理科「先輩、大好きです!」 (119)
原作8巻の後半~の話になりますが、話を少し変えてます
小鷹×理科なのでそれ以外のキャラは殆ど出ません
駄文ですが、多めに見て貰えると嬉しいです
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一人じゃ何もできないから、俺は、大切な友達に助けを求める......
小鷹「理科、俺を助けてくれ」
そう言った後、俺は理科の方へ手を差しだす......
俺がそういうと、理科は「いいよ」と軽く弾んだ声で言い、俺の手を引っ張り俺の体を起こしてくれた、その手はとても暖かく、まるで俺を包み込むようだった......
そして俺と理科はどちらからともなく笑いだした......
何がおかしいのか分からずに、俺と理科は二人でただただ声を上げて笑っていた
-隣人部の活動報告......友達が出来た-
その後俺は、星奈の告白に対する返事をする為、部室へ向かった......そんな俺を見送る理科の表情はどこか不安そうな、寂しそうな......気がした
・・・・・・
部室の前に着いた......緊張でドアノブを握る俺の手が汗でぐっしょりと濡れる.......ええい!何を戸惑ってるんだ俺は!逃げずにちゃんと向き合うって決めただろ!?
と自分に言い聞かせ、意を決してドアノブを回し、扉を開いた
......扉の前には星奈が立っていた
彼女は驚きと照れが混じった表情でこちらを見つめる.......
....................
沈黙が続き、俺が慌てて何かを言おうとした時、星奈が口を開いた...
星奈「こ、小鷹?その......こ、告白の...へ、返事を..聞かせて欲しいん...だけど......」と、頬を紅潮させながら言う
...俺の答えは決まっていた、後は勇気を出し、それを告げるだけだ......
----------------理科side
僕は、怖かった......彼が、小鷹が、星奈先輩の告白を了承してしまうのが......
自分でも分かってる、可愛くなんかない僕がいくら頑張ったところで、隣人部の皆に勝てない......って
きっと小鷹も......星奈先輩のことが好きなんだろう......と、一人で勝手に想像し、一人で泣いていた......
せっかく友達になれたのに...そんなの...やだよ...寂しいよ......小鷹
--------------小鷹side
小鷹「星奈」
俺は星奈の名を呼び、彼女をしっかりと見つめ、言った
俺は-----星奈の事が------
-------翌日
部室内には、マリアを除いた全員が居た...俺は土下座をして、皆に謝った...部活をほったらかしにしたり、逃げ出したりしてすいませんでしたぁ!!!!と、格好なんかどうでもいい、けじめに格好もくそもあるか!と心の中で叫びながら...
皆は優しい声で「気にするな」と、許してくれた
そんな皆に俺はただひたすら感謝し続けた
-----夜空は手をパチパチと叩きながら、皆に大きな声で言った...「さあ、今日も活動を始めるぞ!」.......と
しかし、夜空の表情が、どこか暗かったのが気になる...
-------数日後
いつもと変わらない昼食の時間、いや、一つだけ大きな変化があった
それは《友達と一緒に食べる》ということ
実は友達同士で食べる昼食というものに俺は結構憧れてた
先日、俺の友達、志熊理科に「友達になった事だし、一緒に昼食を食べないか?」と尋ねたところ、「是非!あ、なんなら理科自身も食べちゃっていいですよ///」と嬉しそうに彼女から返事が返ってきた......なんでこう残念な奴なんだろう...
てな訳で、俺と理科は一緒に昼食を食べる事になった
屋上のベンチで理科はニコニコとしながらビニール袋から何かを取り出した、前々から理科がどんなものを食べているか気になっていた俺は、のぞき込む様にして、理科が取り出したソレを見たのだが..................絶句した
彼女が取り出したのは、無数のサプリメントに、カロリーメ○ト数本だった......あまりにも衝撃的だったので少し怯んでしまったが、直ぐに、いやいや待てなんだそれ、と言った感じで理科に尋ねた
小鷹「り、理科?それは......?」
理科「何ってお弁当に決まってるじゃないですか//」
小鷹「そ、それが...?」
理科「はい、そうですが?他に何があるっていうんですか?」
小鷹「いや、普通ビニール袋から出すといったらおにぎりやパンだろ.....」
理科「な、なんですと!?」
小鷹「はぁ、しょうがねぇな...ホラッ食えよ」
そう言って俺は理科に自分の弁当を差し出す
理科「え?でも小鷹先輩の分が......」
小鷹「別に気にすんなよ、購買で買うし、それより、年頃の女の子がそんなのばっかり食べてちゃ成長しないぞ.....」
理科「で、でも......」
小鷹「いいから食べろって、そんなお弁当を見てしまったらあげないわけにはいかないだろ?」
理科「は、はぁ...ではお言葉に甘えて頂きます...」
小鷹「じゃあちょっとパン買ってくるから待っててくれ」
理科「あ、はい...なんか、すいません......」
小鷹「いいって、気にすんなよ」
と言い、理科の頭を軽く撫でた
理科「...あぅ.....///」
小鷹「じゃ、先に食べててもいいぞ」タッタッタッ
理科「うへへへやったぜ先輩の手作り弁当ゲットだぜはぁはぁということはこのお箸をぺろぺろすると、かかかか間接キキキッス!?///(激早口)」
なにやら理科がすごい早口で何かを言ってたがよく聞こえなかった......
