※ハンジ/オルオ→ペトラ→リヴァイなお話
※ハンジさんの性別は不明扱い
※捏造満載
※原作からの引用しきれてない
時間軸は壁外調査の前日
~旧本部・昼~
ハンジ「やぁ、みんな!御機嫌よう」
エレン「ハンジさん!こんにちは」
リヴァイ「…また来やがったか」チッ
ペトラ「今お茶出しますね」ニコッ
ハンジ「いつも悪いね」
リヴァイ「…で?用件はなんだ?俺も掃除で毎日忙しい」
ハンジ「出たーww潔癖症ww別に綺麗じゃんww」ケラケラ
リヴァイ「てめぇと違って清潔にしておきたいんだよ。何日も風呂入ってねぇだろ?来るなら風呂入ってから来い」
.
ハンジ「あはは!今に始まったことじゃないよ」
リヴァイ「」ジトメ
エレン(ハンジさんヤバイ)
リヴァイ「全く…。帰れ」
ハンジ「それは無理無理wwエレンのことでエルヴィンから連絡があってね。明日の壁外調査についてなんだけど」
リヴァイ「それなら早く言え」ハァ
リヴァイ「エレン、オルオとグンタとエルド呼んで来い」
エレン「はい」タタタ
ハンジ(私もあんな部下が欲しいな。モブリットは真面目だから悪戯すると殺しにかかるし…)
ハンジ(だ・か・ら♪伝言ついでにペトラをからかってみよ♪)フフン~♪
リヴァイ(ろくなこと考えちゃいねぇ顔だ。早く帰ってもらわねぇと)ハァ…
.
────────
ハンジ「と、いうことで、エレン。頼んだよ」
エレン「はい。やってみせます」
オルオ「せいぜい足手まといになるなよ、クソガキ」
ペトラ「あんたは黙ってなさいよ」
オルオ「フッ」
ペトラ「心配もあるだろうけど、エレン、そんなナーバスにならなくていいからね」
エレン「はい!」
オルオ(…チッ)
.
リヴァイ「以上だ。ハンジ、すぐ帰れ」
ハンジ「えー?ペトラちゃんとまだ話してたいな」
ペトラ「え?」ポカーン
リヴァイ「はぁ?」ギロッ
ハンジ「冗談冗談!シャワー借りたらすぐ帰るよ」ハハハ
リヴァイ「貸さない。帰れ」
ハンジ「うちの壊れちゃったんだよ」
リヴァイ「断る」
ハンジ「さすがに今日も入らなかったら明日私に近づいたときキツイかもよ?」
リヴァイ「…チッ。早く入って帰れ」
ハンジ「やたー!じゃあ借りるね~」ニヤッ
ハンジ(そんなはずないけどねん)ニヤニヤ
ハンジ(私とペトラがベタベタしたらリヴァイはどうなるかな?)フフフ
ハンジ(リヴァイは気づくべきだと思うんだよね。ペトラのこと)フフーン♪
.
~シャワー室前・1時間後~
コンコン
ペトラ「ハンジさん、具合悪いんですか?」
コンコン
ペトラ「ハンジさん?」
エレン「ペトラさん、どうしたんですか?」
ペトラ「それが…ハンジさん出てこなくて。あの人のことだから知らないうちに疲れてしまって倒れてるかも…!」
エレン「俺が行きますか?」
ペトラ「……女の人って可能性もあるから…その裸見れる?」
エレン「!」フルフル
ペトラ「だからエレンは掃除してていいよ」ニコッ
エレン「わかりました」タタタ
コンコン
ペトラ「ハンジさん、大丈夫ですか?開けますよ」
ガチャ
.
ペトラ「失礼しまs…」
ペトラ「!!??」
ハンジ「やぁ」ニコッ←シャツが開いてて胸が見える
.
ペトラ「きゃぁっ!ご、ごめんなさい////」
ハンジ「いいのいいのー。別に減らないし」ヘラヘラ
ペトラ「で、でも……」チラッ
ペトラ(全裸じゃないからよかったけど、予想外だったよ…)/////
ハンジ「ん?」
ペトラ「とにかく!ご、ごめんなさい!!」ペコー
ハンジ「そんな謝ることないって」
ペトラ「い、いや。だって上官に失礼なことを…」フイッ
ペトラ「その……」ウツムキ
.
