上条「ベランダに人が引っかかってる」(153)
上条「なんだってこんなところにシスターが…」
ズル…
上条「おっと!」ガシッ
上条「ふぅ、間一髪落ちるところだったな…なんとか服を掴めて」
ビリィィィィ
上条「あっ」
キャー!
ヒトガオチテキタゾ!
シカモゼンラノオンナノコガ…
オレミタゾ!アイツガツキオトシタンダ!
アンチスキルニツウホウシロォ!
上条「…え?」
警備員「ふーん。で、服をつかんだらいきなりビリビリにやぶれて落ちてしまった、と」
上条「えぇ、そうなんです。…あのー、それで俺はいつ帰れるんでしょうか」
警備員「帰れるわけないだろ!さっきから適当な言い訳ばっかりしやがって!少しは反省の色を見せたらどうだ!」
上条「そんなこと言っても本当のことなんだからしょうがないじゃないですか」
警備員「彼女が意識を取り戻したら本当のことがわかるんだ。今のうちに正直に答えておいた方がいいんじゃないのか?」
上条「だから今のが真実ですって!」
警備員「はぁ…もういい、どうせしばらく出られないんだ。頭を冷やしておくんだな」
上条「あぁ、不幸すぎる…」
黄泉川「様子はどうじゃん?」
警備員「ダメですね。さっきからまともに答える様子はないようです」
黄泉川「はぁ…お前はこんなことする奴じゃないと思ってたんだが、残念じゃん」
上条「そんな、先生まで俺の言う事信じてくれないんですか」
黄泉川「事故で裸の女の子は落ちてこないじゃん。
それにIDもない身元不明の外国人をどうやって学園都市に連れ込んだのかも聞いてないじゃん」
上条「そんなの俺が聞きたいですよ…」
ドゴォォォォォン…
黄泉川「!!何事じゃん!」
警備員「大変です!入り口に不審な男が!」
黄泉川「すぐ行くじゃん!」
ステイル「インデックスをどこへやった!」
黄泉川「アンチスキルに乗り込んでくるとはいい度胸じゃん」
ステイル「貴様ら。今すぐインデックスを引渡してもらおう」
黄泉川「インデックス?あの被害者の少女のことか。残念だが彼女は大事な証人じゃん。今渡すわけにはいかないじゃん」
ステイル「貴様らに付き合ってる暇などない!早く記憶を消さないと彼女の命が…!」
黄泉川「記憶を消す…?はは~ん、わかったじゃん。お前上条当麻の仲間じゃん!」
ステイル「何?誰だそいつは」
黄泉川「とぼけても無駄じゃん。彼女が目をさます前に記憶を消そうったってそうはいかないじゃん!」
ステイル「何をわけのわからんことを!」
黄泉川「こいつを拘束するじゃん!」
―――――
鉄装「すみません、見失ってしまいました」
黄泉川「くそっ!とにかく警備を厳重にしておくじゃん!」
上条「静かになったな……かえりてぇ」
黄泉川「調子はどうじゃん」
上条「あっ、先生。銃声とか凄かったですけど何があったんです?」
黄泉川「…白々しいじゃん。今更とぼけても無駄じゃん」
上条「へ?何の話です?」
黄泉川「彼女の記憶を消そうとお前の仲間が襲って来たじゃん。今回は逃がしたが次はこうはいかないじゃん」
上条「ちょっと待って下さいよ!何の話ですか!?」
黄泉川「これ以上話すことはないじゃん!」
上条「だぁぁ~!わけがわかんねえ!何がどうなってんだ!」
ステイル「くっ、どうしたらいいんだ!このままではインデックスを失ってしまう!」
神裂「あなたはやり方が短絡的なのです。仕方ありません、私が保護してきましょう」
―――――
鉄装「あのー、被害者の保護者って人がきてるんですけど」
黄泉川「保護者?う~ん…前のこともあるし、一応警戒しておくじゃん」
神裂「はじめまして、神裂と申します。こちらが身分証です」
黄泉川「えー、イギリスの…教会の人?あぁ、そういえばあいつシスターがどうとかって言ってたじゃん…」
黄泉川「わかったじゃん。まだ意識は戻ってないけど面会くらいはしてあげるといいじゃん。今は病院にいるから送るじゃん」
神裂「すみません、ありがとうございます」
黄泉川「ここが彼女の病室じゃん」
神裂(警備は7…8人。倒すことは簡単ですがインデックスを守りながらとなると…もう少し様子を見た方がよさそうですね)
神裂「すみません、できれば彼女を本国に連れ帰って治療したいのですが」
黄泉川「う~ん、そうしたいのは山々だけど彼女は重要な証人じゃん。悪いけど今引き渡すことはできないじゃん」
神裂「そう…ですか」
インデックス「う~ん…」
神裂「!!」(まずいっ!)
