進撃の人間 ライナー「桃から生まれたライナーだ!」(12)

むか~し むかし あるところに爺さん婆さんが住んでたそうな

爺さんは山へ芝刈りに

コニー「めんどくさい」

婆さんは川へ洗濯に

ユミル「腰がヤバイ……」

そんな時どんぶらこっこ どんぶらこっこと大きな桃が流れてきたそうな

ユミル「おお!あの桃を持ち帰ればしばらく生活には苦しまんぞ!」

婆さんは桃を家に持って帰ったそうな

ユミル「爺さん!上流から桃が流れてきたぞ!」

コニー「随分でかい桃じゃな、早速食べよう!」

婆さんが桃を切ると……

「おぎゃああおぎゃああ」

コニー「赤ん坊?」

ユミル「爺さん!これはきっと子宝に恵まれなかった私達の神からの捧げじゃ」

コニー「そうじゃな……この子の名前何にしようかのぉ~」

爺さんと婆さんはこの子にライナーと名づけ大切に育てたそうな

ライナーもその期待に答えスクスクと育ち村一番の力持ちになったそうな

~ある日~

コニー「」

ユミル「爺さん……」

ライナー「父さん………」

サシャ「大変ですっ!」

ライナー「!?……お前は村一番の食いしん坊サシャじゃないか」

サシャ「それがっ!」

ライナー「ちょっと向こうでいいか?」

サシャ「え?……おじさん!?」

ユミル「………」

サシャ「……分かりました」

ライナー「それでどうしたんだ?」

サシャ「村長が!」

ライナー「村長?」

~村長の家~

キース「今日ここに来て貰ったのは他でもない!鬼を退治して貰いたい」

サシャ「…………」

ライナー「え?」

キース「親父さんを亡くした後で辛いと思うが……どうか!この通りだっ!」

サシャ(やっぱり……)

ライナー「少し……考えさせてください」

サシャ「どうしましょうか……」

ライナー「自分で言うのも何だけど俺は分かるがお前が行ってどうなるんだ?」

サシャ「私、人一倍食べますから……村人が餓死しないように………」

ライナー「自業自得だな!………母さんに相談してくるわ」

サシャ「私は相談するまでもないと思いますけど……」

~スプリンガー家~

ユミル「………いいよ!」

ライナー「え?……本当にいいのか?」

ユミル「もう15歳だろ……旅立つ時だよ」

ライナー「けど父さんが!」

ユミル「いいんだよ……爺さんと暮らした40年……3人で暮らした15年………充実してたし」

ユミル「これ以上何か求めたら、母さん罰が当たるよ!………行っておいで」

ライナー「ありがとう………俺、絶対鬼を倒して帰るよ!」

~後日~

ユミル「大丈夫かい?夜は冷えるからちゃんと服を着るんだよ!」

ライナー「分かったよ!」

フランツ「ライナー!家の娘に何かしたら……」

ライナー「何もしませんよ!」

サシャ「やめてよ!恥ずかしい//」

ライナー「じゃあそろそろ……」

フランツ「行ってらっしゃい」

ユミル「頑張ってね」

ライナー「行ってきます」

サシャ「行ってきます!」

フランツ(ハンナ!サシャは大きく育ったよ!)

ユミル(爺さん……コニー!ライナーを見守ってね!)

キース(村は餓死しなくて住むな)

ライナー「さてと、まずは仲間集めだな!」

サシャ「そうですね!他の村に行くのはどうでしょう?」

ライナー「そうだなぁ~……確かこの山を越えてすぐに街があっt」

サシャ「決まりですね!目的地は隣の街です」

ライナー「そうだな……」

ライナー(食べ物が食べたいだけだろ!)

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