体を拭くタオルを風呂場に、枕元にはティッシュとコンドームを用意して、布団の上で正座しながら待つ事になる。これも僕が躾た事だ。性奴隷として、それぐらいは当然だと思う。

 手早くシャワーを浴び、僕がひたぎと同じ様にバスタオル姿で現れると、ひたぎは正座しながら僕に向かって深々と頭を下げた。

「宜しくお願いします……御主人様。……今日も私の体を使って遊んで下さい」

 僕は一つ頷いて、ひたぎの体を引き寄せ、それからそっとキスをした。何度言わせても、この台詞をひたぎの口から聞く度に、僕はまるで純朴な少年の様に力強く勃起する。

 ひたぎの唇を吸い、舌をゆっくりと絡ませ、両手はそっと包む様に頬に触れる。いつもしている事だ。ひたぎも大人しくされるがままに、目をぎゅっと閉じて僕の舌を受け入れる。

 そうしてしばらくしてから、少しだけ休憩を取らせる様に僕は唇だけをわずかに離す。これまでさんざん慣らしてきた甲斐があってか、ひたぎはそれだけで体のスイッチが入ったみたいだ。抑えた吐息をしながら、体を小さく震わす。頭ではどう思っていようと、ひたぎの体は確実に僕好みに育ってきている。

 この様子なら大丈夫だろう。

 そう確信した僕は、今日はひたぎを抱くのと一緒に調教も進める事にした。もちろん、痛い思いをさせるつもりはない。恋人にする様に優しくしようと思う。僕好みの、理想の性奴隷にする為に。

 キスをされながら、ひたぎは部屋の隅へとわずかに視線を向けた。何がある訳でもない空間を。その瞳はどことなく悲しげにも見えた。

調教内容。今回は、痛みを伴う内容だけは禁止で
安価↓1

自分が見ている前で、ローターとバイブを使って自慰させる
また、自慰の仕方の指導+今後は可能であれば一日一回以上自慰するように言う

すまん、、道具は今回ないんだ
道具なしの安価として了解した
かなりお待ちを

 ひたぎの表情が少し気になりはしたものの、それは毎度の事の様にも思える。僕は構わずキスを続け、手を片手だけ離して、そっとバスタオル越しに胸を触る。

「……!」

 ひたぎの体はやはり反応した。とは言ってもそれは微弱なもので、感じているかどうかまでは判断がつかないものだ。ただ単に触られた事に対して反応しているだけの事かもしれない。

 僕はひたぎの手を取ってそれを首に回すように促した。ひたぎから抱きつかれる様な格好にしてから、僕は唇を離して今度は耳と首筋を攻める。手は胸と太ももをまさぐるように触り、ひたぎを焦らしながら感じさせる事に集中する。

 ひたぎの弱い場所はもう熟知している。だから僕はそこを避けるようにして攻め、ごくたまにピンポイントで狙うと、ひたぎが微かに声を漏らし始める。僕の首に回している腕の力も少し強くなってきた。

 ひたぎとしてはきっと不本意なんだろうが、体はやっぱり正直だという事なのだろう。こらえきれなくなって、どうしても声が出るし、歯止めを求める様に自然と強く僕に抱きつく形となる。

 普段なら、この後、手を徐々に際どい部分へと移動させてひたぎをゆっくりと絶頂へと持っていくのだけど、今日はそれをやめにした。何故かと言えば、当然、調教の為だ。

 ひたぎの感度は上がってきているので、僕が絶頂へと導く事は今ではそれなりに容易い。だが、それではいつまで経ってもこのままだ。手始めにひたぎには自分を慰めるという事を覚えてもらおうかと思う。欲を言えば、もう少し淫乱になって欲しいと思っている訳だ、僕は。別に贅沢でも何でもない、ごくささやかな願いだと自分では思う。

「ひたぎ」

 あそこに指を入れ、少し激し目にかき回しながら、僕はひたぎに声をかける。ひたぎにとって、こんないきなりな事をされたのは、最初のレイプの時を除けば初の事かもしれない。僕に必死にしがみつきながら、途切れ途切れの声を出す。

