ほむら「まどかと」杏子「さやかが」マミ「喧嘩ねぇ」 (130)

学生時代こんなことしてたなぁと

初投稿頑張るね!

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マミの部屋

ほむら「あら、冗談が言えるようになったのね。偉いわインキュベーター」

QB「本当のことなんだけどなぁ…」

杏子「つーかさ、そんなことが大事な話なわけ?」

マミ「教えてくれたのは良いのだけど、そういうことは当人同士で解決するべきだと思うわ」

QB「解決出来そうにないからあつまってもらったんじゃないか」

ほむら「夜の11時に呼び出すほどの話ではないわね」

QB「君たちはあの二人の喧嘩を軽く見すぎだよ。通りがかったクラスメイトが止めていなければ取っ組み合いを始めていたんじゃないかな?」

杏子「と言われてもなぁ…」

マミ「私は鹿目さんと美樹さんと知り合って二か月程だけど、とても仲がいいように感じていたわ」

杏子「お互いに手をあげるのは考えられないぜ?そもそも10年来の親友だろ?」

マミ「まあ確かに今日の鹿目さんはどことなく上の空だったし、美樹さんも空元気な感じがあったわね」

ほむら「私は買い物があってさっさと帰ってしまったけど、何かあったとしたら放課後かしら…」

杏子「あれ?マミは放課後一緒じゃなかったの?」

マミ「この時期の3年生はお昼に下校してしまうのよ、もうすぐ進学するからね」

杏子「それで昼間から絡んでくるのか…」

マミ「あら、良いじゃない?…一人ぼっちは寂しいでしょ?」

杏子「そりゃ退屈はしないけどさ…」


ほむら「とりあえず事の詳細を話しなさい。聞くだけは聞くわ」

QB「といっても僕のほうから説明できることは少ないよ。些細なことがきっかけで言い争いを始めてしまったんだ」

ほむら「些細なこと?」

QB「玄関口で二人きりになってからさ…テストの点数から始まりお互いの容姿や私生活を貶め、最終的には怒鳴りあい
になっていたよ」

ほむら「冗談を言えるようになって偉いわね。ご褒美はNATO弾と45mm、どちらが欲しいのかしら」

QB「僕は冗談なんて言わないよ?」

マミ「まあまあ……明日二人に確認すれば済むことじゃない。学校もあるし、今日はもう解散にしましょう?」

杏子「賛成だ、くっだらねぇ用事で起こしやがってよ……」

マミ「それじゃ学校でね、暁美さん」

ほむら「ええ、おやすみなさい」

ほむホーム


ほむら「朝ね……」ポケー

ほむら「昨夜の下らない会議のせいで寝不足ね」ポリポリ

ほむら「まあいいわ、さっさと集合場所に行きましょう」

ほむら「さやかと仁美はもういるでしょうしね」


通学路


仁美「おはようございます、ほむらさん」

ほむら「おはよう…あら?さやかが遅いなんて珍しいわね」

仁美「さやかさんなら今朝は上条君と登校してますわよ?」

ほむら「あら?貴女たちは付き合っているんじゃなかったの?」

仁美「そうなんですけど、今のさやかさんのそばには上条君が必要だと思いますわ」

ほむら「?」

仁美「それに幼馴染が一緒に登校するのは珍しいことではないとおもいます」

ほむら「……まあいいわ、ならまどかを待ってから」

仁美「まどかさんは一人で登校するともう行ってしまいましたわ」

ほむら「え…」

仁美「そういう時期なんです」

ほむら「……」



教室

まどか「あ、ほむらちゃんに仁美ちゃんおはよー」

ほむら「おはようまどか」

仁美「おはようございます」

ほむら「今朝は随分と早く行ってしまったそうだけどどうかしたの?」

まどか「え?…ああえっと…ほら、チューリップの世話をしなきゃいけなっくて…」

ほむら「そう……なら明日はどう?」

まどか「明日もお世話を…」

仁美「上条君はしばらくさやかさんと登校するそうですわ」

まどか「あぁうん、明日はべつに平気かなぁ…うん」

さやか「お二人さん!おっはよーー!!」


恭介「まったく……さやかは朝から元気だなぁ…」

さやか「そりゃさやかちゃんの数多い取り柄のひとつですからね〜」

ほむら「二人とも、おはよう」(ん?)

まどか「…ああ、上条君おはよー」プイッ

ほむら「ちょ」

仁美「あら、おはようございます…早速ですがさやかさん、上条君をちょっとお借りしますね」

さやか「おぉ!朝から二人っきりで秘密の話とは!お邪魔しちゃってますねー、あたし!」

恭介「ごめんねさやか、今日のお昼は一緒に食べようね」

さやか「え?良いよべつにそんなの…仁美とのデートタイムを邪魔しちゃ悪いって……」

仁美「さ、その話はあとにしていきましょう?」スタスタ

恭介「じゃぁさやかお昼にね」

仁美「それと気を遣わなくても大丈夫ですよさやかさん」(ニコッ

さやか「あはは、心配しなくても大丈夫だよ〜」ヒラヒラ

ほむら「……え……?」


さやか「……」

まどか「……」

ほむら(いるだけでソウルジェムが濁りそう……)

さやか「あれ、朝から元気なさそうだね〜どうかしたの?」

まどか「そりゃ元気も出ないよ」

ほむら「それより朝の挨拶を……」

まどさや「「 お は よ う ! 」」

ほむら「ひ」

さやか「変な夢でも見たのかなー?」

まどか「朝から三角関係なんてみたくなかったんだけどなー、そういうのはおばさまの昼ドラだけで充分だよぉ」リボンクリクリ

さやか「あれがそう見えるのは感性の幼いお子様だけじゃないのかなー?」スタスタ

ほむら「え…ちょ」

さやか「まあ日曜は朝7時からTVの前で正座してるようなお子様にはそう見えるのかなー?誰とは言わないけどさ」ドサッ

ほむら「鞄は静かに…」

ほむら(ていうか誰か止めて……)


まどか「人の趣味にいちいち口出すような人じゃぁしょうがないよねー!」

さやか「別に文句言ったわけでもないし、誰のことともいってないけどね!」

ほむら「だ、だから…」

まどか「私も誰とはいってないけどなーいちいち揚げ足とらなきゃ気がすまないのかな!」

さやか「どっちが先に突っかかってきたんだろうね!」ガタッ

ほむら「お、落ち着(ry」

まどか「あなたが先に不快なもの見せるからでしょ!仁美ちゃんと上条君はもう付き合ってるんだよ!まだ未練引きずっ
ちゃってるの!?」ガタッ

さやか「あんたもぐちぐちうっさいわね!今朝は恭介から誘って来たの!仁美もちゃんと知ってんだから、部外者は口出
さないでよ!!」

ほむら「ふ…二人とも……あの……」オソルオソル

まどさや「「何!」」ギロッ

ほむら「ひ」

さやか「ああ……ごめん」ポリポリ

ほむら「も…もうすぐHRが始まるし……みんなが見てる…よ…」

まどか「あぁ…ごめんねほむらちゃん」ストン

さやか「ん…悪かったね、ちょっと子犬がキャンキャンうるさくてさ」トスッ

まどか「あなたに飼われる犬さんはかわいそうだね」

さやか「嫌味と比喩表現も分からないのかな〜?」

ほむら(誰でもいいから助けてよ……)ウルウル


マミ『鹿目さん、美樹さん、暁美さんおはよう』ティロッ

ほむら(た、助かった…)

