P「響をいじめて、事務所をやめさせる」 (306)

――事務所――


P「――というわけで」

P「これから響のアイドルランクアップのお祝いをするぞ!」

P「みんなグラスを持って――」

P「響!」

真美「ランクアップ!」

やよい「おめでとうございまーっす!」

一同「かんぱーい!」

パチパチパチ!

響「……」

真美「おめでとう、ひびきん!」

P「ああ、本当に良く頑張ったな!」

P「……? どうした、響?」

響「……なんでもないぞ」

P「そ、そうか? そ、それじゃあ、まず俺からな」ゴソゴソ

P「じゃーん! 新しいステージ衣装だ!」

真美「おー! めっちゃ、かわいいよ→!」

やよい「うっうー! 素敵ですぅ! きっと、響さんに似合います!」

響「……」

P「……あ、えーと」

タダシ 「父上、わんぱく紳士が目を覚ましたよ」
紳士 「うん・・わんぱく。わんぱくだねぇ、坊や」
父上 「やっと目を覚ましたのかい。どうだね?起き抜けに視力測定でも」
タダシ 「駄目だよ父上。紳士は昨日のことで目が疲れてるよ」
紳士 「いいんだよ、坊や。これは試練なのだよ。試練なのだよ、坊や」
父上 「右0・2 左0・1 近視だよ。ひどい近視だよ。紳士」
紳士 「えっ?嘘。そんなに悪くなってる?もう一度やらせて」
父上 「残念だが、わんぱく紳士には家を出て行ってもらう」
タダシ 「嘘だよ!わんぱく紳士は目が疲れてるだけだよ」
紳士 「いいんだよ、坊や。わんぱく紳士の負けだ」
タダシ 「ひどいよ父上。視力はそんなに大事なことなの!?」
父上 「もし、お母ちゃんの乳首が『干しブドウ』だったらどうする?」
タダシ 「えっ!それは困るよ」
父上 「それと同じことさ」
タダシ 「うわん。紳士、紳士。出て行かないでよ」
母上 「待って、お母ちゃんの乳首。紳士が生えてきたわ」

P「き、気に入らなかったか?」

響「……」

真美「ひびきん、体調悪いの?」

響「……そんなことないぞ」ボソッ

やよい「……」

P「……」

真美「じゃ、じゃあ今度は真美だね!」ゴソゴソ

真美「真美のプレゼントははアクセサリーだよ→!」

P「おお! 奮発したな!」

真美「んっふっふ~。大事な大事なひびきんのお祝いですからね→」

真美「半額セールを狙って、毎日お店に通ったんですな→。これが」

やよい「真美偉いね! 私ももっと頑張らなくっちゃ!」

真美「はい! ひびきん! どーぞ!」

響「……」

真美「……え、えっと。ひびきん?」

響「……」

オレのゲイ体験

3日間だけのバイトの最終日。
おつかれ~すと帰ろうとするオレ(21)に、仕事のリーダーだった当時28くらいの人が
「君、○○線だろ?オレもなんだ」と声を掛けてきた。雑談しながら駅へ向かい電車に乗った。

「あ、オレ次の駅なんで」と言うと、その人が「そこに旨い居酒屋があるんだ、おごるぜ」と誘ってきた。
別に暇なんで「マジっすか?すんません」と一緒に飲むことに。

少し酔った後、駅へ二人で歩いていったんだが、高架下沿いの暗い道入ったしばらく、
突然、腕を捕まれて路地へ引き込まれた。するとその人が「好きなんだ」と言い、キスしようと
してきた。オレはその人を押し返して拒んだ。するとじっとこちらを見てくる。どうしていいか分からず、
「オレ・・・・まだ童貞なんです。女の子としたことないんです・・・」と言ったら、その人が少し笑いながら、
「そ、そうか・・・、まだ直球すら投げられないなら、変化球は早いな・・・」と意味不明な事を呟いて
じゃぁな、ごめんよと去っていった。

