【咲安価】京太郎奇怪綺譚:拾伍巻目【都市伝説】 (966)

                                 ,.ー-‐.、
                               ヽ、   ヽ  __
                               /,..-ニ‐- '"_,..)
       _,.‐-、                      ' ´/  , _ 、´
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                          ̄

・咲-saki-の安価スレです
・原作とは違う性格付け・設定付けをされたキャラが登場する可能性があります
・現実に実在する人物、団体とは一切関係がありません。ここ重要
・色んな意味で広い目で見てください
・何かおかしい事があればそれはフリーメイソンってやつの仕業なんだ


前スレ
【咲安価】京太郎奇怪綺譚:拾肆巻目【都市伝説】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364921336/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1365530596


次スレの事すっかり忘れてたテヘペロ
メンゴメンゴって死語でしょうか


3:15から開始しますー

立て乙
990から書き込んだ俺もそうだが次スレ立つまでは我慢しようね

立て乙
誘導待とうよ…

立て乙

マジですまんかった、ロムってるわ

立て乙なのよー
……なんで埋めた

立て乙でー
次スレ来ないで埋まったから焦った

もう寝るから戦闘は任せたぞみんな
朝起きた時にお通夜ムードになってなければいいな

立て乙
爆砕使うべきなんだろうか?

立て乙
明日の予定は投げ捨てるもの

立て乙
(誘導待てなくて)すまんな

立て乙ー

立て乙
今こそスパイディが活躍する時

立て乙

ずっと埃被ってたスパイディさん使うか

今こそアイテムラッシュの時間だ!

補正値両方ゼロの、クウガとダグバみてーな殴り合いスタートだぜ

オモイヤリの効果が気になるしな
スパイディ使って行動勝ちするのが一番かもしれん

前スレ1000はホモ展開がお望みか

決戦が………
始まる………!

黒チャ—のステ割と高いしやっぱアイテム使ってくべきか

ではでは再開

ビタミン剤投与の時間ですか?

お薬の時間だね(ニッコリ

お薬の時間ですね
分かります

爆砕で先制いいかもしれん
確定で+6やしコンマ抜きで50近くダメ与えられるから5回くらいで倒せるで

京太郎「下がっててくれ、咲」

京太郎「俺(コイツ)とだけは、俺一人で決着を付けたいんだ」

咲「……うん、頑張って!」


咲の励ましを胸に、少年は向き合う。

眼の前に居るのは自分自身。

何も守れなかった自分の、成れの果て。
もしかしたら自分がそうなるかもしれないという未来。

共感していないといえば、嘘になる。
自分がいつの日か彼と同じ選択を選ばない自信があるかといえば、嘘になる。


……それでも、間違っていると。

否定するために、この場所に立ったのだ。



黒「俺という盾は、誰かが傷付く事を防げたかもしれない」

黒「その躰で、誰かに向かう刃を防げたかもしれない」

黒「———だけど、悲劇だけは、防げなかった」


黒「お前を、殺す」


互いが互いを否定する。

赤の他人に、この二人の正しさは決められない。


京太郎「絶望を語って、世界を語って、真実を語って」

京太郎「———だけど!」

京太郎「人の心の良さを、輝きを、祈りを語らなくなってしまったお前に!」


京太郎「俺は負けないッ!!」



この二人の正しさは、この二人にしか決められない。




京太郎の行動を選択して下さい
・攻撃、必殺、防御
・アイテム使用
>>30


黒京太郎判定
>>32

ビタミン爆砕がいいかも
アイテム同時に使えたっけ?

ビタミンをATKに
爆砕点穴
攻撃

ksk

攻撃 ビタミンATK 爆砕

攻撃ビタミンATK爆砕

おまかせあれ!

ほい

てょ

>>29

やたらsageが抜けるわ
ごめん

一撃喰らったら相当痛いな

DCS欲しいなぁ

【#必殺黒フード】


攻撃VS必殺


ただのビタミン剤、使用!
ATK143→193

爆砕点穴、使用!

黒京太郎の行動パターンは、円周率です
3.14159265359…の数字列を用いて
1〜3が必殺、4〜6が防御、7〜0が攻撃のパターンとなっています



2+8+6=16

5+7=12


京太郎の攻撃サイド確定!


193×2-222+(16-12)=168ダメージ!



黒京太郎
残りHP:54



忘れてたこの戦いの序曲

世界は終わらない/君だけを守りたい


http://nicoviewer.net/sm19746238

なるほど次も必殺か
奇跡起こせるだろうか

行動パターン複雑過ぎワロタ
次も攻撃でOKか?

これは爆砕使って正解だな

勝てる・・・勝てるんだ!
パターンアイテム使わなきゃ絶対わからんかったな

黒も最初は一撃食らってくれたしこっちも食らってあげよう(慢心)
次も攻撃か

勝ったな(確信)

黒太郎の旅は終わらないみたいだな

どんな奇跡が起きるんだ

黒「俺の希望は、誰かの絶望をより深くする事もある!」

黒「それを知らないお前に、俺が負ける筈が無い!」


京太郎「俺の希望は、誰かの笑顔を守る為にある!」

京太郎「それを忘れたお前に、俺が負ける筈が無い!」


互いが互いを否定する。

互いに存在その物が、相手の存在の全否定。



黒「信じる者が救われるのは足元だけなんだよ」

黒「いい加減気付けッ!!」


京太郎「救われる事なんて求めてねえ」

京太郎「信じてる人を救う努力を、俺が辞めなければ良いだけの話だッ!!」


互いが互いを、受け入れない。

そこに、違いがあるとすれば。

光は、闇を救いたいが故に否定する。
闇は、光が心底憎いが故に否定する。


そんな違い。



黒「それは偽善だ!」

京太郎「善に、偽も真もあるもんかよ!」


変わったのだ。

向き合って変わった彼と、誰とも向き合って来れなかった彼。

正しさではなく、二人の違いはほんの些細な他人との向き合い方。



黒「綺麗事ばっかほざいてんじゃねぇ!!」


京太郎「綺麗事を語る奴が居なくなったらッ!」

京太郎「この世界に、綺麗なものが生まれなくなっちまうだろうがっ!!」

京太郎「綺麗なものを、綺麗事以外で守れるもんかよ!!」


だからこそ、ぶつかり合う。



【奇跡、発動! このターンの被ダメージを半分に】



京太郎の行動を選択して下さい
・攻撃、必殺、防御
・アイテム使用
>>52


黒京太郎判定
>>54

攻撃

攻撃

攻撃

攻撃!

攻撃

攻撃

攻撃

奇跡TUEEEEEEEEEEEEE
攻撃

背負った想い。託された祈り。受けとった願い。
彼を死の淵から引き上げた、優しく暖かくな人々の光。

それを拳に込めて、光は振るう。


憎しみ、嫉妬、感情の発露。
心の奥底に押しとどめてきた、理性とは別枠の彼の本音。

それを拳に込めて、闇は振るう。


黒「何故だ……何故こんなにも、お前の一撃が重い!?」

黒「てめえ、何をしたッ!?」


だからこそ、そこに差が出るのは当然だ。

込められた想いの量と、何よりも重みが違うのだから。

けれども、そんな当然の事にすら。


京太郎「こんな事にすら……」

京太郎「こんな単純明快な事にすら、もう気付けないのか、お前は……!」

京太郎「なんで、なんで、そんなんになっちまったんだ、『俺』はッ!!」



決める、覚悟を。極める、技を。決める。最後の一撃を

拮抗する攻防は、次第に互いの意識を寄せて行く

攻めと守りの比重を、偏らせる。攻めの方へと、少しづつ。
少しづつ、少しづつ、髪一本の隙すら作らぬように。紙一重の勝機すら与えぬように。

やがて、互いの身体に傷が増え始める。

攻めて守る戦い方から、攻めが守りとなる戦い方へ。
己の攻めが相手の攻めを弾き、相手の攻めが己の攻めを弾く戦いへ。

互いが互いの命の値段を値切る戦い。。

『京太郎』の命が、限り無く果てし無く安くなっていく。


そして、その決着は。その戦いの果ての勝者は。


京太郎「……っらァッ!!」

黒「グッ!? ガッ……フッ……!!」


まるでそれが必然であるかのように、渾身の一撃を叩き込んでいた。


【#必殺終わる世界】

攻撃VS必殺

2+8+6=16

4+4=8

京太郎の攻撃サイド確定!

193×2-222+(16-8)=172ダメージ!

黒京太郎 残りHP:0


黒い京太郎は、気力だけで持ちこたえている……



黒「まだ……終われるか……!!」

やったか!?

持ちこたえてる!?

気迫………いや執念か………!

なんつー執念

さすが歪んだとは言え主人公だった奴はしぶとさが違う

京太郎「……恐ろしいくらいに、暗い執念だ」

黒「まだ……まだだ……こんな所で、終わらない……!!」


おぞましいほどの妄執。
彼の心の奥から吹き出した、彼の心を蝕む闇。
彼がかつて、己の生き方を曲げてしまった時に、彼の心より生まれた闇。


【奇跡、発動】


……その闇が少しだけ晴らされる。

その奥から、蝕まれていない彼の本音が這い出てくる。



少年の語る理想は、『彼』にとっては彼が追い求める救いそのものだ。

そして、彼が狂おしいほどに求める、すでに失われた彼の愛した世界そのものだ。

しかし。


黒「(もう)」

黒「(もう、戻れない)」

それを見れば見るほど、突き付けられれば突き付けられるほど。

彼は輝かしい『それ』がもう戻らないものだと実感してしまう。


黒「(どこで間違ったんだ)」


それでも、その素晴らしいものを守りたいと。

その幸せが続いて欲しいと願っていたはずなのに。


黒「(なんて)」

黒「(なんて、眩しくて、真っ直ぐで……)」


少年その瞳は、ただひたすらに彼の瞳を見つめている。

『自分』と向き合えと、そう言っているかのように。




京太郎の行動を選択して下さい
・攻撃、必殺、防御
・アイテム使用
>>65


黒京太郎判定
>>67

必殺

必殺

必殺

必殺
奇跡起きろー

必殺

必殺

必殺

【#防御闇】


必殺VS防御


5+5+6=16

8+2=10


京太郎の攻撃サイド確定!


193×2-222+(16-10)=170ダメージ!


黒京太郎 残りHP:0


黒い京太郎は、気力だけで持ちこたえている……



黒「まだだ……まだ俺は……」

なんちゅう
執念の力や………!

し、しぶとすぎる……
これが主人公パワーか

イベント?
それともアイテムか?

これは……

ペルソナ3のニュクス戦思い出す

超必殺の条件って何だったっけ

濡れるッ!

ヒーローじゃね

主人公補正が敵にまわったらこうなるのか

しぶといなww
なんかアイテム使わないと永遠と戦闘が続くとかないよな?

奇跡の力で徐々に闇を払うのか?

自分と向きあえば、見たくないものまで見てしまう。

だが、それでも見ろと。
それでも向き合って、受け止めて、そうしなければ先に進めないと少年は言う。

己の醜い部分を否定するだけではなく、もっと奥へ。
綺麗な願いだけではなく、その先、もっと奥へ。

それと向きあえば向き合うほど、彼の口からは言葉が漏れ出て行く。


黒「俺だって……そのままで居られるのなら、そのままで居たかった!」

黒「こんな力なんて、受け継ぎたくなんて無かった!」

黒「力なんて要らないから、生きていて欲しかった!」

黒「変わりたくなんて無かった! 変わって欲しくなんて無かった!」



変わらないものなんて無いと言いつつも、変わらないものもあると信じている。

変わって欲しくないものもあって、変わってしまったものもあって。

それでも、『終わって欲しくなんて無かったのだ』。

変わるのは良い。だけど、終わってしまう事には耐えられなかった。

だからこそ、守ろうと誓った。

だからこそ、変わろうとする人を見守り、終わらせようとする悪夢を討って生きてきた。

だからこそ……ここまで、手遅れになってしまった。

どうでもいい事に必死になる人間など居ない。

……必死にならなければ、ここまで手遅れにはならない。



京太郎「……そうか」

京太郎「やっぱり、俺とお前は別人だよ」


【奇跡、発動】


黒「べつ、じん……?」

京太郎「自分と向き合って、分かったんだ」

京太郎「境遇とかじゃなくて、もっと根本的な所で俺達は違う」

黒「は……? な、なにを……?」

黒「それが最初で、最悪の歪みだ。須賀京太郎」


くるりと回した箒に、浅葱色の光が注ぎ込まれる。
その光は先端に集中し、淡い輝きを外部へと漏らしている。


京太郎「これで、分かれ」


京太郎「俺とお前は、別人だ」




京太郎の行動を選択して下さい
・攻撃、必殺、防御
・アイテム使用
>>87


黒京太郎判定
>>89

攻撃

攻撃

攻撃

攻撃

攻撃

攻撃

攻撃
キメ台詞が黒になってるぅぅぅぅ!?

>>89
(ニッコリ)

……うん。
ごめん。

どんなに似ていても。
どんなにそっくりでも。

彼ら二人は、別の世界の別人なのだ。

平行世界の同一人物であっても、根本的に違う人間。

その認識の『勘違い』が、彼の悲劇の本当の原因。


京太郎「どんなに悲しくったって、どんなに理不尽に思えたって」

京太郎「俺達が出来る事は、変わってしまった過去を糧に現在をより良く変える事だけだ」

京太郎「現実を変えてしまった過去を嘆いて、変わってしまった世界を嘆いて」

京太郎「それを理由に、この現実を生きる人々を傷つけることじゃない!」

京太郎「誰かを終わらせてまで、変える未来に価値なんてあるものかっ!!」



渾身の一撃、退魔の光、少年の心ありったけを込めた一撃。

それは物理的な威力よりはるかに強く、彼の心を揺さぶった。


【奇跡、発動】



黒「ご、ふっ……!!」

黒「(そんな……そんな考え方は……俺は、絶対にしない……今も、昔も……)」

黒「(……ああ、そういう事か……だから、別人って事なのか……)」



彼は、ずっと憎んでいた。妬んでいた。疎ましく思っていた。

けれどそれは、幸せな者に向けた感情ではない。

この世界の自分と、その周囲にしか向けていない感情だった。

……当然だ。生まれてこの方、須賀京太郎は他人を憎むほどに妬んだ事なんて無いのだから。


自分だから、嫉妬した。
自分だから、憎かった。
自分だから、疎ましかった。

他人と思えれば、素直にその幸せを祝福できたというのに。


本当は他人でしか無かった自分に、自己嫌悪と同族嫌悪をぶつけ。

その感情に飲み込まれ、この結末だ。

初めて会った時に、気付くべきだった。

二人は今日この夜が始まるまで……そんな事にすら、気付けていなかったのだ。

別人だと、そう思えれば。そう実感できるのであれば。


それだけで憎しみは消え去ってしまう。

互いの幸せを願えるようになる、そんなつまらない勘違い。

自分自身と、その感情の奥底にある矛盾の中。


見つからないのも当然だ。

彼の救いは、そんなへんぴな所にあったのだから。



黒「完全に、負けたよ……俺に似た、誰かさん」

【#黒い闇必殺】


攻撃VS必殺


3+7+6=16

7+6=13


京太郎の攻撃サイド確定!


193×2-222+(16-13)=167ダメージ!


黒京太郎 残りHP:0


黒い京太郎は、敗北を認めました

未来からの試練に、打ち勝ちました!

勝った第3部完!

>>95
その台詞が正しい使い方をされているのを初めて見たわ

長い戦いだった……いやマジで(時計を見ながら

勝鬨だあああああああ

えい えい おー !

>>95
草回避不可

>>95
本当にその通りだから笑えるww

他人だって言うのなら、この京太郎がもし黒太郎の介入無しで進んだ場合どうなってたんだろう?

やっぱり一人生き残って、それでも誰かを助けて生きていくのかな?

>>95
どんでん返し来そうやからやめてや………

鐘の音が鳴る。

……ちょうど今、年を越したらしい。


京太郎「年が終わる前に死ぬー、とかお前が生きて新たな年をー、とかはどうしたよ」

黒「うるせぇ糞ガキ、きっちり殺してやっただろうか」

京太郎「へいへい」



戦いは本当に刹那の内に終わった。

互いに火力と装甲が見合ってなかったための短期決戦だった、というのもあるが。



黒「……ありがとよ」

京太郎「あん?」

黒「霞が晴れたみたいで……何か、みんなの記憶もはっきり思い出せる」

黒「ガタが来てた対抗神話としての俺のカタチも整ってるし、すっかり正気だよ」

黒「情けない自分への自己嫌悪の方が大きいけど、それでも嬉しいんだ」

黒「だから、ありがとよ」

京太郎「どういたしまして」



今までの年が終わり、新たな年が始まる。

それと同じで、この男も今日また新たな自分を始めていくんだろう。

これからはきっと、今は亡き大切な人達に胸を張って生きていけるはずだ。



黒「おい、その右目見せろ」

京太郎「なんだよいきなり」

黒「最初のコトリバコの影響が残ってて、そこだけあまり見えてないだろう」

京太郎「……よく分かるな」

黒「戦いの最中庇ってたからな。動くなよ」


彼は俺の右目をそっと、右手で触れるように撫で。

その右手がどいた次の瞬間から、先程までぼやけていた視界がクリアになった。


京太郎「え、ちょ、お前、どうやった!?」

黒「これも寺生まれのちょっとした応用だ」

京太郎「寺生まれすげえ!」

黒「ま、その内お前も使いこなせるようになるだろうさ」



……参った。

正常な状態にさえ戻れば、能力の練度はあっちが圧倒的に上らしい。

寺生まれってすごい(小並感)

次元連結システム並みに万能なTさん。
改めて寺生まれはすごいと思った。

寺生まれ二人が寺生まれすげぇとかいいだしたらただのコントや

僕は改めてそう思った

寺生まれ………
正しくチート

なんでもできんのかい!

京太郎「それで、どうするんだ?」

京太郎「みんなに頭下げに行くんなら、俺も付き合うけど」

黒「ハッ、マジでお前を殺した俺がどの面下げて仲良しこよし出来るってんだ」

黒「俺の境遇を話した所で、変な目で見られたり腫れ物扱いされんのもゴメンだね」

黒「覚えとけ。世の中には、許すべきでない事ってのが確固としてあるんだよ」

京太郎「……分かった。覚えておく」



黒「……それに、だ」

黒「お前に任せておけば……なんとなく、この世界は俺の世界みたいにならない気がするんだ」

京太郎「そりゃ買いかぶりだろう。お前の手助けがなければ、俺達は何も出来なかった」

黒「俺はそうは思わない。そもそも、レールは敷いたが死人は結構出る予定だったんだ」

黒「それを死人ゼロで通過したお前は……俺が居なくても、何かしら形を変えて困難を乗り越えていた気がする」

京太郎「なんじゃそりゃ。んな事あるわけないだろう」

京太郎「お前は頑張った。皆幸せ。これだけが『現実』だ」

黒「……ははっ、そうかい。現実か」

黒「そりゃ……素敵な現実だな」



黒「お前に、いくつか忠告しておこう」

黒「お前は、俺の仲間が死んでいった所だけ延々と見てたんだな?」

京太郎「全部じゃないけど、大体そうだな」

黒「そうか……なら、要件だけさっぱりと言おう」



黒「一つ。夢乃マホを守れ」

黒「二つ。マスカレイドに気をつけろ」

黒「三つ。天照を四人仲間にしろ」

黒「四つ。宮永照に勝て」

黒「五つ。士栗を頼む」


黒「以上だ」

京太郎「……おい待て。一部分まるで意味が分からんぞ!?」

黒「俺がぼっちなのにリア充とか爆発しろや。細かい所は教えてやらん」

京太郎「テメェ!!」

黒太郎の性格が普通の20代になってる

黒さが抜けたらただの兄ちゃんだな

照と戦う展開があるってことかい

いいあんちゃんになってるし

黒太郎から漂う死亡フラグ……

最後忠告じゃねぇし!

黒「……さて、そろそろ行くよ」

京太郎「外国にでも行くのか?」

黒「いや、もっと遠い所だ」


黒い彼が、手をかざす。

……すると、世界そのものに人がくぐり抜けられそうな『穴』が発生する。



黒「記憶がハッキリしてきたら、使えるようになってな……」

黒「おやっさんの最期はしっかり見てたわけでもない上に、その後すぐにあれな状態になっちまったからよ」

京太郎「お前、自力で世界移動できるのか」

黒「ああ。これで、誰も俺の事を知らない世界、俺が誰の事も知らない世界に行く」

京太郎「……寂しく、ないのか?」

黒「何言ってんだ、お前が教えてくれたんじゃないか」


トン、と。
彼は、拳で己の胸を叩く。


黒「みんな、ここに居る」

黒「この胸の中の思いがあれば、寂しくなんてないさ」

京太郎「……そっか」

黒「お前みたいに、俺も誰かの想いを支えに出来る『京太郎』だったら、こんな事にはなってなかったんだろうけどさ」

京太郎「けど俺も、お前みたいに一人で立つ強さはない。どっちもどっちさ」

黒「優劣はない、同じ京太郎だからってか?」

京太郎「そうだ。だけど、優劣はなくても同じじゃない。俺達は、そういうもんだ」

黒「……いや、待て。優劣はあるぞ。俺の方が少し優れてる」

京太郎「なに? どういうこった」



黒「俺は童貞じゃないからな。お前、童貞だろ?」



京太郎「ど、童貞ちゃうわっ!!」

黒「頑張れ童貞。じゃあな、もう会う事もないだろう」

京太郎「さっさとこの世界から出てけっ!」

黒「はっはっは、マジでありがとな! 感謝は一生忘れねえよ!」



そういって、騒々しく。
彼は世界の外へと、旅立っていった。



京太郎「……相手誰だよ。気になるだろ」

京太郎「ああ、もうっ!」

京太郎「……俺も、お前への感謝は一生忘れない」

京太郎「本当に、ありがとう」

16話:完

おっつおっつ

外が明るいなぁ…

おつやでー

外がもう朝だぞイッチ!

最大の敵は睡魔だったな(確信)

帰れぬ故郷の街へと続く道/カントリーロード


http://www.youtube.com/watch?v=Ym9HS5dG03o

おつ
約8時間投下とか流石です

罪の償いというわけじゃない。
あの人達を裏切って、生き方を変えてしまった償いでもない。

ただ、俺は俺の生き方をもう曲げないと……そう、決めた。

もう、俺が守っていた街は無い。

けど街が無くったって、どこかに困ってる人はいるはずだ。

そんな人達を、探しに行こう。



「どんな世界があんのかね。ま、気の向くまま行けばいいか」



あの街はどこにもなくて、もう俺はあの暖かい場所には帰れないけれど。

俺が大好きだった人達は、俺を置いて先に行ってしまったけれど。

もうあの人達は救ってくれないし、守ってくれないし、優しくもしてくれないけど。


十分だ。もう十分、貰ったから。

幸せだったあの日々に、優しかったあの人達に貰ったから。

この胸の中の想いだけで、俺はやっていける。


「さて、行くか。どっかの誰かの、大切な物を守りに」




あんな理不尽が、俺で最後でありますように。

それが彼の胸に残った、たった一つの祈りだった。


世界を渡り、世界を歩き、世界を見つめ。

これからずっと、彼は人が優しく在れる世界を守っていく。


そしてその果てに、命尽きた時。

眼を閉じた彼を迎えたのは、彼の愛した街の———



「おかえりなさい」



光の中、彼を暖かな笑顔で迎える人達。

戦いと苦しみの日々の果て。


最後の最後に彼が掴んだ、最後の救い。




黒い京太郎の物語:完

敵は空腹でした………

そして
あれ16後編のタイトルは?

乙です
黒太郎光の中で完結する物語

>>126

第十六話後編:Patchwork Girls/パッチワーク・ガールズ

>>128
ありがとうございました

そしておつです〜

うわああああ、カントリーロードは歌詞が、歌詞が・・・!!
こんなおまけをよくもおのれ

>>126
パッチワークガールズトークじゃないの?

黒フード救われたか……カントリーロードってこんなに涙を誘う曲だったっけ……

【次回予告】



「豊音さんが、警察に……!?」



「目撃情報から、犯人は『八尺様』と推定されます」



「敵は警察か……」



「逃避行ってやつですね。逃げましょう」



「貴女が私はやってない、信じてくれと俺に言う限り」

「俺は貴女を信じる」

「俺は、ずっとあなたの味方です」

「私、私……!!」



「……おい、そこのダメ親父」

「ダメ親父の自覚はあるが、何だ」

「あんた仕事と娘、どっちが大事なんだよ」

「これは、そういう話じゃないだろう」

「そういう話だっ!」



「妥協しろ」

「やだね」



「信じて……信じて何が悪い!!」

「信じる事は悪い事か!?」

「信じる事は否定される事なのか!?」

「人を信じて何が悪い!!」

「俺は信じた! だからあの人は無実で、これは理不尽だ!」

「理屈じゃねえ。俺はここで意地を張る!!」




第十七話前編:QUATRE CENTS COUPS/大人は分かってくれやしない

ようやくとよねぇ大勝利か

警察が全く役に立たない物語

乙ー

ここで姉帯さん回か

警察が役に立たないのか………
リアルだな

黒フード……お前はいったいなんなんだ!



4章は手強い敵が出てきそう

黒「通りすがりの寺生まれだ、覚えておけ」

本日はこれにて終了。お疲れ様でしたー


黒さんは別世界に行き、士栗ちゃんはフリーメイソンを抜け残る四天王も一人に
第一話から眠っていた彼の力も目覚め、寺生まれヒャッハー状態に
衣も淡も姫様もリスク度外視ならサシで圧倒できますね


否定されないと救われない、気付けない人ってのは居るもので
死にゆく人達に肯定される地獄から過去の自分に似た奴に否定されて救われるというのも妙な話

本来、歪みがなければどっちが正しいとかって話じゃないんですけどね。戦闘中の言葉のドッチボールとかまさにそう

ま、要するに間違った時にぶん殴ってでも止めてくれる奴が居るか居ないか。その程度のお話で



レス返しは今日夜にでも。いやはや、朝まで付きあわせてしまいたいへん申し訳ないです

今から寝る人、寝ない人。ちなみに>>1は寝ない人
お付き合いいただき、ありがとうございましたー!

乙ー
寝たいけど早番だから寝られへん……

おっつおっつ

午前休(ボソッ)

おつでしたー
今回のいいですとも!も楽しかった

重ねて乙

いいか!カントリーロードの歌詞はググるなよ!絶対だぞ!

通りすがりとか寺生まれとか名乗ってたら都市伝説化しそうだよね

乙なのよー
ええい、右京さんみたいな人はおらんのか!

晩から朝まで乙

ちょーおつだよー

乙ですー

娘(士栗)を生んでおいてほったらかしなんて黒太郎は一君に叱られるべき。
そういえば黒太郎の姿を見て思ったけどこいつが麻雀大流行の世界に渡ってしまった時に昔の縁で龍門渕で執事をすることに的な可能性は・・・

黒太郎は名実ともに色々な世界でただのTさんとして生き抜いたんだな
奴の生き様に敬礼だッ(`;ω;´)>

>>150
娘はもう信頼できる男に託したから・・・

黒太郎に救いがあってよかった

この時間までやってたのかwwww

「世の中には許すべきでない事がある」って許しを拒む黒さんは確かに元主人公の風格があった

照に勝てってことは黒いのは照には勝てなかったのか?
というか天照は現状4人とも仲間みたいなもんじゃないか

Tさん戦闘では微塵も使えないな…
一人で戦う必要全然無さそうだけど

乙でー
起きたらハッピーエンドになってた

みんなもあんな時間までよく起きてたな凄い

照に勝てってのがよくわからん
前スレの照らしき人物の台詞を見る限り敵対するとは思えないし……

二重人格にでもなってたり、そもそもあの人物が照じゃないとかなら話は別だが

乙ですー
すげぇ時間までやってたな…
でもその分涙が出るくらい良回だった
次回豊ねぇ来た!個人的No.1お気に入りキャラがついに来た!

おっつ〜
しかし、フリーメイソンの首領って黒太郎の正体に気づいてるんだよなぁ……
宥姉に黒フードの中身が云々いってたし、ヤバイことにならなければいいが……


魔神に関してはかけらも触れてないな
あれの記述は旧きょうたろうにっきだから誰も知らないだろうけど……
マスカレイドに気をつけろと天照を仲間にの後に照に勝てなのはなぜだろう?

ぶっちゃけると黒太郎は和解直前にマスカレイドに心臓ぶち抜かれて能力奪われて死ぬと思ってた

天照大神の内衣、淡は確かに色々乗り越えて仲間と言えるけど姫様と照はまだな気がする
そういえば天照大神の4人って三人は名字からなのに照だけ名前なんだよね
実は照は天照大神の4人じゃない可能性が微レ存?

>>161
>ぶっちゃけると黒太郎は和解直前にマスカレイドに心臓ぶち抜かれて能力奪われて死ぬと思ってた


照や天照の事もそうだけど「マホを守れ」ってのも気になるところだ

マホを守れって出たけど鏡ルートじゃなくても出る条件なの?
鏡にしたから増えたとか簡単になったとかある?

おつおつ
黒太郎のスピンオフが欲しくなるようないい余韻のエンディングでござった

>>163
もともとマホは4章のキャラだから鏡ルートだから出てきたってわけじゃないと思う
あと京太郎、咲ちゃんの前で童貞じゃないって言うのはどうかと思う

乙です!こんな終わり方したら黒ちゃんの方も気になっちゃうじゃないですかー!!

