結城研介「あ、社長! LBXの次世代機の研究は順調・・・」
宇崎「そんなものはどうでもいい!!」
結城「」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1367154753
結城「いや、社長? あの最新型の研究・・・」
宇崎「結城君、これを見たまえ」
結城「え、設計図、ですか?」
宇崎「そうだ」
結城「いや、新型は・・」
宇崎「中止だ」
結城「」
宇崎「昨日の会議の後、メールが届いていてな」
宇崎「これが私のインスピレーションを刺激したのだ」
宇崎「名前は・・・・、そう、フラッグ!」
宇崎「結城君、君に頼みがある」
宇崎「何とかしてコレを作ってくれ」
結城「」
ウザタクどうしたんだ…いつもの見てるだけのお前はどこへ…
——ミゼルの一件から一年が過ぎた。
宇崎拓也のもとに届いた一通のメール、
これは、新しい事件の始まりだった
社員1「おい、聞いたかよ。社長が」
社員2「あぁ、あれだろ。最新型の研究を止めてから、なんか新しいLBXの開発やらせてるって・・」
社員1「そうそう、結城さんかわいそうだよな」
社員2「えぇと、ミゼル、だっけか。あれの一件で、LBXの開発会社の情報が・・」
社員1「そうなんだよ、究極のLBX?のために統一されただろ? あの時のデータを各会社に配ったから、開発の競争が激化したよな」
社員2「あぁ。結城さん、何日も家に帰ってないからな・・・」
社員3「俺なんてこの間、結城さんがLBXに話しかけてるの見たぞ」
社員1「マジかよ・・・。社長どうしたんだろうな・・・」
社員1「見ろよ。噂をすれば・・・」
結城「なんだこれは・・・」
結城「コアボックスを縮小・・・」
結城「いや、それじゃモーターが・・・・」
結城「そもそも、全体のバランスが・・・」
結城「変形機能はオーディーンのを使えば・・・」
結城「・・・・・ぶつぶつ・・・」
ダン戦SSとは珍しい。
そのうちカズが「行けぇ、ファングゥ!」とか言い出しそうだな。
——1週間後
結城「・・やった・・・!」
結城「・・・完成した・・!」
結城「・・・既存のLBXとは、一線を画する、最新、の・・・」
結城「やっと・・・まともに・・・眠れる・・・」
結城「・・・社長に、報告・・だ・・」
結城「・・・社長ぉ、完成、しましたぁ・・・」
宇崎「ああ、結城君、よくやった」
結城「!じゃ、じゃあ・・」
宇崎「次はコレを頼む」
結城「」
宇崎「フラッグカスタムだ!」
結城「」
——そのころ——
青島カズヤ「なあ、ヒロ、聞いてくれよ」
大空ヒロ「ど、どうしたんですか? 突然呼び出して・・・」
カズ「俺ってさ、イメチェンしたじゃん?」
ヒロ「えぇ、バンさんとかアミさん、すっごく驚いてましたもんね」
カズ「・・・・なぁ、」
ヒロ「はい?」
カズ「なんでバンとアミが付き合ってんの?」
ヒロ「えっ?」
カズ「えっ?」
ヒロ「えっ?」
カズ「えっ?」
ヒロ「・・・・・知らなかったんですか・・・?」
カズ「えっ」
ヒロ「えっ」
カズ「すまんヒロ何を言ってるのかわからない」
ヒロ「いや、ミゼルの一件のあと、付き合い始めたって・・・」
カズ「すまんヒロ何を言ってるのかわからない」
ヒロ「ちなみに、ジンさんはジェシカさんと・・・」
カズ「すまんヒロ何を言ってるのかわからない」
ヒロ「ユウヤさんはアスカさんと・・・」
カズ「すまんヒロ何を言ってるのかわからない」
ヒロ「・・・えぇーっと・・・・」
カズ「すまんヒロ何を言ってるのかわからない」
ヒロ「・・・・・」
カズ「すまんヒロ何を言ってるのかわからない」
カズ「おいヒロバトルしろ」
ヒロ「いやあの、顔がすごいことになってまs」
カズ「アキレス・ディードォォォォォォォ!!」
ヒロ「えっぇぇぇぇぇぇぇ!?」
カズ「ぶっ潰せええええええええええ!!」
ヒロ「ア、アキレスD9(ディー・ナイン)!!」
