無職「勇者PTで働く事になった」(71)
無職(母ちゃんに働けと言われ職を探したのだが、就ける職がこれしかなかった)
戦士「やったー!! これで遠慮なく戦える」
盗賊「防具なんて要らないよね?」
魔法「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
勇者「もー、ハシャギすぎだよー」
無職(給料は高いが、評判は悪い。どうあがいても死ぬ)
戦士「勇者ゆうしゃー、早速狩り行こうぜ」
勇者「そうだねー。初陣と行こうかー」
盗賊「薬草持った?」
魔法「薬草無いwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
勇者「じゃーいっかー」
無職(なんだこれ? こんな軽いものなのか? 命を賭けた戦いをしに行くんだろ?)
無職(しかも初陣って……。今まで何してたんだよ)
勇者「魔物よーどこだー?」ガサゴソ
無職(街の外に出たが、見事に何もないんだな)
戦士「剣で草むら突っつくのやめろよ」
盗賊「ほら、木の棒あるから」
魔法「それ私の杖wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
無職(これじゃあ子供の遠足だ)
魔物「がおー」
戦士「出たな!! 腐れ外道!!」
無職(のほほんとした声とは裏腹に、凶暴そうな四足の獣が現れた!!)
盗賊「先手必勝!!」ガッ
「魔物に2のダメージ」
盗賊「あっれー?」
戦士「これだからすばやさメインの奴は……まぁ見てろって」ビシッ
「魔物に5のダメージ」
戦士「あれ? コイツ硬くね?」
勇者「危ない!! 魔法ちゃんお願いー」
魔法「よしきたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
無職(魔法使いが杖を振りかざすと……何も起きない?)
無職(いや、魔物が目の前に……!!)
「無職に27のダメージ」
無職(鋭い痛みの後に鈍い痛み。あぁ目の前が真っ黒に……)
無職「ハッ!!」
無職(生きてる?)
戦士「あ、気が付いた」
勇者「ナイスタイミングですー、魔法ちゃんー!!」
魔法「おしwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
無職(なにっ!? また目の前に魔物が……)
「無職に24のダメージ」
無職「」
戦士「なんとか勝ったな……」
盗賊「ふぃー、でも壁のおかげで楽だったよ」
魔法「レベルめっさ上がったwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
勇者「あ、蘇生の呪文覚えたー」
戦士「これで金無駄に使わずに済むね」
勇者「早速使うー」
無職「うわっ!!」ムクリ
無職(どうやら、移動の呪文で攻撃されそうな人の前に移動させられてたみたいだ)
無職「あのー、出来れば防具を……」
戦士「どうせ一発で死ぬんだからいらねーだろ」
無職「」
盗賊「もしかして女性陣のおさがりを狙ってる?」
魔法「死ねよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
無職「」
勇者「まぁまぁ、無職さんにはこれあげるー」
無職「こ、これは……!?」
勇者「おなべの蓋と鍋ー」
無職(これ絶対他所の家から盗って来たヤツだろ)
魔法「良かったなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
盗賊「そろそろ次行こうよ」
勇者「mp無いし、お腹空いたし1回帰ろう!!」
戦魔盗「さんせー!!」
無職(腹減って疲れたから帰りたいだけだろ……)
勇者「いやー疲れた疲れたー。初陣にしては中々良かったねー」
盗賊「そうかなぁ? 宿に着いたらお腹一杯食べるぞ!!」
魔法「どうでもいいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
戦士「ん? お前は帰っていいぞ」
無職「あ、はい……」
「きゃっきゃうふふ」
無職(なんだこの虚無感……)
無職(死にたい……。いや、死んでたし……)
無職(母ちゃん……)
無職「帰ろう」
無職(朝か……。この仕事辞めたい)
無職「おはようございます」
戦士「おう、おせーぞ!!」
盗賊「お前が居ないと進めないんだぞ!!」
魔法「社長出勤wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
勇者「次からはもっと早く来てねー」
無職「は、はい……」
無職(今日もまた地獄が始まるのか……)
街の外
勇者「ふーふっふ~」♪
戦士「勇者なんだそれ?」
勇者「くちぶえー」
魔法「吹けてないwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
盗賊「僕がお手本見せてやる!! こうやってやるんだよ……ひゅ~」
「魔物が現れた」
戦士「お前、特技使うなんてズルイぞ!!」
勇者「ほらほらー、戦闘だよー」
無職(昨日戦った魔物が2対……死にたい)
勇者「私と魔法ちゃんで防御やるから、戦士と盗賊は攻撃よろしくー」
無職(おっ、なんだかptっぽいぞ。もしかして死ななくて済むか?)
