穂乃果「凛!」 凛「!?」 (38)
凛「穂乃果ちゃーん」ニコニコ
穂乃果「あ、凛ちゃん。どうしたの?」
凛「パンをあげるにゃ!」
穂乃果「ぱ、パン?」
凛「うん、日頃の感謝を込めて凛から穂乃果ちゃんにプレゼント!」スッ
穂乃果「と、突然だね……」
凛「いーからいーから! 遠慮しないで貰って? 凛は穂乃果ちゃんに本当に感謝してるんだから」
穂乃果「凛ちゃん……」ジーン…
穂乃果「えへへ、それなら遠慮なく食べさせてもらおうかな!」
凛「うん! パクッといっちゃってパクッと」ニヤニヤ
穂乃果「じゃ、いただきまーす」パクッ
穂乃果「……ぶふうぅぅぅぅぅ!?」
穂乃果「か、辛えぇぇぇぇぇぇぇ!!」
凛「えへへ、うぐいすパンと見せかけたわさびパンにゃ! じゃーね穂乃果ちゃん!」ダッ
穂乃果「うごぉぉぉぉぉぉ! 水うぅぅぅぅぅぅ!」
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穂乃果「どっへあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」ジタバタ
花陽「ほ、穂乃果ちゃん!」
穂乃果「は…花陽ちゃん…?」
花陽「こ、これ! お水だよ!」スッ
穂乃果「み、水……! ありがたい…花陽ちゃんは私のえんじぇーだよ……」クイッ
花陽「ううん、私じゃないよ。さっき凛ちゃんが渡してくれたんだ」
穂乃果「ぶほおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
花陽「ほ、穂乃果ちゃん!?」
穂乃果「しょっぺえぇよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」バッタンバッタン
花陽「ほ、穂乃果ちゃんがエビみたいにのたうちまわってる……」
凛「……」ニヤニヤ
穂乃果「……てなことがあったんだよー」スタスタ
ことり「へえ~」
海未「凛のいたづら好きにも困ったものですね」
穂乃果「ホントだよ! 晩御飯の味ほとんど分からなかったくらいだもん!」
海未「……おや? 噂をすれば」
凛「~♪」
ことり「あ、凛ちゃんだね。あれ? 凛ちゃんこっちの道だっけ?」
穂乃果「むむ……ここは一つ私を怒らせるとどうなるか見せてあげないとね!」
海未「どうなるんですか?」
穂乃果「ふふ…凛ちゃんは泣きっ面を晒すことになるだろうね」ニィッ
海未(……ダメな予感がしますね)
ことり(うん)
穂乃果「……」ズンズンズン
穂乃果「やぁ、凛ちゃん。おはよう」
凛「あっ、穂乃果ちゃん。おはよー」
凛「昨日はごめんね、いたづらにしてはやり過ぎたにゃー」ニコニコ
穂乃果(くっ、まったく悪びれる様子がない……ここは少しきつめに注意しないと)
穂乃果「あのね、凛ちゃん。いたづらでもやっていいこと悪いことがあるんだよ? もう高校一年生なんだからそういう線引きはしっかりしないと」
凛「……」
穂乃果「いくらμ'sのメンバー同士で仲がいいからってね、度が過ぎたらダメなんだよ。分かった?」
凛「……」シュン
穂乃果(あ…ちょっとキツくしすぎたかな?)