照の能力がリスクあるものだったり、敵の能力で敵対すらハメになったりいろいろあるからなぁ

これより始まる黒のディケイド物語

(戦闘始まった時点で咲さんの存在完全に忘れてたとか言えない……)

>>165
咲ちゃんの巻き込まれないようにどっか遠くに行ってたんじゃないの
そしてもう一人の自分との、死別ではない永遠の別れに寂しそうな顔をしてる主人公の元に現れまたフラグを・・・

そういえば黒京太郎って、士栗とマホといる京太郎を見た時の反応からして
京太郎とマホを出会わせるつもりだったんだよな
つまり、黒京太郎の世界ではマホの事を知ったのは手遅れになった後だったのかな?

ナイトメアマスカレイドが発生した端からアラフォーが発生源にティルトウェイト唱えてけば更地にすればいいとおもいました

都市伝説記述見るだけじゃ恐ろしく強いの理由がまるでわからないマスカレイド

考えてみるとフリーメイソンの四天王って今の所赤マント・寺生まれのTさん・口裂け女と笑えるくらい有名どころで王道だな
その中身の設定が濃過ぎるんだが

マスカレイドに気をつけろ、とか助言するぐらいなら
部下にしてた時に始末しといてくださいよ
ゴメン、任務中に事故死しちゃったテヘペロ、とか何とか言い訳して

案外、マスカレイドの仮面舞踏会で正体隠してるフリーメイソン首領とかかな

\マスカレイド!!/

しかしマスカレイドと聞くとどうしても某ゲームの3作目の主人公の一人を思い出してしまう・・・

>>178
ヤり逃げされた挙句にマスカレイド盗られる人か

いいですとも!

原作的にコピー能力ですしおすし

マスカレイドって言ったらダンボール戦機の父ートしか知らないなぁ…

デコピン(小声)

よくよく考えると黒太郎って、受け継いだ能力抜きにして自分の素の能力だけでもATK,DEF両方222だったんだよな。すげえ
そのわりにはHPは京太郎と比べても低いのは、やっぱり色々ガタが来てたんだろうなあ…

二度と会わないだろうは会うフラグなので、俺は黒太郎との再会に期待するぞ!

乙ー
黒太郎は埋めネタとかどこかで、他作品の世界に来ちゃったとかでみてみたいな

ヒロインになって帰ってくるで

京太郎が月に自由に使える金は生活費や貯蓄を差し引いて月20000万という嫌になるくらいリアルな数字だが、ちなみに今回の戦闘のアイテム出費は過去最大の52000円となっております

どこがリアルなんだよwwww

どこの中東の王族だよwwwwww

金持ち過ぎるだろwww

月2億の収入がある高校生…

素で気付かなかったわワロス

京太郎の京の字は、1京円とかの京だったのか……

こんばん若白髪

染めるか抜くか、大人の選択


前スレ

>>661
混ざってる混ざってる

>>685
純然たるパワー不足ということも

>>759
実際一度しか使えずリスクもありますしねー
でも街全体が対象であるのなら、割合あたりの人数は期待出来ますです

>>774
この時は居たんでしょう、バスに送ってもらって

>>789
人数一人や二人程度の変動なら、誤差の範囲ではないでしょうか

>>825
基本この男の発言はブーメランで

>>841
能力の暴走、精神の摩耗、現実逃避、自己矛盾の結果
だいたい全部ごちゃまぜな感じです

>>850
なお黒京太郎も百も承知なので一瞬で意識を刈られた模様

>>897
え、なんだって?

>>911
黒太郎さんは咲ちゃんの能力を持っていなかったので暴走させて覚醒させる、という方法が取れなかったのです
なので咲に相性の良い種を選別して渡し、覚醒幇助とする思惑だった模様


今スレ

>>76
超必殺はリストラされました

>>89
Oh……HAHAHA!!

>>95
秀逸

>>102
この世界の京太郎は、たぶん黒くはなれないしならないと思いますよ

>>150
顔を隠して倒れた怜をこっそり治療したりしてるんじゃないですかね

>>160
魔神に関してはこの五つを全部どうにか出来るのであれば考えなくてもいい、と黒は考えている様子

>>163
鏡ルート以外だと黒京太郎の隠蔽工作が成功しマホはずっと一般人で話に関わらないルートへ

>>175
こっちの京太郎の経験値にしようと思っていたらその前に頭がアッパラパーに

>>178
ダイナミックヤリ逃げー!

>>184
ちゃいます。闇堕ちする前のTTT(光)をすでに最終決戦前で何度も使ってたのです

>>187
ファッ!?


読み返してみると荒い部分や書こうと思っていたけど書き忘れていた部分が目立つなぁ

反省反省。クオリティは順次上げて行きたい所存ー

超必殺は犠牲となったのだ・・・

おや?咲ちゃんの能力を知っていた上で、継承してないってことは
向こうの咲ちゃんは覚醒してて、かつ目の前で死んだわけじゃなかったの?

>闇堕ちする前のTTT(光)をすでに最終決戦前で何度も使ってた

アレを何度も使っても全滅するほどフリーメイソンは強いのか(絶望)

おのれディケイド

>>184,>黒太郎との再会
A40「さらに過去に戻ってわた……かわいいお姉ちゃんをヒロインにした外伝でイチャイチャしよう」

とりあえず黒太郎と彼女の馴れ初めが知りたい

じゃあ俺は初夜でいいです(ゲス顔)
童貞かどうか確かめなきゃいけないってそれ一番言われてるから

むしろ、黒っちは 最終決戦前にアラサーに童貞奪われていたとかだといいんじゃないかなぁ!(ゲス顔
大体死亡フラグ的に、死ぬ前にやって 残された女性には子供が(ry

あれ? 野郎が生き残ってた場合はどうなんだろうか、フラグ的に考えて。

敵により死んだ恋人の胎から奪われた赤子or受精卵を成長させて敵として相対するとか

そんな曇らせストーリーは勘弁してください

なんかSS速報のwikiが安定しないみたいだから勝手に作っちゃってもいいかな?無料wiki使って
個人的に今まで出た都市伝説とかまとめたい

>黒太郎のディケイド物語

むしろ黒太郎が『Tさん』の都市伝説が生まれるより前の時代に戻る→『Tさんとして活動する』→現代への系譜となる
っていう流れを妄想すると凄く燃える展開が期待できそう。そこまで遡らなくても生まれたばかりの京太郎を孤児院に預けに行ったのが黒太郎とか

とりあえず最終決戦TTTとネクサスの同時使用で敵には勝つものの反作用で体の崩壊が止まらない京太郎のところにさっそうと現れた黒が破ッ!することで助かるとこまでは妄想した
Tさんが翼と同時使用できないのは幻想殺しみたいに何でもかんでも破ッ!しちゃうからかな?

>>205
頼みたい

フェアリーテイルで似た感じの人が出てる。

つまり速報のどっかの京太郎スレの背景に混じって、人助けに勤しんでる黒太郎さんが存在する可能性が微粒子レベルで存在する?

>>205
任せた
支援絵とかはどうすんだ

こんばんわんこくん

Qは・・・うん、まあ、いつものエヴァだったという事で


>>196
ですね
みんながみんな彼の前で死んでくれたわけでもなく

>>200
>>201
脳内で補完するといいんじゃないかな!

>>205
是非ともお願いしたく!
SSWIKI落ちてるとその内うっかり戦術ミスとか出てしまいそうですしね

>>207
危険な組み合わせで二種の洗剤を混ぜるようなものですので、現状は難しく

>>210
黒京太郎はこっちの京太郎より年上なので麻雀なんかもしっかり打てますですね



http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/20130411/index.html

・・・巨星、墜つか

ヤマグチノボル先生のご冥福をお祈りいたします

タバサが好きでした

おおう…まじかノボル先生……
ゼロ魔は完結できたんだっけ?

グリグリ好きだったな

現状……つまり、後に併用できる可能性がかなりの確率で存在している……?

なんてこった・・・

>>212
もう少しで完結だった。もしかしたら遺作の完結編とか出るかもだけど期待薄だな

山場を超えるとまだまだ先とわかっても次回作はどうなるんだろうと気になる
スマブラ、都市伝説ときたらなんだろう
ゾイドかデジモン?

ヤマグチノボル先生のご冥福をお祈りします

嘘だろ……スオムスいらんこ中隊も続きはダメになったか……

闘病生活は苦しかっただろうし、安らかに眠ってほしいな
思えばラノベや深夜アニメに興味を持ったのはゼロ魔がきっかけだったなあ

ゼロ使好きだったのに…
ご冥福をお祈りします

http://www55.atwiki.jp/kikaikitan/
とりあえず作って基本的な情報だけまとめてみたー、wiki作ったの初めてだからおかしい所あったら教えろください
あと都市伝説のまとめとか登場人物の項はまた近い内にってことで…(震え声)

>>221
よくやった!うちに来てくねくねをファックしてもいいぞ!

>>221
よくやった!うちのてけてけもファックしていいぞ

>>221
よくやった!うちのトンカラトンもファックしていいぞ!

あとせっかくだから格納キャラの強化前や脇キャラの紹介も書いてくれると嬉しいなー(チラッチラッ

おい!超必殺のことは忘れてやれよ!

クマー『寺生まれのTさん、素晴らしいよ感動的だね』

クマー『だが無意味だ』

>>226
なんか黒いフード被った人がそっちの京太郎に援軍に行ったぞ

こんばん若本ぶらああああ

テッカマンブレード久々に見たらラスボスさんがぶらああああでぶらああああ


最近私生活が年始というのもあって忙しく
十二スレ目のリクなども消化しなければならなくててんてこ舞い



京太郎「なあ、お前は強くなるためにどんな修行をしたんだ?」

京太郎「基礎ステ的に、お前の話はすごく参考になると思うんだよ」

黒「まず強くなると決めてからはイメージ修業だな
  最初は好きな女の子を一日中いじくってたな。とにかく四六時中だよ
  目をつぶって触感を確認したり、何百回何千回とキスしてみたり
  ずーっとただ眺めてみたり、舐めてみたり、髪を撫でたり、嗅いでみたり
  自分で遊ぶ以外何もするなとその子に言われたからな
  しばらくしたら毎晩その子の夢を見るようになって、その時点でおあずけプレイをくらった
  そうすると今度は幻覚でその子が見えてくるんだ
  さらに日が経つと幻覚のその子がリアルに感じられるんだ
  重さも冷たさもすれあう音も聞こえてくる
  いつのまにか幻覚じゃなく自然と具現化したその子を生み出せていた」

京太郎「えっ」

黒「まあ七割ぐらい嘘だけどな」



>>221
よくやった! うちに来て何かリクしてもいいぞ!



>>1「ほう・・・」
玄「ほう・・・」

http://rocketnews24.com/2013/04/08/314140/

千早「くっ」

京太郎も年取ったらこんなお茶目な兄貴になったりするんだろうか

三割事実なのかよクソッ壁殴っちまった

あれ?なぜか都市伝説のところが見れないんだが…

リクしていいんですか!?やったー!
何故かID変わってるじゃないですかー!やだー!

>>231
まだ作ってないんや……

たぶんこの十行のうち、三行が事実なのだろうな・・・

>>最初は好きな女の子を一日中いじくってたな。とにかく四六時中だよ
>>ずーっとただ眺めてみたり、舐めてみたり、髪を撫でたり、嗅いでみたり
>>自分で遊ぶ以外何もするなとその子に言われたからな

この三つが真実だと見た

憑き物が落ちた後の黒太郎が気のいい兄ちゃんすぎて時々軽いノリで会いに来ても自然な感じがする

黒「久しぶりー、そろそろ童貞捨てたかー?」
京「」

別の世界でショタ京太郎の師匠やってて次回作にチラッとでも存在ほのめかされたら嬉しい

スマブラスレの師匠が黒である可能性が微粒子レベルで存在している…?

全ての京太郎スレを破壊し、繋ぐのか

wikiの方少しづつ充実しててワロタ

各話タイトルなんてものまでできてやがる
読み返す時に便利そうだなこれ

士栗ちゃん作成秘話の可能性が微レ存?
和は黒太郎をドM調教してたのか

>>239
ちょっと読んでみたら無性に嬉しくなってしまった単純な>>1



【これまでのサブタイ元ネタパート2】



・「誰がために鐘は鳴る」
アーネスト・ヘミングウェイ作、1940年著の小説『For Whom the Bell Tools』。
カエルのために鐘が鳴るわけではないのです

・「心の絆」
至高のロックバンドQueenの「Friends Will Be Friends」。
『あなたが死ぬその瞬間まで友達はずっと友達なんだから』という意味の歌詞が素敵

・「より偉大なる者」
トム・ゴドウィンの「Greater Thing」。実は読み飛ばして無くしたので読んだ事がない
モモちゃんは自分より目立っていて偉大な人に憧れる

・「風と共に去りぬ」
マーガレット・ミッチェルの名作「Gone With the Wind」。1936年著
アンパンマンの食パンマンとドキンちゃんの例に上げるようなもんじゃねーです

・「彗星の心臓」
元ネタの邦題は「Heart of the Comet/彗星の核へ」。デイヴィッド・ブリンとグレゴリー・ベンフォードの1986年の合作
宇宙人はファンキーでフレンドリーな主義の人とコンピュータウィルスの概念を世界で初めて考えた人

・「彼女はまるで天使のようで」
マーガレット・ミラーの「How Like an Angel/まるで天使のような」。小蒔ちゃんマジ天使
神様に使われてんなら天使ですよねー、と

・「星を継ぐ者」
ジェイムズ・P・ホーガンの「Inherit the Stars」。誤字ってたことに気付かなかったあばばー!
柊さーん、今すぐこのタイトルの誤字をなかった事にするかどうかはいかイエスでお答え下さーい!

・「もしも星が神ならば」
ゴードン・エクランドとグレゴリー・ベンフォードの合作「If the Stars Are Gods」。この人晩年は合作ばっかだなぁ
星神さんのネーミングはデビチルより。回れメリーゴーランっ

・「ジャック・ザ・リッパー」
言わずと知れた殺人鬼。霧の夜にはご注意を

・「明日を越える旅」
ロバート・シェクリィの「Journey Beyond Tomorrows」。何故この人の比較にちょくちょくヴォルテールが出てくるのか

・「暗黒の帝王」
ロックバンド・キッスの「King Of The Night Time World」。エルメェスの兄貴ではなく
そこ、デトロイト・ロック・シティのおまけとか言わない

・「天国の扉をぶち破れ」
言わずと知れた、ボブ・ディランの「Knockin' on Heaven's Door」。
露伴先生は相変わらず動かない様子

・「過ぎ去りし日々の光」
大御所アーサー・C・クラークとスティーブン・バクスターの共著「The Light of Other Days」。
過去編にこれ以上無いほどのタイトル

・「天の光はすべて星」
フレドリック・ブラウンの名作「The Lights in the Sky Are Stars」。生きる意味ってこういうもんかなと
前作であわあわの代名詞として使っていたが怜に取られてしまった模様

・「月は無慈悲な夜の女王」
大御所ロバート・A・ハインラインの名作「The Moon is a Harsh Mistress」。こっちでは月の女王になろうとする輝夜姫の話
月は海と繋がりが深く死の象徴でもあり。この作品だと海底を死の象徴として書いていますが、月の光は海底には届かないのです

・「神の目の小さなゴミ」
ラニー・リーブンとジェリー・パーネルの「The Mote in God's Eyes」。ハインラインがベタ褒め
神様にとっても誤算だった事はたくさんあったのでしょう

・「夜来たる」
アイザック・アシモフの転換点、「Nightfall and Other stories」。作中でしつこいほど連呼されている夜が降りてくるの元ネタ
遡り続ければ夜が来る!やナイトウィザードの原点とも言えるのでしょうかね

・「絶体絶命」
キッスの「Nowhere To Run」。>>1が言うのもなんですが流石に無理の有りそうな邦題



・「天の向こう側」
またしてもアーサー・C・クラークの「The Other Side of the sky」。
ころたんもっと絡ませるべきだったかも

・「たったひとつの冴えたやりかた」
ジェイムズ・ティプトリーJr.による作品、「The Only Neat Thing to Do」。久遠寺のアリスちゃんは可愛い
「The Starry Rift」は邦題が同じでも中篇集の方のタイトルです

・「星の王子様」
サン・テグジュペリの「Petit Prince」。大切な物は、目に見えないがメインテーマ
WIKIをちょこっと見てくださるだけでもこの回でこのタイトルにした意味は分かって頂けるんじゃないかなー、と思います

・「パッチワーク・ガールズ」
ラニー・リーブンの「Patchwork Girl」。希望というのは、まるでパッチワークのように
女の子達による希望のパッチワークこそが、作品を通して彼の希望です



サブタイの選考基準は邦題のカッコ良さと>>1の脳内での話とのシンクロ率

月は無慈悲な夜の女王はオススメやわ

なるほど、半分も分からん

タイトルの頭があれなのは今知った

取り敢えずこれだけ

は いイエ ス

今はその疲れた体を休めることだけを考えてください……

さて、一息ついたところで次の任務です

紅茶を飲んだらレベルが下がった!やったね柊!

>>1は知識量的に図書館の司書でもやってんのか

最近海外小説も気になるけど市立図書館とかにあるもんなのかね

そういえば聖遺物だけど真・オモイヤリは長物と考えていいのかな
じゃないと穏乃が装備できなくなるけど

>>251図書館の規模にもよるだろうけど、うちの地区のには結構あった気がする

やはりイッチはフィリップか・・・?

永遠の王とか買おうとしても、どこにも売ってない……
もう一度神保町探すか

穏乃の武器がフクツだけになってますます低火力キャラに拍車がかかるのか…

そのうちフクツも強化されるから(震え声)

>>255
長物として恐怖新聞で作った『シンブンシブレード』を装備すれば大丈夫だろう

俺もなんかwikiに書き足してドヤ顔したいなーと思いつつ一巻目を読み返していたところ
「アラフォーの昔の恩人の須賀さん」の存在がありました
これもしかして京太郎と和解して世界を巡ってる黒太郎だったりするんでしょうか

wikiの彗星のページワロタ

実は探索時に出てくる選択肢以外の場所も望み薄だが行けることとかもう誰も覚えてないよね
運動部に行くとステ変化とかも

りゅーかの手料理でステうpするくらいしかもう記憶にない
ここ最近はコトリバコだの黒太郎対策だのでゆとりがなかったし


これからは毎日りゅーかの手料理を食べてステを上げよう(提案)

>>261
毎日竜華の手料理が食べたい(意味深)
黒太郎のステになるまで何回食べればいいのやら

>>260
超必殺コースだと思われ

超必殺がお蔵入りの隠語になりつつある…

超必殺の都市伝説とな?

つまり超必殺技、という概念自体がフリーメイソンのボスである可能性が微レ存?
ほら名前も超とかついてかっこいいし(小並感)

>>260
>>1がちょくちょく裏でサッカー部やら女子ソフトやら弓道部やら薙刀部やら茶道部やら出してたんだけどねぇ

こんばん若神子

山梨に若神子という地名があるらしいのですが、最初にその名前を聞いた時>>1
「巫女!?」ガタッ
となってしまったことは内緒

ウルトラマンコレクションの昭和ウルトラマンOPメドレーはなかなかのなかなか

以前のリクで受けたラブコメの方は後回しにして丸々一話かけてやりますー

王者は・・・うん

とりあえず今夜は帰ってきたら久々に閑話でも


>>247
自分でもすっかり忘れてたー!?

>>250
>>253
本が好きなだけでフツーフツー

>>254
>>1の周りには緑の騎士だけ絶対に置いてませんでした、はい

>>255
そ、その辺りはどうにかしますので・・・

>>260
超必殺は忘れてもそっちは忘れてないですよー
でももう多分誰も使いませんよね

>>262
>>1が裏でダイス振って効果を決めてますが、ハズレもあることをお忘れなく



http://j-lyric.net/artist/a04bc64/l00117a.html

他のヒーロー達のOP曲が正義の味方の賛美歌や応援歌であるのに対して
「一番歌詞がリア充カップルを爆発させてブラックホールに消えたニンジャの話」
「二番歌詞が女の落とし方をニンジャに聞きに行く話」
と異端なアトモスフィアをにじませるカクレンジャーのOP

ニンジャはいない? あからさまに欺瞞なのだ!

重量感あるよな

wikiの人すげー頑張ってるじゃないか

俺が正義だ!(ジャスピオン)
賛美歌・・・ うん・・・うn?

wikiにこんだけ書かれてればまた都市伝説侵攻があっても大丈夫そうだな!

(今何かフラグの立った音が)

選択肢以外の場所にはたぶん行かない…
つまりもう寄り道できるような時期は過ぎたってことか

寄り道する意味があまり無さそうなんだよなあ…
必要な情報ピースは今の探索場所に置かれてるし、探索時に余裕があったら家庭科室でステアップか園芸部でアイテムゲット狙うし

家庭科室でのステアップとかは探索2回で上手いこと情報ピースが集まった時のご褒美くらいの感覚だな

部室何気にいい場所だよな、京太郎の知り合い多いから博打でも効果が高い印象
でも大侵攻の時に他校の投下やおやっさんが来てた時はなんでもありか!って思いました

怜「第一回———」

怜「京太郎にチキチキ罰ゲーム実行・ザ・ビンゴゲームーーー!」


「「「イエーイッ!!」」」


怜「ポロリはないでー!」


「「「ヒューッ!!」」」



京太郎「どうしてこうなった」

やえ「さて実況は生徒会の元王者こと小走やえと」

菫「解説の弘世菫でお送りする。……何故私が」

やえ「いいじゃないか、一年の時からの付き合いなんだし」

菫「照もお前も、二年になる頃には私と同じクラスではなかったがな」

やえ「まあ、いつまでも三人で仲良しこよしというわけにも行かなかっただろうさ」

菫「……お前、そんな話し方だったか?」

やえ「後輩が見ている前では威厳を保たなければならない。それが先輩というものだろう?」

やえ「普段は普通の女言葉だが。ま、後輩の前では菫の話し方を少し参考にさせてもらっている」

菫「(フンスって効果音が聞こえてきそう)」




やえ「さてはじまったビンゴゲーム!」

やえ「これから数日は穴埋めやらお礼やら心配かけたお詫びやらで色々駆け回る事になるであろう須賀後輩」

やえ「それはさておきパーッと祝勝会兼新年会を学生やら大人やらでちゃんぽんパーティと相成ったわけであるが」

やえ「その締めくくりとして行われたビンゴゲーム!」

やえ「放たれる鎖、縛られる須賀後輩!」

やえ「ビンゴゲームの景品は、須賀後輩への命令権!」

やえ「かくして戦争が、始まろうとしていた……」


やえ「最も危険な罠、それは不発弾」

やえ「たくまずして仕掛けられた人間関係の闇に眠る殺し屋」

やえ「それは突然に目を覚まし、偽りの平穏を打ち破る」

やえ「ここは巨大な罠の街」

やえ「そこかしこで、信管をくわえた不発弾が目を覚ます」

やえ「須賀後輩も危険な不発弾」

やえ「自爆、誘爆、御用心」



菫「なぜむせた」

なんかはじまってるー?

京太郎「おう、どうしてこうなった」

怜「や、皆でなんか騒ごうかって話になったら自然と、こう……」

京太郎「そんな自然があってたまるか! 東方不敗も匙投げるわ!」

怜「鎖で椅子に縛り付けられててミノムシみたいやな。写メとっとこ」

京太郎「やめんか! ほどけ!」

怜「自分でほどけるんとちゃうの?」

怜「ほら、『破ァッ!!』とかやるアレで。バーンとぶっちぎる的なー」

京太郎「そんじょそこらの奴らのならともかく、姫子さんの鎖を簡素な破ァッ!ではちぎれねぇよ」

京太郎「やるんなら全力ぶっぱ、マジで命削る覚悟が要る」

怜「ふーん」




健夜「はいはい、皆一枚持ったー? 二枚持ってたら反則だからねー」

透華「一」

一「……はいはい、戻します戻しますよー」

智紀「完全にお楽しみ会的なアトモスフィア」

純「それを言うなっての」

衣「うむ、衣はワクワクしてきたぞ!」

一ちゃんそんなに京ちゃんに命令したかったんだね(その目は優しかった)

怜「ほんじゃ、ここにあるビンゴの玉が出る名称不明の何かを回すでー」

怜「番号聞き逃したら不利になるだけやから注意してなー?」

怜「ほな、始めるで!」



怜「ゲーム、スタート!」



【閑話その7・ビンゴゲーム・ブッダスピード】

サブタイがあからさまに忍殺なのだ

ともきーは発言からして公式アカウントオーフォローしてそうだなw

憧「(うん、良い感じ)」



やえ「現在、もっともリードしているのは新子後輩だな」

菫「番号四回目にして中央の番号を通した二向聴……これは純粋に運が良かったようだ」

やえ「ビンゴは中央を制した者が勝利を制する、と聞くが?」

菫「中央は最初から開いている上に四方八方へと伸びるからな。最短四手でビンゴだ」

やえ「ふむふむ」

菫「だが、問題はここからだ……」



憧「(でもたぶんこっから伸び悩むのよねー)」



菫「麻雀にしろビンゴにしろ、向聴が進んでから和了るまでが問題なんだ」

やえ「裏目を引くと進まないからなぁ」

び、ビンゴゲームでもシャンテンって単語使うのかー

余裕があったら息抜き回もみたいです、ギャグ的な都市伝説で

仮面ライダーWの没回(アクセルがバイクフォームから戻れなくなる)みたいなね

久「……来たわね」

久「リーチ!」



やえ「リーチ一番乗りは我らが元生徒会の元会長! しかし、これは……」

菫「真ん中を使わない、右から二番目の縦列となんとも微妙な位置だ」

やえ「ま、あの人が正道を行くわけでもなし」

菫「平常運転だな」




玄「おねーちゃん……揃わないよぉ」

宥「色付きのカードだったらやる気出るんだけどな……」



やえ「おーっとこっちは対照的だ」

菫「カードは穴だらけでも全て三向聴の妹、まったく開いてない姉」

やえ「あるある、たくさん空いてもリーチにならなかったり、いじめレベルで当たらなかったり」

菫「和了りそうで和了らなそうだ、この二人は」

たくさん当たってんのにリーチにならない時のあのもどかしさ

修学旅行だったかの帰りのバスで25マス中20マス以上開けてビンゴにならなかったことがあったなあ(白目)

トリプルリーチまでいってシングルの奴に続々と先あがりされる悲しさ…

>>290
むしろどうやったんだよ

淡「(……来たっ)」

淡「ダブルリーチッ!!」



やえ「で、でたーっ!! 大星後輩のダブルリーチ!!」

菫「和了れる番号が純粋に二倍の数になるダブルリーチはそれだけで有利だ」

やえ「火力二倍、勝利の可能性も二倍! 派手だな!」

菫「……まぁ、そうは言っても」



尭深「……あ、トリプルリーチ」

淡「あわっ!?」



菫「ビンゴゲームでダブリーなんてそう珍しくはないんだが」

やえ「そんな、身も蓋もない……」



怜「……視えた! 次に出てくるのは52番や!」

怜「まー視えても何が変わるってわけやないんやけどね」


やえ「まったくだ」

菫「何がしたかったんだお前」



姫子「……観えた! 次は14番!」

姫子「観えたからってなんかあるわけやなかけどね」


やえ「まったくだ」

菫「何がしたかったんだお前」

最短4手のアガリなら一回やったことあるわ
あれは盛り上がるけど申し訳なくなる

4手でビンゴしてwii 貰ったなぁ・・・

やえ「リーチ組が増えてきたな……誰が勝つと思う?」

菫「ふむ……そうだな。理論的に考えればトリプルリーチをかけている渋谷が有利なんだろうが」


菫「私はあそこにいる上辺列での『リンシャンリーチ』をかけている宮永妹か」

菫「下辺列での『ハイテイリーチ』をかけている天江辺りが来るのではないかと思う」


やえ「解説ご苦労! では実況に戻ろう!」

やえ「果たして誰が勝利を掴むのか! 誰が最初に栄光と少年を手にするのか!」

やえ「さあ、次の番号で和了れる者はいるのだろうか!」

やえ「番号、開示!」


「あ、和了りました」


やえ「とうとう出たー! 優勝者、この戦いの王者は誰だ!?」

菫「……ん? アイツ、どこかで……?」



「それじゃ、景品という事でこの人はもらって行きますねー?」

京太郎「え、ちょ、おま!? いつ帰って、てかそれより」

京太郎「やべぇ、ツッコミが追いつかねぇ!?」

「ちなみにパーティには最初からこっそり参加してました」

京太郎「マジで!?」


健夜「……おおぅ」

咲「え? え?」

怜「あー、あの人が」

穏乃「ぶふぉっ」

憧「ちょ、穏乃!? ジュース吹かないでよ汚い!」



「では少し、私はこの人とお話がありますので失礼します」

京太郎「待て待て待て」


淡「え? 誰あの人」

モモ「しらねっす」

和「あの、皆さん止めないんですか?」



「アデューです」

京太郎「ちょおまここ三階で何でお前は窓に向かっておいばかやめろぬわーーーっ!?」


菫「……行ったな」

やえ「行ってしまったな。しかし、見覚えのない謎の女だった」



やえ「謎の女、一体何者なんだ……?」



続かない

謎の女、一体何者なんだ……?

謎の女、一体何者なんだ……?

謎の女、一体何者なんだ……?

謎の女、いったい何華なんだ……?

