先生「お前らは今日からB組の生徒だ」生徒「B組?」 (96)


先生「おはようございます、馬鹿共が!」ガラッ

生徒A「入ってくるなりいきなり馬鹿呼ばわりですか!? 教育委員会に訴えますよ!?」

先生「事実なんで、棄却だ!」

生徒B「なんであんたが棄却する!?」

先生「はいはい、出席とるぞー」

先生「」ンー

先生「いいか、別に。お前らだし」

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生徒C「ちゃんと仕事してー」

先生「」エー

先生「もう面倒なんで、右から馬鹿01Fb、馬鹿02A、馬鹿03Dで」

生徒03D「馬鹿開発計画だね!」

生徒02A「Cちゃん、名前が03Dになってる!!」

先生「それが嫌なら、夜に吠ゆる馬鹿、大いなる馬鹿、闇に棲む馬鹿、だ」

昼に吠ゆる馬鹿「謝れです! ラヴ○ラフトやダー○ス達に全力で謝りやがれです!」


先生「昼に吠ゆる馬鹿になってるぞー、A」

生徒A「だから! どうして私達がそこまで言われないといけないんですか!」

先生「おまえら、なんでここに集められたか分かってる?」

生徒A「わかりません」

生徒B「超優秀だから?」

生徒C「美少女トップスリー?」


先生「」ハァーッ

生徒A「あり得ないくらい深いため息ですよ?」ヒソヒソ

生徒B「何かかわいそうなものを見るかのような目を向けられてる」ヒソヒソ

生徒C「あれはあれでイイかも」ゾクゾク

先生「C、ひくわー、それはないわー」

生徒C「」エー

先生「おまえらがこのクラスに集められた理由は……」


生徒ABC「」ゴクリ

先生「要観察対象者に指定されたからだよ! おめでとさん!」

生徒A「要?」

生徒B「観察?」

生徒C「対象者?」

先生「馬っ鹿野郎のことだー」


生徒A「ちょっと、なにを言っているのかわからないです」

生徒B「日本語使え」

生徒C「あー、えーっと、きゃんゆーすぴーくじゃぱにーず?」

先生「喋ってんだろ! さっきから!……いいか? いくら高校、大学とエスカレーターで入れるうちの女子校でも」

先生「外に出すと恥ずかしいレベルの馬鹿は矯正しないといけねぇの!」

生徒A「それが私達なんですか!?」


先生「何故か、お前らには自覚がないんだよ」ハァ

生徒B「納得いかないな!」

生徒C「そうだ、そうだー」

先生「……本気で言ってやがんのか?」ギロリ

生徒A「」コワイ

生徒B「」ベツジンジャン

生徒C「」ゾクゾク


先生「まず! A!」

生徒A「はいぃぃ!」

先生「お前! この前、校長室荒らし回っただろぉ!! あれが決定打だよ!!」

生徒A「そんな、人聞きの悪い……」

先生「違うとでも言いたいのか!?」

生徒A「ちょーっとふかふかなソファで飛び跳ねてたら、ビリってして……」

生徒B「」フンフン

生徒C「」ソレデソレデ


生徒A「なんとかごまかそうと、カバディ部の優勝旗をソファーに瞬着しただけじゃないですか!」

生徒B「何故そこで優勝旗? いや、何故カバディ?」

生徒A「手近にあったどうでも良さそうな布がそれしかなかったんですよ」

先生「せめてカーテンとかあっただろぉ! それだけじゃねぇ! 来客用の馬っ鹿みてぇに高い菓子、全部食っただろ!」

生徒C「先生が、興奮して、口汚く、罵ってる」ハァハァ

生徒A「Cちゃん、落ち着いてください」


先生「俺がこっそり食ってたのに……」

生徒B「あんたも食ってたのか!」

先生「誰か入って来て、慌てて窓から逃げようとした時、なにかに足引っかけたよなぁ!?」

生徒A「そんな気もします」

先生「クリケット部の優勝旗! あれ倒れて校長の金魚鉢割れるし! 机の上水浸しだし!」

先生「金魚死んじゃうし! 書類全部ダメになるし! いい大人の校長がマジ泣きしてたぞ!?」

生徒B「校長に金魚? どこかで?」


生徒C「ラ○ール校長だよ! アカデミーの!」

先生「お前ら、ホントに中学生か!? 全員再訓練にすんぞ!!」

生徒A「なんでバレたんですかね?」

先生「あの時校長室に入ったのが俺だからだよ!」

生徒B「お菓子食べに?」

生徒A「食ーべーまーしーた!」

生徒C「私のホッ○ペッパー使って?」


先生「使っ……たような気がします! ってアホか!」

生徒A「それだけで馬鹿の烙印ですか……」トホホホ

