コナン「米花町消滅事件!」(67)
<阿笠邸>
博士の作ったゲームで遊ぶ少年探偵団。
元太「ちぇ~、また光彦の勝ちかよ!」
歩美「これで元太君、三連敗だよ! もっと頑張らなきゃ!」
光彦「元太君の戦略は甘すぎるんですよ」
ワイワイ……
コナン「やれやれ、ガキ共はゲームに夢中、か」
灰原「あら、あなたも混ざってきたら? 混ざりたいって顔してるわよ」
コナン「バカいうんじゃねーよ、灰原……」
ピピピピピ……!
コナン「な、なんだこの音は!?」
期待
はよはよ
犯人は光彦
また光彦が死ぬのか…
ピピピピピ……!
阿笠「い、いかん!」
コナン「どうしたんだ、博士!?」
阿笠「これはワシが開発した、核ミサイルレーダーの警報音じゃ!」
コナン「核ミサイルだと!?」
阿笠「うむ、おそらくもう十数秒でこの米花町に核ミサイルが着弾する!」
阿笠「この家の地下室は核シェルターになっておる!」
阿笠「みんな、急いで避難するんじゃ!」
コナン「十数秒だと!? ──くそっ!」
ド ワ オ
光彦しぬなよ
まーた光彦が犠牲になるのか
悪いな光彦、このシェルターは6人用なんだ
一体光彦が何したってんだ
コナン「歩美! 元太! 光彦!」
コナン「今すぐゲームやめて、地下室に行くんだ! 急げ!」
歩美「どうしたの、コナン君?」
元太「コナン、これ対戦途中でポーズやセーブをできねえんだよ」
光彦「急にいわれましても──」
コナン「バーロ! ゲームで命を捨てる気か!」
灰原「早くしなさい!」
歩美&元太&光彦「は、はいっ!」
wktk
>>10
丁度じゃねーか
一瞬の出来事であった。
激しい閃光、吹き荒れる爆風、立ち上るキノコ雲──
たった一発のミサイルが、ある小さな町の全てを奪い去った。
この日、米花町は消滅した。
光彦「ピカ?」
>>16ワロタ
<米花町跡地>
博士特製の生命維持マスクをつけて、地表に出たコナンたち。
元太「なんだこりゃあ……」
光彦「町が……家もビルも人も、みんななくなっちゃってます!」
歩美「これは……どういうことなの?」
歩美「ねえコナン君、哀ちゃん、これどういうことなの!?」
コナン「…………」
灰原「…………」
コナン(こんなもん……どう説明すりゃいいってんだ……!)
コナン(爆発の余波で、普通の携帯電話は通じもしねえ!)
コナン(この瓦礫の中、子供を連れて情報が手に入る場所まで歩くのも難しい……)
コナン(やっぱ博士の発明品で、情報を得るしかねーな)
コナン(いったいこの町になにがあったのか……)
コナン「博士! テレビやラジオの情報は受信できそうか!?」
阿笠「ああ、今やっとるよ。ワシの電波受信装置でな」
コナン「なんとかなりそうか?」
阿笠「うむ……もうすぐ電波を拾えそうじゃ」
良かった今回はマジキチじゃないのか
一体何が原因なんだろう
まもなく、阿笠博士の装置はあるニュース番組を受信することに成功した。
ニュース『ガガ……ガ、ガ……』
ニュース『米花町消滅事件についての続報です』
阿笠「おお、声が聞こえるわい!」
灰原「どこかの局のテレビかラジオ番組をキャッチできたようね」
コナン「さすが博士!」
ニュース『政府は今回の核ミサイル飛来の要因は──』
ニュース『アメリカ合衆国のミサイル基地の誤射によるもの、と断定いたしました』
コナン「ア、アメリカだと……!?」
早く....光彦を....
