この組み合わせはハズレ少ない

はい

難聴系主人公

八幡｢プリキュアでもみてよう｣

二番煎じかよ

北村「今度学校間で交流することになったんだが、その時に俺たちの面倒見てくれる部活の名前らしい。期間は一泊二日だ」

亜美「ちょっと、なんで私たちなのよ」

大河「北村君とお泊まり……北村君と……」

櫛枝「いやっほうー！私はこの時を待ってたんだぜ！」

竜児「なんだかなぁ………」

もこっち「仮面ライダーはじまった」

>>4
いやりゅうじ難聴ではないだろ

小鷹「ヤンキー高須に手乗りタイガー？」

理科「はい。今度うちの部活で面倒見ることになった他校の生徒さんなんですけど、どうやらそんな名前で呼ばれて怖がられてるらしいですよ」

小鷹「そもそも、なんで隣人部にそんな話が？」

夜空「ふん……肉の阿保が勝手に引き受けたのだ」

星奈「うるさいわね！パパが新しいゲームソフト買ってくれるって言うから仕方なく引き受けたのよ！文句ある？」

小鷹「それで？そのヤンキーなんとかがどうしたんだ？」

理科「いえだから先輩と違って本物のヤンキーなんですよ。怖がって逃げたりしないでくださいね」

幸村「あにき、頑張ってください」

小鳩「あんちゃん……」

小鷹「うそだろ……俺本物には勝てないぞ」

夜空「……まあヤンキーだろうとなんだろうとまったくの他人と私たちが楽しげに話すなどできるわけがない。ここはなにか対策を練る必要があるな」

理科「あ、それなら最近発明した物で良い物がありますよ」

夜空「ほう、ならそれを使ってみるか」

小鷹「なんだかなあ？」

ペース上げろ

櫛枝「ついに着いたぞー！広すぎてたまらんー！」

亜美「落ち着きなさいよ」

櫛枝「あーみん！そんなんじゃダメだぞ！もっとテンションあげていこうぜー！」

大河「本当広いわね……」

竜児「あ、ああ……」

北村「ここで待っていれば迎えが来るらしいんだが…」

幸村「お待たせいたしました」

大河「メイド？」

竜児(かわいいな)

櫛枝「おおー！本物のメイドさんだあー！初めて見たよー！」

亜美「これ本物なの……？」

幸村「わたくし、隣人部に所属している長谷川小鷹あにきの舎弟である楠幸村と申します。以後お見知り置きを」

北村「初めまして。北村祐作と言います。この度はよろしくお願いします」

亜美「川嶋亜美です。よろしくお願いします、幸村ちゃん」ﾆｺｯ

幸村「わたくしは男ですゆえ、ちゃん付けはご遠慮ねがいたいのですが」

竜児「え、男！？」

大河「これが男！？」

幸村「はい。しんのおとことなるために日々精進しております」

竜児「そ、そうなのか。俺は高須竜児。よろしくな」

大河「逢坂大河よ」

幸村「あなた方が……」

竜児・大河「え？」

幸村「確かに……りゅうじどのは厳つい顔立ちの方で……」

竜児「え？俺？」

亜美「ぷっ…、あんたたちの噂ここまで出回ってるんじゃないの？ヤンキー高須と手乗りタイガーさん？」

竜児・大河「なっ！」

幸村「はい、噂はかねがね聞いております、しかし大河どのは少し考えていた姿とは違っておりましたが、なるほど竜児どのは噂に違わないお方のようです」

大河「良かったあ……」

竜児「そんな……」

櫛枝「私は櫛枝みのりだよ！よろしくねユッキー！」

幸村「…………」

幸村「では早速ですが隣人部へとご案内致します。こちらへ」

いいよ

部室

夜空『こちらアルファ、準備完了』

小鷹『こちらブラボー、こっちも大丈夫だ』

星奈「こっちも大丈夫よ！」

夜空『こら肉！思念会話専用無線機を使え！何のために理科に作らせたと思ってる！』

理科『そうですよ！これ作るの苦労したんですからね』

小鷹『それより、そろそろ来るんじゃないか？』

夜空『おい、幸村、状況を説明しろ』

幸村『はい。あと3分ほどでそちらに到着します夜空のあねご』

夜空『了解した。これより我々はこの思念会話専用無線機を通じて会話をあらかじめ打ち合わせして交流会に臨むことにする。この無線機は耳の裏につけてあるだけで会話が可能だ』

理科『小鷹先輩と夜空先輩は髪が短いので上手く隠してくださいね』

夜空『ぬかりはない』

小鷹『あ、ああ』

理科『では打ち合わせの通りに頼みますよ』

夜空『了解した』

小鷹『わ、わかった』

星奈『ふふん、私にかかればこんなこと朝飯前よ』

夜空『黙れ肉』

星奈『な、なによバカ夜空！あんたいつもいつも……』

幸村『幸村です。間も無くそちらに到着します』

理科『みなさん準備してください』

小鷹『モノホンの不良か………なんだか怖くなってきた…』

夜空『モノホンではないがこちらもに不良顔負けに怖い顔のやつもいるからな。落ち着け小鷹』

小鷹『落ち着けねえよ！』

ｶﾞﾁｬ

幸村「部長お連れいたしました」

北村「こんにちは！」

竜児(え、金髪…？)

