P「仮面ライダーの魂」(118)
代行
代行thx
お詫び
前スレ真「仮面ライダーも楽じゃないよ」において、マコトをシンと誤解した方が多数いたようです。
お詫びした後、アマゾンに大切断されようと思います。
というわけでラスト。さる怖いから良ければ適当にライダー雑談でもしててください。
P「律子ー、戸締りはー?」
律子「大丈夫です。鼠一匹入れませんよ」
小鳥「こっちもオッケーです。さ、帰りましょうか」
P「はぁー、しっかしここまで厳重にやらなきゃならないかねぇ」
律子「一応事務所ですから。人材が一番重要とはいえ、しっかりしておくに越したことはないですよ」
P「いや、でもさぁ。俺っておおらかな郷育ちだから、こういうの何か嫌なんだよなぁ」
小鳥「仕方ないですよ。ほら、最近は……」
P「わかってますよ。物騒な世の中になったもんだなぁなんて、自分が言うと思いませんでいた」
律子「そうだ、ちゃんとみんなに帰宅報告徹底させてますか?」
P「やってるやってる。美希なんかめんどくさがってたけどな」
律子「……最近の事件の多さ、本当に悪の組織でも暗躍してるんじゃないかと思っちゃいますね」
小鳥「ショッカー?ゲルショッカー?GODですか!?」
律子「はいはい、どれでもいいんですけどね。だって、奇妙じゃないですか」
P「確かにな。誘拐が増えたとはいえ、大抵被害者は救助されてる。それから、テロなんじゃないかって噂されてる事もあるな」
律子「響と貴音のステージで観客スタッフ全員眠っちゃったって聞いた時は何事かと思いましたね」
P「何か都市伝説と化してるぞ今」
律子「他にもいろんな所でテロ“未遂”が起きてるみたいですよ。全部未然に防がれてるみたいですが」
P「うーん、悪の組織もそうだが本当に仮面ライダーでもいるみたいだな」
小鳥「個人的にはやっぱり良太郎くんがいいなぁ」
律子「私は光太郎さんが……って、それは流石に無いでしょう」
P「わかんないぞー、悪の組織があるんだから正義の味方だっていてもいいだろ」
小鳥「モモちゃんに罵られたいわぁ……」
律子「だったら希望があっていいですね。それじゃ、失礼します」
P「おう。律子も一応帰ったら連絡しろよ」
律子「はいはい、わかってますよー」
小鳥「はぁん!釣られちゃう!釣られちゃうわ私!」
P「……帰ろ。寒いし」
……。
春香「……こっちも、ほら」ガサガサ
真「あ、これはボクがやった」
美希「こっちは?」
春香「私」
美希「で、これはミキがとっちめてやったの」
春香「じゃあ……これは?」バサッ
真「……ボクじゃない」
美希「ミキでもないの」
春香「やっぱり、私達が解決してない事件もあるみたい」
真「でも、だとしたら変じゃない?確かに被害者は出てるけど、結局は戻ってきたり、怪我も無かったり……」
春香「そうなの。だからちょっと相談したくて」
美希「あ、店員さん。イチゴババロアくださいなの。あと鮭おにぎり……ないの?仕方ないからババロアだけでいいの」
真「ってことは考えがあるんだよね?春香はどう思ってるの?」
春香「ん、まずショッカーの目的なんだけどね」
美希「世界征服なの」
しえん
春香「だと、私達は思ってるし、実際私もそう聞いたんだけど。だとしたら、おかしくない?」
真「まぁ、確かに。局地的すぎるというか、回りくどすぎるというか」
春香「まるで本当に特撮ドラマみたいに、劇場型の計画が多くないかなって」
美希「ゲキジョーガタ?」
春香「えっと……私もちょっとかっこいいから使ってみたんだけど、合ってるかどうかわかんないよ?」
真「なんていうか、見せつけるような事件が多いって事だよね」
春香「そうそう、そんな感じ。いつもいつも何かする前に名乗ったりするし……」
美希「ミキが見たDVDではショッカーってそんな感じだったよ?」
真「そうだね。だけどそれが現実に起きてると……」
春香「おかしいよね。人を改造出来るような技術力がある組織で、未だに警察に尻尾も掴ませてない」
春香「そんな組織が、こんな効率の悪いことを繰り返すかな?」
真「うーん、どうだろう。何か他に意図があるのかな」
春香「私、なんだかそんな気がするんだ。それに、真は話したかどうかわからないんだけど……」
春香「死神博士っていうショッカーの幹部がいるの。マントの人」
真「いや、話してないなぁ。ボクの時はコブラ男が誰かの指示を受けて指揮してたから」
春香「それでね、死神博士……なんていうか、寂しそうだったんだよね」
美希「あ、それミキのなの。ありがとう店員さん。ん?そうだよ、星井美希。知ってるの?」
真「寂しそう?」
春香「モニター越しだし、気のせいかも知れないんだけどね。私が仮面ライダーの事を知らなかった時だから……」
美希「サイン?いいよー。エプロンに書いちゃっていいの?ペンある?んっ、さらさらっと」
春香「当然ショッカーの事も知らなくて。だから、死神博士に“ショッカーなんて知らない”って言ったの」
真「そうしたら寂しそうな顔をしたの?」
美希「ババロアおごり!?ありがとーなの!また来るね!あはっ」
春香「そうなの。だから、もしかしたら本当は何か思う所があって……」
美希「思う所があったら悪い事してもいいの?」モグモグ
春香「そっ……れは、ダメだけど」
真「んー、春香が気にしてる事もわからなくも無いけど、ボクも美希と同意見だな。どっちにせよ、やることは決まってるよ」
春香「うん……そうだよね。止められるのは私達だけなんだし」
すーぱーだいせつだーん
美希「そういう事なの。全部終わってから考えても多分遅くないの」
真「……もうすぐ、終わるんだよね」
春香「多分、だけどね。予感でしかないから」
真「信じるよ。とりあえず最後まで戦い抜こう。ボクたちだったらやれるよ」スッ
美希「そうなの。ミキたちだけじゃなくて、千早さんや雪歩、響と貴音、それにでこちゃんだって応援してくれてるの!」スッ
春香「負けられないよね。それじゃ改めて……765プロ仮面ライダー部」スッ
春香「ファイッ!」
真・美希「おー!」
……。
P「えーと、春香は俺とな」
春香「あ、はーい」
P「じゃあ行ってきます。後任せました」
小鳥「任されました!」
春香(私と真が別々に地方営業で、美希が事務所に残った。バラバラになっちゃったな)
P「うっしそれじゃ行くぞー。……どうした?何か忘れ物か?」
春香「えっ!?あっ、いや、別になんでもないですっ!今日も頑張って行きましょう!」
P「お、おう。そうだな、頑張ろう」
春香(なんだろう、何か……何か、すごく嫌な予感がする)