ニュース『今回の事件について、総理のコメントです』
ニュース『“えぇ~、このたびアメリカの核ミサイルによって”』
ニュース『“我が国の町が一つなくなってしまった”』
ニュース『“これはまことに遺憾であります”』
ニュース『“しかしながら、このたびのミサイル発射はあくまで誤射であるため”』
ニュース『“我が国としても慎重に協議し、平和的な解決を──”』
コナン「バーロ、町が一つ消し飛んだんだぞ! なに考えてんだ!」
コナン「一刻も早く、誤射した犯人を見つけるのが先決だろうが!」
犯人は近くにいる気がする
灰原「どうやらこの国のお偉いさんは、この事件をなあなあで済ますつもりのようね」
阿笠「町が一つ消滅しとるのにのう……。なんということじゃ」
コナン「くそっ……こうなったら俺が渡米して、犯人を見つけるしかねえか」
阿笠「じゃが、どうやってアメリカまで行くんじゃ?」
阿笠「なんとか空港まで行ったとしても」
阿笠「こんな状況ではアメリカに便が出とるかどうかも怪しいぞ」
コナン「……作るんだよ」
灰原「工藤君、まさか──」
コナン「そう、俺が飛行機を作るんだ!」
阿笠「じゃが、飛行機なんてどうやって作るんじゃ!?」
コナン「昔、ハワイで親父に飛行機の作り方を教えてもらったことがある」
コナン「今や米花町は瓦礫の山だ。材料はいっぱいあるしな……」
コナン「絶対に犯人を捕まえて──」
コナン「蘭やおっちゃん……町のみんなの仇を取らなきゃならねえ!」
灰原「そうね、このままやられっ放しじゃシャクだものね」
灰原「私も協力するわ」
阿笠「もちろんワシもじゃ!」
コナン「ありがとう、博士、灰原……」
くるか?
嫌な予感がするが
部品…光彦…
ひらめいた
元太「アメリカに行くんだろ!? 俺にも協力させろよ!」
元太「俺だって父ちゃんや母ちゃんの仇を討ちたいしよ!」
光彦「ボクもです!」
光彦「弱腰の政府なんかに任せておけませんよ!」
歩美「歩美も!」
歩美「わたしだって、犯人やっつけたいもん!」
コナン「しゃーねーな……」
コナン「分かった! それじゃ俺がいうとおりに材料を集めてくれ!」
オーッ!
元太「骨組みに使う鉄パイプや木材を持ってきたぜ!」ドサッ
コナン「サンキュー、元太!」
光彦「プロペラと似た形をした瓦礫を運んできました!」ドサッ
コナン「お、これなら使えそうだ! でかした光彦!」
歩美「翼に使えそうな布を拾ってきたよ!」ドサッ
コナン「歩美ちゃん、ありがとう!」
灰原「ガソリンもこのとおり集めたし……」チャポン…
灰原「博士が作るエンジンもなんとかなりそうね」
阿笠「任せておけ~い」トンテンカン
コナン「よし、俺はさっそく設計して組み立てを始めるとすっか!」
一週間後──
歩美&元太&光彦「できたぁ~!」
灰原「瓦礫が材料にしては、立派な飛行機ができたわね」
阿笠「そうじゃのう。これも新一君の指示のおかげじゃわい」
コナン「そうじゃねーよ……。みんなが協力してくれたからこそできたんだ」
コナン「ところで博士」
コナン「米花町を消し飛ばしたミサイルを発射した、基地の場所は分かるか?」
阿笠「それなら大丈夫じゃ! ニュースでやっておったからのう」
コナン「よし……みんな行くぜ、アメリカへ!」
オーッ!
飛行機に乗り込む六人。操縦するのはもちろんコナンである。
今回はまともだな
ブオオオオ……!
歩美「わぁ~飛んだぁ~!」
元太「すっげー! すっげー!」
光彦「感激です!」
コナン「遊びに行くんじゃねーんだぞ、オメーら」
コナン「ところで灰原、この速度だと到着はどのぐらいだ?」
灰原「そうね、丸一日はかかるわね」
阿笠「地下室に食糧を貯蔵しておいてよかったわい」
ブオオオオ……!
コナン(蘭……)
コナン(おっちゃん、園子……みんな!)
コナン(絶対犯人を捕まえてみせるからな……!)
歩美「あ、クジラさんだ!」
元太「どこだよ、どこ!」
光彦「あれはマッコウクジラっていうんですよ」
コナン「やれやれ……もっと緊張しろっての」
灰原「しょうがないわよ、まだ子供なんだもの」
阿笠「君らも今は子供じゃがのう」ニヤッ
ブオオオオ……!