先生「それだけじゃねえよ!? 今までの分全部集めて、退学にならないだけマシだよ!?」

生徒B「私とCちゃんは?」

先生「説明されないと分かんねえ!?」

生徒B「」ウン

生徒C「」ソウダネー


先生「上げればキリがないから、お前らも決定打だけ伝えるぞ?」

先生「Bは、何故プールに大量の淡水魚を放流したのかな?」

生徒B「でっかい生け簀で育てれば、いつでも新鮮な魚が食べ放題だと思ったから!」

先生「こんの大馬鹿野郎! プールは! 人が泳ぐ所! だからPool!」

生徒C「フール?」

先生「そりゃお前らのことだよ!!」


生徒A「指パッチン?」

先生「ポールだよ!」

生徒B「キスオンリーワンレディ?」

先生「そいつはKOOLだよ!」

先生「いちいちボケんなぁ!」

先生「大体、プールで養殖できるか! 次の日お魚さん全部プカプカ浮いてただろ!」

生徒B「うん、あれは悲しかった」


先生「悲しかったのはこっちだよ! 水抜いて全部洗うの! 大変だったんだぞ!」

生徒B「ごめん」

先生「主に校長が」

生徒A「先生は!?」

先生「俺はプールサイドで、校長に罵声浴びせながら見てただけ」

生徒C「それ、すっごくいい」ゾクゾク


先生「でぇ、C、お前がある意味最強だ……」

生徒C「ホントに? えへっ」

先生「褒めてねぇよ!」

先生「職員室の! 俺の机を毎日漁るな!!」

生徒C「お掃除してあげてるんだよー」

先生「余計なお世話だよ! しかもお前PCまでいじっただろ!」

生徒C「履歴見ただけだもん」


先生「あれ、他の生徒の成績とかも入ってんだよ!?」

生徒C「それでエロサイト巡りしてるくせに」

先生「お気に入り全部消したのお前か!! 魚雷発射管に詰め込んで三百キロの爆薬と共に射出するぞ!?」

生徒C「」ゾクゾクゾクゾクッ

先生「なんで怒られて悦んでんだよ、おまえは」ハァ

生徒A「Cちゃんはこういう人ですから」

生徒B「割と有名だな」


生徒C「そのかわり、別のサイト登録しておいたでしょー?」

先生「お前の非公開ブログなんて見たくねぇんだよ!! 俺のエロサイト百二十件返してくれよ!!」

生徒A「とか言いつつ結局見る先生でした」

生徒B「どんなのだった?」

先生「口にするのもおぞましいよ! あんなページ登録してたら児ポ法違反で捕まるわ!!」

生徒C「」エー


先生「」ハァハァ

生徒A「そんなに興奮すると体に触りますよ?」

生徒B「もう少し教師としての自覚をもった言葉使いの方が望ましい」

生徒C「興奮して息を荒げてる姿も、また……」ハァハァ

先生「誰のせいだと思ってんだー!」

生徒A「さぁ?」

生徒B「悪い人もいるもんだ」

生徒C「見つけ次第おしおきだね」


先生「お前らのせいだよ! なんで俺がB組の担任なんかに……」

生徒A「先生ー、なんで三人だけのクラスが『B』組なんですか?」

生徒B「確かに。普通最後に持ってきそうだよな」

先生「他のクラスはアルファベットじゃないの、知ってるか?」

生徒C「あー、そう言えば?」

生徒A「1組から5組ですね」

生徒B「ん? じゃあなんで『B』なんだ?」


先生「このクラスの『B』はとある言葉の頭文字だ。さてなんだ?」

生徒A「バケーション」ハイ

生徒B「ビジネスクラス」ハイ

生徒C「ブラクラ」ハイ

先生「バケーションの綴りは『Vacation』でしょぉ!」カツカツ

先生「Bは飛行機でも乗るのって、俺はエコノミーしか乗ったことねぇよ!」

先生「お前が俺の精神的ブラクラだ! C!」


先生「……気を取り直して、なんの頭文字ですか!?」

生徒A「バンカーバスター」ハイ

生徒B「バレットM82」ハイ

生徒C「バンカー・ヒル」ハイ

先生「何で兵器で統一してんだよ!」

先生「それとC! タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦とか誰が知ってんだ!!」


先生「もっかい聞くぞ! 『B』はなんのこと!?」

生徒A「ビッ○・ショー」ハイ

生徒B「ブロッ○・レスナー」ハイ

生徒C「ボ○・オートン」ハイ

先生「よし、お前ら! おしおきの時間だ!」ルッキンマイアーイズ

先生「つぅかCは年ごまかしてんだろ! 絶対!」


先生「ヒントは、日本語です! さてなんでしょう!!」

生徒A「武士道とは死ぬことと見つけたり」ハイ

生徒B「豚バラ三百グラム」ハイ

