―ケネディ空港―
ガン
ジョセフ「痛い」
日本人の男「ぶつかっちゃった、大丈夫かい 困ったなぁ向こうを向いてるあなたが悪いんだよ」
ジョセフ「いいってことです 間違いは誰にでもあります」
ジョセフ「ちょっと待ってください、あなたは日本人ですか?」
日本人の男「そうだけど」
ジョセフ「なら話は別じゃ」
ドガァ
日本人の男「ギニャー」
ジョセフ「フン」
前に見たSSに触発されました がんばろう
ジョセフ「うう、大切なひとり娘がなんで地球の裏側まで嫁がないといけないんだ」
ジョセフ「孫なぞわしの顔なんて忘れてる、ゆるさん、日本人め」
ジョセフ「でもウォークマンは好きだけど」カチッ
ゴオオオォォォ....
ホリィ「おまわりさん、ほんとはやさしい子なんですよ そんな大それたことができる子じゃないんです」
警官1「日本語おじょうずですね、日本に住んで何年ですか」
ホリィ「20年です」
警官1「どうりで」
ホリィ「それで・・・ 承太郎は何人ぐらい殺しちゃったんです? きゃー、聞きたくない聞きたくない」
警官1「殺したとは言ってませんよ」
警官2「ケンカです」
警官1「相手は4人でなんか強くてそれを全員病院送りですよ」
警官2「おかあさん反省させてくださいよ」
ホリィ「はーい」
警官1「問題はそのあとで、変わってますね、あなたの息子さん」
警官2「こら、起きろ空条 おかあさんが向かえに来てくれたぞ、釈放だぁ」
ガシャン
ホリィ「えっ、もう釈放ですか」
警官1「いつまでも泊めておけませんよ」
警官2「学校の友達は『条』と『承』って続くからジョジョって呼んでるのかぁ ははは、くだらないなぁ」
警官2「こらジョジョ 出て早く帰れというのがわからないのか」
ゴゴゴゴゴ....
警官1「ご」
警官2「ごくり」
承太郎「なんだおふくろかぁ、帰ったほうがいい、おれはしばらくここから出ない」
ホリィ「えっ」
承太郎「おれには『悪霊』がとりついている、『そいつ』はおれになにをさせるかわかんない」
承太郎「さっきのケンカの時も悪霊をひっしにとめた、だから・・・」
承太郎「だからこの檻から出さないで」
勢いのない1部書いた人とは違うのか3部とかかなり長いが頑張れ支援
ホリィ「承太郎・・・」
警官1「おかあさん、これですよ さっきからここから出ようとしないんです 息子さんはここの方は大丈夫ですよね」
警官2「やれやれ、ホテルじゃないのに」
ガシャン
囚人1「監房を移してくれー」
囚人2「承太郎の言うことは本当です」
囚人3「おれたちは知ってる、本当に悪霊がとりついてるんだー」
囚人1「助けてくれぇ おそろしい もう悪事ははたらきません」
囚人3「いっしょの部屋はやだー」
警官2「やかましい、さわぐのはやめろ」
プシュー ベコペコ ガバガバ ゴグゴグゴグ
承太郎「げぷ」
グシャ
囚人たち「ひいー」
警官2「ビールだ」
警官1「ろーやの中でビール飲んでる、どうやって持ち込んだんだ?」
承太郎「だから言ったでしょ、悪霊が持ってきてくれる」
恐ろしいほどつまんねー
カチリ
ラジオ『のこったのこった 千代の富士14戦全勝 わーわー』
警官1「うおー、ジャンプを読みながらラジオ聞いてる、どうやって」
警官2「これは問題だぞ」
承太郎「待って、この程度じゃ釈放されるかもしれない、悪霊のおそろしさを見せてあげよう」
承太郎「おれを外に出したらどれだけやばいか教えるためには」
ドン ギャン ブチン
シュタ
警官2「あ、わたしの拳銃が」
警官1「奪われた、どうやったんだ」
