世界の終末まで、あと2日に迫った時のことだ。
私は箱舟からウィルダネスへと転送されている途中だった。
しかし突如ホープとの通信が途絶え、目の前に巨大な混沌が現れた。
最初はまたルミナの仕業だと思っていた。だがどうやら違うようだ。
次の瞬間、私の目の前に現れたのは、見たことのない部屋と、5人の少女だった。
唖然としている私に向かって、彼女たちはこう告げた。
「あなたが6人目のプリキュアだ」と―――。
ワッフルワッフル
ライトニングさんはセーラームーン世代だから
ライトニング「話がよくわからないな。プリキュアとは一体なんなんだ?」
マナ「プリキュアは、変身して悪いやつらをやっつける、正義のヒーローなんです!」
六花「ヒーローっていうよりはヒロインだけどね」
ありす「本来ならば私たちがそのプリキュアなんですが…」
真琴「突然空に大きな闇が現れて、変身する力を失ってしまったの」
ライトニング「大きな闇…私が巻き込まれた、大いなる混沌のことか」
亜久里「そしてその時、女の人の声が聴こえたのです。これから現れる薔薇色の髪の女性が、わたくしたちを救うプリキュアになるだろう、と」
ライトニング「女の声だと?」
???『それを告げたのは、わたし』
ライトニング「その声は…!」
キタ━(・∀・)━!!!!?
はよ
ユール『解放者。あなたは予期せぬ混沌に巻き込まれ、異世界へ飛ばされてしまった』
ライトニング「時詠みの巫女、ユールか。いや待て、私が異世界へ来ただと?」
ユール『そう。あなたを巻き込み、空に渦巻いている混沌。それを操っている者が、プリキュアと呼ばれる戦士たちの魂を拘束している』
ライトニング「あの空にある巨大な混沌を操っている者がいるのか?」
ユール『だから私たちの世界と今あなたがいる世界の間に、パラドクスが生まれてしまった』
ライトニング「パラドクスだと? 全てのパラドクスはセラが破壊したんじゃなかったのか?」
ユール『たとえパラドクスが破壊されても、混沌があれば新たなパラドクスは生まれる』
ユール『もとの世界に戻るためには、あなたはその世界でプリキュアとなり、彼女たちの魂を解放してパラドクスを取り除く必要がある』
ライトニング「…そこがよくわからないな。何故プリキュアとやらになる必要があるんだ?」
ユール『面白いから』
ライトニング「」
ライトニング「…そもそもお前はどこにいるんだ? こっちに来てもう少し詳しく説明してほしんだが…」
ユール『わたしはそっちへは行けない。レモンのかおりがはじけるから』
ライトニング「どういう意味だ?」
ユール『詳しくは言えない。わたしが行けない代わりに、ヴァルハラの天使を送っておいた』
オーディン「クエーッ!」ボンッ!
ライトニング「オーディン! ……なのか?」
オーディン「クエ?」
ユール『そう、ヴァルハラの天使』
ライトニング「いや、私には無線端末にしか見えないんだが…」
ユール『彼は今回、変身アイテムとなってあなたをサポートする』
ライトニング「変身アイテム?」
ユール『プリキュアになるには、相棒である妖精が必要。あなたの相棒は彼、ヴァルハラの天使』
ライトニング「チョコボになったり妖精になったり無線になったり…オーディン、不遇な我が友……」
ユール『詳しくはプリキュアたちに訊くといい。とにかくあなたには、混沌を操っている根源を見つけ出し、解放された彼女とともにそれを討ち砕くしか道はない』
ライトニング「…結局よくわからなかったが、こうなってしまった以上、私はそのプリキュアとやらに変身し、私を巻き込んだ混沌の主を倒せばいいんだな?」
ユール『それでいい。わたしの通信はこれが最後。彼女たちの魂を、解放してあげて―――』
ライトニング「…? おい、ユール! …ダメだ、何も聞こえない…」
六花「…と、いうわけなんです」
ありす「変身できなくなった私たちの代わりにプリキュアとなり、世界を覆う闇を消し去ってはくださいませんか?」
真琴「お願いします!」
ライトニング「頼まれずともやってやるさ。私は解放者だからな」
マナ「ありがとうございます、お姉さん!」
ライトニング「ふっ」
マナちゃん可愛い
マナちゃんかわいい
wktk
しえん
ホープ『―――…ト…ん! ―――ライトさん!』
ライトニング「! ホープか?」
ホープ『ああよかった、やっとつながった…! すみません、突然大きな混沌に通信を阻害されて…』
ライトニング「ああ、そのようだな」
ホープ『何があったんですか?』
ライトニング「どうやら私は異世界に飛ばされ、プリキュアとやらになるらしい」
ホープ『確かに見たことのない光景ですね。…それにしても、プリキュア…』
ライトニング「知っているのか?」
ホープ『ええ。新都アカデミアで噂を聞いたことがあります。世界に大いなる危機が訪れた時、伝説の戦士・プリキュアが姿を現す、と』
ライトニング「私がヴァルハラでカイアスと戦っていた頃の話か」
ホープ『ですね。それで、ライトさんはどうするんですか?』
キュアライトニングか
ライトニング「私は少しこの世界にとどまる。というより、私の側にいる彼女たちの魂を解放させてやらなければ、もとの世界に戻れないそうだ」
ホープ『…ほんとだ。箱舟への強制転送もできなくなってますね』
ライトニング「あの空を覆う混沌―――それを操っている者を倒すことが、唯一の手段らしい」