「あ、んっ……な、な…に……?」

 合間に挟まる仔犬みたいな鳴き声を聞きながら、僕はひたぎに命令を下した。

「今日は自分でしろ。僕はそれを見ている」

「じ……ぶん……で……?」

「そう、自分でだ。僕が教えるからお前は僕の言う通りにするんだ。いいな?」

「は……いっ……」

 実際、理解していたかどうかは知らないが、ひたぎは何とかそう返事をした。いいな? と僕が訊けば、絶対にはいと答えるひたぎだ。そこら辺は僕も知った上で、そう訊いているのだけど。

「とりあえず、そこに座れ。正座以外だ」

 僕はバスタオルをひたぎからそっと取って全裸にする。形の良い胸が露になり、ひたぎは反射的にそれを隠した。珍しいな、とは思ったが、今は特に気にしないでおこう。

 ひたぎは先程の行為でまだスイッチが入ったままだ。息を抑えながら唾を飲み込み、やや緩慢な動作で僕の言う通りにする。

「……こう…でいい…?」

 俗に言う女の子座りをしたので、僕は手で足を開かせてM字開脚の形に持っていった。ひたぎがさっと頬を赤らめ、僕から目を逸らす。とはいえ、足を戻そうとして力を込める様な事はしなかった。それはきちんと誉めてやる。

「ずいぶんと従順になってきたな、ひたぎ」

「…………」

 優しく頭を撫でて、長い髪を整える様にそっと触る。ひたぎは依然として頬を染めたままこちらを向こうとはしない。口も真一文字に結んで、何か言いたげなのを堪えている。別に僕も返答は期待してなかったからそれは構わなかった。まだそんな段階には程遠いだろうし。

 僕は改めて、ひたぎの正面に座る。

 少し下に目を向けると、当然の如く、ひたぎのあそこは濡れ光っていた。ぬるぬるとした汁が、少しだけ零れてもいる。

 体の準備も万端の様で、僕は満足する。理想を言えば、ひたぎがこの調教で性欲に対してもう少し貪欲になってくれるのがベストだ。毎日、僕とのエッチを期待して物欲しそうにオナニーする、というのは流石にエロゲの中だけのお話だとは思うが、自分からしたいとねだるようになる、ぐらいなら現実でも有り得ない事ではないと思っている僕だ。いきなりは無理だろうから、これがきっかけで、日が経つ内に徐々にそうなってくれる事を祈る。

 何にしろ、ここでしっかりと成功させればの話だけど。

 僕は少し視線を上げて、ひたぎの顔に移す。ひたぎはきっと今、自分の恥ずかしい部分をさらけ出しているという事より、自分がしっかりと濡れているという事の方を恥ずかしがっているはずだ。この羞恥心は貴重と言えば貴重だが、今回はそんな事を忘れるぐらいに感じて欲しいと思っている。

 正直な事を言えば、僕にはそうさせる自信なんかこれっぽちもありはしなかったが、とにかくやらせてみよう。僕の御主人様としての第二歩目だ。不安なのはひたぎだけでなく、僕も一緒。なにせ僕だってまだ駆け出しの御主人様だ。

「ひたぎ。まずは自分で胸を揉んでみろ。恥ずかしかったら目を瞑っていてもいい。ただし、僕にされている事を思い出しながらするんだ。いいな?」

「う……はい」

 ひたぎは言われた通り、目を瞑りながらゆっくりと、探る様に片手で自分の胸を揉み始めた。僕はそれを黙って観察する。

 ひたぎの揉み方は、当然と言えば当然だろうが、かなりぎこちないものだった。恐らく自分でするのは始めてなんだろう。緩急も強弱もつけず、ただ単純に揉むだけの感じ。僕はそんな風に揉んだ事は一度もないんだけどな。

 ただまあ、初めての事だし、最初は遠慮というかそういうものもあるだろう。僕はその事については何も言わず、余ったもう片方の手であそこも触る様に命令した。

「……ここ…も……?」

 しなきゃダメ、とそっくりの口調でひたぎは聞き返す。

「あの……私……。自分で触った事なんて……一度も……」

「しろ」

 断定的な口調に、ひたぎは諦めたのか、「わかったわ……」と力なく答え、またおずおずと自分の下腹部に手を伸ばした。

 ひたぎの触り方は、中に指を入れるでもなく、クリトリスを弄る訳でもなく、周辺を撫でる様に微かに触るだけだった。大事な事だからもう一度言うが、僕はこれまでそんな触り方をした事は一度もない。