警官2「たいへんだ」
承太郎「見えなかったのか、おれの悪霊が 見えないなら、これはどうだ」
カチッ
ホリィ「承太郎ー」
ドーン
囚人たち&警官たち「ひえあー」
承太郎「はぁはぁ・・・ おれの後ろに誰かいる、最近とりつかれたみたい」
コーン
ホリィ「おじいちゃんも不思議な力を持ってるけど、わたしの息子は?」
―大西洋 アフリカ沖 カナリア諸島―
4年前
ドッ ドッ ドッ ドッ
ギャリキャリギャリキャリ
ドザザザアアアン
男1「やった、ついに引き上げた、百年前に沈んだ宝箱を」
男2「宝箱にしてはひょろ長くないかい?」
男3「早くあけよう」
『われわれはこの箱に見覚えがある、ぶ厚い鉄の箱を知ってる
百年ぶりに大気を吸ったこの棺桶っぽいものを』
―成田空港―
ホリィ「パパここよ」
ジョセフ「ホリィだ どきなさい」ガン
ホリィ「よく来てくれたわ」
ジョセフ「ひとり娘のおまえが困ってたらどこでもかけつけるつもりじゃ」
ホリィ「うーん」
ジョセフ「いい加減離れなさい」
ホリィ「や、抱きしめてもらうの久しぶりなんだもん」
ジョセフ「45のくせして」
ホリィ「言ったわね、くすぐってやる」
ジョセフ「やめなさい」
ホリィ「うりうり」
ジョセフ「ぬおおー 君たち何見てるんだ」
ホリィ「カバンもつわ」
ジョセフ「ところで、承太郎のことじゃが たしかに悪霊って言ったの?」
ホリィ「そうよ、おまわりさんには見えなかったらしいけど、わたしには見えた、別の腕が見えてそれで拳銃を」
ジョセフ「おまえの目にだけ見えたのかい?」
ホリィ「ええ」
ジョセフ「承太郎は最近とりつかれたとか言ってるらしいけど、おまえに異常はないのかい」
ホリィ「わたしにはない、でも承太郎は原因がわかるまで出ないとか言ってる、どうしたらいいの」
ジョセフ「ジョセフジョースターが来たからには安心しなさい、まずは承太郎にあいたい」
パチン
コツコツコツ...
ドーン
ゴギギイイ ギッ
警官1「おそろしい、またいつの間にか物が増えてる 凶暴なんです、なにかとりついてる、これが外部に知れたらわたしは即免職です」
ジョセフ「わしがつれて帰る」
承太郎「孫?」
警官1「なにをする、奥へ行くことは禁止と言ったはずだ、ここで説得してくれ、責任がもてない」
ジョセフ「いいからわしに任せなさい」
ホリィ「おじいちゃんが力になるわ、おじいちゃんといっしょに出てきて」
ゴゴゴゴゴゴ
ジョセフ「わしと帰るぞ」
承太郎「消えてください、ニューヨークから来てくれて悪いけど、おれの力にはなれない」
バン
ジョセフ「あ、左の義手の小指が抜き取られてる」
承太郎「これが悪霊だ」ポイ
ガシャァン
承太郎「近づくと残りの寿命が縮むだけです」
ジョセフ(このわしをあざむくとは わしは承太郎の悪霊の正体をしっている、自分で調べるって言ってたけど、今おしえよう)
ジョセフ「アヴドゥル、君の出番だ」
ドオォオオ
ジョセフ「3年前に知り合ったエジプトの友人だ、アヴドゥル、承太郎を牢屋から追い出しておくれ」
承太郎「力は強そうだけど、すなおにブ男に追い出されてやるおれだと思うのかい? 逆になにがなんでも出たくなくなったなぁ」
アヴドゥル「ジョースターさん、少々手は荒くなりますが 『出してくれ』と自分で懇願するぐらい苦しみますが」
ジョセフ「いいよ」
ホリィ「いったい何を」
警官1「さわぎは困ります」
ジョセフ「だまってろ」
警官1「はい」
シュゴオオオ ス... ドン
承太郎「これは」
ジョセフ「そう、おまえの言う悪霊をアヴドゥルも持ってるんだ、アヴドゥルの遺志で自在に動く悪霊」