元太「う~ん……うな重……」ムニャムニャ…
光彦「寝ぼけて、ボクにかじりつかないで下さいよ、元太君!」
歩美「元太君ったら、寝てても食いしん坊なんだから!」
コナン「歩美ちゃん、光彦、オメーらも寝といた方がいいぞ」
コナン「まだ当分は空の上なんだ」
灰原「空の旅っていうのも、数時間もすると飽きてくるわね……」
阿笠「なにしろ、景色が上も下もずっと同じじゃからのう」
丸一日後、コナンたちはようやくミサイル基地にたどり着いた。
<ミサイル基地>
米兵A「なんだ、お前たちは?」
コナン「俺たちは日本の米花町の生き残りだ!」
コナン「ここに米花町に核ミサイルを誤射した犯人がいるはずだ」
コナン「通してくれ!」
米兵A「部外者を通せるわけがないだろう」
米兵B「さっさと帰りな、カミカゼボーイ」
米兵C「HAHAHA!」
コナン(くそっ、やっぱりすんなり通しちゃくれねーか……)
コナン(かといって兵士相手に戦うわけにもいかねえ! どうすれば──)
レイ「この六人を、通してあげなさい」ザッ…
米兵A「司令官!?」
米兵B「しかし、このボーイたちは日本人です!」
米兵C「HAHAHA!」
レイ「通すんだ」ギロッ
米兵A「わ、分かりました……」
コナン「ア、アンタは……レイ!」
レイ「久しぶりだねー、ボーイ! あの大阪での夜以来ね!」
< レイ・カーティス 米軍司令官 (37) >
【レイ・カーティス】
かつて“欧州の鉄の砦”と恐れられた、名ゴールキーパー。
工藤新一(江戸川コナン)が大好きだったサッカー選手である。
光彦健在とはまともなSSだ…
コナン「レイ、アンタは自首して逮捕されたはずじゃ──」
レイ「犯した罪から逃れようとした私を、ボーイが名推理で止めてくれた後──」
レイ「私は執行猶予の判決を受けたよ……」
レイ「その後、私は米軍からスカウトを受けて司令官にしてもらったね!」
コナン「そうだったのか……!」
レイ「私も、今回のミサイル誤射事件、解決したいと思ってましたー!」
レイ「ボーイ、どうかあの時の恩を返させて欲しいね!」
コナン「ありがとう……レイ!」
レイ「さっそく、ミサイルのボタンを管理している容疑者三人に会わせまーす!」
<核ミサイルスイッチ管理室>
レイ「この部屋で、核ミサイルスイッチは管理されてまーす!」
レイ「核スイッチはあれね!」スッ
コナン(火災報知機の非常ベルみたく、壁に取り付けてあんのか……)
コナン「レイ、あそこに立ってる三人は?」
レイ「彼ら三人がこの基地で、核ミサイルのスイッチを管理しているね!」
レイ「事件当日のミサイル発射時刻は、三人ともこの部屋にいたようでーす!」
コナン(つまり三人とも核ミサイル発射スイッチを押せたってことか……)
コナン(よし、さっそく容疑者たちと話してみるか!)