生徒C「美人薄命、つまり私!」ハイ

先生「A、ここは○塾じゃねえよ!」

先生「『豚バラ三百グラム』クラスってなんなの!? ねぇ? B?」

先生「もうお前は美人で良いから、はやいとこ散ってくれよ、C」


生徒C「聞いた? 聞いた? 美人だって!」

生徒A「その後、はやく死ねって言われてますけどね」

生徒B「通じてないと思うな」

生徒C「」ホワーン

生徒B「幸せそうな顔だな」ニコニコ

生徒A「こっちまで幸せになりますね」ニコニコ

先生「こんな状況じゃなきゃね!!」


先生「最後のチャンスだ! きりきり答えやがれ!」

生徒A「冒険の書が消えました」ハイ

生徒B「豚挽き二百グラム」ハイ

生徒C「貧乏暇なし、つまり先生!」ハイ

先生「お前、消える世代じゃねえだろ!? A!」

先生「B、お前は肉から離れようか!」

先生「そうそう、教師の安月給でってお前に関係ないわ!」


先生「そんなんだからお前ら『B』組なんだよ」ハァー

生徒A「つまり?」

生徒B「どういうこと?」

生徒C「大丈夫! 先生は私が養う!」

先生「なんか一人ずれてるのがいるんだが?」

生徒C「Aちゃん? それともBちゃん?」

生徒AB「「いや、お前だよ」」


先生「いいか! 『B』組の『B』は馬鹿野郎の『B』だよ! 今からでもO組にしてぇよ、ちくしょー!」

生徒ABC「「「オー?」」」

先生「大馬鹿野郎、だよ!」

生徒ABC「「「オー!」」」

先生「感心してんな!」

先生「という訳で、友達からクラスを聞かれたら!」

先生「馬鹿野郎組、と答えてくださいね!」


生徒A「野郎、は先生以外一人もいませんけどね」

生徒B「つまりここで言う『B』な人とは」

生徒C「先生のこと?」

先生「」プルプル

生徒A「先生? 震えてますよ?」

生徒B「おーい? 大丈夫かー?」

生徒C「風邪でも引いた? 人肌で暖めてあげよっか?」


先生「確かにお前らの言うとおりだよ! おかしいとは思ってたんだ!」

先生「でもしょうがねぇじゃん! 校長が決めたんだもん!」

生徒A「もんって、いいおっさんがそんな話し方して恥ずかしくないですか?」

生徒B「この場合は何ハラ? ソンハラ?」

先生「ソンハラ? なんだそりゃ?」

生徒B「存在がハラスメント」

先生「お前、時々俺の心を鋭角にえぐるよな! そんなんで法廷立ちたくねえよ!」


生徒C「私が弁護してあげる!」

先生「いらねぇよ!」

生徒C「じゃあ、介護?」

先生「そんなおじいちゃんじゃねぇよ!」

生徒A「将来的には必要そうですけどね」

先生「なんでだよ!? ぽっくり逝かせてくれよ!」

生徒B「普段から怒ってばかりだと体には良くない」

先生「誰のせいだと思ってんだぁ!?」


先生「とにかく! お前らは今日からB組の生徒だ!」

先生「そして担任は俺! これは揺るぎない事実! 俺もすっげぇ嫌だけど!」

先生「明日からお前らを真人間にするための授業、始めるからな!」

生徒A「嫌々なんですか」

生徒B「嫌々なのか」

生徒C「嫌よ、嫌よ、も……」ジュルリ

先生「違えよ!! 表情見ろよ!! わりと本気で嫌がってんだろ!?」


 別の日

先生「おはよー、馬鹿野郎共ー」ガラッ

生徒A「その挨拶にも、なんとも思わなくなってきました」

生徒B「ある種の洗脳じゃないか? これ」

生徒C「先生の調教」ハァハァ

先生「よーし、全員いつも通りっと」

生徒C「放置されるのもそれはそれで」ハァハァ


先生「今日はこの前やったテストを返すから一号から取りに来い」

生徒A「番号で呼ばないでください! どっかの囚人ですか!」

先生「似たようなもんだ。あとお前ら、テストを受ける時の注意点、言ってみろ」

生徒A「落ち着いて問題をよく読みます」

生徒B「時間に余裕があれば見直す」

生徒C「名前と出席番号を忘れない」

先生「よーし、分かってはいるな」


生徒A「いくらなんでも馬鹿にしすぎです!」

先生「お前らの解答用紙、ちょっと見ただけで不安になったんだよ!」

生徒B「不安なのは先生の将来設計」

先生「だから、いちいちえぐるな! 俺はいつかでっけぇことやるんだよ! とか言ってねえよ!」

生徒C「私が支えてあげる!」

生徒A「ダメなカップルのできあがりですね」

生徒B「ひもと水商売」


先生「雀荘行くから金くれよ、とか言わねえし!」