ヒロ「カズさん! どうして!?」
カズ「うるせええええええええ! どうせお前もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
ヒロ「えっ? エェッ?」
カズ「なぁ、どうせお前も花咲ランと付き合ってるとか言うんだろ・・・! わかんのか! 独り身の孤独が!」
ヒロ「わかんないです」
カズ「ですよねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
ピロピロピロ
ヒロ「あっ、宇崎さんからだ」
カズ「いいのかよヒロぉ、がら空きだぜぇ!」
ヒロ「アタックファンクション!!」
アナウンス「アタックファンクション ソード・ビット!」
カズ「あぁっとぉ! 喰らうかよぉ!」
ヒロ「あ、宇崎さんですか? ヒロです。すいません、今カズさんとバトルしてて」
カズ「オラオラオラオラァ!」
ヒロ「今からですか? はい、わかりました! すぐ行きます! はい、それでは!」ピッ
カズ「・・はぁはぁ、ど、どうだヒロ! もう終わr」
ヒロ「必殺ファンクション!!」
アナウンス「アタックファンクション コスモスラッシュ!」ずがぁぁぁぁん
カズ「」
ヒロ「ほら、宇崎さん呼んでますよ。行きましょう」
——タイニーオービット
ヒロ「ほら、カズさん。落ち込んでたってしょうがないですよ」
カズ「お、おれは無印時代から、頑張ってきたのに・・・」
ヒロ「元気出してくださいよ。さっきも凄かったじゃないですか! 僕、負けると思いましたもん!」
カズ「・・・いや、どう見たってそんなんじゃ・・・」
ヒロ「ほら、社長室ですよ! 行きましょ!」
カズ「・・あ、あぁ、そうだな。よし!」ウィーン
宇崎「おぉ、久しぶりだな。よく来てくれた」
ヒロ「拓也さん! お久しぶりです!」
カズ「お久しぶりです」
宇崎「早速ですまないんだが、ちょっと頼みたいことがあるんだ」
今日はここまでにします
次からは内容をためて帰ってきます
いや、意外とすぐかも・・・
乙
これはクロス?ただの純粋な戦機ss?
ヒロ「ええ、いいですよ。何をすればいいんですか?」
宇崎「新型をテストするんだ。その相手をしてほしいんだが」
カズ「相手って、拓也さんはLBX出来ましたっけ?」
宇崎「まぁ、これでも一応社長だからな。一通りの操作ぐらいはな」
カズ「俺たちがその新型を使ったほうがいいんじゃ・・・」
宇崎「いや、これは俺だけの専用機なんだ。だから俺がやったほうがいいのさ」
カズ「へぇ〜、専用機っすか。そういうことならいいですけど・・」
>>20
クロスです
何と何かは察してくださいwwww
ヒロ「いったいどんな機体なんでしょうか? すっごく楽しみです!」
宇崎「はははっ、じゃあ始めるか。では早速・・」カチャカチャ
カズ「・・・? え、拓也さん? その仮面は?」
宇崎「うん? ああ、これはオタクロスに作ってもらったんだ」カチャカチャ
宇崎「俺の、いや、私の・・・」
ヒロ「?」
カズ「え、拓也、さん?」
???「拓也? いや、違うな。私の名は・・・・」
Mr.宇崎「Mr.宇崎だ!!」ドンッ!!
カズ「」
ヒロ(あの仮面、かっこいい!!)
Mr.宇崎「私のためにな! 行くぞ、フラッグカスタム!」
カズ「」
ヒロ「か、カッコいい!!」
カズ「えぇっ!? いや、それよりも! アキレス・ディード!!」
ヒロ「アキレスD9!!」
宇崎、じゃなかったMr.宇崎「さぁ来い! 少年!」
バトルスタート!!
Mr.宇崎「さぁ、行くぞ!」
カズ「な、なんだぁ、あの機体!?」
ヒロ「普通のLBXとは全体のバランスが全く違う・・・。初めて見るタイプですね。ストライダーフレームということはスピードタイプですかね?」
カズ「いや、わかんねぇ。むしろ、ああいう奴がとんでもなく強かったりすr」
Mr.宇崎「隙だらけだぞ! 少年!!」ギュンッ!
