向日葵「もう、終わりなんですの?」(178)

ID:WGPoESMG0代行

>>1
ありがとうございます!

ID変わったけど用事で来たんで落としてくれ


     ノ´⌒`\           ∩___∩    ━┓     /  
  γ⌒´     \          | ノ\     ヽ.   ┏┛   /
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     |     /         ヽ、_/~ヽ、__)  \        \

>>3
これは恥ずかしい

・放課後

向日葵「?ほら、何してるんですの、帰りますわよ」
櫻子「う、うん…」

向日葵(全く……櫻子ったら、ホントにしょうがないですわね)

~回想~

・クラス

ちなつ「ねえねえ、数学どうだった?」
あかり「今回は難しかったよー……ちなつちゃんは?」
ちなつ「……聞かないで……」
あかり「あかりは74点だったんだ。課題はやらなくて済んだみたい!」
ちなつ「か、課題って60点以下の人だったよね?」
あかり「……もしかして、危ない?」
ちなつ「……ろ、ろくじゅうにてん……」

あかり「あはは……でもよかったねー。明日から三連休だけど、課題あったら大変だよ」

ちなつ「本当よ!でも、これで気兼ねなく結衣先輩のお家に泊まることができる……ッ!」ゴゴゴ

あかり「ち、ちなつちゃんちょっとこわい……」

ちなつ「あ、向日葵ちゃんはテストどうだったの?」

向日葵「そうですわね、今回は難しかったので、少しだけ悪かったですわ」

あかり「どれどれ……すごい87点!向日葵ちゃん流石だねー!」

向日葵「そんなことありませんわ。点数自体は落ちていますもの」

ちなつ「その点数は十分でしょ……あ、今教えてもらって良い?」

向日葵「ええ。ここはこうして……」


向日葵(これで、テストの見直しが出来て一石二鳥ですわね)

向日葵(そういえば、櫻子はどうだったのかしら)

IDかわったけどWGPoESMG0です…


向日葵「櫻子、あなた今回は勉強してたんでしょうね?課題なんて出たら、宿題と重なって終わらないでしょう?」

櫻子「う、うっせーし!今回は大丈夫だよ!!!」


向日葵(はぁ、またダメだったみたいですわね)

向日葵(まぁ三連休ですし、少々手伝えば大丈夫ですわね)

・生徒会室

綾乃「そういえば、この間の運動部からの書類の写し、どうしたんだったかしら?」

千歳「あー……忘れてしもたなぁ。ここに原本あるしもっかいコピー行っとこか」

向日葵「あぁ、それでしたら私が。職員室に出す書類もありますし、ついでにコピーを取ってきますわ」

綾乃「あら、じゃあ古谷さんお願いしてもいいかしら?」

向日葵「このぐらいお安い御用ですわ」

千歳「ごめんなー、あんじょう頼むわー」

櫻子「う、ううう……!」


向日葵(?)


向日葵「どうしたんですの櫻子」

櫻子「な、なんでもないよっ!コピーいってら!」

向日葵「え、ああ、いってきます」


向日葵(なんですの?)

・放課後

櫻子「…………」


向日葵(今日は何だかえらく大人しいですわね)

向日葵(……課題のことかしらね)


向日葵「どうしたんですの櫻子。いい加減帰りますわよ?」

櫻子「……」

向日葵「はぁ……どうせ、テストの点が悪くて課題が出た、とかですわね?」

櫻子「なっ!ちが、そ、そんなわけ……!」

向日葵「あら、違いますの?なら、手伝う宿題も出なかったし、大丈夫ですわね」

櫻子「あ!え、えっと」

向日葵「んもう……いつものこと、でしょう?ギリギリまで粘らなくとも、最初から言ってくれれば私も楽ですのよ」

櫻子「えっ」

向日葵「あなた一人じゃ、どうせできないんだから。後で泣きついてくるのは目に見えていますわ」

櫻子「……………………」


向日葵(ち、ちょっと言い過ぎてしまったかしら)

向日葵(でも、櫻子はこれぐらい焚き付けないとやらない子ですし)

向日葵(また後で私に泣きついて来るんだから、コレぐらい言っても大丈夫……ですわよね?)

向日葵「ちょっと櫻子、何とか言ったらどうなの?」

櫻子「…………」


向日葵(ほ、ホントに大丈夫ですわよね?いつもこれぐらいは……)

向日葵(……今日はどうしたのかしら)


向日葵「櫻子……?櫻子!」

櫻子「言わせねー!!」

向日葵「!な、なんですの急に!?」

向日葵(驚いた……)

向日葵(まあでも、急に謎の大声を上げるなんて、いつもの櫻子に戻ったのかしら?)

