男「はぁ」 (12)

それは10年くらい前のことだっただろうか。
その男はとあるそば屋に入った。
男「そば1つ」
素っ気なく頼んだ男の前に、そばはでてきた。
店には、年寄りが2、3人とサラリーマンがせかせかそばをすすっているだけだった。
男はそそくさと食べ終え、店をあとにした。

そして愛車のマグナ50に跨った

人いなくても書いてきます

男「はぁ」
別に行き先なんてなかった男は、ふらふら街をあるいていた。
日曜日の街ということもあり、カップルが多かった。
大学生の彼は、友達と呼べる人はいなかった。(もしかしたら少しはいたかもしれないが)
男は別に、一人が気楽とか決してそう思っていた訳ではなかった。ただ輪への入り方とか、そういうのがよくわかんなかったのだ。
毎日を無気力に、ぼーと過ごしていた彼は、なにか、風穴をあけたいとは薄々思っていたが、なかなか実行にはいたらなかった。
彼はコンビニでバイトをしていた。
彼は別にコミュ症ではなかった。普通に喋れたし、バイト先のちょっとけんかっぱやい店長とは、中々気があっていた。

そんなときだった。
バイトに新しい新人がはいってきた。
男なのにやたら髪が長くて、よく店長とそいつは揉めてたから、男が仲裁にはいってた。
男「こいつっ、、、」
男には、そのロンゲの新人がただ者ではないと感じていた。
男「こいつはっ、絶対何かある、」
そのとき、男は何かを悟ったように、
男「人生に、風穴をあける」
と小声で口走った。

ロンゲがゴミ捨てをしているとき、また店長に絡まれていた。
店長「おい、お前、ここに置いてあった封筒知らんか?10万ほど入ってたんだ」
ロンゲ「え?知りませんよ」
店長「お前が一番疑わしいんd」
男はこの辺の会話はあまり聞いていなかった。
ただ、このロンゲの動向をよく見ていた。
しばらくしてロンゲが吠えだしたのでとりあえず男は仲裁にはいった。

ロンゲが帰ったあとを、男は後を追っていた。
男「あいつ、口先だけのクズなんですよ、俺までネチネチ疑われたんで、すっぱりやめてきました!」
男は誇らしげに放った
ロンゲはただ一言、
ロンゲ「お前か。」
そのとき男に電流が走った。
男(こいつはやはり、なにかがちがう。)
男は訪ねた
男「ど、どうしてそういいきれるんですか、他にもスタッフはいたじゃないですか、それに店長のおもいちg、、、」
ロンゲ「ポケットを見てみろ、丸出しだぞ」
あ。?男はうっかりを踏んでいた。まさか、急いで突っ込んではみでてるとは思いもしてなかった。
男(やっぱり、こいつはただ者じゃなかった)
男「あの!」
ロンゲ「は?」

男「弟子にしてください!あなたの洞察力とか、観察力を、教えてください!」
ロンゲ「好きにしろ」
男「あ、ありがとうございます」
こうして、男はロンゲの弟子となり、同居を始めた。?

やっぱ人いないな

ロンゲの職業は探偵だった。
それも、かなり有名らしいが素顔は隠してるらしい。
男「なのに、なんでコンビニでバイトなんか?」
ロンゲ「う、うるせぇ。だまれ」
ロンゲはかたくなに言おうとしなかった。
男(まあ、考えつく理由としては、あそこの美人のバイトの子に惚れたとかだろ)
男は特に気にしなかった。


そんなある日、ロンゲが死んだ。
なにも、ある追ってるヤバい奴とギャンブルをして、命をかけたらしい。
死体は跡形もなく、事故死として片付けられた。
男は、復讐を誓った。

男「必ず、敵を討ちます」


男はロンゲを殺した奴の居場所を突き止めた。
人相は普通のじいさんだった。
じいさん「よくきたな、青年よ、君も命をなげうつものか?」
男「お前はだれだ」
じいさん「強いて言うなら兵藤と名乗っておこう」
男「兵藤、貴様よくも。。」
兵藤「ああ、あの男は残念じゃった、耳と指を失いながらも、やめることのできなかった哀れなジャンキーじゃった」
男「一体何のためにそんな狂ったギャンブルをする」
兵藤「スリルじゃよ、そんな、ギャンブルスリルの塊じゃないかね」
男「狂ってやがる、こいつ」
兵藤「ほう、ならおぬしも男じゃ、ここは一つギャンブルで決着を付けんか?」
男「やってやるよ、そして、必ずお前を倒す」
兵藤「ほう、威勢がいいな、ではおぬしを何を賭ける?」
男「命だ!」
兵藤「これはすばらしいな、ちかごr。。」
男「そのかわり、お前も命をかけろ!」
兵藤「ふ、ふふふふふふ、それはおもしろい、受けて立とうじゃないかワシも男だ、二言はない」
男「。。。」

やべえ。まるで話が掴めねえ

それから、月日は流れた。
男「。。。」
兵藤はギャンブルに負け、命を絶った。?でも、失ったものはかえってこない。
男「一体自分は何のために戦ったんだろう」
男は、警察庁の長官になっていた。
たった一度、あの人が教えてくれた自分の名前。

男「伊藤、カイジさん。。」
部下「佐原長官、大統領のご面会です。」
佐原「ありがとう。」
男は、静かに部屋を後にした。


    糸冬  了

友達の代行でスレ立てました。
前に一回、ゾロリのssを書かせてもらったものです

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