戦士「おらっ」ベシッ
盗賊「やっ」ガッ
「魔物に9のダメージ」
魔法「よっとwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「無職に18のダメージ」
無職「ぐぁ……」(鍋とおなべの蓋のおかげで持ちこたえた……!?)
勇者「むっ、もう1体がー!?」ブン
無職(勇者が剣を振るうと、俺の目の前に攻撃をしていない方の魔物が……)
「無職に20のダメージ」
無職(首の皮が繋がってる方がキツイな……)
勇者「魔法ちゃんおねがーい」蘇生
魔法「ほいよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「無職に19ダメージ」
無職「ぎ……」
魔法「あらよっとwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「クリティカルヒット!! 無職に30ダメージ」
無職「」
戦士「おぉ、派手に飛び散ったな」
勇者「ひ、ひぃ……」蘇生
無職「……」
魔法「ほいさwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「無職に18ダメージ」
無職(1戦で何回死んだだろうか?)
無職(気がつけば戦闘が終わっていて、顔に水をかけられ意識が戻ったようだ)
無職(意外と何も考えなければ楽なんじゃないか?)
戦士「昨日と比べて大分効率が良くなったな!!」
勇者「もうこんなレベルだねー」
盗賊「結構狩ったからねー」
勇者「これも無職さんのおかげだよー」
魔法「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
無職(もしかして何戦もしてるのか?)
無職(……)
無職「母ちゃん、明日から別の街行くから暫く合えないわ」
母「そうかい? 頑張ってなぁ。最近顔付きも違うし、活き活きしてきたんじゃない?」
無職(頻繁に死んでるからな……)
無職「おやすみ」
戦士「早く来いって言ったろ!!」
盗賊「良い身分だよねぇ」
魔法「死ねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
勇者「無職さんしか壁がいないから喧嘩はやめてー」
無職「すんません……」
無職(……受身じゃダメだ。俺が変わらないと、俺がなんとかしないと)
無職(唯死ぬだけじゃダメだ。呪文が無けりゃ、少しは身構えたりとか出来るよな……)
勇者「って事で今日は近くの街に行くよ!!」
戦士「腕がなるぜー」
盗賊「野宿はしたくないから、日が暮れる前に行けるといいね」
魔法「だなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
無職(変わるっても無理がありすぎるだろ……。)
街の外
魔物「がおー」×4
戦士「早速4体かよ!!」
盗賊「泥試合になりそうだ……」
魔法「私達には関係ないだろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
無職(何もしなくても死ぬんだ……。だったら自分から当たりに行ってやる!!)
無職(喰らえ!コークスクリューブローだあ!)
魔物「ガウッ!?」
「しかし無職はなにもできない」
無職「なっ!?」
魔物「グルァッ」
「無職に15ダメージ」
無職「ヘギャァ!(何だと?ミスとかじゃなくて何もできなかった?何なんだよ…それ…)」
魔法「バカスwwwwwwww何やってんだよwwwwwww」
戦士「ハンッ!何考えてんだか……壁はおとなしくしときゃいいのによ、バカが!」
勇者「無職さん大丈夫?」
盗賊「随分派手に吹っ飛んだなー」
無職(ーーーッ!まさか!このパーティー内じゃ俺は人として扱われていないのか!?)