P「おい、春香。本当に大丈夫か?眉間にシワ寄ってるぞ」グニグニ
春香「あぅぅ、やめてくださいよ。ん、いえ、ちょっと体調が。でも大丈夫ですよ」
P「そうか?……ああ、そうか。言い難い事もあるもんな」
春香「あの、セクハラやめてもらっていいですか」
P「いっ、言ってないだろ何も!」
春香「あはは、冗談ですよ、冗談」
P「そういうのは反応に困るからやめてくれよ……」
春香「ごめんなさいでした。えと、今日は関西の方でしたっけ」
P「ああ、京都の方で……」
……。
P「お疲れー」
春香「あ、プロデューサーさん。挨拶回り終わったんですか?」
P「ああ、とりあえずな。一応この後は時間あるけど、何か見たい物とかあるか?」
春香「んー、なんだかんだで京都も何回目かわかんないですからね……」
P「お、売れっ子みたいな発言しやがって」
春香「敏腕プロデューサーのおかげですかね?」
P「もっと褒めてもいいぞ」
春香「はいはい」
P「……なんか律子みたいな言い方だな。悲しいぞ俺は」
春香「愛ゆえにですよ」
P「お、おう……」
春香「今日の所は早く帰りましょうか。事務所の方も気になりますし」
P「そうするか。……気になるって何がだ?」
春香「あっ、いやなんでも……!?」ビキッ
P「ど、どうした春香!?頭でも痛いのか!?」
春香「す、みません。ちょっと頭痛が……」
P「あ、えっと、あの日だからか!?」
春香「声大きいですし違います!ほんと、大丈夫ですから」
P「そうか……?」
春香「あの、私やっぱりちょっとゆっくりしててもいいですか?」
P「そりゃ好きにしていいけど、本当に大丈夫か?俺もついて……」ピリリリ
P「悪い、小鳥さんからだ。もしもし?」
小鳥『あ、プロデューサーさん!大変なんですよ!』
P「どうしました?何かあったんですか?」
小鳥『えっと、実は私にもよくわからないんですけど、美希ちゃんがボロボロで帰ってきて……』
P「美希が!?体は大丈夫なんですか!?」
小鳥『怪我はしてますけど、その……怪我だけです、一応確認しました』
P「良かった……いや、良くないですよ!何事ですか!!」
小鳥『だから、私にもよく……とにかく、一度帰ってきてもらえませんか?』
春香(美希が……?うっ、くっ……)ビキィッ
P「わかりました、急いで帰り……春香?」
春香「はぁっ、はぁ……」
P「おいおいお前まで……どうしたんだよ一体……」
春香「だいじょうぶ、です。それより、美希がどうしたんですか?」
P「わからん。けど何か怪我してるらしい。急いで帰るぞ、いいな!?」
春香「は、はいっ!」
春香(この頭痛……ショッカーの怪人が近くにいる時と似てる……けど、こんな強いのは今まで……)
春香(無事でいて、美希、真……みんな……!)
……。
P「美希っおわっ!」ドンッ
春香「美希!!」バッ
美希「あ、春香。おかえりなのー」フリフリ
春香「美希、あれ?体は、えっと……」
美希「なんかゆっくりしてたら治っちゃったってカンジ」
春香「治っ……はぁ、もう……心配かけないでよ……」
P「あのー、小鳥さん……」ヒソヒソ
小鳥「違います、嘘じゃないんです。ほんとに、気付いたら傷が消えてて……」ヒソヒソ
P「メイクでしょうか、番組の企画とか……」ヒソヒソ
小鳥「私もプロデューサーさんも知らない企画なんて来ると思います?」ヒソヒソ
P「うーん……あ、律子は知ってるとか」ヒソヒソ
小鳥「現時点では不明です……仕事が終わり次第様子を見に来てくれるらしいですけど……」ヒソヒソ
春香「やばっ、美希、すっごい疑われてるよ……」
美希「大丈夫なの。だってあのままじゃ病院連れてかれる所だったの。そっちの方が確実にバレちゃうの」
春香「そっか、それはそうだね。えっと……ところで、何があったの?」
美希「……真クンが帰って来てから話すの」
P「あ、あー、美希?体は本当に大丈夫なのか?」
美希「ハニー、心配してくれてたの?」
P「当たり前だろ。で、どうなんだ。平気なのか?」
美希「うん、平気だよ。心配してくれて嬉しいの!」ガバッ
P「回避っ」
美希「ああんなのっ」
P「……そんだけ元気なら大丈夫だろ。結局何があったんだ?」
美希「それは……」
P「言い難い事か?」
美希「すっごく言い難いの。言っちゃうとハニーも危ないし」
P(危ないって……)
美希「そのうち説明するから、待ってて欲しいな」
P「そういう事ならいいけど。あんまり心配かけるなよ……」
美希「ごめんなの、あはっ」
真「美希!ケガしたって!?」バンッ
美希「あ、真クンおかえりー」
真「……あれ?」
小鳥「違うの、違うのよ真ちゃん……私嘘ついてないの……だからそんな目で見ないで……」
真「小鳥さんならやりかねないと思って」
小鳥「どういう意味なのそれ……」
真「……はぁー、でも無事で良かったよ。名古屋からすっ飛んで帰ってきたのにがっくりだけどね」
美希「ごめんなの。でも……その判断は多分間違ってないの」
真「何言って……ああ、そういうことか」
春香「あの、ちょっと美希と出てきますね」
P「ん?何かいるものがあるなら、わざわざ美希を連れていかなくても俺か小鳥さんが……」
春香「あ、えーっと、その……」
美希「もうっ!ハニー、セクハラなの!」
P「ええっ!?」
美希「いくらハニーだからって見られたくない買い物だってあるの!女の子なんだから当たり前!なの」
P「あ、ああそういう……今日その話ばっかりだな」
支援。
小鳥「本当に大丈夫なの?なんなら私が……」
美希「自分のは自分で選びたいの。小鳥もわかるでしょ?」
小鳥「まぁ、それは……」
真「ボクも付き添うから大丈夫ですよ。それじゃ、ちょっと行ってきますね」ガチャッ
P「あっ、おい真っ」
美希「待ってなの、真クン」タッ
春香「あのっ……えっと、行ってきます!」ペコッ
P「あ、ああ……なんなんだ、一体」
小鳥「何か企んでるんでしょうか……」
P「あの三人がですか?思いつかないな」
小鳥「でも元気そうでよかったです。一時はどうなることかと」
P「同感ですね……」
……。
真「狼男?」
美希「うん。すっごく強くて、ミキだけじゃ倒せなかったの」
春香「美希が勝てないって、そんな……」
真「じゃあ、どうやって帰ってきたのさ?」
美希「何か、しばらく戦ってたら勝手に帰ってったの」
春香「……?」
真「よくわかんないな。今度は何が目的なんだろう」
春香「って事はあの頭痛はその強い怪人が原因?なのかな」
真「あ、春香も?実はボクも仕事中にさ……」
