平塚「新入部員だ」蛍原「どーも」宮迫「み・や・さ・こですっ!」 (46)

平塚「というわけだ。しばらくの間、よろしくな」

蛍原「よろしくー」

宮迫「よろしくな。ホンマ」

八幡「・・・・・・」

雪乃「・・・・・・平塚先生、一つ質問なんですが」

平塚「なんだ?」

雪乃「どうしてこのタイミングで三人も部員が?」

平塚「どうして・・・といわれてもな・・・偶然に説明はできん」

雪乃「わかりました。先生の依頼ではないことは確かですね」

平塚「ああ。そこの比企谷同様、部員として扱ってくれ。じゃあな」

ガララッ ピシャ

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宮迫「しっかし、豪快な先生やな」

蛍原「あーえっと、雪乃ちゃんやったっけ? これからよろしくな」

雪乃「ええ。よろしくお願いします。ところでお名前を教えてもらえないでしょうか?」

宮迫「宮迫です」

蛍原「蛍原です」

雪乃「宮迫さんに蛍原さんね。私はここの部長。雪ノ下雪乃です」

雪乃「そこにおいてあるのは・・・・・・」

八幡「おい。人をトーテムポールみたいに言うな」

   【このスレは無事に終了しました】

  よっこらしょ。
     ∧_∧  ミ _ ドスッ

     (    )┌─┴┴─┐
     /    つ. 終  了 |
    :/o   /´ .└─┬┬─┘
   (_(_) ;;、`;。;`| |

   
   【放置スレの撲滅にご協力ください】  
   
      これ以上書き込まれると

      過去ログ化の依頼が

      できなくなりますので

      書き込まないでください。

雪乃「ヒキガエルくんです」

宮迫「ちょwwwwwwそんな名字あるんか?」

八幡「そんな訳ないでしょう。俺の小4の頃のあだ名ですよ」

宮迫「どんなアダ名や!」

蛍原「由来きになるわー」

八幡「比企谷八幡。ヒキガヤをもじってヒキガエルって言ってるだけでしょう。小学生のネーミングセンス悪いですよねー」

宮迫「わかるわかる。蛍原さんなんて、おかっぱ蛍やもん」

蛍原「嘘付け! 俺とおまえ小学校違うやろwwwwww」

蛍原「おまえなんてトドロキやろ」

宮迫「あれはキャラやろ!」

雪乃「あの」

宮迫「なんや」

雪乃「ぷっ…そういうのは…くっ…部室では控えてください…っく」

宮迫「雪乃ちゃん笑とるやんwwwwwwww」

八幡(まずいな…ウェーイとか言うリア充よりたち悪いぞこの二人)

蛍原「八幡、で、ここ何する部活なん?」

八幡「平塚先生から説明されてないんですか?」

蛍原「いや、なんも」

八幡「…ったくあの人は…」

八幡「雪ノ下」

雪乃「いきなり教えるのもおもしろくないのでゲームをしましょう」

宮迫「ゲーム?」

八幡(それこの二人の時もやっちゃうの? 好きなのゲーム? 変なパズルとか組み立てちゃうの?)

雪乃「ヒントはいまここでこうしていることです。あと平塚先生の台詞にもありますよ」

宮迫「え、なんやろ…」

蛍原「先生なに言うてたっけ? あっ、依頼がどうこう言うてたな」

八幡(なにげに鋭いな蛍原さん)

蛍原「なんかを依頼されて活動する…でもここでこうしていることってなんやろ…」

宮迫「君、本読んどるな」

八幡(なにこの二人探偵なの? 省エネ主義をモットーとしているの?)

蛍原「どうや?」

宮迫「これかな? ちょっと信じられへんけど」

宮迫 ボソボソボソ

蛍原「一応言うてみるか」

蛍原「この部の活動内容は!」

宮迫・蛍原「依頼されて本を書くこと!」







雪乃「はずれです」

宮迫「ええーっ!」

八幡(この学校の誰がそんな依頼するんですか……)