カズ「うぉ! 話してらんねぇか。行くぞ!ヒロ!」
ヒロ「はい!」
Mr.宇崎「さぁ、私に見せてみろ! アキレスの力を!」
カズ「あんたが作ったんだろーが!」
ヒロ「カズさん、しゃべってる場合じゃないですよ! とんでもなく強いですよ!」
Mr.宇崎「喰らえ! 宇崎・スペシャル!」
フラッグ『アタックファンクション グラハム・スペシャル』
カズ「いや、グラハムって誰なn」
ヒロ「!カズさん!?」
A・ディード『ブレイクオーバー』
カズ「いぃっ!? 一発で!?」
Mr.宇崎「さぁ、あとはヒロだけだ!行くぞ!」
ヒロ「クッ・・・!」
書き忘れてましたが
ダンボール戦機のssでクロス作品です
クロスとは言ってもほとんど設定が変わってます
ほとんど1の趣味みたいなもんです
—————その後
宇崎「いやすまない。少し熱くなりすぎた」
ヒロ「いえ、僕たちもですよ!ね?カズさん!」
カズ「俺、瞬殺だったけどな」
カズ「てゆーか、バンとかは呼んでないんですか? 一応アルテミス優勝者だし、確かテストプレイヤーとしてここにヘッドハンティングされてましたよね?」
宇崎「いや、バンはアミと何か用事があるとか・・・・」
カズ「」
ヒロ「ま、まぁまぁ! もしかしたらカズさんに何か内緒のプレゼントとかじゃないですかね! ね!宇崎さん!」
宇崎「ああ、そ、そうじゃないかな。はははは・・・」
カズ「」
ヒロ「そ、それじゃ、そろそろおいとましましょうか。カズさん」
カズ「」
ヒロ「そ、それじゃ、またいつか遊びに来ますね!」
宇崎「あ、ああ。いつでも来てくれ。じゃあな」
ヒロ「失礼します!」ウィーン
カズ「・・・・ボソボソ・・・・」ウィーン
宇崎「・・・・ふぅ。テストはまずまずか。問題は癖が強すぎるな。量産にはあまり向かないかもな・・。」
宇崎「結城君のところに行くか」
———レベル4研究室
宇崎「結城君は居るか?」
社員1「結城さんなら今日はお休みですよ」
宇崎「休み? 体調でも崩したか?」
社員2(社長からの指示のせいで、とは言えないなあ)
社員3「自分はこれで失礼します」
宇崎「ん? ああ、お疲れさま」
社員3「・・・・・・ええ、お疲れ様です」
宇崎「?」
宇崎(彼の顔は、どこかで見た覚えが・・・? 気のせいか?)
—————廊下
ピッピッ プルルルルル プルルルルル ピッ
社員3「ああ、俺だ。指示通りに成功した。例のデータだろ。もちろん手に入れたさ。」
社員3「ちゃんとしたものだよ。今から戻る。」
社員3「ただ、想定外の事態だ。タイニーオービットに大空ヒロがいた。」
社員3「ああ、データはこちらにある。だが、AIからの情報は取れないな。」
社員3「オーディーンMk-2は確保したんだろう?正直なところ、山野バンのデータさえあればいいだろう。」
社員3「山野淳一郎の息子・・・、奴をこちらのカードにすれば、あの正義感の塊の博士も従うさ」
社員3「シーカー本部も使えなくした。そっちからのウイルスでな。もう手も足も出ないだろうさ。」
社員3「・・・いやいや、そっちの技術のおかげだよ。これほどの情報操作に偽装IDをつくるなんて、さすがだな。」
社員3「まぁ、とにかくここまでやったんだ。アイツ等も動くだろうな。」
社員3「あぁ、」
アリー・アル・サーシェス「これからだな・・・・」
○月○○日の午後9時ごろ、警察に「息子が帰ってこない」という通報がありました。警察はこれを誘拐事件とみています。
誘拐されたのは、山野バン(15歳)で、昨夜警察に電話があってから既に11時間が経過した今でも、何の情報も入っていません。
また、本人がアルテミスの優勝者であること、父親が有名なLBXの開発者であることから、警察はその線でも調査を——————
カズ「・・・・マジかよ・・・」
プルルルルル プルルルルル ピッ
ヒロ『カズさんですか!? ニュースは見ましたか!?』
カズ「ああ、しかしこれって・・・」
ヒロ『そ、それが、ほかの皆さんにも連絡がつかなくて・・・』
カズ「・・・・くそ、どうしたら・・。」
カズ「ん?メールが・・・! おい、ヒロ!」
ヒロ『は、はい!』
カズ「タイニーオービットだ! バンの親父さんが呼んでるって!」
ヒロ『えっ!?』
カズ「とにかく急ぐぞ! 迎えが来ているらしい!」
ヒロ『分かりました!』ピッ
カズ「・・・・・・何が起きているんだ・・・・。」
——————タイニーオービット エントランス
宇崎「来たか。道中何もなかったか?」
ヒロ「ええ、大丈夫です。」
カズ「あの、それより・・」
宇崎「・・・・・先に言っておく。状況は、最悪と言える。」
ヒロ・カズ「!!」
宇崎「社長室に来てくれ。山野博士が来ている。」
