春香「プロデューサーさん、冤罪ですよ! 冤罪!!」(136)

今宵、765プロがお送りする特別番組。
芸能人の悪行を暴き、断罪する。
その名も芸能人特別裁判所765号法廷。
本日、裁かれる被告人。
その名は……
春香「私は無実ですーっ! あいむのっとぎるてい!! あいむいのせんとー!!!」

最後まで続ける気はあるかね?

ツヅケタマエ

貴音「被告人は静粛に。では、これより芸能人特別裁判を開廷いたします」

貴音「裁判に携わる役割は、765ぷろのみなさまをるーれっとで割り当てております」

貴音「そしてこのわたくしは、裁判長役という栄誉ある役割を仰せつかりました」

貴音「このように、先入観のない役割分担。これ以上の公正さはないといえるでしょう」

あ、立てられた。

SS初めてなんで、不手際もあると思いますがよろしくm(__)m

春香「それってルーレットの運次第で有罪に傾くかも知れないって事ですよね!? やだー!」

貴音「春香、静粛に。では検察側から罪状の説明を」

春香(検察役、つまり私を有罪にしようとする人だよね。ううう、誰だろう? やよいとか雪歩ならチャンスも……)

検察役登場。

中々面白そうな・・・
支援する

伊織「はい、裁判長。被告人の罪状は……」

春香「最悪だー!!! これ絶対に公正なルーレットじゃないよ。不正な操作がなされてるよー!」

伊織「な、なによ。失礼ね。私達がズルなんてするわけないじゃない」

春香「よりによって検察は伊織? 一番常識があって、一番頭が良さそうで、一番ミスとかしなさそうなんだもん。こんなのひどいよー」

伊織「逆に言えば、春香が本当に無実なら私も無罪を認めるわよ」

春香「ほ、本当?」
伊織「もちろんよ。にししっ」

春香「あの笑いー! 絶対有罪に持ち込む気だよー!!」

貴音「春香。何度も言いますが、静かに」

春香「そ、そうだ。裁判長」

貴音「? なんです春香?」

春香「弁護士役! 私の弁護士役は誰なんですか!? 早く会わせてくださいよ」

貴音「……当初の手順とは違いますがよろしいでしょう。弁護人は入廷を」

春香(伊織は正直手強い。けど弁護士役が伊織と同等とはいかなくても、そこそこ頭がいいとか、弁がたつ人なら……)

弁護士役、入廷。

しえんぬ

響「はいさーい! 自分、春香を助けるぞ」

春香「………………」

響「春香?」

春香「……終わった。なにもかも、終わった……」

響「な、なんだ春香。自分、完璧だぞ。完璧な弁護で無罪にしてやるからな!」

春香「うん……そうだね。よろしく、頼むね……」

やよいかと
響なら完璧だからな!