ジョセフ「その名は 『魔術師の赤(マジシャンズレッド)』
グォ ボァ
ガシャーン
ブジ ブジュ
ジュージュー
承太郎「熱い、いったい悪霊とは」
ホリィ「パパ承太郎に何してるの」
警官1「火なんて見えるかい?」
警官2「なんだあいつ、なに苦しがってるんだ」
ドン
ジョセフ「おお、出た、予想以上の承太郎のパワー」
警官1「何をやってるんだやつら、空条が壁に張り付いたまま動かないけど、何かみえるか」
警官2「わたしにもわかりません しかしこの留置所内、熱すぎる」
ジョセフ「ついに姿を見せたかぁ」
ゴキュン
バン ガ グン
アヴドゥル「ここまではっきりとした形で出せるとは、意外」
承太郎「おなじような悪霊を持っているとは、そしておじいちゃんは悪霊の正体を」
アヴドゥル「ジョースターさん、お孫さんを牢屋から出せといわれました 手かげんしようと思いましたが」
アヴドゥル「わたしの首を見てください、骨が折れそうです、ヘタするとこっちの方が危ないです」やめますか? どうしても出せというなら病院に送らないといけないほど荒っぽくやりますけど」
ジョセフ「いいよ」
アヴドゥル「イエッサー ムウン 赤い荒縄(レッドバインド)」
ガシャァン
ボッ ボン
警官1「熱い、すごい熱さだ」
警官2「何が起こっているかさっぱりわからない」
ホリィ「パパ、これはいったい」
ジョセフ「いい娘だからだまっててね」
承太郎「息が」
ゾゾゾゾ
ジョセフ「悪霊がひっこんでいってる、熱で呼吸がくるしくなれば悪霊はよわまっていく 正体をいおう、それは悪霊であって悪霊でないものじゃ」
ジョセフ「承太郎、悪霊と思っていたのは生命エネルギーなんかが作り出すパワーのあるヴィジョンなのじゃ」
ジョセフ「そばに現れ立つところから、そのヴィジョンを名づけて『幽波紋(スタンド)』」
アヴドゥル「イソップの話にあるけど、寒風だと旅人は重ね着するだけだけど、熱さは音をあげさせる、どうだい、出たくなったかいジョジョ」
承太郎「いい加減にしなさい、おれが出ないのは知らずの内に他人に害を加えるからです、親しみが沸くけど、このまま続けると、死にますよ」
グワシ ブシャ ブジョー
承太郎「おおおー おれはもう知らんぞ」
バギョン
警官1「鉄格子がひとりでに曲がっていく」
ベギン バガガァ ブワッ
メラメラ ゴオァ
クル ピタア
承太郎「なぜ急に後ろを向けた、こっちを向きなさい」
アヴドゥル「ジョースターさん、見てのとおり牢屋から出しましたけど」
ゴゴゴゴ
承太郎「してやられたのかぁ」
アヴドゥル「そうでもない、病院送りにするつもりだったから、予想以上のパワーだった」
承太郎「もしこの鉄棒を投げるのをやめなかったらどうするつもりだったんだい」
アヴドゥル「おれのスタンドはマジシャンズレッド その鉄棒程度なら溶かすのはわけないです」
ジョセフ「アヴドゥルは同じ能力をもつもの、牢屋内で研究することもないだろう
ホリィ「承太郎ここから出るのね」
承太郎「うっとおしいですよこのアマ」
ジョセフ「母親に向かってアマとはなんだ、その口のききかたはなんだ ホリィも言われてニコニコするのはやめなさい」
ホリィ「はーい」
承太郎「おじいちゃん、ひとつ、ひとつだけわからないことを聞く、なんでそのスタンドとやらを知っていたんだい」
ジョセフ「それを説明するためにニューヨークから来たのだから 説明するには順序を追わないといけない、これはジョースター家に関係ある話で」
ジョセフ「まずこの写真を見ておくれ」