まどさや『あ、おはようございます、マミさん』

マミ『今年度も今週で終りね。もうすぐ卒業なんて寂しいなぁ……なんて』

まどか『私も寂しいですよマミさん』

さやか『地元の高校なんだからまた会えるじゃないですか!』

マミ『ええと……卒業してもたまにはお茶会しましょうね!』

まどか『わー!楽しみだなぁ……』

さやか『そんなことしなくてもパトロールとかで会えますって!』

マミ『そ……そうね!そうよね!』

まどか『でもやっぱり寂しいですよぉ…』

さやか『あたしだってもうずいぶん慣れたんですから頼ってください!』

ほむら(さやかのテレパシーがまどかに聞こえてないようなってる……)

マミ(美樹さんも慣れてきてるのね……もうちょっと違う形で成長を感じたかったわ……)


放課後

マミの部屋


ほむら「う……うぅぅ……ヒック……グス……」

杏子「んでかなり重い喧嘩だったと」

マミ「QBに言われて思わずテレパシーで話しかけてしまったわ…」

QB「言っただろう?君たちは事態を軽く見すぎだよ」

杏子「おいほむら、なにか聞いてないのかよ」

ほむら「うぅ…ごめんなさい……」

杏子「なんで萎縮してんだよ……」

ほむら「グス…だ……だって……」

杏子「おいおい……」

マミ「そのあとも何度も言い合いになっていたみたいね…」

杏子「今も喧嘩してんじゃねぇだろうな…」

マミ「鹿目さんは部活で美樹さんはそうそうに帰ってしまったみたいから多分……大丈夫よ」

杏子「さやかのソウルジェムは大丈夫なのかよ…気付いた魔女ってた、なんて冗談じゃねえぞ」

マミ「一応グリーフシードはいくつか持ち歩いてるから……」


QB「さやかは思ったより穢れるのが遅くてね、しばらくは放っておいても大丈夫さ」

ほむら「……いやに素直ね」

QB「今さやかが魔女になると困るんだよ」

マミ「QB、挑発的な口調は許容しかねるわ」

QB「訳が分からないよ」

杏子「あたしらはいつでも魔女になりたくないっての」

QB「とにかくワルプルギスの夜を君たちが倒してしまった今、まどかが契約するならさやかを助けるために決まってるじゃないか。もし喧嘩したままだとまどかが助けな(ドスッ ギュプッ

ほむら「喧嘩を売っているなら素直に言いなさい」ジャコッ

マミ「暁美さん落ち着いて、QBも一応協力してくれるんだから……」

ほむら「ちっ…」

マミ「といっても私たちがうかつに手を出して事態が悪化するのだけは避けないといけないわね」

杏子「ま……そのうち仲直りするからほっとけって!」

マミ「そうね……しばらくは見守るしかないわね…」

ほむら「そういうものなの…?」

杏子「そういうものなんだよ」

QB「僕としては早く事態を解決したいんだけどなぁ……穢れをため込みやすい状況は嫌だろうほむら」

ほむら「勘違いしないで、今回は利害が一致するから手を出さないだけよインキュベーター。余計なこと言ってる暇があるなら二人を見張りなさい」


QB「それにしても君たちは二人の友達じゃ無いのかい?随分と(ギュプッ」

杏子「喧嘩売ってるんだよな?」 ガラッ マドカラポイッ 

ほむら「窓から捨てたぐらいじゃすぐに出てくるわよ。(ジャキッ」

マミ「頼むからうちで銃器を出さないで…」

QB「まぁいいか、何かあったらすぐに知らせるよ」

杏子「まあ二人から相談されないってことはさ、きっとしょうもない理由の喧嘩なんだよきっと」

マミ「そうね、少し時間をおけば冷静になれるはずよ……二人とも優しい子だもの」

ほむら「そうね……」

マミ「さ、今日は解散にしましょうか!」

ほむら(けど……私は……)

とりあえず今日はここまでだよ

明日の夜にまた来るね

見てくれてた人ありがとうね

おやすみ!

これは朝から面白そうなものを見つけた支援
20年前くらいにやったなぁとニヤニヤが止まらん

なんか上条をまだ好きなさやかのことが好きなまどかってな具合のまどさやスレっぽいな、作者が小説設定を否定してる所は好感が持てるが
完結するまで様子見だな

初投稿なら一つ忠告、変にレズカプにしない方が良い
叩かれたり荒れる原因になる

荒れるっつか見向きもされねえだろ
俺もまだ興味持てないから読んでないし

別にレズカプでもいいじゃんww>>1の好きなようにかけばさww

ほぼ>>1の実体験?

書き込んでくれた人ありがとう!
定休日なんて知らなかったくらいの初心者でごめんね……

>>32
実際はもっとグダグダドロドロしてたからかなり簡略化してるよ

TV版のマクロスと愛おぼみたいなものだと思ってくれれば

次の日 朝 

まどか「おはよー!」

仁美「おはようございます」

まどか「……」

仁美「……」

まどか「ええっと……も、もうすぐ春休みだねー!」

仁美「ええ、そうですね」

まどか「……」

仁美「……」

まどか「ええっと……」
 
仁美「今年もお花見が楽しみですね」

まどか「あ、うん……いつもどおりでいいよね?」

仁美「ええ、終業式が終わってから日本舞踊のお稽古がありますけど、お泊まりの許可もいただきました!」

>>23
私的には5年前の話でござい……

>>26
ルミナスが正史だと思ったほうが楽しいじゃん


まどか「良かったぁ、仁美ちゃんがうちに来るのは久しぶりだってパパとママも楽しみにしてるよ!」

仁美「私も3人でお泊まりできるのは楽しみですわ」

まどか「ああ……うん……」

仁美「毎年のことですもの、気にしていません。ちゃんと気の済むまで続けて下さい」

まどか「うん……ありがと……」

仁美「今回は随分とまどかさんから噛みついてますが、何かあったのですか?」

まどか「……ちょっとね……本当に……大したことじゃないんだけど……」

仁美「さやかさんも気にしてるみたいですよ?なにか悪いことしたのか……と」

まどか「……ちゃんと仲直りするよ……でも……」

仁美「ええ、見守ってますわ……辛かったら声をかけて下さい、力になりますから……」

まどか「仁美ちゃん……ありがとう。少し楽になったよ」

仁美「これくらいはお安いご用ですわ!それよりほむらさんは遅いですね……」

まどか「どうしたんだろう……風邪かな」

仁美「きっと寝坊ですわ、時間も時間ですし行きましょう?」

まどか「うん」

>>29 >>30 >>31

アドバイスありがとう!