響「だから、なんで顔に縦線はいってるのさー!」

貴音「では審議に戻りましょう。伊織」

伊織「はい。被告人の罪状は『不必要なドシっ娘アピールで周囲に迷惑をかけた罪』です」

春香「え?」

伊織「我々は以前から、被告人のドシっ娘ぶりに対して疑念を持っていました」

春香「ええ?」

伊織「ようするに。春香のドシっ娘は天然ではなく、養殖のマガイモノではないかとの疑惑が事務所内でかねてよりささやかれていました」

春香「えええええええ?」

伊織「よく転ぶ春香。それは彼女による自作自演、アピールではないか、と」

春香「ちょ、ちょっとまってよ! 私のドジは正真正銘の天然だよ!」

貴音「春香、法廷で発言する際はわたくしの許可をもとめるように」

春香「あ、はい。裁判長!」

貴音「申請は却下します。伊織、続けなさい」

春香「ひどい! これじゃあまるで、スペインの宗教裁判だよー!」

ジャーーーンンン☆☆☆
鳴り響く効果音とともに、赤い法衣をまとった3人組が法廷に闖入する。

「「「まさかの時に、スペイン宗教裁判!!!」」」

春香「え? な、なに?」

亜美「はるるん、もうおとなしく罪を認めた方がいいよ」

真美「ヘタないいわけは、陪審員の心証を悪くするよぉ」

あずさ「春香ちゃ~ん」

春香「あ、はい。なんですか? あずささん」

あずさ「今ならまだ、間に合うわよ~?」

春香「え?」

あずさ「私と司法取引をしましょう」

春香「え? え?」

あずさ「おとなしく罪を認めるなら~」

春香「認めるなら?」

あずさ「ゴージャスセレブプリンをごちそうするわよ~」

響「認める! 罪を認めるさー。悔い改めるぞ」

春香「ちょっと響、認めないでよ!」

響「春香。プリン、それもゴージャスセレブプリンだぞ!」

春香「私が有罪になるのと、プリンとどっちが大事なの!?」

支援

ところでこの裁判は現実基準なのかそれとも逆転裁判的な感じなのか

響「え? うーんとだな」

春香「考えないで! あずささん、その取引には応じません」

あずさ「じゃあねえ」

春香「応じません」

あずさ「減刑、ならどうかしら~」

春香「だから応じま……え?」

あずさ「伊織ちゃんは春香ちゃんに、懲役三ヶ月……じゃなくて、活動停止三ヶ月を求刑するつもりよ~」

伊織「にししっ」ピース

支援

単なるキャラ付けだろうにそんなに重いのかよ……

あずさ「もし今、罪を認めたらそれを一ヶ月に減刑するわよ」

響「ど、どうする? 春香」

春香「……あずささん」

あずさ「なにかしら~」

春香「お気持ちはありがとうございます」ペコリ

春香「でも私は無実です。だから認めません」

響「い、いいのか? 春香」

春香「うん! 勝つよ、絶対に」

あずさ「あらあら~。でもわかったわ。がんばってね、ふたりとも」

響「はいだぞ。自分も一生懸命、春香を助けるからな」

貴音「では裁判を続けます。伊織、証人の用意は?」

>>19
番組特番を想定してた。
だから現実とは違う、と。

意外に支援多いな。嬉しくて泣きそう。

伊織「にししっ、できてるわ。検察は証人として菊地真を入廷させます」

春香「え? 真?」
証人、菊地真入廷

伊織「証人、氏名と職業を」

真「え? なに言ってんだよ伊織。ボクだよボク」

伊織「わかってるわよ。法廷ってこういう手順を踏むの」ヒソヒソ

真「あ、そうか。えと、菊地真。765プロでアイドルやってます」

伊織「証人はダンスでは765プロ随一と聞いていますが」

真「え? いやーそうかなあ」テレ

伊織「いえ765プロという枠を超えて、アイドルの中でもダンスでは敵なしともっぱらの噂ですけど」

真「いやー。そんなボクなんてまだまだ」テレテレ

春香(どういう意図かな? 真のこと褒めちぎってるけど)

ふむ

響「春香、油断しちゃダメだぞ。きっと伊織は、真を味方にしようとしてるに違いないんだぞ」ヒソヒソ

春香(響ちゃん……良かった、ちゃんと私のために考えてくれてる。もうダメだ、なんて思ってごめんね)

春香「わかった」ヒソヒソ

伊織「本当よ。765プロの菊地真……それと我那覇響は、もうダンスではアイドルどころか芸能界でも屈指の実力だって、みんな言っているわ」

響「いやー自分、完璧だからなあ~」テレッ

春香「響……」(駄目だコイツ、早くなんとかしないと……)

伊織「そのトップアイドルダンサーの真に聞きたいんだけど」

投下スピードがすばらしいがさるに気をつけて名

真「いやートップアイドルだなんてそんなー。で、なんだい? 聞きたいことって」

春香(甘いわ。伊織は『トップアイドルダンサー』と言ったんであって、『トップアイドル』って言ったんじゃないわよ)

伊織「同僚のアイドル、天海春香のダンスについてどう思う?」

春香「!」

真「春香のダンス? うーん、普通に上手いと思うな」

伊織「真から見ても?」

支援

どうでもいい話だが、伊織の笑い方はなんかの伏線なんだろうか

真「もともと『アイドル』志望だから歌って踊ってってトコが好きみたいだし、レッスンも一生懸命だし」

伊織「私も受けているからわかるけど、ダンスレッスンって結構ハードよね」

真「うん。最近は雪歩も最後まで受けられるようになったけど、新人は大抵途中で脱落するよね」

伊織「足とかガクガクになったり」

真「みたいだね。ボクはそういうのなったことないけど」

響「意義あり。裁判長!」

貴音「どうしたのですか? 響」

支援

響「真だけじゃないぞ。自分もダンスレッスンで足、ガクガクになったことないさー!」

春香「響……」(ほんとに駄目だコイツ、一刻も早くなんとかしないと……)