承太郎「なんの写真ですか」
ジョセフ「4年前にその箱がアフリカ沖の大西洋から引き上げられて、箱はわしが回収してある、この箱は棺桶だ、ちょうど百年前の」
ジョセフ「棺桶は君の5代前の祖父、わしのおじいさんジョナサン・ジョースターが死亡した客船に積んであったことも調べがついてる」
ジョセフ「中身は発見された時には空っぽでした、だがわしには中になにが入っていたかわかる わしはアヴドゥルとそいつの行方を追っている」
承太郎「そいつ? 中に人間が入っていたような言い方だけど、中身をそいつと呼ぶとはどういうことだい」
ジョセフ「そいつは邪悪の化身だとか、名はディオ、そいつは百年の眠りから目覚めた男、我々はその男と闘わないといけない宿命にあるらしい」
―喫茶店―
ジョセフ「ジョジョ、話を聞いているのか、関係ないねみたいな顔をするんじゃない」
承太郎「アヴドゥルとかいいましたね、何者かは知りませんが態度がでかいですね それにそのディオとかいう人が海底から甦ったとかそんな突拍子もない話を信じるわけないでしょう」
アヴドゥル「おれやあなたの悪霊も、突拍子もないという点では同じではないのかなぁ」
ジョセフ「まあいいや、うむをいわさず信じるようになる、なぜわしがDIOを知って行方を追っているのかの理由を聞けばね」
トン
ジョセフ「理由を見せてあげよう 実はわしもなぜか1年ほど前にスタンド能力が突然発現したんだ」
ホリィ「なんですって」
承太郎「じいさんいまなんて言った」
ジョセフ「みせよう、わしのスタンドは これじゃー」
ズオオ バリバリ
ガシャァン バワッ
ジョセフ「みたか、手から出たいばらを、これがわしのスタンド 能力は遠くの地をフィルムに移す『念写』いちいち3万円もするカメラをぶっこわさなきゃいけないが」
ウェイター「お客様いかがなされましたか」
アヴドゥル「なんでもない、向こうへ行きなさい」
ジョセフ「これからポラロイドフィルムに浮き出てくるウィジョンこそ、おまえの運命を決定づけるんだ」
承太郎「なんだって」
ジョセフ「自分の首のうしろをよく見たことはあるかい」
承太郎「なんの話だい」
ジョセフ「まあ注意深く見ることはないだろう、わしの首の背中の付け根には星型のようなアザがある」
ホリィ「あ」
承太郎「なんの話かと聞いてるんです」
ジョセフ「わしの母にも聞いたが、わしの父にもあったそうだ、ジョースターの血筋にはこの星型のアザがあるらしい」
承太郎「だからいったいそのフィルムには何が写るんだ」
ジョセフ「今まで気にもとめなかったこのアザがわしらの運命なのじゃ」
ホリィ「パパぁ」
承太郎「てめーいいかげんに 何が写ってるのかみせやがれ」
バッ
とりあえず花京院倒したら寝よう
バァン
ジョセフ「DIO わしの念写にはいつもこいつだけが写る そしてやつの首のうしろにあるのは」
ジョセフ「このくそやろうの首から下は、わしの祖父 ジョナサン・ジョースターの肉体をのっとったものなのじゃあー」
ガァーン
ジョセフ「百年前の大西洋の事件は、わしが若い頃エリナおばあさんから聞いた話からの推測しかないが、とにかくDIOは祖父の体をうばって生き延びた そしてこれだけは言える、やつは今、世界中のどこかに潜んでなにか策をしている」
ジョセフ「やつが甦って4年、わしの念写もおまえの悪霊もここ1年以内に発現している事実、おそらくDIOが原因」
アヴドゥル「われわれの世間でいういわゆる超能力、おれのはもって生まれたスタンドだが、あなたたちの能力はDIOの肉体 つまりジョナサンの肉体と見えない糸で結ばれていると思う」