・翌日(おやすみのひ)

向日葵「おはよう」

楓「あ、向日葵お姉ちゃん。おはようございまぁす」

向日葵「あら楓、おはよう。早起きね?」

楓「楓、今日は、向日葵お姉ちゃんより先だったの」

向日葵「うん、えらいえらい」ナデナデ

楓「えへへ」

向日葵(すがすがしい……今日も良い一日になりそうですわ)

向日葵(とはいえどうせ櫻子がうちに来るでしょうし)

向日葵(……うん、邪魔者が来るまで、ゆっくりするのがいいですわね)

向日葵(……)グー


 アホー、アホー

向日葵「ハッ!?」

楓「あ、向日葵お姉ちゃん。おはようございまぁす」

おはようございますにちょっと違和感

向日葵「い、今何時ですの?」

楓「もう夕方なの。向日葵お姉ちゃんお昼寝珍しいねぇ」

向日葵「私あのまま寝ちゃったんですわね……おはよう楓」ナデリナデリ

楓「えへへ」


向日葵(櫻子が来ないことでなんか平和に過ごせましたわね)

向日葵(……たまにはこんなお休みの日があっても、いいですわね)

・3連休の3日目

向日葵(……この連休に櫻子が一度も顔見せないなんて……風邪でもひいたのかしら)

向日葵(でも、昨日家に行ったら出かけてるって言ってたし)

向日葵(どういう風の吹きまわし?)

向日葵(あの子まさか、宿題あきらめたのかしら……気になるわね)

支援

向日葵「楓、少し出かけてきますわ。お留守番頼むわね」

楓「わかったの。今日も櫻子お姉ちゃんのおうち?」

向日葵「ええまぁ……どうせまたあとで宿題見せろーって、ギリギリで言われても困りますしちょっと見てきますわ」

楓「うん、いってらっしゃぁい!」

・大室さんち

向日葵「ごめんください」ピンポーン

撫子「お、ひま子」

向日葵「こんにちは撫子さん。今日は櫻子います?」

撫子「今日は、ご飯とトイレ以外ずっと部屋にいるみたいよ」

向日葵「それは……珍しいですわね」

支援

撫子「ホントに。静かすぎてね、なんか気味が悪いわ」

向日葵「……ちょっと上がらせていただきますわね」

撫子「はーいどうぞー」


向日葵(櫻子が部屋でひとり缶詰だなんて……普通じゃないですわね)

なんか見た事あるな
気のせいか

途中ですが一応。
わたくし、以前知り合いが『櫻子(疲れた・・・)』って書いてた時の、お手伝いの者です。
これは、その知り合いの作品の向日葵視点でございます。
ちょこちょこ書いてて本人に見せてみたら許可が出たので投下させていただいております。

・櫻子の部屋前

向日葵「櫻子?向日葵ですけど」コンコン

 シーン

向日葵「さ、櫻子ー?」コンコン

 シーン

向日葵「入りますわよー?」コンコン

 シーン

向日葵(これは本当におかしいですわね……)ガチャ


櫻子「…………」モクモク

向日葵「さ、櫻子?」

櫻子「…………」モクモク

向日葵「櫻子ー?」

櫻子「!?うぇ!!!?」ビクッ

櫻子「ちょ、向日葵!ノックもせずに入ってくんな!びっくりすんだろ!」

向日葵「ノックはしましたわよ!あなたが気付かなかっただけでしょう!」


向日葵(本当、勝手なんだから!)

しえんぬ

なるへそ、続けろください

櫻子「つーか何の用だよ!!」

向日葵「……ここ三連休に顔を見せないから、気になって来てみたらなんですのその言い草!?」

櫻子「!べ、別に、向日葵に心配何かされたくねーよ!」

向日葵「なんですってぇ!?あなたいつも宿題とかできずに泣きついてくるくせに!?」

櫻子「へん!宿題なんかもう殆ど終わってるっつーの!見ろ!」バサッ

向日葵「はぁ?終わってる?冗談も大概に……」ペラッ

向日葵「…………!?」ペラッペラッ


向日葵(所々間違ってはいるけど、ホントに終わってますわ……)


向日葵「櫻子……あなた、これ……」

櫻子「どーだ見たか!」

向日葵「そ、そうね……これは正直驚きましたわ」

楽屋裏の説明は投下開始前か終了後にやれ

>>30
一緒に貼っていた人か
期待してる

向日葵(なんだ、頑張ってたんですわね。心配して損しましたわ)

向日葵(まさか勉強してるだなんて、そんなにテストがショックだったのかしら……?)

向日葵(それにしても……正直、見直しましたわね)

向日葵(……ライバルに塩を送るのも癪ですが、たまには褒めようかしら)

櫻子「へん!向日葵なんざいなくたって、私は勉強できるんだよーだ!」

櫻子「そのうち向日葵なんかよりテストでもいい点取っちゃうかもなー」

櫻子「まぁ?向日葵如き、元々私の敵じゃねーけど!」フフン

向日葵「」カチン


向日葵(ちょ、ちょっと勉強したからって調子にのって……!)

櫻子「どうしたんだよ!おい!なんとか言ってみなー!」

向日葵「……いいでしょう」

櫻子「は?」


向日葵(少し……お灸を据えてあげますわ!)


向日葵「私への挑戦と受け取らせてもらいますわ……」ゴゴゴ

櫻子「ひ、向日葵?」

向日葵「しっかりやってると思って感心した私がバカでしたのね……」ブツブツ

向日葵「いいでしょう」


 向日葵「次のテストで、あなたが私より下だということを教えて差し上げますわ!」


櫻子「な、なんだとー!?」

向日葵「ここまで私をコケにしたんですもの。逃げたりしませんわよねー?」

>>19
顔真っ赤っすね

櫻子「……望むところだ!ぜってー負けねーかんな!」シャー!