生徒A「で、耐えかねたCちゃんが先生を包丁で刺すんですね」

先生「刺されねえよ! つうか、なんで一緒に住むことになってんだ!」

生徒C「うふ、ふふふ……先生殺して、私も死ぬの」

先生「怖えよ! お前の雰囲気、シャレになってねえから!」

生徒B「半ば本気だもんね」

先生「友達なら止めてやれや!」


先生「で、まず名前の記入欄だが……」

生徒A「何か問題でもありましたか?」

生徒B「ちゃんと書いたぞ?」

生徒C「書き忘れは恥ずかしいよね」

先生「C! お前の苗字はいつから俺の苗字になったぁ!」

生徒A「おめでとうございます」

生徒B「式はいつ?」


先生「しねぇよ! 法律的にも俺の精神的にも無っ理無理だよ!」

生徒C「でも、婚姻届はあるもんね」

先生「そんなもんいつ書いた、って、お前俺の印鑑、いつの間に押しやがったぁああぁぁ!」

生徒C「この前、先生の部屋で」

先生「……参考までに、どうやって入ったのか聞いてもいいか?」

生徒C「ピッキング?」

先生「……」


生徒A「さらっと言ってますけど、わりと犯罪ですよね?」

生徒B「完全に犯罪だな」

先生「鍵、交換しねえとなぁ」

生徒C「えー! やだー! せっかくスペアキー貰って来たのにー!」

先生「やった覚えねえよ! 今すぐ返せ!」

生徒B「スペアキーは渡せないけど、俺の鍵をお前の鍵穴に入れてやることはできるんだぜ?」

先生「お前、突然なに言ってんのお!?」


生徒A「ナニの話です、って言わせないでください、恥ずかしい」

先生「恥ずかしいのはお前らみたいな生徒もった俺の方だよ!!」

生徒C「どうせなら首輪とリード付けて、服はコートだけで街中を引っ張り回して欲しい」ハァハァ

先生「誰か病院に電話しろー」

生徒A「手遅れです」

生徒B「手は尽くしたんだが」

先生「難手術の後の医者みてえな顔してんな! 例え怪物でも助けろ! 脳外科医!」


先生「ったく、テストの解答、確認すっぞー!」

生徒ABC「「「」」」ハーイ

先生「社会のテストから、アメリカ合衆国の初代大統領の名前を答えなさい」

先生「問題作ってる方もどうなんだよ、小学生の問題かよ……」

生徒A「アーノルド・シュ○ルツェネガー」

先生「そりゃカリフォルニアの前州知事だよ!」

生徒B「ハ○・ムーア」

先生「ヴェトナム戦争の時の軍人さんだ!」

生徒C「ヴィン○ント・ケネディ・ミクマーン」


先生「会長さんだよぉ! なんでマク○ホンの発音だけ、やけにいいんだよ!」

先生「ジョージ・ワシントンだろ! せめて本当に大統領やった人で間違ってくれよ!」

生徒C「でもアメリカ人だよ?」

先生「そうだね! 映画俳優? 軍人? 会長? だからなに!?」

生徒A「大統領だけは勘弁なんですよ」

先生「飛行機だけだろ!?」

生徒B「ブラジャーからパンツまで、なんでも揃えてみせるぜ」

先生「下着オンリーかっ!! ミサイルも揃えてやれよ!」


先生「はい次、化学! 対象とする物質が電子を失う化学反応のことをなんと言うでしょう?」

先生「具体的には、物質に酸素が化合する反応、あるいは、物質が水素を奪われる反応などである、と」

生徒A「愛の讃歌」

生徒B「営業三課」

生徒C「エ○リー散華」

先生「そいつの読みは、さんげ、だよ! もっかいZZ見直せや!」


先生「お前ら、分かっててやってんだろ!」

生徒A「いや、まあ、なんと言いますか」

生徒B「どうにもまじめな場面だとボケたくて」

先生「今のうちにその性格直しとけよ! 大人になったら通用しねえぞ!」

生徒C「大丈夫。私の進路は先生の肉奴隷だから!」

先生「最高の笑顔で最っ低なこと言うな!! それにそんな進路は存在しねえよ!!」

生徒C「あぁん」ゾクゾク


先生「道徳! 遅刻しそうでバス停に向かって走ってる時、重そうな荷物もったおばあさんが道に迷ってんの見たら?」

生徒A「毎日バス停、二センチ動かす」

先生「お前の武勇伝は聞いてねえよ!」

生徒B「すごい、三年後には家の前」

先生「お前の解答はホントにそれなのか!!」

生徒C「はっ、このメス豚が! と……」

先生「メス豚はお前だけで十分だ!!」

生徒C「こんなところで愛の告白しなくても」ポッ


先生「そんないいもんじゃねえ!」

生徒A「熱烈でしたね」

生徒B「お前だけで十分だ、だからね」

先生「いい加減にしやがってもらえねえですかね!」

