ほむら「アルバイトしたいわ」杏子「そうだなー」 (219)

マミ「突然どうしたの二人とも」

ほむら「欲しい物があるの」

杏子「金がねーんだ」ムグムグ

マミ「お金…は確かに大事だけどね。勉強もして、魔法少女もして、バイトまでするっていうのは」

杏子「マミおかわり」

マミ「大変なんじゃない…佐倉さんまだ食べるの!?」

杏子「マミのケーキがうまいのが悪い」

マミ「まったくもう佐倉さんったら私の手間も考えてほしいわ」イソイソ

マミ「ケーキ何がいいかしらー?」

杏子「てきとーでいいよ」

ほむら(マミさん嬉しそうね)

杏子「バイトするとしたらやっぱ飲食店だよなー!ほむら!」

ほむら「杏子はつまみ食いがしたいだけでしょう」クスクス

ほむら「私は飲食店は嫌だわ…。人見知りだし、声も小さいし」

杏子「そんなモン慣れだろー。な!マミ!」

マミ「私だってアルバイトなんてしたことないもの。わからないわ」

ID変わったけど>>1です

マミ「はい、佐倉さん。りんごタルトよ」

杏子「お!さすがマミ!あたしの好みをわかってんじゃねーか」

マミ「それよりふたりとも。バイトして何を買いたいの?」

ほむら・杏子「iPhone」

マミ「あ、iPhone…。確か最近新しいモデルが出たのよね。私は詳しくないけど」

ほむら「iPhone5sとcよ。cが廉価版なの」

杏子「あたし達そもそもケータイも持ってないんだよなー」

ほむら「今までは魔法少女としか連絡を取らなかったし、テレパシーで十分だったものね」

マミ「二人とも学生生活を送る上で必要になったのね」

杏子「そーゆーこった」

ほむら「最近LINEというチャットのようなものが流行っていて、まどかもさやかも仁美さんもそれで連絡を取っているらしいわ」

ほむら「遊ぶ時はまどかやさやかが気を遣ってテレパシーで連絡をくれるのだけど」

杏子「二度手間だろうし悪いんだよな」

杏子「あとちょっと面白そうだし」

マミ「私なんて未だにガラケーよ。しかも連絡取り合う友達もいないし」

杏子「そーなのか?この前ほむらとマミをからかいに教室いったらお前忙しそうにケータイいじってたじゃねーか」

マミ「あれはテトリスよ!この前タイムアタックで自己ベストが出て、さらに燃えてるの!」

ほむら「マミさんも、楽しそうな学生生活で何よりだわ…」

ーーこの時間軸でようやく私は、ワルプルギスの夜を撃退することに成功した。

まどかは魔法少女になっていないし、さやかも魔法少女にはなってしまったものの魔女化はしていない。

マミと杏子とも友好な関係を築けているし、この時間軸はまさに最高の出来だ。

私を褒めてあげたいわ。

まあ、このループを最後と決めていただけに、文字通り死に物狂いだったけどね。

ひとつ前の時間軸で、私が時間を繰り返すたびまどかの因果が増えてしまうことを知らされた時、そう決めたわ。

これが最後のわがままだって。

前回のワルプルギス戦、私は考え得る全ての攻撃を試して、その末負けた。

単独では勝てないと踏んだ私は、もう一度だけ、人に頼ることにしたわ。

まず真っ先にマミさん。

あれ?ほむらってマミさんの事巴マミって言ってなかった?ループの間に名前で呼ぶようになったの?