黄泉川「目を覚ましたじゃん!」
インデックス「ここどこなんだよ…人がいっぱいなん…ひっ!」
神裂「くっ、このタイミングで目を覚ますとは…!」
インデックス「うわぁぁ!助けて!この人私を誘拐しようとしてる人なんだよ!」
黄泉川「お前!この子の保護者なんて嘘だったじゃん!」
神裂「仕方ないですね。ここは一旦引かせてもらいます」
黄泉川「逃がすな!必ず捕らえるじゃん!」
ダダダダダ…
カエル「何?今の。もう、病院の中なんだから静かにしてほしいね。あ、目覚ましたね。どう?気分は」
インデックス「怖いんだよ…」ガクブル
黄泉川「上条当麻ァ!」
上条「うわっ!びっくりした。どうしたんですか一体」
黄泉川「どうやって連絡をとってるのかは知らないがやり口が汚いじゃん!そうまでして隠蔽したいんじゃん!?」
上条「??すいません、なんのことだかさっぱり…」
黄泉川「とぼけるのもいい加減にするじゃん!テレパシーを使ってる可能性もあるから今日からしばらくこっちに拘束させてもらうじゃん!」
――――――
上条(わけがわからないまま両手両足を縛られ、食事意外では指先を動かすことすらままならない)
上条(しかもここはどうやら能力の干渉ができないよう外部とは完全に遮断された部屋らしい)
上条「俺が一体何をしたっていうんだ…」
黄泉川「彼女の様子はどうじゃん?」
鉄装「それが、ひどく怯えていてとても話を聞ける状態では…」
黄泉川「はぁ~、仕方ないじゃん。あいつも随分と汚い真似をしてくれるじゃん…」
黄泉川「生徒だと思って甘く接していた私のミスでもあるじゃん。今後は更に警戒、医師以外一切の接触も許してはならないじゃん」
ピリリリリリリリ
黄泉川「ん?」ピッ
黄泉川「私だ。あぁ…なんだって!?」
鉄装「どうしたんですか?」
黄泉川「やられたじゃん!被害者が急に苦しみだしたとの報告が入ったじゃん!」
鉄装「え、あ…い、今すぐ病院にむかいます!」
黄泉川「頼んだじゃん!私は奴を尋問するじゃん!」
上条(もう何日こうやってるんだろう…)
上条(食事の回数から考えて、4日目ってところかなぁ…はぁ)
ピーガー
『上条。やってくれたじゃん』
上条「ん?先生ですか?どこです?」
『貴様とはマイクを通しての会話になるじゃん。…単刀直入に聞くじゃん。彼女に何をした?』
上条「何って…最初から何もしてないって言ってるじゃないですか。俺はただ」
『そんな昔の話をしてるんじゃないじゃん!お前の仲間が彼女を攻撃しているはずじゃん!』
上条「仲間って…もう、なんなんですか。俺はほんとに何もしらないんですよ」
『この期に及んでまだそんな言い訳が通用すると思ってるじゃん?』
上条「もう!わけがわかんねぇよ!何なんだよお前ら!よってたかってそんなに俺をイジメて楽しいかよ!」
上条「あぁ、そりゃ俺は女の子1人助けられなかったさ!でもなんだよ!それでここまでするのかよ!」
『……逆ギレとは恐れ入るじゃん。とにかく彼女の身になにかあった場合、自分がどうなるか良く考えておくじゃん』ピッ
上条「……」
上条「もおおおおああああああああああああああああああああ!!!!」
鉄装「先生、彼女の容態は!?」
カエル「難しいねぇ、どんなに調べてもおかしなところが見あたらないんだ」