・・・五分後
小鷹「ふぅ、待たせて悪かったなぁ、理科」
意外なことに理科は大人しくじっと待っててくれた
理科「うひゃひゃひゃこのお弁当はなんていい香りなんだぐへへへ」
前言撤回、正直ドン引きである......が黙って見ている訳にもいかず、俺は理科に話しかけた
小鷹「あー...理科?」
理科「うぇ?って、こここ小でゃか先輩!?」
小鷹「小でゃか!?...まあ、そうだけど...」
理科「じゃじゃじゃじゃあ食べましょう!さあ!さあ!」
小鷹「え?あ、おう」
......焦りすぎだろ、とか考えながら俺はベンチに座る
小鷹「じゃあ、食べようぜ!」
理科「はい!......うへへ...ジュルリ」
小鷹「なんだ?そんなにお腹が減ってたのか?」
理科「いえ、おいしそうだったのでつい」
小鷹「つい、であんな言葉がでるのかよ......」
理科「理科ですから!」
小鷹「納得...ほらっ早く食べるぞ」
俺は購買で買ったカレーパンの袋をガサガサと音を立てながら開け、ソレを口にした
ふむ、美味しくも不味くもない、普通の味だ
理科「では理科も頂きます!」
俺の今日のお弁当は卵焼き、タコウインナー、鶏の唐翌揚げ、サラダに日の丸ご飯という、シンプルなお弁当だ
理科「!...これ、本当に先輩が作ったんですか!?」
小鷹「ん?あぁ、どうかしたのか?」
理科「凄いです!例えるならa○lle×win○owsの同人誌並です!」
小鷹「何それ...」
理科「ふむ、ではまず理科の憧れだったタコさんウインナーから!」パクッ
小鷹「どうだ、美味しいか?」
と、初めて自分のお弁当を友達に食べてもらい、ワクワクしながら理科に聞いた
理科「お、美味しいです!理科初めてこんなに美味しい物を食べましたよ!!」
小鷹「ハハッ、ウインナーぐらいで大げさだな」
口ではそういいつつ内心凄く嬉しかった俺は、理科に他の物も勧める
小鷹「次は唐翌揚げも食べてみてくれ!」
理科「もぅ、先輩ったらせっかちなんだからぁ//...では、卵焼きを」パクッ
小鷹「す、すまん...美味しいって言ってもらえたのが嬉しかったからつい...//」
小鷹「って何故卵焼きを!?そこは唐翌揚げを食べるとこだろ!?」
理科「えへっ、なんとなくです♪」
そういって笑う理科の笑顔に、不覚にも見とれてしまった...変態じゃなければ普通に可愛いのに......
理科「...?小鷹先輩?」
小鷹「え?ん、ああ!な、なんだ!?」
理科「さては小鷹先輩、理科の笑顔に見とれちゃいましたか~?」
小鷹「すまん......//」
理科「って、えぇ!?//ほ、ホントだったんですか!?//」
小鷹「自分でも信じられないけど、事実だ」
理科「なんですかその言い方!?」
小鷹「いや、理科に見とれちゃったら負けかと...」
理科「負けって何ですか!?むしろ勝ちですよ!」
小鷹「まぁ、それは置いといて、早く食っちまおうぜ!」
理科「むぅ~まぁ、いいでしょう」
.........
小鷹「ふぅー、食った食った」
理科「ふひぃー、こんなに美味しい物をお腹いっぱい食べたのは久しぶりです!」
小鷹「喜んで頂けてなによりだ」
小鷹「あと理科、おまえいつもあんなの食べてるのか?」
理科「えぇ、料理は得意ではないので...」
小鷹「よかったら、明日から俺がお弁当を作ってきてやろうか?」
理科「え!?いいんですか!?」
小鷹「あぁ、いいぞ、一人分増えてもそんなに変わらないし」
理科「ありがとうございます小鷹先輩♪ではお返しに理科の初めてを......」
小鷹「いらん......」
理科「即答ですか......」
小鷹「飯も食ったことだし、何すっかな」
理科「......まぁいいです、じゃあ先輩」
小鷹「ん?どうしたんだ?」
理科「膝枕とかお願いしちゃったりしてもいいですか?」ニヤニヤ
小鷹「しょうがねぇな、ホラッ」
理科「えぇ!?もしかして小鷹先輩具合が悪いんですか!?もし悪いなら急いで保険室に行かないと!!」
小鷹「自分から言っといてその反応は酷くないか!?」
理科「いや、いつものパターンと違ったので.....まさかokが出るとは.....」
小鷹「まあ、たまにはいいかなって......」
理科「ふむ、時折見せるデレ、さてはお主ツンデレですな?」
小鷹「デレてねーよ!?しかもおれはツンデレじゃない!」
理科「ふふっ、そういうことにしておいてあげます♪」
小鷹「はぁ、もう好きにしてくれ......」
理科「むふふ......では膝枕をお願いします!!うへへ、はぁはぁ」
小鷹「......やっぱやめとこうかな」
理科「わー!待って下さい何もしないので膝枕して下さいお願いします!」
小鷹「すっげぇ不安なんだけど......」
理科「大丈夫ですよ、理科の事が信用出来ないって言うんですか!」
小鷹「お前だから信用できないんだよ......」
理科「酷い!?」
小鷹「いいからさっさと寝ろよ......」
理科「ですね、では遠慮なく♪」ポスッ
小鷹「で、いつまでやってればいいんだ?」
理科「んー、出来れば昼休みが終わるまでお願いしたいです」
小鷹「ん、了解」
昼休みが終わるまで二十分くらいか......今日は良い天気だし俺も少し眠ろう......
俺は理科の頭を軽く撫でながら、眠りにつく......
............
小鷹「やっちまった......もう夕方じゃねぇか......」
小鷹「そうだ、理科を起こさねえと......」
俺の膝の上で寝ている理科に視線を向ける
すぅすぅと静かな寝息を立てる少女は、いつもの変態少女志熊理科ではなく、一人の美少女だった......