美希「ミキはなんとも無かったよ?」
春香「うん、多分私達がショッカー製の改造人間だからなんだと思う」
真「美希は自分の感覚で怪人を見つけるけど、ボク達はある程度こう、共鳴するんだよね。あんまり気持ちいいもんじゃないけど」
美希「ふーん、知らなかったの。……そうだ、おかしい所、まだあるんだ」
春香「他にも?」
美希「うん。ミキ、事務所でいる時に怪人がいるなーって気付いたんだけどね。行ってみたら、ミキの事待ってるみたいだったの」
真「狼男が?」
美希「うん。だから、もしかしたら誰かが気付くように自分から信号出してたんじゃないかなって」
春香「どうしてそんな事を……私達に自分の存在を知らせる為?」
真「だとしても意味不明だよ。そんな事したらやりにくくなるだけじゃないか」
春香「そうだけど、もしかしたらだよ。私達を一掃するつもりなんじゃ……」
美希「ミキ達を?」
春香「今までみたいに作戦行動の邪魔になるから倒すっていうんじゃなくて、私達を倒す為の作戦……なのかも」
真「なるほど、罠か……その割りには美希は無事で帰ってきたみたいだけど」
春香「それも引っかかるんだよね……何なんだろう、本当に……」
美希「んー……ミキ、良くわかんないんだけど、思った事言っていい?」
春香「うん。体験したのは美希なんだから、どんどん言って」
美希「えっとね、なんていうのかな、ああいうの……あの、不良がやるヤツ」
春香「え、不良……?」
美希「前にドラマで見たの。バンチョーが他の学校のバンチョーにやってたヤツ」
真「えーと……宣戦布告?」
美希「そう!それ!流石真クンなの」
アイマスの世界もディケイドに破壊されてしまった
春香「宣戦布告……わざわざ呼び出したのはそういう意図で……」
真「……いよいよ、本番ってわけかな」
春香「うん。多分、向こうも総力を尽くしてくると思う」
美希「でもミキ、もう負けないよ」
真「ボクだって、負けてなんかやるもんか!」
春香「お互い、全力を尽くそう。きっとこれが最後の戦いになるよ」
真・美希「うん!」
春香「……来た」ビキッ
……。
P「……帰ってこないな」
小鳥「やっぱり、何かあったんじゃ……」
P「いやいや、流石に流石に……」ソワソワ
小鳥「そういえば、他の子達もいませんね」
P「えっと、今日は……千早と雪歩がそれぞれラジオの収録に、響と貴音がセットでバラエティで……」
小鳥「後はオフですか?」
P「ええ。レッスンはありますけど」
小鳥「あれっ、レッスンあったんですか?」
P「え?」
小鳥「だって、もう夕方……終わって帰ってくるにせよ、行く前に寄るにせよ、いつもなら事務所に顔出してるはずなんですけど……」
P「それって……」
ダンダンダンダンダンダンバタンッ
律子「たっ、大変ですよっ!!」
P「びっくりした、律子か。美希なら大丈夫だったぞ」
律子「あ、良かったです。じゃなくて!テレビっ!テレビ見てください!」
P「どうしたんだよ、そんな焦って……」ピッ
『日本の全ての人間共に告ぐ!』
P「……あれ?」ピッピッ
『我々は、秘密結社・ショッカーである!』
P「お、ショッカーマーク。けどおっかしーな。チャンネル変わんないぞー」ピッピッピッピッ
律子「違いますよ!ジャックされてるんです、電波ジャック!」
さるよけには6.7分間隔投下をオススメする
P「へー。道理で同じ番組しか……電波ジャックだって!?」
律子「キー局全部です!今日本中にこの映像が流れてるんですよ!」
小鳥「うわ、ネットも祭りになってますよ!ていうかショッカーて!」
P「おいおいおいおいマジかこれ。どうなってんだ」
律子「知りませんよ。それで、今連絡つく子達に連絡取って、伊織のとこに避難させてるんですけど……」
P「流石律子、行動が早い。一所にいた方がいろいろ捗るしな」
律子「連絡つかない子がいるんですよ!だから直接事務所に来たんです!」
P「なんだと!?誰だ!」
律子「春香と千早と真と雪歩!それから響と貴音と美希もです!」
P「春香たちならさっきまで居たし連絡も取れるはず……今かけてみる!」カチャッ
小鳥「響ちゃん達は局の方に連絡してみます!」
律子「ああ、どうしたら……ここ本当に日本よね?法治国家よね?」
『我々はこの国を足掛かりに世界に打って出る!』
P「出ない、くそっ!探しに……」
小鳥「局側は把握してないそうです。もうとっくに仕事は終わってるって……」
律子「とっ、とりあえず一度伊織の所へ!社長もいますし、それからこれからの事を考えましょう!」
P「そんな悠長なっ!」
小鳥「一度落ち着いた方がいいですよ!探すとなると人手もいりますし!」
P「っ……そうですね、行こう、律子!ところで伊織の所ってどこだ?」
律子「シェルターです」
P「……マジかよ」
『それを邪魔立てするなら容赦はせん。この国の防衛機能を麻痺させる事など、我々には容易いのだ!』
……。
P「これ、録画放送なのか?」
律子「ずっと繰り返してますね」
P「だとしたら、何の目的が……ただの宣伝か?」
伊織「宣伝でここまでするバカいないわよ。少なくとも現時点で自衛隊の出動は無し。永田町だけはがっちりガードされてるみたい」
P「なぁ、伊織の力で人割いてもらえないか。春香達を探さないと」
伊織「無理ね。わかってると思うけど、国一つが今混乱しきってるの。水無瀬グループは図体がデカすぎてどこもかしこもてんやわんやよ」
律子「そうですよ、こうしてシェルターが借りられただけでひとまず有り難いと思わないと」
支援。
P「それは、そうなんだけど……というかシェルターって」
伊織「あら、ブルース・ウェインも持ってるわよ?」
P「バットマンはフィクションだ。くそっ、どうする……」
高木「……一応いろんな所に電話してみがね、当たり前だがどこも自分の所で手一杯なようだ」
P「社長……俺っ、やっぱり行ってきます」
高木「君一人が行ってどうにかなるのかね?幸いというか、この混乱が暴動にまで至ることは無さそうだよ」
伊織「日本人の国民性ね。こんな時まで呑気なんだから」
高木「まぁまぁ。平和を愛する民族なのだよ」
やよい「あのっ、私の弟や妹達はどうすれば……」
伊織「心配ないわ。私が使えるだけの人員でみんなの家族は保護に向かってる。シェルターもここだけじゃないのよ」
やよい「伊織ちゃん、ありがとうっ!」
真美「けどこれ……ほんとどうなっちゃうんだろうね」
亜美「大丈夫だよ、多分……」
あずさ「そうよ、不安になっていても仕方がないわ。今はこれからどうなるか、しっかり見て判断しないと」