カエル「しかし目に見えて体力が落ちているのはわかる。何らかの能力だとして、それが特定できないことにはねえ」
鉄装「そんな…!」
カエル「もちろん最善は尽くすさ。しかし峠をこえられるかどうか…覚悟だけはしておいてほしい」
―――――
鉄装『…というわけなんです』
黄泉川「わかったじゃん」ピッ
黄泉川「…こうなったらどんな手を使ってもあいつに吐かせるしかないじゃん」
上条「」ボケー
『それで、ベランダにいた少女を発見してどうしたんだい?』
上条「落ちそうだったから…たすけようと服をつかんだら…」
『つかんだら?』
上条「いきなり…服が破れて…」
『なるほど。では赤い髪の修道士と刀を持った痴女に関しては?』
上条「……知りません」
―――――
警備員「自白剤を投与しましたが供述に変わりないようですね」
黄泉川「それにレベル5でも記憶を読むことができなかったじゃん…一体どういうことじゃん!」
黄泉川「おかしいじゃん、何か見落としがあるはずじゃん…」
鉄装「あのー、あんな強いクスリ使って大丈夫なんですか?何かの障害でも残ったら…」
黄泉川「そんな悠長な事を気にしてる場合じゃないじゃん!人1人の命がかかってるじゃん!」
警備員「お待たせしました。これが上条当麻のデータです」
黄泉川「遅いじゃん!どれどれ…こ、これは!?」
黄泉川「ふっふっふ、なるほど。そういうことだったじゃん…!」
鉄装「何かわかったんですか?」
黄泉川「どうやら奴の右手は『幻想殺し』といって超能力とかを打ち消す力があるらしいじゃん!」
黄泉川「読心術がきかなかったのもそのせいじゃん!おそらく自白剤も奴にはきいてなかったじゃん!」
黄泉川「それなのに薬が効いているフリをして嘘を通すとは…絶対に許せないじゃん!」
原作と真逆の展開なのに凄いしっくりくるのは何故なのか
ピリリリリリリ
鉄装「あっ」ピッ
鉄装「はい、はい…ええっ!?
大変です!突然現れた赤髪の修道士と痴女に被害者が連れ去られたようです!」
黄泉川「なんだと!?くっ、どうやらまんまと上条の時間稼ぎに引っかかってしまったらしいじゃん…!」
黄泉川「奴らは記憶を消すと言ってたじゃん!なんとしても消される前に見つけ出して保護するじゃん!」
―――――
ステイル「なんとか連れ出せたが時間がない。ここで儀式を始めるしか…!」
神裂「ここで?町中追っ手だらけなのですよ!?」
ステイル「だが人払いをしている時間もない!頼む、儀式が終わるまでなんとか時間を稼いでくれ」
神裂「……仕方がありませんね…」
黄泉川「ここで尋問してる時間はないじゃん。車の中ででも吐かせるからこいつも連れて行くじゃん」
警備員「さぁ、来い!」
上条「」ボケー
黄泉川「まだそんなフリを続けるじゃん!往生際が悪いじゃん!」ドカッ
上条「……いてぇ」
―――――
ステイル「どうだ?」
神裂「大丈夫、まだ見つかっていないようです」
ステイル「頼むぞ、時間がないんだ…!」
神裂「!!こちらに向かってくる車が1台…!」
ステイル「なんだと?くそっ!」
鉄装「あっ!前方に痴女が!」
神裂「ここから先は通すわけには行きません!」
黄泉川「ということはこの先に居るってことじゃん!直ちに応援を要請!私たちは強行突破する!!」
ブロオォォォ
神裂「しまった!しかしそう簡単にっ!」ガギィィィン!
警備員「ぐぁっ!」
黄泉川「くっ!…被害は!?」
鉄装「イタタ…あっ、上条当麻が投げ出されたようです!」
黄泉川「なんだと!?どこじゃん!」
鉄装「ええと…あ、いました!被害者もあそこに!」
黄泉川「何!?」
このSSでは原作みたいな御都合ハッピーエンドは期待してないからな
上条「いってぇ…あれ?どこだここ?」
ステイル「!!儀式が打ち消された…?なんだ貴様は!」
上条「へ?なんだって…なんでしょう?」
ステイル「ふざけるなよ。貴様も奴らの仲間か」
上条「奴らって…あっ!やべっ!」
黄泉川「全員動くな!おかしな真似をしたら発砲するじゃん!被害者の記憶を消させるわけにはいかないじゃん!」
ステイル「くそっ、あと一歩のところで…!」
上条「記憶を…消す…?どういう事だよ!」
ステイル「貴様には関係ない話だ。黙っていろ」
上条「関係ねえだと!?事情はしらねえけどな、こんな小さな子の記憶を消すなんて許されるわけねーだろ!」
黄泉川「なんだ?仲間割れじゃん…?」
ステイル「事情を知らないなら黙っていろ!これは彼女の命を守るためだ。邪魔をすると言うのなら…!」
上条(なんだってんだ、くそ、状況が全然わかんねえ…!ん?)
上条(なんだ?この子の口の中に魔法陣みたいなのが…)
上条「…そうか、なるほどな。こいつで記憶を消そうってわけか」
ステイル「何の話だ!貴様の妨害のせいでインデックスは…!」ボボボォ
上条「なんだ?火…!?」
黄泉川「忠告したはずじゃん。撃てっ!」
バララララララララ
ステイル「ぐわあーーーっ!」
ステイルが学園都市のアンチスキルが装備してる銃器で撃たれたところで
死ぬか
上条(今だっ!)パキィィィン!
ステイル(何だ!?今のは…)
黄泉川「何をしてるじゃん!?右手を被害者の口の中に…はっ!しまった、奴の能力じゃん!」
黄泉川「急いで奴を拘束するじゃん!証拠を隠滅させるわけにはいかないじゃん!」
ドドドドド
上条「いてっ!なんだよお前ら離せ!」
黄泉川「被害者をすぐ病院へ!上条当麻、お前にはたっぷりと聞くことがありそうじゃん」
上条「だからどうして俺ばっかりがぁー!」
―――――
上条「」ボケー
『さあ、全部吐くじゃん。お前とあいつらの関係を』
上条「…しらない人でした…」
『これも効かないじゃん!一体どうすればいいじゃん!』
『あのー、この自白剤って使用禁止になった奴じゃありませんでしたっけ…?大丈夫なんですか?』
『どうせこいつには効いてないじゃん!そんなの気にしてる暇があったら病院行って彼女の様子を見てくるじゃん!』
『は、はいっ!』ドタドタ
上条「」ボケー
―――――
鉄装「あの、彼女の様子はどうなんでしょう」
カエル「いやー驚いたねぇ、それがすっかり良くなってるんだよ」
鉄装「へ?」
カエル「君たち何したの?あの様子なら目を覚ましたらすぐにでも退院できるよ」
鉄装「そう…なんですか。」
④
鉄装『というわけなんですけど』
黄泉川「どういうことじゃん…?あの時何が起きたじゃん…?」
黄泉川(私が見たのは……はっ!上条が口の中に手を…!まさかあれで治ったじゃん…?ということは奴は彼女を助ける目的で…?)