小鷹「黙ってると可愛いんだけどなぁ......」
理科「えへへ//」
小鷹「って、うおぉお!?起きてたのかかかか!?」
理科「起きてましたよーだ!」
小鷹「い、いつから起きてたんだ!?」
理科「『やっちまった......』ってところからですね」
小鷹「最初からじゃねぇか!」
理科「そうなりますね......それより......」
小鷹「ん?」
理科「『黙ってると可愛i』小鷹「え?なんだって?」
理科「......『だまっt』」小鷹「え?なんだって?」
理科「......『d』」小鷹「え?なんだって?」
理科「こ、コイツ......!!」
小鷹「いわせねーよ!?」
理科「でも、先輩にお世辞でもああ言ってもらえると嬉しいです// 」
小鷹「......お世辞じゃないんだけどなぁ」
理科「はいはい......」
小鷹「寝てる奴にお世辞言う奴が何処にいるんだよ......」
理科「此処に居ますね」
小鷹「ちげぇよ!......ありゃ、俺の本心だよ」
理科「ははっ、先輩は理科をからかうのが上手ですねー」
小鷹「からかってねーよ!」
理科「じゃあ、証拠を見せて下さい」
小鷹「証拠?例えば?口で言うのじゃ駄目なのか?」
理科「ふっ、乙女心を分かっていませんね......」
理科「こういう時は、優しく抱きしめて可愛いと言ってあげるのが正解なんです!」
理科「......まぁ、先輩に期待した理科の負けですね」
小鷹「わかったよ......俺の本心をジョーク扱いされるのもアレだしな......」ギュッ
理科「って、え?え?あわわわわ!?///」
理科「せせせ先輩!?いきなりどうしたんですか!?///」
小鷹「どうしたって......お、お前が言ったんだろうが......//」
理科「ままままさか本当にやるとは思ってなかったんですよ!!///」
小鷹「俺の本心をジョーク扱いした罰だ!......えっと、その......か、か......かわ......」
理科「え?なんだって?」
小鷹「......すぅー......」
小鷹「お前は可愛い!志熊理科は超スーパーウルトラハイパーミラクルユニバース可愛い!理科可愛いよ理科!......こ、これでいいか?///」
理科「あぅあぅ......///」コクコク
照れながらコクコクとうなずく理科
小鷹(自分で言っといてアレだが......俺、きもくね?ヤケになってつい叫んじまったが、これでは俗に言う変態では?)
小鷹「............///じゃ、じゃあ理科、俺帰るわ!また明日!」
冷静になって考えてみると、急に恥ずかしくなってきた俺は、その場から逃げるようにして駆けだした
理科「えへ、えへへ///」
家に帰ると、俺はすぐに理科にメールを打った
件名:さっきの
本文:アレは忘れてくれ、冷静になってかんがえると、アレはなかった.......
小鷹「......送信っと」
メールを送信してから五分程経った頃に理科からの返信が来た
ユーガッタメ~ル♪
小鷹「ん、理科からか......」
......正直嫌な予感しかしない
件名:Re:
添付:一件
本文:了解です、誰にでも間違いは有りますよね......// by理科
理科にしてはやけに素直だな、とか思いながら、何かが添付されてる事に気が付く
小鷹「ん?なんだこの添付は......?」
どうせまた下ネタ系だろう、と思いつつ、添付されてた動画を再生する......
小鷹「再生っと」ポチッ
『......理科はかわいi』小鷹「......」ピッピッピ
このメールを削除しますか?
→YES NO
俺は迷わずYESを押した、そしてすぐに理科へ電話を掛ける
prrrrrr prrrrrr ガチャッ
理科『もしm...... ただ今留守にしております、ご用件の有る方は、ピーッという発信の後にメッセージをお願いします............ピーッ』
小鷹『あ、羽瀬川だけど、折り返し連絡を下さい......って、ちげーよ!』
小鷹『さっきもしもしって言いかけてたよな!?おいっ!居留守すんな!』
理科『......もう、先輩ったらどうしたんですか?藪からスティックに......』
小鷹『どうしたもこうしたもねーよ!なんだよあの動画!』
理科『出来心で......』
小鷹『出来心で......じゃねーよ!頼むから消してくれ!な?』
理科『えぇー......せっかく貴重な動画が撮れたのに......』
小鷹『頼む!な?何でもするからさ......』
理科『ふむっ......なんでも、ですか?』
小鷹『あ、あぁ、可能な範囲ならな!』
理科『だが断る!!』
小鷹『なんでだよ!?』
理科『冗談ですよ、では次の休みの日、一緒にお出かけしましょう、そしたら消去してあげます♪』
小鷹『え?そんなのでいいのか?てっきり俺はうふんうふんほわぁーおな事を要求してくると思ったんだが......』
理科『えっと......1......10、と......はい、はい、変質者が...』
小鷹『うわあああ!冗談ですマジ勘弁して下さい!!』
理科『ふふっ、冗談ですよ.....半分』
小鷹『半分!?と、とにかく次の休みの日、一緒に買い物でも何でも行くから......頼むぞ!?』
理科『ふふっ、任せて下さい、ちゃんと消去しておきます♪では、ノシ』
小鷹『......』ガチャッ ツッーツッー
-隣人部活動報告、弱みができた-
小鷹「はぁ......なんか滅茶苦茶な一日だったな............おーい小鳩~!、俺もう寝るから飯は出前でも取ってくれ......」
小鳩「クックック......この闇の王、レイシス・ヴィ・ふぇりs」小鷹「お休みー」バタンッ
小鳩「フェリシティ・す、すめらぎが......心を乱すなど、ありえんのじゃ......」ショボン
-------数日後 \コッケコッコー/
今日は理科とデー......買い物に行く日だ......正直滅茶苦茶不安なんだが...
そんな事を考えながら着替え始める............ちょうど着替えが終わった頃に、俺の電話がなった
prrrrr prrrrr prrrrr ガチャッ
理科『うえっへっへっへ、兄ちゃんの今日のパンツは何色かなぁ?教えてくれない?』
............おまえはケイトか!
と心の中でツッコミを入れつつ、だるそうに返事をする......