でもフリーダムにやるよ!


教室

ほむら「結局二人のことを考えてたら寝付けなくて寝坊なんて……」タッタッタッ

ほむら「我ながら情けなくなる豆腐メンタルだわ……平和ボケかしら……」ゼーハーゼーハー

ほむら「魔法少女じゃ無かったら遅刻だったわね」フー ギャーギャーワーワー

ほむら「……?教室が騒がしいけどなんなのかしら」サヤカオチツイテ カナメサンモドウシタノ? 

QB「ほむら!まどかを止めて!」

ほむら「え?」


QBが伝えようとした事はすぐに分かった

一人の生徒が走り去っていくのが見えたから

スモークのかかったガラス越しでも誰が走り去ったのかが分かったから

廊下で一瞬目があったけど

まどか「……っ!」

ほむら「……あ……えっと……」

そのまま走り去ってしまった

ほむら「あ、まって!」

急いで追いかけようとしたのだけど

まどか「来ないで!」

予想外の大きい声に怯んで足がすくんでしまった


QBが伝えようとした事はすぐに分かった

一人の生徒が走り去っていくのが見えたから

スモークのかかったガラス越しでも誰が走り去ったのかが分かったから

廊下で一瞬目があったけど

まどか「……っ!」

ほむら「……あ……えっと……」

そのまま走り去ってしまった

ほむら「あ、まって!」

急いで追いかけようとしたのだけど

まどか「来ないで!」

予想外の大きい声に怯んで足がすくんでしまった


ほむら「おいで、エイミー」

その日は気が付いたら授業が終わっていた

結局まどかが教室に戻ってくることはなく

だからといってさやかに話しかける勇気も出てこなくて

二人がこのまま離れ離れになるかもという不安と

なにか出来ることがあるんじゃないかという焦りの板挟みをなんとかしたくて

足は自然とここに来ていた。もちろん何ともならないが

ほむら「さやかには言えないけど……グスやっぱり飼うなら猫よね……」ナデナデ

ほむら「気楽でいいよね……」

ほむら「肝心な時に……何も…してあげられないの……私……」ポロポロ



杏子「ん?あれほむらじゃん。こんなとこで何やってんだろ」

杏子「ようほむら!元気してるかい?」

ほむら「……」

杏子「なんだよ、せめて挨拶くらい返せよな」ポン

ほむら「……」

杏子「お、おう……」

ほむら「うああああぁぁぁん!!」

杏子「えぇぇ……」


二重投稿しちゃってごめんなさい


マミの部屋

ほむら「うぅぅ……エグ……ヒグ……」

杏子「……なんでそんなに泣いてんだよ」

マミ「朝から二人が言い争っててね」

QB「まどかが帰ってしまったんだ」

ほむら「ゥウ……弱虫で…ごめんなさい……ズズッ……で…でも……」

マミ「暁美さんは頑張った……しょうがないわよ……」ナデナデ

ほむら「うあぁぁぁ……もう嫌だぁぁぁ……こんなのやだよぉぉ……」ダキッ

杏子「ガチ泣きじゃねぇかおい……」

マミ「私も驚いたもの……鹿目さんってあんなに大きな声が出せたのね」サスサス

杏子「へぇ……そんなに?」

マミ「来ないで!って3年生の教室に響いてきたわ」

杏子「ありゃりゃ……」

QB「ほむらはいままでのループ中に二人が喧嘩してるのを見たことがないのかい?」

マミ「あったらこんなにならないわよ……それにようやく手に入れた平和がこれじゃ、暁美さんが可哀そうよ……」

杏子「つーか何が原因でそんなことになったわけ?」


QB「さやかがほむらのことを尋ねたらまどかが過剰に反応したのさ」

杏子「よくもまあそんなどうでもいいことから発展できたな…」

ほむら「……私…グズ……どうすれば……エグ……」

杏子「あたしが聞いてる限りだとほっときゃ大丈夫そうだけど?」

QB「なぜそう思うんだい?」

杏子「些細なことが大きく見える距離ってのがあるんだよ」

ほむら「でも……ズズッ……」

杏子「お互いにぶつかり合うってのは心が向き合ってるってことさ。磁石と同じだよ、同じ極は反発しあうけどちょっと
向きを変えれば引き寄せあうだろ?」

マミ「青春磁力ってやつね」

QB「訳がわからないよ」

杏子「だから信じて待ってやんなよ!あたしとマミも仲直りできたんだ。あいつらなら絶対出来るよ」

ほむら「……でも私、どうしたら……」

QB「そりゃ二人の間に介ny(杏子 ドスッ

マミ「……一度二人から距離を取るべきだと思うわ」

ほむら「……え……?」

マミ「二人のことが心配なのは分かる……けど、それで暁美さんが消耗してしも何の解決にもならないわ」

ほむら「……」

マミ「そこで……っていうのもなんだけど明日は卒業式で明後日が修了式でしょ?それが終わったらうちへ泊りにいらっしゃい」

ほむら「でも……」

マミ「一人で張りつめてたって何にもならないもの……だからせめて一緒にいさせて欲しい」

杏子「良いんじゃないの?猫に泣きつくよりさ」グリグリグリグリ QB「拳を押し付けるのをやめてくれないかい?」

ほむら「そうかな……」

杏子「それにあんた結構ひどい顔つきだぜ、考え事ばっかで碌に寝てないんだろ?」ビターンビターン

QB「耳を持って振り回すのもやめて欲しいんだけど…」

ほむら「…そうかも、今朝は鏡も見てないから…」

マミ「じゃあ決まりね!嫌な気分も忘れるくらい楽しいものにしないとね!」

QB「3人で楽しむのは不謹慎じゃないかな」

杏子「ちょっとこいつトイレに流してくるよ」ガラッ

QB「この扱いは理不尽だよ」

今日はここまで!

次来れるのはきっと日曜日になると思います

拙いけど最後までよろしくね!


原因が気になるな

乙っした
べぇさんはべぇさんなりに色々気にしてるのも微笑ましいな

マミさん「青春磁石」て・・・
いつも通り平常運転ですね

たぶんQBも一緒に見てたな

世間一般じゃ今を月曜日っていうんだよね……
あたしってホントバカ……

待ってた人ごめんなさい(居る?)

張り切っていくよ!