穂乃果「あのね凛ちゃん……」
凛「隙ありー!」バッサァ
穂乃果「……へ?」
海未「!?」
ことり(水玉か……)
俺(水玉か……)
穂乃果「きゃあぁぁぁぁぁぁ!///」ペタン
凛「えへへー、またまたいたづら成功ー!」ダダッ
ザワザワ…ミズタマ…ミズタマダッタ…
海未「穂乃果! だ、大丈夫ですか…?」
穂乃果「見られた…道行く人達にパンツ見られた……」ズーン
海未(だいぶショックだったようですね…当たり前ですが)
穂乃果「ぐすっ…凛ちゃんのばかぁ……」
海未(穂乃果が泣きっ面をさらす事になるとは……)
ことり「穂乃果ちゃん、可愛いパンツだったよ」
海未「ことり、それ傷口抉ってるだけですよ」
穂乃果「うぅ……」グスッ
海未「学校に着いてもまだ立ち直れませんか…」
ことり「よっぽどこたえたんだね」
海未「ことりの一言もいくらか影響があったのではないかと思いますけどね」
ことり「えぇ~?」
海未「穂乃果、そろそろ顔をあげてください」
ことり「そうだよ穂乃果ちゃん。文化祭のステージでパンツさらした人だっているんだよ?」
穂乃果「慰めにならないよぉ…」
海未「それにしても凛は何故穂乃果にばなりいたづらを…」
穂乃果「…」ピクッ
ことり「うーん…多分だけど……」
穂乃果「そうだよ! 凛ちゃんが悪いんだよ!」
海未「ど、どうしたんですか急に?」
穂乃果「私がこんなに落ち込んでるのはどう考えても凛ちゃんが悪い!」
ことり「ラノベのタイトルみたいだね」
海未「まぁそれはその通りですが……」
穂乃果「そんなわけで復讐してくるね!」
海未「ちょ、もうホームルーム始まりますよ!?」
ことり「穂乃果ちゃん、ファイト~」
凛「……」イソイソ
真姫「何やってんのよ凛」
凛「うーん…そろそろ来るかな~と思って」
花陽「? 誰が?」
凛「凛のターゲットにゃ!」
真姫「ターゲット?…誰だか知らないけどそれやられたら結構怒るんじゃない?」
花陽「そ、そうだよね。狙った人がいつ入ってくるかも分からないし……」
凛「大丈夫! 凛の計算通りなら必ずやって来るにゃ。……よし、準備完了ー」
穂乃果(凛ちゃんのクラスは……ここだ!)
ガラッ
穂乃果「凛ちゃん! 今朝の借りを返しに……」
ポンッ
穂乃果「……」ファサー
凛「やったー! 大成功ー!」
真姫「ターゲットって…穂乃果?」
花陽「り、凛ちゃん……これまずいんじゃ…」
穂乃果「…くぉらあぁぁぁぁぁぁぁぁ!」ダッ
凛「わーっ、穂乃果ちゃんが怒ったにゃー!」
穂乃果「怒るに決まってるでしょうがあぁぁぁ!」
凛「逃げるにゃーーー!」
穂乃果「待てーーーい!」
真姫「…凛は何がしたかったの?」
花陽「さ、さぁ…? でも、何だか凛ちゃん楽しそう……」
━━その後も……
穂乃果「あれ!? 私のランチパックがない!」
凛「既にいただいているにゃ」モグモグ
穂乃果「凛ちゃーん!!」ダッ
凛「逃げるが勝ち!」ダッ
穂乃果「ふぅ、練習疲れたー」
穂乃果「……あ、あれ!? 私の着替えがない!」
凛「既にいただいているにゃ!」モグモグ
穂乃果「こんにゃろー!」
凛「退散!」
穂乃果「ふぅ、お風呂気持ちよかったー」
穂乃果「……あれ!? 私のパンツがない!」
凛「既にいただいているにゃ!」モグモグ
穂乃果「ほしぞらァ!」
凛「逃避!」
穂乃果「ぐぅ……ぐぅ……」
穂乃果「……ん?」
凛「既にいただいているにゃ!」モグモグ
穂乃果「何をだよ!///」
━━凛の執拗な悪戯は続いた。
ほのキチじゃないか
可愛い
穂乃果「もう我慢できないよ!!」
ことり「うーん…それは確かに凛ちゃんもやり過ぎな気がするね」
海未「というかもはや悪戯どころか犯罪の域に達してませんか?」
穂乃果「凛ちゃんがその気なら私にも考えがあるよ! 倍返しにしてやる!」
ことり「最近いっつもそれだよね」
海未「そう言って意気込んで凛の所に行き、泣かされて帰ってくるのがパターンになってますね」
穂乃果「ち、違うよ! 今回こそは本当に本気だもん! 凛ちゃんに仕返しした後、美味しくパンを食べるんだもん!」
ことり「中途半端なフラグが立ったね」
海未「仕返しするよりもまずは…何故悪戯されているのか考えるべきでは?」
穂乃果「な、何で!?」
海未「その原因を突き止めて改善すれば悪戯されることはなくなるでしょう」
穂乃果「それじゃあ今までの鬱憤は誰に晴らせばいいの!?」
ことり「その後でいいんじゃない? それならやり返されることもないだろうし(多分)」
穂乃果「むぅ……そっか。悪戯される原因ねぇ……」
凛ちゃんはほのキチ
穂乃果「…………うーん、何も思いつかないよ」
ことり「変だねぇ、何か理由があると思うんだけど」
海未「……もしや」
穂乃果「えっ、なになに!?」
海未「穂乃果は凛に……」
穂乃果「うんうん!」
ことり(おっ、海未ちゃんも気づいたのかな?)