貴音「わかりました。今の発言も裁判記録に残してください」

春香「ん? 記録?」

小鳥「わかりましたピヨ」

春香「あ、小鳥さん書記だったんだ」

伊織「じゃあ春香は? レッスンの後、どんな様子?」

真「えー? 春香、ねえ。流石に平然って感じじゃないよ。肩で息してたりもするし」

伊織「さっき言ってた足がガクガクするような事は?」

真「ないない。そこはやっぱりプロだと思うよ。練習生の頃ならともかく」

伊織「最近はそういう事はない?」

真「ないね」

伊織「じゃあ春香は、そこらの一般の女子高生よりもよっぽど鍛えられた強い足腰をしているわけですね!」

真「え? ええと、そうなる……のかな」

伊織「お聞きになられましたか? 被告人は健康にして鍛えられた足腰をもっている。にもかかわらず、あれだけ頻繁に転んだりする。常識的に考えてこれはおかしいと……」

響「異議あり。足が強いから転ばない、っていうのは違うと思うぞ。そもそも春香はドジだから転んでいるわけだからな」

貴音「意義を認めます。検察側、その結論は飛躍しているのではないですか?」

春香(ひ、響ちゃんが初めて頼もしく見える……)ウルウル

響のムラっ気凄いな

伊織「フン! わかってるわよ。今のは、被告人の肉体に『転ぶ』という要素が無いという事を確認したかっただけよ。真、ありがとう。帰っていいわ」

菊地真、退場

貴音「では次は?」

伊織「続いての証人、如月千早を入廷させます」

春香(千早ちゃんか。千早ちゃんなら親友である私に不利な証言はしないハズ……)

如月千早、入廷

伊織「証人は氏名と職業を」

千早「如月千早。アイドルです」チラッ

春香(千早ちゃん……)

千早(大丈夫よ、助けてあげるわ春香)グッ

伊織「証人は歌唱力では765プロ随一と聞いていますが」

春香(なんだ、伊織も意外と単純ね。そう何度も同じ手が通じるわけ無いじゃない。まして相手はあの千早ちゃんなんだよ)