 しばらくそれを眺めていた僕だけど、ひたぎの触り方は初めからずっと変わらない。そして、これからも変わる事はなさそうだった。もちろん、喘ぎ声の一つすら出さない。

 僕は一つ息を吐き、ひたぎに再度命令した。





選択安価

1、ふざけてるのか、もっと真面目にやれ、と少し強い口調で命令。もう少しひたぎの自主性に任せる
2、こちらで指示を細かく全部出す
3、お手本として、自分で一回触り、それを真似させる
4、その他(台詞でも可)

その他の場合、あんまり細かい安価だとパスするかもしんない

3

すまんsage

「ひたぎ、そのまま少し動くな」

「え?」

 ひたぎが何かを言う前に、僕はひたぎの胸に手を伸ばし、ひたぎが揉んでいない方の胸を揉みしだく。いつもよりも少し強めにした。多少のお仕置きも兼ねて。

「まず全体を一度掴め。それから手の平を乳首に押しつける様にして、ゆっくりと緩急をつけて揉め。いいな」

 そう言いつつ、僕はそれを実践する。こねるように、まさぐるように手を動かし、ついでにひたぎの性感に火をつける為に唇を重ねてディープキスをした。

 ひたぎが驚いた様に目を開いたが、僕の知った事じゃない。そのまま、舌を絡ませつつ、ひたぎの手を掴み、それを胸へと持っていく。

 一旦、唇を離して「揉め」と命令。すぐにまたキス。ひたぎはキスされながらも、僕の言いつけ通り、自分の胸を揉み始める。ゆっくりと。まだまだぎこちなかったが、さっきよりはマシになったと思う。僕は揉んでいる手を止め、ひたぎの乳首をつまみ上げた。

「んっ……!」

 ひたぎが、びくり、と動いた。キスしてなければ声を出していたと思う。

「お前も乳首をつまめ。少し強めにだ」

 キスを止め、僕はそう命令した。それと同時につまんだ乳首を少しだけ引っ張る。ひたぎが目をぎゅっと閉じて、少しだけ体を震わせた。こういう乱雑なやり方を僕はあまりしてこなかったが、今のひたぎにはそれぐらいで丁度いいと思う。どうせ真似したって、僕がするより弱めになるに決まっているのだから、それなら僕は普段より強めにする必要がある。

「同じ事をしろ」

「あっ……。ん……はい」

 ひたぎは親指と人指し指で自分の乳首をつまみ、軽めに引っ張る。その間、僕はひたぎの胸を手のひらで撫でる様に優しく揉む。強めと弱めの刺激を同時に与えるのも効果的……だと思う。多分。

 正直、自信はないけど。

 そうやってひたぎの胸を弄りながら、僕はたまにひたぎの耳を軽く噛んだりした。当たり前の事だけど、自分でするよりも他人にされる方が気持ちはいい。それほど時間が経たない内にひたぎは鼻にかかった甘い声を微かに漏らし始めた。

 僕はもういいだろうと思い、ひたぎのあそこに手を伸ばした。ひたぎは驚いたというより慌てたように少しだけ後ずさる。

「戻れ」

 と、僕は命令した。「自分で僕の手の方まで、あそこを寄せろ。くっつけるんだ」

「で、でも……」

 珍しくひたぎが口答えをしたが、僕は返事をしなかった。ただ、ひたぎの顔を見るだけ。

 ひたぎは観念したように、少しだけ僕の方に寄る。指が触れるか触れないか程度のところにまで来た。まあ、今回はこれぐらいで許そうと思う。

「最初はさっきやっていたみたいに触るだけでもいい。でもな」

 僕は中指を曲げてひたぎのあそこに入れる。ぬるっとした感触。すんなりと入る。ひたぎが「あっ……!」と鼻にかかった声を出した。そりゃ気持ちいいだろうさ。これだけ濡れてるんだから。

