母「ヤダ! いつのだろう!?」
子供「わかんなーい。だけど、ホコリかぶってるよ」
母「ヤダヤダ! ちょっと、あなたー!」
父「んー? 何? 大掃除はかどってるか?」
母「それどころじゃないわよ! 押し入れの奥からモンスターボールが出てきたって!」
父「うわっ・・・・・・」
子供「開けてみるぅ?」
母「やめなさい!」
父「まいったなぁ、去年の大掃除ではここ、放置してたからなぁ」
ゴーストか…
ビリリダマ
マルマイン
母「最後にここ開けたの、いつだろう」
父「さぁ、この押し入れは全然つかわないしなぁ」
子供「僕ずっと触ってないよー」
父「お前じゃないか? このモンスターボール」
母「私じゃないわよ! モンスターボールなんてここ数年、触れてもいないわ」
父「うーん。まったく記憶にないしなぁ・・・・・・」
子供「じゃあ、空なんじゃない?」
父「かもな」
母「嫌よ、それで腐った死体が出てきたりしたら」
え、放置しとくとまずいの?
中身はアルセウスだな
中身くさってそう・・・
お尻からモンスターボールに見えた
父「業者でも呼ぶか?」
母「うーん・・・・・・でも、この前聞いた話だけど、○○さんちでも似たようなことがあって、業者に頼んだんだって」
子供「○○さんちってー?」
母「ほら、草むらの近くの、よく木ノ実をくれるおじさんのうちだよ」
子供「あー! あのおじさんかー」
母「モンスターボールの中からキャタピーの死体が出てきたらしいんだけど」
父「うわっ」
母「なんでも、子供が捕まえて、そのままだったらしくて、ポケモン愛護法に基づいて、罰金を払わされたそうよ」
父「罰金!? 嫌だなー・・・・・・業者の作業料もかかるんだろ? ちょっとなぁ・・・・・・」
母「むしポケモンだったから罰金も少なかったらしいけど、種類によっては有期の禁固刑もありえるって・・・・・・」
子供「お父さん、逮捕されちゃうのー!?」
父「さ、されないよ・・・・・・ハハハ」
むかっしのこどもいっまのこども
ギエピー
>>11
やめろ
はやっくおとなになりたいっな♪あ
もう一度子供に戻ってみたい
父「や、やっぱり、自分たちで確認しよう」
母「それでもし中身が入ってて、警察に知られたら・・・・・・死体遺棄なんてことに、ならないわよね」
父「まさか、ポケモンだぞ? 法律上は、器物扱いだし・・・・・・」
母「そう、ね。バレなきゃ大丈夫よね。わざわざ、業者に金とられるのも嫌だし」
父「よし、じゃあ、中身を確認するか」
母「外でやってね」
子供「僕もいく~」
一日だけでも なれないかな?
ホエルオーが出てきて阿鼻叫喚エンドはよ
実際入れっぱなしだとどうなるか設定とかあるの?