アヴドゥル「DIOの存在がねむれる能力をよびさましたとしか今は言えない」
ジョセフ「この写真からこいつがどこにいるかわかるかい」
アヴドゥル「わかりません、ほとんど背景がうつってませんから」
ジョセフ「ホリィ、わしらはしばらく日本に滞在する、おまえの家にやっかいになるぞ」
DIO「ぬう、まただ 今、また何者かに見られている感触を味わったぞ」
DIO「やはりジョナサンの子孫かぁ この体がなんらかの魂の信号みたいなのを子孫に送っている」
DIO「まあいいや、宿命ともいうのかな 始末すべき宿命、抹消すべき因縁、すでに手は打ったぞ」
チュンチュン
JK1「あ、ジョジョだわ」
JK2「え、ジョジョ」
JK3「ほんとだ、ジョジョ」
JK4「ジョジョ」
JK5「ジョジョ」
JK6「おはようジョジョ」
JK7「ジョジョ」
―省略である―
JK2「ジョジョ、4日も休んで何してたのよ」
JK1[ちょっとあなた ジョジョの腕になにこすりつけてるのよ はなれなさいよ」
JK2「なによブス」
JK1「うるさいわねペチャパイ」
JK2「ブス」
JK1「ペチャパイ」
JK2「ブス」
JK1「ペチャパイ」
JK2「ブスブスブスブス(ry」
JK1「ペチャパイペチャパイペチャパイ(ry」
承太郎「やかましい、うっとおしいぞ」
JK2「きゃー あたしにいったのよー」
JK1「あたしよー」
ゴゴゴゴゴ カッ ズッ
ガクン
承太郎「なにい」
グッパオン
JKたち「きゃー ジョジョー」
~~~~~~~~~
DIO「しかし、あのときおれは弱っていた、もしジョナサン・ジョースターの体を奪わなかったら こいつのエネルギーがなければ、非常に少なかったが」
DIO「百年も海底で生き延びることはできなかっただろう この肉体は親子のきずなのようなもので、ジョナサンの子孫と通じてるっぽい」
DIO「やつらはこのおれの存在に気が付いている、このジョナサンの肉体を得たことによって身に着けたあたらしい力『スタンド』」
DIO「このスタンドも子孫の体に影響を与えている、長所と短所は表裏一体だぁ 根絶やしにしないと、ジョナサンの一族は排除しないと」
ザザザ
承太郎「む、木の枝」
ドキューン
承太郎「ぬおおー」
JKたち「きゃあジョジョー」
JK1「わああー たいへんよー」
JK2「ジョジョが石段から落ちたわ」
JK3「あ、でもうごいてるわよ」
JK4「木の枝がクッションになって助かったんだわ」
承太郎「むう」
承太郎(左足のヒザが切れてる 木の枝で切った、いや違うな、落ちる前に切れてたな、だから石段を踏み外した、たしか)
承太郎(いったいなぜ)
ゴゴゴゴゴ
花京院「なるほど、なかなか強力なスタンドを出すやつだ」
花京院(あの人が始末しろと言ったのも無理はないなぁ、だけど僕のスタンドの敵じゃなさそう)
JK3「大丈夫ジョジョ」
JK4「ジョジョ大丈夫」
JK1「運がいいわ、もしあと15センチずれてたら石畳に激突だったわ」
JK5「大丈夫、ジョジョ」
JK2「あの石段はよく事故がおこるのよ、あしたからあたしと手をつないでおりましょう」
承太郎「はっ」
シュキイイイン
花京院「きみ、左足を切ったようだけど このハンカチで応急手当をするといい 大丈夫かい」
承太郎「かすり傷だ」
クルッ
承太郎「待ってください ありがとう、見ない顔だけど、うちの学校かい」
花京院「花京院典明、昨日転校してきたばかりです、よろしーく」
JKたち「へえー」