カズ「えっと、いいんですか? 警察とか、には・・・・。」
宇崎「・・・お前たちには、真実を知ってもらいたいそうだ。」
ヒロ「・・・行きましょう。」
カズ「ヒロ・・・。」
ヒロ「カズさん。センシマンならきっと、こういう時は迷わずに進みます。だから・・・!」
カズ「・・・ああ。」
宇崎「・・いいか?」
カズ・ヒロ「はい!」
宇崎「では、付いてきてくれ。」
—————————————タイニーオービット 社長室
淳一郎「今日は来てくれてありがとう。」
カズ「いえ、それで本当の事って・・・・?」
宇崎「・・・・・・・・・」
淳一郎「・・・本来なら、私はこういったことには毅然とした態度で臨むべきだと考えている。それが、バンの進む道になると信じているからだ。」
淳一郎「昨日、仕事から帰った私は妻から話を聞いた。息子が、バンがまだ帰ってこないと。」
淳一郎「とにかく、まず警察に電話することにした。しかし・・・」
ヒロ「・・・?」
淳一郎「実は、すぐそのあとに、犯人から要求があったんだ。要求は、『ただ、何もするな』と・・・。」
淳一郎「そして、・・・・・・・・」ブルブル
カズ「・・・は、博士・・・?」
淳一郎「・・・・・・・・バ、バンの物と、思われる、指が・・・・・・・!!」
カズ・ヒロ「!?」
宇崎「・・・・・・クソォッ・・・」
淳一郎「・・・・・DNA検査も、してもらった。そうしたら、一致、したんだ。バ、バンの物と。」
淳一郎「わ、私は怖いんだ。バンのことを信じていたいんだ。だがっ・・・・!だがっ・・・・!」
宇崎「博士、それぐらいに・・・。」
淳一郎「あ、ああ、すまない・・。しかし、しかしっ・・・・!」
カズ・ヒロ「・・・・・・・・・・」
—————————————————————数分後
カズ・ヒロ「・・・・・・・・・・」
宇崎(・・・・・・山野博士の話のショックが大きいな。)
宇崎「・・・・・・今日、お前たちに来てもらったのは、くぎを刺すためだ。」
カズ・ヒロ「・・・?」
宇崎「・・・・お前たちは、確かに世界を救った。」
宇崎「だが、今回はやめさせる。」
宇崎「危険すぎる」
宇崎「もし、今この話を聞かなかったら、探しに行くつもりだろう?」
カズ・ヒロ「・・・・・・・・」
宇崎「・・・・・お前たちも狙われる可能性がある。明日から、警備がつくことになっている。」
宇崎「だから、おとなしくしていてくれ。」
宇崎「・・・・・・帰りは俺が送る。下で待っていてくれ。」
カズ・ヒロ「・・・・・・・・」
———————————————タイニーオービット 自販機前
カズ「・・・・・・・・なぁ、ヒロ。」
ヒロ「・・・・・・・・なんですか、カズさん。」
カズ「俺達って、ガキなんだよな。」
ヒロ「・・・・はい。」
カズ「・・・・・・俺さ、イノベイターの時も、ディテクターの時も、最後までバンと一緒に戦えなかったんだ。」
ヒロ「・・・・・・」
カズ「すっげぇ悔しくてさ。なのに、さ」
ヒロ「・・・・・・」
カズ「今、俺、すっげぇ安心してる・・・! 友達がさらわれたのに、安心してる・・・・・!」
カズ「お、俺、最低だ・・・。お、俺・・・・・・。」
ヒロ「・・・・・・・センシマン、なら。」
カズ「・・・・!」
ヒロ「・・・きっと、下を向くなって言います。どんなに危険でも、きっと探すと思います!」
カズ「ヒロ・・・・」
宇崎「・・・・・・・・・・お前たち。」
ヒロ「あっ・・・・」
カズ「・・・・・・」
宇崎「ついてこい。」
—————————————————————宇崎宅
ヒロ「えっ、ここって・・・・」
宇崎「俺の家だ。一応明日から警護がつくが、念には念を入れてな。」
カズ「すいません、拓也さん・・・」
宇崎「気にするな。俺にできるのはこれぐらいだからな。さ、入れ入れ。」
宇崎「とりあえず、トイレは向こう、キッチンはあっち、リビングは玄関の近くだ。」
カズ(すごい豪邸だな。)
ヒロ(あの大画面テレビでセンシマンが見れたらなぁ・・・・。)
宇崎「まぁ、とりあえずは、こんなところか。さてt」ピンポーン
宇崎「ん? 客か。」コツコツコツ
カズ「(なぁ、ヒロ。やっぱ、拓也さんもやばい本とか持ってんのかな)」ごにょごにょ
ヒロ「(やばい本? ああ、やっぱりベッドの下とかですかね?)」
カズ「それじゃフツー過ぎんだろ。いや、やっぱり————」
—————————玄関
宇崎「はい、どちら様でしょうか?」
警備?「ああ、どうも。私、警備会社の者です。」
宇崎「! そうでしたか。いや、どうぞお入りください。」
警備?「ああ、ありがとうございます—————————————よぉっとぉ!」ブゥゥン!