【やろうとしてはしていてもやらなかったカット部分の一部】
【裏で何人かは黒太郎さんと話したりして時間稼いだりはしてたんじゃないでしょうかね】



和「どんなに憧れても、どんなに望んでも、どんなに同種だと主張しても」

和「『同じ鳥なのだから』と思い込んだとしても」

和「企鵝(ペンギン)は、花魁鳥(エトペリカ)にはなれない」

和「貴方/ペンギンは、彼/エトペリカじゃない」

和「貴方達はもっと根本的な所で同じじゃない。まごうこと無く他人です」



憧「んー、私ならアンタがそうなりそうな事、分かってそうなもんだけど」

憧「そっちの私は貴方とあまり仲良くなかったのかしら」

憧「それとも理解が足りてなかったのか……どうなのかな」

憧「なんか一言でも、アンタがその時必要だった言葉ぐらい残せっての」

憧「『許すから気負いすぎるな』くらいは言えばいいのに、まったく」



黒「何故だ……何故、皆の力を受け継いだはずの俺が」

黒「皆の力を合わせたはずの俺の力が」

黒「お前一人の力に、負けるんだッ——!?」


京太郎「『託された力をどう使うか』」

京太郎「『託された想いをどう背負うか』」

京太郎「それをずっと、考えてた。この浅葱色の光の力は……俺一人の力なんかじゃない」

京太郎「お前にその力を託した人達は、お前にどう生きて欲しかったんだ?」



京太郎「良い悪いでもなく、善し悪しでもなく」

京太郎「託された願いと言葉を裏切ってしまうのは、間違ってるだろ」



【書き直しディレクターズカット版完全版、黒フード決戦編!】
【2023年夏公開予定! ……エイプリルフールはもう過ぎてるけどね】

【やらないよ】

>>1000とればいいんですかね?(ゲス顏)

あと10年スレ残せばいいんじゃね?

やれよ! オーズ以降ターニングポイント限定でディレクターズカット作るの恒例になってきてるだろ!

おうはやくやれよ

>>269
頭が上がらないですよ、マジ感謝です
リクエストされたら出来る範囲でなんでも聞いちゃう勢い

>>273
初期で愛宕姉妹とかと会ってればレギュラー化&個人回やったりとかしたんじゃないですかね、知らんけど
今からだとねじ込む隙間がない・・・!

>>283
ともきーは「その胸は平坦だった」と家族(主にとーか)に言ってしまってはたかれるタイプ

>>286
・・・んー、ではその内。前五章で現在四章のこのスレはなかなかに余裕無いので、外伝でしょうね

>>302-305
むーりぃ・・・




                ...-‐::::::::::::::::::‐-...
           /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
         /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\

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.         /::::::/::::|:::::|:::::::::::l ∨::::::|::::::|:::::∧、
        /::::::::|::::::|::l::|:::::::::::|斗l:::|::::|::::::|:::::::∧\
.       |:::::l::::|::::::|::l::ト、::::::∧ リ八从:::∧::::::∧ |
.       |:::::l::::|::::::l八l \:::::::V爪,ハ∨:::|:::::|::::l |
.       |:::::l::∧∨爪ハ  \:::之炒/::::リ: : |::::l |
.       |:::::l:::::∧ヘV炒   , lノ\∨::::/|::::::|::::l |
.       ∨:|:::::::∧           ∧∨|::|::::::|::::∨
          \::::::::分、    - ' / ∧‘|::|:::::リ::::::.
          \:::::|:::|≧=-- .._../ |::|::|:::/::::::::::.
             ∨|:::|:::::|:::::〃}   /|::|::l/|\::::::.
            ∨::|:::::|彡'  \/ |::l/  |: : : \::::.、
            _,.‘斗匕|  ∧∨//リ/、 |: : : : : : ̄` : . 、
          /: : : : : : : :| / てフ // \|: : : : : : : : : : : ∧
           /: : : : : : : : :∨  //∨:|   /: : : : : : : : : : : : : |
            {: : : : : : : : : : ∨// .|:::|  ,/: : : : : : : : : : : : : :リ



この豊音ぐうかわ

もう早いことに17/26話。まさか全26話で残り話数がもっと欲しくなるとは思わなんだです

サンライトイエローじゃないのか(ガッカリ)

>>307
サンライトイエローは京太郎の心の光(ぶん殴ると気持ちが伝わって説得効果)で浅葱色フラッシュは寺生まれの光(対抗神話パワー)じゃなかったっけ

じゃあ次ソフトボール部いって京太郎にやきうをさせよう(提案)

京太郎で忍殺(小声)

野球……入院……うっ頭が

エトペリカじゃなくてエトピリカだよね

エト(12)ペリカ
現在の日本円にして1,2円である

京太郎がオモイヤリ構えて
「エネルギー!全開!全開! 全 開 ! ! 」
ってやるのか

つまり黒太郎が使っていたフードはただの衣服じゃなくて防護服の——

あのATKとDEFなら、生身で寺生まれキックとか出来るしな 間違いなく
銃弾掴んだのも多分素の能力だろうし……

18.5話とかにしてもいいのよ?(ニッコリ)

>>314
オモイヤリの外層が弾けて第二の黒太郎化フラグじゃないですかー、やだー

>>318
ヴィクター化したならシェルターの中で
美少女と一緒に暮らすのが一番だと思うじぇ

そんじょそこらの奴らのならともかく、姫子さんの鎖を簡素な破ァッ!ではちぎれねぇよ
てことはただの鎖とか弱い都市伝説の鎖等ならHP減らさずに破ァッ!でちぎれるのか
寺生まれってスゴイ、改めてそう思った。

>>310
あわあわの中の人とナンシー=サンの中の人は同じ
ニンジャ真実に目覚めることですね?

AtoZで全26話でもその中に含まれない劇場版があってもいいんじゃないの(ゲス顔)
怪談の季節の夏休みがカットされてたんで番外編くらいあると思ってた

>>316
補正値さえどうにかできれば能力抜きで赤マント殴り倒せるスペックなんだよな
約十年後の京太郎とはいえどんだけ鍛えてんだってレベル

今まで散々かまってきて話の流れを作ってきた黒太郎が退場して物語的には転機だよね
長編作品ならファンに「○NE PIECEはAラバスタ編まで」とか言われるフラグ
>>1なら大丈夫だと思うし期待してます

AtoZならマント羽織ったタコスが出演出来るな

でもスマブラもここから!って所で終わったよね?
それでここ始めたし、不安なんだが

スマブラの話はやめるんだ…>>1の傷を抉り出すような真似はやめるんや…

なあに書きためが消えただけだし
すぐにスマブラも完結するさ(適当)

>>325
某スレでは淡に寝取られたし

wikiの都市伝説の欄もあっという間に埋まっておる
あとは人物紹介のページですね(チラッ

ザ・ワンさんがwikiでまで晒し者にされとる…

>>331
やめたげてよぉ!

とりあえずあんまり寂しいから中央高校一般生徒のページ加筆したぞオラァ! ちょっと疲れたから生徒会のページとかは誰か書いてくれるとうれしいぞコラァ!
あと、おい、編集者ァ! クロチャーとユウチャーは松見じゃなくて松実だろうがァ! 直しといたぞォ!

>>333
うえっマジか修正サンクス
あといいこと思いついた、俺都市伝説やるからお前登場人物やろう!

>>333
ありがとナス!

何だこの連携は・・・

>>334
なんでや! 明らかに都市伝説より登場人物の数のほうが多いやろ!
こちとらワハハとかセーラとか登場してたことすら忘れかけてて、調べながら書いたんやで!

>>337
大丈夫!今んとこ数えただけであと20個以上脇役都市伝説があるからそんなに変わんない!

そういえばセーラやワハハも黒さん襲撃編でモブに混じって頑張ってたな

wikiが徐々に充実していくさまには感動すら覚える
もう十回以上は見なおしたよ……

そういや童貞魔法使いは原作キャラの誰かなんだろか

こんばんワルシャワ条約機構

だからスマブラでもわ行やってたからそろそろわ行が尽きるとうんぬんかんぬん


明日本編やりますー

四章はぶつ切りエピソードを幾つかやって五章への準備期間、といった感じでしょうか
17〜22話が四章となっております

WIKIの拡充は正直嬉しい



>>307
サンライトなハートで浅葱色(ペールブルーグリーン)なスタンスの彼の光です

>>310
ヤモト=サンポジがヒロインカワイイヤッター!

>>311
やきうだからね、仕方ないね

>>312
ファッ!?
誤字脱字はフリーメイソンの仕業

>>314
出来るようになったかもです。ヒーローシフト中なら

>>317
そ、その内・・・

>>322
夏休み・冬休み・文化祭・体育祭・大会応援編なんかはそれだけで一本作れそうなんですけどねぇ
多分そっちに尺割いたら、本編が今以上に進まなく・・・

>>324
い、>>1はアラバスタ編以降も好きだし(震え声)

>>326
どっちも終わらせますから! ちゃんと!



http://i.imgur.com/yhqrpzO.jpg

寺生まれのTさんの本質って彼みたいなもんですよね
ちなみにあんまり知られてない設定ですが、SDKが持ってる宇理炎はウリエルの炎、焔薙は『煌き回る炎の剣』、焔薙に宿る神木る伝はケルビムがモデルらしいです


ウリエルは神の炎と呼ばれ、あんまりにも人気が出すぎたため教会が危機感を持ち一度堕天させたというエピソードを持つ天使
善悪の境に立ち人が悪の誘惑に乗らないように見張る、最後には人間になったという説もある天使ですね

煌き回る炎の剣とは、ざっくり言えば初めは人と楽園を・次に生命を守護するためだけに神に生み出され使われた剣です
神の雷の象徴でもある、正邪の境界を守るためだけの剣だとか

ケルビムはその剣と共に神様が置いた、生命の樹を守護する聖獣にして智天使です
四つの顔と四つの翼をもつとかうんたらかんたら。神の玉座なんて言われます


実は煌き回る炎の剣はボツ案武器。コンセプトが素敵でもう

でもやっぱTさんはT字箒ですよねーという話

なんだこの画像www

あのエンディングは衝撃的すぎた

宇理炎や刀もかっこいいけど京太郎にはやっぱりT字箒が一番だな

黒太郎がSDKだと永遠にみんなの所へ逝けないんだが……

都市伝説ジェノサイダーSGKさん

SIRENの続編はいつくるんですかね・・・

京太郎「お前らみたいなのがいる限り俺は何度でも現れる」なんて救われないにも程がある

黒太郎とかは女の子との約束守ってなかったけどな!

SGGK

スーパー頑張り寺院生まれの京太郎?

オラァ生徒会メンバーとモブキャラの紹介も加筆してきたぞコラァ! 事務所メンバーの紹介を加筆してくれた人ありがとうございますだァ!

そろそろクリスマス編の追加パックやろうか(ゲス顔)

wiki見るまでてけてけ発現させたのマホちゃんと勘違いしとった

wikiの人達頑張るのぉ
まさかモブ達の名前まで出てくるとはこの海のリハクの目をもってしても以下略

あとは大沼校長先生とかもですよね?(チラッ

大沼プロ、まさかの魔法使い!?

SIREN2の永井ENDは酷いよね

そういえばウリエルについて大学の先輩が面白い説を言っていた
ウリエル=エデンの園の門番
ウリエル=タルタロスの門番
つまり
エデンの園の門番=タルタロスの門番
両辺から「の門番」を引いて
エデンの園=タルタロス

何かおかしいんだけと何がおかしいのか分からない

>>357
門と門の間に空間などが何もなくて
両方の門番であるウリエルが守ってる門は一つってことじゃないかな

>>357
楽園と地獄の門の前に立って化物を狩ってるヒーロー

と書くとSDKやこのスレのSGKみたいに見える不思議

こんばんワガドゥーグーとか誰も知らない予感

今夜はちょっと所用ができまして22:30からの開始となります、はい


>>349
そら言っちゃおしまいですよ

>>353
むーりぃ・・・

>>357
交差点に門があるんじゃないかな



そういえばポケモンのタクトさんってどこに行ってしまったんですかね
あとピカチュウ使いのヒロシくん

http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%BF%E3%82%AF%E3%83%88%28%E3%83%9D%E3%82%B1%E3%83%A2%E3%83%B3%29

サトシくんは結構ガチパの気があるとは思うのですが

ちょっとwikiまとめてる最中に疑問に思ったんで質問ー

都市伝説が暴走してる最中の記憶は残らないらしいんだけど、姫子や桃子が暴走した時の記憶ってどうなってます?
それと怜とかすばらは特殊な暴走の仕方だったから記憶が残ってるってことでいいんですかね?

タクトさんはきっと次の伝説のポケモンを探して旅を続けてる
ポケモンと言えばナナコの再登場マダー?

>>361
都市伝説が身体の主導権握ってる時の記憶は残っていない、って感じです
都市伝説が主体になってる時の記憶は残っていません。だから暴走していてもあわあわや衣なんかは記憶バッチリ残っちゃうんです

コーヒーの例えで言うのなら「ミルク入りコーヒー」から「コーヒー入りのミルク」になってしまうとアウト

すばらはどんなにミルクが増えても混ざりづらいのでコーヒーのまま、怜はコーヒーミルクの比率が問題というよりも器にヒビが入ってるみたいなイメージでどうぞ

前から思ってたがコーヒーの例えってすげー分かりやすいな

>>363
ありがとうございます!
やっぱりコーヒーわかりやすいですね

怜のカップが砕けたら、どんなに器を直しても新しい器を用意しても
もう元のコーヒーにはもどらないのね

そういや黒フードさんに後押しされてガチに暴走してても淡と衣は正気をある程度保ってたな。ある意味黒フードも暴走しつつ食いしばってたし
やっぱ魔物クラスは別格なのか

やったねタコス!wikiの登場人物のページに加えられたよ!

登場してない登場人物とは一体……?

>>362
ポケスペのイエローポジは出るのか否か

>>366
>>367
ですね

>>368
ファッ!?



では、投下はっじめーるよー

アニメ阿知賀も大詰めですのぉ

よっしゃ!
……タコスも一応生徒なのにその他だと……

タコスは不憫

【フォームシフト指定】


【対象者】


【園城寺怜】【高鴨穏乃】【国広一】【鶴田姫子】


【戦闘開始時、格納する人物を選んで下さい】



>>378

え、いきなりっすか

怜ィ!出番ですぞ!

いきなり!?
と、とりあえず安定の怜で

しずの

いきなりなの?

怜で

怜で良いんかな……?

ジョインジョイン怜ィ

一ちゃん

ネクサスは、アリですか?

あ、すいません

まぁ奇襲とかふせげるしいいんでない?

相棒は万能かつ優秀
しかも前回の話で専用武器まで手に入ったからな

激戦から数日。

正月休みも明け、全国の学生達が憂鬱な三学期の幕開けを飾っていた冬の一幕。

ここはりつべ町中央支店、マクドナルドの夜の店頭。


京太郎「らっしゃーせー」

怜「えーと、これとこれとこれ」

京太郎「お客様、ご注文は指で指すのではなく名前でお願い致します」

怜「もうボケが始まったん? 園城寺怜や」

京太郎「そっちじゃねーよ! ……ゴホン、お客様のお名前ではなく」

怜「須賀京太郎?」

京太郎「そっちでもねーよ! お帰り下さいませお客様!」



黒い京太郎の襲撃事件から何かが変わるわけでもなく。

彼ら彼女らは、相も変わらず青春を謳歌していた。



怜「お、今日はもうあがりなん?」

京太郎「ま、人手が足りないって事で今日だけダチに助けを求められただけだしな」

京太郎「マック60秒サービスの援軍に呼ばれた時、綺麗に盛ってた実績を買ってくれたらしい」

怜「本業見失ってへんか探偵さん」

京太郎「なんかあったらすぐ抜けるって条件で来てるんだよ。ほら、帰ろうぜ」

怜「ほいほい……あ、スマイル80年分ください。テイクアウトで」

京太郎「残念だがここのマックのメニューにはスマイル無いんだな、これが」

怜「なん……やて……?」

これもう告白じゃねーかw

なんでこいつら結婚してないんですかね(壁ドン

しかしその思惑は華麗にはずされる……

京太郎、痛恨のスルー

怜「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているんやー」

京太郎「ニーチェがどうした」

怜「虚淵をのぞく時、虚淵もまたこちらをのぞいているんやー」

京太郎「あれ、一文字変えるだけで大惨事に!?」


夜間の街を、二人は歩いて行く。

少年は自転車を押しながら、少女はそんな少年の隣を歩きながら。

少年は星空を見上げ、少女はそんな少年の顔を見上げて微笑んでいる。



怜「そういやあん時のパーティの後、何言われたん?」

京太郎「ん? ああ、アイツな……」


以前の年明けに開催されたパーティ。
パーティのラストで拉致された京太郎と彼をさらって行った謎の女。
結局あの後、彼らは何を話していたのか。

そしてあの女は一体何者なのか。

まあ京太郎から消えた二人の話を聞いていた怜からすれば、外見だけで察しはついていたりするのだが。


京太郎「なんつーかな、ざっくり言えば」


頭を掻きながら、あのパーティの後の事をどう話そうかと彼が思案した、その一瞬の隙。



———理性の外から、本能の中枢へと走る悪寒。



———格納して左に跳べ、早く!



その感覚と同時に、どこからか頭に響いた声。

それを信じ、彼は怜と共に飛び退いた。



京太郎「っ!」

怜「へ?」


それと同時に、彼らが先程まで立っていた場所に突き刺さる無数の刃。

小さくとも一つ一つが生命を奪いかねない、そんな鉈(マチェット)。



「はて、今のタイミングでかわされるとは」

こんな調子だから黒太郎に童貞とバカにされるんだろうな……
そーいう意味でもやっぱり二人は別人だな

早く平和になってくれないと京太郎と怜が一向にゴールインできん

俺達の壁ドンの祈りが通じた

二人が一つになり敵を見上げたその先に、彼らの視線に射抜かれた、電灯の上に立つ人影があった。



京太郎「お前……お前のツラ、なんか見覚えあるな」

「おや、初対面だと思うのですが……ああ、もしやあの方の記憶でしょうか」


その姿に、彼は見覚えがある。かといって会った事があるわけじゃない。

異世界における未来の自分を苦しめた敵。
異世界の四天王。仮面を被った都市伝説。

貴族然とした服装、三日月を貼りつけたような笑みの仮面、人間味が無い程に丁寧な話し方。

そして、漂う人の理の外に立つ者の存在感。



京太郎「……ナイトメア・マスカレイド」

マスカレイド「はい、私『ナイトメア・マスカレイド』と申します」

怜『仮面舞踏会(マスカレイド)?』


そのモノは、電灯の上から彼らに優雅な礼をした。

あまりに綺麗で、あまりに人間味の無い礼儀作法。

それがかえって不気味さを増していて、京太郎の警戒心に火を点ける。



京太郎「(……アイツが、あの過去の中でも特筆して『気を付けろ』と言ってた奴)」

京太郎「(フリーメイソンの首領や、あの魔神を差し置いて)」

京太郎「(何がやべぇんだ、一体)」


視線で殺す、とばかりに京太郎はその仮面を睨みつける。


マスカレイド「そんなに穴が空くほど見つめられると、照れてしまいますな」

怜『乙女か!』


だがしかし、柳に風と言わんばかりに流される。
紳士的と言うよりも、機械的と言った風が『それ』には似合う。

それはいい。

それよりもまず、京太郎には確かめなければならない事がある。


京太郎「ちょっと良いか」

マスカレイド「はい、なんでございましょうか」




京太郎「お前、俺の知り合いだったりするか?」

もう友達と戦う展開は嫌だお……

>>395
フリーメイソンの首領って絶対京太郎への精神ダメージで四天王チョイスしようとしてるよね

次は何太郎なんだ・・・

あれかなマホで都市伝説コピーして、なんとかする感じなんかな?

京タオルやろ(適当)

つーかマホが自覚のない首領っぽい感じがする、なんとなく

最近の展開で彼がふと思った事がある。
と言うより、黒い彼の過去を見て至った一つの結論がある。

「この街において四天王、あるいはフリーメイソンで一線で活躍する人物は」
「その多くが、自分の関係者なのではないだろうか」

という推論だ。
実際割とその通りではあるし、少しだけその結論を補強する論拠もある。

……しかし。


マスカレイド「僭越ながら、貴方は何か勘違いをなされているのではないでしょうか」

京太郎「?」

怜『?』



それが常に、正しいというわけではない。



マスカレイド「人生とは」

マスカレイド「無関係な者に傷付けられ、無関係な者に踏み躙られ、無関係な者に台無しにされ」

マスカレイド「無関係な者に否定され、無関係な者に打倒され、無関係な者に邪魔され続ける物」

マスカレイド「貴方の人生で貴方の邪魔をする者が、全て貴方と因縁があるとでも?」

マスカレイド「ちゃんちゃらおかしいですな」


例えば事故。

例えば強盗。

例えば戦争。

例えば通り魔。

例えば有名税。


人を傷付け陥れる悪意の多くは、何の関係もない場所からやってくる。



マスカレイド「断言しましょう。私と貴方はこの瞬間まで一切無関係で、何の因縁も無い」

マスカレイド「そんな私が、これから先貴方の人生の邪魔をする」

マスカレイド「ですがお気になさらず。そんな事、さして珍しい事でもありませんよ」

マスカレイド「そして」

>>398
都市伝説をコピーする都市伝説なぞいたっけか……ドッペルゲンガー?

あれ、マスカレイドって屋敷に関する都市伝説だよな?
この地域にある屋敷って竜門淵ぐらいじゃ、ということは

マスカレさんもボスの風格よ

まて、ロリコンは紳士つまり副会長という線もあるぞ

まさかの、嫁だなの人

ふわりと舞い降りたその存在から、奇妙な気配が湧き出づる。

圧倒的ではない、強力ではない、巨大ではない。

だが泥のように地を這い、ガムのようにへばり付き、底の無い沼を思わせる存在感。

それは彼らに戦闘態勢を取らせるに相応しいほどのおぞましさと、悪夢の気配。



マスカレイド「関係の無い他人からの害意」

マスカレイド「それは関係性のある人間からのそれとは違い、純度が桁違いです」

マスカレイド「嫉妬も無い。愛憎も無い。憐憫も無い。憎悪も無い。躊躇も無い」

マスカレイド「混じり気の無い純粋な悪意。高純度の悪性の証明」



仮面。

その都市伝説を象徴する仮面。

どこまでも昏く、ブラックホールを思わせる二つの穴。

夜の空をくり抜いたかのような、三日月型の裂け目。

二つの目と一つの口が表す笑顔は、見る者を不安にさせてたまらない。



マスカレイド「通り魔という悪夢は、人の持つ悪意の放つ現象の最たる物だと私は考えます」

マスカレイド「よろしければ、ここで味わって行かれるのはいかがですかな?」



愚かな道化(オーギュスト)でもなく、笑顔の道化(クラウン)でもなく、恐怖の道化(ジョーカー)を思わせる。

そんな仮面は、指の間に挟んだ複数の小型鉈を両手に構え。

対峙する少年へと、挑みかかった。

>>402
可能性的には無くはないかなーと思っただけだからあまり気にしないでください

ワラキアの夜みたいな顔してるのか

【ナイトメア・マスカレイド】


HP:1

ATK:1
DEF:1


・保有技能
『仮面武闘会(マスカレイド)』
????

(あ、これ絶対何かあるわ)

また極端な性能だなぁ

物理反射とか持ってそう

逆に怖いワ!

彗星系の能力?

もうネクサスかしずのでいいんじゃない?
この攻撃翌力ではじめは危険やと思うわ

ステが『何かありますよ』と言うこの上ないメッセージwwwwww

【須賀京太郎】

HP:460

ATK:35
DEF:35

・保有技能

『比翼の鳥』
人一人にして人に非ず。翼片翼にて翼に非ず。
人物を指定し、己の中に格納する能力。
格納した人物に応じた能力と補正を得る。

『????』
????

〈装備〉
E:『真・ルーベライズ』
効果:死亡・ゲームオーバーを無効にし、所有者をHP1で復活させる。

E:『腕輪:Next』【防具】
ATK補正+15
DEF補正+15

・『真・オモイヤリ』【聖遺物】
ATK補正+30
DEF補正+30
ヒーローシフト中、行動判定で勝利する事で何かしらの「奇跡」を行使する。

・『シュクジュ』【盾】
ATK補正+5
DEF補正+20

・『カタキウチ 』【遠隔武装】
ATK補正+25

・『フクツ』【靴】
自身の判定値を+5する。

・『ハリコノトラ』【針】
自身のATKを0に減少させ、その減少させた分の数値をDEFに加える。

・『ヒトノワ』【遠隔武装】
効果発動宣言ターン、自身のHPを1まで減少させ減少させた分の数値をATKに加える。

〈アイテム〉
・秘薬『クレイジーダイヤモンド』×2
効果:HPを50回復

・秘薬『烈火の姫君』
効果:HPを150回復

・投網『スパイディ』
効果:使用した次のターン、相手の出す手が分かる

舞台壊さなきゃ

こういうステータスが怖い!怖いんだよ!

【園城寺怜】

ATK補正+30
DEF補正+30

・保有技能

『未来余地』Ver.2
少し先の未来、時々遠い未来を認識する能力。
どんな未来でも、変えられる。
自身の判定値に+10する。
判定コンマで相手を上回った次のターン、相手の選ぶ選択肢を知る事が出来る。
奇襲・罠・不意打ちに類するものを無効化する。

『D&T』
「未来余地」の派生技巧。
命を削り、未来を識るくだんの本懐。
能力の使用を宣言する事で、それぞれの効果が適用される。
ダブル:MAXHPの1/4を消費して発動。戦闘終了・フォームシフト実行まで、自身の判定値を+10する。
トリプル:MAXHPの1/2を消費して発動。戦闘中、相手の選択した行動が常に表示される。

・適正武器
全て



【高鴨穏乃】

HP補正+200
ATK補正+10
DEF補正+10

・保有技能

『B2A(いともたやすく走り去るえげつないババア)』Spec.2<<高速機動>>
凡百の存在には至れない高速の世界。
何よりも速く、誰よりも疾く。
自身の判定値に+10する。
<<高速機動>>に属する技能を持たない者との戦闘時、自身の判定値に+10する。

『不倒不屈』Spec.2
決して諦めない姿勢が奇跡を起こす、彼女の精神性。
HPが0になった時、HP1で耐える事が出来る。
一戦闘につき二回まで。

・適性武器
【長物】【靴】

【国広一】

ATK補正+40
DEF補正+80

・保有技能

『メスメリック・マジシャン』Act.2
魔法も科学も技術も奇術も奇跡も、全て突き詰めれば同一の物となる。
技術の先の笑顔の魔法。奇術の先に紡ぐ魔法。
戦闘ダメージ以外で自身のステータスが変化した時、それを任意で無効化できる。
50以下のダメージを無効化する。
1000以上のダメージを無効化する。
ダメージ計算時、自身のDEFを二倍にする。


・適正武器
【盾】【針】


【鶴田姫子】

ATK補正+60

・保有技能
『発砲美人』Type.2<<遠隔攻撃>>
矢射(やさ)す優しさ、撃つ美しさ。
千発千中、一撃確殺。的確的射的中の業。
自身の判定値を+5する。
<<遠隔攻撃>>を持たない敵の判定値を-15する。
自身の判定値がゾロ目であった場合、自身の攻撃サイドを確定させる。

『リザベーション・バースト』
「発砲美人」の派生技能。
仲間の意思を継ぐ力。先行ダメージの余剰エネルギーを鎖状の拘束具として具現させ、炸裂させる。
能力発動ターン、攻撃サイド確定時のダメージにその戦闘中に与えた全てのダメージを加算する。
一戦闘一回のみ。


・適性武器
【遠隔武装】

とりあえず何があっても一発で死ぬことはないネクサスで行きたいなー
倒した後に奇襲あっても怜に戻るから防げるし

ヒーローシフトは使えないのか

保有技能1個なの?

>>424
怜搭載済み

【ネクサスシフト最終ステータス】

【須賀京太郎/Nexus】

HP:830

ATK:264
DEF:244


・保有技能

『比翼の鳥』
人一人にして人に非ず。翼片翼にて翼に非ず。
人物を指定し、己の中に格納する能力。
格納した人物に応じた能力と補正を得る。

『????』
????

