エレン「小便に行きたい」(82)

以前落ちた物を再び改編して



~巨大樹の森

エレン「……」

ユミル「……」

エレン「……なあ」

ユミル「なんだ?」

エレン「俺が起きてからどれくらい経ったか解るか?」

ユミル「さあな…… 半刻ほどだろ」

エレン「まだそんなもんか…」

ユミル「手持ちぶさたじゃ、過ぎる時間も遅いもんだよ」

ユミル「それに……」チラッ

ライナー「……」

ベルトルト「……」

ユミル「あそこの二人は監視の目を緩めねぇ
自由に出来なくて尚更、遅いだろうな」

エレン「そうか……」

エレン「あと何時間ほどで俺たちはここから解放されると思うか?」

ユミル「…それこそ解んねえ問題だ」

エレン「……」

ユミル「……どうした?」

エレン「いや、なんも……」

ユミル「さっきからなんか変なんじゃないか?」

エレン「大丈夫だ……」

ユミル「はっきり言えよ、らしくねえ」

エレン「言った所で何も変わんねえよ」ミケンニシワ

ユミル「……そんな調子悪そうな顔されたら、こっちまで調子悪くなってくんだよ」

エレン「そうか……?」

ユミル「そうだ」

エレン「笑わねえ?」

ユミル「笑わねえよ」

エレン「俺さ、

小便したくなってきたんだ……」

ユミル「」

ユミル「」

エレン「ユミル?」

ユミル「」

エレン「おーい……」

ユミル「」ブフッ

エレン「!!?」

ユミル「小便とか… くくっ… この状況で…」

エレン「なっ……!お前!!」

エレン「笑わねえ約束だっただろうが!」

ユミル「いや 深刻そうな顔だったからよ」クックックッ

ユミル「もっと…こう…… 『ミカサは無事か』とか『アルミンは大丈夫か』とかさあ……」

ユミル「なのに、小便……ふふっ…」

エレン「くそっ、だから言いたくなかったんだよ!」

ユミル「私の心配返してくれよー」ハハハハハ

エレン「うるせーうるせー!!」

ユミル「……」

エレン「……」ミケンニシワ

ユミル「あのさ……」

エレン「なんだ?」

ユミル「まだ行きたいか?」

エレン「……ああ」

ユミル「」ブフッ

エレン「」ムカッ

ユミル「ふふっ……ひひひ……」

エレン「笑うなって言ってるだろ」

ユミル「すまん、本当にすまん
悪気はねえんだよ、悪気は」

エレン「悪気しか感じねえよ」

エレン「こっちは死活問題なんだよ!!」

ユミル「すまんって ……ふふふ」

ユミル「私思ったんだけどさ」

エレン「この状況だと悪い予感しかしねえよ」

ユミル「まあまあ
聞くだけ聞けって」

エレン「なんだ?」

ユミル「お前って立ちションだろ?」

エレン「当たり前だろ 何聞いてんだよ……」

ユミル「」ジッ

エレン「……? どうした、下なんか見て」

ユミル「……この巨大樹の上からしたらさぞかし気持ちいいと思うんだが」

エレン「」ブフッ

ユミル「うわ、きったねぇ」

エレン「ユミルが変な事言うからだろ!! 何言ってんだよ!」

ユミル「だから思った事を率直に言っただけだよ」

ユミル「なんかさ、開放感がありそうじゃね?」

エレン「知らねえよ」

ユミル「ただなあ、私は今生憎尿意を催してねえんだわ」

エレン「だからなんだよ」

ユミル「……実践してみたらどうだ?」

エレン「やらねえよ!」

ユミル「」チッ

エレン「舌打ちすんじゃねえ!!」

エレン「だいたい、お前がいんのにそんな事できるかよ」

ユミル「おっ? 花も恥じらうなんちゃらってか?」

エレン「違ぇよ」

エレン「……お前俺がここで小便して気にならないのか?」

ユミル「生理現象だしな
別に気になんかしねえよ」

エレン(気にしろよ)

ユミル「大丈夫大丈夫、私は目を瞑っとくからよ」

エレン「納得いかねえ」

ユミル「じゃあ別に我慢したらいい話だろ」

エレン(それが出来たら苦労しないんだが…)