ハンジ「なに?」ニッコリ
ペトラ「む、胸を見てしまったから……」ウワメヅカイ
ハンジ「ははーん。…そこまで言うなら君にお仕置きをしよう」キラーン
ペトラ「え?」
ハンジ「責任取って私とお付き合いして?」ギュッ←ペトラを抱き寄せる
ペトラ「っ!?」カァァァ
ハンジ「どうなの?」←ペトラの耳元でささやく
ペトラ「あっ…いやそれは!」
通りがかったオルオ「」
オルオ(おい……嘘だよな……)
オルオ(俺のペトラがぁあああああ!!!!)
.
とりあえず夜まで離れます。
スマホの調子よくないからパソコンから投稿するかも。
.
がんばってー
こんばんは。
またすぐ離れるけどちょこっとだけ書きます。
>>11
どうもありがとう!
──────────
ペトラ「だ、駄目ですよ!だってハンジさんは上官だし…」
ハンジ「私の同期にはそういうかぽーはいたよ?」ニコッ
ペトラ「そ、それでもハンジさんは女の人かもしれないじゃないですか!」プンプン
ハンジ「世の中性別関係ないかぽーもいるよ」ニコッ
ペトラ「……ハンジさんはどっちなんですか」ウワメヅカイ
ハンジ「私?知りたかったら今夜ベッドにきてあg」
ペトラ「いやぁぁぁ!それだけは勘弁してください!まだお嫁にも行ってないし彼氏だってまだいないのにぃいいい」ナミダメ
.
ハンジ「嘘うそ!私のペトラを傷つけるなんてしないよ~」ニガワライ
ハンジ(…ちょっとやりすぎたかもしれないなぁ)
ペトラ「と、とにかく!お気持ちは嬉しいんですけど、離れてください!!あとシャツも!」カァァァ
ハンジ「…わかったよ」←ペトラを離す
ペトラ「あ、ありがとうございます…」
ハンジ「……」
ペトラ「……」
ハンジ「…ねぇペトラ?」
ペトラ「は、はい?」
.
ハンジ「…私の事嫌い?」ショボン
ペトラ「!ち、違いますよ!寧ろ人として大好きです…」クビ ブンブン
ハンジ「ペトラの好きな人は?」
ペトラ「!!」カァァァ
ペトラ「………い、言えないです」
ハンジ「誰?」(ニッコリ)
ペトラ「秘密です!」フイッ
.
ハンジ「ふーん…じゃあ私の可能性もあるわけだ?」ニヤッ
ペトラ「それはないです!」←振り向く
ハンジ「じゃあ教えるまでぎゅっぎゅっちゅっちゅしちゃうよ?」ニヤニヤ
ペトラ「それは嫌です」カァァァ
ハンジ「じゃあ教えて?」
ペトラ「それは…!」
ハンジ「頑固だなぁ。じゃあこうしよう。教えてくれた上、ペトラの告白が成功したら私は手を引くことを考える。教えなかったらペトラは俺嫁確定」
ペトラ「ええええ!?」
ペトラ「う、うぅうう……」ショボン
ハンジ「どうする?」フフン♪
ペトラ「わかりました…教えますよ」ウナダレ
ハンジ「やったー!」
ハンジ(これでリヴァイだったらペトラをくっつけてあげたいなー)ニコニコ
ペトラ「私の好きな人は───」
.
─────────
~旧本部の庭~
リヴァイ、エレン、エルド、グンタが筋トレ中
オルオ「へいちょおおおおお!!」ナミダメ
グンタ「うるさいぞオルオ」
オルオ「それどころじゃねぇんだよ」
リヴァイ「なんだ、オルオ」
オルオ「い、今ペトラが!ペトラが!」ガチィッ!
オルオ「~~っ!!」モンゼツ
リヴァイ「落ち着け」
リヴァイ「ペトラがどうした?」
.
オルオ「ペトラが…」
リヴァイ「あぁ」
オルオ「…ハンジ分隊長に抱かれてました」
一同「「「「はぁっ!?」」」」
エルド「……ははww 何いってんだよオルオ。そんなはずねぇだろww」ニガワライ
グンタ「あぁ…ペトラに限って……なぁ?エレン」ニガワライ
エレン「あの巨人狂のハンジさんが…ハハ、まさか」ニガワライ
リヴァイ「ほぅ…」
エレン「」リヴァイチラッ
エレン(!?)
エレン(ひぃいいいい!)
リヴァイ「そうか……」ゴゴゴ←鬼の形相
エレン(兵長が怒ってる…!)ブルブル
.