JK2「花京院くんだって、けっこういいんじゃない」
JK3「そう?」
JK1「わたしはやっぱりジョジョのほうが好き」
JKたち「ねー」
―医務室―
先生「ジョジョ、まさかまたケンカしたんじゃないでしょうね あと帽子とりなさい」
不良1「先生、ジョジョがケンカでケガしたことあるかい、そんなわけないよ」
不良2「そうそう」
先生「それもそうね、じゃあ転んだっていうのも信じるわ慌てん坊さん」
承太郎「待ってください、何をする気ですか」
先生「ズボンを切るのよ、手当てできないわ」
承太郎「じょうだんじゃない、脱ぐよもったいない」
先生「意外とせこいわね、ジョジョがズボン脱いでる間、君たちの体温測って仮病だってこと証明してたげるわ」
不良1「カゼですよ、早びけさせてくださいよー」
ポロ パサッ
承太郎「なんだこれは」
手紙『空条承太郎 本日中にきさまを殺す わたしのスタンドで 花京院典明』
承太郎「花京院?」
不良1「先生、なにをしているんですか」
不良2「ひいいー」
ビュン ビュン
先生「なにをって、体温計を振って 目もりを戻してるんじゃないの」
ほとんど原作そのままコピーしてるだけじゃん なんの意味があるの?
不良1「ひいい、体温計って、先生」
不良2「それは万年筆です」
先生「万年筆? 万年筆ですって、これが」
承太郎「はっ」
先生「万年筆に見えるの なんて頭の悪い子たちでしょう ガボ あなたたちにはこの体温計が万年筆に見えるの ガボガボ」
先生「それじゃあよく見てみなさい」
ズン
不良1「うぎゃあー」
先生「ふひゃほー ふひぃふひぃー」
先生「ジョジョ、あなたにはまさか万年筆に見えるなんて」
承太郎「こいつ」
先生「いわないわよねー」
ウシャアー
ガシイン
ズ ズブ
承太郎「な、うおおー なんだこの腕力、女の力じゃねえ」
承太郎(床から得体の知れないものが見えた、スタンドか、花京院典明だと、石段でおれの足を切ったのもあいつのしわざか)
花京院「そのとおり」
承太郎「てめーは」
花京院「その女医には僕のスタンドがとりついて操っている、スタンドを攻撃することは女医を傷つけることだぞジョジョ」
承太郎「きさまなにものだ」
花京院「僕のスタンドの名前は『法皇の緑(ハイエロファントグリーン)あなたのところにいるアヴドゥルと同じタイプのスタンド、僕は人間だがあの人に忠誠誓った だから貴様を殺す」
メキメキメキ
承太郎「ぐあ」
ブヂン
ドキューン メキョ マキョマキョ
承太郎「この先生を傷つけはしないさ こうやって引きずりだしてみれば、なるほどぉ、とりつくしか芸のなさそうなスタンドだなぁ、花京院」
承太郎「これが花京院のスタンドかぁ、緑色のスジがあってなんかメロンみたいだなぁ」
花京院「引きずりだしたことを後悔することになるぞぉ」
承太郎「額に指のあとが出てるぞ、このまま頭をメロンみたいに潰せば花京院の頭もつぶれそう ちょっと締め付けさせてもらうよ、気を失ったらおじいちゃんのところへ連れて行こう」
承太郎「とても会いたがっているだろう、DIOって人も気になるし」
承太郎(あ、スタンドの手から緑の液体が、気持ち悪い)
花京院「くらえ、ハイエロファントグリーンの」
承太郎「やめて」
花京院「エメラルドスプラッシュ」
バシイァアン
ボゴォン ズズズ
支援
多少は勢いあるじゃん
花京院「エメラルドスプラッーシュ」ヒューヒューポコポコ
うん
保守
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