いろいろ考えたけど、頼ると決めた以上、私の事情を洗いざらいぶちまけたわ。

途中から誰かに話せたのが嬉しくて、顔は涙と鼻水でぐずぐずになるし、話そうとしても嗚咽しか出てこないし酷い有様だったわね…。

でもマミさんは、ただ私を抱きしめて、うんうんとうなずいてくれたわ。

辛かったわね。私は味方だから、ゆっくり話していいのよ。って。

思えば私の鉄仮面は、あの時外れたのかも知れないわね。

>>30
悩んだけど、全部ぶちまけたほむらならこう呼ぶかなと

その後はマミさんの協力ですんなりといったわ。

まどかとさやかとも仲良くなれたし。

ただ、さやかを魔法少女にしてしまった事だけが心残りね…。

まあでも、さやかがいなかったら杏子とも和解できなかったし、結果オーライとしましょう。

さて、非力な私がどうやってワルプルギスの夜を撃退できたのか、だけれども。

「撃退」という表現ですでに察しのいい人は気づいたかも知れないわね。

そう、私はワルプルギスの夜を打ち倒してはいない。

ただ、別の暴れてもいい場所…太平洋の海上に場所を移してもらったの。

やはり五人も寄れば文珠の知恵も出るものね。

孫子も言う通り、勝てない戦いはするべきではないわ。

そこで私達は巨大な投石器をして、ワルプルギスの夜を文字通りぶっ飛ばしたわ。

まず、ワルプルギスの出現ポイントはいくつかに絞れるから、それら全てに杏子の巨大な槍を設置したわ。

ちなみにこの槍の長さ。
全部634mなんだけど、これは杏子が謎のこだわりを見せてたわ。

スカイツリーと同じなんだぜーってね。

なんでもあの子はスカイツリーの先っちょでロッキーを食べるのが今後の目標だそうなので、それにあやかっているらしい。

それを聞いたマミさんが、作戦名をスカイツリーアタックにしましょう!って興奮してたわ。

英語でいいの?って聞いたら、「今はイタリア語の辞書がないから」だそう。

話を戻すと、槍をマミさんのリボンでほぼ90度、折れるギリギリまでしならせる。

槍の先端と、下の重り(前のループで拝借した、戦車・タンクローリーetc)とをリボンで結んである形ね。

そして槍の先端にもう一本リボンを結び、そのリボンの反対側は空けておく。

ワルプルギスが出現したら、私が時間を止めて彼女の歯車(足?)にリボンをくくりつける。

彼女としなった槍がリボンで繋がったのを確認したら、あとは槍をしならせているリボンを切断すれば、槍とリボンが投石器となって彼女を遥か彼方の海まで飛ばしてくれるって寸法ね。