鉄装『それと、目を覚ました被害者に事情を聞いたところ彼のことは全く知らない様子でした』
黄泉川「すでに記憶が操作された可能性もあるじゃん」
鉄装『いえ、先生が言うには前後の記憶がはっきりしてて、覚えてることに矛盾がなければその線は薄いだろうと…』
黄泉川「ということは…どういうことじゃん?」
ピーガー
『上条当麻、もう一度最初の日のことを話すじゃん』
上条「…俺が部屋にいて、ふと外を見ると…ベランダにシスターが引っかかってて…」
『それで?』
上条「落ちそうになったから…慌てて右手で…服をつかんで…引っ張り上げようとしたんだけど…」
『待て!右手でつかんだじゃん!?』
上条「……はい」
―――――
黄泉川「まさか…彼女の着ていた服が何らかの超能力によって作られたものだったじゃん……?」
黄泉川「今すぐ裏をとるじゃん!」
鉄装『はい、確かに彼女は「動く教会」とかいう…ええと…』
『歩く教会なんだよ!』
鉄装『あ、はい。「歩く教会」という法王級…?のすごい修道服を着ていたそうです』
『そうだ、あの服早く返して欲しいんだよ!それとお腹がす』ピッ
黄泉川「……なんてことじゃん」
黄泉川「上条が嘘をついていなかったとすると…まさか自白剤も普通に効いてたじゃん!?」
黄泉川「今すぐ彼を病院に搬送するじゃん!」
上条「」ボケー
カエル「う~ん…これはどうしようもないよ。一体何したの?」
黄泉川「その…ちょっと投薬しすぎたかもしれないじゃん…」
カエル「しすぎた、って…一般に流通してる薬をどれだけ服用したってここまでにはならないよ」
黄泉川「……返す言葉もないじゃん…」
インデックス「あーっ!!」
鉄装「ああ、ほら病院だから静かに…ね?」
インデックス「ねえねえこの人が私をたすけてくれた人なのかな!?」
鉄装「うん、そうだから少し静かにしようね」
インデックス「事情はつづりから聞いてるんだよ。たすけてくれてありがとうなんだよ!」ギュッ
インデックス「」バシュッ
鉄装「!!!き、消えた…!」
黄泉川「何が起きたじゃん!?」
鉄装「インデックスちゃんが右手を握った瞬間…」
カエル「まさか…君、ちょっとこれを持ってみてくれるかな」
上条「」バシュッ
黄泉川「ボールペンが…消えたじゃん!一体何が起こったじゃん!」
カエル「やはり…彼の幻想殺しの影響だ」
黄泉川「幻想殺しは幻想しか殺せないはずじゃん!人間が消えるなんておかしいじゃん!」
カエル「おそらく薬の影響か、今の彼は精神が幻想の側にあるようなものだ
そしてそれは逆に言えば自分以外の全て物を幻想と認識してしまうのだろうね」
鉄装「そんな…じゃあ彼の右手が触れたものは…!」
カエル「おそらく全て消えてしまうだろう」
上条「」ボケー
( ゚д゚)ポカーン
(゚д゚)は?
インデックス「事情はつづりから聞いてるんだよ。たすけてくれてありがとうなんだよ!」ギュッ
インデックス「」バシュッ
出番少ねぇwwwwww
黄泉川「一体どうすればいいじゃん!」
カエル「残念ながら今のところ手立てはないよ…唯一対策があるとすれば、彼の右手が何にも触れないよう厳重に拘束しておくことだね」
黄泉川「そんな…彼は被害者じゃん!何もしてないじゃん!そんな人間を拘束なんてできるわけないじゃん!」
カエル「しかしこのままでは彼が何を消してしまうかわからないよ」
上条「」バシュッ
鉄装「あっ!ふとんが!」
上条「」バシュッ
鉄装「パジャマが///」
上条「」バシュッ
鉄装「ぱ、ぱん…///」
上条「」ボリボリ
カエル「…やはり自分の体は消えないようだね」
黄泉川「そんな…彼は被害者じゃん!何もしてないじゃん!そんな人間を拘束なんてできるわけないじゃん!」
えっ
黄泉川「くっ…拘束するしかないじゃん…すまないじゃん…!
