男「それでも君が…」(8)
ジリリリリ…
目覚ましの音で僕は目を覚ました。
いつも通り学校に行くために…
男「ふわぁー、もう朝か」ボリボリ
眠い目を擦り、パンを1つ食べて僕は家を出た。
?「あ、男ー!」
向かう途中後ろから僕を読んでいる、この声は女だ。
男「おはよう女、朝から元気だなぁ」
女「何よー、朝から元気な方が気持ち良いわよー」
男「頑張ってもそんな元気出せねーよー」
女は幼馴染みで同じ高校に通っている、いつもと同じ朝だ…
通学中にいつも通る神社がある、そこを通り掛かった時、僕は茂みに光もの見付けたんだ。
男「ん?なんかあそこ光ってない?」
女「え?何処?」
男「ほら、あの小屋の脇」
女「あ、光ってるね!なんだろう」
男「ちょっと見て見ようぜ!」
僕達は光っている方に向かった。
男「なんだぁ?なんか丸い物が光ってる感じだな。」
女「なんか宝石?かなにかかな?」
男「わかんねーけど…よっと」
僕はその光る玉を拾った、その瞬間強い光が僕達を包んだ
男「うわーーー!」
女「きゃーーー!」
目を覚ますと、そこは見たことのない木や草が生い茂っている森だった…
隣には女がまだ気を失っていた。
男「お、おい、女、大丈夫か?」
女「ん、うーん、男…」
男「良かった、無事だったか…怪我無いか?」
女「ちょっと頭が痛いくらい、男は?」
男「俺はちょっと腕が痛いくらいだな。」
女「そう…にしてもここ何処かしら?見たこと無い風景だけど…」
男「そうだな、とにかくこの森を出よう。」
女「出るって言ったって、どっちに行くの?」
男「…どっち行く?」
女「は?あたしに聞いちゃうの?」
男「ん、いや女の勘でどうにかなるかなって」
女「バカねー、女の勘は別の意味よ、じゃあこっちに行きましょ!」
男「んじゃ、行きますか。」
二人は森を抜けるため、歩き始めた。
男「しっかし、この玉いったいなんなんだ?」
女「うーん、その玉の光のせいでこんな訳のわからない所に来ちゃったのかしら?」
男「そんな夢みたいな話あんのか?」
女「でもそれ以外考えられないじゃない?」
男「それもそうだけど…ん?おい!あそこに家みたいなの見えないか?」
女「あ、本当だ!行ってここが何処だか聞きましょう!」
二人は森の中に建つ小屋へと向かった。
男「すみませーん、すみませーん!」
女「誰もいないみたいね?」
男「うーん、ちょっと開けてみようか」
女「勝手に開けちゃ駄目だよ!」
男「大丈夫大丈夫」ガチャ
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