生徒C「私の鍵穴に先生の……」

先生「それ以上言わせる訳ねえだろ!!」


先生「もっかい社会! 三権分立の三権は?」

生徒A「孫権」

生徒B「孫堅」

生徒C「孫策」

先生「だから前の奴に合わせんな! つうか意味分かんねえよ!!」

生徒A「孫権、呉の初代皇帝。字は仲謀です」

先生「そんなことは知ってんだよ! 大人馬鹿にしてんのか!」


先生「解答用紙に書いた答えを言えっての! 三権分立は?」

生徒A「孫権」

生徒B「孫堅」

生徒C「孫策」

先生「くどいわ! 解答用紙、見せてみろ!」

生徒ABC「「「」」」ハイ

先生「本当に書いちゃってるんだもんなー」ハァー


先生「英語の問題! 『艦長』を英訳しろ!」

生徒A「テレサ・テス○ロッサ」

生徒B「ブ○イト・ノア」

生徒C「レアリー・エ○ベリ」

先生「レアリーさんは艦長代行だよ! 誰が艦長の名前を挙げろと言った!?」

生徒B「先生、突っ込み薄いよ!? なにやってんの!!」

先生「お前らの相手に本格的に疲れてんだよ!!」


 また別の日

先生「えー、今日は、避難訓練やるから」

生徒B「いくら訓練とはいえ、先に言われては緊張感がない」

生徒A「ネタバレ厳禁ですよ!」

生徒C「みんなが校庭にいる時に、私と先生が屋上で……」ハァハァ

先生「お前、いい加減ホントに入院させるぞ?」


先生「避難訓練が始まる前に、避難の時のお約束、確認するぞぉ」

生徒ABC「「「おー!」」」

先生「まず、『お』」

生徒A「おやじ! もう一杯!」

先生「次、『か』」

生徒B「看板だよ、お客さん」

先生「最後、『し』」

生徒C「仕方ねえ、河岸変えて飲み直すか」


先生「お前らは、頑張るサラリーマン様か!!」

先生「もっかい聞くぞ! 『お』」

生徒A「奥さぁん、こうして欲しかったんだろぉ?」

先生「『か』」

生徒B「か、勘違いです! やめてください!」

先生「……『し』」

生徒C「下の口はそうは言ってねぇみたいだけどなぁ?」


先生「誰が官能小説やれって言った!! ちゃんと答えろよ!?」

先生「はい! 『お』」

生徒A「遅ればせながら」

先生「『か』」

生徒B「帰ってまいりました」

先生「……」

生徒C「新大陸から」


先生「お前らいつの大航海時代だよ! インドと間違えてアメリカ着いちゃったのかよ!」

先生「もういい! 避難のお約束は後回しだ!」

生徒A「正直、先生のナイスパスには対応しないといけない気がするんですよ」

先生「俺はどこのファンタジスタだ!!」

生徒B「海外リーグで活躍できる」

生徒C「すごーい!」

先生「できねえよ! すごくもねえし! 日本国内でも活躍できねえよ!」


先生「火事が起きた時は速やかに逃げる。その時に注意することは?」

生徒A「せっかくの演出なので、煙を有効活用して登場します」

先生「演出じゃねえよ!! どこに登場すんだ!?」

生徒B「白いマットのジャングル」

先生「んなこと聞いてねえよ! タイ○ーマスクなんてよく知ってたな!?」

生徒C「実はエディ・ゲ○ロは二代目ブラックタイ○ー」

先生「なんでそんなことまで知ってんだ!?」


先生「火事が起きた時には! 姿勢を低くして! 濡らしたハンカチなどで口と鼻を押さえて速やかに避難する!」

生徒C「先生のハンカチは私が濡らしてあげる!」

先生「遠慮するわ! なにされるか分かりゃしねえだろ!」

生徒A「それはもちろんアレですよ」

生徒B「Cちゃんの愛のエキスで」

先生「現実にそんなことされてみろ!! 煙に巻かれて死ぬ方選ぶわ!!」


生徒C「先生と私、徐々に近づく死の気配を感じながら、燃え上がる二人!」

先生「建物燃えてんだから、お前も逃げろよ!」

生徒A「生徒の愛くらい受け止めてくださいよ」

先生「嫌だよ! 俺は変態じゃねえんだよ!」

生徒C「そうやって罵ってもらうだけで」ゾクゾク

先生「ホント、もう入院させちまえよ!」

生徒B「先生がつきっきりで看護する、と」


先生「しねえよ! 見舞いにも行かねえわ!」

生徒C「せっかく病室なんだから、ナース服で……」

先生「お前、患者だろぉ!!」

生徒B「なら、先生が白衣で現れる」

生徒A「C、俺の注射を……」

先生「ベタすぎんだろ! エロオヤジか!!」


生徒C「やっぱり子供は二人欲しいの。男の子が『留烏久』女の子が『礼阿』」