私が…私がやるじゃん…!」ポロポロ
鉄装(…この人は1人で罪をかぶるつもりなんだ、何も悪いことなんてしてないのに。どうしてこんな目にあわないといけないの?)ポロポロ
上条「」ボケー
カエル「あの、病院消されても困るからできれば急いでほしいんだけど」
>この人は1人で罪をかぶるつもりなんだ、何も悪いことなんてしてないのに。どうしてこんな目にあわないといけないの?
( ゚д゚)ポカーン
(゚д゚)は?
(#゚д゚)はああああああああああああああああああああああ!?
―――――
黄泉川「肩から肘にかけて固定。右手に触れないよう十分に注意するじゃん」
黄泉川「右手以外はどうでもいいじゃん!適当にやっとくじゃん!」
鉄装「あの、おわりました」
黄泉川「よし、あとは点滴でも打っておけばいいじゃん」
黄泉川「はぁー、なんとか無事に終わったじゃん」
鉄装「はい。あとは彼の治療方法が見つかるのを祈るばかりですね」
黄泉川「私らは科学者じゃないから待つことしかできないじゃん。それまで彼の健康状態には十分注意しておくじゃん」
鉄装「はいっ!」
黄泉川「よーし、一仕事おえたことだし、パーっと飲みにでも行くじゃん!」
鉄装「やった!もちろん奢ってくれるんですよね?」
黄泉川「はっはっは、仕方ないじゃん。」
黄泉川「今日は私の奢りじゃん!」
おわり
上条「いい加減にしろこの屑野郎!罪もねえ俺を次々と傷めつけやがって!」
黄泉川「な…なんじゃんお前は!」
上条「とっくにご存じなんだろ!?偽善を振りかざして人を救いながら、激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士
超サイヤ人上条当麻だ!!」
上条「黄泉………川………?」
上条「黄泉川ァァァあああああああああああああああああああああ!!!」
…あれ?これって大気消滅して地球滅亡ENDじゃね?
うるせえ黙れ!
鉄装「奢り~♪奢り~♪」
黄泉川「ははっはは!ハシャぎすぎじゃん!」
黄泉川「全く…店は逃げない……じゃ…ん……?」
黄泉川「」バタッ
鉄装「黄泉川っ!?」
ジャイアン「死んでるよ。俺が殺した」
鉄装「!!?」
鉄装「何てことを……」
ジャイアン「うん?当然の裁きだよ?」
ジャイアン「あと、オマエもムカツクから死ね」バコォォォッ!!
鉄装「うぎゃぎぃ!?」
鉄装「」ダラー
ジャイアン「仇はとったぜ……上条」
END.
そういや鉄装って黄泉川のことなんて呼ぶの?
それがわからなくて名前呼ばせられなかった
ggrks
ジャイアン「もう終わりか?救われんな。
乗っ取っても……駄目だよな……ゴメン……」
上条「助かったよ。ありがとな、剛田」
ジャイアン「無事で良かったよ。黄泉川と鉄装は俺が殺っといたから、安心してくれ」
上条「何から何まで……上条さん感激ですよ!」
ジャイアン「気にすんな。心の友よ」
黒子「! 居ましたわ!」
黒子「ジャッジメントですの!」
上条「ジャッジメント?」
ジャイアン「ですの?」
黒子「そこのあなた!」
ジャイアン「俺?」
黒子「スキルアウトですわね?連行しますの!」
ジャイアン「横暴だ」
上条「……ちょっと待てよ」
黒子「何ですの?一般人は帰りなさいですの」
上条「こいつが何したってんだよ?」
黒子「スキルアウトは問答無用でしょっぴきますの!」
上条「(何だよ……それ……)」
上条「(剛田が何をしたって言うんだ?スキルアウトってだけで、こんな強引に……)」
上条「(アンチスキルと言い、ジャッジメントと言い……)」
上条「腐ってやがる……」
上条「いいぜ……お前がスキルアウトってだけで、何の罪もない剛田を裁くって言うなら……」
上条「そのふざけた幻想をぶち壊す!」
黒子「…あなた、もしかしてお仲間ですの?」
黒子「でしたら、あなたも連行しますが、よろしくて?」
上条「上等だ……やってみやがれ」
スッ…
上条「剛田?」
ジャイアン「ありがとな。俺の為にそげぶしてくれて」
上条「当然だろ!心の友じゃねぇか!」
ジャイアン「……上条」
ジャイアン「これがこの街の実情だ」
ジャイアン「能力こそが全てのこの街で、俺たち無能力者に人権はない」
上条「………」
上条「こんなの……おかしいだろ……」
ジャイアン「ああ」
ジャイアン「誰かが変えねばならない。この腐った現状を」
帰りなさいですのっておかしくね?帰ってくださいましとかそんな感じじゃね?