小鳥「流石あずささん。頼りになりますね……」
あずさ「一応、年長者ですので」
P「ああ、大丈夫だ。きっとなんとかなる。今はとにかく冷静に……」ウロウロ
伊織「……あんたが一番冷静になりなさいよ」
『ガッガガッ』
P「あ、映像が変わるぞ!」
『来たか……』
P「ん?あれ、これ違うぞ」
律子「確かに……さっきまでは全チャンネル同じ放送だったのに、今は違うチャンネルは違う映像ですね」
亜美「モニターこっち!」
真美「移動移動!」
伊織「映像は三種類ね。マントの男と……」
あずさ「あれ、軍服かしら~。怖い人ね……」
亜美「うわ、ファラオじゃんファラオ!」
真美「エジプトだエジプト!」
律子「どう見ても日本でしょ。正確な場所はわからないけど」
支援。
P「あれ?小鳥さん。この三人って……」
小鳥「あ、やっぱりそう思います?」
P「いや、でも流石に……」
『千早ちゃんを離して!!』
P「……何?」
……。
死神博士「貴様が来た以上、人質は不要だ。今返そう」
千早「春香!」スルッ
春香「千早ちゃん!怪我は無い!?」
千早「え、ええ……だけど、どうして来てしまったの?あの男はあなたを呼び寄せる為にわざと……」
春香「わかってる。だけど、決着はつけないといけないから」
……。
真「大丈夫?雪歩!」
雪歩「う、うん……だけど、あの人言ってたよ、真ちゃんを呼び出して、始末するって……」
真「いいんだ。わかってて来たんだから」
ゾル大佐「良い度胸だ。気に入った。やはり貴様は我が真の姿で相手するに相応しい」
真「雪歩、下がって!」
……。
響「美希!」
貴音「美希、心配をかけてしまって……」
美希「ううん、いいの。二人には悪いけど、二人が捕まってなくても来るつもりだったし」
地獄大使「ふん、我らと戦うつもりだったという事か」
美希「そうだよ。ミキはあなたを倒して、全部を終わらせる!」
地獄大使「終わらせる、か。確かに戦いは終わるだろう。だが、その後どうなるかはわからんぞ?」
美希「何を言ってるかわかんないの!行くよ!」
響「駄目だ、美希!」
貴音「変身してはなりません!」
しえん
美希「なっ、どうしてなの!?変身しなきゃ、あの人には……」
響「違うんだ!ここに来させる事があいつの目的だったんだよ!」
貴音「現在この場は全国に中継されています!変身しては、例え戦いに勝ったとしても……」
地獄大使「元通りアイドルとして活動出来るかはわからんなぁ」
……。
P「……」
律子「どうなってるの、これ……」
小鳥「は、春香ちゃんと、真ちゃんと、美希ちゃん……」
高木「君ぃ!何故こんな所に彼女たちがいるのかね!」
P「しっ、知りませんよ!」
伊織「……そうね、説明が必要みたいね」
P「何か知ってるのか伊織!」
伊織「簡単よ。あの三人が仮面ライダーだから、それだけ」
P「ふざけてる場合じゃ……!」
伊織「本当の事なのよ。アンタはわかんなかった?あの三人がどこか変わったのが」
P「それは……」
伊織「アンタは、その……無能じゃないから、そのくらいの事気付いてると思ってたわ」
P「確かに、あいつらは最近どこか違うと思ってた。だけど、そんな話……」
伊織「なんなら三人のレントゲンでも見せてあげましょうか。体の中、すごい事になってるわよ」
P「……本当、なんだな」
伊織「嘘をつくような状況?」
律子「でも、お陰で居場所がわかりましたよ!プロデューサー、ヒモでくくってでも連れて来ましょう!」
小鳥「あの、この映像の場所がどこかまだわかってない気が……」
律子「……あ」
伊織「さっきも言ったけど、水無瀬グループはほとんど機能してないわ。そんな目で見られても無理よ」
律子「くっ……じゃあどうすれば……」
高木「仮面ライダーか、懐かしいねぇ。ならきっと彼女たちも戦うんだろう?」
伊織「三人は、ショッカーと決着を付ける為に、あそこにいる……」
P「……くそっ、だったら信じてやるよ!本当に仮面ライダーだっていうなら、負けるはずないからな!」
……。
「なにこれ、特番?」
「ちげーよ、電波ジャックだって。あるんだな、ほんとに」
「でも天海春香出てんじゃん。特番だろ特番」
「だからちげーって」
……。
「おじいちゃん、テレビ壊れたー」
「どれ……あら、こりゃダメだな。おじいちゃんわかんないなー」
「えー、おじいちゃんダメダメー」
「んー、しかし、懐かしい人が映ってるな」
……。
「こら新人。なーにサボってんだ」
「あっ、部長。いや仕事どころじゃないっすよ」
「電波ジャックだろ?見て無いけど携帯ニュースに出てたよ。だけどそれが俺達に何の関係があるんだ」
「一大事じゃないすか」
「そりゃそうだけど……あ?なんでこの人出てんだ?」
……。
死神博士「お前達はアイドルだ。だからその仕事をさせてやっているのだよ」
春香「全国に、放送……」
死神博士「人間ではないと知れ渡ったアイドルがその後どうなるか、見てみたくもあるがな」
死神博士「変身しようとするまいと、貴様の未来は今壊れた!」
千早「春香、逃げましょう。春香はいろんな物を失ったわ。その上アイドルとしての未来まで失くす必要なんてない」
春香「千早ちゃん……」
死神博士「逃すと思うか?私の真の姿を見せてやろう。変身!」ザワザワザワ
千早「春香!早く!」
春香「……ごめんねぇ、千早ちゃん」
千早「何を言ってるの!急いで……」
春香「千早ちゃんを逃してあげられなくてごめん。それから、今まで迷惑かけてごめん。それから……これから一緒に、アイドルできなくて……ごめん」
千早「は、春香……?」
春香「私は、逃げない」
千早「ダメ……ダメよ、春香」
なにやら熱い展開
支援。
熱いな
しえん
イカデビル「さぁ!どうする仮面ライダー!どうする、天海春香よ!」
春香「答えなら決まってる!ライダー……」
千早「ダメぇ!!」
春香「変、身!!」
……。
狼男「理解したか?貴様は最早どちらの道も選べない!」
真「そうだね、どちらにせよ……何かを失う事になる」
雪歩「私なら大丈夫だから!なんとか、隙を見つけて逃げるから、だから、真ちゃん……」
真「美希の言っていた事が確かなら、狼男は美希でも苦戦するレベルなんだ。変身せずに食い止められる相手じゃない」
雪歩「真ちゃん……嫌だよ、私……また真ちゃんとステージに……」
真「ありがとう、雪歩」
真「変……身!!」
……。
響「なんでさ……なんで、どうして……」
貴音「あれほど止めたのに……美希、あなたは……」
熱いな、これは燃える
狼男?