なんでサッカー選手が軍司令官に
~ 容疑者 ~
スミス「司令官、俺は核ミサイルのボタンなんざ押しちゃいませんよ!」
< ケアレ・スミス (31) 核ミサイルスイッチ管理人 >
ボタン「ワシが犯人のはずがなかろう!」
< ポチットナー・ボタン (47) 核ミサイルスイッチ管理人 >
ダッシュ「断じてボクではありません!」
< ピンポン・ダッシュ (24) 核ミサイルスイッチ管理人 >
>>44
全員怪しすぎるじゃないかwww
灰原「ケアレスミスに、ポチッとな、ピンポンダッシュ……」
灰原「みんな、誤ってスイッチの一つや二つ、押しそうな名前をしてるわね」
阿笠「そうじゃのォ」
元太「この中に、俺たちの町をメチャクチャにした犯人がいるってことか……」
光彦「ボクらの手で、絶対犯人を見つけ出しましょう!」
歩美「うん、そうだね!」
コナン「じゃあさっそく聞かせてくれ……」
コナン「ミサイル発射時刻、ずばりアンタたちが何をしていたか?」
コナン「まずはスミスさん、アンタからだ」
スミス「俺は──その時刻、実はこの部屋で寝てたんだ……」
スミス「ついウトウトしちまってさ……」
スミス「だからスイッチなんか押しちゃいねえし」
スミス「誰が押したかも見てないんだ!」
阿笠「寝てたじゃと?」
灰原「ずいぶんと都合がいい話だけど、嘘をついてるようにも見えないわね……」
コナン「分かった……。じゃあ次はボタンさん、答えてくれ」
ボタン「ワシも……実は眠っておった」
ボタン「この部屋で酒を飲んで……つい、な」
ボタン「だから発射時刻にこの部屋で何があったかは、なにも知らんのだよ」
コナン「……ダッシュさんは?」
ダッシュ「すみません、ボクもうっかりして眠っていました!」
ダッシュ「起きた時にはすでに、この基地からミサイルが発射されてて……」
ダッシュ「もう手遅れで……」
元太「なんだよ、全員この部屋で寝てたってのかよ!」
光彦「証言に嘘がない限り、三人とも犯行は不可能だったというわけですね」
歩美「つまり、どこかにいる四人目が犯人ってことなの?」
コナン「…………」
コナン(ウソをついてるようには見えねえ)
コナン(事件当日、全員核スイッチのあるこの部屋で眠っていた……)
コナン(やっぱり、歩美ちゃんのいうとおり)
コナン(三人が寝てるスキにこの部屋に忍び込んだ“真犯人”がいるってことなのか?)
コナン(だが、この部屋自体は警備が厳重で、外から入るのは難しい……)
コナン(う~ん……だけど眠ってたらスイッチを押すなんてできるわけ──)
コナン「!」ハッ
元太『う~ん……うな重……』ムニャムニャ…
光彦『寝ぼけて、ボクにかじりつかないで下さいよ、元太君!』
歩美『元太君ったら、寝てても食いしん坊なんだから!』
ん?
コナン(そうか……そういうことだったのか!)
灰原「あら、なにか分かったって顔ね」クスッ
コナン「ああ……ようやく道筋が見えてきたぜ!」
コナン「レイ、わりぃが、あの三人の個人データを見せてもらえるか?」
レイ「他ならぬボーイの頼みね。かまいませーん!」
三人の個人データを調べるコナン。
コナン(やっぱり……)
コナン(三人ともよく“夢中遊行症(夢遊病)”を発症している!)
何でそんな奴らにボタン任せてんだよwwwww
コナン「スミスさん、ボタンさん、ダッシュさん」
コナン「これが最後の質問だ」
コナン「事件当日発射時刻、眠っていた時──いったいどんな夢を見ていた?」
スミス「夢……?」
スミス「恋人のスージーの家を訪ねる夢だったぜ!」
ボタン「ワシはなぜか、パソコンでエンターキーを連打する夢を見ておった」
ダッシュ「ボクは、ゲームセンターでゲームをしている夢でしたね」
コナン(……これで分かった。犯人はあの人だ!)
ツッコミどころ満載だなw
そんな奴らを担当にするなよww
コナン「博士……」ボソッ
阿笠「ん? なんじゃ、新一君」
コナン「いつもどおり探偵のフリしてくれねーか?」
コナン「ここはアメリカだが、どこに黒ずくめの奴らの目や耳があるかもしれねーし」
阿笠「うむ……それもそうじゃな」
阿笠「……コホン」
阿笠「突然じゃが、ワシは犯人が分かってしもうた!」
元太「マジかよ、博士!?」
歩美「ホント?」
光彦「この中に犯人はいないんじゃないんですか……?」
灰原(お手並み拝見ね、工藤君)
阿笠『犯人は──アンタじゃよ!』ビシッ
阿笠『ケアレ・スミスさん!』
スミス「なっ……!? なんでだよ、どうして俺が犯人なんだ!?」
スミス「俺は……いや、俺たちは全員眠ってたっていっただろう!」
阿笠『そう、事件当日のミサイル発射時刻、アンタたちは全員眠っておった』
阿笠『ならば四人目の犯人がいる? いや、そうではないんじゃ』
阿笠『アンタらは全員、夢遊病を発症しやすい性質をしておる』
阿笠『つまり、今回の事件の真相は──』
阿笠『三人のうちのだれかが、寝ぼけてスイッチを押してしまったということじゃ!』
阿笠『そして、今の質問でようやく分かったのじゃよ』
阿笠『寝ぼけて核スイッチのボタンを押してしまうような夢を見ていたのは──』
阿笠『アンタだけじゃとな!』
スミス「!?」
ミツヒコクーンは?