向日葵「全力で叩き潰してやりますから、覚悟なさい!」シャー!


向日葵(全く、調子にのって……!)

向日葵(それにしても、これは絶対に負けられませんわね)

向日葵(……万が一にも負けるなんてことはないでしょうけど)

>>23
旧約聖書にあるソドムとゴモラを滅ぼした天の火だよラーマヤーナではインドラの矢とも伝えているがね全世界は再びラピュタの元にひれ伏すことになるだろう

・次の日

櫻子「……おはよーあかりちゃん」ボソボソ

あかり「おはよー櫻子ちゃん。どう、課題はできた?」ボソボソ

櫻子「ありがとー、完璧。ほら」ボソボソ

あかり「わ、すごいね。、これだけできたら次のテストでも大丈夫だよ」ボソボソ

櫻子「でしょー?」ボソボソ

向日葵「…………」

最近スクリプト多くね

・放課後の生徒会室

向日葵(櫻子は……来てないみたいですわね)


綾乃「あら?古谷さん、今日は大室さんと一緒じゃないの?」

千歳「なんや珍しいなあ、ケンカでもしたん?」

向日葵「え、ええ、ちょっと」

千歳「んー?」

向日葵(結局あの子、今日はサボリでしたのね)

向日葵(勝負の間はあくまで私とは話さないということのようですわね……?)

向日葵(赤座さんの反応も上々のようですし)

向日葵(……これは、どうやら私も本気を出さないといけないようですのね)

・夜の古谷家

向日葵(とはいえ、私がやることは変わりませんわね)

向日葵(いつもどおり復習をして、明日の予習をして……)

向日葵(……いえ、ここで終わらせてしまっては、万が一ということがありますわね)

向日葵(今日はテストに出そうなところの見直しですわ)

向日葵(試験までしばらくありますけど……気は抜けませんわね)

支援

・ある日の英語の授業

櫻子「くぅ……ぐぅ」.zZ

向日葵「…………」ハァ


向日葵(あの子ったら、ホントにやる気あるのかしら……)


先生「大室さん?大室さーん?」

櫻子「……ぐー……」

先生「大室さん、授業中ですよ?起きてねー」

櫻子「フガ?……ハッ、ご、ごめんなさい!」

先生「いいのよー。じゃあ眠気覚ましに、黒板に答え書いてもらってもいい?」

櫻子「あ、あー、えと、その、ど、どこの問題だろ」アセアセ

あかり「櫻子ちゃん、56ページの問3だよ」ボソボソ

櫻子「ありがとうあかりちゃん……!」

櫻子「えーと……」スラスラ

先生「ハイ、正解です。大室さん、勉強しているみたいですね」

櫻子「え、えへへ、まあ……」

先生「でも、居眠りは感心しないわよー?」

櫻子「ご、ごめんなさい」


向日葵「…………」ポカーン


向日葵(あ、あの子が問題を解くなんて……それも英語の……!?)

・休み時間

ちなつ「最近櫻子ちゃん問題とか当てられても普通に答えてるよね」

ちなつ「すごいけど、何かあったのかな」

あかり「ちょっと前にあかりに勉強のやり方聞いて、自分なりにできるようにしてるんだって」

ちなつ「へぇ……あれ? 櫻子ちゃんってそんなに器用なことできたっけ?」

あかり「あはは、それはヒドイよちなつちゃん」

あかり「でも、櫻子ちゃんなりのやり方見つかってよかったよー」

ちなつ「確かに。でも、急にどうしたんだろう。向日葵ちゃんじゃなくてあかりちゃんに聞くなんて」

あかり「うん……何かひまわりちゃんと勝負してるんだって」ボソッ

ちなつ「あーなるほど……だから向日葵ちゃんを頼れないんだね」

大将軍支援

ちなつ「それにしても、櫻子ちゃんがこんなに頑張るなんて……ちょっと意外かなー」

あかり「あ、あはは……ちなつちゃん、それも失礼だと思うよ」


向日葵「……」


向日葵(どうやらあの子、今回は本当に本気みたいですのね)

向日葵(これは、私も本気を出さなければいけないようですわ……!)ゴゴゴ

・テスト直前、古谷さんち

向日葵(これで、今回のテストはほぼ完璧ですわ)

向日葵(いつもはここまではしませんが)

向日葵(櫻子を完膚なきまでに叩き伏して、今度こそ私の方が副会長に相応しいということを証明してみせますわ)


向日葵「そのためにも……今回は満点を取るつもりでやりますわ……!」ゴゴゴ

向日葵(……それにしても、あの子があそこまでやるなんて)

向日葵(ふふ、やればできるんじゃありませんの)


楓(お姉ちゃん、なんだか嬉しそうなの)ニコニコ

・テスト初日の朝

櫻子「お」

向日葵「あら、一人で起きれるようになったんですのね」

櫻子「はん、そんなの前から余裕だし!」

向日葵「……正直、いつものあなたになら負ける気がしませんけど」

櫻子「言ってろ、私だって今回は本気だぞ!」

向日葵「相手にとって不足無し、ですわね」


向日葵(絶対に、負けませんわよ!)