薄汚いオルフェノクなんかがいったい何の用かなぁ?
ガラガランダ「躊躇わんな。何故変身した?」
美希「理由は簡単なの。変身しないと、あなたに勝てないから」
ガラガランダ「その機械の体を日本中に晒してもか?」
美希「そうだよ」
ガラガランダ「……その自信はどこから生まれる」
美希「ベルトと……胸と……」
美希「なにより、あの二人から!」
響「美希……」
貴音「……私達、から」
美希「アイドルじゃなくなったって、どこかでキラキラしてみせるの!来い、ショッカーの怪人め!」
ガラガランダ「ふふ……ふははははははは!では行くぞ!仮面ライダーV3!」
……。
P「本当に……」
律子「変身した……」
小鳥「た、たた大変ですよ!ネットの掲示板からツイッターまで、騒ぎになりまくりですよ!」
しえん
伊織「こんなもん見せられちゃ当たり前でしょうね」
P「そうだ、今なら千早達に連絡が取れるかもしれん!」カチャッ
律子「そ、そうか!手分けして……」カチャッ
P「……駄目だ、出ない。携帯は奪われたのか?」
律子「こっちもです。……どちらにせよ、あの変身シーンが拡散された時点で穏便に連れ帰るのは無理でしょうね」
P「どうすんだ、あいつら……これから……」
……。
「天海春香、化物じゃん」
「やべーなこれ。あのイカと同類だろ」
「でもこれ、戦ってんの俺らの為じゃね?」
「いや……だとしてもさ……」
「まぁ、そうだよな。可愛くはねーわ」
「アイドル生命お終いかもなぁ」
……。
このSS初めて見たんだが春香ってオリジナルと一緒で全身改造されてんのか?
顔含め身体中切り刻まれて骨も内臓も機械にってスゲーハードだな……
「真ちゃん、変身したよ?」
「そうだね」
「真ちゃん、可愛く無くなっちゃった……」
「そうだね」
「おじいちゃん、どうしたの?」
「……久しぶりに、見たからね。おじいちゃんがお前くらいの時の、おじいちゃんのヒーローを」
……。
「うおっ!V3じゃねえか!」
「ちょ、部長!俺の携帯取らないでくださいよ!」
「ばっかお前、どうせV3なんて知らんだろ!見せろって!」
「いや、確かに知らないですけど!仕事はどうすんですか!」
「うっせ!仕事なんかやってる場合かよ!」
……。
エビフリャー
千早「春香!」
春香「来ないで、千早ちゃん!」ググッ
イカデビル「……予想の通りになったな」
春香「何が……」
イカデビル「貴様はアイドルだが、身体能力は通常の人間だ。かつて私が敗れたライダーは、その素材からして逸材だった」
……。
真「くそっ……強い……!」
狼男「当たり前だ。優秀な素材を使って作られた仮面ライダー2号ですら、私には苦戦したのだ」
……。
美希「どうして……どうして勝てないの……」グラッ
ガラガランダ「所詮一般人に過ぎない貴様らでは、元々の性能が違う。勝てぬ道理よ」
美希「それでも……それでも、ミキは!」
ガラガランダ「……残念だ、仮面ライダーよ」
……。
P早く助けにきてくれえええ
タカ!トラ!バッタ!
サイクロン!ジョーカー!
Henshin ChangeBeetle
……。
!?