図
隊列 戦士
勇者
盗賊
魔法使い
無職←既に四人いるのでパーティーには入れない、馬車or道具袋的なポジション
無職(これじゃ攻撃もできn)
魔法「ホイッwwwwwwwwwwwww」
魔物b「ゴアゥッ!」
「無職に13ダメージ」
無職「イギャアァ!(………畜生ぅ痛みは普通にくるのによ…)」
ーー数分後ーー
勇者「ふぅ~、なんとか倒せたねぇ~」
戦士「レベルアップも順調だしな、ドラゴン位なら倒せるんじゃないか?ガッハッハッ!」
盗賊「そういえば戦闘中お前何考えて突っ込んでったんだ?死に過ぎて頭狂ったか?」
無職「……いや、僕も攻撃しようかと思いまして…それで…」
魔法「戦闘は四人まででしょうがwwwwwww頭悪いねぇwwwwwwww」
勇者「まあまあ、無職さんも良かれとやったことだし、ね?許してあげよーよ」
無職「・・・・・・スンマセン」
勇者「ヨシッ!今日はもう解散!お疲れ様~」
ー図書館ー
無職(戦闘に応用できる本は無いかな…)
無職「『正しい土下座入門所』、『命乞いセレクション~この夏流行る!命乞いbest10~』、
『月刊死亡フラグ9月号』う~ん、どれにするか悩むな…」
司書「あの・・・」
無職「あっ、大丈夫ですよ本探してるわけじゃないんで」
司書「いえ・・・、あの・・・額から血が流れてますよ?」
無職「えっ?うわっ!スミマセン!すぐ止血するんで!」
司書「気付いていなかったんですか?」
無職「最近出血することが多くて…」
司書「失礼なことお聞きしますが、どんなお仕事をなされているんですか?」
無職「えーと……実は……カクカクシカジカマルマルウマウマ」
無職「……というわけです」
司書「随分ご苦労なさってるんですね…」
無職「まあ給料高いし文句言えないんですけどね」
司書「この町には何日間くらい滞在する予定ですか?」
無職「えーとっ、たしか二週間位だったかな」
司書「じゃあその間に何か解決策を探しましょう」
無職「え!?いいですよ、そんな気を使わなくても…」
司書「私、困ってる人見てると放っとけないんです、司書ですし」
無職(人って温かいなぁ・・・ヤベえ泣きそう・・・)
司書「? どうかしたんですか?」
無職「いや…他人に優しくされるの久しぶりでさ……、オシッ!もう大丈夫、ありがとう
それじゃあご厚意に甘えさせてもらうよ」
司書「はいっ!それでは可能な限り毎日ここに来てください、他の人はあんまり来なくて暇しているので
気を使わなくていいですから」
無職「ああ、金も無くてすることも無いから多分毎日来ると思うけど宜しくお願いするよ」
司書「じゃあ、まず現状の整理をしましょう」
・敵が攻撃してくる時に瞬間移動魔法により、無職が敵と味方の間に飛ばされる
・無職が敵に攻撃するのは不可
・戦闘終了時には死んでるので経験値が溜まらない
・死んでも蘇生魔法により生き返らせられる
司書「こんなとこですかね?」
無職「あれ?俺スゴイこと気付いちゃいましたよ?」
司書「何ですか?」
無職「これって俺が死ぬ必要無くないですか?」
司書「えっ?」
無職「だって、別に俺飛ばさなくても攻撃対象の人を別の場所に飛ばしたり敵を飛ばせばいいじゃないですか?」
司書「えーとっ、それはですねえ・・・攻撃対象の人を移動させてかわしても、それはミスと見なされないで
別の人が攻撃対象になるだけなんです」
無職「ループしてしまうということか…」
司書「それから敵の移動には味方の移動とは別の上級瞬間移動魔法が必要になるんですよ
燃費も通常のと比べると凄く悪いらしいです」
無職「ぐっ…それじゃあ俺の代わりに岩とか木を飛ばすのは?」
司書「物質を移動させるのは最上級瞬間移動魔法ですね」
無職「せっかくの希望の光が…」
司書「で、これからの方針ですが無職さんはどうしたいですか?」
無職「俺は……
a 壁のまま勇者たちのサポートを続けたい
b 奴等の誰かからポジションを奪いとりたい(※奪いとりたい相手を指名しても構いません)
安価で決める >>36
もし見てる人がいたらしばらくsage進行でお願いいたす
>>37 人が来ないのでageて再安価
a、壁として道を切り開く!