次の日

「それでは卒業生が退場します!拍手で見送りましょう!」



卒業式の締めは講堂から校門まで在校生や保護者でアーチを作って見送りをします

去年だって同じことをやって泣いたはずなんだけど

今年はその時よりもっと涙が溢れてきました

旅立ちだなんだと言ってもやっぱり憧れの先輩が去ってしまうのは寂しいものです


仁美「進学しても頑張って下さい!巴さん」

マミ「ありがとう、志筑さんそれと……」

まどか「ウゥ……マミさん……」ブワッ

マミ「もう……今生の別れって訳じゃ無いんだから……」

まどか「…グス…お世話になりました」

マミ「笑顔で送って欲しかったけども……まあ良いわ!……で、貴女は何をやってるのかしら?」

杏子「なんだよ、見送りに来てやったんだから感謝しなよ」

マミ「聞き分けが悪いのね。その手に持ってるキノコの山をしまいなさいと言っているの」

杏子「ん?たけのこが良かった?」

>>48
原因は……まあこの二人だからってことで

>>49
微笑ましく終われますように!

>>52>>55
JC、JKの日朝チェック率を侮っちゃだめだよ

この年代は下手したら男子より多い……と思う


マミ「はぁ……まぁいいわ。今日は謝恩会で遅くなるからご飯は適当に済ませといてね」

杏子「はいはい、行ってらっしゃい」ヒラヒラ

マミ「夕方にはお風呂つけてね」

杏子「へいへい」

マミ「それと美樹さんならあっちよ」

杏子「お、あっちか!サンキュー!」タッタッタ

マミ「それじゃ鹿目さん、先輩として最後に一言だけ……あまり友達を心配させちゃだめよ?」ニコ

まどか「……はい」

それは非常に胸が痛くなる一言でした


〜〜〜

さやか「あんた今日はバイトとか言ってなかった?」

杏子「なんだよ?ちゃんと現場の許可は取ってるぜ?」

さやか「まあそういうことならいいけどさ……」

仁美「さて、さやかさん行きましょう?」

さやか「あれ、まどかは?」

仁美「先に帰られましたよ?」

さやか「そっか……じゃ、いこっか」

杏子「なぁんだ……用事でもあんの?」

さやか「うん、また今度ね杏子」

杏子「おう、じゃーな」ヒラヒラ


杏子「……」

杏子「……この調子じゃ、ほむらは明日泣きっぱなしだろうなぁ……」

杏子「……はぁ〜……」

まどかの部屋


まどか「はぁ……結局謝りそびれちゃった……」ベットニゴロッ

まどか「さやかちゃんも今日は落ち込んでたし、話しかけることも出来なかった……」ゴロゴロ

まどか「やっぱりあたしのせいだよね……」

まどか「こうゆう時は卒業式の11時下校がにくいなぁ……」

まどか「はぁ……」

まどか「……」

まどか「お昼食べたらさやかちゃん家いこうかな……でも……」

杏子『よ!天気の良い昼間っから何引きこもってんだよボンクラ』

まどか『杏子ちゃん……どうしたの?』

杏子『大したことじゃないよ、暇だから付き合ってほしいってだけ』

まどか『あー……えと……』

杏子『さやかのとこいったら用事があるからって言われてさぁ…』

まどか『……』

杏子『ん?ダメ?』

まどか『……ううん大丈夫!着替えたら降りるからちょっと待ってて』


まどか「パパ!ちょっと遊びに行ってくるね!」ダッダッダッダ

知久「まどかー、お昼は良いのかい?」

まどか「うん大丈夫!行って来まーす!」ガチャッバタン

知久「行ってらっしゃい!」

知久「……今日は一日引き籠ってると思ったけどなぁ……」



杏子「なんだ随分早かったじゃん」

まどか「ティヒヒヒ!杏子ちゃんと二人きりなんてあまりないから急いで着替えたの!」

杏子「光栄だね…とりあえずゲーセンでも行こうぜ」

まどか「うん!」



まどか「……ねえ杏子ちゃん」

杏子「なんだい?」

まどか「最近の魔女退治はどう?」

杏子「……ワルプルギスの夜のあとはうじゃうじゃしてたけど最近じゃ週に一匹だな」

まどか「グリーフシードは大丈夫なの?」

杏子「魔法さえ使わなければ一か月くらい放っておいても大丈夫だよ、つーかグリーフシード余りまくりだよ……ほんと良い狩場だよなここ」

まどか「良かった(ボソッ」

杏子「なんかいった?」

まどか「あ、いやえっとそんなに珍しいのかなって」

杏子「2つの町を4人で共有してるってのが珍しいんだよ、普通一つの町に一人だぜ?」

まどか「そういうものなのかな?」

杏子「それが普通なの」

まどか「そういえば杏子ちゃんって今マミさんと住んでるんでしょ?お金とかどうしてるの?」

杏子「バイトだけど?」

まどか「あれ?あたしたちと同い年じゃなかったっけ?」

杏子「幻覚の魔法ってこういう時便利だよな」

まどか「……ごまかしてるんだ」ジトー

杏子「いいじゃん町が壊れて、その工事で人手不足なんだしさ」

まどか「高層ビルとかいっぱい倒れてたもんね……ニュースだと奇跡的な被害の少なさとか言われてけど……」

杏子(まあ半分はほむらとマミが壊したんだけど……)

今北産業

>>64
暇を持て余した

社畜の

遊び


杏子「ゲーセンについたぞ」

まどか「誰に説明してるのかな?」

杏子「細かい事は気にすんなって!」

まどか「でもあたしは普段入り浸ったりしないし……」

杏子「たまになら来るんだ?」

まどか「可愛いぬいぐるみが置いてあるんだぁ!」

杏子「キャッチャー得意なんだ?意外だねぇ……」

まどか「いや得意なのはさやかちゃんで……」

杏子「ふーん……いつも取ってもらってるわけだ」

まどか「うん……あたしは下手だし」


杏子「じゃああたしが取ってやろうか?」

まどか「いいよ……この間さやかちゃんに取ってもらったし……」

杏子「まあそう言うなって、んで…どれが良い?」

まどか「じゃあこのカービィで」

杏子「このちっちゃい奴か…コピーはどれが良い?」

まどか「特にこだわりは無いけど……あ、ソードでお願い」

杏子「OK、まあ任せなよ」

まどか「え!二個一辺に行けるものなの?」

杏子「ソードは帽子に引っ掛けりゃ良いからアームによっては二個狙えるだよ……っと、悪いノーマルだった」

まどか「凄いよ!ありがとう杏子ちゃん!」

杏子「おし!次はガンシューやろうぜ!」

まどか「うん!」


杏子「あんなんで酔うってどうよ?」

まどか「3Dなんて聞いてないよ……あんまりだよ……」

杏子「そんな時はDDRだな!最近新しいの入ったんだよ!」

まどか「あんなの出来ないよ……」

杏子「練習すれば足6位ならすぐできるようになるよ」

まどか「なに言ってんのか分かんないよ……」

杏子「おっし!流石あたし!足12BPM145、444ノーツでもパーフェクト!」

まどか「何言ってるのか分からないけど、格好いいよ杏子ちゃん!」

杏子「あんがとよ……お、あれならあんたでも出来んじゃん!」

まどか「衣装選択とか出来るようになったんだね!」ドン

杏子「なかなか進化してるんだぜ?」カカカカカカカカカカカカカドンッ!