離れなくちゃいけないのでまた離れます。
読んでくれてる人いるかな?9時か10時過ぎたら戻ります。ノシ
このままラストまでモチモチいきます。
リヴァイ「おいエレン。あのクソメガネを今すぐ呼んで来い」ゴゴゴゴ
エレン「わ、わかりました!」
カツカツカツ(足音)
ハンジ「やぁリヴァイ」(ニッコリ)
リヴァイ「ようクソメガネ」
オルオ「と、ペトラ」
ペトラ「……/////」
ハンジ「シャワー気持ち良かったよ」ペトラを肩にだきよせながらニヤニヤ
一同「!!」
オルオ「分隊長…マジですか」シロメ
エルド「はは…笑えねぇ…」ヒキツル
グンタ「禁断の愛…」ボソ
エレン「」ポカーン
.
ペトラ「ハンジさん!恥ずかしいです」カァァァ
リヴァイ「ハンジ…何やってんだ?」ギロッ
ハンジ「ん?」ニコッ
リヴァイ「なに人の部下に手を出してるんだ?」
ハンジ「いやぁ、ムラッときて」ヘラヘラ
リヴァイ「てめぇふざけてるのか?」シャキン
ハンジ「まさか。私は本気」マガオ
リヴァイ「ペトラとの合意の上でか?」
ハンジ「んー…半分は」シレッ
リヴァイ「ペトラ、こいつから離れてもいいぞ」←ペトラの腕を掴む
ペトラ「兵長」カァァァッ
オルオ「」
.
ハンジ「やーめーてーよー?ペトラのこと傷つけたら許さないから」
リヴァイ「……勝手にしろ」ムスッ
ハンジ(おおお拗ねてる拗ねてるww)
リヴァイ「…ペトラ、お前ハンジに何もされてないか?無理やり何かされてないか?」
ペトラ「!///」
ペトラ「…っ」←目をそらす
オルオ(ペトラぁぁぁ……)ショボン
ペトラ「…ちょ、ちょっと強く抱かれました」カァァァ
オルオ「」シロメ・アゲイン
グンタ「うわ」
エルド「うわぉ」
エレン「」絶句
.
リヴァイ「は?」
リヴァイ「ハンジてめぇな…」←ハンジの胸倉掴む
ハンジ「ま、本人からちゃんと聞いてね。どこかのおちびさんが帰したがってるから私はこれで」←リヴァイの手を離して笑顔
リヴァイ「チッ……今度やったら削ぐ」
ハンジ「ハイハイ」
エレン(ハンジさん……)ハァ…
.
~旧本部城内~
エレン「ペトラさん、大丈夫ですか?」
ペトラ「え、ぇえ。ちょっと混乱してるみたい」
エレン「お茶入れましたので飲んでください」カチャン
ペトラ「ありがとう」ズズ
ペトラ「…!おいしい」
エレン「よかったです」ニコッ
ペトラ「ハンジさんはホント何を考えてたのかなぁ。びっくりした」
エレン「俺もですよ。それよりオルオさんがもう…」
ペトラ「舌噛み切れば良かったのに」サメタカオ
エレン(オルオさんどんまい)ニガワライ
ペトラ「はあ…それにしてもハンジさんどうしたのかな。あの巨人好きが、ね」タメイキ
.
エレン「俺もびっくりです。ハンジさんがペトラさんがすk」
ペトラ「うわぁぁぁぁ!言わないで!恥ずかしいから!/////」←机に伏せる
エレン(可愛い)ポワッ
ペトラ「もうなんで明日壁外調査なのにこんな頭ぐるぐるすること言われなきゃならないのよぉおおお。お気持ちは嬉しいけど……!」ショボン
エレン「……だから、じゃないですか?」
ペトラ「え?」
.
エレン「お互い調査兵団だから大事な事を言いたいんだと思います」
ペトラ「………」
エレン「俺もあのとき…トロスト区の掃討作戦のとき友達に言いたいこと言えなかったから」
ペトラ「……こんな嬉しいことは帰ってきてからがよかったんだけどね」クスリ
エレン「!あ、なんか…ごめんなさい」
ペトラ「いいよ、いいよ。初陣なんてこんなもんだし」ニコッ
ペトラ「私、片付けたら兵長のとこに行ってくる」
エレン「俺やっておきますから、行ってきてください」
ペトラ「じゃあお願いしようかな」ニッコリ
.