a 壁のまま勇者達のサポートを続けたい
司書「えっ?それでいいんですか?」
無職「ああ、元々俺は裏方向きの性格ですし、それにそれが仕事だし」
司書「でも……勇者さん達のレベルがあがるにつれもっと扱いが酷くなるかもしれませんよ?」
無職「それに耐える肉体や精神を創ればいいですよ、その為にここに来たんだから」
司書「……わかりました、それではまず肉体強化の本を探しましょう」
ー数十分後ー
無職「いくつか見つかりましたね」
司書「じゃあこの中から一冊選んで下さい、無職さんがその本のスキルの適正を持ってるか私が判断しますから」
無職「えっ!?適正なんかいるんですか?」
司書「はい、短期間で効果を得る為にはトレーニングよりもスキルを習得した方が手っとり早くて効率的なんです」
司書「だけど効果もピンキリでして効果が高いスキルほど適正を持ってる確率が低くなってます」
無職(一冊しか選べないから慎重に選ばなきゃな…)
a ビニー・ザ・ブートキャンプ
(米軍直伝の肉体強化本、それなりマッチョになれる)0以外なら成功
b 腹筋スレ特選1,000
(釣られたテメーがわるい、読み終わるころには腹筋がキャタピラになってるかも) 2以上で成功
c ディフェンスに定評がある池上先輩と学ぶディフェンス講座
(これでアナタも定評を得られるかも!?) 3以上で成功
d the legend of masked riders
(異世界の英雄達の魂が隠った本) 4以上で成功
e ハーフゾンビ転生指南書
(ハーフゾンビへの転生の仕方が書かれた本)5以上で成功
f ギャグキャラ化
(ギャグキャラになる、そんだけ)7以上で成功
安価>>42 (書き込んだ秒数により結果が変化、9ならボーナス有り)
d
f the legend of masked riders
無職「この本でお願いします」
司書「それでは判断しますね、…ふむふむ……なるほど…」
無職「ど、どうですか?」
司書「うん、これなら大丈夫です!」
無職「本当ですか!?」
司書「はい!それでは早速この本を読んでみて下s」
ゴォーーン ゴォーーン
司書「あっ、もう五時の鐘が…スミマセンここ五時閉館なので続きはまた明日でいいですか?」
無職「どうせ明日も暇だから大丈夫ですよ、今日は本当にありがとうございました」
司書「お役に立ててよかったです。本は貸し出しokなので持ってって下さい」
無職「それじゃあまた明日」
司書「また明日」ノシ
~町の側の丘~
無職(持ってきた金も残り少なくなってきたから今夜は野宿だな)
焚き火『パチパチ・・・』
無職(本を読むとするか…)
無職(なになに…『仮面ライダー それは心優しき正義の騎士達の称号である、ライダーは大きく分けると【昭和】と
【平成】に分けられる。【昭和】に属する仮面ライダー達はそのほとんどが悪の手によって改造された者である
しかし彼らは皆、その優しく気高き正義の心だけは失わなかった。
ここからは彼ら仮面ライダー達の生き様を記していこう…………』)
ー数時間後ー
無職(何とか読みきったけど…仮面ライダー・・・こんなヒーローに俺なんかがなれるのか?)「うん?何だこの紙は?」
紙『この紙はアナタに力を与えます。紙を腰に当てて「変身」と言ってみて下さい』
無職(胡散臭いなぁ…まあ試してみるか)スッ
無職「変身!」
安価 >>50
モチーフになる動物、虫などを書き込んで下さい
書き込んだ秒数により…
0…滝ライダー
1~3…シザース
4~6…ライダーマン
7~8…ジョーカー
9…プロトバース
と、ベースになるライダーが決まります
蜘蛛!
ベルト『スパイダー!』
無職「ウオッ!?ベルトから糸ぉ!?」
シュルッシュルッシュルッ
無職蜘蛛「こ、これが俺の腕?本当に変身できたんだ…」
無職蜘蛛「どれ力試しに……ウラァッ!」ブンッ
岩『ビキッ!ガラッガラァッ!』
無職蜘蛛(おお!本当に砕けた!だけどそこまでスペックは高くなさそうだな…)
無職蜘蛛(えーと…変身解除はこの倒れてる奴を戻せばいいのかな?)ガチャッ
シュインッ
無職「よし解除できたな、だけどパンチ一発打っただけでかなり疲れるな…体‥力つけ、なくちゃn…グ~zzz」
ー翌朝ー
無職「zzz~・・・・ハッ!あまりの疲労に寝てしまったか…」
無職(改めてこの見るとベルト・・・仮面ライダージョーカーやスカルが本でつけてたのとほぼ一緒だな)
無職(それにこの刺さってるメモリはs?)カチッ
メモリ『スパイダー!』
無職(やっぱり蜘蛛のメモリか…俺が蜘蛛好きって訳じゃないのに何で蜘蛛何だ?)