雪乃「でも比企谷くんよりは正解に近いですよ」

宮迫「ホンマ? イェーイ」パチン

八幡「近くても遠くてもハズレはハズレだ」

蛍原「で、結局何なん?正解」

雪乃「モテない男子には女子との会話を。スベる者には笑いのセンスを」

雪乃「困っている人に手を差し伸べる。これがこの奉仕部の活動内容です」

宮迫「は~」

蛍原「奉仕部言うんやこの部活」

宮迫「あっ、ちょっと待ってよ」

宮迫「ならこの部活必要ある奴めっちゃおるやんwwwwwwww」

蛍原「どういうこと?」

宮迫「ほらさっき、滑る奴には笑いのセンスを、言うたやん」

蛍原「言うとったなwwwwwwww」

雪乃「それがなにか?」

宮迫「ほんなら出川さんとか上島さんとかさ、連れてくればよかったなwwwwww」

蛍原「そうやなwwwwwwww」

八幡「いや…ボケたときの反応困るんで本当に勘弁してください…」

宮迫「で、八幡やったな? 君はなんでここいるの?」

雪乃「腐りきっている目と根性の治療のためです」

八幡「おい。なんでお前が答える? 言い方に悪意ありすぎだろ」

宮迫「今言われてわかったわ。すごい目濁っとるでwwwwww」

蛍原「せっかくイケメンなのに。 もったいないで八幡」

八幡「ほっといてください。おれだって好きでこうなったわけじゃないんですよ」

雪乃「えっと…雑談はそこまでにしてそろそろ活動を始めましょう」

宮迫「活動って…依頼来てないやん」

蛍原「どうすんの?」

八幡「依頼が来るまで待つ、だろ?」

雪乃「当てられたのが癪だけれど。その通りよ」

宮迫「待つ言うてもなあ」

雪乃「依頼人を待つ。 これも立派な奉仕部の活動です」

宮迫「家に帰るまでが遠足、みたいなもんか」

八幡「小学校以来ですよその言い回し聞いたの」

宮迫「なんであれ言うんやろな…」

雪乃「宮迫さん、部活動を…」

宮迫「すんませんwwwwww」

雪乃 ペラッ

八幡 ペラッ

宮迫 ボー

蛍原 ボー









雪乃 ペラッ

八幡 ペラッ

宮迫 ボー

蛍原 ボー









雪乃 ペラッ

八幡 ペラッ

宮迫 ボー

蛍原 ボー









雪乃 ペラッ

八幡 ペラッ

宮迫 ボー

蛍原 ボー









雪乃 パタンッ

雪乃「今日はもう終わりにしましょうか」

蛍原「待てやっ! 依頼結局きーへんやん!」

宮迫「ホンマになんなんもうwwwwwwww」

八幡「基本こういう日が多いんですよ。待つのが仕事っつーかーですね」

蛍原「えーホンマにー?」

宮迫「アカンってこれ。 俺じっとしとるの性に合わへん」

雪乃「我慢してください」

宮迫「もちろんwwwwww部活やしなwwwwww」

翌日

宮迫「来るかな来るかな依頼~」

雪乃「偉そうなことをいうようで恐縮ですが、悩みは誰しも抱えているものです」

宮迫「わあwwwwwwなんか雪乃ちゃん聖母みたいなこと言いよったwwwwww」

八幡「こいつに母性愛なんてカケラもありませんよ」

雪乃「たとえそうだとしても、ぼっちでどこにいても空気扱いの人よりはマシだと思うけれど」

蛍原「ほら!喧嘩したらアカンwwwwww同じ部員やろwwwwww」

コンコンッ

宮迫「!」

蛍原「!」

雪乃「どうぞ」

ガララッ

「し、失礼しまーす……」

雪乃「こちらへどうぞ」


テクテクテク

宮迫「依頼来よった依頼きよった。八幡依頼来よった」

八幡「わかりましたから小突かないでください」

雪乃「由比ヶ浜結衣さんね。 どんな依頼?」

結衣「覚えててくれたんだ…」

結衣「あのね」

雪乃 フムフム

雪乃「クッキーをうまく作りたいから手伝ってほしい、と?」

結衣「うん」

宮迫「この依頼アカン。俺料理なんて全然わからんもん」

蛍原「俺もやなー」

結衣「えっ…えー」

雪乃「宮迫さん、蛍原さん、依頼人を不安にさせることはやめてください」

宮迫「あっ…」

蛍原「ごめんな」

八幡(大人をもひれ伏させる雪ノ下さんまじパネェっす)