「もうこんな状態になってるなら指を入れろ。それで全体をなぞる様に入れたまま回せ。こんな感じに」

「あっ……!」

 ひたぎの手が留守になっていたので、僕はその手を掴み上げ、胸に持っていって「自分で揉め」と命令。ひたぎは言われた通りにするのだが、さっき教えた事を忘れてしまったかの様に最初の頃に戻っている。

 何だかな。教える意味があるんだろうか、と僕はひたぎの中をかき回しつつ思った。また、ひたぎともう一度長いキスをする。少し気力が失せてしまったから僕も充電をしたくなっただけの事だ。

「ひたぎ。もう胸はいい。代わりに自分の指をあそこに入れろ」

 キスした後、少し考えを変えた。とにかくひたぎにとって初めての事を取っ払っていこうと思った訳だ。指を引き抜いて、ひたぎの手を代わりにそちらに持っていく。

「それで、もう片方の手はクリを弄れ。僕は見ないでおいてやるから、きちんとやれ。いいな」

 そう言いつけて、僕はひたぎの首筋を念入りに攻める。これなら見ようと思っても見れない事がひたぎにもわかるはずだ。半分はひたぎの安心の為で、もう半分は感じさせる為だ。とにかく自分でイク事を覚えさせたかった。

「御主人様は……んっ! み、見ないの……?」

「ああ、見ない。だけど、その代わりしっかりやれ。クリの弄り方は好きにしていいが、指はさっき教えた通りにしろ。時々、指を曲げて他のところも刺激するんだ。慣れてきたら薬指と合わせて二本入れろ。出し入れもしろ。いいな」

 そう言ってから、首筋を弱めに吸う。

「しっかりやってないと僕が思ったらキスマークをつけるからな」

 そう脅しをかけてもおいた。不本意だったけど、真剣にやらせる為の手段が、僕には脅しを入れる事ぐらいしか思い付かない。殴るぞと言わないだけ、マシだと思う。

「わ、わかったわ……。だから……キスマークはやめて……! お願いします……」

 胸に多少の罪悪感を覚えつつ、僕は「だったら、さっさとしろ」と言いつける。ひたぎは「……はい」と返事をしてすぐに取りかかったようだ。見えないから本当にしているかどうかはわからなかったが、時折、甘い声を漏らすところをみると真面目にやっているんだとは思う。

 少なくとも、ひたぎは演技をする様な女ではない。それぐらいは、流石に僕でもわかる。

 それから何分かすると、ひたぎの吐く息が断続的になってきて、下の方からはくちゅくちゅとしたかき回す音が聞こえてくるようになってきた。

 脅しをつけたのと、ひたぎの従順さが効いたんだろう。僕は空いていた手でひたぎの胸を揉み、乳首を弄る。唐突の事だったが、ひたぎはそれについては何も言わなかった。あえて言うなら喘ぎ声で返事をするといったところか。僕の言いつけを真面目に守ってしっかり両手を動かしている。

「御主人様……。いつまで……っ……し、してれば……いい……?」

「僕がいいと言うまでだ。それまではきちんとしろ」

「んっ……! ……は……い」

 とは言ったものの、僕も少し悩んでいた。このまま続けてもひたぎがイキそうにない気がしたからだ。何せ僕がしていたらとうの昔にイッている頃だ。やっぱり初めての事だし、自分から一線を越えるっていうのはどうにも難しいのかもしれない。

 このままだと、ひたぎの体力の方が持たない様な気もするし、あまり時間をかけさせると段々冷めてもくるだろう。今回はこれぐらいにしておくべきか……。

 僕はしばらく悩んだ末に、結局、ひたぎにもういいぞと告げた。ついでに、明日からは毎日自分で一回はしろとも。オナニーする前に僕にメールを送り、終わった後には証拠として濡れているあそこの写メを送れと言いつけて。

「何でも慣れだ。その内お前も慣れてくるから」

 これを何日か続けさせれば、その内ひたぎも自分でイク事を覚えるだろう。ひたぎは荒い息を吐きながら、小さくうなずいた。納得して、とは到底思えなかったが、とりあえず今の状態を解放された事については安堵している様でもある。

 今回の調教は大成功とまでは言わないが、まあ悪くはなかったはずだ。それで良しとしよう。僕はそう納得して、ひたぎを抱き締め、頭を撫でてやった。しばらく休ませた後で、もう少し調教しよう。そんな事を思いながら。