『未来余地』Ver.2
少し先の未来、時々遠い未来を認識する能力。
どんな未来でも、変えられる。
自身の判定値に+10する。
判定コンマで相手を上回った次のターン、相手の選ぶ選択肢を知る事が出来る。
奇襲・罠・不意打ちに類するものを無効化する。

『ダブル&トリプル』
「未来余地」の派生技巧。
命を削り、未来を識るくだんの本懐。
能力の使用を宣言する事で、それぞれの効果が適用される。
ダブル:MAXHPの1/4を消費して発動。戦闘終了・フォームシフト実行まで、自身の判定値を+10する。
トリプル:MAXHPの1/2を消費して発動。戦闘中、相手の選択した行動が常に表示される。

『B2A(いともたやすく走り去るえげつないババア)』Spec.2<<高速機動>>
凡百の存在には至れない高速の世界。
何よりも速く、誰よりも疾く。
自身の判定値に+10する。
<<高速機動>>に属する技能を持たない者との戦闘時、自身の判定値に+10する。

『不倒不屈』Spec.2
決して諦めない姿勢が奇跡を起こす、彼女の精神性。
HPが0になった時、HP1で耐える事が出来る。
一戦闘につき二回まで。

『メスメリック・マジシャン』Act.2
魔法も科学も技術も奇術も奇跡も、全て突き詰めれば同一の物となる。
技術の先の笑顔の魔法。奇術の先に紡ぐ魔法。
戦闘ダメージ以外で自身のステータスが変化した時、それを任意で無効化できる。
50以下のダメージを無効化する。
1000以上のダメージを無効化する。
ダメージ計算時、自身のDEFを二倍にする。

『発砲美人』Type.2<<遠隔攻撃>>
矢射(やさ)す優しさ、撃つ美しさ。
千発千中、一撃確殺。的確的射的中の業。
自身の判定値を+5する。
<<遠隔攻撃>>を持たない敵の判定値を-15する。
自身の判定値がゾロ目であった場合、自身の攻撃サイドを確定させる。

『リザベーション・バースト』
「発砲美人」の派生技能。
仲間の意思を継ぐ力。先行ダメージの余剰エネルギーを鎖状の拘束具として具現させ、炸裂させる。
能力発動ターン、攻撃サイド確定時のダメージにその戦闘中に与えた全てのダメージを加算する。
一戦闘一回のみ。

〈装備〉
E:『真・ルーベライズ』
効果:死亡・ゲームオーバーを無効にし、所有者をHP1で復活させる。
E:『腕輪:Next』【防具】
ATK補正+15
DEF補正+15

〈アイテム〉
・秘薬『クレイジーダイヤモンド』×2
効果:HPを50回復
・秘薬『烈火の姫君』
効果:HPを150回復
・投網『スパイディ』
効果:使用した次のターン、相手の出す手が分かる

能力破壊するのもいいがなにが危険なのかも知りたいな
使わずに倒せるならそれに越したことはない

>>424
あれけっこうピーキーだし、初見の相手には使いたくないっすね

よもやこいつ舞踏『会』だけあって何個もストックがあるのか
一回倒すだけでも能力がきついけど封印すると後続がーみたいな

ルーベライズあるしとりあえず姫でぶっ放してみっか

>>430
なるほど群体か

最初の不意打ちといい、灼眼のシャナに出てくるサブラクって暗殺者に似た匂いがプンプンするなマスカレイド

武装錬金のアレみたいなもんか
月の満ち欠けの数だけ存在してる人
安価下

ネクサスのHP1020じゃないか?

 



仮面舞踏会の魔王/魔王決戦


http://www.youtube.com/watch?v=lV1DiRRhdYc



 

殲滅ならアラフォーに丸投げしたい

よーしお父さんネクサス狙っちゃうぞー

ネクサス状態だとTTTは???に戻るのか
なんにせよこれどうすんだ安価なら下で

wikiがリアルタイムで更新されておる

仮面で舞踏会だとどうしても少年隊の方がBGMに…

怜で様子見?

うーん、どうすんべ
安価下

元ネタからして集団精神発狂系かもわからん……

頭からリトマスの死の剣士が離れない
安価下

不撓不屈あるし
シズでもいいんじゃない?

怜『……気付いとる?』

京太郎「……ああ」


対峙して、肌で敵の強さを感じる。
大気を媒介に、世界を仲介に、相手の強さを感じ取る。

それが出来るだけの戦いの経験を、彼らは積んできている。

……しかし。


京太郎「(こいつは、弱い)」

京太郎「(途方もなく弱い)」

京太郎「(今まで戦ってきた誰よりも弱い、そう確信できるくらいに)」

京太郎「(……なのに)」


その姿が。弱さを苦にもしていないような、そのスタンスが。


マスカレイド「はて、どうなされましたのかな」


どこまでも不気味に、どこまでも不可解に。

その存在に対する理解を、根本的に疑わせる。


京太郎「(コイツに勝ってる自分が、想像できない!)」

マスカレイド「来ないのであれば、こちらから」


その結果、先手を譲ってしまう。

何の変哲もない攻撃……だが。

それにすら、生命を脅かす違和感の存在を、彼は感じ取っていた。




京太郎の行動を選択して下さい
・攻撃、必殺、防御
・装備変更
・アイテム使用
・フォームシフト
・ネクサスシフト
>>451


マスカレイド判定
>>453

ネクサスシフト
攻撃

まぁいざとなったらルーベあるし
ネクサス
防御

攻撃

ネクサス
攻撃

ネクサスシフト
攻撃

……必殺

ネクサス(1ターン限定仕様で、念のため)
攻撃

シズ防御

前作クマーだな

撃った後でなんだけどいきなりネクサスは勿体なかったかな

【#攻撃華蝶仮面】


『仮面武闘会(マスカレイド)』発動!

京太郎&怜に55ダメージ!
残りHP:405

ネクサスシフト!
HP全回復!



攻撃VS攻撃


7+4+35=46

9+2+1-15=-3


京太郎・ネクサスの攻撃サイド確定!


264×2-1+(46)=573ダメージ!


ナイトメア・マスカレイドを撃破!


『仮面武闘会(マスカレイド)』発動!

うえっ毎ターン固定ダメージ?しかもまだ何かあるし

これで判明するさ
いざとなったら封印してやればいい

彗星の上位互換みたいな感じか

正義の味方華蝶仮面がなぜ・・・
よくみたら舞踏じゃなくて武闘なのね

無限ループとかそんなかんじかね
際限なく復活して固定ダメージを延々と与えてくるとか

彗星の上位互換って言われると出オチ臭しかしない……まあこいつはそんなことないだろうけど

膝蹴り!! 一心不乱の膝蹴りを叩き込め!!(マスカレイドの首掴んで、みぞおちに膝を叩き込み続けながら)

55っていやらしいなギリギリ無効化できない
判定値も地味に+1
でもって無限ループか

HP1だししずのフクツでどうだろ?

最悪TTTで封印…と考えたけどそれで勝てるなら黒太郎がとっくに蹴りをつけてるわな

>>465
一体倒す毎に判定値が増える効果と見た

倒すごとにステアップか与ダメージアップはありそう

>>466
京太郎の経験値にするつもりだったとかなんとか

戦いは終始京太郎達の有利なそれに展開され、戦いの潮流は決まりきったかに見えた。


マスカレイドA「ぐ、あっ……!!」

怜『そこ、トドメや』

京太郎「あいよ、相棒っ!!」



京太郎「絆(ネクサス)ッ!!」



右手に纏う山吹色の光に浅葱色の光を重ね、その拳を叩きこむ。

二重の光が鮮烈な輝きと共に放出され、眩い光の柱を一直線に形成。

マスカレイドは殴り飛ばされた勢いのまま、その光に飲み込まれた。



怜『なんや、やけにあっさり……右に二歩、後方三歩、そこで左に転がりっ!』

京太郎「!? ……う、お、うおっ!!」


しかし。

油断していた彼らの元に、再び飛来する手投げ鉈(マチェット)。

それも当然。それも必然。この夜は、この悪夢は、こんな簡単には終わりはしない。

物陰から、建物の上から、曲がり角の向こうから。



マスカレイドB「ふむ、流石と言うべきでしょうか」

マスカレイドC「やはり『私一人』では相手になりませんな」

マスカレイドD「先程までも本気でしたが、ここからは容赦なく行かせて頂きましょう」



次々と、次々と、次々と。

まるで獲物にたかる蟻のように、無数に湧き出づる仮面の悪夢。



京太郎「……おいおい。おいおいおい!」

京太郎「都市伝説的に、そういう能力があるかもとは思ったが……!」

怜『洒落にならんなぁ』

穏乃『夏場のGみたい』

一『うっへぇ』

姫子『切り札切るの、ちょーと早かったとね』

逃げよう(提案)

【ナイトメア・マスカレイド】


HP:1

ATK:1
DEF:1


・保有技能
『仮面武闘会(マスカレイド)』
終わらぬ夜、終わらぬ舞踏、終わらぬ悪夢。
尽きず終わらず果てなき夜の舞踏会/武闘会。
戦闘に参加している「マスカレイド」の人数×1の補正値補正を得る。
毎ターン終了時、そのターンの戦闘に参加している「マスカレイド」の人数×55のダメージを指定した対象に与える。
行動判定に勝利した時、そのターンの戦闘に参加している「マスカレイド」の人数×55のダメージを指定した対象に与える。


現在戦闘宙域圏内、参戦可能マスカレイド数226体。

無限湧きか
能力吸収とかじゃなくて本当に良かった

予想通りすぎるこの満月

またチートクラスか………

1匹いたら30匹ところじゃねぇぞ!

もうやだこの仮面……

宥さーん!早くきてくれー!合体だー!

"可能"……

現在って事は他にもたくさんいるってことで…
多分本体は他にいてそいつ潰さないと終わらないって感じかなー

>>469
ああいや、黒太郎の世界でのマスカレイドに対してね。

つーかこれ詰んでねーか!? 226*55ダメージ固定とかふざけんな

最低226以上の判定値出さないと24860ダメージ?

20人ずつ相手していければ
一ちゃんで無効化しながら倒せそうだけど……

これ一ちゃん安定かな、固定ダメ防げるし

たぶん一人でも逃したらまずいんだろうなぁ・・・

ヒーロー使って封印しちゃおう

すこやんビームで蹴散らしてもらおう

>>486
見えるぞ……封印できたのは一体だけと言うオチが……

京太郎「……突破するか」

怜『せやな』



マスカレイド「「「出来るとでも?」」」



京太郎「……だよなぁ」

怜『せやな』

京太郎「男の意地と、女の怖さってやつを見せてやろうぜ!」

怜『ただの強がりでもかっくぃーで相棒!』



完全包囲。

逃がさんとばかりに彼らを包み込む、無限湧きの仮面舞踏会。

くるくると、狂々と、廻り回るダンスパーティ。

豪華な食事。絢爛な衣装。

ただし踊るのは獲物だけ。ただし料理は獲物だけ。

着飾る衣装は、きらびやかで鮮やかな真っ赤なドレス。

何で染めるか? 聞くまでもない。



マスカレイドB「さあ」

マスカレイドC「さあ」

マスカレイドD「さあ」

「「「踊りましょうか」」」




京太郎の行動を選択して下さい
・攻撃、必殺、防御
・装備変更
・アイテム使用
・フォームシフト
・ネクサスシフト
>>495


マスカレイドB判定
>>497

マスカレイドC判定
>>498

マスカレイドD判定
>>499

でもさぁ……たしかにダメージはすごいけど言うほど恐ろしい敵でもないんじゃね?
これだったらもっとヤバイのいたし、はじめで大体ダメージ無効できるし


ジュクジュ
防御


シュクジュ装備
防御


シュクジュ装備
防御


シュクジュ
防御


シュクジュ
防御


ハリコノトラ
防御

一シュクジュ防御

しゃーない
おまかせあれ!

今気づいたけど防御に徹するならジュクジュより針の方が良かった?

オマカセアレダシ!!

下手にダメ下げる必要もないだろうよ
まぁ今回は針使ったところでって感じだが

盾でも針でも結局ノーダメじゃね?

ほんのちょっと補正が増えたところで相手の方が圧倒的だし誤差の範囲ですよねー

こりゃ失礼、説明不足か
簡略にまとめすぎたのが仇になった・・・

要するに一人一人が55ダメージを発生させるので結果、というニュアンスであったのです

ダメージは「55」づつなので一ちゃんが無効化出来ないので、はい
一括払いではなく分割払いのダメージ計算

不撓不屈も一ターンに複数回削られる仕様


つまりなんもかんも>>1の説明と書いた文が悪い


【#必殺暗黒舞踏】


『仮面武闘会(マスカレイド)』発動!×3

京太郎&一に165ダメージ!
残りHP:295

     必殺
防御VS必殺
     必殺

『仮面武闘会(マスカレイド)』発動!×3

京太郎&一に165ダメージ!
残りHP:130


8+5-6=7

6+2+3=11

6+7+3=16

0+7+3=10


マスカレイドの攻撃サイド確定!

でもノーダメージ!



『仮面武闘会(マスカレイド)』発動!

マスカレイドE参戦!
マスカレイドF参戦!
マスカレイドG参戦!
マスカレイドH参戦!
マスカレイドI参戦!
マスカレイドJ参戦!
マスカレイドK参戦!

負けイベントじゃねーか!

いや無理だろ!!!!!!!!!!!!111

うわぁあああアカンアカンアカン

敵多すぎとか戦い方よく分かんないとかで頭がこんがらがってきた
もうむりよくわかんない

九面姫様以来の負けイベントか

増え続けてる……

なにその判定後の裁定補足、ずるい
宥さんしか勝ち目ねー

なんだこれ……
黒太郎が気をつけろ言うのも頷けるわ

一日ネクサス使おう(錯乱)

範囲攻撃!! だれか範囲攻撃もってこい!!

わかっていたさ……ほぼ毎回最初に負けイベントか倒しきれなくて腑に落ちない展開になるって

えーと、ターン終了時のダメージに耐えつつ相手の行動判定上回ればいいんだな?
死ぬ!

ゴキブリかなにか?

20人参加したとする
能力からして全員+20、そして55ダメージを20回受ける

じょうじ

すこやんを呼ぼう(提案)

あ、わかった こいつらスリヴァーだ!! まちがいねえ!!(錯乱
だから全員補正受けるし、出るたびに効果がプレイされるんだよ!!

この際被ダメージは防御が55以上あれば考えなくてもいいのか?
行動判定にどうやって勝つかと毎回の能力によるダメージへの対処を考えないといけないのか…

京太郎「やべえ、これヤバい。洒落にならん」

一『弱いのに強い。これで矛盾してないって、敵ながら感心するよ』

マスカレイド「我々は最弱。ゆえに、最強に近い」

マスカレイド「無限に最も性質の近い数字が、零であるように」


雲のように、霧のように、雨のように。

要するに数え切れないほどの数の悪意が、彼を包み込み押し潰そうとしている。

誰も助けには来れないと、誰も助ける事は出来ないと、そう誰もが思う絶対的な窮地。



マスカレイド「……ふむ。ここで貴方を殺してしまうのはどうかとは思いますが」

マスカレイド「貴方が死んだ所で、プラマイゼロなのではないかと私は常々思っていますし」

マスカレイド「ここで、カーテンコールというのも悪くないのではないでしょうか」


京太郎「勘弁願いたいね。アンコールしてくれそうな奴らに、心当たりがあるんだ」

京太郎「クライマックスもまだまだ先なこんな所で、幕引きなんてやなこった」

京太郎「『最高のラスト』(グランドフィナーレ)を飾ってこそ、役者ってもんだろ」



マスカレイド「ラストまで辿り着く事を約束されているのは、主演のみ」

マスカレイド「ここで生命の薔薇を散らすという事は、貴方はこの舞台の主演ではなかったという事でしょう」

マスカレイド「ここが、貴方様の終着点でございます」


そうだ。

そうなのだ。

演劇には、主演には。主役と、その仲間と。


マスカレイド「では、お別れです」

京太郎「(まだだ! まだ———)」



そして何より、ヒロインが活躍せねば始まらない。



「間に、あった!」

マスカレイド「!? な、——」

「邪魔っ!」

ヒロイン……怜か!!

最弱が最強って恋人のスタンドっぽいな

士栗ちゃん格納しよう

ババーん

士栗ちゃんか!

最弱が最強ってあれ思い出したわ
熱膨張を

女子高生だと思った?
残念、アラフォーでした!

吹きすさぶ暴風。

爆発的な暴力。

鳴り響く爆音。

そこに在るのは、圧倒的な強者の無双。



マスカレイド「(……これは)」

マスカレイド「(これは、データには無かった特性)」

マスカレイド「(元よりその能力の参考サンプルが少なかったとはいえ、これは……!)」

マスカレイド「……我々の、『天敵』」

マスカレイド「このタイミングで発覚した事を、我々の幸運と思うべきか」

マスカレイド「このタイミングで助けが間に合う、彼の幸運と思うべきか」



ゲーム・三國無双のように、バッタバッタとなぎ倒されていくマスカレイド。

都市伝説の能力は、要するにジャンケンだ。
相性が悪ければ雑魚にも負けるし、相性が良ければ格上だって完封できる。

マスカレイドのピーキーな性能が、この局面では仇になった。

『彼女』をマスカレイドが止めるのであれば、1000の躰と1000の己が一斉にかかれる戦場が必要である。

例えば一本道であれば、どう頑張っても彼らは一人づつしか戦えない。
それが彼らの弱点で、この場ではどう足掻いても『彼女』に勝てない理由。


マスカレイド「(『能力ダメージ完全無効能力者』……!!)」



彼女は長い髪、人並み外れた体躯を世界に誇る。

なびく髪はまるで黒い風。

友達を守る嵐のように、彼の傍に立ち胸を張る。

黒尽くめの服、きらめく漆黒の髪、それに被せられた大きな黒帽子、黒曜石の髪。

夜に溶けてしまいそうな、月下美人。

彼女の名は。



「友達、参上!」

京太郎「……と」




京太郎「豊音さんっ!?」

豊音「やっほー、良かった。間に合って」

豊音のほうやったか!

やっべ途中送信。見なかったことにーあばば

大天使きたぁああ!!! 豊音ちゃん、京太郎と格納しようぜ(ゲス顔

(あ、これ5人目だな)

吹きすさぶ暴風。

爆発的な暴力。

鳴り響く爆音。

そこに在るのは、圧倒的な強者の無双。



マスカレイド「(……これは)」

マスカレイド「(これは、データには無かった特性)」

マスカレイド「(元よりその能力の参考サンプルが少なかったとはいえ、これは……!)」

マスカレイド「……我々の、『天敵』」

マスカレイド「このタイミングで発覚した事を、我々の幸運と思うべきか」

マスカレイド「このタイミングで助けが間に合う、彼の幸運と思うべきか」



ゲーム・三國無双のように、バッタバッタとなぎ倒されていくマスカレイド。

都市伝説の能力は、要するにジャンケンだ。
相性が悪ければ雑魚にも負けるし、相性が良ければ格上だって完封できる。

マスカレイドのピーキーな性能が、この局面では仇になった。

『彼女』をマスカレイドが止めるのであれば、1000の躰と1000の己が一斉にかかれる戦場が必要である。

例えば一本道であれば、どう頑張っても彼らは一人づつしか戦えない。
それが彼らの弱点で、この場ではどう足掻いても『彼女』に勝てない理由。


マスカレイド「(『能力ダメージ完全無効能力者』……!!)」



彼女は長い髪、人並み外れた体躯を世界に誇る。

なびく髪はまるで黒い風。

友達を守る嵐のように、彼の傍に立ち胸を張る。

黒尽くめの服、きらめく漆黒の髪、それに被せられた大きな黒帽子、黒曜石の瞳。

夜に溶けてしまいそうな、月下美人。

彼女の名は。



「友達、参上!」

京太郎「……と」



京太郎「豊音さんっ!?」

豊音「やっほー、良かった。間に合って」



彼女の名は、『姉帯豊音』。

彼の友達で、彼の仲間で、旧知の知古。

そして今、彼の生命の恩人にもなった少女である。

ごめんそれ無理やな

豊音来た、これで勝てる

デカイ説明不要

八尺様やでぇー

とよねえだぁぁぁ
ただ、とよねえ一人でどうこう出来るんなら黒太郎は元の世界でなんやかんや勝ってるだろうしなあ

今夜はとりあえずここまでです。お疲れ様でしたー
前編はまだまだ先がありますが、キリがいいのでとりあえずここで

亜熱帯さん可愛いよー今まで出番あげられなくてごめんねー


マスカレさんは作中での描写の通り、まあ赤マントと戦ったらどうなるのという話
能力を見れば分かりますが、黒フードや本気淡にも勝てません
士栗ちゃんになら一回は勝てるかもです。一回なら


明日早いので本日はこれにて。レス返しはトゥモロー

では、おやすみなさいませー

おつです〜

乙ー

wikiの人更新早過ぎません!?

おつやで
今日は後手後手やったなぁ
すまんち

乙ー

乙ー

乙乙
あねっt…いやわざとですよねそうですよね?
うわボケにマジレスしちゃって私恥ずかしい!

乙ー

乙なのよー
亜熱帯さんな時点で今後も出す気がないと思ってまうんやが

まあまあ、おのおのがた、これ以上>>1=サンを愚弄しないほうがいい
タイプミスなど誰にでもあること
コウボウ・エラーズというではないか

おつおつ
ウィキリアタイ更新ですかい

>>548
>>550
でえじょうぶだ、ここのイッチは前作から亜熱帯さん呼びしてたから
むしろヒロインポジの風が吹いてきたという事よ、スマブラ的に!



ふとWikiのヒーローシフトの説明を見て思ったけど、指定した人物のHP回復って事はこの先誰かと共同で戦闘する可能性があるかもしれない?

四天王は弱体化してなければあぐりちゃん一強だが、全員実力がある程度釣り合い取れてるな
マジで相性ゲーだ

> 黒尽くめの服、きらめく漆黒の髪、それに被せられた大きな黒帽子、黒曜石の瞳。

姉帯さんの目って赤黒じゃなかったか

一ちゃん、修行でもしてあと5ダメージ分どうにか頑張ってくれないものか
と言うか前から思ってた一ちゃん判定値補正が無いから使いづrゲフンゲフン

>>556
黒曜石って別に全部が全部黒一色じゃないぞ
宝石としての黒曜石には赤と黒のコントラストで評価されるのもある
http://i.imgur.com/pTBb8ZL.jpg
http://i.imgur.com/914tovW.jpg
こんな原石が
http://ruiyangstyle.com/?pid=34217351
こういうのになる
前にクリスマスの時とかちょっと宝石の話しでてたし、>>1がわざわざ黒曜石ってニュアンス使ったのはそういう事じゃね?

仮面舞踏会→増える→増えるワカメ

つまり、マスカレードの正体はまこだったんだよ!(AAry

>>558
へー、マンモス狩ってるイメージしか無かったわ

マスカレイド「む〜ん」

ぼっちで一人泣いている亜熱帯さんのところに仮面舞踏会でパーティーを開いてくれるマスカレイドさん…
出会い方一つで敵対関係変わりそうだよね

士栗「出会い方一つで敵対関係変わるとかないわー」

いまジャンプ読んでたから今週のトリコ思い出した

ふっかつー

しゃあっ復活だオラァ

ホシガミとか月とか規模までまちまちだけどみんな超強いけど
なんで対抗神話として敵からもかなり持ち上げられてるTさんだけ強いけど糞デメリットあり能力なんだろう
元のTさんにはそういう話はないけど

1.対抗神話の範疇なら最強と言うだけだった
2.京太郎の地力がTさんの能力についていけてない
3.こんなチートを好き勝手使わせたらバランス崩壊すると言う>>1側の都合

さあどれだ

俺は3.現実は非情である。に花京院の魂を賭けるぜ!

淡や衣も地球や月が吹っ飛んだら一緒に死ぬとかあかされてないデメリットがある可能性

>>570
・月が吹っ飛んだら重力バランスが崩れて地球がヤバイ
・そもそも地球が吹っ飛んだ時点で生きていられる生物なんているのか
・星破壊できる規模の攻撃なら素直に本人にぶつけましょう

>>567
ぶっちゃけ余程のクソゲー技能でもない限り封印使うメリットよりHP減るデメリットのほうがきついよね

なお早速クソゲー技能持ちのマスカレイドが現れたもよう

>>572
戦闘中じゃなくて永続なのが更にマゾい
多分一生に何度も使える能力じゃないのがさらに

姉帯さんを中に入れればいいから!

姉帯さんを中に入れる(意味深)

黒太郎に過去回想でおやっさんが「この世界はお前に対して厳しすぎる」とか言ってたからね
たぶん俺らだけじゃなくて京太郎を除く作中の人物全員思ってんじゃねえかな

>>571
まぁだからあるけど意味ないデメリットみたいな
「考えやがったなクソったれー!」「フハハハハ!避けれるなら避けてみろ、そうすればこの星は終わりだがなー!」みたいな展開があるかもしれない

あら、復活してる

帰宅してからになりますが今夜21:30から開始でごんす


・「能力説明欄修正」
【ナイトメア・マスカレイド】

HP:1

ATK:1
DEF:1

・保有技能
『仮面武闘会(マスカレイド)』
終わらぬ夜、終わらぬ舞踏、終わらぬ悪夢。
尽きず終わらず果てなき夜の舞踏会/武闘会。
戦闘に参加している「マスカレイド」の人数×1の補正値補正を得る。
毎ターン終了時、55のダメージを指定した対象に与える。
行動判定に勝利した時、55のダメージを指定した対象に与える。


一括をやめてこれを人数分処理していくカタチに変更しますです



>>511
ごめんなさい、ぺっこりん
でも遊戯王スタッフより>>1は説明やバランス取りが苦手なのです、笑って許して下さいませ

>>519
火星にお帰り

>>521
切札勝舞くんの主力だったあの頃・・・

>>529
ね ぼ し

>>537
そんな殺生な!

>>548
>>550
>>552
>>553
大好きだから愛称で呼ぶのですー

>>556
あれって実際どうなんですかね? 本編の赤が少し混ざったの黒目のグラデーション、咲日和だと赤主体のグラデーションだったりもしましたが
二次絵だともろにグラデ主体ですが、かといって塞さんとか二次絵に反映されない緑目人が何人かいたりして
あたま こんがらがって きた

彼女の瞳は色合い的にはレッドペイナイトなのでしょうけど該当する漢字が見つからず妥協の結果
そういや雫石(岩手の某所)産の紅十勝(赤の混じった黒曜石)をどっかで見たなー、程度の連想でしたすみませんです

>>567
その辺りは本編で
あとこのTさんは京太郎が封印した相手を共闘してた淡がフルボッコにしようとしたらどうなるか、という話でもあり
真価はどんな強敵にも勝てる可能性を生み出す事と、多対一の必勝リンチ能力でもあります



前に見たきすまいきすまいと連呼してたキスミントのCM見なくなりましたね
あれ結構正気度削れるので嬉しいですけど


士栗とマホの友人関係の元ネタはフェイタライザーの表紙

http://i.imgur.com/t0T6GQF.jpg

でもこの右のマホっぽい子もしかしたら本編に出てないんじゃ(ry

世の中には突っ込んじゃいけない事もある

ゴーリキー・ビブリアとかな

仮面武闘会で王ドロボウJING思い出したのは俺だけじゃないはず

今更だけど、メスメリックマジシャンの説明欄に戦闘ダメージ以外のステータス変化を無効化するってあるけど能力ダメージは防げないのってなんでだ?
仮面武闘会の効果はステータス変化じゃなくてダメージを与える効果だからって認識でいいんだろうか

>>581
ステータス変化無効と能力ダメージ無効は別枠処理なんじゃね?知らんけど

ステータス変化無効持ってるのははじめちゃんと黒さんだけ
ダメージ無効持ってるのは宥姉と彗星さんとはじめちゃんと黒さんだけ
あとなんでも無効にできる反則が京太郎

>>581
HPを半分にする→ステータス変化なので防げる
HPを1にする→ステータス変化なので防げる
ダメージを与える→ダメージ処理の分野なので防げない
多分、コンマイ的に考えると多分、こうなんじゃないかな?

>>580
連載再開いつになるんだろうな

どんどん遊戯王の裁定の様を呈してきたな……
まあこのスレならA.調整中みたいなことはないだろうが

>>1が基本的にきっちり説明してくれるからねー

正直な所このスレに調整中があるとしたら、それは間違いなく戦闘システム以外の部分だと思う

タコスとはなんだ?どんな効果だ?

タコスは死んだ!もういない!

タコスは調整中なんじゃ...

おうタコスいじめてやるな

>>586
片岡優希さんの出番を調整?(幻聴)
ぶっちゃけ各キャラに見せ場キッチリ作ろうとする>>1に処理キャラ数増やさせるとアカンと思うの

このスレの三大不憫枠
・タコス
・彗星
・超必殺

読み返してみると彗星さんって全体攻撃?
ターン中ダメージ無効とかもあるからもしかしてマスカレさんの天敵?

ねむたい、でも鯖落ちしてて空いた分少しでも進めないと


そんな意識の>>1の前に落ちたうえきの法則
魔王ッーーーー!!!
FalcoもNoRegretもボクたちにあるものも素敵


>>580
ガタッ

>>581
その認識でおkです
その内その辺り整理しましょうか

>>585
が、頑張ります

>>592
マスカレさんが数にあかせて一ターンで仕留められなかった場合、マスカレさん全滅です


では、投下はっじめーるよー

了解
うえきの法則最終回はなかなか

よっしゃ!