亜美真美でダブルとかは無いんですかねぇ……
チャオ☆
P「あああ劣勢だ……そりゃそうだ、春香達は普通の女の子だぞ……」
律子「本郷猛や一文字隼人とはワケが違いますか」
小鳥「天海春香キモくね?……菊地真アンチスレ……星井美希ウザイ……ネットでもここぞとばかりに……」
P「好き勝手言いやがって……でも、どうすればいいんだ」
伊織「……一応、手がないでも無いんだけど」チラ
やよい「……」コクン
やよい「あのっ、プロデューサー!」
P「あ、ああ。どうしたやよい」
やよい「私を……春香さんの所へ連れて行ってください!」
P「はぁ!?」
亜美「兄ちゃん兄ちゃん!亜美もまこちんとこ連れてってよ!」
真美「兄ちゃんお願い!」
P「いやいやいや!何言ってんだお前達!」
あずさ「あの~」
P「あずささんからも無茶言うなって言ってやってくださいよ!」
SS終わりに書いてた予告はこのための伏線か、やべえ
支援は紳士のつとめ
仮面ライダー観たくなってきた……全部借りてみようかな……
あずさ「私も、美希ちゃんの所まで送ってもらえないかなって……」
P「……」
伊織「いいから!今はやよい達を信じなさい!」
P「何かあるんだな!?わかったけど、どうやって送ればいいんだよ。あいつらのいる場所、わからないんだろ?」
小鳥「……秘策があります」
P「えっ、今ふざけてる余裕ないんですけど」
小鳥「私のアカウント使って、生配信しましょう。ネットで拡散すれば、あの場所もすぐ突き止められるはずです」
P「配信って……今叩かれまくってるんでしょ?そんな時に配信したら……」
律子「背に腹は変えられませんよ。ただ……もし社長が駄目だと言えば、私は従います」
小鳥「そうですね。今ならまだあの三人を切り捨てる事で事務所単位での被害は避けられます。社長次第ですね」
高木「うん?我が社のアイドルを救うのに、私が反対する理由があるかね?思い切りやってくれたまえ」
P「社長!」
高木「さて……私は必要なものを揃えてくるよ。配信はすぐに始められるね?」
小鳥「任せてください!カメラカメラ……っと」
P「持ちこたえてくれよ、春香、真、美希……!」
……。
小鳥「準備できましたー!配信、始めます!」
伊織「行くわよ……ふぅっ……」
律子「配信をご覧の皆様!765プロプロデューサーの秋月律子です!」
伊織「竜宮小町、水無瀬伊織です!」
P「で、これをツイッターで……宣伝っと。『渦中の765プロ配信』……自分で言うの嫌だな」
小鳥「コメント来てますよー……」
「765プロじゃん」
「え、やっぱ春香ちゃん達の事?」
「化け物飼ってる事務所とか怖すぎワロタ」
P「だから好き勝手……くそっ」
律子「皆さんご存知かと思いますが、今、ショッカーを名乗る存在によって電波ジャックが行われています」
伊織「テレビの電源を入れればすぐ見られるから、見てない人は今すぐつけなさい!」
律子「そこで、怪人が……戦っていると思います。その怪人の片方が、うちのアイドルです」
面白くなってまいりました
「マジだった」
「公 式 認 定」
「バッタきめえwwwww」
伊織「私達は今、あの子達の手助けをする為に、あの子達の居場所を探しています!」
律子「近隣に在住の方は情報を、それから心当たりは無くともこの配信、あるいは要件を拡散して頂きたいんです!」
伊織「私の仲間達の……命がかかってるんです。ファンの人達がいたら、春香達の為だと思って……お願いします!」
小鳥「少しは好意的なコメントがあれば……お願いっ!」
「お断りします」
「ん?今なんでもするって」
「必死すぎてきもい」
「ラーメンは醤油だろ」
「今期のライダー微妙だよな」
「ファンだったけど、正直無理」
「りっちゃんのおっぱいうp」
小鳥「ああ、ダメ……」
案の定クズばっかりでワロタ
「アイドルたちの夢をぶち壊すショッカー!ゆ゛る゛さ゛ん゛!」
伊織「お願いします!少しでいい!情報を……」
律子「時間が無いんです!皆さんのお力を……」
ドンッ!
「!?」
「爆発した」
「壁ドン」
P「律子、マイクを」
律子「え、あの……」
P「……どうも、765プロで天海春香、菊地真、星井美希のプロデュースを担当しているプロデューサーです」
「キタ」
「元凶こいつだろ」
P「私の担当するアイドル達が、今、戦っています。命を賭けた戦いです」
P「何故、そうするのか。彼女達は自分の未来を掴む為に戦っています。だけど、それだけじゃないんです」
支援した方がええんやろ?
P「彼女達はもともと普通の女の子でした。それが、あそこまでの戦闘力を持つようになった。ショッカーの改造が原因です」
P「だとすれば、ショッカーの科学力は凄まじい物であり……目的である世界制覇も、いずれ為されるでしょう」
P「彼女達が戦っているのは、私達や皆さん……全ての人類の自由の為でもあるのです」
P「ですから、お願いします。ほんの少しの力でいい。お力添えを……」
小鳥「プロデューサーさん……」
「宣伝乙」
「自社擁護必死だな」
「とりあえず天海春香のおっぱいうp」
「人類とかワカンネ」
「撮影だろ撮影」
「世界征服されるんですか!?もう仕事しなくていいんですか!?ヤッター!」
P「……っ」
P「俺はっ!」
P「俺は、仮面ライダーが好きだ……」
日本人って戦争に巻き込まれてもこんな事言ってそうだよなと
「自分語り乙」
「そういうのいいから」
「ウケルwwwww」
P「仮面ライダーは、強い。俺達の助けなんかいらないくらいに強い」
P「だけど、仮面ライダーは、色んな物を失くしてその力を手に入れたんだ」
P「あんな体じゃ、まともに老いるかどうかもわからない。うっかりしてれば、抱きしめた子供は潰れてしまう」
P「好きになった人も、愛する事が出来ない。強さを得て、戦いを義務付けられて。それで、もし……」
P「もしショッカーを倒したら。戦いが、無くなったら。あいつらは、どうすればいい?マイナスだらけの体を、どうやって……」
P「そんな運命を、俺の担当アイドルが背負ってる。それなのに、俺は……一緒に戦ってやることも、出来ない」
P「とんでもなく弱い、ただの人間だ。だけど……だけどなぁ……」
P「魂だけは!」
P「体が弱くても、助けられなくても!」
P「せめて、魂だけは、あいつらと同じように……戦っていたい……!」
P「実際に戦うあいつらとじゃ、吊り合わないのはわかってる。だけど、あいつらは今、俺達皆の為に戦ってるんだ」
平成ライダーしかよく知らないけど、昭和ライダーのシンプルな必殺技とか異様にムズかったりする変身ポーズは大好き
もちろん平成のCGバリバリな必殺技も好きだしよく喋る変身ベルトも好き、まあ知識として昭和ライダーはよく知らないけど俺はどっちも好きだよ
滝さんの名言きたこれ
支援。
P「皆はどうなんだ?あんな女の子に戦わせて、それを笑って見ていられるのか?」
P「皆の魂は……俺達の、ヒーローに憧れる気持ちは……!」
小鳥「……ッ来ました!居場所、写真付きです!複数人から同じ場所が来てますから、まず間違いありません!」
P「本当ですか!?」
律子「プロデューサー!」
P「ああ!行こう!」
伊織「……中々、やるじゃない。仕上げまで後少し。気合入れなさいよ!」
やよい「プロデューサー!準備できてます!」
P「おうっ!みんな、本当にありがとう!」
「うるせーさっさと行け」
「←ツンデレ乙」
「近くだし、応援しに行くかー」
「ライダーオフすんぞーのりこめー^^」
P「しかし、車なんかでいけるのか、この山の中」
④
高木「車でいけるわけないだろう。これだよ」
P「バイク……しかもでかっ!」
高木「君、免許は持っていたね?」
P「え、はい、一応は……」
高木「なら大丈夫だ!しっかり送ってくれたまえ!」
律子「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!私、原付しか……」
あずさ「非常事態ですから~」
律子「……ああもう!どうなっても知りませんからね!」
高木「うむ。亜美君は私の後ろだ」
亜美「社長かっこいーじゃん!」
高木「昔を思い出すねぇ!さ、行こうか!」ブォオン
……。
支援。
P「くそっ、この辺のはずなんだけどな……!」
やよい「はわっ!あれ見てください!」
「お、さっきのプロデューサーだ!あっちだぜあっち!」
「やよいちゃん頑張ってー!」
P「人だかりが……あそこか!」
やよい「はいっ!それじゃ、行ってきます!」
P「行くって、まだ走って……」
やよい「変身!」チャリンチャリンチャリーン
P「やよい!……っていないし!まさかやよいもライダーだったとは……よし、今行くぞ、春香!」
……。
真美「じゃ、そろそろっぽいからさ」
伊織「あんたの体はしっかり見といてやるわよ」
真美「任せたぜぃいおりん!変身!」サイクロン!