小鷹『なんだよ朝っぱらから......』
理科『スルー安定、という奴ですね、分かります』
小鷹『いや、いいから用件をだな......』
理科『あっはい............なんでしたっけ?』
小鷹『......切っていいか?』
理科『わー!待って下さい!今思い出しますから!』
理科『......ハッ!』
小鷹『ん?思い出したか?』
理科『ヒフヘホ』
小鷹『切るぞ?』
理科『アッ!思い出しましたよー!』
小鷹『んー?なんだ?』
理科『待ち合わせ場所と時間ですよ!すっかり忘れてました』
小鷹『そういえばすっかり忘れてたな......』
理科『でしょう?全く、先輩ったらドジなんだからぁ♪』
小鷹『悪かったよ、で、どうする?』
理科『えーと、では場所は永夜駅の前で、時間は11時頃でいいですか?』
小鷹『あぁ、いいぞ』
理科『ありがとうございます!では、楽しみにしてますねー!』ガチャッ
※修正 「永夜ではなく遠夜駅」です、すいません......
小鷹「11時に遠夜駅............か」
小鷹(あいつ人混みとか大丈夫なのか?)
そんな疑問を思い浮かべながら、時計を確認する......【9:35】
小鷹「っべぇ!早く行かねえと!」バタバタ
え?何をそんなに急いでるのかって?
ふっ、前に読んだ雑誌にこう書かれていたのさ......[リア充になる奴は待ち合わせは一時間前に来る!!]と!
-----------25分後
小鷹「さすがにまだ来てないな......」
時計は10時を指している
------それから30分後
小鷹「ちょっと早く来すぎたかなぁ?」
正直待っているのは退屈だ......アニメとか見てると普通に思えるんだが、実際はキツイな
------それから更に一時間後......
......おかしい、いくらなんでも理科が遅刻する訳がない......まさか事故でも......?いやいやいくらなんでもそれはないだろ......とか思っていると、目の前を救急車が通っていった......嫌な予感がする
俺は慌てて理科に電話を掛ける......が、出ない
......まさか!?と思うや否や、俺はすぐに駆けだした......
のだが、ある看板が目に入る
【違夜駅前】
........ん?違夜?
待ち合わせ場所は遠夜......ここは違夜......遠夜...違夜、遠夜違夜遠夜.....違夜?
ああああああぁああぁぁぁあああ!!!?
場 所 を 間 違 え た !
小鷹「ヤっべぇ......これ、理科にどう言い訳すりゃいいんだよ......」
現在の時刻【11:45】
俺は慌てて電車に乗る、遠夜までここから十分そこらだろう......
約束をすっぽかされる辛さを俺は知っている......昔、髪がry
だからこそ俺は、約束は破らないようにしていたのに......クソッ!自分の馬鹿さに腹が立つ......
----15分後
\ピーンポーン遠夜駅ーでっせー/
クソッ!この扉が開くまでの数秒が今は何分にも感じられる......
小鷹(早く!早く開け!)
イライラし、急かしても、扉が開くまでの時間は短くなりはしない
頭では分かっていてもつい急かしてしまう......それ程俺は今焦っているのだろう
プシュー ガラガラ
扉が開くと同時に、俺はすぐ様駆け出し、理科の姿を探す
懸命に探すが、理科の姿は見つからない
小鷹(やっぱ帰っちまったよな......)
そんな事を考えながら、トボトボと歩いていると、ベンチに座って俯いている少女を発見した
小鷹「理科!?」
俺はすぐに駆け出し、声を掛けた
小鷹「理科!わりぃ、待たせちまって......」
理科可愛いなお実写は
モブ子「へ?」
小鷹「ファアアック オォォオフ!!!」
......完壁な逆ギレである
俺は恥ずかしさのあまり、全速力でそこから駆け出し、近くのバス停を目指した
小鷹(理科が居るとすれば、帰るためにあのバス停に行くはずだ)
>>47
あれが本当の残念系、って奴ですかね?
五分ほど走った頃だろうか、ようやくバス停が見えてきた......ちょうどバスが来た様だ
あの列の中に理科と思わしき人物は......居た、俺は力の限りに叫ぶ
小鷹「理科ぁ!!!」
理科と思わしき人物は顔を上げ、こちらを見つめる......間違いない、理科だ
俺は走って理科に近づく
............
会ってまず理科にビンタされた、痛い
俺はすぐに謝ろうと口を開く
小鷹「わr......」
理科にビンタされた、痛い
小鷹「わるかっt......」
ビンタされた、痛い
理科「女の子を待たせた罪は......重いん......ですよ」
理科は泣きながら言った......加えて往復ビンタ、痛い
小鷹「ふ、ふいはへん......」
頬が痛くてうまく喋れない
理科「ふ、ふんだ!まずは遅刻したお詫びに抱きしめるとか、ないんですか......?」
小鷹「あ、あぁ......これでいいのか?」ギュッ
理科「!............うぅ、ぐす...... 嫌われちゃったのかと......思っ......たんで...すよ?」
小鷹「ごめんな......本当にごめん......」
泣きながら言う理科に、俺はただ謝る事しか出来なかった......
十分程経って、理科が泣き止んだので、遅刻した理由を話した......