宇崎「クッ!」サッ
サーシェス「へぇ〜、なかなかやんじゃねえの。」
宇崎「どこかで見た顔と思えば、貴様は・・・!」
サーシェス「そぉ〜さぁー。どうも、社長?」
宇崎「貴様が犯人か!?」
サーシェス「さぁな! 知りたきゃかかって来いよ! 行きな! スローネ・ツヴァイ!!」
宇崎「! 行くぞ! フラッグ・カスタム!」
『バトルスタート!!』
宇崎「なんだ、この機体は? ハンドメイドなのか?」
サーシェス「ははっ、んなこたぁどうでもいいだろぉが! さぁ楽しませろよぉ!!」
宇崎(相手の手が読めんうちは、下手に突っ込むべきではない。まずは距離を置いて————)
サーシェス「様子を見ましょう、ってかぁ!? 甘ぇなぁ! ファングゥ!!」ドギュゥン!
宇崎「なっ、これは!」(無線兵器!?)
サーシェス「ホラホラホラホラ! スクラップにしちまうぞ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ド!
宇崎(クソッ、なんだこれは、この無線兵器は近距離も中距離も得意なのか!? ならば!)ギュン!
サーシェス「——————距離を詰めれば良い、って考えたな?」
宇崎「なっ!」(考えが読まれた!?)
サーシェス「なぁ、甘ぇって言ったよな。そっちの考えは筒抜けなんだよ!」斬っ!
宇崎「くぅっ!」ギュンッ!
サーシェス「ほほぅ、変形させスピードを上げることでギリギリ避けたか。筋は悪くねぇな。だが————、」
宇崎「アタックファンクション!」(変形した今のスピードならば!)
フラッグ『アタックファンクション JETストライカー!』
サーシェス「———————圧倒的に経験不足なんだよぉ!!」ダンッ!
宇崎「! いかん!」(背後をっ!!)
サーシェス「ははっ! 終わりだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
——————————————リビング
カズ「あー、くそダメだ。やっぱり、パソコンにはプロテクトがかかってる。」
ヒロ「カズさん何やってるんですか?」
カズ「・・・・・何って、なぁ、男の一人暮らしだぞ? やっぱり拓也さんも興味があんだろ。」
ヒロ「興味って、ダメですよ! 勝手にやっちゃあ! 怒られますよ!」
カズ「うーん、やめとこうかな。いやしかし、」
ヒロ「そんなことしてたら、————————」キィィィィィィィン———————
ヒロ「! カズさん!」
カズ「おぉう、どうした突然?」
ヒロ「拓也さんが!」
カズ「!」
—————————————————玄関
宇崎「 ——————くっ、なんて奴だ。」
サーシェス「いやぁ、弱ぇな。もうちっと楽しませてくれねぇとな。」
サーシェス「しっかし、椅子にふんぞり返って部下にLBXを作らせてるだけはあるわ。なかなか頑丈な奴を作ったんだな。」
サーシェス「片腕と背中やられて、まだ立ってるんだからなぁ。」
宇崎「・・・まだだ。まだ、負けてはいない!」
サーシェス「おうおう。さぁ、かかってこいよ! 派手に散らせて————!」
ヒロ「宇崎さん!」
カズ「なっ、誰だコイツ!」
宇崎「お前たち・・・・! 逃げろ! こいつが犯人だ!」
ヒロ「!」
サーシェス「大空、ヒロだな? ククッ、見つけたぜぇ・・・!」
カズ「バン達をどこへやった!」
サーシェス「知りてぇよなぁ? じゃ、やることは一つだろ?」
ヒロ「アキレスD9!!」
カズ「アキレス・ディード!!」
サーシェス「おー、増えたな。まぁいい。楽しませろぉ!」
サーシェス「スローネ・アイン!! ドライ!!」
宇崎「なっ!さらに2体も!?」
サーシェス「本来はこの三体で一つのチームだったのさ。使ってたやつぁ、もういねぇがなぁ!!」
宇崎「くそっ!」
『バトルスタート!』
ヒロ「負けられないんです!行きますよ!」
サーシェス「ははっ、威勢はいいなぁ! 行けぇファングゥ!」ドギュゥン!