……。
亜美「おっ、きたきた!変身!」ジョーカー!
高木「存分にやってきたまえ、亜美君!いや……真美君も一緒かな?」
亜美・真美『そゆことー。じゃ、行ってくるねしゃちょー!』
……。
律子「すごい人……あそこね!」
あずさ「それじゃ、ちょっと行ってきます~。危ないので、なるべく離れていてくださいね~」
律子「もうバイクは乗りませんからね!帰りは電車ですよ!」
あずさ「わかりました~。待っててくださいね!」
……。
やよい「うっうー!大丈夫ですか春香さん!」
千早「この声……高槻さん!?その姿は……」
やよい「千早さん、内緒にしててごめんなさい。けど、私もライダーやってたんです!」
春香「……道理で、知らない間に解決してる事件が多かったわけだ」
なるほど、そういうことだったのか
嘘予告だけど!嘘予告じゃなかった!
熱すぎるぜこの展開
「お、イカデビルいたぞ!」
「春香ちゃーん!俺、春香ちゃんが改造人間でもファンだからねー!」
春香「すごい人……これは……」
千早「みんな、応援してくれているようね」
やよい「さぁ!二人でやっつけちゃいましょう!」
春香「……うん!行こう、やよい!」
……。
亜美・真美『まこちん、だいじょぶ~?』
雪歩「えっ、その声……亜美ちゃん?真美ちゃん?どっち?」
亜美・真美『んっふっふ~、今は二人で一人なのだ!』
真「どうして、二人が……」
亜美・真美『まぁまぁ、その話は後で!今はあのオーカミ男をぶっ飛ばしちゃおうよ!』
亜美・真美『……応援も、来たみたいだしね!』
「いたっ!真様ー!」
「亜美ちゃん真美ちゃんが一つに……!?俺得!」
Wオーズときてなぜカブトかと思ったけど
この前小説版が出たからか
真「わ、すごい人。けどやっぱ女の人が多いや……」
亜美・真美『今はそういうのいいから!行こう!』
真「うん!負けるもんかぁ!」
……。
響「な、突然誰さー!」
貴音「面妖な……今し方までその場には誰もいなかったはず……」
あずさ「驚かせちゃったかしら。ごめんね?」
美希「あずさ……?あずさなの?」
あずさ「そうよ~。遅くなっちゃったけど、間に合って良かったわ」
美希「違うの。あずさは速すぎなの」
あずさ「あ、あらあら~……?」
美希「これからミキが、アイツやっつける所だったの!邪魔されちゃったの!」
あずさ「それはごめんなさいね。じゃあお手伝いするから……皆さんの前で、やっちゃいましょうか」
「美希ちゃーん!頑張ってー!」
「あずささーん!その装甲もパージしてくれー!」
美希「お客さんがいっぱい……今、ミキさいっこーにキラキラしてるの!」
あずさ「うふふ……負ける気がしないわね」
……。
「これあれじゃん。オーズ」
「なにそれ?」
「ライダーだよ、最近……でも無いな。ちょっと前やってたやつ」
「へー。けど俺1号のが好きだなー」
「渋いな、お前」
……。
支援は紳士のつとめ
もうOOOも二年前か……
前スレ読んでないから、てっきり真はスーパー1かと
支援
関係ないけど、仮面ライダーシンやってた石川さんってウルトラマンもやってんだよな
パネェな
「見ておじいちゃん!WだよW!」
「あれ、Wっていうの?」
「うん!二人が一人に変身するんだよ!」
「そうか、かっこいいねぇ」
「けど真ちゃんの2号もかっこいい!」
「そうだね。おじいちゃんが小さい頃はね、良く変身ポーズを……」
……。
「なんだこのかっこいいの!」
「カブトですよカブト!知らないんですか!」
「俺が知ってるのはアマゾンまでだ!」
「いや、けどなんだかんだV3いいですね、かっこいいですね」
「だぁろぉ?でも最近のライダーも悪くないな」
……。
春香「電光……」
やよい「はぁぁぁ……」
……。
真「ライダー……卍ィ!」
亜美・真美『いっくよー!』ジョーカー!マキシマムドライブ
……。
美希「V3反転……」
あずさ「ライダー、キック……」123 RiderKick
……。
「「「キィィィィック!!」」」
「せいやぁああああ!!」
『ジョーカーエクストリーム!!』
「はぁっ!!」
……。
支援。
うぉおおおおおおおおお!