小鷹「ペラペラーノマンマミーヤ」
理科「日本語でおkです......」
小鷹「すまん、実はかくかくしかじかで......」
理科「..................呆れて何も言えませんね......」
小鷹「面目ない......」
理科「まぁ、先輩も反省してるみたいですし、許してあげます......」
小鷹「ありがとう......理科」
理科「全く、先輩は本当にダメダメですね......」
小鷹「おっしゃる通りで......」
小鷹「それより、俺が言うのもなんだけどさ、今日はどうする?......また明日にするか?」
理科「っ!......先輩は......理科と一緒に行くのが......いぇ、何でもないです」
理科が何を言おうとしたかは分かった、だから俺はすぐに理科に言う
小鷹「ちなみに俺は、理科と一緒に行きたいんだけどな」
理科「!......理科も、です//」
小鷹「だったら決まりだな、よし行くぞ!」
~遠夜商店街
小鷹「なぁ理科」
理科「なんですか先輩?」
小鷹「今日は何を買うんだ......?」
理科「んー......服とかですねぇ......あとBL本も!」
小鷹「本はどうでもいいけど、理科が服を買うなんて珍しいな」
理科「前に永夜に行った時、皆さんに制服白衣を全否定されたのがショックで......」
小鷹「なるほどな......なんつーか、お前、女の子らしくなったよな......」
期待
理科「むぅー......理科は元々女の子ですよ?.」
小鷹「やっ、なんつーか、その......アレだ、可愛くなった......かな」
......正直恥ずかしい
理科「むはー!!小鷹先輩の貴重なデレktkr!//」
小鷹「デレてねーよ!っつーか、俺はツンデレじゃねえよ!!」
理科「またまたぁー、謙遜しちゃってー//」
小鷹「今のどこが謙遜なんだよ!?」
理科「まぁ、そんな事はどうでもいいです」
小鷹「どうでもよくねえよ!!」
>>59
そのレス一つで元気になれます、thx
理科「もう、しつこい男の人は嫌われますよ先輩?」
小鷹「もうツンデレでいいわ......」
理科「へーそうなんですか、どうでもいいです」
小鷹「お前が言い出したんだろうがあああああ!!」
理科「......」
理科が無言で周りを指さしている、まさか......いやな予感がする
モブ男「カツアゲか......?」ヒソヒソ
モブ婆「やぁーねぇ」ヒソヒソ
モブ婆「ですわねぇ」ヒソヒソ
モブ子「ツイてないわね、にあの娘......」ヒソヒソ
小鷹「......」
どうしてこうなった......確かうんたらかんたらで叫んだら......カツアゲと勘違いされて......
小鷹「ファッ!?」
この話は置いといて......先ずはこの状況をどうにかしなければ......仕方ない、長年使ってなかったアノ技を見せる時が来たようだ
先ず、俺は笑顔が一番怖いらしいので、笑顔を作る
次に、上着を脱ぎ捨てる
最後に両手を上げ、こう叫ぶと......
小鷹「喰っちゃうぞおおぉぉぉおおお!!!!!」
\うわあぁあ!/ \助けてくれえぇえ!/ \命だけはぁああ/ \キャー/ダダダダッ
皆去っていくのさ、あれ......目頭が熱くなってきた
理科「マジパないっす先輩b」
小鷹「ちょっと泣いてくるわ......」
酉とやらのテスト
理科「まぁ、いいじゃないですか、人混みが苦手な理科には好都合です」
小鷹「確かに、そうだが......」
理科「でしょう?ポジティブに考えましょう先輩!」
小鷹「そうだな!ポジティブに考えよう!」
理科「ホラッ先輩のおかげで人一人居ませんよ!」
小鷹「そうか!!」
理科小鷹「アッハッハッハッ!」
小鷹「って、笑えるかああああああ!」
小鷹「何で俺が悪役なんだよ!?そもそも理科がツンデレとか言うからだろ!」
理科「チッ......はいはいどーもすいませんでした」
小鷹「今舌打ちしたよな!?しかも謝り方適当すぎだろ!?」
理科「そーですね」
小鷹「軽く流しやがった」
理科「そんなことより、早く買い物に行きましょうよ......」
小鷹「......ん?あぁ、そうだな」
なんで俺が悪者になるんだよ......とか考えながら、服屋を目指す
............服屋に着いた
【ボロ切れドレッサー】
小鷹「なにこの名前......」
理科「センスの欠片を微塵も感じさせませんね......」
小鷹「ま、まぁ、とにかく入ってみようぜ!」
押し売りハウスだ!!
小鷹「えっ?」
店主「こんなのはどうですかー?これとかいいんじゃないですかー?」
店主「お代金は50000円になりまーす!」
小鷹「はっえぇ!何このオッサン!?入って五秒で代金請求されたぞ!?」
小鷹「すいまs」店主「50000円になりまーす!」
小鷹「すi」店主「50000円になりまーす!」
小鷹「出よう......」
理科「ですね」
店主「またのご利用をお待ちしております」
小鷹理科「二度と来るか!!」
小鷹「なんだよあの店......」
理科「入って五秒で50000円も請求されてましたね」
小鷹「あれはビックリなんてもんじゃないな」
理科「ですね、次行きましょうか......」
小鷹「ん、了解」
五分ほど歩いたところで、店の看板が見えてきた
【fuck off】
小鷹「なんでだよ!?」
理科「看板で失せろとは、殺伐としたお店ですね......」
小鷹「と、とにかく入ってみようぜ?」
理科「ですね......」
店主「いらっしゃい、お、カップルさんか」
小鷹「え?あ、ち、ちg」店主「わーった!わーった!ほら、早く服を選びな!」
小鷹「あ、はい......」
............
理科「こんなのはどうですか?」
小鷹「お、いいんじゃないか?なかなか似合ってるぞ!」
理科「えへへ、ホントですか?」
※何を買ったかは、皆さんの想像にお任せします
理科「んー、あとコレとコレとコレと......」
小鷹「結構多いな......」
理科「家にまともな服があまり無いですから、コスプレ用のなら沢山あるんですけどねぇ」
小鷹「頑張る所を間違いすぎじゃないか......?」
理科「あの頃はいろいろと迷走してましたからね」
小鷹「迷走なんてレベルじゃねぇけどな」
理科「んな!?」
小鷹「ハハハ、冗談だよ」
狂気を感じますな
理科「すいません、お会計お願いします」ドサッ
店主「あいよ、えーっと、15点で......めんどくせーから五千円でいいわ」
小鷹「えぇっ!?面倒くさいからって、いいんですか?」
店主「あぁ、構わないよ」
小鷹「豪快ですね......」
店主「男はチップと気前っていうからな!ガハハハ!」
理科「すいません、どうもありがとうございます」ペコッ
店主「ハハッ、いいってことよ!」
小鷹「では、五千円札で」スッ
理科「え?いいんですか?」
小鷹「こんぐらい構わねえよ、待たせた詫びだ」
理科「......ありがとうございます先輩♪」
店主「お釣りの220円だ!」
小鷹「五千円じゃなかったのかよ!?」
店主「ワハハハ!ボウズ!男なら細かい事は気にすんな!」
小鷹「は、はぁ......」
........................
店主「じゃあな、ガキンチョ共!また来いよ!」
........................