海未「なめられているのでは?」
ことり(あっ、違った)
穂乃果「え、えぇっ!? 私が凛ちゃんに!?」
海未「ええ。先輩呼びが禁止になったとはいえ、やはり上級生と下級生という垣根はあります。しかし皆同じ学年のように接するうちにそれが取っ払われてしまえばどうなるでしょう?」
穂乃果「ど、どうなるの……?」
海未「メンバーの中で学年関係なしに上下関係が出来上がります」
穂乃果「えぇっ!? μ'sにはそんなのないよ!」
海未「そうですね……上下関係は言い過ぎました。しかし日頃の行いによって接する態度に差が出てはいると思えませんか?」
穂乃果「た、態度に差が……?」
海未「ええ。例えば絵里に対する凛の態度とにこに対する凛の態度は違いますよね?」
穂乃果「うーん…確かに。絵里ちゃんはともかく、にこちゃんに対しては本当に同じ一年生くらいの感じで話してるよね、凛ちゃんは」
ことり「でもそういうキャラみたいなところもあるんじゃ……」
海未「もちろんそれもあるでしょう。……しかし」
海未「遅刻は多い、成績は悪い、ダンスも歌も並…先輩として尊敬できる部分がないとなめられる可能性は上がるでしょう」
穂乃果「……ん? 今のにこちゃんのこと? それとも私?」
海未「とにかく、穂乃果に足りないものはもしかすると先輩としての威厳かもしれませんね」
ことり「え~、そんなの私もないと思うけど……」
海未「威厳というか…先輩らしさでしょうかね」
穂乃果「先輩らしさ……」
穂乃果「……どうすれば先輩っぽくなれるんだろう」
ことり「うーん、特に意識したことないなぁ」
海未「そうですね……呼び捨てにしてみるとかどうです?」
穂乃果「呼び捨てに……」
海未「年上だということを意識させることができるかもしれません」
穂乃果「ふむむ……よし! やってみる! ありがとう海未ちゃん!」ダッ
海未「さて、どうなりますかね」
ことり「海未ちゃんは分かってないの? 何で凛ちゃんが穂乃果ちゃんに悪戯するのか」
海未「え? なめられてるからじゃないんですか?」
ことり「あ、本当にそうだと思ってたの。てっきり冗談かと……」
海未「ちょ、ことり!? 原因がはっきり分かってるなら言って下さいよ! 穂乃果行っちゃいましたよ!?」
ことり「いやー、面白いことになりそうな気がするからほっとこうよ」
海未「あなたという人は…!……というか本当の原因は何なんですか?」
ことり(パンツ食べてる時点でだいたい分かると思うけど……)
ことり「あれだよ、愛情の裏返し的な?」
海未「??」
凛「ランチパック美味しいにゃー」モグモグ
真姫「あんたねぇ…それ、また穂乃果から盗ってきたやつでしょ?」
凛「うん」モグモグ
真姫「うんじゃないわよ……」
花陽「凛ちゃん。最近穂乃果ちゃんに迷惑ばっかりかけてるみたいだけど、ダメだよそんなことしちゃ」
凛「悪戯してるだけにゃ、コミュニケーションの一つにゃ」モグモグ
真姫「人ん家に不法侵入してまでコミュニケーションとる必要はないでしょうが…」
花陽「…そもそも何で穂乃果ちゃんにばっかりちょっかいだすの?」
凛「穂乃果ちゃんをからかうのがとっても楽しいからにゃ!」
真姫「……最高の笑顔で言い放ちやがったわ」
花陽「で、でも凛ちゃんが楽しくても穂乃果ちゃんはきっと嫌がってるよ」
凛「大丈夫! 一線は越えないようにしてるから!」
真姫(どこに引いてあんのよその線……)
そりゃs○xでしょ
既にいただいちゃってるじゃないか!