エレン「だが、仕方ねえ、背に腹は変えられない」

ユミル「お?するのか?」

エレン「……死ぬ気で我慢するわ」

ユミル「」チッ

エレン「だから舌打ちすんじゃねえって」

エレン「くそっ……」

ユミル「その様子じゃ、お前も限界だな」

エレン「そ、そんな事ねえって……」

ユミル「エレンくんはまだ漏らしちゃうんでちゅか~?」ニヤニヤ

エレン「」イラッ

ユミル「そんな目で見んなって」

エレン「お前本当にムカつくな」

ユミル「私はな、弄りがいのある奴を弄るのが大好きなんだよ」

エレン「感情を逆撫でするのが大好きの間違いじゃないか?」

ユミル「でも、まさか、エレンがここまでとは……ふふ…」

エレン「うるせえ、本当に嫌だこいつ!!」

ユミル「まあそんなカッカすんなって
血圧上がって血液回りやすくなって尚小便に行きたくなるぞ」

エレン「…クソっ」

エレン「」プルプル

ユミル「我慢は良くないよ!」ウラゴエ

エレン「うぉおおお!!」

ユミル「」ビクッ

エレン「もう我慢の限界だ!!」

エレン「ユミル、絶対に見んなよ!?絶対に目瞑っとけよ!!」

ユミル「はいはい」

ユミル(あー、おかしい エレンをおちょくるのは本ッ当におかしいな
それに、最強のミカサって言うセ●ムもいねえし、楽しいったらありゃしねえ)