先生「スター○ォーズか! そんなDQNネーム付けんなや!」

先生「子供が大きくなって、ツ○ヤのワゴンで未開封DVDが三百円で投げ売りされてたらどう思うよ!?」

生徒C「ちょっと嬉しい?」

先生「嬉しくねえよ!! 俺だったら一生恨むわ!!」

生徒C「一生思われる……イイかも」

生徒AB「「ダメだ、こりゃ」」

先生「次ぃ、行かねえよ!!」


 またまた別の日
 
英語科「おはよう、みんな」ガラッ

生徒A「あれ? 今日の一時限目、英語じゃないですよ?」

英語科「今日は先生が体調不良でお休みなので私が代わりに来ました」

生徒B「先生が体調不良? 世界終了のお知らせ?」

生徒A「まずいですね。寺生まれの簿衣欄に予言して貰って相殺してもらいましょう」

英語科「先生からの伝言で『くれぐれも他の先生に迷惑をかけるな』だって」


生徒C「これは、お見舞いイベントをやるべき?」ハァハァ

英語科「えーとね、伝言に続きがあって『来るなよ? 来るなよ? 絶対来るなよ?』って」

生徒A「行かない訳にはいかなくなりました」ハァ

生徒B「面倒だけど」ハァ

生徒C「ベッドの上で動けない先生を……」ハァハァ

英語科(この子、大丈夫かしら?)


英語科「行くにしても、みんなで押しかけたら迷惑になるから……」

生徒A「じゃあ! 私が!」ハイ

生徒B「じゃあ、私が」ハイ

生徒C「いやいや、私が!」ハイ

生徒ABC「「「」」」ジー

英語科(なんかすごい見られてるんだけど!?)

英語科「え、えーと、私……が?」

生徒ABC「「「どうぞ、どうぞ」」」


英語科(なんなの!? この子達!)

生徒A「いやー、助かりましたね。今日は早く帰ってエアー○ルフのDVDボックスを見ないといけなかったので」

英語科「え? あぁ、そうなのね」

生徒A「……」コレジャナイ

生徒B「今日はカート・○ングル対J○Lのヘルイン○セルマッチがあるから」

英語科「へー。よく分からないけど、楽しみにしてることがあるのね?」

生徒B「……」コレデモナイ


生徒C「病気の先生の布団に潜り込んで、暖めてあげるの」ハァハァ

英語科「Cちゃんに風邪が感染っちゃうわよ?」

生徒C「……」ゼンゼンチガウ

生徒A「これは、意外な難敵ですよ?」

生徒B「正直、突っ込みが返ってこないことがこれほどとは」

生徒C「まるでゾクゾクしない」


英語科「他の連絡事項は特にないから、後は一時限目の準備をしててね」

生徒A「ちょーっと待ってください!」

英語科「え?」

生徒B「このままでは私達の完全敗北」

生徒C「存在意義に関わると思うの!」

英語科(この子達がなにを言っているのか分からない!!)


生徒A「絶対に突っ込ませます!」

生徒B「絶対にだ!」

生徒C「どうせなら私の鍵穴に先生の鍵を……」

英語科「えーと、もう行ってもいいのかしら?」

生徒A「あの流れで突っ込みませんか」

生徒B「ボケを無視される芸人の気持ちが分かった瞬間だった」

生徒C「先生のお仕置きが恋しい」


英語科「Cちゃん!」

生徒C「はい!」

生徒A「さすがに来ますか!?」

生徒B「期待」

英語科「先生に体罰でも受けてるの!?」

生徒AB((その反応は、予想ガイデス))

生徒C「体罰? 貰ってるのはどちらかと言うとご褒美だよ?」


英語科(ご褒美? お菓子でも貰ってるのかしら?)

英語科「ぶたれたりとかはしてないのね!?」

生徒C「うん。してくれないよ」

生徒A「微妙にズレてるんですけど」

生徒B「これ、どうすればいいんだ?」

英語科「二人も、先生から体罰とか受けてたら、隠さなくていいのよ!?」


生徒A「なんか、妙なスイッチ入れちゃいましたかね?」

生徒B「『やる気スイッチ』じゃないの?」

生徒C「私の『犯る気スイッチ』は……」ハァハァ

生徒B「今日は先生がいないんだから、ちょっと押さえてくれ」

英語科「私は貴女達の味方だから! もし暴力を受けてるのなら、今ここで言って?」

生徒B「これはめんどい」

生徒A「なんでそんなこと言うんですか?」


英語科「だって……先生って、ねえ?」

生徒A「同僚からの信頼度ゼロですよ、先生」

生徒B「先生のね……目が嫌いなのよ。吐き気がするわ。世界は自分の物と信じて疑わない目」

生徒C「整備主任!」

生徒ABC(((ここで『ガ○パレかよ!! つぅかお前ら、年いくつだ!!』と)))