次の調教内容。今回も痛みを伴うのはなしで
安価↓1

フェラ奉仕で男を悦ばせることを覚えさせる

 それから僕はひたぎの息がおさまるまでずっと抱き締め続けた。

 こうして温かく柔らかいひたぎの肌に触れていると、本当にひたぎの事が愛しく思えてくる。

 可愛い可愛い僕の奴隷。

 僕の所有物。

 ひたぎが僕の事をどう思っているかなんて、今だけはどうでもいい事の様に思えた。

 ひたぎの頭を僕はまたそっと撫でる。ひたぎは目を閉じたまま俯く。

 このままずっとこうしていたい気分にもなったが、生憎、今日の僕には時間があまりなかった。テストに備えて勉強をしなきゃいけない。現実的な事を思い出して、少し憂鬱な気持ちになる。

 次にひたぎに何をさせるかは僕の中で決まっていたから、それをさせてから、犯して、それで勉強に移ろうかと思う。

「ひたぎ、お前フェラチオって知ってるよな?」

「…………」

 沈黙。重ねて訊く事はせず、僕はじっと待った。多少は寛容な気分になっていたからきっとそのせいだろう。

 ひたぎはしばらく黙っていたが、やがて「……はい」とぽつりと呟いた。当然、この後、何を言われるかをひたぎは理解しているはずだ。だから、僕はあえて何も言わずにいる。ひたぎがどうするか気になった、というより期待していたんだと思う。

 何も言わなくても、僕のを舐め始める事を。

 もちろん、そうはならなかった。ひたぎは受験開始十分前の浪人生の様な顔で俯いたまま、僕の腕の中でじっとしている。僕は仕方なく命令した。

「僕が言わなくても、お前がする事はわかってるだろ。それをしろ、ひたぎ」

「…………」

 ひたぎは無言のまま、僕の腕の中からするりと抜けると、こちらを向いた状態で四つん這いの様な格好になった。僕が座っていたから、口でするにはそうするしかないのだろう。艶かしい背中と形の良い尻が強調されて、僕はそれを見ただけで少し大きくしてしまった。なんと言うか、妙なエロさがある。

「御主人様……。その……」

 ひたぎが言いにくそうに、僕を上目遣いで眺める。可愛い。

「私……口でするのは初めてだから……やり方をよく知らなくて……」

 うん。そんなのは何も問題ない。可愛い。

「僕が教える。だからひたぎ、お前は言う通りにしろ」

「……はい」

 ひたぎは頷くと、何をしたらいいかを待つように僕をまた上目遣いで眺める。まるで忠実な犬が飼い主からの次の指示を待つように、じっと。

 どうしよう。可愛すぎて悶絶する。期待が止まらない。

「まずは、そうだな……。舌を伸ばして僕のを舐めてみろ」

「……ええ」

 実際、フェラチオなんて僕はさせた事ないから、どうさせたらいいかなんて自信はない。とはいえ、AVによってある程度の知識はある。最初からくわえさせるのはあれだから、とにかく舐めさせる事から始めようと思った訳だ。

 ひたぎは僕の少し大きくなったものを片手で掴むと、やや躊躇った末に、少しだけ舌を伸ばした。確かめる様に一回ちろりと舐める。

「…………」

 どんな味がしたか、なんて事は僕にわかる訳もないが、別にそこまで抵抗はなかったんだろう。少しの間を置いて、またちろちろと先っぽを舐め出す。ヤバイ、ちょっと気持ちがいい。

「次は横の方も……唇をつけて吸うように……」

 頷き、その通りにするひたぎ。

「そう、そんな感じだ……。で、少しずつずらしていけ」

「……こんな感じ……かしら……?」

 舐めながら僕の顔を見上げる。可愛い。ご褒美に頭を撫でてやる。別にこんな事をしたところでひたぎは喜びはしないのだけど、まあ、僕がしたくなったのだからそれでいいと思う。