小鷹「ふぅ、気前が良い人だったな」
理科「ですねぇ、さらに荷物まで送ってもらえるとは」
小鷹「看板はおかしかったが、内装とか品揃えはよかったな」
理科「あの看板をチョイスした理由を聞いておけば良かったですねぇ」
小鷹「だな......それより、腹減ってねえか?」
理科「そう言われてみれば......お腹が空きましたね」
小鷹「じゃあ、どっか食いに行くか~」
理科「はいはーい!理科は辛いものが食べたいです!」
小鷹「んー、了解、じゃあファミレスにでも行くか」
理科「はい!さぁ、行きましょう!」
..................
-ファミレス-
小鷹「ふぅ......さて、何を食うかな」
理科「理科は麻婆豆腐にします!」
小鷹「お前ホント辛いもの好きだよなぁ......」
理科「あの辛さもとい痛みが好きなのです!」
小鷹「うわぁ......」
理科「じ、冗談に決まってるじゃないですか!引かないで下さい!」
小鷹「分かってるよ、ジョークだ......で、理科は麻婆豆腐でいいのか?」
理科「はい!辛さMAXでお願いします!」
小鷹「お前......そんなに辛くして胃が荒れたりしないのか?」
理科「ふふふ、理科特製のこの薬があれば大丈夫なのです!」デデーン
小鷹「なんかドラえもんみたいだな......」
理科「そうですか?」
小鷹「あぁ、何かあったらポケットから出してくれそうな気がする」
理科「は、はぁ......」
小鷹「あれ?なんか反応薄くね?」
理科「理科は非科学的なものは好きじゃないので......」
小鷹「へぇ~やっぱ天才発明少女なだけあって、そういうのには敏感なんだな」
理科「もぅ、敏感だなんて......先輩のえっち......//」
小鷹「いや意味が分からんのだが」
理科「............細けぇこたぁいいんだよ!」
小鷹「いきなりどうした!?」
小鷹「ふぅ、理科は放っておいて、注文するか......ポチッと」ぴーんぽーん
理科「酷い!?」
店員「ご注文の方はお決まりでしょうかー?」
小鷹「はい、えーっと、ディアボロ風チキンのグリルと、麻婆豆腐の......えと、辛さMAXで」
店員「略」
小鷹「はい」
店員「では、少々お待ちくださーい」
理科「さて、ここの辛さレベルはどれくらいでしょうか......」
小鷹「はぁー、っんとに大丈夫なのか?」
理科「もぅ、先輩ったら心配症ですねぇ、そんなに理科のことが心配なんですか?」
小鷹「当たり前だろ、だって、その......と、友達......だし」
理科「......//」
小鷹「............」
小鷹「ま、まぁ!そういうことだ!」
理科「えへへ//ありがとうございます先輩♪」
小鷹「お、おう、なんか......こう、照れくさいな......//」
理科「小鷹先輩の照れ......」
小鷹「え?な、なんだ?」
理科「きもいです」
小鷹「うっせ!ほっとけ!今の発言で良い感じの空気が台無しじゃねえか!」
理科「でも、心配してくれたのは、素直に嬉しかっですよ」
小鷹「ん?そ、そうか、ならいいんだけどよ」
店員「お待たせしましたー!チキンのグリルと麻婆豆腐になりまーす!それではごゆっくりどうぞー!」
小鷹「おぉ、理科と無駄話してる内に料理が来たぞ!」
理科「何気に酷いですよ先輩......」
小鷹「ジョークだ」
理科「好きですね......ジョーク」
小鷹「何言ってもネタで誤魔化せるからな」
理科「は、はぁ、そうですか......」
小鷹「ま、この話は置いといて、早く食おうぜ!」
理科「そうですね!では、頂きます!」
小鷹「頂きまーす」
小鷹「結構旨そうだな......では......」パクッ
小鷹「って、熱!あち!あちちちち!肉汁があああ!」
理科「せ、先輩!?早くこの激辛麻婆豆腐を食べるんです!」
小鷹「おう!すまねえ!ホフホフ......ってぐああああ!」
小鷹「熱さで辛みが倍増して、頬が痛い!!何ナチュラルに麻婆豆腐を差し出してんだよ!ヒィヒィ」
理科「b」
小鷹「bじゃねーよ!?か、辛い、熱い!み、水を!」
理科「先輩!早くこのタバスコ100%ジュースを!」
小鷹「あぁ、すまねえ!......って何でだよ!?」
理科「チッ......某闇金漫画のジャニオタみたいにしてやろうかと思ったのに......」
小鷹「そんな事はいいから水を!って、畜生!あの店員お冷や出し忘れてんじゃねえか!」
小鷹「クソッ!呼び出しボタンを......」ポチポチポチポチ
理科(鬼のような形相ですね......)ホフホフ
\ピーンポーン/ \ピーンポーン/ \ピーンポーン/ \ピーンポーン/
店員「は、はい!?な、なんでしょうか!?」
小鷹「すいません!水を下さい!早く!」
--------------------------------------
店員視点小鷹『水がねぇんだよ!さっさと水持ってこいオラァ!』
--------------------------------------
店員「は、はいぃ!すいません!す、すぐお持ちします!」バタバタ
......
店員「も、申し訳ございませんでした!」コトッ
小鷹「ひ、ひょうも......(訳※ど、どうも)」
店員「で、では!失礼します!」ダダダダッ
小鷹「?」
小鷹「はあひは、はのへんいん、はひをはんはひひほひでるんだ?(辛い......)」
(訳※なあ理科、あの店員、何をあんなに急いでるんだ?)