ホープ『なるほど。つまりライトさんはプリキュアになって本来のプリキュアたちの魂を救う。そして混沌を招いた原因を倒すことが、その世界での使命というわけですね』
ライトニング「使命か―――懐かしい言葉だな」
ホープ『そうですね。僕の方でも、混沌を招いた者について調べてみます』
ライトニング「ああ、よろしく頼む」
真琴「……誰と話してたの?」
ライトニング「気にするな。ところでお前たちのことを詳しく聞いておきたい」
ドキプリ的にはジョーカーしか残ってない
ライトニングとライトニングさんを同一視してる奴は死ね
マナ「はい! あたしは大貝第一中学、生徒会長の相田マナです! キュアハートをやってます!」
六花「私は菱川六花、マナと同じ生徒会の書記で、キュアダイヤモンドです」
ありす「四葉ありすと申します。四葉財閥の跡取りで、キュアロゼッタですわ」
真琴「剣崎真琴よ。一応アイドルで、キュアソードに変身するわ」
亜久里「円亜久里です。こう見えてもプリキュアで、キュアエースと申しますわ」
マナ「で、この子たちがあたしたちの相棒、妖精のシャルル、ラケル、ランス、ダビィ、そしてアイちゃん!」
シャルル・ランス・ラケル・ダビィ「よろしく(シャル/ケル/でランス~/ビィ)!」
アイちゃん「きゅぴー!」
ライトニング「こうしてみると大所帯だな…」
ライトニング「こんな若い少女たちまで戦いに巻き込まれているとは…ここは一体どういう世界なんだ」
ライトニング「…まあいい。お前たちは普段、どういう悪と戦っているんだ?」
マナ「あたしたちの敵は、ジコチューっていう自己中な人たちです!」
ライトニング「そのままだな」
六花「ジコチューは人の心のプシュケーを取り出し、それを闇に染めるんです」
ありす「そうすることで、心の中に眠る自己中心的な思いが増加・具現化し、世界を襲うのですわ」
真琴「…の、はずなんだけど…」
ライトニング「…? なんだ、煮え切らないな」
亜久里「それが、わたくしたちが変身できなくなったのと同時に、ジコチューの雰囲気も変わってしまったのです」
ライトニング「というと?」
マナ「前より凶暴になったっていうか、狂気に満ちてるっていうか…」
六花「事あるごとに、神がどうのこうのって叫び出すんです」
ライトニング「神だと? ブーニベルゼのことか?」
真琴「よくわからないけれど、少なくとも今までとはまるで違う。それだけは確かだわ」
ライトニング「………」
し
神ほどジコチューなやつはいないからな
お前俺の事愛してるなら証明する為にお前の子供ころしてみ とか言うしな
シャルル「闇の鼓動が聞こえるシャル!」
マナ「ええっ! こんな時に!?」
ライトニング「闇の鼓動?」
六花「敵が現れたんです! お姉さん、私たちと一緒について来てください!」
ホープ『行ってみましょう、ライトさん。何か手がかりがつかめるかもしれません』
ライトニング「あ、ああ…」
~~大貝町某所~~
ガッブル型ジコチュー「ジーコチュー!!」
一般市民「きゃああああっ!」
ライトニング「あれは…ガッブルのようだが…」
ホープ『どうも見た目が違うようですね…いつもより、その…』
ライトニング「ああ…かわいらしくなってるな」
ホープ『ですが、市民を危険にさらしていることに変わりはありません。油断しないでください』
ライトニング「ああ、一気に片を付ける」シュバッ
ガッブル型ジコチュー「ジーコチュウウウ! ―――…ジコ?」
ライトニング「魔法が効かないだと!?」
ガッブル型ジコチュー「なーんだかわからないけど反撃だー!!」ゴスッ!
ライトニング「くっ! ホープ! どうなってるんだ!?」
ホープ『わかりません! 今敵の情報を解析しているんですが…』
マナ「お姉さーん!」タッタッタッ
ライトニング「バカ野郎、何をしている! 早く逃げろ!」
六花「今のままじゃダメなんです! あいつはジコチュー、プリキュアにしか倒せません!」
ライトニング「何? 私はプリキュアになったのではないのか?」
ありす「プリキュアとは、変身して初めて力が出せるのですわ」
真琴「あなたも変身しなくちゃ!」
ライトニング「変身!? い、いきなりそんなことを言われても…」
亜久里「こうするのです! マナ!」
マナ「了解! お姉さん、あなたの妖精を手に持って、画面に指でLOVEって書いて!」
ライトニング「ら、ラブ…?」
マナ「そしてこう叫ぶの! プリキュア・ラブリンク!!」
ライトニング「」
マナ「…ありゃ? お姉さん?」
ライトニング「…い、いやすまない。あまりに唐突過ぎて混乱を……ほ、本当にそんなことをしなければならないのか?」
ホープ『ライトさん、何やってるんですか! 早く彼女たちの指示に従ってください! このままじゃ街が!』
ライトニング「」
ライトニング「…ええい! こうなればヤケだ! 食べちゃうにゃん食べちゃうにゃん!」
ライトニング「オーディン! 来い!」
オーディン「クエーッ!!」
ライトニング「プリキュア・ラブリンク!!」
http://www.youtube.com/watch?v=V3RgXJ8fqms
キュアライトニング「高貴なる閃光の騎士! キュアライトニング!」シャララ~~~ン
キュアライトニング「………」
キュアライトニング「なんか…今までにないほどファンシーな衣装なんだが……」
ホープ『に…似合ってますよライトさん…』プッククク…
キュアライトニング「お前、少し馬鹿にしてるだろう」
ホープ『そんなことありませんよ…』ブフー――!!