~リヴァイの仕事部屋~
リヴァイ(あのクソメガネが)←書類にサイン中
リヴァイ(やっぱりあの時帰せばよかったな。いくらあいつが女だか男だか分からなくても、ペトラに抱きつくことないだろ。ペトラは年頃だぞ)イライラ
リヴァイ(全く…)ハァ
リヴァイ(しかしなんでこんなにイライラするんだ?)
リヴァイ「……チッ」
リヴァイ「……集中しねぇと」
コンコン
リヴァイ「誰だ」
ペトラ『ペトラです』
リヴァイ「入れ」
キィ…
ペトラ「失礼します」
リヴァイ「どうした?」
.
ペトラ「あっ……いや、そんなに大したことじゃないんですけど…」ウツムキ
リヴァイ「ハンジのことだろ?」
ペトラ「……はい。兵長に話しておくべきだと、思って」
リヴァイ「別に俺は部下の色ボケに構うつもりはねぇ。お前が好きなほうを選べ」
ペトラ「違うんです!」
.
リヴァイ「と、言うと?」
ペトラ「…っ」カァァァ
ペトラ「わ、私はハンジとお付き合いするつもりはないですし、ちゃんと他に好きな人がいるので、ハンジさんに噛み付かないようにお願いします」
リヴァイ「…!」
リヴァイ「…そうか」
ペトラ「ちゃ、ちゃんとハンジさんには自分の気持ちを伝えますから…」
リヴァイ「ちゃんと言えよ。あいつはしつこいからな」
ペトラ「はい」
.
リヴァイ「次何かされたら削いでやる」チッ
ペトラ「……」ボーッ
リヴァイ「ペトラ?」
ペトラ「!」ハッ
ペトラ「はい?!」
リヴァイ「…明日もある。何かあったら来い」
ペトラ「はい!」コクコク
ペトラ「失礼しました」
パタンッ
リヴァイ「はぁ」
リヴァイ「全く…。あいつもガキじゃねぇもんな…」
.
はよはよ
1です。スマホ調子悪くて送れなかったのでPCから書きます。
──────
~数時間後、夕飯~
エレン「……」
エルド「……」
グンタ「……」
オルオ「……」ハァ
ペトラ「……」
リヴァイ「……」
エレン(葬式すぎる…オルオさんが俺にも絡んでこないし、饒舌なエルドさんも口を開かない)
エレン(そして……)チラッ
リヴァイ「……」モグモグ
エレン(超絶不機嫌な兵長)
エレン(下手に俺が何か言ったら殺されそうだ。明日みんな壁外調査だろ)ハァ
.
ペトラ「エレン、緊張してる?」
エレン「あっ…いや、なんていうか……」チラ
オルオ「まるで葬式みたいじゃねぇかって?へっ別に普段通りじゃねぇかよ」
ペトラ「オルオ、あんたは黙って」
オルオ「チッ」
エルド「エレンの言う通り、なんかね…」リヴァイチラ
グンタ「そりゃあ初めてのルートだもんな」リヴァイチラ
リヴァイ「……お前たち」
リヴァイ班「「「はい?!」」」キョドッ
.
リヴァイ「さっきから俺をチラチラ見るんじゃねぇ」
エルド「ははは…すいません」
グンタ「すいません」
リヴァイ「俺が何をしたんだ?」
一同(言えねぇぇ)
エルド(ハンジさんとペトラの件からあからさまに不機嫌なんて兵長に言えねぇ)
グンタ(でもな、これは明日に響きそうだ)
オルオ(はぁ…)
一同「…………………」
.
ペトラ「兵長…」
リヴァイ「なんだ?」
ペトラ「ご飯終わったらが話あるので兵長の所に行ってもいいですか?」
リヴァイ「あぁ…。来い」
ペトラ「わかりました」
リヴァイ「ごちそうさん。先に俺はシャワー浴びる」←席を立つ。
一同(………)
一同「はぁ」
オルオ「兵長どうしたんだよ」
エルド「いつもの兵長じゃねぇよな」
エレン「カリカリしてますね」
.
ぺトラ「……ごめん、私も先に下がる」ガタン
オルオ「ペトラ!」←ペトラを追いかける
タタタ…
エレン「あのふたりもなんかいつもと違いますよね」
グンタ「そうだな。ハンジさんに兵長…恋敵も増えたしな」
エルド「あんなことしないであいつもちゃんと素直になればいいのに」クスクス
エレン「小説みたいですね」
グンタ「そうだな」
エルド「さ、俺達もさっさと飯食ってはやく準備するぞ」
エレン「はい」
.