ちなみにこのリボンを切断する役目はさやかにお願いしたわ。

あたしにも手伝わせろーってやかましかったから。

ワルプルギスの夜にトドメを刺したのはさやかちゃんなのだーって調子に乗ってるけど、まあ好きにさせておきましょう。

ともあれ私たちはワルプルギスの夜を撃退した。

まどか達とも仲良くやれているし、杏子もマミさんも、なんだか吹っ切れてどのループの二人よりも楽しそうにしてるわ。

杏子は見滝原中学校に転校して来たわ。

ちょっとは人間不信も治っているようで、元の快活な性格もあいまって私よりクラスに馴染んでるわね…。

マミさんも友達がいないのを気に病んでたみたいだけど、私達がいるからって開き直ったみたいね。

最近ではぼっちの自虐ネタまで言うようになったわ(ちょっと反応しづらい)。

私は私で、iPhoneが欲しい、バイトしようかしら、なんて女子学生らしい悩みを抱えているのが本当はとても嬉しい。

最近ではQBも見なくなったし、まさにバラ色の人生だわ…。


QB「……」

ほむら「まどか、iPhoneってひと月でどれくらいかかる物なのかしら」

まどか「うーん、容量にもよるけど、大体8~9千円ってとこじゃないかなあ」

さやか「それに最新の機種にこだわらないなら、前の世代の5買えば本体価格の分だいぶ安くなると思うよ!」

杏子「ふーん。なら余裕かもな!時給安いとこで働いても、週に二回くらい出れば買えそうだ!」

さやか「杏子がそれだけで済むかなあ~?ゲームに課金しまくる未来が見えるぞ~?」

杏子「ふんっ!さやかじゃねーんだから大丈夫だっつぅの」

仁美「さやかさんこそ、ゲームに課金しすぎてご両親からお叱りを受けたとこの前…」

さやか「わーっ!わーっ!」

まどか「さやかちゃん…」

ほむら「自分のことじゃない」クスクス

さやか「oh~I can't speak Japanese!!」

杏子「さやかis foolish!!」

さやか「あんだとーっ!」

杏子「ほらほら英語で話せよーっ!」

さやか「待てーっ!」

ほむら「元気ね」クスクス

まどか「元気すぎるよぅ」ティヒヒ

仁美「それで、ほむらさん達はどちらで働くつもりなんですの?」

ほむら「そうね、駅の近くにこじんまりしたカフェがあって、そこでスタッフ募集してたから」

まどか「あっ!そこパパが美味しいって言ってたよ」

仁美「まあ!まどかさんのお父上が認めるなら本物ですわね」

ほむら「そうね。私もコーヒー好きだから、楽しみだわ」

杏子「待てよほむら!あたしはつまみ食いのできそうなファミレスがいいって言ったろ!?」

ほむら「ファミレスなんて忙しそうだし、学ぶ物がなさそうじゃない。カフェの方が有意義よ」

杏子「あたしはあの泥水に興味ねーよ…。それよりあたしの食欲が満たされる方が優先だねっ」

さやか「食欲もなにも、あんた魔法少女なんだから食べなくても死なないじゃない」

杏子「人はパンのみにて生きるにあらず、ってな!あたし達もグリーフシードだけで生きてるわけじゃねーぜ?」

仁美「魔法少女…?」

まどか「さやかちゃん達のマイブームだよー」

ーー駅前

さやか「マミさ~ん」

マミさん「遅いわよ、美樹さん」

まどか「そうだよ、置いてっちゃう所だったよ?」

さやか「ゴメンごめん、恭介のヴァイオリン聞いてたら時間飛んじゃって」

マミ「あらあら、さっそく惚気ね?」

まどか「さやかちゃん最近ずっとこうなんですよー」

マミ「それは根掘り葉掘り聞かないとね!」

さやか「あはは…。それで、面白い物が見れるって事ですけど、それって?」

マミ「ああ、そうね。今から私の行きつけのスイーツのお店に行くけど、そこで見れるわよ」

ーーマミの行きつけの店

「いらっしゃ…!いませー」

まどか「あ!ほむらちゃんと杏子ちゃん」

さやか「なかなか制服似合ってんじゃん」クスクス

マミ「店員さん、オススメのケーキを三つください」

ほむら「マミさん…。私たちのバイト先はまどか達には秘密だって言ったじゃない…!」

マミ「あらー?そうだったかしら」

まどか「キレイだよ!ほむらちゃん!」

さやか「杏子も似合ってるじゃん」ニタニタ

ほむら「まさか…ここまで恥ずかしいなんて…!///」

杏子「消えてえ…///」

さやか「いやー、杏子可愛いかったなー!りんごみたいになっちゃって!」

まどか「ほむらちゃんもアタフタしてて可愛いかったよー。なぜか敬語混ざってたし!」ティヒヒ

マミ「ちょっと意地悪だったかしら…?」

さやか「いやいや!あいつらだって内心嬉しいと思ってますよー!」

まどか「でも、結局二人とも同じ店にしたんですね」

マミ「そうねえ。二人とも意見が分かれてるくせに、なぜか一緒の店で働くっていう根本は揺るがないのよね」

さやか「根っこでは仲良しなんでしょうねー」

まどか「そっかー。ちょっと羨ましいなあ」

さやか「ああ!落ち込まないでまどか!仕方ない!さやかちゃんが嫁にしてやろう!」

まどか「もーやめてよさやかちゃん!さやかちゃんには上條くんがいるでしょ」ティヒヒ

マミ「そうだわ美樹さん!上條くんとの話、聞かせて欲しいわ」

さやか「あ、あー、えーっと。そうだマミさん!その買い物袋は?見たところ服とかじゃないですけど」

マミ「良くぞ聞いてくれたわ!これはテトリスDSよ!これで全国の猛者とのWi-Fi対戦が始まるわ!」

まどか「あぁ…。マミさんがテトリスの深淵にハマっていく…」

ほむら・杏子「お疲れ様でーす」

店長「はいよ~。お疲れ様」

マミ「お疲れ様、二人とも」

杏子「マミ!?待ってたのかよ」

マミ「最近ふたりとおしゃべり出来てないからね。寂しくて」

ほむら「私はともかく、杏子とは一緒の家じゃない」

マミ「最近この子勉強を頑張ってるのよ。邪魔したくないじゃない」

マミ「最近なぜだか魔女も少ないしね」

ほむら「そうね。ようやく見滝原も平和になってきたわ」

ほむら「しかし杏子が勉強なんて」

杏子「あたしにはちょっとした野望があってね!そのために行きたい高校があるのさ」

ほむら「杏子…。頑張ってね。応援してるわ」