「……ん」

 ひたぎは鼻にかかる様な声を小さく出しながら僕のを丹念に舐めていく。伸ばした舌は先端の方から少しずつ下がっていき、やがて根元辺りまでたどり着いた。

「御主人様……。ここも……?」

 片手で僕の玉を軽く触りながら、ひたぎは真顔で尋ねる。だから僕も真顔で頷いた。

「当たり前だ。フェラの時に玉を舐めないやつは、挨拶をする時に帽子を取らないやつと一緒でマナーや礼儀ってものを全くわきまえていないやつだ。僕は男としてそんな礼儀知らずを許しはしないぞ」

「……そうなの。わかったわ」

 ひたぎは特に疑問に思わなかった様で、そのままそっと玉に舌を伸ばす。温かい舌が触れた瞬間、僕は思わずびくっと震えた。くすぐったい様な気持ちいい様な不思議な感覚だ、これ。

「……そのまま……口の中に含んでみろ」

「ええ……」

 ひたぎは口を大きく開けて、僕の玉を頬張る。思わず僕が声を漏らしそうになった。何て言うか、射精には至らない快感というか、そういう類いの気持ちよさ。自然と僕の息も荒くなる。

「ひたぎ……吸い出すように、軽めに吸ってみな」

「ん……」

 唾が溢れ、吸う水音が聞こえる。やけにいやらしいな、これ。

 にしても、ひたぎはさっきから随分従順というか……。

 むしろ、抵抗がないと言った方が正しいのかもしれない。されるよりも、自分でする方のがこいつには合ってるのかもしれないな。

 僕のすぐ真下で舌を伸ばして顔を動かしてるひたぎを眺めながら、僕はそんな事を思っていた。

 そうやってそのまましばらく玉を舐めさせる。こうやって奉仕させているひたぎを見ているだけで、僕はある種の興奮を覚えるし、何より命令通りに素直に従う女というのはそれだけで可愛らしい。

 初めての事だからどうしようかと思っていたけど、やっぱりひたぎの口の中に僕は出したくなった。興奮を抑えつつ、僕はひたぎに命令する。

「もういいぞ、ひたぎ。くわえろ」

「……くわえる?」

 また上目遣い。可愛い。可愛すぎる!

「そうだ。僕のを口の中に入れるんだ」

「はい……」

 ひたぎは少しだけ上体を上げると、邪魔だったのか長い髪をかきあげ横にずらす。

 ひたぎはゆっくりと僕のに口を近付けていき、やがて大きく口を開けて、そのままかぷりと……。

「ぎっ!?」

「?」

 いってぇぇぇっぅ!! ひたぎさん、歯が!! 歯が敏感なとこに当たってる!!!

「ひたぎ……ストップ……戻して……」

 何かもう自分でもびっくりするぐらい泣き出しそうな声だった。体の芯に来る痛みというか、とにかくこれは痛い。無理、無理、これ僕が耐えられない。

「……どうしたの?」

 口を離し、それから不思議そうに僕を見るひたぎ。悪気があってしたなら、髪の毛を引っ付かんで引きずってやるところだがこの表情を見るに違う様だ。これじゃ流石に僕もそこまでする気にはなれない。

「……そのまま待てだ、ひたぎ……。今、ズキズキきてるから……」

「……ひょっとして……痛かったの…かしら?」

「かなりな……」

「あ、あの……ご、ごめんなさい、御主人様……」

 僕に痛みを与えたという事で、急激におろおろとしだすひたぎ。順当に行けば腹パンかまして逆さ釣りの刑というところだろうか。もちろん、今の僕はそんな事はしないけども。

 とはいえ、このまま何もしないのは僕らしくないというか御主人様らしくないし、ひたぎはひたぎできっと軽めのお仕置きを受けた方がむしろ安心するだろう。

 まあ、洗脳しかり調教しかり、何でもある程度の飴と鞭は必要だ。この後の事もあるし、暴力的な事はするつもりはないが、何かお仕置きをする事にしよう。

リョナ、拷問以外のお仕置き。単発の調教でも可。
安価↓1

ひたぎが失禁するまで電気按摩

んー……すまんが尿とかはご遠慮で

再安価↓1

クリトリスをしごいたり、つねったり、甘噛みする等して集中的に責めていじめる

よくないなら再安価で良いです

安価了解
かなりお待ちを

一時的にスレが落ちたけど、今は復活している事に気付いてないのかな?
続きを期待してます

保守

ほしゅ

ほほっほほ

保守

ほしゅ

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