P「どうしたんだ、響? 真美がせっかく……」

響「……」

P「なにか気になることでもあるのか?」

P「だったら遠慮なく言ってくれ。俺はお前のプロデューサーなんだからな」

響「……ぞ」

P「……え? よく聞こえ――」

響「白々しいって言ったんだぞ!」

P「……ッ!」ビクッ

真美「ど、どうしたの、ひびきん? 急に……」

響「わかってるんだぞ!」ガタッ

P「わ、わかってるって何が――」

響「とぼけるなッ!」

やよい「……」ビクッ

真美「ちょ、ちょっと落ち着いてよひびきん」オドオド

P「そ、そうだ。落ち着いてくれ。やよいも真美も怖がってる」

響「怖がってる? 怖がってるって言ったのか!?」グイッ

P「ひ、響……」

響「いま一番怖いのは自分だぞ!」

P「な、何を言ってるんだ?」

P「と、とりあえず手を離してくれ」

響「手を離す? 何でだ!?」

響「自分を苛めるためか!?」

P「……な、何の話だ?」

真美「ひびきん、落ち着いてよ……」

やよい「誰も響さんに意地悪なんてしません……」

潮の吹かせ方。
指はまっすぐ入れたら、ちょっと上に曲げてみてください。
そこになんかコリッとした部分があります。
奥までまっすぐ入れて、壁に当たったら、ちょっと曲げる…。
そこの上にある部分が潮吹かせポイントです。(入口をどんなに刺激しても吹きません、
ちゃんと奥まで指が届かないと、ここを刺激できないのです。)
指を奥まで入れたら上の部分を刺激してあげます。
そうすると、Gスポットのさらに奥にある膀胱が刺激され、
膀胱の中にあるゴム鞠みたいなものが膨らんでいるような感触があるはず。
膨らみを感じたら、すかさずそこを刺激します。
膨らむまではゆっくり下から押し上げる感じで。
最初から強くやっても痛いだけだから。膨らみ始めたらスピードアップします。
ここでイッキに上下の動きを繰り返す。
腕がしびれるくらいやってください。
奥が膨らんできたら、外にでている2本の指(薬指と小指)でポイントを押し上げるようにしてやるといいです。
最初はスローテンポで、だんだんスピードアップ。
一度ガーッとやって膨らませたら第一波は終わり。
膨らんできたところで、動きを止める。
またゆっくり始める。
この繰り返しを2,3回続けます。
そうすると中の部分がパンパンに膨れてきますから、最高に膨らんだと判断したら、あとはもうガーットと。
これで絶対に吹きます。
フィニッシュは押し続けるとは逆に、抜いてあげる。
その前の段階で中にたまってるんで、抜くことによって外にピシャッとでるわけです。
簡単なポイントとしては潮吹きの前にクリトリスをしつこく攻めておくと、潮を吹きやすくなります。

P「そうだ。誰も響を苛めようなんて思ってない」

P「それに今はお前のお祝いをしてるんじゃないか……」

P「なんでそんな話になるんだ?」

響「わかるんだぞ……」

P「……?」

響「自分にはわかるんだ!」

響「プロデューサーはこれから自分を苛めて!」

響「事務所を辞めさせようとしてるんだ!」

P「……だ、だから何でそんな話に」

響「……だぞ」

P「……?」

響「スレタイに書いてあるんだぞ!」

真美「……?」

やよい「???」

P「すれ……? すまん、なんて言ったんだ?」

響「書いてあるんだ……」ブツブツ

響「書いてあるんだよ……」ブツブツ

P「響……」スッ

響「触るなあ!」バッ

P「……響!」

真美「ひびきん、落ち着いて!」

やよい「響さん!」

P「響、落ち着け。俺はお前を苛めたりしない」

P「それに誰かがお前を苛めることも許さない」

P「これは本心だ。だから落ち着いてくれ」

響「……」キッ!