向日葵かわいいよ向日葵

・そして、英語テスト返し

先生「Ok, well...先日のテスト返しをはじめまーす。赤座さーん」アッカリーン

あかり「はーい」


向日葵(今回の英語は……まあまあ自信ありますわ)

向日葵(返ってくるのは櫻子が先ですけど、どうなのかしら)


先生「大室さーん」

櫻子「はい!」ダッ

向日葵「ほら、しっかりしなさいな。わたしはまだイッてないですわよ。」

先生「……Wonderful. 前回から随分頑張ったのね」ボソ

櫻子「ありがとうございます!」ペラリ

櫻子「……」ムムッ

向日葵「……」


向日葵(あの表情は……微妙だったのかしら)

向日葵(それでも、いつもよりは自信はありそうですわね)

先生「古谷さーん」

向日葵「はい」スッ

先生「Well done. 惜しかったけど、いつもどおり頑張ってるわね」ボソボソ

向日葵「ありがとうございます」ペラリ


向日葵(98点……1箇所ケアレスミスを……!)

向日葵(満点、目指していたのに)ショボン


櫻子「……」フフン

・数学テスト返し

先生「テスト返すぞー。赤座ー」アッカリーン

あかり「はーい」


向日葵(数学は、今までは少し自信なかったけど)

向日葵(まあ……きっと大丈夫よね)

先生「大室ー」

櫻子「はいっ!」ガタッ

先生「おおう元気いいな。お前どうした、見違えるようじゃないか」

櫻子「いやー、今回はすっげー頑張りました!」

先生「そうか、よくやったな」

櫻子「……」ニヤー


向日葵(な、なんですのあの嬉しそうな顔!)

あかり「櫻子ちゃーんどうだっt……えっ!す、すごい!」

櫻子「えへへー、見たまえ見たまえー!」

ちなつ「嘘、92点……櫻子ちゃんが……?」マケテル

あかり「櫻子ちゃんすごいよ、頑張ったんだね」マケテル

櫻子「ふっふーん」ドヤァ

向日葵「……まだ、わかりませんわよ」

向日葵(あ、あの子が92点ですって……!?)

向日葵(大丈夫かしら私の……負けてないですわよね……?)


先生「古谷ー」

向日葵「はい」

先生「古谷はちょっとがんばったな」

向日葵「ありがとうございます」

ペラリ
向日葵(93点……ギ、ギリギリ勝ちましたわね)


向日葵(あの子がここまで寄せてくるだなんて)

向日葵(櫻子……なかなかあなどれませんわ!)

・そして、5教科(国数英理社)返却後の放課後

櫻子「おい、向日葵」

向日葵「……なんですの?」

櫻子「なんだよー、僻むなよー」ニヤニヤ

向日葵「誰も僻んでなんかいませんわよ」

櫻子「負け惜しみかぁ?」

向日葵「……大した自信ね。合計点数、見せてごらんなさい」

しえん

櫻子「ほれ、平伏せーい」パサッ

 櫻子、5教科合計394点

向日葵(こ、この子が5教科400点近いだなんて……)

向日葵(素晴らしいですわ、本当に頑張ったんですのね櫻子!)

向日葵(……でも)


向日葵「残念、ですわね……」

櫻子「ふふーん、どうだ、参ったか?」

向日葵「違いますわ……櫻子、こんなものだったんですわね」

櫻子「な、なにぃ!?向日葵はどうだったんだよ、さっさと見せろよ!」

向日葵「……あなた、私が普段どのくらいできるのか知らないんですのね……」ペラリ

 向日葵、5教科合計482点(平均96.4点)

櫻子「!?」

向日葵「ま、今回はちょと頑張りすぎたかしら。どうやら学年トップのようですわね」

櫻子「な、う、嘘だろ……?」

向日葵「私の――――勝ち、ですわね――――」

櫻子「」グラリ


向日葵(流石に堪えたかしら……でも、あれだけの啖呵をきられたんですもの)

向日葵「今回あなたが本気なのはわかりましたけど、勝負は勝負」

向日葵「先日私をコケにしたこと、謝罪してもらいますわよ」

櫻子「……ぁ」

向日葵「さぁ」

櫻子「ん……ごめん……」


向日葵(や、やけに素直に謝りましたわね)

前作の長さからして朝まで残っていることを推測する

向日葵「……まぁいいですわ、許してさしあげます」

櫻子「…………」ショボーン


向日葵(そ、そんなに負けたのがショックだったのかしら)

向日葵(……でも、今回本当にがんばりましたものね櫻子)

向日葵(最近は生徒会にもあまり来ませんでしたものね)

向日葵(す、少しぐらいなら、ねぎらってあげないこともない、ですわね)

向日葵「さぁ、帰りますわよ櫻子」

櫻子「……うん」

向日葵「テスト休みですし、明日クッキーでも焼こうと思うんですけど、暇だったら来てもいいですわよ」

櫻子「……うん」


向日葵(心此処に在らず、ですわね……大丈夫かしらこの子)

・古谷さんちの夕食

向日葵(ちょっと強く言い過ぎたかしら)

向日葵(いえ、あんな啖呵を最初に切ってきたのは櫻子ですもの)

向日葵(私にも言い分はありますわ!)