無職(まあいっか、とりあえず図書館の開館時間までランニングでもするか…)
寝る
今後もこんな感じのゲームブックもどきっぽくやってく予定です
勇者達の再登場は未定です、ライダー物になる可能性も有り
~図書館~
無職「疲れた・・・二週間くらい走ってた気がする・・・」ハァハァ
司書「あっ、無職さんおはようございます。そんなに息を切らしてどうしたんですか?」
無職「いやさ・・・変身はできたんだけど・・・体が着いてこれなくて・・・走り込みを」
司書「あの、言いづらいんですけど・・・レベル上げした方が早いと思いますよ?」
無職「でも俺には経験値入っこないから上げたくても上げれないじゃないですか」
司書「勇者さん達といない時に自主的にやればいいんじゃないでしょうか?
この町には初心者用の闘技場とかもありますし」
無職「………はい」(何で今まで気付かなかったんだろ、あっ、俺がバカだからか)
~闘技場~
無職「すみません、登録ってここでできますか?」
受付「はい、ではここにサインをお願いします」
無職(死んで一切関与しないか・・・俺はしょっちゅう死んでるがな)カキカキ
受付「初心者コースをお選びですね?ではあちらの扉へどうぞ、御武運をお祈りします…」
~コロシアム~
実況『お集まりの皆さん!いよいよ今回のチャレンジャーが登場致します!本日初挑戦!無職ぅ!!!』
観客「ワー!ワー!」「1000gも賭けたんだ!負けんじゃねぇぞ!」
実況『対戦相手は通称「ベテラン大物ルーキー」!オッサンだぁ!!!』
オッサン「クックックッ・・・棄権するなら今の内だぜ?」
無職(何だこの噛ませ臭すぎるオッサンは?)
オッサン「どうした?びびって声も出ないか?まあ仕方無いな、なんたっては俺は24年間も大物ルーキーと呼ばれている程の
男だからな、クックックッ」
無職(ただのダメなオッサンじゃん)
オッサン「言っておくがお前は完全にアウェーだぜ?この俺のファンは多いからな、聞くがいいこの歓声を」
観客「ブー!ブー!」「引っ込め老害!」「とっとと諦めて引退しろー!」
無職(耳がおかしいのか?頭がおかしいのか?)
実況『ここでルールの確認を行います、ルールは至ってシンプル!相手を戦闘不能にすることだけ!
リングアウトはありませんがギブアップは認められます、尚殺してしまった場合は教会への蘇生費用を負担して頂きます』
実況『さあ!いよいよゴングが・・・・・鳴りました!』カーン
オッサン「先手必勝!行くぜぇ!!」
無職「やあっ!」バキッ
オッサンに17ダメージ
実況『おっーと!開始早々オッサンが突っ込んで行きましたが無職の方が素早さが高いらしく
普通に反撃されてぶっ倒れました!!一体何がしたかったのでしょうか!?あまりにも無様です!』
無職(叫びながら突進してくるからビックリして思わず手突き出しちゃっただけだけど、ラッキー)
オッサン「ゴフッ!・・・ハァハァ・・・なかなかやるな・・・・・ヴボォロゲォ!・・・ぜぇぜぇ」
無職(もう虫の息かよ!)
オッサン「・・・まさかもう切り札を使うことになるとはな・・・俺が大物ルーキーと呼ばれる所以を見せてやるぜぇ!」
実況『オッサンが仰向けからうつ伏せになった!ということはアレがくるか!?』
無職「な、何だ!?」
オッサン「いくぜぇ!俺の究極奥義……t・j・d(the・japanese・dogeza)!」
実況『出たぁ!東の島国の習慣からヒントを得たという自称、最大防御!観客からは「勝つ気が無い」と嫌われている技だあ!』
オッサン(フッフッ!俺の服の背中部分には鉄板が仕込まれている、更にズボンの下には鎖帷子のタイツをはいている!
