魔王と勇者のファンタジー系で何か書く(64)

>>2よ、お題をくれ
ちなみにグロとかキチとか無しで

勇者が破壊の剣を魔王が救いの剣を持ってる話

>>2ありがとう、のんびり書いていく

勇者「只今参りました、国王」

国王「よくぞ参った、これからそなたには魔王を倒す旅をしてもらう」

勇者(一昨日までは騎士団に所属してたんだけどなぁ…まさか勇者になるなんて…)

全ての始まりは1つの剣だった、魔王を滅ぼせる唯一無二の剣。その剣に選ばれてしまったのだ

勇者(まあ、考えても仕方ないだろ。)

勇者「では行ってまいります」

勇者(ほとんど話聞いて無かったな…薬草3つに50G渡されただけ。こんなんで魔王なんか倒せるのかよ)

勇者「酒場…っとここか」
<カラカラン

マスター「君が勇者君かい?仲間はここで集めるんだよ」

勇者(俺が前衛だからな…仲間にするには前衛1後衛2が妥当だろう)

勇者「ちょっといいか?」

戦士「ん?俺に何か用か?」

勇者「強そうだったんでな、俺はこれから魔王を倒す旅に出るんだ、よければ一緒に行かないか?」

戦士「魔王…か、無事に倒してくれば英雄として老後は安心だろうな」

戦士「いいだろう、何処までも行ってやる」

勇者「取り敢えず僧侶は欲しいな…あの子でいいだろう」

僧侶「私でよければいいですよ?」

勇者「よし、あとは魔法使いか…」

僧侶「でしたら私の知人があちらに居ます、同じ魔法学校に通っていたので腕は保証しますよ」

ーーーーー
魔法使い「僧侶ちゃんが一緒ならいいよー」むにゅ

勇者(おぉ…百合か)

戦士(大好物です)

ごめん、書き溜めして夜に投稿するわ

ーーー王国の外ーーー

勇者「長い旅になるかもしれないがよろしく頼む」

勇者「魔王の城に向かうならダイニーの町に向かった方がいいだろう、あと無理はしない事」

戦士「ここら辺の魔物は弱いし問題無いだろう」

ーーーーー
僧侶「大分暗くなってきましたねえ…今日はここら辺で泊まった方がいいのでは?」

勇者「そうだな、そうしよう」

勇者(しかし敵の会わなかったのは幸運だったな、無駄な消費を抑えられる)

勇者(このペースで行けばダイニーの町まであろ4日程だろう…食料は3日分か)

勇者(今日のところは寝よう…)

…-~ーーー
オークが現れた!
勇者「ふんっ!」ズバン

勇者「ん?」

戦士「え?オークが溶けて…る?」

魔法使い「おー珍しいな…」
オークを倒した

勇者「おい…今のどういう事だよ」

魔法使い「恐らくその武器には『呪い』がかかってるね、外したらあんたの命は無くなる思う…」

戦士「伝説の剣がこれとはな」

勇者「フヒィwwwwまじかよ…」

僧侶「このくらいじゃないと魔王も倒せないでしょうし…ね?」

勇者「そうだな…行くか!」
ーーーーー~~--

遅い
はよ

>>15すまないな、再開する

_--~~ーーー
戦士「おい…食料が無えぞ」

勇者「仕方ないだろ、我慢しろ」

勇者(とは言っても食料無しで1日はキツいな、何が国王だよ…馬車くらい持たせろ)

いくら食料品だとしても何日分も持って行けば重くなる、更に両手は敵と戦う為に空いてなければならない
そのため旅に行くならば馬車は必需品とも言えるだろう

僧侶「お腹空いたなぁ…」

勇者「何か食べられる物を持ってこよう」スタスタ

ーーー洞窟ーーー
勇者「コウモリか…食えるのか?」

勇者「分からないのは放置だな」

<ゴソゴソ

勇者「!…スライムか、可愛いな」

スライム「ぷるぷる!」ストン

勇者「おいw頭に乗るなwww」

勇者「…しっくり来るし、このままでいいよな」

スライムが仲間になった!

名前をつけますか?

>はい
いいえ

スラりん

スラりんが仲間になった!