家庭科室

宮迫「えー…」

蛍原「ちょ…これほんま…なに?」

八幡「お店の木炭…じゃないですか?」

結衣「違うしっ! クッキーだよ!」

雪乃「どうすれば上手くいくのかしら…」ハァー

宮迫「結衣ちゃんやったっけ? 料理経験あらへんの?」

結衣「はい……」

宮迫「意外やな。女の子は高校生くらいになると料理する思てたけど」

蛍原「なあ」

八幡「今はいろんなものが機械化されているので、料理そのものの腕は昔より落ちているらしいですよ」

宮迫「あっホンマ?」

蛍原「よう知っとるな八幡」

雪乃「頭だけです。肝心の実践が伴わないんですこの男は」

八幡「ばっかおまえ。理論家って言え」

結衣「雪ノ下さん…どうしよう…」

雪乃「もう一度教えるから。ちゃんと聞くのよ」

結衣「うん」

デデーン

宮迫「結局木炭が増えただけやないかwwwwwwww」

八幡「あっ…あ…」

雪乃「どうすれば…いいのかしら…」

雪乃「宮迫さんも蛍原さんも爆笑してないで何か考えてください!」

宮迫「あっすんませんwwwwww」

蛍原「いやごめんなホンマwwwwww」

宮迫「蛍原さんどうします?」

蛍原「せやな。ひたすら練習いうても俺らには教えられへんし。料理は短期間で上手くなるもんちゃうもんな」

八幡「由比ヶ浜さんが料理をしない、でいいんじゃないですか」

宮迫「おお!いいなそれ! 解決や!」

結衣「解決しちゃうんだっ!?」

雪乃「もう少しまじめに考えなさい比企谷くん」

宮迫「八幡こらー」

蛍原「まじめにやらなアカンでー!」

八幡「元はアンタらだろ…」



蛍原「やっぱ芸人にしかできへんことがあると思うねん」

宮迫「ほうほう」

蛍原「まあ解決なのかは知らんけどな。少なくとも楽しくはなれるはずや」

八幡「まあ芸人さんしか思いつけないことですね…」

蛍原「せやろ」

宮迫「で、なにやんの?」

蛍原「奉仕部内でー! ゲテモノ料理選手権ーーーー!」

ドンドン パフパフー 

蛍原「誰が一番のゲテモノ料理をつくるのか! さあいよいよ始まりです」

雪乃「待ってください! 話が唐突すぎて理解が…」

八幡「本来の料理対決ならだれが一番おいしいかを競い合うわけだろ?」

雪乃「ええそうね」

八幡「この料理勝負はだれが一番のゲテモノ料理をつくれるかを競い合うんだよ」

雪乃「変わったコンセプトね」

八幡「変わってるもなにもあの二人がいま考えた企画なんだけどな」

雪乃「どうであれ。勝負となれば負けるわけにはいかないわ」ゴゴゴゴ

八幡(あーこいつ乗り気だよ…おれもやるしかねーか)

結衣「ゲテモノ料理って…どうやってつくればいいのかな?」

八幡「おまえがどうせチャンピオンだ」

結衣「はあ? それどういう意味だっ!?」パコーン








蛍原「優勝はー! 由比ヶ浜結衣ちゃんでーす!」パンパカパーン

結衣「え、えへへへ。 なんか照れるな」

八幡(喜ぶところじゃないんだが…)