エレン「…あ」

ユミル「どうした?」

エレン「…俺、両手ねえから、小便さえできねえ……」

ユミル「」

エレン「…」

ユミル「」ブフッ

ユミル「忘れてたのかよ…くくっ… 馬鹿かお前は!」ハッハッハッ

エレン「くそっ!!」

ユミル「あーっはっはっ」

エレン「くそっ、くそぉおぉおお!!」

エレン「俺はどうしたらいいんだ!!俺は!?」

ユミル「漏らせばいいだろ」

エレン「この歳で漏らすなんて絶対嫌だ!!」

ユミル「大丈夫大丈夫、漏らしたら、ちゃーんとミカサに報告するからよ」クックック

エレン「やめてくれ!!」

ライナー「お前達うるさいぞ」

ユミル「うるさくするかどうかは私達の勝手だろ」

ベルトルト「あんまり騒いだら、巨人達も興奮して食べられるよ」

ユミル「大丈夫だろそんなもん
それに、食べられるんだったら、とうの前に私達は胃の中だ」

エレン「そうだ!!ライナー、ベルトルト!!お前達のせいだ!!」

エレン「お前らが、ここに連れてこなかったら、俺の両手をもがなかったら!!」

ライナー「……は?」

ライナー「エレン……会話が噛み合ってないぞ……」

エレン「んーな事はどうでもいいんだ!
お前らのせいで!俺は、俺はぁあぁああ!!」

ユミル「まあ落ち着けよ」

エレン「さっきも言ったが俺にとっては死活問題なんだ!!」

ベルトルト「……エレンはさっきから何に興奮しているのさ……」

ユミル「ああ、小便がしたいのに出来ないんだってよ」

ライベル「「」」

ライナー「別にやりたかったらやればいいじゃないか」

ユミル「私がいるから出来ねぇんだってよ

私は目を瞑っとくってんのに…」

ベルトルト「だったらいいじゃないか、それで」

エレン「俺には両手がねえから肝心なモノだって出せないんだよ!!」

エレン「お前達が俺の腕をもがなかったら!!」

エレン「お前らのせいで!」

ベルトルト「なんかごめん」

エレン「うぉおお!!漏れる!!」

ライナー「……」

ベルトルト「……」

エレン「俺が漏らしたら、絶対にお前ら二人許さねえからな!!」

ユミル「それまでは許してたのかよ」

エレン「そういう訳じゃないが」

エレン「兎に角、漏れたらタダじゃすまねえからな」キッ

ベルトルト「どうしよう、僕なんだかエレンが可哀想になってきた…」

ライナー「俺もだ……」

エレン「うう……畜生……」

ユミル「」ジー

エレン「……どうした?またそんなに見て」

ユミル「いや、その両手が無いんだったらさ、手伝って貰ったらいいんじゃね?」

エレン「」

エレン「えっ……ユミル……お前、正気か……?」

ユミル「何言ってんだ、私はいつでも正気だ」

エレン「いやいやいや」

エレン「……お前、それどういう意味か解って聞いてんだろうな?」

ユミル「はあ? 何言ってんだよ、意味わかんねえ」

ユミル「それとも小便したさに、お前こそ正気じゃなくなったんじゃねえの?」

エレン「なっ……!俺だって正気だ!」

ユミル「それともここで漏らちちゃうんでちゅか~?」ニヤニヤ

エレン「……」

エレン「そうだな…だったら…」

ユミル「お?手伝ってもらうのか」

エレン「ユミル、頼む」

ユミル「」

ユミル「…は?」

エレン「…え?」

ユミル「お前やっぱり正気じゃなくなったのか…」

エレン「いやいやいやいや」

エレン「提案したお前が手伝ってくれるんだろ?」

ユミル「はあ? んな事するかっての」

ユミル「あそこに二人男子が居るだろ
…しかも、私と違って五体満足だ あいつらに頼め」

ユミル「おい!ライナー!ベルトルさん!」

ベルトルト「今度は何?」

ユミル「エレンが小便するのを手伝って欲しいんだとよ」

ライナー「手伝う?どういう風にだ」

ユミル「……えっと、……それは……」

エレン「両手が使えないの俺の代わりにナニを出して欲しい」

ユミル「そう、エレンのナニをな」

ライナー「」

ベルトルト「」

ライナー「…俺、パスするわ…」

ベルトルト「奇遇だね、僕もパス」

ユミル「はあ?ふざけんなよ
互いに仲間同士助けあって生きろってキース教官が言ってただろ」

ライナー「ここでその教訓持ってこられてもだな…」

ユミル「人でなし」

ベルトルト「まあ、ここに居る全員半分人じゃないようなものだね」

エレン「なあ…ユミル…」

ユミル「なんだ」

エレン「ユミルが出してくれよ」

ユミル「はぁ?私にか? ふざけんな!」

エレン「だが、お前が頼りなんだ…
あいつらは人類の敵だ、そんな奴等に俺のナニを触らせられねえ…」

ユミル「だからって、そんなもん…!」

エレン「立ちションする近くに居るのも、ナニを出すのを手伝うのもそんなに変わらねえだろ!」

ユミル「変わるわアホ!
居るのと触るのじゃあ大違いだ!」

エレン「これだから処女は!」

ユミル「」

ライナー(うわっ…)

ベルトルト(うわあ…)

取り敢えずここまで

良スレの予感

ユミル「……はは、はは……」

エレン「へっ、図星で笑いしか出なくなったか」

ユミル「なあ、そこのお二人さん」

ライナー「な、なんだ?」

ユミル「そこに、ブレードあるよな?」

ベルトルト「え、あ、うん、ここに」チャキッ

ユミル「だったら好都合だ」

ユミル「エレン…、お前の言う通りにそのナニを出してやるよ」

エレン「最初からそう言えばい良かったんだよ」

ユミル「…特別に、お前が思う存分小便した後にブレードでその拙いナニを根元から切り落としてやる」

エレン「!?」

ユミル「ほら、早く立てよ
小便したいんだろ?」

エレン「」

エレン「そ、そんな事されたら死ぬに決まってるだろ!」

ユミル「項じゃねえんだし、死なねえよ
……それにまた生えてくるんだ、な?」

エレン「『な?』じゃない!『な?』じゃなくてだ!」

ユミル「なあ、男のナニは切り落としたらそんなに痛いのか?」

ライナー「切った事ねえよ…」

ベルトルト「そもそも切ろうとも思わない…」

ユミル「良かったな、エレン
じゃあ、お前が第1号目だ」

ユミル「胸を張って言えるな、『俺は人類初めてナニが生え変わった男』だって」

エレン「張れねえわ!」

エレン「もういい!我慢する!!我慢すればいいんだろ!」

ユミル「これだから童貞は」

エレン「」

ベルトルト(自業自得だ)