_~~--ーーー
勇者「戻ったぞー」

戦士「おぉ!魚がこんなにたくさん…」

勇者「魚は獲るの簡単だからな、川があって良かった」

僧侶「その頭に乗ってるスライムは?」

勇者「ああ、洞窟で見つけてなそのまま乗っけてきたんだ、名前はスラりんに決めたから」

勇者「あと川見つけたのもこいつのおかげだぜ?」

僧侶「よろしくね、スラりん」ニコ

スラりん「うん!」

魔法使い「え?喋れんの?」

勇者「こいつ…俺の時は『ぷるぷる!』しか言わなかったのに…」

スラりん「www」

戦士「…斬るか」

スラりん「ちょwwww」

勇者「スラりんは斬ってもいいけど俺の頭は斬るなよ?」

勇者「そうだな…ムードメーカーとして扱ってくれ、問題無いな?」

「おう!」

こうして夜は暮れて行く
これからも長い旅は続くのであった

スラりん「あるくーあるくー町へー向かうー」

スラりん「俺はww歩かなwwwいwwww」

勇者「おい…そんなに降ろされたいか?」

僧侶「ふふ…可愛いなぁ♪」

魔法使い(僧侶たんペロペロ)

戦士「ん?…あそこに見えるのがダイニーの町か?」

勇者「あぁ、あと3kmほどだろう幸い下りだが泥道で歩き辛いからな…スラりん、降りろ」

スラりん「…承知した」ピョーン

戦士「…行くか」スタスタ

スラりん「…」ベチャッベチャッ

僧侶「…」スタスタ

スラりん「…」ベチャッベチャッ

魔法使い「…」スタスタ

スラりん「…」ベチャッベチャッ

勇者「うるせえんだよ!!!!!!!」

スラりん「ちょwwwww」

ちょいと風呂

再開するぜ

勇者「すまないな、スライムはその…ズルズルと這いずるように歩くんだと思ってて」

勇者「そんなベチャベチャと不快な音をたてながら泥を撒き散らす何て思ってなかったんだよ…」

スラりん「おぉ…!酷い言われようでっせ」

戦士「うるさいし防具が汚れるから勇者の頭に乗っとけ、な?」

スラりん「止むを得ないな」ストッ

僧侶「そんな事してる内に町に着いたようです」

ーーーーーダイニーの町ーーーーー
戦士「随分と小さい町だな…」

勇者「やっとベッドで眠れるのか、楽しみだな…」

勇者「ふっwwwww」

スラりん(テンションの差が激しいな、てかうぜえ)

僧侶「部屋割は2:2でいいですよね?」

勇者「ああそうだな」

勇者(フラグは無い…か)

再開するぜ

--~~ーー
勇者「スライムも金かかるとか初めて聞いたわ…」

戦士「無駄な金を使う事になった」

スラりん「お二人さん…目が怖いよ」

勇者「…そういや気になってたんだけどさ」

スラりん「ん?」

勇者「スライムって体の一部分が無くなっても再生すんの?」

スラりん「切り傷とかならただの水でも治るんだけどね、斬り落とされたりしたら海水が必要になるよ」

スラりん「力尽きても海水を2*浴びせてくれれば新しい体が出来るよ!!」

勇者「へえ…つまり食料はいらないの?」

スラりん「食料はいらないけどね…適度に水分くれないと干からびちゃうんだ」

戦士「スライムって干からびるのかよ、すげえな」

スラりん「人間も水分が無くなるとそうなるでしょ?スライムも一緒だよ」

勇者「そろそろ明かり消すぞ?」

スラりん「…」

戦士「zzZ…」

勇者(もう寝ているのか、俺も寝よ…」

ーーーーー
スラりん(もう寝たよな?…よし)

スラりん(僧侶ちゃんでぱふぱふして来よう)ピョーン

スラりん(うん、ぐっすり寝てるね)

スラりん「とりあえず谷間に挟まっておくか…」

ある時ある時代に、世界を制するという二振りの剣がありました
それは破壊の剣と救済の剣と呼ばれ、その二振りを所持する者こそが真の王となるのでした

その剣は絶えず争いの火種となりました
闇討ち、だまし討ち、毒殺などなど。ありとあらゆる方法でその剣を得ようと、人々は戦ってきたのです


持ち主を転々と変え、時には歴史から姿を消し、時にはある大王の傍らにあったりもしました

しかし、ある時代を境に、片方の剣しか出現しなくなったのです
その理由はとうとう分からずじまいで、一本だけとなった剣は、いつしかもう片方の剣の存在とともに、その剣の存在理由まで忘れらされてしまったのです