凛「さーて、お腹も膨れたし穂乃果ちゃんをからかいに行こうかな」
真姫「もはや腹ごなしの気分なのね」
花陽「凛ちゃん! もう何回言ってもやめるつもりはないみたいだから止めないけど……絶対に一線は超えちゃダメだからね!」
凛「大丈夫大丈夫~♪」スタスタ
真姫「ホントに一線はどこにあるのよ……」
花陽「ABCの……BとCの間かな?」
真姫「真面目に考えんでいいっての。…というか凛はもうXくらいまで行ってそうだけど」
花陽「ま、真姫ちゃん!/// いやらしいよ!」
真姫「えっ!?」
真姫「それにしてもからかうのが楽しいってだけであそこまで熱心になるのかしらね」
花陽「そうだねぇ……何だか好きな人の気を引くためにわざと相手が嫌がることをする小学生の男の子みたいだよね」
真姫「あっ、私と同じこと思ってたのね花陽」
花陽「真姫ちゃんも?」
真姫「ええ。……まぁ部屋に不法侵入してるあたり実るのかどうかは不明よね」
花陽「やり方間違ってるよねぇ…凛ちゃん」
凛「ふんふ~ん♪……おっ、あのほのまげは…」
ほのまげ「……」ユラユラ
凛「間違いなく穂乃果ちゃんだにゃ! よーし、後ろから声をかけると同時に肩に手を置いて相手が振り返ると指先が頬っぺたをむにゅっとさせるアレをやるにゃ!」
凛「……」ソローリ
穂乃果(ふーむ……呼び捨てかぁ。難しそうだけど試す価値はあるかなぁ…でも呼び捨てだといつもの話し方も変えなきゃ変だよねぇ)スタスタ
「ほーのかちゃん」
穂乃果「ん? その声は凛ちゃ……」ムニュッ
穂乃果「……」
凛「あはは、引っかかったにゃー!」
穂乃果「……」
凛「……穂乃果ちゃん?」
穂乃果(ふふふ……まさかこの年になって後ろから声をかけると同時に肩に手を置いて相手が振り返ると指先が頬っぺたをむにゅっとさせるアレをやられるとは思わなかったよ……)
穂乃果(今日という今日は……完全にキレた!!)
穂乃果「凛!」
凛「!?」
凛「ほ、穂乃果ちゃん……? 今……」
穂乃果「今日という今日は絶対に許さないよ! 今まで散々私をからかってきた罰を受けてもらうからね!」
凛「い、いやそれより今……」
穂乃果「それよりってなに!? 凛のせいで今日まで私がどれだけ大変な目にあってきたか分かってる? 朝はパンツ見られるわ、お昼はランチパック食べられるわ、夜はパンツ食べられるわ……まだまだ枚挙にいとまがないよ!」
凛「あっ、また……」
穂乃果「凛! 話聞いてるの!?」
凛「はっ、はいぃ!」
穂乃果「だいたい凛はねぇ……」
凛(ほ、穂乃果ちゃんが凛を呼び捨てに……)
凛(なんか……何でだろ)
凛(すっごい嬉しいにゃ!)
凛(穂乃果ちゃんて皆をちゃん付けで呼ぶから…自分が特別みたいに思えるにゃ……)
凛(穂乃果ちゃんに特別だと思われるのが嬉しい…)
凛(……凛は、もしかして…)
穂乃果「凛! ぼーっとしてないで話聞く!」
凛「えへへ、はーい」
穂乃果「はーいじゃないよ! はいだよ!」
凛「はい」
穂乃果「はいじゃないが!」
凛「えー」
穂乃果「まったくもう……私も一応上級生なんだからね? 少しは敬意を持って接するように!」
凛「うん、分かったよ穂乃果ちゃん」
穂乃果「よろしい。…じゃ、また放課後にね凛ちゃん」
凛「むむ、呼び捨てのままでいいにゃ」
穂乃果「え?」
凛「凛はそっちの方が好きなの!」
穂乃果「そ…そうなの? 実はけっこう無理して呼んでたんだけど……」
凛「ダメ! 呼び捨てにしてくれないとまた悪戯するにゃ!」
穂乃果「え、えぇー!? なにそれー!」
凛「さぁさぁ、早くしないとまたランチパックは凛の物になるにゃ!」
穂乃果「も……もー! 分かったよ!」
穂乃果「また放課後にね、凛!」
凛「うん、穂乃果ちゃん!」
Eの先には何があるのか…
凛「えへへー」ニコニコ
花陽「あ、凛ちゃん」
真姫「またご満悦な顔で戻ってきたわね」
花陽「や、やり過ぎてないよね…?」
凛「ふふ、悪戯したら嬉しいことになったにゃ!」
真姫「嬉しいこと?」
凛「うん! 穂乃果ちゃんがね…呼び捨てで凛のこと呼んでくれたの!」
花陽「よ、呼び捨て…? それが嬉しいの?」
凛「うん! 穂乃果ちゃんって皆はちゃん付けで呼ぶでしょ? でもこれからは凛のことだけ呼び捨て! 何だか特別な感じがして嬉しいにゃー」
真姫「ふーん? よく分かんないけど良かったわね」
凛「でねでね、凛気づいたんだ。……穂乃果ちゃんに悪戯したりするのはね、凛が…穂乃果ちゃんのことが好きだからなんだって!」
花陽「……」
真姫「……」
花陽・真姫(気づくの遅くない?)