なれっこないよ
>>19
ボール中に入れとけばカビゴンでも腹は減らないらしい
けど限度はあるだろうな
ポケモンセンターに持ってけよ
>>19
PCに入れて保存したりポケモンセンターで一瞬で全快するようなデジタルな存在なんだからどうもならなそう
モンスターボールの中で死んだり腐ったりしないだろ
父「よし、こんだけ山奥にくれば大丈夫だろう」
子供「じゃあ、中身を確認しよ!」
父「う、うん」
父「・・・・・・離れてろよ」
子供「はーい」
父「そら」
ヒューン ポワン
死体「」
父「ぬおわ!」
子供「わー! 死体だー!」
>>22
それが業者なんだろう
問題は何の死体かだ
なんの死体だ
>>25
トラウマになるな
ゴーストタイプは死ぬのかな
チョキチョキプルルルルルルルゥゥゥゥリリリィィィィィィィィッッッ
レジ系なら大丈夫そう
むしろ落ち着きそう
子供「死体だ死体だー!」キャッキャ
父「コラ! ばっちいから触るんじゃない!」
父「しかし、ひどいな・・・・・・すっかりミイラ化してる・・・・・・これ、なんだ?」
死体「」
父「なんか、猫っぽいけど・・・・・・」
子供「あー!」
父「ん? なんだ、どうした」
子供「これ、エネコだー!」
父「エネコ? なんでエネコが・・・・・・うちに?」
ちょっとワロタ。
つづけたまえ。
子供wwwwww
喜ぶなよw
実験室の変圧器開けたらネズミの死骸がドサッと降ってきたことがあったな。
「ふぇぇ…はやくおとなに なりたいよぉ…」
『んんwwwどうしてですかなwwwwww』
「はやくおとなに なりたいの」
『子供は役割もてますぞwwwwwwwwww』
「でもね なんだか なってみたいよぉ」
『んんwwwでは今度は我の夢 言いますぞwwwwwwwwww』
『もういちど子供に戻ってみたいですなwwwwwwww』
「ふぇぇ…なんで~?」
『もういちど子供に戻ってみたいですぞwwwwwwww』
「大人でいいのに…」
『一日だけでもなれませんかな?wwwwwwwwww』
「なれっこないよぉ」
『んんwwぺゃっwwwいじわるですなwwwwwwwwwww』
『昔 我がまだ子供だったころwwwwwwwwwww』
『ヤケットに入れてたたくさんの宝物wwwwwww』
『いまでもときどき顔をのぞかせるんですなwwwwww』
「ふぇぇ……それってもしかしてピカチュウ?」
『んんwwwwボカチュウはありえないwwwwヤティオスですぞwwwwww』
子供が無邪気で怖い
ハブかマムシの酒瓶開けたら生きてたみたいな都市伝説思い出した
コジロウが別荘に小さいとき遊んだマネネ置きっぱなしにしてたな
子供がこっそり飼おうとしてコロしたケースだな
子供「思い出した! おじさんから貰ったんだ!」
父「おじさん? ホウエンのおじさんか?」
子供「うん! 去年うちにきたときに、くれたんだ。前、僕が『エネコほしい』って言ったから、つかまえてきてくれて」
父「で、そのまま押し入れに入れっぱなしか?」
子供「うん。忘れちゃってた。ボールのまま押し入れの中にしまわなければよかった」
父「ったく、いつも言ってるだろ、見た目はボールでも、中には命が入ってるんだって」
子供「ごめんなさーい」
父(まあ、無理もないな。こんな球に命が詰まってるなんて、俺でさえ実感しにくい)
父「さ、エネコに『ごめんなさい』して、お墓つくってやろうな」
子供「うん!」
>>41
どうなってた?