千早「そんな……私なんてまだまだ」テレ

春香(通じてるー。同じ手があの千早ちゃんにー)ガーン

伊織「そのトップアイドルシンガーの千早に聞きたいんだけど」

千早「そ、そのトップアイドルはやめて、水瀬さん」マッカー

春香「もうツッコむ気にもなれない……」

伊織「最近、春香も歌が上手くなったわよね」

千早「え、ええ。そうね」

伊織「という事は、以前はヘタだった?」

千早「ちっ、違う。以前もヘタとまでは……」

はい。下手でした。

伊織「まあでもデビューしたての頃の春香の歌って、正直ちょっと……って思わなかった?」

千早「それは……」

春香「うう……これってテレビで放映されるんだよね? またネットでネタにされちゃう」ウルッ

伊織「でも練習して歌は上手くなったわけだし、春香って色々といつも努力してるわよね」

千早「そう思うわ」

伊織「例えば?」

千早「え?」

伊織「色々努力している、の色々の部分。例えばどんな努力を?」

千早「春香が色々と努力していると言ったのは、水瀬さんじゃ」

伊織「千早もそれに同意したじゃない。にししっ」

千早「くっ!」

伊織「ねえねえどんな努力ー? ねえどんな努力ー?」

千早「それは……」

伊織「それともやっぱり、春香は努力はしてないとかー?」

春香やっぱ2chやってたかぁー

千早「そんなことないわ! たとえば……そう、カメラ位置の把握とか」

伊織「え?」

千早「私も感心したんだけど、春香は収録の時にカメラの位置を完璧に把握してるの」

伊織「どういう事?」

千早「自分は歌やダンスで抜きんでたものはないから、少ない機会に最大限のアピールをするために、カメラの位置は常に把握しているって言ってたわ」

伊織「でもそれって、芸能人なら誰でも意識していることじゃないの?」

千早「春香は違うわ。常に動くカメラを完全に把握している。いつでもアピールできるように」

伊織「確かに春香って、テレビの時にカメラ目線がやたら多いのよね」

千早「そう」

伊織「転んだ後も、必ずカメラ目線でてへぺろしてるわよね!」

わた春香さんが2chなんてしてるわけないですよ

>>46
自演してる暇があったらちーちゃんを止めた方がいいと思うの

初めてvipに来たけどこのスレ結構面白い。

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SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

千早「そ、そうね。つまりそれくらいカメラの位置を……」

伊織「じゃあこれを見て欲しいんだけど」

流れるVTR
『♪Are you ready!! I'm Lady 始めようやれば出来る きっと 絶対 私No.1~♪』

伊織「なんのVかわかるわよね?」

千早「ライブイベントのDVDですね」※実際はアニメアイマスのOPです。

伊織「注意して欲しいのはここよ」

『♪Stardom 光り光る SPOTLIGHT 眩しい輝き まっすぐデビュー♪』

伊織「春香が設営中のステージを見つめている。そこへ千早も含めた仲間がやって来る……」

千早「……」

伊織「この時千早は、どうして春香の所へ?」

千早「別に……春香がいないのに気がついて、それでみんなで迎えに行っただけです」

伊織「春香はすぐに見つかったの?」

千早「ええ」

伊織「つまり千早は、春香がステージ迫にいることがすぐわかったわけね?」

千早「……」

伊織「なぜなの? なんですぐにわかったの!?」

千早「……いつものことだからです」

伊織「いつも?」

千早「春香はいつも本番前に、準備中のステージやセットを見に行くからよ」

伊織「そうなの?」

千早「そうよ! きっと春香はスタッフの一生懸命な仕……」

伊織「以上で尋問を終わります」

千早「……っ、くっ!」

響「なんだ!? 伊織のやつ、中途半端なところで尋問を打ち切ったぞ」

支援

春香「きっと千早ちゃんから聞き出したいこと……ううん、千早ちゃんに言わせたかったことを言わせたから、これ以上は必要なくなったのよ」

伊織「続いて、検察は、萩原雪歩を証人として入廷させます」

春香「それで次は雪歩か」

響「雪歩なら安心だぞ。春香に不利なことなんか言わないさー」

春香「だとは思うけど、問題は伊織だよね」

証人、萩原雪歩入廷

伊織「証人は、名前と職業を」

雪歩「え、あ、あのっ……」

伊織「? どうかしたの?」

雪歩「お、お父さんが、裁判なんてとんでもない、裁判所は恐ろしい所だって……」

伊織「大丈夫よ。あなたは証人なんだから、罪に問われたりはしないわ。聞かれた事に答えればいいだけ」

雪歩「ほ、ほんとですかぁ」

罪を問われたりするようなことをやってるってことですね、わかります

893…

しえ

雪歩父「グレーゾーンが一番儲かる」

伊織「もちろんよ。それに答えたくなければ、発言を拒否してもかまわないのよ」ニッコリ

雪歩「そ、そうなんですか。わ、わかりましたぁ」

伊織「じゃあ改めて、名前と職業を」

雪歩「えっと、萩原雪歩。アイドルをやらせてもらってますぅ」

伊織「まず聞きたいのは、穴掘りについてだけど」

春香「!? 穴掘り?」

響「なんで穴掘りなんだ?」ヒソヒソ

まぁ実際プラチナアルバムの雪歩はあれどうみてもあちら系のお嬢って感じだったうわなにをするやめ

芸能界とヤ○ザの関係何ざ昔から言われてるからな

春香「なんか嫌な予感するなあ」ヒソヒソ

伊織「証人は、なにかというと穴を掘るわよね」

雪歩「あうう……ごめんなさいですぅ」

伊織「違うのよ。責めてるんじゃないの。むしろ感心してるわ」

雪歩「ふええ……え?」

伊織「土や砂の上ならともかく、建物の中なんかでよく穴を掘れるわね。普通できないわよ、すごいわ」

雪歩「そ、そんな大したことじゃないですぅ」テレッ

響「また伊織のホメ殺しが始まったぞ」

春香(響もそれに簡単にのったんだけどね)

伊織「あんなことできるの、雪歩だけよね」

雪歩「そ、そんなことないですぅ。私なんてまだまだですぅ」

伊織「え? でも固い床に穴を掘るなんて……」

コレ、かなり面白いな支援

雪歩「物にはなんでも『目』ってものがあって、その場所と方向さえ正しければどんなものでもシャベルで破壊できますよ」

伊織「……さらっと凄い事、言うわね」

雪歩「お父さんが、物質の結合による方向と位置さえ間違えなければ、ダイヤモンドでもシャベルで粉々にできる、って。だから私なんてまだまだですぅ」

春香「雪歩って、私たちが思っている以上にすごい娘なんじゃ……」

響「自分、これからはぜったいに雪歩を怒らせないようにするぞ」

伊織「流石にダイヤモンドは、雪歩でも無理なのね」

雪歩「も、もちろんですぅ。私はせいぜいコンクリートとか、大理石とかを掘るが関の山で」

伊織「十分凄いわよ。ねえ、雪歩」

雪歩「は、はいぃ!?」

伊織「それって私でもできるかしら?」

何処の魔眼だよ

雪歩のお父さんに娘を下さいって言ったら素手で粉々にされるってことはよく分かった

何そのバトルマンガばりのトンデモ理論

>>17
> 「「「まさかの時に、スペイン宗教裁判!!!」」」

ひょっとしてモンティ・パイソンネタ?

雪歩「え? 伊織ちゃん、穴掘りに興味が?」ペカリ

伊織「そうよ。ねえ、私でもコンクリートに穴を掘れるかしら?」

雪歩「ええと、すぐには無理だと思いますぅ」

伊織「それは腕力の問題? それとも技術の問題?」

雪歩「えと、そうじゃなくて。やっぱりさっき言った目の問題だよね、やっぱり」

伊織「物にはなんでも、その目があるんだったわよね」

雪歩「そうですぅ。極端に言うと、穴掘りには技術も腕力も要りません。目がわかれば、ちょっとの力で物は壊れちゃいますから」

伊織「そうなんだ。じゃあコンクリートの目がわからない私には、コンクリートに穴はあけられないわね」

雪歩「はい。初心者はやっぱり砂場とかから」

伊織「そう。他には?」

面白いw

ホメ殺し……

アニメで本当に床掘ったらどうしようと思ってみてた

地面は掘ってたよな・・・かなり深く、どんなんだよ

爆砕点穴かよ

cienta

雪歩「え? 初心者向けの穴掘り場ですか? 土の上が掘りやすいですけど……」

伊織「けど?」

雪歩「さっき言った目がわかるようになるには……意外とあそこがいいかもしれません」

伊織「どこ?」

春香「響ちゃん、響ちゃん!」ヒソヒソ

響「なんだ? 春香。今、雪歩の穴掘り講義に自分、興味しんしんで」

春香「なんか嫌な予感がするよ。この尋問、打ち切らせた方がいい」ヒソヒソ

響「え? どうやって?」

しえn

役に立たずw

春香「私のドシっ娘裁判のはずなのに、穴掘りは本件と関係ないです! とか言って」

響「うーん。でも自分、雪歩の話にがぜん興味がわいてきたぞ」

春香「響ちゃん……」(どうしてこんなに危機感がないんだろう……)