楓(お姉ちゃん、お顔がちょっと怖いの)ブルブル

向日葵(それにしても、今回の櫻子は本当に頑張っていましたわよね)

向日葵(……ま、まあ、その努力に免じて、クッキーでも美味しく焼きましょう)

向日葵(あの子のことだから、それで機嫌が治るでしょ)

向日葵(それで、また普段通りのあの子戻りますわよね)


楓(あ、いつものお姉ちゃんに戻ったの)

楓「ごちそーさまでした」

向日葵「お粗末さまでした」

楓「えへへ」トテトテ


向日葵「?」

・翌日の古谷さんち

向日葵「もう食べないんですの?」

櫻子「うん」

向日葵「あなたにしてはずいぶん謙虚ですのね?」

櫻子「うん」


向日葵(本当に、らしくないですわね……)

向日葵(……昨日言い過ぎた事、謝ったほうがいいのかもしれませんわね)

向日葵「昨日はごめんなさい、櫻子。つい、言い過ぎてしまいましたわ」

櫻子「ううん、いいよ。そんなに気にしてないから」ニコ

向日葵「!?」


向日葵(こ、この子が私からの謝罪を素直に受け止めるだなんて)

向日葵(流石におとなし過ぎますわ!これは一体どういうことですの……?

櫻子「……あ、私そろそろ帰るね。クッキーさんきゅー」

向日葵「えっ、まだ昼過ぎですわよ?もうちょっとゆっくりしていっても」

櫻子「あんまり長居しても迷惑でしょ。それに、私も晩ご飯の当番だし」

櫻子「じゃなー」バタン


向日葵「」ボーゼン

楓「お姉ちゃん……櫻子お姉ちゃん、具合でも悪いのかなぁ」

向日葵「い、いえ……そんなことはないと思いますわ」


向日葵(そんなことない、ですわよね……?)

――――――
それからしばらく、私と櫻子のギクシャクした関係は続いた。
櫻子は、話しかければ答えるけれど用がなければ自分からは話かけてこない。
赤座さんや吉川さんも流石におかしいと心配していたみたいですけれど、
櫻子は「大丈夫」や「何もない」と答えるばかりだったみたい。

櫻子、一体どうしてしまったのかしら。
――――――

なかなかいいですの

・クリスマス前

向日葵(あれから、櫻子とはあまり話せてないですわ)

向日葵(期末テストでも、また成績が上がったみたいですけど……)

向日葵(なんだか、本当にあの子らしくないですわ)


向日葵(……もうクリスマス、ですわね)

向日葵(たまには、私からあの子を誘ってみましょうか)

向日葵「えっ」

櫻子「ごめん、予定入っちゃってて」

向日葵「そ、そうですの」

櫻子「うん、ごめんな向日葵」

向日葵「……ま、まぁそういう年もありますわ……」

櫻子「んじゃあ」

向日葵「ええ……」

向日葵(……予定が入っているんじゃ、仕方ないですわよね)

向日葵(あの子に限って、こ、ここ、恋人ができたなんてことは、ないでしょうし)

向日葵(ええ、ないですわよね、ないはず……ですわ)

向日葵(まあ……お正月なら、きっと時間あるでしょう)

支援

・正月

向日葵「櫻子」

櫻子「ん……あれ、向日葵。おはよう」

向日葵「おはよう。今年は寝正月にでもする気ですの?」

櫻子「ふぁ……そっか、お正月か。あけおめー」

向日葵「……ええ、あけましておめでとう」

櫻子「ん。じゃおやすみ」

向日葵「ちょ、櫻子」

櫻子「……ぐぅ」

向日葵「……もう」ハァ

支援なんだよ

向日葵(なんだか、またお話できませんでしたわ)

向日葵(この子も無気力というか無関心になりましたわね……)

向日葵(本当に大丈夫かしら)

・三学期、ある日の放課後

向日葵「大室、櫻子っ!」バッ

櫻子「うお!な、なんだ!?」

向日葵「あなた……生徒会を辞めたっていうのは本当のことですの?」

あかり「えっ!本当なの櫻子ちゃん!?」

櫻子「……ん」

ちなつ「ちょ、ちょっと櫻子ちゃん!本当にいいの!?」

櫻子「んん。だって、もうやる気無いし」

向日葵「やる気が、ないですって……?」

あかり「も、もうちょっと頑張ろうよ櫻子ちゃん!」

櫻子「だってほら、どうせ選挙でも向日葵が副会長に決まるんだろうし」

櫻子「それなら、私には仕事も無いし、いいかなーって」アハハ

ちなつ「櫻子ちゃん……」

向日葵「さくら、こ……」

櫻子「ハイ!この話はおしまい!んじゃー私帰るね!」

櫻子「バイバーイ」


向日葵「…………」ボーゼン

あかり「ひ、向日葵ちゃん!やっぱり櫻子ちゃんおかしいよぉ!」

ちなつ「早くなんとかした方がいいよこれ!」

向日葵「わかっていますわ!」ダッシュ


向日葵(櫻子……ッ)