父「ただいまー」
母「おかえり。どうだった」
父「入ってたよ」
母「うへぇ、何が?」
父「エネコ。ほとんど皮と骨だよ。モンスターボールに入ってなかったら、とっくに風化してたな。ありゃあ」
母「あー嫌だ嫌だ。なんでそんなのがうちにあったの?」
父「お義兄さんがくれたんだってよ。それを忘れて放置してたって」
子供「ごめんなさーい」
母「もう!」
ペットセメタリー
>>44
調べたらマスキッパだった
数年おもちゃ箱に放置されてても生きてて
小次郎の手持ちポケモンになってた
それからー
子供「あー、テレビでおんなじことやってるよー」
父「ん? おんなじこと?」
アナウンサー『さあ、年末の大掃除シーズン。近年急増しているのが、これ、「モンスターボールの放置」』
コメンテーター『最近増えてますねー。よく聞きます』
アナウンサー『モンスターボールが開発されて以来、ポケモンの持ち運びに便利と評判だったわけですが』
アナウンサー『ポケモンを小さなボールの中にしまった結果、そこにポケモンがいるのだという意識が薄くなってしまう』
アナウンサー『そういった傾向が強まり、今、ポケモン愛護団体からボール使用に対する反論が出ているんですねー』
コメンテーター『この無機質な球が置かれているだけでは、そこに生き物がいるのだと、思えない』
コメンテーター『ポケモンが入っているのは理解しているんですよ。だけど、ダイレクトに命を感じることはできないんです』
アナウンサー『わかります。だから、ウチではポケモンはみな、放し飼いなんですよ』
コメンテーター『ですけど、都会に住む人はスペースがありませんから。そういった人々の間でも、ボールは普及してるわけです』
父「実際、無理だよな。モンスターボールの廃止なんて、いまさらさ。こんだけ普及してるんだもん」
母「ねぇ。便利だし」
子供「だよねー」
普及し始めて間もないって感じの世界観かな
ソーナンスとかコダックみたいに勝手に出てこれるんじゃないのか
数年放置してるんだからかなり後だろ
~ゴミ収集所~
後輩「せ、先輩。今年もすごいっすよ。モンスターボールの山」
先輩「うは、すげえな。何個あるんだよ」
後輩「さぁ・・・・・・。これ、何個かは中身入ってるんですかね?」
先輩「どうだかな。だが、うちの方針は、『モンスターボールは不燃ゴミ』だから」
後輩「中身は確認しないんすよね?」
先輩「そう。確認作業なんていちいちやってられねえし」
先輩「もし、中身が入ってたら、役所に報告しねえとなんねーの」
先輩「面倒だろ? でもさ、ほら」
ギギギギギギ ズズゥン
先輩「中身を確認しないまま、プレスにかけちまえばさ、真相は闇の中よ」
後輩「そうっすね。俺たちはただ、ボールをプレスにかけてるだけっすもんね」
ずっと昔はぼんぐりをモンスターボール代わりにしていたという設定は……
日本はポケモン飼うのに向いてなさそうだな
家が小さくて家で放せなそう
ポケモンを捕える時に失敗した場合のモンスターボールってそのまま放置されるんかな
>>56
使い回せないなら犬の糞みたいな扱いになりそうだな
なんか怖い
先輩「っそ、俺たちが処理してるのは、モンスターボールだ」
先輩「ポケモンじゃない」
後輩「なんとも、割り切るのが大変でしたけど、慣れましたね」
先輩「ハハハ。だって、見た目はただのボールだしな」
後輩「そういう風に考えると、なんかいいっすね。あの玩具みたいなデザインは」
先輩「遊び飽きられた玩具か。あながち間違ってねえな」
後輩「あっ、また次のモンスターボールが運ばれてきましたよ」
先輩「大掃除シーズンはひでえな。楽できねえわ」
先輩「・・・・・・」
後輩「先輩、プレスしたモンスターボールが埋め立て処分場に運ばれるとき、いつも手を合わせますよね」
先輩「ん。なんとなくな」
後輩「割り切るとか言って、全然割り切れてないじゃないっすか」
先輩「ばーか。なんとなくって言ってるだろ」
後輩「そっすか。じゃあ俺も」
先輩「・・・・・・ふぅ、まだまだ仕事は終わらねえぞ」
後輩「はい。はやく次のやつらをプレス機に放り込んじまいましょう」
先輩「そうだな」
その後も、モンスターボールが潰される音が止むことはなかった。
~完~
工工エエエエ(´Д` )エエエエ工工
だいぶ重い話しだな
ポケスペなんかだとボール越にポケモン見えてたな
ポケモンってモンスターボールに入ってる間は小さくなってんだろ?
なんでエネコはそのままのサイズで出て来たんだよ
なんか次作の敵団はこういう方向で来そう
>>64
小さくっていうかデータだったか光みたいのだったかになるんじゃなかったっけ
そもそもポケモン出したら元のサイズで出てくるだろう
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません