赤沢「恒一くん争奪バトルロイヤル!」(112)
三神「今年は幸いクラスの誰一人欠けることなく、まもなく夏休みを迎えようとしています。ですが危ない場面は何度もありました」
三神「桜木さんが階段から落ちたり、高林くんが発作を起こしたり、水野くんのお姉さんがエレベーター事故にあったり」
三神「中尾くんが海で溺れかけたり、綾野さんが一家で交通事故にあったり…」
小椋「あたしなんか家にショベルカーが突っ込んできたもんね」
勅使河原「胸張って言うことじゃねーだろ」
中尾「そうそう、張る胸ない癖に」
小椋「…コロス」ギロッ
中尾「ひぃっ」
三神「…とにかく、どれも一歩間違えば大惨事になっていたかもしれません」
三神「そこで、これ以上皆さんが危ない目にあわないように、夏休みに神社へのお参りを兼ねてクラス合宿を行います」
三神「今週中に出欠の返事をしてください。それから、先日大怪我をした久保寺先生はまもなく復帰できるそうです」
はよ
これがギャグマンガ時空か
多々良さんも参加の方向でお願いします
翌週
桜木「先生、女子だけを集めて話って何ですか?」
三神「クラス合宿にはクラス全員と、私、久保寺先生が参加することになりましたが、ちょっとした問題が出てきました」
三神「合宿所の部屋は2人部屋で、全部で16室。参加者は男性15人、女性17人の計32人。つまり…」
桜木「男女同室が1部屋できる、というわけですね」
女子一同「なんだってー!?」
支援
>>5
ヒント 3人へや
赤沢(恒一くんと、2人きりの夜…)
榊原「赤沢さん、いつも対策係の仕事ご苦労様。でもくれぐれも無理はしないようにね」ナデナデ
赤沢「ちょ、何よいきなり。そんな、無理なんてこと…」
榊原「僕にはわかるよ。いつも強気で、できないことなんて何もないように振る舞ってるけど、赤沢さんは人並みに、いや人一倍優しくて繊細な女の子だって」
榊原「だからたまには肩の力を抜いて、誰かに甘えてみるのもいいと思うな」
赤沢「…じゃあ恒一くん、お兄って呼んでいい?」
榊原「赤沢さん、お兄さんがいるの?」
赤沢「実の兄ではないけど兄のように慕ってた人がいたのよ。って、この話、前にしたことなかったかしら?」
榊原「いや、初耳だな」
赤沢「まぁいいわ。それで…お兄って呼んでもいい?」
榊原「わかった。今夜僕は君のお兄さんだ」
赤沢「うん。いっぱい甘えさせてね、お兄」ギュッ
榊原「あ、赤沢さん…」
赤沢「お兄は私のこと苗字で呼んだりしないわ」
榊原「そうだね、い、泉美」
赤沢「ねぇお兄、さっきみたいに、頭撫でてほしいな」
榊原「うん。泉美はいつもがんばっててえらいね」ナデナデ
赤沢「ありがとう。お兄、大好き」チュ
榊原「え、泉美、兄妹でそういうのは…」
赤沢「言ったでしょ、お兄とは実の兄妹じゃないの。だから平気よ。キスだって、それ以上のことだって…」
榊原「泉美…」
赤沢(とかそういう展開があったりなかったりするのかしら)
綾野(こういっちゃんと同じ部屋かぁ)
綾野「こういっちゃん♪」ギュッ
榊原「あ、綾野さん、いきなり抱きつかないでよ」
綾野「えへへ~。やっと二人きりになれたね、とか言ってみたりして」
榊原「…うん、やっと二人きりになれた」
綾野「え?えーと、こういっちゃん?」
榊原「この際だから言っちゃうよ。綾野さん、僕は君のことが好きだ」
榊原「いつも明るくて、誰にでも笑顔で。そんな君に、転校してきたばかりで少しナーバスになってた僕がどれほど癒されたことか」
榊原「いつしかもっと君の笑顔が見たい、君の笑顔を独り占めしたいって思うようになって…」
綾野「えーと、そのぉ…」
榊原「ご、ごめん。綾野さんの気持ちも考えずに、僕ばっかりしゃべっちゃって…」
綾野「ううん、いきなりだったからちょっとびっくりしちゃっただけ」
綾野「笑顔は私のトレードマークだから、独り占めはさせてあげられないかもしれないけど…」
榊原「え、そ、それじゃあ…」
綾野「わたしも、こういっちゃんのことが好きだよ」ギュッ
榊原「彩…」
綾野(こ、これは!大人の階段昇っちゃうかも?)
しえん
小椋(榊原くんと同室…)
小椋「ねぇ榊原くん、ちょっと相談乗ってもらっていいかな」
榊原「もちろん、僕にできることなら」
小椋「その、笑わないで聞いてね?あたしこう見えても胸が小さいのかなり気にしてて、いろいろ試してるんだ」
小椋「牛乳たくさん飲んだり、体操とかストレッチとか。でも全然効果なくて。それで、最後の手段を試したいの」
榊原「最後の手段?」
小椋「うん、その、男の子に揉んでもらうと大きくなるって…」
榊原「聞いたことはあるけど…それ本当に効果あるの?」
小椋「そんなのわかんないよ。でももう藁にもすがる気持ちなの。こんなこと頼めるの榊原くんだけなんだから」
榊原「え、そ、それって…」
小椋「とにかくお願い!」クルッ
榊原「なんで背中向けるの?」
小椋「顔が見えると恥ずかしいじゃない。ほら、早く」
榊原「じ、じゃあ、失礼します」モミ
小椋「んぁっ」ビク
榊原「あ、ごめん、痛かった?」
小椋「大丈夫。続けて」
榊原「うん…」モミモミ
小椋「は、ぁん…」
榊原「どうかな。効きそうかな」モミモミ
小椋「服の上からじゃよくわからないから、直接揉んでもらおうかな」
榊原「えっ!?」
小椋「そっちのほうが効果ありそうな気がする」スル パサッ
小椋「さぁ、続けて」
榊原「…ごめん、小椋さん」
小椋「どうして!?」
榊原「こんなこと言われても嬉しくないかもしれないけど、僕は、その小椋さんの胸、すごくかわいいと思う」
榊原「胸が小さいところも、それを気にしてるところも全部引っくるめて小椋さんの魅力だと思うんだ」
小椋「…ほんとに?男ってみんな胸が大きいほうがいいんじゃないの?」
榊原「みんなってことはないよ。僕みたいな考え方は少数派かもしれないけど」
小椋「榊原くんがそう言うならもういいや。てっきり榊原くんも巨乳派だとおもってたから」
榊原「それってどういう…」
小椋「言葉通りの意味!これ以上言わせないでよ恥ずかしい…」
榊原「小椋さん…」
小椋「由美って、呼んでほしいな」
榊原「由美…」ギュッ
小椋(きゃー何考えてんだろあたし)
小椋さんは小さいから可愛いんだよ
小椋さんはなんでもかわいい
小椋ちゃんかわいい
綾野ちゃん怪我とかしてないの?
見崎(榊原くんと一緒…)
見崎「…」スルスル パサッ
榊原「み、見崎、何脱いでるの?」
見崎「気にしないで。私はいない者だから」
榊原「そんなこと言われても…」
見崎「見たければ見ればいいし、見たくなければ布団をかぶってしまえばいい」
榊原「…ちょっと早いけどもう寝ようかなー」バサッ
見崎「…」ゴソゴソ
榊原(布団に入ってきた!何考えてるんだ?でもいない者は無視しなきゃ…)
見崎「これからいない者が独り言を言います」
小椋さんは天使だよ
支援
見崎「私はもともと友達も少ないし、一人でいるのも慣れてるからいない者にされてもどうってことないって思ってた」
見崎「…でもやっぱり、誰にも相手にされないのは寂しかった。寂しさが限界に近づいた頃、あなたが転校してきた」
見崎「事情を知らないあなたは普通に私に接してくれた。人と話すのがあんなに楽しいなんて初めて知った」
見崎「すぐにあなたも事情を理解して、私をいない者として扱うようになった。でも、やっぱりあなたはほかのみんなとは違った」
見崎「事あるごとに私を心配するような素振りを見せてくれた。本当に嬉しかった」
見崎「今年の対策がうまくいってるのは、私がいない者でい続けられてるのは、榊原くん、あなたのおかげ」
榊原「…今この部屋には僕ひとりなんだから、見崎がいない者ってことは忘れても平気かな」
榊原「無事みんなで卒業を迎えることができたら、見崎と思いっきりいろんなことを話してみたいな」
見崎「榊原くん…」
榊原「それから、ちゃんと好きって伝えなくちゃ」
見崎「!どうして今そんなこと言うの?榊原くんのバカ…」ギュッ
見崎(なんて、ちょっとらしくないにも程があるかな)
杉浦(男子と相部屋か…)
榊原「杉浦さん、どうして相部屋の相手に僕を選んだの?」
杉浦「どうしてって、どうして?」
榊原「だって杉浦さんは中尾くんのことが、その、好きなんでしょ?」
杉浦「どうしてそれを…」
榊原「けっこうバレバレだよ。気付いてないのは本人ぐらいのものじゃないかな」
杉浦「そっか。なら話は早い。そう、私は中尾が好き。でも中尾は泉美しか見てない」
杉浦「だから、中尾を振り向かせるためには私から行動を起こさなきゃいけない」
榊原「ならこんな絶好のチャンス…」
妄想力豊かなクラスだなww
杉浦「どうしていいかわからないの。だから榊原くん、練習台になっていろいろ教えてよ」
杉浦「男心とか、男子の体の仕組みとか」タユン
榊原「そ、それは…」
杉浦「そんな理由じゃ、嫌かな?」プルン
榊原「えーと、その…」
杉浦「こっちは答え出てるみたいだけど」ニギッ
榊原「っ!僕に教えられることは、そんなにないんじゃないかな」
杉浦「そんなことない。例えば、自分で触るのと他人に触られるのとじゃ感じ方がどう違うのか、とかさ」
榊原「す、杉浦さん、ほんとにいいの?」
杉浦「いいって言ってるじゃない。ほら…」
榊原「杉浦さん…」
杉浦(あれ、意外とありかも。泉美には悪いけど)
ここまで0.1秒
素晴らしい
本当に中尾が好きなのかよ…
柿沼(男子と同じ部屋で寝るなんてありえない。でも…)
榊原「…」ペラ
柿沼「…」ペラ
柿沼(お互い無言で本を読んでるだけだけど、何でだろう、居心地は悪くない)
榊原「そろそろ寝ようか」
柿沼「そうね」カチャ ファサァ
榊原「え?」
榊原(地味なおさげ眼鏡っ娘が髪をほどいて眼鏡を外したら超絶美少女になるなんて、マンガの世界の話だと思ってた!)
柿沼「榊原くん、どうかした?」ズイッ
榊原「え、いや、柿沼さん、近いよ…」
柿沼「ごめんなさい、眼鏡外しちゃったからよく見えなくて」
見崎はいない者扱い継続中か…なんか可哀想だな
榊原「柿沼さん、眼鏡してないほうが、その、かわいいね」
柿沼「ほんと?じゃあコンタクトにしようかな」
榊原「それはダメ」
柿沼「どうして?」
榊原「その素顔は、僕にだけ見せてほしいから」
柿沼「榊原くん…」
柿沼(なんて、ベタすぎだな。って何で相手に榊原くんを思い浮かべたんだろう…)
有田「ちょっと待って、クラスの女子は『15人』だから、男子か久保寺先生が『1人部屋』になるんじゃない?」チラッ
見崎「…」
三神「それはそうだけど…」
見崎「榊原くんが『1人部屋』になれはいいんじゃないかな」ボソッ
赤沢「わ、私が男子と同室になるわ、対策係として!…もちろん相手は選ばせてもらうけど」
小椋「対策係関係無いじゃん!あ、相手選んでいいんなら、あたしも別に男子と同室でもかまわないよ」
綾野「二人ともそんなにこういっちゃんと同じ部屋になりたいの?」
赤沢「こ、恒一くんと一緒がいいなんて私は一言も言ってないわよ」
小椋「あたしだって。彩こそそんなに榊原くんと同じ部屋がいいわけ?」
綾野(しまったぁ)
綾野「ど、どうしても男子と同室にならなきゃいけないっていうなら、私はこういっちゃんがいいかな」
柿沼さんも中々可愛いんじゃないだろうか
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2864543.jpg
綾野「てかだいたいみんなそう思ってるんじゃない?ね、恵?」
多々良「なんでそこで私に振るの?え、えーと、私は…」
綾野「ほら、否定しないってことはそういうことだって」
三神「みんな静かに!それなら私が榊原くんと同室になります。どうせ一つ屋根の下に住んでるんだし」
赤沢「じゃあこうしましょう。恒一くんと同室になる権利を賭けて。恒一くん争奪バトルロイヤル!」
杉浦「開き直ったか」
三神「無視された…」
松井「なんか妙な話になってきたね」
金木「うん…」
怜子さんで良いと思います
僕は綾野さんを推しますね
赤沢「ルールを説明します。まず、皆さんにはこの紙の的付きヘルメットをかぶってもらいます」
杉浦「参考画像置いとくわね。 http://i.imgur.com/TsQOl.jpg」
小椋「あんなものどうやって人数分用意したんだ…」
赤沢「玉入れの球を使って、お互いの的を射抜く。的が破れたら、失格。そして最後に生き残った人が勝者です」
赤沢「近づいて素手で的を破るのはかまわないけど、それ以外の武器の使用は禁止。何か質問はあるかしら?」
有田「あのー、勝者は、榊原くん以外の男子は選べないの?」
赤沢「そんなことはないわ。でもどうせ勝ったら恒一くんを選ぶでしょ?」
有田「うん、そうだけど。一応確認しただけ」
赤沢「それでは、勝負は今週末。決戦は金曜日よ!」
女子一同「おー!」
ぼくは鳴ちゃんですね
怜子さんは美人かつかわいい
僕は赤沢泉美さん!
金曜日
前島「なんでもこれから、女子が合宿で男子と相部屋になる権利を賭けてグラウンドで戦うらしいぜ」
水野「権利を賭けて?どっちかいうと罰ゲームじゃないのか?」
川堀「俺もそう思うけど、三神先生までノリノリらしい」
米村「もうみんなグラウンドに集まってるから、俺らも見に行こうぜ」
望月「3年3組女子によるバトルロイヤル、準備が整ったようです。実況はわたくし望月と…」
勅使河原「勅使河原でお送りしまーす!」
望月「グラウンドに輪になって並んでいる17人の選手の手には、一人5個ずつ玉入れの球」
勅使河原「そしてグラウンド中央には審判の久保寺先生と千曳先生」
望月「各選手、今か今かと開始の合図を待っています」
千曳(どうして私がこんなことを…)
久保寺(一応私も当事者のはずなのに…)
藤巻「よっしゃ、いっちょやったるかー」
渡辺「随分気合い入ってるのね。だれか目当ての男子がいるの?」
藤巻「別に。ただ、勝負するとなると勝ちたいじゃん。そういう珊はどうなの?」
渡辺「私も別に。でもこういうのは人数多いほうが盛り上がるでしょ?」
藤巻「もし勝っちゃったら、誰かに権利売りつけようかなぁ」
渡辺「何それ。でも泉美あたりなら買いそうかもね」
佐藤「以外。幸子はこういうの興味ないかと思った」
中島「あら、それはこっちのセリフ。和江は絶対参加しないと思ってた」
佐藤「ねぇ、こういうのはどう?私達が最後の二人になるまで、お互いを狙わない」
中島「ふふ、面白そう。乗ったわ」
めっちゃ面白そうww
楽しそうだなwww
千曳「それでは位置について、よーい…」パァン
勅使河原「さぁ始まりました!3年3組女子バトルロイヤル!」
望月「最後まで生き残り、男子と相部屋になる権利を手にするのは一体誰なのか!」
風見(ゆかり勝て!そして僕を選べ!!)
中尾(赤沢、頼む!頼む…!)
榊原(どうせ誰が勝っても僕には関係ない話なんだろうな…)ボケー
辻井「なぁ、誰が勝つか賭けないか?」
猿田「おぉ、いいねぇ」
和久井「お金賭けるのはよくないんじゃ…」
王子「100円とかなら大丈夫でしょ。高林くんもどうだい?」
高林「うーん、どうしようかなぁ」
松井「ノリで参加しちゃったけど、男子と同じ部屋なんて絶対嫌。杏子と一緒がいい」
金木「私も、亜紀と同じ部屋がいい」
松井「じゃあいっそ自爆しちゃおう…」パス パス
綾野「よーしいきなり2枚抜き!幸先いいぞ~」
望月「早くも松井、金木両選手脱落!」
勅使河原「綾野選手、たった1球で二人同時に仕留めました!」
松井「なんかすごく悔しい」ウルウル
金木「け、結果オーライだよ亜紀」
ほ
多々良さんが勝つに10000ジンバブエドル
望月「おや、中島選手と佐藤選手が三神選手を挟み撃ちにしようとしてるようです」
勅使河原「有田選手と柿沼選手がそれに加わった!三神選手絶体絶命!」
望月「あぁ、三神先生!有田選手の一撃により脱落!」
勅使河原「柿沼選手、そのまま対面の有田選手に襲いかかるも横から佐藤選手の冷静な攻撃!脱落です!」
望月「残った3人は一瞬睨み合ったあと別々の方向に走って行きました」
勅使河原「無言の牽制。女子は怖いですねー」
うむ
赤沢「あぁもう、狙ったところに全然投げられないわ。これはもう、敢えて狙わないほうがいいんじゃないかしら」
望月「赤沢選手、自分の周りに散らばった球を両手いっぱいに拾い集めました」
赤沢「クラスター爆弾!」バラッ
勅使河原「そしてその球を全部まとめて宙に放り投げたぁ!」
望月「その中のひとつが見事自分の的を直撃!赤沢選手脱落です!」
勅使河原「いったい何がしたかったんでしょうね~」
赤沢「…」
無能
実に赤沢さんらしい
ワロタww
鳴(メインヒロインに敗北はない)
そうだよな、赤沢さんはこうでなきゃ
眼帯さんは片目しか見えないしこういうのは不利だよね
仕方ない、赤沢さんは俺の部屋に引き取ろう
小椋「いちいち球ぶつけるとかめんどくさいなぁ。確か素手で攻撃するのはありなんだよね…」バサッ
望月「小椋選手、手持ちの球を地面に置きました」
小椋「うおぉぉぉっ!」
勅使河原「そして手ぶらのまま鬼の形相で走りだした!向かう先は…藤巻選手!」
藤巻「え、な、何?」バスッ
勅使河原「小椋選手の右ストレート!藤巻選手の的をぶち破ったぁ!」
望月「ものすごい気迫に藤巻選手は逃げることも応戦することもできませんでしたね」
小椋「よし次ぃっ!」
望月「なんだか小椋さんが鬼の鬼ごっこみたいになってきました…」
1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
小椋「捕まえた!」
杉浦「きゃぁ!」
勅使河原「なんと小椋選手、杉浦選手に掴みかかり、引き倒してマウントポジションを取りましたぁ!」
望月「そして拳を杉浦選手の的目がけて振り下ろす!杉浦選手脱落です!」
勅使河原「…これはルール的にありなんでしょうか?」
望月「玉入れの球以外の武器は禁止されてるけどボディコンタクトは禁止されてないからありなんじゃないでしょうか…」
SSでの小椋ちゃんのゴッドファーザー好き設定いつから付いたんだろ
本命候補かと思ったらすぐに赤沢さんが消えてて吹いたww
なんで怜子さんとか赤沢さんがすぐ消えるんや!
無能だから
小椋「待てやこらぁぁ!」
桜木「きゃあぁ~」
多々良「来ないで~」
綾野「ちょっと由美怖すぎ~」アハハ
見崎(私全然狙われてない。いない者だから?なら流れ弾にだけ気をつけてれば勝てるんじゃ…)
望月「小椋選手止まりません!有田選手と渡辺選手を撃破してなお暴走中!」
勅使河原「誰か!誰か狂犬小椋由美を止められる選手はいないのか!?」
望月「あぁ!小椋選手足をもつれさせて派手にすっ転んだぁ!」
勅使河原「ここぞとばかりに集中砲火!あ、今的が敗れました!小椋選手脱落!」
望月「結局誰の球が当たったんでしょう?」
勅使河原「さぁ、あまりにたくさんの球が飛び交っていたのでわかりませんでした」
小椋さんやはり戦闘力高いなw
いない者なのに参加してるのか…
>誰か狂犬小椋由美を止められる選手はいないのか!?
どこの呂布だ
負け方もかわいい由美ちゃん
望月「おっと、中島選手と佐藤選手、今度は綾野選手を挟みにかかるようです」
勅使河原「あの二人、組んでるんでしょうか?」
望月「そういう可能性もありますね。おや、綾野選手は背後の中島選手に気づいていないのか?」
勅使河原「綾野選手の攻撃によりまず佐藤選手脱落、その直後に綾野選手も中島選手の攻撃により脱落です!」
見崎「…」スタスタ
桜木「…」オロオロ
望月「見崎選手が桜木選手の方に歩いて行きますよ」
勅使河原「桜木選手は逃げるでもなく攻撃するでもなく…いない者の扱いに戸惑っているのでしょうか?」
見崎「…えい」ポス
望月「あぁ、桜木選手脱落です」
望月「そんなこんなで残りはあと4人です!」
勅使河原「現在生き残っているのは多々良、見崎、中島、江藤の各選手」
望月「ちょっと以外な顔ぶれですね」
勅使河原「グランド中央で睨み合いとなっています」
見崎(ここまできたらいない者なんて関係ないか。3人はかなり走り回ったみたいだし、体力的には私が有利かな)
見崎(いちばん疲れてそうな人…、そうね、江藤さんを狙おうかな)
江藤(見崎さんは片目だから、遠近感が掴みづらくてコントロールは悪いはず。後回しでいいか)
江藤(幸子が意外といいコントロールしてたからそこから潰すことにしよう)
中島(悠はもうヘロヘロね。見崎さんはたぶんそんなに強くないし。恵からいきましょう)
多々良(見崎さんってちょっと何をしてくるかわからないところがあって不気味だな。最初に狙っちゃおう)
4人「「「「えいっ!」」」」
望月「4人ほぼ同時に動きました!」
勅使河原「示し合わせたように右隣に向かって球を投げましたが…結果は!?」
ゆかり逝ったああああ
望月「見崎、中島両選手脱落!残るは多々良選手と江藤選手となりました!」
勅使河原「男子全員、一言も発することなく固唾を飲んでこの一騎打ちを見守っています!」
望月「というかもうみんな飽きちゃったんじゃ…」
風見「ゆかり…いない者なんかにやられるなんて…」
中尾「赤沢…何がしたかったんだマジで…」
王子「全員賭けは外れか」
辻井「賭け金どうしよう」
高林「じゃあ次は勝者が誰を選ぶか賭ける?」
猿田「たぶん賭けにならんぞな」
水野「それでそのアイドルのおっぱいが…」
米村「マジかよ…」
前島「zzz」
俺得の2人が残ったああああああああああ
これは全然書かれてない江藤さんの方がいいな
多々良「悠、その様子じゃもう走り回るのは無理そうね」ハァハァ
江藤「恵だって、もう限界なんじゃないの?」ハァハァ
多々良「…さっきの由美、すごかったよね」
江藤「そうか、素手でやり合うのもありなんだ」
多々良「私たちがあんなことやったら、みんなびっくりするだろうな」
江藤「うん。でも正直、もう球拾いに行くのもしんどい」
多々良「同感ね」
望月「両選手、球を持たないままお互いにゆっくりと歩み寄っていきます。これはまさか…」
勅使河原「グランド中央でがっちり組み合った!拳で決着をつけるつもりのようです!」
旅館のおぱちゃんというオチはないよね?
男子地味組が賭けしてんのが笑えるな
ドモンと東方不敗みたいな感じか
多々良「もう合宿の部屋割りとかどうでもいいや」
江藤「プライドを賭けた戦い、ってやつだよね」
望月「なんという戦いでしょう!普段のおとなしい二人からは想像もつかない激しい戦いです!」
勅使河原「もう体力は限界に近いはず!何が彼女たちをここまで駆り立てるのか!」
多々良江藤「「うわぁああぁぁ!!」」バスッ
望月「破れた!とうとう決着がつきました!」
勅使河原「勝ったのは!最後に立っていたのは…!」
勅使河原「中尾だアアアアアア!!!」
,, -―-、
/ ヽ
/ ̄ ̄/ /i⌒ヽ、| ____
/ (゜)/ / / / 時 吐 まヽ
/ ト、.,../ ,ー-、 | 間 .く だ |
=彳 \\‘゚ | じ よ |
/ \\ \ .| ゃ う |
/ /⌒ ヽ ヽ / | な な |
/ │ `ヽノ ヽ い /
│ │ \ /
, __. ィイ´ |:|: ヽ-- '.: 〃 `i,r-- 、_  ̄ ̄
〃/ '" !:! |:| :、 . .: 〃 i // ` ヽヾ
/ / |:| ヾ,、` ´// ヽ !:! '、`
! |:| // ヾ==' ' i i' |:| ',
| ...:// l / __ , |:|::.. |
とニとヾ_-‐' ∨ i l ' l |< 天 ヾ,-、_: : : .ヽ
と二ヽ` ヽ、_::{:! l l ! |' 夂__ -'_,ド ヽ、_}-、_:ヽ
望月「僕だよ!」
合宿当日
勅使河原「ふぅ~、やっと着いたぜ」
赤沢「こんな山奥にあるにしてはお洒落な建物ね」
三神「元はある企業の保養所だったものを学校が譲り受けたらしいわ」
望月「みんな、記念写真撮ろうよ!」
綾野「こういっちゃん、どうしたのぼーっとして?」
榊原「あぁごめん、今晩は女子と二人部屋なんだなぁって」
綾野「あ、エッチな想像してたんでしょ~」
榊原「そ、そんなんじゃないよ!ただ、なんで彼女は僕を選んだのかなって」
綾野「ふ~ん」ニヤニヤ
なんだ中尾か
おい誰だよ
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
ー
__ わ た し で す --
二 / ̄\ = 二
 ̄. | ^o^ |  ̄
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
夜
榊原「こうして二人きりで話すのって初めてかな、江藤さん」
江藤「そうだね。榊原くんは人気者で、いつもみんなに囲まれてるから」
榊原「そんな、人気者だなんて」
江藤「実際そうじゃない。私なんて入り込む隙間もないぐらい」
榊原「…ところで、江藤さんはどうして僕を選んだの?」
江藤「どうしてって…深い意味はないよ。男子の中から仕方なく敢えて一人選ぶなら、ってだけ」
榊原「それなら勝ち残らないようにすればよかったんじゃない?赤沢さんみたいに自爆するとか」
江藤「私も最初は本気で勝つつもりなんてなかったの。でもやってるうちにテンション上がっちゃって」
江藤「だから仕方なくっていうのは本当。でも後悔はしてないよ。榊原くんとは一度じっくり話してみたかったし」
榊原「じゃあせっかくだからたくさん話そうか」
江藤「ふふ、今夜は寝かせないよ、恒一くん♪」
おしまい
えっ
むしろここから始まるだろうに
えっ? 終わりじゃないだろ 始まりだろ? 頑張れよ
インスピレーション湧いてきたは
続き書いていい?結構有能な対策係なんだが
>>93
無能
江藤さん物を初めて見たと思ったら次の瞬間終わっていた
なんであんなに可愛いのに話題にもならないんだよ
江藤さんもの1つあるぞ
>>95
赤沢「えっ?江藤さんがグレた!?」
普段目立たないキャラになんとかスポットライトを当てようと思って書いたんだけど
江藤さんのキャラとか全然わからんしこれが限界です
ほんとあんなに可愛いのにね
ちなみに男子含めクラス全員登場してるはず
可愛く書いてくれるならいいから頼むよ!
赤沢「えっ?江藤さんがグレた!?」
赤沢「えっ?江藤さんがまたグレた!?」
後者はうろ覚えだけど
江藤さんは何故かボクっ娘のイメージがある
シンイチ?
えっ
えっ?
せっかくの江藤さん√なのに
やっぱりメインヒロインが最強かー
誰かイチャイチャお願いします
僕だ!
誰かはよ
多々良さんだと思ってたのに
おぐおく
はよ
ゴガギーン
ドッカン
m ドッカン
=====) )) ☆
∧_∧ | | / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( )| |_____ ∧_∧ < おらっ!出てこい >>1
「 ⌒ ̄ | | || (´Д` ) \___________
| /  ̄ | |/ 「 \
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| | | | | へ//| | | |
| | | ロ|ロ |/,へ \| | | |
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はよ
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