雪乃「いいのかしら…?こんな方法で。料理がうまくなっていないのだけれど」

八幡「どの道短期間で上手くなるもんじゃねーんだ。これから少しずつ練習していけばいいさ」

雪乃「そう」

雪乃「あなたが言ったことを由比ヶ浜さんに伝えるべきではなかったわ…」

結衣「あたしクッキー自分で焼いてみたんだーこんどのはいけるかもー」

宮迫「ちょwwwwwwいらないですwwww遠慮しますwwwwww」

蛍原「ホンマアカンよこれwwwwwwww」

八幡「まがまがしすぎる……」

結衣「ほらゆきのんも!」

雪乃「ゆ、ゆきのん? その呼び方はちょっと…」

蛍原「だれがゲテモノクッキー多く食えるか選手権ーーーー!」

宮迫「もう二度と料理作らんといてーーwwwwwwww」

宮迫「さっいこか奉仕部」

蛍原「そやな」

スッタカスッタカポンポコポン

宮迫「あれ、君ら」

雪乃「あっどうも」

蛍原「なんで中入らんの?」

結衣「だれかヘンな人がいるんですよ…」

宮迫「ホンマ? 誰や?」ノゾキッ

宮迫「あーホンマやだれかおる」

宮迫「ちょっと蛍原さんと俺で見に行ってみるわ」

結衣「お願いしまーす~」

ガララッ

宮迫「こんにちは~」

蛍原「どーも」

材木座「ぬっ! 貴様ら!何者だ!」

宮迫「わたし宮迫です」

蛍原「蛍原です」

材木座「宮迫氏に蛍原氏か。フム」

宮迫「おまえも名乗れやwwwwww」バシッ

蛍原「ちょwwwwアカンよたたいたら」

八幡「あっそいつ」

材木座「むっ?」

材木座「ようやく現れたな! 待ちくたびれたぞ! 比企谷八幡!」

宮迫「八幡知り合いなん?」

八幡「まあ知り合いといえるかどうかも微妙ですね…」

材木座「何冷たいことを言うのだ。あの地獄のような時間を共に駆け抜けた仲ではないか!」

八幡「体育であまりモノ同士ペア組まされただけだろ」

宮迫「友達おらん同士で組まされただけかwwwwwwwwww」

材木座「ふぅ…現代の人間どもは冷たいものよな。あの室町のような温かき人情あふれる日々が懐かしい…」

結衣「う、うわぁ……」

宮迫「八幡ちょっと」グイッ

八幡「うわ!なんすか!」

宮迫「あのヘンなしゃべり方なんなん?」

蛍原「なんかのキャラクターまねてるんちゃう?」

八幡「蛍原さん大体正解です。あれは中二病っていってですね」

雪乃 フムフム

結衣 フムフム

宮迫 フムフム

蛍原 フムフム


八幡「っつわけなんですよ」

宮迫「奉仕部来てるちゅーことは、依頼はなんやろ?」

蛍原「直接聞いたほうがはやいんちゃうか」

ツカツカツカ

宮迫「おい中二! 依頼は何や?」

結衣「な、なんやー」

八幡「無理して関西弁しゃべらなくてもいいぞ」

材木座「フッフッフッ…よくぞ聞いてくれたな。われの依頼は!」

材木座「これだーーー!」バサアアアア

宮迫「うわ! 紙? なんやこれ?」

八幡「これは…」

蛍原「小説の原稿ちゃうか?」

材木座「フフフ…いかにも! これはライトノベルの原稿だ」

宮迫「ライトノベル?」

八幡「中高生を対象にした小説って理解で大丈夫です」

蛍原「なるほどなー」

宮迫「ほんで? これが依頼と関係あんの?」

材木座「とある新人賞に応募しようと思っているのだがな、客観的な評価が聞きたい」

材木座「しかし友達がいないので見せる相手がいないのだ…」

結衣「悲しいこと聞いちゃった……」

雪乃「そういうことなら引き受けるわ。つまりその原稿をよんで評価すればいいのね?」

材木座「さよう」

蛍原「じゃあ、持って帰って各自で読んで明日評価を伝えるってことでええの?」

雪乃「そうしましょう」

八幡(読みたくねえ……)

翌日

材木座「さっ、貴様らの意見を聞こうではないか」

雪乃「そうね」

雪乃「単刀直入にいうとつまらなかったわ」

材木座「ぐげごっ!」

宮迫「えっ! 何今のどっから声でたん?」

雪乃「意味のわからないルビが多すぎる。キャラの行動に必然性が感じられないものが多数。ほとんどの文章が体言止めや倒置法で読みづらい。未完成のものを人に読ませないで」

材木座「ぐっ…ぐぐぐっ…」

雪乃「つぎ由比ヶ浜さん」

結衣「えっ!? あっ、あたし?」

結衣「えっと…難しい漢字をいっぱい知ってるね!」

材木座「…ぐおおおっ……」

宮迫「いちいちリアクションがはらたつわwwwwwwww」

雪乃「つぎ蛍原さん」

蛍原「はいはい」

蛍原「あの、まあ、雪乃ちゃんのいうように意味わからんふり仮名が多すぎるちゅーかさ
なんかいちいち技名叫びながら攻撃すんのも読んでて痛々しいねんwwwwwwそういうのがよくなかったなwwwwww」

材木座「ぐおおおおっ…ふんっ…」

八幡(リアクションがうざい…)

雪乃「つぎは宮迫さん」

宮迫「おう」

宮迫「別にいうことはただ一つや!」

宮迫「おもんないっ!」

材木座「うおおおっ……」

八幡「わざわざ絶叫して言わんでもいいでしょーが!」

宮迫「すまんwwwwwwちょっとテンション上がってもうたwwwwww」

雪乃「次比企谷くん」

八幡「おいっす」

材木座「はちまん~おまえなら理解できるよな深遠なるライトノベルの世界が…」

八幡(もちろんさ…)

八幡「で、あれトレース元はなに?」

材木座「ふごおおおおおおおお!」

宮迫「わっ! ホンマに壊れよったwwwwww」

蛍原「みんな部室から出て!爆発するでwwwwwwww」

結衣「うそっ!」ダダダダッ ガラッ

八幡「信じるなよ…爆弾じゃねえんだから」

材木座 プシュー

宮迫「あっwwwwww動かなくなったwwwwwwもうどうすんのこれ」

雪乃「…今日はもう終わりにしましょうか…」

蛍原「せやな」

スタスタ ガラッ ピシャ

自信作(未完成)を酷評されて打ちのめされた材木座は…



そのうち考えるのをやめた

お わ り

ん乙

ふーん

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