雪歩「目の練習には、意外とスタジオのセットとかいいかもしれないですぅ」

伊織「セット? なんでまた」

雪歩「セットって、人が住むわけじゃないから意外と作りが荒いんですぅ。あ、もちろん住宅と比べてって意味ですけど」

伊織「そうなの?」

雪歩「うん。だからあちこちによく見ないとわからない盛り上がりや窪みもあるし、継ぎ目とかもあったりするから、そういう場所にシャベルを入れるんですぅ」

伊織「なるほど。そういう部分なら、力や技術がなくても穴が掘れるのね」

雪歩「あ、でもやっぱりいきなり穴までは難しいかも……でも目を見つける練習にはなると思いますぅ」

伊織「さっき言った、デコボコや継ぎ目を見つける練習ね」

雪歩「はいですぅ」

伊織「そういった部分は、よく見れば私でも見つけられる?」

雪歩「誰でもよく見れば、大丈夫ですぅ」

伊織「誰でも?」

雪歩「うん」

伊織「じゃあ……そこにいる春香でも?」

春香「!」

響「あ!」

雪歩「え? ええと……」オロオロ

伊織「よく見れば誰でも、セットのデコボコや継ぎ目なんかを見つけられるのよね!? それが春香でも!」

雪歩「それは、その……」

伊織「さっきの雪歩の証言は嘘だったの? それなら偽証罪で雪歩を訴えるわ」

雪歩「え、でも最初に伊織ちゃんはこれは私の裁判じゃないって……」

それ穴掘りちゃう
ただの解体や

死んじゃうやめて!

ホンマに裁判所は恐ろしいところやでぇ・・・・・・

伊織「偽証したなら話は別」

雪歩「そ、そんなあ……こ、答えたくなければ答えなくてもいいって……」

伊織「黙秘は偽証を認めた事となみすわよ」

雪歩「うう……」

伊織「雪歩、もう一度聞くわ。春香がセットの床の正常でない部分を見つける事は、よく観察すれば可能なのよね!」

雪歩「可能、ですぅ……」

伊織「以上の証言でわかったでしょ。春香は、身体的には転んだりする要素が無く、本番前に収録現場を念入りに下見し、それによって床の状況を確認して転びやすい位置を確認。またカメラの位置なども常に正確に把握していた」

貴音「なるほど」

伊織「これは春香が、現場で故意にしかも周到に準備して本番で転倒をし、自己のアピールをしていた事を証明しています」

まだ状況証拠に過ぎん
がんばれ、春香!!

なんぞこれw

春香「そんな……」

伊織「よって検察は、天海春香に活動停止四ヶ月を求刑します」

響「なんだって! あずさが言ってたのより一ヶ月長いぞ!!」

伊織「最後に」

春香「まだ何かあるの」ゲンナリ

伊織「本日、別の仕事で今回の収録に加われなかったアイドル仲間の高槻やよいから、ビデオメッセージを預かっています」

春香「え、やよいから?」

※そのビデオメッセージの収録風景

伊織「じゃあやよい、私の質問に答えてね」

やよい「うっうー。今日の伊織ちゃんって、テレビのカメラ構えて本当のインタビュアーさんみたいですー」

伊織「春香の事、やよいはどう思ってる?」

やよい「春香さんですかー? 春香さんはいつも優しくて、それに美味しいお菓子をくれるから大好きですー」

結構おもしろいwww

                         \ 一日一回転びま~す♪/

       _      ,。、_,。、          <'ヽ,_ァ'>     ,<ヽソ>、
      '´   ヽ  .く/!j´⌒ヾゝ          ,ィ'/⌒ヽ    i , '⌒'~ヽ
    i  ノノハ)i |  ん'ィハハハj'〉          i !'/'"`"i     | イ从ノヘ,〉
     ヽ (l;゚ ヮ゚ノリ  ゝノ゚ ヮ゚ノノ           |!!. ´ヮ`ノ!.   ノ, (!´ヮ`ノ”ヾ、
      ⊂r‐iつ    `'⊂rォiつ          ノ'⊂rハlつ   (<屮カ弍つ  )
      ノ拙ゝ     fくんi〉           (  くノ_),〉ノ   `'-イ゙Y゚ヌ~`,ノ’
      (´`し'ノ      し'ノ              し'ノ.      くノヽ)


                                        ,-、 nn
                        .r-、 _00           /::::'┴'r'
                        .|::::'´::::r┘  !「`L00、|.l└ク_;厂  /
                        .|::::「|:::|    l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、 ./
                        . ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/ /  /
                        、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/  / /
             (⌒⌒)         . \\`´ |:::|. l| l 〈::/  、 !     '/
              l|l l|l              \ ̄  l
          _ ,。、_,。、

         '´  く/!j´⌒ヾゝ          <'ヽ,_ァ'>
        i  ノノハん'ィハハハj'〉          ,ィ'/⌒ヽ        , く\/>ノ