後に残ったのは、あらゆるものを切り裂く天下の利剣というだけとなった、かつて破壊の剣と呼ばれた一振りの剣だけでした


剣にまつわる伝説が忘れ去られたことで、剣を取り巻く呪わしい殺人行為はなくなったかというと、そうではありませんでした
あまりの切れ味に、やはり注目の的となったのです

現在ある、ありとあらゆる鉱物を泥のように切り裂く利剣は、ついに国家まで動かしてしまったのです
あろうことか、二振りの剣が存在していた時代に戻ってしまったのです

世界を巻き込んだ戦いは、ある国が勝利することで終結し、その際にこの剣についてある取り決めが行われました


『15年周期でこの剣を所持し封印する国を変える。その際、この剣を奪うことも、使用することも禁ずる』


というものでした
よほどその国が強かったのか、それとも本当にそれで納得したのか今ではわかりませんが、それで戦争が決着したのです

ですが、国々は疑問に思いました。ある一点について不思議に思ったのです

『封印とは一体どういうことなのだろうか?』

賢者と呼ばれる程に魔術に精通したある術師の助言で、この封印の一文が加えられたといいます
あまりに血を吸い過ぎた、あるいは存在そのものが争いを引きつける力があるのか、
そのどちらかを見抜いた術師が、将来を懸念しての措置でした

結局各国は疑問に思いつつも、それを問いただそうとすることはなく、粛々とその取り決めを守っていくことになったのです

そしてその封印が効いたのか、その剣が争いを呼ぶことは、もう二度と無かったのです


また、その剣にまつわる事柄が忘れ去られました
長い年月がたち、この剣は各国友好の証として、今も15年周期で国を転々としています




しかし、破壊の剣は時が来るのを待ちます
自身が与えられた存在意義を全うするために。歴史の裏に潜み、もう一振りの復活を待つのです

ところでもう一振りの剣、救済の剣は何処へ行ってしまったのでしょうか

救済の剣は、一見してサビが浮いた貧相な鉄剣にしか見えません
ですが、破壊の剣は威風堂々としたいかにもな造りになっているのです

切れ味も見た目よりはよく切れる程度で、なんの変哲もなかったのです
その為、長い時が見目麗しい破壊の剣のみをこぞって奪い合うようになったのです

救済の剣は人知れず裏で売買され、ある行商の手に行き着きました

その行商の目を持ってしても、その剣の真価は分からず、今までと同じような扱いをされました


ある時、その行商が魔族に襲撃されてしまいました
魔族との情勢が芳しくないその時代、魔族が徒党を組み商人を襲うことは珍しくなかったのです
そのせいで、国々の思惑とは逆に、人間と魔族の軋轢を深めてしまっていったのです


当然のように行商は殺され、魔族に積み荷を奪われてしまいました
その中に、救済の剣も入っていました

こうして救済の剣は人界を離れ、魔界へと至ったのです

行商から積み荷を奪った魔族のリーダー
彼は奇縁に恵まれていました。どういうことか、みすぼらしい見た目の救済の剣を気に入ってしまったのです
人と感性が違うからでしょうか。それともその剣の真価を見抜いたのでしょうか?

どちらにせよ、リーダーが救済の剣の所有者となったのです


剣は所有者となったリーダーにあらゆる力を授けていきました

リーダー率いる盗賊団は、爆発的に人が増え、既に警護隊では太刀打ち出来ない段階に来ていました
そしてついに、その盗賊団を討伐する軍隊が派遣されてしまったのです

戦いは思いのほか拡大していきました
街一つを巻き込み、戦いは続いたのです


討伐隊と盗賊団の戦いは、盗賊団の勝利に終わりました
そしてそのまま占拠した街を、自分たちの理想郷へ変えていくことにしたのです


この一戦は魔界を揺るがしました
戦いの噂を聞きつけ、ありとあらゆるならず者がリーダーの元へ集結したのです

団は膨れ上がり、一つの国となるほどに膨れ上がったのです

初動の対応をしくじった国は、魔界各国に激を飛ばし、盗賊団を協力して討つ事にしたのです


大きくなったならず者共は、かならず人界へも手を出すだろう
デリケートな人界と魔界の関係を、これ以上悪化させたくなかったのです


ここで初めて、魔界が手を組み、一つの敵を討とうと立ち上がったのです

戦いは以前の比ではなく、何年にも渡り魔界を戦火に包みました

しかし、機は盗賊たちにありました
救済の剣。ここに来て真の力を発揮したのです


圧倒的な数と、訓練された兵、そして統率力。その前に、勢い高い盗賊たちでも不利になっていきました
拮抗しているように見え、その実ジワジワと後退していく。そんな戦い方を強いられたのです