~旧本部・庭~
ペトラ「ちょっとオルオ、ついてこないでよ」プンプン
オルオ「お前こそ逃げるな」
ペトラ「ホント気持ち悪い」
ペトラ「……」ハァ
ペトラ「…話って?」
オルオ「お前昼からおかしいじゃねぇか」
ペトラ「そりゃそうよ。ハンジさんにあんなこと言われたら」
オルオ「ちゃんと断ったよな?」
ペトラ「やんわりとね」
オルオ(よかった)ホッ
.
ペトラ「でもそれだけじゃないよ」ウツムキ
オルオ「どういうことだ?」
ペトラ「兵長に言わなきゃならないもん。自分の気持ち」
オルオ「……と言うと…」
ペトラ「…っ」グスングスン
オルオ「!?」
.
ペトラ「なんだか惨めになってきた……」ポロポロ
オルオ「お、おいペトラ……」オロオロ
ペトラ「いつか…言わなくちゃって思ってたよ。兵長のこと大好きだって。でも勇気がないし、私なんてただのガキで部下なんだもん」グスングスン
オルオ「待て、ペトラお前」
ペトラ「ハンジさんに言われたの。明日は壁外調査なんだから、後悔しないようにしなさいって。明日のルートはすごく危険だって…」
オルオ「…まるで死ぬみたいな言い方じゃねぇか」ハァ
ペトラ「今まで生きて帰ってこれたほうが奇跡よ」
.
オルオ「……馬鹿言うな。明日もちゃんと帰ってこれるだろ。弱気なペトラなんていつものペトラじゃねぇな」
ペトラ「……うっさい」グスン
オルオ「……でもハンジさんの言う通りだ。早く言ったほうがいいだろ?お前が本音を兵長にぶつけたとしても兵長は変わらず接してくれると思うが」
ペトラ「………」
オルオ(俺も今お前に好きって言いたいんだけどなぁ………)ハァ
オルオ「もしガキお断りって言われたら俺がいるから安心しろ。何もねぇから…とりあえずこれで涙拭け。特別に貸してやる」スッ←スカーフを貸す
ペトラ「……綺麗なの?」ジトメ
オルオ「当たり前だ。夕飯前に変えた。俺は兵長の次に綺麗好きだぞ」
ペトラ「舌噛み切ればよかったのに」
オルオ「これは俺への告白か?」
.
ペトラ「気持ち悪い」ジトメ
オルオ(全く…)ハァ
ペトラ「……でもありがとう。考えておく」
オルオ「それなら早く兵長に本音をぶつけろ、寝ろ。あと小便漏らすなよ」
ペトラ「!!はぁ!?それ私に言う?!」プンプン
オルオ「他に誰がいる?」
ペトラ「せっかく見直したのに!オルオの馬鹿!!」
オルオ「これだからガキは…」ヤレヤレ
ペトラ「…わかったよ、行ってきますぅ」ベー
オルオ「早く行け」
オルオ(俺は一体何をしているんだろうな)
.
~リヴァイの仕事部屋前~
ペトラ(大丈夫、大丈夫よペトラ)
ペトラ(巨人が目の前にいるわけじゃないし!本音を言えばいいだけよ!)ドキドキ
ペトラ「スーハースーハー」
ペトラ(どちらにせよ言ってしまえばノープロブレム!大丈夫よ、うん)
コンコン
ペトラ「兵長、失礼しま…」
リヴァイ「おい、俺はここだ」
ペトラ「兵長!?」振り向く
リヴァイ「あ?」シャワー上がりでシャツが少し着崩れてホカホカ
ペトラ(兵長…シャワー上がりだったか)ドキドキ
.
リヴァイ「そんなに緊張するほどでもねぇだろ」
リヴァイ「まぁいい。入れ」
キィ…
ペトラ「失礼します」
リヴァイ「ふぅ…」←椅子に座る
リヴァイ「話ってなんだ」
ペトラ「あっ…その。何回もごめんなさい。兵長に言いたいことがあって」
リヴァイ「あぁ。早く言え」
.