まどか「杏子ちゃんはあたしを苛めてるの?」

杏子「あんたがへぼくてもあたしがミスんなけりゃ大丈夫だって!」

まどか「こんなのって……ないよ……」

杏子「ほら見ろ楽勝じゃねえか」

まどか「400コンボの隣で20コンボとか視線が痛いよ……」

杏子「全員あたしを見てんだから別に大丈夫だって!」

まどか「そうじゃないでしょ……」


杏子「うーーん!一息つくかぁ……」

まどか「そうだねぇ……」

杏子「気づいたら4時だな……」

まどか「ホントだぁ…気付かなかったよ……」

杏子「二人だとあっというまだな」

まどか「うん……一人の時よりずっと楽しいよね……」

杏子「……」

まどか「……」

杏子「とりあえず昼飯食いにいかない?あんたも食ってないでしょ?」

まどか「なんで知ってるの……?」

杏子「魔法少女の聴力を舐めんなっての」

まどか「あはははは……なんか、怖くなってきたかも……」

杏子「そこのバーガー屋で良いだろ?ゆっくり話もしたいしさ」

まどか「うん!」

じゃ、ここまで!

今回も長々とごめんね!

仕事の合間縫ってやるのは厳しいね……

まどかは一貫して一人称「私」じゃないっけ…

こんばんわ

今日も今日とて社畜の義務終了

そんなわけで張り切って行こう!って気分じゃないけど(^_^;)

行きます!

>>77
今漫画めくってみたら「わたし」だったよ

……ごめん


まどか「杏子ちゃんは食べるのが早いよね」サクサク

杏子「あんたが遅すぎるんだっての」ズズー

まどか「いやそうかもしれないけど……」チウー

杏子「……」

まどか「……」

杏子「なんだか随分と空元気じゃん」

まどか「あはは……良く分かるね……」

杏子「そりゃあねぇ」マミカラキイテルシ

まどか「ちょっと嫌なことがあってね……」

杏子「ちょっと嫌なこと、ねぇ」

まどか「全然大したことじゃないの!……わたしが勝手に悩んでるだけだから」


杏子「へー、好きな男に振られたとか?」カポッ 

まどか「そんなんじゃないよ!……さやかちゃんと喧嘩しちゃっただけ」チウー

杏子「喧嘩ねぇ、でも初めてって訳じゃないんだろ?」ボリボリ

まどか「うん……たまにね、私が変に意地はってどうでもいいことに文句言っちゃうの……」コト

杏子「気持ち分かるよ……あたしもたまにやるし……」マミトカニツイ、ナ…

まどか「その場でごめんってすぐに言えればいいんだけど、いつもそれが出来ないの……」シュン

杏子「まあそういうもんだよな……」グシャ

まどか「って杏子ちゃんにこんな話してもしょうがないよね、ごめんね」

杏子「別にいいよこれくらい、猫に愚痴るよりよっぽどマシだ」ファサ

まどか「猫?」

杏子「こっちの話。けど毎回仲直り出来てんだろ?」

まどか「うん……いつもさやかちゃんが先に謝ってくれるの……」

杏子「あいつ意外と尻に敷かれるタイプだよな」

まどか「……」


杏子「茶化して悪かったよ……で、今回の場合はなんか気に食わないことがあるんだろ?」

まどか「良く分かんない……」

杏子「分からない?」

まどか「うん……」

杏子「愛想が尽きたとか?」

まどか「ううん、そうじゃないの」

杏子「はあ…」

まどか「私は今でもさやかちゃんのこと大好きだよ……でも仲良くしたいような、そうじゃないような……ごめん、やっぱり良く分からない……」グスン

杏子「……なんで泣きそうなんだよ」

まどか「ごめんね……訳分かんないよね……」ブワッ

杏子「おいおい……」

まどか「ううん、いいの……わたしも分からないから」グシグシ

杏子「いや……なんとなく、分かるかな……」

まどか「……」

杏子「いや分かった、って言うのかな?今日一日あんたの様子見てたからさ……」

まどか「……本当なの?じゃあ——」

杏子「けどこの問題はあんたが気付いて……それから答えを出すべきだ——さやかと二人で」

まどか「さやかちゃんと二人で?」

杏子「あぁ、あたしも……あんたと同じように悩んだことがある……だから……」

まどか「それはマミさんのことなの?」

杏子「……そうだよ」

まどか「……」

杏子「らしくない話をしちゃったね……今日は解散にしようか、もう5時だ」

まどか「うん……」

杏子「あんた達なら大丈夫、だから素直になってみなよ」

まどか「うん、ありがと……ちょっと楽になったよ」

杏子「ま、無理すんなよ!」

まどか「じゃあね」ヒラヒラ

杏子「おう!またな!」


杏子「……」

杏子「ま、ほむらが泣きついてきたって一晩くらいなら我慢してやるか」ニカッ


まどか「……」

杏子ちゃんが言ってた悩みってなんだろう?

ショッピングモールを歩きながら考えてみました


杏子ちゃんは最初マミさんを倒して見滝原市を自分の縄張りにしようとしていました

最初はさやかちゃんと喧嘩になっちゃって、次にマミさんと戦いになっちゃって……

何度も何度もぶつかり合ったけどピンチになったわたしたちを助けてくれたり、グリーフシードを残してくれたり……

そして、さやかちゃんに自分と同じ失敗をして欲しくないって……昔の自分を重ねさせてくれって言って——

あの時やっと杏子ちゃんは不器用だけど優しいんだって気が付きました

後でマミさんが昔二人でワルプルギスの夜を倒す約束をしていてそれを覚えていてくれたんだって、またチームを組めて

うれしいってすっごく恥ずかしそうに言っていました

……それと根無し草ならうちに住み込みなさいって怒ってました


まどか「杏子ちゃんとの回想ってこんな感じだよね」

まどか「わたしって誰に話しかけてるんだろ?」ティヒヒヒ

まどか「……」


まどか「杏子ちゃんの言う答えってなんだろうね……ん、あれは?」

ほむら「まどか……」

まどか「ほむらちゃん……」

ほむら「……」

まどか「買い物の途中なの?」

ほむら「いえ、もう終わったわ」ファサ

まどか「わたしもちょうど帰る途中なんだ!一緒に行こう!」

ほむら「……ええ、問題ないわ」


まどか「……」

ほむら「ねえ、まどか」

まどか「何?ほむらちゃん」

何を言いたいのか何となくわかるけど

ほむら「えっとその……さやかとの間に何かあったの?」

まどか「ううん、何でもないの……」

ならどうして最近ずっと悩むんだろう……

ほむら「言いたくないなら無理には聞かないわ、でも出来ることなら力になるから……頼ってほしい」


まどか「良いよ……ほむらちゃんには無理だから……」ハァ

独りで気が付かなきゃいけないなら、皆には頼れないよね……

ほむら「そう……」シュン

まどか「あ!ほむらちゃんが頼れないとかそういう意味じゃなくてね!」アセアセ

ほむら「いいのよ、わたしなんかに気を遣わなくて……私なんて……」グス…

まどか「ち、違うよぉ!こ……これはわたしが独りで解決しなくちゃいけない問……題……あっ!」

杏子ちゃんが言ってたのって……もしかして……

ほむら「……まどか?」

まどか「だとしたらわたし……サイテーだよ……」

ほむら「どうしたのまどか?……ねぇ?」

QB「お取込み中失礼するよほむら」

ほむら「……」

まどか「……どうかしたの?」

認めたくない……認めたくないけど、でも…

QB「心ここにあらずって感じだねまどか、でも僕はとりあえずほむらに用があって来たんだ。けど君もいるのは都合が
いいのかもしれないね」

どういうこと?