・かえりみち

向日葵「櫻子ー!」タタッ

櫻子「んー?」

向日葵「ちょっと、冗談が、過ぎるのでは、なくって?」ゼェハァ

櫻子「あぁ、さっきの話?全部ホントの話だよ」

向日葵「……!あなたどうして……!?」

櫻子「もー、さっきも言ったじゃん。やる気なくなっちゃったって」

向日葵「そ、そんな……それだけの理由ですの?」

向日葵「あなたまさか、逃げる気ですの?私に負けたから!」


向日葵(つい挑発してしまいましたわ)

向日葵(でも、また向日葵に火がついてくれるならこれはこれで……)


櫻子「うん、そーだよ」

向日葵「!?」

向日葵(ノって、こない……?)


櫻子「だってほら、勝てない勝負なんてしたってつまんないじゃん?」

向日葵「なっ……?」

櫻子「だからやる気ない、意味無いじゃん」

向日葵「そ、そんなことないですわ!意味がなくなんか」

櫻子「じゃあ、意味はあっても面白くない」

向日葵「!」

櫻子「……そーゆーこと。もういーじゃん。困らないでしょ向日葵」

櫻子「私が生徒会からいなくなって、晴れて次期副会長だよ」ヨカッタネー


向日葵(この……!)


向日葵「あなた、いつまで不貞腐れているつもりですの?」

向日葵「いい加減になさいな!」

>>105
櫻子に火が
だな

櫻子「…………」

向日葵「何か、何とか言ったらどう?」

櫻子「本気で……」


 櫻子「本気で言ってんだよ!」


櫻子「大体向日葵にはカンケーないだろ!私より仕事できるから大丈夫だよ!」

向日葵「そ、そういう問題ではありませんわ!」

これ少し前に同じのあったな

櫻子「!ははーん……さては、櫻子サマが傍にいなって寂しいとかー?」

向日葵「!?」

櫻子「まぁ?向日葵は私みたいに友達多くないもんね。じゃあ、私が今度向日葵にいい友達を」


 パシッ


櫻子「いっつー」

向日葵「…………」

櫻子「な、何すんだよ!」

向日葵「……もう、知りませんわ」

櫻子「ひ、ひまわr……」

向日葵「勝手に、もうどうとでもなさい」スタスタ

櫻子「…………」


向日葵(最低ですわ)

向日葵(櫻子も……私も)

―――――
櫻子と私の関係は、終わってしまったようなものでした。
あんなに、あんなにいつも競い合う関係だったのに。

実力に差はあったけど、櫻子との競争は非常に充実したものでした。
それが今……なくなってしまいました。

生徒会選挙では対立候補も無く、私は生徒会副会長に選ばれました。
選ばれたことは嬉しくもありましたが……どこか虚しいものでした。

私たちは2年生へと進級しました。
初めて……私と櫻子は別のクラスとなりました。
幼稚園から続いていた腐れ縁も、此処に来て断たれてしまいました。

そして……私は確信しました。
もう、櫻子とは以前のような関係には戻れないだろう、と。
―――――

―――――――――――――――
 2学期中間テスト 成績上位者

  1位:古谷向日葵 484点
      ・
      ・
      ・
  12位:大室櫻子  443点

―――――――――――――――

向日葵(なんだ)

向日葵(バカにしていましたけど、やればできるんじゃありませんの)クスッ

向日葵(もう……私は、あなたの隣に立つことはできませんのね)

向日葵(本当に、心に穴が開いてしまったよう)


向日葵(……寂しい、ですわ)

―――――
3年生となり、私は順当に生徒会長となりました。
そして……今年は受験の年。
そう、進路を決めなければなりません。
しかし、私が櫻子の進路を知ることの無いまま、冬が来てしまいました。

これまで離れたことのなかった私たちにも、別れが迫ってきているようです。
ボタンを、掛け違えたまま……。
このままで、本当にいいのでしょうか。
―――――

・ふゆのひ

後輩「会長、少しよろしいでしょうか?」

向日葵「ええ」


向日葵(生徒会長になってから、もうすぐ1年……)

向日葵(そろそろ、会長を退く時期もめぐってきますのね)

向日葵(もうすぐ卒業、か……)


後輩「……会長?」

向日葵「あ、ごめんなさい。少し考え事を……。

向日葵「それより、私はもうすぐ会長ではなくなるわよ?」クス

後輩「い、いいんです!私にとって会長は、会長なんです!」

向日葵「嬉しいこと言ってくれますわね。でも、次期の会長に少し悪いですわ」フフ

向日葵「……ところで、何か用事があったのではなくて?」

後輩「あ、そうでした。あのですね……」

あかり「向日葵ちゃん、すっかり会長さんが板についたよね」

向日葵「まあ、それももうすぐ終わりですけれどね」

あかり「そっか、もうすぐあかりたちも卒業なんだね……」


向日葵(こうして赤座さんとお話をするのも、これで最後なのかもしれないのですわね)