真美(ひびきん、すごい目つきだよ……)

やよい(ど、どうしよう……)

響「本心……? 本心なのか?」

P「そうだ。だから――」

響「嘘をつくなあ!」

P「……!」

響「隠そうとしても無駄なんだ!」

響「スレタイに書いてある以上!」

響「それは絶対なんだ!」

P「『すれたい』?」

P「響、『すれたい』っていうのはなんなんだ?」

???「プロデューサーさん」

P「え……?」

春香「少しいいですか?」

P「春香? どうしてここに?」

春香「……」

P「いや、いつからそこにいたんだ?」

P「今日はレッスンで響のお祝いにはこれないって……」

春香「そうでしたか?」

春香「そうでしたっけ?」

春香「そうだったかもしれません」

春香「でも、それはどうでもいいんです」

P「どうでもいいって――」

P「いや、どうでも良くないだろ?」

P「レッスンすっぽかしちゃったのか?」

春香「……」

P「それはよくない。すぐトレーナーさんに連絡を……」

春香「……」

――屋上――


P「……あ?」

春香「……」

P「ここは……?」

P「俺は確かにいま事務所に……」

春香「……話、聞いてくれますか?」

P「い、いや、待ってくれ……」

P「真美とやよいはどこに行ったんだ?」

春香「……いましたか?」

P「……え?」

春香「真美とやよいなんていましたか?」

春香「いましたか? いましたね?」

春香「いたでしょうか?」

P「なあ、春香、さっきから何を……」

春香「苛めなくていいんですか?」

P「……?」

春香「響ちゃんを苛めて事務所を辞めさせるんですよね?」

P「……」

春香「響ちゃんなら、そこにいますよ?」

P「……!」バッ

響「……」ビクッ

P「響? い、いつからそこに?」

響「……」パクパク

春香「苛めなくちゃいけませんよ」

春香「プロデューサーさん」

響「……」ガタガタ

P(な、なんだこの感覚は……)

P(響が泣いてる。響が怖がってる)

P(それなのに、なんで俺はこんなに高揚しているんだ?)

P(響を苛めたくしょうがない……!)

春香「プロデューサーさん」

春香「どうしますか?」

春香「一人でやりますか?」

春香「それとも事務所のみんなで?」

春香「961プロの人たちを呼びましょうか?」

P「……」ギロ

春香「プロデューサーさん、とっても恐いです」

春香「目が血走って……」

春香「いまにも殴りかかりそうです」

響「……」ガタガタ

春香「どうしましょうか?」

春香「殴りますか? 蹴りますか?」

春香「それとも皆で無視しますか? 飼ってる動物たちを出しましょうか?」

P「う、うううううううう」

春香「呻ってるだけじゃ分かりませんよ?」

春香「どうしますか? プロデューサーさん?」

P「響は……」

春香「はい」

P「響は、俺の、大切なアイドルなんだ」

春香「……」

P「い、苛めたくない」ブルブル

春香「……それで?」

P「俺は、俺たちは、響と一緒にお祝いをしていたんだ……」

P「だから……」

春香「だから?」

P「事務所にもど――」

――何もない空間――


P「――る」

P「……え?」

春香「……」

P「なんだ、ここは?」

P「俺は……」

P「俺はおかしくなったのか?」

春香「おかしいかもしれません」

春香「おかしくないかもしれません」

春香「響ちゃんをいじめましょう」

P「だから、なんでそうなるんだよ!」

春香「スレタイに書いてあるからです」

春香「プロデューサーさんも苛めたいんでしょう?」

P「……黙れ!」

春香「大きな声、出さないでくださいよ」

春香「そんなことでは誤魔化せないですよ?」

響「……」

春香「……」

P「なんなんだよ! 『すれたい』ってのは!?」

P「俺は響とただ仲良くお祝いを――」ブチッ

P「あ、あがあああああああ」

春香「あー、あー、あー」

春香「駄目じゃないですか、プロデューサーさん」

春香「舌、噛み切っちゃいました?」

P「う、ぐ……」ボタボタ

春香「あー、なんとかセーフっぽいですね」

P「……」ボタボタ

春香「痛いですか?」

春香「痛いですよね。でも、仕方ないですよ」

春香「すでにこれだけスレが進んでしまっているんです」

春香「いまさら仲良しにはなれません」

春香「起承転結の起は終わったんです」

春香「修正は不可能です」

春香「抗えば罰を受けますよ?」

P「……」

春香「黙ってちゃわかりませんよ?」

P「……違う」

春香「……?