ほむら「どういうことなの?」

QB「ほむら、君はもしかして——」

ほむら「さっさと要件を言いなさい」ジャキッ

QB「やれやれ分かったよ……もうすぐここに強力な魔女が来る、なぜここに来るのかは今分かった」

それってもしかして……

QB「ここにある穢れの溜まった魂を喰らいに来たって訳さ」

QBが言い終わるや否やわたし立ち周りの景色が歪んでいき……

『貴女は友達を信じてあげられないんだ……最低だね……』

ほむら「まどかっ!!」

まどか「ほむらちゃん!」

声が聞こえた時には私たちは結界に飲まれていました


QB「委員長の魔女、その性質は<傍観>結界内で理想の学園生活を送り続ける魔女でその使い魔はクラスメイトの役割を持つよ。なによりこの魔女はかなり長生きしてるみたいだ、かなりの魔力を感じるだろう?結界からの脱出は困難だろうね」

ほむら「そのようね…いつもは1月中に倒す魔女だもの」

まどか「なにこれ?洗濯物?それより足場はこの紐だけなの?」ガシッ

高いところが苦手な私は足元のひもにしがみつくことしか出来ませんでした

QB「魔法少女ならともかく人間には厳しいかもね、じゃあまどか!僕とけいや(パーン キュプッ

ほむら「大丈夫よまどか」ファサ

まどか「気にしないでほむらちゃん、死んでも契約しないから」

わたしの命には地球の命運と天秤にかけるほどの価値なんてないし……

ほむら「死なないわ、貴女は私が守るもの…」

QB「それじゃ見届けさせてもらおうかな、いまや魔法少女最弱のほむらが大量の呪いを吸った大物の魔女相手にどこま
でやれるのか」

そっか、もう時間停止は使えないんだよね……

QB「僕の方は万が一の場合の準備は出来てるから、いつでも声をかけてねまどか」

まどか「ほむらちゃん頑張ってー!」ガクガク

ほむら「ええ、任せなさい」ホムッ

QB「僕としてはマミが来るまで防御に徹した方がいいと思うんだけどな」

それでは今日はここまでで

長々と失礼しました、お疲れ様です!

また明日!


もう終盤って感じかな?

皆様こんばんわ

社畜の義務も終わったので張り切って行きます


今度こそ……決着を、付けてやる!


まどか「な、なにあれ……」

ほむら「あれがやつの使い魔よ」

QB「生徒と教師だね」

魔女はスカートの中からめがねをかけたおばさんのマネキンを一体と

スケート靴を履いたセーラー服の下半身を六体呼び出してきました

QB「今の君では使い魔の相手も厳しいんじゃないのかい?ワルプルギスの夜で大分ばら撒いたはずだろう?」

ほむら「……無用な心配よ」

ほむらちゃんはそういって盾からピストルとゴルフクラブを取り出して迫ってくる使い魔を睨みつけました

ほむら「こいつを倒すのは……私!」

QB「強情だね君も。僕は構わないけどね、忠告はしたよ」

もうちょっとかっこいい武器でかまえてほしかったかな……

>>96

一応今日中に終わらせれる……はず( 一一)

まどか「き……来ちゃう!」

紐の上をスケートで滑るなんて……

ほむら「ちっ!こいつら早い!」チャキ

まどか「ひゃ」

ほむらちゃんはすごい速さで紐から紐へと飛び移ってこちらへ向かってくる生徒に向けて発砲し始めました

QB「あの速さなら二匹倒せただけでも十分さ」

ほむら「この……!」ボコッ

まどか「すごい……!使い魔をぶっ飛ばしちゃうなんて」

QB「なる程、魔法で強化してあるんだね……鈍器としては効率的な部類だ」

まどか「でも、このままじゃほむらちゃんが囲まれちゃう!」

QB「殴り合いは数の多い方が勝つ、当然のことだよ」

ほむら「気にしないで、貴女だけでも守ってみせる!」バキッ

QB「その教師型の使い魔には気をつけた方がいいよ」

ほむら「そう……なら始めに仕留めるまでよ」チャキッ パン!

まどか「そんな!爆発した!?ほむらちゃん!!」

教師が自爆したの?

ほむら「……ッ!?」ガシッ スタ

QB「だから言ったのに……どうやら下に落ちただけみたいだ、流石だよ。けどね」

ほむら「……囲まれた!?」

まどか「そんな!逃げてほむらちゃん!」

QB「ま、今回は相手が悪かったね」


まどか「何言ってるの!?早く助けなくちゃ!!」

QB「君は自分の身を心配したほうが良いんじゃないかな?使い魔たちが君を見ているよ?」

まどか「あ……」

もう悲鳴も出ないや……


「良いか!あんたがあいつであたしがほむらだ!急げよ!」タッタッタ
「分かってる!先に行くよ!」トン バシュッ
「跳べるって良いよねえ……」タッタッタ


QB「こんなピンチ、君なら覆すことは容易だ。」

まどか「…だからって」

いいやもう死ぬんだし、目は閉じてよ……さやかちゃんに言わなきゃいけないこと、わかったのにな……

QB「だからまどか、僕と契約して魔法少女になっ(「その必要は無いよ!」ザシュッ!

まどか「今の声って…!」

両手に2つの剣を持ち、白いマントをはためかせ、藍色の鎧に身を包んだ魔法少女……今一番近くに居てほしくて、一番

会いたくない人……

さやか「お待たせ!魔法少女さやかちゃんの登場だよっ!!」


さやか「QBから二人がピンチって聞いて飛んできたよ!」ゼェゼェ

肩で息をして額に汗が滲んでる……本当に急いできてくれたんだ……

まどか「……ありがとう」

それだけじゃないでしょ私……

QB「助けに来てくれたのは良いんだけど、君が派手に来たせいで使い魔に囲まれたよ?」

さやか「上等だよ!まどかは伏せてて……全部斬り伏せてやる!」チャキ

まどか「あ……ほむらちゃんがやられちゃう……!!」

さやか「大丈夫だよ」

まどか「え……」

見るとほむらちゃんを囲んでいた使い魔は飛んできた槍に貫かれていて、他の使い魔は槍の飛んできた方を警戒している

ようで……

杏子「「「「「「残念でしたぁ……あたしはこっちだよ!!」」」」」」ザンッ

ほむら「杏子……」

杏子「よ!この町でいっっっっちばん弱い魔法少女ちゃん!このあたしが助けに来てやったよ!」

まどか「杏子ちゃん!凄い!」

7人の杏子ちゃんが助けに来てくれたんだ!