上条「ふざけんな……」グッ
上条「こんなの絶対に間違ってる!能力がねぇと人間じゃねぇだと?」
上条「いいぜ……よくわかった」
上条「俺が変えてやる。そんなふざけた幻想は俺がぶち壊してやる」
ジャイアン「………」
黒子「さっきから何をごちゃごちゃ言ってますの?」
上条「剛田……」
ジャイアン「覚悟は決まったようだな」
上条「ああ」
上条「まずはあのふざけたジャッジメントをぶっ潰す!」
黒子「やる気ですの?」
上条「うおおおおおおおっ!!」
黒子「では仕方ありませんの……」
黒子「!!?」
黒子「テレポートが!どうして!?」
上条「おおおおおおお!!」グッ
黒子「ひっ……」
ボコォォォォォッ!!
黒子「ひぐぅぅぅっ!?」
黒子「」ガクッ
上条「ハァ…ハァ…」
……ポン
上条「剛田?」
ジャイアン「よくやった」
ジャイアン「これで俺たちはもう引き返すことは出来なくなった」
ジャイアン「あとは前に進むだけだ」
ジャイアン「俺たちの手で学園都市を変えてやろうぜ!」
上条「ああ!」
上条「うおおおおおおっ!!」
ジャッジメント1「死ね!」パシュッ
ジャッジメント1「えっ?」
上条「効かねぇぇぇぇぇぇぇ!!」バキィッ
ジャッジメント1「アジャーニ!」
・
・
・
ジャッジメント2「オラァ!」
シュン!
ジャッジメント2「は、速……」
ジャイアン「ふん!」パンッ
ジャッジメント2「おぎゃあっ!」バタッ
ジャッジメント67「へへへ……」
ジャッジメント68「行かせねぇよ!?」
・
・
・
上条「ちくしょう……キリがねぇ……」
ジャイアン「革命を成功させる為には統括理事長の殺害が必須事項だ」
ジャイアン「しかし、雑魚とは言え、こんなに出てくるとは……」
ジャイアン「俺の計算ミスだな」
上条「どうすんだよ!剛田!上条さんのライフはもうゼロだぜ!」
ジャイアン「………」
美琴「ちょっと、アンタ!何やってんのよ!」
上条「ビリビリ!?」
美琴「ビリビリって言う……」
パンッ!
美琴「……な…」
美琴「」
上条「ビリビリ!!大丈夫か!?」
のび太「お待たせ!上条くん!ジャイアン!」
ジャイアン「のび太か!助かったぜ!」
上条「野比……?」
上条「テメェがビリビリを……?」
のび太「うん!撃ち殺してやったよ!」
のび太「何が超電磁砲だ!」
のび太「この“狙撃王”野比のび太に較べたらただのガ…」
上条「野比ぃぃぃぃぃぃぃ!!」バキィィィッッッ!!