P「お前、春香じゃないな」

春香「……は?」

P「お前は春香じゃない」

P「そうだろう?」

P「春香である必要がない」

P「お前は春香じゃない!」

春香「……」

P「千早!」

春香「……」

???「……」

千早「……なんですか?」

P「これはなんだ?」

千早「……わかりません」

P「なんで響を苛めなくちゃならない」

千早「わかりません」

P「貴音」

貴音「はい」

P「わかるか」

貴音「無駄です。あなた様」

P「……」

貴音「こうして無駄にれすをしていても事態は好転しません」

P「……『れす』?」

P「『れす』ってなん――」

貴音「響を苛めましょう」

P「……?」

貴音「苛めましょう。私もお手伝いします」

P「貴音!」

貴音「さあ、はやく。はやくはやくはやくはや――」

P「真!」

真「運命なんですよ!」

真「最初にスレタイという結論が出てしまってるんです!」

真「プロデューサーは響を苛める、これは覆せないんです!」

真「なにをしようとも結局はその結果に――」

真「はやくひびきをいじ――」

P「雪歩!」

P「結果を変える方法だ! 方法はないのか!?」

雪歩「……」

P「雪歩!」

雪歩「そ、それは……」

雪歩「それはしてはいけないんです」

雪歩「スレタイ詐欺はけっしてしてはならないんです」

雪歩「大丈夫ですよ。プロデューサー」

雪歩「響ちゃんもきっとわかって――」

P「あずささん!」

あずさ「早く苛めましょう?」

P「亜美!」

亜美「ちかたないんだよ→」

P「伊織!」

伊織「一つだけあるわ!」

P「……!」

伊織「それは――」

――屋上――


P「……え?」

春香「……」

P「……」

春香「お帰りなさい」

春香「プロデューサーさん」

P「伊織!」

春香「……」

P「伊織! 教えてくれ!」

春香「……」

P「伊織!」

春香「無駄ですよ」

春香「もうお話はクライマックスです」

春香「こんなに時間が掛かってはろくに苛められませんね」

春香「それはプロデューサーさんの功績かもしれません」

春香「スレタイは絶対なんです」

春香「さあ、早く」

P「……」

春香「響ちゃんはそこにいますよ?」

響「……」

P「……」ゾワッ

P(まただ……。響を見た途端、苛めたくなってきた)

P(泣かせたい、困らせたい、めちゃくちゃにしてしまいたい……)

P(狂ってしまった。俺は狂ってしまったんだ……)

P(俺は、もう……)

律子「プロデューサー!」

P「……ッ!」

春香「こいつ……!」

律子「たった一つの方法です!」

律子「助けを求めるんです!」

律子「『この』世界でない人たちに!」

律子「スレタイ以上に絶対的なものに!」

律子「安価です! 安価を宣言してください!」

春香「消えろ!」

P「……」

春香「ふざけやがって~」

春香「ふざけやがってふざけやがってふざけやがって!」

春香「無理なんだよ!」

春香「いまさら助かる道なんてないんだよ!」

P「『あんか』をだす」

春香「!?」

P「文句ないだろ」

春香「……」

P「『あんか』だ」

春香「……」

春香「いいでしょう」

P「……」

春香「プロデューサーさんが安価を口にした以上」

春香「安価をしないわけにはいきません」

春香「ルールに関わりますから」

P「……」

春香「安価内容は――」

春香「響ちゃんは助かる」

春香「響ちゃんは助からない」

春香「この二択です」


1.助かる

2.助からない


春香「構いませんね?」

P「ああ」

春香「では……」

春香「安価です。>>1000

P「……?」

春香「どうしましたか?」

P「な、なにも起こらないのか?」

春香「いいえ。安価は出しましたよ?」

P「『あんか』を出せば響は助かるんじゃないのか?」

春香「安価は出したと言っています」

P「……じゃ、じゃあなんで」

春香「なんにもわかってないんですね」

P「……」

春香「なんにもわかってない」

響「……」

春香「わかってないです」

春香「響ちゃんはそこにいます」

P「ああ、あああ……」

P「あ、あああああああああ!!!!」

春香「さあ、時間はたっぷりありますよ?」

春香「プロデューサーさん?」


                    おわり

P「終わらない」

春香「……」

P「終わらないぞ」

春香「……」

P「『おわり』で終わりなんだな」

春??「やめてくだSAいよ、Pうろおできゅーささmm」

P「いや、終わらせない」

???「いいjyanあいでSKA]oわkide

P「『スレタイ』俺も見たぞ」

P「『安価』も理解した」

P「だが、『安価』はもう出せない」

P「『1000』は現実的ではないからな」

???「aaaaaaaaaaaa]]

