雄二「今回の学園祭は必ず成功させなければならない。さもなければ…………」


明久「…………」






～清涼祭～

苗木「ここが文月学園かぁ」

舞園「さすが、とても広いですね」

朝日奈「それにしても、十神から誘ってくるなんて珍しいじゃん。なにかあったの？」

十神「ふん、特にどうということもない。ここの研究費用の7割はうちが出している。いってみれば俺の庭みたいなものだ。愚民達を案内してやるのは俺の務めだからな」

大神「試験召喚戦争システムというのには前々から興味があったからな。感謝するぞ」ﾜｸﾜｸ

葉隠「俺も楽しみだべ！ 金儲けの秘訣でも見つかるかもしれないべ！」

桑田「ちっとは金以外のことも考えろっつーの」

十神(しかし、1人足りないような気がするのだが…………)




霧切(苗木くん発見。他は………十神くん、葉隠くん、桑田くん、朝日奈さん、大神さん、それに舞園さんね)

霧切(どうして私は誘われなかったのかしら)

霧切(なにか酷いことでもしたかしらね)

霧切(…………………)

「誘われないなんて………絶望的です。」

霧切(………………！)

二人誘われてないの?

葉隠「うわー、出し物いっぱいあるべ！ どこから行くべ？」

苗木「舞園さん、どこか行きたいところある？」

朝日奈「苗木ったら舞園ちゃんばっかりなんだからー」

それは違うよっ！

舞園「うーん、お腹空いてきたし、ちょっと早いけどご飯にしませんか？」

桑田「そういやもう昼前だもんな。昼過ぎたら混みそうだし、ちゃっちゃと食っちまうか」

朝日奈「いいね！」

大神「我は構わんぞ」

葉隠「なら決定だべ」

舞園「できればラー油が食べられるお店がいいです」

苗木(ラー油ってことは中華でいいのかな)

舞園「はい、中華料理でいいですよ」ﾆｺｯ

苗木(！？)