        ヽ (l;゚ ヮ゚ノ#゚ ヮ゚ノノ") }}}       i !'/'"`"i        f ,'´ ⌒´ヽ
          ヽ 、と'^)  l^)´         |!!. ^ヮ^ノ!∩     ノ ( ノノVヽ〉
          ~〉  ) )、 \         ノ'⊂rハl⊂彡    ´/⌒ ヽ ^ヮ^ノつ
           (_ノ(__) ヽ_)))       ( ノ∩_j小つ    と_)__つノ  ☆ バンバン

伊織「その春香はよく転んだりしてるけど、それについてやよいはどう思ってる?」

やよい「私も気になってたんだけど、いつか転んでケガしないかいつも心配ですー」

伊織「あれってまさか、わざと転んだりしてるわけじゃないわよねえ」

やよい「絶対にわざとじゃないと思いますー。春香さんはそんなことしませぇん」

伊織「ところで、節分の時に豆をぶつける相手って誰だっけ?」

やよい「鬼ですー!」

伊織「はい、いいわよ。やよい、ありがとうね」

やよい「うっうー。インタビューもう終わりですかー?」

再び法廷

伊織「ではやよいからのビデオメッセージです」

やよい「春香さんは」「いつも」「絶対にわざと」「転んで」「ますー」

※テロップ 伊織「いつも収録とかで転んでいることについて、春香はやよいに何か言ってる?」

やよい「テレビ」「て」「気に」「美味しい」「って」

※テロップ 伊織「そんな春香を、やよいはどう思う?」

やよい「鬼ですー!」

ビデオ映像終了

春香「いやちょっとまって! これおかしいよ!! これ絶対、編集されてるよね!!!」

響「うう、あの純真な伊織がそんな風に……」ダバダー

これはひどいwwwwww

最後の響の台詞って伊織であってるの?

春香「あれ? あの、響ちゃん?」

響「春香っ!」

春香「は、ははは、はいっ!?」

響「罪を認めて、つぐないをするべきさー!」

春香「だーかーらー。私は無実だって」

響「ほ、ほんとか?」

春香「♪ わーたーしーはーやってないーけーっぱくーだー♪」

千早「春香」

春香「え、なに? 千早ちゃん」

千早「今の音程、ズレてるわよ」

72は黙ってろよ!

春香「あ。そ、そう? いやだからそうじゃなくて。ともかく響ちゃん、私の弁護士なんだからもっとちゃんと弁護してよ」

響「そ、そうか。貴音!」

貴音「なんでしょう?」

響「弁護側は、求刑の四ヶ月を三ヶ月に減刑することを求めるぞ」

春香「いやいやいや。だから、減刑じゃなくて無罪! 無罪を、頼むから……」

響「わかったぞ。貴音!」

貴音「今度はなんです?」

響「弁護側は、精神障害による無罪を主張するぞ」

春香「そんな無罪、勝ち取ってもうれしくなーい!!!」

>>91
あ、ここにきて大間違い。

× 伊織
○ やよい

です。申し訳ない。

ご指摘、感謝いたしますm(__)m

春香さんw

春香(うう、このままじゃ間違いなく有罪だ……免田さんもこんな心境だったのかなあ……)グスッ

貴音「では審議も尽きたようなので、そろそろ判決に参りたいと思います」

春香「もうどうにでもして……」ナゲヤーリィ

貴音「裁判員、今までのやりとりは全てもにたあで見ていましたね?」

法廷のスクリーンに映し出される別室。
そこにいるのは……

?「………………」シーン


                |l ili l ili iliiii|i|/
                |l ili ili lil ii i/
                |l ilく\/>ノi|
  ,-、      ,。、_,。、  |lif,'´ ⌒´ヽl|
  \\   く/!j´⌒ヾゝ  ノ ( ノノVヽ〉
    \\  ん'ィハハハj'〉 '' ノ ヽソ´┴`ノ
 /// .\\ゝノ ^ν^ノノ   ※从三从三ミ/
 | | |   ⊂ (   つニ二二二二Σ>
 \\\ /(/ノ\ \   ///| i|\
     / /_) (__)///__ゝ  \
     '、/      バシーン!バシーン!

