京太郎「咲って同性愛者なのか!?」咲「う、うん」 (67)

京太郎「そうだったのか……。気が付かなかったぞ」

咲「中学生の時にお姉ちゃんに人生相談したら気持ち悪がられてね」

京太郎「もしかしてそれが別居の理由?」

咲「……うん。私と居ると身の危険を感じるんだって」

京太郎「咲が何かするとか思えねーんだけどな」

咲「私も一生懸命、弁解したよ。でも、何か同じ空間に居るのが嫌みたいで」

京太郎「まぁ…仕方ねぇよ」

咲「…そうだね。私が女の子好きなのは身内の恥だと思ってるだろうし」

京太郎「うーん。なんで俺にカミングアウトしたんだ?」

咲「京ちゃんも私と同じって思ったから」

京太郎「……俺は巨乳好きの女好きだよ」

咲「嘘だ!私、見たもん!京ちゃんが嬉しそうな顔して男の人の車に乗るの」

京太郎「チッ…」

咲「あんな顔、私達の前では見せなかった!和ちゃんの胸を見てる時より目がキラキラしてたよ」

京太郎「しゃーねな。咲もカミングアウトしてくれたんだ……。俺も…」



京太郎「今、付き合ってる彼氏とデートしてたよ」

咲「彼氏!?やっぱり、京ちゃんは……」

咲「京ちゃんはホモ?」

京太郎「そうなるな。今、好きな人は男の人だ」

咲「私も……好きな人は女の人」

京太郎「咲は付き合ってないのか。片思いか?」

咲「う、うん。最近その人の事を考えると夜も眠れないの」

京太郎「……完全に恋する乙女モードだな」

咲「毎日毎日の部活が楽しくて…、楽しくて…。こんな日がずっと続けばいいのにって思う反面、もっと違う関係になれたらとも思う」

京太郎「なぁ、咲の好きな人当てていいか?」

咲「え?部活には四人も居るよ。当てれるの?」

京太郎「麻雀は下手くそな俺だが、これだけは当てる自信がある。99%当てれる」

咲「最低でも25%だよ!?い、言ってみてよ。一回で当てたらレディースランチ奢ってあげる」

京太郎「その言葉、忘れるなよー」

咲「当てれなかったら、京ちゃんが私にレディースランチ奢ってよ?」

京太郎「へいへいその条件のった」

咲(私がかなり有利だよね。三人もハズレが居るわけだし)

咲(やっぱりこう言う賭けはフェアじゃないと駄目だよね)