のび太「あぁんっ!?」
ジャイアン「のび太!!」
ジャイアン「何の真似だ!上条!」
のび太「な、何で殴るんだよ!」
のび太「僕は上条くんを助けようと……」
上条「コイツはただの一般人だ!ジャッジメントでも、アンチスキルでもねぇ!」
ジャイアン「何言ってんだ?上条?」
上条「あぁ!?」
ジャイアン「俺たちの敵は能力者全員だろ?」
上条「テメェ…何言ってやがる…」
のび太「だってそうだろ?考えてみなよ」
のび太「能力者は僕たちレベル0を見下し」
のび太「レベル0は能力者を妬んでいる」
のび太「お互いに決して相入れない存在だ」
のび太「共存は不可能。どちらかが消えるしかないんだよ」
上条「ふざけんな!」
ジャイアン「お前だってレベル0と言うだけで、冤罪に陥れられたじゃねぇか」
上条「そ、それは……」
のび太「ね?」
スネ夫「もはやどちらか一方が消えなければ真の秩序は取り戻せない」
ジャイ子「これは戦争よ」
しずかちゃん「覚悟を決めなさい」
出来杉「上条くん。君はレベル0なんだろ?」
ドラえもん「滅ぼせ!能力者は全員殺し尽くせ!」
上条「俺は……」
ジャイアン「これが革命だ」
上条「違う!こんなの革命じゃない!」
上条「ただの人殺しだ!」
出来杉「異なことを言う」
上条「能力が悪いんじゃない。悪いのはそれを使う人の意識だ!」
上条「お互いに歩みよる努力もせずに戦争だと?笑わせんな!」
ジャイ子「人は決して解り合うことの出来ない生き物よ」
上条「お前らは努力したのかよ!」
しずか「ガッカリね…。上条さん」
上条「いいぜ…テメェらが理由なき殺戮を続けるっていうなら…」
ドラえもん「裏切り者め。のび太!」
のび太「は~い」
上条「そのふざけた幻想を…」
パンッ!
上条「えっ?」
のび太「ん?」
上条「何で……」
インデックス「助けてくれて…ありがと…なんだよ……」
インデックス「」
上条「オ、オイ!しっかりしろ!!」
のび太「誰だよ?僕の射撃を妨害するのは」
ドラえもん「どうせ能力者だろ?」
スネ夫「ちげぇねぇや!」ヒヒッ
ハハハハハハ!
・
・
・
上条「………」
佐天「大変です!ジャッジメントの増援が!」
ジャイアン「ちっ…。上条、革命に参加するか否か返答せよ」
上条「………」
ジャイアン「……フヌケめ。俺の見込み違いだったようだな」
ジャイアン「行くぞ。標的は統括理事長と能力者全てだ」
ジャイ子「腕が鳴るわぁ」ボキボキ
のび太「ドラえもん!どっちが多く狩れるか競争しようよ!」
ドラえもん「いいよん」
のび太「やった~! あっ、道具は3つまでだよ!」
出来杉「いくよ。みんな」
スネ夫「殺ったるぜ~ぃ」ズルッ
上条「待てよ」
ジャイアン「ふぅん!!」ポキッ!
上条「あ……」
上条「」ブラン…
ジャイアン「吠えるな!上条!」
のび太「上条くん?」
上条「」
のび太「うわああああああ!!死んでる!!」
のび太「上条くん死んでるよ!」
スネ夫「マ、マジで?」
しずか「何やってるのよ!武さん!」
ジャイアン「ご、ごめん……」
ドラえもん「僕、知ーらない」
のび太「ぼ、僕も!」
スネ夫「ぼ、僕も!」
ジャイ子「私も!」
しずか「私も!」
出来杉「責任取れよ?剛田くん?」
ジャイアン「み、みんな……」ガクブル
ジャイアン「さ、佐天さん……」
佐天「あっ、キモイんで寄らないでもらえます?」
ジャイアン「そ、そんな……」
出来杉「よし!僕らは当初の目的通り、革命を実行する!」
出来杉「みんな!気合い入れていきまっしょい!」
「「「押忍!!」」」
ジャイアン「あ、あの…俺は…?」
出来杉「お前は……いいや。おつかれ」
ジャイアン「そんなぁ……」
なんでいきなり関係ないSSはじまってんだ?
しかもつまんねえクロスだし
>>148
ありがとう。目が覚めた
このSSまとめへのコメント
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