ミルウーダ「……ぐす……かちくじゃないもん」ラムザ「……」 (3)

ミルウーダ「…………」

ミルウーダ「………う」ピク

ミルウーダ(……体が、重い。……熱病にかかったように)ハァハァ

ミルウーダ(……こ、ここは……いったい)ググ

ミルウーダ(……わたし…………わたしは?)


アルガス『家畜に神はいない!!』


ミルウーダ「……!!」ガバッ

ラムザ「……ッ、目が覚めましたか」

ミルウーダ「……あ、あなた、ベオルブの! ……ぐっ!」ズキン

ラムザ「……動かないでください。傷に障ります」

ミルウーダ「ちょっ、な、なんでわたし裸!」バッ

ラムザ「いいから、じっとしててください。包帯がズレます」クルクル

ミルウーダ(……に、二度までも、それも毛嫌いしている貴族に、なんて屈辱!!)

ミルウーダ「……へ、平民のわたしに、ご貴族様がどういう風の吹き回しかしら?」

ラムザ「…………」クルクル

ミルウーダ「は、ははっ! あらそう、その顔、同情してくださったわけね」

ラムザ「……悪いですか」ピタ

ミルウーダ「……なっ!」

ラムザ「あなたが今鼻で笑ったその同情のおかげで、あなたはこうして生き長らえてるんですけど」ジロ

ミルウーダ「い、言わせておけば……!」バッ

ミルウーダの豆がスープみたいにとろける展開はよ

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