植木なあ…
正直+は無印から引き継げたのが経験値だけってのがちょっと寂しかった
あとアナグルモール再開はよ

時間軸と場面を少し移そう。

これはとある正月、とある家屋での出来事。

この街の片隅で大気に溶けた、なんて事はない会話の一幕だ。



士栗「お豆腐と細切り油揚げだけのお味噌汁って凄いよねー」

士栗「だってこれ大豆しか使ってないんでしょ? なのに、こんなに美味しい」

マホ「日本食を満喫してるよね、士栗ちゃん」

士栗「納豆は醤油入れる前に混ぜるんだっけ?」

マホ「あー、うん。その方がねばるからね」


見る人が見れば「どうしてそうなっている」と問いたくなる場面。
夢乃マホの表情にも僅かながら「どうしてこうなった」という感情が浮かんでいる。

料理を美味しそうに食べる彼女の姿は、戦いの中で鬼神に例えられるそれとは到底結びつかない。

全身で「美味しい」「幸せ」だというオーラを放出しているその姿は、逆に微笑ましいほどだ。


そんな彼女をしょうがないなぁ、と呆れた顔で許容してしまう彼女も。

きっと、お人好しの部類に入ってしまうのだろう。



マホ「良かった良かった、道端で倒れてる士栗ちゃんを見つけた時はどうしたものかと」

士栗「都市伝説だってお腹は減るのです」

マホ「ここまで美味しそうに食べてもらえると、それだけで作った方も満足だよ」

士栗「うんうん、マホちゃんはいいお嫁さんになるよ。きっと」

士栗「出来れば将来旦那も説得して私も一緒に養ってくれると嬉しいな」

マホ「何言ってるの!?」

この町の女はたくましいな
悪女だらけのどっかの町にも見習って欲しいぜ

イッチと趣味が合いすぎて怖い

少し高めの椅子は中学生の二人には少し高い。

台所で皿を洗うマホはともかく、椅子に座っているしか無い士栗の身長には不適格だ。

彼女ら二人の小中学生並みの身長に合う椅子となると、常備というわけにも行かないのだろうが。


ぷらんぷらんと地につかない足を揺らしながら、士栗は家の中を見渡す。

ガランとした居間。二人だけの空間。

夢乃邸はいくつもの部屋と居間で構成される二階建て、ごく普通の家屋だ。
食器棚や部屋の装いはある程度格調の高さを伺わせるが、それだけだ。
一般家庭の域は出ていない。おかしな所は何も無い。


そう。


『正月にこれだけ広い家に夢乃マホ一人しか居ない』という点に目を瞑れば、何一つとしておかしくはない。



残念ながら、その異常さに気付けるほど士栗には人生経験が無かったし。

それを自分から話すほどにはマホには勇気が無かったし。

話して聞いて向かい合って、全てを解決できる主人公はここには居なかった。


ただ、それだけの話。



士栗「……あのさ」

マホ「うん? どうしたの? 何かあったら洗い物終わった後に——」

士栗「なんでさ、私を助けたの?」

マホ「え? や、何でって言われても……」

マホに変なフラグ立ってるぅううう

ネグレクトか亡くなってるのか行方不明なのか

突然の問いかけに戸惑うマホ。

それはマホからすれば唐突だが、士栗からすれば当然であった。

夢乃マホが誰の隣に居たのか、誰にその感情を向けていたのか。



士栗「だってさ、マホちゃんは知ってるでしょ?」

士栗「……私、おにーさんの敵として戦ってたんだよ」


誰を見ていたのか、誰の輝きに憧れていたのか。


士栗「憧れてるんだよね? 尊敬してるんだよね?」


そのくらいなら、士栗にだって察せる。

子供といえど、友達の事なのだから。


士栗「私の立場から見たって、どう考えても正しいのはおにーさんの方だったし」

士栗「……私は、正しいとか間違ってるとかなんて自分じゃ分かんないからさ」

士栗「大切な人だけが行動基準だったから、今までぜんぜん気になんてしてなかったけど」


士栗が語るのは、少し前までの日々の事。

黒いあの人の言う事に従っていればいい、最初はそう思っていた。
その上で友達を守ればいい、次にはそう思っていた。
大切な人が大切な人を殺してしまったらどうすればいいと、そう悩んでこうなった。

何もかもが分からないまま、彼女は居場所を失った。

それは二人の京太郎の決着が付いたとしても、彼が生き返ったとしても。

生まれた葛藤は消えなくて、なかった事になんてなりやしない。

だから彼女は、その疑問をまっすぐにマホにぶつけた。

知りたかったから。



士栗「だからあの時、私達の戦いも見てた貴女が、私を助ける理由が分かんない」



何も知らない自分が『人間』に近付いて行くには、そうするのが一番正しいと思ったから。

『人間』らしさを、知りたかったから。

だから真っ先に、彼女は友達に聞いてみた。

言い方を変えるのなら、生まれて初めて彼女は『友達を頼った』のだ。

それはきっと、彼女ですら意識していない大きな一歩。



士栗「おにーさんの味方の貴女が、私を助ける理由が分かんない」



茶化す事も、いい加減に答える事も失礼。
そう夢乃マホは判断し、言葉を選ぶ。

彼女を納得させられるだけの理由を伝える事が、この場における友情の証明になるだろう。

別に彼女はそんな小難しい事を考えていたわけでも無いのだが、それでも真剣に答えようと努力した。



マホ「……んー、ちょっと前の事なんだけどね」

なんも知らんガキンチョっぽい感じ

マホ「私の友達がさ、先輩に助けてもらったんだって」

士栗「友達? マホちゃんが助けられたとかじゃなくて?」

マホ「私最近まで先輩とは面識もなかったもん」


士栗の頭の上にクエスチョンマークが浮かび上がる。
「それの何が関係あるのか」、という顔だ。

マホが助けられたならともかく、友達の話?

それは友達の友達の話、という風に人から人へ伝わった話は少しづつ薄まってしまう。

そこに意味を見いだせるのだろうか、と士栗が疑問に思うのも当然だ。



マホ「『しっぽ』っていう都市伝説から助けてもらったんだって」

マホ「その友達は、自分の友達を守ろうとして、もうダメだっ……って時に助けてもらったらしいんだ」

士栗「……友達の友達、か」


それはまだ、士栗には遠い世界の話。

二人の友達しか居ない彼女の世界は、あまりにも狭すぎる。

それでも茶々は挟まず、彼女はマホの話を聞いていく。



マホ「その時にさ、ちょっと話した機会があったんだって」

マホ「その子はちょっと興奮気味に話してたから詳細は違うかもしれないけど、それは勘弁してね?」

マホ「『何で助けてくれたんですか』」

マホ「『頼んでもいないし、得もないし、関係も無いのに』」

マホ「『何で助けてくれたんですか』って、そう言ったんだって」

マホ「見知らぬ人の無償の奉仕って、ちょっと怖かったんだって」

マホ「そしたらその人は、箒を担いでこう言ったんだって」

「別に、理由なんて無いさ」

「強いて言うなら、君がそこで震えている友達を守ろうとしてたからだな」



「君は友達を理由があって守ったのか?」

「頼まれたから守ったのか? 得があったから守ったのか?」

「俺にはそうは見えねえな」

「友達を助けるのに理由は要らない。これは普通に良識の範囲内だろ」



「友達を助ける奴を助けるのも、理由は要らん」

「正しい事をしてる奴を助けるのも、良識の範囲内だ」

「別におかしな事でも、俺だけが特別にやってる事でもない」



「友達を助ける事も、友達を助けてる奴を助ける事も」

「別に理由なんて要らないって事さ」

「まあ、助ける義務なんて本来俺達には無いんだから、見捨ててもそれは悪い事じゃあ無いんだが」

「俺達が生まれた時からずっと、ずっと持ってる権利」

「『助ける権利』は、使わないと損する気がしないか?」



「え? しない?」

「マジで?」

「……そうか」



「……落ち込んでねーよ。慰めなくていい」

「笑うな! ああ、クッソ!」

「いいか! これだけは忘れんなよ!」

「今日出来てたんだから、明日からもちゃんとやれよ!」



「友達を助けるのに、理由はいらねぇ!」

しまらねぇwwwwwwwwww

カッコイイようでカッコつかない時もあるいつもの京太郎

なおひきこさんの時はシリアス飛んでった模様

>>608
あの時の京太郎は引き締まってたじゃないか、物理的な意味で

マホ「私は先輩に助けられたわけじゃないし、守られたわけじゃない」

マホ「救われてもいないし、恩があるわけでもない」

マホ「あの日士栗ちゃんと会った山に一緒に行くまで、赤の他人でしかなかったんだ」


テーブルに向かい合う二人。

話の内容はマホの友達の話。二人の共通の知人の話。

士栗にとっては『友達の友達』の話でしか無いが、その話の片鱗は妙に心に残っていた。


マホ「……それでも、先輩に憧れてる」

マホ「先輩の言葉を、素敵だと思ってる」

マホ「助ける義務は無くったって、権利はあるんだって、私もそう思うから」


その話が心に残ったのは、士栗だけではなく。
きっと士栗に語る彼女も、その話から京太郎に興味を持った一人。

その果てにその言葉を実践する機会が巡ってきたというのだから、なんという運命なのだろうか。



マホ「だから、言うよ?」


マホ「友達を助けるのに、理由なんて要るのかな」



だからその言葉には、実感がこもっている。

『理由無く友達を助けた』彼女だからこそ、その言葉には真実の重みがある。


士栗「……そうだね。うん、そうだよね」


その言葉はストン、と士栗の心の中に落ち。
綺麗にはまり、彼女の心の一部となる。

こんな何気ない話でも、そこに真摯な気持ちがあれば、きっと士栗は成長していくのだろう。

かつてどこで、黒い男がそう望んだように。



士栗「そう言えば、私も……理由なんて、考えた事無かったよ」


こうして士栗は、何故決定的な亀裂が起きたのかを悟る。
視点を変えてみれば、決裂の全ての始まりは士栗が京太郎を庇った事なのだから。

理由無く助けた、それが原因。

それを彼女は後悔はしていないが、それでも何かが前に進んだ気持ちであった。

それを人が何と呼ぶモノなのか、彼女はまだ知らない。



士栗「んじゃ、とりあえずおかわり!」

マホ「まだ食べるの!?」

ハラペコキャラのセイバーポジション

いや、サイヤ人か

士栗「あのさ、お願いしていいかな」

マホ「うん?」

士栗「私の事、おにーさんには隠してて欲しいんだ」

マホ「へ?」


パン、と手を叩くように合わせてお願いのポーズ。

初めて見る彼女の姿、しかしお願いの内容が意味不明だ。

今度はマホの頭上にクエスチョンマークが浮かんでいる。



士栗「私さ、やっぱり何も知らないんだなーって思ったから」

士栗「ちゃんと胸張ってあの人の友達を名乗れる様になってから、会いに行く」


自分に『足りていない』という事を自覚する事は、とても難しいことだ。
それを補う事も、それをどう埋めていくのか考える事も、とても難しい事だ。

それを分かった上で、彼女は言うのだ。
立派になって、成長してから会いに行くと。

色んな事を謝って、色んな事を感謝して、それからちゃんと『友達』になるために。

だからまずは、何を謝らなければならないのか。
何を感謝しなければならないのか、知らないといけない。

ちゃんと友達をやっていくために必要な事を知る。
誰もまだ教えてくれてない、『青山士栗の生き方』の獲得。

する事は山済みだけど、辛くなんてない。


だからまずはそれが最優先だと、彼女はモデルとなった才女ばりの頭脳で結論づけた。



士栗「だからお願い! 一生のお願い!」

マホ「あれ、一生のお願いここで使っちゃうんだ」

士栗「一生のお願いって大抵一生に何度も使うよね」

マホ「それは思ってても私の前で口に出すべきじゃないよ士栗ちゃん」

モデル通り頭脳もチートクラスなんだろうか

>>613
逆にのどっちが阿知賀にいたよりも昔の幼少期はアホの子であった可能性

俺の一生のお願いは三回使ったな

はぁ、と溜息一つ。
それで微笑んで許してしまうのだから、夢乃マホも相当に度量が大きいのだろう。

あるいは士栗への信頼か、彼女の中の俗に言う『いい女の素質』というやつか。


マホ「んー、それじゃさ。私にだけは隠し事をしないこと! これ約束!」

マホ「これをずっと守ってくれるなら、隠しててあげる」

士栗「それぐらいならお安いご用かなー。うん、約束する」

士栗「(元々、友達に隠し事ってあんまり好きじゃないし)」


だから約束一つ。

指きりげんまん嘘ついたら以下略、という声がリビングに通って行く。

針千本飲んでも士栗が死ぬかどうか怪しいものなのだが、まあそれは置いておこう。



マホ「それじゃあ士栗ちゃんの元同僚の情報をキリキリ吐いてもらいましょうか」

士栗「図られた!?」

士栗「おにーさんに言っちゃう系?」

マホ「うーん、あんまりストレートに伝えちゃうと士栗ちゃんの事バレちゃいそうだし、それとなくかな」

マホ「こういう噂がありました、みたいな?」

士栗「なるほどなるほどー」

マホ「私も、何か私に出来る事でお手伝いしたいし」



『自分に出来る事を』。

このフレーズも、夢乃マホは大好きだ。
どれだけの事が出来たかではなく、どれだけ死力を尽くしたかを問う言葉だから。

自分にも何か出来る事があってそれが誰かの助けになるんじゃないかと、そう思えるから。

頑張り屋のマホには、この言葉がとある尊敬する人の激励のように思えている。



士栗「そだね、例えば何が聞きたいの?」

マホ「士栗ちゃんが思う『一番戦いたくない人』かな」

士栗「ナイトメア・マスカレイド」

マホ「即答!?」

士栗「私相性悪いし。それにあいつ、性格まで悪いし」

士栗「気が付いたら最悪の状況でした、ってのが大好きな奴っぽかった」


力一辺倒の彼女とは非常に相性が悪い。
確実に命を削る……『戦いの後、弱っていた勝者漁夫の利で殺す刃』と黒い彼が語っていた武器を持っている。
黒い彼が警戒していた。

だがそれらの要素よりも何よりも性格が問題なのだと、士栗は言う。


100の分身を足止めに回し、その間にターゲットの大切な人を殺して心を折る程度は日常茶飯事。
弱者を確実に殺す刃を持つ群体。

それらを始めとする士栗の話を聞いた時、マホの背筋に怖気が走った。

……それは、これまでの彼女の人生の中でも最大級の、嫌悪感。



士栗「それにねー」

マホ「?」



士栗「何と言っても悪夢(ナイトメア)だからね。おにーさん達とは互いに天敵なんじゃないかなぁ」

針のんでも死なないのかよ

>>618
針飲んだ程度で死ぬならネクサスシフトで粉微塵に出来るだろ
一応フル装備の自衛隊員より格納京ちゃんのほうが強いっぽいし

「誰かを助けるのに理由がいるかい?」
ええ、最近アーカイブで買ってクリアしました

書いてて気付いた。十七話に組み込む話の予定がこれ閑話でいいですよねー!と言うことに

というわけで【閑話その8・ヒモぐらしのアリエッティ】投下終了です
士栗ちゃんは四天王→ホームレス→夢乃宅居候にジョブチェンジしました!
しばらくは変わらないでしょう

何と言っても体調と明日の予定
明日早いので、ここらで失礼致します
十七話の続きは明日

マホちゃんは家事万能でもいいと思ってのこの設定


安価出せずに申し訳ないが私は謝らない。バトライドウォーのキャストが実に豪華ですのだからだ

おやすみなさいませー

乙ー
バトライドウォー早く出すんだよ

乙ー
そんなアリエッティに私はなりたい

乙ー

おつー

となりのシグリ

>>619
た、体内は脆いというセオリーは・・・?

バトライドウォーはホントスゴい。エターナルがプレイアブルキャラなら文句なしで昇天する

乙なのよー

乙です

乙っす


バトライドのプレミアムエディションは通常のゲームのサウンドも使えるんだろうか

おつよ

クチコミで広がる友達の輪と京太郎の痴態


京太郎達の痴態を町の八割は知っているってことですね

京太郎たちの痴態なんて表現したらまるでいつも人前でイチャついてるみたいな誤解が……誤解……?

京太郎と怜のイチャイチャなんてりつべ市じゃ羞恥の事実よ

壁殴りの都市伝説に目覚めそうだわ

クリスマス編でいたっけww 壁殴りとか、リア充爆破の奴ww

いいねーマスカレイドの気持ちがいい程のゲスっぷりが実にいいねー
試合や決闘じゃなくて殺し合い、戦争なんだからあの手この手なんでもありで当然だよね!これは戦闘力の無い仲間同時襲撃とかありえるな

マスカレさんは強くもないし地道にやれば倒せそうな気もするけど、数の暴力がヤバイ印象

一日ネクサスでもマスカレイド10体相手に1ターンで落ちると言う無理ゲー

ネクサスなら行動では負けないし20体までなら行ける行ける
「寺生まれ乱用するとこいつが来るぞ」というイッチのメッセージをひしひしと感じる

>>641
20体相手とか判定勝っても負けても1100ダメージなんですがそれは

今こそ宥ねぇをインする時さ

>>642
ネクサス時はしずもんパワーで攻撃二回分は耐えられる

まあホシガミシフトが出来るならレッドマントシフトだって出来るだろ
出来るだろ…?

あとカグヤシフト出来たら数百人の仮面付けた変態が一斉に発狂したりするんだろうか

ゆうちゃーを格納してもマスカレイド二体が合体してダメージが一回110になると言う展開が

こんばんワリコー偽造事件

安定しようよ気温先生


今夜も21:30開始ですー
そのバストは豊満だった、という文がそのバストは豊音だった、に見えてしまった今日

ワンパンマンの原作の方も更新キタなんて、>>1はもう死んでもいいです


>>598
風都の悪口は(ry

>>604
気遣いとかまだ無理な子ですし
無邪気は無知の上に成り立ってるというお話

>>633
!?

>>645
できますが今の所魔物達格納は時間制限ありということをお忘れなくー



http://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51770177.html

とっくに潰れてたと思ったら今でも元気に平常運転だと知って衝撃
おおう、ブッダよまだ寝ているのですか!

バトライドウォーはオールスターバトル
と並んで楽しみなゲームだわ
剣勢はオリキャスだし
なお睦月はいない模様

オリキャスは嬉しいけど複雑だよな
役者としてあまり売れてないって事だし

Q8 長すぎませんか?
   体罰を使えば期間を短縮できますが、今はそれができません。
   マスコミのおかげです。


草生えた

>>いじめ方が悪い

うーんこの

石原のしんちゃんとか櫻井のよしこちゃんも絶賛推奨中

>>649
ニーサンの悪口は止めるんだ!



                   ____
         ______∠二二二二> 、
       ∠二二二二二二>ミ. `<二二二>、

.       /二二二二二二二二二二>ミ.`<二ニ|\
      /二二二/二/:::::::::::/:::::::::::`<二>ミ.\|  `Y
.     {二二二{二ニ/:::::::l:::::|:::::::::::::::::::::::`<二>{_ }‐—┐

      ∨二二{二/:|:::|:::|:::_|:::::::::::::::::::{:::::::::::\二二>、  /_
      ∨==ニニ∨:::|:::|八´:|\::::::::::::::{:::::::::::::|::\ニニニニΧ \

        \ニニ/::::::|:::| 斗外 \:::::::::∨:::::::八::::∨ニニニニ\  \
         \/::|:::八{〃 Vソ , \::::::∨::/::::::::|:|∨ニニニニ∧_/
.          /::::|:::::::{∧^'´,,, ′   \:::∨l:::::::リリ:::∨二二ニ|:i:i:7
       /::::::::::|:::::::{:.∧   V´ ̄ 7 \}/:::::/イ:::::::}二二二}:i:i/

.       /:::::::::::/::|:::::::∨込、    ー‐'   .イ\/::::l::::∠二二二}:/
      /:::::::::::/:::∧:::::::∨:::::〕i::ト  _ . : :{:l:|::|l\∠二ニニニ>:i:}
.     /:::::::::::/:::/:::∧:::::::∨::: l人: : : : : : :{从八/ ̄ ̄{ ̄:i:i:i:i:i:i}
     {:::::::::::/:::/:::/::∧:::::::∨´《   ̄ ̄∨\_{_  /:i:i:i:iー┬'        ______
     {::::::::/{::/:::/::/:i:∧:::::::\:i∨   /{\ {:∨:i:i:|/:i:i:i:i:i:i:i:i{__.......-—::::::::::::::::::::::::  -—=ミ\
     {:::::/ {:::::/::/:i:i:i:i:i\::::::::\\_∧--{ }/1∨:i:||:i:i:i:i:i:i:i:i:{:::::::::::::::::::::::::: -—             \
     八:〈 {::::{::/i:i:i:i:i:i:i:i:i|\::::::::\ ̄>央 l:i:i〉:i:||:i:i:i:i:i:i:i:i:i〉-——::::::::::::::::::::::::::::::—- ......     )
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と!よ!ね!ちゃん!可愛い!

投下はっじめーるよー

>>653
世界一かわいいよ!

かっわいー

トラ!ヨタカ!ネコ!

マスカレイド「これは……正直驚きました」

マスカレイド「私と相性の悪い者達が居なくなったか、弱っているタイミングを狙ったのですが」


赤マントや黒フード。
マスカレイドは非常に珍しいタイプではあるが、それは天敵が居ないという意味ではない。

それらの存在が半ば退場したこの状況は彼の独断場となるはずだった。

……はずだった、のだが。



京太郎「さあ、追い詰めたぜ」

豊音『先んずれば、即ち勝つ。良かったー、さっさと終わって』

京太郎「時間制限(タイムリミット)、ちょいとギリギリでしたしね」



数百の躰もすでに骸と化し、それは予想外の要因から発生した彼女の活躍に起因する。

生き残っていた躰も、たった今二人によるネクサスシフト応用・ブラックシフトによって薙ぎ倒された。

残る躰は一体。
時間制限を超えて解除はされたものの、京太郎と豊音に抗うだけの力は単体の彼には存在しない。

つまるところ、チェックメイトである。

圧倒的かつ絶望的な状況を、相性が良かったとはいえ単騎で打開してみせた。

そんな姉帯豊音の内包する力、彼女の都市伝説は。



マスカレイド「もう、私一体しか残っていないとは」

マスカレイド「これが……『八尺様』」



それがその実力の源泉なのだと誰にも納得させる、都市伝説の魔女。

ガキの頃は悪いことしたら戸塚ヨットスクール入れるぞって言われたな…そういや

うむ、ここは皆の予想通りか
イッチの前科的に何か引っ掛けやるのかと怪しんでたよ

マスカレード 仮面に隠ーしてー

やっぱり、応用が効くのでネクサスの方がヒーローより強いですね…

【八尺様】


八尺(約240cm)ほどの身長と語り継がれる、女性の姿をした都市伝説。


「ぽぽぽ……」という無機質な音のような声と、常に外さぬ被り物、人並み外れた高い身長が特徴である怪異。

地蔵に括られたとある土地に封印され、数年から十数年に一度目を付けた子供を取り殺すという。


他者に擬態する能力を持ち、その姿はまちまち。
喪服の女性であったり、奇妙な老婆であったり、どこにでも居そうなおばさんであったり。

最も有名な姿は、白いワンピースに帽子を被った2mを超える身長の若い女性の姿だろう。



この都市伝説が持つ危険な要素は三つ。

一つ。御札や盛り塩などの常套手段が非常に効きにくい。

転じて、自身に干渉する特殊な効力への耐性。
そして少なからず、対抗神話にも耐性を持つ。

一つ。人の心の隙間を突く擬態能力。

誰にでもなれるという事は、誰の心の隙にもつけ込めるという事。
けれど己の要点は変えられないために、常に変わりきれない自分と向き合い続ける宿命に在る。

そして最後に、執着心。

彼女から逃げ切って十年の月日が経っていても、安全とは言い切れないほどの耽溺さ。



姉帯豊音はこの特性の一つ目を特に強く発現させている。

もしも彼女が二つ目の特性を強く発現させていた場合、6つのスキルを操る万能型として戦う力を得ていただろう。


ルーツに『山女』『山姫』などを持つ。
特に山姫は都市伝説としての側面も持ち、都市伝説として非常に高い適性を持っている。



屈強な成人男性が何人も集まっても逃げの一手を打つしか無いという強さも重ね持っているが、本質はそこではない。

盛り塩も退魔の札も跳ね除ける干渉への耐性と、多様性を持つ擬態の力こそがこの都市伝説の本質だ。


数ある都市伝説の中でも指折りの上位に位置する、魔性の女の都市伝説である。

とよねぇが魔性の女か……アリやな!

岩手の山女伝説はな

魔性の女(意味深)

京太郎「冥土の土産に、一つ答えろ」

マスカレイド「はい、なんでしょうか」


豊音が三歩後ろで警戒こそしているものの、彼も油断せず接近して敵へと問いかける。

その喉元にオモイヤリを突き付け、何かあればすぐさまトドメを刺す心算だ。

受けたダメージからか座り込み、すぐに消えてしまうであろうマスカレイドに逃げる術はない。

そんな状況でも不敵に、不快なほどに丁寧に京太郎の質問へと答えようとする。

あまりに礼儀正しくて、それが逆に不気味であるほどに。



京太郎「お前の強さは、『おかしい』」

京太郎「明らかに都市伝説のルールから外れてる。どういうことだ」


有名であるか。
単純であるか。
無敗であるか。
多能であるか。

都市伝説が強いという事は、『そういう事』だ。

だがそれらのほとんどに、ナイトメア・マスカレイドは該当しない。

一体一体は極めて雑魚だが、それを踏まえても異常なほどの強さである事に違いはない。

そこには何か、理由があるはずだ。



マスカレイド「……ふふふ。話すと思いますか?」

京太郎「いや、思わん」


即答。
今日初めて、マスカレイドが仮面の下で呆気に取られた様にも見えた。

敵対する者への、一種の信用。
こいつは絶対に話さないだろうという敵への理解。
信じる事と理解する事。ある意味、理想とも言える敵対の姿勢。

この質問はダメ元なのだろう。残念に思う気配は、微塵も感じられてはいなかった。


敵味方の違いあれどスタンスの変わらぬ彼に、マスカレイドは認識を改めた。

敵も信じるこの男は、本当の意味で自分達の障害になり得ると。



マスカレイド「ええ、話しませんとも」

マスカレイド「ですがいずれは……分かると思いますよ」

いずれ分かるさ……いずれな

言ってくれなきゃ分からないジャイアントロボもいるんですよ!

合体魔法マヒアロス的な合成都市伝説説に一票

そして変わらぬ仮面の下で、変わらぬ声色で不敵に嗤い、


マスカレイド「我らは人の群れ。舞踏会(レギオン)であるが故に」

マスカレイド「またいずれ、こうした形で会う事もありましょう」

マスカレイド「もっとも、次も今夜のように行くと思わない方が賢明ですよ?」

京太郎「余計なお世話だ」



マスカレイド「では、貴方に不幸がありますように」



仮面舞踏会(マスカレイド)は、風に吹き散らされるチリのように消え去った。

この夜の戦いの、決着である。


一息ついた後、ようやく二人は帰路につく。

これが戦いの終わりであり……新たなる戦いの始まりであるとも気付かずに。




「豊音さんなんでこんな時間に出歩いてるんですか。貴方女の子でしょうに」

「えうっ」

「あ、いや責めてるわけじゃなくてですね。むしろ感謝してるというか」

「ありがとうございました。豊音さんが来てくれてなかったら、ちょいヤバかったと思います」

「……あ、うん! うんっ!」

「ですので心配してるであろうおやっさんの所に戻りますよ。ほらほら」

「今日おかーさんしか居ないよ、うちは。おとーさん夜勤だもん」

「あー、そういえばそんな事言ってたな……って、結局出歩いてた理由は何なんですか」

「変な電話がかかってきたのと、後はカン?」

「魔物(そっち)側の人達は勘の鋭さがおかしい」




その夜。

この街のある場所で、悪夢と共に悲鳴がその産声をあげていた。

(おっ?黒太郎サポか?)

先生!トヨネさんが夜出歩いた所でどうこうできる不審者はいないと思います!

薄暗い部屋。

正確には電灯が切れているのに予備がなかったために、照明が足りていない会議室だ。

その場所は清潔な部屋に長方形の大型デスク、そして椅子に座る数名の人間によって構成されているようだ。



「では皆様揃いましたという事で、概要を」


部屋の前、ホワイトボードの前に立つ若い男が向き直り、よく通る声で話を始める。

椅子に座る者達は手元の資料に目を通しながらも、彼の話を一言一句聞き逃そうとしていない。

歴戦の戦士達の風格が、そこにはあった。



「本日○○時頃、東地区にて夜間のスーパーに都市伝説による殺人事案が発生」

「目撃証言によると殺害後、ホシはガイシャの死体を連れ去ったそうです」

「目撃者はからあげクンをコンビニに買いに行った帰りに目撃したのだとか」

「からあげクンのくだりはいらん」

「はい、申し訳ありませんでした」



報告書をそのまま読んだけですよ部長、と心の声を飲み込み、若者は話を続けていく。

部屋の発する静謐な雰囲気に、人の発する厳格な雰囲気が混じり合っている。

そんな彼らの服の一部には、『旭日』を模した紋章が飾られていた。

警察?

旭日旗は軍隊の時代が有名だけど
陸自?

海軍か?もともとは陸軍のだっけ

監視カメラの映像。
目撃証言の調書のコピー。

ホワイトボードに貼られた地図とそれらを合わせ、淡々と説明が重ねられている。

必要なのは、現段階で得られている情報と個人個人の認識のすり合わせ。



「目撃情報から、犯人は『八尺様』と推定されます」

「外見的特徴、殺害という特性、連れ去ったなどの要素は大きいかと」

「都市伝説のクラスから、現在最大級の危険度指定が執行中」

「本庁からの伝令が来てますね。正直、いつもの我々のやり方がやりづらくなっています」

「容疑者のアリバイは無し。該当時間に家を出ているという目撃証言もありです」



容疑者の名前を見た瞬間、何人かは少しだけ目を細めたり、同席している人物に目線を向ける。

向けられた人物はただ無表情で、無言で、無視するかのように資料に目を向けていた。

この場で最も高い地位に付いている女性はそんな人物から一旦目を話し、呟くように言葉を紡ぐ。


「……くさいな」

「本庁、ですか? 署長」

「ああ、対応が早い。異常という程ではないが……どうにも、ね」

「『まるであらかじめ知っていたかのよう』とかですか?」

「あくまで勘。おかしな所は何も無いんだからな」


資料を放り投げるようにデスクに置き、また少し悩むように顎に手を当てる。

異端の優秀さを持つ彼女のカンが、何かを告げているのだ。

『この事件には、何かある』と。

組織の上層部は大体きな臭いか腐っていると言う都市伝説

警察がマジ欠片も役に立たないという都市伝説

このスレの警察は本当に役に立たないな!
というか今度は間接的に厄介ごと起こしだした

非現実に於いて、警察が役に立った事は一度もない

3話では道路封鎖等で少し役に立っていると思う…

お前らフリーメイソンが世界中の政府を裏で操る組織って設定忘れてないか

だからこそ、釘を差しておく必要が有る。

関わるのなら本気で。できないのであれば留守番で。
身内が絡んでいる案件は、彼らにとって厄介なものなのだ。

『覚悟を決めろ』と、彼女の目は雄弁に語っている。

死力を尽くして無実を証明するか。
……実の娘の、その罪を裁くのか。

そのどちらかにしか繋がっていない道を歩む覚悟を決めろと、彼女は無言で語っている。

そして、口を開いた。



「姉帯」

「……なんですか、署長」

「できるか」

「……やりますよ。いえ、出来ます」



そして男の目にも、覚悟は見えた。

けれどそこに迷いがないかと言われれば、誰も答える事は出来なかったただろう。

そこには何よりも大きく、父親と警察という立場の板挟みにあった、男の悲哀が見えるだろうから。



「仕事に私情は挟みません」



だからこそ、その男のその答えは、その覚悟は。

この場に座る全ての男達の心を、少しだけ震わせ、僅かながら熱くさせた。




「良い答えだ。頼りにしてるぞ」

「……さて、お前らにはこれから『彼女』の身柄を確保してもらうわけだが」

「ここから話すのは、そこから先の懸念事項」


「絶対に突っかかってくるであろう、あのクソガキについての作戦会議だ」

>>681 仮面ライダークウガとアギトはどうなる…

誰のことですかね(棒)

誰だろうなー(棒)

ところでさ、都市伝説としてフリーメイソンが世界の政府に裏から手をまわしてるの確定で
治安を守るのすら外部の民間協力者に頼ってて
しかも民間協力者はほとんど学生って
警察存在する意味あるの……?