キュアライトニング「」
マナ「お姉さん! キメセリフを!」
キュアライトニング「き、キメセリフ?」
亜久里「自然と脳内に浮かんできたはずですわ! さあ!」
キュアライトニング「む………」
キュアライトニング「卑しき混沌に呑まれし者よ! 今こそ魂を解放せよ!」キラー――ン!
キュアライトニング「―――………な、何を言ってるんだ私は……」
ホープ『え? いつもと変わりませんけど』
キュアライトニング「」
ガッブル型ジコチュー「ジコー!!」
マナ「お姉さん! こうしている間にもジコチューが!!」
キュアライトニング「…ええい、なるようになれだ!」
キュアライトニング「くらえ! プリキュア・ファイガ!」ズガァ!!
ガッブル型ジコチュー「ぐわあああああッ!」
ガッブル型ジコチュー「輝ける神よ!! 世界に救いをもたらせェええええ!!」チュドーン!!
キュアライトニング「はぁはぁ…やったか?」
ホープ『そうみたいですが…随分体力を消耗してますね、ライトさん』
キュアライトニング「精神的にだ!!」
マナ「んん~~~~っ! お姉さん強いですね!!」
ライトニング「そ、そうか…?」シュゥウウン…
ムーーーーーンライト
マナ「お姉さんみたいな可憐な人が新しいプリキュアだなんて、もうきゅんきゅんだよ!!」
ライトニング「…その割には、心から笑えてないように見えるが」
マナ「…あ、やっぱりわかります?」
六花「実は私たち、変身できなくなってから、まるで心を失ったみたいなんです」
ライトニング「心を失っただと?」
ありす「ええ。何をしても、感情があるのは確かなのですが、自分でも心の底から想いを出せていないのがわかるのです」
真琴「きっとあの空の闇のせいよ」
亜久里「早くなんとかしなくては、わたくしたちは二度とプリキュアに変身できなくなってしまうかも……」
ライトニング「………」
~~翌日:四葉邸テラス~~
マナ「それにしてもあのお姉さん、かっこよかったねえ!」
ありす「そうですわね」
六花「でも、ずっとあの人に頼りっぱなしにする気?」
マナ「そんなわけないよ! あたしたちがプリキュアに戻らないと!」
真琴「でもどうやって? 何度やってもダメだったのよ?」
シャルル「面目ないシャル…」
マナ「シャルルたちのせいじゃないよ。けど、何が原因なんだろう?」
亜久里「魂が、まるで何かに束縛されているように胸が苦しい……皆さんも気づいているはずです」
マナ・六花・ありす・真琴「………」
亜久里「この胸の痛みの理由を探らなくてはなりませんわね」
マナ「…しょうがないよ。一旦お姉さんにジコチュー退治を任せて、あたしたちはプリキュアに戻るための方法を探そう!」
~~同時刻:大貝町・ネットカフェ~~
ライトニング「ホープ。そっちの世界の様子はどうなっている?」
ホープ『それが、ライトさんが異世界に導かれて以来、こちらでは時間が経っていないんです』
ライトニング「混沌の影響か」
ホープ『ライトさんはさっきからずっと個室にこもりきって、調べものですか?』
ライトニング「ああ。この世界について少しでも知っておこうと思ってな」
ホープ『何か有力な情報は得られました?』
ライトニング「このパソコンという機械は便利だな。昔のことから数分前のことまで、あらゆる情報が検索できる」
ライトニング「それによると、空を覆う混沌は約一週間前から広がっているらしい」
ホープ『ということは、単に混沌が出現した、というだけではなく、混沌に侵食されつつあるということですね』
ライトニング「ああ。それに伴って、これまでも街を襲っていたジコチューという化け物が、より凶暴化したらしい」
ホープ『幸い死者は出ていない、と書いてありますね』
ライトニング「ただし、それまではジコチューを倒しに現れていたプリキュアが、姿を見せなくなった、と」
ホープ『昨日の彼女たちですね。どうして変身できなくなったんでしょう?』
ライトニング「さあな。心を失ったようだと言っていたが……」
ホープ『こっちでも少し調べてみました。混沌を操っている主について』
ライトニング「何かわかったのか?」
ホープ『ええ。ここ数日、大貝町に珍しい男が目撃されるようになったみたいなんです』
ライトニング「珍しい男?」
ホープ『年老いた外国人のようだ、と。それなりに目立つ格好で、すぐに人目を引くそうです』
ライトニング「やはりな。昨日のジコチューとかいう化け物の言葉、どこかで聞き覚えがある」
ホープ『ええ。この一件には、あの男が絡んでいると考えて間違いないでしょうね』
ライトニング「問題はその目的だな。なんにせよ、私も早くもとの世界に戻りたい。彼女たちの魂を解放させる術も探らなくてはな」
ホープ『はい』
誰かちょいちょい保守してくれ。前は一人で連投しすぎて最後まで投稿できなかった
よしきた
ほい
~~二日後:大貝町内~~
キュアライトニング「たあッ!」
ジコチュー「ジコーッ!!」ドガァン!!
キュアライトニング「…ふう…」シュゥゥン…
マナ「やりましたね、お姉さん!」
亜久里「すごいですわ…あれだけ溢れていたジコチューが、たったの二日でこんなにも…」
ありす「お姉さんがいてくれたら、しばらくは安全ですわね」
ライトニング「…それでいいのか?」
六花「え?」
真琴「どういう意味?」
ライトニング「このまま私に任せてばかりで、お前たちは本当にいいのか、と言ってるんだ」
六花「そりゃ…このままじゃいけないのはわかってますけど…」
ありす「仕方がありませんわ。私たちが変身できない以上…」
亜久里「申し訳ありませんが、お姉さんの力を借りるしかありませんもの」
マナ「………」
ライトニング「…そうか、よくわかった。なら指を咥えて、他人に助けてもらうのを待つんだな」
マナ「待ってください!」
ライトニング「なんだ?」
マナ「あたしたち、今必死にプリキュアに戻れる方法を探してるんです! でも今は、あなたに頼るしかありません!」
マナ「勝手なことを言ってるって、わかってます! だけどすぐにプリキュアに戻ってみせますから!」
マナ「お願いします! あたしたちの街を、もう少しだけ護ってください!」バッ
ライトニング「………」
ホープ『―――ライトさん! 何か来ます!』
ライトニング「何? ―――…ッ!」
六花「あれは!?」
真琴「ものすごく巨大な闇がこっちに来るわ!」
ライトニング「ホープ! これはなんだ!?」
ホープ『わかりません! ですが明らかにライトさんを狙っています! 気をつけて!』
ありす「闇の渦がお姉さんを包んでいきますわ!」
マナ「お姉さん!!」
ズォォオオオッ!! …―――。
~~混沌の渦・内部~~
ライトニング「―――……っ」
ライトニング「…ここは…」
ライトニング「…そうか、さっきの混沌の中か」
ライトニング「おい! マナ!」
ライトニング「ホープ! 応答しろ!」
ライトニング「……ダメか。どうやら外界と切り離されたようだな」
???「その通り。さすがは元ルシだ、話が早い」
ライトニング「お前は…!」
ダイスリー「久しぶりだな、閃光の解放者」
ライトニング「バルトアンデルス―――やはり貴様が黒幕か」
ダイスリー「その口振りだと、私の存在に気付いていたのかな?」
ライトニング「ああ。あんな悪趣味なジコチューを作り上げるのは、お前以外に考えられないからな」
ダイスリー「相変わらずの様子で安心したよ」
ライトニング「お前の目的はなんだ? 何故異世界で騒動を起こす?」
ダイスリー「もちろんお前を倒すためだ、解放者」
ライトニング「なんだと?」
ダイスリー「あの世界は間もなく終末を迎える。人は皆、新たな世界に生まれ変わるのだ」
ライトニング「コクーンを滅ぼして神を呼び出し、新世界を創造して人々を救済する―――それがお前の目的だった」
http://www.youtube.com/watch?v=qqkIvBOUbcM
ダイスリー「二日後、忘却の禊が執り行われ、世界は終わる」
ライトニング「よかったな。お前の望みが叶ったぞ」
ダイスリー「ああ。だがそのためには、君に生きてもらっていては困るのだよ」
ライトニング「何故だ? 私は貴様が憧れた神・ブーニベルゼの遣い、解放者だ。むしろ私の邪魔をした方が、貴様にとって不名誉ではないのか?」
ダイスリー「いや、違うな。解放者、お前は神をも裏切る気だろう」
ライトニング「………」
ダイスリー「私には判るのだ。1000年前、君たちルシと刃を交えた私にならな」
ライトニング「…さあ、どうだろうな。いずれにせよ貴様には関係のないことだ。ましてや異世界の住人であるこの街の人には尚更に」
ダイスリー「そうとは限らないさ。もうプリキュアの諸君らには会っただろう?」
ライトニング「それがどうした?」
ダイスリー「彼女たちの心の光―――まさにクリスタルの輝きに相応しい」
キュアライトニングって次の次ぐらいのプリキュアに出てきそうなくらい響きがいいな
ライトニング「貴様…彼女たちをルシにする気か?」
ダイスリー「ご名答。だがそのためには、プリキュアの力が強すぎるのだ」
ライトニング「…なるほど。彼女たちから変身する能力を奪ったのは貴様か」
ダイスリー「安心しろ、一時的にだ。彼女たちがルシになるまで力を弱めたら、再びプリキュアに戻る輝きを与えてやろう」
ライトニング「力を奪ったり戻したり、そうまでして彼女たちをルシにする目的はなんだ?」
ダイスリー「言っただろう。お前をここで倒すためだ、と」
ライトニング「どういうことだ?」
ダイスリー「私は彼女たちにルシとしての使命を与える。解放者を討て、とな」
ダイスリー「使命を与えられた彼女らは、貴様を殺さなくてはならない。さもなくばシ骸となり、自らが街を滅ぼしてしまうからな」
ダイスリー「そして貴様を討つためには、プリキュアの力が必要だ。故に彼女たちには、一度力を失ってルシになってもらう」
ダイスリー「それから再び力を与え、解放者を倒すための道具にする」
ダイスリー「ルシの力と、プリキュアの力を兼ね揃えた人間。その力は私にも計り知れない」
ダイスリー「そのためにはるばる異世界を訪れ、君を混沌で呼び込んだというわけだよ」
キュアホープもいそう
ライトニング「ごちゃごちゃと計画を立てているが、要は私が邪魔なだけだろう?」
ライトニング「そして貴様の計画は現段階で破綻しているな。私がお前をここで倒してしまえばいいだけの話だ」
ダイスリー「果たしてそれができるかな?」
ライトニング「やってみるさ。一度は私が勝っているからな」
ダイスリー「これを見ても尚、そんなことが言えるか?」ブゥゥウン…
ライトニング「これは…マナ! みんな!」
ダイスリー「この混沌の外の様子だ。溢れる魔物、戦う少女、逃げ惑う人々―――私と戦う前に、やるべきことがあるだろう?」
ライトニング「…くっ!」
ダイスリー「君を倒すのは私ではない。私は大いなる混沌の中で、じっくりとプリキュアが力を完全に失うのを待つことにしよう」
ダイスリー「はっはっはっはっは! …―――」ズオォォオッ!
ライトニング「待て! バルトアンデルス! ―――…くそっ、仕方がない…!」
ホープ『―――…イトさん! 無事ですか!?』
ライトニング「ホープか! 混沌の中で奴と接触した」
ホープ『バルトアンデルスと? やはり…でも何故生きて……いや、それよりも街が!』
ライトニング「わかっている! プリキュア・ラブリンク!!」
~~混沌の外・大貝町~~
六花「マナ! このままじゃ私たちまで!」
マナ「わかってる! でもお姉さんが戻ってくるまで、あたしたちがなんとかしなくちゃ!」
ありす「もちろんですわ! 絶対に街を護ってみせます!」
キュアライトニング「プリキュア・スパークブロウ!!」
ジコチュー「ジコーォオッ!!」ズドォオンッ!!
マナ「お姉さん!」
キュアライトニング「待たせたな。ここは私に任せて、お前たちは一般人の避難を優先させろ」
マナ「はい! いくよ、みんな!」
キュアライトニング「…バルトアンデルス―――待っていろ。必ず貴様の野望を討ち砕く」
キュアライトニング「はああッ!!」
キュアライトニング
~~翌日:ソリティア店内~~
六花「―――…なるほど。そのバルトアンデルスっていう人が、今回の黒幕なんですね?」
ライトニング「ああ。すまない、私の世界の住人が迷惑をかけた」
亜久里「気にしないでください。もうお姉さんだけの問題じゃありません」
ありす「ええ。私たちもできる限りの力を貸しますわ」
真琴「本来なら、私たちだけでなんとかするべきなんだけど…」
ライトニング「いや、これは私のけじめでもある。奴を倒せば、お前たちも力を取り戻せるだろう」
マナ「………」
ライトニング「…どうした?」
マナ「え? ああいや、なんでも! ちょっとぼーっとしてまして…」
六花「(マナが髪いじってる…何か隠してるわね)」
ライトニング「しっかりしてくれ。私がお前たちの代わりをするのも、あくまで今の間だけだ」
マナ「ごめんなさい。えへへ…」
ホープ『ライトさん』
ライトニング「なんだ?」
ホープ『彼女たち…何か変に見えませんか?』
ライトニング「変、というと?」
ホープ『僕にもよくわかりませんが…なんというか、気が入ってない…みたいな』
ライトニング「力を奪われているからな。仕方ないだろう」
ホープ『それもそうですけど、それだけじゃないような……』
ライトニング「………」
ホープ『ライトさんも気づいてるんでしょう?』
ライトニング「…さあな。しかし私には関係ない。彼女たちが自分でなんとかするだろう」
ホープ『随分冷たいんですね』
ライトニング「興味がないだけだ。若者が何に悩もうとな」
ホープ『その魂を解放するのが、解放者の使命なんですよ?』
ライトニング「………」
ライトニング「…マナ、少し話がある。ちょっといいか?」
マナ「はい、いいですよ!」
ライトニング「できれば二人きりがいいな。すまないが、私についてきてくれ」スッ
マナ「あ、はい!」
~~ソリティア・庭~~
マナ「で、お話ってなんですか?」
ライトニング「お前、何か悩んでいるだろう」
マナ「え? そりゃ、早くプリキュアに戻らなきゃ! ってみんなで悩んでますけど…」
ライトニング「それ以外に何かあるはずだ。私の目はごまかせないぞ」
マナ「………」
マナ「お姉さんには敵わないなぁ……」
マナ「実はあたし、あの空の闇が現れる前から、プリキュアに変身できなくなってるんです」
ライトニング「なんだと?」
このスレ転載禁止で
マナ「空があの闇に覆われる前…あたしは一人のおじいさんに出会いました」
マナ「その人に言われたんです―――君はなんのために戦っているのか、と」
マナ「それを考えた時、一瞬だけど答えに迷っちゃって…」
マナ「もちろんちゃんと理由はあります! 大切な友達を助けるためだって!」
マナ「でも、その一瞬の迷いの内に、あっという間に心に穴が空いてくみたいになって…」
マナ「気がついたら、あたしは変身がとけて、それからプリキュアに戻れなくなってました」
マナ「今も思うんです。あたしが友達のために戦っていたっていう気持ちは、本当は心から願ってたことじゃないのかな、って」
マナ「だから今、すごく不安なんです! 街が襲われてる時、変身できないのは、あたしの心に迷いがあるのが原因なんじゃないかって!」
ライトニング「なるほどな。それがお前の魂を拘束させている理由か」
マナ「魂を拘束…?」
ライトニング「こっちの話だ。つまり自分のせいで変身できず、街が危険にさらされているんじゃないかと不安なわけだな」
マナ「…はい……」
ライトニング「………」
ホープ『…気をつけてください、ライトさん。何か嫌な予感がします』
ライトニング「ああ。その予感は的中だ。早くもご登場のようだぞ」
ダイスリー「また会ったな、解放者。プリキュアの君は一週間ぶりかな?」
マナ「あの時のおじいさん!」
ライトニング「これも予感的中だな。マナ、あの男が黒幕、バルトアンデルスだ」
マナ「この人が!?」
キュアライトニングの参考画像ください
ライトニング「随分と早い再会だったな、バルトアンデルス」
ダイスリー「準備が整ったのだよ。もはや彼女たちに、プリキュアとしての輝きはほとんど残っていない」
マナ「そんな……」
ダイスリー「決戦に相応しい場所を用意しようじゃないか。明日、大貝中学の校庭に来るがいい。そこで昔年の決着をつけよう」
ライトニング「ああ。首を洗って待っていろ。必ず貴様を倒しに行く」
ダイスリー「楽しみにしているよ」スゥゥウウ…―――
マナ「…ごめんなさい、お姉さん……最後の最後まで、あたしたちなんの力にもなれなくて……」
ライトニング「それはどうかな? マナ、明日の決戦にはお前にも来てもらう」
マナ「え?」
ホープ『ちょ、ちょっと待ってくださいライトさん! バルトアンデルスの目的は、あなたをプリキュアに倒させることです!
ホープ『彼女たちを連れて行けば、奴の思うつぼじゃないですか!』
ライトニング「私がそんなヘマをすると思うか?」
ホープ『ですが…!』
ライトニング「とにかく、これは決定だ。いいな?」
マナ「…はい」
~~翌日:大貝第一中学・校庭~~
ライトニング「…ここだな」
マナ「はい。あたしたちの、大切な学校です」
六花「ひどい…こんなに大きな闇に包まれて…」
ありす「これではマナちゃんたちが学校に通えませんわ」
真琴「でも人がいないわ。生徒も先生も…」
亜久里「おそらく、特殊な結界のようなもので護られているんですわ。わたくしたち以外、誰も入ってこられないように」
ライトニング「…行くぞ。決戦だ」
~~混沌内部:疑似オーファンズ・クレイドル~~
ダイスリー「来たか、解放者。そしてプリキュアの諸君」
ライトニング「随分と懐かしい場所だな。未練でもあるのか?」
ダイスリー「ああ、未練だらけだとも。私の手で神を呼び出せなかった場所だ」
ライトニング「だがその500年後、カイアスによって神・ブーニベルゼは呼び出された。貴様の目的は果たされたはずだった」
ダイスリー「神の導きは滞りなく進んでいる。解放者、お前の裏切りさえなければな」
ライトニング「私もお前に邪魔をされると困るんだ」
ダイスリー「セラのため、だろう? 1000年経っても変わらないな、壊れた道具は」
ライトニング「お前もな、バルトアンデルス」
ダイスリー「さあ、決着をつけようではないか。わざわざプリキュアも連れてきてくれたんだ、今すぐにでも―――」
ライトニング「彼女たちをルシにして、私を倒す気なんだろう? 好きにするといい。だがその前に―――」ジャキッ
マナ「!? お姉さん!?」
ダイスリー「なんと…!」
ホープ『ライトさん! 気は確かですか!? いきなりプリキュアに剣を向けるだなんて!』
ライトニング「黙っていろ。…おい、バルトアンデルス。私をこいつらと戦わせろ」
ダイスリー「何を言っているのかね?」
ライトニング「そのままの意味だ。もしも私が勝てば、私をもとの世界に戻せ。代わりに極力ブーニベルゼの指示に従ってやる」
ダイスリー「もしもお前が負けてしまったら?」
ライトニング「私は元の世界に戻れず、神の計画通り忘却の禊が行われる。問題ないはずだ」
マナ「どうしちゃったんですか、お姉さん! あたしたち、お姉さんとは戦いたくない!」
ライトニング「お前たちを倒すためだ。ここでやられてしまったらたまらないからな」
ダイスリー「…なるほど。自分やセラを救うために、異世界のヒーローたちをも犠牲にするというのか」
ダイスリー「はっはっはっは! 面白い! 始めるがいい!」
ここまでキュアライトニングの画像なし
マナ「お姉さん!!」
ライトニング「…私はお姉さんではない」シュッ!
真琴「マナ、危ないっ!」ガバッ!
マナ「わっ!!」
ライトニング「お前たちを殺す、死神だ」
真琴「くっ…!」
マナ「まこぴー!! そんな、ひどいよお姉さん!」
ライトニング「ほざくな。お前も覚悟しなければ、死ぬぞ」
六花「マナ、ダメよ! 逃げましょう!」
マナ「でも!」
ありす「仕方がありませんわ! 今はプリキュアになれませんから!」
亜久里「ここにいても、お姉さんに勝ち目はありません!」
ライトニング「またそれか」
マナ「…え?」
ライトニング「仕方がない、仕方がない、仕方がない―――現状を諦め、逃げることしか能がないのか、お前たちは?」
マナ「………」
ライトニング「マナ。お前は私に言ったな。自分が戦うのは、大切な友達を助けるためだ、と」
マナ「…はい」
ライトニング「ならば訊こう。お前たちが優先させるべきはなんだ?」
六花「それは…すぐに変身できるようになることで―――」
ライトニング「違うな」
ありす「え?」
ライトニング「思い出せ。私が一度混沌に呑まれた時、お前たちは何をしていた?」
真琴「それは…街の人たちを護るために戦って…」
ライトニング「そうだ。お前たちは変身できなくとも、一生懸命戦っていた」
ライトニング「勝てる見込みはなくても、誰かを護ることを一番の誇りとした」
ライトニング「もう気付いているんだろう? お前たちが優先させるべきは、変身できるようになることじゃない」
ほ
六花「…そうだ……思い出した…!」
ありす「どうしてこんな大切なことに、もっと早く気付かなかったんでしょう?」
真琴「力を失って、取り戻すことばかりを考えてたんだわ」
亜久里「目先の危機に焦燥を煽られ、大義を見失っていましたわ」
マナ「あたしたちの本当の目的は、変身できるようになることじゃない―――」
全員「変身できなくても、大切な人たちを護ること!!」
マナ「あたしたちは、絶対にあきらめない!!」パァァァ…
ライトニング「取り戻したみたいだな」
マナ「これは…なんだろう、心がとてもあたたかい―――」
六花「力が戻ってくるのがわかる…!」
亜久里「マナ、準備はよろしいですか?」
マナ「うん! ―――みんな、いくよ!」
全員「プリキュア・ラブリンク!!」
http://www.youtube.com/watch?v=cXaGFBNYpn4
プリキュア「響け、愛の鼓動! ドキドキプリキュア!」
キュアハート「ありがとう、お姉さん! あなたのおかげで、あたしたちは心に希望を取り戻すことができた!」
ライトニング「ああ。確かに受け取ったよ、お前たちの魂を」
ダイスリー「バカな…! お前たちは私が力を奪ってやったはず…!」
ライトニング「お前にそんな力はない。昔のようにな」
ダイスリー「…何?」
ライトニング「お前は最初にマナと接触した時、彼女の心に暗示をかけた」
ライトニング「自分がなんのために変身し、なんのために戦っているのかわからないようにするためだ」
ライトニング「それが枷となり、彼女たちは変身する力を見失っていた。奪われたわけじゃないんだ」
ライトニング「本当は失くしてなかったのさ、心も、力も」
ライトニング「彼女たちを一度ルシにして、再び戻ったプリキュアの力は本物じゃない」
ライトニング「まやかしの希望。偽りの奇跡―――」
ライトニング「他人の世界の少女にまで策をかけるとは、ファルシも堕ちたものだな、バルトアンデルス」
ダイスリー「……ファルシだと?」
ダイスリー「…ふっふふふ…」
ダイスリー「この私が? ふふふふ…」
ダイスリー「そうか。私はファルシか…」
ダイスリー「見くびられたものだ!!」ズォオオッ!!
マナ「きゃああっ!」
六花「この輝きは―――まさか!!」
???「私はプリキュアだ」
ライトニング「!?!?」
え?
ん?
キュアオーファン「今日死ぬために産み落とされた、孤独なるみなしご! キュアオーファン!」
ライトニング「!?!?」
キュアオーファン「大いなる導きを拒絶する、浅はかさを思い知れ!」
ライトニング「!?!?」
ホープ『何アホ面さらしてるんですかライトさん! とてつもない混沌の力ですよ!』
ライトニング「いや、本当にカオスなんだが……」
キュアオーファン「こうなれば容易いことだ。私が直接手を下してやろう!」ズドォンッ!!
ライトニング「っ! しまった! 踏みつぶされ―――」ドスゥゥン…!
ホープ『ライトさん!!』
よく考えるわ
すげーよ
なんだこれ
ファルシのルシがパージでコクーン
ライトさん
キュアオーファン「はハはははハ!! 終わりだな、解放者!!」
キュアオーファン「……む?」
ライトニング「―――…っ、何がどうなっている…? 煙でよく見えない…」
ホープ『これは……プリキュアのみんなです!』
プリキュア「……ッ!」
キュアオーファン「!? 馬鹿な! 小娘が私の攻撃を受け止めただと!?」
キュアハート「…っ、大丈夫? お姉さん…!」
ライトニング「お前たち…!」
キュアロゼッタ「お待たせしてすみません…!」
キュアソード「もう戦えるわ!」
キュアエース「わたくしたちの世界をめちゃくちゃにして…!」
キュアダイヤモンド「絶対に許さないんだからああっ!!」グググ…ッ!
キュアオーファン「そんな…! 私の力が負けるなんて…ぬああッ!」ズゥウ…!
ライトニング「すごい…あれほどの質量を押し返した…!」
キュアダイヤモンド「私たちを甘く見たわね!」
キュアロゼッタ「どれほどの敵が相手でも、私たちの仲間を危険にさらすようならば!」
キュアソード「何度でも立ち上がって、戦ってみせる!」
キュアエース「それがわたくしたち、プリキュアの誓いですわ!」
キュアハート「愛をなくした哀しいファルシさん!」
キュアハート「このキュアハートが、あなたのドキドキ、取り戻してみせる!!」
キュアオーファン「ふざけるなァあああッ!!!」
ライトニング「一気に畳み掛けるぞ!! プリキュア・ラブリンク!!」パァァア…
キュアオーファン「うォおオぉおオオッ!!!」
http://www.youtube.com/watch?v=vuzJDyNNiEo
キュアライトニング「オーファン! 神の心も、人の心さえ理解できない憐れなファルシ!!」
キュアライトニング「繭を壊した時も! 自ら死を求めた時も! そして私を倒そうとした時にまで!」
キュアライトニング「いつも他人の力ばかりを頼り! 自分の思うように時間が進むのを待つだけの赤子よ!」
キュアライトニング「お前ほど自己中極まりないものはないな!」
キュアライトニング「1000年前、コクーンでお前の野望が私たちに砕かれた時のように!」
キュアライトニング「たった一人で滅んでいけ!」
キュアライトニング「プリキュア・シーンドライブ!!!」
し
キュアオーファン「ぬああああッ!!」ズドォォオン…!
キュアオーファン「まだだ…! この程度で私は殺せないぞォおオ!!」
キュアライトニング「ああ。お前を倒すのは私ではない―――」
キュアライトニング「お前が道具として弄んだ無垢な者たちだ!!」
キュアライトニング「いけ! キュアハート!!」
キュアハート「はい!!」
キュアオーファン「なにィいい!?」
プリキュア「プリキュア・ロイヤル・ラブリー・ストレート・フラーッシュ!!!」
http://www.youtube.com/watch?v=c1GBYF6ST4g
胸アツ過ぎる
キュアオーファン「ぬ…ぐ…―――ぬわあァあアアッ!!」ズドォオオン!!
キュアオーファン「こ…これが…人の心の力…!」
キュアオーファン「やはり危険だ…こんなものを、新たな世界で野放しにしておくのは…!」
キュアオーファン「ぐ…ぅうオおおおオオッ!!」
キュアオーファン「大いなる至高神・ブーニベルゼに永久の輝きあれええェえエエッ!!」
キュアオーファン「らーぶらーぶ…ラァァアアアアアアブ!!!」チュドーン!!
キュアオーファーンwwwww
ファーwwwwwwwwwwwwwww
ホープ『…終わりましたね』
ライトニング「ああ……」シュゥウン…
マナ「お姉さーん!!」タッタッタ…ギュウッ!
ライトニング「なっ/// なんだいきなり…?」
マナ「えへへー。お姉さんのおかげで、ドキドキが取り戻せました!」
ライトニング「いや、私は少し魂を解放してやっただけだ。全てお前たちの実力だよ」
マナ「そんなことないよ! お姉さんに出会えたから、前よりももーっときゅんきゅんしてるもん!」
ライトニング「どうだかな。だが確かに、前よりも輝いて見える」
マナ「へへ~! …でも、なんだかお姉さんは、心から喜んでないみたい…」
ライトニング「私は神様とやらの道具だからな。心を抜かれてしまったのさ」
マナ「…よくわからないけど…でも、もしお姉さんがいつか、寂しさに負けそうになったり、絶望に打ちひしがれそうになった時は―――」
マナ「あたしたちプリキュアが、あなたのドキドキ、取り戻してみせる!」
ライトニング「…ふっ。楽しみにしているよ」
マナちゃんかわいい
ホープ『ライトさん。あまり余裕はありませんよ。混沌が収束を始めました』
ライトニング「……マナ。どうやらお別れの時間らしい」
マナ「え? もう行っちゃうんですか?」
ライトニング「もともと私たちは会うはずがなかったんだ。これが運命というヤツさ」
マナ「そんな……」
ライトニング「…ところでそこの青いの。確か六花と言ったな」
六花「はい?」
ライトニング「一つ頼みがあるんだ。私を「お姉ちゃん」と呼んでみてくれないか?」
六花「え…ええ!? ど、どうしてですか…?」
ライトニング「いいから、頼む」
六花「………」
六花「お……お姉ちゃん……」
ライトニング「ああ……」ゾクゾクッ
六花「(何この人…)」
ホープ『ライトさん。混沌が閉じきる前に、その中に飛び込んでください』
ライトニング「…わかった。じゃあな、マナ、みんな」スッ…
マナ「お姉さん!」
ライトニング「…ん?」
マナ「あたしたち、また会えますよね!?」
ライトニング「…ふっ」
ライトニング「モチのロンさ」
シュゥゥウ…ン……―――。
マナ「…行っちゃった」
ありす「なんだか、不思議なお方でしたわね」
真琴「性格は違ったけど、なんとなくマナに似てると思うわ」
マナ「え? そうかなぁ?」デレデレ
亜久里「他人を放っておけないところなんて、そっくりですわ」
六花「(お姉ちゃん―――何故だか妙にしっくり来るこの響き……)」
マナ「…またね、お姉さん!」
~~大貝町・上空~~
ルミナ「お姉さんは心から喜んでないみたい、か」
ルミナ「なかなか鋭いじゃない、あの子たち♪」
ルミナ「面白いものが見れたし、満足満足!」
ルミナ「…ブーニベルゼが新世界に魂を移すまであと2日……」
ルミナ「このまま解放者様が突き進んでしまったら、私はまた一人ぼっち……」
ルミナ「…さーて、お次はどんな方法でアプローチしてみるかなー?」シュンッ
キュアライトニング…
~~同時刻:ノウス=パルトゥス・ウィルダネス~~
ライトニング「―――……」
ライトニング「…ここは……ああ、そうか。戻ってきたんだな」
ホープ『おかえりなさい、ライトさん』
ライトニング「ああ、ただいま。結局なんだったんだろうな?」
ホープ『さあ……ただこれは推測ですが、本来死んでいるはずのバルトアンデルス、オーファンが、混沌に紛れて姿を現した―――』
ホープ『このことそのものが、巨大な異端因子(パラドクス)となって、元エトロの騎士であるライトさんを招いたんじゃないでしょうか?』
ライトニング「バルトアンデルスそのものがパラドクス、大いなる混沌だったということか」
ホープ『はい。ですがもしかしたら、陰でそれを操っていた者がいるかもしれません』
ライトニング「大方見当はつくがな」
ホープ『ルミナ、ですか…。彼女は一体何者なんでしょう?』
ライトニング「もうすぐわかることだ。世界はあと2日で終末を迎える。私が異世界にいた間、こっちの時間は進んでないんだろう?」
ホープ『はい。ライトさんが箱舟からウィルダネスに向かった午前6時のままです』
ライトニング「ブーニベルゼがその気になれば、簡単に私を異世界に閉じ込めておけたはずだ」
ライトニング「世界の終わりに私を間に合わせないようにするというバルトアンデルスの計画は、神にさえ見捨てられていたということさ」
ホープ『ですね』
ライトニング「―――…さあ、行こう。まだ救いきれてない魂は無数にある」
ホープ『はい。今日もよろしく頼みます、ライトさん!』
ライトニング「進むぞ、オーディン」
オーディン「クエーッ!」バササッ!
ライトニング「…待っていろ、セラ。必ずお前の魂を解放してみせる…―――」
http://www.youtube.com/watch?v=XIUqUZKynQE
しえん
ライトニングリターンズやってる俺にはタイムリーなスレ
ってもうエンディングか?
乙…でいいのか?
このSSまとめへのコメント
六花=セラのネタあったけど
亜久里はパロム&ポロム、アイちゃんはラーサー、ジョーはクラウド、マーモはアルティミシア、グーラはジェクト、リーヴァはヴェインと結構FF出演歴の多い(しかも大雑把の立場も同じ)よなドキドキ
『出演歴の「ある声優」多い』な