P「事務員さんも仕事以外の会話をしてくれなくなった・・・」
P「美希は事務所を去った」
P「社長も事務所を去った」
P「俺と律子は職を失った」
社長wwwwwwww
P「そして俺と律子は事務所を立ち上げ成功し、子宝にも恵まれた」
P「だが一時期とはいえトップアイドルの地位を手にしていたあいつが邪魔をして来た……」
P「そう春香だ」
P「差し入れとは名ばかりの毒入りお菓子ばかり持ってくるようになったのだ」
P「でもなんとかなった」
P「次は千早だった」
P「だが雪歩も強敵だった」
P「彼女達はトップアイドル時代のツテを頼って俺の家を割り出した」
P「響は…まあたいしたことなかった」
P「やよいは死んだ」
P「迫り来るかつての担当アイドルを通報しては豚箱にぶち込み通報しては豚箱にぶち込み……俺の心は磨り減って行った」
P「765プロが潰れてみんな961プロに移った」
P「それでも真美だけは天使だった」
P「そしてついに、最後の敵律子が牙を剥いた」
P「このままでは律子にお小遣をカットされてしまう」
P「そして彼女は言った『愛していた』と」
P「なんやかんやあって、結局最後は事務所に戻ってきた美希と結ばれた」
P「夢を見た」
P「かつての様に765プロのみんなでワイワイ楽しんでいた頃の」
実はアイドル達が俺に本気で惚れてたのはわかっていた。
P「でも俺は音無さん一筋のつもりだった」
P「ヘタレだった俺の下手くそなアプローチと音無さんの喪女思考は致命的だった」
P「すれ違いと勘違いでフラれたと思ったぼろぼろの俺の隣にいたのが律子だった」
P「少し、長話だったかな……なに、お前もきっと敏腕プロデューサー、いいやアイドルマスターになれるさ。俺の孫だからな」
P ~アイドルプロデューサーの苦悩の物語~
P孫「綺麗事言おうがてめえが美希おばあちゃんやり捨てしたの事実だろうが死ねよ」
P「うっ……! し、心臓が……」
P「俺は心臓の痛みと死を実感して意識を失った」
P「目が覚めると全ては夢だったのか律子との同棲がばれる前日の日付だった」
P「次の日やよいは死んだ」
P「ふぅ…」
千早「プロデューサー、お疲れ様です」
P「千早か…お疲れ様」
千早「……」
P「はぁ…」
千早「んあー♪」
P「……!」ガタッ
千早「疲れていますね。お茶でもいれましょうか」
P「…お前だけだな」
千早「何がです?」
P「普通に接してくれるのはさ」
千早「私は…あまり気にしてないです。少し待っててください」
P「あぁ…」
P「(あまりか…少しは気にしてるのかぬ)」
P「そして俺は決めた」
P「律子との関係をみんなに正直に言う」
P「やよいが蘇生したとはいえ心肺停止になったのも下手に隠してたからだ」
律子「別れましょう」
P「……え?えっえっ!?何でだよ律子」
律子「だってダーリン……いえもうダーリンとは呼べませんね。」
律子「何故なら……」
律子「私は見てしまったから」
律子「あなたが社長と二人でホテルから出てくるところを」
P「律子!これは違うんだ!」
律子「何が違うんだ?」
美希「実は美希の変装だったの!」
P「くっ、また意識が…!」
P「そうなんだ。俺が本当に愛してるのは美希だけなんだ」
社長「私とは遊びだったのかね!?妻も子供も捨てて来たのに」
P「黙ってしゃぶれよ」
美希「はいなの!」
P「違う!俺が愛していたのは律子だけだ!」
春香「そんな…トップアイドルになったら結婚しようって言ってくれたのは嘘だったの?!」
響「それよりへび香の様子がおかしい」
律子「証拠がないと信じられませんね」
P「やめろ!ポケットをまさぐるなっ!」
そう、俺のポケットには音無さんにプロポーズする為に買った指輪が
誰もいないうちを見計らって二人で職場のソファに倒れ込んで職務の忙しさを忘れていちゃこらじゃれあいたい元アイドルOLナンバーワンの律子さん
カラカラカラと音を立て、音無さんに渡すはずだった指輪が数十個、床に散らばった。
その指輪を雪歩は表情ひとつ変えずに拾った
雪歩「ぴったり…私がプロデューサーさんと結ばれる運命なんですね」
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