夜は明け、物語が動き始めた翌日の昼。

授業が終わり、思い思いに生徒達が帰宅を始める高校の風景。

そこにはいつもの四人がいて、いつもの他愛ない会話に青春を費やしていた。

時間の無駄使いではあるが、青春の無駄使いではない。


穏乃「小学生の頃、道歩いてる時さ」

京太郎「あん?」


髪ゴムが切れて京太郎に結び直してもらっている憧。
机に腰掛けて足をぷらぷらさせて、話題を提供する穏乃。
ゆったり回転してカーテンにぐるぐる巻きになった後、そこから顔だけ出している怜。

そんな雑談風景。



穏乃「歩道と車道の境の段差の上だけ歩いてたりしたよね」

憧「あー、やってたわね。道の白線の上だけ歩いてたり」

怜「学校から家まで一つの石蹴っとったら溝に落ちて諦めたりなー」

京太郎「白線と段差とマンホールの上以外は海! サメがうようよ! それ以外の場所踏んだら落ちて死ぬ!」

京太郎「って設定でジャンプしたりしながら帰った事もあったな」

「「「やったやった」」」



久々に帰りにジャンケンしてカバン持ち合いやるかー、とか。
うち病弱やから重い物はー、とか。
可変病弱少女とか新ジャンル過ぎる、とか。

そんな風な意味の無い、だけど価値はあるグダグダな会話風景。



京太郎「しかし何でまた突然に」

穏乃「昨日家漁ってたらワンダースワンとたまごっちとバトル体感かめはめ波が出てきてさ」

憧「随分微妙なラインナップね……」

怜「64のカセットとか出てきそうやな」

いくらなんでもEVAを所有管理してるネルフと
碌な戦闘要員も捜査要員もいない組織を比べるのは

まじで捜査や戦闘支援して下さいよ

警察がアイテム資金だけでも出してくれたら大助かりなんですけど!
ビタミン剤と爆砕点穴ダースでください

そのためには、西部警察位の装備が必要だと思います…

安定の四人

戦闘力対比表を見ると一般人の警察にはちょい厳しいよね

人間の犯罪者を相手にするつもりが都市伝説を相手に戦うハメになった警察諸君には同情を禁じ得ない

怜だけなにしてんだよww
クラスに1人はこうゆう行動とる奴がいる

装備や医療品すら京太郎の自腹であの報酬という事実
警察は首なしライダー包囲した以外に何かしてたっけ

しれっと可変式言うなやww

>>696
黒太郎に一斉射撃してたやろ!

黒太郎「次元連結システムのちょっとした応用だ」

>>698
なおかすり傷も付けられなかった模様

そんなに言うなら池袋から白バイ隊員連れてこい
首なしライダーなら何とかしてくれる

>>698
足止めになってたかすら怪しい

くねくねを包囲したり、京太郎に射撃のコツを教えてくれたりしたやん……

京太郎「ちょっと手洗い行ってくるわ」

怜「セクハラー」

憧「セクハラー」

穏乃「セクハラー」

京太郎「こんな発言すらセクハラにするのはどうなんだ!?」



とことこと男子専用手洗いに向かい、そこへと一歩を踏み出す。

学校であまり気の回らない経営者にありがちな汚いトイレではない。

ウォシュレットや消臭剤完備で、月一で業者が清掃に来るくらいには綺麗なトイレである。

京太郎はかつて生徒会長に「やっぱりトイレの中が一番強いんですか」と発言し、ゲンコツを貰った事がある模様。



京太郎「あったあった、鏡鏡」


しかし彼は立って使う便器にも座って使う便器にも目もくれず、入口近くの鏡に向かい合う。

そこには彼の顔とバストアップ、そしてその姿を見つめる二つの瞳がある。



京太郎「おいコラ、出てこい」

京太郎「あの時マスカレイドの奇襲の時は助かったが、何でお前がそこに居る」

京太郎「隠れても無駄だ。声を出した時点でかくれんぼはお終いなんだよ」

京太郎「『そこ』の宿賃代わりに、俺の質問に答えやがれ」



須賀京太郎の右目。潰れて、治して貰った彼の右目。

それが色合いは変わらず、しかりくるりと反転するように、より昏い黒へと染まる。

そして少年の脳内に、聞き覚えのある声が響き渡った。





黒「もっといいタイミングで出てくるつもりだったんだがな」

京太郎「出待ちだったのかよ!!」





おめでとう! きょうたろうは じゃきがんを てにいれた!

やったぞ!じゃきがんだ

再登場早くないですかね!?

ああテルーの都市伝説もってるからか?

トイレで再登場って悲しくないっすか?

キャップとお揃いだね(ニッコリ)

闇の炎に抱かれて消えろ!

なんでおるねん!

本日の投下はキリ良くここで終了な模様。お疲れ様ですー

いや、ちょっと眠気がですね。さっき仮眠はとったんですけどね
なので明日! 明日前編を最高のフィールで終わらせてやるぜ!


警察の人達が避難誘導してくれなければ、夕方から深夜にかけて戦っている京太郎達の戦いに巻き込まれる人達が何人・・・

しかも京太郎達は見捨てられないというダブルパンチ

さらにくねくねなどが来ると警察に苦情も殺到するというトリプルパンチ

子供を戦わせてるのに思う所がないわけでもないのでフォースパンチ

そして帰宅するとテレビとかでめっためったに批判されたりしてフィフスパンチ

それでも笑顔で京太郎や市民に接して日々働いているのがおまわりさんです


レス返しは明日明日。黒さんっぽいナニカの自己紹介も明日

おやすみなさいませー

乙ー
そして俺らにも叩かれてシックススパンチ

乙ー
おまわりさんの精神はもうぼろぼろ

黒太郎でてくるのはえーよwwwもっと溜めてでてくるかと思ったのに

ただ、ネタ的にはソバを喰いながら登場とか河を流れてくるとかおもしろエントリーが欲しかった

おつー

おまわりさんだって手に入るなら都市伝説欲しいだろうしねぇ
このスレ学生に都市伝説多い理由がなんかあった気がするんだが、思い出せない

乙です

>>716
10年前ルルイエが浮上した時に当時の子供達に何かしら影響を与えたとかなんとか…

乙なのよー
主人公を立てる為に馬鹿だったり悪役になったりする警察って可哀想

ルルイエチルドレンか……

>>718
サンクス、確かにそれだった
つか皆が忘れた頃にこういう設定が出てくると正直こええ
隠しボスとか一杯出てきそうやねん

乙乙
黒太郎復活は割とマジで嬉しいぞ! 参謀役くらいにはなってくれるんかな

あとどんだけパンチ喰らってるか知りませんが、おまわりさん、爆砕点穴くらい奢ってください(懇願)
今後黒太郎みたいな捻り行動パターンが出てきたら為す術もねーぞ

>>718
あぁ、光になったんだよな。懐かしいな

最高に高めた睡眠欲で!最強の快眠を手に入れてやるぜ!

おつー

乙ー
大人の組織をバカにしてはいけない。
描写されて無いだけで、彼らがもみ消しやらで奔走してくれなかったら
京太郎はとうに都市伝説化してた……かもしれない

もみ消したらむしろ噂が広まっていく気がする
14話ぐらいで顔隠すなとか言ってなかったっけ

「顔を隠した謎の男」に助けられるのと「京太郎」に助けられるんじゃ意味が違ってくるってことなんだったかね

そういえば黒太郎はどうやってTTT光に目覚めたんだろうか…

>>727
日記で教えてもらったとある
誰にか、までは書いてないけど

そのうちアクセルモードとか身に付けて秘奥義をぶっ放す京太郎の完成か
たぎるな

京太郎「アクセルシンクロォォォ!!」

乙ー

創作の世界において警察は基本役に立たないか腐ってるかの二択だよな
一条さんとか氷川さんとかを見習ってほしい
まあ警官が全員携帯をマナーモードに出来なくなったり、死ぬほど不器用になられても困るんだが

瞳のカトプレバス思い出した…右目だけ相棒ということはリヴィオ&ラズロみたいな展開に!
そういや変な電話ってマスカレイドさん?外出したという事実作り、情報収集?と戦闘したという事実作りの為に京太郎との戦闘に参加させる、できたらもろとも[ピーーー]、遭遇しなければ普通に京太郎[ピーーー]
誤算だったのがなんか強そう程度に思ってたら思いのほか相性悪かったこと、だけど別にここで倒せなくても予防策(本命?)の第三勢力(警察)が捕まえてくれて本人無限増殖可能なら一人残しとけばリスク0、なおかつ京太郎は多分警察につっかかるからそこでもめれば京太郎も捕まる
フリーメイソンが本当に各組織を裏から操ってるなら一度捕まえればもう出られないだろ

クトゥルー系はいつ登場すんのかね……いや登場して欲しくないけど
ほぼ全ての神話生物がくねくねと同じ能力持ってるとか鬼畜すぎる

警察をバカにしてはいけない
質問すると怒るバイクさんやバズーカを誤射する人や壁に死体を埋めて隠蔽する蟹とかがいるんだぞ

>>734
しかも最初の奴不死身だしな
最終回の時系列トリックは1度見て感動し2度見て彼の異常さに恐れおののくものだよな

黒太郎がゴジラクラスだとして拳銃だけで戦いを挑んだのは賞賛されても良いと思うの

>>733
クトゥルー系はすこやんが倒してるからでないはずだし出てもすこやんに丸投げしよう
あとsan値チェックとくねくねの能力は違うってすこやんが言ってたよ

というかこの町を京太郎が守り始めてから初の死者なのか今回

お前らが警察にまず金銭を要求してる事にワロタ
京太郎の財布の中身だけはファンタジーじゃないこの世界

そのうち毎月20,000万貰えるやろ

市町村の予算くらいか

爆砕点穴使っちゃったから早く補充したい所存ー
あれ割とチートアイテムだよね

まぁ、これ京太郎が死んでも警察へのバッシングは避けられないだろうね
仲間達や京太郎はもうお前ら精神が達観した50代かよとばかりに誰かのせいじゃないんだと責めたりしないだろうけど
市民はそうじゃないだろうし

というか仲間が殺されたから復讐するとかどうしてって人間味ある感情出したのが黒太郎くらい……

京太郎は独立した警察と提携してる事務所所属って感じだしあんまそういうのはないんじゃない?

人間味と言っても暴走した時くらいしか弱さあらわにしないんだもんこの子ら
京ちゃんに至っては黒ちゃんの境遇に共感・追体験しつつも救う為には否定できるというメンタル

こんばんワラジムシとダンゴムシの違い


今夜も21:30スタートですねん


嘘ついたら針千本飲んで死ぬ(ただし口裂け女は除く)

http://i.imgur.com/9WTertu.jp

ま、多少はね?



>>661
そら一人よりみんなのほうが強いですし
ここぞ、という時に決めて下さい

>>668
あれは遺言が悪いでしょう!?

>>674-676
『旭日章』っていう紋章があります。おまわりさんが帽子やボタンに付けているあの紋章です

>>696
事務所にだって生活費がある・・・!

>>732
考察的確でこあい

>>733
すでに話は決まってますよー
結構大切な話なので

>>734
グロンギに殴られても平気な人やエルロードを超えた男も居ましたね・・・

>>739
もう許してあげて

>>741
だから高いんですよ



まあ正体うんぬんの設定はうん? って思っても

http://blog.livedoor.jp/kinisoku/archives/3039688.html

このぐらいの精神で流していただけると嬉しいです

イッチー、URLミスっとる

風都の探偵は正体隠す気あるんだろうか

このあとを展開を思うとシナリオも戦闘も胃が痛くなりそうだ
とりあえず探索はテンプレートで図書室、温室+αかな

姉帯父はどこの世界でも面倒臭いという風潮

今回は図書室はないんじゃない?八尺様が要の都市伝説ってもうわかってるし
夜に起きたことだし多分安牌は天文学部

八尺様とみせかけて別のなのかもしれん

目撃情報があるんならアコチャーの出番よ
被害者情報も欲しい

天文学部、園芸部、部室かな個人的には
まあ実際は探索指針が示されてからだなー

似たようなのに山女(山姫)がいるけど、こっちは妖怪だから違うか

>岩手県
>岩手県上閉伊郡上郷村(現・遠野市)の山女は性欲に富み、
>人間の男を連れ去って厚遇するが、男が精力を切らすと殺して食べてしまうという。

亜熱帯さんに搾り取られたい

>>751
待て!最後には死ぬんだぞ!
ここは俺に任せてお前は逃げるんだ!

警察の目撃証言ってのがどういう物か知りたいしアコチャーに噂を聞きに行くのはありだと思う

ちょっと今日も用事があってバテバテですが気合で立ち上がる


CCCで某キャラが
「問題を解決してるだけのやつに主人公は務まらん」
「何事にも原因はあるんだから考えろ」
「人が狂うには原因がある」
とかなんとか言ってて全くもって同意でしたい


>>745
おふぅ
http://i.imgur.com/9WTertu.jpg
こうかな

>>751
>>752
へっ、お前達だけにカッコつけさせるかよ



             _廴_/

           ,レ, ´      < ,..,.、
         ,,::ア 、 「_  /\   f::::::::\
      /:::://^ 、      ./  \ ‘,::::::::::::ヽ
       l::::/   ヽ ̄ ̄/  ┘r ‘,::::::::::::::,
      � ,、__廴_、/__`, ┐ }'" ̄ヽ!

        l^!‘. ゞ='' |  .辷彡   |  h }}
       、‘. 、 __ ノヽ  . --ミ.ノ,, }、_ノ   -、
   r—-、  }、.'' ノ:::::`{  >'::::::::::::::\_,ノ:} /  /  l
    、  `ミ.::ー'::::::::::::',‘,:::::::::ー':::::::::::::::::;7 ,,'    /
    ヽ、   \:::::::::::::廴!::::::┐r::::::::::::厶'"    /
     `  .,  ` .,_ノ  `  .,_  イ     .  ´
         =- _,ハΛ/ヽ/ヽ   〕>= ゚´
             /: : : : : : : : :V<{:::‘,
             ̄「:.| ̄ ̄| ̄::::::}::::l
               ‘、::、::::::::l::::::::::::>'^、



ててててーててってー

投下はっじめーるよー

じーさんナツカシス

黒い京太郎。

黒い髪と黒い過去と黒く染まった想いを引っさげて、京太郎の前に立ちふさがった強敵。
人生という意味でも、戦闘者という意味でも、相反する生き方という意味でも。

彼は京太郎にとっての大きな壁であった。

そんな彼が右目の中にいるという事実。
普通なら吃驚仰天驚天動地の大事件なのだろうが、不思議と京太郎は落ち着いているように見えた。


京太郎「……まあ、本人じゃないだろうとは思うけど」

黒「ん? 分かるのか」

京太郎「なんとなくだ、なんとなく。性格的に無いなーと思っただけ」

黒「ご名答と言っておくか。確かに俺は残留思念もどきの残りカスみたいなもんだ」


京太郎の脳内に響く声。
口に出しても頭の中で念じても会話は可能であるらしい。

なんとなく本人とは違うという直感があった京太郎は、その言葉に自然と納得していた。


黒「存在その物がお前と限りなく同一に近いという奇特な前提」

黒「お前の目が死にかけていて魂の面で空っぽに近かったという状況」

黒「それに何より、俺の未練」

京太郎「未練?」

黒「お前に任せると言っておきながら、信じると思っていながらな、俺はどこか不安だったんだろうよ」

黒「この世界の行く末、この世界の人達の幸福、士栗の未来」

黒「なんだかんだ心配で、しょうがなかったんだ」


心配症というべきか、信じて任せる事に踏み切れないと言うべきか。

ほんの僅かに、ほんの少しだけある二人の京太郎の相違点。

世界が違えば、心も違う。そういうものだ。



京太郎「……別に、それは変な事じゃないだろう」

黒「そうかな? それは信じると言いつつ、心の奥では信じてないようなもんだと思うぜ」

黒「少なくともお前は、一度信じると言ったら信じて疑わずそいつに背中を預けるだろう?」

京太郎「……」


黒「俺は多分、そうなったら一度は背後を振り返っちまうだろうから」

黒「そういう所もきっと、俺とお前の違いなんだろうさ」



『自分が居なくても、何もしなくても、きっとこの世界は終わらなかった』

そうこの世界を旅立つ去り際にこぼした、この残留思念のオリジナル。

その違いがきっと世界の結末も変えてしまうのだと、終わらせてしまうのだと。

少なくとも彼は、そう思っていたようだ。



黒「ま、それに優劣があるかなんてのは別としてだ」

黒「今は、何が聞きたいんだ?」

とりあえず童貞卒業の方法から

亡霊が憑依合体してるみたいなもんなのね

もしかして30歳の都市伝説はこの世界の京太郎の可能性が微レ存・・・?

>>757
大切だね

京太郎「マスカレイドだマスカレイド。分かってんだろお前」

黒「ま、今はそれが一番だよな」


当然、聞くべきは仮面舞踏会(マスカレイド)について。

黒い彼はこちらの世界でもあの存在を上司としてこき使っていた。
それに加えて、あちらの世界では憎い仇として何度も戦っていた経緯がある。

その戦いを、その果てにあった勝利を勝ち取った過程で打倒したという事実を、京太郎は断片的に覗いた記憶で知っている。


黒「あれはな、『本体』になる『何か』から生産されている」

京太郎「ふむふむ」

黒「俺の時は隣の町外れの屋敷だったが……正直こっちだと分からん」

京太郎「ふむふ……うん?」

黒「こっちにはなかったんだよ、その屋敷。だから気合入れて探せ」

京太郎「現状倒せないって事だな、分かる」


弱点はある。

倒す方法もある。

しかしそれが現在、どうやってもすぐには見つからない。

ポケモンで例えるのならヤミラミかミカルゲ、シビルドンである。



黒「まあ単位時間あたりの生産数はそこまで多くないし、アレだけ減らしておけば数日は大規模には動けないだろうさ」

京太郎「うん? 短期で数百体生産できるにしろ出来ないにしろ、何かそれは変じゃないか?」

やっぱ屋敷か

龍門渕の屋敷を吹っ飛ばしてみよう(提案)

短期で大量生産できるのであれば、今日まで推察出来るだけでも数年の時間があったはず。
ならば数百体程度は損失にすらならないはずだ。

短期で大量生産が出来ないのであれば、それこそ数日後には動けるというのがおかしい。
あの戦闘スタイルなら、せめて数十は揃わなければ脅威にすらならない可能性がある。

数体による暗殺という可能性もあるが、暗殺は一度試みて失敗してからの難易度が急激に増加するジョーカーだ。
成功率の最も高くなる一回目は、せめて足止めが可能なレベルの数は揃えてくるはず。



黒「アレはちょっと成り立ちが特殊でな、定期的に数が0に戻るんだ。その時の数に関わりなく」

京太郎「マジで?」

黒「マジだ。流石にそこまでノーリスクで強くはなれねぇよ」


リスクと強さ。
淡が圧倒的な出力と多くの弱点を持つように、衣が精神という分野にそのリソースを大きく割いた結果肉体的に虚弱であるように。

最も手早く強さを得たいのであれば、極性を強めればいい。
リスクを背負えば強くなる……とイコールで結べるわけではないにしろ、それは有効な手段の一つだ。

磁石において端の方が磁力が強かったり、物体の冷熱であったり、極端な不動かどうかであったり。
リスクという極性は、リターンの効果を増大させる。

つまり簡単に纏めるのであれば。


その特性こそが、マスカレイドの最大の弱点というわけだ。


黒「だから数自体は無限じゃない」

黒「本体さえ見つけられれば勝てる敵だ」

黒「厄介であっても最強じゃない」




黒「まあ気を付ける点があるとすれば、一つだけだな」

黒「アイツは一切の容赦が無くて、手段を選ぶという事だ」

京太郎「……? 容赦が無いのに手段を選ぶのか?」

黒「手段を吟味してお前にとっての最悪をチョイスするって事だよ」

黒「例えば100体ほどでお前に足止めとして波状攻撃を仕掛けても、一体残ってれば一般人は殺せる」

黒「……殺されるんだよ」


眼の中に宿る思念でしか無い、体も顔も無いはずの彼。

しかしその実感に満ちた声は、悔いるような声色は……

京太郎に、苦渋に満ちた顔と痛いほどに握り締められた拳を幻視させた。

その背中はきっと悲哀に満ちているのだろうと思える、彼だけに見えた光景であった。



黒「豊音さんが居れば死にはしなくても、時間自体はキッチリかかるからな」

京太郎「それだ、それも聞きたかった」

黒「うん?」

京太郎「豊音さんが居たのにそんなに手こずったのか?」


姉帯豊音。

ナイトメア・マスカレイドの天敵。

それだけでなく、彗星などの一部の敵に対しての絶対的なメタとなる規格外の能力。

彼女が居たのなら、よっぽど戦術的に裏をかかれていたのでもなければ負けはなかったはずだ。

無双できるし、絶対的な護衛になるし、何より戦況を一瞬でひっくり返せる切り札(ジョーカー)になる。

マスカレイドが関わる事件に関してなら、彼女の存在はまさしく王手に近いといっていいだろう。

あの魔神や首領よりも警戒すべき相手に挙げられるほどこの男に評価される存在とは、京太郎はどうしても思えなかった。



黒「あー、なんつーかな」

彗星さんのメタは膝

彗星さん最大の敵はコンマ神

もう彗星さんいじめんのやめたげてよぉ

なんもかんもコンマが悪い

なんもかんもコンマが悪い

黒「そりゃ、俺の時は岩手の遠野勢と鹿児島の霧島勢はこっちに居なかったし」

京太郎「……は?」


そういえばお前は知らなくて当然だよな、という声。


黒「俺があの人らに会ったのは最後の最後だよ。俺の街が無くなってからだ」

黒「だから厳密に言えば、お前と違って俺はあの人達のほとんどにあんまり親しみを感じてない」

京太郎「え? だって転校……あ」


そこまで情報があれば、彼だって組み立てられる。

あちらの世界では居なかった。
こっちの世界では居た。

それはつまり。


黒「いやまあ、あの子らの何人かは少し違和感は持ってただろうけどもう忘れてるんじゃないか?」

黒「時間はあったし、霧島の方には健夜さんから戒能さん経由で」

黒「遠野の方はちょちょいと俺が裏からな。大変だった割には転入先に選べる高校の一つにここを追加できただけだったが」

京太郎「お前……」


修行の一環でこの地へと訪れた巫女達。
統廃合の結果合併に近い形で転校してきた彼女達。

その両者は共に、いわゆる『大人の話し合い』である程度行き先が決められている。

それはつまり。



京太郎「お前、戦力補強と一部の敵にメタ張るためだけにそこまでしてたのか……!?」

黒「『あの時この人が居れば』とは何度も思ったからな。それだけだ」



時期を見て、最高のタイミングで彼がユニットを投入した。

彼ら彼女らのめぐり合わせには、そんな要素も含まれていたりしたのだ。

最高のタイミングと言いつつ初っ端岩手と鹿児島で戦争起きかけてたよな…

黒太郎よく過労死しなかったな

>>771
黒「俺の姉があんなにポンコツなわけがない」

>>773 すこやんがまともに働いてる訳がない

すこやさん@はたらかない

姉帯さん登場から活躍まで大分時間たってる気が010110

黒「それに、だ。当座はマスカレイドに気を付ける必要はない」

京太郎「? なんでだ?」

黒「アイツは立場が上の者には絶対に逆らわないし、死んでも言われた事を守るからだ」

黒「そしてその命令系統の最上位には、あの首領が居る」

京太郎「……フリーメイソンの、ボスの? それが何で安心できる要素に」

黒「あのボスの目的上、今の所は積極的にお前やお前の仲間達は殺しに来ない」

京太郎「は?」


なんでやねん、という少年の思考。

少年の思考には、すっかりヤバい組織としてのフリーメイソンのイメージが染み付いている。
なのでこの疑問は必然なのだが、黒い彼はそれを流しつつ反吐が出そうだというニュアンスを加えたまま、言葉を続けた。



黒「結果的に死ぬくらいなら許容はするが、アレはそういう所が適当だからな」

京太郎「なんじゃそりゃ? つか、そいつの性格とか目的とか知ってるんなら教えてくれよ」

黒「やだね」

京太郎「お前、忠告の時も思ったが俺にもう少し情報をだな……」

黒「お前はこの件についてあんまり知らない方が上手く回るさ。俺が断言する」



あからさまな「知ってはいるが教えない」というスタンス。
まるで納得させる気がない、突き放すような言葉だ。

大抵の人間なら、これに反発するか「教えろ」と食い下がるだろう。

黒い彼も、少年はそう来るだろうと思っていた。
何故なら、この頃の何より自分ならそうするだろうと思っていたから。

だが、しかし。



京太郎「……分かった、お前を信じてこれ以上は聞かない。お前がそう言うんなら、たぶんそうなんだろ」



少年は『信じて』、引き下がった。



黒「———」

黒「(……逆の立場なら、俺は)」

黒「(こんなに隠し事をしてる奴を信用して、引き下がれたんだろうか)」


何もかもに決着が付いた時、正気に戻されて頭が冷えていたとはいえ。

よく見れば、よく知れば、こんなにも『他人』だったというのに。

それにもっと早く気付けていれば何か違ったのかもしれないと、黒い彼は、そう思った。


京太郎「ん? どうした?」

黒「……いや。お前の言った『違う』って意味が、ちょっと実感出来てきただけだ」

京太郎「?」

つまりタコスは重要なファクター(断言)

こっちの京太郎の方がちょっと単純思考よりなのか?
だから童貞捨てられ(ry

捨てた者、守り続けてる者の違いか…

黒「……時間だ」

京太郎「時間?」

黒「あんまり長時間は無理なんだよ。何かあったら、また助けに出てきてやる」

京太郎「おい待て、まだ聞きたい事あるんだよ! 大人なんだからもーちょい気張れ!」

黒「大人、ねぇ」


ため息一つ。

諭すように、大人な彼は子供な彼に本日最後の話を向ける。


黒「ま、余裕があったら気を回してやってくれ」

京太郎「あん?」



黒「大人ってのはな、年々色々めんどくさい事が多くなってくるもんなんだよ」

黒「守るものとか背負うものとか、責任とか立場とか。そういうもんが増えて、子供じゃ居られなくなるんだ」

黒「なりたくてなったわけじゃないし、なろうと思ってなれるもんでもないのにな」

黒「本当に面倒臭いもんなんだ。……子供の頃は早く大人になりたいとか、そんな事思ってたもんだが」

黒「それでも見守ろうとしてはくれてるんだから、少しは気を回してやれ」



京太郎「……誰の事だ?」

黒「お前のこれからの人生、きっと出会う事が多くなってくる奴らの事だよ」

黒「俺は結局、ないがしろにしたまま終わっちまったからさ」


京太郎の右目の色素が薄まっていく。

昏い黒から強い黒に。

色が完全に戻りきる前に、少年の脳裏に言葉が響き渡っていた。



黒「そんじゃ、今日はここまでだ」

黒「お前が繋いだ俺のオリジナルの未来の分、お前の未来も繋いでやるよ」

あんまり童貞をネタにするのはやめてさしあげろ(震え声)

作品によっては非童貞の方が強い作品もあるから(彼真書)

童貞をネタにしていいのは童貞だけだ!