マミさんの必殺技ノートに書いてあった<深紅の幽霊 ロッソ・ファンタズマ>を生で見るのは初めてで

私はちょっとだけ興奮してしまうのでした!


さやか「よし!こっちも行くよ!」バサッ

まどか「……すごい!」

さやかちゃんがマントを翻すと無数の剣が円状に浮遊していて

さやか「いっけぇぇぇ!!」

掛け声とともにそれぞれが手近な使い魔に照準を合わせ投身を射出し刺さっていきます

刺さった刃は間もなく爆発して使い魔を木端微塵にしていきました

まどか「次が来る……!」

さやか「大丈夫だって、もう何も怖くないよ!」バサァ

まどか「剣を上に投げたの?」

QB「マミの真似をするんだろうね」

QBの言う通りで、踊るように回りながらほうり上げた剣をつかんでは投げ、切り付け、投身を発射してまた新しい剣を取り出して……

本当にマミさんのような動きで群がる使い魔を蹴散らしていきます

さやか「あと3匹!」ジャラッ

まどか「剣が杏子ちゃんの槍みたいになった!」

鞭のようになった剣を力づくで叩きつけるようにして紐の上から使い魔を叩き落としてしまいました……

QB「さやか!魔女が直接来たよ!」

さやか「なによあれ!聞いてないわよもー!」チャキッガチン

まどか「スカートの中から机とか椅子が飛んできた!?」

さやかちゃんは剣の持ち手の部分をつなげてそれぞれの刀身を分割して鎖鞭にし、

飛んでくる凶器を片っ端から弾いていました

その戦い方は本当に杏子ちゃんみたいです……


さやか「やっぱ駄目だ……捌き切れない!」ポイッ

そう呟いて剣を投げ捨て私の前に立ちはだかりました

まどか「さやかちゃん!駄目だよそんなの!」

さやか「大丈夫だよ!あたし頑丈だから」グッ

杏子「何やってんだよヒヨッ子」ジャラッ

まどか「この結界は……杏子ちゃん!」

槍を振り回し飛んでくる凶器を弾きながらほむらちゃんと助けに来てくれました

さやか「いやー助かったよ杏子!」

杏子「気をつけな、こいつはかなりの大物だよ」

ほむら「そうね、まともに喰らっていたら死んでいたでしょうね」

さやか「こ、こんくらいなんてことねーって!」

杏子「ま、いいや……あたしがこいつをここで守っててやるからあんたらが何とかして来いよ」


ほむら「……そうね……あの魔女からまどかを守れるのは貴女だけよね」

さやか「そうと決まればちゃちゃっとやっちゃうよ!」タッ バシュッ

ほむら「ええ……」タッ

さやかちゃんは魔方陣を展開して魔女の懐へ飛び込んで行っちゃいました

後からほむらちゃんが紐を飛び移りながら追いかけていきます

まどか「きゃぁっ!」

杏子「大丈夫だって……ちゃんと守ってやるからさ!」バキン

まどか「うん……ごめんね……」

杏子「さやかはどうだよ?」ガン

まどか「凄く強くてかっこよくなってた……」

杏子「そりゃ伊達に二か月も魔法少女やってないからな、しかもマミとあたしの指導付だぜ?
至れり尽くせりだよ」

まどか「うん、前と違って大丈夫だって思えたもん……」

杏子「そんで……答えは出たのかい?」ガキッ

まどか「なんとなくね……でも私って自分のことしか考えてないっていやになっちゃった……」

杏子「みんな多かれ少なかれそういうもんさ」ギンッ

まどか「そうなのかな……」

杏子「自分の気持ち、見つけたんだろ?伝えるって決めたんだろ?」

まどか「うん」

杏子「ならあとは、とことんぶつかってみろよ!応援しててやっからさ」ニカッ

まどか「ティヒヒヒ……ありがとう杏子ちゃん!」

マミ「あら?じゃあ速攻で終わらせないとね!」


まどか「マミさん!」

さやか「マミさん……!」

ほむら「マミ、貴女……」

杏子「謝恩会はどうしたんだよ?」

マミ「こんなに強い負の力をもった魔女、放っておけるわけないでしょう!」

まどか「でも、それじゃ…」

マミ「そうよ、まだデザートのチョコケーキを食べてないんだから!それに、そのあとは二次会で皆とボウリングに行く

のよ!友達と遊ぶなんて久しぶりなんだから!!」

杏子「そういやあたしも晩飯にピザ頼んどいたんだよな……早くしないと宅配来ちまうよなぁ?

冷めちまうと旨くないんだよ!!」

まだ食べるんだ

ほむら「そうね、早く帰らないと洗濯が終わらないわ……一人暮らしって結構大変なのよ?」

さやか「あたしだってまどかに言わなきゃいけないことがあるんだ!いつまでもみんなに心配かけてらんないからね!!

——だから」

杏子「さっさと」

ほむら「片づける!」

マミ「さぁ、——ショータイムよ!!」

まどか「な……なんかすごい……」

……私もさやかちゃんに言わなきゃいけないことがあるんだよ


ほむら「あの魔女の弱点はスカートの中の目よ、やつにとって他はおまけでしかないわ」

さやか「なるほど、あんだけ攻撃したのに道理で効いてないわけだ」

杏子「さやかってホント馬鹿……」

マミ「なら佐倉さんが下から、美樹さんは上から援護しながら接近していって!」

杏子「はん!ちゃんとあわせろよさやか!」

さやか「杏子こそ置いて行かれないでね!」

マミ「暁美さんはここからまっすぐ向かって行って!私がここから援護する!」

ほむら「了解」

マミ「まずは私から行くわよ……みんなの絆で勝利を掴む!