ほむら「まだ私はおろかさやかにも勝ててないけど」クスクス

杏子「うるせー!見てろよー。すぐお前なんか追い越してやるんだからな!」

ほむら「ところで、優等生のマミさんに教わればいいじゃない」

マミ「私もそう言ったんだけど、それじゃ意味がないって言うのよ」

杏子「自力で這い上がってこそだよ。なーに、魔法少女を独りでやってきたあたしだ。勉強なんてどーってことないさ」

ほむら「なら次のテスト、私と勝負しない?」

杏子「いいぜー!負けた方は店長にハゲって言うことな!」

マミ「あの人ハゲなの!?」

ほむら「ヅラよ」

さやか「はあああ!」

少々露出の激しい騎士装束をまとったさやかが魔女に突っ込んだ。

タコの様な魔女が次々と触手を繰り出すも、マミの援護射撃によって触手を潰されてしまう。

さやか「くらえっ!スクワルタトーレ!」

魔女本体に斬りかかるさやか。

だが次の瞬間、さやかの視界が黒く染まる。

さやか「うわったっ!なにこれ!?タコ墨!?」

さやかの視界を奪った魔女は、トドメとばかりに触手を伸ばす。

「まだまだね。美樹さん」

が、それより早く凛とした声と共に極大の砲弾がタコの魔女を砕いた。

「ティロッ・フィナーレ!!」

マミ「まったく、魔女のカウンターには警戒しなさいとあれほど言ったはずよ」

さやか「はぁーい」

マミ「今回は私がいたからいいようなものの、一人だったらどうするの!」

さやか「はい、すみません…」

マミ「わかったならよろしい。さあ、暁美さん達も終わった頃だろうし帰りましょう」

さやか「そうですねー。あたしも早くシャワー浴びたいですよ。全身タコ墨だらけで…」

マミ「よかったじゃない。タコ墨はイカ墨よりも美味しくて貴重らしいわよ?」

さやか「食べませんよっ!?」

マミ「…という所ね。今日の戦いは」

杏子「やるじゃんさやか。いいなぁーあたしもタコ墨食べたかったー」ケタケタ

ほむら「悔しいけど私達じゃムリね。そんなセンスないもの」クスクス

杏子「くぅーやっぱさやかは持ってるなあー」

さやか「くそっ…!こいつら好き勝手言ってくれちゃって…!」

マミ「それで?そっちの首尾は?」

杏子「ああ、風見野まで足を伸ばした甲斐あって魔女にありつけたよ」

ほむら「もう見滝原では四人分のグリーフシードは出ないものね」

マミ「当分は風見野も含めればグリーフシードは持つでしょうけど…」

杏子「ジリ貧だな」

さやか「杏子は大分グリーフシードのストックあるんじゃないの?」

杏子「まあな~。でもまあ出来るだけ使いたくはないだろ」

ほむら「そうね…」

さやか「まああたしは魔女より来週のテストが怖いですよ」

杏子「見てろよさやかー。今度こそお前に勝ってやる」

さやか「杏子に負けちゃあたしもおしまいだよ」

ほむら(……)

ーーテスト当日

さやか「終わったぁ~!」

さやか「そして終わったああああ!!」ガバッ

さやか「もうダメだ~。あたしのお小遣いが~。平和な生活が~」

まどか「ティヒヒ…元気出して?さやかちゃん」

さやか「まどかぁ~!母さんが今回また赤点でたら殺すって言ってた~!あたしまだ死にたくないよ~!」

杏子「ふっふっふ!」

杏子「さやか!どうやらあたしはお前に悪い事をしてしまったらしい…」

さやか「き、杏子あんたまさか」

杏子「カンペキな手応えさッ!いやぁ残念だよさやか。お前をこうもあっさり抜いてしまうなんて」

さやか「う、嘘だああああ」ダッ

杏子「ふはははは負け犬の遠吠えが耳に心地よいわ!!!」

ほむら「杏子。あなた本当にできたの?あれだけ言って負けてたら恥ずかしいわよ」

杏子「いや大丈夫だよ。これだけの手応えを感じたのはまだ真面目だった小学校以来だ。いやぁ小卒でも本気出せばやれるモンだなぁ」

仁美「小卒…?」

まどか「そういうマイブームなんだよ、仁美ちゃん」

ーー給料日

店長「二人とも頑張ったね。はい、お給料」

ほむら・杏子「ありがとうございます!」

杏子「お、おい見ろよほむら!諭吉が三人もいるぞ!」

ほむら「お、落ち着くのよ杏子。ひょっとしたら英世さんかもしれないわ」

杏子「そ、そうだな…。期待して落とされるパターンもあるよな」

パラッ

ほむら「やったああ!三万よ!」

杏子「やったなおい!これでiPhone買えるぞ!」

ほむら「そうね!早速買いましょう!」

すいませんまたID変わりました>>1です


杏子「とりあえず電気屋いくか」

ほむら「そうね、そうしましょう」


ーーー電気屋ーーー

杏子「つ、ついにきたな・・・」

ほむら「あら、緊張してるの?」

杏子「ばっ、ばっきゃろー!!んなわけあるかってんだ!!」

店員「しゃっせーい」ドピュドピュ

ほむら「しゃっ、しゃせい?」

杏子「しゃせいってなんだ?食いもんか?」

店員「そうだよ、お嬢ちゃん、どれ、食べてみるかい?」

杏子「おう!ただでいいならもらうぜ!!」

俺「杏子ちゃんは元気だな^^はい、じゃあこれを舐め舐めしてね」ポロン

杏子「こ、ここここれを舐めろってのか!?///」

俺「そうだよ杏子ちゃん^^あれ、杏子ちゃんは中学生にもなっておちんぽ舐めたことないのかな?」

杏子「なっなにぃ!?あああああるに決まってんだろ!!!」

俺「そっかそっかごめんね^^じゃあいつもみたいにペロペロしてごらん^^」

本当の>>1だけどごめんもう飽きた
もう寝るからこのスレは落とすもなにか書くも好きにしてくれ
じゃあな、おやすみ

寝ちゃってたー!
保守ありがとうございます!!

すまん朝忙しい
8時くらいから再開します

ーーまどか宅

まどか「へええ。二人とも最新型は買わなかったんだねえ」

ほむら「最新型は高いし、ブラックがないから」

杏子「お前そんな黒にこだわりあったっけ?」

まどか「それじゃあ早速、連絡先交換しようかっ!」

ほむら「ええ。よろしく、まどか」

ーーマミ宅

杏子「ただいまーっ」

杏子「マミー!見てくれよ!iPhone買ったんだ!」

杏子「…あれ?また留守か」

杏子(最近多いなー。さてはあたし達に感化されてバイトでも始めたか?)