英語科「Bちゃん、いくらあんな人でも、そういうこと言っちゃだめよ?」

生徒ABC(((あちゃー)))


英語科「とにかく、先生から体罰や暴力は受けてないのね?」

生徒A「言われてみると、出席簿で頭ポン、程度のこともされたことありません」

生徒B「なんだかんだでな」

生徒C「もっと! 濃密な触れ合いを求めているのに!」ハァハァ

生徒B「だから、今日は誰も突っ込んでくれないぞ?」

英語科「そう。少し勘違いしてたのかしら」


生徒C「! 今、目の前の女が泥棒猫に変わる予感がした!」ガルルル

英語科(なんでこの子は急に私に敵意を向けているの!?)

生徒A「よーしよし、落ち着いてくださいねー」

英語科「だ、大丈夫?」

生徒B「眉間がキュピーンと光っただけ」

生徒C「あぁ、先生、刻が見える」


英語科「よ、よく分からないけど、平気なのね?」

生徒A「はい。大丈夫です」

生徒C「先生は私のもの。先生は私のもの。先生は私のもの」

生徒B「いい感じに病んでるな」

英語科「もう一時限目始まるから、私は行くわね?」ガラッ

生徒A「完全敗北ですね」

生徒B「私の正常値が限りなくゼロに近くなった」

生徒C「先生、明日は来るかなー」


 月日は流れて

先生「ようやく卒業式だよ。一年がこんなに長く感じたのは生まれて初めてだ!」

生徒A「あれ? 夏休みやら修学旅行やらのビッグイベントやってないですよ?」

先生「おじいちゃん、修学旅行は行ったでしょ?」

生徒A「誰が老人性痴呆症ですか! っていうか、いつの間に!?」

生徒C「夏と言えば海。海と言えばビーチから少し離れた岩陰で先生に……」ハァハァ

先生「ねつ造すんな!」

生徒B「修学旅行の夜に、先生は私達三人を相手に朝まで……」


先生「どこのエロゲーだ! 俺はガキに興味はないの!!」

生徒B「先生がよく使う検索ワード、『金髪』 『外人』 『巨乳』」

先生「お前はなんでそんなこと知ってんだ!?」

生徒C「ちょっと染めてくる!!」

生徒A「落ち着いてください! 巨乳は当てはまってんですから!」

生徒C「アメリカ国籍ってどこで買えるの!!」


先生「買えるか!! 海兵隊にでも入隊してこい!!」

生徒B「豚娘共はB組を愛しておるか!?」

生徒AC「「生涯忠誠! 共闘! 共闘! 共闘!」」

先生「ホントこのクラスは地獄だよ!!」

生徒C「……先生の指が、私の背中を這っている。先生は私の体を使いたい。どうする?」

先生「どうもしねえし! 使いたくもねえし! そもそも這わせもしねえよ!」


先生「卒業式の日くらい、しおらしくして見せろ!!」

校長「失礼しますよ」ガラッ

先生「どうかしましたか? 校長?」

校長「いや、彼女達が無事に高等部に進学できて、本当に、本当に、良かったな、と」ホロリ

先生「まぁ、校長の被害はなくなりますからね」

校長「いえ、それはそれで、我々の業界ではご褒美ですので」ハァハァ


先生「最後の最後でびっくりの新事実だよ! あんたも変態仲間か!!」

生徒A「先生、上司にその対応はさすがにまずくないですか?」

校長「いえいえ、いいんですよ。先生の罵声は最上級のご褒美ですから」ハァハァ

生徒C「分かる! とてもよく分かる!!」ハァハァ

先生「もうこのハゲとその痴女くっつけちまえよ!!」

生徒B「MとMをくっつけても何も起きない」

先生「来年からハゲも含めた四人で『D』組やれや!!」


校長生徒ABC「「「「『D』?」」」」

先生「ど変態組だよ!! この大馬鹿野郎共が!!」

校長「それは、大変、大変、魅力的な話なんですが」ハァハァ

先生「あんたホントに笑えないレベルの変態野郎だな!?」

校長「先生には来年から高等部の方で教鞭をとっていただくことになりましたので」

先生「はぁ、そうですか……って、聞いてねえよ!!」


校長「今言いましたので」

先生「普通もっと早く言うだろ! この変態ハゲが!!」

校長「あふん」ゾクゾク

生徒C「ちっ、あのハゲ、私のご主人様に……」ブツブツ

生徒B「はっはっは、黒いオーラが間欠泉のように吹き出してるぞ」

生徒A「『ダースC』への覚醒ですね」


先生「シュコーシュコー言うのか! つぅか誰がご主人様だ!!」

生徒C「それはもちろん!」

校長「先生以外にはいらっしゃらないでしょうな」

先生「お前もか! お前もなのか!! 校長室のヅラ全部使って校庭の真ん中でキャンプファイヤーすんぞ!?」

校長「」ハァハァ