咲「ヒント出した方がいい?四択ってよく考えたら難しいよね」

京太郎「いらねぇ。むしろ全国含めても良かったくらい」

咲「ホント!?私、ずっと普通の女の子演じてたはずだよ!普通、ノーマル。バレてるわけがないよ!」

京太郎「いやー……、もしかすると部長も気付いてると思うぞ」

咲「嘘だ嘘だウソだ!そんなのバレてたら、もう私学校に来れないよぉ……」シュン

京太郎「部長と話した事はないんだけどな。何となくそう思うだけだよ」

咲「……で誰だと思うの?」

京太郎「和」

咲「~~~~~ッッ!?!??!??!」ビクッ

京太郎「レディースランチご馳走さん」

咲「う、うん///当たってるよ」

京太郎「咲は和に恋愛感情を持ってたのか……。友情にしては…こう…、少し異質な物を感じてた」

咲「同じ部活仲間に恋愛感情を持つっておかしいよね?私、頭おかしい子だよね?」グスン

京太郎「そうだな。頭がおかしいのかもしれない」

京太郎「部活仲間と恋愛はよく聞く話だ。俺と咲なら何の問題もなく付き合ってるだろうな」

京太郎「けどさ……。俺もホモだからわかるけど、好きになっちまったもんは仕方ないって思うんだよな」

咲「うっうっ…、和ちゃんってなんで女の子なんだろう…。もし男の子に生まれてくれてたら、私も告白して玉砕出来るのに」ポロポロ

京太郎「和は女だからなぁ……。こればっかりはどうにも」



京太郎「後、二年以上あるぞ。ずっと秘密にするのか?」

咲「墓まで持って行こうと思う。和ちゃんとはずっと親友で居たいから……」

京太郎「それがいいかもなぁ……。和がレズならワンチャンあるけどさ」

咲「絶対ないよ!和ちゃん、真面目だもん」

京太郎「俺も真面目なつもりなんだが……」

咲「嘘だー。宿題もロクにやってこないのに?」

京太郎「宿題は……咲の写せばいいからな」

咲「そんな事だから嫁さん言われるんだよ。わ・た・し・が」

京太郎「ごめんな。カモフラージュにはちょうどいいって思ってるぜ」

咲「京ちゃん恋人居るんでしょ?私が嫁扱いされて、怒ったりしないの?」

京太郎「あの人は大人だからなぁ……。嫉妬なんかしないんじゃねぇかな」

咲「大人の人と付き合ってるんだ」ドキドキ

京太郎「おおぅ、大人はいいぞー。奢ってくれるし、帰りは送ってくれるし」

咲「そっかー。いつの間にか京ちゃんは大人の階段登ってたんだね……」

京太郎「まぁな」ドヤッ

咲「ど、どんなデートしてるの?」

京太郎「気になるの?」

咲「もちろん」コクコク

京太郎「咲は俺の秘密を知る数少ない友人だから、話してやるか」

咲「うんうん」コクコク

京太郎「彼氏は俺と違って働いてるから、ホモバレは絶対避けたいはずなんだ」

咲「だよねぇ」

京太郎「だから室内デートが多いよ」

京太郎「咲が見たのは……、多分、俺達映画を見に行ってたかな」

咲「映画かー。いいなぁ……。私も和ちゃんと映画行けたら……」

京太郎「映画くらい行けるだろ?誘えよ」

咲「優希ちゃんがセットで着いて来るから……。私が行きたいのは映画デートで、映画見に行くんじゃないもん!」

京太郎「和って映画のラブシーンで表情変えたりするのかな?」

咲「わかんない。意外にアタフタするかもしれないし、シレッとしてるかもしれない」

京太郎「和は精密機械みたいな印象あるからな。やっぱり何もなかったかのようにポップコーンを食べ……」

咲「恋人さんはどうだったの!?」

京太郎「男同士だからアクション見てたよ。もちろん手を繋ぐ事もなく」

咲「きゃーーーーー!きゃああああああ!!!!!」



咲「こうやって手を重ねるとかないの?」ピトッ

京太郎「ねぇよ。男同士が、手を重ねてたら気持ち悪いだろうが」

京太郎「ってか、俺に触るな!」ババッ

咲「ご、ごめん。つい」

京太郎「女に触られると蕁麻疹が出るんだよ」スリスリ

咲「ごめん、気をつけるよ」ペッコリン

京太郎「手を繋ぐで思い出した。咲、お前和の布団に入りこんだらしいぞ」

咲「うそッ!?」

京太郎「ホントホント。全国大会個人戦の夜な」

咲「あの日かな……。お姉ちゃんに会いに行って叩かれて、トイレで泣いた日」

京太郎「トイレで泣いてたの?花子さんかよ」

咲「みんなの前では泣かないようにって……。でもさ……」



咲『ごめん。今日は一人させ……』

和『咲さん。ウサギさんみたいに目が真っ赤ですよ』

優希『そうだじぇ!ほっとけないじぇ』

咲『ううっ…うぐっ…、えぐっ…な、な、な泣いて…なんか……』ポロポロ

和『咲さん』ダキッ

優希『さーきーちゃーん』ダイブ

和『何があったか聞きません。知りたくもありません』

優希『泣きたいのに我慢しちゃ駄目だじぇ。私なんか試合が終わってからすぐ大泣きしてたじぇ』

咲『わたわわわわたし、昔から変な子で!お姉ちゃんにいっぱい迷惑かけて!ぐすっ…えぐっ…、それで…、それで!』ポロポロ



和『咲さん、今日は私と優希がずっと側に居ますから……』ギュウゥゥゥ

優希『私達、ズットモだじぇ!』ビシッ

咲『うん!うんうん。和ちゃんと優希と友達になれて良かった』ポロポロ




咲「で、三人で仲良くガールズトークしながら寝たの」

京太郎「その後。その後だ、話は。和が言うにはなぁ~」

モゾモゾモゾ……

和『なんだか寝苦しいです』

咲『くーかー』スピー

和(咲さん!?)