杏子「まあいいや!早速LINEってやつをやるぞ」

杏子「お、まどか達のグループから招待されてる。参加っと」

杏子「おお!リアルタイムでみんなの会話が更新されていくぞ!こりゃおもしれえ」

杏子「~♪」

ーーテスト返却日

さやか「だーっ!やっぱりどれも酷い…!」

まどか「今回は難しかったねえ…。私も平均落ちたよ」ティヒヒ

仁美「あら?ほむらさんに勝ってますわ」

ほむら「今回は難しかったわ…」

ほむら(あああ…今回『は』なんて強がってしまったわ…。ループの貯金がなくなって仁美さんに勝てなくなるのは当然なのに…)

ほむら(私のばか…)

ほむら「あれ?杏子は?」

さやか「あれー?そういや杏子はどうしたのかなー?」

杏子「!!」

さやか「あれだけ自信満々だったけど!」

杏子「こ、こっち来んじゃねえ!」

さやか「まあまあ!さやかちゃんに見せてごらんなさーい!」

ペラッ

杏子「あ!!」

さやか「プッ!あんだけ吠えておいてギリギリ赤点回避って!あたしより酷いじゃん」

ほむら「ちょっとさやか…!」

さやか「しょせん杏子は頑張っても杏子だったねー!むしろ事前にこの結果を察知できてたあたしの方が上だったりして!」

ほむら「さやか!いい加減にしなさい!」

さやか「…!ほむら。」

ほむら「いい?杏子は魔法少女もバイトもこなして、その上ブランクがある勉強も必死に食らいついていたのよ」

ほむら「きちんと目標を持ってその達成のために努力する、それの何が悪いの」

ほむら「杏子はここ最近本当に頑張ってた。それは誰よりこの私が知ってるわ」

そういえば外伝のかずみはスマホ持ってたな

ほむら「確かに杏子も言い過ぎた部分もあるけど、それでも杏子をばかにしないで…!」

さやか「な、なんだよ。こんなやりとりいつもの事じゃん。なにムキになってるのよ」

杏子「…もういいよ。あ、あたしが間違ってたんだ…。やめろよ」

ほむら「ちょっと杏子!」

杏子「ほむらもやめろよ!余計みじめになるだろ!」

ほむら「…!」

杏子「あたしが間違ってたんだ。こんなのあたしらしくねーもんな」

結局。なんとなく険悪なまま放課後を迎えたわ。

いつもは5人で下校するけれど、今日は授業が終わるなり杏子が荷物をまとめてさっさと帰ってしまった。

残された私達も、盛り上がることなく道路だけを見つめて帰ったわ。

正直、あんなに通学路を長く感じたのは初めてだった。

杏子「ばかみてえだな、あたし」

杏子「あんなにさやかをばかにしたのに、負けちまうなんて。」

杏子「言い返されるのも当然だよな。あたしが悪いんだから」

杏子「庇ってくれたほむらにも八つ当たりしちまうし。なんだかあたしヤな女だなー」

杏子「…悔しいな。結構頑張ったつもりだったのに」グズ

さやか『しょせん杏子は頑張っても杏子だったねー!』

杏子「そうかもな。冷静に考えて、積み重ねのないあたしがちょっと頑張ったくらいでさやか達に追いつけるハズねえのに」

杏子「はぁ…。本当にバカだな、あたし」

ジワ…ズズズ…

>>125
マジで!かずみ見てないから知らなかった…

ほむら「考えてみたら、今日バイトの日じゃない」

ほむら「気まずいけど、杏子呼びに行かなきゃ…」

ほむら「……」スッスッ

iPhone「杏子、今日はドンマイ( ´ ▽ ` )ノバイト行くわよ☆~(ゝ。∂)」

ほむら「……」

ほむら「こんなの、私らしくないわね」ニガワライ

ほむら「テレパシー使いましょう」

杏子「お前なー。せっかくケータイ買ったんだから使おうぜー」

ほむら「こっちの方が私達らしいでしょ?」

杏子「まあ、そうなんだけどさ」

杏子「あのさ、ほむら。今日は悪かったな。庇ってくれたのに」

ほむら「いいのよ。本当に努力したのに報われないのは、何よりも辛いわ」

杏子「そーだよなー!なのにさやかの野郎!」

ほむら「ただ、あなたも悪かったわよ?あれだけさやかを馬鹿にしたんだから、当然の報いよ」

杏子「ぐっ!」

ほむら「言ったじゃない。負けたら恥ずかしいわよって」

杏子「はあ~あ、努力には報われずに、さやかにだけ報われるなんて。なんて不公平な世の中なんだーっ」

ほむら「本当ね」クスクス

杏子「ま、あとでさやかにも謝っておくか」

ほむら「それがいいわ」

杏子「でも本当に悔しかったんだぞ!?」

杏子「見ろよ、ソウルジェムがこんなに濁っちまった」

ほむら「ちょっと!?それはシャレにならないわよ!!」

杏子「でも今日バイト終わりに魔女狩りはキツイよな」

ほむら「明日行きましょう」

杏子「さて。あたしは言っちまったよな。テストで負けたら店長をハゲ呼ばわりするって」

ほむら「本気なの?店長って結構陰気な性格だから、根に持たれるかもしれないわよ」

杏子「いや、魔法少女に二言はねえ!」

ほむら(杏子って変なところで意地っ張りなのよね…)