ライナー「…切り落とされる恐怖と、童貞なのは関係無いがな」

ベルトルト「いやまず根本的にナニを触れないからっていうのも…」

エレン「……なんで俺が童貞だと解ったんだ…」

ユミル「それこそ図星か」

エレン「お前だって処女なんだろ」

ユミル「私はその意見に同意した覚えは無い」

エレン「このアバズレが」

ユミル「あろうと無かろうと罵られるんだがどうすればいいか?」

ライナー「知らん」

うん
本当に品のない話だわ

まさかの復活
前も読んでたよ、完結期待してる

これからもっと品の無い話になる&少し血生臭く(?)なるので、閲覧注意です

ベルトルト「…なんかこんな話聞いてたら、僕も行きたくなってきた
ちょっと行ってくるね」

ライナー「ああ、気をつけて行ってこいよ」

ベルトルト「解ってるって」ビュンッ

ユミル「……あいつら夫婦か?」

エレン「だとしたら、ライナーが夫だな」

ライナー「おいそこ」

エレン「なんだ?夫が不満かよ」

ユミル「しいて言うなら、お前よりベルトルさんの方が妻っぽく感じるな」

エレン「同意」

ライナー「そもそもベルトルトと夫婦って所から不満だ」

エレン「え?」

ユミル「え?」

ライナー(どうして驚かれたんだ…)

エレン「しかし、いいよなベルトルトは…
立体機動も持ってるし、手足はあるし…」

ユミル「……やっぱり木の上ですんのか…?」

エレン「嫌、木の根元だろ?」

ユミル「それだったら巨人に食われるだろ」

エレン「あー…そうか……」

ライナー「思ってたが、その会話男女二人がする会話じゃねえよな」

ユミル「ライナーはどう思うか?」

ライナー「何がだ」

エレン「ベルトルトが、木の上で立ちションをするのか、木の根元でやるのか」

ライナー「さあ…どうだろうな…」

ユミル「やっぱり、降りた時のリスクがでかいからな
木の上だろ」

エレン「だな」ウン

ライナー「だろうな」ウンウン

ベルトルト「ただいま」ビュンッ

ライナー「おかえり」

エレン「気持ち良かったか?」

ベルトルト「え? 何が?」

エレン「木の上からの立ちションは」

ベルトルト「」

ライナー(えらくストレートだな)

ユミル(さすがド直球のイェーガーさんだ)

ベルトルト「まあ、うん、普通だった…」

ベルトルト(って何で僕こんな事言ってるんだろう)

ユミル「ほらな、やっぱり木の上からだっただろ」

ライナー「本当だ」

エレン「ユミルの思惑通りだな」

ベルトルト(まだそんな事話してたのか…
しかも言い始めたのが女子のユミルって…)

エレン「ベルトルトめ
俺が小便出来ないからって見せつけて小便に行きやがって」

ベルトルト「そういう訳じゃ」

エレン「だからお前の事が憎いんだよ!!
一人だけ気持ち良くなりやがって!!」

ベルトルト「……」

ライナー「エレンが言ってる事はまあ間違って無いんだがな…」

ユミル「言い方が問題だ
『一人だけ気持ち良くなる』っていうのがアウト」

ベルトルト(というよりこんな話してる方がアウトじゃ)

エレン「小便が止まらない呪いかけておいてやる」

ベルトルト「なにそれ地味に怖い」

ライナー「大丈夫だベルトルト」

ライナー「もし小便が止まらなくなったら、巨人化すればいいだろ
巨人にはナニが無いんだからな」

ベルトルト「あ、そうか」

ユミル「厠から超大型巨人が出てきたらビビるわ」

エレン「超大型巨人の出現理由が『小便が止まらなかったから』って、えらく安易だな」

ベルトルトさん 手洗った?

ベルトルトさん 手洗った?