小鷹(なんだあの目つき)

竜児・小鷹(あの人……めっちゃこええ……)

北村「いやあ、この度はお招きありがとうございます。僕は北村祐作と言います」

理科『夜空先輩！』

夜空『わかってる』

夜空「隣人部部長のみかぢゅき夜空だ。よろしく頼む」

理科「ブッ！」

小鷹『お前なにやってんだ夜空！』

理科『なにやってんですかｗｗｗ』

夜空『』

理科『あ、夜空先輩思考回路停止してますねー。何も考えてませんよ』

小鷹『夜空！しっかりしろ！』

亜美「初めまして。川嶋亜美と申します。祐作とは昔からの友達なんです。祐作共々、よろしくお願いしますね」ﾆｺｯ

大河「うわっ…出たよ」ﾎﾞｿｯ

亜美「え、なに？」ﾄﾞｽｯ

大河「いったぁ！なにすんのよバカチーが！」

竜児「ちょ、落ちつけ大河！」

小鷹『大河？ってことはあの女の子が？』

理科『手乗りタイガーで間違いありませんねー』

大河「ふんっ……逢坂大河よ。よろしく」

竜児「あ、おい大河しっかり挨拶しろよ……ったく」

竜児「初めまして高須竜児です、よろしくお願いします」ﾆｺﾞｫ

小鷹・理科『こええ…………』

理科『星奈先輩！自己紹介お願いします！』

星奈「柏崎星奈」

小鷹『おいこら、そんだけかよ！』

星奈『うっさいわね！さっきからあの赤髪の子が私のゲーム触ってるのよ！自己紹介どころじゃないわよ！』

櫛枝「ユッキー！これはなんなんだい！」

幸村「それは星奈のあねごのげーむにございます」

櫛枝「せなちんのゲームなのか！せなちんはお金持ちなのか！」

幸村「星奈のあねごは学園長の娘ですゆえ」

星奈「ちょ、幸村あんた……」

櫛枝「せなちんはすごい人なんだね！是非ともお友達になろうよ！」

星奈「は……？」

こいつらなら確かに親友になれそうだ

星奈「は……？」

理科『小鷹先輩……』

小鷹『わかってるよ』ｶﾞﾀｯ

小鷹「長谷川小鷹。よろしく」ﾄﾞﾝｯ

竜児(こええ…………)

櫛枝「おお、これはこれは！君、もしかすると高須君よりも怖い顔してるかもね！」

小鷹「え、ああ、どうも」

夜空『小鷹……それ褒められてない……』

理科『あ、夜空先輩復活した』

櫛枝「そんな君も今日からお友達だー！」

小鷹(……)




小鷹「え？なんだって？」

はよ

櫛枝「だから――

理科「そんなことよりみなさん立ち話もなんですからどうぞ座ってください。あ、私志熊理科と言います。よろしくお願いしますね」

理科『みなさん、会話の主導権は私が握ります。星奈先輩と夜空先輩、そして小鷹先輩はフォローをお願いします。幸村君はみなさんにお茶をお願いします』

星奈・夜空・小鷹『コピー』

幸村『かしこまりました』

◆◇◆◇

理科「え？それじゃあ高須先輩は実は見た目がヤンキーなだけで実際は普通の人……？」

北村「ええ、そうなんですよ」

夜空「なんだ、小鷹と一緒ではないか」

小鷹「お、おう！そうだな！そうだったんだな！」

竜児「あ、ああ。ってことは君も…」

小鷹「まあな」

竜児(いいやつだ)

小鷹『こいついい奴じゃん！なんだよ！やっぱ人は見た目によらないんだな！』

竜児「最初見た時は金髪でガチヤンキーかと思ったよ」

小鷹「俺も。目つきが怖くてビビっちまったよ。あんな風に睨まれたら誰でも怖がるさ」

竜児「あ、ああ…気をつけるよ」

竜児(笑ってただけなんだけどな……)

櫛枝「うおー！このゲームはなんていうんだい！」

星奈「ちょ！それ私の人生！勝手に触らないでよ！」

櫛枝「かたいこと言うなよ星奈ちん！私たちの間に隠し事なんてあっちゃならないのだよ！」

星奈「あんたねぇ……」

理科『落ち着いてください星奈先輩！』

小鷹『そうだぞ落ち着けって』

理科「そういえば櫛枝先輩はゲームがお好きなんですか？」

櫛枝「うーん……あんましやったことないなあ……私は体を動かすのが好きだ！わっはっはー！」