正に鉄壁よ!!俺はこの技でトイプードルから身を守ったこともあるんだぜ?クックックッ)
無職「………」テクテク
オッサン「クックックッ…どうした?何もできないのk」
無職「真面目にやりやがれっ!」ガスッ
クリティカルヒット!オッサンに37ダメージ!!
オッサン「ぎゃにゃっ!」バターン
実況『オッサン戦闘不能!勝者無職!!過去の多くの挑戦者達と同じように無防備な頭頂部への蹴りで止めをさしました!!』
~闘技場~
受付「お疲れさまでした、こちらがファイトマネーと賞品です」
無職「えっ?そんなの貰えるんですか?」
受付「はい、ただ今回は相手が相手だっただけに程度が知れますが…」
無職「それじゃあ有り難く頂きます」
受付「またお待ちしております」
~図書館への道中~
無職「へへっ、レベルも上がったし金も手に入ったし、アイテムも貰えて一石三鳥だな!」ガサガサ
無職は【t・j・dの書】を手に入れた!
本当に捨てますか?
t・j・dの書←捨てる←はい←
使う いいえ
オッサン『無職そういう物には使い時があるんだぜぇ?クックックッ』
無職「・・・・・図書館に寄付しよ」
~図書館~
司書「無職さんお疲れさま、どうでした?闘技場は」
無職「変なオッサンが相手でした」
司書「オッサンさんのことですか?あの人まだ初心者コースにいるんですか?」
無職「らしいです、それで午後は変身の負担を減らす方法を探したいんですけど」
司書「うーん…、それは難しいかもしれませんよ?そのベルトは魔力によってオリジナルをコピーした物ですし
改良は厳しいかと…、それに知識を得られてもそれを実行する技術も無いですし…」
無職「そうですか、やっぱり地道にコツコツと鍛えるしかないか・・・」ハァ
司書「で、でもそのベルトの能力を調べることくらいはできるので、ほら!がんばりましょう!えいえいおー!」
無職「・・・・おー」
司書「と、取りあえずベルト見せて下さい!」
無職「どうぞ、っと」ゴトッ
司書「ふむふむ、なるほど・・・このメモリを挿すんですね」マジマジ
無職「ちなみにそのメモリは蜘蛛のメモリですよ」
司書「へぇ~そうなんですか~」
無職「あれ?てっきり気持ち悪がると思ったのに」
司書「蜘蛛を怖がるようじゃ、このそこらへん蜘蛛の巣だらけの図書館に務められませんよ」
無職(そういえば俺も蜘蛛みたいに糸を出せるようになるのかな)
ー数十分後ー
司書「無職さん、起きて下さい」ユサユサ
無職「・・・すみません、寝ちゃってました・・」
司書「お疲れですから仕方無いですよ、それよりこのページ読んでみて下さい」
無職「ん?この本は?」
司書「無職さんと同じベルトを使用していた仮面ライダースカルについて調べていたらでてきまして…」
無職「なになに、『スパイダードーパント:スカルの相棒がスパイダーメモリを使用した姿、俺の負の感情を
制御できなくなり多くの人々を虐殺しスカルに裁かれた。スカルはこの事件を境に仮面ライダーとして戦い始めた。
糸を吐き出す能力の他にも最愛の人に触れた瞬間、起爆する蜘蛛型爆弾を埋め込む能力を持つ。』
……曰く付きのメモリってわけか」
司書「ガイアメモリはベルトと一緒に使用すれば危険はないらしいですが、一応知っといたほうが
いいかと思いまして………」
訂正 ×俺の負の感情
○己の負の感情
無職「まあ司書さんが言うなら大丈夫なんでしょう」
司書「気にしてないんですか?…そのメモリが人々の命を奪ったことを……」
無職「そりゃあ気にしますよ、正直言うとビビってますし。でも俺決めたんです、前に向き考えるようにしよう、って
確かにこのメモリは沢山の命を奪ったかもしれない…。でも俺が正しい使い方をすればきっと世の中の役に立つ
俺はこのメモリと一緒に、いつか仮面ライダーと呼ばれる存在になりたいんです。人々の希望に…」
司書「無職さんならきっとなれますよ!私も応援してます!だから頑張りましょう!」
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