スミス「おいおい、待ってくれよ」
スミス「だったら怪しいのはボタンさんやダッシュの方じゃねえのか!?」
スミス「ボタンさんはパソコンのキーを連打する夢を見ているし」
スミス「ゲームセンターの筺体にだって、スイッチやボタンがついてる!」
阿笠『いや……そうはいかんのじゃよ』
阿笠『パソコンのキーも、ゲームのボタンも──』
阿笠『ボタンを押す方向は、下じゃ』
阿笠『壁についている核スイッチを押すには、不向きな夢なのじゃ』
スミス「だからって、なんで俺が犯人なんだ!?」
スミス「俺は夢の中で、スージーの家を訪ねただけだ!」
光彦「そうですよ、博士!」
光彦「三人の中で一番、スイッチやボタンに無縁な夢じゃないですか!」
すっとぼけるなよww
阿笠『ふっふっふ……』
阿笠『光彦君、君は人の家を訪ねる時、入る前にまず何をするかね?』
光彦「どうするって、もちろん……ドアの近くについてるチャイムを鳴らして──」
光彦「!」ハッ
阿笠『そう、スミスさんはスージーさんの家のチャイムを鳴らすつもりで』
阿笠『寝ぼけて押してしまったのじゃよ……』
阿笠『米花町を消滅させる、核スイッチのボタンをな!』
阿笠『直後にアンタは目を覚ましたが、すでに事態は手遅れじゃった!』
阿笠『だから他の二人と同じように、ずっと眠っていたことにしたんじゃ!』
スミス「う、ぐ……っ!」
スミス「しょ、証拠は……俺が押したって証拠はあんのかよ!?」
阿笠『簡単なことじゃ』
阿笠『核スイッチについている指紋を調べれば、すぐに分かることじゃろう』
スミス「く、くそぉ……っ!」
ボタン「なんてことをしたんだ、貴様は!」
ダッシュ「スミスさん……」
スミス「俺だって……押したくて押したわけじゃなかったんだよ……!」
阿笠『じゃが君のせいで、米花町は消滅し、万を超える人が亡くなった』
阿笠『その罪は償うべきじゃ』
レイ「さ、出頭しよう、スミス」
スミス「は、はい……!」ガクッ
こうして事件は解決した。
米花町消滅事件は、人並みに恋人を愛する平凡な男の手によって、
引き起こされたものだった……。
日本に戻ったコナンたち。
<ファミレス>
阿笠「さあみんな、遠慮せず食べとくれ!」
歩美&元太&光彦「ハ~イ!」
灰原「よかったわね、工藤君」
灰原「事件が解決できて」
コナン「まぁな……米花町はなくなっちまったが」
コナン「これで蘭やおっちゃんの無念を、少しは晴らせたしな」
灰原「あら?」
灰原「憧れの選手が社会復帰してる姿を見られたことも、嬉しかったんじゃない?」
灰原「ちゃっかりサインまでもらってたみたいだし」
コナン「見てたのかよ……ったく、オメーにゃかなわねぇな」
光彦「さっきボタンを押したのに、店員さんがなかなか来ませんね……」
歩美「おそ~い、まだなのぉ~?」
阿笠「これこれ、お昼時じゃし、店の人も忙しいんじゃろう」
灰原「そうね、とても混雑してるもの」
元太「よぉ~し、だったらボタン連打してやらぁ!」ポチポチポチ…
コナン「おい、やめろ元太!」
灰原「あんなことがあったのに、よくボタンを連打できるわね……」
コナン(米花町が消滅しても少年探偵団は不滅ってことか……ハハ)
名探偵コナン『米花町消滅事件』 おわり
乙
乙
最初から指紋を…いやなんでもない
光彦が死なない・・・だと!?
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