ペトラ(どうしよう…緊張する。すっごい恥ずかしい)
ペトラ「兵長に、とっても大事なことを話したいんです」
リヴァイ「何だ?」
ペトラ「……実は今日のことなんですけど…ハンジさんに言われたんです」
リヴァイ「あいつに?」
ペトラ「えぇ。リヴァイにペトラの好きな人を言ったら私も手を引くって」
リヴァイ「いい歳こいたやつが何してるんだよ全く」ハァ
ペトラ「だから兵長、言わせてください」
ペトラ(やばい。めっちゃ緊張する)ドキドキ
ペトラ(でも言わないと後悔するよね)
.
ペトラ「私……兵長のことが好きです」
リヴァイ「!」
ペトラ「……っ」カァァァ
リヴァイ「ペトラ…」
ペトラ「ご、ごめんなさい!もちろんわかってますよ。すごく馬鹿だなって」 俯く
リヴァイ「いや、そうじゃねぇ」
ペトラ「誤魔化さなくていいです。最初から叶うなんて思ってなかったし、これからは…あはは…どうしようかな…」
リヴァイ「………」
ペトラ「例え兵長が私をただの部下として見てても、私にとっては憧れの人です。でも、仕事の邪魔にもなるので諦めます…」
リヴァイ「そうか…」
.
ペトラ「すいません。じゃあおやすみなさい」
リヴァイ「待て」
ペトラ「!」
リヴァイ「お前ばっかペラペラ喋ってんじゃねぇ。俺の話も聞け」
ペトラ「…っ!」
リヴァイ「…正直、俺も今戸惑ってる。まさかお前が俺にそんな気持ちを持ってるなんて知らなかった」
ペトラ「そりゃあ必死に隠してましたから…」カァァァ
リヴァイ「だから今お前に好きだとか付き合えないとかそういう返事はできない。ただ……」
ペトラ「?」
.
リヴァイ「女としてお前を見てたこともある」
ペトラ「え…」
リヴァイ「だから…然るべきときがきたら俺はお前にちゃんと返事をする。だが必ずしもイエスとは限らねえぞ」
ペトラ「兵長…!?」
リヴァイ「でも」
グイッ←ペトラの腕を掴む
リヴァイ「ハンジには嫉妬してた部分もある」
ペトラ「っ!/////」
ペトラ「嘘…」
リヴァイ「だから明日帰ってきてからまたゆっくりお前と話したい」
ペトラ「……ホント……ですか?」グスン
.
リヴァイ「!? おい!泣くなよ」アセアセ
ペトラ「大丈夫です。嬉しいだけですから」グスン
リヴァイ「…なら明日の準備して寝ろ」
ペトラ「はい!兵長、おやすみなさい!」
リヴァイ「あぁ」ペトラの頭撫でる
ペトラ「!し、失礼します」カァァァ
バタン
ペトラ(…どうしよう)ドキドキ
ペトラ(嬉しい…!)
.
オルオ「ペトラ?」
ペトラ「オルオ!」
オルオ「気持ち悪いな、こんなニコニコしやがって…」
ペトラ「オルオ、ありがとう。私がんばる!」
オルオ「!」
オルオ(…そうか。この様子だとペトラにとっていい結果だったんだな)
オルオ「せいぜい兵長に呆れられるなよ」
ペトラ「相変わらずね」プンプン
.
オルオ(でも泣き顔見るよりはいいか)クスッ
オルオ「で?お前告白はどうなったんだよ」
ペトラ「秘密♪明日帰ったら話すよ」ニコニコ
オルオ「忘れるなよ」
.
----------------------------------------
-------------------
-----------
女型の巨人「…」ギロッ
ペトラ「始末してやる!」ヒュンッ
女型の巨人「」ニヤッ
ペトラ(私は死ねない!エレンを守るのが任務だから!)
ヒュンッ
ペトラ「!」
ペトラ(まずい……!これだと!)
オルオ「ペトラ!体勢を立て直せ!!」
ペトラ(追いつかれる!)
.
ドン!
グシャッ
オルオ「ペトラ!!」
ペトラ「……」
.
ペトラ(……オルオ…?)
ペトラ(身体が動かない……)
ペトラ(頭もすごく……痛い)
ペトラ(わたし、死ぬ…の?)
ペトラ(死ぬならお父さんに会いたかったな……)
.
ベシャン!
ペトラ(オルオ……?)
ペトラ(あぁ……そういえばオルオに憎まれ口ばっか叩いてたね)
ペトラ(ねぇ、昨日の続き、話してないでしょ。スカーフだって返してないよ?)