CCCのSGはいろんなネタに使えそうだよね

京太郎「……なんとまぁ、面倒な邪気眼が入ったもんだ」


トイレから出た後、右目をさするように触る少年。

頼りにはなるが、どうにも右目に違和感がある。
とは言っても肉体的なものではなく、意識が産む精神的な物でしか無いのであるが。

なんとなく、なんとなく何かある。そんな意識が産む違和感。

まあその内慣れるだろう、と思っていた彼の下に。



「はぁ……はぁ……み、見つけた!」

京太郎「うん?」


走り寄る、少女の姿があった。


京太郎「臼沢先輩?」

塞「良かった、まだ学校にいてくれた……!!」


息を切らして、少し汗を滲ませている彼女の姿は正直色っぽい。
クラスの男子が話題にしてたなぁ、と彼はこの場には不釣り合いな思考で、そう考えていた。
なんだかんだあの五人の中では一番大人に近い、頼りになるまとめ役。

京太郎の彼女に対する認識は、そんな感じだった。

そんな色気のある彼女だが、京太郎は寺生まれとして覚醒してから『それ』に対して、どうにも「ゆらぎ」のようなものを感じている。

もしかしたら都市伝説の影響が漏れ出ているのかもしれないと、そんな推測を伝えたら顔を真っ赤にされた事を覚えている。

普段キリッとしているだけにそういう時は本当に可愛かったと、その時はそんな風に無体に思っていた。



だが今は、そんな思考をしている場合では無さそうだ。

一瞬で一秒前の思考を切り替え、息を整えている彼女の目線をしっかりと見つめる。

普段落ち着きのある彼女がこれほど取り乱すとは、尋常ではない。

事件の気配を少年は感じ、そして確信していた。

それはこの時点では、ただの勘でしか無かった、彼自身でも文字や言葉に出来ない直感。

それでも、どうしようもないくらいにこの事件の本質だった。



塞「豊音を……助けて欲しい」

塞「あの子の友達の一人として、君の友人の一人として」

塞「依頼人として、君に依頼する者として」

塞「お願い」



これは果てしなく規模のデカいだけの、そんな親と子供の喧嘩になると。




END.
第十七話前編:QUATRE CENTS COUPS/大人は分かってくれやしない

START.
第十七話前編:Quod Erat Demonstrandum/彼女の無実はかく示された

実際問題この二人に優劣はないよな、向き不向きがあっただけで

予告タイトルがネタバレ

証明終了

QED!QED!

子供対大人と言えば、宗田理のぼくらのシリーズを思い出すな…

透華終了。筋肉痛ではないけど筋肉が熱くてだるいのです

お疲れ様でしたー

後編はもっと長くなるんだろうなぁ……と思いつつ。しかして京太郎の右目には彼が宿っていたという話

「お前を信じて任せたぜ!(キリッ」→「未練と不安がありすぎて残留思念残ってました」
って本人が一番恥ずかしいんじゃないんでしょうか



>>757
黒「落ち込んでる時に女の子に優しくされるとコロッと落ちるぞ。俺はそうだった」

>>762
やめーや

>>765-769
もう許して下さい

>>771
>>776
黒「彗星をアイツが豊音さんと協力して打倒……完璧なシナリオだ。転校のタイミングもバッチシ」
健夜「あ、連絡忘れてた」
黒「えっ」
京太郎「色々あって時間無いな。打ち合わせとか皆の能力の検証とかする時間がない」
黒「えっ」
京太郎「しゃーないぶっつけだ」
黒「えっ」

>>782
ガン・ソード(ボソッ


質問などあったら極力答えるようにしています
ただし見逃してたりネタバレになるがゆえに答えられないのはスルー。勘弁な!


雨が降ったり気温が低かったり。風邪は引かぬようにですよ

お付き合い感謝です。おやすみなさいませー

乙ー

乙ー

乙なのよー
彗星さんはすこやんが居なければ始末出来ないレベルだから(震え声)

乙ー

とよねぇの出番が遅れたのはすこやんのせいだったのか……

乙ー

おつです〜

おつー

黒さんの計画は崩壊する運命にあるのか

>>786
>>1が前に「この京太郎は他人に変化や強さを求めるからカウンセラーは絶対向かない」って言ってなかったっけ
黒さんはその点ちょっとマシな気がする

乙ー

CCCのあの人も自分が童貞だって言ってたね

すこやん行き遅れるべし 慈悲はない

おつー

かと言ってすこやんが働くとなんか不吉な予感がするし

つまり黒いのは落ち込んでる時にタコスに優しくされた
その影響でこっちではタコスの出番が……

今回の話は子供vs大人の構図か
前回の話のコトリバコで京太郎を子供と定義してたのはこの話やりたかったのもあるんかね

童貞卒業の方法を聞いたのに要約するとお前が女性に落とされればできるよって回答はおかしいんじゃ
いや京太郎の場合は正しいのか

おつー
黒太郎いなかったら淡も衣も誰一人として自分の中の不満を形にすることなく
知らないうちにフリーメイソンに取り込まれていたんだよな
鹿児島勢も遠野勢もいなかったし

手巻きの時計は一見規則正しく動いてたようでその内はベキベキバキバキ歯車や部品が砕けて折れ曲がってたと思うと怖い
黒太郎に感謝だな

しかし、上の者の命令を死んでも護るマスカレイドさん……

実は黒太郎に、過去の恨みで「ちょっと一分いないに焼きソバパン買ってこいよ、あ、金はお前もちな?」 とかで
ひたすらいびられていた可能性が、都市伝説レベルで存在している?

>>791
すこやんが適当すぎるせいで黒太郎が可哀相なんですがそれは

>>806
黒太郎はなんか京ちゃんより俗っぽいしありそうなんだよなあ

なお実は過去スレで「数だけは居るんだから」と結構ひどいことを言っていた模様

ところで塞さんの都市伝説って何だろう?
宮守だから妖怪系で尚且つ若干エロ系な都市伝説って何さ
思い浮かばないこともないんだけど絞り込めねー

てか、>>791で『透華終了』と言う不吉な言葉があるけど
マスカレイドがマジで龍門渕の屋敷の都市伝説で
それに気づいてしまった透華をうっかり・・・とかじゃないだろうな

誤字でいじめるのはやめて差し上げろ

誤字を誤字じゃなくすために>>1がシナリオを変える可能性…?

首領はハガレンのお父様的なことでもしようとしてるのかな?フリーメイソンだと強力な都市伝説所有者13人とか関係者666人使って悪魔召喚が目的だったり?
適度な襲撃で新しく増えればいいし実力者集まってくるならなお良し、ただそうなると黒太郎さん完全に手のひらの上で踊らされてるね

暗躍しないで直接殴りに来てくれる赤マントさんや口裂け女さんは面倒がなくてよかったな

大首領はアカシックレコードの都市伝説に50セント

こんばんわさびといえばおびたのわさび

明日は泊まり込みになりますので後編は明後日投下になります


http://i.imgur.com/SUqW2gE.jpg
http://i.imgur.com/H07S2ns.jpg
アニメ画像コラのショートカット淡すごく可愛いなぁ


>>786
>>798
ですねー。背中を預けるのが常に最適解というわけでもなく
ただどこか重要な場面ではどちらか片方が助けられずどちらか片方は助けられない、となる場合もあるのではないでしょうか

>>799
>>1もあの人には罵って欲しいですです

>>802
!?

>>803
はいです。彼らも数年後には大人になることですし、彼の眼の中に大人がいる内にやってしまおうかと

>>805
未来の自分が助けに来てくれる以上の主人公補正なんてそうそうないですよねー

>>806
>>807
マスカレさんは彼のパシリではありました

>>809
原作と能力のモデルは大差ないと思います。ただ解釈とエピソードが違うだけで



http://www.mos.co.jp/cp/natsumi/130423/
箸とか欲しい(切実)

美味しそうでも食べにくそう

あわあわかわいー
最近出番薄めだけど

これってルイス……
でも親としては自分の子を信じてやれなくてどうするのか

そもそも最初から衝突前提でどうするのか

おびた「わっさっぶぃいいいいいい!」

オラえもん「アッソ、フンジャエ!」

確かにショートだとまんまルイスだなあわあわ

あと個性が薄くなってる。まるで咲さんだ

>>822
おいあんた、ふざけたこと言ってんじゃ

やめろ>>823っちゃん!

京太郎「みんな俺になればいいんすよ」

味方が全員TTT使えるようになるのか
強そう

そういえばSSwiki復活してるっぽいね
でももうもっと充実してるwikiがあるっていう

もしかしたらこの世界って京太郎が童貞捨てたら強制バッドエンドになる仕様なんだろうか

>>828
もしそうならザ・ワンさんが間違いなくラスボス

>>828
京太郎「俺が童貞を捨てたら皆が死ぬ件について」

それだと黒京太郎の言ってた「今のところは大丈夫」の
『今』って、京太郎が童貞である内はって意味になるのかな?

こんばんファンファンインヒザスーステー

ヴァルヴレイヴは何故OPだけあんなにもクオリティが高いのか
紅蓮の弓矢はネタを抜きにしてもいい曲です


今夜21:30後編スタートですよー
といってもやはり、後編も何回かに分けて書いて行く感じになる予感です



>>818
>>821
つまりあわあわは乙女

>>822-824
何故咲スレで右翼ネタが定着してるのか、これが分からない

>>828
!?



http://i.imgur.com/3TWxoeB.jpg
http://i.imgur.com/kKKmI9B.jpg
こういうセンスは正直スゴイ

ついに「わ」から始まる言葉が…

そらほぼ毎日やってたら切れるよねわ行
>>1としりとりはやりたくねえ

画像ワロタ

西川の兄貴が関わるとオープニングと女の子のクオリティがはねあがり本編のシナリオが大惨事になるという都市伝説
期待のデザインはわりと好きなんだけどなぁ

すごいけど、褒められたことではないよね……

>>833
>>834
まだありそうな気もしたけど挨拶に頭使うのもなんか変だと思いましたので

>>835
機体に期待?(幻聴)
ハイネェーッ!

>>836
この後諌山先生は「やっべやりすぎたかな」と書いてからちょっと後悔し荒木先生は「さすがっすねwww」と大爆笑してたらしいですよ



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                ∨::/|:::::l从_八:::: |__}ル1::::::|
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              |: : :|: : :|/二二二二二 \:.|: /: : : |
             i: : :|: : :∨/)´ ̄)二二二 |/: /: : |
            |: :.:|: :/ ̄}_/⌒Y二二二ニ:|: /: : : |

.              |: : |: {___/二/ /二二二二{:{:.: : :.:|
.              {∨|: : :{ニニ/ {二二二二 {/: : : : :|
                { ∨: : {ニニ{  {二二二二 |: : : : : :|
            {ニ|: : ::∨ニ}_}二二二ニノ:{ : : : :/

              ∧ }:_:_:_:_\二二二二ニ{__  ̄/{
              {: :人___/`<二二>'´  ヽ/: :|
              |: : : : :∧  { ̄二ニ⌒フ  ./: ::.:|
               |: : : :/: ::i`ヽ_>—‐、‐'__/: : : : : |
                |: : :/: : ::|: : : : : : : : : : : : : |: : :|: : :|



では、投下はっじめーるよー

AA化されてたのか

よっしゃ

初っ端からテンションが下がるAAががが
対ショック体勢よーい!

【三尋木萬物店】



咏「んー、そろそろかな」

京太郎「? 何の話ですか?」

咏「や、こっちの話。ちょいと記憶と照らしあわせてるだけ」

京太郎「?」

咏「まだ君には関係ないんじゃね。知らんけど」



咏「そんで、今回はどんな騒動なん?」

京太郎「へ?」

咏「君がここに来る時は大抵騒動のための下準備か、その予感を感じた時だからねぃ」

京太郎「……」

咏「あははっ、当たり?」

京太郎「……はぁ、当たりですよ。よく分かりますね、そんな事」

咏「なんだかんだ付き合い長いしねぃ」

京太郎「咏さんがまだ十代だった頃から付き合いありますしねー」

咏「乙女を年取った風に言うもんじゃないよ、少年。あともう一つ」



咏「別に隠しても隠さなくても、話しても話さなくても構わない」

咏「君が何とドンパチやらかそうが、何を話そうが、その結果うちに迷惑かかろうが構わない」

咏「私は気にしない」

咏「私は、君の味方だから」

咏「だから余計な気を回さず、君は私を頼ってて良いんだよん」



京太郎「……すみま、いや、ありがとうございます!」

咏「わっはっは、なーに大人の女性の包容力ってやつさね」




咏「さて。それで、今日はどうする?」

腹から足生えてね?

久々の高校生の財布が寒くなるタイム

>>842
帽子だよ帽子!

【所持金】
¥38000



【現在保有アイテム】

・秘薬『クレイジーダイヤモンド』×2
効果:HPを50回復

・秘薬『烈火の姫君』
効果:HPを150回復

・投網『スパイディ』
効果:使用した次のターン、相手の出す手が分かる



【商品】

・秘薬『クレイジーダイヤモンド』
効果:HPを50回復
¥8000

・秘薬『烈火の姫君』
効果:HPを150回復
¥20000

・カプセル『DCS』
効果:使用した戦闘中ATK+10、DEF+10
¥8000

・注射『ただのビタミン剤』
効果:任意のステータスを50上昇させる。
¥22000

・投網『スパイディ』
効果:使用した次のターン、相手の出す手が分かる
¥18000

・視鏡『爆砕点穴』
効果:現在戦闘中の相手の行動パターンを知る事が出来る
¥30000

金があるなら爆砕点穴補充しときたいな…

今回は爆砕だけでいいかな

しかしつえーけど高いよな爆砕

京太郎「さて、何を買うか、それとも買わないか」


どうしますか?


>>852

爆砕点穴

爆砕一つ

爆砕

>>850

京太郎「よし」


店を出て、目的地に向かう。


京太郎「……正直、さっきの言葉は嬉しかったですよ」


しかし今回の件に限り、彼は。


京太郎「けど今回は、俺自身は誰の手も借りる気はない」


今回の相手は、おそらく公権力となるだろう。

だが公権力が相手だとしても、彼に力を貸す人間は多いだろう。
例えばそれは友情であったり、信頼であったり、恩であったり。
家族愛であったり、若さであったり、言葉にしがたい感情であったりと、その理由は色々だ。

彼はそれを知っているし、自覚しているし、感謝している。

だからこそ、今は頼れない。


京太郎「俺が声かけたら、それでもし皆来ちまったら……」


その結果が引き起こす、最悪の結末を想像する。
しかもその未来は高確率でやってくるのだ。

京太郎の友人のため、「友達の友達」の為に背負うリスクとしては大きすぎる。
しかもその未来は、単なる力や勝利では回避できないときた。

京太郎自身に考えはあるものの、分の悪い賭けに違いはない。


そして、何よりも。

丁度8000円余るなら追加でなにか入れてもいいかと後から思ったけど
クレイジーダイヤモンドは手持ち余ってるしDCSは正直インフレについてこれてないから買うものなかった

今回の相手は警察が主になるだろうから、戦闘も衣の時みたいに違うものに
なりそうだけどどうしたらいいのやら…

京太郎「……行くか」



『彼』の過去を見た事が、いまだに少年の思考に影を落としていた。

「自分に付いて来てくれた者達の死の光景」は、楔のように少年の心に突き刺さっている。

それは彼の意識にも浮かばない、無意識の海に浮かぶ板切れのような小さな違和だ。


本来、少年はどちらの選択を選んでも不思議ではなかった。

仲間を呼ぶか、一人で立ち向かうか。
仲間を頼るか、仲間を守るか。
一蓮托生か、仲間の未来か。

どちらを選ぼうと、それは彼の生き方に基づいていたはずだった。

だがこの瞬間、彼のその選択を選ばせたのは無意識下の恐怖。

追体験するほどに、鮮明に『彼』の過去を見た事がここで災いした。

ここに来て、皮肉にも少年は。

率いた仲間の死と、自分への嫉妬から、誰にも頼れなくなっていた黒い彼と同じ論理を展開していた。

すなわち『巻き込まない為に頼らない』、である。

それは優しさと思い遣りから生まれた気持ちではあるが、同時に孤独への一本道でもある。



京太郎「敵は警察か……敵ってのも、どうかとは思うが」

京太郎「やるっきゃないな」



それが正しいのか、間違っているのか。

全ての結末が来たるその瞬間まで、それは誰にも分からない。


京太郎「(上手く行くと良いが)」


そんな事は露知らず、少年は歩きつつも過去の回想に思いを馳せる。

ほんの少し前の時間、臼沢塞に聞いた話について。

互いに影響はでかかったんだな、やっぱり

うむ

京太郎「豊音さんが、警察に……!?」

塞「うん。だから、誰かに力を貸して欲しくて」

塞「真っ先に浮かんだのが、君の顔だった」


時間を惜しむように、彼女は事情を彼に伝え始める。
それは彼女の才覚か簡潔に纏められていて、話の短さの割に伝えた情報量は非常に多かった。
その上分かりやすく、京太郎が聞き直さずに一発で理解できたほど。

数秒前まで慌てていた人間の説明とは、とても思えないほどに。



塞「———って、感じかな。これ以上は、ちょっと分からない」

京太郎「いえ、十分過ぎるくらいです」


曰く、豊音を早朝に警察が連れて行った。その時は詳細は不明だった
曰く、彼女には何らかの容疑がかかっているとか
曰く、その事件については概要程度までは調べられているとか
曰く、彼女の父親がどうしてるかは不明。少なくとも救出には動いていない
曰く、彼女には昨晩深夜のアリバイがない。それが相当に響いているとか


そして今日半日かけて、彼女らがこれだけの事を調べ上げたという事。



京太郎「(……半日で、能力があるとはいえ警察相手にここまで……?)」

京太郎「(もし、あと一人。本業探偵の奴でも組み込めば……)」


それだけで一つの独立したチームとして動けそうなほど、完成に近い関係。

偶然集まっただけの寄せ集めの彼女達が、それだけの連携と仕事を果たしたという事実。

能力、関係性、そして互いに補い合い五人で完成するワンセット。

そこに京太郎は、感動に近い驚愕を覚えていた。



京太郎「……すげぇ」

塞「え?」

京太郎「あ、いやなんでもないです」

京太郎「うちの義姉とは大違いだ……」

すこやんは働けない

>>860
おいばかやめてやれ

それよりも、問題は。


京太郎「(問題は……ここから)」

京太郎「(この話と、俺の知る情報と、豊音さんの話)」

京太郎「(それら全てをすり合わせると見えてくる、この話の『真実』についてだ)」


彼は昨晩、彼女を家に送りながら聞いた話を思い出す。

彼の意識が、思考の海に沈んでいく。



———電話がね、かかって来たんだ。誰かは分からなかったけど、たぶん知らない人

———京太郎くんが危ないって、急がないと大変な事になるって、この街のどこかで戦ってるって

———それだけ言って切れちゃって、私もイタズラかな?って思ったんだけど

———もし本当にそうだったら、って気持ちが捨てきれなくて、どんどん不安になってきて

———その内に本当に貴方が危ないような気がしてきたから、後は勘で



「(……つまり、元々彼女には『アリバイが無いようになっていた』という事)」

「(こんな理由での夜間徘徊は、怪しんでくれって言ってるようなもんだ)」

「(電話の主は……間違いなく、アイツだろうなぁ)」



少年の脳裏に浮かぶのは、昨晩戦った仮面の舞踏会。

戦いが豊音の活躍で終わったにも、彼女が己の天敵であるにも関わらず。

昨晩の最後の会話では、まるで彼女が眼中に無いかのような話し方はずっと彼の心の隅に引っかかっていた。



———もっとも、次も今夜のように行くと思わない方が賢明ですよ?



「(あのセリフはこういうことかクソッ!)」

「(あの時点で、もう『豊音さんを乱入させない状況』を作れる確証があったって事かよ……!)」

コナン「やっぱ探偵といえば推理だよね」
金田一「せやな」

>>864
申し訳ないが死神は帰ってくれないか

つまりこれは、マスカレイド主体の『姉帯豊音を退場させるため』の作戦。

能力がいまいちハッキリしてはいないものの魔物級は確定、そして京太郎陣営。

そんな不確定要素を舞台から叩きだすための算段であった、という事だ。


「(……隙が無い作戦ってのは、こういうのを言うのか?)」

「(隙が無いって言うより、悪辣って言った方が似合うかもしれんが)」



京太郎を襲ったのは、裏で起きていた殺人事件に京太郎を間に合わせないため。

事件を未然に防がれては、この計画はそもそも成立しないからだ。

そしてマスカレイドと彼が戦った今、更なる可能性も浮き上がってくる。


「(殺人の瞬間を目撃した、って話だけど)」

「(……何度でも死ねる奴と、俺は戦ったばかりだ)」



いくらでも死ねる、単体での死が非常に軽い存在。……すなわち群体だ。

生きている人間を殺すより、よっぽど不確定要素を排除できる。

要するに自作自演の可能性。それは死体を持ち去った事で確信に近い推理を少年に与えていた。

死体が残っていればその辺りはバレバレになるがゆえに、八尺様の特性に偽装して隠蔽した、という事。


「(しかもその結論に辿り着いた所で、証明が出来ない)」

「(住民票とこの町の住民を照らしあわせて全員の無事を確認するのにどれだけ時間がかかる?)」

「(この街は治安がいいとはいえ、ホームレスだって居ないわけじゃないんだぞ?)」

「( 『誰も殺されていない証明』が出来なければ、マスカレイドの企みは覆せない……!)」



無論、時間をかければ可能かもしれない。

けれどその前に全てを終わらせて、有耶無耶のままに押し通すつもりだ。

その為のこのスピード勝負。
事件発生からありえないほどに早い警察の初動。

マスカレイドは短期決戦で決着を付ける算段だと、少年は推察する。

なにこいつあたまよくてめんどくさい>>マスカレイド

なんか行動パターンも複雑そうだなあ、戦闘こあい

京太郎を封じ、同時に豊音のアリバイを無くす。

京太郎の襲撃は殺せれば良し。
もし殺せなくとも、足止めと時間稼ぎという目的は果たせる。
もしかしたらその罪も豊音に着せるつもりだったのかもしれない。

理由は痴情のもつれとかその辺りで。


豊音はタイミングを見て現場近くにでも誘導するつもりだったのだろう。
それが出来なくとも、確定で彼女のアリバイはなくなる。

ここからは京太郎の推察だが、おそらく松実家といった重要な場所にも何体か躰を派遣して警戒もしていたのではないだろうか?



誰が足掻こうが、誰が駆けつけようが、誰が覚醒しようが。

極端に言えば自分が敗北しても、予想外の出来事が起こっても目的だけは果たせる構造。

勝敗すらも関係無く、努力の有無にも関係無く。

他人を必ず陥れる、悪辣な底無しの悪意によって構成された悪夢。



「(それに、俺達はまんまと呑まれたって事か)」

「(……だが)」

「(流石に今回の事は、お前の予想を超えてただろう?)」



京太郎が意外に粘った事。

豊音が家を出てから何かに導かれるように一直線に京太郎の元へと向かった事。

結果、豊音が間に合った事。

事件の時間帯、証拠能力の有無は置いておいて彼女の無実をその眼で確かめているたった一人の男を生み出してしまった事。


そして何より、姉帯豊音がマスカレイドの天敵であった事。

>>痴情のもつれ

なんだこの、圧倒的な説得力・・・!!

バキトーナメントに発展した世界線すら存在したんだがらなんら不自然ではないと言う

その結果、マスカレイドは自身の特性などのヒントを与えたまま京太郎を逃してしまい。

今この瞬間、組み立てられたロジックの隙間を突いて真実を見抜かれた。

……すなわち。


姉帯豊音の、無罪である。



「(躰のストックも、あそこまで削れられるとは思ってなかったはずだ)」

「(なら今は、マスカレイドが動けない唯一無二のチャンス)」

「(豊音さん、貴女の普段の行いが良かったみたいですよ!)」



マスカレイドが動けないという最大のチャンスの今、京太郎が立てられる作戦は一つ。

豊音をさらって逃走し、再度捕まる前に真犯人を見つける。

高いリスクはあるが、現状ではこれが最善手であるはずだ。



真犯人をまず見つける、豊音の無罪をまず証明する、死者の不在を証明する。

それらの案も思いついてはいるのだが、実行にあたっての不安要素が存在するのだ。

それらは後述する。

第一目標が『姉帯豊音の救出・無実の証明』である以上、選べる選択肢は限られる。

そこに敵がスピード勝負で決着をつけようとしている、という前提を加えれば。

もはや彼に選べる手段は、一つしか無い。



塞「……無茶な事、言ってるのは分かってるけど」

塞「豊音がさ、そんな事する子じゃないってのは……」

京太郎「分かってますよ。俺も貴女と同じで、豊音さんの友達ですし」

京太郎「だから、助けましょう」



京太郎「そんでもって、今頃シケたツラしてるであろう豊音さんにも思い知らせてやりましょう」


京太郎「『貴女の味方は、ここにいるんだ』って」



そして。

どちらから、というわけでもなく。


二人は微笑んで、部屋を出た。

そういや仲間メンバーが宮守なのが初期構想だったんだっけ?

さあ出陣だな

>>873
初期案は宮守か龍門渕かで迷ってたらしいね
あと、初期案だとタコスも大活躍だったとかいう噂が

タコス……タコスとはどんな効果だ?いつ発動する?

…?それは何故タコスは不遇かということですか?

須賀京太郎。

彼は仲間との調和を重んじるそのスタンスから、全体主義と見られがちである。


世の中の大抵の人間は普段は全体主義であり、それは特に日本人に顕著に見られる。

その発露こそが協調性であり、慎み深さであり、気遣いや遠慮という行動である。


だが彼の本質は、極端な個人主義だ。

個人個人の美点を殺すためではなく高める為に協調を求める結果、全体主義に近い様相を成しているだけである。

個々の部品の形を整えるのではなく、部品の組み合わせで最高の形を作り上げる。

それが彼のスタンスであり、彼の周りに人が集まる理由の一つでもある。


自分の良い所を見てくれる人間を嫌いにはなれない。

更に彼の視点を追えば、そこには他人の良点がある。

例え性格の合わない人間でも、その人の良点を知ってしまっていれば嫌い切れない。

雨の日に猫を拾う不良を見てしまった時のように。

人間とは、そういうものだ。

そうやって完成する、個人個人に抑制ではない協調を求めるコミュニティ。

協調による個性の強調、個人主義による全体主義もどきという妙ちくりんな人間関係の出来上がりである。



しかしながら、どこまで行ってもそれは個人主義でしか無い。

例えばそれは、100人を救うために1人を犠牲にする事を選べないという事だ。

かつて未来の別世界から来た男が全てを失った理由、危惧していた可能性もここにある。

切り捨てられないという事は、マイナスの要素であってもプラスの要素には反転しない。

本当にギリギリの場所では、夢見る聖者ですら切り捨てる事を選ばなければ失ってしまうだけなのだ。



……しかし。

そんな事は彼も、この物語の中核を成す少年も知っている。

嫌というほど実感もしている。



例えば100人の泣いている人が居たとして。

自分のスタンスが、その全ての人を救う事は難しいのかもしれないと。

涙を流す人を100人から99人に減らすだけしか出来ないのかもしれないと。

そう分かった上で、少年は理想を語るべきだと思っている。



自分のようで自分ではない『彼』に語った「綺麗事」の話は、間違いなく彼の本音なのだから。

タコスは立場的には効果どころかカード化すらされていない

個人主義の結果の全体主義とか民主主義の理想形態じゃないか!

数年前のお話。


とある東北の果て、とある村の話。


一言で言えば、ボーイ・ミーツ・ガール。


それだけで済む、そんなお話。

人工生命とも取れるかもな

……ああ、昏い。

風景でもなくて、光景でもなくて、心に広がる世界が昏い。

光が差していなくて、何一つとして輝いてない。



「……ああ、もう朝なんだ」



ゆったりと、私は布団から身体を起こす。

自分から起きたのは、形にもならないせめてもの抵抗だ。

……抵抗する気があるのなら、せめて形になる抵抗をするべきなのに。

なのに私は、こんな情けない抵抗で妥協している。

何かを変える勇気もなく、何かを変える度胸もなく。



「……仕方無い。仕方無いんだから」



そう言い聞かせて、自分を納得させる。

納得なんてしていなくても、納得したフリをする。

誰も見ていないのに、誰も見てなんてくれないのに、そうやって自分を騙し続けている。

仕方無い。仕方無いんだから。

そうやって着替えを終える内に、部屋の外から声が届く。

鍵をかけられているわけでもなく、牢になっているわけでもなく。

それでも誰かの許可がなければ、私はこの部屋から出られない。

そんな心理の檻が成す座敷牢。

そんな私の部屋のふすまを開けて、初老の女性が入ってきた。



「豊音様、おはようございます。朝食の準備が整いました」

また重そうな過去持ちか

ムショにぶちこんで過去のトラウマを発掘させて八尺様を覚醒させるシナリオかなァ
汚いなさすがマスカきたない

この辺りは、いくつかの村を一纏めにして一つの自治体が管理している。

だからいくつかの村が集まって一つの街を作っているような、そんなヘンテコな形をなしているのだと聞いた。

……誰に聞いたかは、覚えていないのだけれど。



豊音「今日は、曇ってるね」



この村には、『山姫信仰』という奇特な風習があるらしい。

よくは知らないけれど、耳にタコが出来るほど聞かされたから概要だけは暗記してしまった。

山岳信仰を基点とした、この地方独特の信仰体系。


その原点には様々な説がある。

ハニヤス(土神信仰)の神の一柱、埴山姫神であるとか。

柳田國男に体系化されて一纏めにされなかった、この地方における山姫の立ち位置だったとか。

とんでもでは、山を収める神として高鴨神社の主神・迦毛大御神であるとも。


けど結局は、山の神の多くが女神として扱われた事がルーツという説が有力なのだと聞いた。

興味が無いからほとんど聞き流していたのだけれど。


そういう事は、学者に任せておけばいい。

問題なのは、そういう事ではなくて。



「おい、見ろ」

道行く人が足を止めて、皆で私を見る。
穴が空くほど、まるで神様を見るような目で私を見る。

「おお……豊音様じゃ……」

拝む人。祈る人。願う人。
その瞳には、人間に向けるような感情が何一つ含まれていなくて。

「ありがたや……ありがたや……」

そんな視線が、私は肌が粟立つほど嫌いだった。


そう、問題は。




私がその、信仰の対象になってしまっていること。

メレム・ソロモン(ボソッ

信仰ほどややこしいものはないよな

アンリ・マユ(ボソッ

【山姫】



山女と同一視される、女性の怪異の一種。

多くの伝承によれば、その姿は黒く長い髪を持つ色白の美女であるという。


山女も山姫も同じくカテゴリーとしては妖怪であり、特に男性がその生命を奪われる話が多い。

殺される話と同じくらい男性が性的に襲われるエピソードがあり、病や毒・吸血など化け物としての特性も持つ。

笑いかけてから笑い返して来た相手を殺すなど、妖怪としての彼女らは容赦の無い存在として描かれている。


ただ近年になってから、「都市伝説としての山姫」という存在が確認され始めた。

時期から言えば赤マントと同時期なので、ある意味同級生と言えなくもない。


奇遇な事にそれは屋久島、つまり鹿児島で多く確認されているという。
もしかすると、鹿児島出身のキャラクターなら「都市伝説としての山姫」を見た事があるかもしれない。
あるかもしれない、レベルではあるが。


近年になってから確認された「都市伝説としての山姫」は人を襲わず、基本的に無害である。

それどころか女の子の子守りをしたりと、既存の形とは違う都市伝説としての属性を獲得していたりする。

ただし黒髪に白い肌の美女であること、姿を変える能力を持つ事。

この点に関しては変わらずそのままである。



余談だが、妖怪が信仰の対象になることはそこまで珍しい事ではない。

アステカの神話に見られるように、信仰にはそこまで信仰対象の正当性が必要とされないからだ。

聖書に悪魔と描かれ、無茶苦茶な話で退治される『元地方神』が居るように。

信仰対象に正当性が必要なのは宗教であり、信仰ではない。

信仰に必要なのはその結果、信奉者にどんな恵みが与えられるか? という点である。

なのでこの話に登場する『山姫信仰』はフィクションです。もしかしたら本当にあったかもしれんけど


ちなみにもののけ姫のメインヒロイン、サンのモデルは山姫なのだとか。

京太郎「その娘を解き放てっ!その娘は人間だぞっ!!」

黙れ小僧!お前にトヨネが救えるか!