理科「ただ単に先輩の顔が怖いからじゃないですか?ホラッ鏡で見てみては?」スッ
小鷹「.............誰この今にも剛掌波撃ってきそうな奴」
理科「先輩です」ほふほふ
小鷹「いやいやまさk」理科「先輩です」はふはふ
小鷹「泣きたい......けど衝撃のあまり、辛さも吹っ飛んだしいいか」
理科「ポジティブですね......」
小鷹「ボッチ生活だった頃のおかげだな......あの頃はポジティブ力を試されたなあ......ハハッ」
理科「......なんか、すいません」
小鷹「気にすんな、今はもうボッチじゃないしな!」
理科「でも、友達が少ないのには変わり無いですよね」
小鷹「............なんか今日のお前、やたらと言葉に刺があるな」
理科「ツンデレというやつですね」
小鷹「お前がデレ......うわっ何か寒気が」
理科「失敬な!」
小鷹「なあ、試しに一度やって見せてくれ」
理科「見たいんですか?理科のデレを」
小鷹「わりと......怖いモノ見たさって奴だな」
理科「仕方無いですね、後半部分が気に入らなかったですが、愛情に飢えた野獣のために理科のデレを見せてあげます」
小鷹「誰が野獣だこの野郎」
理科「ではいきますよ......」
小鷹「おう」
理科「先輩♪」ニコッ
小鷹「おぉ!?」
理科「腐った臓物を鼻に詰め込んだ様な顔をしたファッキン芋野郎みたいでカッコいいですよ♪」小鷹「待て待て待て待て!」
理科「どうしたんですか?」
小鷹「どうしたもこうしたもあるか!何いきなり暴言吐き散らかしてんだよ!?というか、最後の言葉だけで良いだろ!?」
理科「ちょっと何言ってるか分かんないです」
小鷹「何で何言ってるか分からないんだよ!」
話が思い付かない......
どうでもいいけど『Over the Distanceの理科ver』と『君と僕』良いですよね
小鷹「はぁ、理科がいつもあの風邪をひいた時みたいになってくれたらな......」
理科「むっ、どういう意味ですか?」
小鷹「どういう意味と言われても......あの時みたいに大人しければな、って」
理科「先輩はそういうのがタイプなんですか?」
小鷹「まあな、やっぱ女の子らしい娘が良いよなあ」
小鷹「隣人部で言えば、幸村みたいな娘かなぁ」
理科「幸村くん、女子力高いですからね」
小鷹「あぁ、お前と違ってな」
理科「......そういうの、わりと本気で傷つくんですよ先輩?」
小鷹「ご、ごめん、別に嫌みとかで言ったんじゃないからな?」アセアセ
理科「全く......先輩ってホントに無神経なんですから」
小鷹「すまん......」
理科「理科は心が広いので許してあげますが、他の女の子の時とか注意して下さいね、他にも......」ペラペラペラペラ
--------20分後
理科「............分かりましたか?」
小鷹「はい......以後気を付けます(後輩に説教される俺って一体......)」
理科「ん、よろしい」
理科「さて、説教も済んでご飯も食べ終わったしそろそろ行きますか」
小鷹「まだ食い終わってないんですが......」
理科「えぇ!?いくら何でも先輩......食べるの遅すぎじゃないですか?」
小鷹「水騒動と説教のせいなんだよ......」もぐもぐ
理科「ほらっ、言い訳はいいから早く食べて下さい」
小鷹「ふぁい」
もぐもぐパクパクムシャムシャぺろっゴクンッ
小鷹「ふぅ~食った食った」
理科「ほぅ、五分二十一秒、なかなかのタイムだ」
小鷹「何のタイムだよ......食い終わるまでのか?」
理科「知りません!」
小鷹「知らねえのかよ!?」
理科「てへぺろ☆」
小鷹「ちょっと可愛いのが腹立つな」
理科「えへっ//」
小鷹「理科が可愛く見えるのは気のせいか?あぁ気のせいだな、うん気のせいだ」
理科「酷いです......理科だってやる時はやるんですよ?」ぷくー
小鷹「確かに、やる時はやるよなぁお前、前の永夜の時とかな」
理科「でしょう?」
小鷹「お、そういえば、あの時買った服を着てるんだな」
理科「まともな服があまりなくて......//」
小鷹「コスプレの衣装ならいっぱい有るんだっけか......」
理科「軽く百以上は有りますね」
小鷹「どんだけだよ......」
理科「集めるの苦労しました!」
小鷹「そりゃそうだ」
小鷹「でも理科、お前凄いよな、一つの事にそれだけ真剣になれるって......それが変なのじゃあ無きゃもっと凄いんだが」
理科「い、いきなり何ですか先輩!?後ちょくちょく上げては落とすの止めて下さいよ!」
小鷹「理科の反応が面白くてつい......な」
理科「つい......な、じゃないですよ!全く!」
小鷹「ハハッすまんすまん」
小鷹「......」
理科「......」
小鷹「じゃ、そろそろ行くか」ガタッ
理科「そうですね」ガタッ
小鷹「支払いは済ませておくから先行っててくれ」
理科「む、今回も先輩が払う気ですか?」
小鷹「まあな、それがどうかしたのか?」
理科「駄目です!今回は理科も払います!」
小鷹「いいって、女の子に支払わせる訳にはいかないだろ?」
理科「それじゃあ先輩に悪いですよ......」
小鷹「良いんだよ理科、遅刻した罰だ!」
理科「でも......」
小鷹「いいって今日一日くらいカッコつけさせてくれよ!」
理科「分かりました、でも、他の日は理科が払いますからね!」
小鷹「おう!ありがとな理科!」
理科「いえいえ、こちらこそありがとうございます」
小鷹「どういたしまして、じゃあ行くか~」
理科「はい先輩!」
....................................
........................
............
......