花陽(凛ちゃん、てっきり分かっててやってるものだとばかり……)
真姫(人の着替えやパンツ食っといて今更それはないでしょ……)
凛「だから…二人とも協力してくれないかな? 凛の気持ちが穂乃果ちゃんに届くように!」
花陽「あ…う、うん。もちろん」
真姫「いいけど……」
凛「わーい、ありがとう!」
花陽(でも……)
真姫(穂乃果はどう思ってるのかしら……)
ガラッ
海未「あっ、穂乃果。どうでした?」
穂乃果「ばっちりだったよ! これでもう凛ちゃんになめられることはないね!」
ことり「呼び捨てはそんなに効果あったんだね」
穂乃果「うん。でもちゃん付けに直そうとしたら凛ちゃんに呼び捨てのままでいいって言われちゃったよ」
海未「? 何故ですか?」
穂乃果「うーん……よくわかんない」
ことり(呼び捨てのままでいい、か。ふふ、これはまた面白いことになりそうな予感……)
穂乃果「凛ちゃん呼び捨てにするのけっこう違和感あるから苦手なんだけどねぇ……」
海未「ま、ともかく悪戯されることはなくなりそうじゃないですか。よかったですね穂乃果」
穂乃果「んー…まぁそうだけど」
ことり「……あ、もう午後の授業始まるよ」
穂乃果「なんと!? まだお昼食べてない!」
ガラッ
先生「はい、席着いてー」
穂乃果「うわぁぁぁぁーん!」
凛ちゃんもホノキチだったのか(歓喜)
━━後日
穂乃果「ちょっと凛! まーた私のランチパック食べたでしょ!?」
凛「た、食べてないにゃー……」ソワソワ
穂乃果「態度見れば分かるんだよ! 相変わらず朝のスカートめくりはやめないし……」
凛「あれはもはや凛の日課にゃー」
穂乃果「毎日毎日見られてもいいパンツ選ぶの大変なんだからね!?」
凛「穂乃果ちゃんならどんなパンツはいてても可愛いにゃ」
穂乃果「そういう問題じゃないの! それからまた私のパンツ盗ったでしょ!?」
凛「…」ギクッ
穂乃果「いたずら全然やめる気ないなこんにゃろー!」ダダッ
凛「に、逃げさせてもらうにゃ!」
穂乃果「待てー!」
海未「何なんでしょうかねあれは……」
ことり「穂乃果ちゃんと凛ちゃん、仲良しだねー」
花陽「う、うーん……」
真姫「仲良し、なの…?」
海未「何故凛はまだ穂乃果にまだ悪戯を……?」
ことり「海未ちゃんはまだ分からないんだねぇ…」
海未「むぅ…そろそろ教えてくれても……」
ことり「多分、そのうち分かるよ。穂乃果ちゃんも凛ちゃんのことは嫌いじゃないんだろうし」
海未「?」
花陽「ふふ、凛ちゃん嬉しそう」
真姫「よっぽど穂乃果のことが好きなのね」
海未「え?」
穂乃果「こらー、凛ー!」
凛「えへへー、ここまでおいでー!」
終わり
おつ
まだ続けてもいいんだよ?
ほんのりおつ
おつ
ぜ、ぜひちゃんとほのりんがくっつくまで……
乙
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おつにゃー 続き書いてもいいのよ
乙、めっちゃ良かった
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