清澄-
まこ「これが今巷で話題のゲーム・・・」
まこ「麻雀じゃ!!」
優希「麻雀ねぇ~」
咲「うん!今アメリカで大人気のゲームなんだ」
優希「で、この麻雀ってのはどうやって遊ぶんだじぇ?」
まこ「簡単に言うと絵合わせゲームじゃ。ペア1組みと三つずつ4組を集めるのじゃ」
咲「相手よりも一番早く揃えた方が勝利なんだ」
優希「ほーん。じゃあ一度やってみるか咲ちゃん!」
咲「うん!」
優希「よし来た!リーチだじぇ!」
咲「負けないよ!こっちもリーチ!」
久「あらら。二人ともやるわね」
優希「よし!今がチャンスだ!行くじぇー!カンだじぇー!」
咲「なんの!こっちもカンだよ!よっし!ツモ!」
まこ「咲!それは嶺上開花と言って上がればい一翻上がるんじゃ!」
優希「うわー!やれれたじぇーーー!!」
久「優希、弱すぎw」
まこ「で、どうじゃった麻雀は」
優希「染谷先輩!すんげーおもしれーじぇ!このゲーム!」
まこ「それはよかったわい」
久「まあ負けてるけどねw」
優希「咲ちゃん!明日このゲーム、学校で流行らせようじぇ!」
咲「おー!」
次の日
-教室-
クラスメイトA「おい片岡。なんだそのゲーム!」
優希「っへへー!アメリカで大人気のテーブルゲーム、麻雀だじぇー!」
クラスメイト達「なんだなんだ」ザワザワ
優希「よし!ポーン!ドラ3来たじぇ!」
咲「なんの!カン!ツモ!嶺上開花!」
優希「うわあー!またやられたじぇー!!」
クラスメイトB「片岡よえーwww」
優希「うるさーい!咲ちゃん!もう一回だじぇー!」
クラスメイトC「ねえ!次俺にも貸して!」
クラスメイトD「次俺な!!」
私たちの予想に反して麻雀は大ブーム!
一か月もする頃には麻雀の輪は学校中に広がったのでした。
-一か月-
咲「今日も旧校舎で優希ちゃんたちと麻雀だ」
和「あの、すみません」
咲「え?私?」
和「宮永咲さんでよろしいですか?」
咲「え?私どこかで名前名乗りました?」
和「学校の麻雀プレイヤーの間では有名ですよ」
咲(そっか。それでこの人私の名前知ってたんだ)
和「私、麻雀の世界では結構名が知れ渡ってましてね。大会では優勝したこともあるんです」
咲「は、はぁ・・・」
和「実はこの学校で麻雀を最初に広めたのもこの私なんですよ」
咲「へ、へぇ~」
咲(変わった人だなぁ・・・)
咲「私ちょっと約束があるので・・・」
和「ちょっと待ってください」ガシ
咲「えっ」
和「あなたもこのゲーム随分強いみたいじゃないか。私とお手合わせ願いませんか?」
咲「え、えぇ~でも・・・」
和「私は麻雀が大好きなんです。でも私は友達に麻雀ができる人がいないので大会以外ではあまりできないんです」
咲(そうか・・・この人ただ対戦相手を探してただけなんだ)
咲「じゃあ一回くらいなら・・・」
和「そうですか!ありがとうございます!」
ジャラジャラ
咲「リーチ!」
和「噂通りテンパイ速度が速いですね」
咲「いえそんな・・・」
咲(よし!4枚目の西!これで・・・)
咲「カn」
和「あ、言い忘れてましたけど、今回のルールはアリアリアリですからね」
咲「アリアリアリ?」
和「そんなことも知らずに麻雀やってたんですか?クイタンあり、後付けあり」
和「何でもありのアリですよ」
咲「えっ」
ゲシッ!!!!
咲「くはっ・・・」
和「ははははは!!!どーしたんですか!?カンしないですか!?じゃあ切るのはそれですね」
和「その西、当たりです。ロン!国士無双!32000!」
咲「うっうぅ・・・」
和「勝負は勝ちのようですね。では敗けた掛け金として三十二万払ってもらいましょうか」
咲「さ、三十二万だって!?そ、そんなお金払えn」
ゲシッ!!!
咲「くはっ・・・」
咲「う、うぅ・・・」ボロ
和「持ってないのなら仕方ないですね。明日までに32万持ってきてもらいます」
和「それまでの担保として、この麻雀牌は頂いていきます」
咲「そ、それは染谷先輩の大切な・・・」
和「そんなこと知りはしないですよ!要は勝者がすべてなんです!」
和「あははははははははははははははははははははは」
咲「・・・」
旧校舎
優希「遅いじぇ咲ちゃん!ってどうしたんだじぇその体!?」
咲「ごめんなさい・・・麻雀牌は奪われちゃった・・・」
まこ「牌なんてどうでもいい!早く手当を・・・」
久「牌が無くなったら麻雀はできない・・・でも咲が無事ならそれで」
優希「そうだじぇ・・・」
咲「・・・」
咲(みんな・・・泣いてる・・・私のために・・・)
咲(みんなを悲しませるなんて・・・原村・・・よくも私の友達を・・・)ゴゴ
咲(許さないぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!)ゴゴゴゴゴ
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