-外-
小鷹「ふぅ、食った食った、次は何処に行こうか?」
理科「あ、理科"げーむせんたー"って所に行ってみたいです!」
小鷹「いいけど、人混みとか大丈夫なのか?」
理科「永夜クラスでなければ、大抵の所は行けます!理科はLvUPしたのです♪」
小鷹「そっか、そりゃ良かった、じゃあ行くか!」
理科「れっつごー!」
小鷹「テンション高いな......」
小鷹「"げーむせんたー"という所に行くのは初めてですからね!」
小鷹「そうなのか、俺は何回かあるな」
理科「一人でですか?」クスッ
小鷹「左様でございます」
理科「ちなみに、その時はどんなゲームをやりましたか?」
小鷹「うーん、STGと格ゲーかな?」
理科「STGに格ゲー、ですか......うへへ、じゅるり」
小鷹「変な妄想をすな!」ペシッ
理科「ぐへっ!」
小鷹「......そういや理科ってゲームとか得意なのか?」
理科「んー、得意ではないですが、好きですよ」
小鷹「へぇ、ゲーム得意だと思ったんだけどな、以外だな」
理科「そうですか?」
小鷹「あぁ、なんか発明家ってゲームが上手いってイメージが有るからなぁ」
理科「確かに、分からなくもないですね~」
小鷹「だろ?」
小鷹「理科は格ゲーとSTGは苦手か?」
理科「いえ!どちらも好きですよ、格ゲーなら少しだけ自信が有ります!」
小鷹「そうか!フフフ、格ゲー界の神の実力を見せてやるぜ!」
理科「えぇ!?お手柔らかにお願いします......」
小鷹「ヘヘッ任せとけ!............お、着いたぞ、入るか」
理科「う~!なんだかワクワクしますね!」
小鷹「結構うるさいから注意な」
理科「はいっ!」
理科「入店入店♪ 入店入店♪」
ガヤガヤドカドカドンガラガッシャーン!!
理科「Huuuuuuuuuuu!!唸る轟音!ピカピカのメカ!ここは天国か!?」
小鷹「普通のゲームセンターだ」
小鷹「それにしても、掃除が行き届いてるな、俺のいつも行ってる所と違って機械がピカピカだ」
理科「小鷹先輩!此処、すっごいピカピカですねぇ!!」
小鷹「あぁ、ホントにな」
理科「あ!先輩コレやりませんか!?」
小鷹「おっ、マソオカートか、結構得意なんだよな、コレ」
理科「手加減してくださいね......」
小鷹「おぅ!じゃ、お金を入れて......と」チャリン
\スッパッマソオッカッー!!/
小鷹「あー顔写真を撮って、その顔のキャラでプレイ出来るのか、撮ってみようかな」
理科「理科は遠慮しておきます......」
小鷹「了解......よし、撮れたぞ!じゃあやるか!」
理科「おー!」
小鷹「ん?理科はLか」
理科「はい!MとLによる熱いプレ」小鷹「はいはいスタートスタート」
3 2 1 GO!!
小鷹「......キャラがずっとコッチを向いてるんだが」
理科「悪人面のドライバーがカメラ目線でマリカ......ぷぷっ、くすくす」
小鷹「うるせっ......ぷっ!?ぐひゃひゃひゃ!」
小鷹「おい!誰だよ雷落とした奴!俺のキャラの髪がアフロになったぞ!」
理科「笑」
小鷹「お前かっ!って次はイカスミかよ!?」
理科「顔面真っ黒でアフロの先輩......プププッ」
小鷹「撮るんじゃなかった......グヘヘッ」
理科「油断している今こそが好機!亀ノコトリプルラッシュ!」
\ OH!!/ \ マンマミーヤ!!/ \ウワワワワワワァ~!!/
理科「OH!!笑」
小鷹「マンマミーヤ!!笑」
小鷹理科「ウワワワワワワァ~!!笑」
\\ゲラゲラゲラゲラ//
小鷹「ふぅ、なかなか楽しかったな」
理科「そうですねぇ!」
小鷹「結局、最初から最後まで俺のキャラの反応を楽しんでただけだよな」
理科「そうですね」
理科「OH!!」
小鷹「もうやらねぇよ!!」
理科「むぅ、残念です......」
小鷹「んー、おっ!アレ、やるか?」ニヤッ
理科「格ゲーですね!?是非!」
小鷹「フッフッフッ!まぁ、手加減してやるからな!」
理科「お願いします!」ニヤッ
小鷹「よし、やるぞ!」チャリン
理科「じゃあ理科はこのキャラで!」ぽちっ
小鷹「ふむ、コンボ型のキャラか、俺はパワー型のキャラにしよう」ポチッ
ROUND 1 ファイッ!!
ROUND 2 ファイッ!!
ROUND 3 ファイッ!!
..................
............
......
P1 小鷹 0勝 P2 理科 10勝
小鷹「俺のキャラがお空から帰って来ません」
理科「えへ、最高にハイってヤツです!」
小鷹「理科お前......初心者を装っていたのか、強すぎだろ」
理科「能有る理科は腕隠す、なんちて!」
小鷹「ふぅ、さて、ガチでやるか......」
理科「えぇ!?」
小鷹「いつから俺が本気だと錯覚していた?」
理科「なん、だと?」
小鷹「いくぜ!!」
通算成績 小鷹0勝 理科15勝
小鷹「あ、ありのままに起こった事を話すぜ!」理科「話さなくていいです」
小鷹「......」
理科「......」
小鷹「く、くそー!他のをやるぞ!他のを!」
理科「は、はいっ!」
小鷹「STGだ!」
理科「了解!」
ピシューンピシューン
小鷹「撃ち漏らし無しだと!?」
小鷹「ビーマニだ!」
理科「アイアイサー!」
ダダダダダンッ
小鷹「最高難易度をパーフェクトだと!?」
小鷹「スロットゲーム!」
理科「サーイエッサー!」
ジャラジャラジャラジャラ
小鷹「1GでBB!?」
理科「......先輩」
小鷹「な、なんだよ?」
理科「いつから理科がゲーム下手だと錯覚していた?」
小鷹「最初から」
理科「なん、だと!?」
小鷹「というか理科......お前格ゲー以外のゲームも上手いんだな、知らなかった」
理科「能有る理科はry」
小鷹「隠す必要性なくねぇか?」
理科「隠れゲーマーって、何か萌えません?だから理科も隠れゲーマーになれば、小鷹先輩が理科に萌えてくれると思いましてですね」
小鷹「いや全然」
理科「残念です」
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