杏子「行くぜ!」

ほむら(仕方ないわ)

杏子「てんちょ」

ほむら「ハゲ!間違った店長」

店長「あ”?!」

ほむら「結局、終始店長は不機嫌だったわね」

杏子「そりゃそーだろ!」ケタケタ

杏子「ほむらって度胸あるなあ」

ほむら「ふふっ、私は同じ時間を数え切れないほど繰り返した魔女よ」

ほむら「今さらあんなハゲどうってことないわ」

杏子「しかし、なんでほむらが言ったんだ?負けた方の約束だろ」

ほむら「勘違いしないで欲しいのは、私はここ最近の杏子を本当に凄いと思ってたのよ?」

ほむら「今回のテストは格段に難しかったわ。みんな、仁美さんでさえも前回より点数が落ちたのに」

ほむら「杏子。あなただけは点数アップしたじゃない」

ほむら「私は純粋に努力の量であなたに負けたと思っている。だから私が店長に言ったのよ」

杏子「ほむら…お前」

杏子「ばかだな」ケタケタ

ほむら「なんですって!?」

ーーその後、杏子とさやかは仲直りしたわ。

いつものやかましい二人に戻ってくれたのはいいものの、少しは二人の間に気遣いの様な物が生まれるのではという私の期待は裏切られた。

まあ、それがあの二人なのだけど。

ところで、いま私達はかなり深刻な問題を抱えていた。

魔女不足。

およそ誰もが内心で懸念していた問題であり、また誰もが目を背けようとしていた問題だった。

それがいま。

無視が難しい程に深刻化していた。

マミ「また、収穫はゼロね…」

さやか「歩き回るの疲れましたよーっ」

杏子「ここ最近完全にお散歩クラブ化してるな…」

ほむら「風見野にまでいないなんて、ちょっと異常ね」

さやか「まあでも平和なわけですし?本来は喜ぶべきというかなんというか」

マミ「生命活動の維持にも魔力は消費するわ。このままじゃ私達が平和を乱す側に回りかねない」

杏子「ほむらは特に消費が激しいしな…」

そう。そして私個人でも抱えている悩みがあった。

バイト先での嫌がらせだ。

あの店長は想像以上に陰気な性質だったらしく、私のハゲの一言(といっても、ひょっとしたらとんでもないコンプレックスだったのかもしれない)で完全に私を敵と見なしたようだ。