向日葵(やはり、寂しいものですわね)

あかり「……ねえ、向日葵ちゃん」

向日葵「どうしたんですの、なんだか改まって」

あかり「櫻子ちゃんと進路のお話とか、してないの?」

向日葵「櫻子の進路、ですか」

あかり「櫻子ちゃんも、向日葵ちゃんの進路も知らないみたいだったから」

向日葵(そういえば櫻子とも、1年生のあのことから話さなくなりましたわね)

向日葵(櫻子……)

あかり「……やっぱりダメだよ、仲直りしなくちゃ」

向日葵「え?」

あかり「1年生の冬から二人ともおかしいよ!あんなに一緒だったのに、避けるようになるだなんて!」

あかり「あかり、そんな二人を見て卒業するの……寂しいよ」ポロポロ

向日葵「赤座、さん……」

向日葵(私たちのために涙を流してくれる友達)

向日葵(こんなお友達は、他にいないでしょう)

向日葵(そうですわよね……櫻子)


向日葵「……赤座さん。これから少し、私に時間をくださいませんか」

あかり「どこかいくの?」

向日葵「皆受験勉強などで教室にいませんもの、私たちも大丈夫でしょう」

・ふたりだけの生徒会室

向日葵「ここは暖かいですわね」

あかり「エアコン付いてるね」

向日葵「ええ、特別な教室ですからね」フフ

あかり「秘密基地みたいだね」アハハ

向日葵「……これから私、少し独り言を言わせていただきたいのですが」

あかり「独り言?」

向日葵「ええ、独り言。ですから、これからお話することは忘れてくださって構いませんわ」

あかり「……うん、わかった。じゃ、あかりもこれからひとりごとー」

向日葵「ふふっ、お願いしますわね」

あかり「えへへ」


向日葵(赤座さんがいい子で……お友達でよかった)

向日葵「私、向日葵とはケンカ別れみたいなことになっていますの」

あかり「うん知ってるよ。1年生の最後くらいからだよね」

向日葵「やはり皆さん気づいていましたわよね」

あかり「当たり前だよ。二人ともあんなに仲が良かったのに、急に余所余所しくなってるんだもん」

向日葵「……そうですわね。あの日、櫻子が生徒会をやめたと聞いて……あの日からですわね」

向日葵「少し前に、テストの点数勝負をしよう、と二人で争っていた時期がありましたの」

あかり「そうだね、あかりも櫻子ちゃんと一緒に勉強したよ。櫻子ちゃんすごく頑張ってた」

向日葵「ええ、あの子は頑張った。私も、負けたくなくて頑張ったのですわ」

向日葵「大人気なかったのでしょう……あの子を本気で叩き伏せる、だなんて言って勉強して」

向日葵「結果、私は櫻子のプライドを傷つけてしまったようなのですわね」

あかり「そっか……それが原因だったんだ」

向日葵「バカバカしいとお思いかもしれませんけど、私たちにとって勝負は常に真剣勝負だったのですわ」

向日葵「でも……それが却って、頑張っても敵わないという風に思ってしまったようですわね」

あかり「櫻子ちゃん、元々はちょっと勉強できなかったもんね」

向日葵「そう、あの子は馬鹿でしたの」

向日葵「今も。そして……私も、ですわよね」

向日葵「意地を張り合って、お互いを無視しあって……まるで、子どもの喧嘩ですわ」

あかり「ううん、まだ子どもだよ、私たち」

向日葵「……そう、ですわね。子供、だったんですわ」

あかり「違うよ、あかりはそんなことが言いたいんじゃないよ」

向日葵「え……」


 あかり「子供ってね、ケンカしてもすぐに仲直りして、また一緒に遊んだりするんだよ」

あかり「うーん……そうだなあ、これは秘密だったんだけど」

あかり「向日葵ちゃんは、結衣ちゃんのこと覚えてる?」

向日葵「船見先輩のことですわね。でもどうして……」

あかり「……実はね、昔結衣ちゃんとちなつちゃん、すっごく仲が悪かったんだ」

向日葵「ええ!?そんな嘘、だってあんなに吉川さんは船見先輩のことを」

あかり「うん、大好きみたい。取っ組み合いのケンカまでしてたのにね」

向日葵「に、にわかには信じがたい話ですわ」

あかり「うん。でも、ホントの話。そんなもんなんだよ」

向日葵「え……」

あかり「向日葵ちゃんと櫻子ちゃんもまた仲良くなれるって、あかり思うな」

向日葵「……」

あかり「だって、あんなに楽しそうだったじゃない」

向日葵「楽しそう、でしたか」

あかり「うん。あかりも、ちょっとだけ羨ましかったかな」

向日葵「赤座さん……私、今度櫻子とお話をしてみますわ」

あかり「うん、それがいいよ。……頑張って、向日葵ちゃん」

向日葵「……ええ」

このSSもう完結したやつだろ

あかり「……さて、あかりの独り言おーわり!」

向日葵「あら?赤座さん、いつからそこに?私独り言を喋ってたみたいで」

あかり「あれ、向日葵ちゃん。あかりは今生徒会室に来たばっかりだよー」アッカリーン

向日葵「…………」

あかり「…………」

向日葵・あかり「ぷっ」

 あははははは

支援なんだよ

向日葵(赤座さん、ありがとう)