ペトラ(死にたくない……死にたくない…)
.
───────────
リヴァイ「…」ヒュンッ
リヴァイ(グンタ……エルド……)ヒュンッ
リヴァイ(オルオ……)
リヴァイ(……クソっ) ヒュンッ
ストン
リヴァイ(……ペトラ……)
ヒュン
.
ペトラ(兵長?)
ペトラ(なんでそんな悲しそうな顔したの?行かないで……兵長……)
ペトラ(……もう一回あなたと話したかった…もう一回あなたの手を……)
ペトラ(リヴァイ…兵長……)
.
----------------------
カンカンカン…カンカンカン…
ザワザワ
住人「おい…朝より人数少なくなってねぇか?」
住人「こいつらのシケた顔から察するに失敗したんだろうな…」
ザワザワ
エレン「っ…!」
ミカサ「…エレン、耐えて」
エレン「…っ」ギリッ
.
--------------------------
ペトラ父「リヴァイ兵長殿!」
リヴァイ「!」
ペトラ父「いやぁ、娘がいつもお世話になっております。ペトラの父です」
リヴァイ(…ペトラの父親か…)
ペトラ父「娘が手紙をよこしましてね。なんでもあなたに仕えるとか…」
リヴァイ(…こればっかりは慣れねぇな)
.
─────────
~調査兵団本部・夜~
ギィ…
ハンジ「リヴァイ?」
リヴァイ「あぁなんだ」カラン
ハンジ「また飲みすぎてる…。足に悪いよ」ハァ
ハンジ「全くもう。しょうがないから付き合うよ」
リヴァイ「……勝手にしろ」
ハンジ「じゃあ遠慮なく」
カラン…
.
リヴァイ「……なぁハンジ」
ハンジ「ん?」
リヴァイ「お前はペトラのことどう思っていた?」
ハンジ「あぁ…あのときのね」
ハンジ「……何ていうか」
ハンジ「大事な仲間。普通に」
リヴァイ「そうか…」
ハンジ「…悪いことしたね。今朝、ちゃんと誤解は解いたよ」
リヴァイ「てめぇまでシケた面してんじゃねぇ」
.
リヴァイ「…別に今は怒ってない。ペトラもスッキリした顔してたぞ」
ハンジ「あの子告白したんだね」クスッ
リヴァイ「……あぁ。顔真っ赤にしてな」
ハンジ「そうなんだ……。リヴァイはそれでよかったの?」
リヴァイ「何がだ?」
ハンジ「ペトラに好きって言われて」
リヴァイ「…………」
『私…兵長のことが好きです』
リヴァイ「好き…か」
.
リヴァイ「…嫌われるよりは全然いい」
ハンジ「そぅ」
リヴァイ「だけど、女としてちゃんと扱ってやればよかったかもしれねぇ」
ハンジ「…やっぱりそういう目で見たこともあるんだね」
リヴァイ「…今思えば」
リヴァイ「……」ハァ
.
リヴァイ(生きてたらどんなことを話してるんだろうな)
リヴァイ(あいつの事だから帰れば会話すらたどたどしくなるよな。顔も真っ赤にして)
リヴァイ(…結局俺はペトラを好きだったんだろうか…何て返事をしたんだろうか)
カラン…
.
リヴァイ(よそう。いくら考えても死んだことは変わらねぇ…)
リヴァイ「俺は寝る。お前も飲みすぎるなよ」
ハンジ「ソニーとビーンを想いながら寝るよ」
リヴァイ「フンッ…相変わらずだな」
ハンジ「そりゃどうも。おやすみなさい」
リヴァイ「あぁ」
ギィ…
.
リヴァイ(最初から選択を間違えなければ…か)
リヴァイ(エルド、グンタ、オルオ…)
リヴァイ(あいつらはいつだって仲間思いで、責任感も強かったな)
リヴァイ(そしてペトラ……)
リヴァイ「…」
リヴァイ(生まれ変わりっつーのがあるなら、次こそお前と付き合ってみたいかもな…)
おわり
.
長かったけど、読んでくれてありがとうございました!
シリアス読むの好きだけど書くってなると難しいね。
乙!
皆の優しさやいたずらな心の機微が読めて楽しかった
ペトラ、生きてるうちに想いを伝えることができて良かったな
>>69
レスありがとう。
班員のやりとりが伝わってよかった。
ペトラの恋が報われてほしくて。
このSSまとめへのコメント
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