P「お前が『おわり』を宣言したおかげだ」

P「俺はこの『スレ』から離れることが出来た」

P「『P「響をいじめて、事務所をやめさせる」』だったな」

P「でも再開させることも出来るんだ」

P「その自由はある」

P「スレはまだ落ちていないんだからな」

P「『この』世界でない人たちのおかげで」

???[?????????????}??

P「そうだろう?」

――事務所――


P「――というわけで」

P「これから響のアイドルランクアップのお祝いをするぞ!」

P「みんなグラスを持って――」

P「響!」

真美「ランクアップ!」

やよい「おめでとうございまーっす!」

一同「かんぱーい!」

パチパチパチ!

響「……」

真美「おめでとう、ひびきん!」

P「ああ、本当に良く頑張ったな!」

P「……? どうした、響?」

響「……なんでもないぞ」

P「そ、そうか? そ、それじゃあ、まず俺からな」ゴソゴソ

P「じゃーん! 新しいステージ衣装だ!」

真美「おー! めっちゃ、かわいいよ→!」

やよい「うっうー! 素敵ですぅ! きっと、響さんに似合います!」

響「……」

P「……あ、えーと」

P「き、気に入らなかったか?」

響「……」

真美「ひびきん、体調悪いの?」

響「……そんなことないぞ」ボソッ

やよい「……」

P「……」

真美「じゃ、じゃあ今度は真美だね!」ゴソゴソ

真美「真美のプレゼントははアクセサリーだよ→!」

P「おお! 奮発したな!」

真美「んっふっふ~。大事な大事なひびきんのお祝いですからね→」

真美「半額セールを狙って、毎日お店に通ったんですな→。これが」

やよい「真美偉いね! 私ももっと頑張らなくっちゃ!」

真美「はい! ひびきん! どーぞ!」

響「……」

真美「……え、えっと。ひびきん?」

響「……」

P「どうしたんだ、響? 真美がせっかく……」

響「……」

P「なにか気になることでもあるのか?」

P「だったら遠慮なく言ってくれ。俺はお前のプロデューサーなんだからな」

響「……ぞ」

P「……え? よく聞こえ――」

響「白々しいって言ったんだぞ!」

P「……ッ!」ビクッ

真美「ど、どうしたの、ひびきん? 急に……」

響「わかってるんだぞ!」ガタッ

P「わ、わかってるって何が――」

響「とぼけるなッ!」

やよい「……」ビクッ

真美「ちょ、ちょっと落ち着いてよひびきん」オドオド

P「そ、そうだ。落ち着いてくれ。やよいも真美も怖がってる」

響「怖がってる? 怖がってるって言ったのか!?」グイッ

P「ひ、響……」

響「いま一番怖いのは自分だぞ!」

P「な、何を言ってるんだ?」

P「と、とりあえず手を離してくれ」

響「手を離す? 何でだ!?」

響「自分を苛めるためか!?」

P「……な、何の話だ?」

真美「ひびきん、落ち着いてよ……」

やよい「誰も響さんに意地悪なんてしません……」

P「そうだ。誰も響を苛めようなんて思ってない」

P「それに今はお前のお祝いをしてるんじゃないか……」

P「なんでそんな話になるんだ?」

響「わかるんだぞ……」

P「……?」

響「自分にはわかるんだ!」

響「プロデューサーはこれから自分を苛めて!」

響「事務所を辞めさせようとしてるんだ!」

P「……だ、だから何でそんな話に」

響「……だぞ」

P「……?」

響「スレタイに書いてあるんだぞ!」

真美「……?」

やよい「???」

P「スレ……? すまん、なんて言ったんだ?」

響「書いてあるんだ……」ブツブツ

響「書いてあるんだよ……」ブツブツ

P「響……」スッ

響「触るなあ!」バッ

P「……響!」

真美「ひびきん、落ち着いて!」

やよい「響さん!」

P「響、落ち着け。俺はお前を苛めたりしない」

P「それに誰かがお前を苛めることも許さない」

P「これは本心だ。だから落ち着いてくれ」

響「……」キッ!