弁護側って証人用意できないんだっけ?
っていうかちゃんと弁護してやれよ響www

宗教裁判のAAあったよな

貴音「裁判員? 美希、美希!」

春香「え? 裁判員? 美希?」

美希「ふわあ……はーいなの」ムクリ

貴音「今までのやりとり、見ていましたね?」

美希「えーと。ゴメンナサイなの。途中から寝てたの」

伊織「途中から、ってどこからよ」

美希「春香が『あいむいのせんとー』って叫んだあたりかな」

伊織「全然、しょっぱなじゃない! ま、予想してたけどね」

春香「え?」

律子が弁護士だったらワンチャンあった

貴音「でなければ、伊織もあそこまではやらないと思いませんでしたか?」

春香「え? え?」

貴音「つまり、ここにいる誰も、春香を有罪にするつもりなど無かった、という訳です」

春香「そ、ソウダッタンダ」ヘター

伊織「あ、当たり前じゃない。なんで同じ事務所のアイドルを活動停止させなきゃならないのよ」

美希「でこちゃん、今日もツンデレなのー」

伊織「うるさい! あとでこちゃんゆーな」

美希「じゃあ検事デコ」

伊織「刑事ニコみたいでいやー」

貴音「では美希、春香の判決は?」

検事デコw

やっべ、おもろいわ

美希「もちろん無罪なのー!!!」

春香「は、はは……よかったぁ」

貴音「しかし春香」キリッ

春香「え? は、はい!」

貴音「こうしてみなが春香が転ぶのを心配して、止めさせようとしているのは事実です。今日の収録をしっかりと心に留め、これからは転ばないよう注意するように」ニッコリ

春香「わ、わかりました……私、もうこれからは……ああっ」ドンガラガッシャーン☆★☆★☆★

貴音「はあ……やはり、無罪判決は早計だったのでしょうか……」

あざとい

でも、伊織は鬼

だったらお姫ちんのあのお尻もけしからん!!けしからんから揉みしだいても仕方ないよね!!!

芸能人特別裁判所765号法廷は、これにて閉廷された。

しかしこれで全てが終わったわけではない。

またアイドル達に不審な振舞いが見られた時……

この法廷はまた、帰ってくる。

そう次は、あのアイドルが断罪される番かもしれないのだ。

アイドル達よ、日々に清く正しく美しく切磋琢磨するのだ。

トップアイドルを目指して!


以上、おわりm(__)m

世にも奇妙な物語っぽいな

乙。
おもしろかった

乙乙

乙乙


余裕があったらいつか他のアイドルの裁判も

おわたー。

初めてだったけど、終わりまでいけて良かった。

思ったよりもたくさんの人に、支援やレスいただけて感激しました(鼠_鼠)

また是非、やりたいと強く思いました。

読んでいただいた皆様、本当にありがとうございましたm(__)m

面白かったwww


面白かったよ

最後の顔文字が無ければ更に良かったwww

うん、顔文字はいらんな
テンポよくて良かった

顔文字うけないなw

いくつかご指摘ありましたが、弁護人ほとんど機能しておりませんf^_^;
まあ響らしいか、と。

次は裁判じゃないのを書こうかと思いましたが、要望あるみたいなので裁判また考えてみます。

誰がいいんでしょうか?

AAならともかく顔文字はVIPじゃ受けんだろ

おもしろかったぜ、よいアイドルいじりだった

こんないい話でもなんか変な人になっちゃう雪歩が哀れなり
アニメは砂浜で穴を掘るぐらいに留めておくべきだったと言わざるを得ない

顔文字、不評ですね。
肝に命じておきます。
メールでよく使うので、つい使ってる感じでした。

>125
ここじゃそういうレスはしないほうが良いかも
過剰反応する人居るし

男でそんな顔文字つかうのか?

リアルならAAの変わりに貼るやつは結構多いと思う

更に色々とありがとうございます。

そろそろ堕ちます。
機会がありましたら、またー……

老婆心から指摘するが、敬語もいらん

言葉遣いは別にどうでもいいんじゃない?

面白かった

なんか伊織よいしょがちょっと

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