——<無限の魔弾> パロットラ・マギカ・エドゥー・インフィニータ!!」

まどか「きゃあ!」

マミさんが呼び出した数えるのも嫌になるほどのマスケット銃が一斉に火を吹いて空間ごと焼き尽くすような激しい閃光

と爆風が魔女を包んでいます

杏子「散開しろ!行くぞ!」

さやか「おう!」

ほむら「ええ!」

それでも魔女は倒れることなく手を伸ばし杏子ちゃんを掴まえた……と同時に杏子ちゃんは霞となって消えました

杏子「同じ手にかかんなよ!そっちは残像さ!」

爆炎の中から飛び出し下からスカートを捲りあげると

さやか「逃がさない!」

すかさず剣で魔女の胸に縫い付けて弱点と思われる目を露わにしました

ほむら「これでチェックメイトよ」

ほむらちゃんの爆弾が炸裂すると同時に結界が消え始め、私たちは元居たショッピングモールの脇の道に帰ってきました


マミ「じゃ、私は急いでるから!また明日ね、暁美さん!」

ほむら「ええ、楽しみにしてるわ」

杏子「楽しんで来いよー!つーか変身したまま行くなよな……」ヒラヒラ

さやか「それだけ急いでるってことだよ!」

まどか「そうだね……」

「「「「…………」」」」

まどか「……あ……あのね、さやかちゃ(

さやか「まどか、あたしね……昨日まどかにひどいこと言っちゃったよね……」

まどか「う……うん……でもあれは私の方から」

さやか「違うよ……あの時ね、あたしまどかを怒らせたくてわざと挑発したんだよ……」

まどか「そうじゃないよ、私が……」

さやか「なにも違わないよ……まどかが不安な気持ちになってるのを知っててそれどもやったんだ……
だか(ガシッ むぎゅ! 

杏子「ところがどっこい!!」ググググググ

さやか「くぁwせdrftgyふじこpl@;」ジタバタ

ほむら「え?え?え?」

QB「訳が分からないよ!どうして仲直りしそうなところを邪魔するんだい?」

まどか「キャメルクラッチ……」

杏子「そういやあたしら最初は殺しあう仲だったっけねぇ……!」

さやか「なに!?ふざけるのも大概にsあぐぅ……いったいってば!」

ほむら「杏子!貴女は何をしているの!?さやかを話しなさい!!」

まどか「杏子ちゃん……ありがとう……もう大丈夫だから、やめてあげて……ね?」

杏子 パッ

さやか「ちょっと!降りなさいよ!」

まどか「さやかちゃん……杏子ちゃんを怒らないであげて」

ほむら「まどか……?」

さやか「でもこれはいtt(さやかちゃん、ごめんなさい!」

さやか「まどか……?」

まどか「あのね……さやかちゃんのこと、嫌いになんかなってないの……」セイザ


まどか「私は……ただね……寂しかったの……」

ほむら「……」

さやか「……」

まどか「本当はそんなことないはずなのにね……ずっと喧嘩していたかったの、喧嘩していればさやかちゃんが私のこと

気にしてくれるから……」

杏子「……」

まどか「さやかちゃんがマミさん達と魔女退治に行くとき不安だった……魔女にやられっちゃたらどうしようって

……でもね……」ブワッ

まどか「誰かがやらなきゃいけないことだからっ!……きっとさやかちゃんは苦しんでる人を放っておけない

……優しいひとだからっ……」

まどか「余計な心配させたくなくって……それじゃまたねって手を振って……また明日ってっ!……」ブワッ

さやか「まどか……」

まどか「でもほんとうは違うのっ……あと少しって……一緒に遊ぼうって……」グシグシ

ほむら「……」

まどか「私の知ってるさやかちゃんが……遠くに行っちゃうみたいで声をかけるのが怖かったのっ……
でもね……喧嘩してるときは違って……いつものさやかちゃんが帰って来たみたいで嬉しかったの……
怒ってるけど、でも確かに——私の知ってるさやかちゃんだったの」

杏子「……」 スッ

まどか「もし仲直りして、それでまたさやかちゃんが遠くに行っちゃうみたいになるなら……
いっそ私悪い子のままでいようって……
わたしサイテーだよねッ!訳わかんないよね……気持ち悪いよね!
……本当にごめんね……じゃあ私……行くね」スゥ タッ   ガシッ

さやか「……待ってよ……」

まどか「離してよ!全部私が悪いの!さやかちゃんは悪くないのッ……!だから」

さやか「ううんまどか、それは違うよ……これは喧嘩だから……やっぱりあたしも悪いんだよ」

まどか「なんで?……こんな親友幻滅でしょ?……だかr(ごめんね、まどか」

さやか「あたし、気付いてなかった……まどかをそんなに追いつめてたってことに、まどかに嘘をつかせてたことに……」

まどか「もう……いいでしょ……」

さやか「だめ!ここでやらなきゃあたしはきっと自分を許せなくなる……だからこれは自分のため、
あたしだって自分のことしか考えてなかったんだよ?……だからまどかが自分を責めないで……」

まどか「でも……私は……」

さやか「あたしが守りたいものってさ、本当はもっと小さいものなんだ……」

まどか「……」

さやか「あたしが本当にまもりたい人ってさ、家族とか目の前の友達とか……両手で数え切れるくらいの数しかいないの」

杏子「……」

さやか「でも見栄はってかっこつけて、町の人を守るって……正義のヒーロー気取ってさ!

……でもそれでまどかに悲しい思いをさせるなら、そんなものやめる!」

まどか「……駄目だよそんなの……私なんか……」

さやか「あたしの親友を悪く言わないで、まどか……」

まどか「……」

さやか「あたしの正義にはまどかと引き換えにするほどの価値なんてないよ!

……あたしはそれだけまどかのことが大事だよ?」


まどか「……私、喜んでいいのかな……いまね……嬉しいの」ポロポロ

さやか「あたしも、まどかの気持ちが聞けて良かった!

まどかがあたしのこと嫌いになってなくて良かったよっ……!」ジワ

杏子「へへっ!ちゃんと言えたじゃねぇか」ポン

まどか「杏子ちゃんのおかげだよ!ありがとう」グシグシ

杏子「あたしより先に謝る人が居るだろ?」

まどか「そうだね……ほむらちゃん、心配かけさせてごめんね」

ほむら「……まどか!」パァ

さやか「あたしからも……あの時、ひどいこと言っちゃたよね…ごめん」

ほむら「大丈夫よ、最初から気にしてないわ」ファサ

杏子「嘘つけよ……ほら、グリーフシード」

さやか「げ……そんなに穢れてたの?」

ほむら「……うん……でももう大丈夫、心配しないで」

杏子「じゃ、あたしは失礼するよ……ピザが冷めちまうからさ」ニカッ

ほむら「ありがとう、杏子」

さやか「あたしあいつにキャメルクラッチかけられただけなんだけど……」

まどか「ねぇほむらちゃん!明日うちへ泊りに来ない」

さやか「そうだよ、ほむらもお花見に行こうよ!」

ほむら「……ありがとう……でも、予定があって行けないわ……ごめんなさい」

まどか「そっか……」

ほむら「だから、また来年誘ってほしい……そしたら、必ず行くから」

さやか「言ったな〜覚えておけよその言葉!」

まどか「うん!来年は一緒にお花見行こうね!」

ほむら「ええ、また明日学校で……ね」

まどか「うん!」

さやか「もちろん!」


「「「それじゃ、またね!」」」


おわり

ああ疲れた

というわけでさやかちゃんに放置プレイ喰らって悲しむ鹿目ちゃんの話でした!

読んでくれてた人ありがとうございます!


とりあえず風呂いっってくる!


ああ、無理だ寝ます


長々とありがとうございました

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