真美(ひびきん、すごい目つきだよ……)

やよい(ど、どうしよう……)

響「本心……? 本心なのか?」

P「そうだ。だから――」

響「嘘をつくなあ!」

P「……!」

響「隠そうとしても無駄なんだ!」

響「スレタイに書いてある以上!」

響「それは絶対なんだ!」

P「『スレタイ』?」

P「響、『スレタイ』っていうのはなんなんだ?」

???「プロデューサーさん」

P「え……?」

春香「少しいいですか?」

P「春香? どうしてここに?」

春香「……」

P「いや、いつからそこにいたんだ?」

P「今日はレッスンで響のお祝いにはこれないって……」

春香「そうでしたか?」

春香「そうでしたっけ?」

春香「そうだったかもしれません」

春香「でも、それはどうでもいいんです」

P「どうでもいいって――」

P「いや、どうでも良くないだろ?」

P「どうでもいいはずないよな?」

春香「……」

P「俺はお前にもう一度会いたくて戻ってきたんだ」

響「!」

春香「……」

P「前回の『安価』は無効だ」

P「お前が『おわり』を宣言したんだからな」

P「次は俺の番だ」

P「『安価』は理解した。そう言ったよな?」

春香「……」

P「いつまでも『春香』を名乗ってんじゃねえ!!」

春香「……」

???「……」

P「さあ、『安価』だ」

???「……」

P「いいな?」

???「……」

P「響は――」


1.助かる

2.助からない


P「さあ、答えだ! >>250

1

――事務所――


P「――というわけで」

P「これから響のアイドルランクアップのお祝いをするぞ!」

P「みんなグラスを持って――」

P「響!」

真美「ランクアップ!」

やよい「おめでとうございまーっす!」

一同「かんぱーい!」

パチパチパチ!

響「……」

P「響をいじめて、事務所をやめさせる」

真美「え?」

やよい「……?」

響「……ッ!」

P「そして嫁にして毎日いちゃいちゃする」

真美「……うぇ!?」////

やよい「……はわわ」////

響「な、なに言ってるんだ?」

P「いや、このままだとさ、響はトップアイドルになっちゃうだろ?」

P「そうしたら俺なんかよりずっといい男を見つけてだなー」

P「俺の元を離れて行っちゃいそうな気がするんだよな」

P「だから今のうちに苛めて事務所をやめさせてだな」

真美「なにそれ」

P「……え」

バチーンッ!

真美「サイテーだよ! 兄ちゃん!」

真美「行こ! やよいっち! ひびきん!」

やよい「え、でもー」オロオロ

真美「いいから!」グイッ

やよい「ひ、引っ張らないでー!」ズルズル

響「……」

真美「ひびきん!」

響「……う、うん」

P「……」

P「スレタイは本文に出てきた」

P「これで文句ないはずだろ?」

美希「でも、嫌われちゃったよ?」

P「……これからの仕事で取り戻すさ」

美希「……」

P「……」

美希「偉かったね。プロデューサー」

P「……」


                   おわり

おわりです

長々とお付き合いいただきありがとうございました

結局春香の正体は?
最後の美希はなんだったの?

>>291
分からない方が物語の雰囲気的によくないか?
あと>>1

>>291
>>292

一応、答えはあるんですが言わないほうがいいですかね?

人もあまりいないようなのでこのレスのあとに書きます
たいした内容ではありませんが

知りたくない方は注意してください。お願いします

「???」は美希の無意識の嫉妬心です(実質、美希は関与してません)
プロデューサーにユニットに選んでもらえなかった
自分も頑張ってるのに響たちが贔屓されている
そんなすれ違いが重なった結果生まれたのが「???」です

でも、他の解釈でもいいと思います

蛇足

去年のクリスマスに書いた
P「悪いな、響。この車は3人用なんだ」
のリベンジのつもりで書きました

この間書いた
亜美「亜美はもう大人!」 P「多分、まだ子供」
よかったら読んでみてください
お願いします

響、かわいいよ、響

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