ベルトルトが手なんて洗うワケないだろ
いい加減にしろ

みんな分かってて触れないんだろうな

自分のナニを触ったトルトさんにナニを触られたくないな

エレン「兎に角!
俺は今猛烈に小便がしたい!」

ユミル「じゃあ漏らせ」

エレン「それだけは嫌だな
なんたって俺ももう15歳だ」

エレン「だから、ユミルが俺の…」

ユミル「あぁ?」ギロッ

エレン「ごめんなさい」

ライナー「俺さ、思ったんだが…」

ベルトルト「何を?」

ライナー「もしエレンが小便を漏らすとして」

ベルトルト「うん」

エレン「なんで俺が漏らす前提なんだ」

ユミル「…仕方ないだろ」

エレン「仕方なんかなくねえ」

ユミル「まあまあ」

ライナー「数時間後には追っ手がやってくるだろう」

ベルトルト「そうだね」

ライナー「もし、ミカサが居た場合、エレンの漏らしたパンツが囮になりそうじゃないか?」

ベルトルト「確かに…」

エレン「確かにじゃねえ!
それに他人が漏らしたパンツ、よく持てるな」

ユミル「他人のナニを持てって言う奴に言われたきゃ無いわ」

ユミル(まあ提案したのは私だが)

ユミル「というか問題点はそこかよ」

エレン「じゃあなんだよ」

ユミル「『ミカサにとって、俺の存在はパンツ以下かよ』みたいな感じかと」

エレン「え?ああ、そうか…」

ユミル(いいのかそれで)

ユミル「…しかし、案外釣られそうだから困るんだよな」

エレン「……はは」

エレン(笑えない)

ベルトルさんなら自分の小便で手を洗うぐらいのウルトラC決めてても驚かない

ライナー「……エレン」

エレン「なんだ?」

ライナー「やりたいやりたい連呼してる割には、さっきよりも表情が穏やかだな」

エレン「そうか?」

ライナー「もしかすると、尿意がどっかに行ったんじゃないか」

ユミル「ああ、我慢してたならなるよな」

ベルトルト「あるある」

エレン「俺は…」

ライナー「どうだ?」

エレン「…」

エレン「…確かに、前よりも、そこまで…」

ユミル「本当か!
やったなエレン!お前もやれば出来るじゃねえか!」バシン

エレン「ちょ、叩くな落ちる落ちる!」

ベルトルト「まあ体には悪いけどね」

エレン「大丈夫だろ
そんなちょっとやそっとじゃ膀胱炎にはならないだろうし」

エレン「第一、膀胱炎になってもこの巨人化の治癒能力があれば一発で治るだろ」

ベルトルト「え……炎症とか治るっけ…」ヒソヒソ

ライナー「……治るんじゃないか?」ヒソヒソ

ユミル「まあ、取り敢えず一件落着だ…」

ユミル「…」ミケンニシワ

エレン「?どうした?」

ユミル「…なんでもない、大丈夫だ」

エレン「大丈夫って…
調子悪そうな顔されたら、こっちまで調子悪くなるって言ったのは誰だよ」

ユミル「すこし前の私」

エレン「だったら理由を言え」

ユミル「絶対嫌だ」

エレン「まさか……お前も小便が……」

ユミル「違う」

エレン「だったらだi」

ユミル「違う違う!」

ユミル「いいか、大丈夫って言ったら大丈夫だ
解ったか?」

エレン「あ、ああ…」

ユミル「…」ミケンニシワ

エレン(明らか大丈夫じゃないだろ)

ユミル(なんで今なんだ)

ユミル(…確かに、もうすぐだし被るなとは思ってた
だからって今じゃなくてもいいんだよ)

ユミル(この!今の状況で!なんで!!)