物心ついた頃から、私には不思議な力があった。

山姫。

姿を変えて、誰かの望んだカタチになる力。



この村で生まれて、物心ついた時にはそんな力は無かった。

おとーさんもおかーさんも元気で、私達は家族三人で幸せだった。

だけどその幸せも、永遠には続かなかった。

私はその思い出から、幸せが永遠に続かない事を知っている。



おかーさんが倒れた。

おかーさんは生まれつき病弱で、私を生む事すら危うかったらしい。

そのツケがようやく、この時になって現れたのだ。
数年持ち堪えただけでも凄いってお医者さんが言ってたけど、そんな事はどうでもいい。

青ざめた顔で病室に横たわるおかーさんと、その手を握って顔を伏せているおとーさんを見て。

私は謝った。

生まれてきて、ごめんなさいって。

おかーさんに迷惑かけて、おとーさんにそんな顔をさせちゃって、ごめんなさいって。


……すごく怒られて、力一杯抱きしめられた。

私は泣いて、おとーさんとおかーさんも泣いて、そこから先は覚えてない。

だけどその日、私は愛されて生まれてきたんだって実感するには、十分だった。



おかーさんは、村の外れだけど駅の近くで一番発展してる場所の病院へ。
おとーさんは、おかーさんの入院費を稼ぐために単身赴任。

私は、一人ぼっちになった。

それがいけなかったのかもしれない。

「寂しい」って思ってしまった事が、それを自覚してしまった事がいけなかったのかもしれない。


胸にポッカリと空いた穴の中で、『何か』が広がって。



その日から私は、バケモノになった。

このスレの住人仲いいよなー

>>894
このスレみんなで語りあいながらRPGやってるようなもんだし
安価待機のついでではあるが

村を纏めていたおじいさんは博識だった。

隠し切れなかった私の力の事が、その人の耳に届いた時。

その時から、私の魂はこの村に囚われている。


見られている。
見られている。
見られている。

すっとどこかからか、誰かが私の事を見ている。

それは悪意からではなく、善意から来ているのだと、私は知っている。


誰もが私を視認している。
誰もが私を心配している。
誰もが私を信仰している。

私が怪我をしないように、いつでも助けられるように、いつでも拝むために。



私が、この村から逃げ出してしまわないように。



バスに乗れば、この村から出る前にやんわりと促されて降ろされる。

電車に乗ろうとすれば、駅に辿り着く事すら叶わない。

どこかで誰かがいつも見ていて、私をこの村から逃がさないようにしている。

そんな異常が、私の日常。

昔はあんなに輝いて見えていた世界が、こんなにもくすんでしまうなんて思わなかった。

宗教は怖いと言っていたおかーさんの言葉は、正しかったのかもしれない。

家族で引っ越してきた私達だけがその感覚を理解できないのだから、たぶんそうなんだろう。



私は囚われている。

私には、この村に住む人達が、人の信仰そのものが。


私をこの村に囚えて縛り付ける、結界のように思えてならなかった。

昔、こんなドラマがあってな……

うへぇ、きっつい

なんもかんも政治が悪い

けど何より、私をこの村に縛り付けていたのは私だ。


勇気がなかった。怖かった。私が我慢してればいいんだって、そう自分に言い聞かせてた。

嫌だって大声で言い続ければ、もしかしたらやめようと誰かが言ってくれたのかもしれない。

おかーさんのお見舞いに行った時、おかーさんに打ち明けていれば何か変わったのかもしれない。

おとーさんと電話してる時に助けを求めれば、もしかしたら助けてもらえたのかもしれない。

何もかも振り切って、命がけで逃げようとすれば、村から出れたのかもしれない。



けど、私はそうしなかった。やらなかった。できなかった。しなかった。

おかーさんを置いて村を出る事も、私にすがる人達を切り捨てる事も出来ず。

気持ちの悪い視線、怖気の走る感情、吐き気のする世界から逃げる事も出来ず。

嫌だといってはなだめられ、逃げようとしては失敗し……その果てに、折れてしまった心を抱くだけで。



学校には通っている。小学校中学校と村の中の学校で、本当に少ない生徒だけでやりくりしている学校だ。

だけど生徒も先生も、誰一人として私を人間のように見ていない。

神様を見るような眼で見ている人も居れば、バケモノを見るような眼で見ている人もいる。

だから苦痛。苦痛でしか無い数年間だったと思う。

学校が楽しいという感情が、私にはどうにも理解できなかった。



私の世界は、私の知ってる範囲だけの世界。

この村の中だけが、私の生きる世界だ。

その世界が一秒ごとに、私の中の何かを削っていく。穿っていく。

私の中の大切な何かが削られて、人として形を保つための要素が減っていってるのが分かる。

どんどん、身も心も『バケモノ』になっていく。

……笑顔の作り方さえ、もう思い出せない。

魔物枠は皆こんなんか!
照が出るのがちょっと怖いぞ

俺達の心もごりごり削られていく件

とよねぇは俺と幸せな家庭を築いてるから大丈夫

黒太郎の時に比べればまだSAN値は大丈夫

……ある日、ふと思った。

思ってしまった。

中学校も卒業が見えてきた頃。

私の人生に、実感のない一区切りが尽きそうになっていた頃。

おかーさんと将来の話をしていた日の帰りに、帰り道で気が付いてしまった。

先送りにしていたツケ、私の現実逃避の終わり。



———もしかして私、一生……死ぬまで、このままなの?



口を思わず抑えてしまうほどに吐き気がした。背中に虫がうねっているかのような悪寒が走る。
寒気が全身に走って、足がガタガタ震えて立っていられない。
思考がまとまらなくて、思わず野ざらしの地面に突っ伏してしまう。
唇が震えて、怯えた声すらまともに出せやしない。


……それは、悪夢だった。
私にとって死よりも恐ろしい、そんな悪夢だった。

悪夢が終わらないという、最悪の想像。

現実逃避という行動のツケは、永遠の悪夢というカタチになって私の前に現れた。



私が中学を卒業すると同時に、おかーさんはもっと大きな病院に移る。

もしそれまでに、私がこの村を出るために必要な勇気を出せなければ。

私はこの村に、この悪夢に飲まれて、永遠に咀嚼され続けるのだろう。



おかーさんとおとーさんにもっともらしい理由を語って、この村に残って。

この心に刻まれた、私を縛る『逃げられない』という強迫観念と共に。

分かっていてもどうにも出来ない、ただ怯え続けて心を摩耗させるだけの日々が待っている。



豊音「……やだよ」


だからこれも、現実逃避。


豊音「……誰か、誰かぁ」


現実逃避が生み出した自分のツケを見ても、まだ私は学習できていなかったらしい。
そんな現実逃避が、そんな声が、誰かの元に届くはずがないというのに。


豊音「……けて」

豊音「……助けて、助けて、助けてよ……」


勇気を出すべきは、変わるべきは、決めるべきは自分だと、本当は分かっているのに。



豊音「……誰か、助けてよ……」



それでも、助けてくれる誰かを。

物語の中の王子様のように助けてくれる、そんな誰かを求めてしまう私が居た。

今現在ぼっちじゃないんだから大丈夫やろ(震え声)

先送りにしていたツケって、えらく胸が抉られる言葉ね

(早く来い・・・早く来い・・・)

その日の夜。

……満月だった。

庭に出た私が見上げると、それは殊更美しくあろうとしているようにも見えた。



すぐそこまで悪夢が迫っている事に気づいてしまった私は、眠れる気がしなかった。

夜が怖かった。
夢が怖かった。

その向こう側にあるかもしれない、悪夢が怖かった。

悪夢を見てしまえば、二度とその悪夢から目覚める事が出来ないような気がして……


少し前までは、夢を見るのは好きだった。

夢の中の私は何にも縛られていなくて、本当に自由な世界を生きる事が出来たから。

現実が最悪の悪夢である以上、それ以上の悪夢なんてあるわけがない。

そう思っていたから、どんな形でも夢を見るのは楽しみだった。

……けれど今日、そんな安住の地すら奪われてしまった。

もう以前のように、幸せな日々を夢見る事も出来ないかもしれない。

テレビもほとんどないこの村の唯一の娯楽とも言える、本の中の主人公。

そんな主人公に救われる、綺麗なお姫様に自分を重ねる夢も、もう閉幕かもしれない。



そして私の心はまた削られて、きっとまた何かが摩耗するのだろう。

その頃にはもう……私は、人の心を失っているかもしれない。

そんな直感があった。今私は人とバケモノの中間に立っていて、『何か』を落としてしまえば、そちら側に行ってしまう。


そして二度とは戻れない。


それはもう、確信に近い直感だった。



豊音「……逃げたいなぁ」

豊音「でも、きっと逃げられない」

豊音「……そうだよね。こんな、意気地のない私なんて、好んで助けてくれる人なんて、居ないよね」

豊音「全部、自業自得で……勇気を出せない、私が悪いんだもん」



そうやって、何もかもを諦めてしまいそうになってしまった瞬間。

私の中に最後に残っていた『何か』が零れ落ちそうになった、その瞬間。

向こう側に生きそうになった私が、眼を瞑ろうとしたその瞬間。



空から、男の子が降ってきた。

初めにでてきた殺し屋のような風貌から想像できないヒロイン力
190越えに可愛いと思える日が来るとは思ってなかったよ

親方!空から男の子が!

バルス!

豊音「えっ!? えっ!?」


ビックリする私を尻目に、男の子は立ち上がる。

夜を切り裂く、日の光のような金の髪。

そんなに歳も違いそうにない、同年代の少年。

何がなんだか分からなくて困惑する私の眼を、彼は真っ直ぐに見つめて来て。

私とは違う、強くて澄んだ瞳から、私は目が離せなくて。

そのまま彼は、大きくはない、だけどよく通る声でこういった。



「人はいつだって逃げていいんだ」

「その先の未来を、受け入れる覚悟があるのなら」



この時は、そんな風には思わなかったけど。

でもきっと彼の言葉を一言一句覚えていた時点で、何か運命のようなものを感じていたんだと思う。

これが私と、あの人の。



須賀京太郎くんとの、ファーストコンタクトだった。

こいつこんなとこで何してんだよ……

中学生がこんなキザな台詞を……

ヒューッ!

でも岩手で何してるんですか京太郎さーん!

投下終了。後編どころか過去編すら終わらなかったのはマスカレの面倒臭い作戦の描写に時間を取られたからです。おのれマスカレ!

お疲れ様でしたー


ちょっと厠に行ってからレス返しして本日は終了でございます

誰よりも出所を心得ていて一度負けた仇敵には二度と負けない
ほんと哀川潤のような男だぜここの京太郎は!


何処にでも現れる。それが京太郎クオリティ

おっつおっつ
もうこれ(メインヒロインが誰か)わかんねぇな


豊音視点→金髪の王子様
客観視点→ただの不審者のガキ
メタ視点→主人公ェ……

乙ー

乙なのよー
……空から降ってくるってどういう状況なのよ

乙乙

これは豊音ちゃんヒロイン確定ですね!

>>855
今回に限っては、まあちょいと特殊ではありますが

>>857
ですね

>>860
やめたげてよぉ

>>864
貴方達共演作で何十人殺したと・・・

>>873
そういう構想もあったので、実は岩手メンバーに京太郎を組み込むだけでパーティとしては機能しますです

>>880
共産主義と一緒で政治体系の理想の状態とか考えるのもなんというか、アレですよね

>>887
>>889
やめんさい

>>891
>>892
そなたらは美しい

>>903
あ゛?

>>910
そう思っていただければ大変嬉しいです

>>914
>>916
待て次回!



では本日はお開きです。お付き合いいただき、感謝

明日ここから続きーと行きたい所ですが明日はちょっと所要がありまして
なので明後日、ここから続きを投下します

京太郎は豊音→おやっさんの順に出会っている模様

ではでは、おやすみなさいませー

おつ&おやすみー

>>915
待て、とよねぇが中学卒業間近って事は京太郎は中二に進級寸前って事になる
つまり・・・

発症中ってことかアレに

アレなら仕方ないな

すこやんに「アナザーディメンション!」「うわあああああ!!」で岩手に出てきて咄嗟にかっこつけた可能性が微レ存

そういえば黒歴史ノートもあったね

乙です
おやっさんは遥か大昔、女子高生時代のすこやんとコンビを組んでいたと思っていたよ
京太郎とすこやんとの初対面の回ですこやんのことを心配していた大人がおやっさんだと思ってたから
すこやん経由で京太郎とおやっさんが出会いそれからとよねぇと知り合ったと思い込んでた

空から落ちてくるのは美少女が定説だというのに
男が降って来るなんて……あるっちゃあるな


あれ、(彼はそれを知っているし、自覚しているし、感謝している。)て恋愛感情もなのか
登場人物からみた京太郎の彼女又はなりそうな人は誰になるんだろうか

>>933
思われてる自覚があるって程度な気もする。まあ恋愛感情は知ってても他人のアクション待ちな性格だとも思うが

他人から見たら怜とか憧とか咲とか強そう

とよねちゃん可愛いからね!常に見られていても仕方ないね!
だって今も一次元上の何万という存在から視姦されてるもんね!

http://i.imgur.com/0suRCXF.jpg

黒太郎支援ー
まがまがしくしようと思ったけどあんまならんかった

>>936
すば

>>936
ついに黒太郎まで描かれたか…すばら

せっかくだから奇怪綺譚wikiに支援絵コーナーとか設けてくれないかね
私は画像関連に手を出せるほど、あのwikiの弄り方を熟知しておらんのだ

>>936
すばら!

要望あったみたいなんで試しにwikiに支援絵コーナー作ってみたのよー
勝手に載せてんじゃねえ!みたいなのがあったらすぐ消しますです

>>936
漂うウルキオラ臭。
オサレやね!

>>936
すばらですぞっ

相変わらずwikiの人は仕事が早い

こんばんわさび茶漬け

ラーメン茶漬けとやらはどこに行ってしまったのか


今夜も21:30スタートですです

コミックスで六女仙の明星ちゃんらしきキャラが凄く可愛いとの噂。早く買わなくては


>>926
明らかに4月時点より1月時点現在の今の方が恥ずかしいセリフ連呼している主人公

>>931
あながち間違ってもないですねー
ですけどまあ、京太郎とおやっさんの面識は面倒くさい設定が色々ありまして・・・

>>933
恋愛感情についてはノーコメです

>>935
可愛いですもんね!

>>936
やだ・・・カッコイイ・・・
強いて言うならもっと濁ったドブの底みたいな真っ黒お目目ですよと言った所?
でも素敵!オサレ!
ありがとうございます!

>>939
WIKIちょくちょく覗いてますよー、感謝感激です



進撃の巨人の売りってハラハラ感ですよね
いまいち主人公補正の働いてない主人公、容赦のない敵、圧倒的なスペック差
そして何より、先を読ませない展開
この先どうなる!? というハラハラ感が魅力の一つだと思うんです

http://naomani.com/articles/9493.html

ハラハラしてきた(震え声)

げ、原作がアレだから多少崩壊しても平気だし・・・

逆に考えるんだ
多少崩れたほうが原作レイプにならないとそう考えるんだ

進撃の巨人ありますかって聞いてくる客大杉ィ!
棚だししたら横にいた客がレジに持ってくレベル。

         _/\   -=ニ二二二二二ニ=-
       ___/ \_}__∠二二二二二二二二二 \

       {二{   ,Χ二二二二二二二二二ニニニ∧
        \{__/  \二二二二二二二二二二 ∧
.          `<ニ=-   -=ニ二二二二二二二ニ=∧
            |:::::`<ニ=-    -=ニ二二二二二二l--、
            l:::::::::::::::`<二ニ=-.      --====== }ニニ\
.         /:::::::::::/:::::::::::::/`<二二二ニ=-------=ニ二\

.           /:::::::::::/:::::::::::::/ 苳ミ、l ̄ |:::‐=ニ二二二二二ニニ)
          /:::::::::::/|::::::::::::/ 乂ツ^`  |:::::::::::|:::|:::::::::|
       /:::::::::::/:::l::::::::::/'''        八::::::::::∨::::::::八
.       /:::::::::::___l:::::::∧      ,   \:::::::∨:::/
     ./::::::/:i:i:i|ノl:::::::|       ┐     ''/)\::∨|
   /::::::/:i|:i:i:i:i:| l:::::::|  ∧ ゝ-' __ .. イ /^^''}:: )|
  /:::: /:i:i:i:i|:i:i:i:i:| l:::::::|Y〈 /:T:千:i|::{:::::八__,/∠八_
/:::::/:i:i:i:i:i:i:i|:i:i:i:i:l 八:::::|」__∨:i::i:i:i:i|人/::::/{:i:/':i:i:i:i:i:i:∧

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::::/:i:i:i:i:i:i:i:i∨ |:i:i:i:i:∧  |:i⌒Y�:i:i:i:i:|ー‐':i:i人:/ ̄\:i:i:i:i∧
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前から思ってましたがキャラへの思い入れとリアルの予定が比例しない限り一話の分量がダラダラ伸びてくのが問題なんですよね

投下はっじめーるよー

うっしゃあ

健夜「お使い行ってきてくれない?」

京太郎「は?」



その一連の出来事は、そんな夕飯の買い出し程度のノリから始まった。



京太郎「いくらなんでも関東から岩手までのお使いでそのノリはねーです」

京太郎「夜行バスでも七時間、新幹線使っても三時間はかかる距離だってのに」


りつべ市は関東のとある場所に存在する政令指定都市である。
交通の便は東京都港区六本木を凌駕するほどであるが、それは県外まで移動する分には意味が無い。

ましてや関東→東北、日本横断の1/4に相当する距離であるのなら尚更だ。

青春18切符を使おうが、新幹線に乗ろうが、グリーン席を使おうがその距離は気力を萎えさせる。

カシオペアのような都合の良い物はその辺には転がってないのである。



京太郎「どーっすかなー。帰りもこれは正直面倒臭い」


そんなこんなで義姉のお使いを断りきれなかった京太郎。
郵送できるようなものでもないというのと、向こうの人の要望もあって手渡しという事になったらしい。

彼はその辺りの詳細は聞かされていないが、なんとなく義姉がなんか考えてるなー、というのは筒抜けであった。



京太郎「裏技使う事も考え……っとっとと、ここか」


彼の眼前には昔ながらの日本家屋。

その表札には、「熊倉」と書いてあった。

もっとも彼はこの苗字を、この後の夜の事件のあまりに大きなインパクトにすっかり忘れてしまうのだが。

はじめてのおつかい!

青春18切符って成人してても使えるんだよね

人を働かせることに関しては一流のすこやん

インターホンを押して荷物を手渡し、そのままストレートに直帰。

ついでに照ちゃんとかにおみやげ買っていこう、と少年がこの後の予定を組み立てていた所。

インターホンを押そうとする少年の背後から、何者かが声をかけてきた。



「おや、もしかして君が小鍛治さんの所の?」

京太郎「あ、はい」

「良かった……とは言いがたいのかな、今は」

京太郎「?」


若い男性だ。目立つ特徴といった特徴は無いが、人当たりの良さそうな印象を受ける。

こちらの事情や名前を知っていた事から熊倉さんか? と思ったものの違うらしい。

しかし口ごもる彼を見ているだけでは、どうにも事情が読み取れない。



「実は熊倉さんは急な用事が出来てしまったらしくてね。ちょっと留守にしてるんだよ」

京太郎「ええっ!?」

「かといって君の件を放置しておくわけにも行かない、という事で困っている風だったからさ」

「だから隣に住んでる私が代わりに受け取っておきますと、そう提案したってわけ」

「あの人には普段からお世話になってるからその恩返しも兼ねてね」


こちらの名前や事情を知っていた時点で、騙りの疑惑は少ない。
それよりも少し感心した気持ちの方が大きい。

近所の住人が進んで手助けを請け負うその人の人望と人柄に。

その人が慕われているという事が、言葉のニュアンスや表情から伝わってくるようだ。


少年はその人なら佐川急便のひどさも問題ないんだろうなー、と場違いな事も考えては居たが。

荷物を手渡し、これで帰れるかと一息。

皆で食べれる食べ物とか、照ちゃんにはストラップとか、アイツにはネタ気味のを買っていこうとか。

指で数えるほどの特に親しい人達へのお土産を考えつつ、帰ろうとする少年の背中に。

またしても、というか実際またか! と思う少年に声がかかった。



「あっと、そう言えばもう一つ伝言というか、お願いの話を聞いてたんだった」

京太郎「? なんですか? ここまで来た事ですし、俺に出来る範囲であれば」


これも縁だし、とすんなり請け負おうとする少年。
内容次第では断る気であったものの、それでも大抵の事なら請け負おうとしている辺り少年の気性が伺える。

他人の頼みを断れないのではない。

他人を助ける事に抵抗が無いのだ。

もっとも、彼が見る彼の周りの人間も似たり寄ったりであるのが原因なのだが。



「や、また届け物なんだけどね」

京太郎「RPGのたらい回し思い出してきたんですけど」

「あはは……時間があれば程度のニュアンスで打診して欲しいとは言われてるけど、どうする?」


ため息一つ。

その程度なら聞くまでもない。

答えなんて、決まっていた。

だが断る

かくして彼は、とある村へと歩いて向かっていた。

受けた用事を済ませるためか? 実は、そうではない。

なんとこの少年、届け物を済ませた先でまた用事を引き受けてしまったのである。



京太郎「本気でたらい回しだよおい」


届け物の先は病院であり、姉帯さんという綺麗な女性がそこに居た。
比較的大きめの病院だが、それでも大病院というほどではない病院の一室。
そこでは彼女の病気を治すメドがつかなくなってしまったため、病院を移る事になったのだとか。

京太郎が受け取った届け物はその移転に関する資料。

宮守……という地名に少年は聞き覚えはなかったが、そこそこ大きい大病院らしい。


そこで少年が新たな用事を請け負い、今歩き続けている事にもそれなりの理由がある。



京太郎「すっかり夜だし……帰る時は夜行バスか、それとも裏技使うか……?」


その病人・姉帯さんの娘が財布を病室に忘れていってしまったらしい。

すぐに気付いて取りに来るだろうという話だが、財布が無いとなれば一大事だ。

少年がもしよければ、と申し出るのは必然であった。


京太郎「まだ起きてるよな? たぶん」


普通なら、少年の側はスルーして話は終わっていたかもしれない。
普通なら、母親の側は少し怪しんで娘の財布を預けなかったかもしれない。

けれど、普通ではなかった。それだけの話。

母親の方は申し訳ない、といった顔をして何度か諌めたりもしたのだが。

最後には、少年に向かって「ありがとう」と微笑んでいた。


無邪気だけどどこか儚げな笑み。

保護欲を誘うような、歳相応でない無垢な微笑みだった。

きっとそれは、見せるだけで誰かを魅せる、それだけで誰かを幸せにする笑顔なのだと、少年は思った。

このお使いもすこやんを経由した黒太郎の差し金である可能性が……

>>957
ありえそうや……

>>657
黒「財布はスッた、反省はしていない」

黒「それも私だ」

京太郎「それにしても、妙ちくりんな地形だ」


少年は、バスを降りた先にある案内板を見ていた。
そこにはこの村の案内図と、簡素な説明がある。

この村はいくつかの村が寄り集まってできた自治体のを構成する村の一つであり、その中でも北に相当する多くの部分を占めている。
つまりこの村の中だけでも北には山があり田舎気味、南には他の村との交流点や駅、先程まで居た病院などがある発展した場所と分かたれているのだ。

この村に出入りするには南に向かうか、それとも東から始まりうねるように北の山を越える山道しか無い。

……京太郎は、「南側を塞げばまるで監獄だな」とふと思った自分に疑問を持った。

まさか、と思考を一旦切る。


京太郎「偶然だろ、こんなの田舎じゃよくある事だ」


南から一直線に行くには交通の便の問題で時間が掛かる。
よって、南側から山頂へと走るバスに搭乗し、そこから東側へと降りていく算段であった。

多少歩く事になるが、元々アウトドア派な上中学生の元気も相まって少年は物ともしていない様子。

遅れると家族にメールはしたし、さっさと行って、さっさと帰るつもりであった。

『それ』を、見るまでは。



京太郎「ん?……やべっ」


ふと公道から逸らした視線の先に、崖から落ちそうになっている子犬を少年は見た。

見てしまった。

見てしまったからには、見捨てられない。

ガードレールを乗り越え、保身も考えずに突貫する。

全力で走っても、間に合うか間に合わないか、そんなタイミング。



京太郎「んっ、ぎっ……!」


走った。落ちた。跳んだ。捕まえた。投げた。

ギリギリで間に合わず落ちてしまった子犬に向かって跳躍。

少年は空中で子犬を掴み、元の道へと柔らかく、されど力強く投げた。

結果は必然。

子犬は無事で、少年は崖下に。



「ワンッ!」

京太郎「おおう、次からは気を付けろよ……犬が分かるかは知らんけど」


落下する最中に見えた子犬の顔は心配しているようにも見えて……少年は、苦笑した。

バイリンガルなんてねーぞ、とふざけた口調で肩の力を抜きながら。



京太郎「しかし、下手すりゃ死にそうだぜ俺」

京太郎「……気合、入れるか!」

破ァ!>気合

気合いでどうにかなるもんでもねーだろ!?

>>963
どうにかなるんだよなぁ…

気合い舐めんな
気合いさえ初っぱな気力ぶっぱいけるしあれば岩を粉砕できるし期待の修復も余裕だし天元突破だってできるんだぜ

崖下は、限りなく直角に近い山の斜面。



京太郎「う、おおおおおッ!?」


全体で見れば45°ほどの角度の斜面だったのだろうが、少年にはそんな事を考える余裕はない。

ただひたすら、迫ってくる死を回避するので精一杯であった。

具体的には、加速している自分の体を叩き潰そうとしてくる山の木達を。


京太郎「よっ、はっ、せいっ!」


コケたら終わりだと、ぶつかっても終わりだと少年は思考する。

コケればそのまま身体の部品が色々折れてちぎれて吹っ飛んでいく事確定。
木にぶつかって熱いベーゼをかませば、今だかつて無い感覚にそのまま昇天してしまうだろう。

どちらにしろ、回避しつつ靴底の摩擦係数に期待するしか無い。

物理の授業では無視されっぱなしともっぱらの噂の彼がこんなにも頼もしいとは思わなかったと、少年は緊張をほぐすジョークをかます。



京太郎「だ、あだだだっ、ああクソチクショウ、いい加減平地はまだかっ!!」


平手で流すように木を押しのけ反動で避けたり、時には体ごと回りつつ蹴撃で木から強引に体をそらす。

すでに手のひらはボロボロだが、それを気にする少年でもなく。

そんな彼への褒美とでも言うかのように、背の高い気に阻まれ見えなかった星空が、森の向こう側に見えてきた。



京太郎「よっしゃ森を抜けっ……あれ?」


しかしその先は、また崖。
最初と同じくそれほどの高さでもなかったが、今の勢いで飛び出せばスキージャンプの選手と同じような姿を晒してしまうだろう。

つまり要するに、K点越えで京太郎は赤いシミになってしまう未来が確定する。


京太郎「そんな漫画みてぇなオチは要らん!」

崖の前が平地気味になっていて減速が始まったそのタイミングを、少年は好機と見た。

すかさず着ていた上着を脱いで、その首と胴の二つの端を持って両手と合わせ輪の形にする。

そして右手の輪の部分を一旦外し、大木の胴に回し、再び掴んで引っ掛ける!

まるで輪投げの輪がポールに引っかかって静止するように、少年は多少の衝撃と共に静止した。


京太郎「あぶねーあぶねー……ん?」

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