咲『お姉ちゃん…今までごめん。そしてありが…と…う…。変われなくてごめんなさい』ムニムニ

和『んっ…くぅ…、咲さん咲さん、私はお姉さんではありませんよ』小声

咲『最後に…これで最後だから…、昔みたいに…』ポロポロ

和『……咲さん』



咲『甘えさせて下さい』モミモミ

和(今夜だけですよ?寝苦しい夜になりそうですね)

京太郎「ってわけよ。おかげで和には目のクマがばっちりと」

咲「あーーーーーーーー!あの日の翌朝、和ちゃんが眠そうにしてたのは私のせいなんだ」

京太郎「安心しろ。本人的には青春の一ページの思い出として話してた。レズビアン特有の行動とは思ってないはずだ」

咲「ううっーーー恥ずかしい///私、何やってるの……」ドヨーン

京太郎「このままだといずれボロが出るかもしれないぞ」

咲「ごめん。気をつける」

京太郎「俺に謝られてもなぁ……。咲は和に触れたいのか?」

咲「そりゃ…少しは…、思ってるよ…」

京太郎「咲にも性欲があるのか。お兄さんびっくりだ」

咲「むっ!?性欲なんかじゃないもん!もっとこうピュアな感情だよ」

京太郎「性欲でも肉欲でもいいよ。咲は、和の体に触れたいんだろ?」

咲「……」コクン

京太郎「レズならバレずに触れ。優希にもベタベタしつつ、和ともベタベタすればいい」

咲「う~ん、難しいなぁ」

京太郎「女はまだマシだぞ。ベタベタしてても、同性愛とは疑われにくい」

咲「そうだね。私も優希がこっち側の人間かと思ってたけど」

京太郎「アイツは違う」

京太郎「男同士なんか人目がある所でイチャイチャ出来ないんだぞ!?この辛さがお前にはわかるのか?」

咲「でも京ちゃん、恋人居るし……。私よりずっとずっと、幸せだよ!」

咲「いや…私も十分に幸せなはずかな。とても仲のいい友達が居る、好きな人が同じ部活に居る」ブツブツ

咲「和ちゃんの横顔を眺めている時間は私にとって、とても…とても…幸せな時間のはず」ブツブツ

京太郎「そうそう。今以上の幸せを望むなら、失う覚悟もしないとな」

咲「それって和ちゃんとの信頼関係って事?」

京太郎「そうだ。俺がホモだとバレたら、きっと俺はクラスで孤立するだろう」

咲「……うん。私もバレたら、優希ちゃんも余所余所しくなるかもしれないね」

京太郎「和はもっとひどいかもしれん」



和『咲さんってレズビアンの方ですか?すいません、私はそっちの気はないので……、その…とても…困ります』ビクビク



咲「うわあああああああああ!!!!!!!!!!」

京太郎「落ち着け!それはまだマシなパターンだ!もっと最悪なパターンもある」

咲「どうしよ…どうしよ…」カタカタ

京太郎「今のままの付き合い方だとバレる可能性があると思う。部長が勘付いてるくらいだし」

咲「うっう…、私が和ちゃんを嫌いになればいいの!?無理、無理ムリムリ!嫌いになんかなれるわけない」ポロポロ

京太郎「恋心を隠して上手く付き合って行くしかないんじゃないか?」



京太郎「レズなら少しくらいベタベタしても大丈夫だからさ」

咲「……うん」

京太郎「元気出せよ。帰りにマグロナルド奢ってやるから」

咲「京ちゃん優しいね。男の人にもモテるわけだよ」

咲「そーいえばさー」モグモグ

京太郎「ん?」

咲「京ちゃんの彼氏ってどんな人?写真ある?優しい人?」チューチュー

京太郎「優しいよ。咲の知ってる人だよ」

咲「誰だろ……。全くわかんないなぁ」パクパク



京太郎「ハギヨシさん///」



終わり

安価で適当に淫ピ書くつもりだったけど、何か思いつくままにダラダラ書いてしまいました。
申し訳ない

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年09月20日 (金) 04:09:56   ID: TFbOMRSa

レズホモが非常識みたいな内容で和咲とかクソ以下
意外性狙ったなら咲タコにしろや

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