杏子「ほんとにあいつ酷いんだよ!客の前でほむらのことギャーギャー怒鳴るんだ。考えられないよ」

マミ「私もあの店長さんがそんな人だとは思ってなかったわ。いくら悪口を言われたからって、ちょっとやり過ぎじゃないかしら」

ほむら「いいのよ。元は私が悪いんだし。ただ、普通の人間だったらストレスが溜まる程度の問題で済むけど、私にとっては死活問題だわ」

さやか「辞めちゃいなよ、そんな所!」

ほむら「そうね…。もう今月中には辞めたいわ」

杏子「おう、私もあんなとこ辞めてやる!」

杏子「ただそれなら新しいバイト先見つけないとな。iPhoneの金が払えなくなる」

マミ「バイトとかよりも、いまはグリーフシードが最優先だわ」

マミ「今はまだ佐倉さんのストックでなんとかなってるけど、将来的には他の魔法少女のテリトリーを侵すことも考えなきゃならないかも」

さやか「……」

あの正義感の強いさやかでさえ、マミさんのその提案に異議を唱えなかった。

それほど、私達の状況は切迫してきているのだ。

それともうひとつだけ。
私を悩ませている事柄がある。

これはまだ誰にも言えていないが、マミさんについてだ。

ちょっと最近のマミさんの動向はおかしい。

杏子によると、よく留守にしているし、夜中も物音を立てないように抜け出すこともままあるようだ。

杏子はマミさんを信用しきっているのか、「腹でも減ったんだろー」と言っているが、このタイミングで単独行動は怪しすぎる。

ともすれば、マミさんが単独で魔女を狩っているためにこの魔女飢饉が起きているとも想像できるからだ。

無論、そう思いたくはないけれど。

結局、私はマミさんを尾行することにした。

さやかと杏子も誘っているが、もちろんマミさんが疑わしいから、とは言っていない。

ただ面白そうだからと言っただけだが、杏子はきっとなんとなく察しただろう。

さやかはよくわからない。

ふたりを誘ったのはもちろん、万全を期してだ。

もうループ能力のない私は、何か失敗すればそれでアウトだ。

もしマミさんが魔女を独占していたなら、最悪戦闘になるだろう。

その場合、ハッキリ言って私に勝機はない。

私単独で尾行して戦闘になれば、そこでゲームオーバーなのだ。

また、マミさんがもし何かの気の迷いでそういった事をしていても、出来れば私は和解したいと思っていた。

マミさんに何もかも打ち明けたあの日、私は間違いなくあの人に救われた。

そんな温かいあの人と、私は敵対したくない。

だから、三対一という有利な条件で話し合いをしたかった。

私はまだマミさんと繋がっていたい。

お喋りしたいし、お茶会もしたい。

まだまだあの人と遊びたい。

勝手な話だが、そういった事があのひの恩返しになると私は考えていた。

だがその意味でこの尾行は残酷だ。

マミさんがもう私達のことなんて何とも思っていない事を証明してしまうかもしれないから。

だから私は、この尾行に悲壮な覚悟を持って挑まねばならなかった。

マミさんがもし、私達にとって死活問題と知りつつ魔女の独占をしていたなら。

私はそれを受け入れられるのだろうか…?

マミさんの尾行は困難だったわ。

ビルからビルに飛び移るわ、急に歩行者に紛れるわ…。

そして、行動自体も不自然だった。

まるでマミさんも何かを探しているような(やはり魔女かしら)…。

とにかく、私達はすぐに三人組での尾行は諦めたわ。

ちょっと危険だけど、三人に分かれて役割分担をした。

さやかが一番見晴らしのいいビルから魔力で視力を強化して目で追う。

一方、杏子はかなり近距離での尾行。

一番危険だし、俊敏なマミさんを追えるのは杏子だけだから、この役割は杏子以外あり得ない。

ステマ業者ではないなwwww


しばらくはお互い収穫のない日が続いたわ。

なぜか日に日にやつれていく私達4人をまどかはどう思っていたのかしら。

さて、ようやくマミさんがターゲットを捉えた今日、何の因果か杏子もさやかもマミさんを見失って、マミさんを視界に捉えられていたのは私だけだった。

でも、二人が見逃したのもムリはないわ。

それほどマミさんの動きは俊敏だった。

かく言う私も、マミさんの動きは見えなかったわ。

じゃあなぜ私がマミさんを見失わなかったか。

それはマミさんのターゲットの方を視界に捉えたから。

もう長い事あいつと鬼ごっこをした私は、あいつを見ると反射的に追ってしまう体になってしまっているのかもしれない。

その白い影の正体は…。

マミ「久しぶりね、QB。いえ、インキュベーター…!」

QB「久しぶりだねマミ。どうしたんだい?怖い顔をして」

マミ「とぼけるのはやめてちょうだい」

マミ「あなたでしょう?見滝原から魔女を消したのは」

QB「…そうだね。ご名答だ」

QB「でもそれは、君たちの望みそのものじゃないか。喜ぶといい、マミ。平和な見滝原を君は取り戻したんだ」

マミ「よく言うわ。あなた達はそんな理由じゃ動かない」

マミ「あなたは私達が目障りなんでしょう?だから私達を消すために、兵糧攻めをしているだけ。違う?」

QB「その通りだ。賢くなったじゃないか。巴マミ」

QB「君たちは魔法少女の真実を知っている。それをばら撒かれるのはこの宇宙にとって非常に厄介だ。だから、早く死ぬなり魔女になるなりして欲しいんだよね」キュップイ

マミ「最低ね」

QB「でも僕達自身に戦闘力はない。だからこういう回りくどい手段を取ったわけだが」

QB「効果はてきめんだったろう?」

QB「僕はただ、見滝原周辺で魔法少女を、いや魔女を作るのをやめただけだ。なのに君たちはそこまで追い込まれている」

QB「実に貧弱だ。結局なんと強がろうと、君たちは僕なしでは生きられない」

ほむら(私は…迂闊だった…!あいつらにだけは私が魔法少女の事を知っていると知られてはいけなかった!)

ほむら(あいつら、このループではやけに消極的だと思ったら…!最初からこれが狙いだったのね!)

ほむら(だ、だめかもしれない…!どうしようもないわ。あいつらは周到に準備をしていた!あの日、マミさんに泣きついたあの時から!)

QB「君たちはもっと早くに対策するべきだったね。ここまで魔女を狩り尽くしてしまったらどうしようもない」

QB「例えば、むかし佐倉杏子がしていたように使い魔をわざと見逃して魔女牧場紛いの物を作れたり出来たろうに…」

QB「君たちに残された道は、他の魔法少女のテリトリーを荒らすくらいだね」

QB「まあその消耗した状態で他の魔法少女達と敵対しても、勝てるかどうか」

QB「どのみち、チェックメイトだ。早く見滝原から消えてくれないかな。僕としては絶望して魔女になってくれた方が嬉しいんだけど」

マミ「いつになく急かすのね、QB。私はわざわざあなたを探していたのに、用件も尋ねてくれないの?」

QB「用件?なんだい。恨み言でもくれるのかな。生憎僕たちは感情がないから、それを負担には思わないだろうが、長い付き合いのよしみで聞いてあげてもいいよ」

マミ「取り引きをしましょう」

QB「取り引き?おかしな事を言うね。君たちと僕とでは、ハッキリとした上下関係がある。僕から君たちに一方的に要求することはあれど、イーブンな関係になるなんてあり得ないね」