千早「春香!高槻さん!」
春香「平気、だよ。千早ちゃん」シュルンッ
やよい「大丈夫ですっ!」シュゥン
イカデビル「ぬ、ぐ、ぅぅ……」
千早「そんな、まだ!」
春香「千早ちゃん。大丈夫。大丈夫だよ」スッ
イカデビル「またしても敗れたが……だが、ここで消えるわけにはいかん。世界は再び我らを忘れる……貴様らも同じだ」
イカデビル「アイドルなど、所詮一過性の人気に過ぎん。いつか、アイドルでいられなくなった時。貴様らの信じた者たちは……」スッ
死神博士「簡単に、貴様らの事を忘れる。我々と同じように。時間の中に取り残され、過去の遺物に……」
P「そんな事無いぞ!」バッ
千早「プロデューサー!」
P「死神博士!俺はあんたの事を覚えてる!」
死神博士「嘘を言うな、貴様はまだ若い。知りもしないだろう」
P「違うんだ。俺の親父がそもそもライダーファンでな。そのおかげで、小さい頃からあんたの事は何度も見てきた」
春香「私達アイドルは、いつかアイドルじゃなくなります。だけど、それまでファンだった人がいなくなるわけじゃない」
春香「惜しんでくれる人がいる。そして、その人は誰かに言うんです。あの子、好きだったんだよ……」
春香「私達は消えません。誰かの記憶の中で生き続ける。その誰かが他の誰かにその輝きを伝えて……」
春香「あなたたち悪役も、あるいはヒーローも、同じです。そんな風に考えるのは、間違っているでしょうか」
P「そうだそうだ。お前みたいな悪いヤツ忘れられるか。毎週毎週1号2号苦しめやがって」
死神博士「……離れていろ」
P「っ春香!」ガバッ
死神博士「忘れるな人間達よ!我々はまた!必ず蘇る!その時今回のように、正義の味方がいると思わんことだ!」
死神博士「さらばだ人間達!そして仮面ライダーよ!ショッカー……万歳!」
ドゴォオオオオオオン……
春香「……蘇った時も、きっと誰かが戦ってくれますよ」
P「ああ。時代が望む時、仮面ライダーは必ず蘇る。そうだろ?」
春香「はい」
……。
支援
春香「せまるーしょっかー」
千早「地獄のぐーんだんっ」
P「ご機嫌だな春香、千早」
千早「ええ。春香の身体検査の結果が出たんです」
P「その顔からすると……」
春香「もちろん、健康体ですよっ!しっかり人間として!」
P「そっか。良かったな」
春香「はいっ!他の皆も同じだったみたいです!」
千早「……にしても、不思議です。あれだけの事があって、皆覚えているのに」
P「だな。最初から何も無かったように元通りだ」
春香「幻覚でしょうか?って、そんなワケないのわかってますけど」
P「さぁな、俺にはわかんないよ。だけど……」
春香「そうですね。もしかすると、単に忘れられるのが嫌だったのかもしれません」
千早「はた迷惑な話ね」
春香「し、辛辣だね……千早ちゃん」
しえん
千早「寂しいからってやっていい事と悪い事はあるわ」
P「まぁその通りだな。だけど知ってるか?春香と真が出てる今期の仮面ライダーな、視聴率うなぎ登りだそうだ」
春香「年齢層がすっごく広がったんだって」
千早「あの事件を機に、って事かしら」
P「みたいだな。俺みたいに全部見てる人も勿論元からいただろうけど、子供の頃以来見てないって人もたくさんいた」
P「そういう人が、今回の事件で興味を持って、視聴するようになった……んじゃないかって話だ」
春香「隠れライダーファンも見つかりましたしね」
P「律子な。何にせよ、良い結果は残った。言ってみれば、これがショッカーの目指した物かもしれないな」
千早「……終わり良ければ、とでも言えばいいんでしょうか。釈然としませんけど」
春香「いいんだよ、千早ちゃん。私達は元通りで、誰も傷付かなかった。それで仮面ライダーが見直されたんなら……」
P「そうだな。それでいいんじゃないか」
千早「そういうものでしょうか……」
P「難しく考えるな。ヒーローに憧れる心を取り戻させてくれたんだ。むしろありがたいよ」
春香「あ、でもそうだとするとあの本郷さんは何者だったんでしょうか」
P「さぁな、ショッカーの幹部達と同じように不確かな存在だったのかもしれないし、もしかしたら本物の……」
しえん
春香「……うーん、でも、私は本物だと思う事にします。だってあの時、間違いなくあの人はヒーローだったんですもん」
千早「ヒーローの条件は、誰かにそう呼ばれる事。そう考えると、アイドルと似たようなものね」
P「良い事言うな。人に認められる事が一番大事って意味では同じだな」
春香「それぞれのヒーローはそれぞれの心の中に……って事でどうでしょうか?」
P「うん、それでいいだろ。なんか良い感じに締めとけば」
千早「もう、ふたりとも……」
P「ははは。どれ、快気祝いに飯でも食いに行くか。皆呼べ呼べ」
春香「わっ、ほんとですか!?ごちそうになります!」
千早「……ヒーローは、心の中に、か」カタンッ
千早「あら?何かしら、これ……ベルト?」
千早「それに、このカードの束……これは」
千早「蝙蝠?」
終わり……?
次はミラーワールド編か
ちょうど13人いるな
乙乙
そして次はまさかのキバフラグか
過去に戻って弟出たりするのかしら(適当
乙
なんか泣けたぜ
P「手伝ってやれなくて、春香達には悪い事したな。ま、俺が関わるとややこしくなるからな」
P「しかし、確かに気になるな。春香の会ったライダーが何者なのか」
P「……仕方ない、お芝居もこの辺にして、真相探りに行ってみるか」カチャッ
P「久々に会いに行こう、仮面ライダー・本郷猛に」
カメンライド
ディケーイ
終わり
おつ!
ってアイドル全員で龍騎は無いですよねー
殺し合いするアイドルとか見たくないし
とりあえず乙ー
えーと、色々学んだ事があります。
まずさるは怖い事。
それからさるは怖い事。
最後に、さるは怖い事。
もう長くなりそうな時はVIPに立てない。早朝終了怖い。
というわけで昭和ライダーのステマに見せかけたSpiritsのステマでした。
今更昭和シリーズ見ろって言いにくいから、せめてZX見るかSpirits読もうぜって話。
それからBLAXK見て、RX見て、真見て、ZO見て、J見て・・・平成見たらいいじゃない。
ライダー好きがいっぱいいるってわかって嬉しかったです。龍騎はその内、本当に気が向いたら書きます。
朝方近くまで付きあわせて申し訳ない。お疲れ様でした。ありがとう。
最後の最後にBLACKをタイプミスするから駄目なんだ。
これもゴルゴムの仕業か・・・寝よう。
昭和も平成も両方好きだよ、乙
乙乙
乙彼
>>111
初めて見た
乙
ライダーはどれもいいね
乙っした
いろんな世界を回るPが見たいな
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