向日葵(少しだけ……頑張ってみますわ)



あかり(結衣ちゃんちなつちゃん、ちょっとだけお話脚色しちゃった)

あかり(ごめんね、でも……許してね?)エヘヘ

・そして、卒業式の日

向日葵(結局、テストに受験に生徒会の引継ぎに答辞で、何も櫻子と話せていませんわ)

向日葵(あの子……もう帰っちゃったかしら)ハァ


櫻子「お」バッタリ

向日葵「……あら」バッタリ

櫻子「……お疲れさん!私の下僕の分際で、答辞よく頑張ったな!」ケラケラ

向日葵「いつあなたの下僕になったか知りませんけど、やるだけのことはやりましたわ」

櫻子「そっか。そりゃあ、よかった」

向日葵「……ええ、よかったですわ」

櫻子「……」

向日葵「……」

私怨

櫻子「もう、ここに一緒に通う事も無くなっちゃうね」

向日葵「一緒に登校なんて、最近は全然だったじゃないの」

櫻子「……そだね。私先に行ってたしね」

向日葵「そうよ、私を置いていくんですもの。ひどい、ですわ……」

櫻子「向日葵……」

向日葵「…………」グス

櫻子「!?」

櫻子「な、何だよ急に!?」

向日葵「な、なんでもねーですわ!」ゴシゴシ

櫻子「……今日くらい一緒に帰るか?」

向日葵「……そう、ですわね」

支援なんだよ

櫻子「この道も今日で最後かー」

向日葵「…………」

櫻子「なんか、短かったよなー」

向日葵「…………」

櫻子「ねえ、何か言ってよ。バカみたいじゃん私」

向日葵「……私」

櫻子「ん?」

向日葵「……やっぱり、なんでもないですわ」

櫻子「なんだよ……」

向日葵(いえ……やはり伝えるのは今しかありませんわ)

向日葵(この日を逃しては……ダメですもの)


向日葵「あの時ぶってしまって、本当にごめんなさい……」

櫻子「……いいよ、前も言ったけど私は気にしてねーし」

櫻子「私だって、何も言わずに勝手色々決めちゃったし、その……ごめん」

向日葵「……今日この日に謝れてよかったですわ」

櫻子「向日葵……」

向日葵「このまま高校に進学しても、あなたのことでモヤモヤしてるなんて、御免ですものね」

櫻子「おまえなー」


向日葵(やっぱり、寂しいだなんて……口には出せませんけど)

櫻子「ま、あんまり会わなくなっちゃうけど」


向日葵(……素直になれたら)


櫻子「たまには遊びにいこっか・・・」


向日葵(どんなに……)


櫻子「……おい、向日葵」

向日葵「へ?」

櫻子「家の前着いちゃったよ」

向日葵「そうね」


櫻子「…………」

向日葵「…………」


櫻子「それじゃ」

向日葵「…………櫻子」

櫻子「ん?」

向日葵「あの……ありがとう、櫻子」

櫻子「……うん、ありがと、向日葵」


櫻子「じゃあね、向日葵」

向日葵「ばいばい、櫻子」


向日葵(これで、本当にさようならですのね)

向日葵(……最後に話せて、よかったですわ)

向日葵(櫻子と一緒で……楽しかっ)


櫻子「おーい向日葵!」

向日葵「え?」

櫻子「さっきも言ったけど、今度ふたりで遊びにいこうよ!」

向日葵「!」

櫻子「今まで遊べなかった分、ガンガン付き合ってもらうからな!」

向日葵「……望むところですわ!」

櫻子「んじゃなー!」

向日葵「ええ、また!」

向日葵(些細なことから私たちの関係は変わってしまいました)

向日葵(もう、昔のような関係ではなくなってしまったけれど)

向日葵(私と櫻子の絆は続いていくでしょう)


向日葵(これからも)

おわりです!
書いてるうちになんか別ゲーになっちゃいましてですね!

お疲れだよぉ
切ないよぉ

どんどん終わってくな

乙乙

知り合いの方はもっと続いていますけれどここが綺麗だと思うので。
もしかしたら、ってことでひとつw

では、スレ建ててくださった>>1さんや読んでくださった皆様
ありがとうございました!

おつでした


進路が同じかと思ったが違ったみたい

前のも良かったし乙

むう終わりか


前のもどっかにあったら読んでみる

乙です!

よかった

>>168
櫻子「(疲れた・・・)」
櫻子「(疲れた・・・)」 - SSまとめ速報
(ttp://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328299714/)

櫻子「おーい」が好きだったり

は?これで終わり……?

>>174
>>172でも読んどけ

>>172
お、ありがとう読んでみる

えっ、まじでもう、終わりなんですの?

関連系は 櫻子「(疲れた・・・)」→櫻子「おーい」 だな

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