マミ「いえ、あるわ。あなたと今日会うまでは半信半疑だったけど、いま確信した。あなた達にも弱みはあるわ」

QB「…そこまで言うなら、取り引き内容を言ってみるといい」

マミ「私達は魔法少女の真実を一切口外しないわ。代わりに、見滝原周辺での魔法少女の勧誘…いえ、表現をぼかしても仕方ないわね。魔女を作るのを再開してほしい」

QB「驚いた…。マミ、君の口からそんな言葉が出るなんてね。君はいま、自分達のために人を殺してくれと言ったんだよ?」

マミ「そうよ」

QB「…いいのかい、正義の魔法少女がそんな事を言って」

マミ「暁美さんから魔法少女の話を聞いた時から、いずれこうなるだろうとは思っていたわ。覚悟はできてるの」

マミ「流浪の魔女を狩っている時から思っていたわ。私は誰かの一生を引き換えに生き永らえているんだって」

またID変わってます

マミ「今までとやっている事は変わらないわ」

QB「…正直、驚いているよ。一個の人間を最大限尊重するように道徳教育されてきたはずの君がいとも容易く他人を蹴落とすなんて」

マミ「私一人だったら、餓死する道を選んだかもしれないわね。でも、私には可愛い後輩達がいるわ」

マミ「彼女たちは、本当に苦しい人生を送ってきた。そんな彼女たちを私は幸せにしてあげたい」

マミ「そのためなら私は他人だって殺すし、その肉をビーフと偽って施すことも躊躇わないわ」

QB「…だとして、僕たちにはそれを承諾する意味がない。いつ裏切るか分からない君たちを生かすより、このまま餓死させた方が遥かに安全じゃないか」

マミ「インキュベーター。あなた焦ってるんじゃないかしら?いつも冷静なあなたの言葉の節々から焦燥を感じるわ」

マミ「察するに、あなたは地域ごとに回収しなくちゃいけないエネルギーのノルマがあるんじゃないかしら?」

QB「……」

マミ「そして魔女を生み出していない以上、あなたのノルマは達成されていない」

マミ「それが、あなたの焦る理由」

マミ「そして、今度は魔法少女を新たに生まない理由を当ててあげるわ」

マミ「あなたは言ったわね。魔法少女の真実をばら撒かれては困ると」

マミ「恐らくあなたが警戒している事態は、美樹さんの様に正義感の強い人が、見滝原周辺の魔法少女を『救おう』として真実を教えてしまうこと」

マミ「それを恒常的にされては、いくら魔法少女を生み出しても、私達の仲間が増えるだけで魔女なんか出来ない」

マミ「そして出来上がった魔法少女の集団は、見滝原周辺だけではエサを賄えなくなり、他の地方にも手を伸ばす」

マミ「雪だるま式に魔法少女の真実は広がっていくでしょうね」

マミ「そんなところかしら?あなたの恐れる事態は」

QB「まあ、概ねそんなところだね」

マミ「つまり、あなたはこの兵糧攻めを最善策の様に言っていたけど、魔法少女を生みたくても生めないという状況を逆手に取った消極策でしかないと言えるわ」

マミ「お互い、いまの状態はまずいわ」

マミ「だから、私は約束するわ。新たに魔法少女が生まれても、真実は口外しないし、仲間に引き入れることも、魔女化を邪魔したりもしない。要は、あなたの仕事の邪魔はしないわ」

マミ「代わりに、私たちの食事の邪魔もしないでね?これは、そういう契約よ」

QB「…いいだろう。マミ、君は強かになったね。まるで魔女みたいだ」

マミ「いやぁね、キュゥべえ。私は魔女になりたくなくてこんな事をしてるのよ」

QB「…それもそうだ」

マミ「最後に。暁美さん達にはこのこと言っちゃだめよ。養殖ものも、天然ものだって言えば分からないんだから」

ーーー
ーー

マミ「…暁美さん。聞いていたの」

ほむら「…ごめんなさい」

マミ「辛気臭い顔しないの!私たちが生き延びる道が繋がったんだから」

ほむら「私たちは…結局インキュベーターとは切っても離せない関係なのね」

マミ「仕方がないわ。私たちは、人間じゃない。魔法少女という生き物なの。環境に順応しないと」

ほむら「…それでもいつか。あいつらにひと泡吹かせたいわ」

マミ「今の私たちにはムリよ。社会的に力を、持って初めてそのことを考ええましょう」

マミ「じゃあ帰ったら久しぶりにお茶会しましょうか!」

ほむら「はい!」

おしまいです

最後余裕なくて雑でもうしわけない

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