カズ「! 行けビット!」ドギュゥン!
サーシェス「ほっ! いいなぁそんな奴がいたのか!」
宇崎「カズ!そいつは頼む! 俺はあの黒い奴をやる!」
ヒロ「じゃあ、僕はもう一機の赤い奴を!」
宇崎「頼む!」
サーシェス「来ぉい! ぶっ潰してやる!」
宇崎「(あの黒い奴の性能は分からない! 下手に突っ込めば————)」
サーシェス「アタックファンクション!」
アイン『アタックファンクション ホークアイドライブ!』ドンッッッッ!!
宇崎「狙撃!? 長距離タイプか! ならば!」ギュン!
サーシェス「・・・・そうだ、来い、来い、来い」
宇崎「距離を詰めれば!」ヒュッ!
サーシェス「ところがぎっちょん!!」斬ッ!!
宇崎「ぐっ! うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」ギュン!
サーシェス「なっ、特攻か!?」
宇崎「せめて一機は・・・・・・、落とすっ!!」
サーシェス「ちっ、ここまでか・・・」
アイン『ブレイクオーバー!』
フラッグ『ブレイクオーバー!』
宇崎(もともと、損傷も激しかった。これぐらいが限界か。)
宇崎「あとは頼むぞ・・・・。」
カズ「おい!さっき言ってた『チームだった』てのはどういう事だ!」
サーシェス「お前も知ってんだろ? 急先鋒だったチーム『トリニティ』そこの新型さ。」
カズ「!」
サーシェス「試合に向かう途中でチームを襲った不幸な事故。」
サーシェス「それにより三人とも病院送りになったのさ。せっかく新型を使えたのにな。」
サーシェス「な?考えれば分かるだろ? 誰がやって、狙いは何だったのか。」
カズ「まさか、お前が!?」
サーシェス「そうよ! そのまさかよ!」
カズ「くっ! ビット!」ギュン!
サーシェス「無駄だぁ! 性能の差って奴なんだよぉ!」ギュゥゥゥゥゥン!
カズ「くそっ!(どうなってるんだ? なんであそこまで複雑に飛ばせるんだ!?)」
サーシェス「さぁさぁさぁさぁ! 食い千切っちまうぞぉ!」
カズ「(・・・・・落ち着け、あいつはあの無線兵器しか使ってこない。)」
サーシェス「ヒャァハハハハハハハ! どうしたどうしたぁ!」
カズ「(つまり、目立った技はない、か。ならば)」ガシャン
サーシェス「・・・・・何を? はっ! まさか! 狙撃!?」
カズ「・・・・・・・・・・・・・・アタックファンクション、」
サーシェス「クッ!」ギュン!
カズ「遅ぇよ・・・・ホークアイ・ドライブ!」
A・ディード『アタックファンクション ホークアイ・ドライブ!』
サーシェス「クソッ!」
ツヴァイ『ブレイクオーバー』
サーシェス「クソがっ! 使えねえ!」
カズ「(・・・・・・・・・すまない)」
カズ「あとは、ヒロだけか」
ヒロ「うぉぉぉぉ!」
サーシェス「ははっ、意気込みだけはいいなぁ!」(まぁ良い、コイツがやれれば!)
