ミルウーダ「…………」
ミルウーダ「………う」ピク
ミルウーダ(……体が、重い。……熱病にかかったように)ハァハァ
ミルウーダ(……こ、ここは……いったい)ググ
ミルウーダ(……わたし…………わたしは?)
アルガス『家畜に神はいない!!』
ミルウーダ「……!!」ガバッ
ラムザ「……ッ、目が覚めましたか」
ミルウーダ「……あ、あなた、ベオルブの! ……ぐっ!」ズキン
ラムザ「……動かないでください。傷に障ります」
ミルウーダ「ちょっ、な、なんでわたし裸!」バッ
ラムザ「いいから、じっとしててください。包帯がズレます」クルクル
ミルウーダ(……に、二度までも、それも毛嫌いしている貴族に、なんて屈辱!!)
ミルウーダ「……へ、平民のわたしに、ご貴族様がどういう風の吹き回しかしら?」
ラムザ「…………」クルクル
ミルウーダ「は、ははっ! あらそう、その顔、同情してくださったわけね」
ラムザ「……悪いですか」ピタ
ミルウーダ「……なっ!」
ラムザ「あなたが今鼻で笑ったその同情のおかげで、あなたはこうして生き長らえてるんですけど」ジロ
ミルウーダ「い、言わせておけば……!」バッ
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