先生「悦ぶなぁ!!」

生徒C「ハゲばっかりずるい!」


校長「いや、失礼しました。あやうく出てしまうところでしたよ」ハッハッハッ

先生「なにが!? いや分かるから言うんじゃねえぞ!!」

生徒A「言葉だけで絶頂に導く漢ですか」

生徒B「新しいジャンルのAVが作れる」

先生「作れねえよ!! できても売れねえよ! そんなニッチな作品!!」

生徒C「私買う!!」

校長「私もとりあえず百本ほど」


生徒B「じゃあ、こっちの申し込み用紙に記入して」

先生「いつの間に作った!? んなもん!!」

校長「後ほど校長室に一万部ほど持って来てください」ワクワク

先生「わくわくしてんじゃねえ!! 百本じゃなかったのかよ!?」

校長「世界中の同好の士に配らないといけませんので」

先生「世界レベルで俺に恥かかす気か!!」


生徒B「ハゲ、問題がある」

校長「なんでしょう?」

生徒A「日本語版以外は、英語、ロシア語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語しかないです」

先生「そんだけありゃ世界中どこ行ってもたいがい平気だよ!! つぅか誰が翻訳して吹き替えすんだ!!」

校長「タガログ語とヒンディー語はないんですか、そうですか」

先生「なんでお前その二言語がないことで落ち込んでんだよ!!」


校長「フィリピンの大富豪とインドの実業家に仲の良い知り合いがいましてね」

先生「金持ちは歪んだ性癖の奴ばっかりか!!」

生徒B「その理屈だと先生も金持ちじゃないとおかしい」

先生「俺はノーマルだ!!」

校長生徒ABC「「「「」」」」エー

先生「なに不満そうな顔してんだ! お前ら!!」


校長「それでですね、先生に高等部で受け持っていただくクラスですが」

先生「いきなり何事もなかったかのように話進めてんじゃねえよ!?」

校長「高等部でも彼女達のことは不安視されていまして、一つの条件を付けることで入学が許可されたのです」

生徒A「まさか」

生徒B「この流れは」

生徒C「」ワクワク

先生「嫌な予感しか、しねえぞ?」


校長「高等部でも彼女達『B』組の担任として、この先の三年間、しっかり面倒見てあげてください」

先生「冗談じゃねえぞ!? このハゲ!!」

先生「この一年間で俺の髪が何本抜けて、胃壁が何ミリすり減ったと思ってやがる!!」

校長「これはもう決定事項ですので」ハァハァ

先生「よし、分かった。お前卒業式の間中、全裸で屋上から逆さ吊りにしといてやる」

校長「うっ!」

先生「不快な臭い発生させてんじゃねえよ!!」


先生「と、いう訳でぇ」

先生「非っっっ常に! 不本意ではあるが!」

先生「お前らは高等部に行ってもB組の生徒だ! 満足か! コンチクショー!!」

生徒ABC「「「イェーイ!!」」」


生徒A「その三年後、私達は無事高校を卒業」

生徒A「大学ではみんな学部が違ったために、学校で顔を見かける程度の仲になりました」

生徒A「レストランの客が入れ替わるように友達も変わり」

生徒A「気がつけば私も大学を卒業して大人になっていました」

生徒A「風の噂で聞いたのですが、生徒Bは視力のせいで憧れの軍隊には入れず」

生徒A「酒とドラッグに溺れ、交通事故で死んだそうです」


生徒A「生徒Cは大学の卒業パーティーをしていた建物が火事になり」

生徒A「そのまま帰らぬ人に」

生徒A「きっと一セント硬貨が詰まった瓶の夢でも見ながら逝ったのでしょう」

生徒A「そして昨日、先生が他人の喧嘩の仲裁に入って死んだことを知りました」

生徒A「きっと誰でも、あの頃のような友達は二度と得られないのでしょう。もう、二度と」


生徒C「ねぇー、もう出かけようよー」

生徒A「……支度は?」

生徒B「一時間前からできてるよ」

生徒A「すぐ行く」

生徒C「三十分前も同じこと言ってたよ」

生徒B「いっつもこうなんだ」

先生「スタ○ドバイミーか!! 卒業式やるんだから! さっさと体育館へ移動しろぉ!!」

                                                     了

尾張が遠うございます

乙。ここまでツッコミのキレがいいのは中々お目にかかれない。

乙wwwwwwwwwwww


ふと美少女いんぱらを思い出した

前に立ててたよな? よかったよ、乙

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