ユミル「本ッ当最悪だ…!」

エレン「…」

エレン(小便我慢してんのならしてるって言えばいいのにな)

ライナー「なんだ、今度はユミルが調子悪いのか」

ユミル「…大丈夫だ」ミケンニシワ

ベルトルト「そんな顔で言われても説得力無いね…」

ユミル「うるせえ…」

エレン「小便我慢してんだろ」

ユミル「違うって言ってんだろ!叩くぞ!」

エレン「どうせ、俺をからかった手前、打ち明けるのが嫌なんだろ…」

ユミル「だから我慢なんかしてねえってば」

エレン「だったら何でそんなに表情が険しいんだ?」

ユミル「……それは…」

エレン「なんで勿体ぶるんだよ」

ユミル「…」

ライナー「ああ、あれじゃないか?」

エレン「何が」

ライナー「ユミルがここで小便がしたいって言っても意味が無いからじゃねえのか」

ベルトルト「確かにこんな所じゃできないしね」

エレン「あ~…成る程…」

ユミル「…」

ユミル(あっちの二人のどっちかが気がついてもいいと思ったが、気がついてないか…)

ユミル(ましてやさっきまで小便の事ばっか話てたんだ、そっちに行ってしまうのは仕方ないな)

ユミル「……クソっ」

エレン「…ユミル、お前も辛いな…」

ユミル「ああ…(色々な意味でな)」

エレン「俺もその辛さ解る」

ユミル(解られてたまるか)

ユミル「だから小便じゃねえって」

エレン(なんか知らんが今がチャンスだ…!
さっきの仕返しをしてやる!)

エレン「…お前、小便漏らしたらどうするんだ?」

ユミル「は?」

エレン「大変だろうな
でも安心しろ、クリスタには言わない」

ユミル「はあ…」

エレン「だから思う存分漏らせ」

ユミル「」

ユミル(何言ってんだこいつ 頭大丈夫か?)

ユミル「だ~か~ら~!!
違うって何回言えばいいんだよ!」

エレン「じゃあなんだよ!
教えろよ!」

ユミル「断固拒否する!」

エレン「やっぱり小便だろ!」

ユミル「違う!!」

ベルトルト「えっと…ユミルが尿意を催して無いのに、そんな怪訝な顔って事は…」

ユミル「……気がついたか」

ベルトルト「まあ、何となく…」

ユミル「恐らくその予想は合ってる」

ライナー「?解ったのかベルトルト」

ベルトルト「ほら、あれだよ、僕達には無い…」

ライナー「俺達には… あーあ、あれな」

エレン「??」

エレン「小便じゃないのか?」

ベルトルト「そうだね」

エレン「……じゃあだi」

ユミル「そういうのじゃねえってば」

ライナー「ユミルも大変だな」

ユミル「ああ
こういう時だけ女らしい自分が憎らしい」

ベルトルト「それこそ僕らがどうこう出来る事じゃないしね」

エレン「…」

エレン(なんだ 一体なんなんだ……)

エレン「…なあユミル教えろよ」

ユミル「それも嫌だ」

エレン「なんでだよ!
俺は教えてやったのに!」ズイッ

ユミル「近寄るな!!」

エレン「なあってば!」ズズイッ

ユミル「だから近寄るんじゃねえ!!」

エレン「なあって…」

ユミル「もうお前しつこい!!
解ったよ教えりゃいいんだろ!」

エレン「教えてくれるならそうと早く…」ズズズイ

ユミル「生理が来たんだよ!
だから近寄るな!!」ゲシッ

エレン「うわっ」グラッ

ユミル「あっ」

ライベル「「あ」」

エレン「ちょ、ユミル!
俺、今両腕無いから落ちっ……」グラグラ

ユミル「スマン、エレン!今から助けr」

エレン「ウワァアァアアァアア」ヒュウゥウウ

ユミル「」

ライナー「」

ベルトルト「」




~完~


その後エレンは助けてもらった…と思う

Q.ベルトルトさん手洗った?
A.多分ハンカチか何か持ってたんじゃないんでしょうか

最初から最後まで品の無い話で申し訳無かった
>>39みたいにまた読んでくれた方もいらして嬉しい

ではまた

ちょっとまて
エレンの小便はどうなるんだ
落ちながら空中で撒き散らしたってことですか!?

>>77
エレンは>>59辺りにあるように途中であるように尿意が収まったって事で…
わかり難くてスマン

尿意収まっても膀胱が大変なことになってるのは変わりないがな

エレン「ウワァアァアアァアア」ショワアァァアァア

>>58からの>>77が俺的にしっくり来る

いつの間に立て直しして完結したんだよ
前スレ見てたわ
おもしろかった

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