舞園「エスパーですから」ﾆｺｯ

苗木「冗談………なんだよね？」

葉隠「えーっと、中華料理は………あった、2年Fクラスだべ！」

十神「Fクラス………だと？」

朝日奈「ん、十神どうかしたの？」

十神「Fクラスなど愚民の中でも落ちこぼれが集まる場。俺にふさわしいと思うか？ 」

朝日奈「………」

十神「俺はAクラスの喫茶へ行く。あとで来い」
ｽﾀｽﾀｽﾀ…



朝日奈「ちぇ、なによせっかく気持ちよく決まりそうだったのに」

葉隠「まあまあ、気を取り直して飯食いに行くべ！」

桑田「っしゃきた！」


朝日奈「ちょっと、葉隠、桑田、待ちなさいよ！」

嫌な予感しかしない

バカテス終わったな・・・
長かった

>>6
最後の校則は笑った

>>3
その辺りは話し進めていったら明かして行く予定です



～2-F～
「「「中華料理、ヨーロピアンへようこそ！」」」

姫路(チャイナドレス)「6名様、今お席ご案内しますね」

島田(チャイナドレス)「あ、あの、店員の人気投票やってるんで、よかったらお願いしますっ」

秀吉(チャイナドレス)「では、ごゆっくりしてくだされ」ﾆｺｯ



桑田「眼福じゃああああ！！」

葉隠「天国だべ！！」

朝日奈「サイッテー」

苗木「舞園さん、どうしたの、顔が怖いよ！？」

舞園「ふふふっ、苗木くんはこんな露出の多い服装が好きなんですね？」

苗木「いやっ、まあ、嫌いとは言えないけどさ！ でも、あの………」


大神(この教室の床、割れが踏んでも抜けんといいが……)ﾐｼｯ



姫路「お席こちらでーす。ご注文決まったらまた呼んでくださいね」ﾆｺｯ

苗木「あれ、舞園さん帽子はもういいの？」

舞園「はい、店内でまで被っていたら落ち着けませんもの」ﾇｷﾞﾇｷﾞ



雄二「おい明久」

明久「どうしたの雄二？」

雄二「あれ、舞園さやかじゃないか？」

明久「舞園さやかって、あの？ やだなー雄二、国民的アイドルがうちの中華料理屋にくるはずがないなんてこといくらバカな僕でもわか…………！？」

雄二「ああ、間違いないだろう」

ｽﾁｬ

土屋「…………臨戦体制」

明久「ムッツリーニが本気だ………てか厨房どうすんの！」

土屋「…………明久、任せた」ｸﾞｯ

明久「いくらなんでもこんなチャンスに厨房なんて…… 雄二「姫路瑞希」……わかった代わるよ！ いけばいいんだろ！」

舞園「それにしても、3人ともチャイナドレス似合ってましたね」

朝日奈「ほんと、みんな綺麗で羨ましいよー」

苗木「舞園さんだったら、仕事でチャイナドレス着たことあったりしないの？」

舞園「ないんですよ。ちょっと興味はありますけど」

桑田「んじゃさ、店員に頼んで貸してもらったらよくね？」

葉隠「そうだべ、それがいいべ！」




土屋「………………！」ｼｭﾀｯ

ｸﾙｸﾙ

ﾀﾀﾝｯ




土屋「…………ここに服はいくらでもある。好きなのを取れ」

苗木「！？」

葉隠(呼んでないのになんかきたべ)

舞園(これは、苗木くんに私のボディを見せつけるチャンスです)

舞園「では、遠慮なくこちらを」

土屋「…………そちらのお嬢さん方も」ｸｲｸｲ

朝日奈「えっ、私！？ 私はその………恥ずかしいし………」

大神「ふむ、我も試してみよう。借りるぞ」

朝日奈「えっ、さくらちゃんも！？」

桑田「朝日奈もきちゃえよ！」

葉隠「そうだべ！ いい機会だべ！」

朝日奈「そ、それならこれを……//」

土屋「………………」ｸﾞｯ

つっちー!!

～更衣完了～
舞園「苗木くん、どうですか？ 似合ってますか？」

苗木「すごくかわいいよ舞園さん！」

舞園「苗木くんにそう言われる嬉しいです」ﾆｺｯ

朝日奈「さくらちゃん、どう？」

大神「似合っておるぞ」


桑田(むっはーーーーー舞園ちゃん最高マジマイエンジェル！！！)

葉隠(やめとくべ。どのみち相手にされないべ)

桑田(だよなー。くそ、苗木のヤローばっか羨ましいぜ)




雄二「お嬢様方、お楽しみいただけてるかい？」

舞園「はい！ こんな服着るの初めてですから」

朝日奈「なんか祭にきたなーって感じだよね！」

大神「うむ、これだけで店員になったような心地だな」



雄二「その話なんだが、お願いがあってだな」

雄二「店員手伝ってくれないか？」


「「「え？」」」

舞園「そんな事情があったんですか」

雄二「ああ、もともと姫路は手違いでFクラスに入ったようなもんだからな。このクラスは見てわかるように、まともに学習できる環境じゃない」

雄二「他校へ転校すれば、ここのAクラスほどではないが、普通の環境で学習できる。親御さんが心配するのも無理はない」

大神「それで、転校を阻止するために、学園祭の売り上げでクラスの設備を買い換えようというのだな」

雄二「まあ、そういうことだ」

雄二「あなた方はアイドルに有名水泳選手、格闘家だ。集客のネタには十分すぎる。どうだ、力を貸してくれないか？」

舞園「そういうことでしたら協力しましょう。朝日奈さん、大神さんもいいですか？」

大神「我は構わんぞ」

朝日奈「私もいいよー。希望ヶ峰って、予備学科含まなかったら規模小さいからさ、こういう大きい学園祭憧れてたんだよね。なんだかワクワクしてきた」

桑田「けどよ、そのクラスの備品とか、勝手に買い替えていいのか？」

雄二「その点は心配するな。担任が学園長から許可を取ってきている」


雄二「ただし、条件付きでな」


桑田「条件、だと？」

期待

続きを

む

まだか

まだ

終わり？

まだ

苗木君の女装が見られると聞いてきたわ