サーシェス「行くぜ、ドライ!」
ヒロ「あなたが『トリニティ』人たちを!?」
サーシェス「そうだって言ってんだろうが!」
ヒロ「どうして!? どうしてそんな事が平気で出来るんですか!?」
サーシェス「どうして、だぁ? んなもんコイツの性能に惚れたからさ!」
ヒロ「へっ?」
サーシェス「クリスター・イングラムの開発チームが総力を結集させたコイツはすげぇんだ。」
サーシェス「テストプレイヤーだった俺はコイツに惚れたのさ!」
サーシェス「そいつを新米のペーペーに渡すなんざ出来っかよぉ!」
サーシェス「だから、奪ったのさ!」
ヒロ「あなたって人は・・・・!」
サーシェス「さぁ来いよ! 無駄話はおわりだぁぁ!」ギュン!
ヒロ「(この機体は見たことがないだけで、目立った特徴はない!)」
ヒロ「行けぇ! アタックファンクション!」
アキレスD9『アタックファンクション コスモスラッシュ!』
ヒロ「これで!」
サーシェス「はっはぁ! そいつはどうかな!」ザッ!
ヒロ「躱した!? この距離で!?」
サーシェス「おいおいおいおい! ファイナリストってなぁこんなに弱いもんなのか?」
ヒロ「まだです!」
サーシェス「そぉかい! じゃあ、ジャミングでも喰らってなあ!」
ドライ『アタックファンクション ステルスフィールド!』
ヒロ「うっ! 機体がうまく、動かない!?」ピッピッ
サーシェス「この機体専用の武器さ!」
サーシェス「これでしばらくは、お前の操作は届きにくい。」
サーシェス「今のうちに頂くぜ! てめぇのAIをよぉ!」
ヒロ「なっ! クソッ、動け、動いてくれ・・・!」ピッピッ
サーシェス「クククッ、無駄だ。この空間じゃ動けんのは俺だけだぜ。」
サーシェス「さぁ、これでミッションコンプリートだ・・・!」 チカッ
サーシェス「!」サッ!
カズ「チッ、外したか。」ガチャン
サーシェス「・・・・なるほど、確かに範囲外からの狙撃はやべぇ。」
サーシェス「だがな、当たらなければ意味なんてねぇんだよ!」
カズ「確かにな。だが・・・・・・いいのか?」
サーシェス「なんだと?」
カズ「そのワザの継続時間は、無限なのか?」
サーシェス「っ! しまっ!」
ヒロ「アタックファンクション!」
アキレスD9『アタックファンクション ソードビット!』ドギュゥン!
サーシェス「くぅぅぅぅぅぅぅぅっ!」ガガガガガガガガガガッ!
ヒロ「終わりです!必殺ファンクション!」
アキレスD9『アタックファンクション ビックバンスラッシュ!』ビッガァァァァァァァァァァァ!
ヒロ「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!」漸っ!!!!
サーシェス「クッ、ソォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!」
ドライ『ブレイクオーバー!』
宇崎「さぁ、目的を言ってもらおうか。なぜこんな事をしたのか。」
サーシェス「はぁ? あっ・・・・・!」
サーシェス「ククッ、クククククク・・・・・・」
ヒロ「・・・?」
カズ「おい、お前どうs」
サーシェス「ハハハハハハハハハ! お、お前ら、なぁんにも知らねぇのか! ハハハハハハハ!」
宇崎「? どういう事だ!」
サーシェス「クククッ、今に分かる。まだ終わってないってなぁ!」ダッ!
宇崎「あっ、待て!・・・・・クソッ!」
ヒロ「拓也さん、これって・・」
宇崎「俺にもわからん、色々と調べることがあるな。それに・・・・・。」
カズ「LBXの強化、ですね・・・。あんなタイプは初めて見ました。」
宇崎「ああ、奴はクリスター・イングラムと言っていたが・・。」
ヒロ「拓也さん! 僕もやります!」
宇崎「ヒロ・・・・。」
ヒロ「敵は僕を狙ってきました! きっとまた来るはずです! なら、戦います!」
カズ「ヒロだけじゃねぇ! 俺だって!」
宇崎「お前たち・・・・。分かった。」
ヒロ「! なら!」
宇崎「だが、まだだ。まだ情報が少なすぎる。動こうにもどうすればいいかわからない。」
宇崎「だからひとまず、今日はもう休め。情報が集まり次第、行動を起こそう。」
ヒロ・カズ「ハイ!」
おぉふっ・・・疲れた・・・
また今度にします
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