リーダーも冷や汗をかきました。ゆっくり確実に戦力をそがれ、追い詰められていく状況に焦ったのです

リーダーはふと、腰に佩いた剣を抜いてみました
何故そうしたか自分でもわかりませんでした。ただ、なんとなく振ってみよう。その程度の軽い気持ちだったのです


そこには今まで薄汚れた剣の姿はなく、うっすらと輝く白い刀身がありました
鏡のように磨き上げられ、柄の装飾まで劣らず綺麗になっていました


その美しい刀身は、たちまちリーダーの心をとろけさせ魅了しました
白く輝く剣を見てると、どんな困難にも負けないという気持ちが強く、強く湧いてくるのです

リーダーは、次の戦いにその剣を佩いて出陣しました

剣を縦横無尽に振り回し、並み居る敵を物ともせず打ち倒していきました
その剣の前にはどんな武具も、どんな術も通用することは無かったのです

100騎に囲まれても、ただの一度も足を止めることは出来ず、討伐軍は恐怖を覚えました


リーダーの勇気が伝搬したのか、盗賊たちも元気ハツラツと、怯える討伐軍を攻撃しました


そして見事、魔界の住人にとっては悪夢なことに、盗賊たちが勝利を収めてしまったのです

窮地に立たされた盗賊たちは一転、今度は討伐軍を追い立てる方になりました


長い戦いの中、いつしかこの暴虐の徒の長を『魔王』と呼ぶようになりました

魔王はあらゆる禁忌の生物たちも虜とし、急速に勢力を拡大させ、ついに魔界を武力で統一してしまいました


それは、魔界にとって益することはなく、人界との交流も絶たれ、未来が断絶することに決定したも同然でした
これより魔界はとても長い暗黒期に入ることとなります

時は流れます

現代

人界は魔界から出現する魔族の侵攻によって、大打撃を受けていました
強い生命力を持つ魔界の生物たちは、御されることもなく無尽蔵にその力を人間に振るって行ったのです


長く国交の無かった魔界からの侵攻に為す術もなく蹂躙されていく人界
軍を結成し、いざ反攻作戦だという段階には、残った国は小国だけとなっていたのです

小国の王たちは集まり、相談しました
ですがいい案も浮かばず、というよりも決行できる作戦などありはしなかったのです


ある国の王様は思い出しました
今は友好の剣が我が国にあることを。そして、勤勉な国王はその剣の由来を知っていたのです

その話しは瞬く間に王たちに希望を抱かせました
可能性はあったのです

そして提案された作戦が、魔族を束ねる大統領 『魔王』 の暗殺、だったのです
では、だれが暗殺を行うのか
少数精鋭となる人材、だれが適任なのか

国王、大臣、大将軍総出で議論しました


そして、人選が決まりました

北の国の外れの雪山に住む北の勇者を筆頭に、落とされた国から逃げ延びた大魔導師、
修道院の類まれなる癒し手僧侶、東の地で名を馳せた第一の勇士騎士

この4人に、起死回生の魔王暗殺を依頼したのです


不死身と呼ばれる魔王を滅ぼしうる兵器、破壊の剣改め王者の剣を北の勇者に授け、
密命を帯びた4人の『勇者』が魔王暗殺へ旅立って行きました

むかしむかしの物語
歴史の闇に沈んだお話
二振りの剣に翻弄された世界のお話


これからの物語は、未だ語られず



4人の勇者の物語は、「これから」の物語……

続きは好きな方お書き下さいッッッ!

ここをリレー安価で占拠しよう(´_ゝ`)
†\('∀')/†貴方が落としたのはこの破壊の剣ですか?
   それとも、この救済の剣ですか?

A,(#^ω^)落とすわけ無いじゃんか
ちっとは頭使えよ

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